しんのすけ「ほっほーい!キレイなおねいさんがいっぱいだゾ〜」シュシュポポ霊夢「」 (99)

【東方Project×クレヨンしんちゃん】


ずいぶん長いことクレしん見てないのでしんのすけの言葉が不安定です。
また、それなりにネタは考えていますが、所詮思いつきなので最後らへんでグダグダになるかもしれません。予めご了承下さい。




【これまでに書いたSS】

社長「ティンと来た!」ミスティア「?」
社長「ティンと来た!」ミスティア「?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1370269328/)


千早「春香」春香「何?千早ちゃん」
千早「春香」春香「何?千早ちゃん」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1370408385/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1370583127

東方×アイマスの続編も期待してる

今度はしんのすけ無双か

※霊夢視点




———ソイツは、私たちがもはや恒例行事となった宴会をやっている最中に前触れもなくやってきた。

しんのすけ「ほっほーい!オラ野原しんのすけ5歳!アクション幼稚園に通っているんだゾ!ねえねえ、おねいさんは納豆に醤油かける派?納豆のたれかける派?」

霊夢『な、何よいきなり!……紫、またどうせアンタの仕業でしょう?』

すると紫は首を大きく横に振った。

紫「いいえ、私じゃない。断言するわ。」

『……はあ!?』

しん「でへへへ〜。キレイなおねいさんに囲まれてオラとてもしわよせだゾ〜。」

『アンタはちょっと黙ってなさい。』

少年の処遇を検討した結果、何故か私が彼の面倒を見ることになった。

『ちょっと!?なんでそうなるのよ?』

紫「だって仕方ないじゃない。私はこの原因究明で忙しくなりそうだもの。」

文「何より、霊夢さんは東方の主役な訳ですからね!それに子供も好きそうですし。」

『私は別に子供好きってわけじゃ…。』

映姫「霊夢、つべこべ言わずあの子の面倒を見なさい。それが今の貴女が積める善行よ。」

“善行”て…。
悪行を働いた覚えはないんだけどなあ。

博麗霊夢(ピクシブ辞典)
"http://dic.pixiv.net/a/%E5%8D%9A%E9%BA%97%E9%9C%8A%E5%A4%A2?guid=on"



『仕方ないわね…。ボクお名前は?』

しん「野原しんのすけだゾ!おねいさんは?」

『私は博麗霊夢(はくれい‐れいむ)。巫女をしているわ。今日から私はアンタの面倒を見ることになったからよろしくね。』

しん「ほうほう、霊夢おねいさんがこれからオラの愛人になるわけですな。ドキがムネムネするゾ〜。」

『ふふふ、しんのすけは面白いのね。』


———こうして、しんのすけとの共同生活が始まった。

随分ませた子供だよなwwしんのすけってww

※しんのすけ視点




———あのあと、宴会に来ていたおねいさんたち全員とお話ししたんだ。
おねいさんたちはみんな優しい人ばかりでオラ、最高にしわよせな気分になったゾ!
ただ、父ちゃんに自慢できないのと、おねいさんたちの名前を覚えられなかったのがちょっと残念だゾ…。

それで今、霊夢おねいさんの家に向かっているところだゾ。霊夢おねいさんは“はくれー神社(博麗神社)”の巫女さんをしているんだって。
そういえば、オラの住む春日部市の近くにも巫女をやっているおねいさんがいるって聞いたことがあるゾ。(※らき☆すたの柊姉妹)

それにしてもこの石段、長すぎするゾ…。

霊夢「お疲れ様。ここが博麗神社よ。」

しんのすけ『おお〜!広いゾ!』

霊夢「とりあえず私はお風呂の用意をしてくるから、アンタは待ってなさい。」

『ぶ、らじゃ〜!』

〜〜〜〜




『う゛ぃ〜。やっぱり、ひろはふろいにかぎりますなあ。』

霊夢「何いってるのよ、しんのすけ。」

『霊夢おねいさん知らないの?父ちゃんたちがよく銭湯とかでやる世間話だゾ。』

霊夢「ふぅ〜ん。」

博麗神社のお風呂は昔のお風呂(五右衛門風呂)で、オラの知ってる場所だと秋田のじいちゃんちにしかないから新鮮だゾ〜。

霊夢「私はあまり男の人と話すことがないからよく分からないけど、お父さんはそんな話しをするのね。……あ、湯加減は大丈夫?」

『バッチリだゾ!』

ちなみに、霊夢おねいさんは外で火加減を調節しているゾ。

霖之助「……」

『ところで霊夢おねいさん。』

「何?」

『おねいさんは普段なにをしているの?』

「私は悪さをする妖怪を懲らしめる仕事をしているのよ。」

『じゃあアクション仮面と一緒だゾ!』

「“アクション仮面?”」

『アクション仮面はメケメケ団から地球を救う正義のヒーローなんだゾ!霊夢おねいさんもそんな感じなの?』

「……話しを聞いただけじゃ分からないけど、そう思ってもらって良いと思うわ。ただ、私が守るのはこの幻想郷という世界だけどね。」

『ほうほう。』

オラ、決めた!
いつかアクション仮面に会ったら『幻想郷にも美人のおねいさんヒーローがいるんだゾ』って自慢するゾ!

※霊夢視点




———しんのすけが風呂から上がったあと私も風呂に入り、成り行きで同じ部屋で寝ることになった。

しんのすけ「霊夢おねいさん、さっき“幻想郷”って言ってたけど幻想郷ってどんなところなの?」

霊夢『幻想郷はね、一言で言えば“忘れられたモノ”が集まってくる場所。私たち人間と、しんのすけがいた世界から忘れられたもの———具体的には妖怪や神、鬼、吸血鬼、仙人なんかが共に暮らしている。そんな世界よ。』

「じゃあ、宴会の時いたおねいさんたちはみんなそういった人なの?」

『大半がそうね。全員というわけではないけど。』

「……オラ、大変な場所に来てしまったかもしれないゾ。」

『よほどのことがない限り大丈夫よ……ところでしんのすけ。』

「“しんちゃん”って呼んで欲しいゾ。」

『…じゃあしんちゃん。どうして幻想郷に来たの?』

※霊夢視点




———しんのすけが風呂から上がったあと私も風呂に入り、成り行きで同じ部屋で寝ることになった。

しんのすけ「霊夢おねいさん、さっき“幻想郷”って言ってたけど幻想郷ってどんなところなの?」

霊夢『幻想郷はね、一言で言えば“忘れられたモノ”が集まってくる場所。私たち人間と、しんのすけがいた世界から忘れられたもの———具体的には妖怪や神、鬼、吸血鬼、仙人なんかが共に暮らしている。そんな世界よ。』

「じゃあ、宴会の時いたおねいさんたちはみんなそういった人なの?」

『大半がそうね。全員というわけではないけど。』

「……オラ、大変な場所に来てしまったかもしれないゾ。」

『よほどのことがない限り大丈夫よ……ところでしんのすけ。』

「“しんちゃん”って呼んで欲しいゾ。」

『…じゃあ、しんちゃん。しんちゃんはどうして幻想郷に来たの?』

「………。」

『どうして幻想郷に来たのか私に聞かせて?もしかしたら家に帰れるかもしれないし。』

「……ないゾ。」

『え?』

「オラ、帰りたくないゾ。」

クレしんの映画も長いこと観てないな...
春日部ボーイズは中々面白かったけど最近のはどうなんだろう

さっきは連投すみません。
休憩がてらちょっと出かけてきます。

———しんのすけは静かに、事の顛末を語ってくれた。
イタズラが過ぎて両親から家を追い出されて街をぶらついていたときに“ブラックホールのような穴”が空いているのを見つけた。
どこに繋がっているのか試す目的でその穴に入り、そして辿り着いた先が昼間私たちが宴会をしていた白玉楼だったという。

しん「確かに父ちゃんの穿いた靴下を冷蔵庫に入れたり、母ちゃんの口紅を全て使って床や壁にお絵かきしたのは悪かったと思っているゾ。でも、なんでそれだけであんなにこっぴどく叱られないといけないのさ!?」

霊夢『それはまあ、そうかもしれないけど。しんちゃんのお父さんやお母さんはアンタのことを思って叱ってくれているのよ?』

「子供のことを思っているなら“出ていけ”なんて言わないゾ!」

『カッカしてるうちは冷静な判断はできないものよ……。今ごろ親御さんは心配してると思うわよ?』

「それでも今、オラは帰りたくないんだゾ!」

……やれやれ、強情ねえ。

『分かった、そしたら気が済むまでここにいると良いわ。帰りたくなったらいつでも言いなさいよ?』

「・・・。」

『それと、明日から働いてもらうからそのつもりでね。それじゃあお休みなさい。』


———こうして一日目が過ぎていった。

※第三者視点




翌日。
朝食の後片付けを終えた霊夢は用事を頼むためしんのすけを呼んだ。

しんのすけ「ほっほーい!霊夢おねいさん呼んだ〜?」

霊夢「しんちゃん、昨日言ったとおり今日からバンバン働いてもらうわよ。それじゃあ、今日は>>19をお願いするわ。」


(家事手伝い、買い物などなんでも可)

書き忘れていましたが時々安価入れます。
すみません。

掃き掃除

香霖堂までお使い
途中でバカルテットと大ちゃんに遭遇

霊夢「今日のしんちゃんの任務はお使いです。」

しん「お使い?」

霊夢「そう。香霖堂(こうりんどう)という荒物屋でこれとこれを買ってきて。地図は書いてあるから。」

しん「報酬は〜。」

霊夢「ありません。」

しん「…ケチクサオババ(ボソッ」

霊夢「……しんちゃん、何か言ったかな?かな?」ゴゴゴゴ

しん「なんでもありません。(霊夢おねいさん目が怖いゾ…)」

霊夢「……はあ。どうせお金が少し余るだろうから、それで何か好きなものを一つ買っていいわよ。」

しん「おお、霊夢おねいさん太っ腹〜!チョコビ買おうっと!」タタタ

霊夢「気を付けるのよ〜。」

しん「ほーい。」ガラガラピシャン!

しん「……。」スタスタ

\ヒューン…/

しん「おわあっ!」サッ

\パリン!/

しん「誰かがオラを狙っているゾ…。」キョロキョロ

しん「お?何だろ、この黄緑色の物体…。」

?「ああもう、なんで避けられるのよ!」

しんのすけが顔を上げると、ダンダラ模様のワンピースを着た髪の青い少女がいた。

ダンダラ「この最強のあたいが投げた蛙を避けるとはなかなかやるわね!気に入ったわ!」

?「チルノちゃ〜ん!」

後を追って、羽のついた変な連中+シャドウボール(しんのすけが見た第一印象)が来た。

チルノ「あっ、みんな見た!?こいつ、あたいが投げた蛙を避けたのよ!」

しんのすけの好みは聖か美鈴あたりかな?(おっとりしててグラマー)
輝夜は美人だがすぐにニートがバレて呆れられそうだし。

大妖精「そんなに大きな氷の塊を投げたらそりゃあ誰だって気づくよ…。初めまして。私は大妖精(だいようせい)と言ってチルノちゃんから“大ちゃん”って呼ばれています!」

