妹「お兄ちゃんの好みのタイプってどんな子なの?} (437)

男「何急に?」

妹「気になったから聞いただけじゃん。馬鹿?」

男「・・・うーん」

男「特に考えた事ない」

妹「ないの?」

男「うん」

男「色々タイプとか言ってもさ、結局好きになった人タイプなんじゃない?」

男「好きなタイプを今決めたら想定内の恋愛しかできないと思わない」

妹「何か偉そうでキモいね」

男「そっちから聞いたんだろ・・・」

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妹「だって、彼女とかできた事ない癖に、偉そう」

男「作りたくてもできないんだって」

妹「あ、やっぱり?」

妹「ぷぷ・・・ウケる」

男「お前だって、まだないじゃん?お互い様」

妹「私は良いんだお」

男「良いってなにがさ」

妹「女だから」

男「は?」

妹「あ、テレビ始まる時間だ。これ楽しみにしてたんだ」

男「お前あの番組好きだもんな」

男「さてと・・・」

妹「え?どっか行くの?」

男「勉強」

妹「は?」

男「・・・威圧されるような事、俺した?」

妹「一緒にテレビ見ないの?」

男「・・・」

男「良いけどさ」

男「乾燥してない?なんか喉渇いた」

妹「何か飲む?」

男「麦茶のみたい」

妹「私はお兄ちゃんの召使いじゃないし」

男「用意してくれる流れだったのに」

妹「なんか当たり前みたいにコキ使われたくないもん」

男「じゃあ自分で出そっと」

妹「良い」

男「うん?」

妹「私がやる。やりたいから座ってて」ゴソゴソ

男「じゃあ、うん」

男「ムニャムニャ・・・」

男「」zzz

妹「お兄ちゃん、そんな格好で寝たら夏でも風邪引くよ」ユサユサ

男「ムニャ」

男「」zzz

妹「起きないし」

妹「面倒だなぁ」

妹「・・・・」

妹「毛布2階から持ってくるの疲れるのに、はぁ」

妹「お兄ちゃん早く食べて学校遅れるじゃん」

男「わかってるよ」モグモグ

妹「いっつもいっつも寝坊。お兄ちゃんって学習能力ゼロの人?」

男「そんな怒るなよな、謝ってるのに」モグモグ

妹「何?逆ギレ?悪いのはお兄ちゃんじゃん」

男「そうだけどさ」

妹「はやくしてよね。私まで学校遅れちゃうし」

男「お前だけ先に行けば良いだろ」

妹「はぁ~?」

男「どうして切れてるんだよ」

妹「切れてない」

男「大体高校生にもなって兄妹一緒で登校って言うのも変じゃない」

男「いや変じゃないかもしれないけど、遅れそうなら・・・」

妹「良いからはやく食べれば?」

男「う、うん」

妹「・・・」

妹「お兄ちゃんってさ」

妹「私の事嫌いなら、そういえば?」

男「き、嫌いなんて言ってないじゃん」

男「俺はただ」

妹「ふんだ」プイ

男「おっはよ」

男友「あ、来た」

男「?」

男友2「お前等また兄妹一緒だったっしょ?」

女友「私も見た~」

女友2「手つないでたよ」

女友3「え!」

男「いや繋いでないから捏造するなって」」

男「兄妹仲良し。悪い事じゃないじゃん」

男友「お前ってシスコン?」

男「ただ仲良いだけだって。家族を大事にしてる」

女友「本当かなぁ」」

女友「でも妹ちゃんって可愛いよね~何気に」

女友2「ねー」

女友3「彼氏いないの?」

男「いないよ。そんなの」

男友「はは、反応早いなぁ」ニヤニヤ

男友2「妹の彼氏の有無に敏感な兄」

女友「マジでシスコン~??」

女友2「反応チョー早かったよねぇ」

女友3「妹の彼氏なんてゆるさねーって事?」

男「もうなんとでも言ってくれ」

男友2「そっかー妹ちゃん彼氏いないのかぁ・・・」

男友「まさか狙ってんの?」

女友「どうする?シスコン君?」

女友2「ピンチだよぉ~」

男「シスコンじゃないって」

男「ま、でも、駄目かな」

男友「うっわ」

男友2「お兄様に断られた」

女友3「こわーい」キャー

男「・・・」

先生「席に着けー」

先生「おーい!お前に言ってるんだぞ」

男友2「!」

男友2「うわ、やべ」

先生「先生が教卓に来たら座れ」

男友2「はーい」

女友「ぷぷ」

先生「えーと、急だけど、今日は転校生を紹介します」

男「?」

男(この時期に?)

先生「入って、どうぞ」

転校生「こんにちはー!」

男友「お、女の子だ」

男友2「結構可愛いくね?」

女友「あんたってソレばっかだよね」

男友2「絡んでくるなぁ、お前俺の事好きなの?」

女友「は、はぁ!!?馬鹿言わないでよ!」

先生「騒ぐな騒ぐなー」

先生「じゃあ転校生はあっちの席座って」

転校生「はーい」

転校生「隣だねー、よろしく!」

男「おいっす」

転校生「ねね」

男「はいはい」

転校生「教科書、ないんだ。見せて~」

男「良いよ良いよ、ほれ」

転校生「おー、隣人君が優しくて私は嬉しい」

男「ラッキーだったね」

男友「もう打ち解けてる・・・アイツシスコンじゃないのか?」ヒソヒソ

男友2「可愛ければ誰でも良いんだよな結局」ヒソヒソ

男「・・・」

男(聞こえてるって)

転校生「君ってさ、シスコンなの?」

男「はい?」

転校生「だってあの人達が・・・・」

男「ああ・・・・いや違う」

男「あいつらの言うことなんて嘘ばかっかりだから」

男「俺、妹と一緒に登校しててさ」

男「それで色々言われてるだけ」

男「別に普通でしょ?」

転校生「そっか、家族想いなんだね」

男「そんな大げさな物じゃないけど」

キーンコーンカーンコーン

男「ふぃー今日も一日終わったー」

男友「今日一緒に帰らろうぜ」

男「いや俺残りだわ」

男「進学の事でさ、大学について聞きたくて」

男友「ふーん」

男「何だよ」

男友「それ、本当は嘘で妹と一緒に帰るんじゃないかなって思って」

女友「あ、ありそー」

男「疑惑はまだ晴れてないんだ」

男「ありがとうございました」

先生「また何か相談あればこいよ」

男「はい」

先生「何でも良いぞ!恋の悩みとかもな!」

先生「先生な、こう見えて学生時代は5人と同時に付き合ってたんだ」

男「あはは・・・す、凄いですね」

先生「なになに、案外いける」

男「じゃあ」

先生「おう」

転校生「あれーおーい」

男「あ」

転校生「男、だよね?私の隣人の」

転校生「奇遇だねー。私も残ってたんだ」

男「俺はもう帰るけどね」

転校生「ふふ」

男「何?」

転校生「私も、今帰りでーす」

転校生「一緒に帰ろうよ!せっかくだもん!」

男「うーん」

転校生「?」

男「良いよ」

転校生「わーい」

男(なんだか人懐っこい子だな)

男「家の方向一緒だねA町ならさ」

転校生「私、実はこっから家までの行き方よく知らないんだよね」

転校生「引っ越してきたばっかりだし」

男「そなの?どうやって学校まで来たのさ」

転校生「バス!」

転校生「本当は歩いて行くつもりだったんだけど寝坊しちゃってさ」

転校生「初日に遅刻は大物感だしすぎかなって」

男「初日から遅刻はヤバイね確かに」

転校生「ね、私もあせっちゃってさ」

男「はは、でも俺もよく寝坊するよ」

男「というか今日もしたし

転校生「起きてちゃ駄目!・・・って思うけどやめられないんだよね」

男「うん、明日になったら、また始まるなって思うと何か遅くまで起きてちゃう」

転校生「あ、わかるなぁ~」

男「A町まで行ったら道わかるかな?」

転校生「うん!そこまで行けばわかるよ!」

男「なら一緒に行こう」

転校生「道案内まかせた!」

男「まかされた!」

転校生「あ」

男「ん?ああ、アイドルのポスターだね」

男「結構大きいから目立つよね」

転校生「あの子ってさ、可愛いよねぇ」

男「うん」

転校生「君はアイドルとか好きなの?」

男「人並みかなー」

男「やっぱ可愛いし、聞いたりはするよ」

転校生「そいえばさ」

男「?」

転校生「君がシスコンかどうかって話の時」

転校生「あの人達が私の事可愛いって言ってたけど」

男「あいつら声デカいから」

男「気悪くした?悪い奴らじゃないんだけど」

転校生「うん、良いよ気にしてないから」

転校生「君はさ、どう思った?」

男「へ?な、何が?」

転校生「私の事」

男「え」

男「う、うーん」

男「ま、まぁ、それは」

転校生「・・・」

転校生「ふふ」

転校生「あはは」

転校生「何聞いてんだろ・・・私ちょっと変だね」

男「可愛いとは、思ったよ」

転校生「とは?」

男「いや、普通に可愛いと思った」

男「何か髪型お洒落だし」

転校生「・・・ぷ」

転校生「あははは」

男「笑うなよー」

転校生「ごめんごめん・・・おかしくなってさぁ」

転校生「なんかスッゴイ褒められんだもん」

転校生「ムズ痒くってさぁ」

男「君が先に聞いたんだろ?」

転校生「名前、呼び捨てで良いよ」

転校生「私も男って呼ぶから」

男「うん」

転校生「私ここ左!」

男「俺はここ右」

転校生「道案内ありがとー」

男「うまくできたね」

転校生「うんうん!合格点」

男「じゃあね」

転校生「うん」

転校生「あ、それと、どうも可愛いって」

男「はは・・・うん」

転校生「じゃねー!」タッタッタ

妹「お兄ちゃん。何で今日遅かったの?」

男「遅かった?」

男「ああ、先生に受験のことで相談してたから」

男「結構熱い話になって時間かかっちゃった」

妹「何だ」

男「?」

妹「もう帰ってこないかと期待したのにな」

男「帰ってくるよ」

妹「・・・」

妹「お兄ちゃん、国立大学行くんだ」

妹「いけるの?」

男「行けると思うような所に行ってたらずっと成長しないんじゃない」

妹「ウザい」

妹「そっか・・・お兄ちゃん大学行くんだ」

妹「じゃあ私も行こうかな・・・」

男「はは」

妹「?」

妹「急に笑い出してキモいよ?」

男「一々人の心を傷つける必要ありますかねぇ」

妹「私は本心を言っただけだし」

妹「で、何?」

男「いいやさ、お前って、俺の後ついてくるなって」

妹「は?」

男「別に良いけど」

妹「・・・・」

妹「お兄ちゃんってさ、やっぱ私の事嫌いなんだね」

男「は?」

妹「もう寝る。お休み」

妹「お兄ちゃんに傷つけられたから寝て忘れる」

男「わ、訳わかんない事いうなよ」

男「旅行行かない?」

妹「キモ」

男「何がさ」

妹「お兄ちゃんと二人でって事が」

男「お前って俺の心を傷つけなきゃいけない命令を誰かから受けてるの?」

妹「ふん・・・こういう人なの。いい加減馴れて」プイ

男「治せよな悪いと思ってんなら」

妹「悪いと思ってないもん」

男「そうかい」

妹「で?」

男「?」

妹「旅行!」

妹「どこ行くの・・・?」

男「あれ?行くの?」

妹「行くよ。何で?」

男「だってさっきさ・・・」

妹「は?」

男「・・・」

男「実はもう決めてるんだよ」

妹「どこ?」

男「温泉とかどうかなって、寒いし最近」

妹「温泉・・・」

男「ここの温泉街、結構良さげじゃない?」

男「温泉街寄って・・・それから・・・」

妹「・・・うんうん」

妹「へーお兄ちゃんにしては中々良い選択」

男「だろ?」

男「でさ、ここからバスが出てるから」

妹「行くのは時間かかんないんだ」

男「そうそう」

妹「あ、私ここ寄りたい」

男「・・・遊園地かぁ」

妹「うん」

妹「良い?」

男「あはは」

男(変なところが子供っぽいなぁ)

妹「何笑ってんの気色悪いなぁ」

男「・・・」

妹「寝る」

男「・・・」ピコピコ

妹「寝る」

男「・・・」ピコピコ」

妹「寝る!!」

男「あ、うん」

妹「うん。じゃない」

妹「寝るって言ったらおやすみなさい」

男「わかってるよ、ちょっと聞こえなかっただけ。カリカリするなよ」

妹「私が悪いみたいに言わないでよ・・・挨拶しないお兄ちゃんが悪いのにさ」

男「そうだけどさぁ」

妹「そうだけど?何?」

男「甘えん坊だなぁって」

妹「はぁ???」

男「寂しかった?はは」

妹「寂しくないし」

男「しょうがないな。寝るまで話し相手になってやろうかなお兄ちゃんが」

妹「キモキモ」

妹「今吐きそうになった」

男「そうかそうか。お休み」

妹「・・・」

妹「・・・」

男「どした?寝ないの?」

妹「ん」

男「?」

妹「私の、話し相手になるんでしょ・・・?」

妹「部屋、来てよ」

男「・・・」

男「良いよ、今セーブする」

妹「うん」

妹「うーん」

男「どしたんだよ」

妹「最近寝れないんだよね」

男「悩み事でもあるの?」

妹「ない・・・なのに眠れないんだ」

男「じゃあ撫でてやろうか?」

妹「じゃあ・・・って何がじゃあなの?」

男「不安なのかなって」

男「ほらおにいちゃんがいるぞ」ナデナデ

妹「キモいなぁ」

妹「触れるないでよ馬鹿が移るし」

男「俺のが頭良いよ」

妹「う」

妹「成績だけじゃん?」

男「負け惜しみ、みっともない」

妹「うっさいし」

男「昔はこうやってあげたじゃん」

男「そうしたらすぐ寝ちゃってたよな」

妹「・・・うん」

男「どの位持って行けば良いかな?金」

妹「旅行?2人で4万で良いんじゃない」

男「そんなに?1泊だよ?」

転校生「男ー」タッタ

男「あ・・・転校生さん!おはよ」

転校生「呼び捨てで良いよ男」

男「あ、うん・・・はは」

転校生「会えて良かったぁ、まだ学校緊張するから男の顔見れて安心安心」

男「いつでも見てて良いよ」

転校生「おージェントルマンみたいな回答だね」

男「実際そうだし?」

妹「・・・ウザ」

転校生「ジェントルマンは素敵。私惚れちゃうかも」

男「え」

転校生「ふふ」

転校生「じゃあ教室でね!日直だから!ばいばーい」タッタ

男「ばいばい」

男「・・・」

男「あの子さ転校してき子なんだけど」

男「何か独特な子なんだよなぁ」

妹「あっそ」

男「うん。誰かに似てるというか」

妹「・・・・」

男「妹?」

妹「・・・・」

男「おい」

妹「・・・」

男「?」

キーンコーンカーンコーン

転校生「ねーあの可愛かった子が妹?」

男「朝の事?そだよ」

転校生「本当に一緒に登校してるんだね」

男「変かな?」

転校生「ぜーんぜん。家族仲が良いのは、素敵な事だし」

男「だろ?俺変じゃないよな」

転校生「でも可愛いからビックリしちゃった」

転校生「そりゃあシスコンさんにもなっちゃうよねー」

男「あれ?ちょっと待ってなんかおかしくね」

先生「男、今言った所の答え言ってみろ」

男「え、あ、あの」

男友(授業中に女子と話した罰だなザマーミロ)

昼休み

男「みんなの前で恥かかされたったよ~」

転校生「授業中うるさくした私たちも悪かったしね」

転校生「お弁当食べて忘れよー」

男「その弁当って手作り?」

転校生「そーだよー。手作りなんだ」

転校生「じゃっじゃーん」

男「おお、結構凄い」

転校生「ふふ、料理にはちょこっとだけ自信あんだよね」


男友「何か男と転校生ちゃん、すっかり仲良いな」

男友2「あ、俺女友と付き合う事になった」

男友「!」

転校生「食べる?」

男「良いの?」

転校生「じゃあ交換にしよ?」

男「うん」

転校生「ってあれ?男の弁当も手作りだね」

男「妹のね」

転校生「・・・妹」

男「・・・ち、違うって」

転校生「だよね」

男「うん」

転校生「別にシスコンでも良いと思う。仲が良いって素敵な事だし」

男「何か今までと言い方のニュアンスが違う気がする」

キーンコーンカーンコーン

男友2「帰りさ、プリ取りに行かね?」

女友「行きたい!」

男友「っけ」

男(今日は一日が短く感じたな)

転校生「かーえーろ」

男「え?」

転校生「家近いじゃん?」

男「う、うん」

男(こういう感じ、初めてだな。女の子と帰るって昨日はたまたまだし)

男「・・・」

転校生「どしたの?難しい顔して」

転校生「・・・もしかして」

転校生「私と一緒じゃ、嫌だったかな?はは」

転校生「そだよねー、昨日はたまたまだったし」

男「そんな事じゃない!そうじゃないよ」

男(そういえば今日は妹と帰る約束してたんだよな)

男(いや、深く考える必要ないよ一緒に変えれば良いじゃん)

