【安価】山下「ダンガンロンパ・ユートピア」第三の間【オリジナル】 (611)

ご注意

完全な初心者です

完全な二次創作です

舞台はオリジナルの絶望旅館です

原作のネタバレある…かもしれない


――――前スレ――――


○キャラ作成~第2章非日常編まで○
【安価】ダンガンロンパ・ユートピア【オリジナル】
【安価】ダンガンロンパ・ユートピア【オリジナル】 - SSまとめ速報
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○第2章捜査編~第3章まで○
【安価】山下「ダンガンロンパ・ユートピア」第二の間【オリジナル】
【安価】山下「ダンガンロンパ・ユートピア」第二の間【オリジナル】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1451747040/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1452306002

【宿泊リスト:男性】

サイノウ:【超高校級のクイズ王】
オナマエ:山下 瑰(やました かい)
セイベツ:男性
トクチョウ
【主人公】犯人にも被害者にもならない
【優しい心】人の気持ちを察して動こうとする優しい心の持ち主
【ポーカーフェイス?】何が起こってもあまり顔には出ない
【天才気質】クイズ好きが高じてかそれとも生まれつきか…はたまた両方か。頭がすごくいい

サイノウ:【超高校級のカラーギャング】 死亡
オナマエ:田辺 璃流(たなべ りる)
セイベツ:男性
トクチョウ
【傲慢】かなりのわがまま、自分の思う通りに突き進む
【世話焼き】なんだかんだ言って他人の事が気になる
【ハッタリの性格】実はDQN系の厨二病でなにも悪いことの出来ないチキン

サイノウ:【超高校級のミュージカル俳優】 死亡
オナマエ:篝火 縁(カガリビ エン)
セイベツ:男性
トクチョウ
【傍若無人】人前をはばからず、勝手に振る舞う
【稀血】血液型の種類がこの世の誰とも一致しない
【兄貴肌】仲間想いなのだが自分にも他人にも厳しい

サイノウ:【超高校級の動物学者】 死亡
オナマエ:村田 龍馬(むらた りょうま)
セイベツ:男性
トクチョウ
【天才中学生】海外で飛び級して現役高校生になっているが実年齢は中学1年
【マイペース】トロいわけではない、マイペースなだけだ
【動物大好き!】動物の話題でテンション上がる

サイノウ:【超高校級の薬剤師】
オナマエ:桑原 雄大 (くわばら ゆうだい)
セイベツ:男性
トクチョウ
【野生児】凄い野生児。現代からはかけ離れている
【マッドサイエンティスト】決して狂気的な感じではないが、実害は被る
【失踪癖】すぐにどこかにいく

サイノウ:【超高校級の水球選手】
オナマエ:青木 空(あおき そら)
セイベツ:男性
トクチョウ
【ゲイ】同性大好き!タチらしい
【ムードメーカー】明るく常に周りには人が居る
【笑顔大好き】人の笑顔を見るのが大好き

サイノウ:【超高校級の幸運】
オナマエ:落合 豊(おちあい ゆたか)
セイベツ:男性
トクチョウ
【皮肉屋】凄い低姿勢で人の痛いところをわざと付いて来る
【努力家】影での努力は凄いしている
【ネガティブ】すぐに落ち込んで凄く引きずる

サイノウ:【超高校級のスナイパー】
オナマエ:井貫 刈矢(いぬき かるや)
セイベツ:男性
トクチョウ
【正義漢】正義感が強く協調的
【世間知らず】少々常識のはずれた面が見え隠れする
【自信家】自分の行動には絶対の自信がある

【宿泊リスト:女性】

サイノウ:【超高校級の女将】 死亡
オナマエ:柚葉 美海(ゆずは みう)
セイベツ:女性
トクチョウ
【ヒロイン気質】何かあるとみんなを励ます健気な子
【女将の技】細かな事に気がつくプロ
【オカン気質】家事全般は自分で何でもやってしまう

サイノウ:【超高校級のコスプレイヤー】
オナマエ:大歩危 粗茶(おおぼけ そちゃ)
セイベツ:女性
トクチョウ
【ナルシスト】自分大好き!手鏡を常に持ち歩いている
【二次元の進出】どんなキャラにもなりきれる、もはや変身と言った方が正しいレベル
【照れ屋】コスプレしている時以外は凄いシャイ

サイノウ:【超高校級の鷹匠】 死亡
オナマエ:飛騨 とんび (ひだ とんび)
セイベツ:女性
トクチョウ
【隻腕】右肩から先が一切ない
【匠の佇まい】無口で何があってもドンと構えている
【ド天然】凄いしっかりしてるように見えるけど、実は天然

サイノウ:【超高校級の宅配人】
オナマエ:鈴原 涼子(すずはら りょうこ)
セイベツ:女性
トクチョウ
【姉御肌】悪さはいいが卑怯と裏切りは許さない
【怪力俊足】足の速さと力の強さが群を抜いている
【スピード狂】スピードが命。何でもかんでも凄い早い

サイノウ:【超高校級のアシスタント】 死亡
オナマエ:小判鮫 付録 (こばんざめ ふろく) 女
セイベツ:女性
トクチョウ
【縁の下の力持ち】さりげなに業界では有名
【初心】基本的に恋愛面、特に下ネタには初心
【依存癖】何かに頼っている時が一番精神的に安定している

サイノウ:【超高校級の歌い手】
オナマエ:メアリー リリス
セイベツ:女性
トクチョウ
【下半身不随】事故によって車イス生活に
【現代のマリア】聖母のような方。すごく優しい
【ネット娘】ネットスラングを多用する、気が抜けるともう何を言ってるのかわからなくなる

サイノウ:【超高校級の歌い手】
オナマエ:大槻 理兎(おおつき りと)
セイベツ:女性
トクチョウ
【仕事人間】勉学や恋よりも仕事が一番
【ド貧乳】断 崖 絶 壁
【残念美人】口調や動作が粗暴

サイノウ:【超高校級の掃除屋】 死亡
オナマエ:大樹林 陽菜(だいじゅりん はるな)
セイベツ:女性
トクチョウ
【清掃の鬼】きっちりとした性格。一つのホコリも見逃さない
【隠れリッチ】実は名家のお嬢様
【自然なぶりっ子】可愛い仕草が多い

【ビジュアル設定 詳細 男】

山下瑰 身長160cm
気の弱そうな感じの少年。ダンロンのちーたんにちょっとクールさを足しておかっぱっぽい頭にして。少し背を伸ばした感じ。髪色はクリーム色
服はお坊ちゃまっぽい白いシャツに灰色の地味なジャケット、こげ茶のズボンを着用。

田辺璃流 身長171cm
遊戯王の城之内くんにクールさをかなり足した感じ、髪色は黒だけど前髪に緑のメッシュが入っている
服はP3の荒垣さんっぽい感じで基本深緑か緑主体

篝火緑 身長181cm
アメリカドラマのスーパーナチュラルディーンさんっぽい見た目。髪型は赤茶色のオールバッグ
キャラメル色の皮のベストの胸にはサングラスが刺さってる、後は普通の白シャツにジーパン

村田龍馬 身長151cm
ワンピースのルフィを縮めた感じ、髪は赤色。鼻には絆創膏
服装に至っては普通の白のタンクトップにちょっとボロボロの短パン

桑原雄大 身長171cm
ダンロンの桑田君の髭とか装飾品とかすべて取っ払って、そこにダンロン2の終里さんの黒さと目つき足した感じ。髪色はこげ茶
白衣は意外と綺麗、白衣の下は裸。ズボンはボロボロのジーンズ(裾が千切れているので左右の長さがアンバランス)

青木空 身長177cm
黒バスの青峰くんをかーなーり人懐っこくした感じ、髪は明るい青色
服装は黄色いジャージ

落合豊 身長165cm
ダンロン1の苗木君と腐川さんを足した感じ、髪型は苗木君からアンテナを取っ払って少しぼさっとさせた感じ、色は明るめの茶色
フードは深緑色でサイズは大きめ。ズボンも深緑色

井貫刈矢 身長175cm
ダンロンの石丸君とダンロン2の弐大君を足した感じ、髪の色は黒。髪型は石丸君寄りで色も黒
軍服はヘルシングの大佐をイメージしとります

【ビジュアル設定 詳細 女】

柚葉美海 身長159cm 胸D
ペルソナ4の天城さんにダンロンの朝比奈さんの人懐っこい表情を足した感じの人、髪色は黒
来ている着物は桜色

大歩危粗茶 身長155cm 胸C
ハルヒの長門さんのクールさマイルドにした感じ、おかっぱ頭で基本目は隠れてる、色は水色
服は中学の時のセーラー服。リボンは赤黒くて大きい

飛騨とんび 身長164cm 胸B
ダンロンの霧切さんっぽいクールさを持った人、ポニーテールの長さは腰上位まで、色は黒。くくってる紐は赤色で装飾は少ない
巫女服っぽい服、というよりほぼ巫女服を着ている、右腕が無いので、服の右腕も切り取っている

鈴原涼子 身長167cm 胸E
ダンロン2の罪木ちゃんをキリッとさせてかなりセクシーにした感じ、ソバージュの髪の長さは肩下位で色は暗い青
ライダースーツは青。サイズが小さいのか胸が強調されている

小判鮫付録 身長154cm 胸C
[たぬき]のジャイ子をかなり可愛くして小柄にした感じ、髪型はボブ。眼鏡は伊達、髪色は灰色
クリーム色のハイネックのニットに短めの紺色のスカート、白タイツ着用

リリス 身長162cm 胸F
ハルヒの朝日奈さんを大人っぽくしてそこにクールさを足した感じ、髪は腰上までのロング、色はピンク色
服は真っ白なワンピース。怖い話の八尺様っぽい服のイメージ

大槻理兎 身長172cm 胸無し
ダンロン2の九頭竜君を女体化させて髪と背を伸ばしたらこうなると思う。ショートヘアーなので首くらいの長さ、色は明るい茶色
スーツはどこにでもありそうな普通のスーツ

大樹林陽菜 身長156cm 胸D
おジャ魔女のあいちゃんを女の子らしくした感じ、バンダナの色は赤、エプロンは白、髪色は赤
エプロンの下は安っぽいTシャツに緑のロングスカート

全員体重は標準かそれより少し上か少し下くらいで
[ピザ]は居ませんっす

そして下手なりに頑張ったドッド絵

http://i.imgur.com/VpYRK4T.jpg


これとビジュアル設定を照らし合せてくれたら何とかなるかも
はい…。

凄く早く帰ってきちゃった

更新する?でも16時って言っちゃったし人居るかね?

おっと上げわすれ

http://imgur.com/9J7B6dN.jpg

んじゃまあ、この地図を張り付けて四時まで大人しくしときます

点呼ー















第四巻 『それは不幸か幸運か』 (非)日常編
















裁判が終わってへとへとになった僕は部屋のベッドで横になっていた。
眠たいのに疲れているのに眠れない。


山下「…はぁ」


田辺君に柚葉さん

小判鮫さんに大樹林さんに村田君

篝火君に飛騨さん



もうこんなに居なくなっちゃったんだ。

それを考えれば。その人と関わった日々がブワァッと溢れ出す
そのせいもあって眠れない…


もうみんな帰ってこないんだ



【選択肢】
1部屋でジッとしてる
2誰かの部屋に行く(指定)

下2


――――――ピーンポーン


桑原「どうした?」

山下「…いや。ちょっと眠れなくて」

眠れない僕は桑原君の部屋を訪ねた。
最初は鈴原さんや大槻さんが頭を浮かんだけど

でも、なんとなく桑原君の部屋に来てしまった…


桑原「お前!凄い!疲れた顔!してる!」

山下「…うん、そうかな?」

桑原「とりあえず!部屋!入れ!!」



桑原君は僕の腕を引いて部屋の中に入れる。

そんなひどい顔してるのかな…僕。

桑原「…眠れないの…か?」

山下「…うん」

眠れないのはきっと桑原君も一緒だと思う。
だってこんな時間まで起きてるんだし


桑原「オレも!眠れない!」

だと思ったよ。



山下「…やっぱり。僕達疲れてるんだよ」

桑原「どんな薬飲んでも!悩み!消えない!!」

山下「薬で消えるんだったら…僕も飲みたいよ」


ため息が出る。
なんだか…このままじゃ良く無いのは分かってる。

だから、僕は―――


【選択肢】
1これからの話をする
2今までの話をする
3その他自由指定

下2

山下「これからどうなるんだろう僕達」

桑原「未来の事!分からない!!」

桑原「けどもう誰も死なない!と思いたい!」


それは僕も一緒だよ。
けどここから出れる見込みはない…


桑原「けどまた!次の階段!開く!」

桑原「出口!あるかも!!」


僕達はそれに賭けるしかない。
それしかもう出れる方法はないんだから


山下「あればいいね」

ここで「無かったら?」なんて言えない。
どんな答えが返ってくるか、怖いから




桑原「…大丈夫!出れる!」

なんかこの前とは逆に僕が励まされてるみたいだな…
くよくよしないでおこう。

僕も頑張って出口を探さないと。


出来るだけ多くで外に出るんだ。


山下「そうだね。ありがとう」

桑原「元気…出たか?」

山下「うん」


桑原「良かった!な!」


今日はもう無理にでも寝て、明日の四階探索に備えよう。
もしかしたら本当に出口があるかもしれないしね



【二十三日目】


今僕は四階にいる。
朝起きてすぐにここに来たから…まだ一人みたいかな?



山下「一番に調べておこう」

特に一番に調べる意味はないけど…。
なにか出口に繋がる物があるかもしれない


さて、どこから調べようかな


【選択肢】
1資料庫
2お土産売り場
3娯楽室
4VIPルーム

下2

―――――――― 4F VIPルーム前 ――――――――――


VIPルーム?部屋のプレートにそう書かれている。
けど…ドアが開かない。

厳重にロックがかかっている
ドアに大きな四角いプレートが付いているってことは、カードキー?


山下「鍵があるの…かな?」


―――――ヒョコンッ


そんな時僕の前にモノクマが現れた。
…なんだろう、急に。


モノクマ「はい!鍵はこの旅館にあります!」

モノクマ「あ、でもでもでも。そのカギ一本に付き一回しか使えないから気を付けてねー」

モノクマ「うぷぷぷぷ」


――――ヒョコンッ


あ…行っちゃった。
鍵?この旅館に鍵が置いてある場所なんて…。


そんなのあったっけ?


【選択肢】
1資料庫
2お土産売り場
3娯楽室


下2

――――――――――― 4F 娯楽室 ――――――――――――

娯楽室の中はビリヤードにダーツ。インベーダーゲーム機みたいなゲーム機?も置いてある
あとは棚にトランプとかカードゲーム類も豊富においてある

山下「…ここに来れば退屈することはなさそうだね」


凶器になりそうなものはないかな?
全部遊びの道具だし。

ビリヤードのキューとかで殴り殺す?いや…無理。
インベーダーゲーム機に頭を打ち付ける?
あり得そうだけど…。そんな手間のかかる方法…


この部屋はとにかく安心そうだね。


次に行こう



【選択肢】
1資料庫
2お土産売り場

下2

―――――――― 4F お土産売り場 ―――――――――

このお土産売り場も特に気になる物は…
って。これ模擬刀?
危険って言えば危険かも…。

後はストラップに御饅頭に…


モノクマの形をしたバッグなんかもある…

とりあえずこのフロアはあんまり危ない物はなさそうかな?

三階の倉庫とか二階の厨房倉庫とかとは違って特別凶器になりそうなものはなさそうだね…
でもまあ目を光らせておくことに越したことはないよね



――――――――――― 4F 資料室 ――――――――――


資料室は色んな本?スクラップブック?みたいなのが所狭しと棚に詰め込まれている。
…何だろうこの資料。

この旅館の成り立ちとかかな?



―――ハラッ

僕が何気なく一冊のスクラップブックを取る。

すると本の間に挟まれていたのか。一枚の写真?が落ちてきた。
何の写真だろう。どうしてこんな所に?



僕はその写真を拾い上げた。



山下「……――――――え?」



【写真に写っていた人物は?】
生徒の中から2~16人で指定

下2

山下「…なんだよ……これ」

写真は僕以外がうつった集合写真。
和服姿だった柚葉さんは希望ヶ峰の制服を着て、リリスさんは皆に囲まれて笑っていて…


でも、そこには僕が居ない


山下「……」

ノートをぱらぱらとめくってみる。

酷く文字が掠れて居て読めない。
けどかろうじて読めた文



『超高校級の絶望』

『伝染』

『隔離』

『潜伏』


それ以外は読めない。


【乱入してきた人物は?】
下2
居ないならいないでOK

――――ガチャッ


リリス「あら…お早い事です事」

ドアが開く音。それと共に僕はそのノートを棚に押し込んだ。
隠す理由はないけど…。
何だかみられてはいけない、見てはいけないノートな気がして


リリス「……?」


山下「リリスさんも探索?」


リリス「それ以外に何が?w」

山下「いや…別に。」


山下「それじゃあ」

僕はリリスさんと入れ違うように資料室を出た。
あれを見てから何故か僕の胸騒ぎが収まらない……

『超高校級の絶望』その単語が頭から離れない……
どうしてだろう。けどよくない物なのは確定だ


――――――――――――

リリス「変な人…。」



――――――――――――





【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り4ターン】

下2

――――――――――― 3F エステルーム ―――――――――――

大槻「ふう。これで少しはましになったな」

大槻さんがモップと洗剤を片手に何かしている。
なにやってるんだろう


山下「大槻さん?」

大槻「はぁ…オメェ来るのが遅いんだよ!」

大槻「あとちっと早かったら…掃除手伝わせてたのによー!」

山下「掃除?」

大槻「香油の瓶。殆どわれて床がぬるぬるだったろ?だから掃除だよ」

山下「へぇ。意外と気が利くんだね」

大槻「まあ、人数減って来てるからな」

大槻「誰かがやんねーとな」


16人が9人…もしかしたらもっと減るかもしれない。
大槻さんはそんな事とかも考えてるのかな?


大槻「おい!何突っ立ってんだ!乾拭き手伝え!」

山下「ふう…こんな感じ?」

大槻「お!良いじゃねえか!」

僕が乾拭きをしている間。大槻さんは何をしていたかというと
ただエステルームのベッドで横になっているだけだった。


大槻「うし、キレイキレイ」

理由は水拭きを頑張った、からだそうで…
僕は徹底的に絞り上げられた




【選択肢】
1どうして急にそんな考えに思い立ったのか聞く
2どこからモップを持ってきたのか聞く
3自由

下2

山下「そのモップどこの?」

大槻「んあ?これか?」

大槻「仮眠室だよ。あそこのモップだけど?」

山下「そっか」

大槻「何だよ急に。この前の裁判でもやっただろ?」

大槻「忘れちまったのか?」


山下「ううん…そう言うわけじゃないんだけど」

山下「ほら、些細なことにも目を光らせとかないとね」

大槻「あー…事件が起こったときのためにってか?」


そう…もう僕も事件が起きないなんて思っていない。
事件が起こるなら、それをどう未然に防ぐか…だ


【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り3ターン】

下2

―――――――――― 3F 廊下 ―――――――――――

井貫「うむ…失敗であったか」

落合「僕の運はそう言う風には作用しないんだって…ヒヒッ」

廊下では井貫君が肩を落として、落合君がそれを慰めてる?

山下「何かあった?」

井貫「いや…4階のあの鍵のかかった部屋にどうしても入りたくてな」

落合「僕の幸運を使って開けさせようとしたらしいんだけどね…ヒヒッ」

落合「あえなく失敗だよ」

ああ…VIPルームの事か。
確かにあそこの中は気になるな…

井貫「鍵があるとモノクマは言っていたが…」

井貫「はたしてそんな物が本当にあるのか疑問であるな」

落合「いや…それを疑ったら…あそこは開かずの間だよ…ヒヒヒッ」

井貫「中に何があると言うのか…」


僕の予想。中にある物はきっとすごく特別な物なんだと思う。
なんせVIPルームだし…

って、安直すぎるかな?


山下「とにかくみんなで鍵を探そう」

井貫「無いかもしれないのにか」


落合「だからそれ疑ったら…ヒヒッ」


井貫「山下よ。貴様は鍵があると思っているのか?」


【選択肢】
1あると思う
2無いと思う

下2

山下「僕はあると思うよ」

山下「今までだってなんだかんだ意味のあった物がおおいし」

山下「だからきっと鍵はどこかに落ちてるよ!」


落合「落ちてるって…」

井貫「ぐぬぅ…そうか」

井貫「では探しに行くとするか?」

落合「僕はもう手伝わないよ?ヒヒッ」

井貫「貴様の幸運が無ければ可能性が下がるであろう!吾輩について来い!」

落合「…はぁ。」


井貫君は落合君の首根っこを掴んで階段を下りて行った。
落合君も…災難…なのかな?


【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り3ターン】

下2


――――――――― 3F メイクルーム ―――――――――――






大歩危「ねえ、私が人を殺したら。驚く?」



山下「急に何?!」




驚いてしまった。
大歩危さんの口からそんな言葉が…


大歩危「…驚くかなーって…」

大歩危「山下君。あんまり顔に出ないから…」

また言われた。顔に出ないって…
別に僕は…隠してるつもりないんだけど。
それにポーカーフェイスって感じでもないのに


山下「冗談でもやめなよ…そう言うこと言うの!」


大歩危「怒った…フフッ」

大歩危「でもあんまり顔変わってないよ?」


僕は顔に出してるつもりなんだけど…

やっぱおかしい

大歩危「でも。このメイク室がある限り、私はどんな殺人鬼にもコスプレできる」


大歩危「…なーんて」


山下「今日の大歩危さんおかしいよ…殺すとか殺すとか殺すとか…」

大歩危「…そんな殺すって言ってない」


皆やっぱりもう外に出る事を考えてるの?
だったら信じちゃいけないのかな?


大歩危「……」

あ…黙って鏡を見つめだした。
……なにやってるんだろ



大歩危「私に殺人なんて似合わないな。可愛いし」


【選択肢】
1突飛な発言に僕は笑ってしまった
2何か無理をしてる気がするので励ましておく
3自由

下2

大歩危「なんでこんなにかわいいんだろ…」

山下「うん…可愛いね」

とりあえず話を合わせておこう…
大歩危さん…意外な一面があるんだな


大歩危「可愛い?」

大歩危「特にどこが?」



と…特にどこが!?

え…そんな知らないよ…


【選択肢】
1顔
2服装
3前髪
4その他

下2

山下「そ…存在そのものが?」

もうこれはもう…
いくらなんでもお世辞丸出し。
機転効かなさ過ぎて恥ずかしくなってくるよ…


大歩危「はぁ……」


ほら!やっぱり機嫌を損ねちゃった――――



大歩危「知ってる」

山下「あ…うん」


なんだ?え?これは成功なのかな?

取りあえず変な質問投げられる前にここを去ろう…


【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り1ターン】

下2

次から↓1の方がいい??

――――――――― 2F バー ――――――――――

うん。やっぱりここか
もう鈴原さんの第二の部屋だよね


山下「また飲んでるの?」

鈴原「違うわよ。お酒捨ててんのよ」

山下「え!?」

鈴原「この生活が終わるまで禁酒することに決めたわ」

鈴原「時々朝起きて記憶飛んでるのは流石にマズいでしょ」


うん…それはかなりマズい

マズいを通り越して致命的だよ…


山下「それは…大変だね」

鈴原「それにお酒の勢いとかで…ね?」

言いたいことは分かる。
お酒の勢いで人を殺してしまったら…だよね?

でもそんなこと。鈴原さんに限って…


鈴原「もう誰がどうなってもおかしくないでしょ」

確かにそうだ。
もしかしたら明日僕が死ぬかもしれない


鈴原「だからよ」

鈴原「落合じゃないけど。注意はしとかないと」


そう言いながらシンクにお酒を捨てていく鈴原さん。
殆どのボトルが空になっている。



何だかもったいない気もするけど…


【選択肢】
1お酒を捨てるのを手伝う
2お酒を捨てるのを止める
3自由

下2

山下「ぜ…全部捨てちゃうのは良く無いと思う」

山下「その…良い気晴らしの道具にもなるし」

鈴原「あら?意外ね。止めるのね…」


なんだかお酒が全部なくなれば鈴原さんが居なくなるような気が…する。
おかしいけど。そう思ってしまう


山下「だからちょっとだけ残しておこう」


鈴原「ええ、そうね」

鈴原「そうだわ。今から一杯やる?」


山下「え…ええ」

鈴原「残り僅かなお酒なんだからそんな飲まないわよ?どうする?付き合う?」


【選択肢】
1付き合う
2付き合わない

下2

ちょっとだけなら…





そう思った僕がバカだった


鈴原「はい。スピリタス」


出されたのは水の様な色のお酒。
これなら僕にも行ける!



そして口に運んだ瞬間。喉を通る瞬間。
僕の内部は焼き付けられるように熱くなった


山下「!?!?!?!?」


鈴原「フフッ。お酒弱いのね」

鈴原さんはそんな劇薬みたいな飲み物をビンごとゴクゴク行っている



……。
と…とりあえず逃げよう…

部屋に帰ってからは災難だった。

喉が焼け付くように痛くて…もう。地獄だ
どうしてあんなのがおいしいんだろう…


山下「……」


けど程よい眠気もやってきた。


山下「……」


眠りに落ちる――――


その瞬間。











――――――――――――――――――



???「絶望的事件?」


???「コロシアイ学園生活??」


???「へぇ…そんな面白い事が」


――――――――――――――――――












【二四日目】


変な夢を見た…気がする


はぁ。とりあえず今日も一日ブラブラしよう。
何か新しい発見があるかもしれないしね


よし。どこに行こうかな


【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り4ターン】

下2

―――――――――― 3F エステルーム ―――――――――――

落合「ここに鍵は無いと思うけど…」

桑原「探せば!あるかも!!」


今日は落合君と桑原君がカギを探してるのか…
でもこんな場所に?


桑原「山下!オマエ!手伝う!」

山下「ええっ!?僕も?」

落合「ヒヒッ…」


変なことに巻き込まれちゃったかな…

けどここを探してなかったら気が済むかも…
取りあえず手伝ってあげよう

落合「ここには無いよ」

桑原「ベッドの下!無い!!」

山下「ここもないよ」


どこを探してもない。無い。無い。

というより有った方がビックリするよ…
はぁ…



桑原「まだ探してないところ!探す!!」

落合「…ええ…もう無いよ」


桑原「あるかも!しれない!諦めるな!!」

桑原「山下も!する!!」


【選択肢】

1どうしてそこまで鍵に固執するのか聞く
2黙って手伝う
3自由

下2

山下「ねえ…どうしてそんなに鍵を探すの?」

落合「…さあ?」


桑原「オレ!鍵!見つける!」

桑原「あそこの部屋!危険かもしれない!」

桑原「危険!止めれる!!」


…そっか。桑原君は皆のコロシアイを止めるために…
だからこんなに躍起になってるんだ。


落合「はぁ…もう少しだけ手伝ってあげるよ…ヒヒッ」

山下「僕も気の済むまでお手伝いするよ」


結局エステルームから鍵は見つからなかったけどね

【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り3ターン】

下2

――――――――― 1F 廊下 ――――――――――

リリス「だーかーらー!何もないっすよww」

井貫「ほう」

また喧嘩?リリスさん次は何したんだろう…
取りあえず止めに行かないと


リリス「…あのさw私はw私のスタンスで行くんでwww」

井貫「ふん。正直に飛騨の最期の言葉が堪えておると言えばよい物の」

リリス「ああwwあの負け惜しみねww完全勝利っすわwww」


何だか首突っ込み辛いな…


山下「あの…二人して何してるの?」


リリス「めんどいのキタコレwwww」


井貫「いや…今からでも吾輩たちと協力しないかと持ち掛けておるのだ」


山下「協力?」

井貫「うむ。鍵を見つけてVIPルームに入る」

井貫「あそここそが真の出口かもしれん」

リリス「何で四階に出口なんだよwwwここ地下かよwww」

リリス「ちったぁ考えろwwこの脳筋」


井貫「ぐぬぬ…」


リリス「とにかくつるむ気とか一切ないんでwww」

山下「リリスさん…」

リリス「そんな顔されても私には通用しませんが?」



【選択肢】
1自分からも仲間になるよう説得してみる
2大人しく帰らせる
3自由

下2

山下「今はまだいいから。その…気が向いたらこっちにおいでよ!」

山下「僕はいつでも待ってるから!」



リリス「……そう」

リリス「まw別に気が向かないんですけどwww」

一瞬だけ。ほんの一瞬だけリリスさんに違和感を感じた。
心が動いた?いや…そんな顔じゃない気がする

なんだかすごく悲しそうな…



山下「リリスさん!またね!」


リリス「うぜぇw黙れww」

やっぱいつも通りか…



【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り2ターン】

下2

――――――― 2F 廊下 ――――――――――


大歩危「…ということなの」

大槻「なるほどなー」


何だか二人で話してる?
何を話してるんだろう…


山下「なにしてるの?こんな所で…」


大槻「いや…大歩危の悩みをな聞いてやってたんだよ」

山下「悩み?」


大歩危「うん…悩み」

大槻「これがまたな…面倒な悩みでよ」

大歩危さんの面倒な悩み?
…なんだろう?


大歩危「どうしたものか…」


山下「その悩みって何なの?」


大歩危「…コスプレしてないと…まともに話せない…」

大槻「な!面倒だろ!」


確かに。結構面倒かもしれない…。
だからコスプレしてる時はあんな生き生きしてるんだ…


大歩危「…どうしよう」

大槻「物まねとかは?」

大歩危「声は真似できない」

大槻「腹話術」

大歩危「…そんな器用な事」

大槻「んじゃあやっぱコスプレ」

大歩危「…いちいち時間とコストが…」


【選択肢】
1物まねをお勧めする
2腹話術をお勧めする
3その他

下2

山下「そうだ!僕達で普通に話せるように練習しようよ!」

大槻「お!それ良いな!」

大歩危「練習??」

大槻「たとえば。クラスメイトにする朝の挨拶」


大歩危「え?」

大槻「やってみろ!」


大歩危「……おは…よう」

大槻「暗い!!!!」

大槻「暗すぎるんだよ!!!!」

大槻「なんだよ!朝だぜ?お前のそれは真夜中だ!」


山下「そんなきつく言わないでも…。大槻さんの例は?」



大槻「おーっす!おはよ!おお!今日も良い色のパンツ穿いてんじゃねーか!」

大槻「昨日はお楽しみでしたねってか?」


大歩危「…それ?」

大槻「おう!真似してみろ」

大歩危「い…良い色の…お…おぱ…」

大槻「やりなおーし!!!」

うん。大槻さん…違うよ。それもまた違うよ
けど今言っても聞き届けてくれないんだろうな…


大槻「もっとこう。パンツを見る様な勢いで」

山下「それってどんな勢いなの…」

大槻「とにかくパワフルに」


大歩危「おは…おは!よ!」

大槻「なんで桑原みたいになってんだよ」


大歩危「ぱ…パンツ!」

大槻「まずはおはようから!」


そこから数時間みっちり大歩危さんへのレッスンは続いた…
可哀そうに…


【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り1ターン】

下2

――――― 4F 資料庫 ――――――――――


資料庫の資料をもう一度確認しようと思って行ってみると。
そこには青木君が居た。


山下「あ…青木君」

青木「よーっす」

手には古ぼけた本を持っている。
なんだろうこれ


青木「これ、俺らの先輩だってよ」

78期生?
僕達は確か80期生だっけ?


青木「見た事ある人いっぱい居んなー」

確かに。僕も共演した事のある人が居る…


青木「けどこれ殆ど文字が読めねえんだよ。掠れてて」


山下「ここにあるのほとんどがそうじゃないかな?」

青木「なんかこの旅館の見取り図とかあったらなーって」

山下「そんな物あるわけないじゃん。モノクマだよ?」

青木「だよなー…」

ほとんど資料の意味をなさない資料庫
本当に何のための部屋なんだろう



…あれ?
この前詰め込んだスクラップブックが無くなってる?


青木「ん?どうしたよ」


山下「あ…えっと…」


【選択肢】
1正直に言う
2黙っている
3自由

下2

山下「ううん…ここに置いてあった本。無くなってるから」

青木「なんか大切だったのか?」

気になる物だけど。中の内容は言っちゃいけない気がする
…だから僕は


山下「うん。ちょっと気になったから」


だから嘘をついてしまった。


青木「一緒に探すか?」

山下「いいよ…広いし。」


青木「だな」


でもあの本…どこに行ったんだろう。
あの写真は何だったんだろう?


皆がうつってて自分が写っていない写真。
というよりどうしてみんな制服を?


僕達はまだ制服も貰ってないのに…



どうしてなんだろう。

凄く気になるよ…。凄く…

【二十五日目】


朝起きる。
何だか寝覚めがわるい

それもそうだよね、あんまりよく眠れなかったんだから


山下「はぁ…」


深いため息が出る。

いつになったらここから出れるんだろう。


【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り4ターン】

下1

―――――― 2F バー ――――――――――


リリス「すいまっせーんww間違えてお酒殆ど捨てちゃいましたー」

リリスさん…またやってるよ。
とりあえず仲裁に入ろう…


リリス「いやあwわざとですw」


鈴原「―――――――」


鈴原「別にいいわよ。アタシも捨てようと思ってたし」

鈴原「やっぱお酒はここから出れるまで止めにするわ」


リリス「……」

凄くつまらなさそうな顔のリリスさん。
けど鈴原さんは飄々としている

リリス「……」

鈴原「どうしたのよ?」


リリス「……はぁ」

リリス「面白くないです」


鈴原「人様に迷惑かけて楽しんでる貴方は異常だったのよ」

リリス「…うぜぇ」


何だか最近みんな変わったな。
それにリリスさんも何だか変な気もする


山下「またなにかしてるの?リリスさん」

リリス「なんもしてねーし!」


【選択肢】
1また酷いことしてたよね?と指摘
2そうなんだ。とスルー
3自由

下2

山下「ふーん。そうなんだ」

リリス「なんだよwその反応www」


リリス「腹立つわー…死ね!」


そうとだけ言ってバーを出ていったリリスさん。
なんだか…この前から様子が変な気がする


気のせいだといいけど…

【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り3ターン】

下1

―――――― 1F 縁側 ―――――――――――


井貫「鍵は見つかったであるか?」

桑原「まだ!」

鍵を探してる二人…
そっかまだ見つからないんだ…


山下「鍵、まだ見つからないの?」

井貫「ああ、貴様か」

桑原「どこにもない!」


二人は相当頭を抱えている。
だけど…他の人が探しても見つけられないんじゃ?