黄緑色の髪をサイドテールに結い、青い服を着た少女が言った。

しん「ほっほーい!オラ、野原しんのすけ5歳!霊夢おねいさんにお世話になっているんだゾ!」

リグル「“しんのすけ”って言うのね。私はリグル・ナイトバグ。何かと勘違いされるけど蛍の妖怪よ。」

しんのすけが自己紹介すると、触角を生やして白いワイシャツの上に黒いマントを羽織った少女が言った。

ミスティア「私はミスティア・ローレライ。歌うことと人を襲うことが大好きな雀の妖怪よ。」

全体的に茶色い服装をし、鳥のような翼を生やした少女が言った。

ルーミア「私はルーミア。人食い妖怪よ。」

“ルーミア”と名乗る闇の塊が名乗ると闇が晴れ、金髪に赤いリボンを結び、黒い衣装を着た少女が姿を表した。

チルノ「そしてあたいがチルノ。氷の妖精よ!」

そして最初に会った青と白のダンダラ模様が入ったワンピースを着た少女、チルノが名乗った。

ルーミア「しんのすけ、貴方は食べても良い人類?」

しん「食べても美味しくないと思うゾ。」

ルーミア「そーなのかー。ところでこれからどこに行くの?」

しん「“香霖堂”ってところだゾ。」

ミスティア「霧の湖に行く通り道ね。」

リグル「それなら一緒に行ってあげるわ。」

リグルちゃんマジ天使

>>23
どうだろう?個人的には幽々子が好きそうなイメージ


香霖堂に向かう途中、しんのすけはここまでの経緯を皆に話した。

大妖精「そんなことが…しんちゃんも大変だね。」

しん「いやいや、それほどでも〜。」

ルーミア「香霖堂が見えてきたのだ〜。」

古い茅葺き屋根の立派な建物が見えてきた。ご丁寧にも“香霖堂”と茶色い地に白抜きの文字で書かれた幟まである。

ミスティア「それじゃあ私たちはここまで。また会えると良いわね。」

しん「ありがとう、助かったゾ。」

5人は行ってしまった。

しん「……それにしても、何か懐かしい感じがする店だゾ。」

店先には赤い丸ポストに狸の置物があった。風に吹かれて揺れるボンカレーのホーロー看板が哀愁を帯びた音色を奏でている。

しん「とりあえず中に入るゾ。」

ガタピシ音を立てながら重い引き戸を開けると、店主らしき白髪の青年がいた。

?「いらっしゃい……おや、見かけない顔だね。」

なんでピクシブ辞典貼るの?

森近霖之助(ピクシブ辞典)
http://dic.pixiv.net/a/%E6%A3%AE%E8%BF%91%E9%9C%96%E4%B9%8B%E5%8A%A9?pixpsession=6f8ca5b9f1e78bdbc287f3cd348ac96d&guid=on




しん「おじさん、このお店の人?」

霖之助「ああ。僕が店主の森近霖之助(もりちか‐りんのすけ)だ。」

しん「オラ、野原しんのすけ!霊夢おねいさんにお世話になっているんだゾ!今日はおねいさんに頼まれてお使いに来たゾ。」

霖之助「ああ、君の話しは何となく聴いている。道に迷わなかったかい?」

しん「羽のお姉さんたちが連れてきてくれたから大丈夫だゾ。」

霖之助「(妖精のことか?)それは良かった。ところで何を買いに来たんだい?」

しん「え〜と、たしかメモが…。」ゴソゴソ

しん「あった!>>30>>32だゾ。」

>>27
東方を知らない読者のためです。

ふんどし

草薙の剣と御幣

ほうき

>>29
知らなきゃ見ないだろう 多分

しん「褌と箒を買いに来たんだゾ!」

霖之助「箒は日用品だから分かるけど、なぜ褌が必要なんだか…。」

しん「霊夢おねいさんが欲しいのは“佐川急便の飛脚がしていた褌”らしいゾ。」

霖之助「ああ、そういうことか……ちょっと待っていてくれたまえ。」


〜〜〜〜


しん「あった?」

霖之助「これだな。箒は普通の箒でいいのかい?」

しん「うん。」

霖之助「ちりとりもおまけしとこう…全部で千円です。」

しん「ほい。」スッ

霖之助「毎度あり。あと何か買うものは無いかい?」

しん「チョコビある?」

霖之助「“チョコビ”?」

しん「オラの好きなお菓子。黄緑色の箱にシリマルダシの絵が描かれているんだゾ。」

霖之助「分かった、探してみよう。」


〜〜〜〜


霖之助「お待たせ。残念ながらチョコビは無かったけど、これがあったよ。」

>>35(お菓子)

きんつば

>>34
それもそうですね。じゃあ載せるのやめます。


霖之助「これは“きんつば”といって正式名称を“金鍔焼き”。江戸の半ばに京都で考えられたお菓子で———」ベラベラ

しん「それよりそれ、美味しいの?」

霖之助「ん?ああ、中にあんこが入っているから甘くて美味しいよ。緑茶とよく合う。」

しん「そういえば霊夢おねいさん、しょっちゅうお茶飲んでるらしいぞ。」

霖之助「霊夢はお茶と日向ぼっこが日課だからねえ。」

しん「霊夢おねいさん、いつも悪者と戦っているんじゃないの?」

霖之助「霊夢が動くのは主に異変が起きたときだから“いつも”ではないんだよ。」

しん「“異変”?」

霖之助「君にはまだ難しいかな。まあ幻想郷に馴染んでいくに連れてだんだん分かってくるよ。それじゃあ、きんつば。サービスであげるよ。」

しん「いいの?」

霖之助「僕からの引っ越し祝いさ。持っていきたまえ。」

しん「ありがとうおじさん!」

wktk

※しんのすけ視点




いやあ、今日は良い人にあえて良かった!ルンルン気分で帰ってきたからあの長い石段も気にならないゾ!

