ジョナサン「き、切れた・・・ぼくの中の決定的なナニかが」(7)

学校の便所・個室

ジョナサン「こ、この感触はもしや・・・」ソッ

ジョナサン「ハッ!・・・・・・血だ!」

ジョナサン「間違いない!踏ん張りすぎて肛門が切れてしまったんだ!」

ジョナサン「すごく痛いぞッ!」

ガチャッ

ジョナサン「ハッ!」

ジョナサン(人が来る!)


モブ男1「またテストで満点だったんだって?」

モブ男2「流石ディオ!俺たちにはできないないことを平然とやってのける!そこにしびれる憧れるゥーッ!」

ディオ「大したことじゃあないさ」

ジョナサン(ディ・・・ディオ!?)ドドドドドド

ジョナサン(そんなッ! よりにもよってディオたちが来るだなんて!)

モブ男1「ン?」ピタッ

モブ男2「どうした?」

モブ男1「オイ見ろよ。個室のドアが閉まってやがるぜ」

モブ男2「本当だ。昼飯食ったばっかなのにもうウンコしてる奴居るのかよ」

モブ男1「クッセェー!」ギャハハハハ

ジョナサン(耐えろ、耐えるんだ。下手に動いて『ぼく』がウンコしているとバレてしまったら)

ジョナサン(明日からぼくのあだ名は『チクリ魔』ジョジョから『ウンコたれ』ジョジョに変わってしまうッ!)

ジョナサン(チクリ魔も嫌だけれど、ウンコたれはもっと嫌だ!)

ジョナサン(とにかく、心を無にするんだ。彼らのことを考えず、冷静にウンコの続きをしよう)

ジョナサン(肛門は切れてしまったが、・・・久々のウンコだッ!)ドドド

ジョナサン(ぼくはこのタイミングを逃したくないッ!)ドドドドドド

『便秘ッ!その長く苦しい戦いの日々を、二度と繰り返してなるものかッ!』

『ジョジョの瞳にはッ!漆黒の意思が宿りつつあったッ!』

ジョナサン(ぼくは必ず、ウンコをしてみせるッ!)


モブ1「なあ、誰がウンコしてるか上から覗いてみようぜ」

モブ2「いいね」


ジョナサン「!!!!」

ジョナサン(ま、まずい!)

ジョナサン(この個室に逃げ場はないッ!上から覗かれたら、ぼくはおしまいだァッ!!)

モブ1「それじゃあ、誰が登る?」

モブ2「言い出しっぺのお前がやれよォ、なあディオ」

ディオ「・・・・・・」

ディオ「やめておけよ。誰であれ、最中に覗くってのは失礼じゃあないか」

ジョナサン「なっ・・・!」

ジョナサン(意外だ。普段の彼なら、ぼくに対する嫌がらせを喜んでやりそうなものなのに・・・)

ジョナサン(ハッ!そうか・・・ディオはぼく以外の前では誰にとってもとっつきやすい優等生だ)

ジョナサン(だから、こうして庇うような発言をしているんだ)

ジョナサン(個室の中に居る『友人』に恩を売るためにッ!!)

ジョナサン(つまり、ディオにもまだ中にいるのが『ぼく』だとはバレていないッ!!)

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