豊音「姉帯電気は何でもそろうよー♪」 (57)

春「黒糖ください」

豊音「ないよー」





春「『姉帯電気は品揃えサイアク。買い物するならビビクンカメラがいい』っと…」カタカタ


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豊音「ぐすん。お客さんが全然こないよ…」

末原「やってるか?」

豊音「あ。末原さん、いらっしゃいませ…」

末原「何や、随分暇そうやないか?どないしたんや?」

豊音「それが…カクカクシカジカ…」

末原「四角い仁鶴がまぁるく…って、なるほどな」

豊音「そうなんだよー」

末原「はっきり言わせてもらうわ」

末原「それはとどのつまり…姉帯電気が悪い!」

豊音「えぇー!?」ガーン!?

末原「何でも揃うのを謳っておいて、黒糖一つ置いてないのは、はっきり言って看板に偽り有りやで?」

豊音「うわーん!やっぱり私には才能なかったんだよー」びえーん!

末原「泣くなや姉帯」

末原「うちがなんとかするで?」

豊音「末原さんが?」

末原「せや。うちが浪速の商人魂見せたる!」ふんす!

末原「何を隠そう、大阪市阿倍野区にある大衆食堂『漫福亭(まんぷくてい)』が成功したのは、うちのプロデュース力(ちから)のあってのことや!」

豊音「え!?あの漫福亭は末原さんが!?」

末原「せや。うちのプロデュース力(ちから)は、大阪最強と自負しとるんやで?」

豊音「わわ!すごいよー!」ぴょんこぴょんこ!

ビビクンカメラ

桃子「わぁ♪凄いっすよ先輩。5Kテレビっすよ?」

加治木「あ、あぁ…凄いな…」ちらっ

『二十漫円』

加治木(二、二十…私の少ないボーナスが一発でハコになるな…)

加治木「う、うちのテレビもまだまだ使えるんじゃないか?」

美子「お客様♪テレビをお探しですか?」にこやか

加治木「い、いや…見てるだけだ…桃子「そうなんっすよ!」むいっ

桃子「うちのテレビも大分古くなって、そろそろ新しいのに買い替えたいかなって」

美子「そうですか。では、どういった商品をお求めですか?」にこにこ

加治木「で、出来るだけやす…桃子「ハイビジョン液晶50インチは欲しいっすね。あ、今話題の5Kテレビというのも気になるっす」

美子「はい。5Kテレビですね。ご予算はどれほどでお考えになられてますか?」にこにこ

加治木「ご、五漫円…い、いや、それより安くても…桃子「先輩の今年のボーナスが十五漫だったから、もう少し頑張って
二十漫くらいいけるっすね?」

美子「はい。二十漫ですね?それでしたらこちらの商品なんかいかがでしょうか?」にこにこ

加治木「げっ!?十八漫…高すぎじゃ…桃子「うわわ!安いっす。素敵っす♪」

桃子「これにしましょう、先輩♪」

美子「そうでございますか♪」にこにこ

加治木「い、いや…その必要はないぞモモ?まだうちのテレビは使えるからな…」

桃子「こないだの記念日…先輩、すっかり忘れて友達と麻雀に行きましたよね?」

桃子「この前の私の誕生日も…」

加治木「うっ!?」ぐさっ

桃子「先輩…先輩にとって私との記念日や誕生日は、そんなに影の薄いものっすか?」

加治木「うぅ…」

加治木「わかった…買おう…」

加治木(さよなら…私の4KiMac…)しくしく

美子「お買い上げありがとうございます♪」にこやか

桃子「あ!そうそう、『レズ割』って使えますか?」

美子「あぁ…お客様レズでいらっしゃいますか…」

桃子「はいっす♪」

桃子「ビビクンカメラのレズ割はお得っすね♪」

加治木「あぁ、何せ『レズ』なだけで一割引きだからな」

イチャイチャ♪

美子(またレズかよ…)どんより

末原「先ず第一!お客様の言う事には決して『NO!』と言わない!」

豊音「ふんふむ…」カキカキ…

末原「よし。先ず実際にやってみようか…」

末原「おい店員!お好み焼きはあるか?」

豊音「ないよー」

末原「ドアホ!早速言ってるやないか!」

豊音「えぇ!?で、でもでも『NO!』とは言ってないよー?」

末原「どっちも同じや!否定形や!」

末原「そこは『はい!ございます』やろ?」

豊音「うぅ…商売は難しいよ…」

末原「ならもう一度いくで?」

末原「腹減ったな。蕎麦は置いてあるか?」

豊音「えっと…はい!ございますだよー!」

末原「あるんか♪」

豊音「えっと…はい!」

末原「おっ、ええ湯気や、ちゃんとかき揚げも付いとるなぁ」

末原「割り箸をこう持って…ぱちん!」

末原「お?綺麗な幹竹割りやな、こいつは縁起がええで」

末原「さて、肝心の蕎麦の方はどうやろかいな?」

末原「うちはこう見えて蕎麦食いなんや。ちょびっと味にはうるさいで?」

末原「ずずっ…ずずずっ…ぐびっ」

末原「美味い!」

末原「ってアホンダラ!何もないやんか!」

豊音「わわ、末原さん蕎麦を食べる真似が上手だよー♪」

末原「え?えへへ//」

末原「って、ちゃうわ!何も出来てへんやないか!言うだけなら猿でも出来るで!」

豊音「うーんと…猿さんは言葉喋れないと思うよー」

末原「へ、屁理屈言うなや!真面目にせんとお客さんは来んで?」

豊音「わかったよー」

白望(このマッサージチェアーいいなぁ…)むぃ~ん

仁美「おやおや、お客さんマッサージチェアーに興味がありまして?」にこにこ

白望(どうしよう…買う気もないのに店員が来たよ…)

仁美「今ならお安くなっとりますよ?」揉み手

白望「で、でもお高いんでしょ?」

仁美「いいえ。こちら税抜き価格3漫五千円となっておりますばい」ほがらか

白望「い、いやぁ…最近は税込みだととても高くて…」たじたじ

仁美「そうですねぇ…税金は高か、庶民には厳しいなっとりますよ」

仁美「これもなんもかんも政治が悪い!」ぷんすこ=3

白望「うへぇ…」

仁美「政治政治政治政治…」ちんぷんかんぷん=3

白望(何だかわからないけど関係のない話を始めた…今がチャンスかな?)

白望「それでは失礼します…」ささっ…

仁美「政治政治政治…あれ?」

哩「またやりおったんか…」

仁美「あ、社長!」

哩「ホンマ、お客様の前で政治の話するのは止めてもらいたいばい」

仁美「すみません…」しょんぼり…

哩「少しは花田ば見習うばい」

仁美「花田を?」

エイスリン「ウーン…ペンタブ ドレニシヨウカ マヨウ」

煌「お客様、ペンタブをお探しですか?」

エイスリン「ウン コレナンカ ヨサソウダケド…」

煌「それですか?すばらです!」

煌「そのペンタブは性能もすばらで、値段も中々すばらですよ?」

エイスリン「ヘェ…ナラ コッチノハ?」

煌「そちらもすばらです!何と言いましてもそちらはペンのかき易さがすばらで、サイズも丁度すばらでして…」

エイスリン「コッチハ?」

煌「それに目を付けるとは、すばらです!」

煌「なんにしてもこの商品はすばらで、見た目も性能もとにかくすばらで…本当にすばらなんですよ?」

エイスリン「ペンタブペンタブ…」

煌「すばらすばらすばらすばら…」ぺらぺら

哩「ほら?」

仁美「持ちネタ、ズルかな…」

末原「第二に!姉帯、お前はどうやって買い物する店を決めてる?」

豊音「え?そうだねぇ…仲良しの店員さんがいる店で買うよー」

末原「ちゃうちゃう」

豊音「え?ちゃうちゃう?はい!ありますだよー」

とっとっと…

豊音「はい♪」抱っこ

チャウチャウ「わん!」ぺろぺろ

末原「うわぷ。ちゃうちゃう…う、うちが言いたいのは…」

豊音「だからチャウチャウだよー」

チャウチャウ「クゥ~ン」ぺろぺろ

末原「うわわ。だからチャウチャウちゃうって…」

豊音「?」

末原「もうええ!お客さんが店を選ぶ基準…それは即ち安さや!」

豊音「安さ?」

末原「せや。大阪人なら誰もが安さに飛びつく。他店より安くてええ品物があったら店も繁盛しまっせ」

豊音「へぇ…」メモメモ…

末原「ところで姉帯。この電気スタンドいくらや?」

豊音「えっと…値段…考えてなかったよー…」

豊音「えっとね、高く買ってくれると嬉しいな♪」

末原「それがアカンのや!」

末原「あくまでも安さに拘るんや!他店よりも安く売ってこそ魅力があるんや!」

豊音「えぇ!?そ、それじゃあ…安くていいよー」

末原「ほぅ、いくらくらいや?」

豊音「えっと…ひゃ、百円?」

末原「アホウ、安うしすぎや。ショップ99やないんやで?ちゃんと儲けが出るくらいの金額にせな」

豊音「えぇ!?難しいよー」

末原「コツはな、仕入れの値段をどれだけ安く出来るかや。安く仕入れることが出来れば、それだけ安く売れるんやで」

末原「ところで姉帯。ここの商品の仕入れ金額はいくらや?」

豊音「えっと…考えたこともなかったんだよー」

豊音「全部、山に落ちてたのを直して売ってるだけだから、お金は私の三時のおやつ代しかかかってないよー」

末原「ちゅーことは、ここの商品の仕入れは全部タダかいな…」

末原(なるほど…これなら百円で売っても儲けはでるな…)

末原「よっしゃ、ええで。これはいけるで」

豊音「やった。褒められたよー」

末原「値段の件はええとして、次行くで…」

末原「そして最後に!名前が駄目や!」

豊音「名前?」

末原「せや。名は体を表す、ちゅーからな。そこでや」

末原「『姉帯電気』は今日から『カタカタカメラ』に名前を変えるで!」

豊音「カタカタ…?」

末原「せや。パソコンのキーボードをカタカタ叩いてるから『カタカタカメラ』や。どうや?知的やろ?」

豊音「まぁ悪くはないんだよー」

末原「名前が変われば印象も変わる、前の悪かったイメージを払拭して、新たに生まれ変わるんやで!」

豊音「おー!何だかすごいよー」

「ごめんくださーい」

末原「およ?早速お客さんが来たで?はよ行き」

豊音「わわ。久しぶりのお客様だよー♪」

和「あの…店員さんですか?」

豊音「はい!」にこにこ

和「タブレット下さい」

豊音「はい!ございますだよー」

豊音(タブレットって何だろ?)

和(何だか日本昔話に出て来るお百姓さんみたいな話し方の店員さんですね)

豊音「とにもかくにも、今お持ちしますよー」

和「あの…どういったタブレットが欲しいか聞かないんですか?」

豊音「え?タブレットが欲しいんじゃないの?」

和「ほら、Windowsタブレットとかiosタブレットとかあるじゃないですか?」

豊音「???」

和「私はWindowsタブレットが欲しいですね。用途は牌譜の整理や文書の作成、あとインターネットでプロ雀士の対局動画も見たいです」

和「それと、予算は4、5漫円程度の物を考えてます」

豊音「え?ええ??は、はい!ありますだよー」

豊音(ええっと…ういんどう、ういんどう…)

末原「どやった?」

豊音「うーん…お客様は『ういんどう』が欲しいって言ってるんだよー」

末原「ういんどう…?ういんどうっちゅーたら窓のことやがな」

末原「電気屋来て窓を欲しがるんやなんて、けったいな客やなぁ」

豊音「どうしよう?窓なんてうちの店にないんだよー」わたわた

末原「うちに任せとき!丁度、仕入れのつてがあるんや」

豊音「わわ!頼もしいよー」

末原「そうと決まれば、洋榎に電話して…」

ジャラジャラ…

洋榎「くるでくるでーここいらで一発でかいのがくるでー」

キュインキュイン!

洋榎「やった!連チャン突入や!」

どうやらまた生き延びちまったようだな…





pipipi…

洋榎「おや?末原から電話や…アイツ、漫のやってるお好み焼き屋追い出されて今何処で何しとるんやろか?」

洋榎「おう!末原か?久しぶりやな!」

末原『洋榎か?今なにやっとったんや?』

洋榎「今か?主水さんに会って来たわ」ほくほく

末原『はぁ…相変わらずやなぁ…』

洋榎「それにしても何か用か?」

末原『それが、かくかくしかじかで…』

洋榎「四角いムーブっちゅう訳か…わかった!うちに任せとき!」

洋榎「すぐに用意して持って来るわ!」

末原『ホンマか?頼んだで!』

洋榎「おう!任せとけ」

洋榎「うーん、窓窓…お?丁度ええところに窓があるやん?」

怜「へぇ…ここが泉の家かいな?」

泉「へへん♪」

浩子「まぁ泉にしては上出来ってところですかね?」

竜華「素敵やん♪小さくて可愛らしいし」

セーラ「せやな。『小さくて』『可愛らしい』なwww」

泉「そりゃ部長の住んでる梅田の高級マンションに比べたら狭いですけど…」ぶつぶつ

ギーコギコ…

洋榎「♪」

泉「うわわ!?な、何やってるんですか!?」

洋榎「お?泉か、丁度良かった。ちょっと窓借りるで?」

ぽてっ…

洋榎「取れた取れた♪」

泉「と、取れたって何やっとるんや!?窓戻せや!」

洋榎「何や。ちょっと開けっ放しになるだけやろ?」

泉「全然上手くないですよ!?」

洋榎「まぁまぁ…セコいこと言うなや。人助けやで?」

洋榎「ほなな♪」どひゅーん

セーラ「あ~あ…行ってもうた」

泉「ひぇ~ん!うちの家が!」しくしく

和「えっと…その、Windowsタブレットは?」

豊音「もうすぐ来るよー」

和「え?来る?」

ぶーん…

洋榎「ほいさ!窓お待ち!」

ドスン!

和「ひぃ!?」

豊音「ういんどうお待ちだよー」

和「こ、これって本物の窓じゃないですか!?」

豊音「?そうだよー」

和「はぁ…私が欲しいのは…」

豊音「え?買ってくれないの?」うるうる

和「はぁ…もういいです…それで、お値段は?」

豊音「愛宕さん、お値段は?」

洋榎「え?値段?」

洋榎「せやな…今、パチンコで大勝ちして気分ええしタダでええで?」

和「意味がわかりませんよ…」

末原「あぁ、もう!千円でいいですよ!千円!」

和「はぁ…それじゃあ千円で…」

豊音「まいどありーだよー♪」ぺこりん

豊音「やった!初めて商品が売れたよー♪」

末原「やれば出来るやないか!」

洋榎「何や自分、漫の店追い出されたと思うたら、こんなところで店やってたんかいな?」

豊音「追い出された…?」

末原「わわ!ええやん!売れたんやで?この調子でどんどんやっていこうや!」

豊音「そうだよー♪ここまでこれたのも全部末原さんのお蔭だよー」

末原「えへへ//」てれてれ

灼「えっと…玄の誕生日プレゼント何にしよ…」

うんしょ…うんしょ…

和「ふぅ…この窓、なかなか重いですね…」

灼(あの人、窓なんか持って何してるんだろ…?)

灼「あの…窓なんか持って、どうしたんですか?」

和「はぁ…実はタブレットを買いにそこの店に入ったんです」

灼「え?でもそれタブレットじゃ…」

和「はい。窓です」

灼「窓を買ったんですか?」

和「はい」

灼「でも、さっきタブレットを買いにって…」

和「はい。タブレットを買いにそこの店に入りました」

灼「でも買ったのは窓って…?」

和「はい。窓を買いました」

灼「え?」

和「え?」

和「それでは…私は用事があるので…」

灼「はぁ…?」

うんしょ…うんしょ…

灼「変な人だなぁ…」

灼「でも、タブレットから窓まで置いてあるなんて、品揃えは豊富そ…一回、見に行ってみよ…」

灼「ごめんくださ…」

豊音「いらっしゃいませだよー♪」

豊音「今日はどういったご用件ですか?」にこにこ

灼「玄の…友達の誕生日プレゼントを探してまして…」

豊音「はい!ありますだよー」

灼(え?何でこの人、今会ったばかりなのに私の友達が何を欲しがってるのかわかるんだろ…)

灼「あ、あるんですか…?それなら、それを見せてもらえませんか?」

豊音「わかりましたよー」

末原「どやった?」

豊音「今度は友達の誕生日プレゼントが欲しいって」

洋榎「誕プレ言うたかて、何が欲しいのかわからへんやん?」

末原「それもそうやな…」

洋榎「その友達は何が好きなんか、いっぺん聞いて来たら?」

豊音「わかったよー」

灼(あ、帰って来た…)

豊音「うーんとね、その友達って何が好きなの?」

灼(やっぱり解る訳じゃないんだ…)

灼「うーん…そうだなぁ…玄が好きなもの…」

灼「おっぱいとか?」

豊音「わかった!そのお友達はおっぱいが好きなんだねー」

豊音「ちょっと待っててねー」

どたどた!

灼「あ、行っちゃった…」

末原「おっぱい?」

洋榎「うーん…おっぱいか…」

豊音「何か良いものあるかな?」

洋榎「なるほど…そういう店ならミナミ辺りにええとこ仰山あるけど…予算にもよるわなぁ」

末原「下手に安い店行ってもしゃーないですもんね」

末原「ほな、そのお客さんに予算聞いてき」

豊音「わかったよー」

どたどた…

豊音「お待たせだよー」

灼「はぁ…」

豊音「その誕生日プレゼントの予算はいくらくらいなの?」

灼「えっと…一応私は千五百円用意してるけど…」

灼(そういえばみんなからお金を預かって来てるんだ…)

灼(憧は私と同じ千五百円…宥さんからは『暖房器具買っちゃったからお金ないの。ごめんね♪』って書いたメモ用紙…今月の電気代の支払いにも窮してるハルちゃんからは取れなかったし…穏乃に至ってはドングリ数個…舐めてるの?)

灼「ひぃふぅ…三千円くらいかな?」

豊音「わかったよー。まっててねー♪」

豊音「三千円くらいだって」

末原「ギョッ!?いくらなんでも少ないやろ?」

洋榎「人数にもよるけど、もう少し欲しいなぁ」

末原「もう、うちらがついてって直接交渉しにいったろ?」

洋榎「せやな」

豊音「助かるよー」

どてどてどて…

灼「何か騒がし…」

豊音「お待たせしましただよー」

末原「したで」

灼「何か店員さんが増えた…」

洋榎「で?単刀直入なんやけど何人くらいで考えとるん?」

灼「何人って…誕生日パーティーのこと?」

洋榎「せや」

灼「はぁ…ハルちゃんに麻雀部のみんな…他にもこども麻雀クラブのみんなも来るから…」

灼「13人くらいかな?」

末原「ギョギョッ!?」

洋榎「それで三千円?」

灼「え?まぁ、三千円で…」

洋榎「お前、ミナミ舐めとんのか?」

灼「え?別にミナミは舐めてないとおも…」

洋榎「アホウ!三千円で十三人も入れる店なんて、そんな虫のええとこミナミどころか大阪中探してもないで?」

灼「店…?いや…誕生会は阿知賀の部室で…」

末原「うへぇ…行くんじゃなくて呼ぶんかいな…」

灼「え?呼ぶ…?どういうこと…?」

豊音「何だかお客様困ってるよー?」

洋榎「うーん…何かええ手はないかな?」

豊音「せっかくのお客様なのに、何も買ってもらえなかったら悲しいよー」

末原「要は刹那的なおっぱいは諦めて、恒常的なおっぱいを求めたらええのんちゃう?」

豊音・洋榎「「恒常的なおっぱい?」」

末原「せや。そこでうちにええ考えがあるで?」

灼「良い考え…?」

末原「そうや!この商品なら誕生日プレゼントにして間違いなしや!」

「「誕生日おめでとう!」」

玄「うわわ!みんなありがとう♪」

穏乃「さぁ、地獄の鬼誕生日会の始まりだ!」

憧「いや…地獄じゃ駄目でしょ…」

穏乃「プレゼントは灼さんが用意してくれたんだよね?」

灼「あ、うん…」

宥「玄ちゃんのプレゼント、あったかいのだといいなぁ♪」

憧(玄の趣味なんてわからないから灼さん苦労しただろうな…玄だけに…)ぷぷ…

灼「あの…プレゼント…」

灼「あんまり自信ないけど…開けてみて…」

玄「わぁ♪デジカメだぁ。欲しかったんだ、ありがとう」

憧「あら?ナイスチョイスじゃない」

穏乃「流石灼さんですね」

宥「灼ちゃんあったかーい♪」

灼「いやぁ…それほどでも…」

末原「あのデジカメで自分好みのおっぱいの写真を撮っておいたらええんや」

末原「そしたら恒常的におっぱいを残しておけるやろ?」

洋榎「なるほどな」

豊音「やっぱり姉帯電気は何でもそろうよー♪」

ちゃんちゃん♪

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