\ガラガラ/

しんのすけ『お帰り〜。かあ…じゃなかった、おねいさんおつやおつや〜。』ドタドタ

霊夢「あらお帰りなさい。頼んでいたものは買えた?」

『買えたゾ。そして香霖堂のおじさんから“きんつば”ももらったゾ!』

「上等のきんつばじゃない。丁度いいわ、手を洗ってお茶にしましょう。」

『わ〜い、おつやおつや〜!』

—夜—


霊夢「しんちゃん、そろそろ寝るわよー。」

しん『ほーい。』

……今日も色々あったけど、やっぱりお使いの時が一番楽しかったかな。
そうそう、霊夢おねいさんとおつやを食べている時に今日の出来事を話したら、おねいさんに『へえ、お友達ができて良かったわね』って言われたゾ!

そういえば霊夢おねいさんに“香霖堂のおじさんがツケを払うように言ってたゾ”って言ったら何か顔をひきつらせていたけど、あれは何だったんだろう?

「…しんちゃん。」

『何?霊夢おねいさん。』

「私ね、しんちゃんが来てからまだ二日目だけどすごく楽しいの。しんちゃんといると幸せっていうか、なんか癒される感じがするのよ。」

『ほうほう、それは良かったですな〜。』

「親御さんには申し訳ないけど、“もうこのまましんちゃんの母親になってもいいかな〜”って思うこともあるわ。しんちゃんはどうしたい?」

『……オラはまだ霊夢おねいさんといたいぞ。』

「私としてはすぐにでもアンタを元の世界に返してあげたいけど…。でも嬉しいわ。」

『霊夢おねいさん…。』

「だけど無理しなくていいから。紫の話しだとまだ貴方が幻想入りした理由は解っていないらしいけどいつでも帰れるみたいだから、遠慮なく言って頂戴ね?」

そういって霊夢おねいさんは優しく微笑んだ。
その笑顔が母ちゃんと被ったから一瞬ドキッとしたゾ。

『(母ちゃん・・・。)』

「明日もまた頑張ろうね。それじゃあお休み、しんちゃん。」

霊夢おねいさんはそう言うと、あっという間に寝てしまったゾ。

『……お休みなさい、霊夢おねいさん。』

オラはなかなか眠れず、しばらく家族のことを考えていた。
父ちゃん、母ちゃん、ひまわり、シロ……。
みんな何してるのかな。

とりあえず今日はここまでです。これで物語の前半部分を書き終えたことになります。
また明日の夕方以降に後半部分を書きます。

ここまでお読み頂きありがとうございました。

未婚こぶつきとか行き遅れる予ピチューン

お疲れ 明日もがんばれ

>>42
ありがとうございます。
なんか霊夢の口調がみさえに似てきた気がする…。

映画はカスカベボーイズ以降はちょっとね……
スパイのヤツはマジできつかった
ケツだけ星人で凍りついたの初めてだった

なんか下品なことやればクレしんぽいでしょって低い志で作ってる感じ

戦国とオトナ帝国がバケモンクオリティすぎるだけでは?
あれがどうしても基準になっちゃうから……

>>45
カスカベボーイズの高クオリティを考えると
戦国とオトナ関係無しに単に保護者に気を遣ってるだけだと思う

定番オカマキャラ、銃を含めたバイオレンス描写、アダルトな下ネタ
この三つの内のどれか一つがある作品は面白かった

おっつー
小さいころ見たしんちゃんのホラー回がすげー怖かった記憶ある

>>46
ヘンダーランドも良かったなぁ

野原一家の集結は……あるかなぁ?期待!

劇場版のしんちゃんは野原家の家族の団結がテーマだと思ってる

映画見てるとしんちゃんもかなり修羅場くぐってるよな

何回世界救ったことやら


東方知らないけど面白いよ
しんのすけってここまで「〜ゾ」て言うっけ?

幻想郷って「幻想なった物」が訪れる場所だよな
そう考えると臼井さんが亡くなったわけだから…

まあアニメも漫画もなんだかんだ続いてるし

>>52
やめーや

>>52
こじつけにしてもそういうのはよくないぞ

お待たせしました。再開します。
徐々に投下していきますのでしばらくお待ち下さい。


>>52さん、私にそういうつもりは一切ありませんよ。

※第三者視点




———しんのすけが幻想郷に来てから10日ほどが過ぎた。
しんのすけはこの10日間で霊夢や魔理沙をはじめとした幻想郷の住人とかなり仲良くなり、知り合いも増えたようだ。

ところで、しんのすけはいつも心の片隅で『家族』を想い続けていた。
家族は人生を共に過ごす、己に最も親い存在。その家族は当然ながら幻想郷にはいない。

だが、しんのすけは決して“帰りたい”と言わなかった。寂しい思いが無かったわけではないが、気丈に振る舞うことによって少しでもその思いを忘れようとしたのである。

しかしまだ幼い彼にそれが長く続くはずもなく、霊夢が寝静まった後、寂しさから泣くことが次第に多くなった。

そんなある日、事件は起こった。

しんのすけ「今日は霊夢おねいさんは用事があるとかでいないし、天気もいいからオラ一人で冒険に出かけちゃうゾ!」

しん「とりあえず、あの紅いお屋敷(紅魔館)目指して出発おしんこー!」


—数時間後—


しん「なかなか着かないな〜。」テクテク

しん「もしかしてオラ、迷った?」テクテク

しん「う〜ん・・・。」テクテク












?「グルルル・・・」

———幻想郷には人間のほか妖怪や神など数多くの生物が暮らしているが最も多いのが妖怪という種族だ。
その妖怪にも色々な種類がある。“妖怪の賢者”といわれるスキマ妖怪、八雲紫(やくも‐ゆかり)のような人の姿をした妖怪(人形妖怪)や獣の姿をした妖怪(獣形妖怪)など様々だ。

妖怪は人間を襲う習性があるが人形妖怪は知能が高いため、滅多なことで人間を襲うことはない。
では獣形妖怪はどうか?彼らはおしなべて知能が低い(本能で動いている)ため、人形妖怪に比べ人間が襲われる危険性が遥かに高い。空腹時はなおさらである。

これまでしんのすけが接してきた妖怪は全て人形妖怪だったため、妖怪に襲われずに済んでいた。
ゆえに彼は妖怪の本当の怖さを知らない。
まして、いままさに妖怪に狙われているとは夢にも思っていないだろう。







———はたして、妖怪がしんのすけに襲いかかってきた。

妖怪「ガアーッ!」

しんのすけ「っ!!」バッ

妖怪「グルルル・・・。」

しん「ほっほ〜い!オラ、野原しんのすけだゾ!」

妖怪「グルルル・・・。」

しん「何だコイツ・・・。」

妖怪「グルルル・・・。」

しん「(ヤバそうな雰囲気…。)」

妖怪「グルルル・・・。」

しん「こ、こういう時は威嚇だゾ!ケツだけ星人〜!!」ブリブリブリブリ

妖怪「・・・。」

しん「効いたのかな…?」

妖怪「・・・グガアー!」
(しんのすけに襲いかかる)

しん「わあ〜!逆に怒らせちゃった〜!」ダッシュ

しん「ハアハア…。」チラッ
妖怪「ガアーッ!」ダダダダダ

しん「なかなかしつこい……おわっ!?」ドテッ

しんのすけは石につまづき転んでしまった。起き上がろうにも、痛くてなかなか立ち上がれない。
追いついた妖怪がしんのすけに飛びかかる。

妖怪「ガアーッ!」

しん「ひぃ…誰か助けて!オラ、まだ死にたくないゾ〜!」

思わず父を呼ぶしんのすけ。彼の脳裏には家族や仲間と過ごした想い出が走馬灯のようによぎったという。

そのとき、一閃の光が妖怪を吹き飛ばした。

>>64「どうした?大丈夫か?」

(アクション仮面or東方キャラ。東方キャラの場合は指名して下さい。)

ksk

郷剛太郎

漫画化おめでとう

ゆっくりれいむ

>>64
すみません。“ゆっくり”を良く知らないんです…。
ごめんなさい!


再度安価かけます。
>>67

こちらこそすまなかった
踏み台

あやややや

射命丸文(ピクシブ辞典)
http://dic.pixiv.net/a/%E5%B0%84%E5%91%BD%E4%B8%B8%E6%96%87?guid=on

「無双風神」(YouTube)
http://m.youtube.com/watch?v=SQuoco3Z9eA&desktop_uri=%2Fwatch%3Fv%3DSQuoco3Z9eA




文「しんのすけ君大丈夫?危ないところだったわね。」

しんのすけ「文おねいさん!」

そこには幻想郷最速を誇る烏天狗の新聞記者、射命丸文(しゃめいまる‐あや)がいた。

文「ちゃちゃっとそのろくでなしを始末するから、しんのすけ君は下がっててね♪」

しん「ぶ、らじゃー。」

言われるがまま、しんのすけは安全な場所に避難した。それを見届けた文は妖怪に向き直る。

文「…それじゃあ行くわよ?下級妖怪さん」ギロリ

文のその声は、それだけでも相手を殺せそうなほど冷たかった。

文「スペル発動。」


〜「無双風神」〜


文がスペルを発動すると彼女は空高く飛び立ち、上空から妖怪に向けて緑色をした米粒型の弾幕を容赦なく浴びせた。

妖怪「グギャ〜!」

しん「凄い……速すぎて文おねいさんが霞んで見えるゾ…。」






\ピチューン♪/

しばらくして何かの破裂音がした。

ご飯食べてきます。しばらくお待ち下さい。

一旦乙

東方知らないけど面白い

破裂音のあと、文はボロボロになった獣の妖怪を見て言った。

文「ねえ、今どんな気持ち?痛い?惨め?仲間がいるんなら連れてきてもいいわよ?……まあ人語を操れず、人形(ひとがた)ですらない貴方になに言っても解らないだろうけど。」

妖怪「……ガルッ!」

すると妖怪はどこかに行ってしまった。

しん「…降参したの?」

文「あの様子だと仲間を呼びに言ったようね。こちらも助っ人を———」

その時、どこからかカラスが飛んできて文の肩に止まった。ちなみにこのカラスは文の使い魔である。

カラス「カー」

文「何?」

カラス「アーアーアーアー」

文「うん…えぇっ!?」

文「分かったわ。今すぐ連れてきなさい!」

カラス「」バサバサ

文が指示するとカラスはまたどこかに飛んでいった。

しん「文おねいさん、カラスとお喋りできるんだね。」

文「そりゃあ、私も遠い昔はカラスだったからね。」

しん「ほうほう。それでカラスは何て言ってたの?“連れてきなさい”って言ってたけど…。」

文「ひ・み・つ。」

しん「?」


〜〜〜〜


数十分後、使い魔のカラスが戻ってきた。カラスの足に誰かがぶら下がっている。
近づくにつれて姿がはっきりとしてきた。

?「しんのすけ君、無事だったかい!?」

しん「あ……アクション仮面だゾ…。」

アクション仮面(以下、A)
「ワッハハハハハ!正義のヒーロー、アクション仮面!」

それはまさしく、しんのすけが憧れている正義のヒーロー“アクション仮面”だった。

しん「アクション仮面、どうしてオラがここにいるって分かったの?」

A「そりゃあ、しんのすけ君のピンチだからね。ヒーローの勘が“ティン!”と働いたのさ。」

それからアクション仮面は文の方を向いて言った。

A「しんのすけ君を助けて頂いてありがとうございます。…ええと?」

文「申し遅れました!私、文々。新聞(ぶんぶんまる‐新聞)という新聞を発行している記者の射命丸文と申します!」

A「これはどうもご丁寧に。アクション仮面こと郷剛太郎(ごう‐ごうたろう)です。」

文「郷さん、早速ですがこの戦いが終わったら取材をさせていただいても構いませんか?」

A「ええ、構いませんよ。」

文「ありがとうございます!……さて。」

文は前を向いた。

文「第二ラウンドの始まりね。」

A「あれが妖怪…。」ゴクリ

文「あややや、大勢連れてきたのね。あまりに遅いから帰っちゃったかと思ったわ。」

初めて目の当たりにする妖怪にたじろぐアクション仮面を尻目に文は妖怪を挑発する。

妖怪's「ガルルル・・・。」

A「文さん、挑発してどうするんですか!」

文「大丈夫よ。コイツら言葉分からないから。それに・・・。」

文はアクション仮面の耳元で囁いた。

文「貴方はヒーローなんでしょう?普段通り戦えばいいじゃない。」ヒソヒソ

A「しかし私はあくまで役者であって、本当の超人では無いんです。」ヒソヒソ

文「幻想郷で外の世界の常識はしないから大丈夫よ。それにほら、しんのすけ君が見てるわよ?」ヒソヒソ

A「!」

しん「アクション仮面、オラも文おねいさんと内緒話したいゾ〜!」

A「しんのすけ君・・・。(私を応援してくれてる訳ではないのか)」

※アクション仮面視点



文「ほら、アクション仮面!さっさと倒すわよ!」

『しかし…。』

私は未だ決心がつかなかった。文さんはああ言っていたが、もしやられた時のことと思うと恐かったのである。
その時だった。

しん「んもー!うじうじしてるなんてアクション仮面らしくないなー!アクション仮面は強いんでしょ?弱々しいアクション仮面なんて見たくないゾ!」

『(……!)』


そうだ。
私…いや、俺が子供のころ見ていたテレビのヒーローはどんな敵にも勇敢に立ち向かっていたじゃないか。
俺はそんなヒーローに憧れて俳優になったんだ。


『ハハハ、ありがとうしんのすけ君。そうだ、私は強いんだ。忘れていたよ。』クルッ

『……私が相手だ!妖怪だか何だか知らんがかかってこい!』

妖怪's「ガーッ!」




———ヒーローは子供に夢を与える存在。
今度は俺が夢を与える番だ。

妖怪「ウガー!」

A『アクションパーンチ!』ボゴッ

妖怪「キシャー!」

『アクションキーック!』ガスッ

妖怪が飛びかかってくるのを見切りつつ、アクションパンチやアクションキックで倒していく。
それにしても体が凄く軽い。まるでアクション映画のロケをしている感じだ。

妖怪×4「グワー!」

今度は4匹同時に襲ってきた。
そうだ、試しに…。

『アクションビーム!』ビビビビ

妖怪×4「ギャワー!!」ドサッ

おお、凄い!本当にアクションビームが撃てるとは……。
う〜ん、何か本物のアクション仮面になった気分だ。

外野では、文さんとしんのすけ君が声援を送ってくれている。

文「アクション仮面、頑張って〜!」

しん「アクション仮面、スゴくかっこいいゾ!」

『(しんのすけ君・・・。)』


しんのすけ君の目がキラキラしている。それはかつて私が小さいころ、ヒーローに憧れていた時の目だ。




———しんのすけ君。今、私は君に夢を与えられているのかな・・・。

すみません、今日はここまでです。
物語は明日完結する予定ですので楽しみにしていて下さい。

乙。楽しみにしてる

ちなみに戦闘シーンはこれで終わりで、あとはラストに向けてのシリアスな展開が続きます。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました!

再開します。
徐々に投下していきますので、今しばらくお待ち下さい。

了解、待機

※文視点




文『あんなに大勢いた妖怪を一人で蹴散らすなんて……郷さん流石ですね!』

郷(アクション仮面。以下、A)
「流石だなんて、そんな…。」

しんのすけ「文おねいさん、アクション仮面に勝てる敵はいないんだゾ!」

A「いやあ、照れるなあ…。」


結局、郷さんはほぼ一人で12匹いた妖怪を倒してしまった。私も助太刀したが、私の出番はほとんどなかった。
恐らく、『うじうじしてるアクション仮面なんて見たくないゾ!』と言ったしんのすけ君のその一言が郷さんに勇気を与えたのだろう。

外の世界のヒーローの話しは紫さんから聞いていたが、改めてヒーローの凄さを思い知らされた。


『しんのすけ君、ついでだから私が博麗神社まで送っていくわよ。』

しん「センキューベリーマッチョ(Thank you,very macho)!」

A「文さん、しんのすけ君を保護してくれた人にお礼を言いたいので私もそこに連れていって下さい。」

『もちろんですよ!あと、歩きながら記事を書くためのインタビューに答えていただいてよろしいですか?』

A「ええ、構いませんよ。それでは行きましょう。」

私たちは博麗神社に向かった。

八雲紫(ピクシブ辞典)
http://dic.pixiv.net/a/%E5%85%AB%E9%9B%B2%E7%B4%AB?guid=on

霧雨魔理沙(ピクシブ辞典)
http://dic.pixiv.net/a/%E9%9C%A7%E9%9B%A8%E9%AD%94%E7%90%86%E6%B2%99?pixpsession=22ed3f530f779beef1b8c7cd418d5e47&guid=on


※紫視点




紫『……そう、それは困りましたわね。』


たまたま神社に行ったら、霊夢と遊びに来ていた魔理沙からしんのすけについての相談を持ちかけられた。

霊夢の話しによると、最近しんのすけは夜になると寂しさからか一人で泣いていることがよくあるらしい。
今朝もしんのすけの枕には涙が乾いたあとが残っていたそうだ。


霊夢「ええ。でも、あの子意地っ張りだからなかなか本心を明かさないの。本当は帰りたい気持ちでいっぱいだろうにね。」

魔理沙「年頃の子供はみんなそうだからなあ。私もそうだったから良く分かるぜ。」

紫『ふむ…。いずれにしても、一度当人を交えてじっくり話しをする必要がありそうね。』

魔理沙「そういえば、しんのすけはどこにいるんだ?」

霊夢「それがさっぱり———」

その時、玄関で声がした。

\ガラガラ/

しんのすけ「霊夢おねいさん、ただいまんごーぷりん!」

↑の神社は博麗神社です。
描写し忘れてた

部屋にしんのすけが入ってきた。文と謎の仮面を被った男も一緒である。

しん「霊夢おねいさん、お久しぶりぶり〜。」

霊夢「“お久しぶりぶり〜”じゃないわよ!アンタどこ行ってたの?心配したのよ!!」

大声でまくしたてる霊夢。よほどしんのすけのことが心配だったらしい。

文「お邪魔しま〜す。あや、魔理沙さんに紫さん。どうしたんですか?」

魔理沙「ああ、文。実は…って、ソイツ誰だ?」

魔理沙は仮面の男を訝しげに見ている。

しん「オラの世界のヒーロー、アクション仮面だゾ。」

霊夢「アクション仮面…。」

霊夢はアクション仮面について何か知っているようだった。

『霊夢、あの男を知っているの?』

霊夢「別に…。しんのすけから話しを聞いただけよ。」

しん「そうだ、アクション仮面!妖怪に勝ったんだし、オラとアレやってよ!」

A「ああ、分かった。」

アクション仮面としんのすけは両手を高く上げてポーズを決める。

A&しん「ワーッハハハハハ!正義のヒーロー、アクション仮面!」

魔理沙「お、いいな!しんのすけ、なかなか様になってるぜ。」

しん「いやあ〜、それほどでも〜。」

しんのすけはすっかりその気になっているようだ。

『そういえばしんのすけ君、“妖怪に勝った”ってどういうことかしら?』

文「それは私が説明しましょう!実は———」

魔理沙「ええっ!?じゃあしんのすけは一人で紅魔館に行こうとしてたのか?」

文「どうもそのようですね。」

なんと、しんのすけは“冒険”と称して一人で紅魔館(こうまかん)に向かっていたらしい。

紅魔館は霧の湖の畔に建つ真っ赤な洋館で、“紅い悪魔”と恐れられる吸血鬼姉妹が住んでいる。
比較的話しが分かるメイド長が館内を取りしきっているものの不審者扱いされたら最後、生きて帰れるか分からない……というのは大げさだが、それでもただの人間にとっては危険極まりない場所だ。

『いくらなんでもそれは無謀よ、しんのすけ君。』

霊夢「……この馬鹿!」

\げん☆こつ/

突然、霊夢がしんのすけに拳骨を食らわせた。

霊夢「幻想郷にはたちの悪い人食い妖怪が大勢いるのよ!食べられたらどうするの!?」

あそこまで本気で叱る霊夢は見たことないわ。なんか霊夢がしんのすけの母親みたいね。

文「霊夢さん落ち着いて下さい!」

魔理沙「そうだぜ霊夢、それにしんのすけは人様の子供だろ!」

A「そういえば、紫さんたちは何を話されていたんですか?」

『ああ、それは———』

用事ができてしまったのでちょっと席を外します。
19時までには戻る予定です。

一旦乙

乙。
ちょいと本屋でアクション仮面立ち読みしたけど中々面白かったよ。単行本出たら買おうかな

ピクシブいらないです
バカ長いURL貼られると目が滑る

>>90
自分は東方知らないから有難いが……最後にまとめて貼るでいいんじゃないですか?

