戸塚「八幡…僕依頼があるんだ!」 (8)

八幡「おう!戸塚の依頼なら例え世界中を敵に回したとしても受けるぜ!あっ、小町を敵に回すのは無理だ。」

雪乃「それで戸塚くんの依頼というのは何かしら?」

結衣「うん!教えてよ!」

戸塚「ちょっと…恥ずかしいし言いづらいなぁ…」

雪乃「でも、言わなければ貴方の依頼を受ける事は出来ないのよ?」

結衣「大丈夫だよ!他の誰にも言わないから!」

八幡「そうだぞ?トップカーストの由比ヶ浜はともかく雪ノ下と俺は話す相手はいないからな。」

雪乃「貴方と一緒にしないで貰えるかしら?気持ちが悪いわ。」

八幡「同族嫌悪か?」

結衣「二人とも!さいちゃんの話聞いてあげようよ!」

戸塚「じ、実は僕…雪ノ下さんのお姉さんに一目惚れしちゃったんだ…この前学校に来てる時に見た時、一瞬で好きになっちゃった…」

八幡「へぇ?」

結衣「えっ!?」

雪乃「私、疲れているのかしら?とんでもない事が聞こえてしまったのだけれど…」



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八幡「戸塚、あの人だけはやめておけ…」

雪乃「そうね…あの姉さんと付き合うというのは不可能に限りなく近いわ。」

結衣「二人共アタックする前から決めつけちゃダメだよ!やらない後悔よりやって後悔でしょ!?」

八幡「松岡修造かお前は…」

戸塚「でも、僕あんまり恋愛とか分からないから協力して欲しいなぁ…」

八幡「雪ノ下、お前何とか出来ないのか?姉妹だろう?」

雪乃「無理よ…姉さんに頼みごとなんてしたくないわよ。」

八幡「1回、戸塚とデートだけ出来る様にセッティングしてくれればいいんだ。」

雪乃「そもそも接点のない男性とデートなんてするはずないわ。」

結衣「じゃあどうしたらいいんだろう…」

八幡「俺らにはどうする事も出来ないがあいつならどうにかする事が出来るかもしれないな…」

葉山「それで僕に相談ってのはなんだい?君から僕を頼るなんて初めてじゃないか?」

八幡「俺もお前に何か絶対頼みたくはないが戸塚のためだ。」

雪乃「私からも頼むわ葉山くん」ニコッ

八幡(これで勝負は勝ったな。)

葉山「弱ったな。比企谷は恩があるし雪ノ下さんから頼まれたら断る訳にはいかないな。」

10分後

葉山「話は分かった。俺が戸塚を連れて陽乃さんをデートに誘って俺が途中で居なくなればいいんだな?」

八幡「だがあの人は俺以上に洞察力が優れている。そう上手く行くか?」

結衣「もしかしたら陽乃さんみたいなタイプってそういう回りくどいのとか嫌いかも…」

葉山「結衣、それはどういう意味だ?」

結衣「その陽乃さんの事はそんなに詳しくないけど、そういう事をしようとしても事前に防いじゃう気がする…というか」

八幡「確かにな。葉山がいなくなったら私もこの辺で帰るね!って言っちゃいそうだもんな。」

葉山「どうすればいいんだろうな?」

雪乃「答えは簡単よ?」

八幡「どういう事だ?」

雪乃「策を弄する考えを捨てればいいのよ。姉さんに見合うだけの男になればいいんじゃないかしら?」

八幡「それが出来ないから悩んでるんだろう?」

雪乃「そもそも誰かに頼るというのがいけなかったのよ。戸塚くんが必死に努力をすればいいのよ。」

戸塚「でも僕…あんなに美人な人と釣り合う程かっこよくないし…」

雪乃「その考えを捨てなさい。釣り合うかじゃなくて釣り合う男になるしかないのよ?」

八幡「やけに熱心だなお前…」

雪乃「まず戸塚くんはもっと男らしくなるべきだわ。確かに今の容姿でもモテるけれど、ただの可愛いで終わってしまうわ。」

八幡「戸塚、男に必要なものはなんだと思う?」

戸塚「やっぱり顔…かな…?」

八幡「違う、金と権力とトーク力だ。」

結衣「それじゃ意味ないし!」

雪乃「相変わらず腐った思考回路をしているのね。それに貴方は全て持っていないじゃない…」

八幡「おい、哀れみの目で見るのやめろ。」

雪乃「そうね…まずは筋肉をつけたらどうかしら?私で良ければジムを紹介するわよ?」

八幡「まぁ容姿をいきなり変えるのは無理だから、まずは筋肉をつけて男らしさを実感するのが大事だな。そうすりゃ少し内面は変わるはずだ。」

結衣「確かに強い人ってかっこいいかも…」

雪乃「そうね…どこかの屁理屈ばかりで現実逃避する男よりは強くて真正面から戦う男の方がいいわね。」

八幡「お前たちのガールズトークでいちいち俺を傷つけるのやめてくんない?どんだけ俺の事嫌いなんだよ。」

雪乃「あら?勘違いしないでくれるかしら。別に貴方が嫌いと言っているわけじゃないわよ?」

八幡「はいはい無関心ですね。」

雪乃「…鈍感な男ね。」

八幡「え?なんだって?」

雪乃「まぁいいわ。今は戸塚くんの事だけを考えましょう。」

八幡「まぁ俺は1日、16時間は戸塚の事を考えてるからな。」

結衣「それ口に出すなし…ちょっとキモイ」

雪乃「この男の気持ち悪さはちょっと所じゃないわよ?」

八幡「あんまりそういう事言うなよ。こんな気持ち悪い男を好きな物好きだっているんだぞ?俺の両親とか…小町とかな。」

結衣「ヒ、ヒッキーはちょっと頼りないけど実はかっこいいもん…ね?」

八幡「お前いきなりどうしたんだよ?何それ遠まわしな告白?」

結衣「違うし!ヒッキーに告白するわけなんてないじゃん!」

雪乃「この男は告白をされるんじゃなくて罪の告白をするだけよ?」

葉山「俺、もう行っていいかな?」

雪乃「あら、ごめんなさい。まだいたのね。」

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