男「いいよ。別にさっきのは転校生さんが嫌とかじゃないから」


男友「あいつシスコンじゃねーのかよ。女と一緒に帰りやがって」

男友「しかも転校生さんとさ」

男友2「別にどうでもよくね?他人の事なんて」

男友「か、変わったな」

妹「・・・」ムス

男「朝もあったでしょ?妹」

妹「どうも」ペコリ

転校生「あはは。朝もあったけど可愛いねー、少女って顔してる」

妹「・・・ そうですか?お兄ちゃんにはいっつも不細工って言われます」

転校生「え、男?駄目だよ女の子にそんな事言ったら」

男「言ってないからね、まず」

転校生「鼻の当たりが少し男似てる気がする。やっぱ兄妹って似るんだね」

妹「そうだったら気色悪いです。人生最悪の気分お兄ちゃんに似るなんて」

男「転校生さんは一人っ子?」

転校生「うん。私も欲しかったなぁ兄弟」

妹「ふんだ」プイ

妹「先輩、お兄ちゃんと一緒に帰ったら馬鹿が移っちゃいますよ」

転校生「道がわかんないんだよねー」

妹「・・・そうなんですか」

男「俺の悪い情報を転校生さんにインプットさせようとするなよな」

妹「別にそんなつもりじゃないし、私はいつもこうだし」

男「だったら治そうという努力をしようお」

妹「・・・」ムス

転校生「喧嘩?」

男「叱ってるだけ。いつもの事だから気にしないで」

妹「イジメです」

転校生「家族には優しくしてあげて」

男「・・・」

男「じゃあ前は転校生さんはここに住んでたの?」

転校生「うん・・・ずっとずっと前ね」

転校生「こっちの方面は来たことないからね。道がまだわかんないけど」

男「子供の時って通学路以外の道って知らないよな」

転校生「ふふ、そだね。でも私はそれ以前に本当に住んでた所もよく覚えてないんだ」

転校生「すっごく小さい頃だったから」

妹「お兄ちゃんは今も子供じゃん?」

男「どういう意味だよ」

妹「別に」

妹「未成年でしょ?って事」

男「こいつ。茶々入れてきて」

妹「・・・」プイ

転校生「あはは」

男「どうして引っ越したの?転勤?」

転校生「・・・んー」

男「?」

転校生「親が離婚しちゃったんだよね」

転校生「母親に引き取られて引越し」

転校生「ま、有り触れた理由だよね」

男「!」

妹「・・・」

男「あ、あの、俺」

転校生「慌て過ぎ。良いんだよ気にしてないから」

転校生「ほんでね、今は母親と再婚相手と暮らしてんだよね」

男「俺・・・無神経な事言った、よな」

転校生「ううん良いんだよ」

転校生「極端言うと、そういう境遇の私が悪いのかも」

転校生「むしろ、そういう顔された方が嫌かなぁ」

男「!」

男「じゃあ笑う」

男「あはは」ニコニコ

妹「・・・・・ばか?」

転校生「あっはは。なにさそれ」

転校生「変なの~、何さそれ」

男「う、ごめん」

転校生「またごめんごめんって」

男「え、ごめん」

転校生「はぁ」

男「あ」

転校生「これから男はごめん禁止!!」

男「き、禁止?」

転校生「男さ、さっきから謝ってばっかじゃん」

男「それは、悪いと思ったからであて」

転校生「謝るって、ズルい事だってあると思わない?」

男「ずるい?」

転校生「私も譲歩しなきゃいけないって思って」

転校生「本当の事言えなくなるもん」

転校生「相手の好意に甘えて自分のした悪い事をなかった事にしようとする使い方だってあるんじゃない」

男「そっか、そうかも」

男「何かごめ・・・」

転校生「ん?」

男「んじゃない」

転校生「緊急回避は3回までだよ~」

男「が、がんばるよ」

妹「はぁ」

転校生「そうそう。がんばって男の子なんだから」

男「女の子は頑張らないの?」

転校生「頑張るよ??」

転校生「どうして?」

男「だって男の子だからって」

男「じゃあ女の子は良いのかなって」

妹「・・・」

転校生「揚げ足取るのも禁止」

転校生「理由は単純にむかつくから」

男「え」

転校生「私が作る国は民主国家じゃなくて帝国なの」

転校生「ここで別れ道だね」

男「そだね」

転校生「友達と一緒に帰るとあっという間についちゃう。不思議」

男「結構距離はあるんだよ?実際」

転校生「あー言われると足が少し重いかも~確かに」

男「俺も慣れるまで少し時間かかったし。この通学路」

転校生「じゃーこれから長く感じないようにこれからずっと一緒に帰ってもらおっかな」

男「え」

男「う、うん。良いけど」

転校生「ふふ、じゃあ帰るね!明日会お?」

男「うん、明日」

結構前に未完で終わったssだったのですが
少し手直しして完結まで書いたのでまた投下していきます
量が多いので投下をわけますが3日で完結まで更新できそうです

男「カレーってさ高級品だと思う?」

妹「は?」

男「いや最近レトルトでもおいしいカレー売ってるじゃん?」

男「だからカレーは安物料理って言う奴が友達にいるんだよね」

妹「ルーだけならそうじゃないの・・・?」

妹「でも具とか入れたら幾らでも高くなるし」

男「じゃあカレーって具が高いだけ?」

妹「そんなの、全部の料理に言えるじゃん。お兄ちゃん馬鹿?」

男「・・・そうだな、そっか」

男「旅行の準備できたー?」

妹「うーん・・・まだ」ガサガサ

男「そんなに持ってく物ある?」

男「1泊だよ?」

妹「女の子は色々あるんだって・・・」

男「ふーん」

妹「・・・聞き流す感じがウザい」

男「色々あるなんて、女の子はすごいですねぇ!」

妹「キモ。急に大きい声ださないで」

男「・・・はは」

男「オセロとか持ってこっと」

妹「オセロ?オセロは嫌」

男「旅館の雰囲気を味わいながら二人でやろうよ」

妹「だったらトランプとかで良いじゃん」

男「トランプなんて二人でやるもんじゃないでしょ」

男「オセロで決まりでしょ」

妹「嫌」

妹「だって、お兄ちゃん強いじゃん。つまんないよ」

妹「私、いっつもボコボコにされるし・・・」

男「手加減ありにしてあげる」

妹「そういうのも嫌なの」

男「腹減ったー」

妹「急かさないでよ、作ってる私も空いてるんだから」

男「もうできた?」

妹「うん」

妹「席ついて良いよ」

男「うん」

妹「お茶漬けだけど、文句言わないで食べてよね。お兄ちゃんすぐ文句言うし」

男「いいよ、これ自分でお茶とか具を入れて作ったんだろ」

男「別に手抜きじゃないし、旅行に行くなら節約しなきゃな」

妹「うん」 コクリ

男「いただきまーす」

妹「いただきます」

男「うまいうまい」パクパク

妹「・・・」パクパク

妹「・・・ねぇお兄ちゃん」

男「うん?」パクパク

妹「今日さ」

妹「ご、ごめんね」

男「・・・」

妹「お兄ちゃんの事困らせて」

男「はぁ」

男「先に謝ったから怒るのやめた」

男(別に怒るつもりなんてなかったけど)

妹「はは、お兄ちゃん怒ったら怖いもんね」

男「怖い?」

妹「怖いよ。私、泣きそうだったし」

男「心弱すぎでしょ。ジョギングでもしなよ」

妹「横の脇痛くなるから嫌」

男「はは」

妹「ふふ」

転校生「・・・ただいま」

ガシャーン

転校母「もう別れる!いっつもいっつも」

転校父「おう、やれるもんならやってみろ!」

転校父「こっちはいつでも出てってやるよ、お前が出てけ!」

転校母「なんでいっつも怒鳴るの!?」

転校母「耐えらんないアンタと一緒じゃ!!」

転校父「なんだとぉ?!!」

転校母「やめて!手出さないで」

転校父「うるせぇ!」

転校父「これでわかったか?」

転校母「・・・」

転校母「なんなの?ヒステリーばっかり起こして!?」

転校父「俺に言ってんのかそれは?ああ?」

転校母「やめて、やめてよぉ」



転校生「はぁ」

転校生「喧嘩ばっかり」

転校生「・・・いつもの事だもんね。しょうがないよ」

転校生「お腹空いた・・・ご飯たべなきゃ」

男「じゃ、学校行くか」

妹「お兄ちゃんが仕切らないでよ。今日だって寝坊しそうだったくせに」

男「おー昨日は雨でどうなるかと思ったけど快晴だぁ」

妹「・・・」

妹「私は雨の方がすき」

男「どうして?」

妹「どうしてって・・・理由なんかないけど」

妹「でも雨音とかが好きなのかな」

妹「夜寝る前とか雨音が聞こえてると落ち着かない?」

男「ぜんぜん」

妹「お兄ちゃんには風情とかがないんだね。感受性が乏しい人間はかわいそう」

キーンコーンカーンコーン

女友2「また喧嘩したのー?」

女友「うん、アイツ全然私の気持ちわかってくれなくて」

女友3「カワイソー」

転校生「おっはよ」

男「うん」

転校生「もう寒いねー朝なんてずっとポケットに手入れてたよ」

男「これからドンドン来るよ」

転校生「えーもう寒くなるの?嫌だー」

転校生「ねね、夏と冬どっちがすき?」

男「うーん」

男「どっちかと言われれば夏かな。やっぱ」

転校生「私も私もー!同じだね」

男「というか冬が好きな人っているのかな?夏に比べて」

転校生「それがねー結構いるみたいだよ」

男「どんな理由で?ここら辺は夏も暑すぎないし・・・」

男「クリスマスやお正月があるからとか?」

転校生「ううん」

転校生「冬の方がたくさん服着られる分お洒落できるから好きなんだって」

男「何かレベル高いね」

転校生「私なんてさ、寒さとオシャレだったら完全に寒さが勝っちゃうよ」

転校生「寒いと心まで寒くなる気がするしさぁ」

男「まぁ、わかんなくはないかも」

キーンコーンカーンコーン

男「終わったぁ!」ノビー

転校生「男―!帰ろ?」

男「う、うん」

転校生「?」

男「帰ろっか」

転校生「どしたの?」

男「いや、別に」

男(女の子とこんな自然に帰るなんて俺すごいレベルアップしてるような)

男(ふふ)

転校生「・・・変な顔。ちょっと気持ち悪いよ?」

男「あ、か、帰ろっか」

転校生「うん」

転校生「課題っていつもどうする?」

男「どうする?」

転校生「うん。何時やる?」

男「ああ、そういう事」

男「俺は早めにやっちゃうな」

転校生「それが普通なのかな?」

男「普通かどうかは知らないけど・・・」

男「嫌な事はすぐ終わらせたいじゃん」

転校生「そっかぁ強いんだね」

男「強い?」

転校生「嫌な事に向かっていけるんだなって」

男「課題で強いも弱いもあるかな?」

転校生「あるよ!あるある」

男「そう?」

転校生「うん」

転校生「私なんていーっつも後回しでさぁ」

転校生「やりたくないなぁって考えてたら朝になっちゃったくらい」

男「はは、悩みすぎでしょ」

転校生「かなぁ・・・あはは」

男「嫌だけど、やっちゃえばすぐ終わるじゃん」

転校生「そう・・・だよねぇー」

男「人生って山あり谷ありって言うでしょ?」

転校生「いやな事もあれば良い事もあるって?」

男「うん」

男「それってさ心の持ちようだと思うんだよね」

男「本当にそのとおりの事が起こるって訳じゃなくて」

男「ずっとベッドで寝てても退屈でしょ?」

男「何時間何十時間もさ」

転校生「うん」

男「でも何キロも何十キロも走った後にさ」

男「ベッドに寝たらすごい気持ち良いと思わない?」

男「だから辛い事を自分からしていったら」

男「後から来るのは幸せだけなんじゃないかなって思うんだよね」

転校生「その辛い事って言うのが勉強とかって事?」

男「うん。まぁ努力って事」

転校生「努力は報われる?」

男「ちょっと違うけど、捕らえ方じゃない」

転校生「ふーん・・・」

転校生「色々考えてんだね」

男「そんな事ないけどね」

男「・・・」

男(そういえば不思議だな)

男(俺って女の子とこんな自然にしゃべれたっけ)

男(もっと緊張とか人見知りしてたような)

転校生「あ」

転校生「雨、降りそうだね」

男「本当だ・・・いつのまにか雨雲だ」

転校生「雨かぁ」

男「雨は嫌いかな」

転校生「ん?うーん・・・」

転校生「・・・嫌いじゃ、ないかな」

転校生「君は?」

男「俺はカラっと晴れてるのが良いからさ」

男「雨は好きじゃないかも」

転校生「そうなんだ、そうかも」

男「そうかも?」

転校生「そうだよね」

男「?」

転校生「ねね、今日さ」

男「うん?」

転校生「私の家こない?」

男「は?」

転校生「ん?」

男「ええ!?」

転校生「あ・・・・ふふ」

男「お、俺、い、いきなりそんな」

転校生「あっははは」

転校生「違う違う、はは、そういう意味じゃないよ」

男「そういう意味って」

転校生「ただ話してたゲーム。貸してあげるからついでにって、事」

転校生「一緒にプレイしよって」

転校生「二人でしたら楽しそうじゃない?」

男「あ、そっか」

転校生「うん」

男「というか二人でできるの?」

転校生「できないけど、君がしてるのを見ててあげる」

男「なんで?」

転校生「始めだとわかんないでしょ?」

男「アドバイスするって事?いいね。面白そう」

転校生「でしょ」

男「ただのお呼ばれだったのかぁ」

転校生「ふふ。残念でしたー」

転校生「ただのお呼ばれです」

男「勘違いしたーちくしょー」

転校生「はは、そんな事思ってないでしょ」

男「思ってるよ。ちょー思ってる」

転校生「あはは・・・」

転校生「男ってさー」

男「あん?」

転校生「彼女いたことあるの?」

男「な、ないけど?」

転校生「あはは。そなの?」

男「どうしてさ」

転校生「うーん何か」

転校生「私さ、男の子とこうやって帰るの初めてなんだ」

男「えー」

転校生「でもそっちは、何か普通じゃない?落ち着いてるというか」

男「そう見える?」

転校生「私には自然に見えるよー」

転校生「もしかして馴れてるのかなって」

男「ないよ、転校生さん以外とだったら、こんな普通に話せてないと思うし」

転校生「口説いてるの?」

男「え?あ」

男「あれだよ?」

男「気が合うからって事だって!」

男「夏が好きだしさ、どっちも。ね」

男「天気の好みは違うけど」

転校生「・・・」

転校生「ふふ」

転校生「そうだね。そこも同じだったらよかったのにね」

転校生「さぁ、着いたよー」

男「転校生さんの家ってここ?」

転校生「・・・・うん」

転校生「・・・・・・・」

男「?」

男「どうしたの?」

転校生「・・・・車がある」

ガシャーン

男「なんだなんだ!?」

転校生「・・・またか」

転校生「男はここで待ってて」タッタ

男「え、うん・・・」

男「待たされたけど大丈夫かな」

男「・・・何かあったんだよなきっと」

男「誰か倒れたとかなら大変だ」

男「そうだ!いざとなれば俺がいるんだから」

男「できれば俺が助けてあげなくちゃ」

男「・・・」

男「声が聞こえる」

男「怒鳴り声?」

男「何て言ってるんだ?」

転校母「じゃあ自分で作ればいいでしょ!文句ばっかり!」

転校父「何だ?その口の利き方は!礼がなってないな」

転校母「やめて殴らないでよ!ちょっと転校助けて」

転校生「や、やめてよ!お父さん!」

転校父「どけ。こいつが悪いんだ」

転校生「だからって殴ることないじゃん!」

転校父「お前、母親の味方するのか?悪いのはコイツだろ!」

転校母「この子は殴らないでよ!」


男「これって・・・・」

10分後


男「・・・」

男(静かになった)

ガチャ

転校生「ごめんねーまたせて」

男「う、うん」

転校生「家さ、無理になっちゃった」

転校生「でもソフト持ってきたから公園でお話しないかな?貸してあげる」

男「・・・良いよ」

転校生「じゃあしゅっぱーつ」

転校生「じゃっじゃーん。これだよ」

男「う、うわー・・・嬉しー」

男「・・・」

転校生「・・・」

転校生「・・・はは、恥ずかしい所聞かせちゃった?」

男「・・・うん聞こえた」

転校生「あちゃー」

転校生「うーん。やっぱ恥ずかしいなぁ」

転校生「人様に聞かせられる話の内容じゃないしさぁ・・・あはは」

男「さっき、大丈夫だったの?」

転校生「うん。いつものことだかんね、全然へーき」

転校生「もう馴れちゃったよ」

男(笑ってる・・・作り笑いなんだろうけど)

男(でも自然に作って笑ってる)

男(本当にいつもなんだ)

男「・・・」

男「何したい?」

転校生「?」

男「何、すれば良い気持ちになる?」

転校生「あはは。良いんだよ。同情しなくて」

転校生「本当にいつもの事だし」

転校生「私もなんとも思ってないからさ」

男「いつも?」

男「いつも泣いてるの?」

転校生「へ?」

男「泣いた跡あるよ」

転校生「!」ゴシゴシ

転校生「へへ、ごめんね・・・なんか恥ずかしい所ばっかり見せてる」

転校生「私たちって本当に縁があんのかもね?」

転校生「席だって隣だったしさ」

転校生「本当に心配とか同情とかしないで!私は元気」

男「・・・」

男「何で笑うのさ」

転校生「ん?」

男「悲しいのに、何でなにもなかったような顔して、笑ってんのさ」

転校生「・・・」

転校生「それって変かな?」

男「変・・・だと思うよ」

転校生「そう」

転校生「・・・・」

転校生「・・・悲しいよ」

転校生「悲しいけど、悲しんで泣いても何も変わらないじゃん?」

転校生「泣いても、親の性格はかわんないしさ」

転校生「だったら、そうなら私、ずっと泣いてることになる」

転校生「だから私は笑ってるの」

転校生「そうじゃないと悲しい私のままだから

男「じゃあ俺は、何かできる?」

転校生「できる・・・って?」

男「俺は君に何かできる事ある?どうやったら面白いって」

男「楽しいって思わせられる?」

転校生「はは。どうして君がそんな事してくれんのさ」

転校生「私の問題なのにさ。変だよ」

男「友達が困ってて、何にもないって顔できないって」

男「助けたくなる」

転校生「はは、涙でそうなくらい感動してるよ今」

男「マジだって」

転校生「ふふ・・・そう」

転校生「友達かぁ」

転校生「君にできること・・・ねぇ」

男「うん」

転校生「ふふ、君ってさ感情移入しやすいタイプ?」

男「自分を客観的に見たことなんかないから、わからない」

転校生「そうだね。そんなもんだよね人って」

転校生「うーん、聞くけど本当にシスコンじゃないの?」

男「妹は正直好きだよ」

転校生「マジで!?恋人にしたい?」

男「そ、そいうことじゃないって。家族として人として」

男「妹にそんな感情わくやつは病気だよ」

転校生「ふーん」


転校生「本当かなぁ?」

男「本当本当」

転校生「じゃあ怒らないでね」

男「怒る?」

転校生「こっち向いて!」

男「?」

転校生「目を瞑って!」

男「ん」

転校生「・・・」

転校生「ん!」

チュ

男「え」

男「ええええ!!」

転校生「あはは」

男「今!口・・・」

転校生「うん」

転校生「うーん・・・少し、嬉しくなった・・・かも?」

転校生「しみたかったんだよねー」

男「あ、ああ」

男「あの、俺・・・なんていえばいいのか」

転校生「戸惑いすぎー私まで照れるじゃん」

男「ご、ごめん」

転校生「嫌だった?」

男「ん」

男「いや・・・じゃなかった」

転校生「ふふ、だよねだよね!私も」

転校生「なんか不思議な感触だね。柔らかくてフワッとするって言うか」

男「生々しく言うなよな。恥ずかしい」

転校生「ウブですね」

男「なんだよな」

男(笑ってる・・・いつもどおりにみえるけど)

男(でも、いつもと違う気もする)

転校生「あはは」

転校生「私もう行くね」

男「大丈夫なの?」

転校生「あそこが家だから」

転校生「大丈夫!とって食われたりはしないって」

男「大丈夫なら良いけど・・・」

転校生「そ・れ・よ・りぃ!」

転校生「ファーストキスだったんだぞ」

転校生「ありがたく思ってよぉ?」

男「う、うん」

転校生「何よ、うん。って」

男「変かな?」

転校生「ちょっとだけ」

男「それ以外になんて言えば良いかわかんないんだって」

転校生「ふふ、じゃあね」

男「うん。じゃね」

転校生「ばいばーい」

男(わかった気がする。この子と自然体でいれる理由)

男(少し妹に似てるんだ)

男「ただいま」

妹「あ、何だ帰ってきた」

男「んだよ。お兄様のお帰りだぞ」

妹「今日こそ、帰ってこないと思ってたのにな。ちえ」

妹「そしたら晩御飯も二人分食べれるし」

男「ぞんざいな扱いだなぁ」

男「俺はいつも妹の事を想ってるのに」

妹「ふん」プイ

男「?」

男(あれ何も言ってこない。いっつもなら毒舌言ってくるのに)

男(もしかして怒ってる?)