ここまで探してないんだったら…
僕はそう思うけど

山下「でも二人がそこまで探してないんだったらきっとないんだよ」


井貫「いや…ある!」

桑原「ある!!」

言いきられた…
どこからその自信が…


桑原「…そんな気がする」

井貫「吾輩もだ…」


って…完全に感なんだ…


だったら僕も感で何か言ってみよう。
もしかしたら見つかるかも…

なんてね


【選択肢】

場所を指定しろ

下2

山下「フロントは?」

桑原「―――っ!?」

井貫「――――っ!?」


…あれ?けどこの旅館。フロントなんてあった?
…あったっけ?

頭の中をその言葉がグルグル巡る


確か一階には…
二階にも…三階にも…

四階にも…


無い。


それを伝えようとしたけど。もう二人は居なくなっていた――――


【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り2ターン】

下1

―――――― 1F 食事場 ―――――――


山下「あ。大歩危さん」

大歩危「よう!」

山下「―――ん?」


今大歩危さんから驚くべき言葉が…
え?いま何て?


大歩危「いやー腹減ったなー!」

ん?ん?ん?ん?



え?この喋り方……

大歩危「何しけた顔してんだよー!」

大歩危「おーい!」


…やっぱりそうだ

山下「あれ?えっと…大歩危さんだよね?」


大歩危「おう!」

大歩危「アタシは大歩危だぜ!」

…だぜ?
…だぜって何?


山下「大歩危さん?」


大歩危「だから何なんだぜ?」


山下「えーっとね…」

どうしよう。これは絶対大槻さんのせいだ。
絶対あのレッスンのせいだ…


山下「凄い心苦しいことを言うんだけど…」


【選択肢】
1おかしいと言う
2やっぱ言わない
3自由

下1

山下「いや…やっぱりその…なんでもないかな」

大歩危「なんなんだぜ?」

山下「いや…本当に」

……言えない。
言えないよ。喋り方がおかしいなんて…


大歩危「????」


山下「うん。大丈夫」


何が大丈夫なの?僕…

【乱入チャンス!】

誰かを乱入させれます

下2


―――――ガチャ


大歩危「よう!」

落合「――――っ!?」

ビクッとする落合君。
それもそうだよ。僕だってそうだ


落合「お…大歩危さん?」


大歩危「そうなんだぜ!」

落合「……」


僕の方にスススッと寄ってくる落合君。
そして凄く小さな声で、けど確かにこういった


落合「桑原君に変な薬飲まされたの?」


山下「いや…そうじゃないと思う」

うん。この状況を作り出したのは…
この状況を作り出したのは…


大槻さんだ。


落合「とにかく変だよ」

落合「風邪?ヒヒッ」


山下「いや…―――――実は―――――」


僕は大槻さんのレッスンの事を洗いざらい話した。



落合「それはマズい…」


大歩危「なーに二人でひそひそしてるんだぜ?」


落合「治そう…ヒヒヒッ」

山下「治す?」

落合「僕に任せて…」


――――――――――――
――――――――
――――――


それからしばらくして落合君と大歩危さんはレッスンをすると言って僕を部屋から追い出した。
…そう、言葉を元に戻すために。


けど結局元に戻ってきたのは…



大歩危「ヒヒヒッ」

喋り方が落合君と大槻さんのミックスになった大歩危さんだった…

【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り1ターン】

下2

―――――― 1F 縁側 ―――――――――


鈴原「…どうしたの?雰囲気がおかしいわよ?」

山下「え?」

鈴原「疲れ果ててるわよ」

山下「…そうかな?」


確かに疲れてるよ。
そう…。大歩危さんの一件で…


けどこれで鈴原さんに話したら…


もしかしたらよけいひどい事になるかもしれないな…


鈴原「聞いてあげるから」

山下「いや…あの…」

鈴原「何よ?」

鈴原「はっきりしなさいよ!」


でも怖い。これでアルコール依存みたいになったら…
もう終わりだ。

大歩危さんという人間は居なくなってしまう。


けど、鈴原さんは頼りになる人でもあるし…
信用してもいいかな?



山下「いや…その…」


【選択肢】
1相談する
2相談しない
3自由

下2

山下「実はね――――――」

僕は大歩危さんの事を話した。
卑屈なアクティブになっている事を


鈴原「任せて」


―――――――――――――――

そう言って鈴原さんはどこかに行った。
…どうなるんだろう……


――――――――――――
―――――――――
―――――――
―――――



大歩危「…元に戻った?」


鈴原さんのおかげで元には戻った。元には戻ったんだけど…
どうして大歩危さんのスカートが…下着の見えるすれすれまでに上げられてるんだろう…


鈴原「あら?こっちの方が可愛いわよ」


…やっぱり変なことになった…



【夜時間イベント】

誰かが部屋に遊びに来ます

誰ですか?

来ないもOK

下2

大槻「お前の部屋…すっげえ質素だな」

山下「みんな一緒だよ」


なぜかその日の夜大槻さんが遊びに来た。
なんでだろう?


山下「どうして僕の部屋なんかに?」

大槻「え?だってまともに話せんの鈴原か青木かおめーしか居ねえじゃねえか」

大槻「大歩危もいい感じになってたんだけどな」

大槻「さっきなんか殆どパンツ丸出しだったぞ」


――――鈴原さんっ!!!


山下「でも。本当にこう言う風に話すのめずらしいよね」

大槻「そうだな」


大槻「この生活、まだ終わんねえのな」

山下「…うん」

はぁ。と大きなため息をつく大槻さん。
けどのその気持ちは僕も一緒だ


大槻「はぁ…」


ため息ばっかりついている。
けど…何て言えばいいんだろう。

今はどんな言葉をかけても気休めにしかならないよね


大槻「でもな。モノクマの策に乗るのもな…」

大槻「あーあ。玄関のドア開かねーかな」


山下「…開かないよ」

外に続くドアは全部閉められてる…
いつになっても解放されない


大槻「なあ」

大槻さんが僕を呼ぶ。
それも真剣な声で


山下「どうしたの?」


大槻「今回も殺人。起こると思うか?」


―――――――

――――――
―――――


思う?思わない?…分からない。

山下「――――」


【選択肢】
1思う
2思わない
3自由

下2

山下「分からないけど。僕はしないよ」

大槻「お前らしい答えだな」

フッと小さく笑った大槻さん。


大槻「けど。そう言うのって大切だぜ」

山下「大槻さんは?」

大槻「アホ。こう見えてもSPだぞ?ねーよ」

山下「安心したよ」

大槻「それに殺すとしてもお前に言うかよ」

大槻「お前に言ったらぜってえバレる」

大槻「言わなくてもバレるか」


山下「ははは」

そう。僕はどんな人がどんな事件を起こしても
それを解いて見せる。絶対に


【二十六日目】


大槻さんとは昨日ずっと話をしていた。

だからそんなに眠れてない…


別に今日一日くらい寝ててもいいけど…
けど…どうしよう


【選択肢】
1寝てる
2自由行動する(指定)

下2

―――――― 1F 食事場 ――――――――

居た。桑原君たちだ。


井貫「ぐぬぬ…」

桑原「ぐぬぬ」

この様子だと鍵は見つかってないんだな…
うん。そうみたいだね

山下「鍵は見つかった?」

でも一応聞いておこう。

桑原「見つからん」

井貫「右におなじである。」


桑原「昨日手分けした」

井貫「ああ。したであるが見つからなかった」

桑原「俺…探したんだけどな…」


落ち込んでいる桑原君に井貫君
もしかしたら本当に鍵は無いのかも…

井貫「はぁ…」

桑原「ハァ…」

相当疲れ切ってるな。
けど。二人がここまで探してないってことは無いんだろうな


桑原「諦めるか」

井貫「無いのかもしれんな」


完全に諦めモードに入っている。
けどその気持ちも分かる。



桑原「モノクマに嘘、つかれたか…」

井貫「その可能性が高いである…」


【選択肢】
1鍵をもう一度探してみれば?と提案
2お疲れ様と労う
3自由

下2

山下「お疲れ様」

桑原「ありがとう、探したかいあった」

井貫「諦めて他の事をするであるか」

桑原「何する?」

井貫「……思いつかん。貴様は?」

桑原「俺も、思いつかない」


二人で次は何をするか話し合ってる。
…僕も手伝った方が良いかな?


桑原「決めた、俺ら暫く休憩」

井貫「一日くらい休んでも罰は当たらぬ」


二人して大浴場に行っちゃったよ…
…僕もどこかに行こう。

【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り3ターン】

下2

―――――― 4F 娯楽室 ―――――――――――

青木「超高校級のスイマー」

鈴原「超高校級の暴走族?」

大槻「超高校級の格闘家」

中に居る皆は資料片手に何かをしている。
何してるんだろう


山下「どうしたの?皆難しい顔して」


青木「いや、見れる資料見て。少しでも脱出のヒント見つけれればなーって思ってよ」

鈴原「…うん」

大槻「…けど見つかんねー」


皆資料を抱えて頭を悩ませている。
確か今言ってる人って78期生だっけ?


僕達の2個上か

大槻「アタシこいつは知ってるわ」

鈴原「知らない人なんているの?凄い有名人よ?」

青木「メディア露出凄かったもんなー」


皆の話題の的になっているのは『超高校級のギャル』
名前の欄は読めなくなってるけど…

僕だって名前くらい知ってる。

共演したことだってある。


『江ノ島 盾子』さんだ


青木「…んー。けど、この人たちは今何してんだろうな」

青木「今は三年だろ?」

鈴原「さあ…けど。アタシたちがこうなってるってことは…」

大槻「同じ目にあってるかもな」

縁起でもない…
けど。僕達だけってのも…おかしいよね

【選択肢】

1もしかしたらそうかも…なんて確証のないことを言ってみる
2閉じ込められたのは僕達だけじゃ?とこれまた確証のないことを言う
3自由

下2

山下「僕達が入学して…だから79期生もしてたりね」

大槻「79つったら小判鮫の先輩居たよな」

鈴原「飛騨さんのお兄さんは…?」


そっか。僕達に間接的に係わりのある人が上にたくさんいるんだ。
もしかすると…本当に巻き込まれているのかな?


青木「って!なんでこんな暗い話題なんだよ!」

青木「ほら!他の資料読むぞ!出口探すぞ!」


大槻「あー…だりい」

鈴原「仕方ないわよ」


【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り2ターン】

下2

――――― 2F 室内神社 ――――――――


落合「…はぁ」

リリス「無駄だってwww」

リリス「鍵なんてないないwww」


なんだ、落合君も鍵探してたんだ…
けど見つからないみたいだね。


リリス「もうあきらめろんwww」

幸運をもってしても無理…だとすれば…

もう本当に無理なのかもしれない。
というよりないのかもしれない…


僕も自然にため息が出てしまう

落合「どうしたの?そんな所でため息なんてついて…ヒヒッ」

山下「いや…鍵なんだけどね」

リリス「みんな必死過ぎwwwワロタwww」


僕は鍵を探してるってわけでもないんだけど…
けどやっぱ見つけれるなら見つけたい


山下「…どこにもないみたいなんだ」


落合「山下君が諦めムードなんて珍しいね…ヒヒッ」

リリス「ざwまwあwwww」



【選択肢】
1井貫君たちが探しても見つからなかったという
2二人で頑張ろうと言う
3自由

下2

そうだ。こういう時はモノクマに直接聞けばいいんだ。


山下「モノクマ!ちょっといいかな?」


――――ヒョコンッ


モノクマ「なにー?」

リリス「すぐ来たしwww」


山下「あのVIPルームの鍵。本当にあるの?」

モノクマ「あるよ!嘘は付かないよ!」

モノクマ「ちゃんと探しなよ!」

モノクマ「ほんっとに!オマエラは…」


落合「…見つけた人は居るの?ヒヒッ」


モノクマ「そこはノーコメントだよ」


モノクマ「じゃあ!僕は忙しいから帰るよ」

モノクマ「鍵はちゃんとあるんだから探すこと!」

モノクマ「もう手遅れかもしれないけどねー…ウププププ」


あ…消えた。
手遅れってどう言う事?

やっぱり…VIPルームには相当危険な物が?

けど…なんだろう?銃とか?


リリス「手遅れwwwキタコレwwww」

落合「…何だか嫌な予感がするね」


何があるって言うんだろう…


【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り1ターン】

下2

――――――――― 4F お土産売り場 ―――――――――――

鈴原「あ…山下―」

ん?なんだろう?何呼んでるんだろう。
って…お酒臭い!!


鈴原「やっぱエイヒレと日本酒は合うわねー」



お土産売り場の…飲んじゃった?
しかも食べちゃった?



山下「鈴原さん…禁酒は?」



鈴原「――――――はっ」


鈴原「お酒を前にしたら…つい…」

鈴原「…やってしまった」

鈴原「やってしまったわ。」

山下「まあ…うん。そこまで落ち込む事でもないと思うけど…」

酒瓶とエイヒレを手に持って落ち込む鈴原さん。
どうしよう、シュールだ


鈴原「…はぁ」

山下「まあ、うん。たまにはそう言うのも大切だよ」


鈴原「そうよね!」

鈴原「ということでもう一杯」


鈴原さん。きっと禁酒は出来ないよ…

なんて僕は思ってしまったけど口には出さない



【選択肢】

1資料で何か気になる事はあったか聞く
2鍵の手掛かりを聞く
3自由

下2

山下「ねえ。鈴原さん…VIPルームの鍵って…」

鈴原「見てないわ」

鈴原「というより鍵なんてほんとにあるの?」

鈴原「試しに部屋のカードキー使ったけど、全然開かない。大きさが違う」


山下「そっか。ありがとう」

鈴原「見つけたら教えるわね。」


鍵は鈴原さんも知らず…か。


モノクマを信じていいのかわからなくなってきた…
けど…何かあるのは確かだよね

【夜時間イベント】

誰かが部屋に遊びに来ます

誰ですか?

来ないもOK

下2

深夜だし
安価を下2から↓1に変えた方が良い?

今日僕の部屋に来たのは井貫君だった。


井貫「昼寝をしてしまってな。眠れないのだ」

山下「…そうなんだ。けど、鍵探すの頑張ってたしね」


お昼見た時よりは井貫君は元気そうだ。
明日も何かするのかな?

井貫「…平和であるな」

山下「動機が発表されてないから…ね」


そう。この前も動機が発表される前は平和だった。
問題は動機が発表されたあと。


僕達はどうなってしまうか…だ


井貫「……モノクマの奴め…」

井貫「相談である」

井貫「良いか?」

山下「うん。良いよ」


井貫君が意を決したように口を開く。
何を言うつもりだろう?



井貫「もし…もし吾輩が人を殺しそうになったのであれば。殺してくれまいか?」

井貫「今までの動機は吾輩たちを揺さぶる…」

井貫「そして特定の人物には多大なダメージを与える物であった」

井貫「もし。次の動機がそうなら…」



本気だ。井貫君のこの顔は本気だ。

僕は―――――


【選択肢】
1承諾
2否定
3自由

下1

山下「嫌だよ」

山下「そうなる前に、絶対に僕が。僕達が止めて見せるから」


井貫「…そんな顔が出来たのだな。」

え?今僕はどんな顔なんだろう……?