>>91
分かりました。
多分もう東方キャラは出ないだろうけど…。




※魔理沙視点


A「なるほど。しんのすけ君のことについての相談をしていたんですか。」

紫が説明するとアクション仮面は腕組みをした。恐らく、色々考えを巡らせているのだろう。

文「しんのすけ君はどうしたいの?」

しんのすけ「オラはここにいたい。そしておねいさんたちといつまでも暮らしていたいゾ。」

しんのすけはそうは言うものの、どこか寂しげな表情をしている。

魔理沙『なあ、しんのすけ。本当は家族に会いたいんだろ?寂しそうな顔をしているぜ。』

しんのすけ「オ、オラは全然寂しくなんかないゾ!」

いや、嘘だ。
今にも泣き出しそうな顔をしてるじゃないか。


———やれやれ、仕方ない。あの話しを引き合いに出すか。


魔理沙『しんのすけ、今から私がする話しを聞いてくれ。』

魔理沙『私はな、今でこそ魔法の森で霧雨魔法店を営んでいるが、元は人里の古道具屋の娘なんだ。』


———私は昔から魔法に興味があり、子供の時からそういった魔法に関する書物を読み漁っていた。
あるとき私は“魔法使い”という種族の存在を知り、さらに生粋の人間でも魔法使いになるための修行を積めば(職業的な意味での)魔法使いになれることを知った。魔法が自由自在に扱えるなんて素晴らしいじゃないか。いたく感激して、『私は魔法使いになる』と決心したんだ。

そこから先はひたすら修行さ。修行内容は説明が難しいから省くが、“とにかく早く魔法使いになりたい”というその一心だったな。
そして12歳の時、どうにか魔法使いになることができたんだ。まあ、だいぶ歳月はかかったがな。

———魔法使いには道具、つまりマジックアイテムが必要だ。
実家が古道具屋だからマジックアイテムの一つや二つあるだろうと思って私は親父に聞いたんだ。『マジックアイテムあるか?』って。そしたら親父は『あんな下らんまやかし物置いてるはずがないだろう』って言ったんだ。

当然ケンカになった。
だってそうだろう?血の出る思いをして魔法使いになったんだ。存在を否定されたもいいところだぜ。
私がどんな思いをして魔法使いになったか説明しても親父は聞く耳を持たなくてな。ついに私は家を飛び出したんだ。

しばらくの放浪生活を経て魔法の森に移り住んだ私は魔法の研究の傍ら個人経営の魔法道具専門店を開き、そして今に至るってわけだ。ちなみに親父とは縁を切ったぜ。

今は魔法の研究も上手くいってるし、香霖(こうりん=霖之助)が私をサポートしてくれるから特に不自由はしてないがたまに思うんだ。『もっと親父仲良くしていれば良かった』ってな。

魔理沙『自分から縁を切った私が言うのもなんだが、家族ほど心強い味方はいない。しんのすけもその辺りをもう一度よく考えるべきだと思うぜ。』

しん「・・・。」

私が諭すとしんのすけは俯いてしまった。思いあたる節があるのだろう。

A「・・・しんのすけ君。実は私も君を説得しにここに来たんだ。向こうは君がいなくなって三日ほどしか経っていないが、君の家族含め大変な騒動になっている。」

しん「アクション仮面・・・。」

A「特にお父さん、お母さんはしんのすけ君を捜すのに必死だ。お父さんなんか会社を休んでずっと君を捜している。」

しん「(父ちゃん・・・。)」

A「想像してごらん。ご両親がどんな思いで君を捜しているか、幼稚園のお友達や先生がどんなに心配しているか・・・。」

しん「父ちゃん、母ちゃん、みんな・・・。」

ついにしんのすけは泣き出してしまった。


———しんのすけ、私も良く分かるぜ。
家を飛び出して放浪生活を始めた当初は寂しくて泣いてたもんな。

霊夢「そうよしんちゃん。アンタが独り身ならまだしも家族がいるんだから家族を大事にするべきよ。それに幻想郷は危険すぎるわ。」

文「しんのすけ君、悪いこと言わないからお家に帰ったほうが良いわ。家族がかわいそうよ…グスッ」

文はそう言って涙を拭う。
霊夢はともかく、あの文がもらい泣きとはな…驚いたぜ。

紫「私も帰ったほうがいいと思うわ。これ以上ここにいても、しんのすけ君がいる世界のみんなが悲しむだけよ?」

紫が優しくしんのすけに語りかけると、しんのすけは泣きながら言った。

しん「オラ・・・グスッ、お家に帰るゾ・・・。」

※第三者視点




—埼玉県春日部市—


暗くなって街灯が灯るころ、町中を走って回る一人の男がいた。

男「しんのすけェー!しーんのすけェー!!いたら返事してくれー!」

男はしゃがれた声で名前を繰り返し呼びつつ走り回る。そのたび通行人が冷ややかな視線を男に向けているが、それすら気づいていないらしかった。

やがて男は公園に入った。広場や公衆トイレのほか、ブランコと滑り台しかない小さな公園である。

男「あいつが姿を消して三日。警察に捜索願を出してビラを何枚も配ったが未だに情報なし…。ああ、完璧に俺のせいじゃないか!!俺があんな厳しく叱ったからだ!」

公園のベンチに座り込んだ男は頭を抱えた。

最後に多数決とります。
しんのすけとの再会シーン。しんのすけは

1→さりげなく登場

2→ドラマでよくある再会シーンのように、名前を呼びながら走ってくる


5レスくらいで決めたいと思います。

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このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年03月07日 (金) 16:55:39   ID: gObg4CR_

あれ?最後どうなったん?

2 :  SS好きの774さん   2014年05月10日 (土) 12:19:55   ID: bPk3sls9

俺もつずききにるー



3 :  SS好きの774さん   2015年04月22日 (水) 14:05:12   ID: MPIjD21Z

きになる

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