女「あいつと私と、それから不良」 (91)

* 基本ぼちぼち更新
* 女=ヤンキーで進めていきます
* 駄文
* たまに日本語おかしくなる


頑張って書きますのでよろしくお願いします。

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女「おい、もう終わりかよ」


生徒「だ、だから本当に持ってないんですよっ…」


女「金くらいいつも持っとけよクソが」バキッ


生徒「うぁあっ」ドサッ


女「オチたのかよこいつ…あーあ、つまんねー」


女友「あ、いた。女ー…ってお前また金まきあげてたのかよ」


女「ああ、女友。生憎こいつはハズレだったわ」


女友「暴れるのもいいけどさ、たまにはうちらのリーダーとして顔出してくれよ?」


女「わーってる」


女友「じゃあ、放課後いつものとこで会おうぜー」


女「おう」

------------放課後------------


女(はあ…ゲーセンなんて行きたくないなぁ)


女(でもみんな待ってるんだし…行かなきゃいけないよね)


女(またカツアゲしてお金集めるしかない)


女(ん?あの男)


男「じゃあね、みんなー」


男友「じゃあな、男!気を付けて帰れよ」


男友女「早く帰って飲まなきゃだめだよ?」


男「大丈夫だよ、そんな心配しなくても」


男友「天然のお前だからこそ心配なんだよ」デコピン


男「あいてっ」



女(あいつから巻き上げるか)

男「ばいばーい」


男友「おーう」


男友女「じゃあねー」


女(あまり気が進まないけど、やるしかない)


男「…」テクテク


女「…」テクテク


男「ふぁぁー」テクテク


女「…」テクテク


男「~♪」テクテク


女(この男、私が後ろから来てるのに気が付いてないのか)


女(…まあいいか、人通り少なくなってきたし、もうパパッとしよう)

女「おい、お前」


男「~♪」テクテク


女「おい」


男「~♪」


女「おい!聞いてんのか!」


男「うわぁっ!」ズルッ


女(なにこれくらいでコケてるんだろ)


男「え、もしかして僕のこと呼んでた?」


女「お前以外に誰がいたと思ってんだよ」


男「…ホントだ、僕しか周りにいなかった、ごめんごめん」


女(…なんだコイツ)

男「何か用でもあるの?」


女「お前金持ってるだろ?出せよ」


男「い、いきなりカツアゲ?」


女「そうだけど?ほら、早く金出せ」


男「ええー…」


女(早くしろよ…イライラするなぁ)


男「僕、急がないといけないので…」


女「じゃあ財布置いてけよ」


男「ダメだよ、これは」


女「…」イライラ

女(いちいちゆっくり話しやがって)


男「そんなことしたら、僕のお金がなくなっちゃう」


女「だから、私はお前のお金を取ろうとしてるんだけど」


男「だーめ」


女(んだこいつっ!!)


女「うっとうしいんだよ!いいから早く渡せ!!」グイッ


男「ちょ、乱暴はダメだって」


女「はーなーせー!!」


男「いーやーだー!!」


女(何やってんだ私…こんな相手に手こずるなんて…)

女(意地でも離そうとしないな)


女「くそっ…」


男「お、おねがいっ…もうあきらめて…」ゼーゼー


女「お前しかいねえんだよ、諦めるわけないだろ馬鹿」


男「…も、きつい…」


女(なんだ、もう疲れてんのか)


女「きついならその手を離したらどうだ?」


男「…だめ…」


女「……根性だけは認めてやるよ」


女(殴って気絶させて、終わらせるか)

女「おらぁっ!」ブン


男「うっ…」スカ


女「なっ…」


女(かわしただと!?ならもう一発…)


男「はぁ、はぁ、ううっ」


女「…?」


男「…」ドサッ


女「は!?お、おい!?」


女(ど、どうすればいいんだよ…なんで倒れてんだよ、こんなところで…)

女「起きろ!おい、起きろ!!」


女(まさかこいつ…体がおかしいのか…?)


女(畜生…さっきこいつの友達と話してたことって薬のことだったのか)


女(ゲーセン…くそ、こんな状況でほっとけるわけ…)


女(ケータイもねえし、もうこいつ抱えて走るしかねえ)


女「よいしょ」


女(案外軽いなコイツ…)


女(何やってんだ私…傍から見れば意識がない男性を攫ってるようにしか見えない)


女(ああもう考えるより動けだ)ダッ

男友「あいつ、大丈夫かな」


男友女「なんか心配だよね…」


男友女「や、やっぱり私、様子見てくる!」


男友「俺もそうしようと思ってたところだ」


男友女「早く行こ…って…あれ、ヤンキーさんじゃない?」


男友「すげえ形相で走ってんな」


男友女「そして抱えられてるの、男くんに見えるんだけど」


男友「んー…俺眼鏡だからあいつが男だと断定できねえ」


男友女「お、追いかけてみようよ!」ダッ


男友「ちょ、まっ、待ってくれ!」ダッ

女「ついたっ…病院だ」ウィーン


女「すいません!!男性が一人道で倒れました!!」


看護婦「こ、こら!病院では静かに!それと走らないd」


女「うっさいババァ!人の命とどっちが大事なんだよ!?」


看護婦「お、おばっ…って、男くんじゃないの!」


女(こいつ…そんなに病院に通うほど顔を知られてるのか)


看護婦「わ、分かったわ…急患!急患出ます!」


看護婦「あなたも別室にいて!」


女「わ、私は別に関係ない」


看護婦「いいからいなさい!」


女「は、はい!」

------------ 一時間後、別室 ------------


女「…」


女(今頃あいつら…リーダーが来なかったって大騒ぎしてんのかな)


看護婦「ありがとう、少し遅かったら手術するかもしれなかった」


女「…別に」


看護婦「あなた、もしかして男くんの彼女さん?」


女「はぁ!?」


看護婦「しーっ!」


女「…あいつとは、さっき会ったばっかです」


看護婦「あら、そう」


女(なんだこの看護婦、馴れ馴れしい)

男母「看護婦さん!男は…男は無事なんですか!!?」ガチャッ


看護婦「心配ないですよ。この女ちゃんが助けてくれたんです」


男母「そ、そうなんですか…!ありがとう、女ちゃん!」


女「…いえ、別に」


男母「なんてお詫びを言ったらいいのか…本当にありがとう…」ペコペコ


女「…はあ」


女(そこまで頭下げなくても…私のせいでこうなったんだし)


看護婦「男くんの部屋に案内します。…女ちゃん、ちょっと待っててね」


女「…」コク


女(あいつが目を覚ませば、私が原因というのも言ってしまうだろうし)


女(こっそり帰ろうかな)

女(今なら抜けられるかな)ガラ


女「よし」タッ


女「っていたっ!」ゴツッ


男友「いてぇっ」ゴツッ


男友女「だ、大丈夫男友くん!」


男友「俺は大丈夫…って…」


女「…」ギロ


男友女「…ヤンキーさん…どうしてここに…」


女「あんたらには関係ないだろ」


男友「…いーや、関係あるぜ」


男友「ヤンキー、お前男を抱えて走ってただろ?見てたぞ俺たちは」


男友女「正確には私だけなんだけどね!」


女(…なんだこいつら、めんどくせえ)

女「邪魔。帰る」


男友「待てよ、男に何かあったのか?」


女「倒れたからここまで運んだだけ」


男友女「…よく運んだね…」


女「別にそこまで大変じゃなかった」


女「もういいか?帰らせてくれ」


男友「せっかく来たんだし男に会ってけよ」


女「はぁ?なんで私が」


男友女「何かの縁ってことで」


女「…いや、別にいいわ」

男友女「ほら、行こうよ」


女「めんどくさいんだよ、離してくれ」


男友女「ほーらー」ガシッ


女「腕を絡めるな!!」


看護婦「何してるのあなたたち」


男友「あ、看護婦さん」


男友女「こんにちは、男くんの様子を見に行こうと思ってたんです」


看護婦「そうなのね。こっちよ」


男友女「ほら、行こうよ」


女「…はあ…」


女(本当にすまない…みんな…)

------------病室 男------------


男「あ、みんな来てくれたの?」


男友「来てくれたのじゃねえよ」バシッ


男「あいてっ」


男友女「心配したんだよ?」


男友「ヤンキーがいなかったらお前今頃危なかったんだからな?」


看護婦「ここまで運んできてくれたのよ」


男「そうだったの?」


女「…まあ」


男「ありがとう、女さん!」


女(なんでそんな笑顔で言うんだよ)

男友「俺飲み物買ってくるけど、男何がいい?」


男「オレンジジュース!」


男友「おっけ」


男友女「ヤンキーさんは何がいい?」


女「私は別にいらない」


男友女「じゃあコーラね」


女「聞けよ!」


女「…アップルジュース」


男友女「はーい」


看護婦「私もちょっと男くんのお母さんと話してくるわ」


女「え?」


看護婦「二人きりで話でも楽しんで~」ガチャッ

女(気まずい)


男「女さん、本当に助かったよ」


女「…ああ」


女「…あのさ。私がカツアゲしようとしてたことは言ったのか?」


男「いいや?」


女「言った方がいい」


男「大丈夫だよ、結局なにもとられてないし」


女「…お母さん、頭下げてきたんだ…さすがに私でも罪悪感っつーものが」


男「だいじょーぶ!」


男「これは僕たちの秘密ってことにしておこうよ」


女「…アホか、お前」


男「えへへ…」

男「でも、あほとかそういう言葉は使っちゃダメだよ?」


男「そんなこと言ったら、せっかく可愛いのに台無しだよ…ってどうしたの?」


女「こ、こっち見るな!!」


男「え、ご、ごめん!」


女(なんだこいつっ…い…いま…いま私のことさらっと…)


女(かわいいって…しかも自分で言ったの覚えてないしこいつっ…///)


男「もう見ていい?」


女「…間に受け止めてんじゃねーよ、ばーか」


男「だからそれがダメって言ってるんだよー」


女「うるさい」

男「女さんだっけ?よろしくね」


女「…よろしく」


男「そういえば、その制服同じ高校なのかな?」


女「ああ、3年だ」


男「同じだよ!」


女「ふーん…組は?」


男「Aだよ」


女「私と同じなのか?」


男「僕、保健室に登校してるからあまり教室には行ってないんだ…」


女「…そうか」

男「いつ倒れるか分かんないからさ」


女「そんな明るく話すことじゃないだろ」


男「…あはは、ごめんね」


女「寂しく、ないのか?その…あいつらと会えなかったり」


男「いや、全然…あの二人とか、他の人も休み時間や休憩時間に保健室に来てくれるから」


女「そうか…よかったな」


男「ねえ、今度から女さんも来てみたらどうかな」


女「いや…私が来たらみんなが寄ってこないだろ」


男「何で?」


女「…そうか、お前は知らないんだな」

女「私はまあ…素行不良の生徒だから」


男「素行不良なの?」


男「こんなに、いい人なのに…」


女「お前の場合はたまたまだ」


女「私の普段やってることはカツアゲだの、暴力ふるうだの…」


男「でも、僕は来てほしいな」


男「命の恩人なんだし、みんなにも紹介したいんだ」


女(不安だ)

男友「よー、買ってきたぞ」


男友女「男友くんが道間違えるからずいぶん遅くなっちゃった…はい、これ」


女「…ありがとう」


男友「ほい、男」


男「ありがとー」


男「ねえみんな、女さんも休み時間に呼んでいいかな?」


男友「俺は全然構わないぜ?」


男友女「私もいいよ、もっと仲良くしたいからね!」


女「…お前ら…」


男「ね、安心して?」


女「…ああ」

女(…その後は、四人でいろいろ話したりした)


女(これから進学か就職かとか、みんなでGWどこかに行こうとか)


女(不思議なやつらだ、と思った。一日でここまで溶けこんだんだから)


女(そういえば、今日こいつらと過ごしてわかったことがある)


女(男友は、スポーツ系のさわやか男子。イケメンの部類に入ると思う)


女(男友女のほうは、けっこうおしとやかだ。が、その可愛い顔と裏腹に結構ぐいぐいくる)


女(男は、ゆったりしてる甘いマスクの男子。天然で面白いやつ)


女(お人よしで、人当たりが良くて…)


女(病気を持ってる、事が分かった)

------------次の日------------


女「やべえ、寝坊したっ!」


女「なんで起こしてくれなかったの?!」


女母「なんでって…いつも起こすなっていってるのあんたじゃない」


女「今日からしっかり学校行くから起こして」


女母「え!?い、今なんて」


女「だーかーら!今日からしっかり登校するって言ってるじゃん」


女母「頭でも打ったの?」


女「うるさい!も、もういってきます!」


女母「いってらっしゃーい」


女母「…なんでいきなりあの子が…」


女母「まさか、男でもできちゃったのかしら…」ニヤニヤ

女「ま、間に合った…ぎり…」


男友「よー、女」


女「おはよ…ってお前も寝坊か」


男友「朝苦手なんだ」


女「そんな顔してるもんな」


男友「るせえ」


女「と、もう教室か、じゃあまた後でな」


男友「おう」


女「遅れましたー」ガラガラ


先生「お、女!セーフだぞセーフ!!どうしたんだ今日に限って!?」


女「う、うるさいっす…」


「あのヤンキーさんが遅刻してないなんてすごくない?」
「どういう風の吹き回しだ…?」
「二年ぶりくらいだよな…」

ザワザワ ガヤガヤ


女(…そんな珍しいことだったのかよ…)

男友女「おはよう、女さん♪」


女「おはよ」


男友女「まさか同じクラスだったなんてね!これは偶然じゃなく運命だね」


女「あ、ああ、そうだな…」


「男友女が女と仲良くしゃべってるぞ…!」
「もしかして喧嘩した後の仲直りってやつか…!?」
「どちらにせよ美女が揃ってるな」
「片方は花で片方は狼だけどなww」

ヒソヒソ ヒソヒソ ドワッ ワハハハ


先生「こらー、お前ら静かにしろー」


女(…私が誰かと仲良くするだけでここまで取り上げられるって…)


男友女「女さん、ホームルーム終わったら保健室行こうよ」ヒソヒソ


女「ああ」

上の先生を担任にします、脳内補完お願いします
「脳内補完」合ってますでしょうか…?





------------保健室------------


女「せんせー」


先生「あら、女さん、今日は早いのね」


女「まあ」


男友女「知り合いなの?」


女「知り合いというか、保健室に行くことが多かったから」


先生「サボり目的でね」


女「先生、男は?」


先生「あら、女さんは男くんと知り合いになったの?」


女「昨日、たまたま」


先生「そう。男くんなら、明日登校するつもりよ」


男友女「残念だね」


女「…ま、仕方ないだろ」


先生「というかあなた達、掃除は?」


二人「すいませんでした」

もう書かなくていいよ

女「…先行っててくれ」


男友女「え?う、うん」タッ


女友「さっきの女、誰だ」


女「お前には関係ないだろ」


女友「ま、いい…ところでリーダー、昨日なんで来なかったんだ?」


女「…すまん」


女友「すまんじゃねえよ…」


女友「何回来ない気だよ、もう何度目か分かってる?」


女「わ、分かってる」


女友「今度必ず来てくれ」


女「ああ…」

ここらで切ります。

>>31さん
つまらなくて申し訳ないです…

女(…はあ、やっぱり怒ってるな)


女(私が来なかったせいで他の奴らもこんな風にイラついてるだろうし)


女(次は何があっても行かないとな…)


女「すまない、遅くなった」タタタ


男友女「全然大丈夫だよ」


男友女「さっきの人、女さんの友達?」


女「んー…そういう関係だと思う」


男友女「思うって…友達じゃないの?」


女「別に…あいつが私のことをどう思おうがお前には関係ないだろ」


男友女「う、うん」


女(いちいち深く突っ込んでこないでくれ)

男友女「大丈夫、私は女さんともう友達の仲だからね!」
 

女「…」


男友女「あれ?」


女「友達っつか、知り合いかな」


男友女「え、ひ、ひどい…」ズーン


女「さっさと教室戻るぞ」


男友女「…うん」


女(…こいつらに私のことを友達と呼ばせるのは、私が出来ない)


女(男もそうだが、なんていうかお人よしすぎるんだよ)


女(私と一緒にいて怖くないなんて思わないはずだし)


女(第一…私のせいで迷惑をかけたくない)


女「…」トコトコ


男友女(…女さん、友達とは思ってくれてなかったんだ)

------------ 休み時間 ------------


女「やっと終わった…」


男友女「大丈夫?」


女「私ちょっと保健室行ってくる…」ガラガラ


男友女「あ、女さ…行っちゃった」


男友女(やっぱり勉強は厳しいのかな…)


友1「ねえ、男友女ちゃん、大丈夫だった?」


男友女「え?」


友2「ケガとか負わされてない?」


男友女「な、なんでそんなこと急に聞くの?」


友3「だってあいつ、素行不良なのよ?」


男友女「…」ムッ

男友女「別に何もされてないよ」


男友女「それに、女さんは素行不良だけど、優しい人なんだよ?」


友3「へー、あいつが優しい」


男友女「男くんを病院に運んでくれたり、保健室の様子見に付いてきてくれたり」


友1「でも今は優しいふりして、後から痛い目にあっちゃうかもよ?」


男友女「女さんはそんなことしないよ」


友2「男友女ちゃん、あいつと関わるのやめときなよ、絶対危険だって」


男友女「…なんでみんなそんなひどい事言うの!?」


友3「男友女さんのためを思ってだよ?それも分からないの?」




ザワザワ… ドウシタ? ナニナニケンカ?

男友女「分かってないのはみんなの方だよ!」


男友女「女さんのことを誤解してるんだよ」


友2「誤解なんてしてないよ」


友1「男友女ちゃん、落ち着いて」


男友女「女さんの陰口言うなんて、私が許さないから!」


友3「…」


友3「付き合い長い私たちより、女さんのほうを信じるっていうの?」


男友女「…女さんを私は信じる」


友2「…はぁ?」


友1(あわわ)

友3「ふざけんな」バシッ


男友女「っ!」ドサ


友1「男友女ちゃんっ!」


友2「あんたさいってーなんだけど」ゲシッ


男友女「うあっ」


友3「もう行こう、二人とも」


友3「こいつなんかと付き合ってたら私らが危ないじゃん」


友2「そーだね」


友1「…」



男友女(…いてて…ちょっと血が出ちゃった…)グス


男友女(保健室行かなきゃ…)

男友女「失礼しまーす…」


女「ん…男友女、どした」


男友女「え、えっと、ちょっとこけちゃって」


女「ふーん」


女「先生なら病院と電話があるっていってさっき出ていったから、ここにいたらどうだ?」


男友女「本当は寂しかったりして?」


女「別に」


男友女「じゃあ少しだけここにいよーっと」


男友女(…ここにいれば安全だし)


女(男友女、目が赤くなってるけど何かあったのか…?)

女「おい」


男友女「へ?」


女「目」


男友女「」ビクッ


女「赤いけど、泣いてたのか?」


男友女「い、いや、眠くなってたから…」


女「本当にか?」


男友女「本当だよ!」


女「そうか」


男友女「私は簡単には泣かないからね」ドヤッ


女「なんでドヤ顔だよ」


男友女(うう…言ったらまた何されるかわからないし…)


女「…」

先生「あら、男友女さん」


男友女「あ、し、失礼してます」ペコ


女「すりむいてるって」


先生「じゃあ、消毒しましょっか」


男友女「お願いします」


**



女「じゃあ、また後で戻ってくるから…私は寝る」


男友女「絶対だよ?」


女「ああ」


男友女「失礼しましたー」ガラガラ


女「…なー先生、あいついつもと変なとこなかった?」


先生「いや、いつものあの子だったわ」


女「ならいいけど」


先生「?」

端末からです
すいません、続きはもう少しばかりかかりそうです…
また後日執筆いたします。
ガバガバで申し訳ありません。

一応生存報告だけ…

再開します!

男友女(…移動教室だったよね…)


男友女「早く準備していかないと…」ガラガラ


友2「…あー来た来た」


男友女「っ!」


友3「ねー、もう一回だけチャンスあげてあげる」


友3「あんな危なっかしい女さんとより私たちと来なって」


男友女「…何度も言うけど、私」


友2「そっか」ビシッ


男友女「うぁっ!」

友3「ふざけてんの?」


男友女「…私はただ…」


友2「前からムカついてたんだよねー。清楚だからってことだけで人気あるしさ」


友3「それそれww」


男友女「…!」


男友女「うっ…」グスッ


友2「何泣いてんだよ今更」


友3「ま、徹底的に私たちがいたぶってあげる」


友2「あと…この事あいつに言ったらぶっ[ピーーー]からな」


男友女「…はい…」


女「ほー、いい度胸じゃねえか、お前ら」

友2「!?」


友3「な、なんで…」


女「転んだくらいじゃ、あんな傷できねーんだよ」


女「それに、嘘のつき方が下手すぎる」


女「目を腫らして泣いたのがバレバレだ」


男友女「…ごめん」


女「話はあとで聞く、まずはこいつらの後始末だ」


友3「くっ…」


女「覚悟しろよ、私の友達に手ェ出したからにはそれなりの罰を与えてやる」


男友女(…女さん)

男友女「お、女さん」


女「ん」


男友女「…あ、あのね…殴るのはやめてやってほしいの…」


女「…はぁ?お前こいつらにやられたんだろ?」


男友女「…私の友達だから…手を出すのはやめてください…」


女(…たく、こいつは本物のバカか)


女「分かったよ。ほら、行きな」


友2・友3「…」ダッ

女「アホかお前!」ポコッ


男友女「あうっ」


女「どうして嘘をついた、どうして逃してやった」


男友女「女さんが暴れないようにするため」


女「…」


男友女「だって、女さんが問題起こしちゃったら会えなくなるから…」


女(真顔で、そんな私が正しいみたいな顔されてもなぁ…)


女「…正真正銘、アホの塊だな」


男友女「ひ、ひどいよ」

男友女「でも、さっきのは嬉しかったなー」


女「ん?さっきの?」


男友女「私のこと友達って言ってくれたことだよ!」


女「」


男友女「お友達の第一歩だね」


女「あ、あれはだな…場のノリってやつで」


男友女「そんなのズルいよ?もう親友だもんねー」ギュッ


女「おい、抱き着くのはよせ!離せアホの子!」


男友女「むぎゅぎゅー」


女「このやろっ…」


女(…まあ、たまにはこういうのも悪くはないな)

放課後



男友女「女さん、この後暇?」


女「暇」


男友「よし、じゃあ男んとこ行くか」


女(気になってたからな…あいつのこと)


女(いや、別に恋愛対象とかそういうんじゃなくて…)


女(薬を飲まなきゃいけなかったのに、私のせいで倒れちまったんだから)


女(せめて元気になるまでは見守ってやらないとな)


女「うん、あいつのためじゃない…自分自身の罪を償うために会いに行くんだ…」ボソボソ


男友女「お、女さん?」

男友「女、お前男友女のピンチを救ったらしいじゃん」


女「あれは別に、不自然だなと思ってこいつの後をついてったら案の定だったってわけだ」


男友女「うぅ」


男友「確かに、男友女は嘘つくのが少し下手だからな」


男友女「べ、別にいいでしょー」


男友「ま、ありがとな」


女「別に礼を言われるほどじゃねーよ」


男友女「素直じゃないなぁ」


女「うるせ、アホ」


男友女「親友に対してそれはひdもがもが」


女「静かにしろっ!」


男友「仲いいな」

また後で再開します。

遅れました、再開します。

待ってた方がいてくれたことにとても感動してます…!

女「よー、男」


男「あ、みんな!来てくれたの!?」


男友「男が学校休んだからってだるけてないか見に来たんだぜ」


男「ひどいなぁ、僕はこの通り起きてたんだよー」


男友女「女さんは男くんが心配で来てくれたんだよ」


女「お、おい!余計なことっ…」


男「そうなの?」


女「っ……ま…まあそんな感じだ」


男友「素直になれよ」


女「うるせぇ」

男友「まあ今日も長く話す予定だし」


男友女「ジュース買ってきますか」


男「いつもありがとね」


女「…これ毎回なのか?」


男友女「そだよ」


男友「二人とも前と同じでいいだろ?」


男・女「大丈夫」


男友女「んじゃ、いってきまーす」

女「…」


女(あいつらまた二人っきりにしやがったな…)


男「女さん?」


女「んあっ!?」


男「うわぁっ!」


女「…」


男「…」


女「くっ…あっははははっ!」


男「ちょ、本当にビックリしたんだよ!!」

女「お前天然だな…くっ、ふふ…」


男「もう、笑わないでよぉ…」


女「すまん、つい」


男「女さんがなんかぼーっとしてるから話しかけてみようかなって思ってたんだよ」


女「…ぼーっとって、それはお前もだろ」


男「そうかな?」


女「ああ」


男「…そうかもね」

男「名前呼んでほしいなー」


女「急になんだよ」


男「だって、僕の名前は男だよ?お前じゃないよ」


女「…恥ずかしいわ」ボソッ


男「え?」


女「別に」


男「恥ずかしがることなんてないよ」


女「ちゃっかし聞いてんじゃねえよ!」

女「…はあ、まあ一回だけなら」


女「…男」


男「…おー」


女「満足か」


男「大満足だよ」


女「…そっか」


男「えへへ…」


女(…幸せそうだな、男)


女(こいつの笑顔、少し気に入った)

男友「あいつら、出会ったばっかなのにお似合いだな」


男友女「二人とも、楽しそうだよね」


男友「そうだな」


男友「もう少しだけ待ってあげるとするか」


男友女「そうだね」


男友女「…?」キュッ


男友女(…なんだろ、胸辺りがチクチクする…)


男友女(…なんでだろ?)

男「女さんの友達さんにも会ってみたいな」


女「…あいつらが嫌がると思う」


男「え、僕、なんかしたっけ?」


女「そういうことじゃなくてだな」


女「…あいつらはここに来るとは思えないし、第一私が連れてきたくない」


男「ふーん…そっか」


男「女さんが嫌なら、別に大丈夫かな」


女「助かる」


女(…あいつらにこんなとこ見られたら私もこいつらも危なくなるかもしれないしな)

ここらで切ります!

ゆっくり再開させていただきます

男「…ちょっと眠くなってきちゃった」


女「少し寝るか?」


男「うん…おやすみ…」


女「ああ」


男「…すー」


女(寝るの早すぎるだろ)


ヴーッ ヴーッ


女(ん?携帯が鳴ってる)


女(って私のか。なんだ、誰だろう)

女「もしもし?」


女友『女、今どこにいる』


女「どこって…」


女「…そこら辺ぶらついてるけど」


女友『本当だな?』


女「嘘ついてると思うか?」


女友『…いや、思ってなかったぜ』


女友『はっきりしただけだ。じゃあな』プツン


女(…はっきり…?)

うあー
やっぱごめんなさいスランプすぎて全然執筆できません…

続きは描けてるのにかけない
なにかいい気分転換など教えてもらえないでしょうか?

女「…」


女(はっきりって…なんだ?)


女(まさか、私の居場所が分かってそんなこと…)


女(…バレちまったのか?)


男「…すー、すー…」


女「…」


女「…はあ」ナデナデ


女(とりあえず、一旦この病室から離れるか)


女(名残惜しいが、こいつらを巻き込むわけにはいかねえからな)

ガラッ


女「って、何やってんだお前ら」


男友「うおっ、女」


男友女「いや、別に何も…」


女「…本当だな?」


男友女「ハイ」


女「…まあ、いいや…ちょっと野暮用ができたから、今日は帰る」


男友「おう、わかった」


女「…男によろしく伝えといてくれ」


男友女「はーい」

女(さてと…どうしようか)


女(私が出てくるのを待ち伏せしているのかもしれない)


女友「おい」


女「…なんだ、ずいぶんと早かったか」


女友「…お前、自分が置かれてる状況分かってんのか?」


女「ああ」


女友「ついて来い。話があるんだ」


女「言われなくても、ついていくさ」

女(人気のないところに来てしまったか)


女友「言わなくても分かってると思うが、一応聞いておく」


女友「あいつらとつるんで私たちをほったらかしにした理由はなんだ?」


女「…」


女友「私たちのリーダーさんは何考えてるんだつってんだよ」


女「別に」


女友「はぁ?」


女「お前らには別に関係ないことだろ?なんでわざわざ聞く必要がある」

女(その瞬間、女友の背後や私の背後から人の気配を感じた)


女「お前らはあいつらに危害を与えるかもしれない」


女友「…だいぶ落ちたな、あんた」


女「…私たちがおかしかったんだ」


女友「散々いろいろやってきて、おかしかったで済むと思ってんのかよ」


女「…」


女友「…もうあんたの声も聞きたくねえ」


女(ざっと二十数人の元仲間たちは、私に襲い掛かってきた)

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