山下「それに。そんな事起こるわけない」

山下「僕達は生きて帰るんだ」


井貫「…ああ」

井貫「大切な事を忘れていたようであったな」




井貫「すまぬ」


【二十七日目】


今日も平和な朝を迎えた。


特に変わった動きもないな……

今日は…何をしようか


【選択肢】
1気になる人の所へ行く
2自由行動開始

両方とも指定

下1

大槻さんのところに行ってみよう。
鍵を見つけたかもしれないし


山下「あ!大槻さん!」

大槻「あ?なんだよ」


山下「聞きたいことがあるんだ。」

大槻「鍵なら知らねーぞ」

大槻「さっき桑原も鍵が何とかーっつって来たわ」


山下「そっか…」

山下「…後は青木君に大歩危さん」

大槻「あの二人が見つけてるはずねえだろ」


確かにそれも一理ある…

VIPルームにはどうしたら入れるのか…


【大槻に聞きたい事を聞けるチャンス!】
聴きたい事を聞け

下2でコンマ高い方採用
そぐわない物はずらします

山下「ねえ、モノクマの動きについてどう思う?」

山下「少ないと思わない?」

大槻「まあな。けど…動機発表まではいつもこんな感じだろ?」

山下「そうだけど…」

大槻「考えすぎじゃねーか?」

大槻「それにアタシらがVIPルームの鍵探してるうちは動かねえ気もするな」

大槻「見つけた瞬間に。動機提示!みたいな」

大槻「そんな趣味の悪いことしてくんじゃね?」

山下「そう…かな?」

山下「けど…VIPルームの鍵は一本に付き一回しか使えないんだよ?」

大槻「…じゃあ鍵の無制限化とかじゃね?」

大槻「とりあえず次の動機に備えるっつうのは大切かもな」


次の動機に備えるか…
モノクマはどう言う風に動いて来るんだろう

大槻「それにもしかしたらVIPルームは空!とかな」

大槻「それもあり得るだろ?あの悪趣味なモノクマの事だしな」


山下「…それは考えてなかった」

山下「けどモノクマは「手遅れになるかもって」言ったんだ」


大槻「…でも中が分かんねえんじゃ動けねえだろ」

大槻「何か起こったときのためにどっしり構えてろ!」



山下「…うん」


どっしり構える…か。大槻さんは強い人だよ。やっぱり


【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り4ターン】

下1

――――――――――― 1F 食事場 ――――――――――

桑原「作った、食う?」

落合「あ…うん。ヒヒッ」

食事場では二人が食事の真っ最中。
僕も二人に交じる事にした。


山下「あ…僕も一緒に居ていい?」

桑原「俺、作った、余ったから食え」


机の上に置かれるスープ。
コンソメの臭いがおいしそうに香る


山下「あ…。ありがとう」

丁度お腹も減ってたし。
それにこの臭いを前に食べないって言う選択肢もないよ


山下「いただきます」

落合「いただきます」



普通においしかった。

何を入れたんだろう?


落合「毒は入って無さそうだね…ヒヒッ」

桑原「殺すなら、もっと賢くする」

山下「でも凄くおいしかったよ?」

桑原「ありがとう」


桑原君は少し笑った。
まるで嬉しいみたいな顔をして。


山下「というより…落合君人が作る物食べれるようになったんだ」

落合「もう大分減ったからね」

落合「そんな簡単な殺し方しないかなと思ってね…ヒヒッ」


山下「いや…だから危ないんじゃ?」

落合「それもそうかな…ヒヒヒッ」

桑原「他にも、何か食うか?」

落合「僕はもういいよ」

山下「僕も、それより何か三人で話そうよ」

話したいことはいっぱいある。
モノクマはどういう動機を仕掛けてこようとしてるのか
鍵は何なのか。


桑原「なんだ?」


山下「えっと…」


聞きたいこと。

どれを聞こうかな…


【選択肢】

1モノクマの用意してくる動機の予想

2鍵の在りか

3自由


下1

今日はここまで!

明日は17時くらいに

お人は居はる?

まだ人少なそうだし
安価は↓1で行きます。

山下「モノクマは今回…僕達にどんな動機を示してくると思う?」

皆の考えを聞いて。それに備える
それが当たってるか分からないけど。


落合「どうせまた…ヒヒッ」

桑原「悪趣味な奴、かもな」


悪趣味な物が来るのは分かっている。
けど何が来ても僕は…いや。僕達は平静でいないといけないんだ


桑原「考えても無駄、だと思うぞ」

落合「…うん。今までも抗えなかったしね…ヒヒッ」

桑原「起こったときに、どう動くか。だ」


やっぱり未然に対策を練るのは無理なのか…

【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り3ターン】

下1

―――――――――― 4F 廊下 ―――――――――――

青木「こっから出る方法…ねーな」

大歩危「また資料?」

山下「頑張るね、何か見つかった?」

青木「いいや。全然」


皆がこれだけ探しても何も見つからない。
いや…当然か、ここはモノクマの本拠地みたいなものなんだし。



青木「…やっぱまた…動機が」

大歩危「…はぁ」


皆きっとどこかで覚悟してるんだ。動機が来た時の事を。
そして死ぬかもしれないと言う事も。

決してこの二人が犯人になるって言ってるわけじゃない。
ただ、誰かに殺される覚悟は…きっと心のどこかで出来ている。
僕だってそうかもしれない


青木「それに資料室の資料あんまり読めねえんだよな」

大歩危「…意図的に隠蔽」


青木「あー…やっぱそっかなー」

青木「はぁ」

青木君が深いため息をつく。


山下「だったらあの資料室の資料も僕達に都合のいいように改造された物かもね。」

大歩危「…それかよっぽどマズい物が入っていたか」


青木「マズい物が入ってた方が俺的には嬉しいな。それ探したらあいつは不利になんだろ?」

大歩危「…だから隠された。どうやって探す?」

山下「もうVIPルームの鍵探したほうがいいんじゃないかな…」

青木「それすらも見つかんねー」

大歩危「…毎日井貫君と桑原君が探してるのにね。」


それなのに見つからない。
僕たちはそもそも存在しない物を探させられているのではないか?
そんな気持ちにもなる



青木「んー…」

大歩危「…どうしたの?」


青木「いや…もう資料探すのもやめっかなーってよ」

青木「探せど探せど答えはねーし」


ここに来て青木君まであきらめモードだ。
でも正直…僕もそうだ。

何回裁判があっても出れない。
資料は読めない。
外には分厚い壁が僕達を包み込むようにして建設されている
縁側なんてもう。ライトの光があるから縁側に見えるだけだ



山下「―――――」


【選択肢】

1頑張れと励ます

2一緒に少し休憩しようと持ち掛ける

3自由

下1

山下「休む事も時には大切だよ」

山下「それにみんな居るんだし。皆で頑張ろう」

青木「…瑰。お前やっぱいい奴だな」

キラキラした目で青木君がこっちを見る
…そこまで感激すること?


大歩危「あ。私邪魔かな?」


山下「ん?」


大歩危「…なんでもない」



【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り2ターン】

下1

――――――――――― 3F 廊下 ―――――――――

山下「…また鍵?」

井貫君が鈴原さんと真剣な顔をして話し込んでいる。
もしかすると見つかったのかな?


鈴原「違うわよ」

山下「なんだ…見つかったのかと思った」

井貫「うむ。であれば良かったのだがな」

山下「でも何か重要そう…な話。だよね?」


井貫「まあ…そうであるな」


井貫君がこの話を始めたのかな?
なんだかいつもよりソワソワしてるし…



井貫「ちょうど良い、ここで話しておこう」

何だろう…
何か重大な発表なのかな?何か見つけたとか。分かったとか…


井貫「皆で玄関のドアを壊さぬか」

…え?まさかの強行突破?

けど宿泊手帳には…ドアを壊すの禁止って書いてあったよね。
となれば壊せば――――


鈴原「無理ね。殆ど鋼鉄だし」

井貫「そこで力のある貴様に頼んだのだ。」


鈴原「いや。あれ壊せたら人間やめるわよ」


井貫君も相当、詰まってるんだな…
僕がが何とかできるならしてあげたいけど…


だめだ。思いつかない…

山下「駄目だよ。ドアを壊しちゃダメ」


鈴原「そうよ。きっと処刑されるわ」

井貫「けどドアの向こうに逃げてしまえば!」


鈴原「それにアタシそんな逃げる様な戦い方はゴメンよ」

鈴原「きっちりモノクマにけり付けてやるんだから」


鈴原さんと同じく僕も反対だ。
だって危ないじゃないか、死んだりしたら。



井貫「悪策であったか」


山下「そこまで落ちこまないで…」



【選択肢】

1:井貫の作戦を実行してみる

2止める

3とりあえず慰める


下1
少しパソコンが不調なので次は19時くらいから再開
夕飯とかで遅れるかもしれないです
申し訳ない

不調の原因

コンセント抜けてた

今まで気づかんかった

ということで人は?

山下「それに手帳の規則忘れちゃった?」

山下「きっと壊したら何かとんでもない事が起こる気がする」

山下「というよりされる気がする…」


そう。だから「わざわざ」書かれているんだ。
普通何も起こんないなら書かないよ



井貫「…ふむ」

井貫「どうしたものであるか…。」


井貫君…。今は頑張ってねとしか言えないよ…




【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り1ターン】

下1

――――――――― 4F 資料庫 ――――――――――

山下「リリスさん。そんな熱心に何見てるの?そこの何も見えないでしょ?」

リリスさんは読んでると言うより、ただ一冊一冊凄い速度でめくってた。
読めるところの方が少ないから、こっちの方が手っ取り早いのかな?


リリス「ええ。けど何かあるかもしれんでござるwww」

リリス「だから探すんです」


皆に協力してくれてるってことかな?


山下「…僕達に協力してくれてるの?」

リリス「勘違い乙!」


リリス「モノクマを虐めるためwwwなんだがwww」

リリス「それに協力は無いwww」


はぁ…あと一歩って感じかな?

山下「もし何か重要な手掛かりを見つけたら…」

リリス「教えないっすww」


だよね。答えは予想できてたよ


山下「そっか…」

リリス「いやwww教えるのはwww」

リリス「むーりーwww」


何で二回言ったんだろう。
それ程大切なこと???


リリス「特にお前には。むーりーwww」

三回目っ!?

僕…よっぽど嫌われてるんだ…



リリス「まあとにかく。むーりーwww」

リリス「無理無理無理無理www」

ラッシュって…
こんなに人の「無理」を聞いたのは久しぶりだよ

しかも半笑いで



山下「じゃあ教えてくれる気になったら」

リリス「―――――」


リリス「おけ、突きつけてやる」


意外だ…。
どうせまた無理って言われるのかと…


【選択肢】
1素直に驚く

2何も言わないでおく

3自由

下1

山下「えっ!?」

リリス「突きつけてボッコボコにしてやるでござるwww」


山下「いや…ボコボコにはならないけど」

リリス「wwwwwww」

驚くことはあってもボコボコにはならないよ。
リリスさん。僕のメンタルを何だと思ってるの?


リリス「そうと決まればもうwww手がススムくんwww」


また本をめくる作業に入った…

んー…なんか。そっとしておいた方が良いね

【夜時間イベント】

誰かが部屋に遊びに来ます

誰ですか?

来ないもOK

下2

その日は桑原君が部屋に来た…。


最近…みんな僕の部屋に来るんだろう…


桑原「入って、良いか?」

山下「どうぞ」


別に断る理由もないし、快く部屋に入れる。
うん…。


桑原「お前の部屋、綺麗だな」

山下「みんな一緒じゃないの?」

この前も誰かに言われたな…
けど。レイアウトは一緒だよね?

皆部屋になに持ち込んでるんだろう



山下「どうぞ。適当に座って」

桑原「ありがとう」

山下「今回もご苦労様」

桑原「?」

山下「鍵探し」

桑原「ああ、別にしたいからしてる、だけだ」

山下「そっか」

桑原「それに、井貫も頑張ってる」


でも井貫君と桑原君が共同作業するようになるのは驚きかも。
別に仲悪いとかそんな風に思ってたわけじゃないけど
…うん。


桑原「…動機、なんだろうな」

山下「やっぱ桑原君も気になるんだ」

桑原「分からない分、な」




分からないから気になる。

分からないから見て見たい。

分からないから解きたくなる

その気持ちは僕が一番よく分かる

桑原「もし、動機が発表されて人が死んだら」

山下「うん」

桑原「お前は、また犯人を捜す?」

山下「当然だよ。」


当然だよ。
当然探すに決まってる


桑原「何のために?」



なんの為?そんなの―――――


【選択肢】
1仲間を殺した犯人を許せない

2謎を解きたいから

3話題を変える 指定

4自由


下1

山下「許されないから、どんな理由があっても」

山下「仲間だけど、その仲間を殺した人もいるのなら、それは許しちゃいけないんだ」



桑原「本音?」

ジッと僕の目を見つめる桑原君。
なんだろう…どうして疑われてるの?


桑原「お前、嘘は付いてない」


桑原「…聞けて良かった、俺帰る」



…?なんでそんなこと聞いてきたんだろう?

でも。まあ納得してくれたならいいかな?



続きましては動機発表なのですが。

えーと…ご飯行ってきます

一時間ほどお待ちを。

動機は何なんだろうね!

よし。

はじめよう

【二十八日目】


モノクマ『オマエラ!おはようございます!』

モノクマ『どうしても話しておきたいことがあるから!至急大宴会場に来るように!』

モノクマ『別に来なくてもいいけど…。ウププ』



別に来なくてもいいなんて言われたら。余計行かなきゃいけない気がする。
いや、行きたくないのに行かされる。

…何が起こるかは分かっている。


動機だ。動機が発表されるんだ




――――――― 1F 大宴会場 ―――――――――


鈴原「…遂にね」

モノクマ「うぷぷ。今回はちょっと早すぎたかな」

モノクマ「でもとっておきを出しちゃいます!」


大宴会場にはみんな来ていた。
来なくていいなんて言われればそりゃそうだよね。


大槻「んだよ…」


モノクマ「え?」

モノクマ「もうわかってるでしょ?」


ガランと人の減った大宴会場。
僕達9人は…身構えた。これから来る絶望に


モノクマ「さ、行きましょうか!」


――――――――――――


村田「おい!乳無し!」

大槻「てめえマジで殺す!」


田辺「でも涼子より乳ねーじゃねーか」


大槻「オメェ!涼子と一緒にしてんじゃねー!」


大槻「涼子の胸はバケモンなんだよ!シリコンぜってえ入ってる」


大槻「つうか年齢的に!しかもでかかったら垂れんだよ!時間の問題じゃあああ!」



村田「…ねーちゃん。後ろ」





鈴原「―――――――――――」



大槻「あああああああああ!!!!!」


――――――――――――

――――――――――――――


青木「はぁ…」

柚葉「また気づいてもらえなかったんですか?」

大歩危「…最近。忙しそうだし」

大樹林「実は江ノ島さんとできてたりー」

飛騨「…あれ?そうなの?」



青木「次はバレンタインデーか」


柚葉「チョコですね!」


大歩危「…裸エプロン?」


飛騨「なんでそうなるのよ」


―――――――――――――――

―――――――――――――

桑原「オレ!ターザン!」

小判鮫「私じゃあ…アリエル」

落合「僕ミッキー…ヒヒッ」



篝火「配役にまとまりねーな!!!」

篝火「もう本番一週間前なのに役すらきまってないとは…」



篝火「もう良い!お前ら勝手にしろ!!!」


井貫「吾輩シモ・ヘイヘ」



井貫「って…何怒って居る?」



――――――――――――――

それからも上映は止まらない。

目の前のモニターには覚えのない映像が続々と。
そしてみんな制服を着ている。



落合「…なにこれ」

鈴原「アタシたちよね」


紛れもなく僕達だ。


桑原「……」

井貫「…」

けど記憶には無い。
こんな日々…。こんな出来事。


どうして?なんで?こんな映像が…



大槻「なんで…なんでアタシら制服着てんだよ!」


大槻さんが叫ぶ。
それと同時に画面が暗転



――――――――――――――――――――




―――――そ し て 絶 望 へ――――――


――――――――――――――――――――



モニターはそれ以上何もうつさなかった。

真っ暗になる


リリス「……今のは私?」


青木「俺も…居たよな」



モノクマ「実はお前ら少しだけだけど希望ヶ峰の生徒だったんだよねー」

モノクマ「あ。ボクが記憶消しちゃったけど。ウプププ」



鈴原「どう言う事よ…記憶を消した?」

モノクマ「うん。オマエラは初対面なんかじゃないの」

モノクマ「凄い仲良しだったんだよ?」


大槻「ふざけんな…。あんなのねつ造だろ?」

青木「……」

井貫「…うむ。そうだ、ねつ造である」


モノクマ「んー…別にオマエラしか知らない秘密を暴露してもいいんだけど…」


モノクマ「これが嘘じゃないって感付いた人は数人いるみたいだし」


モノクマ「ボクは満足です!」


今の映像が本当?本物?


僕達が記憶喪失?
…頭がパンクしそうだよ


鈴原「けど…動機でしょこれ?」

落合「こんなのが動機になるの?」

青木「ただ仲良くしてただけじゃねえか…」



確かにそうだよ。皆は仲良くしてただけだ
それが動機?

どうして動機になんてなるんだよ…




モノクマ「ということで今回の動機は―――――」





















モノクマ「希望満ち溢れた楽しいオモイデ…だよ」
























大槻「ああ?思い出が動機?」

大歩危「…私たちが仲良くしてたのが?」



モノクマ「はい!十分な動機です」


リリス「あwボッチの殺意を?wwww」


モノクマ「まあそれは解釈にもよるよねー」




モノクマ「どう?人を殺したくなってきた?ウププププ」


井貫「バカか!誰が人なぞ!」

鈴原「そうよ!あの映像で殺人なんて起こるはずないでしょう!」



モノクマ「いや…最初はVIPルームを無条件解放とかにしようと思ったんだけどねー」

モノクマ「今となってはこの方が面白いなーって」


モノクマ「クラスメイトでコロシアイ…絶望的だよねー」

モノクマ「それに気づかなかったオマエラも絶望だよねー」


モノクマ「ウププププ」



―――――――――ヒョコンッ



消えたモノクマ。

残された僕ら。


僕達が記憶喪失?
僕達がクラスメイト?



