【安価】山下「ダンガンロンパ・ユートピア」第二の間【オリジナル】 (777)

ご注意

完全な初心者です

完全な二次創作です

舞台はオリジナルの絶望旅館です

原作のネタバレある…かもしれない


――――前スレ――――


○キャラ作成~第2章非日常編まで○
【安価】ダンガンロンパ・ユートピア【オリジナル】
【安価】ダンガンロンパ・ユートピア【オリジナル】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1451288696/)




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1451747040

【宿泊リスト:男性】

サイノウ:【超高校級のクイズ王】
オナマエ:山下 瑰(やました かい)
セイベツ:男性
トクチョウ
【主人公】犯人にも被害者にもならない
【優しい心】人の気持ちを察して動こうとする優しい心の持ち主
【ポーカーフェイス?】何が起こってもあまり顔には出ない
【天才気質】クイズ好きが高じてかそれとも生まれつきか…はたまた両方か。頭がすごくいい

サイノウ:【超高校級のカラーギャング】
オナマエ:田辺 璃流(たなべ りる)
セイベツ:男性
トクチョウ
【傲慢】かなりのわがまま、自分の思う通りに突き進む
【世話焼き】なんだかんだ言って他人の事が気になる
【ハッタリの性格】実はDQN系の厨二病でなにも悪いことの出来ないチキン

サイノウ:【超高校級のミュージカル俳優】
オナマエ:篝火 縁(カガリビ エン)
セイベツ:男性
トクチョウ
【傍若無人】人前をはばからず、勝手に振る舞う
【稀血】血液型の種類がこの世の誰とも一致しない
【兄貴肌】仲間想いなのだが自分にも他人にも厳しい

サイノウ:【超高校級の動物学者】
オナマエ:村田 龍馬(むらた りょうま)
セイベツ:男性
トクチョウ
【天才中学生】海外で飛び級して現役高校生になっているが実年齢は中学1年
【マイペース】トロいわけではない、マイペースなだけだ
【動物大好き!】動物の話題でテンション上がる

サイノウ:【超高校級の薬剤師】
オナマエ:桑原 雄大 (くわばら ゆうだい)
セイベツ:男性
トクチョウ
【野生児】凄い野生児。現代からはかけ離れている
【マッドサイエンティスト】決して狂気的な感じではないが、実害は被る
【失踪癖】すぐにどこかにいく

サイノウ:【超高校級の水球選手】
オナマエ:青木 空(あおき そら)
セイベツ:男性
トクチョウ
【ゲイ】同性大好き!タチらしい
【ムードメーカー】明るく常に周りには人が居る
【笑顔大好き】人の笑顔を見るのが大好き

サイノウ:【超高校級の幸運】
オナマエ:落合 豊(おちあい ゆたか)
セイベツ:男性
トクチョウ
【皮肉屋】凄い低姿勢で人の痛いところをわざと付いて来る
【努力家】影での努力は凄いしている
【ネガティブ】すぐに落ち込んで凄く引きずる

サイノウ:【超高校級のスナイパー】
オナマエ:井貫 刈矢(いぬき かるや)
セイベツ:男性
トクチョウ
【正義漢】正義感が強く協調的
【世間知らず】少々常識のはずれた面が見え隠れする
【自信家】自分の行動には絶対の自信がある

【宿泊名簿:リスト】

サイノウ:【超高校級の女将】 死亡
オナマエ:柚葉 美海(ゆずは みう)
セイベツ:女性
トクチョウ
【ヒロイン気質】何かあるとみんなを励ます健気な子
【女将の技】細かな事に気がつくプロ
【オカン気質】家事全般は自分で何でもやってしまう

サイノウ:【超高校級のコスプレイヤー】
オナマエ:大歩危 粗茶(おおぼけ そちゃ)
セイベツ:女性
トクチョウ
【ナルシスト】自分大好き!手鏡を常に持ち歩いている
【二次元の進出】どんなキャラにもなりきれる、もはや変身と言った方が正しいレベル
【照れ屋】コスプレしている時以外は凄いシャイ

サイノウ:【超高校級の鷹匠】
オナマエ:飛騨 とんび (ひだ とんび)
セイベツ:女性
トクチョウ
【隻腕】右肩から先が一切ない
【匠の佇まい】無口で何があってもドンと構えている
【ド天然】凄いしっかりしてるように見えるけど、実は天然

サイノウ:【超高校級の宅配人】
オナマエ:鈴原 涼子(すずはら りょうこ)
セイベツ:女性
トクチョウ
【姉御肌】悪さはいいが卑怯と裏切りは許さない
【怪力俊足】足の速さと力の強さが群を抜いている
【スピード狂】スピードが命。何でもかんでも凄い早い

サイノウ:【超高校級のアシスタント】 死亡
オナマエ:小判鮫 付録 (こばんざめ ふろく) 女
セイベツ:女性
トクチョウ
【縁の下の力持ち】さりげなに業界では有名
【初心】基本的に恋愛面、特に下ネタには初心
【依存癖】何かに頼っている時が一番精神的に安定している

サイノウ:【超高校級の歌い手】
オナマエ:メアリー リリス
セイベツ:女性
トクチョウ
【下半身不随】事故によって車イス生活に
【現代のマリア】聖母のような方。すごく優しい
【ネット娘】ネットスラングを多用する、気が抜けるともう何を言ってるのかわからなくなる

サイノウ:【超高校級の歌い手】
オナマエ:大槻 理兎(おおつき りと)
セイベツ:女性
トクチョウ
【仕事人間】勉学や恋よりも仕事が一番
【ド貧乳】断 崖 絶 壁
【残念美人】口調や動作が粗暴

サイノウ:【超高校級の掃除屋】 死亡
オナマエ:大樹林 陽菜(だいじゅりん はるな)
セイベツ:女性
トクチョウ
【清掃の鬼】きっちりとした性格。一つのホコリも見逃さない
【隠れリッチ】実は名家のお嬢様
【自然なぶりっ子】可愛い仕草が多い

すいません>>2の田辺も死亡です

【ビジュアル設定 詳細 男】

山下瑰 身長160cm
気の弱そうな感じの少年。ダンロンのちーたんにちょっとクールさを足しておかっぱっぽい頭にして。少し背を伸ばした感じ。髪色はクリーム色
服はお坊ちゃまっぽい白いシャツに灰色の地味なジャケット、こげ茶のズボンを着用。

田辺璃流 身長171cm
遊戯王の城之内くんにクールさをかなり足した感じ、髪色は黒だけど前髪に緑のメッシュが入っている
服はP3の荒垣さんっぽい感じで基本深緑か緑主体

篝火緑 身長181cm
アメリカドラマのスーパーナチュラルディーンさんっぽい見た目。髪型は赤茶色のオールバッグ
キャラメル色の皮のベストの胸にはサングラスが刺さってる、後は普通の白シャツにジーパン

村田龍馬 身長151cm
ワンピースのルフィを縮めた感じ、髪は赤色。鼻には絆創膏
服装に至っては普通の白のタンクトップにちょっとボロボロの短パン

桑原雄大 身長171cm
ダンロンの桑田君の髭とか装飾品とかすべて取っ払って、そこにダンロン2の終里さんの黒さと目つき足した感じ。髪色はこげ茶
白衣は意外と綺麗、白衣の下は裸。ズボンはボロボロのジーンズ(裾が千切れているので左右の長さがアンバランス)

青木空 身長177cm
黒バスの青峰くんをかーなーり人懐っこくした感じ、髪は明るい青色
服装は黄色いジャージ

落合豊 身長165cm
ダンロン1の苗木君と腐川さんを足した感じ、髪型は苗木君からアンテナを取っ払って少しぼさっとさせた感じ、色は明るめの茶色
フードは深緑色でサイズは大きめ。ズボンも深緑色

井貫刈矢 身長175cm
ダンロンの石丸君とダンロン2の弐大君を足した感じ、髪の色は黒。髪型は石丸君寄りで色も黒
軍服はヘルシングの大佐をイメージしとります

【ビジュアル設定 詳細 女】

柚葉美海 身長159cm 胸D
ペルソナ4の天城さんにダンロンの朝比奈さんの人懐っこい表情を足した感じの人、髪色は黒
来ている着物は桜色

大歩危粗茶 身長155cm 胸C
ハルヒの長門さんのクールさマイルドにした感じ、おかっぱ頭で基本目は隠れてる、色は水色
服は中学の時のセーラー服。リボンは赤黒くて大きい

飛騨とんび 身長164cm 胸B
ダンロンの霧切さんっぽいクールさを持った人、ポニーテールの長さは腰上位まで、色は黒。くくってる紐は赤色で装飾は少ない
巫女服っぽい服、というよりほぼ巫女服を着ている、右腕が無いので、服の右腕も切り取っている

鈴原涼子 身長167cm 胸E
ダンロン2の罪木ちゃんをキリッとさせてかなりセクシーにした感じ、ソバージュの髪の長さは肩下位で色は暗い青
ライダースーツは青。サイズが小さいのか胸が強調されている

小判鮫付録 身長154cm 胸C
ドラえもんのジャイ子をかなり可愛くして小柄にした感じ、髪型はボブ。眼鏡は伊達、髪色は灰色
クリーム色のハイネックのニットに短めの紺色のスカート、白タイツ着用

リリス 身長162cm 胸F
ハルヒの朝日奈さんを大人っぽくしてそこにクールさを足した感じ、髪は腰上までのロング、色はピンク色
服は真っ白なワンピース。怖い話の八尺様っぽい服のイメージ

大槻理兎 身長172cm 胸無し
ダンロン2の九頭竜君を女体化させて髪と背を伸ばしたらこうなると思う。ショートヘアーなので首くらいの長さ、色は明るい茶色
スーツはどこにでもありそうな普通のスーツ

大樹林陽菜 身長156cm 胸D
おジャ魔女のあいちゃんを女の子らしくした感じ、バンダナの色は赤、エプロンは白、髪色は赤
エプロンの下は安っぽいTシャツに緑のロングスカート

全員体重は標準かそれより少し上か少し下くらいで
デブは居ませんっす

そろそろ始めよう
人は居ます???







第二巻 『サイコキラー・シリアルパス』


         非日常編

大槻「…お…おい。なんで二人も…」

寒い。体が凍えそうになる
…それはきっとこの倉庫の温度が低いせいじゃない


鈴原「か…勘弁してよ」


僕の心が一気に冷えて行っているから
再び起こってしまった絶望に血の気が引いているから…だ



―――ヒョコンッ


モノクマ「やあやあ!今回のクロはアグレッシブだねー!一気に二人も殺しちゃうんだからね」


現れたモノクマを皆が睨みつける

モノクマ「みんな怖いよー!ボクは皆の役に立つものを持ってきたんだから!」

モノクマ「この前も役に立ったでしょ!」


大槻「…ふざけんな。マジで」


モノクマ「まあまあ。けど動機を提示する前に死んじゃうなんてねー。ボクの手間が省けたよ」

モノクマ「はい。ということでモノクマファイル!」


【コトダマを入手しました モノクマファイル02】
【モノクマファイル02】
被害者は超高校級のアシスタント 小判鮫 付録
死亡推定時刻は――――――――
死体発見場所は食料品倉庫
死因は温度低下による凍死
死体には争った形跡と数個の傷があった

【コトダマを入手しました モノクマファイル03】

【モノクマファイル03】
被害者は超高校級の掃除屋 大樹林 陽菜
死亡推定時刻は――――――――
死体発見場所は食料品倉庫
死因は腹部を深く刺されたことによるショック死
死体には争った形跡があった



【捜査開始】


鈴原「ねえ…どうして死亡推定時刻が書いてないの?」

モノクマ「あ。うん。冷やされてたからね!調べるの面倒だから書くの忘れちゃったよ!」


大槻「とりあえず現場保全だな」

鈴原「アタシも手伝うわ」


時間の分からないモノクマファイル…
…小判鮫さんは凍死で大樹林さんは刺殺か

これだけの手掛かりで何が分かるんだろう…

けど。ここから答えを導き出さないといけない


村田「…にーちゃん」

山下「大丈夫だよ。今回も犯人見つけるから」

不安そうな村田君。何としてでも今回も乗り越えないと
そのためにも捜査しないと

【捜査開始!】
1:小判鮫を調べる
2:大樹林を調べる
3:大槻と話す
4:その他自由

下2

小判鮫さんの死体。
元々色の白い小判鮫さんは、より白く。そして堅くなっている


山下「…ごめんね調べさせてもらうね」


小判鮫さんのスカートのポケットに手を入れてみる。

コツンと堅い物が当たる。
なんだろうこれ?


―――スッ

ポケットから出てきたのは、あの時僕に当てられた小型のナイフ。
どうやら小判鮫さんは常にこれを携帯していたらしい。


…余程手入れされていたのか刃の部分は刃こぼれ一つなく、汚れすらも見つからない

これが凶器ってこともあるかな?
覚えておいて損はないよね


【コトダマ 小判鮫のナイフ を 入手しました】
【小判鮫のナイフ】
小判鮫がいつも持ち歩いていた小型のナイフ
綺麗なままでポケットに入っていた


【他にどこを調べる?】
1身体
2手に持っているペンダント
3他を探す
4自由

下2

身体をよく見て見る…

僕は専門的な知識もないし、何もわからないけど…
もしかしたら何か見つかるかもしれない


山下「…ん?」

小判鮫さんの体。
何かきらきら光る物が付着している

…粉?
粉にしては固い。

倉庫内のライトに照らしてみる

…これってガラス片?
でもなんで小判鮫さんの体にガラスなんて?

それにこの倉庫にはガラスなんて無いよね


【コトダマ 小判鮫に付着していたガラス片 を 入手しました】

【小判鮫に付着していたガラス片】
小判鮫の体からは細かなガラス片が複数付着していた
ガラスは緑色に着色されている


【他にどこを調べる?】
1手に持っているペンダント
2他を探す
3自由

下1

強く握りしめられたペンダント。
これは小判鮫さんがとても大事にしていたものだ


山下「んっ!」

余程強く握りしめられているのか僕の力では開かない


鈴原「ちょっと貸してみなさい」

鈴原さんが僕の横に立って、小判鮫さんの手を持ち上げる。
そしてそのままゆっくりと小判鮫さんの手を開かせた



―――ポトッ

ペンダントが床に落ちて中の写真が外れて落ちた


鈴原「…男の写真ね」

山下「小判鮫さんの…先輩らしいよ。僕達と一緒で超高校級なんだって」

鈴原「そうなの」

写真をペンダントに直そうとペンダントを拾い上げる。


山下「…これ。時計になってたんだ」

写真が外れたペンダント。
写真で隠されていた場所には時計があった。



鈴原「時間が止まってるわね」


【コトダマ 小判鮫のペンダント を 入手しました】

【小判鮫のペンダント】
ペンダントの中には男の人の写真が入っていた。
写真は取り外せるようになっている。
取り外した奥には時計があり、時刻は3時55分で止まっているようだ




【他にどこを調べる?】
1鈴原に話を聞く
2他を探す
3自由

下1

鈴原「ねえ…何か気にならない?」

ペンダントを持つ僕に鈴原さんが話しかけてくる。
顔はしかめっ面で、何かを考えて居るみたい


山下「何が気になるの?」

鈴原「死体の向きよ」

山下「え?」

鈴原「なーんて言えばいいのかしら…」

鈴原「ドアを開けた時、死体はうつぶせに倒れたわよね?」

山下「うん…今もだけど」

鈴原「どうしてドアにもたれかかるようにして死んでたのかしら?」

鈴原「それにね、あの子。ペンダントのボタンを強く押してたのよ」

山下「握りしめてただけじゃないの?」

鈴原「ううん…あれは押してたわ」

ボタンか…押してたとして一体何のボタンなんだろう?
ペンダントをよく見て調べてみよう…



【コトダマ 死体の倒れ方 を 入手しました】

【死体の倒れ方】
小判鮫の死体はドアを開けた衝撃でうつぶせになって倒れていた
さらには小判鮫はペンダントの時計のストップボタンを押している
鈴原はそれに対して何か納得の行かない物を感じている

【他にどこを調べる?】
1倉庫内を詳しく調べる
2大槻に話を聞く
3自由

下1

現場となった倉庫内を詳しく調べてみた。

温度計のパネルが-15度にまで設定されている。
この前は10度だったのに…

桑原「おい!これ!よく見ろ!」

寒そうな桑原君が地面を指さす。
なんだろう?


山下「血!?」

うっすらとだけど床には血の足跡が付いている。
それは出口の方まで続いて途切れていた。


…小判鮫さんの足跡かな?
それとも犯人?

分からないけどこれも重要な証拠になりそうだな

【コトダマ 食品倉庫の足跡 を 入手しました】

【食品倉庫の足跡】
倉庫内には血の足跡があった。
足跡はちょうど小判鮫がいた入り口近くまで続いている



【他にどこを調べる?】
1大樹林の死体を調べる
2大槻に話を聞く
3自由

下1

大樹林さんの死体は腹部を刺されているのにそんなに出血は酷くない
きっとここで冷やされたからそこまで出血しなかったんだろうな

あれ?ボトルを持ってる?

これってバーに似たようなものが置いてあったような…


それにこのボトル割れてる
どこかで落として割れたのかな?それとも何かほかの用途に使ったとか?



【コトダマ 大樹林が持っているボトル を 入手しました】

【大樹林が持っているボトル】 
大樹林の死体は割れた青緑色のボトルを持っていた



【他にどこを調べる?】
1大樹林の死体をもう少し調べる
2大槻に話を聞く
3自由

下1

大樹林さんの死体を詳しく調べてみる

刺し傷とボトル以外に気になる所は無い…
大樹林さんは刺されて殺されたってことで間違いなさそうだね


―――グラッ


死体がこっちに倒れてくる。
慌てて僕が支えた。


山下「ん?」


潔癖なはずの大樹林さんの背中。
そこに大きな埃が付着している

食品倉庫に埃?なんか変だな
死かもこんなに大きいの

【コトダマ 大樹林の背中 を 入手しました】

【大樹林の背中】
大樹林の背中には僅かだが埃が付いていた
食料品倉庫にはそのような物は落ちていなかった


【他にどこを調べる?】
1大槻に話を聞く
2自由

下1

すいませんちと急用が
休憩させてください

17時くらいから再開します

ごめんなさい!

帰りました!

人は居ますか??

ペンダントを詳しく調べてみることにした。
もしかすると何か詳しい事が分かるかもしれない







どうやらこのペンダントには二つのボタンがあるらしい。
一つは時刻を止めるボタン、ここのつまみを回すと時間が調節できるみたいだね。
あとは蓋を開くボタン


―――ハラッ


写真が落ちてくる

…どうやらペンダントが飛ばされた時に留め具が壊れたみたいだ。
この写真は落とさないように僕が持っておこう


【コトダマ 小判鮫のペンダント が アップデートされました】

【小判鮫のペンダント】
ペンダントの中には男の人の写真が入っていた。
写真は取り外せるようになっている。
取り外した奥には時計があり、時刻は3時55分で止まっているようだ
>また、ペンダントのストップボタンが押されたままなので、3時55分に止められたことは確実なようだ



【他にどこを調べる?】
1大槻に話を聞く
2自由
3どこか別の場所に行く 指定

下1

山下「ねえ大槻さん。何か分かったことってない?」

大槻「あー…小判鮫はなんかぶん殴られてるみてーだな」

大槻「頭に殴られた跡があんだよ」

山下「殴られた跡??」

大槻「致命傷って感じじゃねーけど、普通の人間だったら気絶くらいはすっだろうな」

…小判鮫さんは何かで殴られて気絶させられた?
モノクマファイルによると他にも傷はあるみたいだし……


山下「大樹林さんの方は?」

大槻「刺されたくらいしか目立った傷はねーな」

大槻「小判鮫より傷は少なかったぞ」


【コトダマ 小判鮫の打撲痕 を 入手しました】

【小判鮫の打撲痕】
小判鮫の頭には打撲痕があった
結構強い力でつけられたものだと思われる

大槻「あ…そうそう、モノクマ!ちょっと来い!」

モノクマ「なにー?呼んだー?」

大槻「死体発見アナウンスの事で気になる事があんだけどよ。良いか?」

モノクマ「ん?あれがどうかしたの?」

大槻「あれは3人以上でアナウンスが流れるんだよな?一回目の時は聞きそびれたんだけどよ。あれって3人の中に犯人は含まれんのか?」

モノクマ「含まれないよっ!」

モノクマ「犯人を「除いた」三人が見つけた時点でアナウンスは鳴る仕組みになってるよ」


大槻さんがモノクマと話している内容を立ち聞きしてしまった
いや…そう言うつもりじゃなかったんだけど…

でも。犯人が含まれないって言うのは手帳には書かれていなかったよね?


【コトダマ 死体発見アナウンス を 入手しました】

【死体発見アナウンス】
死体発見アナウンスが流れる条件はクロ以外の三人が死体を発見すること

【他にどこを調べる?】
1どこか別のところに行く 指定
2その他自由指定

下1

―――――
―――


廊下を歩いていると、何か汚れの様な物が目に留まる
…これって血?

廊下の隅っこには血痕の様が付着している。
というより多分この色は血痕だと思う

よく見ると壁の隅っこの至る所に小さく点々と血痕の様な物が付着していた。
一体どうしてこんな所に??
というよりどうして隅だけに??



――――――――
―――――
――――


―――――― 2F バー ―――――

バーの中に居るのは、篝火君に村田君、後はリリスさんが居た。

僕はどこを調べよう




【コトダマ 廊下の血痕 を 入手しました】
【廊下の血痕】 
食料品倉庫に向かうまでの廊下の隅に僅かな血痕が付着していた



【選択肢】
1誰かに話を聞く 指定
2バーの机を調べる
3バーの棚を調べる
4バーのごみ箱を調べる



篝火「…これって血だよな?山下ちゃん」

篝火君はバーのカウンター下を指さす。
カウンターが影になっていてよく分からない。


山下「よく分からないよ?」

篝火「ちょっと待っててくれよ」


―――ピッ

電子宿泊手帳をj起動した篝火君は、画面をカウンター下に近づける。
照らされてもよく分からない…けど。よーく見るとわずかにだけど血痕の様な物がある
廊下に有ったのと同じで小さくてわかりづらいが


山下「…ほんとだね」



【バーの血痕】
バーのカウンターの下の方
目につかない辺りに僅かな血痕が付着していた


【選択肢】
1誰かに話を聞く 指定
2バーの机を調べる
3バーの棚を調べる
4バーのごみ箱を調べる

下1

他にも血痕があるかもしれない。
そう思って僕は机の下を細かく調べてみることにした…


電子生徒手帳を使って、机の下だけを照らす。
どれだけ目を凝らしても血痕の様な物は見つからない…
というよりおしゃれな赤茶っぽい色の机だからすごく分かりにくい…


もしかしたら見逃してるかもしれない。
そんな事を思いつつ、一番奥の机を調べていたその時――――


―――――…ナイフ?


机の下に隠れるようにして置いてあるナイフ。
刃の方に血が付着して渇いている



重要な証拠だ…持っておこう


【コトダマ テーブルの下のナイフ を 入手しました】

【テーブルの下のナイフ】
バーのテーブルの下に血痕の付着したナイフが落ちていた。
刃の方に集中して血が付いている



【選択肢】
1誰かに話を聞く 指定
2バーの机を調べる
3バーの棚を調べる
4バーのごみ箱を調べる

すっごく調子が悪い。なんでだろう
ちょっと今日はここまでにさせてください、頭がすごく痛いです
取りあえず明日は11時くらいから更新します


コトダマは残り8個くらいです

適当に推理とかしといてくださいな

ひとはおるます?

昨日はご心配かけて申し訳ない…

山下「ねえねえ。村田君。村田君は何か見つけた?」

村田「あ…にーちゃん。いや、何も見つかんねえよ」

申し訳なさそうな顔で俯かれてしまった
いや…僕もあんまりなにも見つけれてないんだけど…


村田「あ…でもな!昨日小判鮫のねーちゃんと大樹林のねーちゃんが食料品倉庫には言って行くのは見たぜ!」

山下「うそ?それって何時くらいか分かる?」

村田「俺が寝付けねえで散歩してた時間だから…」

村田「えっとなー…んー…四時半くらいだった!」

山下「四時半に二人で?」

村田「うん!そーだ!あれは確かにあの二人だった!」

山下「それから村田君は何してたの?」

村田「大槻のねーちゃんと一緒に居た」

取りあえず村田君のアリバイを成立させるために、また後で大槻さんに話を聞きに行こう。

証言からするに4時半まで二人は生きてた…んだよね?
けど…何かおかしい気がするな

【コトダマ 村田の証言 を 入手しました】

【村田の証言】
夜中の4時半くらいに小判鮫たちが食料品倉庫に向かった所を見ていたらしい


【選択肢】
1誰かに話を聞く 指定
2バーの棚を調べる
3バーのごみ箱を調べる
4自由

下1

リリス「ああ…山下君。少しいいですか?」

リリスさんが車椅子に乗ってこっちにゆっくりやってくる
どうしたんだろう?


リリス「少しお話ししておきたいことが」

山下「どうしたの?」

リリス「その…私もお二方を目撃しまして」

お二方っていうのは小判鮫さんと大樹林さんの事かな?


山下「えっと…どこで?」

リリス「私が見たのは一階の階段付近です」

リリス「ちょうどお二方は階段を上っていたんですけど、何だか険悪な様子で」

リリス「争っていたとか…そう言うのではないんですけど。何かこうギスギスしてると言うか…」

ギスギス?
…そう言えばあの二人この前も…


山下「それの時間は…分かったりする?」


【コトダマ リリスの証言 を 入手しました】

【リリスの証言】
リリスが小判鮫と大樹林が二人で二階に行くところを見ていたらしい
和気藹々とした雰囲気ではなかったそうだ
大体の時間は覚えていないが、夜時間のアナウンスが流れた少し後くらいらしい

【選択肢】
1バーの棚を調べる
2バーのごみ箱を調べる
3自由

下1


もしかしたら床以外にも血痕があるかもしれないから、僕はバーを細かく探してみることにした
机の裏。カウンターのシンク。とにかく色々


山下「…はぁ」

血痕は床以外にはなさそうだ。

…後はここだけか。けどここに血痕なんてあるはずないと思う。

―――ガチャン

酒瓶が並ぶバーの棚を調べてみる。
色取り取りのボトルが入った木製の棚、正直ここから何か見つかるなんて思ってない…




―――カチャンッ

ある一本のボトルをどかした瞬間、ボトルの裏に立てかけられてた何かが落ちてきた。

…!?
また…ナイフだ。

柄の方まで血が付着したナイフ。
それがボトルの裏に隠されていたみたいだね

と…とにかく保存しとかないと


【コトダマ 酒瓶の裏のナイフ を 入手しました】

【酒瓶の裏のナイフ】
酒瓶の裏に隠すように置かれていたナイフ
こちらは柄の方まで万遍なくべっとりと血が付着していた


【選択肢】
1バーのごみ箱を調べる
2自由

下1


他にも何か重要な物が隠されてるかもしれない。
とりあえず他に物が隠せそうな場所って言ったら…このゴミ箱?


山下「…」

ゴミ箱を覗き込んで見る。
中身は結構きれいで、そこまでゴミが詰め込まれていない。



山下「…あれ?」

けどそのゴミ箱の中にキラキラ光る物があった。

山下「…これってガラス?」

しかも光は一種類だけじゃない。
二種類の光がキラキラ輝いていた


緑のガラスと青緑色のガラス…
小判鮫さんについていたのと、大樹林さんが持っていたボトルの色によく似てる気がする…


【コトダマ バーのごみ箱 を 入手しました】

【バーのごみ箱】
バーのごみ箱には紙クズやボトルのキャップなどが入っていたが
それと一緒に小判鮫に付着していたのとよく似ている緑のガラス片と青緑色のガラス片が入っていた


【移動】
1食料品倉庫
2厨房器具倉庫
3小判鮫の部屋
4大樹林の部屋

下1


――――― 1F 大樹林の個室 ――――――


大樹林さんの部屋は僕の部屋よりも格段に掃除されていて、とてもきれいだ。
…って、見とれてる暇はないよね


山下「…何もないな」

整理されてる部屋は本当に何もない。
埃一つさえ落ちていない



山下「…便箋?」

机の上にはペンが一本。あとは便箋。
…誰かに手紙でも書いてたのかな?



【コトダマ 大樹林の部屋 を 入手しました】

【大樹林の部屋】
大樹林の部屋には可愛らしい花柄の便箋が置いてあった



【移動】
1食料品倉庫
2厨房器具倉庫
3小判鮫の部屋

下1

――――――――― 1F 小判鮫の部屋 ―――――――――


次に来たのは小判鮫さんの部屋。
部屋に壁一面にペンダントに貼ってあった男の人の写真が貼ってある


……

けど、この部屋にもそれ以外は……
……


――――


机の下に紙が落ちていた。

山下「これ?手紙??」

折りたたまれた紙はどうやら手紙らしい。
開いて中身を見て見ることにした







手紙の内容はすごく簡潔だった。
というより…。この便箋、大樹林さんの部屋にもあったよね?


【コトダマ 小判鮫の部屋の手紙 を 入手しました】

【小判鮫の部屋の手紙】
「夜時間の3時にバーで待っています。話したいことがあります」
といった内容の手紙。
きっちりとした綺麗な字で書かれており、使われている便箋は大樹林の部屋にも置いてあった



【移動】
1食料品倉庫
2厨房器具倉庫


下1


――――― 2F 食料品倉庫 ―――――――

もう一度ここに戻って来てみた。
何か新しい発見があるかもしれないし、それに大槻さんに聞かないといけないこともあるしね


山下「大槻さん。ちょっといいかな?」

大槻「んあ?別にいいけどなんだよ」

山下「聞きたいことがあるんだ」

大槻「聞きたいこと?」


【選択肢】
1:村田のアリバイ
2:死体に何か変わった所は無かったか

下1 

山下「さっきバーで村田君に会ったんだけど。村田君とはいつから一緒に居たの?」

大槻「あー…あいつがアタシの事叩き起こしたのが4時半…ちょっと過ぎたあたりだったはずだ」

山下「それからはずっと一緒に?」

大槻「だな。死体発見までずっと二人で居たぞ」

大槻「鈴原とか呼びに行かせた時くらいじゃねーかな。離れたの」

山下「そっか。ありがとう」

大槻さんと村田君は死体発見まではほぼ一緒に居たみたいだね。
村田君の言ってたことと大槻さんの言ってる事にもほとんど違いはないし。
信用してもよさそうだ

山下もう一つ良い?」

大槻「なんだよ?」

山下「何か小判鮫さんの死体に変わった所とかなかったかな?」

大槻「ねー…。あ、一個だけあった」

山下「え?何?」

大槻「背中にちょっとだけ血痕が付いてたんだよ」

山下「でもそれって、争ったときとかにできた傷じゃないの?モノクマファイルにもそんな風な事書いてあったし」

大槻「それが。その血痕の付いてる場所には怪我なんてねーんだよ」

大槻「怪我してねえのに血痕が付いてたんだよな、なんかおかしくねーか?」

山下「確かに…」

どうして背中なんかに血痕がついてたんだろう…



【コトダマ 大槻の証言 を 入手しました】

【大槻の証言】
村田が寝付けなくて暇だからと部屋に遊びに来たらしい。
その時刻は4時半過ぎ。
そこから死体発見まではずっと一緒に居たという

【コトダマ 小判鮫の背中に着いた血痕 を 入手しました】

【小判鮫の背中に着いた血痕】
小判鮫の背中には僅かな血痕が付着していた
だけど、背中には傷が無かった





ピーンポーンパーンポーン




モノクマ「それじゃ!捜査もそこらへんにして、そろそろ行っちゃいましょうか?」

モノクマ「ドッキドキのワックワク!二回目の学級裁判に!」


モノクマ「それじゃあ!学級裁判所で待ってるよー」





アナウンスが流れた。
……始まっちゃうのか。二回目の裁判が…





<コトダマリスト1>

【モノクマファイル02】
被害者は超高校級のアシスタント 小判鮫 付録
死亡推定時刻は――――――――
死体発見場所は食料品倉庫
死因は温度低下による凍死
死体には争った形跡と数個の傷があった

【モノクマファイル03】
被害者は超高校級の掃除屋 大樹林 陽菜
死亡推定時刻は――――――――
死体発見場所は食料品倉庫
死因は腹部を深く刺されたことによるショック死
死体には争った形跡があった

【食品倉庫の足跡】
大樹林の横には足跡があった。
足跡はちょうど小判鮫がいた入り口近くまで続いている

【小判鮫のナイフ】
小判鮫がいつも持ち歩いていた小型のナイフ
綺麗なままでポケットに入っていた

【小判鮫の打撲痕】
小判鮫の頭には打撲痕があった
結構強い力でつけられたものだと思われる

【小判鮫に付着していたガラス片】
小判鮫の体からは細かなガラス片が複数付着していた
ガラスは緑色に着色されている

【小判鮫のペンダント】
ペンダントの中には男の人の写真が入っていた。
写真は取り外せるようになっている。
取り外した奥には時計があり、時刻は3時55分で止まっているようだ
>また、ペンダントのストップボタンが押されたままなので、3時55分に止められたことは確実なようだ

【大樹林が持っているボトル】 
大樹林の死体は割れた青緑色のボトルを持っていた

【小判鮫の部屋の手紙】 
「夜時間の3時にバーで待っています。話したいことがあります」
といった内容の手紙。
きっちりとした綺麗な字で書かれている

【バーのごみ箱】
バーのごみ箱には紙クズやボトルのキャップなどが入っていたが
それと一緒に小判鮫に付着していたの緑のガラス片と青緑色のガラス片入っていた

【テーブルの下のナイフ】 
バーのテーブルの下に血痕の付着したナイフが落ちていた。
刃の方に集中して血が付いている

【酒瓶の裏のナイフ】
酒瓶の裏に隠すように置かれていたナイフ
こちらは柄の方まで万遍なくべっとりと血が付着していた

【バーの血痕】
バーのカウンターの下の方
目につかない辺りの方に僅かな血痕が付着していた

【死体発見アナウンス】
死体発見アナウンスが流れる条件はクロ以外の三人が死体を発見すること

【廊下の血痕】 
食料品倉庫に向かうまでの廊下の隅に僅かな血痕が付着していた


コトダマリスト2

【大樹林の背中】 
大樹林の背中には僅かだが埃が付いていた
食料品倉庫にはそのような物は落ちていなかった

【リリスの証言】
リリスが小判鮫と大樹林が二人で二階に行くところを見ていたらしい
和気藹々とした雰囲気ではなかったそうだ
大体の時間は覚えていないが、夜時間のアナウンスが流れた少し後くらいらしい

【大樹林の部屋】 
大樹林の部屋には可愛らしい花柄の便箋が置いてあった

【小判鮫の背中に着いた血痕】
小判鮫の背中には僅かな血痕が付着していた
だけど、背中には傷が無かった

【村田の証言】
夜中の4時半くらいに小判鮫たちが食料品倉庫に向かった所を見ていたらしい

【大槻の証言】 
村田が早起きし過ぎて暇だからと部屋に遊びに来たらしい。
その時刻は4時半過ぎ。
そこから死体発見まではずっと一緒に居たという

【死体の倒れ方】
小判鮫の死体はドアを開けた衝撃でうつぶせになって倒れていた
さらには小判鮫はペンダントの時計のストップボタンを押している
鈴原はそれに対して何か納得の行かない物を感じている

裁判は一時から開始

さて。犯人は誰なのか

裁判組み上がらない…
今日までには二章終わらせたい…

ということで22時までお時間をください
本当に申し訳ない

更新更新

人は居ますか?

―――――――――
―――――――
―――――


僕達はまた赤い扉の前に居る。


リリス「なんだか…すごく人が居なくなった気がします」

落合「たった四人だけど」

重苦しい空気の中で。裁判場へのドアが開かれる――――


――――― 学級裁判場 ―――――――

この前とは内装ががらりと変わった裁判場。
そしてそこに佇む4つの遺影

小判鮫さんはきっと好きな人が本当に好きな一途な人…だったんだろうね。道を間違っただけで

大樹林さんもなんだかんだで皆の世話を焼いてくれて…


モノクマ「さ!始めるよ!席に着いてくださーい!」


モノクマに促されて僕達は席に着く

また、命を懸けた謎の解きあい。騙し合いが幕を開ける…―――――










【学級裁判 開廷】

















モノクマ「まずは、学級裁判の簡単な説明から始めましょう」

モノクマ「学級裁判の結果は、オマエラの投票により決定されます。正しいクロを指摘できれば、クロだけがおしおき。」

モノクマ「だけど……もし間違った人物をクロとした場合は、クロ以外の全員がおしおきされ、みんなを欺いたクロだけが晴れて卒業となりまーす!」


大槻「ちょっと聞かせろ。もしよ、これクロが死んでた場合はどうなんだ?」

モノクマ「えーっと。小判鮫さんか大樹林さんがクロ、もしくは両方クロだったらってことだよね?」

モノクマ「その場合も一緒だよ。クロに投票してもらいます」


リリス「その場合…その…オシオキってどうなるのですか?」


モノクマ「死体蹴りってことになるかなーウププププ」

井貫「悪趣味…であるな」

モノクマ「でも苦痛は一切感じない。これって良心的だよねー」


モノクマ「人殺しなんだからそれくらい当然だよ!」

飛騨「…それを推奨してるのは誰」


大歩危「もし…。二人を殺したクロが別々だったら?」

モノクマ「被害者ごとに投票をしてもらいます!」

モノクマ「もし一人でも間違えればオマエラはおしおき!欺けたクロだけが卒業!もちろん欺けなかったクロもオシオキだからね!」

【ノンストップ議論開始!】

<モノクマファイル02>
<モノクマファイル03>
<小判鮫のペンダント>

井貫「ではまず何から話し合うべきか」

大槻「死んだ二人の状況からじゃねーか?」

大槻「同じ場所で死んでたんだから【犯人は同一人物っつう可能性が高いわな】」

村田「【大樹林のねーちゃんは刺されて死んでたんだよな!】」

村田「【で!場所は寒い倉庫!】」

篝火「あんなさみーとこで【二人して刺し違えたんだろ?】」

桑原「女!怖い!!」

【】をコトダマで論破しろ!

下2

正解!!


山下「それ!不正解だよ!!」

山下「篝火君。よく思い出して、小判鮫さんは凍死してるんだよ」

井貫「人の話は最後まで聞くものであるぞ…。だが、凍死とは些か不可解であるな」

篝火「早とちりしちまったぜ!わりいわりい!はっはっは!!」

大歩危「…でも、確かに凍死って変」

桑原「何が?ヘン??」

大歩危「どうして小判鮫さんは現場から…逃げなかったんだろう」

井貫「しかも凍死までしておる」

篝火「大ちゃんを殺したところを見た誰かが、鮫ちゃんを閉じ込めたんだー。んで、鮫ちゃんは凍死ってことよ!どうだ?」

井貫「凍死するまでずっとか?目立ちすぎるであろう」

篝火「鍵閉めたんだよ。ずっと押さえてりゃーそりゃ目立つぜ!ハッハッハ!!」

大槻「あの部屋、外にも内にも鍵なんてついてねーぞ」

篝火「なん……だと?」

【ノンストップ議論開始!】

<小判鮫のナイフ>
<酒瓶の裏のナイフ>
<小判鮫のペンダント>

リリス「では…【大樹林さんを殺した】事による【自責の念で自殺】したのではないでしょうか…」

鈴原「人殺すような人間が自殺なんてするわけないでしょ」

落合「それによりによって彼女が?ヒヒッ」

リリス「【何らかの理由があったんですよ】それですごく自分を責めて…」

大槻「理由って何だよ?」

リリス「それは分かりません」

村田「実は殺人鬼とかじゃなかったとか!」

青木「俺は【ちゃんとモノクマにそう聞いたぞ!】」

篝火「それに仮にそうじゃなかったとしても、人にナイフ突きつける時点でオカシイだろっ」


【】をコトダマで論破しろ


下2

正解!!



山下「それ!不正解だよ!!」

山下「小判鮫さんの持っていたナイフは血が一切付着していなかったんだ」

篝火「つまりそれってどういうことだ?」

井貫「…小判鮫は本当に大樹林を殺したのか……ということではないか?」

桑原「ん?話!わからん!」

篝火「血が付いてなかったっつーことは、なんかで拭いたんだろ?」

山下「食料品倉庫内にはナイフの血を拭きとれるようなものは無かったと思う」

村田「服で拭いたんじゃねーの?俺もよく拭くし!」

大槻「ねーよ。ついてた血痕は背中に僅かだけだったしな」

大槻「あの量だともっとべったりつくだろ、それになんで背中なんだよ」

リリス「…少しよろしいですか?では凶器はどこに?倉庫内に凶器はありませんでしたよね?」

凶器、そう。多分大樹林さんを殺した凶器はあそこにあったはず

【選択肢】
1厨房器具倉庫
2バー
3厨房
4小判鮫の部屋

下2


正解!!

山下「バーだよ」

山下「バーには血の付いたナイフが二本落ちていたんだ」

山下「一本は奥の机の下、もう一本は酒瓶の裏に隠すように置かれてた」

落合「…わざわざ小判鮫さんは凶器を隠しに行って、また倉庫に戻って凍死したのかな…ヒヒッ」

落合「…なーんてこと絶対ないけどね」

桑原「ん?ん?ん?」

飛騨「…無いわ」

桑原「おい!分からんぞ!」

山下「つまりは、小判鮫さんは大樹林さんを殺しては無いんだよ」

青木「だよな。わざわざ刃物隠してまた現場に戻るのもおかしいし、ナイフ持ってるんだったら普通それ使うよな」

桑原「…じゃあ。誰がハンニン?」

【ノンストップ議論開始!】

<廊下の血痕>
<テーブルの下のナイフ>
<小判鮫の打撲痕>



大槻「今の話の流れからするに【犯人は同一人物って可能性が高いな】」

篝火「犯人は【大ちゃん殺して、鮫ちゃんも殺したのかよ…】」

桑原「でも!分からん!どうして【鍵のない倉庫】で!凍死?」

篝火「だよな…【鍵が無いなら閉じ込める方法なんて無い】よな」

井貫「よく考えるのだ」

村田「実は【殺された場所が違ったとか?】」

リリス「…あり得そうですね」



【】をコトダマで論破しろ!
下2


鈴原「廊下の血痕がどうかしたの?私にはよく分からないわ」

山下「あ…え…えっと」


あ…あれ?何か間違えたかな。
と…とりあえずもう一回考え直してみないと…



>>88の【】をコトダマで論破しろ!
下1

正解!!



山下「それ!不正解だよ!!」

山下「鍵のない部屋に閉じ込める方法はあるんだ」

篝火「ドアを接着剤で塞ぐ!とかか?」

山下「鍵が無くても、その場から動けない様にすれば閉じ込めることは出来るんだよ」

篝火「縛ったのか?」

山下「ううん。気絶させたんだよ」

山下「小判鮫さんの頭には打撲痕が残ってたんだ。そうだよね?」

大槻「ああ。すっげえ力で殴られたんだろうな」

飛騨「小判鮫さんは…気絶させられて倉庫に閉じ込められた」

篝火「成程…それじゃあ凍え死んじまうな」

篝火「何かすっきりしたぜー!ハッハッハ!!」

【ノンストップ議論開始!】

<小判鮫に付着していたガラス片>
<小判鮫の打撲痕>
<大樹林が持っているボトル>


飛騨「状況から見るに【小判鮫さんを気絶させた犯人は大樹林さん】」

井貫「確定であろう。【気絶させるときに使ったボトルを持っていたしな】」

リリス「…では、どうして大樹林さんは殺されてしまったのでしょう?」

落合「状況的に考えると…【共犯が居て裏切られた】って可能性も浮上してくるね…ヒヒッ」

リリス「共犯…ですか」

飛騨「上手い事【騙されたんだよ】」

大歩危「……なんか違う気がする」



【】をコトダマで論破しろ!
下2

正解!!


山下「それ!不正解だよ!!」

山下「小判鮫さんはボトルで殴られて気絶したのには違いないと思うけど、大樹林さんがやったわけではないと思うよ」

山下「だって小判鮫さんに付着していたガラスと、大樹林さんが持っているボトルの色はよく似ている色だけど違ったんだ」

飛騨「…気づかなかった」

井貫「小癪な…割れたボトルも犯人の偽装工作ということか」

飛騨「…でもおかしい、ボトルは大樹林さんが持っている物しかなかったはず」

飛騨「他のボトルは倉庫には無かった」

山下「うん。倉庫には無かったよ」

山下「だってボトルはここにあったんだから」


【コトダマ選択!>>68>>69からコトダマを選べ!】


下2

正解!!


山下「よく似た色のボトルはバーのごみ箱に有ったんだよ」

桑原「けど!倉庫内で殴る!ボトル割れる!掃除!大変!」

青木「でも倉庫内にはガラス片なんて落ちてなかったよな?」

大槻「ああ。無かった、小判鮫についてるのしかな」

青木「めっちゃすごい勢いで掃除したとか?」

落合「そんな事できるのは掃除屋の大樹林さんしかいない…」

落合「って言ってももう死んでるけどね…ヒヒッ」


そう。つまりは小判鮫さんは倉庫内で気絶させられたわけじゃない。
気絶させられたのは――――だ


【閃きアナグラム】

ば か だ り す ん

ゆ ー ら し う ら

○○(二文字)

下2

正解!!


山下「小判鮫さんが気絶させられたのはバーだよ」

山下「バーで気絶させられて倉庫まで運ばれてきたんだ」

大歩危「…つまり大樹林さんが殺されたのは倉庫、小判鮫さんが襲われたのがバー?」

桑原「ん?それっておかしい!」

桑原「廊下!血が!落ちてた!」

桑原「バーにもあった!」

大歩危「うん。小判鮫さんのじゃないの?」

飛騨「モノクマファイルには傷があったとも書いてあるしね」


桑原「おかしい!あの傷で!そんないっぱい血つかない!」

桑原「あの血!小判鮫の!違う!」


確かに小判鮫さんの傷はそんなに深く無かったけど。
けど…それだったらあの血は誰の?


【怪しい人物を指名しろ】

下2

正解!!


山下「もしかして…大樹林さんの?」

飛騨「大樹林さんもバーで殺されたって事?」

リリス「では犯人は二人運んだと言う事ですか?」

山下「いや…僕もよく分からないけど」

山下「けど桑原君の言う事が本当なら…そう言う事にならないかな?」

篝火「でも。どうして廊下の隅だけなんだ?」

篝火「大樹林は刺されたわけだし、血は結構出るだろ」

篝火「俺も確認はしたけど、隅だけって言うのはなんかしっくりこねーな」


廊下の隅にしか血が付いていなかった理由。バーの目の付かないところにしか血が付いていなかった理由
それってきっとこう言う事だよね?


【閃きアナグラム開始】

ふ ま し ら - の き
の し ま こ だ り す

○○○○○ 

下2

正解!!

山下「拭き残し…かな?」

山下「廊下の隅もバーのカウンターの下もあんまり目につかないから、犯人はきっと拭き残したんだよ」

鈴原「うっそ…それってちょっと大雑把すぎない?」

落合「掃除とかした事ないのかな…ヒヒッ」

リリス「きっと人を殺して動揺していたのではないでしょうか…」

大槻「…あり得るな」

村田「けどよ!それって憶測だろ?なんかこうもっと明確なしょーこみてーなもんねーのかよ!」

飛騨「確かに、本当は桑原君が間違っていて、大樹林さんは最初から倉庫で殺されていた可能性だって捨てきれない」


証拠…。
ん?あの時見たあれって大樹林さんが運ばれた証拠にならないかな?


>>68>>69からコトダマを提示しろ!】

下2

正解!!


山下「大樹林さんの背中には埃が付いていたんだよ」

村田「埃?」

大歩危「…言っちゃ悪いけど、埃くらいで?」

山下「うん、普通の人だったら埃くらい普通かもしれないけど…、それが大樹林さんだったら?」

山下「大樹林さんはかなりの潔癖だよね?」

山下「そんな人が背中に埃を付けたまま平気で居るかな?」


鈴原「確かに。あの子いっつも洗濯場に居たしね」

落合「けど…背中に目は無いよ?ヒヒッ」

鈴原「あの子がわざわざ汚れている場所に行かないと思うけど?」

鈴原「それにどこかかから埃が落ちて来たとして、どうして背中に付くの?」

鈴原「普通頭か肩じゃないかしら?」

落合「それもそうだね…ヒヒヒッ」

リリス「でも…待ってください。その、どうして背中に埃が?」

鈴原「え?」

リリス「普通に運んだのだとしたら、背中に埃が付く事なんて…」

鈴原「それも…そうね」


篝火「やっぱ大ちゃんは倉庫で殺されたんだって!」

篝火「埃なんて偶然偶然!」

篝火「血痕も鮫ちゃんのだって」


いや…背中に埃が付く方法。
その運び方はきっと――――――


【選択しろ!】
A転がした
B引きずった
C浮かせた
Dやっぱ偶然!

した2

正解!!


山下「引きずったんじゃないかな?」

篝火「その手があったか!ハッハッハ!!」

青木「けどどうしてだ?普通に持ち上げた方が良く無いか?血も地面に付かねえし」

井貫「犯人は女であると言う事か?」

大槻「人を持ち上げる力が無いから引きずったってか?」

飛騨「…私には無理ね」

リリス「私にもできないですね」

村田「貧乳と鈴原のねーちゃんもどっちかっつったら持ち上げるよな?」

鈴原「だとしたら…]


確かに。大槻さんと鈴原さんは力があるからきっと持ち上げるだろうし
飛騨さんとリリスさんはハンデを抱えてる…


っていうことは―――――

怪しいのは大歩危さんしかいない?

【ノンストップ議論開始!】

このノンストップ議論では【連射】を使ってもらいます。
【連射】とは二つのコトダマを同じ【】にぶつけて論破することです
まあまずはやってみましょう

<テーブルの下のナイフ>
<大樹林の部屋>
<小判鮫の打撲痕>
<小判鮫の部屋の手紙>


リリス「でも二人をどうやって?【呼び出す方法なんて…】」

篝火「きっと【大歩危は何らかの手段を使って二人を呼び出したんだ】」

篝火「で…呼び出した先で二人をまとめて――――【殺した】」

桑原「…でもどうして【大樹林だけ刺した?】」


篝火「あ…えっと…なんでだ?」

大歩危「…私に聞かないでよ。知らないし」


【】を二つのコトダマで論破しろ!

下2

正解!!


山下「それ…不正解だよ!」

山下「二人は呼び出されてなんていないんだ。」

山下「呼び出されたのは小判鮫さんだけだよ」


篝火「なるほどなっ!小判鮫を気絶させたところを見られたからあわてて大樹林を」


山下「いや、まず小判鮫さんを呼び出したのが大樹林さんなんだよ」

篝火「…え?」

山下「小判鮫さんの部屋に呼び出すときに使われた手紙があって、それと同じ便箋が大樹林さんの部屋に有ったんだ」


篝火「嘘だろー…ハッハッハ…」


大歩危「…」

篝火「すまなかった!」

飛騨「でもおかしい。どうして大樹林さんは小判鮫さんを?」

井貫「うむ…それにどうして犯人は二人がバーに居る事を知っていたのかだ」

篝火「偶然出くわして、バーッと二人とも襲ったんだ!」

村田「いや…にーちゃん流石にそれは無理がある」

青木「十中八九どっちかには逃げられんだろ」

桑原「オレ!小判鮫!呼び出した理由!気になる!!」


きっと大樹林さんが小判鮫さんを呼び出した理由。
それってきっとこう言う事だよね?


【裏付けセレクト!】
>>68>>69のコトダマと選択肢を一致させて正しい答えを導け!

A大樹林は小判鮫に危害を加えるつもりだった
B大樹林は小判鮫と仲良くするつもりだった

下2

正解!

山下「きっと大樹林さんは小判鮫さんに危害を加えるつもりだったんじゃないかな?」

山下「…で。バーに呼び出したんだ」

篝火「山下ちゃーん、いくら険悪そうだったからって…」

青木「でも、あいつらこの前もギスギスしてた」

鈴原「じゃあ最初から危害を加えるつもりで…?」

飛騨「けど…それを明確に示す証拠はない」

大槻「憶測だけで話続けんのは不安だな」

青木「なんか襲い掛かったって言う証拠みたいなんがあればなー」

襲い掛かった証拠…か。
明確な物はないけど、バーに合ったアレ。

どうしてアレがそんなに必要だったんだろう?

>>68>>69からコトダマを二つ提示しろ!】

下2

山下「ナイフ…。バーには二本ナイフが落ちてたんだよ」

大歩危「…それって変」

青木「確かに。二人がナイフ持ってやり合ったとしても、小判鮫は自分のナイフをずっと持ってたんだろ?」

青木「つーことは、その時点でナイフが一本余るよな?」

山下「それに、ナイフの血の付き方も違ったんだ」

山下「一本は刃の方に集中してて、もう一本は柄の近くまでべっとり血が付いてた」

桑原「想像するだけで!痛い!」

鈴原「ねえ、ちょっと待って。じゃあ小判鮫さんは大樹林さんに対して危害は加えてないの?」

鈴原「持ってたナイフが汚れてないならそうなるわよね?」

山下「うん」

鈴原「で、多分血の付いたナイフは犯人が大樹林さんを殺した時に使ったもの」

鈴原「…もう一本は多分大樹林さんが使っていたもの」

鈴原「けど、どうして犯人は大樹林さんの使ってるナイフを事件後に処理しなかったのかしら?」


鈴原「おかしいじゃない、現場に二本もナイフが落ちてるなんて。もしかして途中でナイフが無くなったとか?」
 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


…ここが引っかかる。うん…きっとそう言う事なんだけど答えが出てこない。
思い出せ、思い出すんだ…


【下線部を肯定するコトダマを>>68>>69の中から二つ選べ!】

下2

鈴原「言い方が悪かったかしら?」

鈴原「ちょっと私には理解できないわ」


間違えたっ!?

うん…ナイフが途中で無くなった。その可能性は大いにあるんだ。
そう、ちゃんとあれに目を通していれば

下1

正解!!


山下「そう!ナイフが無くなったんだよ!」

リリス「えっと…どういう事でしょうか?」


山下「小判鮫さんと大樹林さんのモノクマファイルを見てほしいんだ」

山下「怪我をしているのは小判鮫さんだけだけど。二人とも『争った形跡がある』って書いてあるよね…」


大槻「二人が争ってる時にナイフが一本飛んでったってことか?」

篝火「でもそう言う事なら机の下にナイフがあったのも納得だよなー」

大槻「大樹林がナイフで襲い掛かったんだったら刃についてる血も、小判鮫の怪我も納得だよな」

リリス「そして紛失したナイフの代わりにボトルで殴りかかって…小判鮫さんは気絶」


落合「大まかな筋書きは出来てるね…ヒヒッ」

【ノンストップ議論開始!】


<食品倉庫の足跡>
<死体発見アナウンス>
<村田の証言>


鈴原「今までの話をまとめるに、大樹林さんが小判鮫さんをバーに呼び出した」

鈴原「それから大樹林さんはバーに有ったナイフを持って【襲い掛かったけど】争ってるうちに紛失」

鈴原「咄嗟にボトルで殴り掛かって、【小判鮫さんを気絶させた】って事よね」


リリス「その流れの後に何らかの方法で犯人がバーに来て…大樹林さんを殺してしまった」

井原「そして【気絶から目覚めることなく】小判鮫は無くなった」

鈴原「…【とりあえず事件の大まか流れはこれで間違いなさそうね】」


【】をコトダマで論破しろ!


下2

正解!!






山下「それ!不正解だよ!!」

山下「倉庫内には血の足跡があったんだ」

山下「それも小判鮫さんが倒れてた入り口近くまで」

大槻「外に出ようとしようとしたんだろうな」

井貫「だが結局死は免れなかった」

村井「なんか…かわいそーだな」

井貫「さぞ無念であっただろうな」

大槻「…あとちょっとアタシが早めに起きて倉庫に行ってればな」

井貫「自分を責めても変わらんぞ」

【ノンストップ議論開始!】

<小判鮫のペンダント>
<小判鮫の打撲痕>
<小判鮫に付着していたガラス片>


リリス「小判鮫さんの無念を晴らすためにも…絶対に犯人を見つけ出さないと…」

飛騨「けど一回生き返ったんだったらダイイングメッセージでも遺せばいいのに…【何も残さないなんて】」

篝火「いやいやいや無茶言うなよ【気絶してたんだから犯人見てねーよ】」

飛騨「【大樹林に襲われた】くらい書いてくれれば…ここまでさっきの話長引かなかった」

井貫「あまり死人にきついことを言うでない」

リリス「【咄嗟の事だったから何もできなかったのでは?】」



【】をコトダマで論破しろ!

下2

正解!!



山下「それ!不正解だよ!!」

飛騨「ダイイングメッセージなんて無かった」

山下「ペンダントだよ。あれ、実は時計になってたんだ」

飛騨「へぇ。初耳」

村田「けど…その時計がなんなんだー?」


山下「…時計の針が3時55分で止められてたんだよ」

村田「止められてた??」

山下「うん…小判鮫さんの手によってね」


リリス「という事はその時刻前後が死亡時刻ということになりますよね?」

青木「小判鮫の死亡推定時刻は分かったな」

【ノンストップ議論開始!】

<大槻の証言>
<死体の倒れ方>
<小判鮫のペンダント>

井貫「待たれよ【その時計が外部からやってきた物に細工されたのではないか?】」

篝火「確かに!【犯人が一回現場に戻って来て】気づいたのかもしんねえよな!」

井貫「ならばそれは【偽りということになる】」

村田「そーだよな、【犯人は死体が見つかるまで自由に動けたんだから】」

飛騨「…ダイイングメッセージがさらに波乱を巻き起こしたね」

井貫「これを証拠とするには…」

村田「俺もはんたーい!」

桑原「…?ハンニン…入れた?」


【】をコトダマで論破しろ!


下2

正解!!


山下「それ!不正解だよ!!」

山下「外部の人が小判鮫さんのペンダントの時計を触る事は殆ど無理なんだよ」

桑原「だよな!死体!ドアにもたれかかってた!ドア開かない!」

鈴原「アタシが蹴破って…ああ…だから死体はうつぶせに…」

山下「だから外から人は入れなかったし、小判鮫さんの倒れ方からして犯人が中に居たって事も無いんだよ」

鈴原「最期の力を振り絞って時間を遺したのね」

山下「それも誰にも細工されない様に…ドアにもたれかかることまでして」

青木「つーことは、殆ど死亡推定時刻は3時55分で決まりか」

飛騨「でも…それが分かった所で何になる?」


……何になる。そう言われると僕も言葉に困る…

…いや。ちょっと待って
でも、じゃああの時あの発言をした人は…なんであんなことを言ったんだろう



【怪しい人物を指名しろ!!】

下1

山下「ねえ…村田君は4時半にあの二人が食料品倉庫に向かっていくのを見たって言ってたよね?」

村田「う…ウソじゃねーぞ!にーちゃん俺を疑ってんのかよ!?」

疑ってるとは言いたくないけど。
小判鮫さんが死に際に残したモノが嘘だとも考えれない


山下「…疑ってるとかじゃないんだ」



大槻「おいコラ。憶測もそのへんにしとけ」反論!


大槻「大体小判鮫は殺人者だぞ?」

大槻「それにまだほかの方法があるのかも知れねえだろ」

【反論ショーダウン開始!】


コトノハ

<大槻の証言>
<死体発見アナウンス>
<酒瓶の裏のナイフ>

大槻「だいたい【小判鮫が嘘ついてるかも知んねーぞ?】」

大槻「あいつは殺人鬼なんだ。【信用してどうするんだって!】」

大槻「アタシはクソガキを信じる」

大槻「それにコイツが仮に嘘ついてたとしてもだ」

大槻「【こいつが犯人だって明確な証拠はない】」

大槻「何か他の【理由があって嘘ついたのかもしんねえだろ!!】」


大槻「こいつが人殺せるはずねえだろ!!」


【】をコトノハで斬れ


下1

大槻「あ!?訳分かんねーこと言ってんじゃねーぞ!」


ダメだ!逆に怒らせちゃった
もっとちゃんとした、決定的な証拠はあるはずなんだ…

思い出すんだ僕。あの時のあの不自然な流れを…
あれが決定的な証拠に…

下1

正解!!!


山下「その解答。誤答だよ」


大槻「……はっ!?」

山下「死体発見アナウンスが流れた時のこと思い出して」

大槻「ドアをこじ開けたんだろ?」

山下「うん、それで小判鮫さんのアナウンスが流れたんだよね?」



山下「鈴原さんは大樹林さんの死体が見つかったときの事覚えてる?」

鈴原「大樹林さんの時はアタシと桑原がほぼ同時に見てアナウンスが鳴った。」

桑原「おい!それ!ムジュン!」


山下「僕、もう一回だけ全部思い出してみたんだ」


――――――――――――――

大槻「…おい。あれ…」


村田「ん?アレか?」

――――――――――――――

山下「僕は二人の後にそれを見たんだ」

山下「僕が三人目のはずなんだ」

山下「それなのに、アナウンスはならなかった」

山下「考えられる理由って…一つしかないんだよ」


大槻「ちげーよ…。ちげーって」



山下「…僕なりの解答を…発表するよ」


大槻「やめ…辞めろって!!!」

鈴原「落ち着きなさいっ!!!」

【クライマックス推理 開始!!】


今回の被害者である大樹林さんは実は加害者でもあったんだ。
まず大樹林さんは小判鮫さんに手紙を出して(A)に呼び出した。
多分そこで殺害するつもりだったんだよ

けどそこで小判鮫さんと争った拍子に(B)が机の下に飛んでいったんだよ
焦った大樹林さんは咄嗟に(C)で小判鮫さんに殴り掛かった。
それで小判鮫さんは気絶したんだ。

そこに今回のクロがやってきた。
クロは大樹林さんが小判鮫さんを殺したと勘違いした。
そしてどっちが先かは分からないけど二本目の(D)を取って争った。
そこで運悪くか故意かは分からないけど大樹林さんを殺してしまったんだ

クロはきっと死亡時刻を誤魔化すために二人を(E)に運んだ。
まだ大樹林さんが生きているとも知らずにね。
犯人は二人が争って死んだと見せかけるために大樹林さんの手にボトルを持たせたり、様々な工作をした
けど目覚めた大樹林さんが最後の力を振り絞って自分なりのダイイングメッセージを残すことに成功したのには気付かなかったんだ

クロは翌朝何ともない顔で僕達と共に死体を発見した
だけどクロは(F)の仕組みを知らなかった。
これが今回の大きな致命傷になるとも知らずに。


食料倉庫
バー
室内神社
ナイフ
アイスピック
ボトル
縁側
死体発見アナウンス
大槻
村田
ガラス片

下1

【クライマックス推理 開始!!】


今回の被害者である大樹林さんは実は加害者でもあったんだ。
まず大樹林さんは小判鮫さんに手紙を出して(バー)に呼び出した。
多分そこで殺害するつもりだったんだよ

けどそこで小判鮫さんと争った拍子に(ナイフ)が机の下に飛んでいったんだよ
焦った大樹林さんは咄嗟に(ボトル)で小判鮫さんに殴り掛かった。
それで小判鮫さんは気絶したんだ。

そこに今回のクロがやってきた。
クロは大樹林さんが小判鮫さんを殺したと勘違いした。
そしてどっちが先かは分からないけど二本目の(ナイフ)を取って争った。
そこで運悪くか故意かは分からないけど大樹林さんを殺してしまったんだ

クロはきっと死亡時刻を誤魔化すために二人を(食料倉庫)に運んだ。
まだ大樹林さんが生きているとも知らずにね。
犯人は二人が争って死んだと見せかけるために大樹林さんの手にボトルを持たせたり、様々な工作をした
けど目覚めた大樹林さんが最後の力を振り絞って自分なりのダイイングメッセージを残すことに成功したのには気付かなかったんだ

クロは翌朝何ともない顔で僕達と共に死体を発見した
だけどクロは(死体発見アナウンス)の仕組みを知らなかった。
これが今回の大きな致命傷になるとも知らずに。





そう。だからあの時あんな迂闊なミスをしちゃったんだよね?村田君


BREAK !

村田「俺!俺やってねーもん!」

村田「俺じゃねーもん!」

泣き喚く村田君。
裁判場内は不気味なほど静けさに包まれている


モノクマ「まあまあ。とりあえず投票タイムいってみよー!」



大槻「アタシだ…アタシがやったんだよ」


モノクマ「さてさて、正解なのでしょーか!?」













―――――――――――――――――――――――――――――――――――


        VOTE

  【ムラタ】【ムラタ】【ムラタ】



  学 級 裁 判  閉 廷 !



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
















モノクマ「大!正!解!超高校級のアシスタント。小判鮫付録さんと、超高校級の掃除屋。大樹林陽菜さんを殺したクロは超高校級の動物学者。村田龍馬クンでしたー」

モノクマ「いやいやいや…。二回連続正解おめでとう!」



村田「違う違う違う!違うって!俺…俺…」

モノクマ「何が違うの!もう認めなよ!」


モノクマ「何ならビデオ上映会でもしようか?」


村田「大樹林のねーちゃんがナイフ持って襲ってきて…」

村田「正当防衛だって!!」



モノクマ「けど殺したじゃん」


モノクマ「ご丁寧に死亡時刻誤魔化す細工までしてさ」


モノクマ「これ、死体発見アナウンスとか小判鮫さんのペンダントとかが無かったらみんな死んでたよねー」

モノクマ「あ。それが狙いかー。ボク気づかなかったよー」

大槻「テメェ!!!バカにすんのもいい加減にしろ!!」


モノクマに殴り掛かろうとする大槻さん。
寸での所で鈴原さんが止めに入る



モノクマ「いーじゃん。いっつもバカにされてたんだしさー」

モノクマ「もう貧乳って言われないよ!ウププププ」


村田「俺…嫌だ。死にたくない」

村田「にーちゃん…。俺死にたくない!!!」



涙目で僕を見つめる村田君。
けど…僕にはどうしようもないんだ、どうも出来ないんだ


村田「くわにい…!」

村田「鈴原のねーちゃん!」

村田「なあ!誰か助けてくれって!」


村田「小判鮫のねーちゃんが生きてるなんて分かんなかったんだって!」


村田「リリスのねーちゃん!」

リリス「…」

村田「リリスのねーちゃんがあの時上で二人が喧嘩してるなんて教えてくれなかったら…俺…俺…俺は人なんて殺さなかったんだー!!」


―――――――――――――――――
――――――――――――――
―――――――――――――
―――――――――――
―――――――――








リリス「wwwwww」

リリス「ごwめwんwww」

リリス「もう無理www耐えられんわww」

リリス「こんな展開マジ草しか生えんのだが」




裁判場内が別の意味で凍り付いた。
それも…すごく嫌な温度で


リリス「助けてくれよ~…だっておwww」


リリス「いやいやいやwマジでメシウマwww」


鈴原「え…ちょ…ちょっと?」


リリス「もうねw無理wアホかと」


村田「…え?」


リリス「小判鮫さんのペンダントがいかに大切かをモノクマに教えたのも」


リリス「柚葉さんの犯行を知っていて黙っていたのも」


リリス「小判鮫が山下君を襲ったって告げ口したのも」


リリス「大樹林さんに小判鮫さんが何か企んでると嘘をついたのも」


リリス「ちょっと見えやすい位置にナイフとボトルを置いたのも」


リリス「そして村田に喧嘩が起こってる事を教えたのも」


リリス「全部全部全部全部」
















リリス「わ た し で す」





リリス「気づけよwww」


大槻「なんで!?なんでテメェがそんな事!!!」

リリス「だって。みんな幸せじゃないですか」

リリス「私は車椅子でハンデを背負ってるのに、私はコロシアイ生活に参加させられて可哀そうなのに」

リリス「皆。幸せそうなんですもん」


リリス「私はこんなに不幸なのに?」

リリス「私はこんなに可哀そうなのに」

リリス「皆楽しそーにしてるんですもん」


リリス「…むかつきませんか?そう言うの」


リリス「オマエラが楽しくたってwこっちは全然楽しくないでござるwww」


リリス「だからちょっと悪戯?的な?」

リリス「皆には少しでも私の不幸をわかってほしいんです」

リリス「分かち合うってステキでしょ?」

リリス「それなのに…それなのに…」


リリス「はぁ…でももういいです。私が陰で動いてても協力とか…仲間とか…面白くない」

リリス「表だって動くことにしまーす」


落合「…」




リリス「え?ドン引きされてる?まあいいやwモノクマさん始めてくれますか?お し お き」

モノクマ「ちょ!ボクの役目まで取らないでよね!」

モノクマ「んじゃあ、まあいいやおしおきいってみよーか!」



村田「やだやだやだやだ!!!!俺…俺まだ死にたくねえよ…」


モノクマ「もう良いかな?それじゃあ超高校級の動物学者である村田龍馬クンの為にスペシャルなオシオキを用意しましたー!」



村田「やだって!!!離せよ!!!」

村田君の首に首輪が付けられてずるずると引きずられていく。





村田「理兎ねえちゃん…助けてよ」





モノクマ「それでは張り切っていきましょう、おしおきターイム」













──────────────────────

    【Game Over】


 ムラタクンがクロにきまりました。

  おしおきをかいしします。


───────────────────────




















―――――――――――――――――――




   【 百獣大☆行☆進 】
 

 



               超高校級の動物学者 村田龍馬 処刑執行

―――――――――――――――――――――――










荒野の様な場所に一人佇む村田。

村田の周りには様々な動物が集まってきている


虎にライオンハゲタカなど、どれもこれも狂暴そうな動物ばかり
村田は一瞬青ざめるが、何かを思いついたらしく、。表情はパーッと明るくなる



―――――サッ

―――――シュシュシュッ


俊敏な動きで集まった動物をなでたり、抱きしめたりしている。


すると狂暴そうな動物の表情は次第に柔らかくなり。
全ての動物が村田の前に屈した。


してやったりと言った顔でライオンに跨り、そのまま荒野を突き進んでいく村田。
村田を先頭として様々な動物がぞろぞろと行進している。






――――ヒョコンッ



岩の影から猟銃を持ったモノクマが現れる。



――――パァンッ



モノクマは猟銃を構えて、そのまま村田目がけて撃った。


弾は村田の足に命中し、村田はバランスを崩してライオンから落ちる




倒れた村田を取り囲み覗き込む動物たち。
村田は助けてもらおうと手を伸ばす







――――ガブッ



伸ばした手にライオンが噛り付いた




――――ガブガブガブッ
――――ガツガツガツッ




動物たちが去った後には何も残っていなかった。



それを満足そうに双眼鏡で眺める猟師モノクマ。

その後ろには大きなライオンが迫って来ていた――――



モノクマ「いやー…絶望的だったね!」

モノクマ「ウププププププ」



大槻「マジでテメェ…テメェだけは許さねえ!!!」

激昂している大槻さんが向かったのはモノクマ…
じゃなくてリリスさんの方向に向かっていく


リリス「あ…えー。殺されちゃうんですか?あ。後を追いたいんですか?」

リリス「もしかして恋!?年の差恋愛ってやつですか?」

リリス「やめてくださいよ愛だの恋だの。そう言うリア充っぽいのはメンヘラの小判鮫だけにしててください」


大槻「マジでぶっ殺してやる!!!」

手を振り上げる大槻さん。
マズい!このままだと本当にやりかねないっ!!!




井貫「…フンッ」

鈴原「…ふう。間一髪」


だけど振り上げられた手は振り下ろされることなく井貫君に掴まれていた。
後ろ側からはがっちりと鈴原さんが羽交い絞めにしている

井貫「落ち着け。今ここで事を荒立てて何になる」

鈴原「ムカつくのは分かるわ。けどね…馬鹿な真似は止しなさい」



リリス「あ。殺されないんですねー?」

リリス「じゃあ私は帰ります。怖いんでーw」


綺麗な歌声を響かせながら上機嫌に車椅子を動かすリリスさん
その姿はまるで天使のようだけど…


違う。






そしてこの日から僕たちの生活は
僕達は一気に崩れていくことになった―――



第一巻 『サイコキラー・シリアルパス』


    【終幕】




    【死亡】

  小判鮫 付録

  大樹林 陽菜

  
   村田 龍馬


          残り 11 名

とりあえず今日はここまで

裁判を組んでて頭が何度もパンクしそうになったのは秘密
もうね。頭パンパンマン


明日はお昼の12時くらいから更新するよー

とりあえず今から三階のマップ作ってきます

http://imgur.com/6Hvu6Aq.jpg

3F

あ。二章が終わりましたのでまた確認を
なにかここはもっとこうしたらいいよ。的な要望がありましたらお教えください。

次章の向上、またもし次回作があるのならそれに生かしていきます
お手数かもしれませんが毎章の終わりごとにこれをしていきたいと思います
ご協力お願いします

ご意見はまだまだ募集しとります。
取りあえず更新時間が近づいてきましたので点呼を。

お手数ですがこれ以降のご意見は前スレの方にお願いします
あ、あと番外編のネタ提供などもお願いします。

それでは確認とらせていただきます











第三巻 『青い冬』 (非)日常編








【十四日目】

モノクマのアナウンスが流れて目が覚める。
…起き上がる気になれない。


なんでだろう、いや。理由は僕が一番よく分かってるんだ

もう疲れた。

なんだか二回目の裁判が終わった後。
絶望感より疲労感の様な物がドッと僕の事を襲った。


悲しいより、疲れた。

なんだかひどく無気力な感じがする

ああ…このままずっと眠っていれたら楽なのに。
冴えた目はそれすらもさせてくれない…


部屋に閉じこもってよう


【これから訪ねてくる人物は?】
下2

ピーンポーン


チャイムが鳴った。
もう…誰だろう、居留守でも使っちゃおうかな


―――ドンドン

それはいけない。なんて僕の考えをただすようにノックの音が響く


山下「―――はい」


襖を開けるとそこに居たのは青木君だった。
なんだろう。何か用かな


山下「どうかしたの?」

青木「…大丈夫か?瑰」

大丈夫じゃないよ。
けどそんなこと言えない。言っちゃ駄目だ


山下「急に何?」

青木「いや…裁判終わった後からなんか様子おかしいしよ…心配になってな」


【選択肢】
1「別に何でもないよ。大丈夫だから」
2「…実はちょっと―――」
3その他自由指定

下2

山下「実はちょっとね…疲れてるって言えばいいのかな」

心配かけまいと笑ってみる。
けど自分でもわかった、とんでもなく悲壮な雰囲気を醸し出してしまってる事に


青木「瑰…」

余計深刻そうな顔で青木君が僕を見つめる。



青木「うし!美味いもん食いに行こう!美味いもん!」

青木「元気でっぞ!」


山下「美味しい物?そんなものどっかにあった?」

青木「俺が作ってやんだよ!」

青木「青木スーパースペシャル!」


ほら!と青木君は僕の手を引いた。

そのまま成すがままの状態で僕は食事場へと連れていかれた―――

――――――― 1F 食事場 ―――――

いつもなら皆が居る食事場だけど、今日は誰も居ない。
いや…もうこれから誰も集まる事はないのかもしれない……



青木「ちょっと待ってろよー!」

僕を椅子に座らせると青木君は奥の厨房へと入っていく。
相当気合が入ってるみたいだけど…何作るつもりだろう


山下「…はぁ」

待っている間も僕の口から出てくるのはため息。
青木君に無駄な心配かけたくないから、ここに来るまではいつも通りを装ったけど
やっぱりまだしんどい



青木「もうできるからなー!」

時折厨房から青木君の声が聞こえてくる
僕がちゃんとここに居るかどうかを確認しているみたいだ


―――ガチャッ

ドアが開く音がした。
だれだろう?


【選択肢】
1リリス
2落合
3井貫
4大槻

下2

山下「大槻さん?」

ドアの向こうに居たのは大槻さんだった。
いつも通り。いや、いつもより少し疲れた様子で大槻さんは居た


大槻「おはよ」


僕を見てそう呟くと、僕とは離れた席に座った。
頬杖をついたり、頭を掻いたり。ぼーっとしたり。
なんだかやっぱり変だ


山下「おはよ。大槻さん」

大槻「…あ?なんでわざわざ横に移動してくるんだよ」


僕は大槻さんの真横の席に座った。
なんだか少し心配だったから、けど僕に何ができるか分からない。


山下「…いや、えっと…何となくかな」

大槻「勝手にしとけ」


気まずい沈黙が流れる中。
青木君が大きなお鍋を持って厨房から出てきた

青木「お!大槻!お前にも食わせてやる!」

―――ドンッ

お鍋が置かれる。
…中に入ってるのはラーメン?


青木「青木スペシャルだ、食ってみろ!」

大槻「これカップ麺鍋に移しただけじゃねえか」

青木「いろんな粉ブレンドしてるから、ただのカップ麺じゃねえぞ!」

青木「世界に一つしかない青木スペシャルだ!」


凄い量…こんなの食べきれない。
というより幾つカップ麺使ったんだろう…


青木「うしっ。いただきます!」

大槻「って、お前が食うのかよ」

青木「こういうのは早い者勝ちだぜ?」


山下「いただきます」

大槻「…ちっ。いただきます」


世界に一つしかない青木スペシャル?
案外おいしかった。

けど…ひとつ問題が


山下「…お腹痛い」

大槻「食い過ぎたな」

そう。量の多さだ。
食べているうちに麺は伸びて、量を増す。
食べても食べても減らない。謎のループに陥る


青木「だーかーらー言っただろ、早い者勝ちって!」



二カッと笑った青木君。
青木君だってしんどいはずなのに、凄いな…こんなことが出来て



山下「ありがとね。ちょっとは元気出たよ」


これは嘘じゃない。なんか食べてるうちに、食べることに必死になってるうちに憂鬱な気分がどこかに行ってた
僕って単純なんだな…。けど、少しは楽だ。
気分的には…まだ晴れないけど、朝みたいに僕を押しつぶそうとする何かはどこかに行った


青木「お…おう。んじゃ!俺風呂入ってくるわ、あんま悩みすぎんなよー?」


プイッとと顔を背けた青木君はそのまま食事場を出て行ってしまった。



大槻「良い奴だな」

山下「うん。いっつも心配されてるんだ」

大槻「そっか」

何だか大槻さんは少し寂しそうだ。
あ…そっか、そうだよね。村田君と一番仲が良かったのは大槻さんだから


大槻「ん?何見てんだ?」

山下「いや…あのね。村田君の事…」

大槻「バカ、なんも言うな。」

山下「……うん」


村田君の名前を出した瞬間、大槻さんは上を向いた。
じっと天井を見つめて、ゆっくりと目を閉じた。


大槻「アイツ。バカだよな」

今は大槻さんを見てはいけない、そんな気がした。
大槻さんもきっとみられることを望んでない


大槻「ほんと、バカだよ」


僕の視界の隅、上を向いている大槻さんの目から何かが落ちた気がする




――――――――

あれから暫くして、大槻さんは「ありがとな」とだけ言って部屋に帰って行った。

僕はまだここから動けないでいる。
なんだか、部屋に帰るとまたあの想いに襲われそうだから



―――ガチャッ


また誰かが入ってきた。
次は誰だろう?



落合「居たんだね」

山下「あ…落合君」

落合「ヒヒッ。おはよう」


落合君はいつも通りの様子だ。
ただ…。ただ一つだけ違うのは、なぜか僕の横に腰を下ろしたって事。


山下「…え?」

思わず声が出てしまった。
落合君から誰かに近づくなんて…


落合「どうしたんだい?僕が隣は嫌かい?」

山下「いや…。そう言うわけじゃ…」

落合「じゃあ失礼するよ…ヒヒヒッ」


無言で横に座って、どこかから持ってきたパンを食べている落合君。
なんだかすごく不思議だ。なんだろうこの光景



落合「…聞きたいことかはないのかい?」

山下「え?なにそれ?」

落合「別に。」

落合「けど答えてあげてもいいよ…ヒヒッ」



き…聞きたいこと?それは沢山あるけど――――


【落合に聞きたいことを聞け!】

↓3からコンマの高い物を採用
あまりにもそぐわない物は除外する可能性があります

山下「じゃあリリスさんの事、聞いていい?」

落合「…やっぱりね」


落合君は何時もの俯き加減じゃなく、僕の事をじっと見つめる


落合「僕も最初からあんな風だとは思わなかったよ」

落合「けど何か隠してるって言うのは…何となくね。ヒヒッ」

山下「どうしてそれが分かったのに、仲良くしてたの?」


落合「だって彼女の性格じゃ、人を殺しそうじゃないか…」

落合「だからずっとそばで監視してたんだよ」

ニヤッと落合君は笑う。
…何だか得体のしれない感じがする。


落合「僕は皆の事は好きじゃない、だけどコロシアイも嫌いなんだ」

落合「気分の良い物じゃないだろう…ヒヒヒッ」


正直、意外な言葉だった。
落合君がそんなことを言うなんて…

落合「それとも僕が虎視眈々と皆の首を狙ってるとでも思ってたのかい?」

落合「…ヒヒヒヒッ」


山下「…で。でも急になんでそんな事?」

落合「君のおかげで二回も生き延びれてるからね。ささやかなお礼だよ」

落合君は僕から目をそらしていつも通りに下を向く
…照れてる?いや、そんなわけないか。


落合「仲良くするつもりは無いよ。じゃ。ヒヒヒッ」


食べかけのパンを口に放り込んで、落合君は食事場を後にした。
僕もそろそろ移動しようかな

三階も開いているかもしれないし…



見に行ってみよう



【三階探索に誰かを誘う??】
下2(誘わないもOK)

3F



山下「ごめんね。急に呼び出して」

井貫「いや。吾輩も暇しておったしの、それにここも調べる予定であったからな」

僕が呼び出したのは井貫君。
特に深い意味はないけど…


井貫「どこを調べる?」

三階は予想上に入り組んでいる。
なんだか迷路みたいな造りだ…


山下「えっと…じゃあ、その…えっと―――」


【調べる場所を指定!】
1 メイク室
2 スタッフ仮眠室
3 エステルーム
4 イベントホール
5 イベント倉庫

下2

――――― 3F エステルーム ―――――


井貫「甘ったるい匂い…。頭が痛くなる」

エステルームの中は甘いお香の臭いが充満している
なんだか鼻が重たくなる。


井貫「なんじゃ?この瓶」

井貫君が棚に置いてある瓶を掴む。
ねっとりとした液体が中に入っている。


山下「香油?」

井貫「匂い付きの油ということか?」

山下「…うん」


瓶をよく見ると高温厳禁。火気厳禁と小さくテープが張られている。

どうやらここにある瓶の中身の液体は酷く燃えやすいらしい
取り扱いは注意しないとな…


【調べる場所を指定!】
1 メイク室
2 スタッフ仮眠室
4 イベントホール
5 イベント倉庫

下2

―――――――― スタッフ仮眠室 ――――――――

井貫「ベッドとロッカーしかないな」

山下「ベッドを置かれてもね…。個室以外で眠れないし」

念のためにロッカーを開けてみる。
入っていたのは掃除用品だけだ


井貫「狭いし埃臭い、吾輩先に出るぞ」

山下「僕も行くよ、調べるところもそんなになさそうだし」


一体何のための部屋なんだろう…


【調べる場所を指定!】
1 メイク室
4 イベントホール
5 イベント倉庫

下2

―――― メイク室 ――――――

井貫「ここもまた…甘い臭いが…」

さっきのエステルームとは違う甘い匂い。
…化粧品独特の甘い女の人の臭いがする

山下「ここにあるのは…」


大きな化粧台に大きな鏡。
まるでモデルさんの控室みたいだ


井貫「ほう。カツラなども置いてあるのだな」

山下「化粧用品も一通り揃ってるみたいだね」


ここに凶器になりそうなものはなさそうだ。
あるのは一通りの化粧道具に、カツラとかだけ。


井貫「早く出るぞ、鼻がおかしくなるわ」



【調べる場所を指定!】

4 イベントホール
5 イベント倉庫

下2

――――――― イベント倉庫 ――――――――

井貫「…剣?」

井貫君が雑多な倉庫から剣を拾い上げる。
本物??

井貫「切れ味はないが…刺すことには使えそうであるな」

井貫「差し詰めマジックか何かに使うのであろう」


倉庫内にはイベントで使うであろう小道具がたくさん置いてあった。
ロープに剣。後は銃なんかも…


山下「って!銃があるよ!」

井貫「レプリカであるな、音しか出ん」


…ヒヤッとさせないでよ


取りあえず今の所ここが一番危ない物が置いてあるみたいだな…
注意しておかないと



―――――――― イベントホール ――――――――


井貫「変わった造りであるな」

山下「うん。そうだね」


イベントホールにある舞台。
舞台は円形で中央に設置されている。
そしてそれを取り囲むように360度すべてに椅子が並べられている


こんな所でクイズ大会なんて気が散るだろうな…


山下「とりあえずここに危ない物って…」

井貫「椅子くらいではないか?」

舞台のスポットライトが部屋を一際明るく照らす。
危ない物はここにはなさそう…かな…


取りあえず一通り調べ終わったし、帰る事にしよう

山下「今日はありがとう井貫君。」

井貫「吾輩も調べようとしていたところだ、礼はいらぬ」


一通り調べ終わった僕達は1階で別れた。
井貫君は今からお風呂に行くらしい




僕もそろそろ部屋に帰ろうかな。



山下「…はぁ。寝よう」




リリス「ねぇ。ちょっと話しませんか?」



後ろから聞こえる嫌に澄んだ声。
悪寒が走るほどに澄み渡った声でリリスさんは僕を呼び止めた

【選択肢】
1話す
2無視して帰る

下2

2

安価貼り忘れた。すいません
それでは>>226のレスから下2だったはずの>>229を採用します

17時まで休憩してきます
すいません。

埋めネタ希望があれば前スレでお願いします

休憩終了10分前
人は居ますか?

僕はその声を無視して部屋に帰った。

どんなに澄んだ声、どんなにきれいな声でも
僕には悪魔のささやきにしか聞こえなかった。


ここまで誰かの事を怖いと思ったのは…正直初めてかもしれない



――――――――――――
――――――――
――――――

【十五日目】


―――――――― 1F 食事場 ―――――――――――


大歩危「…おはよ」

食事場に入るとちょうど大歩危さんが朝ごはんを食べ終える直前だった。

山下「おはよう」

大歩危「…三階には行った?」

山下「うん…行った。昨日井貫君と」

大歩危「そう。」

山下「それがどうかしたの?」

大歩危「別に、聞いてみただけ」


あの裁判の後から僕達全員は少しよそよそしくなっているかもしれない
いや、なっている。
きっと二回も裁判が起きれば…。そうなるよね

それに…リリスさん…



大歩危「じゃあね」

山下「あ…うん」



【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り4ターン】

下1

――――――― 3F イベントホール ―――――――――

篝火「どうよ?大歩危ちゃん」

大歩危「…良いと思う」

篝火「で!ここで照明をバーッと」


イベントホールでは篝火君が煌びやかな衣装を着て舞台に立っている。
そしてその横ではマネキンの頭を持った大歩危さん


大歩危「…」

大歩危「何見てるの?」

大歩危さんが入り口に居た僕に気付いたのか、声をかけてきてくれる。
僕はその声に誘われる様に二人に近づいた。



山下「いや…何してるのかなーって」

篝火「いやあ。あれから皆落ち込んでるからよ!俺らでなんか一幕演じるかってな」

大歩危「演技できない歌えない。…というより恥ずかしくて無理」


皆が皆よそよそしくなったわけじゃなかったんだ…
この二人は現に皆を元気づけようとしてくれてるし


【選択肢】
1「それ良いね!僕もみんなの前でそう言うことして見たいな」
2「それ良いね!コスプレとか一回して見たいと思ってたんだ」
3「でも、あんまり目立ちすぎないでね?またモノクマが…」
4「やめといた方が良いと思うな」

下2

篝火「うし!じゃあ山下ちゃんは来る日の時にコスプレしてこの舞台に立つこと決定だな!」


山下「え…ええっ!?」

大歩危「メイク室に道具もそろってるしね」

山下「い…いや、まだ舞台に…」

篝火「やってみたいんだろ?だったらやろう!いますぐやろう!大体いつ死ぬかも分かんねー生活だし」

大歩危「…だよ」


ど…どうしよう。
べつにテレビ収録とかで人目は慣れてるんだけど…

けどコスプレなんて

コスプレなんてしたことないよ…


大歩危「美少女にだってできる…信じて」


ど…どうしよう…二人に火が付いちゃったかな

篝火「けどな。俺らがなんかやるっつってあいつら来るか?」

大歩危「リリスが問題。後落合」

篝火「んま、引きずり出そうぜ」

大歩危「…そこまでしてみせる意味」


山下「…もう一回皆で仲良くしようって言う事だよね」

篝火君は良い事言うな。
そうだよ、皆一回は仲良くなれたんだから


篝火「いや、ちょっと違うけどな」

山下「え?」

篝火「俺らで残りに普通を演じさせんだ!今の状況だったら誰かが誰か殺しても分かりにくいだろ?」

篝火「だから俺らが普通を演じてあいつ等にもそれを強要してやんだよ」

篝火「そうすればいずれ殺人が起こっても分かりやすい状況にはなっだろ」


…意外とシビアなこと考えてるんだ
もしかして大歩危さんも?と思ったけど、大歩危さんは何のアクションも起こさない
篝火君の考えに気付いてなかったのかな?


【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り2ターン】

下1

※これから二人選んでも1ターン消費にして、連続で同じ人選ぶのを禁止にしましょうか



――――――― 3F エステルーム ―――――――――


エステルームの扉を開けた瞬間、なぜか出店の屋台の臭いがしてきた
イカ?たこ焼き?何ともいえない不思議な臭い


桑原「よう!何しに!来た?」

山下「いや…えっと。散歩だけど、桑原君は?」

桑原「オレ!実験!」

桑原「これと!これと!これ!混ぜて一定の速度で振ると!美味しい匂い!なる!」


成程ね、この臭いは…桑原君が作ったんだ。
薬剤師さんだけど、こういう調合?調香?みたいなこともできるんだな…


山下「確かにおいしい匂いはするけど、それ何に使うの?」

桑原「料理に入れる!」

山下いや…それはやめておいた方が…」


【選択肢】
1「桑原君はリリスさんの事どう思う?」
2「桑原君は誰かを殺してまでここを出たいって思う?」
3取りあえず自分も瓶の中身を混ぜて桑原と時間を潰す
4自由指定

下2

山下「こんなこと聞いて嫌な気持ちになったらごめんね」

山下「リリスさんの事。桑原君はどう思う?」


桑原「オレ!あいつ!嫌い!!」

桑原「最初から!変な臭い!してた!!」

桑原「やっぱ!嫌い!」


そっか…って。桑原君もなんか感付いてたのかな?
野生の勘って奴なのかも。


桑原「オレ!人!殺せない!殺したくない!」

桑原「けど!アイツ!オレ!殺せる!」

桑原「アイツ!皆!危ない!」


山下「駄目だよ。そんなこと言っちゃ」

山下「皆の事守ろうとしてくれるのは嬉しいけど…」


桑原「アイツ!野放し??」

山下「うん…今のところは」

桑原「…そうか」

桑原「…あいつが良い奴になる薬!作る!」

山下「そんなの作れるの!?」

桑原「今から作り方!考える!!」

山下「なんだ、あるのかと思っちゃった」

桑原「薬!万能!違う!」

なんだか桑原君だったら何でも作りそうな気もするけど…。
それは流石に期待し過ぎって言う奴だね



【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り1ターン】

下2

――――――――― 1F 食事場 ――――――――――――

リリス「右腕無いから、皆と一緒じゃなくて辛いですよね」

リリス「みんな。殺すなら私か飛騨さんを狙うかもしれませんね」

リリス「私たちって。不幸な仲間じゃないですか?」

飛騨「……!」


食事場に戻ってみると今まさに飛騨さんがリリスさんを殴ろうとしている直前だった


山下「飛騨さんっ!」

飛騨「…」


リリス「あ。山下君。飛騨さんが右腕が欲しくて堪らないって言う話を私にしてきたんですよ」

リリス「やっぱり皆と違う事に鬱憤を溜めこんでたらしいです、しかも友達が鳥だけってwww」


僕の声で殴る一歩手前で踏みとどまった飛騨さん。
それを見てリリスさんは長髪を続ける


リリス「ワロスww」


【選択肢】
1とりあえず飛騨をリリスの近くから引き離す
2リリスに謝らせる
3もう少し様子を見て見る
4自由

下2

山下「リリスさん!謝りなよ!」

リリス「顔真っ赤www」

リリス「偽善者…ですね、あ。今ここで右腕切り落としてくれたら謝ります」


山下「そう言う問題じゃ…何言ってたか分かってるの?」

リリス「え?なにそこまでディスります?さっき言ったことくらい覚えてますよーwwやだーww」


山下「だったら…」

リリス「え?嫌ですよ。私。誤りませんよ?」


山下「リリスさんっ!」


リリス「はいはい。ワロスワロス」


―――トントン

そんな時飛騨さんが僕の肩を叩いた。


飛騨「…もういいよ」

飛騨「べつに山下君が怒る事じゃないから」

飛騨「…」

飛騨さんはそうとだけ言うと食道から出て行ってしまった
きっとすごく傷ついてるんだろうな…


山下「…」

リリス「そんな怖い顔しないで下さいよー。モテませんよ?」

リリス「あー。気分良い、帰ってねーようっと」



リリスさんも車椅子を押して食事場を出て行ってしまう。


……はぁ
なんだかもう…疲れた。僕も帰ろう
















──────────────────────

    【Game Over】


ヤマシタクンがクロにきまりました。

  おしおきをかいしします。


───────────────────────


















【十六日目】




山下「―――っ!」

僕は嫌な夢を見て飛び起きた。
あの黒の背景に赤のドッド。それが僕の名前になって―――――


汗がびっしょりだ…
これは着替えないと…


お風呂…入りたいな
そうだ、大浴場に行こう…





―――――――――― 1F 大浴場 ――――――――――

大浴場の脱衣所で服を脱ぐ。
汗でびっちょびちょ。相当精神的に追い詰められたのかな…

新しい服を棚に入れて、服を脱いで脱衣籠に入れる。


――――ガチャッ


大浴場のドアが開く音がする。


山下「誰だろ…」

まだアナウンスも鳴ってないのに…
この人も朝風呂かな?


【入ってきたのは?】
下2

篝火「お!珍しいな!」

大浴場では見慣れた顔。篝火君がドアの先に居た。


篝火「今からか?」

山下「うん。今からだよ」

篝火「つーか…色白ッ!なんだ山下ちゃんその体…」


山下「ああ、昔っから色は白い方なんだ…」


僕の上半身を見てビックリする篝火君。
そんなに白いかな?普通の範疇だと思うけど…

篝火「一緒に一風呂いくかぁ!」


凄い速さで脱衣した篝火君は、まだ服を脱いでる途中の僕を無理やり大浴場へと引っ張っていった


山下「ちょ!まだズボン!」

篝火「どーせ洗うんだ!きーにすんなって!!」



流石はミュージカル俳優…
篝火君の体はビックリするほど整っていた


篝火「いやぁ。朝風呂に人が居るなんてなー。初めてだわ」

山下「いつも篝火君は一人で?」

篝火「おう。こんなせっまい所なんだ、毎朝さっぱりしねーとやってけねえぞ!」

山下「そうなんだ…」

篝火「ういー…いい湯だな」

山下「僕には少し熱い位かな」

篝火「俺の体の秘密でも聞くか?」

山下「何それ?」

篝火「んー。血液型の話だよ」

篝火「それか俺が初めて付き合った女の話」

山下「んー。じゃあ血液型で」

暑いお風呂でのぼせてしまいそうだった。
だから比較的短そうな体?血液型の話を聞いてみる事にした

篝火「俺に血液型は無いんだ」

山下「え?」

篝火「まあ。クワ型とかガタ型とかそーいうのだわな」

山下「それってどう言う事?」

篝火「稀血って知ってっか?つーか山下ちゃんなら名前くらい聞いたことあっだろ?」


稀血……
うん。確かに聞いたことはあるけど、なんだったっけ?


篝火「俺の血液型は、世界の誰とも一致しねえんだよ」

篝火「つまりはオンリーワンってことだな」


山下「…へぇ。それってすごいの?」

篝火「わかんね。これで得したことねえしな」

山下「しかも目に見える特徴でもないしね…」

篝火「だな!ハッハッハ!!」


それからしばらく僕達は他愛もない話を続けって大浴場を後にした。


【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り4ターン】

下2

―――――――――― 1F 縁側 ―――――――――――――

大槻「ねみーな」

井貫「寝てはいけぬぞ」


縁側に行くと二人が池を見て黄昏ていた
言っちゃ悪いけど…おじいさんとおばあさんみたいだ


井貫「大丈夫であるか?」

大槻「んあ?あー…村田の事か」

井貫「うむ」

大槻「ばーか。これ以上心配してもあいつは戻ってこねえしあいつに殺された奴が生き返るわけでもねーだろ」

大槻「だからアタシは生きて帰ることに専念することに決めた。それになんかうじうじしてんのは落合だけでじゅーぶんだろ」



何だかシリアスな雰囲気が漂っている…
邪魔しちゃ悪いから帰る事に―――


井貫「気づいておるぞ」

大槻「オラ。入って来い」



山下「あ…あの。盗み聞きとか立ち聞きとか…」

井貫「まあ。座るがよい」

大槻「おう、三人でまったりしよーぜ」


僕に話を聞かれていたのはどうでもいいらしく。
二人は縁側の光に当てられて何だかボーっとしているように見える…
猫みたいだな


大槻「あー…」

井貫「和は癒されるであるな」

山下「分かってると思うけど…寝ちゃ駄目だよ?」


井貫「吾輩は大丈夫である」

大槻「おう」


って…大変だ大槻さんが眠っちゃいそう!
何とかして目を覚まさせないと

【選択肢】
1揺さぶる
2叩く
3罵倒してみる
4井貫に起こさせる

下2

僕はそっと大槻さんの耳に近づく




大槻「あー…寝れる」

山下「寝ちゃ駄目だよ!ジャミラ胸」


――――――――ゴスッ

――――ドンッ

―――――バキッ


大槻「耳元で叫ぶな!!!ウッセーわ!」

大槻「しかも誰がジャミラじゃ!ジャミラ胸じゃ!」

大槻「あそこまで平らじゃねーわ!!!」



僕を襲った衝撃、鈍器で殴られたような衝撃が僕を三回襲う
そして遠のく僕の意識。


「ジャミラ胸か…俺もそれ言えばよかったー!」


村田君の声が聞こえた…様な気がした


【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り3ターン】

下2

――――― 2F 室内神社 ――――――


目が覚めた僕は二階の室内神社に向かった。
…鳩尾と頭が凄く痛い


落合「どうしたの?凄い顔色が悪いけど…ヒヒッ」

落合「襲われでもした?」


山下「ああ…うん」

山下「あの。ちょっと事故に」


落合「ヒヒッ…どうでもいいけど」


そうだ、ちょっと落合君と話そう。
最近よく話してくれるようになったし…


…でも神社で何しよう。


山下「あ!おみくじ引こうよ!」

そうだ、落合君って超高校級の幸運だったよね。
だったら運試ししてみたいな…


落合「良いけど……」


ということで僕達二人はおみくじ、を10回連続で引いてみることにした。

――――――――
―――――――
――――――
―――――
――――




落合「全部大凶」

山下「あれ?全部大吉だ…」

どういう事だろう?
何で落合君が??



21時くらいまで休憩させてください!

人は居ますかー?
帰ってきました

落合「いっつもそうなんだ。ヒヒッ」

なんか…悪い事しちゃったかな?

山下「…ごめんね?」

落合「君が謝る必要はないよ」

落合「もう仕方ないとあきらめているからね」


超高校級の幸運なのに運が悪いなんてあるんだな…


落合「それじゃ。僕は部屋に帰るよ」


山下「う…うん。なんかごめんね」

【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り2ターン】

下2

―――――――― 2F バー ―――――――――――

山下「あ…鈴原さん」

鈴原「あら?また飲みに来たのかしら?」

山下「違うよ。散歩してただけだよ」


鈴原さんは酒瓶をもう既に10本近く開けている
けど…酔っぱらった様子は見られない


鈴原「どうしたの?何か悩んでるの?」

山下「え…いや。僕そんな…」

ギクッとした、正直まだ色んな事で悩んでいる。
いや…落ち込んでいる?とにかくこの感情が分からない。だから答えを探している
何を言っているんだろう…

でも。青木君のおかげで大分楽になったはず…


鈴原「まー。別に良いけど。あんまりくよくよしてんじゃないわよ」

鈴原「アンタ一人がくよくよするのは問題ないけどね。アンタの事死ぬほど心配してる奴だって居んのよ」

山下「…え?」


鈴原「例えの話よ」

山下「例え?」

鈴原「そうね。もっとわかりやすい話をしましょうか」

鈴原「自分に好きな人が出来ました。その人がもう凄く悩んでいます」

鈴原「どれだけ近くに居ても、どこかに影が差しています」

鈴原「アンタならどう思う?」

山下「…自分って非力なのかなって」


鈴原「そうね。じゃあもしそんな思いを他人にさせてるとしたら?」

山下「…意地でも強く振舞う」

鈴原「バカね。そんなのしたらいつかボロが出るわよ?」

山下「じゃあどうすれば?」

鈴原「そいつのところ行って洗いざらい自分の感情吐き出すのよ。訳わかんないこと言ってもいいの。空っぽになるまで全部吐いちゃうのよ」


何だかすごく言ってる事は大人…
だけど…僕がくよくよして心配する人って?

【選択肢】
1くよくよする人が誰なのかを聞く
2黙って頷いておく
3誰か乱入させてみる 指定

下2

鈴原「そうよ!だからちゃんとアンタに惚れてる奴に――――」

青木「…うおっ、酒臭ぇ…」


鈴原さんが僕に話してくれてる最中に、青木君が入ってきた。
どうやらこのバーは限りなくお酒臭いらしい、僕はそんなに臭いと思わないけど…


青木「鈴原さん酔ってる?」

山下「…分からないけど…多分ね」

さっきから僕の事が好きな人とかくよくよすると悲しむ人とか
平気な顔してるけど、多分酔ってるんだよね……。いや、そうじゃないとあんなこと言わないかな


鈴原「惚れられた側にもマナーがあるのよ」

山下「こんな調子でずっと…なんだ、僕に惚れてる人なんているはずないのにね」

青木「んー…そうか?」

山下「居たとしても僕にはわからないよ」

青木「ははは…。そっか、そんな気はするけどな」


鈴原「んー…きっぱり言いなさいよー」

山下「え?」



同やら鈴原さんは話しているうちに酔っぱらってしまったらしく、話しながら眠ってしまった。
……酔うと変なこと言っちゃうタイプの人…なんだろうな


【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り1ターン】

下2


―――――――― 3F エステルーム ――――――――――


リリス「…」

桑原「…」

エステルームに行ってみると二人がにらみ合っている。
桑原君は確か…。まずい、何か起こる前に間に入らないと…


桑原「…お前嫌い」

リリス「酷い。仲良くしましょう」


桑原「どっか行け!ガルルルル」

リリス「まあ…犬みたい」


山下「…なにしてるの?二人とも」


リリス「お散歩です」


桑原「俺!コイツ!嫌い!どっか行け!」


険悪な雰囲気だな、でもリリスさんが快く去ってくれるはずないし…
どうしよう

リリス「私。最近夜寝つきが悪いから。良い香りのするオイルを求めてここまで来たんです」

リリス「…良かったら、良い物教えてくれませんか?」

桑原「…」

じーっと見つめる桑原君。
リリスさんはそれを笑顔で見つめ返してる。

なんか間に火花が散っているのはきっと気のせいだと思いたい…


リリス「夜眠れなくて死んでしまったらどうしましょう」


桑原「…」

桑原君…動かないかな。
だったら早めに僕が動いて、二人を離した方が良いかな?


【選択肢】
1もう少し見守る
2自分が動く

下2

桑原「…これやる!よく寝れる!帰れ!」

リリス「まあ。嬉しい」


リリスさんは桑原君から瓶を受け取る。
そしてそのまま――――



―――――ドボドボドボ

その瓶のふたを開けて逆さまにひっくり返した


リリス「ほんと良い匂い。よく眠れそうですw」

リリス「ありがとうございます」


最後に空になった瓶を足元に転がすと、すごく満悦そうな顔で部屋から出ていった。
残ったのは油でぬるぬるになった床


桑原「……!!!!」

そして…かなり怒っている桑原君。
どうしよう…本当に殺人が起こったら…。リリスは悪い人だけど…

それが殺されていいって事には…



――――――

今日も部屋のベッドの上で一日の事を思い出す。

…痛い。
頭がまだ痛い



山下「みんな仲良く出来ないのかな…」


一気にぎこちない空気が流れるようになった僕達の生活。
このままだと…――――



【十七日目】


ピンポンパンポーン

モノクマ『おはようございまーす!モーニングコール!八時になりましたー』


山下「…眠たい」

久しぶりにアナウンスに起こされたかな…
相変わらず嫌な声…。




さて、今日はどこに行こうかな

【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り4ターン】

下2

――――― 1F 縁側 ―――――――

縁側に行くと、飛騨さんの鷹が大きな翼を広げて空を飛んでいる
まるで小型の飛行機みたいだ

桑原「鷹!カッコいい!」

飛騨「鷹じゃない。ジョセフ」

桑原「?この前はアイリスだったぞ!」


飛騨「名前なんて関係ない。」

飛騨「大切なのは心が通じ合ってるかどうか」


桑原「そうなのか…」


でも、本当に飛騨さんってすごいよね。
こんな大きな鷹を操れるんだから…


飛騨「ドア閉めてくれる?」

山下「あ…ごめん」

飛騨「…珍しい?」

山下「鷹が?」

飛騨「うん」

山下「図鑑でしか見た事ないから…」


桑原「オレも!生で初めて見た!」

山下「あれ?桑原君…意外だね」


飛騨「…二人とも、触ってみる?」

小判鮫さんは片方の指で指笛を鳴らす。
すると磁石でもついているかのように、鷹が飛騨さんの右肩に乗った


飛騨「怖くないよ?ね。ジェシー」



【選択肢】
1触る
2触らない

下2

山下「凄い…なんか。柔らかいんだね」

初めて触った鷹は予想上にふわふわしていた。
もっと固い物かと思っていたけど…


桑原「オレ!次はオレ!!」

鷹の感触に感動していると、桑原君が僕を強引にどかした。
…もっと触っていたかったな


飛騨「あんまりはしゃがないでよ。怯えるから」

心なしか飛騨さん、嬉しそうだな…

【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り4ターン】

下2

――――――――― 1F 大浴場 ―――――――――――

何だか喉が渇いたから、僕は大浴場に来た。
ジュースの入っているケースを開けて、仲から冷えたジュースを取り出す。



青木「あーあっと」

そんな時、丁度お風呂場から青木君が出てきた。


青木「うおっ!?」

山下「あ、青木君。お風呂入ってたの?」


青木君は何故か僕の姿を見て驚いている。
…なんでだろう?

山下「どうしたの?青木君?何驚いてるの?」


青木「いや…一人だと思ってたからよー…」

山下「あ…そうなんだ。なんか驚かせちゃってごめんね…」


青木「いや、いい…」

山下「…なんか飲む?」

お風呂上がりで喉渇いてるはずだし、何かジュースでもとってあげよう。
炭酸とかで良いよね。


山下「炭酸で良い?」

ジュースケースの前にしゃがみ込んで青木君に聞いてみる。
けど返答は帰ってこない。
……どうしたんだろ?


山下「青木君?」

青木「あ…うん。別に何でもいい」


のぼせてるのかな?

とりあえず適当なジュースを一本取る

【選択肢】

1ジュースを手渡す
2椅子に座って、ジュースを自分の横に置く


下2

山下「はい」

青木君が取りに来ないから、僕が渡しに行った。

青木「おう。ありがとな」

山下「どうしたの?なんか様子変だよ?」

なんか青木君…今日は特におかしい気がする。
一体なんだって言うんだろう?
何かまたモノクマに言われたのかな


青木「…いや。別に何でもない」

青木「マジでなんでもない」


山下「そう…なんだ?」


山下「僕で良かったらなんでも話聞くからね?」

青木「んじゃあまた夜にでも部屋遊びに行くわ」


なんか様子が変だし、変に聞くのも悪いかなと思って、僕は浴場を後にした。


【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り2ターン】

下2


イベント用品倉庫はまだあんまり入ってないな…
もう一回詳しく調べてみようかな。

――――― 3F イベント用品倉庫 ―――――――――




山下「何してるの?」

井貫「いや、本物の銃が置いていないか確認しているのだ」

大歩危「あとは危険な物のチェック」


井貫「ここは凶器の温床だからな。ちゃんと調べておくべきであるぞ」

大歩危「…どれがどこに何個あるかはリスト作らないと」

井貫「この量は骨が折れるであるな」

大歩危「けどもし何か起こったときのために―――」


あの事件の後から皆は「何か起こったときの為」に行動するようになってる
…信じられていないように感じれて、何だか少し寂しい……
いや…こういう事するに越したことはないんだけど。やっぱりなんか…

井貫「もういっその事ここを封鎖してしまったらどうじゃ?」

大歩危「…どうやって」

山下「何かでドアを打ち付けるとか?」

大歩危「工具…」

井貫「工具ならこの倉庫にあるぞ」


でも危ない場所を片っ端から封鎖していくって言うのもいいかもしれない…
それだと犯人になる人は入れないし、入るにしても時間がかかるしね。


大歩危「倉庫封鎖するの?」

山下「手帳規則に…違反しない?」


井貫「ぐぬぬ…」


【選択肢】
1やっぱり地道にリストを作ろう
2監視を交代でつけよう
3その他自由

下2

山下「監視を付けるのは?」

大歩危「…労力が凄い」

山下「違うよ。各フロアの階段に付ければ…」

井貫「1階から2階。2階から3階」

山下「そう。そうすると、二人ずつ配置しても4人で済むよ」

山下「労力的にも問題ないんじゃないかな?」

大歩危「…いいかもね」


とりあえずこれは明日にでも皆に提案することにしよう。


井貫「という事はもうリストはいらんな」

大歩危「…いらないの?」


【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り1ターン】

下2

―――――― 3F イベントホール ―――――――――


山下「あ…大槻さん。なにしてるの?」

大槻「んあ?ああ。立派な舞台だなーと思ってよ」

円形の舞台の上に居る大槻さんは、まるで何かの役者さんみたいだった。
舞台の効果か、大槻さんが美人だからか。どっちかは分からないけど


大槻「でも…。出入口が四つもあるっつうのは防犯上よろしくねえ」

山下「そうなの?」

大槻「おう。こう見えても一応SPだかんな、そこら辺は心得てんだ」


そっか。忘れてたけど大塚さんはSPなんだ。
事件の時にもいち早く現場の保全とかをしてくれるし、何気に大槻さんが居ないと困る事もたくさんあったんだな
…なんか今再認識したよ


大槻「どした?」

山下「ううん。なんでもない」



山下「あ…そうだ。あのね、大槻さん。協力してほしい事があるんだ」

大槻「ん?」


僕は今さっき井貫君たちと話していたことを大槻さんに説明した。
大槻さんはやっぱりこういう職業の人で、案外物わかりが良かった。


大槻「おう!それいいな、アタシからもみんなに話しとくよ」

山下「うん。お願いできる?ありがとう」


これで少しでも人が死ぬ可能性が減ればな…なんて。


―――――――――――――
―――――――――――
――――――――
――――――




今日も普通の一日が終わる。
誰も死ななかったし、不穏な動きも無かったと思う。



明日も何も起こらない事を祈ろう。



【見張りのペアになる人物を指定】
下2

じゃあちょっと早いけど今日はここまでにします。
明日は11時から12時には更新するつもりです


なんだか。ペース早すぎるのも駄目なのかと言う気がしてきた

すいません。やっぱり続けます

【十八日目】

朝早くから僕は井貫君に呼び出されて食事場に行った
一体何なんだろう?


―――――――――― 1F 食事場 ―――――――――――

大槻「全員揃ったな!」

鈴原「リリス以外はね」

井貫「早く席に着け―い!」


リリスさんを除いた10人が食事場に集められた。
珍しく落合君も居る。


飛騨「何?」

井貫「只今より!見張り当番を結成する!」

鈴原「組み分けするからクジ引いて」

大槻「強制参加!だかんな!」



鈴原さんが丸い筒に割り箸を刺した物をみんなに回していく。
…順番的に僕は最後だ。

大槻「おめぇら何色だ?」

青木「ん?赤色」

篝火「青だぜ」

…僕は。緑色か…

鈴原「それじゃ。今から見張り当番の説明をするわね」

――――――
――――
―――

鈴原「という事。同じ色の人がペアって言う事よ」


大槻「因みにアタシらは被らない様に先に違う色を引いてんだ」

鈴原「アタシは青」

大槻「グレーだ」

井貫「緑である!」


…って事は僕と井貫君がペアってことか

結局ペアの内訳は

僕と井貫君
青木君と大歩危さん
落合君と大槻さん
篝火君と飛騨さん
桑原君と鈴原さん

に決定した。


見回りの順は各フロアを2ペアが交代で見守り。
4ペアあれば成立するので、毎回1ペアはお休みらしい


異色過ぎるペアだから正直ちょっと不安。
何も起こらないといいけど…



【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り4ターン】

下2


散歩がてらに三階に来てみたけど、エステルームのドアが半開きだ…
きっと桑原君だろうな…



――――― 3F エステルーム ――――――――

山下「なにしてるの?」

桑原「これ…燃えると…危ない?」


桑原君は「火気厳禁」「高温注意」と書いてある香油のラベルを指さす
漢字が読めないのかな?

山下「うん」


桑原「どう言う風に危ない?」

山下「火事になっちゃうんだよ」

桑原「爆発!するのか?」


山下「そこまでは分からないけど…」


山下「でも、とにかく火を近づけちゃ危ないんだ」

山下「後は、熱いのも駄目だよ」

桑原「熱くなると!爆発??」

山下「燃えちゃうのは確かかな…」

桑原「それ!危ない!」

山下「そうそう。だから、くれぐれも取扱いには注意してね」


桑原君は無言で頷くと、香油と香油を合わせ始める
ここ最近いっつもここに居る…


【選択肢】
1毎日ここで何してるか聞く
2漢字が読めないのか聞く
3ペアの人についての印象を聞く
4その他自由

下2

今日はここまで!

人は居るですか?

山下「でも。三階が解放されてから殆どここに居るよね?ここでいつもなにしてるの?」

桑原「ちょうごう!オレ!良い物作る!みんな喜ぶ!」

桑原君は自分の才能を生かして皆の事を喜ばせようとしてるのかな?


山下「そっか。くれぐれも火の取り扱いには気を付けてね」

桑原「分かった!オレ!気を付ける!」

山下「良い物が出来るといいね」

僕も何か頑張ろう。
桑原君を見てると、自然とそう言う気持ちが湧いて出てきた

【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り3ターン】

下2

――――――― 2F バー ―――――――――――

落合「よく人の死んだ場所でお酒なんて飲めるよね…ヒヒッ」

鈴原「うっさいわね。付き合いなさいよ」

バーでは異色な組み合わせの二人が隣り合わせに座っている
…何だか不思議だ


鈴原「で。アンタはどうして今回の計画に乗ることにしたのよ」

落合「…え?なんのことかな」

鈴原「見張りよ。いつものアンタなら…居なかった筈よ」

落合「ヒヒヒッ。なんでだろうね」

鈴原「…それを聞いてんのよ。吐くまで飲ませるわよ」

落合「どっちの意味での吐く…かな?」

鈴原「両方よ。」

鈴原「瑰!アンタちょっと酒つぎなさいよ」

落合「へえ…山下君がバーテンダーするんだ…ヒヒッ」

半ば強引に僕は二人のお酒をつぐ係に任命された。
鈴原さんのペースが速い…。もう酔ってる?


鈴原「はい!次―」

落合「ヒヒヒッ……ヒック」


鈴原さんは落合君のお酒が空になると、すぐに僕にグラスを差し出す。
まるでわんこそば。しかも落合君も拒否せずに飲んでるのが凄いや



鈴原「で、なーんーで?」


落合「ヒック…償いだよ…ヒック」

鈴原「はー?聞こえなかったわよー?」


償い?償いって…なんだろう


【選択肢】
1「償い」の意味を聞く
2相当酔っぱらってるので部屋まで運ぶ

下2

山下「…償いって?」

落合「…僕は結局コロシアイを…ヒック」




落合「防げなかったんだ。ヒック」



鈴原「ちょっとー?何寝てんのよー!」

鈴原「おーちーあーい!」

鈴原「寝たら死ぬぞー!」

落合「起きてるよ。ヒック」


山下「とりあえず部屋まで送ってくるね」


コロシアイを防げなかった?
…リリスさんの事気付けなかったのに責任を感じてるのかな?


【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り2ターン】

下2

――――――― 3F イベントホール ―――――――――


篝火「えー。このボタンを押すと…」

――――ウィーン

篝火「で。このボタンが」

――――ピカァァァッ


山下「何やってるの?篝火君」

篝火「ん?いや。来るべきショーの日のためにな。準備をな」

篝火「とりあえず舞台効果がどれくらいあんのか把握しとかねーとな!ハッハッハ!」


舞台は幕が下りて、足元のライトが天井を照らし。舞台の梁?みたいなのが地面に下がっている


篝火「でも、予想以上に多くてよー…」

山下「みたいだね」


ざっと見る限りボタンは一つや二つじゃなくて複数ある。
しかもどれがどのボタンかも書いていない


これは分かりにくい…

篝火「とりあえずボタンに名前でも書いとくかな…」

篝火「大体のはワンタッチで何とかなるみたいだしな」


山下「…頑張ってね」

篝火「何言ってんだ?山下ちゃんも手伝うんだよな?ハッハッハ!!」


やっぱりか…。

それから僕は暫くの間、ボタンに文字を書く作業を手伝わされた…
おかげで僕まで詳しくなっちゃったよ


【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り1ターン】

下2

―――――――― 1F 食事場 ――――――――――

お腹が減ったから、食事場に行ってみると。
またあの二人がにらみ合っていた。


リリス「わwろwたwww」

桑原「…ガルルルル」

リリス「スマソ。まじでスマソww」


今度は一体何をしたんだろう…
取りあえず桑原君とリリスさんの間に立たないと…


リリス「ごwみwかwとwおwもwっwたww」


山下「ちょ!ちょっと待って。どうしたの??」


なんかもう見てられないよ!とりあえず話聞かなきゃっ

桑原「ガルルルルルッ」

リリス「ごめちょw」


山下「なに?なにしたの?」

桑原「コイツ!捨てた!」

リリス「だーかーら。スマソ」


桑原「オレ!作った!最高傑作!捨てた!」

リリス「テヘペロー」


えっと…とりあえず要約するにリリスさんが桑原君の何かを捨てたってことだよね?
けど何を…

リリス「あ。でも…捨てたのあれだけなんでww感謝してくださいねww」

リリス「そんな良い匂いでもなかったしwww」

リリス「薬剤師の癖にしゃしゃんなww黙って薬こねてろよww」



【選択肢>
1桑原君を宥める
2リリスさんを黙らせる方法を考える

下2

山下「と…取りあえず桑原君落ち着こう。」

桑原「グルルルルルッ」

山下「ほら!またつくればいいじゃん!僕も手伝うから」

リリス「そうそうww」

リリス「あwまた捨てちゃったらゴメンネーww」


山下「リリスさんっ!!!!」

リリス「こわwガクブルガクブルww」


一瞬凄い剣幕になっていたらしく、リリスさんは食事場から退出した。
ふう…。これで桑原君も落着けたかな?


桑原「グルルルル…」


まだ怒りが冷めてないみたいだけど…

――――――――― 夜時間 1F 階段前 ――――――――

僕と井貫君は今日の当番だ。
二階は篝火君と飛騨さん。大槻さんと落合君

僕達と交代してくれるのは青木君たちのペアだ



井貫「…退屈、であるな」

山下「…だね。」

何も起こらない。
いや、何も起こらなくていいんだけど。いつもこの時間は寝ているから…


井貫「しりとりでもするか?」

山下「…まだまだ時間あるのに?」

井貫「何か聞きたいことはあるか?」

山下「聞きたいこと?」

そう言えば井貫君って…謎が多いよな…
今の機会に話聞いてみようかな

【選択肢】
1しりとりする
2聞きたい事を聞く(指定)

下2

山下「あのさ…リリスさんと桑原君が――――」

井貫「ああ。仲が悪いのであろう?」

山下「知ってたんだ」

井貫「うむ。というより最近のリリスの行動は目に余る物があるな」

井貫「飛騨の部屋の前に腐った鶏肉を置いてみたり、大槻の部屋の前に村田の部屋のプレートを置いてみたり」

…そんな事してたんだ。
全く知らなかったよ…



井貫「だが吾輩たちに人の心を変えると言う事も出来ん」

山下「だったらどうすればいいんだろう…皆可哀そうだよ」



井貫「――――殺す。か」



いつもより鋭い眼光で前を見つめる井貫君
……僕の知っている井貫君じゃない



井貫「なんてな。それをしたら本末転倒。リリスの策に乗ることになる」


山下「…殺すって。嘘でもやめてよ…」


井貫「すまぬすまぬ。そこまで怒るな」

大人びた感じに笑う井貫君。
さっきの怖い顔の井貫君とは別人みたい…



山下「…どうすればいいんだろう」

井貫「耐え忍ぶ…しかないであろう」

山下「…」

井貫「それか本当に誰かがリリスを――――」


リリスさんが死ぬ。殺す可能性のある人は沢山いる。
けど…それが良い事だとは思わない。
確かにリリスさんは酷いけど…


井貫「今は山の様にどっしりと構える事が必要である」

山下「それしかないのかな…」

青木「おーい!もう交代だぞ」

大歩危「…お疲れ」


井貫「少し早いな」


青木「ん?いや。いいよ変わる」

大歩危「…疲れてるでしょ」


少しだけ早く来てくれた大歩危さんと青木君。
お言葉に甘えて僕達は部屋に帰らせてもらうことにした。



【十九日目】


ぐっすり眠れたな。
今日の監視当番は、僕達は二階…だったよね


とりあえず朝ごはん食べに行こう。
お腹減っちゃったよ



【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り4ターン】

下2

あ…そうだ。洗濯物取りに行かないと。
この前からずっと忘れたままだったよ。


―――― 1F 洗濯場 ――――――


山下「飛騨さん何してるの?」

飛騨「見て分からない?洗濯物干してるの」

飛騨さんは何もしてない。
してるのは、…鷹だ


山下「凄い…」

飛騨「腕の代わりだから。これくらいは平気で出来る」

飛騨「ね。ウンバルカン」

山下「名前変わってるし…」


飛騨さんの鷹は洗濯物を嘴てぐわえると
器用に紐に落として洗濯物を干していく

…凄い

飛騨「…なにしてるの?」

山下「いや…凄いなって」

飛騨「…そ。ありがとう」

山下「え?」

飛騨「ベルリンの代わりにお礼言っとく」

飛騨「あの子は私だから」


飛騨「山下君も洗濯物?」

山下「忘れてたから取りに来たんだ。」


鷹に見とれてすっかり忘れるところだったよ。


【選択肢】
1飛騨さんと鷹はいつから一緒なのか聞く
2右腕が無くなった原因を聞く
3自由

下2

山下「…ね。聞いていい?」

飛騨「…何を」

山下「その…えっと…」

言いにくい。聞いていいのか分からない。
そんな僕の様子を見て飛騨さんは口を開いた


飛騨「生まれつき。」

飛騨「私の家は神社の家系で、兄が神主で私が巫女になる予定だった」

飛騨「けど生まれつき腕が無い私を、両親は巫女にはしなかった」

飛騨「それどころか祖父母の家に送り込んだ。」


飛騨「…で、色々」

飛騨「飛騨っていう名前も祖父母の所に養子に入れられた時に付いた名前」



何だか…凄く。悪いこと聞いちゃったかな…
…どうしよう

飛騨「別に」

飛騨「この腕のおかげで、両親のおかげであの子に合えたし」

飛騨「それに、生まれつき無いんだから誰も恨んだりしない」

飛騨「これが不便だって思ったことも……」


飛騨「それはあるけど。別に…仕方ない」


山下「なんだか…強いね。」

素直にそう思った。
淡々と冷静に語っている飛騨さんは僕には物凄く強く見えた。
この状況でもここまで冷静にふるまえるんだから…


飛騨「…イスカンダルのご飯の時間だから、またね」


山下「ありがとう。またね」


【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り3ターン】

下2

――――――― 1F 食事場 ―――――――――――


僕がお昼ご飯を食べようと食事場の中に入ると、青木君と篝火君が二人で昼食を取っていた

青木「お?今から昼か?」

山下「うん。小腹が減っちゃって」

篝火「だったら俺が作ったチャーハン余ってるからそれ食えよ」

青木「案外うめーぞ」


二人に言われて厨房に行ってみると、そこには山盛りのチャーハンが…
どうして中華鍋二つにこんな山盛り…


篝火「作り過ぎちまったー。ハッハッハ!」

青木「そう言うレベルじゃねえけど。夜にも持ち越せんだろ」

青木「見張りの時の夜食にもつかえっしな」



それにしても多すぎるよ…

取りあえずチャーハンをお皿に盛る。
全然減らない中華鍋のチャーハンj


山下「横座るね」

僕はチャーハンをテーブルに置いて、篝火君の横に座る。


篝火「最近は平和だよな」

青木「ま。何もねーっつう事が一番いい事じゃん」

篝火「嵐の前の何とやらーってか?」


山下「不吉なこと言わないでよ」

篝火「でも、あのクマが動いて来ないのは…不思議じゃねえか?」

青木「…確かにな」


【選択肢】
1このままの話題で良く
2話題を変える(指定)

下2

ご飯中に暗い話題はマズいよね…
とりあえず別の話題に――――


山下「皆は好きな人とか居ないの?」

青木「―――ブッ」

篝火「うおおおお?なんだなんだ?」

青木「なんで急に恋バナなんだよっ。ゴホッ」


勢いよくチャーハンを吹きだす青木君。
一体なんだって言うんだろう…


篝火「好きな奴かー…居ねえわ」

篝火「舞台でいろんな奴と恋愛してるからな」

山下「へぇ…そうなんだ。てっきり女優さんとかと付き合ってるのかと」

篝火「ねえねえ」


山下「青木君は?」

青木「俺は、まあ。居るな」

篝火「お!?どんな奴だ?」



青木「可愛い奴だよ」

山下「出会った経緯は?」

青木「最初は街ですれ違って。一目ぼれだったな」

篝火「お?それで?」


青木「次見たのはテレビだったな」

山下「え?有名人なの?」

青木「ま、そんな感じだ」

篝火「それでも辛いなー。住む世界が違う。ロミジュリだな」

青木「ロミジュリか、それって最後にどっちかが死ぬんだっけ?」

山下「そうだっけ?」


それからしばらく青木君は篝火君と僕に質問攻めにされていた。
一体誰なんだろう…。その有名人の人って


【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り2ターン】

下2

――――――― 3F 廊下 ――――――――


リリス「あ。この前のプレゼント受け取ってもらえました?」

大槻「やっぱオメェか」

リリス「はい。村田君のネームプレートw」


うわ…マズい。
リリスさんが大槻さんの事を…。

これは桑原君の時よりかなり危ないかもしれない


山下「二人ともっ!」


慌てて間に入る。

大槻「何焦ってんだよ?」

リリス「暇人乙w」


山下「と…とりあえず喧嘩は辞めよう!」

山下「ねっ?」

大槻「してねーよ」

リリス「はい。私もみんなと仲良くしたいだけwwなんでww」


あれ?意外と大槻さん怒ってない?
いつもなら殴り掛かってそうなのに。


大槻「それにコイツの事殴った所で、何になんだよ」

リリス「強がりっすかww乙ww」

大槻「バカ見て―なことしてんな自分ってだけだろ?」

リリス「バカじゃんww」

大槻「だから。アタシはなんもしねーよ」


そうとだけ言って大槻さんは僕達の前から姿を消した。
…なんか意外な反応だな


リリス「…ツマンネ」



【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り1ターン】

下2

――――― 1F 縁側 ――――――

落合「…」

縁側にはいつもの数倍具合の悪そうな落合君が座っていた。
…どうしたんだろう?


落合「ああ、君か…ヒヒヒヒッ」


山下「…どうしたの?なんか具合悪そうだけど」


落合「昨日からずっと頭が痛くて…」

落合「鈴原さんのせいだ…」

ああ…二日酔い?かな?
それに昨日は見張り当番だったし、まともに寝てないのかな?


落合「…吐きそう」


山下「本当に大丈夫?」

落合「大丈夫は大丈夫…だけど」

落合「記憶がないんだ」


そりゃ、あんだけ呑んだらね。
鈴原さんのペースに巻き込まれてたし


山下「…それは大変だね」

落合「他人事だね」

落合「ヒヒヒッ…まあ当然か」

いつも通りの言葉だけど、すごく辛そう。
二日酔いってそんなに辛いのかな?


【選択肢】
1「償い」の意味を聞く
2食事場から二日酔いがましになりそうなものを持ってくる
3自由

下2

そうだ。昨日は酔っぱらってたから詳しく聞けなかったから。もう一度だけ聞こう
「償い」の意味を


山下「コロシアイを防げなかった償い…って?」

落合「ヒヒッ…」


落合「リリスさんがおかしいのは何となく気づいてたよ」

落合「だから僕は…ヒヒッ。あの子を監視した」

落合「一回目の動機発表の時は二人を閉じ込めたけど…ヒヒッ」

落合「駄目だった」

落合「二回目も僕がリリスさんの事に気が付いていれば」


山下「…そんな事無いと思う」

落合「そうなんだよ。僕が不幸になればなるほど誰かが幸せになるはずなのに。今回はそれすらも起きないヒヒッ」

落合「才能すら役に立たないんだよ」


山下「そんな追い詰めないでよ…。」


落合君…そんなこと考えて行動してたんだ。
僕、全然気づかなかったよ…。気づいてあげれなかったよ

―――――――― 夜時間 2F 階段前 ―――――――――――


今日も僕達は二人で監視。

井貫「…またしても退屈であるな」

山下「見張りってそう言う物だよ」

井貫「古今東西ゲームでもやるであるか?」

山下「…うん。遠慮しとく」




【選択肢】
1昨日みたいに何か質問 指定
2逆に質問させる

下2

山下「そうだ。何か逆に質問とかないの?」

井貫「…?」

山下「僕に質問。」


井貫君はゆっくりと深く目を閉じて何かを考えている
…どんな質問されるんだろう


井貫「この生活で人を殺してまで外に出たい。そう思ったことがあるか?」

井貫「たとえ一度でも」


凄く真面目な質問が僕に飛んでくる。
…僕は、僕は――――


山下「…忘れちゃった。けど、あると思う」

山下「…今までいろいろあったから、自分の感情…覚えてないけど」


井貫「全員の命と自分の欲求を天秤にかけた事があるのか?」


怖い。
井貫君がまた昨日の顔に戻っている…

山下「…わかんない。そこまで深く考えた事はないかもしれない」


井貫「そうか」

山下「井貫君は?」


井貫「吾輩は…。今の所は無い」

井貫「欲求と全員の命を天秤にかけたとしても、欲求に偏ることはない」


そうなんだ…。
井貫君はこの状況で立派だな


井貫「もしこれから悩むことがあるなら、きちんと考えて行動するのだぞ」


井貫「もうこれ以上あのような事は避けたいからな」

――――――――――
――――――
―――――


【二十日目】


ピーンポーンパーンポーン

モノクマ『オマエラ!今すぐに大宴会場に来ること!』




嫌な予感がする、しかも多分当たってるはず。
モノクマがまた何かしてくる。

行きたくないけど、行かないと話が分からないし。

行くしかないか。




―――――――― 1F 大宴会場 ――――――――――


モノクマ「はい!ということで全員集まったね」

篝火「なんだなんだ?」

大歩危「…どうせ。また…」


モノクマ「そう言う事です!」

モノクマ「お待ちかねの動機発表だよ!!!」


一瞬だけ重たい静寂が僕達にのしかかる。
皆が皆モノクマに言葉に身構えた



モノクマ「それでは!発表しちゃいます!!!」













モノクマ「殺人請負!!!」










殺人請負?どういう…意味?

鈴原「どーいうことよソレ」

リリス「イミフwww」


モノクマ「言葉通りの意味だよ?」

モノクマ「オマエラがコロシアイして、成功する。」

モノクマ「すると脱出できるよね?」

モノクマ「それに加えて、そのクロが一番殺したい人間をボクが殺害してあげるのです!」



篝火「はっはっは!その動機は訳が分からない」

モノクマ「うぷぷ…本当にそうかな?」


モノクマ「動けなくなった人物に復習したいとは思わない?」

リリス「は?www」


モノクマ「森や山を無理に開発して住処を奪った業者たちには?」

桑原「ガルルルルッ」


モノクマの言葉。
それは絶望を着々と色濃く染め上げていく

モノクマ「いじめっ子に復讐」

モノクマ「自分の秘密をばらした奴に復讐」

モノクマ「オマエラ過去にいろいろ抱えてんじゃん。殺したいと思ったこと」

モノクマ「今も思ってるでしょ?うぷぷ」


大槻「…ふっざけんな!!!」

鈴原「落ち着きなさい」


井貫「…人を殺すために人を殺せと言うのか?」

モノクマ「そこまでして殺したい相手、居るよね?オマエラ」



篝火「……」

青木「―――」


モノクマ「居ないの?強がったって意味無いじゃーん!もっと正直になりなよ!ありのままだよ!」


大歩危「…でも。嘘かもしれない」



モノクマ「だったら殺すところを中継してあげるよ!」


モノクマ「ボクとインディアンは嘘つかないからね!」

モノクマ「昔のこと思い出してみてよ、辛かったよね?今も辛いかもしれないよね?」

モノクマ「それを断ち切れるチャンスなのです!」

モノクマ「新しい自分でやり直したいよね?それをお手伝いします!うぷぷ」


皆。もう誰も反論しない…。



殺したい人。人を殺してまで殺したい人。
僕には…僕には…居ない。



それにつらい事もあったけど。殺したいわけじゃない
僕が忘れればいい話なんだ


モノクマ「あれ?平気なのは山下君だけかな?」

モノクマ「オマエラ顔暗いよ!明るく行こうよ!ウプププ」





リリス「復讐のための殺人…wwwくそわろww」


飛騨「…馬鹿馬鹿しい」

篝火「そ…そうだぜ!はっはっは!!」


皆散り散りに部屋を出ていく。
何だか嫌な空気をまき散らしながら…


井貫「心配であるな」


本当に。心配だ…


【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り4ターン】

下2

―――― 1F 縁側 ―――――――――


縁側では桑原君が一人頭を抱えていた。

山下「桑原君。大丈夫?」

桑原「オレ!人!殺さない…」

桑原「殺さない?」


山下「動機の事…?」

桑原「オレ…」


山下「桑原君…その…昔に何があったか分からないけど…」

桑原「…オレ」


相当悩んでるみたい…
でも…容易に人の過去の事に触れるのも…


どうしたらいいんだろう。
取りあえずもう少し隣に居よう

山下「…」

桑原「…オレ。人殺す…お前ら…死ぬ?」


山下「どうだろうね、僕達が死ぬかもしれないし、桑原君が死ぬかもしれない」

桑原「…」

桑原「オレ!お前ら…嫌いじゃない」


頭を抱え込んで、一人でくしゃくしゃに掻き毟る。
そして唸りながら黙ってしまう


桑原「オレ…どうしよう…」



【桑原に言葉をかけろ】

下3からコンマの高い物を採用
そぐわない物は他にずらします

下3

山下「僕は桑原君が決めたらいいと思う…」

山下「けど。敢えて言うなら。僕は桑原君の事信じてる。今まで接してきた桑原君の事信じてるから…」


桑原「…ありがとう。」

桑原「オレ!もう大丈夫!」

桑原「皆とがんばる!」


パァッと表情が明るくなったのが分かった。
…僕の言葉で何か変わったのかな、だったら嬉しい…


桑原君はもう大丈夫そうかな…


【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り3ターン】

下2

―――――――― 3F イベントホール ――――――――――


イベントホールに篝火君はいた。
一人で椅子に腰かけている


篝火「よー…山下ちゃーん」

もしかして篝火君も動機で?

けど人を殺してまで殺したい人なんて…
篝火君に居るの?


山下「大丈夫?」


篝火「大丈夫じゃねーかな…」


篝火「…あの動機よ。あんまりだ」

山下「…どうしたの?もしかして篝火君も?」

篝火「…いや。俺は違う」

篝火「違う…。うん」


山下「……」

自分に言い聞かせるように何回も違うと呟いている。
何だか悲壮感が漂っている。


篝火「ああ、もっと俺は明るく行かねーとな!」


篝火「ハッハッハ…」


山下「――――――」


【篝火に言葉をかけろ】

下3からコンマの高い物を採用
そぐわない物は他にずらします

下3

山下「無理しないで悩みをぶちまけてよ!」

山下「それに君は大スターの篝火くんだ!人に危害を加える人間じゃないと思うっ!柚葉さんのために歌おうとした歌は本当に感動したんだ!」

山下「それを…そんな感動する歌を人を殺して、みんなを欺いて出てからも本当に歌えるの?」



篝火「…山下ちゃん」




篝火「だな!出た後の事全然考えてなかったわ!ハッハッハ!!」

篝火「しかも俺の頭じゃトリックも考え付かねーわ」


篝火「バーカみたいなこと考えてたな。うし、ちょっくら一曲歌ってすっきりすっか」


篝火「聞いてけよ!山下ちゃん」


篝火君は舞台の上で歌い始めた。
僕はあんまり歌の事を知らないけど。すごく力強くてすごく澄んだ綺麗な歌だった。

【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り2ターン】

下2

―――――――― 1F 廊下 ――――――――

廊下を歩いていると青木君とばったり出くわした。

山下「あ。青木君」

青木「おお。瑰」

青木君は案外いつも通り。別に変な所は無いように見える
もしかしたら隠してるだけかもしれないけど


山下「一人?」

青木「ん?まあな、動機発表の後だし」

青木「誰かと一緒に居ようって言う方が変なんじゃね?」


山下「皆また疑い合うのかな…」

青木「心配すんなって!夜時間は見張りしてんだから」

山下「だよね、大丈夫だよね」


青木「だからあんま気にしすぎんな」

山下「ありがとう。いっつも気にかけてくれてるよね」

青木「なんだかんだ言って瑰も心配だからな」

青木「なんか急に居なくなりそうな気がすんだ」

山下「やめてよ。縁起悪いな」


また僕青木君に励まされてるや…
同じ学年とは思えないな、しっかりしてる…


青木「ま。死なないように気を付けようぜ、俺ら」


山下「うん」


【聞きたい事を聞け】
青木に聞きたいことを質問できます
無いなら無いでOKです

下3からコンマの高い物を採用
そぐわない物は他にずらします

下3

山下「青木君も…死なないでね」

青木「殺されても死なねーよ」


山下「青木君は1番心が許せる存在なんだから…いなくなったら嫌だよ」

青木「…」

青木「――――」


山下「青木君?」

青木君が。変だ
横を向いて、拳を強く握りしめている。


山下「…青木君?」


青木「なんでもねえよ。んじゃあな、瑰」



――――行っちゃった…

【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り1ターン】

下2

――――― 1F 食事場 ――――――――


山下「…」

リリス「あら。こんにちわ」

リリスさん。今日は誰にも絡むことなく一人だ


リリス「轢き逃げの犯人ヌッコロスちゃーんすww」

山下「…そっか、リリスさん」

リリス「でもww殺さねえwwえ?だって死んだら可哀そうじゃなくなるww」

リリス「まあw殺すとしてもw謝られて、和解して、で。その後に死ぬ。とかだったら悲劇的だけどww」

リリス「轢き逃げ犯と分かち合った現代のマリアを襲うもう一つの悲劇wwみたいな?」



リリスさんは大丈夫なのかな?
…僕にはよく分からない

リリス「人の心配する前に自分の心配をなさったら?」

リリス「殺す心配はなくても、殺される心配はあります」

リリス「ガシッポカ。私は死んだ。スイーツ()」


殺される心配…か。


リリス「だって殺しやすそうだしww」


僕が殺される。
僕が死んだ後はどうなるんだろう


リリス「まあwファイトだおww」



僕の横をすり抜けて部屋に帰っていくリリスさん
…殺される心配、しなきゃダメなのかな…




――――― 夜時間 1F 階段前 ――――――


山下「何も起こらないといいね」

動機発表の後だ、自然に気が引き締まる
もしかすると…なんて思ってしまう



井貫「何も起こる事はないであろう。吾輩たちが監視し合ってるのはリリス以外の全員が知って居る」

井貫「油断しないに越したことはないがな」

山下「だね。どんなことでも見逃さない様にしないと」

井貫「うむ、その心意気じゃ」


……



それから僕達は暫く無言で居たけど。
何か起こる気配はない


…大丈夫。
大丈夫、何も起こらない


山下「ねえ。井貫君は今回の動機発表どう思う?」

井貫「昨日言ったことと変わらん」

井貫「吾輩の願望と全員の命、天秤にかけて――――」

井貫「いや、天秤にかけずとも分かる事」


山下「井貫君はなんか強いね」

井貫「貴様も十分に強いがな」


……


――――――――――
―――――
――――

【二十一日目】


あれから僕達は見張りを続けた。
交代の篝火君たちが来てくれるまで、ほとんど無言だった。


山下「…」


いつも通りの平穏を確認する。
大丈夫、何も起こっていない




【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り4ターン】

下2

―――――― 1F 洗濯場 ―――――――

鈴原「大丈夫?無理しないでよ」

飛騨「平気」

洗濯場では二人が洗濯物を干している最中だった。
飛騨さんは相変わらず鷹を使役している


飛騨「…私にはこの子が居るから」


鈴原「…ならいいけど」


山下「鈴原さん。手伝おうか?」

鈴原「良いわよ。もう終わるし」

飛騨「…遅い」


山下「…そうなんだ」

鈴原「終わったわー、今日も一日平和に終わりそうね」

飛騨「まだ始まったばかり」

鈴原「気のせいよ。案外時間の流れって早いんだから!」

飛騨「それ…加齢」

鈴原「ちょ!やめ…辞めなさいよそう言うこと言うの!」


飛騨「…プッ」

山下「はははっ…」

鈴原「何笑ってんの!」



【選択肢】
1鈴原の年齢を聞く
2飛騨の年齢を聞く
3自由

下2


山下「…鈴原さんっていくつなの?」

ふと疑問に思った。
お酒もあれだけ飲めるし、それになんだか大人な感じがある
もしかして年上?


鈴原「…16歳よ」


嘘だ。明らかにあの顔は嘘をついている。
鈍感な僕にだって分かる。

あれは絶対に嘘をついている


鈴原「なによ?16歳だって言ってるでしょ」

飛騨「どこの世界にソバージュヘアーの16歳が居るの」

鈴原「おしゃれよ!おしゃれなのよ!」


歴戦を潜り抜けた強者なんだなって。そんな風に思えた
あまり触れないでおこう


【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り3ターン】

下2

―――――― 2F 廊下 ―――――――

山下「落合君。そんなに持てる?持とうか?」

僕が二階の廊下で見たのは落合君。
何故か両手に凄い数の缶詰を抱えている


落合「あ…大丈夫さ、ヒヒッ」


山下「大丈夫ならいいけど…」


グラァッ



とはいっても今にも倒れそう。
…それにこの後は階段だってある


山下「ほんっとうに大丈夫?」


【選択肢】
1缶詰を持つ
2見送る

下2

山下「やっぱり心配だし持つよ!」

僕は強引に缶詰の山を崩して半分近く持つ。
…重たい


山下「でもなんで缶詰なんか?」

落合「これから食料に毒でも入れられたら大変だからね」

落合「僕が保管しておこうと思ってね…ヒヒッ」


流石落合君、物凄く警戒心が強い。
もうネガティブとかそんなレベルじゃない気もしてくる…


――――――――


落合君の部屋の前まで着いた。

落合「鍵開けるよ」


――――グラァッ

――――ガッシャン

鍵を出した落合君。
そのせいで缶詰がバランスを崩して落下してしまった。




山下「拾うの手伝うよ」


落合「ありがとう…」






【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り2ターン】

下2

――――――― 3F メイクルーム ――――――――――

山下「うわっ…二人とも何してるの!?というより誰っ?」

僕がメイクルームに入ると、そこには見た事も無い女の人が二人居た。
一人はマリリンモンローに似ているセクシーな女の人
もう一人はすごく清楚な可愛らしい女の子


大歩危「私と」

大槻「アタシだ」


どうやらモンローが大槻さんで
清楚が大歩危さんらしい


山下「…」

大槻「どーだ、すげーだろ?」

大歩危「私にかかればこんなもの…」



でも、一つだけ気になる事があった。

どうして…どうして大槻さんの胸が。
こんなに膨らんでいるのか。


いや…パッドというわけでもないし


大槻「お?アタシに惚れんなよー?」


【選択肢】
1胸に何を入れてるか聞く
2とりあえず褒める


下2

山下「か…可愛いと思う」

分かった。分かってしまった。胸に入っているものの正体が…
ボウルだ。厨房のボウルが入っている…


山下「スタイルもいいし…」

大槻「ガッハッハ!だろ??もっと褒めやがれ!!」


良かった…聞いてたら多分…殴られてた。


【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り1ターン】

下2

――――――― 1F 廊下 ―――――――――

山下「飛騨さん。」

一人で歩いていた飛騨さんの後ろから声をかけてみた。

飛騨「なに?」

山下「一人だったから声かけてみたんだ」

飛騨「そ。」

山下「…大丈夫?」

飛騨「何が」

山下「動機。動機発表があった後だから」

飛騨「…別に。何とも思ってない」


飛騨さんだけは本当に何を考えて居るのかわからない。
…表情に出ない

まあ、僕が鈍感だからって言うのもあるかもしれないけど…


飛騨「というより、貴方はどうして平気だったの?」

山下「へ?」

飛騨「毎回動機発表の時。貴方は平気そうな顔をしている」


飛騨「物を取り上げられた時も」

飛騨「殺人鬼が発表された時も」

飛騨「昨日も」

飛騨「表情は全然変わっていない。」


…え?僕が平気そう?
そんなつもりは無い、むしろみんなと同じくらいなんだけど…


【選択肢】
1表情には出ないだけと言う
2何とも思ってないのかもしれないと言う

下2

山下「表情には出ないだけ…かな」

飛騨「そう。てっきり何も思ってないのかと」


山下「え?」

飛騨「クイズ感覚で楽しんでるのかなって」


…否定の言葉は少し遅めに出てきた。
もしかすると本当にそうかもしれない、そんな思いが一瞬だけ頭を過ったから



山下「違うよ」


飛騨「だったらいい」


そうとだけ言って飛騨さんは食事場に向かっていった。

僕は…
僕は楽しんでいるのかな


―――――――――――
――――――
――――


―――――― 1F 夜時間 階段前 ――――――――

今日は僕達が後半の番。
青木君たちと交代して、僕と井貫君は持ち場に付いた。


井貫「今日も何もなかったであるな」

山下「そうだね」


今日も平和に一日が終わった。
それだけで一気に心が軽くなる


井貫「このまま平和な日々が続けばよいのだがな」

山下「続くと思う…よ。」


「続けばいいな」僕はそう言いかけて言葉を変えた。
そう、もう何も起こらない

そう思おう

















――――――――――パンッ




―――――――――パンパンッ





―――――――パァァン












井貫「銃声か!?」

山下「一階からだよ!!」


聞こえてきたのは洗濯場の方向。

僕と井貫君は急いで洗濯場に駆けた。
あの音は尋常な音じゃなかった…


開いたドアから洗濯場に飛び入る。



井貫「…!!!」


僕も続いて中に入る。


――――――――――
――――――――
――――――
――――













井貫「何もない?」

山下「…うん」



洗濯場の中には何もない。
……あんな爆音が聞こえたのに。何もない



井貫「何だったのだ…今のは」


山下「…分かんないよ」


僕達は納得できない思いを胸に抱えながらも。持ち場に戻ることにした

【二十二日目】


昨日の夜はあの不思議な音意外に何も変わったことはなかった。

ただ、眠れなかった。
寝てはいけない気がしたので、今もずっと井貫君と一緒に居る


大歩危「…篝火君知らない?」


そんな時大歩危さんが僕達に話しかけてきた。
篝火君?篝火君は昨日の二階担当だったはず…


井貫「ん?そう言えば降りてくる姿を見ておらんな」

僕達はずっとここに居た。
それなのに、篝火君に飛騨さんの姿も見ていない


山下「何かあったのかも…とりあえず行ってみよう」





二階の階段には居ない。

井貫「大歩危!下に居る出来るだけの人数を集めてくるのだ!」

山下「え?」

井貫「この状況はおかしい。降りてきている姿も見ておらんし、持ち場にもおらぬ、しかも二人もだ!」

井貫「とにかく探すしかないであろう!」


――――――――――
―――――――
―――――


二階のどの部屋にも二人はいない。
その頃には大歩危さんが大槻さんに鈴原さん青木君を呼んできてくれた


井貫「三階じゃ!三階を手分けして探すぞ!」






三階で一番大きいイベントホール。
まず僕達はそこに向かった


―――――ガチャッ

カチッ



大槻「おい!暗いぞ!!なんで電源全部落ちてんだよ!」


イベントホールは真っ暗だった。
誰かが電源を落としたらしい。


大歩危「…電源、電源はこっちの方」

大槻さんと大歩危さんが走って暗闇の中を走る


大槻「どのボタンだよ!!!」

大歩危「暗くてわかんない、とにかく押して!」


カチッ
カチッ
カチッ


――――ピカッ


電気が付いた


そして大槻さんが電気以外のボタンも押したらしく、舞台の色んな所が動く。


まずは円形の舞台を覆う幕がゆっくりと上に巻き上げられていく。

それから舞台の足元のライトが色鮮やかに点灯する




鈴原「ちょ!ちょっとあれ!!!」

青木「…あ…足!?」



幕が開いてる途中に見えたのは4本の脚。
それも浮いている


井貫「―――っ!?」



井貫君が椅子を蹴散らしながら舞台に駆け寄る
続いて僕達も後を追った


闇が切り裂かれ、明るくなったイベントホール。


幕が落ちていた円形の舞台。



完全に幕が開き切ったその舞台



足元のライトが色とりどりの光を天井に射出している



そして幕が開きった舞台上―――――





―――――――――そこにあったのは


―――中途半端に下がった舞台の梁に並べて括り付けられている

 
















【超高校級のミュージカル俳優】
     【篝火 緑】 くん と


    【超高校級の鷹匠】
     【飛騨 とんび】 さんの 姿だった















20時まで休憩

それまではご意見や推理や感想や支援絵とか批判とかもう何でも受け付けております

休憩終わり―
ひとは??いますか??













ピンポンパンポーン!






モノクマ「死体が発見されました!」

モノクマ「一定の捜査時間の後学級裁判を行いまーす!」















   







      第三巻 『青い冬』


         非日常編







飛騨「―――ガハッ」





鈴原「生きてる!生きてるわよ!!」

大槻「とりあえず下ろすぞ!!」


まだ飛騨さんは生きている。


大歩危さんが急いでスイッチを操作して梁を完全におろしてくれた。
下ろした飛騨さんに大槻さんが応急処置を施す


青木「…篝火は!?」

鈴原「……」

首を横に振る鈴原さん。
篝火君はもうダメらしい…

井貫「とりあえず縄を外してやるぞ!」

首に巻き付いたしめ縄みたいな太い縄を首から外す。

大歩危「…え?なに?飛騨さん生きてるの?」

鈴原「ええ、何とか無事だったみたいよ!」


大歩危さんも急いでスイッチの方から走ってこっちに来る


井貫「青木!皆を呼んで来い!」

青木「お…おう!」


大槻さんは人命蘇生。鈴木さんと井貫君は皆に指示を下している。
お願いだ…助かってくれ…

桑原「ウソ…だ…」

リリス「死んでるしwwww」

落合「……」


暫くしていると青木君が皆を連れてイベントホールに入ってきた。


リリス「え?私仲間外れにしてた挙句殺人ですかwwwやだーwww」


落合「…なんで」

桑原「……っ!!」




飛騨「……はっ」

大槻「おい!飛騨目ぇ覚ましたぞ!!」


皆が絶望に打ちひしがれる中で、少しの希望の光が差した。

大槻「おい!大丈夫か!?」

飛騨「ゴホッ…ゴホッ…」


何とか起き上った飛騨さんは咳き込んで話す所じゃなさそうだ。
けど生きている。

それだけで少しだけ心の重さが減った気がする


大歩危「…でも篝火君は」


でも喜べない。
篝火君はもう死んでいるんだから


青木「…」



篝火君は…もう目を覚まさない。
どれだけ誰が頑張っても…



今日はここまで!

捜査は明日から!多分11時か10時くらい

もうね、考えるので頭パンパンです
ペース早くてごめんなさい


次更新までご意見や推理や感想や支援絵とか批判とかもう何でも受け付けております

10時から始めてもよい?

モノクマ「いやー。飛騨さんが助かって良かった良かった!」

大歩危「…」

モノクマ「あ!篝火君は残念だったねー。うぷぷ」

モノクマ「あとちょっと探すのが速かったらなー」

モノクマ「なーんて。うぷぷぷぷー」


鈴原「渡すもん渡してさっさと消えなさいよ」

モノクマ「酷いなー。ボクだって仲間に入れてよねー」


鈴原「アンタの思い通りになったんだから、もう消えなさいよ」

鈴原「こっちだってもういっぱいいっぱいなの」


モノクマ「もー、そこまで言うなら帰るよ」


モノクマ「はい。例の物」


【コトダマを入手しました モノクマファイル04】

【モノクマファイル04】
被害者は超高校級の掃除屋 大樹林 陽菜
死亡推定時刻は――――――――
死体発見場所は食料品倉庫
死因は腹部を深く刺されたことによるショック死
死体には争った形跡があった






【捜査開始】

大歩危「…もうダメなの?」


救命措置を止めた大槻さんに大歩危さんが問いかける
モノクマファイルが配られたって事は……

そう言う事だと思う


リリス「駄目に決まってんじゃないですかーw」

リリス「やだーw」


大歩危「……―――」


落合「リリスさん。そこまでにしときなよ。ヒヒッ」

リリス「あれ?何時の間にアッチグループに行ったんですかwww」

リリス「悲報!ボッチになってしまうwww」



…リリスさんは落合君が宥めてくれてるみたいだし。僕もしなきゃいけない事をしよう。
今回も犯人を見つけ出さないと…



【捜査開始】
1篝火を調べる
2イベントホール内を調べる
3その他自由

下2

ご指摘ありがとう。


【モノクマファイル04】
被害者は超高校級のミュージカル俳優 篝火 緑
死体発見場所はイベントホール
死因は息が出来なくなったことによる窒息死
死体には争った形跡はなし


安価なら↓

イベントホールは広い。
だからきっと何か犯行の手掛かりが落ちているはずだ…


山下「…どこを調べよう」


行っても一人で調べるには時間が凄くかかりそうだ。

ちゃんと調べる場所を絞らないと…

【選択肢】
1舞台
2舞台装置付近

下2

山下「……?」

舞台の上を調べていた僕はある事に気が付いた。
舞台の隅の方に細いコードが未使用の状態で放置されている。


大槻「ん?どうしたよ?」

山下「いや…このコードなんでこんな所に…って」

大槻「舞台なんだからコードくらい置いてても不思議じゃねえだろ」


山下「うん…そうなんだけど」


何か納得いかない。


【コトダマ 未使用のコード を入手しました】

【未使用のコード】
イベントホールに置いてあったマイク用の細くて頑丈なコードはそのままにしておいてあった



【選択肢】
1もっと詳しく調べる
2舞台装置付近

下2

山下「…この縄。どこのだろう」

詳しく舞台を調べてると、二人を吊るしていた太い縄が目に入った。
この縄はイベントホールには無かったはず…

いったいどこからこんな太い縄を…


大槻「これ、倉庫のじゃねーか?」

山下「そうなの?」

大槻「こんなん置いてるとしたら倉庫くれーしかねーだろ」


どうして犯人はイベントホールのコードじゃなくて、わざわざこんな太い縄を選んだんだろう…
犯人よっぽど力のある人だったのかな?


【コトダマ 未使用のコード を入手しました】

【未使用のコード】
イベントホールに置いてあったマイク用の細くて頑丈なコードはそのままにしておいてあった


【選択肢】
1篝火の遺体
2舞台装置付近

下1

舞台を調べていれば、目に入れたくなくても篝火君の遺体が目に入る…
調べるしかないよね。

篝火君を殺して。飛騨さんを危ない目に合わせた犯人を捜し出すために。
頑張らないと


井貫「…どうしたであるか?」

山下「いや…僕も篝火君の事よく調べておこうって


井貫「関心ではあるが、無理はせんようにな」




【選択肢】

1篝火の服を調べる
2篝火の体を調べる
3その他

下1

すいません。
バイト的な物で席を外すので次の更新は18時くらいに

人が集まってればいいな


安価から再開していきます
それまではご意見やご要望等を書き込んでくださって結構です

やっと帰ってこれました!

人は??

山下「…篝火君。」

もう動かなくなった篝火君の前にしゃがみ込んだ。
…泣いてしまいそうだけど、今は堪えないと…



山下「あれ?」

篝火君を調べようとして気が付いた。
高そうな皮のベストの色が一部分薄くなっている
この前はこんな感じじゃなかったよね?


どうして色落ちなんてしてるんだろ

洗濯失敗したのかな?



【コトダマ 色落ちしたベスト を入手しました】

【色落ちしたベスト】
篝火の着ているベストの色が一部薄くなっていた。


【選択肢】
12篝火の体を調べる
2その他

下2

次は僕は篝火君の体を調べることにした
死んでるからか、すごく固い。まるで岩を触ってるみたいだ

けど…目の前に居るのは篝火君。
生きていたんだ、そう。生きていたのに…


山下「篝火君…」


篝火君の体はすごく綺麗だった。
刺し傷も殴られた跡も無かった。
本当に眠っているだけみたいな…



山下「…あれ?どうしてこんな所に?」


篝火君の足首、そこに何かが巻き付けられた跡があった。
よっぽど強い力が加えられたのか、跡がくっきり残っている


【コトダマ 綺麗な死体 を入手しました】

【綺麗な死体】
死体は争った形跡がなく綺麗だった。
目立った外傷もない

【コトダマ 篝火の足 を入手しました】

【篝火の足】
足には何かが巻き付けられた跡があった
余程強い力が加えられたらしい


そして>>526のコトダマが間違っていたので訂正

【コトダマ 太い縄 を入手しました】

【太い縄】
イベントホールにはない太い縄が犯行に使用された
しかも小さなしめ縄ほどの大きさがありとても重たい。



【捜査開始】
1舞台装置付近
2自由(聞き込みでも調べる場所でも)

下2

舞台装置付近…
そうだ、何か仕掛けでもされてるかもしれない。

ここもくまなく調べよう…


大歩危「…ねえ、こんな傷あった?」

大歩危さんが後ろから声をかけてくる。
傷??

そんな物ある??


大歩危「私も…押した時に気付いた」

僕もスイッチを触ってみる。

ベタっとした感触。そして何か抉られたような感覚
なんだろうこれ?しかも一つだけ?



【コトダマ スイッチの傷 を入手しました】
【スイッチの傷】
スイッチには何かに抉られたような傷がついていた


【コトダマ べたつくスイッチ を入手しました】

【べたつくスイッチ】
数あるスイッチの中の一つがべたべたしていた。



【捜査開始】
1メイクルームに行く
2エステルームに行く
2自由(聞き込みでも調べる場所でも)

下2


エステルームは相変わらず甘い匂いが漂っている…
ここも一応調べておこう


青木「なあ、瑰。これなんだ?」

山下「木のかけら?」

青木「でもなんでこんなとこにあんだよ?」


メイクルームの衣装ラックの裏。
隠すように木のかけらが散乱している


青木「…なんか怪しいな」


確かに。こんな隠すように置かれているなんて…
何かの証拠になりそうだ


【コトダマ 粉々の木片 を入手しました】

【粉々の木片】
メイクルームには粉々の木片が落ちていた。
木片は着色されているようで、綺麗な青色だった


1エステルームに行く
2自由(聞き込みでも調べる場所でも)

下2

桑原「お…お…おおおお…」

桑原君の悲痛な声が聞こえてくる…


山下「どうしたの!?」

桑原「瓶!瓶!」


エステルームは酷い有様だった。
香油の瓶が半分ほど割られて中身が散乱。

地面はぬるぬるで、いろんな匂いが混ざった異常な臭いが漂っている


山下「うっ…酷い」

鼻を押さえないと話すこともままならないほど凄い臭い…
桑原君は平気なの?


【コトダマ エステルームの瓶 を入手しました】

【エステルームの瓶】
メイクルームには粉々の木片が落ちていた。
木片は着色されているようで、綺麗な青色だった

1一階に行ってみる
2スタッフ仮眠室を調べる
3自由(聞き込みでも場所でも)

下2

仮眠室は相変わらず狭い。
人二人が入れる?くらいの狭さ、ここで仮眠…なんてできるの?


って?床が焦げてる!?

ここで何を燃やしたの?
というよりどうしてここで?

何か意味があったのかな…

最初ここに来た時は焦げなんて無かったし…


【コトダマ 焦げた床 を入手しました】

【焦げた床】
仮眠室の床の一部が焦げていた


【捜査開始】
1ドアを調べる
2部屋内を調べる
3ロッカーを調べる
4井貫としゃべる
5自由

下2

井貫「おい。ドアを見て見ろ」

山下「…え?」

言われてドアを見て見る。
するとそこには大きな足跡が付いていた。
それも綺麗にしっかりと。


井貫「それだけではないぞ」

山下「…他に何かあったの?」

井貫「ドアの側面を見て見よ」

ドアの側面?
…何があるって言うんだろう


ドアを動かして、側面を見て見る。
普通のドアと変わりない気がするけど…


…ってなんだろこれ?
なんか光ってる?

ドアの側面に何か艶やかな半透明の物質がある。
触ってみると何だかねばねばしている…
なんだろこれ…気持ち悪い

【コトダマ ドアの足跡 を入手しました】
【ドアの足跡】
ドアには大きな足跡が付着していた

【コトダマ ドアの異変 を入手しました】
【ドアの異変】
ドアの内側には粘着性のある何かが一部に付着していた




【捜査開始】

1部屋内を調べる
2ロッカーを調べる
3井貫としゃべる
4ドアを外側から調べる
5自由

下2


狭い部屋の中に置かれているロッカーを調べる。
ロッカーも比較的小さい。


山下「あれ?」

井貫「どうしたであるか?」

山下「いや…誰かがここの掃除用具使ってるみたいで…」


この前見た時よりモップが明らかに汚れている
誰が何のためにここの掃除用具を?


【コトダマ 使った後の掃除用具 を入手しました】
【使った後の掃除用具】
スタッフ仮眠室の掃除用具は汚れていた。
得に汚れていたのはモップだった


【捜査開始】

1部屋内を調べる
2井貫としゃべる
3ドアを外側から調べる
4自由

下2

部屋の中で特に変わった様子はない
うん…血痕とか落ちてれば別だけど、そんな形跡さえない…


山下「…あれ?このベッド」

遠目から見るとベッドのシーツの色がおかしい。
一部分だけ色が濃くなっている


山下「濡れてる??」

気になって触ってみたら、何だか濡れているようだ
というより湿ってる?


【コトダマ 湿ったシーツ を入手しました】
【湿ったシーツ】
スタッフ仮眠室のシーツが僅かに湿っていた。

【捜査開始】

1井貫としゃべる
2ドアを外側から調べる
3自由

下2

山下「井貫君は何か分かったことはある?」

井貫「いや…ないであるぞ、少なくともこの部屋ではな」

山下「そっか…」

井貫「だが、この部屋…。この前来た時より綺麗になっておらぬか?」

井貫「心なしか良い匂いがするような」

山下「あまりにも汚いから誰かが掃除したんじゃ?」

言われてみれば埃臭さが消えているような…
綺麗になってる?んー…どうなんだろう




【コトダマ 井貫の疑問を入手しました】
【井貫の疑問】
スタッフ仮眠室がこの前より綺麗になっている気がする…
と井貫は言っていた



そしてまたコトダマミス
すいません

>>545

【エステルームの瓶】
エステルームの瓶が半分以上割られていた。
そのせいで床はぬるぬるになっている
しかも異常な臭いが充満している



【捜査開始】

1ドアを外側から調べる
2自由

下2

そうだ、あのドアの粘着性の物質は何だったんだろう…
もしかしたら他にも何かあるかも…


山下「…何にもないや。」

内側のドアには何もない。



次は外側から調べてみよう。


山下「穴?しかも二つも…」

山下「何なんだろうこれ?」


【コトダマ ドアの異変2しました】
【ドアの異変2】
スタッフ宿泊のドアと横の壁に穴が開いていた
穴は直線上に二つあり、20cmほど距離が離れている


【捜査開始】

1一階に行ってみる
2大槻に話を聞きに行く
3大歩危に話を聞きに行く

下2


一度イベントホールに戻ってみる。
鈴原さんと大槻さんが現場の保全でそこに居て、他にはもう誰も居ない


山下「大槻さん。ちょっといい?」

大槻「あ?なんだ?」

山下「昨日篝火君たちと交代済ませたでしょ?」


大槻「ああ」

山下「その時、それまでで何かおかしかった事とか異変ってあった?」


大槻「ねーな。落合にも聞いてみろ。証言してくれると思うぞ」

山下「そっか、ありがとう」

と言う事はやっぱり犯人はあの爆音で僕達が気をそらされてるうちに?
僕達二人は罠にはめられたのかな…


【コトダマ大槻の証言 を 入手しました】
【大槻の証言】
昨日の2階の見張りの時は異常が一切なかった



【捜査開始】

1一階に行ってみる
2大歩危に話を聞きに行く

下2


次はイベント用品倉庫に行ってみよう。

あそこは物騒な物が多かったしな…
もしかしたら何か見つかるかもしれない


―――――――


山下「…大歩危さん?」

大歩危「…何?何か用?」

山下「いや…手にリストなんて持って何してるの?」

大歩危「照合」

大歩危「途中までは作ってたから…何かに使えるかなって」


あ…そう言えばあの時リストみたいなの作ってたな。
まだ持ってたんだ


大歩危「…で」

山下「で?」

大歩危「無いの。盾が」

山下「た…盾!?」

大歩危「小道具の盾だけが見つからない」

山下「…他には?」

大歩危「…無いのは、盾だけ…他はもうリストに書いてないから…」



【コトダマ 大歩危の証言 を 入手しました】
【大歩危の証言】
途中まで作っていたリストを見る限り、イベント用品倉庫にあった盾の小道具が無くなっているらしい


1一階に行ってみる
2自由

下2

事件前日の日に怪しい事があった一階も調べておく必要があるよね。


―――キランッ




あれ?何か落ちてる?
って…釘?なんでこんな所に?


誰かが踏むと危ないし拾っておこう


【コトダマ 廊下の釘 を 入手しました】

【廊下の釘】
3Fの廊下に一本の釘が落ちていた


【捜査開始】

1大浴場に行く
2洗濯場へ行く
3食事場に行く

下2

篝火君が良く来ていた大浴場
もしかすると何か手がかりがあるのかもしれないな…



リリス「あら。こんにちわ」

山下「あ…リリスさんも捜査?」

リリス「ええ、いくら不幸でも死んだら不幸を感じれなくなりますので」


山下「じゃあ何か分かったこととかあるかな。あったら教えてほしい」

リリス「教えてとかw情弱乙wwwまあ、一つだけ気になる事がありました」


山下「気になる事?」

リリス「この前ここに入ってきたとき。ここに置いてあったのは浴槽清掃の洗剤でした」

リリス「けど今ここにあるのはカビ清掃の物だけ…。なにこれこわい」


…洗剤の種類が入れ替わってるってことだよね?
リリスさん…意外といろいろ見てるんだな…


【コトダマ 種類の違う洗剤 を 入手しました】

【種類の違う洗剤】
お風呂場にあった洗剤が浴槽清掃の物からカビ清掃の物に代わっている

【捜査開始】

1洗濯場へ行く
2食事場に行く

下2

洗濯場…
昨日ここから爆音が聞こえてきたんだよね?


もっとゆっくり探したら何か見つかるかもしれない


――――――――――
―――――――
―――――
――――



ラジカセ?
それも蓋の開いた洗濯機の中に??



中身を確認するためにスイッチを押してみる。

―――パァァァァァァンッ



あ…これ…昨日の音?!
僕達はこれに騙されてたんだ…


【コトダマ 洗濯場のラジカセ を 入手しました】

【洗濯場のラジカセ】
洗濯場にはラジカセが置いてあった。
中には銃声のような音が録音されている




【捜査開始】
1食事場に行く
2自由
下2

食事場に行くと落合君が一人座って肩を落としていた。
…どうしたんだろう?


山下「どうしたの?」


落合「はぁ…ヒヒヒッ」


山下「なにか…あった?」

落合「いや…捜査の合間にお腹が減っちゃってね…ヒヒヒッ」

山下「何か食べればいいのに」

落合「そうしようと思ってパンを用意したんだ。冷蔵庫に未開封のジャムがあったはずだしね」

落合「それが開けられていたんだ…」

落合「危なくておちおち手を出せないよ…ヒヒヒヒッ」


なんだ…そんな事か。
意外と可愛い事で落ち込むんだな、落合君って


【コトダマ 落合の証言 を 入手しました】

【落合の証言】
厨房に置いていたジャムが何者かに食べられていた。
未開封だったので食べられたのは明白らしい





ピーンポーンパーンポーン




モノクマ「それじゃ!捜査もそこらへんにして、そろそろ行っちゃいましょうか?」

モノクマ「ドッキドキのワックワク!三回目の学級裁判に!」


モノクマ「それじゃあ!学級裁判所で待ってるよー!こないとオシオキだからねー!」






















大宴会場に向かってる最中。
前に飛騨さんが居た


山下「飛騨さん…」

飛騨「何」

山下「もう…大丈夫なの?」

飛騨「ええ、幸い生きていたから」

飛騨「大歩危さんと大槻さんにはお礼を言わないとね」



山下「あ…事件の事。覚えてる?犯人が分かるかもしれないから…」


飛騨「それが急に誰かに首を絞められたから。すぐに意識がなくなって…」


山下「そっか、ありがとう」



【コトダマ 【飛騨の証言】 を入手しました】

【飛騨の証言】
急に誰かに首を絞められたらしい
凄い力で絞められたので、すぐに意識がなくなったそうだ

<コトダマリスト1>

【モノクマファイル04】
被害者は超高校級のミュージカル俳優 篝火 緑
死体発見場所はイベントホール
死因は息が出来なくなったことによる窒息死
死体には争った形跡はなし


【篝火の足】
足には何かが巻き付けられた跡があった
余程強い力が加えられたらしい

【色落ちしたベスト】
ベストの色が一部薄くなっていた。

【未使用のコード】
イベントホールに置いてあったマイク用の細くて頑丈なコードはそのままにしておいてあった

【太い縄】
イベントホールにはない太い縄が犯行に使用された
しかも小さなしめ縄ほどの大きさがありとても重たい。

【綺麗な死体】
死体は争った形跡がなく綺麗だった。
目立った外傷もない

【スイッチの傷】
スイッチには何かに抉られたような傷がついていた

【べたつくスイッチ】
数あるスイッチの中の一つがべたべたしていた。


【エステルームの瓶】
エステルームの瓶が半分以上割られていた。
そのせいで床はぬるぬるになっている
しかも異常な臭いが充満している


【使った後の掃除用具】
スタッフ仮眠室の掃除用具は汚れていた。
特にに汚れていたのはモップだった

【井貫の疑問】
スタッフ仮眠室がこの前より綺麗になっている気がする…
と井貫は言っていた

【湿ったシーツ】
スタッフ仮眠室のシーツが僅かに湿っていた。

【ドアの足跡】
ドアには大きな足跡が付着していた

【焦げた床】
仮眠室の床の一部が焦げていた

<コトダマリスト2>

【ドアの異変】
ドアの内側には粘着性のある何かが一部に付着していた

【ドアの異変2】
スタッフ宿泊のドアと横の壁に穴が開いていた
穴は直線上に二つあり、20cmほど距離が離れている

【廊下の釘】
3Fの廊下に一本の釘が落ちていた

【洗濯場のラジカセ】
洗濯場にはラジカセが置いてあった。
中には銃声のような音が録音されている

【種類の違う洗剤】
お風呂場にあった洗剤が浴槽清掃の物からカビ清掃の物に代わっている

【落合の証言】
落合が食料品倉庫から持ってきて厨房に置いていたジャムが何者かに食べられていた。
未開封だったらしく、食べられたのは明白らしい

【大槻の証言】
昨日の2階の見張りの時は異常が一切なかった

【大歩危の証言】
途中まで作っていたリストを見る限り、イベント用品倉庫にあった木製の盾の小道具が無くなっているらしい

【粉々の木片】
メイクルームには粉々の木片が落ちていた。
木片は着色されているようで、綺麗な青色だった

【飛騨の証言】
急に誰かに首を絞められたらしい
凄い力で絞められたので、すぐに意識がなくなったそうだ

では今日はここまで
犯人誰なのでしょうか

明日は朝の10時から更新できます。
夜の方が良いですか?

すいません。11時に投票します
裁判で手こずっており…

人は居ますか?
バイトがあるので午前の更新は短めで終わりそうですが…
それでもよければ!

――――――――――― 学級裁判場 ―――――――――――――

まただ。またこの場所だ。
もう慣れてしまってる自分が嫌だ

この悪趣味な裁判場も見慣れた


モノクマ「あれ?オマエラ反応薄いよ?」

モノクマ「もう!慣れちゃったの!?薄情な奴だなー」



今は、犯人を見つけ出す。それだけしか考えれない。
篝火君が死んでしまったことより、この不気味な裁判場より、僕はそれを一番に考えて居た。
悲しいわけじゃない。何とも思ってないわけじゃない。


鈴原「ねえ、早く始めてくれるかしら?」



モノクマ「はーい!じゃあ。学級裁判はっじまっるよー!」














【学級裁判 開廷】




















モノクマ「まずは、学級裁判の簡単な説明から始めましょう」

モノクマ「学級裁判の結果は、オマエラの投票により決定されます。正しいクロを指摘できれば、クロだけがおしおき。」

モノクマ「だけど……もし間違った人物をクロとした場合は、クロ以外の全員がおしおきされ、みんなを欺いたクロだけが晴れて卒業となりまーす!」

リリス「そうだ!良い事を思いつきましたわ」

青木「なんだよ」

リリス「落合君は犯人が誰だと思いますか?」


落合「へ?」

リリス「落合君は幸運ですし、あんな感じでも幸運ですし…。落合君が選んだ人に運で投票しましょう」

リリス「うはwwwわたしwww天才じゃねwww」


モノクマ「だ!駄目だよ!ちゃんと議論して謎を解いてもらわないと!」


飛騨「安心して、誰も賛成しないから」

大歩危「…うん」

【ノンストップ議論開始!】

<洗濯場のラジカセ>
<ドアの異変>
<飛騨の証言>




大歩危「…ねえ、今回の犯行は【不可能じゃ…】」

鈴原「そうよね、あたし達は【見張りを交代でしてたんだから】」

青木「【俺らの目をかいくぐって飛騨達のところに行くのはまず不可能】ってことだな」

リリス「あれ?なにそれ、私聞いてないwwwボッチwww」

落合「とにかく今回の犯行は【計画的な物ってことだね】ヒヒヒッ」

リリス「うはw犯人wテラコワスwww」

リリス「運で投票だらJKww」

桑原「ふざけるな!そんなのいくない!」

大歩危「…実は【最初から三階に潜んでたとか?】」



【】をコトダマで論破しろ!

下1

正解!!


山下「それ!不正解だよ!!」

山下「青木君たちはどうだったか知らないけど、僕達は二人して持ち場を離れてるんだ…」

鈴原「は?初耳よそんなの?」

井貫「すまない、言うのを忘れていた」

青木「けどどうして二人して持ち場を?なんかあったのか?」

山下「発砲音みたいな音が聞こえてきて、僕達は二人で洗濯場に走ったんだ」


大槻「発砲音?」


山下「原因はこれだよ。これにその音が録音されてタイマー機能を使って流されたみたいなんだ」

リリス「ラジカセとかwww」

桑原「…なんだ?それ?」

大歩危「…つまり犯人が上に行く機会はあったって事」

飛騨「そうなるわね」

落合「じゃあ、その音で二人を陽動した犯人はその隙に上に行ったってことだね…ヒヒッ」

青木「そこで二人を…」

山下「………」

飛騨「そうみたいね、私は生きていたけど」

大槻「犯人とかみてねーのかよ?」

飛騨「ごめんなさい、見ていないわ」

大歩危「……犯人を絞る方法」

鈴原「まあでも怪しい痕跡は多々あったじゃない。それについて話し合いましょ」

リリス「犯人wwwガクブルwww」

鈴原「おのずと答えが出てくるかもしれないわ」

【ノンストップ議論開始!】

<スイッチの傷>
<篝火の足>
<綺麗な死体>


青木「でも犯人は相当な怪力なんだろうな」

大歩危「…【外傷を残さず篝火君を殺害】」

落合「凄い力の持ち主なんだろうね…ヒヒヒッ」

飛騨「【確かに強い力だった】」

リリス「犯人は怪力www」

鈴原「ちょっと、なんでアタシを見つめるのよ」


大槻「【なんかの道具を使ったとかか?】」

大歩危「…それこそ【舞台の昇降装置とか】」


【】をコトダマで論破しろ

下1


正解!!



山下「それ!不正解だよ!!」

山下「篝火君の足には何かが巻き付けられた跡があったんだよ」

青木「え?でも、首つりで足に?」

大歩危「…一回縛られたとか?」

リリス「そこからwwww」

桑原「けど!縛る意味!あるか?」

大槻「ねーな。今回に限ってはねーだろ」

井貫「さっと殺したほうが今回の犯行には有利であるからな」

鈴原「そうよね、逃げられたら厄介だものね」

じゃあなんでだろう…何で足なんかに?
それってもしかすると…

【選択肢】

1引きずった
2拘束した
3元からあった

下1

出かける時間になりましたので
また更新は22時くらいから

お待たせしてごめんなさい!

すいません帰宅するのが遅れそうなので一時間ずらして23時から!
本当に何度も何度もごめんなさい

お待たせしました!人は??

正解!!


山下「それって引きずられたとかじゃない?」

大槻「おいおい、またかよ」

井貫「でもあり得るかもしれぬな。篝火はこの中の誰よりも大きかった」

桑原「運ぶの!無理!」

鈴原「じゃあ前回みたいに、それから犯人を絞っていくのは無理ってことね」

大歩危「…引きずられた?」

大歩危「…どこかから移動させられたって事?」

落合「普通に廊下で殺されて…じゃないかな?ヒヒッ」

リリス「それな!」

廊下で二人を絞殺…
凄い速度で二人を殺したんだな…
しかも反撃の隙も与えずって……どういうことだろう


【ノンストップ議論開始!】

<太い縄>
<色落ちしたベスト>
<スイッチの傷>



青木「けど篝火の首を絞めるって…【無理じゃねーか?】」

青木「いや、あの身長じゃ【首に縄巻き付けるなんて無理だろ】」

井貫「まず【女子には無理であろうな】」

リリス「いやw貧乳と年増には【犯行可能でしょ】」

鈴原「誰が年増ですって?」

大槻「誰が貧乳だコラ!!!」

桑原「何か!【トリックあるのかも!】しれない!」

リリス「それか【実は絞殺じゃなかったー!デデドン】みたいなw」

落合「はぁ…もうむちゃくちゃだね」


【】に同意または論破しろ!

下2

正解!!


山下「その答えに賛同するよ!」

山下「そう。もしかしたら篝火君は絞殺されたわけじゃないのかもしれない…」

リリス「ぷぎゃーwwwなんだってーww」


鈴原「けど見たわよね?吊るされてたのよ?」

大槻「ああ。つーか、考察じゃなかったとしたら死因は何なんだよ」

桑原「モノクマ!ファイル!窒息死!書いてる!!」


山下「うん…けど。絞殺とも書いてないんだ」


鈴原「そんな言葉尻捕える様な事…」

大歩危「…窒息って首絞める事が妥当じゃない?」

大歩危「他の方法なんて…」

飛騨「思いつかないわ。やっぱり絞殺なのよ」

山下「いや…けど三階は不自然な点が多すぎるんだ」

山下「ただの絞殺にしては…ね」

飛騨「不自然な点?」

大歩危「…まあ確かに言われてみれば」

井貫「だが、それが今回の事件に関係しているのか?」

大槻「ん?何がおかしいんだ?わかんねえ」

鈴原「ええ、ずっと現場を見ていたから、何があったかなんてわからないわ」

リリス「えー?しwりwたwいwの?」

桑原「オレ!犯人!許さん!!」

青木「怪しいとこなんてあったっけか?」

怪しい所。三階は全部の部屋が少しずつおかしかったんだ。
その中でも一番顕著だったのは…

【選択肢】
1イベント倉庫
2メイクルーム
3スタッフ仮眠室
4エステルーム

下2

正解!!


山下「スタッフ仮眠室。そこが一番おかしかったんだ」

山下「イベントホールと同じくらい、いや…もしかするとそれ以上に…」


鈴原「けど、あんな狭い部屋で何ができるのよ。特別な設備なんて無かったわよ」

大槻「ああ、メイクルームとかエステルームならまだしもな」

井貫「だがあの部屋は床が焦げていたりしたのも確かである、それが事件にどうかかわるかはいささか謎ではあるがな」

大歩危「…焦げ?」

桑原「エステルームの瓶!殆ど!粉々!」

落合「へぇ…けど。そこで何があったんだろうね…ヒヒッ」

リリス「わかりませんえーんwww」


青木「この前の事件的な考えすっと、そこが本当の犯行現場…なーんてな」

【ノンストップ議論開始!】

<ドアの足跡>
<ドアの異変>
<使った後の掃除用具>


大槻「ああ?スタッフ仮眠室で殺害?なんであんな狭い部屋で?」

大槻「それにどうやって誘い込んだって言うんだよ?」

落合「そこに人が居たって【明確な証拠もないしね…】ヒヒヒッ」

リリス「青木フルボッコwwwワロタwww」

鈴原「前回を踏まえるのは良い事だけど…【そこに誘い込むメリットがないわ】」

井貫「そうである。あそこの部屋は【何も特別な仕掛けは無かった】であろう、確かに不自然な点は多々あったが」

大歩危「…【あそこで殺す意味もない…】」

飛騨「…もっときちんと犯行時の事を思い出していれば……不甲斐ない」



【】をコトダマで論破しろ!

下2

正解!!

山下「それ!不正解だよ!」

山下「ドアには大きな足跡が付いていたんだ!」

落合「ドアに?床じゃなくて?ヒヒヒッ」

鈴原「訳が分からないわ…。ドアに足跡なんてつけて何がしたいのかしら」

大槻「わっかんねーなー」

桑原「それに!なんで!ドアに!足跡?」

桑原「ふつう!つかない!」


でも。ドアには綺麗に足跡が残っていた
言われてみればドアに足跡が付いていた理由も気になる…

どうしてドアなんかに?


【閃きアナグラム】

と め じ る し の れ ぱ た
こ う も め る ら い て み

○○○○○○○○○ 9文字

下2

山下「閉じ込められていたんじゃないかな?」

大槻「どうしてわざわざ?」

井貫「うむ…さっさと殺してしまえばよいのではないか?」

リリス「飛騨を先に殺したかったでござるwww」

鈴原「じゃあなんでこの子がここにいるわけ?死んだ順番的に殺されたのは篝火が先よ」

青木「それにあの部屋も鍵…。あ、鍵はあったな」

桑原「けど!内側から!あけれる!」

井貫「あの男と力勝負で勝てそうとなると…」

大槻「おい!おいおいおい!」

鈴原「なんで私たちを見るのよ!井貫だって力はあるでしょ!」

落合「盛り上がってる所悪いけど…落ち着いてくれないかな?ヒヒヒッ…」


いや…力のない人でも閉じ込めることは出来たはずだ…
そう、この二つを使えば…


>>586>>587からコトダマを三つ選べ!】

下2

大歩危「…その証言何に使えるの?」

大歩危「そんなの蹴破られたら終わり…」

違った…
そっか、でも釘で打ち付けるなら時間はかかるよね…
何かで仮止めしてたら…話は別だけど…

下1


山下「閉じ込める方法ならこの二つだよ!」

鈴原「成程ね、釘でドアを封鎖したって事」

大槻「けどよ、おかしくねえか?そんなの時間かかんだろ」

リリス「その間に出てこないとかwww何て言うドMwww」

井貫「閉じ込められていた、という発想から離れた方が良いかもしれんな」

青木「んー…俺もさっきの殆ど思い付きだしな、やっぱ仮眠室で殺されたなんてねーのかもな」


いや…違う。違うんだよ。
ドアについていた粘着性の物質…

それって多分――――――

【選択肢】
1ガム
2ジャム
3両面テープ
4瞬間接着剤

下2

リリス「ジャムwwwってwwwイミフww」

リリス「え?あほなんwww」


しまった…間違えた…
そう、ドアから一時的に出れなくする道具…それって―――


下1

正解!!


山下「使われてたのは瞬間接着剤だよ!」

青木「ん?けどそれだったら――――」


鈴原「納得できたわ。それで仮止めして…」

大槻「んで、その間に釘で本止めってか」


桑原「それだと!出てこれない!」


井貫「ちょっと待てい!!納得できん!!」

落合「え?」

リリス「必死www」

井貫「ドアを止めるのにちょうどいい木材なんて無かったはずであるぞ」

井貫「何かで止めるなんて事は無理である!」

井貫「倉庫には出入りしていたからちゃんと見ておる」

>>586>>587からコトダマを1つ選べ!】

下2


正解!!


山下「使われていたのは盾だよ。ね?大歩危さん」

大歩危「…ええ、盾よ」

飛騨「…けど鉄じゃない?盾って」

鈴原「余程の怪力みたいね…って。なんでアタシを見るのよ!」


大歩危「…舞台用の小道具。木製だった」

落合「なら簡単に打ち付けれるね」

落合「けど…それをどこに隠したのかな?」

リリス「盾とか目につきやすいでござるwww」

隠し場所、これはすごく簡単だ。
きっと犯人は盾をあそこに壊して置いたんだ

>>586>>587からコトダマを1つ選べ!】

正解!!



山下「メイクルームだよ。メイクルームに青い木片が落ちてた。」

大歩危「…盾も青」

落合「成程ね…木製だから壊しやすかったってことか」

大歩危「…衣装にゴミが付く」


井貫「間違いがあるぞ!重大な間違いが!!!」反論

井貫「それをしてしまうと今回の犯行は破綻だ!」

井貫「吾輩の疑問!射抜いてみよ!!!」

【反論ショーダウン開始!】

コトノハ
<湿ったシーツ>
<種類の違う洗剤>
<井貫の疑問>



井貫「犯人は【外から篝火を閉じ込めたのであるな?】」

井貫「では【部屋の中から出る事は不可能である!】」

井貫「【共犯が居たと言う事はなかろう】」

井貫「【部屋の外から中の人物を殺す方法もない!そんな道具もない!】」

井貫「ならばどうやって殺すことが出来る?」

井貫「【閉じ込めたところでメリットなぞない!】」

井貫「【殺すのは不可能である!】」

下2

正解!!!


山下「その解答。誤答だよ」

山下「あったんだよ、部屋の外から中の人を殺す方法。その道具が」

山下「…洗剤だよ」

井貫「ぐぬっ!?」

山下「大浴場の洗剤が殆ど別の物に入れ替わっていたんだ、洗剤って混ぜるとどうなるか…知ってるよね?」

飛騨「……毒ガス!?」

鈴原「…成程ね、なら閉じ込めるメリットも出てくるわ」

井貫「…ぐぬぬっ」

大槻「犯人はガスで殺して絞殺に見せかけたってことだな」

大槻「力のない人間には無理…って思わせるために」

【ノンストップ議論開始!】

【連射:二つ使用してください】
<井貫の疑問>
<落合の証言>
<使った後の掃除用具>
<色落ちしたベスト>


大歩危「…でも【洗剤は本当に使われたの?】」

落合「【ただ入れ替えられただけかもね…】」

青木「確かになー【俺らよく風呂と洗濯場は使うし】無くなったのを補充したんじゃね?」

落合「洗剤を使ったって【明確な証拠もないし】」

リリス「部屋が泡立ってたとか?www」

桑原「それはないぞ!」

リリス「冗談っすwやだー」


【】をコトダマで論破しろ!
下2

リリス「その話前に終わりましたけどwww」

落合「疲れてるの?ヒヒッ」

あ…また失敗だよ…
気を付けないと

下1

正解!!


山下「それ!不正解だよ!!」

山下「犯人は撒いた洗剤を掃除するために仮眠室の掃除用具を使ったんだ!」

山下「その証拠に部屋は綺麗になっていたんだよね?井貫君」


井貫「う…うむ…言われてみれば…」

井貫「だが吾輩の勘違いかも知らぬぞ?」

山下「それは限りなく低いと思う…だってモップは使われてたし…」

飛騨「…篝火君はそんな殺され方を…」

鈴原「だから篝火の方が先に死んだって事かしら、ガスの方が致死性高いし」

大槻「飛騨はちゃんと殺せてなかったんだな、犯人もそれに気づいてねえと」


落合「けど…そんな大量に使うと部屋がぬるぬるになるよね?」

落合「…いくらなんでも量を調節しないと…」

青木「しかも風呂場に有った奴結構でかいぞ?余った奴はどこに隠したんだ?」

>>586>>587からコトダマを1つ選べ!】

下2

正解!!


山下「エステルームだよ。残った洗剤はエステルームにぶちまけたんだ」

山下「そしてその上から香油を振りまく」

山下「匂いも誤魔化せるし、洗剤も使い切れる。一石二鳥だよ」

桑原「グルルルルッ!犯人許さん!」

大歩危「…なるほど」

落合「洗剤で足が濡れていたからドアにもくっきり足跡が残ったんだね。ヒヒヒッ」

リリス「はたして…本当に洗剤が使われたのでしょうか…」

リリス「それを裏付ける明確な証拠…。それが無いと…」

リリス「まw無いと思うけどwww」

リリス「あw私の事納得させれます?www」


またリリスさんがかき回し始めたな…
けど大丈夫。僕は明確な証拠を持っているから

>>586>>587からコトダマを1つ選べ!】

下2

リリス「それは単に誰かが部屋を掃除しただけかもwww」

リリス「篝火君の体に泡とかついてました?」

リリス「無いですよねーwww」

いや…確かに泡は無かったけど。
きっとこれが証拠に…

下1

リリス「洗剤で床が焦げるんですかwww」

リリス「それ洗剤って言うより劇薬www」

リリス「あwたwまw使えよwww」


また間違えた!?
けど…篝火君自体に異変はあったんだ…

そう。あったんだよ


下1

正解!!


山下「篝火君の皮のベストが色落ちしていたんだ」

リリス「な…なんだってー!?」

山下「洗剤が使われた証拠…これで十分かな?」

リリス「あwでもww絞殺の可能性まだあるかもww」

落合「…はぁ」

リリス「はいwロンパーwww」反論!

リリス「顔真っ赤ww必死過ぎwwワロタwww」

リリス「クソワロじゃーいwww」

【反論ショーダウン開始!】

コトノハ
<未使用のコード>
<太い縄>
<綺麗な死体>

リリス「イベントホールって【絞殺用品の倉庫】だったでござるwww」

リリス「【ワイヤー】あ…これは首が千切れるでござるなwww」

リリス「【カーテン】これは太すぎるでござる…」

リリス「けど【それ以外にもたくさんあったでござるな】」

リリス「それを使ったのではござらぬか?」

リリス「【イベントホールで絞殺された可能性がまだあるでござるよww】」

【】をコトノハで斬れ!

下2

リリス「だからなんでござるかwww」

リリス「きっとイベントホール内にあるなにかで殺されたんじゃ?」

リリス「あそこは絞殺道具の宝庫でござるww」



イベントホールで絞殺された?
それは無いんだよ。

下1

正解!!!


山下「その解答。誤答だよ」

山下「まず、イベントホールのコードは未使用だった。」

山下「となれば篝火君は毒ガスで殺されたか、それともあの太い縄で絞殺されたか…」

リリス「ふぁっびょーん」

青木「けど…でも。それじゃあどうして飛騨だけ絞殺しようと?両方とも毒ガスでよくね?」

鈴原「もしかして、最初から犯人は三階に隠れていたとか?」

鈴原「それで篝火だけを陽動して…閉じ込めた」

落合「無理があり過ぎるよ」

鈴原「よね…頭が混乱しちゃってるわ」

落合「けど犯人は最初から三階にいたって言うのはあり得そうだね…」


いや…それもない。それはこれで証明できる!


>>586>>587からコトダマを1つ選べ!】

下1

山下「それもないと思うよ。ね?大槻さん」

大槻「見回りもしたけど怪しい奴どころか怪しいもんも無かったぞ」

大槻「んで、篝火たちに引き継いだってわけだ」

山下「そう。それに昨日僕達がラジカセで陽動されたこともあるし…」

山下「犯人が動いたとしたら、きっと夜中なんだ」

鈴原「なら犯人は…」

青木「暗殺者ってことか?」

桑原「シャーマンって可能性!ある!!」

リリス「wwwww」

【ノンストップ議論開始!】

<太い縄>
<スイッチの傷>
<綺麗な死体>



落合「犯人は篝火君を【ガス殺したって事は確定だね】」

落合「そこから何らかの方法で【飛騨さんを襲った】」

青木「でも飛騨が生きてんのは奇跡だよなー【吊るされて時間は結構経ってただろ?】」

鈴原「太い縄が使われたからってのもあるわね」

桑原「なるほど!」

飛騨「…生きててよかったわ」

落合「不幸中の幸いだね」

大槻「んま【犯人の計画は失敗だな】

【】をコトダマで論破しろ!!

下1

落合「死体は長い事吊るされてたのかな?」

落合「いつから吊るされてたんだろうね?」

落合「時間が経っているみたいだけど…それだとおかしくないかな?ヒヒヒッ」

そっか…そうだよね。
おかしいんだよ、死体の状況が


下1

正解!!


山下「それ!不正解だよ!!」

山下「それにしては死体が綺麗すぎたんだ…」

山下「足に残っている外傷以外は」


鈴原「じゃあ死体は私たちが来るちょっと前に細工されたって事?」

大槻「けど無理じゃねーか?」

大槻「部屋は真っ暗だったんだぞ?」

桑原「オレ!夜目効く!!」

リリス「はーいw自白いただきましたーww」

大歩危「…確かにね」

井貫「あの暗さは吾輩にも目視不可能だったであるぞ」


けどスイッチには細工がちゃんと施されていた。
あんな跡…

この謎を解いて行こう。

>>586>>587からコトダマを1つ選べ!】

下1

山下「けど気になるんだ、スイッチの傷」

山下「事件に関係しているはずなんだよ…。とにかく気になるんだ」

リリス「さすがはクイズ王wwwあきらめが悪いww」


思い出せ…思い出すんだ。僕
これまでの事を、怪しいと思う事を全部…


――――――――――――――
――――――――――――――
――――――――――――――


あ…あれ?あの時―――。どうしてあの人はあの発言ができたんだ…?
それに今思い出せば矛盾だらけじゃないか…

最初からこの犯行…この人にしかできない…よね



【怪しい人物を指名しろ!】

下1

正解!!


山下「飛騨さん…君の鷹なら。出来たんじゃないかな?」

飛騨「…バカなの?」

飛騨「自分が殺されそうになったのに」

飛騨「自分が死ぬかもしれなかったのに」

飛騨「そんな危険をおかして縄を上げた?」

飛騨「無理よ」

飛騨「そんな危険おかせない」

飛騨「それに鷹は夜目が効くのは確か」

飛騨「けどそれを何もないスイッチに…向かわせるなんて無理」


何もないスイッチ?
いや…これとこれを使えば。

そう。可能になるんだ

>>586>>587からコトダマを2つ選べ!】

下1

人居なさそうなので今日はここまで!

続きは明日の10時から

安価着てないなら↓1

更新再開と行きたい
お人は居ますか?

正解!!




山下「スイッチにジャムを塗れば…可能じゃないかな?」

飛騨「…は!?」

山下「…ドアが開いて外の光が差し込むのと同時にジャムの付いたスイッチに飛び込ませる」

山下「それくらいできるんじゃないかな。飛騨さんの鷹なら…」

飛騨「そんな器用に操れない」

山下「…洗濯物は干させてたのに?」

飛騨「……」

飛騨「違う!!」


飛騨「それに…どうやって篝火君を片腕でイベントホールまで運んだの?」

飛騨「時間は確かにあったけど、無理」

飛騨「無理」

大歩危「…確かに。片腕じゃ無理がある」

飛騨「言ったでしょ。無理」

リリス「…無理言い過ぎワロタwww」


いや…腕じゃないところに巻き付ければ
だからあの太い縄を選んだ可能性だって…

【閃きアナグラム開始!】

ま し ど り あ ん と い

う り が た し ま き つ

○○○○

下1

ヒント

飛騨さんは片腕だと全身の力が入らないから無理ということを主張
では全身の力を均等にこめれる場所は?
そしてわざわざ圧迫面積の少ない太い縄を選んだ意味は?

正解!!



山下「胴体に巻き付ければ…運べるんじゃないかな?」

青木「胴体!?」

大槻「でも確かにあり得るぞ」

落合「だから太い縄を?ヒヒヒッ」

鈴原「なるほどね…死体発見まで時間は山ほどあったんだから…偽装工作はたくさんできたってわけね」

飛騨「ちがう!」

飛騨「違う!!」

飛騨「そんな事していない!!」

【PTA 開始】

飛騨「わたしはジョセフを殺人の道具になんて使わない」

飛騨「わたしは篝火君を殺してない」

飛騨「いくら時間があったからって!」

飛騨「無理だ!動機だって私には関係ない!」

飛騨「復讐相手なんていない!」

飛騨「してない!」

飛騨「無理!そんなこと無理!」

飛騨「私は被害者だ!」

飛騨「…それに明確な証拠なんてない!」


          ○<飛>

     ■<騨の>   △<言>

          ×<証>



下1

正解!!


山下「…不正解だよ」


山下「飛騨さん…あの時こう言ったよね」

―――――――――――――――――――――――――

飛騨「ええ、幸い生きていたから」

飛騨「大歩危さんと大槻さんにはお礼を言わないとね」

飛騨「それが急に誰かに首を絞められたから。すぐに意識がなくなって…」

―――――――――――――――――――――――――――――――


山下「仮にも…意識をすぐに失った飛騨さんがどうして…」


山下「どうして大歩危さんと大槻さんがスイッチを押したことを知ってたの?」


飛騨「そ…それはたまたま…」


山下「それにもう一つ…」

飛騨「なに?」

山下「…篝火君の死体を見つけるまでの行動だよ」

飛騨「…え?」

――――――――――――――――

二階のどの部屋にも二人はいない。
その頃には大歩危さんが大槻さんに鈴原さん青木君を呼んできてくれた

――――――――――――――――

山下「この時点で…僕に井貫君、鈴原さん大槻さん青木君が居た」


――――――――――――――――――――――――――――
暫くしていると青木君が皆を連れてイベントホールに入ってきた。
―――――――――――――――――――――――――――――


山下「それから青木君が落合君にリリスさんに桑原君を呼んできてくれた」

山下「それにあの日の夜…異音が聞こえてから、僕達は階段の前から動いていないんだ」

山下「犯行が可能なのは…一人しかいない」


飛騨「違うっ!!!!!」

【クライマックス推理開始!】

1 今回の事件は僕達の見張り計画を逆手に取って行われたんだよ
  今回のクロは(A)を提示されて、入念に準備を重ねた
  そう、事前に真の凶器である(B)を手に入れてね。
  他にも(C)に音を録音させたりもしてたんだろうね

2 そしてクロが動く日が来た。
  クロはまず(C)の(D)を使用して僕達をその場所に行かせた
  篝火君を襲えたチャンスは誰にでも、と思わせるために
  これが今回の事件の解決の糸口になるとも知らずに

3 そしてクロはまず篝火君を(E)に誘導した。
  部屋に予め混ぜておいた(A)をぶちまけると、細工を施したドアをすぐに閉めたんだ
  だからその中で篝火君は窒息死してしまった

4 クロは死体を(F)まで運んで首に太い縄を括り付けた。
  そして自分にも括り付けた。
  後は誰かが来るのを待つだけだ

5 そして僕達が駆け付けた事を知ったクロは(G)を使って縄を釣り上げた
  あたかもここで絞殺されたかのように細工して、自分も襲われたように思わせるために
  けどここでイベントホールのコードを使わなかったのは大きなミスだよ。
  きっと太い縄で首が閉まりにくくするためだったんだろうけど


動機

洗剤
ラジカセ
ノイズ
騒音
銃声
タイマー
エステルーム
スタッフ仮眠室
イベントホール
イベント用品倉庫




下1

1 今回の事件は僕達の見張り計画を逆手に取って行われたんだよ
  今回のクロは(動機)を提示されて、入念に準備を重ねた
  そう、事前に真の凶器である(洗剤)を手に入れてね。
  他にも(ラジカセ)に音を録音させたりもしてたんだろうね

2 そしてクロが動く日が来た。
  クロはまず(ラジカセ)の(銃声)を使用して僕達をその場所に行かせた
  篝火君を襲えたチャンスは誰にでも、と思わせるために
  これが今回の事件の解決の糸口になるとも知らずに

3 そしてクロはまず篝火君を(スタッフ仮眠室)に誘導した。
  部屋に予め混ぜておいた(動機)をぶちまけると、細工を施したドアをすぐに閉めたんだ
  だからその中で篝火君は窒息死してしまった

4 クロは死体を(イベントホール)まで運んで首に太い縄を括り付けた。
  そして自分にも括り付けた。
  後は誰かが来るのを待つだけだ

5 そして僕達が駆け付けた事を知ったクロは(鷹)を使って縄を釣り上げた
  あたかもここで絞殺されたかのように細工して、自分も襲われたように思わせるために
  けどここでイベントホールのコードを使わなかったのは大きなミスだよ。
  きっと太い縄で首が閉まりにくくするためだったんだろうけど


こんなに緻密に犯行を練り上げて…
そしてクロにしかできないトリックをつかえた人物…

飛騨さん。それは君しかいないんだ!



BREAK !

山下「飛騨さん…」

飛騨「…なに?」

鈴原「ホントに?でもなんでよっ!!」

飛騨「…」

落合「もしかしてまたリリスさんが?ヒヒヒッ」

リリス「冤罪じゃないですかwwwやーだーwww冤罪とか別の所でどうぞwww」

不思議なほどに静かな裁判場。
飛騨さんは一言も発せずモノクマを見つめている

まるであの一言を待ちわびているように

モノクマ「もー…もっと騒いでよねー。面白くないなー」

モノクマ「ということで今回の投票ターイム!」

モノクマ「篝火君を殺害して飛騨さんを殺害しようとしたクロは誰なのか!」

モノクマ「さてさて!クロが勝つのかオマエラが勝つのか!」

モノクマ「どっきどきのわっくわくだよね!」















―――――――――――――――――――――――――――――――――――


        VOTE

      【ヒダ】【ヒダ】【ヒダ】



  学 級 裁 判  閉 廷 !



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――











飛騨「モノクマ。殺人に失敗した場合。卒業できなかった場合は…動機はどうなるの?」


モノクマ「遂行されません!もちろんされるわけないよ!」


飛騨「…そう」

残念そうな顔でため息をついた飛騨さん



青木「ちょ!ちょっと待てよ!なんでお前が!?」

大槻「しかも復讐なんて…」


飛騨「ふっ」

飛騨さんは小さく笑った。
それが何に対しての物なのかは分からないけど、酷く悲しい笑い声だった。

リリス「…あらあらあら?壊れちゃーった?」

飛騨「ふざけないでよ」


モノクマ「あれあれあれ?もしかして君もリリスさんみたいな?」


リリスさんみたいな?その一言で裁判場は凍り付く。
けど…起こったのはそれよりも悲しい出来事

飛騨「生まれてからずっと復讐しようと思ってたわ」


桑原「誰に!?だ」


飛騨「…それは―――」



モノクマ「―――――お父さんとお母さんだよね。お兄ちゃんも…かな??」


山下「…え?」

山下「けど…けど恨んでないって!」





飛騨「嘘に決まってるでしょ!!!!!」




落合「……―――」

飛騨「腕が無いから捨てましょう?うちには相応しくない?ふざけるな!!!」


飛騨「それだけの理由で!それだけの理由で!私は普通の家族を親から奪われた!」




井貫「だが貴様には…祖父母も」

飛騨「居たよ。居たけどしてくれるのは最低限のお世話だけ」

飛騨「田舎の山奥の村で片腕が無いなんてどんな仕打ちを受けるか知ってる?教えてあげるわ」

飛騨「座敷牢行きよ。人目に付かないようにね」



飛騨「私に与えられたのはこの子だけ」


飛騨「ある日窓から迷い込んできたこの子だけが私の家族」


飛騨「ある日爺様から聞いた話で私の腸は煮えくり返ったわ」

飛騨「お兄ちゃんが希望ヶ峰入学だって」

飛騨「私だって腕さえあれば…」



飛騨「その日から殺意は止まらなかった。いえ、今までより深くなったわ」

鈴原「けど…貴方も」

飛騨「そうよ!この子と一緒にここに来れた」

飛騨「一目おにいちゃんに会って言ってやろうと思った、私は妹だって!」


飛騨「だったら始まったのはこの生活!」


今まで冷静だった飛騨さんはスイッチが入ったかのように叫び散らす



飛騨「私何か悪い事した!?」


モノクマ「してたけどねー」


青木「…おい!「落ち着けよ」

青木君の一言で一瞬黙り込む飛騨さん。


でもこれはまた新しい始まりだった。
そう…このメンバーのある一人に向けて



リリス「な…なんですか?」


飛騨さんはリリスさんの前にツカツカと寄っていく


飛騨「言ったわよね。貴方。私はかわいそうだって。私は不幸だって」

飛騨「ふざけないでよ!!!!」


――――パシンッ


飛騨さんの一撃がリリスさんを捉えた。


飛騨「仲間?同じ不幸な仲間??」


―――――パシンッ


もう一撃。


鈴原「ちょ…止めなさい!!!」

飛騨「はぁ…はぁ…はぁ…」

飛騨さんは鈴原さんに羽交い絞めにされている。
そして荒い息を上げている










飛騨「一つだけ言ってあげる。自分が不幸だって思ってるうちはね。まだ幸せなのよ」











モノクマ「もう気は済んだ?それじゃあ行きましょうか!」

モノクマ「お待ちかねのおしおきターイム!!」










──────────────────────

    【Game Over】


  ヒダサンがクロにきまりました。

   おしおきをかいしします。



───────────────────────











―――――――――――――――――――




   【 ドキドキ♪ワクワク♪羽占い 】
 

 



               超高校級の鷹匠 飛騨とんび 処刑執行

―――――――――――――――――――――――


拘束された飛騨さん。

そして向かい合わせに置かれた飛騨さんの鷹



ブチッ





鷹の羽が一枚千切られます。


それと共に。モニターには「生きる」の文字。そして流れる音声





ブチブチブチッ



ブチブチブチッ



ブチブチブチッ



勢いよく抜かれていく鷹の羽


飛騨さんは涙を流しながら目を瞑っている



ブチブチブチッ


――――――――――――――――――――

――――――――――――――――

―――――――――――


音がしなくなりました。


飛騨さんはゆっくりと目を開けます。





【死んだ】





そう書かれたモニターの文字。



それと同時に一本の矢が放たれました。



――――バシュンッ

グサッ



動かなくなった飛騨さん。



その横でモノクマは美味しそうに焼き鳥を頬張るのでした

モノクマ「ヒャッホーーーー!!エクストリィィィィィィム!!!!!」


モノクマは叫ぶけど、誰ももう何も反応しない



リリス「…っ――――」

桑原「オマエ!泣いてる?」

リリス「は?無くわけwwww」


リリスさんは赤く腫れた頬と共に目も赤くしている。
初めてかもしれない…。こんな事


鈴原「不幸だと思っているうちはまだ幸せ…ね」


その言葉を口にしてじっとリリスさんを見つめる鈴原さん。

落合「…人の不幸を見て自分が幸せだって安心するんだったら……僕のそばにいれば良い…ヒヒッ」

落合「けど…それでいいのかい?」


リリス「はwそんな浅はかなwww」



大槻「……おめぇ、哀しい奴だな」

リリス「いwみwふw」





青木「強がんなよ…。正直なった方が楽だぞ?」




リリス「なんだよww寄ってたかってwww」

リリス「うwぜwえwww」


リリスさんはいつも通りの口調だけど。
ずっと泣いている。


リリス「気分悪いからw帰るでござるww」

井貫「逃げられる前に一言言っておこう。」

井貫「ここに居る吾輩たちの中で貴様の事を嫌う人物は居ようとも、憎む人物は居らぬ」



リリス「…死ね。氏ねじゃなくて死ね」



リリスさんは一人でエレベーターに乗り込んでいった。


その背中は。まるでみんなの言葉がのしかかっているみたいに小さく見えた。





リリス「お前らを羨ましいとか仲間とか思ったことないから」


リリス「ただ、不幸になればいい」


第三巻 『青い冬』


    【終幕】




    【死亡】

   篝火 緑

  飛騨 とんび

   
  


          残り 9 名


次の更新は16時か17時に

取りあえず第三章はこれまで

そして三章が終わりましたので、前回の>>181と同じことを行います。
お手数ですがご協力をお願いいたします

第四章は次スレで行います。
なのでこのスレはまた埋めネタとか批判とかもうとにかく色々に使ってください。

次スレが立ち次第ここにURLをはりつけに来ますので

【宿泊リスト:男性】

サイノウ:【超高校級のクイズ王】
オナマエ:山下 瑰(やました かい)
セイベツ:男性
トクチョウ
【主人公】犯人にも被害者にもならない
【優しい心】人の気持ちを察して動こうとする優しい心の持ち主
【ポーカーフェイス?】何が起こってもあまり顔には出ない
【天才気質】クイズ好きが高じてかそれとも生まれつきか…はたまた両方か。頭がすごくいい

サイノウ:【超高校級のカラーギャング】 死亡
オナマエ:田辺 璃流(たなべ りる)
セイベツ:男性
トクチョウ
【傲慢】かなりのわがまま、自分の思う通りに突き進む
【世話焼き】なんだかんだ言って他人の事が気になる
【ハッタリの性格】実はDQN系の厨二病でなにも悪いことの出来ないチキン

サイノウ:【超高校級のミュージカル俳優】 死亡
オナマエ:篝火 縁(カガリビ エン)
セイベツ:男性
トクチョウ
【傍若無人】人前をはばからず、勝手に振る舞う
【稀血】血液型の種類がこの世の誰とも一致しない
【兄貴肌】仲間想いなのだが自分にも他人にも厳しい

サイノウ:【超高校級の動物学者】 死亡
オナマエ:村田 龍馬(むらた りょうま)
セイベツ:男性
トクチョウ
【天才中学生】海外で飛び級して現役高校生になっているが実年齢は中学1年
【マイペース】トロいわけではない、マイペースなだけだ
【動物大好き!】動物の話題でテンション上がる

サイノウ:【超高校級の薬剤師】
オナマエ:桑原 雄大 (くわばら ゆうだい)
セイベツ:男性
トクチョウ
【野生児】凄い野生児。現代からはかけ離れている
【マッドサイエンティスト】決して狂気的な感じではないが、実害は被る
【失踪癖】すぐにどこかにいく

サイノウ:【超高校級の水球選手】
オナマエ:青木 空(あおき そら)
セイベツ:男性
トクチョウ
【ゲイ】同性大好き!タチらしい
【ムードメーカー】明るく常に周りには人が居る
【笑顔大好き】人の笑顔を見るのが大好き

サイノウ:【超高校級の幸運】
オナマエ:落合 豊(おちあい ゆたか)
セイベツ:男性
トクチョウ
【皮肉屋】凄い低姿勢で人の痛いところをわざと付いて来る
【努力家】影での努力は凄いしている
【ネガティブ】すぐに落ち込んで凄く引きずる

サイノウ:【超高校級のスナイパー】
オナマエ:井貫 刈矢(いぬき かるや)
セイベツ:男性
トクチョウ
【正義漢】正義感が強く協調的
【世間知らず】少々常識のはずれた面が見え隠れする
【自信家】自分の行動には絶対の自信がある

すいません。間違えました…

できれば青木にも女性のヒロインがいてほしいね...
個人的な疑問だけど、飛騨さんは兄に会いたくて殺人を犯した、でいいですか?
あと驚いたことは、落合くんはすぐ退場するかと思ってたけど長生きしててびっくりした。

>>722


青木の女性ヒロインは一応設定してますよ。
意外な人物ですけど、ただ、青木の好感度がもう主人公に偏りまくってるので

飛騨さんは兄に会いたい+両親殺したいです
落合君は一応幸運ですしお寿司

真に意外なのは桑原や粗茶さんが早期退場だと思ったが(薬を使った罪木的枠と変装トリックなんかで)ここまで生き残ったら生き残り枠な気がする!
そして安定の退場する未来が見えないまな板
逆に大樹林さんの退場が意外だったが冷静に考えたら真昼ちゃんやちーたんの常識枠を引き継いじゃったんだな…

>>724
うん。大歩危さんと桑原にも一応クロフラグ立ってたんだよ。
そのためのメイクルームとエステルームだよ

OK

全部やります。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom