みく「あれ～？李衣菜ちゃん遅いにゃー……」

みく「ちゃんと１時に原宿って言ったのに……寝坊かにゃ？」

島村卯月「あ！すいません！」

みく「あれ？卯月ちゃんにゃ！こんなとこでなにしてるの？」

卯月「ちょっとみくちゃんにアンケートに答えてほしくて……」

みく「え？アンケート？」

卯月「はい！」

みく「う～ん……悪いんだけどこれから予定があって……今度でもいいかにゃ？」

卯月「あの、水道橋の20代のキャッツファンの方が対象のアンケートなんですけど……」

みく「ひとつも当てはまってないにゃ！！！」

みく「みくは10代だし！ここは原宿だし！ひとり適任がいるからそっちに行くべきじゃないかにゃ……？」

卯月「でも、もし問題があるようなら音声も変えますし、目のところに材木を差し込むこともできますよ？」

みく「モザイクだよね！？なんで目に材木差し込まなきゃいけないの！？」

みく「そもそもカメラないから撮影もしてないし！」

卯月「いや、でも、ホントにすぐ終わりますから！」

みく「ホントかにゃ……？」

卯月「はい！あ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～っという間に終わります！」

みく「結構かかってるにゃ！？」

みく「ホントにすぐ終わるの？」

卯月「はい！」

みく「じゃあ答えるにゃ……」

卯月「ありがとうございます！じゃあいきますね」

みく「は～い」

卯月「『このアンケートを何で知りましたか？』」

みく「卯月ちゃんだけど！！？？」

卯月「え？」

みく「卯月ちゃんが言ってきたんでしょ！？」

卯月「私ですか？」

みく「そう！！『私』とでも書いとくにゃ！！」

卯月「はい！」

みく「返事は無駄に元気にゃ……」

卯月「あっ……」

卯月「『あなたはいつも、ペンや書くものを持ち歩いていますか？』」

みく「書くもの？」

卯月「はい！」

みく「まぁボールペンくらいなら持ち歩いてるけど……」

卯月「もしよろしかったら、そのペンを、『貸してもらえますか？』」

みく「持ってなかったの！？」

みく「何でアンケートみたいに聞くのにゃ！？これ使っていいけど！」

卯月「ありがとうございます！」

みく「そもそも何で持ってないの……」

卯月「さっき粗品であげちゃって……」

みく「あげちゃダメでしょ！？」

卯月「緑のなんかブサイクのボールペンで、ノックすると鳴くんですよ！」

みく「なんか聞いたことある！？」

卯月「なんかえらく気に入っちゃった協力者がいたんです」

みく「それも誰だかわかっちゃうにゃあ……」

卯月「アレの声、実は私が」

みく「わー！わー！！わー！！！そういうこと言わないの！！！」

卯月「…………」

みく「あれ？どうかしたの？」

卯月「いえ……、みくちゃんって誰かに似てるんですよね……」

みく「え？みくが？」

卯月「言われたことないですか？ネコバス以外で」

みく「以外でってどういうことにゃ！？」

みく「ネコバスそっくりは確定みたいな言い方になってるんだけど！！！」

みく「卯月ちゃんさっきからふざけてない？」

みく「ボールペン貸せとか、ネコバスに似てるとか！」

卯月「…………」

みく「みくは予定があるっていたのにさ！」

みく「まったく……島村家のしつけはおかしいんじゃないのかにゃ？」

卯月「……煮付けがおかしい？」

みく「は！？」

卯月「ちょっと待ってください！」

卯月「家族の悪口はいくら言ってもいいですよ」

卯月「でも！母が作る煮付けの悪口！」

卯月「これだけは絶対に許しません！！！」

みく「何の話をしてるの！？」

みく「し・つ・け！！」

卯月「あ、しつけですか」

みく「なんでいきなりおさかなの話をするのにゃあ……」

卯月「じゃあまず、『お名前を教えてください』」

みく「はいはい、前川みくにゃ」

卯月「あ、苗字もお願いします」

みく「言ったよ！！！」

みく「下の名前に『前川』とかつくわけないでしょ！？」

卯月「では、『血液型は何型ですか？次の4つから選んでください』」

みく「めんどくさくないかにゃ……？」

卯月「『A：A型、B：O型、C：B型、D：AB型』」

みく「ほらもうなんだかワケわかんないじゃん！！！！」

みく「BだよB！！！」

卯月「はい！BのO型ですね！」

みく「違うにゃ違うにゃ！そうじゃないそうじゃない！」

みく「それならCのB型にゃ！」

卯月「CのB型ってなんなんですか（笑）」

みく「卯月ちゃんが言ったんでしょ！？」

卯月「次です！『1人暮らしですか？それとも、その日暮らしですか？』」

みく「質問がおかしいでしょ！？その日暮らしってなんなのにゃ！？そんな切羽詰まってるように見える！？」

みく「寮に住んでるから1人暮らし！！」

卯月「1人暮らしですね」

卯月「『お仕事はなにドルをしていますか？』」

みく「それアイドルしかないでしょ！？」

卯月「もっと詳しく！」

みく「ええ……じゃあネコドルだにゃ！」

卯月「お仕事：アイドル……と」

みく「詳しく聞いた意味！！！」

卯月「では『アイドルということで、いろいろな派閥があるとは思いますが』」

みく「まあ……多少はあるけど」

卯月「『あなたは礼子さん派ですか？志乃さん派ですか？』」

みく「そんな派閥ないから！！！」

みく「ちょっとガチっぽい質問するなにゃ！！！あの2人は普通に仲良しなの！」

卯月「どっちかというと……？」

みく「ないって言ってるでしょ！？」

卯月「じゃあ川島さん派か早苗さん派なら……」

みく「それもないにゃ！！！」

卯月「ではここから2択になります」

みく「もう早くしてくれにゃ……」

卯月「『外食と自炊では、自炊の方が多い？YES　or　NO』」

みく「あ～、最近は李衣菜ちゃんに教えてもらったりしてよく料理をしてるのにゃ！だからYESで！」

卯月「では、YESと答えた人に聞きます『豚肉、ジャガイモ、人参、玉ねぎを煮込んでいます。何ができますか？YES　or　カレー』」

みく「カレーだよ！！！！」

みく「何ができますか？→YES！っておかしいでしょ！？」

卯月「では次の質問です！『よく死にたくなることがある？』」

みく「急にどうしたの！？」

卯月「『DEAD　or　ALIVE？』」

みく「やかましいよ！！！」

みく「なに良い声で言ってるの！？」

みく「なんなの『生きるか死ぬか』って！？」

卯月「DEADですか？」

みく「ALIVEにゃALIVE！！！これからも自分を曲げずに生きていくんだから！」

卯月「ガチャやイベで爆死しても？」

みく「みくに言うなにゃ！！！」

卯月「次です『女性が綺麗になるためには整形してもいい？YES！○須クリニック！』」

みく「うるさいにゃあ！！もう！！！！質問ですらないじゃん！！！！」

みく「ってかアイドルが整形とか言っちゃダメにゃ！」

卯月「頑張ります！」

みく「不安になるタイミングで決めゼリフを捻じ込むなにゃ……」