僕は…そのことで頭がいっぱいだった。

皆もきっとそうだと思う。


誰が何のために…僕達の記憶を…?

【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り4ターン】

下1

――――――― 1F 縁側 ――――――――――――

山下「桑原君」

大宴会場を出て。僕は縁側に来た。
少しでも外の空気を吸っておきたいから


桑原「お前も、来たのか」


…桑原君も考えてる事は一緒なんだろうな。


桑原「俺ら、仲良かったんだな」


山下「うん…あの映像。みんな楽しそうだったね」

あんな楽しい学園生活。
その記憶がないって言うのは…

…何て言えばいいのか分からないけど…。辛い。


山下「僕達記憶喪失なのかな…」


桑原「…俺、分からない」


山下「そうだよね。」

山下「でもあの映像でモノクマは殺人が起こるって言ってたよね」

あの映像。あの思い出。あれが動機って言うのは訳が分からない。
だって、あの映像は僕達が仲良かったことを示す証

それが殺人に繋がるって?



山下「ねえ。どうしてあれが殺人に繋がるんだろう」

きっとわからない。
けど僕はついつい聞いてしまった



桑原「………」


やっぱりわからないよね。
こんなの誰にも分らないよ



【桑原に聞きたいこと・言いたいこと言えるチャンス】

↓3からコンマの高いもの採用
そぐわない物はずらすよ

山下「あの映像を見て思った…皆の分も生きようって、あんなに仲が良かったのに誰もコロシアイなんて望んでない」

山下「誰も殺し合うことなんて望んでいないんだ!」

山下「皆のためにも生きないと‥それが生き残ったもののせめてものやってあげられることだと思う」



桑原「ああ、そうだな」


山下「だから桑原君も。頑張って生き残ろう!!」

桑原「俺、みんな、仲良かった」


桑原「それが殺し合うなんて――――――」


桑原君は俯いた。
俯いたまま黙り込んだ。


…うん。そうだよ

言いたいことは分かる

山下「だから頑張ろうね!」

桑原「俺、頑張る」


うん!これで良いんだ。これで。
皆で生き残れる。

皆で生き残らないといけない。

これが仲の良かった皆へのせめてもの弔いだ


桑原「ありがとうな」


桑原君は笑っていた。

今までに見た事のない笑顔だった





【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り3ターン】

下1

――――― 1F 廊下 ―――――――――

山下「あ!青木君」

桑原君と別れた後に廊下で青木君に会った。
青木君はいつもと変わらないかな?


青木「お!よっす!」

青木「いやー。俺昔っからー」

山下「昔っから?」


青木「へ?あ…なんでもねえ」


山下「青木君はあの映像を見て…どう思った?」

青木「ん?なーんも」


青木「俺ら仲良かったんだなーってよ」

青木「いやー…思い出せないのがもったいないなー」


山下「…戻りたいね」

青木「…ああ」

あんな楽しい時代があったなら。
僕は今すぐにでも戻りたいよ…



青木「なあ。モノクマはあの映像を何で動機にしたんだろうな?」


山下「分からないよ」


青木「……俺も」


山下「もしかするとモノクマの嘘…だったり」


青木「ネタ切れって奴だな!それおもしれえ!」

そんな事。絶対に無い気がするけどね


【桑原に聞きたいこと・言いたいこと言えるチャンス】

↓3からコンマの高いもの採用
そぐわない物はずらすよ

山下「青木君は命を懸けても、皆を犠牲にしても守りたい物ってある?」


青木「急にどうしたんだよ?」

山下「思い出がもしかしたら何かを引き起こすことってあるかもしれない」


青木「それはねーな。ねーんじゃね?」

青木「俺は今さっきの映像で命にかけて守りたいってもんは。守りたいって気持ちは強くなった」

青木「けど…それが殺人にか?」

青木「俺は、そんな事したくねー」

青木「守るモンと一緒に出る」



山下「守る物?」


山下「なにそれ?」



青木「―――――みんなだよ」


【桑原に聞きたいこと・言いたいこと言えるチャンス】

↓2からコンマの高いもの採用
そぐわない物はずらすよ

おっとコピペミス!

【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り2ターン】

下2


の間違いです

―――――― 1F 食事場 ―――――――――

居た。リリスさんだ。

…リリスさんはどうだろう。
どう思ってるんだろう



山下「リリスさん」


リリス「あw来ましたかwww」

リリス「暇なんですねww」


リリスさんも相変わらずかな…
うん。いつも通りだよ

けど、僕はリリスさんからも話を聞いておきたい。

あの映像を見てどう思ったのか。


山下「リリスさんはあの映像を見てどう思ったの?」

リリス「しょwぼwいw」

リリス「あれが動機とかwwww」


リリス「クソワロタンバリンwww」


リリスさんは本当になんでもなさそうだな。
うん…。


リリス「けどまあwお前らと仲良くしてあげてたのが意外www」


山下「…また仲良くしてもらえる?」


リリス「この状況wwむーりーwwww」

山下「やっぱり…」


【リリスに聞きたいこと・言いたいこと言えるチャンス】

↓3からコンマの高いもの採用
そぐわない物はずらすよ

山下「じゃあもう知らないから勝手にしたら?」

山下「でもこれだけは言うね。失ってから気づいても遅いんだよ?」



リリス「言われなくてもwwww」


ちょっときついことを言っちゃったかな?
けど…リリスさんは飄々としている


山下「…そ」


リリス「ふっwww」


リリス「まあせいぜい頑張ってwww」


【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り1ターン】

下2

――――――――― 3F 廊下 ――――――――――

居た。落合君だ

落合君にも同期の事聞いておきたい。


山下「落合君!」

落合「ああ。やっぱりか。来ると思ったよヒヒッ」

山下「…うん。じゃあその…」


落合「僕があの映像を見てどう思ったかって話?ヒヒヒッ」

山下「そう」


落合「別に何とも思ってないよ。昔の話じゃないか」

落合「それに記憶がないんだ、あれは僕であって僕じゃない」


うん…。そう言う考え方もあるんだ…
記憶が無ければ自分じゃない。か


落合「だから今の僕とあの僕は限りなく一緒の別物なんだよ…ヒヒヒッ」


落合「だからあの映像が動機になるなんて…」

落合「僕には理解できないよ」

落合「…昔の記憶があれば別だけど……ヒヒッ」


山下「そっか。じゃあ…安心かな?」

落合「安心しなよ。僕は殺さない」

落合「ヒヒヒヒッ」


なんだかんだ言って落合君は殺人の抑止にいつも躍起になってくれてたな…
そうだ。うん、落合君に限って…それはないな


僕の杞憂だ。きっと




【落合に聞きたいこと・言いたいこと言えるチャンス】

↓3からコンマの高いもの採用
そぐわない物はずらすよ

山下「もしもだよ…モノクマが記憶を戻してあげるって言われたら、事件を起こす?」






落合「記憶にもよるよ」

落合「そんな曖昧な質問、答えようがないね…ヒヒッ」



だよね…。
そうだよね…。


僕も記憶による…かな。

幸せな記憶なんだったらわざわざみんなをこれ以上不幸にして…なんて考えないし


山下「ありがとう」

【夜時間イベント】

誰かが部屋に遊びに来ます

誰ですか?

来ないもOK

下2




この日の夜来たのは井貫君だった。

井貫君は、動機発表されてからあまり話していないから
良い機会かな?


山下「どうしたの?井貫君」


井貫「今日の動機の事である」


山下「思い出の事?」


井貫「吾輩には分からぬ」

山下「何が?」


井貫「どうして…どうして。思い出でモノクマが人を殺すなどと思ったのだ?」


確かに…どうしてなんだろう。

どうして思い出なんかで?


井貫「それにモノクマは言っていた」




―――――――――――――――――――――



モノクマ「いや…最初はVIPルームを無条件解放とかにしようと思ったんだけどねー」

モノクマ「今となってはこの方が面白いなーって」


――――――――――――――――――――――



井貫「あの言葉が本当だとすれば」

井貫「どうしてモノクマは動機を変えたのだ?」


そっか…あの映像を見てその言葉の事をすっかり忘れてた…
そう。動機がどうして変えられたのか


どうして…?



山下「…何か理由があった?」


井貫「有ったのであろうな」



【何故モノクマは動機を変えた?】

下2

分からないでもOK


山下「すでにVIPルームに入った人が居る?」

山下「その中に記憶に関する何かがあった?」


井貫「…」

井貫「…まさか」


山下「誰かがカギをもう見つけてたとしたら」

井貫「でもどうして嘘をついた!?」


山下「分からない」

井貫「…あの映像から察するに、隠す物じゃないである」

井貫「皆に呼びかけようとするはずではないか?」



山下「…分かんない」


けど…もしかすると。
いや…僕の憶測かもしれない。

けど…意味はあるはずなんだ

井貫「…8人の中に嘘をついている人物が?」




井貫「…貴様は?」


井貫君の目が鋭く変わる。
けど…僕には記憶なんて…


井貫「…貴様はどうであるか?」


山下「…無いよ。信じてほしい」




井貫「――――ああ」



【二十九日目】


昨夜は眠れなかった。

僕も必死で考えて居たから。
動機が変わった理由。僕の仮説が正しいのか

それを…


けど…思い浮かばない。


答えが出てこない

どれだけ考えても。ちゃんとした答えが無い

結果が出るまで答えが分からないなんて…
そんなの―――――



【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り4ターン】

下2

―――――――― 1F 食事場 ―――――――――――

昨日と同じで二人が食事場で食事をとっている
いつの間に仲良くなったんだろう…


桑原「お前も、食うか?」

山下「あ…うん」


最近桑原君は料理の腕が上がった。

紫のスープとか虫とか出てこなくなった。
寧ろ今はレストランレベルだ


山下「…おいしい」


今日もおいしい。
こんな料理だったら毎日食べていたいかな


落合「…影で練習してたんだね…ヒヒッ」




――――――――――
――――――――
――――――


落合「ご馳走様」

山下「ごちそうさま、美味しかったよ。」


桑原「良かった」


動機が発表された。
だけど…何だか殺人が起こる気がしない

って…これはずっとか。

意外な時に意外なことが起こる。

それはずっとそうじゃないか



【選択肢】


食後の話題は何にする?(指定)

下2

去るでもOK

山下「でも凄く料理上手くなってるよね。誰かに教えてもらったの?」

桑原「俺、練習したから」


いつの間に…
というより練習次第でこんなに上手くなる物なんだ…


落合「けどほんと美味しいよ…ヒヒッ」


桑原「まだ何か、食うか?」


山下「僕はもうお腹いっぱいだよ」

落合「僕もいいかな。お腹いっぱい」



桑原「また、作れるときに作る。」


僕も本格的に練習しようかな…
うん。皆の為に美味しい料理作れるようにならないと


【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り3ターン】

下2

―――――― 1F 廊下 ―――――――――


ご飯後に大歩危さんとあった。
大歩危さんは今起きて来たばかりらしい


大歩危「…ねえ。動機の」

山下「うん。どう思ったの?」


やっぱり動機の話……だよね


大歩危「私は別に」


大歩危「みんな仲良しだったんだなーってレベル」


やっぱり皆その認識だよね。
いや…ウソをついている可能性だってあるかもしれないけど


大歩危「…また何か考えてる?」

山下「うん。ちょっと」

山下「どうしてモノクマは動機を変えたんだと思う?」

大歩危「…?」

大歩危「…考えすぎじゃ?」


考えすぎなのかな?けど…そんな風には思えない。
何だか嫌予感がするんだ。


山下「そうだといいけど…」


大歩危「…何か意味があるとしても、それは今は分からない」


山下「…だよね」


大歩危「…大丈夫。誰も死なない」

大歩危「…大丈夫だよ」


【選択肢】
1「そうだよね、大丈夫だよね」

2「いや…僕は嫌な予感がする」

3自由

下2

山下「モノクマが今までやってきたことに無意味なことはあった?」


大歩危「……」

大歩危「無かったけど」


山下「じゃあ今回も…きっと意味があるんだよ」

山下「きっとね」


大歩危「だったら山下君は。殺人が起こるって?」

大歩危「そうおもってるの?」


僕は…僕は――――


【選択肢】

1はい

2いいえ

下2

山下「――――うん」


起こる気がする、殺人が。
漠然とした予想だけど



大歩危「…そっか」

大歩危「……そうだよね」

大歩危「また…誰か死ぬんだよね」



また誰かが死ぬ。

鈴原さん大槻さん大歩危さんリリスさん井貫君青木君落合君桑原君。
また消えるんだ。誰かが



大歩危「…じゃ。ご飯食べてくるね」



【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り2ターン】

下2

――――――――― 4F VIPルーム前 ―――――――――――


僕が井貫君に呼ばれてVIPルーム前に来たのはついさっきの事。
そこに鈴原さんも居る


井貫「ドアの鍵を今からピッキングするである」

鈴原「どうしてそれでアタシを呼ぶのよ」

井貫「一番手慣れてそうだからである」


鈴原「殴るわよ」


井貫「だが――――」


そう。ピッキングなんて出来ない。
ここはカードキーなんだから。

部屋のカードキーよりかは一回りくらい大きいけどね。


鈴原「で?どうピッキングするの?」


井貫「ぐ…ぐぬぬぬぬ」

肝心なこと…忘れてるじゃん…

井貫「やはり壊すである!」

鈴原「だーかーらー。違反だってば」

井貫「機械…という事は磁石である!」

鈴原「壊してどうするのよ」

鈴原「次は開かなくなるじゃない」


井貫「…ということで山下。何かいい案はないか?」

え…ええ…僕!?

って。だから僕が呼ばれたのか…


【ドアをどうやってピッキングするか案を出せ】

下2

山下「あ…ちょっと待ってて!」


――――――――――――――
―――――――――――
――――――――
――――――



落合君を呼んできた。
彼は幸運だし、何とかなるかもしれない


落合「僕をドラえもんと何かと勘違いしていないかな?」

井貫「…」

井貫「吾輩こやつと鍵を探したが見つからんかったぞ」


だよね…


鈴原「諦めて帰りましょ」



落合「だね…ヒヒヒッ」

そんな時…


――――ズコンッ


落合君がこけた。

それも何もない床で


鈴原「ちょっと大丈夫?」

井貫「…ドジであるな」


落合「ツイてない……ヒヒヒッ」


こけた拍子に落合君のポケットから缶詰が落ちた。
…ツナ缶携帯してるんだ。

なんか意外かもしれない…


井貫「ペンか…こんな尖った物下手をすると刺さるであるぞ?」

鈴原「はい。手帳も落としてるわよ」

山下「ツナ缶は冷蔵庫に入れときなよ?」



【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り1ターン】
【同じ場所に一人で留まる事も出来ます】

下2

それにしても……

ここの鍵って何だろう?


落合君の幸運はダメだった。
井貫君桑原君が探しても駄目だった。

じゃあ本当に鍵は無い?

けど…モノクマがここの解放から動機を変えた理由って?


誰かがカギを見つけたから?


…でも鍵になる物なんて……


【鍵になる物とは?】

下2

分からないOR無い

でもOK




――――――――――――

―――――――――



あの時落ちた手帳。
今僕が持ってる手帳…


そしてここのカードキー


モノクマのあの時の言葉
カードキーは一本に付き一回しか使えない



と言う事は鍵は複数ある?


複数あるもの

宿泊手帳


まさか…―――――



僕は手帳を当ててみた



――――――――ピッ

















ドアが――――――――――――――――開いた――――――――
















―――――――――― 4F VIPルーム ――――――――――――――



中は研究室?理科室?みたいな感じだった

16本の空のフラスコ。
不釣り合いなソファー
そして豪華なテーブル


逆に言うとそれしかない。


これがVIPルーム?


特に武器になる物も情報になる物もない…


モノクマは何をもってここをVIPルームって言ったんだろう…


中を隅々まで探してみた。


だけど…何もない。
本当に何もない。


……何だろう本当に。なんだか肩透かしを食らった気分だ




もう帰ろう。


明日皆に教えてあげよう。この部屋の鍵は宿泊手帳だってことを
それからもう一回皆で探索しよう


あ…けど僕はもう入れないのか。


誰かに入れてもらえばいい…よね?



















【三十日目】








































ピンポンパンポーン!




























モノクマ「死体が発見されました!」

モノクマ「一定の捜査時間の後学級裁判を行いまーす!」

















朝のアナウンスじゃない。




朝のアナウンスじゃない――――

これは…。このアナウンスは――――




誰かが死んだんだ。




誰かが居なくなった合図だ




僕は急いで階段を駆け上がった。

どの部屋にも人の気配はない


2階も

3階も

4階も


もちろん1階にも



あと他に部屋なんて…


目につく場所に部屋なんて…――――




―――――VIPルームだ

解放されたVIPルーム



中央のソファにもたれかかって目を閉じている

まるで眠っているように見えるその人物




そう。口から流れ出ている夥しい量の血液さえなければ。




その人物は――――――





鈴原「な…何でよっ!!!!!」


井貫「………っ!!!」


青木「マジ…かよ…」




その人物は――――――



















【超高校級のSP】
  【大槻 理兎】 さん






























第四巻  『それは不幸か幸運か』

      非日常編



















捜査時間にうつりますか?

それとも明日にしますか?




大槻さん?


ああ…駄目だ。この感じ
この感じは―――――



もう4回目になる。


死んでるんだ、大槻さんが



――――ドサッ


足から力が抜ける。
何だか体の芯が抜けたような気になる


どうして?どうして大槻さんが?



落合「――――え?」



リリス「嘘でしょ…」

桑原「…死んでる」


皆も一斉に駆けつけてきた。

そして大槻さんを見て。みんな僕と同じ。
いや…皆と同じ表情になる。



【絶望】だ


その顔は…絶望に染まっている



リリス「ないないないないwwww」


落合「どうして大槻さんがここで?」

桑原「鍵、見つけたのか」



モノクマ「うん!やっぱりボクの予想通り!」

モノクマ「ということではい!モノクマファイルー」




もうモノクマに怒りさえ湧いてこない。

それ以上の何かがこの場を包んでる。
それ以上の何かがこの場に重くのしかかっている




なんで大槻さんが?

どうしてこの場所で?



【コトダマを入手しました モノクマファイル05】

【モノクマファイル05】
被害者は超高校級のSP 大槻 理兎
死亡推定時刻は三十日目の夜中
死体発見場所はVIPルーム
死因は毒物を摂取したことによる毒死
机の上には遺書が置いてあった

遺書?


鈴原「遺書ってこれよね?」


鈴原さんが机の上から遺書を拾う。

白い封筒に入った一枚の便箋。
そこに書いてあったのは




――――――――――――――――――――


思い出した。全部。私たちは許されない事をした


私は私が許せない


ただ、それだけ


――――――――――――――――――――



三行足らずの短い文。

大槻さんの最期の言葉だ



【コトダマ 大槻の遺書 を 入手しました 】

【大槻の遺書】
大槻の書き残した遺書。
何かを思い出したらしく、酷く後悔している様子が伝わる
一体何を思い出したのだろう



【捜査開始】

1:大槻の死体を調べる

2:VIPルームを調べる


下2

今日はここまで

明日は11時くらいに

4章終わらせる予定

さて。お人は居るかい?

――――――――――

VIPルームは僕が入ったときとあまり変わりない。
……


鈴原「…大槻はこれで」

鈴原さんが指さしたのは机の上のフラスコ

そっか…これで大槻さんは服毒したんだ。
…あれ?

けどこのフラスコ。

僕が入ったときには16本全部空っぽだったよね?


この中に毒を入れて大槻さんは自殺したの…?



【コトダマ 違和感 を 入手しました】

【違和感】
この前入ったときはフラスコ16本すべて空だった




【捜査開始】

1大槻の死体を調べる

2モノクマに何か聞く

3VIPルームを調べる



下2

鈴原「…山下…アンタ」

井貫「……」


大槻さんに近づいた瞬間。皆の目が一気に険しくなる
…まるで僕が大槻さんを殺したみたいに


山下「…え?」


青木「いや、ぜってー違うって!」

リリス「けどwwww」


落合「…僕も違うと信じたいけど…」

落合「さすがにこれはね」


何?何があるの?
僕は皆の視線に突き刺されながらも大槻さんの死体に向かう



大槻さんの左手。
そこには―――――――





「山下」


と。
確かに血文字でそう書かれていた。



リリス「犯人www発見www」

リリス「自殺に見せかけようとかwwちょー浅はかwww」



山下「僕はやってないって!!!」

鈴原「まあ、信じるけど…ねえ?」

井貫「…うむ」



いや…皆たぶん疑ってる。
そんな空気がVIPルームに漂っているから。

…僕はやってない




【コトダマ ダイイングメッセージ を 入手しました】

【ダイイングメッセージ】
大槻の左手の方に『山下』というダイイングメッセージが
綺麗に残されていた



【捜査開始】

1大槻の死体をもっと詳しく調べる

2モノクマに何か聞く

3VIPルームを調べる

下2

立ち込める疑惑の空気の中。潰されそうになりながらも大槻さんの死体を調べる。
…変わった点はない。


ただ…このフラスコ。中にまだ毒が残ってる?
…凄い臭いだ。


後は――――

この遺書?


遺書は大槻さんがこの部屋で書いたのかな?
大槻さんは右手でしっかりとペンを握っている


…自殺?他殺?…

とにかくこの謎を解かないと僕達が生きる道はない…



【コトダマ 大槻が握っているペン を 入手しました】

【大槻が握っているペン】
遺書を書くときに使ったと思われるペン。
右手に固く握りしめられている

【コトダマ 服毒に使われたフラスコ を 入手しました】

【服毒に使われたフラスコ】
大槻が服毒の際に使用したのはVIPルームのフラスコ
中には僅かだが毒が残っていた



1モノクマに何か聞く

2VIPルームを調べる

3自由


下2

もう一度詳しくVIPルームを調べてみよう。
フラスコ以外にも何か見つかるかもしらない…



……やっぱりここにはフラスコとソファと机以外何もない…

こんな簡素な部屋がVIPルーム?
何か隠し部屋でもあったり…。

って。そんな事ないか。



って。ここのカーペット変に湿ってる?
それに色もおかしい

…大分渇いているみたいだけど



【コトダマ 湿ったカーペット を 入手しました】

【湿ったカーペット】
フラスコ棚近くのカーペットが湿っていた。
一応時間はかなりたっているみたいだが…
それに色も少し変わっていた

1モノクマに何か聞く

2自由


下2

そうだ…モノクマだ。
VIPルームの事について何か知ってる事はないか聞いてみよう

ダメもとだけどね


山下「モノ―――」

モノクマ「呼んだ?」


山下「っ。いきなり出てこないでよ」

モノクマ「えー…じゃあ帰るよ?」

山下「いや。ちょっと待って…」


山下「聞きたいことがあるんだ!」


モノクマ「聞きたいことー?」


【モノクマに聞きたい事を聞けるチャンス!(捜査に関わる事だけ)】

↓3からコンマの高いもの採用

山下「モノクマ。VIPルームの鍵が開けられた回数は?」

モノクマ「うぷぷ。それは言えないなー」

やっぱり。やっぱりモノクマはちゃんと答えてくれるなんて事しないよね。
はぁ…。


モノクマ「けど入った人数なら教えてあげるよ」

モノクマ「君だけ特別ヒント!なんだからねっ!」


モノクマ「この部屋に入ったのは合計で3人だよ!」

モノクマ「もちろんその中にちゃんと君も含まれてるから」



この部屋に入った人は三人?
じゃあ、僕と大槻さん以外にも一人入ってるってことだよね?


【コトダマ モノクマの証言 を 入手しました】

【モノクマの証言】
VIPルームに入ったのは合計で三人らしい



【捜査開始】

1:フラスコの中身の事を聞く
2:宿泊手帳以外に鍵はないのかを確認する
3:自由

下2

山下「ねえモノクマ。フラスコの中身は何だったの?」

山下「最初から空だったの?」

モノクマ「そんなわけないよ!ちゃんと僕が丹精込めて作った中身を淹れてたのに!」

モノクマ「この部屋に入った誰かがそれを…」


モノクマ「いくら人生観変わるからって刺激受けすぎたよ!!」

モノクマ「人としてどうなのかとボクは問いたいよ!」


モノクマ…大分怒ってるよ…
ってことはここのフラスコには何かが入ってた?


けど…僕が入ったときには無かったし。


となれば最初に入った人が?


【コトダマ フラスコの中身 を 入手しました!】

【フラスコの中身】
フラスコの中身はちゃんと入っていた
それなのに全部なくなるなんて…
とモノクマはぼやいている

【捜査開始】

1:宿泊手帳以外に鍵はないのかを確認する
2:自由

下2

ちょっと急用で落ちます

16時くらいに更新再開しまするー

ごめんさい。
おくれた

人は?

山下「ねえモノクマ。宿泊手帳以外に鍵はないの?」

モノクマ「無いよ。ここを開ける鍵はオマエラの宿泊手帳とボクのもってるマスターキーだけだよ」

山下「実は鍵の使用回数が無制限になってたとかはない?」

モノクマ「それもないね。ちゃんと全員分のはボクがきちんとチェックしてるからね」


だとしたら本当にここに入れたのは三人だけなんだ。
というより今回のモノクマはやけに協力的だな…



山下「それ全部ホント?なんだか…協力的すぎない?」

モノクマ「ん?ボクはこうみえて自分には甘い性格だからね!もう我慢できない!」

山下「それでどうして僕に優しくするんだよ…」

モノクマ「メシアがそう囁いているんだよ!」

モノクマ「それにボクは往来優しいクマだからね!」


訳わかんないよ…

【コトダマ VIPルームの鍵 を 入手しました】

【VIPルームの鍵】
VIPルームの鍵はマスターキーと宿泊手帳でしか開けることは出来ないらしい
また一本の鍵に付き一人しか入れない




【捜査開始!】

1リリスが話しかけてきた!

2大歩危が来た!

3モノクマに聞きたい事を聞いとこう

下2

鈴原「大歩危?アンタ…それ何持ってんの!?」

桑原「居ないと思ったら」


大歩危さんがVIPルームに息を切らして入ってきた。
…手には大量の。宿泊手帳。

ざっと数えて7個ある


大歩危「…玄関の棚に入ってた。」


井貫「……で?それが何なのだ?」


大歩危「……ここの鍵」

大歩危「…だよ」


落合「…そうだとして。どうして大歩危さんが知ってるの?」

大歩危「大槻さんが…ここに入って行くの見たから」


鈴原「…え?」

大歩危「…昨日。ここに入って行くの見たの。」


大歩危「私が資料整理してたら…」

大歩危「ちょうど大槻さんが娯楽室に入っていくのが見えて」


大歩危「それで…」


山下「…どうして一緒に入らなかったの?」

大歩危「宿泊手帳…持ってなかったから」

大歩危「それに…。大槻さんが入っていくのは見たけど…。ドアが開いた瞬間で…」

大歩危「…鍵が見えなかった」


落合「それなのによくコレが鍵だってわかったね?ヒヒッ」


大歩危「…これがカギだって教えてくれたのは。モノクマだよ」



鈴原「は!?なんでまたそんな事を?」

モノクマ「気まぐれだよ~。き・ま・ぐ・れ」



嘘だ…。
きっとモノクマは意味があって…大歩危さんに教えたんだ。気まぐれなんて事はない筈だ

それか…大歩危さんが嘘をついているか

青木「ま、とりあえずその手帳で鍵開けれるか試してみよーぜ」

リリス「そうでござるなwww」


皆が各々に手帳を拾って外に出た。



―――――ピッ



――――――ブブーッ


聞いたことのない音が聞こえる…
これは開いた音じゃない?



青木「何だよ…これ反応しねーぞ?」

井貫「死んだ者では反応せん…ということか」



【コトダマ 一階玄関の宿泊手帳 を 入手しました】

【一階玄関の宿泊手帳】
一階の玄関の棚には今までの生徒の手帳が入っていた


【コトダマ 反応しない手帳 を 入手しました】
【反応しない手帳】
ドアの開錠に死んだ生徒たちの宿泊手帳は使えなかった



【捜査開始!】

1皆の手帳は使えるか試してみる
2自由

下2

すいません!またまた退席

19時から20時に戻ります

なんか今日は体調がすごぶるわるいので明日更新します
10じから11じに

やっぱ休んでられねえ…
取りあえず次回作のキャラを決めておきます

はい。

キャラの作成はオリロンのしたらばのほうで行おうと考えております。

スレを立てたらURL貼りますので
其方の方に来ていただければ幸いです

って。安価でキャラクター決めてもストーリーは安価の内容で組んでいくから今決めたところで…なんですがね。

取りあえずはということで!


ではこちらの方で皆様の書き込みお待ちしています
ご協力お願いします

宣伝のために上げておきます

よろしくお願いします

またまた宣伝

age

ただいまよりキャラクター決めに入ります
>>434でお待ちしてます

流石に今から人は居ないだろう

リリス「あwそうだww皆の手帳で鍵開けれるか試しましょうよw」

井貫「久しぶりにまともなことを言うたな」


青木「それで三人目の入室者が分かるっつーことだな」


大歩危「…だね」


死んだ大槻さん。それに僕達
全員の手帳が青木君の手に渡る



青木「…」

―――――――――――――――
――――――――――
――――――――



外から開錠成功の音が次から次へと聞こえてくる。

そして全部の音が止んで―――


青木「反応しないのが二つ」

鈴原「は?」


青木「大槻と。瑰だ」


リリス「はーいwやっぱ犯人乙っすー」

落合「…でも待ってよ」

落合「入室者は三人。なんだよね?」


落合「それなのにどうして?」

山下「…うん。そうだよ」

山下「それっておかしくないかな?」


リリス「どうせ一緒に入室したとかwwでしょ」



【コトダマ 手帳チェック を 入手しました】

【手帳チェック】
山下と大槻を除く他のメンバーの手帳ではドアの鍵は開錠できた



【捜査開始】

1誰かに話を聞く 指定

24階のどこかへ行く 指定

3四階以外のどこかへ行く

下2

山下「青木君…」

青木「おう」


疑われてるけど…僕は犯人じゃない。
って。言わなくても青木君は信じてくれてる…よね?


青木「どしたよ?」

山下「何か分かったこととかない?」


青木「あー…」

青木「俺らが無くした記憶の事。モノクマに聞いたんだけどよ」


青木「俺らが無くしたんは丸々3年間だってよ」

青木「つまりこの話がほんとだとしたら俺らはもうとっくに卒業してんだよな…」


三年間!?
それにしては体に変化がないように思えるけど…
けど…三年間の記憶をどうして?


【コトダマ なくなった記憶 を 入手しました】

【なくなった記憶】
なくなった記憶は3年間分らしい

【捜査開始】

1誰かに話を聞く 指定

24階のどこかへ行く 指定

3四階以外のどこかへ行く

下2

山下「桑原君。ちょっといい?」

桑原「…」

凄い顔で僕をじっと見てくる桑原君…
僕が犯人だと思ってる…のかな?


山下「何か変わったこと。あった?」

桑原「…俺、知らん、何もわからない」


桑原「けど、コイツ、苦しんで死んでる」


山下「…うん」

この血液の量からしても大槻さんはすごく苦しんだはずだ
即死でもないはずだ…

……大槻さん。


桑原「俺、犯人許さない」


【コトダマ 苦しんで死んだ大槻 を 入手しました】

【苦しんで死んだ大槻】
血の量からしても大槻が苦しんで死んだのは明白
即死ではないのも明白である


【捜査開始】

1誰かに話を聞く 指定

24階のどこかへ行く 指定

3四階以外のどこかへ行く

下2

山下「落合君…話聞いてもいい?」

落合「いいよ…ヒヒッ」

落合「最期に彼女と会ったのはきっと僕さ」


山下「へ?」

落合「…僕。昨日の夜洗濯場で大槻さんと会ったんだよ」


落合「スーツを洗濯器に入れるとすぐに帰ったけど…ヒヒヒッ」


山下「その時何か変わった様子とか…」

山下「話したりとかは?」


落合「ヒヒヒッ。してないよ」



それじゃあ大槻さんは落合君に会った後にここに?
…で。自殺?

けど今の話…何だか違和感が…

気のせいかな?


【コトダマ 落合の証言 を 入手しました】

【落合の証言】
30日目の夜に大槻と洗濯場で会っているらしい
大槻はスーツを洗濯しに来ていたらしいが…








【捜査開始】

1誰かに話を聞く 指定

24階のどこかへ行く 指定

3四階以外のどこかへ行く

下2

山下「鈴原さん…」

鈴原「…何よ」

鈴原さんの視線も少しだけ懐疑的だ…
でもあんなダイイングメッセージ嘘だよ。それは僕が一番よく知ってるんだ



山下「何か捜査してて…気になる事ってない?」

鈴原「毒よ。」

鈴原「まずこの旅館に毒なんてものは存在しない。」

鈴原「それから、このフラスコに毒が入っていたのだとすれば。他の毒はどこへ行ったの?」


確かに…この旅館に毒物なんて…

残りの毒?はきっと犯人が捨てたんだろうと思ってる。僕はね


鈴原「…それだけよ」

大槻さんが死んだことと僕の名前が書いてあったこと
…鈴原さん。混乱してるな…

【コトダマ 鈴原の疑問 を 入手しました】

【鈴原の疑問】
フラスコに入っているのが毒だとするならば、他の中身はどこに?


【コトダマ 毒薬の出所 を 入手しました】

【毒薬の出所】
この旅館には人を致死に至らしめる毒はどこにも置いていない



【捜査開始】

1誰かに話を聞く 指定

24階のどこかへ行く 指定

3四階以外のどこかへ行く

下2

山下「井貫君は何か気になったこととか…気づいたことって」

井貫「残念ながらないである」

井貫「であるが…」


井貫「大槻はかなり自分の記憶の事を気にしておったようであるぞ」

井貫「…仕事のブランクについて弱音を漏らしておった」


山下「…そうなんだ」


そっか、大槻さんはSPだから…僕達と違ってブランクがかなり関係あるんだ…
それに大槻さんは仕事熱心だったし…

これも何かの証言になるかもしれない


井貫「山下よ」

山下「…ん?」


井貫「吾輩は…貴様が犯人だとは思っておらんからな」

山下「ありがとう」


【コトダマ 記憶を気にしていた大槻 を 入手しました】

【記憶を気にしていた大槻】
記憶を失っているなら自分の仕事のブランクは…
と大槻は気にしていたという


【捜査開始】

1誰かに話を聞く 指定

24階のどこかへ行く 指定

3四階以外のどこかへ行く

下2

一時中断

17時に更新再開

お人は??

山下「り…リリスさん」

リリス「犯人キターwwwwww」


やっぱり。
やっぱりそう言う認識になってるわけか…


リリス「wwwなんすかwww」


山下「…あの。大槻さんの事で」

リリス「昨日娯楽室で話してた山下君が一番知ってるんでは?www」


山下「え?話してた?誰と?」

リリス「しらばっくれても無駄www」

リリス「昨日の夜中にwww。私資料室に行ってたんで声聞いてましたwww」

リリス「大槻さんのですけどwww」


山下「…そうなんだ。ありがとう」


リリス「犯人wwwがんばww」


【コトダマ リリスの証言 を 入手しました】

【リリスの証言】
昨晩資料室に向かったとき、娯楽室から大槻の声が聞こえていた
誰かと話しているようだった


【捜査開始】

14階のどこかへ行く 指定

2四階以外のどこかへ行く

下2

どこに行く?

3階

2階

1階

下2

一階に来たけど…

どこを調べよう。玄関はもう大歩危さんが行ってくれてたみたいだし…
他に怪しい場所って言ってもな…

毒がありそうな場所ってどこだろう…


【一階のどこを探す?】

1縁側
2厨房

下2

取りあえず縁側に行ってみよう。

けど…縁側にあるとしても肥料とかだよね?
それが毒になるかな??


―――――――――縁側―――――――――



うん…特に変わった所は無いな。

というより肥料が置いていなかったよ。
という事はここに毒物になりえそうな物……


…あれ?


あそこの植え込み…やけに荒らされてる?

なんか踏み入ったみたいな…。
前まではあんなのじゃなかった筈なのに


【コトダマ 荒らされた縁側 を 入手しました】

【荒らされた縁側】
縁側の植え込みなどが何者かによって荒らされていた

【捜査開始】

1厨房

2娯楽室

3食品倉庫


下2

夕飯行ってきます

20時半に再開

厨房来たけど…変な物は特においてないな…
包丁とかは今回関係ないだろうし…


あ。まな板出しっぱなしだよ。

片付け――――――――



!?!?!?


何この臭い!?凄い臭い!

一体ここで何切ったらこんな匂いに…っ!!


もう使えないよ…


【コトダマ 厨房のまな板の謎の臭い を 入手しました】

【厨房のまな板の謎の臭い】
嗅いだことのない匂いがまな板に染みついていた
決して良い匂いではない



【捜査開始】

1娯楽室

2食品倉庫


下2

もう一回娯楽室に戻ってきた。

きっとクロはここを通ってるはずだから何か手がかりがあるかもしれない…
いや。あるに違いない


――――――――――――――――
―――――――――――
――――――――
―――――


……無い。
娯楽室は今まで通りで、何もない。

足跡の一つすら残されていない

ゲームもそのまま。ダーツの矢もそのまま。グラスも


―――――あれ?

どうしてグラスも全部そのまんまなんだ?

【コトダマ 娯楽室のグラス を 入手しました】

【娯楽室のグラス】
娯楽室のグラスは全てきれいなままで使用された痕跡はない


【捜査開始】

1食料倉庫

2お土産や

3自由

下2

…食料品倉庫。
小判鮫さん。大樹林さん。それに村田君……


ダメだ。今は捜査に集中しないと!


…でも相変わらず寒いな。
それにここは食料品だけで…毒になる物なんて……


って。あれ?ここ桑原君がよく料理に使ってた棚だけど…

カエルとかイナゴとか虫系統の生き物…
じゃなくて、食材が無くなってる…


誰かが好き好んで食べた?

いや…それはないよね…


【コトダマ 無くなっているゲテモノ食材 を 入手しました】

【無くなっているゲテモノ食材】
桑原が今まで使っていたゲテモノ食材が一気になくなっていた

最後にここ…調べておこう。


―――――――――― 4F お土産売り場 ―――――――――


モノクマ「ティーを飲みに来たの?あ。ちょっと待ってねー」

山下「いや…そう言うつもりじゃないんだけど。」

山下「…捜査なんだけど」


モノクマ「なーんだ…。」

モノクマ「ほんと。いくらモノクマティーが美味しいからって。ポットのお湯使い切る事はないのにね」


いや…そんな怪しいの誰も飲まないと思うけど…
うん…

モノクマ「というわけで今はお湯の補充中だから!」

モノクマ「また来てねーウプププー」



…結局調べれないまま帰らされちゃった……
モノクマティーって何なんだよ…


【コトダマ お土産売り場のポット を 入手しました】


【お土産売り場のポッド】a
お茶の試飲用のポッド
この前まではお湯が満々と入っていたらしいが
今は空



捜査編はここでお仕舞です。

明日は怒涛の裁判編
短くてごめんよ。明日は朝早いんだ…


けどまあ。犯人誰だろうね

もし今日中に書き込めそうならまた来ます


明日は21時半くらいに更新するます

遅くてごめんなさい

22時に時間ずらしても良い?


【モノクマファイル05】
被害者は超高校級のSP 大槻 理兎
死亡推定時刻は三十日目の夜中
死体発見場所はVIPルーム
死因は毒物を摂取したことによる毒死
机の上には遺書が置いてあった

【大槻の遺書】
大槻の書き残した遺書。
何かを思い出したらしく、酷く後悔している様子が伝わる
一体何を思い出したのだろう


【服毒に使われたフラスコ】
大槻が服毒の際に使用したのはVIPルームのフラスコ
中には僅かだが毒が残っていた

【大槻が握っているペン】
遺書を書くときに使ったと思われるペン。
右手に固く握りしめられている

【湿ったカーペット】
フラスコ棚近くのカーペットが湿っていた。
一応時間はかなりたっているみたいだが…
それに色も少し変わっていた

【一階玄関の宿泊手帳】
一階の玄関の棚には今までの生徒の手帳が入っていた

【お土産売り場のポッド】
お茶の試飲用のポッド
この前まではお湯が満々と入っていたらしいが
今は空

【違和感】
この前入ったときはフラスコ16本すべて空だった

【反応しない手帳】
ドアの開錠に死んだ生徒たちの宿泊手帳は使えなかった

【モノクマの証言】
VIPルームに入ったのは合計で三人らしい

【手帳チェック】
山下と大槻を除く他のメンバーの手帳ではドアの鍵は開錠できた

【厨房のまな板の謎の臭い】
嗅いだことのない匂いがまな板に染みついていた
決して良い匂いではない

【荒らされた縁側】
縁側の植え込みなどが何者かによって荒らされていた

【フラスコの中身】
フラスコの中身はちゃんと入っていた
それなのに全部なくなるなんて…
とモノクマはぼやいている

【鈴原の疑問】
フラスコに入っているのが毒だとするならば、他の中身はどこに?

【リリスの証言】a
昨晩資料室に向かったとき、娯楽室から大槻の声が聞こえていた
誰かと話しているようだった

【毒薬の出所】
この旅館には人を致死に至らしめる毒はどこにも置いていない

【記憶を気にしていた大槻】a
記憶を失っているなら自分の仕事のブランクは…
と大槻は気にしていたという

【落合の証言】
30日目の夜に大槻と洗濯場で会っているらしい
大槻はスーツを洗濯しに来ていたらしいが…

【なくなった記憶】
なくなった記憶は3年間分

【VIPルームの鍵】
VIPルームの鍵はマスターキーと宿泊手帳でしか開けることは出来ないらしい
また一本の鍵に付き一人しか入れない

【娯楽室のグラス】
娯楽室のグラスは全てきれいなままで使用された痕跡はない

【無くなっているゲテモノ食材】
桑原が今まで使っていたゲテモノ食材が一気になくなっていた

【ダイイングメッセージ】
大槻の左手の方に『山下』というダイイングメッセージが
綺麗に残されていた

【苦しんで死んだ大槻】
血の量からしても大槻が苦しんで死んだのは明白
即死ではないのも明白である











ピーンポーンパーンポーン




モノクマ「それじゃ!捜査もそこらへんにして、そろそろ行っちゃいましょうか?」

モノクマ「ドッキドキのワックワク!4回目の学級裁判に!」


モノクマ「それじゃあ!学級裁判所で待ってるよー!」














――――――――――― 学級裁判場 ―――――――――――――――――



エレベーターの中でも感じた。
凄く嫌な解放感。

僕達のスペースが広くなるこの感覚

それは学級裁判場でも同じだった。


もう8人も居なくなっちゃってるんだから…当然か…


感覚がもう麻痺しているのかな。


今から始まる学級裁判が普通の様な事に思えてきた。

…大槻さん。

大槻さんが自殺でも他殺でも
僕はこの謎を解き明かして見せるから



絶対に―――――――――――――
















【学級裁判 開廷】





















モノクマ「まずは、学級裁判の簡単な説明から始めましょう」

モノクマ「学級裁判の結果は、オマエラの投票により決定されます。正しいクロを指摘できれば、クロだけがおしおき。」

モノクマ「だけど……もし間違った人物をクロとした場合は、クロ以外の全員がおしおきされ、みんなを欺いたクロだけが晴れて卒業となりまーす!」


山下「モノクマ。もし…もし大槻さんが自殺なら――――」

リリス「んなわけwwww」

桑原「ダイイングメッセージ、あった」

井貫「偽装という線もありうるぞ」

青木「そーだぞ!」

落合「ま…それが今から分かるんだけどね…ヒヒッ」


鈴原「ま。それを今から話し合うんでしょう?」


モノクマ「もう!ボクの話聞かないで話進めないでよね!」


モノクマ「もし大槻さんが自殺なら。投票は大槻さんだよ!」

【ノンストップ議論開始!】

<ダイイングメッセージ>
<娯楽室のグラス>
<なくなった記憶>


リリス「はーい!投票ターイム」

リリス「犯人はwww【山下君でーす!】」

大歩危「…え?なんで?【証拠は…?】


鈴原「あ…そうね、大歩危さんは居なかったわね」


大歩危「【山下君が犯人の証拠…あるの?】


青木「……」

井貫「一応…な」


【】をコトダマで論破及び同意しろ




下2

正解!!

山下「それ!不正解だよ!!」

山下「大槻さんはダイイングメッセージを残してたんだよ」

リリス「自分で発表していくスタイルwwww」


大歩危「…犯人…なの?」

山下「そんなわけないじゃないかっ」


リリス「犯人はいつもそう言いまーす」

リリス「村田とか飛騨とかwwww」

リリス「って。今大槻居ねーしww村田弄っても面白くねーwww」


鈴原「口が過ぎるわよ。黙んなさい」

井貫「…であるが、山下が犯人だとは吾輩には思えぬ」

青木「俺もだ!」





山下「僕は殺してないよ!」


【ノンストップ議論開始!】

<一階玄関の宿泊手帳>
<娯楽室のグラス>
<モノクマの証言>


リリス「嘘乙www」

リリス「【お前しか毒しかけられんしwww】」

鈴原「そうよね…状況的に考えて、【あそこに入れたのは私たちを除いて二人なのよね】」

落合「【大槻さんと山下君だね】」

桑原「…他の手帳は【全部反応した】からな」

井貫「ぐぬぬぬ」

青木「【山下が犯人じゃねえって証拠ねえのかよ…】

リリス「あwりwまwせwんwwwwww」

【】をコトダマで論破しろ!


下2

正解!!


山下「それ!不正解だよ!!」

鈴原「…けど。電子手帳は全部チェックしたわよ?」

大歩危「…うん」

井貫「…ここに居る全員。山下と大槻以外は反応したである」

リリス「あれ?どwいwうwこwとwかwなwああああああ」


山下「…」

リリス「顔真っ赤wwwww」

大歩危「…入れたのは山下君だけ」


そう…そうだよね。僕は一回入ってるし。
だから疑われるのは仕方ない。

だけど…モノクマは言ってたんだ。入ったのは3人って。

こんな苦しい状況だからモノクマの言葉にもすがってしまう…

けど、僕は一度見てるんだ。あの部屋の中を
そして違和感を感じたんだ…

【コトダマを>>491>>492から提示しろ!】

した2

解!!



山下「僕があの部屋に入ったのは事実だよ」

山下「けど、あの部屋に入ったときに見たフラスコは全部空っぽだったんだよ」

山下「だからフラスコの中に毒なんて…」


リリス「嘘の可能性www」

落合「まあ…客観的に見ればね…ヒヒヒッ」


鈴原「その証言だけじゃ弱いんじゃないかしら?」

大歩危「…うん」


青木「あー…けど。これどうすんだよ」

青木「もしかして自殺?」

井貫「その可能性は…」


青木「モノクマが嘘ついてっかも!」


モノクマ「ガビーン…」

モノクマ「ボクは嘘ついてないよ!」

青木「ダイイングメッセージはお前が書いたんだろっ!?」

モノクマ「酷い!ボク達仲良しだと思ってたのに!」


リリス「あwれw二人wwwデキてる?」


青木「なんでそーなるんだよ!」

落合「けど…大槻さんが本当に自殺?」

鈴原「だったら……」


リリス「あw今良かったって言いそうになりましたな?」

いや…大槻さんは自殺でもない筈だ
だってそうならあんな行動…

【コトダマを>>491>>492から提示しろ!】

下2

リリス「それさっきwでたwwww」

青木「確かに自殺の線はそれで大分薄くなるけどな」


リリス「苦し紛れの嘘!死に際の反抗期www」


鈴原「アンタじゃないんだから…」

間違えたっ…
けど…自殺を決意した人があんなことを?
絶対…いや、かなりあり得ないんだ!


下1

正解!!


山下「自殺でもないと思う…」

山下「…だって大槻さん。その日の夜にスーツを洗濯してるんだよね?」

落合「う…うん。ヒヒッ」

大歩危「…余計疑われるのにそんな事」


山下「けど、疑われてもちゃんと謎を解かないと」

山下「それに大槻さんが自殺じゃなかったら僕達みんな死んじゃうんだよ?」


鈴原「アンタ…変に正直ね」

リリス「それかアホな犯人かwww」

青木「やっぱ瑰が犯人なはずねーんだって!」

【ノンストップ議論開始!】

<モノクマファイル05>
<毒薬の出所>
<リリスの証言>


青木「瑰は犯人じゃねえ!」

リリス「wwwはいはいwww」

リリス「でも【毒殺って書いてあるし…ww】」


大歩危「フラスコの中に【山下君が毒を盛った】」

井貫「そして…【大槻がそれを呑んで…】」


鈴原「死んだってことね」


【】をコトダマで論破しろ!

下2

正解!!



山下「それ!不正解だよ!!」

山下「この旅館に毒なんてないんだよ。どこにもね」


桑原「洗剤、あるぞ」

鈴原「流石に不味すぎて気づかれないかしら?」

鈴原「ほら、だって…ねえ?あんなの口にできないわ」


井貫「それに洗剤など分かりきった毒薬を致死量飲むとするのなら」

大歩危「…それこそ自殺」


桑原「ぐぬぬぬぬ」

桑原「じゃあ、なんで毒殺?」

毒の出所…
もしかして――――?


【閃きアナグラム開始!】

ち う り ん と ま い く る す

ょ ぃ ぅ ご り ぃ ぁ う き る


○○○○○


下2

正解!!


山下「調合だよ!」

山下「毒が無いから作り出したんだ!」


鈴原「ちょ…ちょっと…!それだと…犯人は」

大歩危「…自然と一人」


青木「調合が出来るって言う事は」


井貫「……まさか」


山下「そうだよ。そうなんだ」


山下「何もない場所から毒を作れるのは―――――」



【怪しい人物を指名しろ!】

下2



正解!!



山下「君だよね?桑原君」

桑原「………」

桑原「………」



山下「桑原君?」


桑原「…っ」

桑原「っ…」








桑原「っ……ハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!」










リリス「!?」

青木「…な…何だよ」


桑原「毒薬が作れるから俺が犯人?」

桑原「それだけ、でか?」

今日はここまで!

明日には裁判終わらせるよーん

22時頃に始めまする

ひとはー?

