卯月「プロデューサーさん朝ですよ!起きてください!」モバP「ああ、朝か……」 (16)


キャラ崩壊注意
嫌な人は見ちゃだめだよ!

アニメの知識しかないのでおかしければ指摘してもらえると嬉しいです。
地の文おおめです 。

前に書いた作品
モバP「なぜかモテない……」
モバP「なぜかモテない……」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1451065850/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1451482376

もうそんな時間か……。
彼女は「早く起きてくださいね?」そう言いながらカーテンを開ける。……おおぅ、眩しい。
俺はゆっくりと寝ぼけた身体を起こし、目覚ましを確認した。
うん、5時だ。俺がセットした時間は7時なんだがなぁ。


卯月「今日もいい天気ですよ!プロデューサーさん!」

モバP「あ、あぁ……」

……見惚れてしまった。
朝日に輝く彼女の笑顔はキレイで。そのあどけない姿はまるで、人を引き込ませる天使のようだった。
生まれ持ったアイドルの資質。そう表すしかないのかな?


モバP「おはよう、卯月」


そんなこんなで、遅くなった挨拶も済まし、俺は本題に入ることにした。


モバP「でだ、なぜお前が俺の家にいる?」


そうだね。
俺の家に彼女がいるのはそもそもおかしいよね。誰も家には決して招いてないし。間違いなく鍵は掛けたよなぁ?

卯月「なにを言ってるんですか……?プロデューサーさん?」

卯月「私たち兄妹ですし、ここはプロデューサーさんのお家じゃないですよ?」

モバP「……へ?」


いきなりなにを言ってるのこの子?ここは俺の家で、長年過ごしてきたワンルームのはず……。
落ち着け、落ち着くんだ俺!
深呼吸をして回りをよく見るんだ!


モバP「すぅー、はぁー、すぅー、はぁー」

卯月「」ニコニコ


よしっ!落ち着いたぞ。俺は決して天使の言いなりにはならない!
そう心に誓い、ゆっくりと部屋全体を見回す。

……なんだ、いつも通りの俺の部屋じゃないか。杞憂で済んでよかった。


モバP「脅かすなよ、いつも通りの俺の部屋じゃないか。」


さきほど心で呟いた言葉を声にだし、大きな安心を得た。
あとは彼女がどうして、この家に居るのかを問いただせば、この話はおしまいだな。


卯月「いえ、ですから兄妹なので同じ家に居るのは普通ですよね?」

モバP「いやいやまてまて、まず第一、俺達は兄妹じゃないで……」

菜々「卯月ちゃーん!プロデューサーは起きましたかー?」

卯月「起きたよおねえちゃーん!」

菜々「そうでしたか!朝食の用意出来てますから、早く降りてきてくださいねー!」

卯月「はーい!プロデューサーさんも早くいこ?」

モバP「は?……は?」


おかしくね?
俺の家はワンルームですよ?
ここはマンションだから、隣の部屋の声が聞こえるのはまだわかる。
だけど、この部屋を満たす味噌汁の匂いは冗談なんかじゃない!
ってか、降りてこいってここは1階なんですが……


卯月「プロデューサーさん大丈夫ですか?」

卯月「すごい汗ですよ?」

モバP「だ、大丈夫だ。それより聞きたいことがあるんだけど」

卯月「はい、なんでしょう?」

モバP「今、菜々さんの声が聞こえたが、彼女も親族なのか?」

俺はもう、自分でもなにを言ってるのかがわからなかった。
それでも、今確認をしておかないと酷く後悔する気がした。


卯月「はい!一番上のお姉ちゃんです!」ニコニコ

モバP「は、はは」

モバP「そうか、一番上のお姉ちゃんか」


一番上のお姉ちゃんね。
冗談だとは思いつつも、俺は一番聞きたくない、そう、恐怖なことを尋ねた。

モバP「……ちなみに、俺達は何人兄妹なんだっけ?」

卯月「?」

卯月「5人兄妹ですけど?」

そうかそうか、5人兄妹か。これはあれだろ?ほら、ドッキリとかいうやつ。アイドルにするならまだしも、プロデューサーの俺にやっても仕方ないだろ~。
でもまあ、俺を驚かそうと必死に演技するとか、このかわいい奴め!ここは全力で騙されてやるか。


モバP「そうだったな!俺達は5人兄妹だったな!」

モバP「それにしても、どうもボケがあるなぁ」

モバP「よければ兄妹の名前を教えてもらえるかな?」



我ながら完璧だな……!全力で釣られるスタイル、俺は好きだぜ!どんな設定できたのか教えて貰おうじゃねえか!



卯月「そうなんですか?心配です……。病院に行きますか……?」

モバP「ああいや、大丈夫だ。それより名前を頼む」



なんで本気で心配されてんだ?

卯月「そうですか……?」

卯月「…」

卯月「一番上は、安部菜々お姉ちゃんです」

モバP「うん、それはさっき知った」

卯月「はい、次女は三村かな子お姉ちゃんです」

モバP「ちょっと待って」

卯月「はい?」

モバP「やっぱ我慢できない、聞いてもいい?」

卯月「はぁ……?」

モバP「お前ら3人とも17才で同じ年齢じゃねえか!」

モバP「なに?三つ子なの君達?名字も違うよ?」

卯月「???」



なぜそこで、心底不思議そうな顔をするのかな?そんなおかしいこと言ったかぁ……?



モバP「ま、まぁいいや続けて」

卯月「そうですか?」

卯月「かな子お姉ちゃんの次がプロデューサーさんです」

モバP「なるほどね」



ちょうど真ん中か、色々と弄りやすいしベストポジションなんだろうな。



卯月「はい!そして私が三女の島村卯月です!」ニコッ



やべえ、超可愛い。
このままお持ち帰りしてえ。ってここ俺の家か。……俺の家じゃなかったんでした。
俺は心のなかで突っ込みをし、一息吐いてから続きを促した

卯月「そして、最後が双葉杏ちゃんです!」

モバP「うん、もう突っ込まない」

卯月「もう忘れないでくださいね?」

モバP「それより、早く朝食を食べに行こう」

卯月「そうですね」


どうせこれはドッキリなんだ。
イチイチ突っ込んでてもキリがない。それよりも気になってるのがこの部屋の外だ。頼むからおかしいことはしてくれてるなよ。
俺は玄関まで確認するように歩いた。至って変わらず俺の部屋だ。


モバP「玄関もしっかりあるし、やっぱりドッキリか」ボソッ

卯月「ドッキリってなんですか?」

モバP「いや、なんでもないよ」


聞こえてたか。気を付けてやらないとな。そんなどうでもいいことを考えながら、俺は玄関のドアを開けた。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom