佐天「光操作!!」 (54)

固法「佐天さん、風紀委員に入らない?」

佐天「はい?」

固法「あなたの能力は風紀委員で必ず生かせると思うの」

佐天「はあ、まあ前向きに検討します」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1452413706

前回のあらすじ!

佐天さん光になる→佐天さん神になる

宗教的な光はそれなりに曲解してるけどそこらへんよろしく

ー自室ー

佐天「うーん、風紀委員かあ」

佐天「確かに生かせると思うけど、入るまでのプロセスがなあ…」

佐天「素は運動神経はそこまでいいわけじゃないし…」

佐天「……まあ、せっかく誘ってくれたんだし」

佐天「いっちょやりますか!」

ーしばらくしてー

佐天「ご、合格…よかったぁ」

固法「おめでとう佐天さん」

黒子「今日から佐天さんも風紀委員の一員ですの」

佐天「はい!よろしくお願いします」

ー??ー

佐天「zzZZ」

??「サテン、起きなさい」

佐天「zzZ…んぅ?」

??「サテン、起きなさい」

佐天「……どちらさん?」

??「私はイエス。イエス・キリスト」

佐天「……ええ!?」

佐天「あなたが…あのキリスト教の?」

イエス「いかにも。私が父なる神、イエスだ」

佐天「そんなあなたが…私に何か?」

イエス「サテンよ、貴女はとても珍しい能力を持った」

佐天「ああ、光操作ですか。それが何か?」

イエス「この前、宗教的な光について実験しただろう?」

佐天「ああ、イエス状態の事か」

佐天(あのあと大変だったんだよねー。民?が我にご慈悲をー!って言ってくるんだもん)

イエス「貴女の能力の神髄は光を操ることではない」

佐天「はい?」

イエス「それは……」





イエス「神になる事ができるのだよ」





佐天「…ん?え??」

イエス「まあ、疑似的にだがな」

佐天「マジすか?」

イエス「マジ」

佐天「どおりで…」

イエス「その力、いずれ必要になる時が来るだろう」

佐天「………」

イエス「その時は、存分に使うといい」

佐天「はあ、…あれ?自分だけの現実とかどうなってんの?この能力」

イエス「神にそのような常識は通用しない」

佐天「めちゃくちゃですね」

イエス「では、また会おう」

佐天「あ、はい」

佐天「ハッ!?」

佐天「なんとまあスゴいお方からのお言葉を…」

佐天「…必要な時って、どんな時なんだろう…」

佐天「まあいいや、学校行こう」

ー学校ー

佐天「うぅぅーーいぃぃーーはぁぁーーるぅぅーー!!!」

ばさあ

初春「キャーッ!?ささ、佐天さん!?」

佐天「ピンクのチェックかー、似合ってるよ初春!ブラの方も可愛いよ!」

初春「えっ?!」

佐天「赤外線を使用した透視さ!これで初春のブラを視ることがいつでもできる!」

初春「やめてください!!」

佐天「わははー」

ー授業中ー

教師「えーであるからしてーAIM拡散力場はー」

佐天「…………」

ブーン

佐天(お、キイロスズメバチ)

ブーン

教師「うわ!スズメバチ!!みんな教室を出ろ!!」

キャーギャー

佐天「……」

教師「おい佐天!早く教室を出ろ!!」

ブーン

佐天(目からビーム!!)

ピキュンッ

ブギュゥ

ポトッ

佐天「駆除しましたよ」

教師「」

教師「佐天、頼みがある」

佐天「?」








ギュンギュンギュンギュン

佐天「おりゃ!」

バッッッッ

ボシュッ

佐天「はい、巣を駆除しました。蜂もろとも」

教師「」

佐天さん、初のお仕事

固法「佐天さん、パトロールに行くわよ」

佐天「お、初めての仕事ですね」

固法「ええ、基本的に困ってる人がいたら助けてあげるって感じで」

佐天「はい、わかりました!」

佐天「さーてどこかに困ってる人はっと…」

??「あれ?おっかしいな~…」

佐天「さっそく発見!」

佐天「どうしましたか~って、上条さんじゃないですか」

上条「ああ佐天か、実は現金が自販機に食われてな」

佐天「何円ですか?」

上条「…1000円」

佐天「(哀れすぎる…)ちょいとお待ちを」

上条「?」

佐天(電波!)

ブゥゥゥン

上条「何やってんだ?」

佐天「ちょいとばっか能力を使用しています」

佐天「ふーむなるほど、どれどれ」

ヴィーン

上条「うぉぉおおおお!!上条さんの1000円が帰ってきた!!」

佐天「自販機がどっかの電波を拾ってプログラムがゴチャゴチャになったのが原因ですね。直しておいたんで次からは安心して使えますよ」

上条「ありがとう!本当にありがとう!」

佐天「いえいえそれほどでも」

上条がお礼をしたいそうなので

佐天「お邪魔しまーす」

禁書「とうま!お腹すいたんだよ!!」

佐天「おおうシスターさんが!」

上条「あんま気にしなくていいぞー」

佐天「そうですかー」

佐天(余計な詮索はよくないね)

佐天「いただきまーす」

上条「いやー今日は本当にありがとう」

禁書「とうまって相変わらず不幸だよね」

上条「ほっとけ」

佐天「いやーそれにしても風紀委員って喧嘩とかも取り締まらなきゃいけないんだよなぁ」

上条「よくそんなところに入ったな」

佐天「誘われて入ったんですけど、私も喧嘩に巻き込まれなきゃいいけど」

佐天(巻き込まれそうになったら光を分散させて分身して逃げればいいか)

上条「それにしても佐天の能力ってどんな能力なんだ?」

佐天「それはですね…」

説明中(イエス状態は伏せて話してますよ)

上条「へえ、それはすごい能力だな」

佐天「宇宙にも行けますよ」

上条「マジでっ!?」

佐天「これが宇宙で撮った地球です」

上条「おお…綺麗」

禁書「綺麗なんだよ…」

佐天「今日はありがとうございました」

上条「ああ、気をつけて帰れよ」

禁書「バイバイサテン!」

佐天「うん!じゃあねインデックスちゃん!」

佐天「プハーお腹いっぱい」

佐天「そういえば明日、一一一のライブだっけ」

佐天「抽選で当たったライブだし、絶対行かなきゃ!」

ー『一一一復讐会』ー

??「てめえら、いよいよ明日だ」

??「あの生意気な一一一に泥塗ってやろうぜ!」

モブたち「「「「「おおおおおオォォォオおおおおおおおお」」」」」!!!!

今日はここまで

前編貼り忘れたから貼っとく↓

佐天「光操作?」
佐天「光操作?」 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1451801831/)

じゃあの

イエスは神じゃないよ
神である父はいるがイエスはむしろ神に母性を見出した

>>27マジか、じゃあイエス状態になることによって、イエス経由で『疑似的』に神になれるって事で

ーライブ当日ー

佐天「今日はライブ当日…なのに」

風紀委員たち「ざわざわ」

佐天「ちくしょー…シフト入ってたんだった」

佐天「まあライブ会場の警備だし、結果オーライだね!」

佐天「さて、そろそろかな…」

バッ

佐天(お、照明が落ちた)

佐天「……」

バッ

一一一「みんなー!!今日はライブに来てくれてありがとう!!」

キャァァァああああああああああああ!!!!(黄色い声であり悲鳴ではない)

佐天「一一一!!こっちむいてぇえええ!」

固法「佐天さん、今は仕事中よ。燥ぐのも程々にね」

佐天「はーい」

キャーキャーキャー

??「く、身震いするほど悍ましいぜ」

モブa「どうしますか?」

??「まずはこのライブ会場につながる電気系統を全て遮断しろ!!」

モブa「了解!おい、モブb!」

モブb「了解でやんす!」

バチッ

ブツッッ

一一一「!?」

会場の人々「!?」

風紀委員たち「!?」

固法「!?」

黒子「!?」

佐天「!!」

ザワザワザワ

「え、何?」

「停電?」

「おいおいマジかよー」

「これじゃ歌が聴けないじゃない!」

ザワザワザワ

固法「私、本部行ってくるから何かあったら対応お願い」

黒子「了解ですの」

佐天「了解です!」

本部の人「ただいま原因不明の停電が発生しております!今しばらくお待ちください!」

「はあ?マジふざけんな」

「折角のライブが台無しじゃんか」

ザワザワ

佐天「…………」

佐天(赤外線…!)

黒子「…………」

佐天「………!!白井さん!!」(小声)

黒子「はいですの!?」(小声)

佐天「一一一が男の集団に取り抑えられてます!体にガムテープがグルグル巻きにされて、目隠しされてます!」(小声)

黒子「っ!!」

バッ

佐天「!!」

黒子「!!」

??「フハハハハハハ!!このライブ会場は我々『一一一復讐会』が占拠したっ!!」

モブa「命が惜しくば余計な行動はしないでほしいねぇえ!!」

モブb「余計なことしたら電気を流したりするでやんす!!」

佐天(やんす!??)

