提督「とりあえず視界に入った艦娘に抱きしめる」 (107)


大淀「……なぜ?」

提督「面白そうだから、かな」

大淀「この間、そんな愉快犯的行動にでた結果痛い目みたの忘れたんですか?」

提督「大丈夫だ。この間とは違う、ただのスキンシップだ」

大淀「はあ……どうなっても知りませんよ?」

提督「あぁ。それに俺だって学習はする。この間のアウト組には流石にはしないよ」

多摩「抱きしめたが最後別の意味でも抱くことになりそうだにゃ」

大淀「提督なら力技でやられることはないでしょうけど、いかんせん精神面で不安が……」

提督「どういう意味かなぁ……?」

多摩「事実にゃ」

提督「……ていっ」

多摩「な、なにするにゃ!?」

提督「抱きしめてる」

多摩「はーなーせー」

提督「はいはいっと……」

多摩「……あ、意外とあっさりにゃ」

提督「あまり長いこと抱きしめてるとスキンシップの域超えるかなと思って。あと、お前意外といい匂いするな」

多摩「そういうのは黙ってろにゃ」

大淀「……」

提督「……じゃあ行ってくるか」

大淀「ちょ! なんでですか!?」

提督「両手を広げていかにもウェルカムって感じ出されると……な」

大淀「むぅ……そういうものですか」

提督「そういうもんだ。じゃ、行ってきます」

多摩「仕事は?」

提督「終わってる」

大淀「仕事はできる人なんですよね」

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提督「……さってと、どこに行こうかな。ぶっちゃけ完全思い付きのノープランだからなぁ」

響「?」

提督「ま、食堂なり間宮なり行けば誰かしらいるだろうしなんとかなるだろ」

響「司令官」

提督「お、響。なんだ一人か?」

響「さっきまでリべと居たんだけどね」

提督「リベッチオとか? 珍しいな、仲いいのか?」

響「これでも私も海外経験のある駆逐艦だからね。
  レーベとマックスはグラーフとビスマルクの座学に付き合ってるから」

提督「なるほどな、まぁなんにせよ上手くやってるならいいんだ。
    まだ日が浅いしうちにはイタリア艦は他に居ないからさ、頼むな」

響「うん、任せてくれ司令官……じゃあ私はこれで」

提督「……てい」 ぎゅう




響「


響「……ん?」

提督「……」

響「……んー、司令官」

提督「なんだ?」

響「私はさっき言った通りリべと動き回って正直少々汗をかいているんだ」

提督「別にくさくないぞ? むしろ……うん、なにやら甘いにおいがするな

響「んぅ……そうやって匂いを嗅ぐのはマナー違反だ司令官」

提督「それはすまない」

響「それに、申し訳ないけど今日は三日目なんだ、求めてくれるのは嬉しいけどせめて明日に」

提督「いや、そんなつもりはなかった」

響「おや、そうなのかい? 雷と電が最近色々言っていたからてっきり」

提督「一体あの二人はなにを……いや、いい」

響「……もう終わりかい?」

提督「変な誤解をされたからな」

響「むぅ……失敗したみたいだ。で、違うならどうしてこんなことを?」

提督「べつに、単に反応をみようと思っただけだ」

響「なるほど、司令官らしいといえばらしい。けど、相手は選んだ方がいい」

提督「選んだつもりだったんだけどな」

響「人も船も見かけによらないと言うことかな、じゃあね司令官。気が向いたらまたしてくれたら嬉しい」

提督「おう」


―――

夕立「っぽーい!」

時雨「夕立、そんなにがっついてみっともないよ」

夕立「こうやって食べるのが一番おいしい食べ方っぽい」

時雨「まったく……あ、間宮さんお汁粉もう一杯」

間宮「はいはーい、ちょっと待っててくださいね」

夕立「時雨もちょっと食べすぎじゃないかしら?」

時雨「暖かくて甘くて、お汁粉はついついね」

提督「餅は高カロリーで食べすぎは怖いぞ」

夕立「あっ、提督さん! 提督さんもおやつの時間っぽい?」

提督「んー、ちょっと違くな」

時雨「相変わらず急に出てくるね。それと、提督も知ってのとおりこれでも僕は海域攻略組だからね。
    食べた以上の働きはしてるつもりだよ」

提督「あぁ、二人とも頼りにしてるよ」

夕立「ふふーん。もっと夕立を頼っていいっぽい!」

時雨「こらこら、雷の台詞を取ったらだめだよ。……それで、提督はどうしてここに?」

提督「ん、実はな……時雨、立ってくれるか?」

時雨「? いいけど、はい」

提督「こっちきて」

時雨「はいはい」

提督「ぎゅう」

時雨「!?」

夕立「あー! ずるいずるいずるいっぽい! 夕立も! 夕立も!」



時雨「……」ぎゅう

提督「おっ?」

時雨「もうちょっと、強くしてくれるかい?」

提督「はいよ」

夕立「あーあー! 時雨、離れるっぽい! 夕立もー!」

時雨「ヤダ」

夕立「んぅー! 提督さん夕立もぎゅーってするっぽい!」

提督「んー時雨が離してくれないと無理かなー」

夕立「しーぐーれー!」

間宮「はいお汁粉……なにやってるんですか?」

提督「見たままだよ」

夕立「ほら時雨お汁粉来たっぽい! 離れないと夕立が食べちゃうっぽい!」

時雨「食べていいよ」

夕立「うぅー! 間宮さんもなんか言ってほしいっぽい!」

間宮「では、私は後でお願いしていいですか?」

提督「……個室じゃなければ」

間宮「大丈夫ですよ、なにもしませんから」


提督「……」

間宮「……」にこ

夕立「なんか変な空気っぽい?」

提督「……時雨、そろそろ離してくれるか?」

時雨「ヤダ」

夕立「……提督さん。艤装だしていーい?」

提督「ダメに決まってるだろう」

時雨「提督、頭も撫でてくれたら嬉しいな」

夕立「この期に及んでまだそんなことを言うなんてわがままにも程があるっぽい!」

時雨「いいじゃないか! 普段から甘えっぱなしの夕立と違って僕はあんまりこういうのないんだから!」

夕立「夕立だって提督さんから抱きしめてもらったことなんてないもん!」

時雨「はっ」

夕立「むきー! 鼻で笑った! 提督さんこいつ鼻で笑ったっぽいよ!」

提督「こいつとか言うなよ……」

間宮「提督の迂闊な行動の所為で大変なことになってしまいましたね」

提督「お、俺かぁ?」


間宮「どう考えても提督が急にそんなことをしだした所為ですよ」

提督「ううーん……」


時雨「夕立は諦めて甘いものでも食べてればいいよ。ほらお汁粉覚めちゃうよ?」

夕立「お汁粉は時雨のでしょう! 引っ叩くわよ!」

時雨「わー怖い怖い、怖くて提督から離れられないよ」

夕立「提督さん! 撃っていい!? いいよね!?」

提督「いいわけねーだろ!」

間宮「お店を壊すのだけはやめてくださいね」

時雨「ほら夕立、提督に迷惑をかけちゃダメだよ」

夕立「夕立パーンチ!」

時雨「あいたっ!?」

夕立「艤装がなくても夕立には拳という主砲があるっぽい! 時雨にソロモンの悪夢を見せてあげる!」


時雨「提督! 見た!? 僕いま夕立にぶたれた!」

夕立「まだまだっぽい!」

時雨「いたっ! 提督! またっ、またぶったよ!? 怒って!」

提督「ゆうだちー、暴力はいかんぞー」

夕立「躾っぽい!」

時雨「なにが躾だ! 普段から犬みたいな夕立には言われたくはないよ!」

夕立「犬っぽいのはお互いさまっぽい!」

時雨「えぇい、僕だってやられっぱなしじゃないんだからね!」

夕立「――!」

時雨「―――!!」

提督「……間宮」

間宮「はい?」

提督「丸いものもってないか?」

間宮「……丸いもの。ステンレスソープでも大丈夫ですか?」

提督「まるけりゃなんでもいいよ」

間宮「じゃあ、はいどうぞ」

提督(ポケットからでてきた……?)

夕立「夕立きーっく!」

時雨「はいバリアー!」

夕立「じゃあバリア破りー!」

時雨「バリア破りじゃ破れないバリアー!」

夕立「そんなのずるいっぽい!」

提督「しぐれー! ゆうだちー!」

夕立「ぽい?」

時雨「?」

提督「とってこーい!」 ぽいー

夕立「ぽーい!」 だっ

時雨「――!」 だっ

提督「……よし、嵐は去った」

間宮「あぁ、ステンレスソープが……」


―――

多摩「それで?」

提督「しばらく二人と遊んで忘れさせてから戻ってきた」

多摩「なんだそりゃ」

提督「とかいって、多摩も猫として二人に対抗意識が」

大淀「……」そわそわ

多摩「多摩は猫じゃないにゃ!」

提督「じゃあ膝の上で寝たり作業中に手元と視線の間に入ってきたりするのやめてくれ」

多摩「それはできんにゃ」

提督「こいつ……」

大淀「……」 ちらちら

多摩「で、今日は終わりにゃ?」

提督「いや、まだ時間にも精神的にも余裕あるしもうちょいやる」

多摩「ふぅん。ま、好きにするといいにゃ」

提督「……で、大淀はさっきからなんで背中向けて黙々と書類に目を通してるの?」

多摩「ここをでてくときウェルカムだと逆に行き辛いって言ってたから興味ないポーズとってるにゃ」

提督「へぇ……」がたっ

大淀「……」

提督「……」

大淀「……?」

提督「じゃ、行ってくる」

 パタン

大淀「なんでですか!?」


―――

提督「さぁてと……俺の曙―!」

曙「……」

提督「愛しの曙ちゃーん」

曙「あの馬鹿……!」

提督「俺のあけぼのはどこだー?」

曙「あんたねぇ……それやめてって言ったでしょう」

提督「あ、俺の曙」

曙「えぇえぇ、あんたの曙よ。まったくもう、本当に人の話聞かないんだからこのクソ提督は」

提督「なんだ、そんなに嫌だったか?」

曙「別に嫌っていうか、大声で名前呼ばれたら恥ずかしいじゃない」

提督「ふむ……じゃあ試しに曙が俺を呼んでみてくれよ」

曙「私が? あんたを?」

提督「そうそう、ちょっと離れてるから」

曙「……え、ちょっと待って! それって呼び方は?」

提督「そりゃ俺が呼ぶときに習ってくれれば」

曙「やっぱり私が恥ずかしいだけじゃない! なんであんたをわ、わ、私の提督とか呼ばないといけないわけ!?」

提督「あかんのか?」

曙「あたりまえでしょこのスカタン!」

提督「じゃあしょうがない、この話はここで終わりにしよう。……その代わり」

曙「……なによ?」

提督「抱いていい?」



曙「……はぁぁぁっ!?」


曙「え、どういうつもり?」

提督「どういうつもりと言われてもなぁ」

曙「……っていうかなんで急に?」

提督「したいと思ったから」

曙「……」

提督「……」

曙「はぁ、あんたって……べつにいいけどさ」

提督「おっ、じゃあ……」

曙「私の部屋は……今は漣も潮も居るから駄目ね。あんたの部屋にする?」

提督「……ん? 場所を変えるのか?」

曙「……なに? あんたもしかしてこの場でするつもりだったの?」

提督「そうだけど?」

曙「ばっ、あんた馬鹿じゃないの!? 誰かに見られたらどうするつもりよ」

提督「べつに見られて困るものじゃないだろ?」

曙「困るわよ!」

提督「そうか? だって、べつに金剛とかだって別に気にせずどこでもしてくるぞ?」

曙「……ちょ、ちょっと待って。あんた他の奴ともしてるの?」

提督「? おう」

曙「さいってい! あんたがそんな奴だとは思わなかったわ!
  散々私の事を俺のだのなんだの言っといて誰彼構わず手を出すような奴だったなんて!」

提督「えー……別にハグぐらいするだろ」

曙「するわけな――! ……ハグ?」

提督「お? おう、そうだけど」

曙「……抱いてって、そういう事?」

提督「あれ? 俺、抱きしめていい? っていわなかったっけ?」

曙「~~!! こ、このクソ提督! 死ね!」


―――

龍驤「……ていっ!」

 バスっ

龍驤「あいたー、また外してもうたー。これむずいわ」

赤城「雑念を捨ててください」

隼鷹「いやぁ、これ難しいよ本当に。よくもまぁポンポンあてるよ」

龍驤「ちゅうか、うちらは弓使わんし別にえぇんちゃう? しんどいわ」

赤城「確かに式神艦載機のお二人には弓を操る技術は必要ないかもしれませんが、
    弓道に限らず柔にせよ剣にせよ華にせよ、道を学べばそこで培った精神は必ず奴に立ちますよ」

龍驤「そんなん言われたらやりきらにゃしゃーないやんか……せいっ」

隼鷹「はずれー」

龍驤「ちゃうねん! この弓明らかにウチの身体に比べてでかいねん! ……誰がチビや!?」

隼鷹「言ってないって」

提督「やってるなー」

赤城「あ、提督。お疲れさまです!」

提督「おう、ご苦労さん」

赤城「珍しいですねここに来るのは、もしかして弓を引くんですか!?」

隼鷹「なんだ? やたら赤城のテンション上がってるな」

赤城「あぁぁ、加賀さん! 加賀さんは!? 二航戦の二人は!?」

龍驤「演習やって最初に言ってたやろ、ってかなんで司令官はずっとお尻抑えてるん?」

赤城「そんなっ!? なんてタイミング……!」

提督「さっきボノに思い切り蹴られてな。まぁ、目的は達成できたからいいんだが」

赤城「くっ……加賀さんがいれば大喜びしたでしょうに……」

隼鷹「目的? ……また、変な事してんの?」

提督「べつに? ただ一言感想を言わせてもらうと、ずっと顔を背けて耳を紅くしてるボノは安定して可愛かった」

隼鷹「……今回は私を巻き込むのはやめてよ?」

提督「んー……振り?」


隼鷹「いやいや、違くて……」

提督「ま、わかったよお前には前回随分と可愛らしい反応をみせてくれたからな、今回は免除で」

隼鷹「っし!」

龍驤「ちょちょちょ、まちぃな。話がわからん、なにぃ? なんの話してんの自分ら」

隼鷹「あれ、龍驤はこの間提督にセクハラされなかったのか?」

提督「セクハラとは人聞きの悪い。お前が勝手に勘違いしただけだろ」

龍驤「せやから伝わらるように喋ってぇな」

赤城「提督! 提督の弓持ってきました! 私が、私が手入れしてたんですよ!」

提督「おぉ、良いところに」

赤城「ささっ、どうぞ」

隼鷹「っていうかさっきからなんでそんなテンション高いの?」

赤城「見てればわかります」

提督「あぁ、本当にやる流れか……あんまハードルあげないでくれよ? 久々なんだから」

龍驤「でっかい弓やなぁ」

赤城「大体ウチの空母は半弓を使ってますけど提督のは大弓ですからね」

提督「せい」

 どかっ

隼鷹「おぉ、ど真ん中」

提督「……ふっ」

 どかっ

龍驤「……ん? え、ちょ」

提督「っ! …………っ!」

 どかっ どかっ

赤城「流石です提督。皆中ですね」

隼鷹「いやいやいや。皆中って言うか、え?」

龍驤「なんやあれ、最初の弓に重なって刺さってるで?」

提督「最後が少しずれたけどな」

龍驤「うっわー、なんであんなんできんねん。きもっ」

提督「酷い事を言うな……ま、とにかく赤城ー」

赤城「はいっ!」

提督「皆中したから……ぎゅう」

赤城「…………!?」


赤城「なななな」

提督「どうした赤城、落ち着け」

龍驤「えぇぇ!? 急になにしてんの!?」

提督「ハグだハグ」

龍驤「いや、ハグって。君頭おかしいんか?」

赤城「…………暖かいです」

隼鷹「落ちんの早!」

赤城「久しくこんなこと誰かにしてもらったことありませんでしたが……いいものですね」

提督「よーしよしよし」

赤城「あぁぁぁ……ダメになるぅ」

龍驤「いや、とっくにアカン顔してるで」

提督「よし、……次は龍驤! こい!」

龍驤「なんでや!?」

赤城「もう私は終わりですか……?」

提督「一人一分までと決めてるんだ」

赤城「ぐぬぬ……」

提督「さぁこい龍驤!」

龍驤「いやぁ、でも流石にちょっち恥ずかしいっちゅうか。自分から行くのは、なぁ?」

隼鷹「……」

龍驤「え、なんで自分そんな顔してん?」

提督「隙あり!」

龍驤「ほわっ!? ちょ、やめっ、せめて持ち上げんのはやめてぇや! 怖いっちゅうねん!」

あ、ほんまや


提督「すまんすまん勢い余った」

龍驤「うぅぅ、ちっさいの気にしてんからやめてぇや」

提督「いいじゃないか、可愛らしくて。その癖しっかり改二になってるしお前だけの魅力だぞ?」

龍驤「こ、こっぱずかしいこと言わんといてぇや! 顔あかぁなるやんか!」

提督「すでになってるなってる」

龍驤「見んなや! アホ!」

提督「はいはいごめんごめん。っと、はい終了」

龍驤「あっ……」

提督「ん?」

龍驤「い、いや別になんでもないわ! さっさと腰の手を放しぃな」

提督「あいよ。……じゃ、俺他行くから! 励めよ!」

赤城「あ、はい! ありがとうございました!」

龍驤「あほー!」

 (走り去る音)

隼鷹「……失敗したかな、こりゃ」


―――

提督「龍驤は可愛かったぞ」

大淀「そーですか」

提督「前回もこの辺を選べばよかったのかな。それともあれか?
    言葉にするのはいいけどボディタッチはダメみたいな子が多いのか?」

大淀「どーでしょうねー」

提督「確認のためにちょっと前回のアカン艦に接触しようかと思うんだがどうだろうか?」

大淀「いーんじゃないでしょーか」

提督「……なんで大淀こんな拗ねてんの?」

多摩「提督が意地悪するからにゃ」

提督「意地悪ぅ~? 覚えてないなぁ」

多摩「めんどくせぇからさっさと抱きしめてやれにゃ。提督出て行ったあと二人で気まずいにゃ」

提督「……はぁ、大淀」

大淀「はいっ!」

提督「こい!」

大淀「行きます!」 

提督「はい、ぎゅー」

大淀「んぅぅ~!」

提督「はっはっは! この寂しがり屋さんめ!」

多摩「なんにゃこの茶番は」

大淀「ふぅ……満足しました!」

提督「そうか、そりゃよかった。じゃあ――」

大淀「あ、でも相手はやっぱり選んだ方がいいですよ? そのまま今夜帰ってこない感じになりそうです」

多摩「一応聞いてたのかにゃ」

提督「大丈夫だろ。広い場所なら」

ロリビッチ雷電に襲われたいです

描写してないけど他にもいる設定だよ


大淀「……どうでしょう? 提督から聞いただけですけど……できれば辞めといた方が」

多摩「龍田辺りは逆に大丈夫だと思うけどにゃ。前回の感じだと硬直して終わりそうにゃ」

大淀「そういえば、龍田さんですけど。龍田さんは前回の中では例外的な感じでしたよね?
    ……他にもあんな感じの子っているんでしょうかね?」

多摩「……まぁ、大井とか?」

提督「大井はある意味定番だもんな。まぁいいや、とりあえず行ってきます」

大淀「隠れてついていきましょうか?」

提督「いや、必要ない。なんとかなる」

多摩「キチンと帰ってくるにゃ」

提督「おう」

>>55
それはまた次回個別にスレ建てる


―――

暁「……」

19「……」

暁「……え? 露出狂になったの?」

19「ち、違うの。スク水って濡れてると脱ぎ辛いから」

暁「……えっと、ごめんなさいよくわかんないわ」

19「この間提督が誘ってくれた時すぐに脱げなくて居なくなっちゃったの」

暁「……そういえば雷と電も似たようなこと言ってたわね。誘われたって、いつの話?」

19「三日前の夕方なの。わざわざ19のお部屋に来てくれたの!」

暁(……三日前。もしかしてあれの事かしら? どうせまた司令官の子供スイッチだと思うんだけど)

19「だからいつ声をかけられてもいいようにしてるの!」

暁「でもYシャツ一枚はやめた方が……」

19「?」

暁「ううん、なんでもない」

19「ふふ~ん、今日こそは提督と……」 たったった……

暁「……はぁ」


暁「……司令官。もういいわよ」

提督「おっ、やるな暁」

暁「当然よ! それで司令官はなにをしてるのよ?」

提督「んー、おいでおいで」

暁「……また変な事考えてるんでしょ」

提督「変な事とは心外だな。こうしようと思ってただけだぞ」ぎゅう

暁「んっ、もう……」

提督「ほら、変なことじゃないだろ?」

暁「……いまの話聞いてたでしょ? 司令官はただでさえ誤解とか勘違いされやすいのに、
  こんなことしてたらそのうち痛い目に会っちゃうんだからね」

提督「まじでか。じゃあやめ――」

暁「あ、暁には大丈夫よ? だからもうちょっと」

提督「はいはい」

暁「んー」


提督「……」

暁「……んふー」

提督「あー」

暁「?」

提督「正直予想外の反応だ」

暁「あら、なんで?」

提督「お前は前回の時のアウト艦だったから」

暁「前回のってあれでしょ? 19も言ってた」

提督「そうそう三日前の」

暁「おちんちんでしょ?」

提督「……」そっ

暁「あ、ちょ。なんで距離を取るのよ」

提督「いや、なんか……ごめんな」

暁「大丈夫って言ったじゃない。ちゃんと司令官が自分の口で言ってくれたら喜んで相手するけど
  今はそうじゃないでしょ? これでも私は司令官がどういうつもりなのかわかってるつもりなんだから!」

提督「そ、そうか……」

暁「だからもう一回!」


―――そして

提督「しかし暁の忠告に従えばよかったな潜水艦があんなことになってるとは……」

提督「……」

提督「さて、もうこんな時間だ。二人とも帰ってしまったし……」

提督「……」

提督「俺もそろそろ切り上げて部屋に帰るとするかな……」

提督「……んー」

龍田「……」じー

提督「…………んー?」

龍田「……さっ」

提督「いやいや、自分で『さっ』っていう奴どこに居んだよ」

龍田「……」

提督「あっこいつ。それでも隠れ続けるか……」

龍田「……」

提督「そーれぃっ!」

龍田「あらー、見つかっちゃったわー」

提督「見つけちゃったぞー」

龍田「うふふー提督にいやらしいことされちゃうわー」

提督「いや、しないけど」


龍田「えー、なんでしないの」

提督「そんな気分じゃないし」

龍田「……あっ、それはそうよね今日も今日とて提督ったら
他の子に色々悪いことしてたみたいだけど。私が居るんだ
もの他の子じゃいくら抱きしめようとなにしようと例え19ちゃん
に裸で誘惑されてもそんな気分になるわけないわよね?
ごめんなさいね、当たり前の話だったわ。でも、ほら
今はここに、あなたの目の前に私が居るのよ? だから
もう我慢する必要なんてないの、抱きしめていいし抱い
ていいのよ? なんだってしてあげる。どんなお願いだっ
て聞いていあげちゃうわ。私ね子供は最低でも三人は欲
しいの。女の子二人と男の子一人、順番は一姫二太郎っ
て言うし最初は女の子で次に男の子がいいかしら。あれっ
て女の子一人と男の子二人って意味と勘違いしてる人も
結構多いわよね。それでそれで名前はどうしようかしら
私と貴方から一文字ずつ取るのが定番だけど、流石に
三人も子供ができたらそのやり方じゃ難しいわよね。
あ、それとね私できたらでいいんだけどお家はあまり
一軒家がいいの。理由? やっぱりお隣さんに気兼ね
しないでいいからかしら。防音もしっかりして、ね?
やっぱり夫婦になって子供ができてもちゃんと私を見
てほしいというか。最低でも二日に一回、ううん三日で
もいいわ。ちゃんと相手して欲しいの。なんのって……
そんなの私の口からは言えないは恥ずかしいもの。
そしてね――」

提督「落ち着け龍田」ぎゅう

龍田「ぴゃっ!?」

>>1の他に書いたss教えて欲しい


龍田「    」 

提督「どうした。空気が漏れてるぞ?」

龍田「て、提督……」

提督「ん?」

龍田「わ、私……こんなことされたら……」

提督「なんだ?」

龍田「……だ、ダメになっちゃうのぉ♥」

提督「それは、大変だ。すぐにはな――」

 がしっ

提督「……すぐにはな――してくれる?」

龍田「い・や♥」

提督「……あ、これんアカン奴や」

前作教えてくだち


提督(やべぇどうしよ。んー当たり前だけどやっちゃったら曙に殺されるよなぁ……)

龍田「んふ~」

提督「……なぁ龍田離れて」

龍田「……嫌って言ってるじゃない。聞こえなかったかしら~?
ううん。もしかしたら私の耳がおかしくなったのかもしれないわ
ねぇ、だってこの状況で離れてなんておかしいもの。どうせ誰も
居ない執務室。すぐ裏には仮眠室もあって時間だってもう夜よ?
騒がしい軽巡は居るけれど逆にみんな向こうに意識いくから
そういう意味ではむしろありがいたいし。ねぇ? どうしてこんな
状況で離れてなんて言うの? 提督は私を愛してくれてるんじゃ
ないの?」

提督「だってお前……大丈夫か?」

龍田「大丈夫ってどういう意味かしら?」

提督「お前、俺の前で裸になれる?」

龍田「…………はうっ」

提督「たっ、龍田!? 龍田どうした!?」

龍田「てぃ、てぃっしゅを……」

提督「明石ー! 急患だ! 急げ!」

龍田「あ、あのてぃっしゅあれば大丈夫ですから……」

明石「はいはーい! 呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃっ――」

 どかん!

明石「あいたっ!? クレーンが引っかかった!?」

提督「あほー! クレーンだしてんだ!」

「何事?」 「すごい音したけどどしたの?」
「ねむいよー」 「提督さんの部屋のドアが壊れてるっぽい!」

提督「明石はよ!」

明石「はい、おまかせください!」

龍田「大事にしないで~!」


終わり

龍田さんオチ要員にしてごめんぬ

>>81
>>85
過去のスレは艦これそんなにないけど
いる?


完結済み


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など、あとはログが残ってたり個人的に見られたくない奴とか

むこうのスレにチクるのやめてね

ほんまや、ありがとう

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年01月11日 (月) 11:21:45   ID: pgnPk5Nh

この鎮守府の駆逐艦(特に曙)は相変わらずませてますね~(笑)

2 :  SS好きの774さん   2016年04月02日 (土) 21:36:48   ID: 2CL1NNu6

夕立可愛いな

3 :  SS好きの774さん   2016年06月01日 (水) 19:45:34   ID: -p0oRhuP

艦娘をダメにする提督とは初めて見たなぁ

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