天照大神「引きこもり最高!!」(135)


ってフレーズが浮かんだんだが神さん達の名前覚えてねぇ……
そこらへん詳しい奴オナシャス!

>>1よし、適当にいくぞ


天照大神「だいたい働きすぎだと思うのよね私…」

そう言うとミカンを手に取り皮を剥き始める

天照大神「朝から晩までピカピカピカピカ地上を照らしてさ…」

天照大神「お休みだって無いし…」

天照大神は外皮に続いて白筋を取る作業に取りかかった

天照大神「雨の日も曇りの日も姿は見せてないけど照らしてるんだよ」

天照大神「一年365日お休み無し…」

天照大神「もうね、会社に例えるならもうブラック企業確定だよね」


天照大神「そりゃあ私ってば長女だけど」

天照大神「だからってなんで弟達の面倒までみなくちゃいけないのよ」

天照大神「まぁ弟が可愛くない訳じゃないのよ」

天照大神「素戔嗚(スサノオ)だって小さい時は『お姉ちゃ~ん♪お姉ちゃ~ん♪』って私の後ついて回って抱きついてスリスリしたり…」

天照大神「思えばあの頃は本当に可愛かった…ジャニーズjr.に入れたいくらいだったわ」

天照は筋が取れてツルツルになったミカンをボウっと見つめる

天照大神「なのにアイツったら!」


天照大神「思春期むかえた途端にヒゲはボウボウだわ筋肉モリモリのマッチョムキムキになっちゃうし」

天照大神「色は黒くなっちゃうし、あれじゃジャニーズjr.じゃなくてシゲルよ!シゲル・マツザキよ!」

天照大神「でも…」ポッ

天照大神「それはそれで嫌いじゃなかったわ」

天照大神「あの子ってばなりは大きくなっても相変わらず甘えん坊で側に寄ってきた時なんかちょっとクラクラしたりして」

天照大神「なんて言うか男の臭いって言うかフェロモン野郎ね」

天照大神「いけないっ!って思いながらお姉ちゃん少し男を感じたりしたゃったりしたわ」


天照はミカンを一房口に入れると小さくため息をついた


天照大神「まぁ私の下着を盗んでたのを知った時はちょっとヒいたけど…」

天照大神「…ある意味では興奮したわ!」

天照大神「だって同人とかエロゲでも良くあるじゃない」

天照は傍らの同人誌を手に取りパラパラとページをめくった



――姉ちゃん俺…俺もう…

――だめだよ〇〇くん…私達姉弟なんだよ

――わかってるよ…でも俺…もう我慢できないよっ!



天照大神「そうそう、これよ!これなのよ!」


天照大神「なんて言うの?背徳の香り?禁断の愛?」

天照大神「そんな妄想して日照りを起こしちゃった事もあったわ…」ホゥ

天照大神「まぁそんなだからあの子が『海の世界は嫌だ~』って言った時も高天原に置いてあげたし」

天照大神「『お母さんに会いたい…』って落ち込んでた時もギュッギュしてあげたりしたわ」

天照大神「田んぼの畦を壊した時も庇ってあげたし…
それにっ!それにっ!馬の生皮はがして機織り小屋に投げ込んだ時だって許そうと思ったわ…」


天照大神「なのにっ!」


天照大神「アイツ私の部屋に来た時なんて言ったと思う?」

天照大神「私のお気にのbl同人見て…」


――「うわ!姉ちゃんこんなの読んでんの?ヒくわ~♪マジヒくわ~♪」


天照大神「って言ったのよ!」


そう叫ぶと天照は残ったミカンを口の中に放り込んでワッシュワッシュと噛み砕いた






※もう限界、もう寝る
気力残ってたら続き書くわ…

稲荷の神「ふぅ…天照大御神はまだ自分の部屋で引き込もっておるのか…」

イザナギ「またbl同人を読みふけっているのか…」

イザナミ「こら二人とも、あんまり天照大御神のこと悪く言わないの!」

稲荷の神「しかしのぅ…」

イザナギ「天照は日本の神の代表、むしろ主だ」

稲荷の神「そんな神が引き込もっているなど、西洋の神に知られでもしたら」

イザナミ「………わかったわ、天照大御神を部屋から引きずりだすわよ」

イザナギ「うわぁ、目がマジだ…」

きのうvipに引きこもりスレがあったが
まさか……
支援

まさかの書いてくれてた嬉しいwwwwww

さて書くか…

>>12
ごめん俺関係ない

>>14
希望の路線があれば言ってくれ
出来る範囲で答える


とりあえず書いてくれた人がいるからそれを吸収して続ける

あとわかりにくいとあれだから
名前カタカナにする

思うまま突き進んでくれて構わない
あんたの天照大神好きだwww


イザナギ「でも…無理強いはよくないんじゃ…ない…かな」

イザナミ(ギロリ!)

イザナギ「(ビクッ!)そ、それに君死んでるのにどうしてここに?」

イザナミ「あんたが頼りないからに決まってんでしょ!!」

イザナミ「だいたいねぇ…
1人で子供を作ったりするからあんな風になっちゃうのよ」

イザナギ「そ、それは…(汗」


イザナミ「多感な時期に男親しかいなかったら腐女子になんか育っちゃうのよ」

イザナギ「男親だけと腐女子は関係ないかと…」

イザナミ「いいえ!あなたのせいです」

イザナミ「とにかく、自分のお腹を痛めてないとはいえ私の娘」

イザナミ「放っておくわけにはいか…ウッ!」

突然イザナミは苦しみはじめた


イザナギ「ど!どうした?」

イザナミ「エ、エネルギーが…
やはりこちらの世界で体を維持するのは無理が…」

イザナミの体はボロボロと崩れはじめる


イザナギ「いゃあぁぁぁ~!
トラウマぁぁぁぁ!」

イザナギはかつて堅州国(あの世)へイザナミを探しにいった時の光景を思い出した悲鳴をあげた


稲荷神「イザナミ様、無理をなされてはいけません」

稲荷神「こちらには私を含めて八百万の神々がおります、必ずや天照様をお部屋から呼び出してみせますから」

イザナミ「ごめんなさい迷惑をかけるわね…」

稲荷神「何をおっしゃいます、ささ、お早くお戻りを」

イザナミ「わかりました…それでは後を頼みます」

そう言うとイザナミは堅州国(あの世)へ帰っていった


稲荷神「さて…」

稲荷神はガタガタと震えているイザナギに目を向ける


稲荷神「イザナギ様しっかりしてください」

イザナギ「うぅ…トラウマ…トラウマ…」

稲荷神「…………」

稲荷神は小さな溜め息をつくとイザナギの耳元へ口を寄せた


稲荷神「よいですか?イザナミ様の仰る事、全くもって最もです」

稲荷神「もし今回の事が他国の神々に聞こえたらどうしますか」

イザナギ「ウッ…ヒグッ…ど、どうなるって…」

稲荷神「笑い物ですよ笑い物」

稲荷神「ゼウス様などは絶対に馬鹿笑いします」

イザナギ「ヒック…ヒック…そ、それは困るな…」


稲荷神「それにオーディン様」

イザナギ「オ、オーディンが何?」

稲荷神「あの冷めた目で見ながら『フッ♪』と鼻で笑います」

イザナギ「うわぁ…それもヤダなぁ…」


稲荷神「それに…」

イザナギ「まだあるのか?」

稲荷神「我が主…」

イザナギ「主って…ダキニ天の事?」

稲荷神「そうです、ダキニ様はお喋りですからね」

稲荷神「インドに里帰りした時に絶対喋りまくります」

イザナギ「うわぁ…」

ちょっと聖お兄さん思い出した

>>22
読んだことないんだ…

面白いって聞いてるけど読んだほうがいいかな?

一般常識レベルの宗教用語しか出てこないからおもしろいよ?


稲荷神「それに…」

イザナギ「それに?」

稲荷神「あの人おもいっきり話盛りますよ…」

イザナギ「八百万の神々緊急召集!」



―――アマテラスのお部屋


アマテラス「blのどこが悪いのよ!」

アマテラス「美しいものは美しいのよ
美しいものは正義なのよ!美しければ全てが許されるのよ!」

アマテラス「…って、ツーちゃん聞いてる?」

ツクヨミ「聞いてる…」

パソコンのディスプレイの中で冷めた目をした少女が答えた


アマテラス「それより…あんただってお姉ちゃんなんだら少しは弟の面倒観なさいよ」

ツクヨミ「ヤダ…」

アマテラス「なんで?」

ツクヨミ「馬鹿だから…」

アマテラス「……………」

ツクヨミ「……………」


ツクヨミ「お姉ちゃん…」

アマテラス「何?」

ツクヨミ「働いて…」

アマテラス「やだ!」

ツクヨミ「働いて…」

アマテラス「やだ!やだ!やだ!」

ツクヨミ「お姉ちゃん働かないと夜ばっかり…」

ツクヨミ「あたし疲れる…」

>>24
なるほど…今度読む


アマテラス「絶~対やだ!」

ツクヨミ「……………」

アマテラス「ツーちゃんなんか今まで月1くらいで一回休んでたくせに」プゥー

ツクヨミ「ホントは週休2日くらい休みたい…」

アマテラス「……………」


アマテラス「あんた、一年365日休み無しで働いてきた私の前でよくそんな事言えるわね…」

ツクヨミ「……………」

アマテラス「だいたいあんた全力で仕事してるの十五夜の時だけじゃない」

アマテラス「後は段々手ぇ抜いていっちゃってさ。なんなのよ、あの新月間近のほっそい月は!」


ツクヨミ「集中力の限界…」

アマテラス「……………」

アマテラス「と、とにかくお姉ちゃんはもう働かないんだからね、これからは自宅警備員として生きるんだら!」

ツクヨミ「………負け犬…」ボソッ

アマテラス「!…………ふ、ふ~んだ
負け犬でいいも~ん」

アマテラス「何言われたってもうここから出ないも~ん」

アマテラス「ずっと、ずっと、お部屋の中でクリスチーネ剛田の同人読んで暮らすんだも~ん」


ツクヨミ「クリスチーネ剛田…」

アマテラス「そうよクリスチーネ剛田は一番人気の作家なのよ」

アマテラス「コミケでも真っ先に売れちゃって並んでもなかなか手に入らないんだから」

ツクヨミ「……………」

アマテラス「まぁでも私ってば高天原の主神だからそんな事しなくてもスタッフが送ってきてくれるんだけどね~♪」

ツクヨミ「………お姉ちゃん」

アマテラス「並んでる人の事考えるとちょっと後ろめたいけど…ま、役得よね♪」

ツクヨミ「………お姉ちゃん」


アマテラス「んふ♪んふ♪んふ♪」

ツクヨミ「………お姉ちゃん」

アマテラス「なにかなツーちゃん」

ツクヨミ「……クリスチーネ剛田の本名知ってる?」

アマテラス「ほ、本名…?」

ツクヨミ「剛田ジャイ…」

アマテラス「やめてぇぇぇぇっ!」

ツクヨミ「剛田ジャ…」

アマテラス「聞きたくない!聞きたくない!」

アマテラスは両手で耳をふさぐ


ツクヨミ「剛田…」

アマテラス「ツーちゃん!」

アマテラスはディスプレイの中の妹を睨みつけた

ポセイドン「海の中最高!別にいいし一緒自宅警備員してるし」

ポセイドン「海の中最高!別にいいし一生自宅警備員してるし」

>>34>>35
やっちまった


アマテラス「いいこと?ツーちゃん
世の中には知らなくていい事があるのよ…」ハァハァ

ツクヨミ「……………」

アマテラス「ツーちゃん…なぜ少女漫画のコミックの折り返しには作者の写真が無いと思う?」

ツクヨミ「……………」

アマテラス「それはその写真が現実だからよ…」

ツクヨミ「……………」

アマテラス「少女漫画は乙女の夢の世界、甘美な陶酔のその、至高のシャングリラ…」

アマテラス「なのに作者の写真なんかつけてごらんなさい!乙女達はなんて思うかしら」


――あぁ…この人が描いてるんだ…

――こんなに素敵なお話をこの人が描いてるのかぁ…

――なんかイメージ違う。


アマテラス「そうなっちゃうわ!」


アマテラス「なんて残酷な現実、なんて絶望的な事実、たった一枚の写真が乙女の夢を打ち砕くのよ!」

ツクヨミ「……………」

アマテラス「だからツーちゃん…
二度とそんな死の宣告に匹敵する様な事を口にしてはいけないわ」

ツクヨミ「……………」

アマテラス「いいわね?」

ツクヨミ「ジャイアン…」

アマテラス「!」ビクッ

ツクヨミ「…ジャイア〇の妹~♪妹~♪妹~♪ジャイ〇ンの妹~♪剛田~ジ〇イ子~♪」

アマテラス「ヒイッ!」

ツクヨミ「クリスチーネ、イズ、剛田ジャ〇子…」

アマテラス「いゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」


アマテラスは両耳を押さえ部屋の中を転げ回った

とりあえず今日はここまで

それじゃまた(-_-)ノ"


アマテラス「……………」ピクピク

ツクヨミ「……………」

アマテラス「……………」シーン

ツクヨミ「…おおあまてらすよ、しんでしまうとはなさけない…」

アマテラス「死んでないわよ」

アマテラスはヨロヨロと起き上がる


ツクヨミ「…ノリが悪い」

アマテラス「ノリでお姉ちゃんに死ねって言うのあんたは…」

ツクヨミ「…人生には刺激が必要」

アマテラス「……………」

ツクヨミ「…それじゃ」

アマテラス「えっ?ちょ、ちょっとツーちゃん」

ツクヨミ「………何?」

アマテラス「お姉ちゃんを1人にするの?」


アマテラス「お姉ちゃん傷ついてるんだよ!傷心なんだよ!センチメンタルレディなんだよ!」

ツクヨミ「…レディ」フッ

アマテラス「あ、笑った!今お姉ちゃんの事笑ったぁぁ!」

ツクヨミ「…約束あるから」

アマテラス「約束?約束ってなによ?」

ツクヨミ「…ネト友とヨモツシコメ狩りにいく」

アマテラス「お姉ちゃん放っといてネトゲ?」

ツクヨミ「…シコメ装備作るから」

アマテラス「お姉ちゃんこ~んなに可哀想なんだよ?」

アマテラス「捨てられちゃった雨の日の子犬くらい可哀想なんだよ?」

アマテラス「生まれたての子馬くらい弱々しくて守ってあげなきゃ状態だよ?」


ツクヨミ「…………じゃ」プツン

アマテラス「ぁ…」


……………シーン

アマテラス「……………」

アマテラスは静けさの戻った部屋の中でパソコンのディスプレイを見つめていた


アマテラス「…ふ、ふ~んだ」
アマテラス「いいも~ん1人好きだも~ん」

アマテラス「……………」ゴソゴソ

同人誌を手に取ると再び読み始める


アマテラス「…そう言えば他の国の神様って普段どうしてるんだろ?」


アマテラスは同人誌を閉じるとパソコンを弄り始めた

アマテラス「……………」ポチポチ

アマテラス「とりあえず知名度で言えばオリンポスの神々かしらね」

ポチポチポチポチ…


アマテラス「……………え?」
アマテラス「何これ?何?何?なんなのよ!アイツ等好き勝手やってんじゃないのよ!」

アマテラス「…て、言うかまともに仕事してる方が少ないってどー言う事よ!一年365日休み無しの私に喧嘩売ってんの!!」

アマテラスの肩がわなわなと震えだした


アマテラス「…ま、待って絶対誰かいるはずよ、私みたいに頑張ってる人が」

ポチポチポチポチポチポチポチポチ…


アマテラス「はっ!そうだポセイドン…」


アマテラス「そーよポセイドンよスサノオが嫌がってた海を管轄してるんだからきっと忙しい筈よ」

アマテラス「そうでなければ逆に暇すぎてヒッキーに違いないわ!ふふふふふ♪ポセイドンあなたは私の期待を裏切らない筈よ…」

ポチポチポチポチ…


アマテラス「……………」

アマテラス「……………」

アマテラス「………なによ…」

アマテラス「…なによ!なによ!なによ!ポセイドンも好き勝手やってんじゃん!」

アマテラス「あっちこっちで暴れちゃってさぁ!結構女妊娠させてさぁ!」

アマテラス「そーですか!あーそうですか!リア充ですか!!」

アマテラス「ふん!」


アマテラス「……ウッ…グスッ」

アマテラス「…なによ…なによ、なによ、ポセイドンまで…ヒグッ…私を…エグッ…裏切るの?」

アマテラスはコタツの上に突っ伏ししゃくりあげる

アマテラス「……………」

アマテラス「……………」

アマテラス「……許すまじ…」

アマテラス「ポセイドン爆発しろ!」


アマテラス「…な~んてね…これで本当に爆発したら2チャンは殺人犯だらけだっての」

アマテラス「あ~馬鹿馬鹿しい」


――オリンポス宮殿

ヘルメス「ゼウス様!」

ゼウス「どうしたヘルメスよ」

ヘルメス「ポセイドン様が爆発しました!」

ゼウス「なんで!?」


―― 天岩戸引き篭もり事件対策本部 ――

イザナギ「よく集まってくれた
『s・o・a・t』の諸君!」

ザワザワザワザワ…

イザナギ「私が対策本部隊長のイザナギだ」

ザワザワザワザワ…

イザナギ「これから我々が遂行する任務は非常に困難である」

???「あの…」

イザナギ「だが我々はこの国を守り統括する者として…」

???「…すいません」

イザナギ「よって今回の任務は我が国の平和と未来の展望を…」

???「イザナギ様!」


イザナギ「も~さっきから何?
タケミナカタ隊員」

タケミナカタ「隊員?…あ、いや…質問があります」

イザナギ「何かな?」

タケミナカタ「その『s・o・a・t』ってなんですか?」

神々(聞いた…聞いちゃったよアイツ…)


イザナギ「これは…サルベージ・オブ・アマテラス・チームの略…」

イザナギ「つまり我々の事なのだよタケミナカタ隊員!」

タケミナカタ「…………なんですかその厨臭い名称は?」

神々(言っちゃったぁぁ!!)


タケミナカタ「そもそも誰がそんな名前…ん?」

クイクイ

タケミナカタ「何?タケミカヅチ」

タケミカヅチ「……………」

タケミカヅチが無言で指差す方向へ視線を向けると膝を抱えたイザナギが部屋の隅で座り込んでいる姿が目に入った

タケミナカタ「え…まさか…」

タケミカヅチ「そのまさかだ」

タケミナカタ「嘘…」

イザナギ「ウッ…グスッ…」

タケミナカタ「……………」

イザナギ「どうせ…ヒック…」


タケミナカタ「イ、イ、イザナギ様スゴいですよ、カッコいいですよ♪」


イザナギ「嘘だよ…だってタケミナカタくん今馬鹿にしたよ…」

タケミナカタ「してないです!してないです!最高にカッコいいです!」

イザナギ「でも厨臭いって…」

タケミナカタ「違いますよ~♪
『チュオークワッケェェ!』
って言ったんですよ~」

イザナギ「…チュオー?」

タケミナカタ「チョーカッケェ…つまり超カッコいいって意味ですよ、俺テンション上がると発音がアレなんで」

イザナギ「そ、そうなんだ」

タケミナカタ「そうですよ、もぉ~テンション上がりすぎちゃって♪」

タケミナカタ「だからイザナギ様、みんながイザナギ様の綿密な作戦と熱い指令を待ってますから」

イザナギ「う、うん!ワシみんなの為に頑張るよ♪」

イザナギは嬉しそうに説明用のホワイトボードを目指し歩き始めた


タケミナカタ「……………ウゼぇ」

――天岩戸 前

ピッ!ピッ!ピッ!ピッ!

イザナギ「…1!1!1、2!ソーレ!」

神々「ソーレ!」

イザナギ「俺たち!」

神々「俺たち!」

イザナギ「神様!」

神々「神様!」

イザナギ「アマテラス~を連れ出すぞ~!」

神々「アマテラス~を連れ出すぞ~!」

イザナギ「よ~し到着~全体~止まれ~!」

イザナギ「アマテラスはこんな所に引き篭もっているのか…」

八百万の神々を従えたイザナギは岩戸の入口をしげしげと眺める

タケミナカタ「ハァ…ハァ……ウゼぇ」


イザナギ「しかしいつの間にこの様な物を…」

アメノコヤネ「なんでも今の世の中いつ何が起こるかわからないとおっしゃいましてこの『腐女子部屋』…」

イザナギ「え?」

アメノコヤネ「…シェルターをお作りになられたのです」

イザナギ「……………」

イザナギ「しかしどうしたものか…」

アメノコヤネ「おそらく強力な結界を全体に張っておられるでしょうし」

イザナギ「あの扉も簡単には壊せまい…」


イザナギ「ならばまずは…」

キキッ!

イザナギ「ん?」

目の前にスクーターが止まり派手な服を着た男が岩戸の前に立った

男「どうも~お待たせしました『出雲ピザ』です」

ギギィィィ…

アマテラス「ありがと~じゃはいこれ、お代ね♪」

男「毎度~♪」

ブィィィーン…

イザナギ「……………」

ギギィィィ…バタン!

イザナギ「………今開いた?」

アメノコヤネ「……開きましたね」

イザナギ「……………」


イザナギ「ならとりあえず開けてみよう」

グイッ

ズドオォォォォォォォン!

イザナギ「ほにゃあぁぁぁ!」

アメノコヤネ「イザナギ様!」

稲荷神「落雷が!」

プスプスプス…

アメノコヤネ「イザナギ様お気を確かに!」

イザナギ「う~ん…神様じゃなきゃ死んでたかも…」

アメノコヤネ「それにしてもビックリ致しました…」

イザナギ「ビックリしたのはワシの方だよ~」


タケミカヅチ「とにかくイザナギ様の尊い犠牲で結界が張られている事はわかりましたね」

イザナギ「犠牲ってワシ死んでないよ…」

タケミカヅチ「みんな、イザナギ様の尊い犠牲を無駄にしてはならない」

イザナギ「だからワシ死んでないから…」

タケミカヅチ「今は亡きイザナギ様の為にも必ずアマテラス様にお出ましいただくのだ!」

イザナギ「あの…」

タケミカヅチ「とりあえず作戦会議を行う」

神々「オォーッ!」

イザナギ「…………グスッ…」

タケミナカタ「あいつ…エグいな」

では今日はここまでです

それではまた(・ω・)ノ"


ではユルユルと再開(・ω・)


――アマテラスのお部屋

アマテラス「ハフッ、ハフッ、やっぱりピザはミックスよね」

アマテラス「それにしても…」カチャカチャ

アマテラス「こんな段差から落ちて死ぬなんてス〇ランカーって本当にクソゲーだわ!」カチャカチャ

アマテラス「んぁ~また死んだぁぁぁぁ!」

アマテラスはコントローラーをぶん投げる

アマテラス「…あ~ゲームも飽きちゃったな…何か他にないかしら」

ボソボソボソ…

アマテラス「ん?」

ザワザワザワ…

アマテラス「何かしら?外が騒がしいわ…」


――岩戸前

イザナギ「え~それでは五体満足でピンピンしているワシの指揮の元第一弾作戦を開始します」

タケミカヅチ「………チッ」

タケミナカタ「お前……」

『母さんが夜なべして作戦』
チャッチャカチャーン♪チャッチャカチャーン♪チャッチャチャーン♪

タケミナカタ「なんすかそれ?」

イザナギ「よくぞ聞いてくれた
タケミナカタ隊員」

タケミナカタ「いや隊員じゃ…」

タケミカヅチ「いちいち突っ込むな、スルースキルを使え、突っ込めばお前の負けだ!敗者だ!ウンコ野郎だ!」

タケミナカタ「……………」


イザナギ「これは簡単に言うなら家族の情に訴える作戦…」

イザナギ「…つまりカッコ良くて素敵でナイスミドルな父親であるワシの甘美な囁きで投降を促す作戦である」

タケミナカタ「…………ウゼぇ」

タケミカヅチ「スルースキル…」

イザナギ「それでは早速…」

イザナギは拡声器を口に当てた

イザナギ「アー!アー!
アマテラスちゃん、アマテラスちゃん聞こえますか?」

アマテラス(……………)

イザナギ「アマテラスちゃん、アマテラスちゃん」

アマテラス(うるさいわね!)


イザナギ「おぉ!返事があった」

イザナギ「あ~アマテラスちゃんパパですよ、男前で凛々しいパパですよ」

アマテラス(……………)

イザナギ「みんなが困っています、下界の皆さんも困っています」

アマテラス(……………)

イザナギ「太陽が昇らないせいでもう下界は阿鼻叫喚の地獄絵図です、闇がはびこっています、ショ〇カーが暗躍しています」

イザナギ「さぁ、今すぐここから出て素敵なパパの胸に飛び込んできなさい」

アマテラス(……………)


イザナギ「アマテラスちゃ…」

アマテラス(うるさいわね!そんなに太陽が必要ならアポロンでもラーでも連れてくればいいでしょ!)

イザナギ「そんな無茶苦茶な…」

ツクヨミ「…お父様」

イザナギ「ん?おぉツクヨミ!
お前も来てくれたのか」

イザナギ「さぁお前からもお姉ちゃんに呼びかけなさい」

イザナギはツクヨミに拡声器を手渡した

ツクヨミ「……………」

イザナギ「さぁ♪」

ツクヨミ「……………」スチャ

イザナギ「さぁ、ツクヨミちゃん、微笑ましい姉妹の絆でお姉ちゃんを呼び戻そう♪」


ツクヨミ「……………」スゥー

ツクヨミ「…ジャイ〇ンの妹~♪妹~♪妹~♪ジ〇イアンの妹~♪剛田~ジャ〇子~♪」

アマテラス(ウッギャアァァァァァァァァッ!!!)

岩戸の中からアマテラスの絶叫が響き渡った

イザナギ「ちょ、ちょっと…」

ツクヨミ「ジャ〇アンの妹~♪」

イザナギ「ス、スト~ップ!」

イザナギはツクヨミから拡声器を取り上げる

イザナギ「よ、よくわからないけどお姉ちゃんが尋常じゃないダメージを受けているのでその歌はダメです」

ツクヨミ「………面白いのに…」


イザナギ「この作戦は失敗だったか…ハァ」

スサノオ「親父~姉ちゃん~」

イザナギ・ツクヨミ「!」

スサノオ「何やってんの?」

イザナギ「お前ぇぇ~」

ダダダダダダッ…グイッ

イザナギ「お姉ちゃんが大変だと言うのに…こっち来なさい!」

スサノオ「痛てて!なんだよ親父」

イザナギ「さぁ、お前もお姉ちゃんに呼びかけなさい」

スサノオ「え?何、姉ちゃんまだ引き篭もってんの?」

イザナギ「この空を見ればわかるだろう、さぁ早く!」

スサノオ「しょうがねぇなぁ~」


スサノオ「アーアー、姉ちゃん~
いい加減機嫌直せよ~」

イザナギ「うん、うん、」

スサノオ「別にいいじゃんか同人誌くらい、腐女子は姉ちゃんだけじゃないんだし気にすんなよ」

イザナギ「うん、うん、」

スサノオ「あ、でも少しは腐女子を気にした方がいいぞ、blとか男から見たらちょっとヒくし…ってか結構ヒくし」

イザナギ「うわぉ!」

スサノオ「それに現実の男同士ってガチムチだったりハゲだったりデブだったりかなりエグいぞ~」

アマテラス(やかましいわぁ!全員あっちいけぇぇ!!)


スサノオ「あれぇ~なんか姉ちゃん怒ってるなぁ、せっかく謝ってるのに」

イザナギ「やかましいわぁ!
それのどこが謝ってるんだ、タケミカヅチ!」

タケミカヅチ「はっ!」

イザナギ「この馬鹿を樽に詰めて崖から海に落としてこい!」

タケミカヅチ「かしこまりました」

スサノオ「え?ちょ、待ってって、あ――――――!」

ズルズルズルズル…

ツクヨミ「………馬鹿」


――しばらくして

イザナギ「よ~し次は…」

スサノオ「親父っ!」

イザナギ「なんだお前戻ってきたのか?」

スサノオ「ああ…俺は一回り大きくなって帰ってきたぜ」

イザナギ「そう言えば少しふやけてるな…」

スサノオ「ハッハッハ♪
そう言う意味じゃねぇよ親父
とにかく姉ちゃんは俺が外へ連れ出す!」

イザナギ「どうやって?」

スサノオ「これだぁ!」

スサノオはその手に鉄球を握り締めていた

スサノオ「これであの石の扉を打ち砕くっ!」


イザナギ「なんだと?」

スサノオ「見てろよ親父っ!」

スサノオは仁王立ちの体制から両手を広げると次に体を捻った

スサノオ「樽で海に落とされながら身につけたこの技…」

捻った体を戻した反動をきっかけにスサノオは高速回転を始める

タケミナカタ「あ、あれは…」

スサノオ「これが俺の…
『大回転魔球』だぁぁぁ!」

ビシュ――――――ン!

ツクヨミ「……………」

放たれた鉄球が唸りを上げ扉を目掛け突き進む

ドグワァァァ―――――ン!

スサノオ「どうだぁぁぁっ!」


ポトッ……………パカッ!

スサノオ「あっれぇ~おかしいな、普通は鉄より石の方が割れるんじゃないの?」

イザナギ「……タケミカヅチ」

タケミカヅチ「はっ!」

イザナギ「崖から叩き落として上から岩を落としてやれ」

タケミカヅチ「かしこまりました」

グイッ

スサノオ「あ、えっ、ちょっと…
あ――――――!」

ズルズルズルズル…

ツクヨミ「………面白い」フッ♪

イザナギ「よし、第二作戦だ」


『キレンジャーにカレー
ドラえもんにどら焼き作戦』
チャッチャカチャーン♪チャッチャカチャーン♪チャッチャチャーン♪

タケミナカタ「この作戦は?」

イザナギ「これは…」

ツクヨミ「………好物でお姉ちゃんを釣り上げる」

イザナギ「もぅ~ツーちゃん!
パパが言いたかったのに」

タケミナカタ(…………ウゼぇ)

――アマテラスのお部屋

アマテラス「…ん?」

フンフンフンフン…

アマテラス「この臭いは…」

アマテラス「鼻腔をくすぐる香ばしい香り…脂が炭に落ちて焼ける甘美な芳香…こ、これはっ!」

フラフラフラ…


ジュー パチッパチッ

イザナギ「さぁアマテラスちゃんの大好きな焼肉だよぉ~♪」

イザナギ「骨付きカルビもあるし豚トロもあるよ~♪」

ジュージュー パチパチ

ツクヨミ「……………」モグモグ

タケミナカタ「美味いっすねツクヨミさま、あ、それ焼けてますよ」ハグハグ

タケミカヅチ「ふむ…やはり炭焼は一味違うな」ムグムグ

イザナギ「ちょっと、ちょっと、君達が食べてどうするの!」

ギィ…

イザナギ「!」

アマテラス(……………)ジュル


イザナギ「(き、来た!)さぁ~いっぱい焼こうねぇ、あ、こっちのタン塩もいい感じに焼けてるねぇ♪」

ギギィィ…

アマテラス(……………)ジュルジュル

ツクヨミ「…その一口が豚の元」

アマテラス(!)

ツクヨミ「……そう言えば最近下腹がふくよかに…」

アマテラス(!!)

ツクヨミ「………豚もおだてりゃ木に登る」

バタンッ!

イザナギ「あっ!」

イザナギ「もう~駄目じゃないかツーちゃん、ただでさえお姉ちゃん引き篭もってる間に太ったかもしれないのに~」

アマテラス(……みんな呪われろ…)

お風呂いってくる

再開します(;~o~) フー


イザナギ「あぁぁぁ…アマテラスちゃん」

スサノオ「親父っ!」

イザナギ「ふぇ?」

スサノオ「俺はさらに男磨いて帰ってきたぜ!」

イザナギ「あっそう…」

スサノオ「いくぜ親父、トウッ!」

スサノオは空中高くジャンプすると前方へクルクルと回転した

キュイン キュイン キュイン


スサノオ「くらぇぇぇっ!
電光ライダ-キィィィック!」

イザナギ「おおぉぉ…」


……グキッ

イザナギ「……………」

スサノオ「いだぁぁぁぁ!グキィッって言った、グキィッって!」

イザナギ「タケミカヅチ…」

タケミカヅチ「はっ」

イザナギ「大雪山に捨ててこい」

タケミカヅチ「かしこまりました」

グイッ!

スサノオ「ま、ま、待っ…
あ――――――!」

ズルズルズルズル…


ツクヨミ「………座布団一枚」

イザナギ「はぁ……どうしよ…」

???「イザナギ様…」

イザナギ「ん?お、お主は…」


オモイカネ「オモイカネですじゃ」

イザナギ「おぉ、オモイカネか…これは良い、頼むオモイカネ!知神であるお主の知恵を貸してくれぬか」

オモイカネ「もとよりそのつもりで参上いたしました」

イザナギ「ありがたい…これで我が国は救われる」


『カーニバルイン高天原
今夜は朝まで無礼講作戦』
チャッチャカチャーン♪チャッチャカチャーン♪チャッチャチャーン♪

イザナギ「で、どの様な作戦を?」

オモイカネ「全てお任せください…
まずイシコメドリにアマツマラ、お前たちは鏡とミラーボールを作るのじゃ!」

イシコメドリ、アマツマラ「はいっ!」


オモイカネ「次にタマノオヤ」

タマノオヤ「なんでございましょう」

オモイカネ「勾玉と玉飾り、そしてled電球をふんだんに使った電飾の用意じゃ」

タマノオヤ「ははっ!」

オモイカネ「ムードランプとスポットライトも忘れるな」

タマノオヤ「心得ました」

オモイカネ「それから…」

スサノオ「親父ぃぃぃっ!」ザッ!

イザナギ「懲りもせずにまた来たのか、お前は…」

スサノオ「あぁ!俺はさらにデカい男になって帰ってきたぜ♪」

そう言うとスサノオは親指を立ててサムズアップして見せた


スサノオ「うおぉぉぉぉぉ!」

スサノオは岩戸を目掛けてひた走る

ズドォォォォォン!

スサノオ「あばばばばばばば…」

スサノオ「ばばば…くそっ、こんな落雷に負けるかぁぁぁ!」

ガシイッ!

スサノオは扉に組み付いた

スサノオ「くらえっ!大雪山で熊と戦い身につけた俺の必殺技…」

イザナギ「おぉ!」

スサノオ「ウルトラタイガーブリーカァァァァァッ!!」

イザナギ「おぉぉぉぉ!」

グオォォォォォ…

スサノオ「……………」

イザナギ「……………」


スサノオ「……………」

イザナギ「……………」

スサノオ「…………親父…」

イザナギ「どうした?」

スサノオ「……ゴメン…これ対人技だった…」

イザナギ「……………」

イザナギ「……タケミカヅチ…」

タケミカヅチ「…はっ」

イザナギ「…もういいからコイツどっか放り込んどいて」

タケミカヅチ「かしこまりました」

グイッ

スサノオ「いやぁぁぁぁぁぁ!」

ズルズルズルズル…

ツクヨミ「………底抜け馬鹿…」


オモイカネ「…………さて、それではアメノコヤネ、フトダマ」

アメノコヤネ、フトダマ「はいっ!」

オモイカネ「お前たちはまず吉凶を占った後にタマノオヤの用意した飾りを使い会場の準備じゃ」

アメノコヤネ、フトダマ「ははっ!」

オモイカネ「ステージとランウェイも忘れるな、それから酒じゃ、ドンペリにナポレオンそしてカミュを忘れてはいかんぞ!」

アメノコヤネ、フトダマ「かなり予算がかかりますが支払いはいかがいたしますか?」

オモイカネ「これを使え、イザナギ様のアメックスカードじゃ」

イザナギ「えぇ~っ!」

アメノコヤネ、フトダマ「いやっふぅぅぅぅぅっ♪」


イザナギ「ぁぁ…」グスッ

オモイカネ「さて後は準備が整うのを待つばかり…」

イザナギ「ねぇ…本当に大丈夫かなぁ?」

オモイカネ「ふふふ…細工は粒々仕上げをご覧じろですじゃ♪」

イザナギ「でも支払いは全部ワシなのか…」ガックシ


――アマテラスのお部屋

トンテンカンテン…

アマテラス「んん?」

ザワザワザワザワ…

アマテラス「何かしら?」

ワイワイガヤガヤ…

アマテラス「外が騒がしいわね、何をやってるのかしら」

アマテラスはプレイしていた『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』にポーズをかけると入口へ歩み寄った


アマテラス「こんな事なら外に監視カメラでも付けておけば良かったわ」

ギ゙ィィィ…ヒョコッ

アマテラス「あら?何か工事してるわね何の工事かしら…あっ!マズい」スッ

ヒョコヒョコヒョコ…

ツクヨミ「スンスンスン…ピザの臭いがする…」

ツクヨミ「…それにポテチとダイエットコーラの臭いも…」

ツクヨミ「……………」

ヒョコヒョコヒョコ…

アマテラス(ふぅ…相変わらず鼻の利く子だわ…それにしても)

ギィィィ… ヒョコッ

アマテラス「いったい何をしてるのかしら…何かのイベント会場みたいだけど…」

では今日はこの辺で

(゚ω゚ )三 シュバッ!


アマテラス「はっ!まさか」

アマテラス「下界じゃ死ね死ね団が暗躍してるなんて言っといて自分達だけお祭り騒ぎをやるつもりじゃ…」

アマテラス「そうよ、きっとそうよ!そして二流のアーティストやタレントを呼ぶのよ」

アマテラスはウロウロと室内を歩き回る

アマテラス「…………!」

アマテラス「まさか…ゆるキャラを呼ぶつもりじゃ…」

アマテラス「『ひこにゃん』や『くまもん』その他大勢を呼ぶんだわ、そして『ゆるキャラ祭り』をやるんだわ」

アマテラス「私だけ除け者にしてみんなでゆるキャラと愉快な時間を過ごすなんて…」


アマテラス「どうしよう…私も『ひこにゃん』や『テレビ父さん』に会いたいわ…」

アマテラス「でも今更出ていけないし…どうしよう…」

アマテラス「……………」

アマテラス「てへっ♪ゴメ~ン♪……とか言ったら無かった事にならないかしら…」

アマテラス「……………」

アマテラス「ダメ!ダメ!ダメ!
それじゃ太陽神の威厳もなにもあったもんじゃないわ」

アマテラス「……………」

アマテラス「…………ハァ…」

アマテラスは小さくため息をつくととりあえずゼルダの続きをプレイする事にした


――岩戸前

オモイカネ「イザナギ様…準備万端整いましたじゃ」

イザナギ「うむ、頼むぞ」

オモイカネ「では皆の者、宴の始まりじゃ!」

神々「うおぉぉぉぉぉぉ♪」

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

オモイカネ「ふむ…まずまずの盛り上がりですなイザナギ様…」

オモイカネ「………イザナギ様?」

イザナギ「わはははは♪もっと飲め♪飲め♪」

女神「もう~イザナギ様飛ばしすぎですよ~♪」

イザナギ「まだまだ、この程度でワシ酔わないもんね~♪」モミモミ

女神「いや~ん♪変なとこ触っちゃダメ」


イザナギ「ゴメンね~手が滑っちゃったぁ~あ、また手が滑ったぁ~♪」フニフニ

女神「もぅ~エッチ♪」

イザナギ「デヘヘ~♪」

オモイカネ「………ダメだこの人」


タケミナカタ「最低だな…」

タケミカヅチ「…所詮神とは言っても本質はこんなものだ」

タケミナカタ「達観してんなぁお前…それよりタヂカラオ」

タヂカラオ「フンガー」

タケミナカタ「いつ出て来るかわからないから気を抜くなよ」

タヂカラオ「フガ、フンガー」

タケミナカタ「え?お前も馬鹿騒ぎがしたいって?」

タヂカラオ「フガッ!」

タケミナカタ「我慢しろよ今度合コンセッティングしてやるから」

タヂカラオ「フガ~」


――アマテラスのお部屋

アマテラス「…始まったようね」

アマテラス「クッ!…この扉一枚向こうに『ながまちゃくん』や『さかな人間』が居るのね」

アマテラス「会いたい…会いたい…」

アマテラス「一緒に写真撮りたい、写真撮りたい…」

アマテラス「でもっ!…でもっ!…」


――岩戸前

イザナギ「オモイカネ~」

オモイカネ「…なんですか?」

イザナギ「い~い感じなんだけどもう一盛り上がり足りない様な気がしない?」

オモイカネ「なんの、このオモイカネに抜かりはございませんですじゃ」

オモイカネが手を挙げると全ての照明が消え会場は闇に包まれた

神々「ざわざわざわ…」

オモイカネ「レッツ、ショータァァァイム!」

死神「俺も一応神だから」


突然会場にスポットライトが煌めく

神々「!」

その光の先にはバニースーツを着たアメノウズメが…

神々「キタ――(゚∀゚)――ッ!」

アメノウズメはお尻をプリプリさせながらランウェイをゆっくり歩きステージに到達するとセクシーポーズを披露する

神々「うおぉぉぉぉ♪(゚∀゚)」

アメノウズメ「はぁ~いみんな
お・ま・た・せ♪」

神々「うおぉぉぉぉぉ!ウ・ズ・メ♪ウ・ズ・メ ♪」


オモイカネ「ふふふ…どうですじゃイザナギ様♪」

>>109
とりあえずカミュでも飲んでてくれ

(・ω・)つ旦"


オモイカネ「……………」

オモイカネ「……イザナギ様?」

イザナギ「うおぉぉぉぉぉぉぉぉウズメちゃ~ん♪」

イザナギはステージのかぶりつきに陣取っていた

オモイカネ「……………」


――アマテラスのお部屋

アマテラス「な、何?急に外が盛り上がったわ」

アマテラス「それにこの異様に邪な気配はなんなの?」

アマテラス「気になるっ!スゴく気になるわ!」


――岩戸前

おりしもステージ上ではアメノウズメがバニースーツの胸の部分を少しずつズラしていた

神々「ハフッ!ハフッ!ハフッ!」

イザナギ「ハフッ!ハフッ!ハフッ!」


白い肌を黒い布がゆっくりと滑り遂にその豊かな膨らみが姿を現す


神々「ウヒ――――ッ♪」

イザナギ「ウヒ――――ッ♪」


タケミナカタ「駄目だこりゃ…ん?」

゙ギィ…

タケミナカタ「……………」

ギギィィィ…

タケミカヅチ「……………」

アマテラス(…………ちょ…)

タケミナカタ「………出た…」

タケミカヅチ「………シッ…」

アマテラス(……ちょっと)

タケミナカタ「ん?誰か読んだかな」

タケミカヅチ「さぁな」


アマテラス(…ちょっとこっちだってば!)

タケミナカタ「ん?あれ~アマテラス様ですかぁ?」

アマテラス(そうよ私よ!)

アマテラス(いったいどうなってんのよ?)

タケミナカタ「どう…って、新しい神様が来たお祝いですよ~♪」

アマテラス(新しい神様?)

タケミカヅチ「ええ、新しき太陽神様が降臨されたのです」

アマテラス(あぁそう新しい太陽神………って!)

アマテラス「なんですってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!」

予想外の事態にアマテラスは大絶叫した

だがアメノウズメに夢中の神々は誰も気づかなかった


アマテラス(え?え?私が太陽神で新しい神様が私で太陽が新しくてつまり神々が…神々のトライフォース?)

タケミナカタ「わ!メッチャ混乱してる!」

アマテラス(…それは無い!無い!無い!無いわ~!)

タケミカヅチ「アマテラス様落ちついてください」

アマテラス(いや無理、無理、無理、無理、絶~対無理!)

アマテラス(だいたい冷たすぎるでしょーがアンタ達!)

タケミナカタ「そうは言ってもいつまでも太陽が昇らないんじゃ困りますからねぇ」


アマテラス(だからって!だからって!…あっ、わかった!)

アマテラス(間に合わせの太陽神だしきっと変な奴でしょ?)

タケミナカタ「いやそんな事ないすよ
真面目だしスッゴく働き者だし」

アマテラス(じゃ、じゃあブスでしょ、スッゴいブス!)

タケミカヅチ「いえ大変お美しい方ですよ、眩いばかりです」

アマテラス(嘘よ~っ!嘘!嘘!絶対嘘よ~っ!)

タケミカヅチ「ではお確かめになられては」

アマテラス(わかったわよ!この目で確かめてやるわ!」

ギッギィィィ…


アマテラスが勢い込んで扉から顔を出した瞬間フトダマが鏡を差し出す

アマテラス「…これが…新しい太陽神…なんて美し…って、こんなもんで騙されるかぁぁぁ!」

アマテラス「馬鹿にしとんのかおんどりゃぁぁぁぁっ!」

タケミナカタ「タヂカラオ今だ!」

タヂカラオ「フンガァァァァァ!」

ガシイッ!

タヂカラオは扉に手をかけると全力でこじ開ける

アマテラス「キャッ!何よ、ちょっとやめてよ!」

アマテラスは必死に扉を押さえ抵抗した

タケミナカタ「踏ん張れタヂカラオ」

タヂカラオ「フゥンガァァァァ!」

グイグイグイ…


アマテラス「こっ…この脳筋バカ男…こうしてやる」

アマテラスは手を伸ばすとタヂカラオの腋の下をくすぐり始めた

タヂカラオ「ブガッ!フガフガ♪」

タケミナカタ「耐えろタヂカラオ!」

アマテラス「おにょれぇぇぇ…これならどうだぁ!」

次にアマテラスはタヂカラオの腋毛を抜き始めた

ブチッ!ブチブチ!ブチブチブチッ!

タヂカラオ「フングワァァァ!!」

タケミナカタ「いかん!タヂカラオが危ないっ!いくぞタケミカヅチ、フトダマ!」

三神はタヂカラオに組み付くと力を合わせて引っ張り始めた


アマテラス「な、なによ!女の子相手に四人がかりなんて卑怯よっ!」

タケミナカタ「卑怯だろうとなんだろうと出てもらわにゃならんのですぅぅぅ!」

アマテラス「くぅぅ…こうなったらぁぁぁ…」

アマテラスは印を結ぶと呪文を詠唱し始めた

アマテラス「天地の理…大地の息吹よ…我が求めに応じ云々かんぬん…」

グググッ…

タケミナカタ「うおぉぉぉっ!引っ張られ…」

タヂカラオ「フゥゥンガァァ…」


アマテラス「アノクターラサンミャクサンボーダイ、レインボーダッシュ7~」

タケミナカタ「うおぉぉなんか変な呪文がぁぁ…」


アマテラス「テクマクマヤコン…テクマクマヤコン…」

タケミカヅチ「くくくっ…」

アマテラス「プリキュアスマイルチャージィィィ…」




オモイカネ「いかん!このままでは…」

アメノウズメ「ハァ…しょうがないわねぇ…」

アメノウズメ「ちょっとアンタ達少しは手伝ってきなさいよ」

神々「ウ・ズ・メ♪ウ・ズ・メ♪ウ・ズ・メ♪」

イザナギ「ウ・ズ・メ♪ウ・ズ・メ♪ウ・ズ・メ♪」

アメノウズメ「ホントこの男達は…」


アメノウズメ「こうなったら…」

アメノウズメ「アンタ達ぃ!さっさとアマテラス様を連れ出しといで!そして連れ出せた時には…」

神々「……………」

イザナギ「……………」

アメノウズメ「一番頑張った奴には御褒美として揉み放題だよ♪」

そう言うとアメノウズメは自分の胸を両手で持ち上げてみせた

神々「うおぉぉぉぉぉおぉぉぉぉ!( ゚∀゚)」

イザナギ「うおぉぉぉぉぉおぉぉぉぉ!( ゚∀゚)」

ドドドドドドドド…

じゃここまでで(・ω・)ノ"

次ぐらいで終われるかな?


神々「ファイトォォォ!」

イザナギ「イッパァァァッ!」

神々はタヂカラオ達の後ろへ数珠繋ぎに組み付いた

アマテラス「わ!わ!何いきなり!」

神々「オッパイ♪オッパイ♪」

イザナギ「オッパイ♪オッパイ♪」

タケミナカタ「うわっ!なんか欲望丸出しの掛け声が後ろから聞こえる」

タケミカヅチ「根元的欲望と言うやつだな…」

大いなる下心に突き動かされた神々は尋常ではない力で岩戸を引き開けようとする


アマテラス「な、何かスゴい力で引かれてるわ、それにこの強大で邪なオーラ…」

アマテラス「でも私だって太陽神だもの、負けないわっ!」

アマテラスは印を結び直し精神を集中させた

アマテラス「う~ん…デス!ブレイク!ポイズン!ストーン!ザキ!ザキ!ザァラァキィィィィィ!!」

タケミナカタ「うおぉぉぉ!なんかすっげえヤバい呪文が聞こえるぅぅぅぅ!」

タケミカヅチ「気のせいだタケミナカタ、精神を平常に保てば恐れる必要はない、病は気からだ!」


アマテラス「ぬぅぅぅ…しつこい奴等めぇぇ…エロイムエッサイム、エロイムエッサイム、エコエコアザラク…エコエコザメラクゥゥ…」

タケミナカタ「くくぅっ…今度は太陽神が言っちゃいけない呪文が聞こえてる気がするぅぅぅ…」

タケミカヅチ「病は気から、病は気から」


アマテラス、神々「」ギャーギヤー

ツクヨミ「……………」

神々とアマテラスの攻防は一進一退、完全に膠着状態に陥っていた

それを尻目にツクヨミは丘を登り始めた


ツクヨミ「……………」ヒョコヒョコ

やがて頂上にたどり着いたツクヨミは振り返り神々の喧騒を一望に見下ろす

ツクヨミ「………いい加減に終われ…」

ツクヨミは天を仰ぎ懐から何かを取り出しバラまいた

ヒラヒラヒラ…

タケミナカタ「お?」

イザナギ「な、なんじゃ?」


アマテラス「何かしら?」

アマテラスは足元に落ちた一枚に視線を落とした

アマテラス「!…い…いやぁぁぁっ!」

アマテラスが目にした物…それは声優のブロマイドだった

イケメンや二枚目、美少年の声を担当する声優達の真実の姿が寒風に吹き荒れる風花の如くアマテラスを包み込む

アマテラス「いやぁぁぁぁぁ!見たくない!見たくないぃぃぃぃぃぃぃ!!」

ツクヨミ「……………」スッ

苦しむアマテラスには目もくれず天に向かって両手を広げるとツクヨミは叫んだ

ツクヨミ「クリスチーネ剛田はぁぁぁ剛田ぁぁぁジャイ子ぉぉぉぉぉぉ!!!」

アマテラス「ギャアァァァァァァァッ!!!!!」バタッ…


…こうして古代日本におけるラグナロク(神々の黄昏)は終わった…

果たしてこの戦いに意味はあったのか…

多くの神々が傷つき多くの血が流れた…

勝者など居ない、例え戦いに勝ったとしてもその手を血に染めた瞬間みな等しく敗者となるのだ…

私は問いたい…この戦いの意味…



ツクヨミ「…お姉ちゃん何してるの?」

アマテラス「何ってエピローグ書いてるのよ」

ツクヨミ「…なんで?」

アマテラス「なんでって…最後くらい小難しい言葉で締めとかないと私のイメージ悪すぎるでしょーが」

ツクヨミ「…今さら遅いと思う」

アマテラス「グッ……」


こうしてアマテラス引き篭もり事件は終わった

その後スサノオが追放されたり、出雲で何かニョロニョロしたのが暴れたり

アマテラスの孫が他のチームの縄張りに殴り込んだり色々あったがそれは別のお話し…

アマテラスは年中無休の生活に戻った…とは言え相変わらず引き篭もり癖は直らずそれを人々は『皆既日食』と呼ぶのだった


― 現代 ―

チャラ男「見てごらん太陽が少しずつ姿を現して…あのダイヤモンドリングが僕の愛の証しさぁ~♪」

ビッチ「いや~ん、チャラ男ロマンチストぉ~♪」









アマテラス「……バカップル爆発しろ…」



初ssだったけどなんとか最後までいけました

それではまた♪

(゚∀゚ )三3

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