男(そうだ、そういえばもう時間も遅いな。遅い時は連絡するようにしてるんだった)

男「えーっと」

妹「なに?」

男「・・・」

男「人ってさ100%自分が悪い時に攻められると中々謝りづらいものだよな」

男「だからさ、自分が全く悪くない時って俺は逆に謝ってる。そうすれば相手も謝るから」

男「だからってお前にそれを強要してる訳じゃないんだ」

妹「はぁ?何意味わかんない事言ってるの?お兄ちゃんの頭の中かち割って中見て見たい」

男「・・・」

男「ごめん。遅くなって」

男「ほら」

妹「は?」

男「ココア。暖かい飲み物好きでしょ」

妹「うん・・・ありがと」

男「最近冷えるからな夜」

妹「お兄ちゃんの心は冷たいから寒いって感じるんじゃない?」

男「逆だって」

男「暑いからそう感じるの」

妹「え?でも心が寒いと・・・寒さに強い?暑いと」

妹「うーん」

男「はは」

男「俺の心が冷たいわけないじゃん」

妹「冷たい・・・今日だって帰ってくるの遅いし」

男「悪かったって」

妹「そやってさ、かるーく謝ってさ」

妹「また同じ事する。知ってるんだから私」

男「しないしない。絶対にしない」

妹「嘘嘘。また私、お兄ちゃんに騙されるんだ」

男「信用しろよ」

妹「お兄ちゃんって約束破るし」

男「俺が何破ったよ」

妹「いっつもじゃん。私の気持ち裏切って」

男「面倒だなぁ」

妹「そ、そういう事言わないでよ」

男「ごめんごめん」

妹「むー」

妹「そういえば何で遅かったの?」

男「うん?ああ」

男(ってそうだ、俺転校生さんと帰ってあんな事)

男(初めて女の子とキスしたけど何か不思議な感触だったな・・・)

男(ってそうじゃない)

妹「?」

妹「キモいよ?」

男「・・・」

妹「何黙ってんの?言えないことでもしてたの?」

妹「酒?タバコ?女?」

男「口を開けば攻撃するのな」

妹「私はこういう人なの。一々そうやって言ってこないで」

男「じゃあ治しなよ」

妹「治せないよ・・・だって」

男「臆病者は他人をすぐ攻撃するみたいな」

妹「う」

妹「・・・私の事傷つけて楽しい?」

男「ごめんごめん」ナデナデ

妹「うん」

男「本当は愛情表現でしょ」

妹「うわ、愛されてると勘違いしてる・・・」

妹「ストーカーにならないようにね」

妹「お兄ちゃんって思い込み激しそう」

男「妹をストーカーする兄って不気味だね」

妹「でしょ?自覚してね」

男「ストーカーじゃないからしない」

妹「ストーカーの才能ってどんな職業なら生きるかな?」

男「違うって」

男「12時回ったよ」

妹「うん」ウトウト

妹「ふわわ」

男「部屋行くんならついでに貸したCD返してよ」

妹「良いよ」

妹「あ」

妹「お兄ちゃん、口実作って私の部屋にあがりこもうとしてる?」

男「お前だって俺の部屋に勝手に来るじゃん」

妹「私は良いの」

男「何で??」

男「おじゃましまーす」

男「何で女の部屋って良いにおいするんだろ」

妹「息止めて」

男「あ、これ懐かしい」

妹「ん?ああ・・・」

男「これ、旅行したとき作った奴」

男「体験コーナーで作ったんだよなぁ」

男「お互いの名前いれてさオルゴール作ってプレゼントしあったよな」

妹「・・・・お兄ちゃんはどうせ捨てちゃったでしょ?すぐ物なくすし」

男「んな事ないって。ちゃんと持ってるよ」

男「お前が俺に作ってくれた奴だし」

妹「あっそ」プイ

男「片付いてるよなぁ、俺の部屋は散らかってるのに」

男「あ、お前まだこの歌手のCD集めてるんだ」

妹「ジロジロみんな」

男「いっつも聞いてるよなこれ、いつからだっけ?」

妹「・・・小学5年生の時。お兄ちゃんが進めてきたんじゃん」

男「そだっけ。」

妹「お兄ちゃんは私との思い出なんてどうでも良いよね。どうせ忘れてると思った」

男「拗ねるな拗ねるな覚えてるって」

男「アニメの主題歌を歌ってたんだよなこの人」

妹「子供扱いしないで」

妹「私、もう結婚できる年齢なんだよ」

男「結婚かぁ」

男「あ、これ、俺が誕生日にあげたクッション」

男「以外に義理がたいなぁ、あげた奴大事にしてくれてるのね」

妹「うん。大きいぬいぐるみって高いし」

男「あーそうだったかも、小遣いなくなったんだ」

妹「はは、うん」

妹「それで私からお金借りてね。普通誕生日プレゼントあげたあいてに普通借りる?」

男「返したじゃん」

妹「そういう問題じゃないし」

妹「ふわわ」

男「・・・」

男「そろそろ行こうかな」

妹「どしたの?何か取りにいくの?」

男「もう戻ろうと思って」

男「寝るの邪魔しちゃったかな」

妹「まだ眠くないし」

男「じゃあ寝なよ。明日寝坊するぞ」

妹「お兄ちゃんは寝るの?」

男「うん」

妹「とか言ってどうせ寝ないでダラダラ起きてるくせに」

男「ちゃんと寝るって、毎日11時前には寝てる」

妹「嘘ばっか、だったら私にいっつも起こされないじゃん」

男「はは」

妹「?」

男「別に」

男(寂しいのかな)

妹「キモ」

男「・・・」

少し休憩てから
また来ます

学校


転校生「おはよー」

男「うん。おはよう」

転校生「今日は男と私の中間の曇りだね」

男「天気?ああ・・・」

男「いや曇りは言うほど中間かな?明るいのが良いのに」

転校生「あはは、雨寄りかもねー」

男(転校生さんは普段通りだ・・・昨日あんな事あったのに)

男(転校生さんが普段通りならこっちも合わせた方が良いよな)

転校生「むむ」クシャクシャ

男「髪の毛弄ってどしたの」

男(髪の匂いがあたりに広がってる)

男(そういえば何で女の子って良いにおいするんだろ)

男(今は違うけど昔は妹と俺は同じシャンプーなのにあいつは良い匂いしたな)

男「ん?」

男友「・・・」クンクンクンクン

男(うわコッチてない振りして匂いかいでる)

転校生「んー・・・眠れないって言ったでしょ?」

転校生「で、寝坊して髪型きまんなくてさー」

男「髪型・・・やっぱそれこだわってるんだ」

転校生「そうそう」

転校生「セットに1時間かけてんだ」

男「そんなに?妹の倍じゃん」

男「あ」

転校生「妹とクラスメイトを比べるとは・・・」

転校生「やっぱりやっぱり?」

男「も、もうシスコンネタは良いから」

転校生「ネタ?そんなつもりは」

男「・・・」ジロ

転校生「ふふ」

転校生「私だって女の子だし、可愛い方が良いからね」

男友「うんうん。転校生さんは可愛いよな」

転校生「おー見る目あるねぇ」

男友「うっすらファンデ塗ってるよね。薄化粧が可愛い」

男「え、そうなの?全然気が付かなかった」

転校生「よくわかるね。本当にちょっとだけなんだけど」

男友「うん俺、授業中とか転校生ちゃんの事チラチラみてるし!」

転校生「・・・はは、何かキモいかも」

男友「え」

男(がっつき過ぎたな)

男「ちょっとトイレ」

男友「俺も行こっと」

女友「ドラマの○○君めっちゃイケメ~ン」

女友2「わかるわかる!超やさしそう!」

女友3「でも女友は彼氏様がいるじゃん?」

女友2「ばか!」シ

女友「う」ポロポロ

女友3「ごめん!ごめーん!泣かないで~」

転校生「・・・」

転校生「彼氏かぁ」

トイレ

男友「なな」

男「あん?」

男友「お前等仲良いよな?」

男「転校生さんの事?」

男友「そりゃあそうだよ。それ以外ないって」

男友「まさか付き合ってんの?」

男「俺?違う、けど・・・」

男(キスしただけで付き合ってるなんて変だよな?きっと)

男友「あ、やっぱ?さすがにないよな。お前シスコンだし」

男友「真面目な話な、相談あるんだよ!」

男「相談?」

男友「実は俺、転校生ちゃん狙ってんだ」

男「狙うって・・・彼女にしたいってこと?」

男友「うん」

男友「何か元気いっぱいでさぁ可愛いよな」

男友「で」

男友「お前転校生さんと親しいじゃん?だからキューピットになってくんね?」

男「キューピット、か」

男友「頼むよ!この前の2000円返さなくても良いし!」

男「・・・」

男(これって元気づけるチャンスなんじゃないか)

男(転校生さん、俺にあんな事して、彼氏とか欲しそうだったし)

男(恋人が居ると学校生活楽しくなるって聞いた事もあるし)

男(俺に惚れてる訳は、ないし・・・)

男(これっておかしくないよな?)

男「うーん」

男友「一生のお願い!」

男(てことで・・・成り行きで応援する事になっちゃったけど)

先生「今日はここまで。宿題やってこいよ」

男「あ、もう授業終わっちゃった」

転校生「はー授業終わったねー・・・うーん」 ノビー

男「て、転校生さんお腹見えてる」

転校生「あ、エッチ!」

男「お、俺?」

転校生「そういう時はさ、普通黙ってるものじゃないの」

転校生「声に出したら、逆に私が恥かしいじゃん」

男「ご、ごめん」

転校生「ま、別にお腹くらい良いけどね」

男友(おい、イチャイチャしてないで早く切り出せや)

男「・・・」

転校生「?」

男「転校生さんや」

転校生「はいはい。なんでしょう」

男「今日用事ないなら一緒に帰ろうよ」

転校生「はいはい、良いでーす!」

男「で、なんだけど」

男「転校生さんと帰りたいって人がいるんだ」

男「一緒で良い?」

転校生「?・・・良いけど」

男友「ご一緒させていただきます!」

転校生「へー君もこっちだったんだ」

男友「そうっす!」

男友(サンキュ)パチリ

男(ウインクやめろ)

転校生「?」

男友「恩人に念を送ってました」

転校生「はは、変なの。なんて送ったのさ」

男友「いや、それはその」

男友「な?」

男「・・・」

男友「ご趣味は?」

男(お見合いかよ)

転校生「うーん・・・趣味かぁ」

男友「でへへ」ニヤニヤ

男「ニヤニヤしすぎでしょ」

転校生「男友は?」

男友「俺はスポーツとか好きっす」

男友「転校生ちゃんも好きそうっすよねスポーツ」

転校生「うん!汗流すの気持ち良いよねー!」

男「女の子って汗かくの嫌って言う印象あった」

転校生「学校の体育とかは嫌かも、汗の匂いとかしてたら嫌だし」

男友「そんな事ないっすよ」

転校生「あはは。でもほら匂いって自分じゃわかんないでしょ」

男「じゃあ運動する機会なくない?部活にも入ってないよね?」

転校生「最近してないな、そういえば・・・一緒にしよっか?何か」

男「俺?」

転校生「いや?」

男友(おい!お前等で喋ってんじゃねーよ)

男友(俺にもちゃんと話を振れ)

男「・・・」

転校生「男って運動音痴?」

男「そういう訳でもないけど・・・」

男「・・・」

転校生「?」

男「俺よりさ、男友はかなり運動得意なんだよ」

転校生「へー・・・でもぽいかも」

男友「そうっす。俺と一緒にしましょう」

転校生「ん?じゃあ3人でする?」

男友「いいっすねー」

男友(わかってるな?)ギロリ

男「・・・」

男「お、俺さ、実は用事あるんだ」

男「だから運動は男友としなよ」

転校生「用事って、あはは、予定も決めてないのに」

男「・・・えーっと」

男「俺実は最近、体調悪くてさ」

男「だからさ」

男友「そうですよ、俺と二人で球技でもしましょう」

男友「俺、割となんでも得意っす!」

転校生「・・・」

転校生「ふーん」

男友「で、俺の時ズボンと一緒にパンツも下ろされちゃって」

転校生「あはは、意地悪な友達だねー。女だったら洒落になんないし」

男友「いや俺等でもそうっすよ!普通に女子いましたもん」

男友「誰にも見られてなかったんですけどね」

転校生「ふふ、そういえば前の学校にいたかな、スカートめくりする男子」

男友「マジっすか?ままま、まさか転校生ちゃんも?」

転校生「私は死守したよー、逆にズボン下ろしてやりたいくらいだった」

男「確かに反応早そうだもんね」

転校生「男友って何のスポーツしてたの?」

男友「俺は部活入っててー」

男(あれ?シカトされた?いや会話的にはおかしくないか、な)

転校生「やってそー。ゴールとか決めたの?」

男友「自分はあんま担当じゃないんすよね」

男友「でもメッチャ走るんで、いっつも足釣ったりしてました」

転校生「頑張ってる男の子って良いと思う」

男友「マジっすか?」

転校生「マジマジ」

男友「俺実は中学の時県大会決まる試合でゴールしたんっすよ、男も見てたよな」

男「うん、見てたけど本当に決めてたよ」

転校生「高校では部活やらなかったの?」

男友「やろうと思ったんですけどー」

男(あれ?)

男友「じゃあ、俺、こっちっす」

転校生「そっか、じゃあさよならだね」

男友「今日楽しかったっす!じゃあまた明日!」

転校生「学校でねー!」

男友「はい!こんど何かサッカーでもしましょう」

転校生「あはは、良いよー」

男友「じゃあ!」

転校生「ばいばーい」

男「じゃな」

男友「おう!」

転校生「・・・」スタスタ

男「・・・」スタスタ

男「あいつさ、本当に結構上手かったんだぜ」

男「俺も応援とか行っててさ」

転校生「・・・」

男「同性の俺からみても格好良かったけど、彼女できないって悩んでて」

転校生「男さ」

男「うん」

転校生「ムカつく」

男「え?」

転校生「・・・」スタスタ

男(あれから一言も喋らなくなっちゃった)

転校生「じゃあね。私ここだから」

男「うん」

転校生「・・・」

転校生「・・・はは」

転校生「私って、君から見てそういう女に見えた?」

男「は?」

転校生「さよなら」

男「・・・」

男「ま、待って」

転校生「・・・」スタスタ

男「待ってって」

転校生「私になんか話があるの?」

転校生「用件は何?」

男「用件は、ない、けど」

転校生「変なの、じゃあどうして呼び止めたのさ」

男「それは・・・どうしてって言われても」

男「このまま、さよならしちゃいけない気がして」

男「怒ってるし、何で怒ってるのか、わからないけど傷つけたなら」

転校生「はぁ・・・」

転校生「意味がわからないのに謝ってるの?」

転校生「傷つけた傷つけたって」

転校生「そう思うのなら言う前に自分で考えなよ」

男「う」

転校生「君さ、君ね」

転校生「他人が怒ったら謝れば良いって心の奥で思ってない?」

男「そんな事ないよ!俺は」

転校生「ないんだろうけど」

転校生「ないだろうけど思ってるよ君は」

転校生「人を怒らせて怒ってる他人を沈めたいけど方法がわからないから、当人に聞くって」

転校生「確かに謝る意志を見せつけられたら怒る気もなくなる人もいて、その場は解決するかもしれないよ」

転校生「だけどさ、それで他人が貴方を許しても」

転校生「怒らせた他人の気遣いによる結果じゃないの」

転校生「怒らせた他人に何かしたわけじゃないでしょ?」

転校生「パフォーマンスに相手がリアクションを取ってるだけ」

転校生「人が怒るのには原因があるの」

転校生「謝罪の言葉と原因の行為は全然別の次元の事」

転校生「大体さ怒ってるから謝るって」

転校生「君は赤ちゃんをあやすように人に謝るんだね?」

男「・・・」

男「君の言う通りだよ」

男「そうだよな。変なのは俺だよ、怒らせといて中身のない謝罪して」

転校生「・・・はは」

転校生「何言ってんだろ私」

転校生「私も変だね、怒っちゃって」

男「え、全然!全然良いんだよ。それは全く」

男「わからない自分が情けないっていうかさ。昨日はあんな事言ったのに」

転校生「ううん。私、君に甘えちゃったのかな、こんな饒舌になってさ」

男「だから良いって」

転校生「でもそれくらい君の事」

男「?」

転校生「君の事、気に入ってるのかも知れない」

男「気に入ってる?」

転校生「もー言ったでしょ!?ファーストキスだって」

転校生「私、誰にでもそういう事はしないよ?」

男「そ、そっか」

転校生「わかった?怒った理由」

男「うん、わかった」

転校生「むかつくでしょ?」

男「うん・・確かに」

転校生「お腹殴りたくなったっしょ」

転校生「腰の回転と体重移動入れて」

男「そ、そうだね」

転校生「で?」

男「え?」

転校生「君はどう思うの?」

男「どうって?」

転校生「腹筋は鍛えてるの?痛いかもね。でも大丈夫だと思うよ」

男「う」

男「・・・まぁ」

転校生「まぁ?」

男「ん」

男「俺も好き・・・だと思う」

転校生「えー?私好きってまで言ってなーい」

転校生「勘違いさせちゃった?」

男「え、酷い!」

男「そういう流れだったじゃん!」

転校生「あはは。冗談冗談。私も好き!」

転校生「じゃ付き合っちゃう?」

男「う」

転校生「う?」

男「良いよ・・・じゃあ」

転校生「じゃあ?」

男「付き合って・・・下さい」

転校生「どうしよっかなぁ、やめようっかなぁ」

男「いじめないでよ」

男「ただいま」

妹「ん」

男「ダンスしてんの?」

妹「よく眼科行けって表現があるけど」

妹「脳神経外科に行けが正しい言い方だと思うんだよね認識の問題だもん」

男「見え方がおかしいって意味としても使うから間違ってないんじゃない」

妹「そっか」

妹「お兄ちゃんなんか顔赤くない?」

男「走って帰ったからかな」

妹「相変わらず奇行ばっかりだねお兄ちゃんは」

男「それ、ダンスじゃなくてストレッチしてるんだ」

男「身体柔らかいな。昔からそうだったよね」

妹「昔はもっとできたんだけど」

男「十分じゃない?」

妹「昔できてたのに、できなくなると寂しいじゃん」

男「ふーん」

男「にしても急にストレッチなんてどうして?サッカーでもするの」

妹「何でサッカーなの?」

男「ん?」

妹「ふふ、変なの。いつもだけど」

男「俺なんて全然身体硬いのに。凄いなぁ」

妹「旅行近いし」

男「ああ、そっかそっか・・・」

男「で、それが?」

妹「旅館にプールあるでしょ?行きたいなって」

妹「良いでしょ?」

男「えー」

妹「は?」

男「良いけど」

妹「うん」

男「25m泳げなかったよな」

妹「うるさい。慌てちゃうの」

男「息継ぎすれば良いじゃん」

妹「それが慌てるんじゃん」

妹「自分ができるからってお兄ちゃん生意気」

男「俺も泳げるように付き合ってあげるよ」

妹「そんなの当たり前!」

男「当たり前ね、そうだね。そうそう 」

妹「そーそー・・・絶対泳げるようになる」

妹「旅行の準備してたらプール行きたくなっちゃったなぁ」

男「気持ちわかるかも」

男「行かないもんね授業でないと」

妹「ね」

妹「・・・」

妹「ねぇお兄ちゃん、次の休みプール行こうよ」

男「次の休み?」

妹「うん」

妹「行く前に練習したい」

男「んー・・・次の次の休みにしようよ」

妹「?」

妹「いいけど」

妹「お兄ちゃん予定あるの?いっつも私のお願い聞いてくれるのに」

男「俺にだって予定くらいあるんだよブラコン」

妹「はぁ?名誉毀損だしそれ」

男「公共性ないし」

妹「で?どこいくの」

男「うん」

男「女の子とデート」

とりあえず今日はここまでです
明日最後まで投下できたらしたいですが長いので分けるかもしれません

転校生「おはよー」

男「おはよ」

転校生「早いねー。私も待ち合わせより早くきたのにさ」

男「遅れられないから、早めにきたんだ」

転校生「ふふ」

男「?」

転校生「これってさデートだよね!」

男「うん」

転校生「何かさ、ぽいよね。ワクワクするなー」

男「そ、そう?」

男「最初はペットショップに行くんだよ」

転校生「そそ、動物好きなんだ」

転校生「老後は絶対買いたい」

男「なんで老後さ」

転校生「その方が孫も遊びに来てくれそうじゃない?」

男「孫なんて想像もできないな」

男「まずは子供だよ」

転校生「あー、下ネタだ」

男「し、下ネタじゃないよ!」

転校生「男って実は危ない人?」

男「距離とるなって」

転校生「普段下ネタ言わない人が言うとビックリするからさぁ」

男「するけど、俺は下ネタは言ってないって」

転校生「そう?そっか」

男「うんうん。だから距離とるなよな」

転校生「じゃあくっつく?」

男「す、好きにしたら?」

転校生「じゃーやめよっかな」

男「それでも良いけど」

転校生「嘘嘘」ピト

男「ん」

転校生「♪~」

男「・・・」

男「ペットショップって凄くデートっぽいチョイスじゃない?今思うと」

転校生「うん」

転校生「実は恋人ができたら来たいなって思ってたんだよね」

男「うん」

転校生「あ、照れてる」

男「照れてないよ」

転校生「つんつん」ツンツン

男「顔触んなよな」

転校生「ふふ、少し赤いよ?かわいいなぁ」

男「・・・」

転校生「あはは」

男「転校生さんはさ、犬と猫どっち派?」

転校生「どっちも好きだけど・・・うーん」

転校生「君は?」

男「俺は犬」

転校生「私も!」

転校生「わー同じだね」

男「だね」

転校生「一緒だとさ何か嬉しいね!通じ合ってる感じで」

転校生「男と一緒一緒」

男「そうだね」

男「おー走り回ってる」

転校生「可愛いねぇ・・・こっち見てるよ」

男「犬はさ、元気な所があるから好きだな」

転校生「こっちまで元気になるよね。一緒に走りたくなっちゃう」

男「はは、ぽいかも」

男「そういえば犬は鬱病に良いって聞いた事ある」

転校生「そなの?」

男「うん、テレビでチラっと見ただけだけど」

転校生「それだけ元気になれるって事なのかな?」

転校生「この子の爆発力凄くない」

男「凄い元気あるね、このプードル」

転校生「ね」

男「あはは、可愛い」

転校生「ね」

男「すげぇ可愛い。撫でさせてくれないかな?」

転校生「・・・・」

転校生「・・・もう行こ」

男「え?でも・・・」

転校生「ほーら!いこーよー」グイグイ

男「う、うん」

男「?」

男「お待たせ。クレープ」

転校生「ありがと」

男「いえいえ」

転校生「あまーい」パクパク

男「クレープ食べた後喉かわくじゃん?」

転校生「うん」ムシャムシャ

男「その後に飲む飲み物が好きなんだよね」

転校生「それってクレープが好きじゃなくて飲み物がいいって事?」

男「ううん。クレープも好き。温泉も好きだし、温泉の後の飲み物も好き・・・みたいな」

転校生「2回楽しんでるって事なの?なんか趣きがあるんだね」

男「まぁ、そんな感じ」

転校生「そっちも美味しそうだね」

男「でしょ?王道だから」

転校生「一口頂戴?」

男「自分の食べたからって」

転校生「えへへ」

男「まったく」

男「良いよ・・・はい」

転校生「あーん」パク

転校生「おいしー甘―い」

男「でしょ」

男「寒い季節にクレープ食べてるよね俺ら」

転校生「今日は暖かいから丁度良いよ」

男「そうだね」パクパク

転校生「あれ」

男「ん?」

転校生「間接キスだねって弄ろうと思ったのにアッサリ食べちゃうんだなって」

転校生「面白くないな」

男「あはは、ほら俺妹いるし。あんま気にしないんだよね」

転校生「・・・」

男「あ、シスコンじゃないよ?」

転校生「今日楽しかった!」

男「俺も」

転校生「またすぐ遊びたいね」

男「うん・・・」

prrrr

男「あ」

転校生「電話?」

男「あー男友?」

転校生「・・・」

男「今ちょっと無理なんだ、あとでライン送る」

男「ごめんごめん」

転校生「こらー」ポカポカ

男「あいた」

転校生「私とデートなのに、他の人の連絡とるなー」ポカポカ

男「あ、相手は同性だよ?」

転校生「でも駄目~」

転校生「私に集中しなさい!」

男「ごめん」

転校生「次は駄目?ね?」

男「う、うん」

転校生「なら、許す」

男「おっけ」

男(こういう物なのかな?確かに常識なかったかも)

男「ただいま~・・・うわ!」

妹「お・か・え・り!」

男「な、何だよ玄関に立って」

男「電気もつけてないし、びっくりするじゃん」

妹「私が自分の家の玄関に立ってちゃ駄目?」

妹「デートは楽しかった?感想聞かせて!」

男「ま、まぁまぁ楽しかったよ」

妹「ふーん・・・あっそあっそ」

妹「あっそあっそあっそ!」

妹「どうでも良いし。そんなの」

男「・・・聞かれたから答えたんだけど」

妹「そんなん、知らないし」プイ

男「プリプリ怒ってさ。何が気に食わないのさ」

妹「怒ってない」

男「どう見ても・・・」

妹「怒ってないったら怒ってないし!!」

妹「お兄ちゃんが、女の子とデートして焼餅とか焼いてない」

男「はぁ」

男「じゃあ、怒ってないって事で良いよ」

妹「う」

男「う?」

妹「うがーー!!」ガバ

男「うわわ」

男「・・・2時間も妹に絡まれちゃった」

男「・・・あいつがあんなに怒ったの何時以来だっけ?」

男「俺が初恋の子の話した時以来だったかな」

男「あ」

男「そうだ帰ったら連絡するように言ってたんだ」

男「電源切れてた・・・電源入れなきゃ」

男「充電充電」

男「え」

転校生『連絡はー』

転校生『連絡するって言ったじゃん(-_-)』

転校生『もしかして何かあったの?』

転校生『心配だよ早く連絡為て』

転校生『もしかしてあのときの友達と話してるの』

着信21件

男「あ、あわわ」

男「は、早く送らなきゃ」

男『大丈夫だよ。電源入ってなかっただけ』

ブブ

転校生『そっかぁ・・・良かったぁ』

男『心配かけてごめんね』

転校生『そうだよ!すっごい心配した!』

男『もう忘れないようにする』

男「・・・ふぅ」

男「でも心配だからって普通こんなに連絡してくる物かな?」

妹「おにーちゃん」

男「うわ・・・ノックしろよ」

妹「うわ、彼女と連絡取ってたのイヤラシー」

更新しました
夕方にまた来ます

男「そ、それより要件をいえって」

妹「・・・まだ話終わってないもん」

男「ま、まだ話すの?」

妹「・・・」

妹「お兄ちゃん私と話すの嫌なの?」

男「嫌じゃないけど」

妹「じゃあ話そうよ」

男「もう夜遅いぞ?」

妹「で?」

男「・・・」

男「」zzz

男「んむ・・・」

男「朝か・・?」

男「んー・・・」ノビー

男「?」

男「いつもは妹が起こしにくるけど」

男「そうか、早く起きちゃったんだな」

男「まぁ、そういうときもあるよな・・・」

男「って、あれ7時30分」

男「起きて」ユサユサ

妹「ううん・・・」ムニャムニャ

妹「ん」

妹「は!」

妹「何でここにいんの!気でもおかしくなった!?」

男「・・・心配して来たの。夜更かしするからだよ」

男「もう7時半。おはよ」

妹「・・・そっか、私寝坊しちゃったんだ」

妹「・・・・はぁ」

妹「昨日って私お兄ちゃんと2時間話した?」

男「うん」

妹「そっか・・・夢じゃないんだね」

男「夢?」

妹「はぁ」

妹「ごはん・・・作るねお腹空いてるよね」

男「いいよ、今日位」

男「パンかなんか焼くからさ」

男「いっつも作ってもらってるし」

妹「・・・」ジー

男「?」

妹「・・・じゃあそうして良いよ」

男「うん」

妹「・・・」モグモグ

男「・・・」モグモグ

男「こんな物しかできなくてごめんな」

男「俺もさ、料理覚えようかな」

妹「・・・」

妹「お兄ちゃんならできるかもね」

妹「私より物覚えいいし」

男「そ、そっかな」

妹「・・・」

妹「どっちから付き合おうって話になったの」

男「何の話?」

妹「・・・」

男「・・・ど、どっちらかな」

妹「相手からに決まってるけどね。お兄ちゃんはヘタレだし」

男「・・・」

妹「お兄ちゃん」

男「ん」

妹「自分から攻めてくる女の人なんて、どんな人かわかんないんだよ」

男「・・・どういう意味さ」

妹「恋愛って基本男性の側から攻めるのが普通じゃないの」

男「そんなの人それぞれじゃない?」

妹「ハーレムとか憧れてるのかもしれないけど」

妹「自分からアタックする女の人なんてさ」

妹「もっと良い人が出てきたら」

妹「あっさり離れていっちゃうような人かもよ?」

男「それって男女同じ事言えるんじゃないの」

妹「全然違う。全然」

妹「馬鹿」

男「・・・」

妹「だからさ」

妹「だ、だから・・・」

男「?」

妹「や、やめとけば?」

男「やめとく?」

妹「うん。まだ間に合うと思う」

妹「振っちゃいなよ」

男「・・・振って欲しいの?」

妹「・・・」

妹「」コクリ

男「妹」

妹「何?お兄ちゃん」

男「俺はさお前の望みを叶えてあげたいと思うよ」

男「できうる限り」

男「だけど俺はお前にそうやって言われて」

男「恋人を簡単に振るような人だと思う?」

妹「ううん・・・見えない」

男「うん」

妹「・・・だよね」

転校生「男」ダキ

男「うわ」

転校生「おはよー」

男「お、おはよ」

転校生「会いたかったーずっと楽しみにしてたんだぁ」

男「会いたかったって昨日会ったのに・・・重いって」

転校生「もっともっと会ってたいって事!」

転校生「男といるとね、心がぎゅーってあったかくなる気がするんだよね」

男「はは、恥ずかしいな・・・」

男「ここ学校だし」

女友「転校生ちゃんと付き合ってんの?」

男「うん、まぁ」

転校生「ふふ、どうしてもってお願いされっちゃってさぁ」ニコニコ

女友「以外に押すタイプなんだねぇ

男「言ったかなぁ」

転校生「言ったよ!」

男「あ」

男「ちょっと、来てくれ」

男友「・・・おー」

女友「あれ何この雰囲気」

男「・・・俺達付き合う事になった」

男友「・・・」

男「ごめん」

男「昨日・・・あの後付き合う事になったけど」

男「でも俺はお前を出し抜こうとか、そういうこと考えた訳じゃないんだ」

男「一発なぐっても良い!ごめん!」

男友「・・・」

男友「そんなに謝られたら怒れないって」

男友「はぁ」

男友「畜生・・・本当に好きだったのにな」

男「俺・・・お前が彼女できる助けはするから」

男友「もう謝らないで良いよ」

男友「俺が惨めじゃん」

男友「怒ってるけど」

男友「お前に怒るのは的外れだったかもな」

男友「今思えばさ・・・仲を取り持ってくれって変な相談だし」

男「それで良いの?」

男友「怒ったら俺がダセーじゃん」

男友「畜生」

転校生「かーえーろ?」

男「掃除当番なんだ」

転校生「じゃあ、待ってよーっと」

男「すぐ終わらせる」

転校生「ううん。良いよ。やりたいようにやって」

男「待たせるかもよ?」

転校生「待つのも楽しいかも」

男「そういう物かな」

転校生「うん。素敵じゃない?なんか」

転校生「好きな人を待ってる女の子って」

男「そうかも」

転校生「今日は特に寒いね」

男「うん・・・これからもっとだよ」

転校生「私もオシャレしよっかな?」

男「良いんじゃない?」

転校生「男はしてほしい?」

男「うーん」

男「もっと可愛くなったら困るかも」

転校生「モテるかもって?」

男「うん」

転校生「ふふ、やきもち焼いて可愛いなぁ」ナデナデ

男「痛い、雑に撫でるなぁ」

転校生「私たちってさー」

男「うん」

転校生「へへー」ニヤニヤ

男「ニヤニヤして、ちょっとキモイよ」

転校生「あーそういう事言っちゃ駄目なんだー傷ついた」

転校生「損害賠償請求するよ」

男「はは」

転校生「で、さ」

転校生「私たちって恋人同士だよねぇ」

男「顔ちょっと赤い」

転校生「普通そーゆーこと、口にだして言うかなぁ。照るじゃんさぁー」

男「あはは」

転校生「ねぇ?」

男「ん?」

転校生「恋人ってさ契約みたいな物じゃない?」

転校生「だ、だからルールとか、決めた方がいいと思うんだよね」

男「良いね」

転校生「でしょ!?」

転校生「じゃあまず、そっちからどうぞ!」

男「俺?」

転校生「うん」

男「レディーファーストでも良いんですよ?」

転校生「お気持ちだけ頂まーす」

男「急に言われても・・・」

男「俺は・・・そうだな」

男「浮気しない!とか?」

転校生「あはは。はーい。しません!」

転校生「契約成立だね」

男「うん成立」

転校生「じゃあ、私ね!」

転校生「私の番」

男「どうぞどうぞ」

転校生「私さ、なんて言うのかな」

転校生「今日、みたいなの・・・」

転校生「あれ嫌、かも」

男「今日?俺なんかした?」

転校生「うん」

転校生「今日、話してたじゃん」

転校生「ああいうの辞めて欲しい」

男「??」

転校生「友達とか・・・」

男「友達?」

転校生「うん」

転校生「友達とかとあんまり・・」

転校生「・・・」

転校生「あはは、何て!嘘!」

男「?」

転校生「でもさ、女の子とあんまり会話しちゃ駄目だよー」

男「う、うん」

店員「いらっしゃいませー2名様でよろしかったですかー?」

男「はい。二人で。窓側の席空いていたらお願いします」

店員「かしこまりましたーこちらへどうぞー」

男「座って」

転校生「ふふ」

男「ん?」

転校生「手慣れてるなって思って。ジェントルマンみたいだよ」

男「妹と良く来るから」

転校生「・・・」

男「あ、はは、冗談」

転校生「・・・・・もう冗談で済まないからね」ボソ

男「え」

転校生「・・・」

店員「おまたせいたしましたー」

男「はい」

店員「あれ?」

店員「もしかして・・・男?」

男「え?」

店員「ほら!中学で一緒だったじゃん!!」

男「え、えーもしかして」

店員「やばいやばい!チョー懐かしー!」

店員「彼女連れなんてやるじゃーん」

男「でしょ?」

転校生「・・・」

店員「え、高校の子?綺麗な子だねー」

男「うん、まえ転校してきた子」

店員「えーぶっちゃけ不釣合いだよ?」

客1「あのー」

男「お前呼ばれてない?」

店員「本当だ、行かなきゃ」

店員「そだ、今度同級生で集まろうって話あるんだけど」

店員「よかったら男も来ない?」

店員「彼女さんも一緒で良いよ?」

転校生「うん」ニコ

男「連絡して」

店員「じゃねー」

男「ごめんね、さっきの中学の友達」

転校生「そうなんだ」

男「うん、相変わらずだったなぁ」

転校生「あはは・・・そう」

転校生「仲よかったんだね」

男「まぁね。小学校も一緒だったし」

転校生「そっか良いね」

転校生「あっはは」

転校生「・・・なにそれ?」

男「え?」

転校生「私さ、私・・・言ったじゃん」

男「お、怒ってるの?」

転校生「うん、怒ってる凄く凄く」

男「え、ええ?」

転校生「私・・・嫌だよ」

男「嫌?」

転校生「男が・・男が他の人と仲よさそうにしてるの見ると」

男「ご、ごめん」

男「俺気がつかなくて」

男「女の子だけど、でもアイツとは何にもないよ。てか今彼氏いるはずだし」

転校生「そうじゃないもん」

転校生「私には男しかいないのに、何で男には私以外がいるのがさ」

男「・・・」

男「・・・それって友達を作るなってこと」

転校生「・・・あ」

転校生「私変だね。おかしいね・・・」

転校生「でも、でもでもでも!嫌で・・・見てるの耐えられない」

転校生「やめてよ・・・ね?」

男「わかった」

転校生「私も、少しづつ、直すから・・・」

男「大丈夫」ギュ

転校生「あ」

男「おかしいって自分でわかってるなら俺は攻めたりしないよ」

男「・・・少しずつなおしてこ」

男「転校生さんにも友達できるよ」

転校生「うん・・・」

店員(ちょっとちょっとファミレスでイチャつかないでよー)

転校生「ふふ、まださん付けなの?」

男「え、だって急にかえるの恥ずかしいし変じゃない?」

転校生「私たち、付き合ってんだよー?」

男「そっか、じゃあ何て呼ぼうか?」

転校生「呼び捨てで良い」

男「・・・うん。そうする」

男「元気出た?」ギュ

転校生「まだ」

男「・・・本当はもう元気でしょ?」

転校生「ううん。元気じゃないから撫でて慰めてて?」

男「はぁ・・・じゃあ、そうする」

転校生「うん・・・そうして良いよ」

男(以外だったな。元気な子って印象だったけど)

男(いやそうだよな、親があんな感じだったら気が滅入っちゃうよな)

男(でも)

妹「お兄ちゃんお地蔵さんにジョブチェンジしたの?」

男「え」

妹「ご飯冷めるじゃん。さっさと食べたら」

男「うん」

男「・・・」モグモグ

男「おいしいよ」

妹「知ってるし」

男「・・・」モグモグ

男「はぁ」

妹「ムカつく」

妹「何かあったの?」

男「そう見える?」

妹「見えるよ。すっごい、ウザくて目障りなんですけど」

男「・・・何でもない!超元気!」

妹「馬鹿?」

男「はは」

妹「・・・ご飯早く食べれないくらいなの?」

男「食べてるじゃん」

妹「お兄ちゃんのために一生懸命作ったのに」

妹「そんな感じで食べられても嬉しくないし」

妹「話して」

男「え」

妹「お兄ちゃんが悩んだままだとウザい」

男「話すような事じゃないと思うんだけど」

妹「不幸な同居人なんてウザいだけだし」

妹「どうせ下らない事で悩んでるんでしょ」

妹「身長が1センチ縮んだとか」

男「・・・」

男「それって下らないか?」

妹「はぁ?なにそれ面倒くさい」

男「ちょっと変でしょ?俺が支えなきゃなって」

妹「別れちゃえば?」

男「別れないよ」

妹「・・・あっそ」

妹「なんだ、つまんないの」ボソ

男「別れる気はない、好きだし」

妹「・・・この話嫌になってきた」

男「飽きるなよ」

妹「飽きたわけじゃないもん・・・」

女友3「男―どしたんこんな所にいて?」

女友3「もう授業始まるっしょ」

男「そっちもでしょ」

女友3「言えてる」ケタケタ

男「そこ、そんな笑うところ?」

女友3「あ、そうだ、ぶっちゃけさマジに付き合ってんの?」

男「転校生のこと?うん」

女友3「うわ、呼び捨て、マジなんだ」

男「マジです」

転校生「どうしたのー?」

男「あ、よう」

転校生「うん」

女友3「二人は本当に付き合ってんのかなって」

転校生「ラブラブですよ~?」

転校生「ね!」

男「ね」

女友3「うわーマジなんだ」

女友3「私授業始まるから教室戻る」

男「うん」

転校生「ばいばーい」

転校生「仲いいね!」

男「う、うん」

転校生「女友3ちゃんってさ、男とよく話してるよねぇ」

男「そう?まぁ中学からの友達だし」

男「中学時代はあんま話した事なかったんだけど」

転校生「・・・」

転校生「言いたい事わかるでしょ?」

転校生「・・・私やめてっていったのに」

男「それは転校生の方が。って言う事になったじゃん」

転校生「それでもさ・・・」

転校生「・・・」

転校生「・・・そうだね」

転校生「そうだったね。」

転校生「悪いのは・・・私」

転校生「ごめんなさい」

男「謝らなくても良いよ」

転校生「ううん」

転校生「男に嫌われたくないよ」

男「そんな事で嫌いにならないよ」

転校生「うん。大好きだよ男」

男「俺も」

男「転校生、もう授業始まるよ?」

転校生「まだじゃん」

男「まだって後3分もないよ」

転校生「3分もあるよ?」

転校生「男も一緒にいたいでしょ」

転校生「静かだね・・・学校なのに」

男「授業始まるからね」

転校生「ふふ・・・時間が止まってるみたい」

転校生「良い気持ちだな・・」ギュウ

男「お、おい」

転校生「男もさ、同じ気持ちだと嬉しいな」

転校生「このまま時間が止まっちゃってさ・・・」

転校生「これから来る辛い事とか・・・」

転校生「そういうの全部なくなって」

転校生「二人だけの楽しい時間にいたい・・そう思わない?」

男「そ、そうだね」

キーンコーンカーンコーン

男「そろそろ、戻ろ?」

転校生「・・・」

転校生「そーだね」

女友「男やるじゃーん」

女友2「転校生ちゃん狙ってる奴多かったらしいよ?」

男「そうなの?」

女友3「私ちょっと男の事好きだったんだけどなー」

男「マジ?」

女友3「あ、でも奪おうとなんかしてないよ!?転校生ちゃんごめんね?」

女友「今のはウザいわー」

女友3「マジごめんね?」

転校生「ふふ、彼氏がモテモテで鼻高々です」

女友2「恋人の余裕だね」

放課後

転校生「ああやって言ってたんですけど?」

男「俺は普通に接してたし」

男「知らなかったっていってるじゃん」

転校生「・・・知らなかった」

転校生「まぁそうだろうね」

転校生「だけど、男が勘違いさせるような事したんじゃないの?」

男「し、してないよ」

転校生「気をつけてよ・・・気をつけて」

男「気をつける・・・?」

転校生「・・・そう」

転校生「だって男はもう」

転校生「前までの男じゃないの」

転校生「私の恋人なの」

男「わかってるよ、それは」

転校生「私に言ったよね?浮気は駄目って」

転校生「私、私変な事言ってない」

転校生「男の事・・・好きって・・・」グス

転校生「あの子・・・・」ポロポロ

男「!」

男「俺は君が好きだよ」

男「あんな事言われても何とも思ってないって」

転校生「本当かな?本当なのかな」グス

男「本当だよ」

転校生「男の言葉ってさ、少し軽いよ」グス

男「そんな事ないって」

転校生「そんな事ある」

男「ないって」

転校生「うそ、条件反射で言ってるように聞こえるよ」

転校生「意味・・・わかんないよ」ポロポロ

男「何だよ、意味わかんないって?」

男「転校生が勝手に疑って」

男「勝手に怒ってるだけじゃん」

男「俺はずっと何もしてないのに」

転校生「どうして男が私に怒るの」

男「怒ってないって!」

転校生「怒ってるよ」

男「転校生が・・・」

男「あ」

男「・・・」

男「俺・・・どうして怒鳴っちゃったんだろ」

男「とにかく、安心して、思ってるような事はないから」

転校生「私も、ごめん」

転校生「はぁ」

転校生「君と付き合って幸せになると思ってたのに。何でこうなっちゃうんだろ」

男「俺のせいかな?俺が苦しめてる?」

転校生「そうだよ、君のせい」

転校生「全部全部」

転校生「君と付き合ってなかったらこんな思いしてない」

男「・・・ごめん」

転校生「はは」

転校生「やさしーね」

転校生「攻めていいのに」

転校生「男のせいなんかじゃないよ」

転校生「私が悪いんだもん、男の言う通り」

転校生「勝手に疑って怒ってるだけ」

転校生「私に怒ったって良いよ」

男「・・・怒ったりは、しないよ」

妹「お兄ちゃんはどうしたいの?」

男「どうしたい・・・」

男「どうにかしたいよ」

男「ただ何て言えば良いのか、何を転校生にしてあげれば良いかわかんないんだ」

男「難しい」

妹「・・・投げ出しちゃえば良いじゃないの?」

男「そんな事しないって」

妹「意地になってるだけじゃない?」

男「違うって!」

妹「」ビク

男「あ、ごめん」

妹「大きい声出さないでよ」

男「ごめんって言ってるじゃん」

妹「ごめんで済まないもん・・・怖かった」

男「はいはい」

妹「もうあんな事言わないで」

男「良いよ。俺も悪かった」

妹「・・・」

妹「悩んでたらもっと怖くなる?」

男「ならないならない・・・俺が悪かったって」ナデナデ

妹「うん、もうしないでね」

妹「そういえば・・・旅行、もうすぐだよ」

男「あ、あ~そっか」

妹「お兄ちゃん忘れてたの?」

男「忘れてないよ。旅館でするトランプも準備したし」

妹「それ、お兄ちゃんがいつも学校に持って言ってる奴じゃん」

男「よく知ってるな」

妹「はぁ」

妹「悩むのも良いけど旅行ではシャキっとしてよ」

男「うん。そうだな」

男「どこ行こうか?旅館入るまで」

妹「私、行きたいころあるんだよね」

男「俺も」

男「おはよ」

妹「朝だから長い間鏡の前に突っ立ってるのやめてよ」

妹「邪魔だし」

男「俺ってさ、こう、角度的に見たらイケメンじゃない?」

妹「あはは。ウケる」

男「何で?」

妹「面白いから。ほらどいて」

男「うん」

男「・・・」

男「お前シャワー浴びた?」

妹「キモ」

男「いや聞いただけじゃん、これから浴びたいから」

妹「あっそ」

ピーンポーン

男「誰だろ?こんな時間に」

男「お前の彼氏か?」

妹「私の彼氏って事は石油王だからリムジンで来てるかもね」

男「あはは」

男「はい」

転校生「おはよー」

男「え、転校生!?」

転校生「うん、迎えに来ちゃった」

男「来ちゃった・・・って」

転校生「駄目だったかな?」

男「駄目・・・」

男「全然駄目じゃないけど」

転校生「良かった」

妹「あ」

転校生「おはよう・・・初めましてじゃないよね?」

妹「・・・どうも」

男「じゃあ行こう」

転校生「うん!行こー」

妹「・・・」

男「本格的に寒くなってきたね」

転校生「だね。コタツつけてるよ、家で」

男「あっという間だよなぁ1年って」

転校生「クリスマスがあって、その次はお正月があってだね」

男「正月は大掃除で大変ってイメージ」

転校生「掃除は嫌い?」

男「好きじゃないかも」

男「でも大掃除のときはやるよ」

妹「家の8割は私がやってるんだけど」

転校生「そうなの?」

男「あ、あはは・・・どうだったっけ」

妹「ていうか、お兄ちゃんが掃除した所、雑だから私がもう一回したりしてるし」

男「お、おい!良いじゃん!そんな事言わなくてもさぁ」

転校生「ご飯も作ってもらって掃除もしてもらってるの?」

妹「お兄ちゃんだらしないし」

妹「付き合うの考え直したほうが良いですよ」

男「あー話かえようっか」

転校生「ふふ」

転校生「そういえば、次の休み開いてるかな?」

転校生「買い物したいんだけど、一緒に来ない?」

男「来週は用事あるんだ」

転校生「用事?3連休全部?」

男「うん。ごめん旅行行くんだよね」

転校生「旅行って・・・」

転校生「誰と?」

男「い、妹とだよ」

転校生「二人で?」

男「うん」

転校生「・・・・」

男(転校生から禍々しいオーラが出てる)

転校生「旅行かー良いねー」

妹「・・・」

妹「先輩もきますか?」

男「え?」

転校生「来るって・・・旅行に?」

妹「はい」

妹「そんなに値段もかからないし」

妹「2人より3人のほうが値段も安くなりますし」

妹「遠くでもないですし、準備も大変じゃないですよ」

転校生「良いの、かな?」チラ

男「うん・・・俺は構わないよ」

妹「私も構いません」

転校生「なら、私は嬉しいけど」

転校生「前から決めてたんでしょ?」

転校生「何か悪いな」

男「大丈夫大丈夫」

妹「はい」

転校生「じゃあ、私も行く!」

昼休み

男「泊まりだけど、大丈夫?」

転校生「それは大丈夫だと思う」

転校生「本当に良いのかな?私は男と一緒で嬉しいけど」

男(確かに、何であんな事言い出したんだあいつ)

男「良いんだよ。トランプも3人のほうが盛り上がると思うし」

転校生「ありがと・・・」

女友「何話してるのー」

男「あ、えっとね」

転校生「・・・」

男「・・・う」

女友「?」

女友「ごめん聞いちゃ駄目だった?」

転校生「ううん。そんな事ないよー」

転校生「ただ遊ぶ約束してただけ。男が旅行行こうって」

女友「旅行ーすごーい」

女友2「ラブラブすぎー。ここ教室なのに」

転校生「みんなに幸せを分けてあげるね?」

女友「あはは、ありがとー・・・」

女友2「その幸せが毒になる人もいるのにー」

転校生「あはは」

放課後

男「なぁ」

転校生「んー?」

男「くっつき過ぎじゃない?」

転校生「教室、誰もいないよ。それともこうしてるの嫌?」

男「嫌じゃないよ・・・」

転校生「じゃあ良いじゃない」ピト

男「ここ、学まだ校だしさ」

転校生「ねぇ」

男「ん?」

転校生「私達さ、いつごろ最後まで行くかな?」

男「最後?」

転校生「もー・・・わかるでしょ?」

男「・・・」カァ

転校生「ふふ、可愛い・・・真っ赤になってさ」

転校生「どこか、良い場所ないかな?」

男「は、早くない?」

転校生「何で?どうせするでしょ?」

男「う・・・」

転校生「早く女にも・・・なりたいな」

男「・・・」

男「話変えない?」

転校生「んーふふ」

転校生「良いよ」

男「旅行は温泉に行く前に色々よるからさ」

男「早めに出発なんだけど良いかな」

転校生「うん。りょーかい」

転校生「旅行かぁ」

転校生「その手があったかなぁ」

男「へ?」

転校生「今度は二人で行こうよ」

男「良いね」

転校生「・・・そういえば妹と二人で旅行に行くつもりだったんだよね」

男「う、うん」

転校生「男ってさ本当にシスコンじゃないよね?」

男「違うって」

転校生「よくよく考えたら変じゃない?」

転校生「妹と二人で旅行って」

転校生「それに今日聞いたけど、本当に妹に何でもしてもらってるんだね」

男「俺だらしないから」

転校生「・・・だったら私がやるよ」

男「どういう事?」

転校生「男のお弁当作って、男の部屋掃除してあげる」

男「一緒に住むの?」

転校生「うーん、ふふ。そうできたら良いな」

転校生「高校卒業したら一緒に住もっか?」

男「そういえば進学するんだよね・・・?俺と同じクラスって事は」

転校生「うん。ぼんやりと考えてるけど」

転校生「でも別に良いかな・・・」

男「良いって?」

転校生「男と一緒に入れるなら・・・どうでも良い」

転校生「働いても良いし、進学しても良いし」

男「はは、そんな退廃的な」

転校生「本当なのにな」

男「ただいま」

妹「うん」

男「今日は魚?」

妹「お肉続いてたし」

男「俺は肉が続いても良かったのに」

妹「明日はお肉にしてあげるから文句言わないで」

男「えー今日食いたいな」

妹「・・・はぁ」

妹「何?」

男「うん、朝の事」

妹「ハッキリ言えば良いじゃん」

妹「だってお兄ちゃん悩んでるんでしょ?」

男「転校生の事で?それと関係あるの?」

妹「あるある。大あり」

妹「毎日お兄ちゃんがそんな調子だとウザいもん」

妹「私が確かめてあげるよ」

男「転校生を?」

妹「うん」

男「試すって・・・何を?それに、お前がそこまでしなくても良いよ」

男「お前俺の母ちゃんかよ」

妹「お兄ちゃんが元気ないとウザいし」

ガタンガタン

転校生「あー見てー海が見える!」

男「海って最近見てなかったな」

妹「遠いもんね家から」

転校生「良いよね、電車で移動って!」

転校生「ワクワクするって言うかさ」

男「混んでたら最悪だけどね」

転校生「今日はあたりじゃない?」

妹「そういう時間帯を選んで来ましたから」

男「転校生が前に住んでた所ってどんな所だったの?」

転校生「特に特徴もない所だったからなぁ・・・何と言えば良いか」

転校生「海も遠かったしね」

男「昔はこっちに居たんでしょ?」

転校生「うーん・・・そうみたい」

男「そうみたい?」

転校生「覚えてないんだ。あんまり」

転校生「ただ何となく幸せだった記憶はあったな」

転校生「パパとママが仲良くて友達もいて」

男「・・・」

妹「・・・」

転校生「とにかくあんまり覚えてないけど、楽しかったよ!」

男「なら良いのかな」

妹「お兄ちゃん。お弁当、これね」

転校生「お弁当だ、作ってきたんだ」

妹「ええ、着くまで少し時間がかかるので」

妹「先輩の分も作ってありますよ?」

男「さすが用意が良い妹だ」

妹「お兄ちゃんは何にもしてないけどね」

転校生「あー、実は私も作ってきちゃったんだよね」

転校生「ちょっと量は多くなっちゃうけど食べれるかな?」

妹「・・・お兄ちゃんに食べさせますから大丈夫ですよ」

男「まかせろ!」

転校生「ふふ、良い返事だね。可愛いな」

転校生「着いたー」

男「潮風が気持ち良いね」

妹「少し寒いかも」

男「最初は遊園地だっけ」

妹「うん」

転校生「この変にあるの?」

男「うん、ほら・・・地図」パラ

転校生「どれどれ?」ズイ

男「・・・ここ」

男(顔近っ)

妹「はぁ・・・早く行こ!」グイ

男「うわわ」

キャー

男「ジェットコースターって乗ろうと思ってても」

男「いざ目の前にするとビビるよな」

転校生「そう?私はワクワクするけど」

妹「こういうのって意外に女の方が度胸ある物だよね」

男「馬鹿野郎ビビってないぞ」

妹「ふふ、やせ我慢しちゃって」

転校生「行こ?」グイ

男「うわわ」

妹「・・・」

男「すっげぇクラクラする」

妹「私もちょっと」

転校生「私は平気だけどなぁ」

男「こういうの得意なの?」

転校生「うーんわかんない。初めてきたし」

男「初めて!?きたことないの」

転校生「はは、うん」

転校生「遊園地ヴァージン」

男「バ」

妹「先輩」

妹「お兄ちゃんの前でそういう事言うのやめてもらえます?」

転校生「ごめんごめん。次、あれいこー」

男「げ、また絶叫系」

男「はいクレープ」

転校生「ありがとう」

妹「お兄ちゃんまたそれ?」

男「うん、好きだし」

転校生「男はクレープの後に飲む飲み物が好きなんだよね」

妹「なにそれ?そうなの?」

男「うん。覚えてたんだ」

転校生「もっちろん!男の事だもん」

妹「・・・ムカツク」ボソ

男「ん?」

妹「なんでもない」

男「・・・」ゴクリ

妹「お兄ちゃんビビッてんの?」

転校生「これがお化け屋敷って言うんだ」

転校生「け、結構雰囲気あるね・・・」

男「そっか、初めてなんだよね」

転校生「うん。思ってたより大分怖そう」

男「安心しろ、俺がついてる」

転校生「キャ、かっこいい」

男「よし・・・行くぞ二人とも!」

妹「馬鹿?」

転校生「すっごい雰囲気」

男「う、うん」

妹「・・・」ゴクリ

男「うわわ!」

転校生「きゃー」

妹「」ビク

男「はは・・・人形か・・・ビビった、ビビってないけど」

妹「お、お兄ちゃん?い、意味不明な事言わないでよ?あと大きい声出さないで」

転校生「こ、怖い怖い・・・・思ったよりずっと怖いよー」

男「ま、まかせろ!ふ、二人とも俺につかまって」

プシュー

妹「」ガシ

転校生「きゃー」ガシ

男「うわーー!」

転校生「あはは・・・心臓止まっちゃうかと思った」

男「でも俺がついてたから大丈夫だったっしょ?」

転校生「う、うん」

妹「お兄ちゃんビビリまくりだったじゃん」

男「お前だって結構ビビッてたでしょ」

妹「お兄ちゃんが大きな声だすからビックリしただけで、そんなに」

転校生「私は本当に心強かったよ。ありがと」

男「転校生は素直だなー」ナデナデ

転校生「えへへー」

妹「・・・」

男「締めは観覧車でしょ」

転校生「高―い!」

男「もう夕日が見える。結構いたね」

妹「夜は日が早いだけじゃん」

男「寂しいよな。日が短いと」

転校生「そう?私は別に。むしろそっちの方がいいかも」

男「はは、妹と同じじゃん闇属性だ」

転校生「・・・」

妹「・・・」

男「あれ?」

転校生「これが旅館かぁー!」

男「旅館に泊まるのも初めてなの?」

転校生「じゃないよ、修学旅行で行ったもん!」

妹「私、ちょっと下で買い物してくる」

男「俺らも行くよ」

妹「ううん、そういうのじゃなくて、日用品を買って部屋に置いてくるだけだから」

妹「待ってて」

転校生「はーい」

男「ふいーお茶おいしい」

転校生「男さ」

男「ん?」

転校生「本当仲良いんだね妹ちゃんと」

男「そう見えるかな?喧嘩もするけど」

転校生「うん見えるよーすっごい」

転校生「家族が仲良いってさ、素晴らしい事だよね」

男「うん・・・はは、まぁ」

転校生「でも不安になっちゃうな」

男「は?」

転校生「だって仲、良すぎない?」

男「良すぎ?俺と妹が?」

転校生「そうだよ、絶対」

男「まぁ・・・悪くはないけど、そんな目くじら立てるほどかな」

転校生「だってさっきのお化け屋敷とか」

転校生「あーんなに、くっついて」

男「怖かったんでしょ。あいつ強がりだし」

転校生「そーだけどさー」

男「妹にまで焼き餅やくなって」

転校生「焼餅・・・私が悪いの?」

男「悪いとか悪くないって話じゃなくてさ」

転校生「私なんかおかしいこと言ったかな?」

男「そういう問題じゃなくてさ」

男「妹と俺は兄妹なんだよ」

男「転校生が思ってるような事なんておきないって」

転校生「そうじゃない」

転校生「私が言ってるのは、そういう事じゃない」

男「何が言いたいのさ」

転校生「私・・・私ね」ダキ

男「お、おい」

転校生「不安なの」

転校生「私は・・・」

妹「・・・ただいま」

男「お、おかえり」

転校生「は、早かったねー・・・」

妹「・・・お楽しみ?私邪魔なら今から新幹線で帰るけど」

転校生「あはは、全然そんな事ない」

男「うん。で、何買ってきたの」

妹「お兄ちゃんに関係ない」

男「・・・」

転校生「そ、そーだ、浴衣に着替えようよ!」

妹「これから温泉街行くのにですか?寒いですよ」

転校生「そ、そーだった・・・あは、あはは」

妹「・・・」

男「温泉街ってテンション上がるよなー」

男「お土産屋さんばっかだ」

妹「当たり前じゃん。八百屋でもあると思ったの?」

転校生「本当ワクワクするー」

転校生「このにおいが硫黄のにおい?」

男「うん、ちょっと臭い?」

転校生「旅行って感じでアリ!」

妹「何か部屋で食べられる物買おうよ」

男「良いね」

転校生「ヒレエイとかおいしそうじゃない?」

男「はは、酒飲みみたいなチョイスだ」

男「お土産お土産・・・」

転校生「こんなの、良いんじゃない?」

男「ストラップかぁ」

妹「私食べ物の所見てよ」

男「うん」

転校生「私も買おうかなー・・・君に」

男「俺に?」

転校生「それで、君も私に買って」

男「おー恋人っぽい」

転校生「恋人でしょ!アナタ」

男「気が早いよ」

男「これ、はいプレゼント」

転校生「どーも」

転校生「じゃあ、男にはこれね!」

男「どうもどうも」

転校生「初めて男からプレゼント貰っちゃった」

転校生「うれしいな」

男「お金あったらさ、もうちょっと良い物あげれたんだけど」

転校生「ううん・・・すっごいすっごいうれしい。ありがとう男」

男「はは、うん」

転校生「これ大切にするからね」

男「そうして」

転校生「そーする!大好きだよ男!」ダキ

男「うわわ」

男「ご飯までに温泉入ろうよ」

妹「プール行きたい」

男「あ、そうそうプールね」

転校生「プール!私も行きたい!」

男「じゃープール行った後、男女別で温泉行くって事で」

転校生「男女別で良いの?男は?」

男「え」

妹「ここに混浴はありませんお兄ちゃんに変な事言わないでください」

転校生「はーい」

男「シャワーつめてー」

男「っと、おっす」

転校生「うん・・・・男ってさ以外にマッチョだね」ジロジロ

男「そう?やせてるだけだよ」

男(レンタルの水着だけど、なんか水着って生で見ると生々しいな)

男(あれ服だと気がつかなかったけど以外に胸が・・)

転校生「エッチ」

男「!」

妹「おまたせー・・・あー冷たい

男「うん」

男(こいつは貧乳だな)

妹「足釣る!足釣っちゃう!」ガバガバ

転校生「妹ちゃん!?」

男「だ、大丈夫か!?」

妹「お、溺れる所だった」ハーハー

男「いきなり25mは無理じゃない?」

妹「だって泳げるようになりに来たし」

転校生「お、泳ぎ下手だねぇ。10Mも進んでなかったよ・・・」

妹「う」

男「ま、まぁ人間得手不得手はあるから」

男「け、結局25M泳げなかったけどさ、次があるって」

妹「・・・じゃあ、お兄ちゃんも付き合ってねその時」

男「も、もちろん!」

転校生「じゃあ、それ私も行きまーす!」

男「よし、結構遊んだし、温泉行こうか」

転校生「その後夕食だね」

男「うん」

妹「お兄ちゃん覗いたら警察だよ」

男「さ、さすがに、こんな所でしたらシャレにならないでしょ」

転校生「・・・・・・・・・・家では覗いてるって事?」

男「違います」

妹「温泉熱いですね」

転校生「そだね。ちょっと熱いかも」

転校生「妹ちゃんは熱いの苦手?」

妹「いえ温いより良いです」

転校生「私も」

妹「そうですか」

妹「・・・」ジー

転校生「ん?」

妹「どうやったら大きくなるんですか?」

転校生「はは、小さいって言われた事はないけど、大きいかな?」

妹「はい、すっごく!」

転校生「よく食べてよく寝たら大きくなるよ」

妹「よく寝て・・・私お兄ちゃんの朝ごはんとかお弁当のために早起きして寝れてないし」

妹「やっぱお兄ちゃんのせいなのかな」

妹「先輩」

転校生「んー?」

妹「先輩はどうしてお兄ちゃんを好きになったんですか?」

転校生「え、はは。突っ込んだ質問するね」

妹「はい。知りたくて」

妹「長所なんてどこにも見当たらないし」

転校生「そうでもないのに」

転校生「んー・・・君のお兄さんを好きになった理由か」

転校生「・・・・」

転校生「・・・・・・」

転校生「秘密、かな」

妹「秘密?」

転校生「うん。秘密」

転校生「妹ちゃんは男の事好き?」

妹「嫌いですね」

転校生「嫌い?はは、そうなんだ」

妹「はい。約束は守らないしだらしないし」

妹「私に優しくしないし」

転校生「仲良さそうに見えるけど?」

妹「だとしたら吐きそうです」

妹「今後は態度を改めようかな」

転校生「そう・・・はは」

転校生「・・・・」

転校生「・・・・・」

転校生「これ!これやろ!?」

男「シューティングゲームかぁ・・・いいね」

男「って、これ怖い奴だよ?」

転校生「良いじゃん面白そう!」

男「あんなにビビッてたのに?」

転校生「逆に刺激になっちゃったの!」

男「ならいいけど」

男「妹もやる?」

妹「私は見てる」

チャリーン

男「うわ!怖い」

妹「怖いっていうよりエグイ」

転校生「グロいね」

転校生「怖かったぁ」

男「何か俺、気持ち悪くなってきちゃったかも」

妹「私も」

転校生「そかな?私は楽しかったよ」

転校生「せっかく温泉入ったのに汗かいちゃったなー」パタパタ

男「・・・!」

男(浴衣からブラジャー見えてる)

転校生「いやらしーんだ」

妹「キモ」

男「ん・・・こほん」

転校生「あはは」

やっぱり長くて最後まで更新できませんでした
明日の夕方に最後まで更新する予定です

転校生「ぬいぐるみがいっぱいだね」

男「中々取れる物じゃないけど」

男「2000円使って取れなかった奴いたし」

転校生「うわ。そこまで来ると途中でやめられなくなる物なのかな」

妹「・・・」ジー

男「これとってほしいの?」

妹「・・・お兄ちゃんに取れるの?」

男「見てろ」

チャリーン

男「よしよし」

妹「あ、持ち上がった」

ガタン

男「と、取れた・・・」

男「むむ・・・」ポト

転校生「何でさっきは取れたのに今度は全然取れないのさ・・・」

男(転校生からオーラが出てる・・・)

男「こ、今度こそ!」

妹「お兄ちゃん。もう10回目だよ?」

妹「諦めも肝心じゃない?」

転校生「諦めない男の子って素敵だと思うよ」

男「じゃあこれがラスト!」

男「あ」ポロ

転校生「もー!」ポカポカ

男「痛い・・・ごめん」

男「バイキングだー元とるぞー」

妹「楽しめれば良いじゃん」

男「料理取りに行こう」

転校生「ぶー」ムス

男「あ、謝ったじゃんさ」

転校生「妹ちゃんのは取れたのになー」

男「ごめんって」

転校生「ぶー」

男「怒った顔も可愛いなぁ」

転校生「・・・ふふ、じゃあ機嫌直してあげましょう」

妹「うげー」

妹「」ウトウト

男「もう眠い?」

妹「ちょっと・・・だけ」ウトウト

転校生「ほとんど目瞑っちゃってるね。かわいいーなぁ」

男「ほら」グイ

男「布団かけて・・・これでよし」

妹「ん・・・」

妹「zzz」

転校生「寝ちゃった」

男「いっつも早くに寝ちゃうから。今日はクタクタだと思うよ」

男「きれいだね景色」

転校生「私たちがもう少し大人だったら」

転校生「景色見ながら、お酒でも飲んでるのかな」

男「あったかいお茶でも俺は満足だけど」ズズ

転校生「男!」ダキ

男「うわ、あち」

男「きゅ、急に・・・」

転校生「あはは」

男「も、もう」

転校生「私が拭いてあげるー」

男「あ、ありがと」

転校生「はぁ」ダキ

男「どうしたの?」

転校生「ん~?」

男「考え事?」

転校生「そーだよ」

転校生「男が妹ちゃんにばっかり優しくするから~」ギュー

男「い、イタイイタイ・・・」

男「まだ怒ってるの」

転校生「ううん。怒ってないよ」

転校生「・・・」

転校生「ねぇ」

男「?」

転校生「私の事好き?」

男「え?」

転校生「好き?」

男「・・・好きだよ?」

転校生「どうして?」

男「どうして?って・・・」

転校生「理由は?」

男「理由がいるかな」

転校生「ん~・・・根拠がほしくない?」

男「よく言うじゃん」

男「好きになるのに、理由はいらないって」

転校生「そうかな?」

転校生「理由はあるよ・・・探さないだけで」

転校生「好きな理由は探さなくても、どうにでもなる物でしょ?」

転校生「嫌いな物の理由は確実にあるじゃん」

男「そうかもしれないけど、何故?」

男「不安な事でもあるの」

転校生「そう見えるの?」

男「少しだけね」

転校生「・・・」

転校生「はは」

転校生「寝ようか?」

男「うん。そうしよ」

転校生「布団入っていい?」ガサゴソ

男「え?」

転校生「変な事しないよ」

男「そっか」

転校生「したいの?」

男「え」

転校生「・・・妹ちゃんがいるからね、また今度」

転校生「ただ、一緒にいてほしいんだよ」

男「いるじゃん」

転校生「まだまだ遠い」

ドカ

男「痛い」

妹「・・・」

男「い、妹・・・おはよう」

妹「おはよう」

男「蹴って起こすなんて、もう少しやさしくさ」

妹「お兄ちゃん、転校生さんと一緒に寝て何してんの」

男「一緒?」

転校生「」zzz

男「いや、たまたまだって、何にもしてないから」

妹「イヤラシー」

転校生「楽しいことってあっという間だねぇ

男「つらい時は長く感じるのにね」

転校生「何でかな?」

男「集中してないからとか?」

転校生「嫌なことは集中できない。なるほど」

男「漫画の登場人物はたくさん覚えられるけど歴史上の人物は覚えられないじゃん?」

転校生「そうかも」

妹「喋るのも良いけど、もうチェックアウトの時間だよ」



男「楽しかったなぁ」

妹「うん・・でもちょっと眠いかも」

男「結構無理な日程で言ったしね」

男「・・・ふー」

男「3人で行く旅行って新鮮で良いよな」

男「弁当とかも作ってきてくれて」

男「妹以外の弁当食ったの久々だった」

妹「・・・言いたいこと言えば?」

男「う、うん」

妹「わかんないな」

男「は?」

妹「今はこれしか言いたくない」

男「ええ」

妹「おやすみ」

男「寝るの?」

妹「疲れたし」

男「今寝たら夜寝られないかもよ?」

妹「良いの、きっと寝られる」

男「なら良いけど・・・晩御飯は?俺が作ろうか?」

妹「作るよ。作るまでには起きるから」

妹「じゃ・・・」

男「おやすみ」

男「・・・・」

男「はぁ」

男(結局どうして転校生も一緒に行こうなんて言ったんだ?)

男(確かめるって・・・あいつ人見知りの癖に)

男「そういえば・・・」

男「風呂は二人きりだったんだよな」

男「人見知りな妹が初対面で二人で風呂に入れたのか・・・?」

男「でも気まずい感じでもなかったし、俺としては喜ばしいのかな」

男「はぁ」

男「やっと掃除終わった」

転校生「待ってたよー」

男「いっつもごめんな。待たせて」

転校生「待ちたくて待ってるんだから良いよ」

転校生「女友ちゃんとかに、よく茶化されたりするけどね」

男「ごめんごめん」

転校生「謝ってばっかり」

転校生「禁止したでしょー?」

男「癖でさ・・・はは」

転校生「晴れてるね~」

男「少し暖かいね」

転校生「今日は家に遊びにいこっかな」

男「俺の家?」

転校生「だめ?」

男「だめ・・・じゃないと思うけど」

男「もうちょっとで暗くなるよ?」

転校生「ああ、時間ね」

転校生「どうでも良いよ」

男「へ」

転校生「・・・・ま、うちはさ!門限なんてないから、かんけーないです!」

転校生「そっちが迷惑なら、遠慮するけど」

男「じゃあ行くか」

部屋

男「ちょっと散らかってるかな?」

転校生「ううん・・・むしろ思ったより片付いてると思うよ」

男「適当な所座ってよ」

転校生「よいしょ」ポス

転校生「ベット良いなぁ」

男「転校生はしき布で寝てるの?」

転校生「うん・・・将来は絶対にベットで寝るんだ」

男「将来か」

転校生「あっという間にこの年になったんだもん。将来だと思ってる未来が来るのも遠くないよね」

男「はい、お茶」

転校生「あ、これ・・・・懐かしい」

男「ん?」

男「ああ、それここの町内会の運動会の景品だよ」

転校生「そうなの?」

男「ここに住んでたんだっけ?その時に見たんじゃない?」

転校生「覚えてないけど、そうなのかな」

男「うん、1番のチームはもらえたんだ」

男「転校生って運動とかできそうだよね」

転校生「好きだけど、そうでもないかな」

転校生「中学生の時の全員リレーなんてトラウマだし」

男「はは」

転校生「家、静かだね」

男「妹がいないし」

転校生「そっか・・・じゃあこの話題をしてもいいかな?」

男「話題?」

転校生「これ、なーんだ」バ

男「・・・本?」

男「ってうわわ!!返してよ!」

転校生「返さなーいよ!」

転校生「いやらしーんだ!ダメなんだー」

男「か、勝手に部屋あさらないでよー」

転校生「漁ってた訳じゃないよ」

転校生「面白そうな漫画があるなって思って取ったら・・・」

転校生「なんと奥には・・・・」

男「・・・辱められた気分」

転校生「私だって恥ずかしいんだよ?」

男「妹にも見つかってなかったのに」

転校生「妹ちゃんにエロ本が見つかるって最悪だね」

男「笑い事じゃないし」

男「絶縁を言い渡されるかも」

転校生「厳しー」

男「妹とは普段そういう事話さないから」

男「どういう反応するかわかんないかな」

転校生「妹ちゃんって彼氏とか、いたことないの?」

男「ないない。あるわけない」

転校生「もしかして、いたかもよ?」

男「絶対ないって!」

転校生「・・・ひ、必死だね」

男「そ、そーじゃなくて」

男「妹はさ基本休日は家にずっといるし」

男「恋人いたら」

男「普通休みの日に出かけたりするでしょ?」

転校生「私たちみたいにね」

男「そ、そうそう」

男「俺としては友達とも一緒に出かけないのは心配だけどね」

男「本当にずっと家に居るから」

転校生「あはは」

転校生「妹想いなんだね」

男「妹想いとは・・・違うような」

転校生「へー男もこういう本読むんだねー」ペラペラ

男「勝手に読むなってぇ」グイ

転校生「きゃ」ドサ

男「あ」

転校生「・・・」

男「・・・」

転校生「エッチ・・・どこ触ってるの」

男「ご、ごめん!」

転校生「ふふ」

転校生「男はこういう事したいの?本に載ってるような」

男「お、俺は」

転校生「私は良いんだよ」

男「!」

転校生「意気地なしー!」

男「だ、だって順序があるじゃん」

転校生「私だって・・・結構」

転校生「もー!」ポカポカ

転校生「・・・本当に妹が好きとかじゃないよね?」

男「好きって、そんな、違うって」

転校生「じゃあハッキリ答えなさい!」

男「う、うん」

転校生「私と、妹、どっちが好き?」

男「え」

男「そ、そんなん比べられないでしょ」

転校生「ダメ!はぐらかさないで答えて」

転校生「本当に私の事好きなの?」

男「・・・前も、聞いてきたよねそれ」

転校生「前は理由を聞いたの」

男「俺は、転校生の事、好きだよ」

転校生「しょーこは?」

男「証拠?」

転校生「しょーこを頂戴よ」

男「ど、どうやって?」

転校生「タトゥーでも彫ってよおっきーの!」

転校生「私の名前を入れて!」

男「え」

転校生「それが無理なら」

転校生「行動で・・・示して」

転校生「ね?」

男「行動・・・・」

転校生「無理なの?こんなに言ってるのにさ」

男「・・・」

男「わかったよ」

男「じゃあ」ガシ

転校生「うん」

転校生「目は瞑ってるね」

男「・・・」

男(肩が震えてる)

男(緊張してる・・・んだろうな。こうやって言ってても)

男(それとも)

男「ん」

転校生「んー」チュ

男「ぷは」

転校生「はは・・・」ハーハー

転校生「息、止まっちゃうかと思った」

転校生「長いんだもん」

男「苦しかった?」

転校生「ううん・・いいよ」

男「服は・・・えっと」

転校生「そーいう事言わなくていいから!」

転校生「黙って、したいようにして良いよ」

転校生「私は嫌じゃないから」

男「じゃあ上脱がすね」

転校生「うん」スルスル

転校生「ブラジャー見たな~エッチ」

男「い、良いって言ったじゃん」

転校生「うん、良いよ」

転校生「体、触ってみて?」ス

男「あ」ムニュ

転校生「どう?」

男「やわらかい・・・かな」

転校生「気持ち良い?」

男「うん」ムニュムニュ

転校生「ん・・・」

転校生「良かった」

男「女の子の体って柔らかいよな」

転校生「私は少しゴツゴツしてる男の体が頼もしいよ」

男「妹とかもそうだけど、なんでなんだろう」

転校生「・・・・・・・・・・・」

転校生「・・・・・・・・・・・」

転校生「・・・・・・・・・・・妹?」

男「あ」

転校生「サイテー・・・・ばっかじゃないの!?」

男「ご、ごめん!」

転校生「普通さぁ、彼女と妹を比べる?」

転校生「何!?男は妹とセックスしてるの!?」

転校生「だから、あんなに仲が良いわけ!?」

転校生「本当にシスコン!?」

男「ごめん、そういう意味で言ったんじゃないって」

男「俺フィルターを通さないで喋っただけで・・・本当に」

男「今話してる部分はそういう事じゃなかったってか」

転校生「はー・・・」

男「・・・悪かった」

転校生「だとしてもさー!」

妹「お、お兄ちゃん!?今の音なに!?誰かいるの!?ドロボー?」ドタドタ

男「うわ、お、おい」

妹「お兄ちゃん?ドア開かない・・・警察、警察呼ぶ!?」ガチャガチャ

男「違う違う!泥棒じゃない!」

妹「お兄ちゃん!」ガチャ

男「・・・」

転校生「・・・」

転校生「お、おじゃましてまーす」

妹「はい、新しいお茶です」

転校生「ありがとー」

男「・・・」

転校生「私ね暖かい飲み物好きなんだ」

妹「そうですか」

妹「それは、良かったです」

転校生「うん。心が落ち着く気がする」

妹「そうですね」

妹「ところで何してましたか?」

転校生「・・・」

男「あのさ」

妹「お兄ちゃんは喋らないで良いよ」

男「う」

妹「上着、脱いでましたよね?」

妹「何しようとしましたか?お兄ちゃんに」

転校生「・・・・」

転校生「ふふ、してたと思う?」

妹「聞いてるのは私ですが」

転校生「妹ちゃんは何してたって考えてるかな?」

妹「・・・さっきも言いました、聞いてるのは私です」

転校生「ふふ」

転校生「妹ちゃんはお兄ちゃんの事好き?」

妹「は?」

転校生「残念だね・・・だったら」

転校生「私、取っちゃったかな」

妹「・・・」

転校生「うん、そういう事してたよ」

妹「・・・・そういう事」

転校生「はは」

転校生「傷つけてたらごめんね」

妹「その割には・・・お兄ちゃんと言い合いしてましたね」

転校生「・・・それとこれとは関係ない」

妹「そうでしょうか?普通、そういう事して言い合いになりますか?」

妹「とても愛し合ってる二人には聞こえませんでした」

転校生「そんな事ない、私は男と好きあってるし」

妹「ふーん」

妹「そうでしょうか?そうですかね?」

妹「先輩はおにいちゃんの心の中が見えますか?」

転校生「男は、私の事好きって言ってくれたもん・・・」

妹「口から出る言葉は全て本音ですか?」

妹「貴方を見ているとそうは見えませんけど?」

転校生「どういう意味?私が嘘つきって言いたいの?」

妹「嘘つき・・・まぁ今話してるのはそういう事ではないですが」

妹「でも違うんですか?」

転校生「違う・・・私が何を嘘ついてるって言うのよ」

妹「全部でしょ?」

転校生「!」

転校生「帰る」

男「お、おい」

転校生「男、ついて来て」

妹「お兄ちゃんには話があるから、ここにいて」

男「・・・」

長くてラストまで更新できませんでしたね
明日こそはラストまで行きたいです

転校生「やっぱりついて来てくれたー・・・良かった」ダキ

転校生「私の事の方が好きなんだね男」

男「・・・」

男「あのさ」

転校生「んー?」

男「元はといえば俺が悪いけど」

男「妹にああいう事言うのはやめろよ」

転校生「?」

男「妹をああやって、傷つけるような事言うなって」

男「俺たち、何にもしてなかっただろ」

転校生「え?お、男は私の味方でしょ?」

転校生「な、なのに何で・・・そういう事言うの?」

男「味方とかじゃなくてさ」

男「俺は君の事は好きだよ」

男「だけど俺の妹を傷つけのはやめてよ」

転校生「酷い事言われたのは私じゃない!?」

男「最初に妹に言ったのは転校生でしょ」

転校生「それとも、やっぱり妹ちゃんの方が好きなの!?」

男「そんな事言ってないじゃん!」

転校生「言ってるよ!そういう事じゃないの?」

男「いい加減にしろって!」

転校生「!」

男「好きとか嫌いとか、そういう部分の話をしてるんじゃないって!」

男「俺にも原因があるのかもしれないけど・・・妹を傷つけるような事を言った所に怒ってるんだよ」

男「行為に対して言ってるだけで君の事を嫌いだなんて言ってないでしょ?」

転校生「・・・・」

転校生「そうだ・・・私、ひどい事しちゃったな」

転校生「怒るよね、当然だよ」

男「俺も悪かったからさ」

転校生「ううん・・・わかってる。男が何で怒ったのか」

転校生「私もわかってて、でも我慢できなくて、妹ちゃんにあんな事言っただけ」

転校生「・・・もう、よくわからなくなってきちゃったな」

男「は?」

転校生「・・・」

妹「・・・」グス

男「もう泣き止めよな」

妹「お兄ちゃんに捨てられた」

妹「私に居場所なんてないんだ」

男「だからそうじゃないって言ってるじゃん」

男「信頼関係だよ」

男「お前を信頼してるから転校生を追ったの」

妹「お兄ちゃんは私より、あの子の事が好きだからあっち言ったんだ」グス

男「て、転校生と同じ事いうなよ」

妹「いつもお兄ちゃんのご飯を作ったり、洗濯とかしてるのは私なんだよ」

男「・・・」

男「とにかく何にもしてないから」

妹「本当?」

男「・・・」

男(よく考えたら妹にこんな事を問い詰められるっておかしくね)

妹「返事は?」グス

男「うん、してない」

妹「・・・・ふーん」

妹「・・・」

男(こいつ俺の部屋までついてきて、ずっと黙ったままだけど)

男「おい」

妹「なによ」

男「・・・」

男「22時回ってるぞ」

妹「じゃあ寝る」

男「ここで?」

妹「うん」

妹「もう歯磨きも終わったし」

男「別に、いいけど」

妹「布団・・・お兄ちゃんの匂いがする」

男「いっつもここで寝てるし」

妹「・・・昔はこうやって寝てたよね」

男「はは、そうだったな」

男「怖い怖いって言って」

男「夜に怖い話したら、ガチ切れしてな」

妹「馬鹿にしないで。むかつく」

男「あの頃はかわいい妹だったのに」

妹「い、今は違うの?」

妹「あのときの髪型に戻したほうがいい?」

男「今だってかわいい妹だよ。ごめん」

妹「・・・あっそ」

妹「どうすんの、あの子?」

男「そんな言い方するなよ」

妹「やっぱ、お兄ちゃん、私よりあっちが良いんだね」

妹「なんか損した気分・・・」

男「そういう事じゃないって・・・はぁ」

男「妹だって悪いよ」

男「挑発するような言い方して」

妹「お兄ちゃんは、あの時耳栓してたの?」

妹「最初にひどい事言ったのは、あの子なのに」

男「言い返したら同じじゃん。もちろん転校生にも同じ事言ったよ」

妹「・・・」

キーンコーンカーンコーン

男「おはよ」

転校生「あ」

転校生「・・・」プイ

男「あれ?」

転校生「・・・」スタスタ

男「い、行っちゃった」

男(昨日の今日だし、気まずいのかな)

男(変に近づかないで待ったほうが良いのか・・・近づいた方が良いのか)

男「うーん」

女友「でさ、ありえないからね、女友2がさ」

転校生「えー、それはなでしょー」

女友2「いやいやいや、普通だって!そんな変じゃないってぇ!」

転校生「いやー変」

女友3「あはは、ハッキリ言いすぎー!」

女友2「傷ついたー」

転校生「ごめーん」

アッハハハ

男「・・・」

男(元気がなさそうには見えないけど)

キーンコーンカーンコーン

先生「じゃあー今日はここまで」

男(結局今日一日も会話しなかった)

男「はぁ」


女友「今日さ!さっき話してたケーキ屋いかない?」

女友2「行きたい行きたい!」

転校生「私も行きたい!着いていって良いかな!?」

女友「もちろーん」

女友3「みんなで一緒に行こーぜー」

男「掃除おーわりっと・・・」

男「やっぱいない」

男「どっか行くとか言ってたし、そっちに行ったんだろうな」

男(いつもだったら待ってくれたのに)

男「はは、女が待ってくれるの当たり前って」

男「俺って生意気かな?」

男友「おっすー」

男友「あれー?今日転校生ちゃんは?」

男「ん・・・毎日待ってくれる訳じゃないって」

男友「もしかしてさ」

男友「喧嘩でもした?」

男「・・・」

男友「お前ら今日一回も話してなかったもんな」

男「よく見てんなぁー」

男友「まぁ、まだ転校生ちゃんの事好きだし」

男「そうかい」

男友「で、喧嘩?」

男「喧嘩って言うより・・・トラブルかぁ」

男友「へぇ、はは」

男「意味深に笑うなぁ」

男友「いや俺にとってはチャンスじゃん?」

男友「男の事怒ってはいないけどさ」

男友「奪えるなら奪うよ、俺」

男「・・・」

男「そうか。それが良いよ」

男友「弱気じゃん」

男「できる物ならって事だよ」

男友「はは、そうかい」

妹「今日は早く学校行くの?」

妹「もっと早く言ってよ、私急に言われても困るし・・・」

男「いや、お前とは別で行く」

妹「は?」

男「・・・」

男「明日からは毎日一緒に行くから今日は別な」

妹「・・・・別にこれから一生別々で良いけど?」

妹「私は、そっちの方が助かるし」

男「はいはい。じゃあ今日の夜な」

男「いってきまーす」

妹「あ・・・行っちゃった」

転校生「・・・」トコトコ

男「おはよ」

転校生「・・・男」

男「前さ、転校生が家まで来たことあっただろ?」

男「だから今度は俺が待ち伏せした」

男「キモイかな」

転校生「・・・ふふ」

転校生「ううん。私男に言いたいことあったし」

転校生「だから、良かったかな」

男「言いたいこと?」

転校生「まず昨日、ごめんね無視しちゃって」

男「良いんだ気にしてない」

転校生「そっか。ありがとう」

男「・・・それで?」

転校生「・・・」

男「まず、って事は言いたい事があるんでしょ?」

男「それ以外に」

転校生「うん」

転校生「男」

男「何?」

転校生「私と・・・別れてほしいな」

男「別れる・・・って」

男「ちょ、ちょっと待って!」

男「頭混乱しちゃって・・・」

転校生「うん」

男「それって、ど、どうゆう事?」

転校生「そのままだよ」

転校生「終わりにしよう?私はそうしたい」

男「・・・ほ、他に好きな奴ができたの」

転校生「ううん」

男「じゃあ?」

転校生「・・・」

転校生「私ってあなたの事好きなのかな」

男「俺の事が・・・って」

転校生「君の妹ちゃんに言われたんだ」

転校生「何でお兄ちゃんが好きなのかって」

男「・・・・」

転校生「私、私ね」

転校生「・・・わからなかった」

転校生「どうして男と付き合ってるのか考えて・・・」

転校生「考えた後」

転校生「すっごいすっごい怖いと思った」

男「怖い?」

転校生「私気がついちゃった」

転校生「私は君が好きなんじゃなくて、君にすがってるだけなんだって」

転校生「君に心の居場所を見つけて」

転校生「君にすがってただけ・・・」

転校生「はは」

転校生「元々私に人を好きになる心の余裕なんてなかったんだよ」

男「俺の事は好きじゃなかったって事?」

転校生「・・・」

転校生「わかんない。好きなのか嫌いなのかも」

転校生「君の事だけじゃない、全部の事に言えるの」

男「ちょ、ちょっと待てよ一人で話を進めるなって」

男「俺はさ」

転校生「・・・」

男「俺は、君に好かれてるって感じるよ?」

転校生「私ねー、演技しちゃう癖があるんだと思う」

男「演技?」

転校生「うん」

転校生「知らず知らずの内に・・・」

転校生「そういう癖がついちゃったのかな」

転校生「きっと私は誰といてもそう」

転校生「家があんなんだからさ・・・ずっと暗いんだよ私」

転校生「でも暗い自分でいたらさ」

転校生「外でも本当の暗い自分でいたら周りから嫌われるでしょ」

転校生「嫌われたくない・・・」

転校生「嫌われない自分でいたい」

転校生「そういう風に思って演技するうちに、こうなっちゃった」

転校生「男から見て、そう見えても、本当にそうなのかな?」

転校生「君は私の何を好きになったの?」

男「俺は・・・」

男(俺は何で彼女と付き合いたいと思ったんだっけ)

男「・・・」

転校生「答えられ、ないんだね」

転校生「終わり。全部終わりにしよ」

男「・・・俺に、すがっても良いじゃん」

男「それでも俺は構わないって」

転校生「君は?何?私が好き?」

転校生「前見たでしょ・・・君の妹にあんな事いって、傷つけて」

転校生「きっと君にすがったままなら、私は君と君の周りをもっと傷つける」

転校生「あんな私・・・すがる物を必死に守るような私は、私が嫌」

転校生「だから今、別れてほしいな」

キーンコーンカーンコーン


先生「はい、帰りのホームルーム始めるぞー」

男(結局何も言えなかった)

男(俺は彼女のいう事に何も)

男(別れたくないとも)

男(言えるはずがないんだ)

男(俺には理由がないから彼女の意思を曲げるような・・・)

男「・・・」

男友「・・・」

女友「昨日チョー楽しかったよねぇ」

転校生「ねー」

女友2「今日はこのお店いかない?」

転校生「んー良いよ!」

女友3「あれ?いっつも男と帰ってなかったっけ?」

女友3「今日もこっち来ちゃって良いの?」

転校生「あー・・・」

女友3「?」

転校生「うーん・・・別れちゃったんだよね。はは」

女友「え、えーー!」

女友3「ラブラブだったのにー!」

女友「絶対長続きすると思ってたー!」

女友2「じゃあ今フリーって事?」

転校生「まぁー、そうなります!」

女友「何だ私らと同じジャーン!」

女友「じゃあ独り身の4人で遊びまくりますか!」

女友2「・・・なんか悲しいメンバーじゃね?」

転校生「あはは」

男友「あれ?その店俺らも行こうって話してたんだけど」

男友3「一緒にいかね?」

女友「男子も一緒?オッケー」

女友2「結構な人数になるね」

転校生「良いじゃん。大人数楽しいし」

男友「そうっすよねー」

男友3「俺一応電話しとく?」

女友「よろしくー」

女友2「頼りになるー」

男「掃除おーわりっと」

男「・・・誰もいないか」

女友3「よ!」ドン

男「うわ、びっくりした」

女友3「へへ」

女友3「待っててやった」

男「は?意味不明」

女友3「あ、動くな!」

男「なんだなんだ」

女友3「寝癖ぴょこん!ってしてる・・・」

女友3「馬鹿みたいだよ?朝からだし」

男「え、俺じゃあずっと今日このまま?」

女友3「うん」

男「格好悪いなぁ・・・俺」

女友3「ほら!直したげるからジッとしてなって」

男「うわ」

女友3「ふっふっふ」ワシャワシャ

男「余計へんな風にするなよ?」

女友3「しないしない・・・私これでも美容師目指してるし」

男「プライドがあるのね」

女友3「そうそう。そんな感じ」

女友3「お客さ~ん。ワックスつけますか?」グシャグシャ

男「本当に大丈夫かな」

男「床屋と美容室じゃシャワーのしかた違うの、知ってる?」

女友3「脱ぐの?」

男「ちゃうわ」

男「仰向けじゃなくてうつぶせでシャワーするの」

女友3「え?なにそれ意味不明」

女友3「顔にかかんないの?」

男「かかるよ」

女友3「はぁ、ウケる」ケタケタ

女友3「最悪、絶対ありえんし」

男「馴れれば気持ち良かったりもするのに」

女友3「ふっふっふ」クシャクシャ

男「もう3分間もこうして、本当は遊んでるだろ?」

女友3「ちょこっと」

男「ひどいなぁ・・・プライドはどうした!」

女友3「まだ学生でーす」

男「ちくしょう」

女友3「・・・」

女友3「男ー」

男「ん?」

女友3「聞いたぞー」

女友3「別れたって」

男「・・・そう」

女友3「本当なん」

男「・・・どう思う?」

女友3「んー」

女友3「ぶっちゃけ、そう見える」

男「やっぱり?」

女友3「うん」

女友3「超見える」

女友3「ぜんぜん話してなかったっしょ?最近」

男「そっか、見えるか」

女友3「うんうん」

女友3「・・・」ワシャワシャ

男「・・・」

女友3「・・・ま、さ」

女友3「元気だして。女の子なんて星の数ほどいるっしょ」

男「またベタな慰め方だな」

女友3「一番良いからベタな方法になるの」

女友3「つまりこれが正解」

男「なるほど。確かに言えてるかも」

女友3「でしょ?」

男「優しいじゃん」

女友3「今頃気がついたの?おっそい」

女友3「もうちょっと早く気がつくべきだったんじゃない!?」

男「ん・・・早く気がついたらなんのさ」

女友3「そしたら」

男「?」

女友3「私ってさ」

女友3「浅ましいかな?」

男「は?」

女友3「・・・」ギュ

男「え」

女友3「私ね」

女友3「ずっと好きだったんだ・・・男の事」

女友3「だからチャンス到来・・・ってね」

男「チャ、チャンス?」

女友3「うん」

男「・・・あのさ、俺は今はそういうの」

女友3「待って!」

女友3「今は・・・言わなくて良い、返事」

女友3「ただ私、伝えたかったから」

女友3「前みたいな想いしたくない」

男「前?」

女友3「男が転校生ちゃんと付き合ったときさ」

女友3「あの時、何で早く言わなかったんだろうって、ずっと後悔して」

女友3(本当はモーションかけてたから、男から来てくれるかなって思ってたけど)

女友3「中学の時から好きだったし」

男「俺の事?」

女友3「そうだよ」

女友3「男はシスコンだから、誰とも付き合わないって思ってて・・・そしたらいきなりだし」

女友3「盗られたような気がして、悲しくってくやしくって・・・」

女友3「だから、今はきっと神様がくれたチャンス・・・だよね?」

女友「伝えたからね、男に」

女友3「さっきも言ったけどさ」

女友3「返事は、今度でいいから」

男「今度で良いって、どういう事さ」

女友3「だって今もらったら振られそうじゃん?」

女友3「だから今度!」

男「・・・」

女友3「私のこと!少しは考えろよー」ペシ

男「あいた」

女友「寝癖!治った治った!」

男「ん?そう?」サワサワ

女友3「はは、スマホ使えや」

女友3「じゃね」タッタッタ

女友「そろそろ帰るー?」

女友2「外まっくらー」

男友「転校生ちゃんさ、俺と帰る方向一緒でしょ」

転校生「あー・・・そうだったね」

男友「じゃあ、送ってくよ。俺」

女友「これはこれは」

女友2「私たちはこっちから帰りま~す」

男友3「じゃあ行こうぜー」

男友2「はは、あいつ等・・・じゃあ行こうか」

転校生「・・・」

男友「・・・」スタスタ

転校生「・・・」スタスタ

男友「昔はこっちに住んでたんでしょ?」

転校生「よく知ってるねー」

男友「男から聞いたし」

転校生「そっか」

転校生「あんまり、住んでたときの事は覚えてないんだけどね」

男友「・・・」

男友「言っておきたい事あるんだけど」

転校生「んー?」

男友「友達の不幸を利用するみたいな」

男友「少し感じ悪いかもしれないけど、言っておきたいんだ」

転校生「うん」

男友「俺、転校生ちゃんが好きだ」

転校生「・・・」

男友「俺、男と転校生ちゃんが付き合う前から転校生ちゃんの事好きでさ」

男友「前一緒に帰ったとき、転校生ちゃんと俺の仲取り持ってくれって」

男友「男に頼んでたんだよ」

男友「でもよく考えたら、ああいうのって女々しい方法だったかなって」

転校生「それで?」

男友「え?」

転校生「君はどうしたいの?」

男友「あ、俺の彼女になってほしい!」

男友「俺と付き合って!」

転校生「・・・そっか」

男友「うん」

転校生「私が好き・・・ね」

転校生「じゃさ、一個質問」

男友「なんでも聞いて!」

転校生「・・・」

転校生「私のどこが好き?」

男友「どこ・・・って」

男友「元気なところ!!」

男友「いっつも元気だから・・・一緒にいると俺も元気になれるっつーかさ」

男友「笑ってる所がかわいいなって思った」

転校生「そっか」

男友「うん!」

転校生「じゃあ」

転校生「ごめんね。付き合えないな」

男友「・・・え」

男友「え、えーっと」

男友「はは、あー・・・困らせた?」

転校生「・・・」

男友「かっこ悪いなぁ俺・・・友達の不幸に漬け込んで振られてさ」

転校生「悪いことした訳じゃないと思うよ」

男友「えっと、もし良かったら、理由とか聞いても良い」

転校生「・・・意味がないから」

男友「?」

転校生「君と付き合ったら男と別れた意味がない」

転校生「君と付き合うなら男とは別れてなかったよ」

男友「あーそっか」

転校生「意味、わかんないかな?、ごめんね」

転校生「君が知りたいって言ったから教えたけどね」

男友「うん・・・」

男友「はは、何だあいつの事嫌ってる訳じゃないんだ」

男友「喧嘩したならチャンスだと思ったのにな」

転校生「・・・」

転校生「・・・どうなんだろうね」

男友「どうって?」

転校生「私は・・・」

転校生「誰かを好きになったりするのかな」

男友「?」

ワイワイガヤガヤ

先生「席替えしまーす」

男「もう、そんな時期か」

転校生「・・・」

男(隣の転校生はあれから口利いてくれないし)

男(完全に嫌われちゃったのかな)

男「・・・」


女友「私ずっとこの席でいいなー」

女友2「どうかーん」

女友3「隣じゃん!」

男「・・・だね」

男(このタイミングで隣になっちうのか)

女友3「凄くない?タイミング的に!」

男「確かに」

女友3「空返事だなぁ!」

女友3「私が隣じゃ嫌かー?」

男「い、嫌じゃない嫌じゃない」

女友3「なら良いや」ニコ

先生「じゃあここ消すな?」サッサ

女友3「あ!」

女友3「板書早いー!あの先生」

男「黒板に書きながら新しい内容言っていく先生って不親切だよね」

女友3「あーあ。全部書ききれなかった」

男「俺、書けたから後で見せてあげようか?」

女友3「助かるーテスト近いし」

男「うん」



女友「あの二人さ仲良いよね」ヒソヒソ

女友2「うん。地味に同じ中学でしょ?」ヒソヒソ

女友3「昨日さ女友達、新しくできた喫茶店に行ったんだって」

男「へー」

女友3「で、話に聞いたケーキセットがチョーうまそうでさ」

男(こうやって女子と話すの久々な気がする)

男(そうだ、前までは転校生に気を使って話してなかったんだ)

男(もう転校生に気を使う必要もないのかな)

男「・・」チラ

転校生「でさぁ」

女友「うっそ、まじ~」

男(はは、もうこっちなんか見向きもしてないや)

女友3「話きいてんのかぁ~」グリグリ

男「い、痛い痛い」

男「絡みが強いなぁ」

男「ご、ごめんケーキ屋だっけ?」

女友3「今日行かない?」

男「え、一緒に?」

女友3「一緒に!」

男「・・・」チラ


転校生「それ危ないよー」

女友「大丈夫大丈夫・・・おっとっと」

女友2「やばいやばい」

男「・・・・・」

男「俺さ」

女友3「じゃあ、なしで!」

男「へ」

女友3「喫茶店はなし!」

女友3「ね」

男「う、うん」

女友3「・・・」

女友3「この~」グリグリ

男「い、痛いって」

女友3「次は移動教室じゃん。メンドクセー」

男「そう?」

男「座学より良くない?」

女友3「体育あせかくから嫌」

男「ああ・・・そういうのがあるのね」

女友「みんな行こー」

女友2「うん」

女友3「私もいきまーす!」

転校生「待ってー」ポロ

男「あ」

男「・・・」

男「おい」

男「おいって」

転校生「・・・」

女友「ん?」

男「これ、落としたぞ」

女友2「転校生ちゃん、男が拾ってくれたって」ツンツン

転校生「・・・うん」

女友「・・・お先に行ってましょー」

女友2「そうだね・・・行くよ」グイ

女友3「うわわ、ちょっと引っ張んないでよ」

男「はい」ス

転校生「・・・ありがと」

男「うん」

転校生「・・・」

転校生「じゃ」スタスタ

男「うん」

転校生「・・・」ピタ

男「?」

転校生「・・・」

転校生「・・・」スタスタ

放課後

女友3「よ」

男「・・・今日も待ってたの?」

女友3「駄目かぁ?」

男「駄目じゃないけど」

女友3「じゃ、一緒に帰ろうっか」

男「・・・」

男「・・・そうだね。良いよ」

女友3「ふふ、やった」

女友3「言ってみるもんだね」

女友3「人生って案外そんな物かも。ふふ」

男「はぁ」

女友3「ほら、あそこ」

女友3「懐かしいよねぇ中学校」

男「おー・・・確かに懐かしい」

女友3「そうだよ。気がついたら高校生」

男「俺は結構昔に感じる」

女友3「私は・・・懐かしいって言ったけど」

女友3「最近って感じかなまだ」

女友3「好きな人もずっと同じだったしね」

男「・・・」

男「返事、まだだったよな」

女友3「もう言うの?」

男「うん」

女友3「まだ・・・良いんじゃない?」

男「いや。言う」

女友3「・・・」

女友3「じゃあー聞きましょうか!」

女友3「私と付き合ってくれる?」

男「・・・ううん」

男「俺は転校生が好きだから女友3とは付き合えない」

女友3「・・・」

女友3「そ、そっか」

男「・・・うん」

女友3「やっぱりね」

男「え?」

女友3「わかってたし」

女友3「断られるかな?って」

女友3「だから保留のままだったらさ」

女友3「恋人ごっこできるかな?とも思ったんだけど」

女友3「そう、都合よくはいかないね」

男「どうして、振られるって思ったの?」

女友3「だって私、男が好きなんだよ?」

女友3「ずっと見てた仕草だって好きだったから」

女友3「すぐわかったよ」

女友3「男は転校生ちゃんに惚れてるんだなって」

男「俺が?」

女友3「うん」

女友3「今まで見たことない顔で話てて」

女友3「凄く優しそうな顔で、正直ムカムカしたけど」

女友3「はー」

女友3「良かったかな!でも」

女友3「私の初恋をちゃんと終わらせられて」

男「・・・うん」

女友3「男に言わなかったらさ」

女友3「きっと気持ちが終わってなかったと思うし」

女友3「これで終わったんだなーって・・・充実ー」

男「・・・」

女友3「これで・・・はは」

女友3「・・・あっはは」

女友3「あー・・・」

女友3「涙・・・出てんの・・・」グス

女友3「馬鹿みたいだよね?・・・グス・・・」

女友3「化粧がグチャグチャになっちゃうし」ポロポロ

女友3「馬鹿みたい・・・ヒック・・・振られて泣くなんて」ポロポロ

女友3「はは・・・ドラマかよ」ポロポロ

女友3「う・・ひっく・・・うう」ポロポロ

女友3「うう・・・うう・・・」ポロポロ

女友3「ううう・・・うううう」ポロポロ

男「落ち着いた?」

女友3「普通そばにいるもん?」

女友3「振ったんだよ?あんた」

男「俺のせいでしょ」

女友3「私が勝手に惚れて。振られた。」

女友3「男は悪くなくない?」

男「理屈じゃそうだけど、俺はいたいと思った」

女友3「そ」

女友3「私はもう大丈夫」

男「うん」

男「だってさ、ほら俺だってモテてるだろ?」

妹「ウザ」

妹「私だってあるし、告白されたこと」

男「え、どのくらい?」

妹「中学の時に2回と高校に入って1回」

男「え、マジで?誰?」

妹「そんな事お兄ちゃんに言ってどうすんの?」

男「いや教えろって、返事は?」

妹「・・・・断ったって」

妹「付き合ってたらデートとかしてるじゃん」

男「確かに」

妹「キモいなぁお兄ちゃん」ニヤニヤ

妹「でも安心して良いよ?」ニヤニヤ

妹「シスコンさん?」ニヤニヤ

男「・・・生意気だなぁ。年下の癖に」

妹「は?何様?」

男「お兄様だし。コチョコチョ」

妹「うわ、うざ、やめって・・・」

妹「あはは、やめて」

男「ほらほらほら」コチョコチョ

妹「や、あははは、あはははは」

妹「はーはー」

男「ごめんごめん。やりすぎた」

男「ストレス解消できてスッキリ」

妹「私の事いじめてストレス解消って、どういう意味よ」

男「つまりそういう事」

妹「このー」コチョコチョ

男「俺きかないから」

妹「ウザ!キモ!」

男「またくすぐって欲しいみたいだな」コチョコチョ

妹「きゃー」

男「ふー」

妹「・・・」

妹「お兄ちゃんさ、今何考えてんの」

男「次の旅行は国外挑戦してみるか。イタリアでピザ食おう」

妹「別れた女にいつまでも女々しいんじゃない?」

男「辛らつだなぁ」

男「・・・」

妹「はぁ」

妹「私ウジウジしてるお兄ちゃん嫌い」

男「ウジウジしてる?俺」

妹「うん」コクリ

男「どうすりゃいいのかな」

妹「思ったとおりにすれば良いじゃん」

妹「別れて新しい人生を歩みなおす」

男「そんな事考えてないし」

妹「ウザ」

妹「・・・・じゃあやり直したい?」

男「・・・やり直したい、か」

男「終わった実感すらないから」

男「そう思ってるのかもわかんないんだ・・・実は」

妹「何がわかんないの?」

男「は?」

妹「お兄ちゃんの中の事はお兄ちゃんにしかわかんないよ」

妹「わかんないんじゃなくて、考えてないだけじゃない?」

妹「自分の事がわかんないなんて現象は、ニュートラルな自分を忘れてるからでしょ」

妹「ちゃんと何も考えない時間を作って、それから考えてみなよ」

男「何も考えない時間か」

妹「ずっと悩んでるなんてお兄ちゃんっぽくないし、嫌」

妹「悩むなら私の事で悩んでよ」

男「は?」

部屋

男「どうしたい・・・か」

男(色んな事があった気がする、最近)

男(出会って、付き合って、振られて、振って)

男「俺は何を悩んで、何をしたいんだろ」

男「どうすれば良いんだろ」

男(最初に付き合い始めたときは)

男(なんとなく好きになった・・・とは違うような)

男(そんな事考えてどうするんだ?だって俺たちは)

男「常識で言えば、もう終わってるんだよな俺たち」

男「常識で言えば・・・か」

男「そう考えるから、駄目なんだよな」

男「俺が転校生を好きになって」

男「その俺は、この10数年を生きてきて作られた存在なんだから」

男「だから、俺は、どうしたい?」

男「10数年生きてきた俺から見て」

男(そういえば俺は振ったんだな今日、クラスメイトを)

男「泣いてたし、気持ちは伝わってきた」

男「転校生もあれくらい俺に本音を話せば良いのに」

男「いや話してない訳ではないのかな」

男「振られて泣く・・・か」

男「俺も振られたけど」

男「同じように泣きたくなったかな?そういえば」

男「・・・」

男「そうだよな泣きたくなる物のような気がする。振られたら」

男「でも俺にそういう感情がないなら・・・」

男「俺の感情が喪失感なら・・・・」

男「俺にはやりたい事があるんだ」

男「よう」

転校生「あ」

転校生「・・・」

男「また待ち伏せしちゃった。ストーカーみたいだよな俺」

転校生「・・・これからしないなら良いよ」

転校生「じゃ」

男「待って!」グイ

転校生「痛い・・・離して」

男「嫌だ」

転校生「・・・警察呼ぶよ?ストーカーさん」

男「良いよ。そうしたいなら」

転校生「・・・」

転校生「何でこんな事するの」

転校生「あの子と楽しそうに話てたくせに」

男(あの子?女友3の事か?)

男「・・・何か悪い?」

転校生「悪・・・くないけど」

男「でも、やめてほしいならやめる」

転校生「別にやめなくて良い、だって君と私は関係ないし」

男「関係ある」

男「俺は転校生が好きだから」

男「俺は言ってない、別れるって」

男「だからまだ、別れてない」

転校生「・・・そ、そんなの通用しないって」

転校生「片方から愛想着かされた時点で終わりなの!」

男「転校生は俺に愛想をつかせた訳じゃないでしょ」

転校生「・・・どうして」

転校生「どうしてそういう事言うの?私だって」

転校生「私だって苦しいのに」

転校生「男と付き合って別れて」

転校生「でも男が他の女の子と仲良くしてる姿に嫉妬して」

転校生「男と一緒にいたい、そう思うのに」

転校生「私も苦しい思いで別れてって言ったのに」

転校生「私の想いを踏みにじるような事しないでよ」

男「・・・」

転校生「私、男といると苦しいし疲れちゃうよ・・・」

転校生「ううん・・・」

転校生「きっと、私は誰とでもそうなんだよ」

転校生「・・・駄目人間なんだよ私」

転校生「ううん、きっと、それ以上」

男「俺の言ったこと事覚えてる?」

転校生「?」

男「転校生の家に初めて行ったとき」

男「助けたいって言った」

男「俺、ほっとけない。転校生の事」

男「だから考えて悩んでる事があるなら言って欲しい」

男「言ってくれなきゃ、俺頭悪いし、わからないから」

男「言ってくれれば俺も共感したり助けてあげられる」

転校生「・・・・」

転校生「あはは」

転校生「そんなの変、だよ」

転校生「あの時は、私、君と会ったばかりなんだよ?」

転校生「そんなに真剣なんて変」

転校生「一目惚れでもおかしいって」

転校生「私を助けたいって思う理由がないもの」

男「理由はある」

転校生「なに?」

男「転校生が不幸そうだったから」

転校生「不幸そう・・・」

男「うん。だから助けたいって思った」

男「話してて共感できるし、俺も転校生の気持ちわかるから」

男「そんな人が不幸そうなの放っておけなかった」

転校生「・・・」

転校生「・・・・そっか」

転校生「じゃあ、君とこうしていられるのも」

転校生「私が不幸せだったおかげなのかな」

男「!」

男「一々、そんなネガティブになるなって!」

男「転校生が納得できるような理由を」

男「俺が用意できなくても」

男「俺が君と過ごした時間はなかった事にはならない」

男「俺の君を好きだって思う気持ちだって、それと同じ」

転校生「・・・・」

男「転校生は?」

転校生「私?」

転校生「私は・・・」

男「俺が好きか?」

転校生「だ、だからさっき言ったじゃん・・・」

転校生「わからないよ!」

転校生「私は・・・」

男「深く考えなくて良いって!」ガシ

男「直感で言えよ!」

男「俺が好きか?」

転校生「私は君が・・・」

男「何も考える必要ないって余計な事」

男「一々おこってない不幸を想像して怖がるなよ!」

転校生「・・・・」

転校生「私は」

転校生「私は」

転校生「私はきっと」

転校生「ううん」

転校生「・・・好きだよ」ポロポロ

転校生「君の事」ポロポロ

転校生「私、男が好き」ポロポロ

転校生「でも、でもさ!」

男「でもじゃなくって!!」

男「俺に、言ったよね」

男「禁止だって謝るの」

男「・・・全然守れてないけど」

男「じゃあ俺も、禁止にする」

転校生「何を?」

男「でもとか、だってとか、もしとか」

男「そういうの禁止」

転校生「え」

転校生「う、うーん」

転校生「難しいよ・・・む、無理かも」

男「じゃあ少しづつでもいい」

男「否定するのを駄目だって言うんじゃなくて」

男「前に進む事を否定で誤魔化して、進もうとしないのが禁止ってこと」

男「俺頭悪いし、うまく言えないけど」

男「転校生はずっと同じ所にいるように見えるから!」

男「現状に悲しんでるのに前に進んで現実を変えようとしてないように見えるから!」

転校生「・・・それはそうだよ、間違ってないよ」

転校生「でも、わ、私だって・・・!」

転校生「私だって、変わりたい!変えたいよ!!」

転校生「でも簡単じゃない!だって今まで変われなかったんだもん!」

転校生「そんなに自分が強い自信もない!!」

転校生「親に何をしてあげても変わらない!」

転校生「変わってくれない!」

転校生「私を理解しようともしてくれない!」

転校生「上から押さえつけられて不幸を押し付けられるだけ!」

転校生「新しい決意をしても、その不幸に全部押しつぶされてしまう!」

転校生「私は、私はきっと!ずっと・・・ずっとずっとずっと!!」

転校生「ずっとずっとずっと不幸なんだ!」

男「今までは俺がいたか!!」

転校生「」ビク

男「今は、俺がいるんじゃん」

男「俺が君を助けるから」

男「転校生が自分の中の事でいっぱいになるなら」

男「俺が転校生の外を見る」

男「今転校生が何をするべきで、何をしなきゃいけないか」

男「俺が見て、俺が教える」

男「俺は君を助けたい、助かりたいなら」

男「俺に任せろよ」

転校生「・・・・・・・」

転校生「・・・・・・・」

転校生「・・・・・・・」

転校生「・・・・・・・は」

転校生「はは・・・」

転校生「あはは・・・」

転校生「意味わかんないよ」ポロポロ

転校生「・・・えらそーに言って」ポロポロ

転校生「私は、沢山悩んで考えてきたのに・・・」ポロポロ

転校生「他人の男に何が出来るのさ」ポロポロ

男「他人だからできる事があるだろ」

転校生「・・・グス」

転校生「ありがと」

妹「最近、機嫌良いじゃん」

男「よくわかるなぁーさすがブラコン」

妹「一緒に住んでるんだから当たり前じゃん?」

妹「別にブラコンとかじゃないし。捏造すんな」

男「はいはい」

妹「・・・」

妹「解決したの?」

男「解決はしてないと思うけど、進んでる」

男「お前のおかげ。ありがと」

妹「ふん」プイ

妹「はぁ」

妹「お兄ちゃんってさ」

妹「何であんな面倒臭くなったのと付き合ってるの」

男「彼氏の前で彼女を、そういう言い方にするなよ」

妹「は?」

男「・・・」

男「好きだから付き合ってるんだろ?」

男「波長もあうし」

妹「それだけなの?」

男「は?」

妹「なんでもない」

妹「波長って」

妹「お兄ちゃんってあそこまで根暗だっけ」

男「いや」

男「いつも根暗な奴と喋ってるし」

妹「・・・ふん、また私の事いじめてさ」

男「そういうつもりじゃ、なかったんだけど」

妹「・・・」

妹「それってさ、その子と付き合ってる理由って」

男「それだけじゃないぞブラコン」

妹「キモ。悪寒が走った10M以内に近づかないで」

男「わ、わかってるよ、キモいって」

男「もちろん、それだけじゃあないけど」

男「でも、最初惹かれたのは、そうだったからなのかも」

妹「それを本人にわざわざ言う?」

男「聞いたのはそっちだろ」

妹「・・・」

妹「お兄ちゃんさ」

妹「好みのタイプが私なら・・・」

妹「わ、私と・・・」ゴニョゴニョ

男「ん?何か言ってる?」

妹「・・・!」

妹「なんでもない!バカ!」

男「?」


end

終わりです
ありがとうございました

まだスレが残ってたんで来ましたか

多分ssを書くのはこれが最後です
見てくれた方ありがとうございました

やりたい事は全部やれたので
自分はキャラが記号になるのが嫌で人間味を出すのを意識して書いてましたが
もう充分できたかなと では

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年01月17日 (日) 10:26:48   ID: yQtgFVZC

いやいやいや、終わらすなよ!フラグ回収しろよ!!

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