山下「でも…君が犯人じゃないとしたら…おかしいじゃないかっ」

桑原「毒なんて、だれでも作れる、適当に洗剤混ぜればな!」


桑原「洗剤に調味料、入れても、出来るぞ?」

桑原「それなのに…俺が。か?」



鈴原「た…確かにそうだけど」

大歩危「…豹変?」

リリス「きゃwらwかwぶwりwwwww」


リリス「死ねやwwwゲラゲラ」

【ノンストップ議論開始!】

<記憶を気にしていた大槻>
<フラスコの中身>
<娯楽室のグラス>



桑原「もし【最初からフラスコが空だったら?】」

桑原「もし【フラスコの中身は毒ではなくて、毒を事前に摂取していたとしたら?】」

桑原「もし【フラスコの中身に何らかのアレルギーを発症したら?】」


大歩危「……」

井貫「お前そんな奴であったか?」


鈴原「流暢に喋り過ぎよ…」



桑原「どうなんだ?」


リリス「なんかwwwやべえwww」


下2

正解!


山下「それ!不正解だよ!!」

山下「モノクマは言ってたんだよ!フラスコの中身は全部入ってたって」

山下「フラスコの中身は全部なくなってたって!」


桑原「そう言うときだけ、アイツ、信じる」


リリス「…あれ?今の発言」

リリス「フラスコの中身は全部なくなった?????wwww」


モノクマ「…ギクゥッ」


リリス「だったらwww大槻さんが飲んだのは何だったんでしょうかwww」

鈴原「けど…一本だけ残ってたのを飲んだのかもしれないわよ?」


青木「だったら残りのは?どこいったんだ?」



【コトダマを>>491>>492から提示しろ!】

下2

解!!




山下「多分フラスコの中身は全部…それか殆ど捨てられたんじゃないかな?」

山下「フラスコ棚の下のカーペットが僅かに湿ってたから…」


鈴原「誰がそんな事?大槻?アンタ?」

山下「きっと僕と大槻さんの前に入った人だよ」

山下「一番最初に入った人…だと思う」


リリス「一番最初??www」


山下「だって、僕が入って。その後に大槻さん。そこで大槻さんが死んだんだ」

山下「だったら一番最初に入った人を割り出さないと…」

桑原「どうやってだ?」

【ノンストップ議論開始!】

<VIPルームの鍵>
<記憶を気にしていた大槻>
<毒薬の出所>



リリス「入ったのは【三人www】」

鈴原「けど…【私たちの手帳は反応した】」

井貫「【例外はないであるぞ】」

桑原「もちろん俺のも付いた、ぞ」


大歩危「…。…」


青木「【別の鍵があったとかか?】」


井貫「…その線があるか…」



下2

正解!!


山下「別の鍵なんてないんだよ!」

山下「VIPルームを開けれるのは僕達の手帳とマスターキーだけ…なんだよね?」


モノクマ「うん!因みにマスターキーはこれーでーす」


鈴原「ただのカードキー?」

井貫「…あれがマスターキーであるか」



大歩危「…けど、じゃあどうやって?」

大歩危「三人入ってるのに……」


桑原「やっぱり、モノクマ嘘」


いや…入る方法。
入る方法はあるんだよ!あれを使えばね


【コトダマを>>491>>492から提示しろ!】


下2

正解!!


山下「電子手帳だよ」


大歩危「…けど。皆の反応したよね?」


大歩危「それに……」

大歩危「一階のは全部反応しなかった」


鈴原「そうよ。ルールは一個に付き一回でしょ?」

青木「それは俺も確認済みだ」

青木「一階反応したら次からは反応しなくなった」


井貫「…どういうことであるか?」


桑原「―――――」


【選択肢】
1 電子手帳を改造した
2 全員分の電子手帳を使っていた
3 モノクマの話は嘘
4 電子手帳は万能

下2

正解!!



山下「もし事前に犯人が一回の手帳の事に気付いて…全部使ってたとしたら?」

山下「こうなる事を見越して」


リリス「そんなのアホの原住民にはむーりーwww」

鈴原「…賛同するわけじゃないけど、桑原がそんなこと思いつくかしら?」

井貫「それにそうなると…ダイイングメッセージはどうなる?」

青木「偽装?」

落合「そうなる…よね。ヒヒヒッ」


ダイイングメッセージ?
けど…あそこはこうなってるのに、もう一方はこうなってた

じゃあ…どっちか、それか両方が偽装ってなるよね?

【コトダマを>>491>>492から二つ提示しろ!】


下2

正解!!


山下「大槻さんの手だよ!」

山下「遺書を書くためにペンを持ってるのは右手」

山下「けどダイイングメッセージは左手で書かれてたんだ…」


大歩危「…?」

リリス「まさかの両利きwww」


落合「いや…違うはずだよ」

青木「だったらなんでだよ?」



井貫「偽装されたと言うことであるか?」

鈴原「でもそうよね…。死ぬ間際だったら利き手じゃない方の腕を使うなんて…おかしいわよね?」

大歩危「…じゃあ…どっちも偽装?」

青木「片方だけが偽装って事は?」

井貫「どっちが偽装であるか?」


リリス「偽装偽装うっせーwwwww」


どちらかが偽装…
多分。……

いや、僕の考えからすると――――


【選択肢】
1どっちも偽装
2遺書が偽装
3ダイイングメッセージが偽装

下2

正解!


山下「どっちも偽装なんじゃないかな……」

落合「え…ええ…」


鈴原「突飛し過ぎよ」

井貫「である」


大歩危「…でもどうしてそう思ったの?」

大歩危「…そこまで思う何か。あったの?」


リリス「無かったらクソワロwwww」


大槻さんが遺書を書いている暇がない
そしてダイイングメッセージを書いている暇がないって証拠…


それは現場を見れば明らかだよね

【コトダマを>>491>>492から提示しろ!】


下2

正解!!


山下「遺書は封筒に入ってた。」

山下「ダイイングメッセージは綺麗に残っていた」

山下「大槻さんは苦しんで死んだのは明白だよね?」


鈴原「ああ…ペンを持って死んでるってことは、遺書を書いて死んだって事よね?」

鈴原「それなのに…わざわざ封筒に入れる暇があったかってこと?」

リリス「けど…死ぬ前に書いてたら?w」

青木「それにしては封筒綺麗すぎただろ」

井貫「同じくダイイングメッセージも綺麗に残っていたな」


大歩危「…じゃあ、ダイイングメッセージは両方とも…偽装」

今日はここまでです
最近更新ペースが落ちてて申し訳ないです。はい…
言い訳としては学業とバイト達が忙しゅうて…

あ。けどけどけど、明日は21時半くらいから更新。
そして土曜日は丸一日更新に費やします!

お楽しみに!

取りあえず明日の夜頃からはどっぷり更新に浸かれるのでご安心を

すいません。開始時間一時間ずらします

人は居ますか?

【ノンストップ議論開始!】


<毒薬の出所>
<なくなった記憶>
<記憶を気にしていた大槻>

大歩危「…けど、どうして犯人は大槻さんを?」

桑原「【俺が犯人だと思うなら他に呼び出しやすい人間がいくらでも居た】」

桑原「【井貫とかな】」

井貫「ぐぬぬっ!!」


鈴原「という事は【大槻さんを選ぶ理由がない?】」

リリス「ただの運www」


リリス「ハードラックとダンスっちまったwwww」



【】をコトダマで論破しろ!

下2

正解!!


山下「それ!不正解だよ!」

山下「大槻さんはなくなった記憶の事を気にしていたんだ」


リリス「そんなw数十年分なくなったわけでもあるまいし」

落合「…体の状態からしても…そこまで時間は立ってない」

鈴原「そうよ。そこまで心配する必要ないわよ」


井貫「まあ…少し不安ではあるがな」


いや…この情報を知っていれば…いくらなんでも不安にもなるはず


>>491>>492からコトダマを提示しろ!】

下2

正解!!



山下「僕達が無くした記憶が…3年間だとすれば?」


鈴原「!?」

青木「ああ」

リリス「…」

落合「うそ…」

井貫「なん…だ…と?」

大歩危「え?」



桑原「…ふっ」


モノクマ「うぷぷぷ!絶望だよねー」

桑原「…もういい、これ以上抗う必要もない」

桑原「毒のない所からどうやって俺は、毒を作った?」




鈴原「は!?」

大歩危「…自分から何言ってるの?」


青木「お前が…かよ?!」


桑原「…答え合わせ、だ…な?モノクマ」


モノクマ「うぷぷぷー」


山下「桑原君…」


桑原「もう、何がしたいか分かるだろ?。な?」


モノクマ「…」


なんでだよ。なんで桑原君が…
でも毒を作った証拠…。それはきっとこの三つ

>>491>>492からコトダマを三つ提示しろ!】

下2

桑原「…お湯が毒になるのか?」


リリス「……」

鈴原「お湯は無理でしょ…」

青木「なんか毒草みたいな奴とかも…ねーよな」


間違えた?
そう。きっと調合してるってことは…


【間違いは一つでした】


下2

山下「桑原君がよく使ってた食材が厨房倉庫に無かったんだ。それに縁側の植え込みも荒らされてた」

山下「それに…食事場のまな板にも匂いがうつってたんだ」

山下「毒を調合した証拠にはならないかな?」


桑原「認める、ぞ」

リリス「…じ、じゃあほんとに?」


大歩危「なんで?認めたら死ぬのに…」

鈴原「…投げやりになった」


桑原「こっちのほうが、絶望だからな」





桑原「…な?」


桑原君がモノクマの方を見てそう言う。
……どういう事だろう?

ううん…今は事件の事に集中しないと…










モノクマ「けど桑原君。キミは死ぬより深い絶望を手にする事になるよ」


モノクマ「こんなことされるとは。ボクも想定外だよ」

モノクマ「うぷぷぷ。バカの君が頑張ったんだね」

















桑原「とりあえず、俺一旦消える」

桑原「…オマエの言う通りになるかどうか。どっちにしろ俺にとっては絶望、だからな」



何?さっきから二人は何を話してるの?




――――――――とにかく。桑原君は罪を認めてるんだ

もう終わらせよう

けど…分からないことが多すぎるよ

折角集めた証拠も。
何もかもが曖昧にしかつながらない今回の事件


……――――――――






【クライマックス推理】










―――――――――



























――――――――――――――――不可能!


桑原「今回の犯人は俺しかいない。さ、投票、を」


鈴原「……」

井貫「…」

そう。腑に落ちないんだ。
どうして人一人殺してここまで死を望むのか…


だって、おかしいじゃないか。外に出たいから殺したんだよね?


なのにどうして?
どうしてわざわざバレる様な事を?

わからない。理解できないよ…


モノクマ「さ!早く投票してよね!」


モノクマ「もうキミだけだよ!」



【聞きたい事を聞け!】
↓3からコンマの高いもの採用
そぐわない物はずらすよ

山下「桑原君…僕達は仲間なんだよね?」

山下「これまで…君が僕達に見せてきた姿は嘘じゃないよね?」





桑原「ははっ。はははははははっ!」


桑原「やっと見れた。やっと見れた。その顔を」

桑原「俺、やっと見れた!」


鈴原「……は?」

リリス「お…おかしい…」

大歩危「…なんなの」


桑原「…これだけで満足だ。」

桑原「これだけで死ねる」

桑原「これだけで…。価値がある」




山下「桑原君?」


桑原「そうだ、仲間、だ」

桑原「でも、だから、その顔が見たかった」

桑原「お前らのその顔が、そんな表情が」


桑原「そうか、モノクマ、お前はこんな良い物を一人占め、してたんだな」



桑原君……
君は本当に桑原君なの?


井貫「貴様…」


桑原「この生活、思い返せば、楽しい事ばかりだった」

桑原「今の、俺、には、な」



モノクマ「もういい?ほとんど票もまとまってるし、結果発表―」


モノクマ「はぁ…今回は大した推理も無くて全然面白くないよ」







―――――――――――――――――――――――――――――――――――


        VOTE

 【クワハラ】【クワハラ】】【クワハラ】



  学 級 裁 判  閉 廷 !



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――






















桑原「…あの部屋に有ったモノ、教えてやる」


モノクマ「もう!喋り過ぎだよ!それはボクから発表するよ!」

モノクマ「あの部屋に有ったのは『なくなった記憶を戻す薬』だよ」

モノクマ「このゲームが始まる直前の記憶が今の桑原君にはあるんだ」




桑原「ああ。お前らの、昔を覚えている」

桑原「だから、俺が、殺した」



落合「…どうして?覚えてるならどうして?」


桑原「あの映像を見て思った、今も昔も、あんなに楽しそうな、お前たち」

桑原「この手で絶望させてみたい」



リリス「…貴方。オカシイ…おかしいです…」





桑原「ああ、最高だ、よ」



山下「…どうして……」


桑原「これ以上話してもいいけど――――――――」


鈴原「話しなさいよっ!!!」




モノクマ「ざーんねん。それはできませーん!」


モノクマ「まだも―ちょっとだけ続けたいし」


モノクマ「それにコイツが散々荒してくれたからねー」


モノクマ「…はぁ」



モノクマ「とりあえず恒例のおしおきターイム」




桑原「お前を絶望させるのは、無理、か」











桑原「死ぬことの絶望。死ねなかった後の絶望」





桑原「どっちにしろ、俺は幸福だ」


















──────────────────────

    【Game Over】


  クワハラクンがクロにきまりました。

   おしおきをかいしします。



───────────────────────



























―――――――――――――――――――




   【 野生の勘!苦しみ治す魔法のお薬 】
 

 



               超高校級の薬剤師 桑原雄大 処刑執行

―――――――――――――――――――――――
































―――――――――――――――――――




   【 野生の勘!苦しみ治す魔法のお薬 】
 

 



               超高校級の薬剤師 桑原雄大 処刑執行

―――――――――――――――――――――――

















白い壁に囲まれた部屋。


そこに桑原は立った状態で縛り付けられている




――――ザシュッ


―――――ドスドスドスッ




いきなり壁から発射される無数の火矢
それは桑原君を突き刺し、血だらけにする


けど…死んではいない。

的確に急所は外されている




―――パチンッ



桑原の拘束が解かれる。


それと同時に目の前に複数の葉っぱとすり鉢が置かれた。


桑原は何か思いついたように葉っぱを手に取りすり鉢ですりつぶす
そして、出来上がった緑の薬を服用した―――――








―――――バタンッ



倒れ込む桑原。目は開いており意識はあるみたいだ。
ただ――――薬のせいで酷い麻痺状態に陥っているらしく




――――ボウッ



火矢のせいで燃え上がる部屋。



桑原は麻痺した状態で何も感じることはないまま、火の海へと飲み込まれていった――――















リリス「…なにこれ、笑えない」

リリスさんが開口一番に否定の言葉を口にする。
その声は震えてた



鈴原「…何よ。記憶を戻す薬って何よ」

モノクマ「その通りの薬だよ」


モノクマ「けどあの薬を飲んだのが一番馬鹿の桑原君でよかったよ」

モノクマ「厄介だけど、トリックを組むほどの脳は無かったみたいだしねー。うぷぷぷぷ」


モノクマ「拙い冤罪作戦も見破られてるし…ウププププ」



井貫「……どうして?あやつは吾輩と鍵を」

モノクマ「手分けして探した時。あの時ボクが教えてあげたんだよ」


モノクマ「だって他の人が見つけたら流石に不味いかなーってボクも思ったのね」


モノクマ「だーかーらー」


青木「けど…だったら!薬を処理すればよかっただろ!!!」




モノクマ「は?そんなことしたら誰も死なないじゃん」


モノクマ「さすがにこのメンバーで桑原クン以外が薬を飲んだらまずいなーとおもったからね」

モノクマ「ボクは桑原君で有効活用したんだよ」



リリス「…最低」


鈴原「……」



皆言葉を失っている。
今回の事件、それはモノクマが意図的に起こさせたんだ…


僕達はモノクマに抗えないのかな?



ダメだ、これが絶望?

重たい物無力感、辛さに脱力感。全部襲ってくる
地面が今にも崩れて穴が出来る。


そしてその穴の中に落ちるような感覚


…なんだよこれ






山下「モノクマっ!!!!!!」




モノクマ「ん?どうしたの?そんなに怒って」


モノクマ「もう次からボクは干渉しないから!」


モノクマ「メンゴメンゴー」



落合「あっ!」


モノクマはそうとだけ言って僕達の前から姿を消した…
なんで…。


なんでこんな事に…




山下「っ!!!!!!!」



もう…どうすればよかったんだよ!!!







第四巻 『それは不幸か幸運か』


    【終幕】




    【死亡】

   大槻 理兎

   桑原 雄大

   
  


          残り 7 名

それでは次の更新は次スレで!

なんかキリも良いし




今回の伏線を見破られたのは少しびっくりでした。
ほかにも桑原のセリフの「。」が「、」に変わってたとか、料理が上手くなったとか…
まあ記憶戻ってましたし


次の更新は日付が変わったくらいにー


それまではこのスレで質問感想要望批判なんでもお受付してます!

実は今回ちょっと時間が空き過ぎて投げやりっぽく見えたかも…
やっぱ更新は間をあけると良く無いっすな。鮮度が一番!

けどまあ、うん…。皆の安価のおかげですごく面白そうな展開に転がってます

本当にありがとうございます

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