黒子(!! 銃を持った覆面の集団に囲まれている!?これはまずいですわ)

??「ハハハハ!!これから一一一の公開処刑を行う!」

会場の人々「!!??」

佐天「!!」

黒子「!!」

??「一一一!!やっと復讐できるんだなあ!!光栄だぜ!」

一一一「…この声は、まさか!?」







一一一「三三三(みみぞう)、なのか!?」





三三三「久しぶりだなぁ、一一一」

一一一「三三三!!どうしてこんなことを!!」

三三三「ハハハハ!!俺はお前を恨んでるんだよ」

三三三「この俺の名前で芸能界に出たと思ったら、その直後にお前が出てきてよお」

三三三「俺の名前とお前の名前被っちゃった挙句にお前ばっかテレビに出やがってよお」

三三三「これが恨まずにいられるかアァア!?」

黒子(完全なる逆恨みですの)

佐天(しょうもない…)

三三三「というわけで死ねオラァァああああ!!」

佐天(AK…47!?メタルギアで出てきたやつだ!!)

黒子「っ!!」

ギィンギィンギィン

三三三「なっ!?」

シュンッ

黒子「フッ!!」

三三三「ガッ!?」

黒子「取り抑えたですの」

三三三「くそっ!お前ら!殺っちまえ!!」

ガチャガチャガチャ

黒子「佐天さん!!」

佐天「っ!!」

三三三「撃て!!」

モブども「「「「「ガッ!?ウゴ!?グェエ!?!!」」」」」

三三三「な、いったい何が!?」





佐天's「「「「「白井さーん!制圧完了しました!」」」」」

黒子「ご苦労ですの!」

ブゥウン

佐天「はい!」

光散乱:光を物質に入射させた時、これを吸収すると同時に光を四方八方に放出する現象。これを応用し、光の粒子を固定させて佐天さんは分身を実現させた。影分身ならぬ光分身。

三三三「畜生畜生畜生!!何故だ!何故こうも俺は目立つことができないんだぁあ!!」

モブa「ボス…」

モブb「悲しすぎるでやんす」

佐天「…………」

三三三「畜生、畜生畜生畜生!!ちくしょぉぉおおおおお!!」

??「静まりなさい」

三三三「!?」

黒子「さ、佐天さん…?」

パアァァアアアアアァァア

サテン「考えてみなさい、田舎の両親のことを」

三三三「!?」

サテン「あなたの居場所は必ずしも芸能界とは限らない」

三三三「…、」

サテン「今自分には何が必要なのか、何がしたいのか、深く考えなさい」

三三三「………」

サテン「導き出した答えを実行すれば、あなたは変われる筈です」

三三三「………」

サテン「あなたたちもですよ」

モブども「「「「「!!!!!」」」」」

サテン「さあ、自ら考え、自ら実行し、自ら得なさい」

サテン「あなたたちは、変われます」

三三三「………」

黒子「佐天さん…」








アンチスキル「さあ、さっさと歩け」

三三三「………」

モブたち「「「「「………」」」」」



佐天「ふー、疲れたー!」

黒子「あの、佐天さん」

黒子「ファミレスでも見せていただいた、あの能力は一体…」

佐天「(…まあいいか)あー、それはですね」

説明中

黒子「な、なんと。そのような能力が…」

佐天「いやーいろいろスゴいですねこの力」

黒子「スゴいの範疇を超えてますの」

佐天「あははー」

佐天(にしても、あの能力を使う時って、あの時でよかったのかな…)

ー月ー

佐天「zzZZ」

イエス「サテン、起きなさい」

佐天「んぁ、ああイエスさん」

イエス「力をうまく使ったようだな」

佐天「ああ、あの時でよかったですかね?」

イエス「さあな、それは自分で考えれば良い」

イエス「ただ、うまく使ったとだけ言っておこう」

佐天「ああ、はい」

イエス「じゃ、またどこかでな」

佐天「ええ、さよなら」

ー窓のないビルー

アレイスター「イエス、だと?」

エイワス「ヤベェな」

アレイスター「太刀打ちできねぇ」

エイワス「クソヤベェな」

アレイスター「もう寝る」

エイワス「ヤバすぎるっしょ」

イエス「やあ」

アレイスター「!!!?!??!?!!?」

エイワス「わーお」

その日、『一一一ライブ占拠事件』として学園都市のテレビ、ラジオ、ネットニュースなどで学園都市全体に知れ渡った。
そのライブ会場の映像に、赤外線の濃度が急激に強くなったり、ある女子中学生が分身したり、その女子中学生が急に光りだしたりと、不可解な点がかなりあった。
巷では多重能力ではないかと話題になっている。
その女子中学生、佐天涙子は、今日も元気に民と接しているという…。

佐天「だから違うって!!」

終わり

宗教的な光って扱いが難しい

じゃあの

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom