民話少女野崎くん (12)

『パラスの恩返し』

昔々あるところに少女漫画を描いてるお爺さんがいました。

お爺さん「早く家に帰って原稿描かなきゃ……」

お爺さんが急いでいると……

お爺さん「……ん?」

パラス「うっ……ううっ……」

そこには罠にはまっているパラスがいました。

お爺さん「一体どんな罠に……?」

そう思いお爺さんが罠を見ると……

パラス「うっ……ううっ……」

パラスはお爺さんの写真を置いてる巨大なネズミ捕りにはまってました。

お爺さん「はまるか普通!?」

パラス「野崎くん……ううっ……」

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お爺さん「大丈夫か?」

パラス「は、はい! ありがとうございました!! おつきみやまに帰ります!!」

お爺さん「ああ、気をつけて帰るんだぞ」









お爺さん「ただいま婆さん、言われた通りギャルゲー買ってきたぞ」

お婆さん「おー! サンキュー爺さん!!」

お爺さん「しかしギャルゲーぐらい一人で買えばいいじゃないか」

お婆さん「う、うるせえな!! 道中で雪崩とかきたら怖えだろ!!」

お爺さん「ヒロインヒロイン……」スラスラ

お婆さん「何俺が喋ってるところスケッチしてんだよ!!」

お爺さん「じゃあ婆さん、ここに花を頼む」

お婆さん「おう」

コンコン

お婆さん「誰かきたぞ」

お爺さん「ああ……今開ける」

ガラガラ

お爺さん「……ん? 誰もいない」

女「ここです! ここここ!!」

お爺さん「ああすまない……あまりにも小さすぎてな……」

オレンジ色の髪をしたリボンをつけた女の子がやって来ました。

女「あ、あの……ここに泊めてもらってもいいですか? 泊まるところがないんです……」

お爺さん「俺は構わないが……婆さんはいいか?」

お婆さん「へっ、別に構わねえよ……ただし俺と一緒にいると……俺が眩しすぎてすぐに出て行きたくなるかもな★」

お爺さん「ここがお風呂だから」

女「はいっ!」

お婆さん「話を聞けえ!!///」

お婆さん「なぁ爺さん、そういや堀爺さんは?」

お爺さん「そういえば……そろそろ来るはずだが……」

ガラガラ

堀爺さん「おーっす」

お爺さん「今日は随分遅かったな」

お婆さん「今日は笠は全部売れたのか?」

堀爺さん「いや、一個も売れなかった」

お爺さん「じゃあなんで笠を持ってないんだ?」

堀爺さん「イケメンの地蔵がいたからな……そいつに全部あげちまった」

お婆さん「地蔵じゃなくて人に売れよ!!」

女「あ、あの……この部屋をお借りしてもいいですか?」

堀爺さん「ん? 誰だこの人」

お婆さん「泊まるところがないからうちに泊まることになったんだよ」

お爺さん「いいけど……なんでだ?」

女「泊まるだけだと申し訳ないので織り物を……」

お爺さん「そうか……ありがとう、好きに使ってくれ」

女「あ、ありがとうございます!! ……ただ……この部屋は決して覗かないでもらえますか?」

お爺さん「……? ああ……」

女「ありがとうございます……」

バタン

お爺さん「理由は分からないが開けないようにしないとな」

お婆さん「ラッキースケベ体質だとうっかり開けそうだな……開けたらCG回収か……いや、バッドエンドか……」

堀爺さん「わりい、何言ってるかさっぱり分かんねえ」

その日の夜

スラスラスラスラ

お婆さん「おい、まだやってるぞ……」

お爺さん「もう夜中の三時だぞ……」

堀爺さん「流石にここまでやってるとどんなのを作ってるか見たくなるな……」

お婆さん「……開けるか?」

お爺さん「ああ」

堀爺さん「ちょっとだけなら……」

お婆さん「よし、ちょっとだけ開けよう……」

ガラッ

パラス「うわあっ!!?」

お爺さん「!! あの時のパラス!?」

パラス「み、見られたら……私はもう帰らないといけません!! さようなら!!」ダッ

堀爺さん「お、おい!!」

お婆さん「CGでもバッドエンドでもなかったな……」

お爺さん「……なっ!!?」

堀爺さん「どうした爺さん」

お爺さん「こ、これを見ろ……彼女は織ってなどいなかった!!」

お婆さん「!! これは……」

お爺さん「今月の原稿の……全てのベタを仕上げてる!!」

お爺さん「くそ……惜しい人材をなくした……覗かなければ……」

お婆さん「すげえ悔しそうだな……」

ドサドサドサドサ……

堀爺さん「ん? 外で音がしたな……」

お爺さん「もしや……沢山の財宝じゃないのか? 昔話的にはそれしか考えられない……」

お婆さん「マジかよ!?」

お爺さん「堀爺さんが地蔵に笠をあげたからきっとその御礼だろう」

堀爺さん「よし、外を見てみるか」ガラッ

堀爺さん「……!!」

お爺さん「こ、これは……!!」

お婆さん「沢山の女物の服や下着……」

『笠くれた御礼です!! 絶対似合うと思います!!』

堀爺さん「鹿島ああああああああああ!!!」

めでたしめでたし。











若松「……あれっ!? 俺達の出番は!?」

瀬尾「ないって」

〜終わり〜

読んでくださりありがとうございました、よいお年を……

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