ｶｯ ｶｯ ｶｯ

通行人A「おはようございます、女王様」

ヒストリア「おはようございます」

エルヴィン「おはようございます、ヒストリア女王」

ヒストリア「これはエルヴィン団長。おはようございます」

エルヴィン「じつはウォール・マリア奪還作戦についてですが…」

ヒストリア「はい」

ｷﾞｭﾙﾙﾙ

エルヴィン「…」

ヒストリア「…」

エルヴィン「…///」

ヒストリア「お腹がなったくらいで恥ずかしがらなくていいですよ、まだ朝食たべてないんですか？」

エルヴィン「はい、失礼しました…」

ヒストリア「いえいえ、ちゃんと食べなきゃダメですよー」

エルヴィン「…」ダダダダダダダッ！！


ヒストリア「…」


ヒストリア（普段はクールで仏頂面なエルヴィン団長もお腹が鳴っただけであんな恥ずかしそうに…人間とは面白い存在です）

ナイル「おはようございます！」

ヒストリア「おはようございます、今日は何だか元気ですね、ナイル団長」

ナイル「はい、実は…子供に誕生日プレゼントを貰ったんです…」

ヒストリア「ほう！」

ナイル「この年でまさかプレゼント貰えるだなんて……もう、我が子の優しくて嬉しくて嬉しくて」

ヒストリア「とても素晴らしい事ですね。何だか聞いてる私もほっこりしてきました」

ナイル「はい、それでは」

ヒストリア「今日も頑張ってくださいねー」

ヒストリア（ちょっといい話を聞きました…朝から私も気分がいいです）

ｶｯｶｯｶｯ


ザックレー「おはようございます、女王様」

ヒストリア「おはようございます。総統」

ザックレー「あの…例の私の芸術作品に関してですが、今度の女王様の演説の時に近くに展示させては…」



ヒストリア「んなの見たくも聞きたくもないわぁ！！」ﾎﾞｸｯ←ヒストリアパンチ

ザックレー「おう、キューティクルなパンチ」

ヒストリア「それは立派なセクハラ発言です！帰ります！」ｶｯｶｯ

ザックレー「芸術なのに…」


ヒストリア（全く、あの人は何を考えているのでしょうか…はっきり言ってやっている事はあなたが嫌っている王政連中と同レベルだと言ってやりたい気持ちです）

ヒストリア（でも…そんな部分も含めて、人間って面白いとも…）

ヒストリア「…はっ！！」ﾋﾟﾀｯ


ヒストリア「…」ﾍﾟﾀﾍﾟﾀ


ヒストリア（やっば、起きた時ボーっとしてて下着着るの忘れてた…）



ヒストリア「…」





ヒストリア「ふふふ、人間ってやっぱり面白い…」

女王様の自室


ヒストリア（危ない危ない…ノーパンで外出するところだった）←着替え中

ヒストリア（女王がそんなだらしない格好だなんてしてたら民衆からの信頼もがた落ち…いや、上がるのか？）

ヒストリア（うーん、はっきり言って世の中って政治とかどうでもいい人間が大半だからね。ぶっちゃけ私も孤児院はやりたいけど政治とかはどうでもいいし…要はみんな自分の事で精一杯なんだよね）

ヒストリア（立派な政治よりノーパンの方が民衆は食い付くのか？）

ヒストリア（…と、どうでもいいことを考えている。実際難しいとこは大人の人にしてもらってるから暇な時間が増えた。暇だとどうでもいいことよく考えるなぁ）


「ヒストリア女王！もうすぐ会議の時間ですよ！」


ヒストリア「あ、はい！今行きます！！」←急いで履いてる

ヒストリア「うわ、かかとに引っ掛かった！！」グイッ

ズルッ

ヒストリア「きゃあああああっ！！」ズテンッ


「どうしました！敵襲ですか！？」



ヒストリア「違う違う！！」