【安価】ノンケを落としたい【百合】 (244)

何番煎じか分かりませんが、
少女が百合に目覚めて、ノンケを落とすまでを安価で進めます
良ければお付き合いください

何も書き溜めてませんので、
まずは主人公(♀)の年齢から↓

>>2

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1451401742

14

次は、何を決めましょうか……。


とりあえず、思いついたまま、
次は、髪型↓

>>3

ショート

間違えました

主人公の髪型↓

>>5

間違えました

主人公の髪型↓

>>5

どうも上手いこと書き込めなかったのですが、
>>5を採用します

14歳、ショートヘアの主人公の、
目つきは↓

>>9

安価が近すぎるので、もう一回します

目つきは↓

>>13

事故りましたが>>14採用で

次は主人公の身長↓

>>20

138cm

14歳、ショートヘア、くりっとした黒目、138cm
ちっさくてワロタ

次は、体型↓
>>26

無乳
常にノーブラ

14歳、ショートヘア、くりっとした黒目、138cm、無乳、常にノーブラ
なんというロリコンホイホイ


次は、視力↓
(悪い場合は、眼鏡ありかなしかも)

>>31

両目とも2

主人公(♀)14歳、ショートヘア、くりっとした黒目、138cm、無乳、常にノーブラ、視力2

次は握力
>>35

ふつう

長々設定だけ作って書くのは後日からのきませんでしたーパターンじゃねえだろうな

主人公(♀)14歳、ショートヘア、くりっとした黒目、138cm、無乳、常にノーブラ、視力2.0、握力普通
握力は思いつきでした

次は誕生日(当たった誕生日をこちらで星座占いとかに当てはめて性格とします)
>>39(被ったら安価下)

6/6

主人公(♀)14歳、ショートヘア、くりっとした黒目、138cm、無乳、常にノーブラ、視力2.0、握力普通、6/6生まれ(肝が据わっているが、不安になると甘えん坊。いたずら好きで、発想が斬新)

>>37 明日で仕事納めなので、たぶん大丈夫です

最後に、この子の名前
>>44(安価下)

大宮 蘇歌 (おおみや そか)

主人公:大宮 蘇歌(♀)14歳、ショートヘア、くりっとした黒目、138cm、無乳、常にノーブラ、視力2.0、握力普通、6/6生まれ(肝が据わっているが、不安になると甘えん坊。いたずら好きで、発想が斬新)

ということで、主人公が決まりました
あとはおいおい安価で決めたり決めなかったりしていきます
では、本編スタート




――とある中学の正門前

蘇歌「正門はしまっちゃってるし……転校初日に、川の中に自転車ごとつっこむなんて、たぶん私だけだね」

ピチャ
ピチャ

蘇歌「靴も、制服もびしょびしょ……」

キーンコーン
カーンコーン

蘇歌「これ、なんのチャイムかな……」

しおり「始業のチャイムですよ……? え、あ、あの大丈夫ですか?」

蘇歌「え?」

しおり「び、びしょ濡れじゃないですか……?」

蘇歌「そうなんだけど、ちょっとそこの冷たい川に自転車ごと落ちちゃって」

しおり「え、え、え!?」

しおりは驚きながら、制服のスカートのポケットから薄いピンクのハンカチを取り出した。

しおり「あ、あの、ハンカチくらいしかないんですけど」

スッ

蘇歌「え、いいよ。ハンカチ、汚れるし」

しおり「そのままよりは……風邪、引いちゃいますよ……?」

蘇歌「ありがとう……」

フキフキ

しおり「所で、あなた学校は……今日、小学校は登校日じゃ?」

フキフキ――ピタ

蘇歌「中学生」

しおり「え?」

蘇歌「私、こんな身長だけど、中学生だよ」

しおり「……」

しおりはきょとんとして、目を瞬かせた。
失礼しちゃうわ。

蘇歌「それよりさ」

しおり「あ、はい」

蘇歌「授業、大丈夫?」

しおり「あ、私は、保健室に行くので……」

蘇歌「……え、それじゃあ今遅刻してるのって、私一人?」

しおりは、苦笑いしながら、小さく頷いた。

蘇歌「……どうしようか」

しおり「……え、ええっと」

蘇歌「……っくしゅ」

背中に悪寒が走った。
さむ。

しおり「……あの、これ」

しおりは自分の着ていた上着を、蘇歌の背中に羽織らせた。

蘇歌「い、いいって。悪いよ」

しおり「いいんですよ」

蘇歌「で、でも汚くなったら」

しおり「かまいませんよ」ニコ

蘇歌「あ、ありが……っくしゅ」

しおり「……一緒に保健室に行かれますか? どこか打ってたら大変ですし……」

蘇歌「>>49

今日はここまでで、寝ます
また、夜に
(安価下)

でも、私その・・・紙オムツだから・・・

蘇歌「でも、私その……紙オムツだから……」

しおり「……え?」

蘇歌「だから、紙オムツだから心配ないの」

しおり「え、えっと」

しおりの視線が横にずれていく。

蘇歌「引っ越してきて、うっかり下着全部洗ったの……そしたら、妹の紙オムツくらいしか残ってなくて」

しおり「そ、そういうことですか」

蘇歌「今、私がいつも紙オムツ派だと思った?」

しおり「そ、そんなことないです」

蘇歌「だよね。良かった」

しおり「……じゃ、じゃあ、その替えの紙オムツとか……」

蘇歌「あ、あるある」

ゴソゴソ

しおり「あ、いえ、ここでは出さなくて大丈夫ですよ」

蘇歌「そう?」

しおり「はい」

しおり「保健室で着替えるのが恥ずかしければ、すぐ横にトイレがありますから……私が、予備の体操服を持ってきますね」

蘇歌「いいの?」

しおり「いいですよ」

蘇歌「ありがとお。あなた、良い人だね。私、蘇歌って言うんだけど、お名前教えてくれる?」

しおり「私はしおりです」

蘇歌「しおり……」

しおり「はい」

蘇歌「うん、覚えた」ニコ

しおり「ありがとうございます」

蘇歌「あのね、さっそくしおりにお願いがあるんだけど」

しおり「なんですか?」

蘇歌「足挫いてさっきからすごく痛いから、おぶってください」ペコ

しおり「……ええッ」

安価は↓2とかでやればミスらないよ

保健室前――


しおり「よいっしょ……」

ストン

蘇歌「しおり、ありがとう。でも、ごめんね。しおりの制服びしょびしょ」

しおり「いいんですよ」

ガラ

保健婦の五十嵐「あら、しおりさん。遅かったのね」

しおり「……」コク

蘇歌「?」

五十嵐「そういう時は、心配になるから連絡してね」

しおり「……ぃ」コク

五十嵐「その子は…‥どうしたの? 具合悪い?」

蘇歌「さっき、川の中に自転車ごと突っ込んじゃって、足挫いたみたいで」

五十嵐先生「大変ッ、歩ける? ここに座って? あらッ、びしょびしょ!?」

>>53
↓2ってどういう意味?

しおり「あの……」ボソボソ

五十嵐先生「ああ、体操服? ちょっと待ってあの左の棚の中だと思う」

蘇歌(なんで、言ってることわかったのかな)

五十嵐先生「あと、タオルね。ベッドの下にたくさんあるわ。やえさん、起きてるわよね? タオルとってちょうだい」

数秒無音。
ふと、がたがたと引き出しを引くような物音がした。
ベッドのしきりの合間から、生白い手が伸びて、
タオルが投げられる。

五十嵐先生「ありがとう」

やえ「いいえ」

五十嵐先生「腹痛は良くなった?」

やえ「いいえ、全然」

五十嵐先生「そう。もう少し、休んでいく?」

やえ「ええ。こちらのことはお構いなく」

蘇歌(変な人)

五十嵐先生「はい、タオルね。しおりさん、体操服ありそう?」

しおり「……ぃ」

蘇歌「あの、トイレで着替えてきてもいいですか?」

五十嵐先生「いいですよ。しおりさん、案内してくれる?」

しおり「……」コク

蘇歌「ありがとう」

トイレ――


しおり「それじゃあ、私は……」

蘇歌「え、行くの?」

しおり「え、はい」

蘇歌「もう少し、一緒にいてもらってもいい? 一人で着替えるの寂しいじゃん」

しおり「は、はい」

蘇歌「着替えるから、扉の外にいてよ」

しおり「ええ」

ガチャ

蘇歌「よいしょ」

バタン
ゴソゴソ

蘇歌「そう言えばさ、ちょっと聞こうと思ったんだけど、しおりって>>60

何で保健室に行こうとしてたの?

この身長なら体操服の大きさ合わない気がする

53だけど↓2はそのレスの二つ下のレスを安価として採用するってこと

例えば>>62で↓2にしたなら>>64が採用される

ねむすぎるのでここまで

ちょっと再開

>>61
だぼだぼで可愛い感じになるな

>>62
なるほ、ありがと。そうする

蘇歌「何で保健室に行こうとしてたの?」

ゴソゴソ

しおり『それは……で』

蘇歌「っくしゅッ」

しおり『……』

蘇歌「あ、何か言った?」

しおり「いえ……あの、言いずらいのでごめんなさい」

蘇歌「そうなの? 別に、いいよ。気にしない」

しおり「ありがとうございます……」

ガチャ

蘇歌「着れたよ。なんか、おっきいね。紐ちゃんと閉めないと、下の短パンずり落ちるかも」

ダラン

しおり「……可愛い」

蘇歌「へ?」

しおり「あ、よく似あって……」

蘇歌「体操服が?」

しおり「はい……あ、れ? 蘇歌さん……ブラジャー、もしかしてつけてないんですか?」

蘇歌「うん」

しおり「え、えええッ」カアッ

蘇歌「いけないかな? そんな校則なかったと思うけど」

しおり「そ、そういうことじゃなくて……こ、ここ共学ですし、先生の中には男性の方だっているんですよ?」

蘇歌「だから?」

しおり「……だ、だから」

蘇歌「私、みんなよりここに全然脂肪がないから、大丈夫だよ」

しおり「そ、そういう問題でもなくて」

蘇歌「よくわからないけど、心配してくれてありがと。そろそろ保健室戻ろう?」

テクテク

しおり「え、あ――」

蘇歌「はやくー」

しおり「……うう」

保健室――


五十嵐先生「……あら、小学生みたいで可愛いわね」ニコ

蘇歌「ありがとう」ニコ

五十嵐先生「よしよし」

ナデナデ

蘇歌「撫でないで」

五十嵐先生「あ、つい。さて、足の方を見せてもらえる? それと、しおりさんは奥の部屋でいつも通りお願いね」

しおり「……ぃ」ペコ

蘇歌「……」

五十嵐先生「あらあ、足首しっかり腫れてるわね。動かせるなら、折れてはないと思うけど。そう言えば、どうして川に落ちたの?」

蘇歌「道に迷って、近道しようと思って水道管の上を通ってたの。そしたら、滑って落ちた」

五十嵐先生「……そう、生きてて良かったわ」

蘇歌「私もそう思うよ」




クルクル――キュッ

五十嵐先生「はい、応急処置終わり。暫く、走ったり跳ねたりしちゃだめよ。あと、危険なことも禁止。約束できる?」

蘇歌「小学生じゃないんだから、大丈夫よ」

五十嵐先生「そうねえ。ところで、さっきから言わないといけないなあって思ってたんだけど」

蘇歌「なに?」

五十嵐先生「お胸の乳首がちょっと透けて見えてるわよ?」

蘇歌「……」

チラ

蘇歌「……うひゃあ!」カア





別室――


しおり(あ、その言い方だと反応するんですね……)

キーンコーン
カーンコーン

1時間目休憩――

五十嵐先生「さらしなんて巻いてごめんなさいねえ」

蘇歌「いいの。私こそ、気を遣わせてごめんなさい」

五十嵐先生「いいえ……あ、ここ職員室よ」

蘇歌「送ってくれてありがとう」

五十嵐先生「それじゃあね」

カツカツ

蘇歌「大遅刻しちゃったけど、怒られるかな」

ガラガラ――

蘇歌「失礼します」ペコ


教職員一同「……」チラ


蘇歌「……」ペコ


『あんな子、いたかしら。小学生?』ボソボソ

『可愛いー……』ボソボソ


蘇歌「タモツおばさん、いる?」

ガタタッ

保先生(タモツ)「こ、こら大宮さん! 学校で、おばさんはナシって固く誓い合ったでしょうが!」

周りの教職員の面々から、
笑いが起きる。

蘇歌「あ、ごめん」

保先生「それに、なんで制服じゃなくて体操服?!」

蘇歌「川に落ちた」

保先生「落ちた?! ひいいい!? 大丈夫?! 怪我ない!?」

ベタベタ

蘇歌「ないよ?」

保先生「そーちゃん、心配かけさせないでよぉ!? 今日も来なくて、私、何かあったんじゃないかって心配で心配でッ、授業も2回くらいミスったんだからッ……ああッ、あっと、ごほんッ」

蘇歌「ごめんね」

保先生「と、とりあえず無事で良か……ん?! 何その足!? ひえええ?! どうしたのおお!?」

蘇歌「捻挫したの」

保先生「うわああ!? やっぱり、車で送っていくべきだったわああッ!」

蘇歌「……」

保先生「ごめんねええッ、そーちゃん!?」

蘇歌「タモツおばさん……」

保先生「なに!?」

蘇歌「>>74

しおりって何者?

蘇歌「しおりって何者?」

保先生「しおり? しおりってどの?」

蘇歌「保健室に常駐してそうな感じのしおり」

保先生「そーちゃ……蘇歌さん、しおりさんにいつ会ったの?」

蘇歌「さっき、保健室連れて行ってもらったよ」

保先生「ほんとー?! うそお!!」

タモツおばさんは、背を逸らして驚いた。
そんなに?

蘇歌「さっきまで普通に喋ってたと思ったら、保健の先生にはもごもごしてたから、なんでかなって」

保先生「へえ……。ちょっと、家庭環境が複雑で、人付き合いも苦手な子なの。特にね、自分と同じ年齢の子とか、年上の人には上手く話せないみたいで。あー、だから、蘇歌さんと話せたんのかなあ」

蘇歌「そうなんだ……ん? 最後のどういう意味」

保先生「まあまあ。口下手なだけで、凄く優しい子だから、気にせずにね。いつもは保健室登校なんだけど、また、お話することあったら、付き合ってあげて欲しいな」

蘇歌「私はかまわないけど。でも、出て来ないと話すにも話せないよ」

保先生「放課後はね、美化整備委員の仕事してもらってるから、放課後良ければ屋上に行ってあげて」

蘇歌「私よりも、他に友達がいるんじゃないの?」

保先生「んー……、原因がねえ、その友達も一枚噛んでて……これ以上は言えないけど」

蘇歌「そう。所で、私次どこの教室に行けばいいのかな」

保先生「は!! そうそう!! 案内するからね!」

運動場――


蘇歌(転校初日で、1限目は遅刻、2限目は見学かあ。ヒマ……)

ノビー

蘇歌(しかも、学校外の持久走って……体、動かしたい)

タタタタッ

花田「はあッ……ッはあ」

蘇歌(しかも、記録係させられる始末)

ピッ

蘇歌「花田ひかる、20分24秒」

花田「マジかあ!! 20分切りたかったあああ!!」

ドサツ

蘇歌「お疲れ様」

花田「どーも……はあッ」

ゴクゴクッ

花田「うまあ!」

蘇歌「すごいね、後続が見えない」

花田「体動かすの好きでして。限界ぎりぎりまでっていう、肺とか心臓とかがスースーして、ああ、このままぶっ倒れそうってのがたまんないんだこれが。はあ、まだまだ走り足りぬわッ。ぬぐうう!」

その場で地団駄を踏む。

蘇歌「終わったら、ストレッチに移ってだって」

花田「はーい……ところでさ!」

蘇歌「?」

花田「きみ、だれ! 小学生? 迷い込んできたの?」ニコ

蘇歌(あ、すごく純粋に質問された)

蘇歌「>>78

やっぱりそうなるのかな・・・それより・・・
身長はざっと180後半、スリーサイズは上から141、63、113。どう、当たってる?

蘇歌「やっぱりそうなるのかな……それより……身長はざっと180後半、スリーサイズは上から141、63、113。どう、当たってる?」

花田「ぶッ!? だっはははは!? そうなるの!? ぶふッ!? しかも、いきなり、何で鑑定したの?! ぶはッ……くくくくッ!」

お腹を抱えて笑われた。

蘇歌「違うの?」

花田「ひいッ……ごほッ……いや、いい線言ってるわ! 私のスリーサイズは上から……」

ゴホン。

花田「うん?」

剛先生「アホ花田! 男子生徒が帰ってきてんぞ! そういうのは余所でやれや」

花田「ごうちゃんごめーん。自慢じゃないけど、学校一長身で、学校一ナイスバディだよ!」ニコ

蘇歌(なんというアホ) 

花田「あ、それより、ごうちゃん」

剛先生「ごうせんせい!」

花田「はーい。小学生混じってるよ?」

剛先生「おまえはあほか! 朝のHRで転校生が来るって言ったの忘れとんか!」

花田「え、あ! そう言えば! じゃあ、お嬢ちゃんはもしかして……もしかせんでも……あの、えっと、うん、」

薫「花田記憶力悪すぎ。大宮蘇歌さん。忘れちゃ可哀想」

花田「そうそう! さすが薫頭いい!」

薫「でも、こんなちんちくりんだったなんて。びっくり。あなた、身長はいくつ?」

蘇歌「148」

薫「あら、盛ったでしょ」

蘇歌「なんで、ばれたの」

薫「私が148だから」

蘇歌「変わんないね」

薫「変わるわよ! なんか、横にタイタンがいるから感覚が分かんなくなるけど!」

花田「タイタンって……あははッ、やめッ……お腹いたッ………ぶはッ」

剛先生「蘇歌、記録忘れてるぞー」

蘇歌「あ、すいません。ごめん、記録しないと」

花田「ごめんごめん! じゃあ、チビちゃんは今日から同じクラスだね! よろしくチビちゃん!」

薫「名前で言ってあげてなさいよ」

蘇歌「いいよ。気にしない」

薫「……あなた、良い子ね」

ナデナデ

花田「あ、私もするー!」

ギュウ

蘇歌「ぐえッ」

ナデナデ

蘇歌「わ、ちょっと撫でないで」

グシャグシャ

花田「髪の毛さらさらー」

ワシャワシャ

薫「ほんと」

ワシャシャ

蘇歌「ちょ、も、もお、やめ……あ、武田鉄矢30分5秒」

カキカキ

花田「真面目だよこの子」

薫「邪魔しちゃ悪いわ」

蘇歌「はよ、離してってば!」

昼休み――


蘇歌(お弁当……あ、もしかして川に突っ込んだとき落としてきたのかな)

ゴソゴソ

花田「よーよー! 転校生のチビちゃんや! 一緒にお昼でもどうかねえ? ほれほれ、頭をあげたまえ」

薫「蘇歌さんだってば。お弁当、もしかしてないの?」

蘇歌「実は、今朝近道しようとして川の水道管を渡ってたら、落っこちて、その時弁当箱を落としてきちゃったみたい」

薫「今、さらっととんでもない発言したわね」

花田「……ッ」(笑いを必死に抑えている)

薫「じゃあ、どうしようかしら」

蘇歌「>>84

拾ってくる

蘇歌「拾ってくる」

花田「ふんはあッ……」(こらえきれなくなった)

ジタバタ

蘇歌「たぶんまだ、川に……ある」

薫「あなたもけっこうクレイジーね」

花田「でもさ、もう流されてるんじゃ……」

薫「それよりも、学校から出たら怒られるわよ? 確実に」

蘇歌「それは、困るけど。でも、お腹空いたから……」

ガタッ

花田・薫「「私の弁当分けてあげる」」

ススッ

花田「なにー、真似すんなっしー」

薫「花田はどうせ分け与えたって、後でお腹すいたーってうるさいんだから。その巨体でエネルギーが持たないでしょうが」

蘇歌「でも、悪いし、行ってくる」

ガタッ

花田「行っちゃダメだァ! 今、外に出れば君も戻って来られなくなるッ! そうなったら、誰が薫を養っていくんだ!」

蘇歌「……でも。ここにいたら、みんなに迷惑かけるし」

花田「いいんだよ、ここにいて。生きちゃダメだなんて、誰も言ってないんだよ?」

蘇歌「……花田」

花田「……チビちゃん」

薫「いいから、二人ともそこの席座って、黙って食え!!」

蘇歌・花田「「はい!」」

花田「そっかー、だからずっと体操服着てたんだ」

蘇歌「うん、そうなの」

ザクッ

花田「よーし、それじゃあ、私の卵焼きと薫の卵焼きどっちからいく?」

薫「選択しずらくさせてどうするッ」

蘇歌「……」

どっちも美味しそう。
花田の方は、チーズが入ってる。
薫の方は、明太子が入ってる。

蘇歌「う、うん……じゃあ」

ぐぎゅるる。
お腹空いた。

蘇歌「>>88

どっちもほしい

蘇歌「どっちもほしい」

花田「おお、なんて浅ましい子だろう」

薫「別に、卵焼きくらいいいじゃない。花田は、後でお腹すいたーって言わないでよ」

花田「へーへー」

蘇歌「いいの? 言ってみただけだよ?」チラ

薫「うん、いいの。それに、あげなかったら、なんだかこっちが悪い気がするのよ……」

蘇歌「ありがとう」ニコ

花田「じゃ、口を大きく開けて」

蘇歌「あー」

花田「投入」

ヒョイッ
モシャモシャ

蘇歌「美味しい……」ペカー

花田「喜美子の愛が詰まっておりましてな」

蘇歌「…もしゃ……きみ、こ?」モグモグ

薫「花田のお母さんよ」

蘇歌「へえ」ゴクン

薫「……じゃ、じゃあ次は私が」

蘇歌「食べさせてくれるの?」

薫「ぐッ、え、あ、じ、自分で取りなさいよ!」

蘇歌「怒られた」

花田「気にしないでいいんだよ。おばばは照れ屋なの」

薫「誰がおばばだ!?」

ひょいッ

蘇歌「…もぐ」

薫「……」じッ

蘇歌「うまい」ペカー

花田「それ、薫の手作りなんぞー。ありがたく食えよー」

蘇歌「そうなの? すごいね」

薫「余計な情報をばらまかんでいいから」

花田「じゃあ、今度はチビちゃんに食べさせてもらおうっかな」

蘇歌「いいよ」

薫「え?」

花田「ほんと? でも私もう食べれるものない」

薫「はやッ」

蘇歌「あれ」

花田「薫さん、あなた大好物のアスパラアーのニクマキーが残ってますわね」

薫「そういうのいいからッ。蘇歌もこんなのの戯言に付き合わなくていいからッ」

蘇歌「>>93

食べさせてあげる

蘇歌「食べさせてあげる」

花田「まあ、羨ましいわね薫さん」

薫「え、ええ?」

蘇歌「だめ?」チラ

花田「その時、薫の心に火がついた。誰かがやるんじゃない、私が、やらなければと」

薫「変なナレーションつけないでよ」

蘇歌「……えい」

グサッ
ヒョイ

蘇歌「あーん」

花田「それ、一気、一気!」

薫「う……」

蘇歌「……」

薫「あ……あー」

蘇歌「……」

クルッ
パクッ

蘇歌「もぐ……もぐ」

薫「……」

花田「あ」

薫「……」ブワッ

コンコン――

薫「……」ズン

花田「あれ、タモさんだ! どったのタモさん!」

保先生「違うでしょ! 保先生!」

蘇歌「タモツおばさん」

薫「おばさん……仲間ですね」

保先生「か、薫さん仲間意識感じないで?」

花田「ご、ごめんよおッ。もしかして、さっき言ったこと気にしてる?!」

薫「べ……つに」

花田「薫……」

保先生「なに、この空気。怖いわ……それより、蘇歌ちゃん良かった! ぼっち飯してたらどうしようって心配で、私弁当二人分持ってきてたの」

蘇歌「あ」

薫「え?」

花田「ぶはッ……ッ」

放課後――


キーンコーン
カーンコーン


花田「じゃ、部活行ってくんべー」

薫「蘇歌、一緒に帰る? と言っても、私途中で塾に行くからすぐ別れちゃうけど」

花田「可愛いからって、帰りに襲わないようにね」

ボスッ

花田「うぐッ」

薫「何言ってんのよ。殴るわよ」

花田「もう、殴ってまっせ……」

薫「どうする?」

蘇歌「>>98

襲われる…怖い

蘇歌「襲われる……怖い」

花田「ねー」

薫「あんたら、舌ねじ切られたいの?」

蘇歌「なにそれ、地獄?」

花田「静まり給え」

薫「で、どうすんの」

蘇歌「そう言えば、タモツおばさんが屋上に行けって」

花田「なんでさ」

蘇歌「環境整備委員をしているしおりって子と仲良くしてあげてって言われたの」

薫・花田「「……」」

蘇歌「なに?」

薫「あのさ、その子」

花田「薫、やめとこーよ。もしかしたら、仲良くなれるかもしれないじゃん」

薫「……」チラ

蘇歌「?」

薫「そうね、あなたなら」

蘇歌「よくわからないけど、行ってみるね」

屋上に続く階段――

蘇歌「ここかな」

階段を一歩踏み出してみる。
でも、
迷惑じゃないかな。

ポンポン。
肩を叩かれた。

蘇歌「?」

クルッ

やえ「どこへ?」

蘇歌「屋上だよ」

やえ「そお、私も行かなきゃらないから、ご一緒してもよろしいかしら?」

蘇歌「いいよ」

この人、保健室にいた人の声に似てる。
美人。
大人っぽい。

やえ「今朝は災難だったのね」

ああ、ビンゴ。

蘇歌「うん、やっぱりずるは良くないみたい」

やえ「そうね。一つ賢くなったから良かったのではないかしら」

蘇歌「確かに」

やえ「……ふふ、変な子」

蘇歌「変な子って」

やえ「ああ、でも同じ学年になるのね」

蘇歌「そうなんだ」

やえ「しおりも同じ学年よ」

蘇歌「そっか……え」

やえ「しおりに会いに行くんではなくて?」

蘇歌「うん、そう」

やえ「やっぱり。環境整備委員へ、ようこそ」

蘇歌「入ってないよ」

やえ「知ってるわ」

蘇歌「?」

ガチャ

屋上――

しおり「……」ビクッ

やえ「遅くなってごめんなさい」

しおり「……」ブンブン

蘇歌「わあ、花がたくさんある。綺麗だね」

しおり「蘇歌さん……どうしてここに」

やえ「大方、保先生にでもそそのかされたんじゃないかしら」

しおり「そうなの?」

蘇歌「そそのかされたって言うのはよくわからないけど、ここに来たらしおりに会えるって言われた。仲良くしろって」

しおり「そうなんですか……」

やえ「しおり、私向うの草引きしておくわね」

しおり「……ぃ」コク




蘇歌「保健室に案内してくれたから、手伝うよ」

しおり「ええ、そんな、別にかまいませんよ」

蘇歌「ううん、すごく助かったから。しおり、ありがとう」ニコ

しおり「いいえ」ニコ

蘇歌「何したらいいかな?」

しおり「じゃあ、ここの植木鉢の一列の草引きをお願いします」

蘇歌「合点承知」

トコトコ

しおり「……あ、軍手あるので」

ゴソゴソ

蘇歌「あ、はーい」

しおり「手を出してください」

蘇歌「こう?」

ススッ

しおり「……あ、ぶかぶか」

蘇歌「あ、ほんとだ」

しおり「手、ちゃっちゃくて可愛いですね」

蘇歌「そお? でも、これで頑張るね」

トタタタ――

蘇歌「ねえ、しおり、しおり」

しおり「?」

ポトッ

蘇歌「なんか、芋虫いた」

しおり「……きゃ?!」

ズサッ――

蘇歌「え、きらい?」

しおり「……は、はい」

蘇歌「じゃあ、こっちは。ダンゴムシ」

ポトッ

しおり「いやぁ?!」

蘇歌「……しおり。それでよくこの委員会続けれたね」

しおり「……」

やえ「しおりはね、あと、先端恐怖症なの」

しおり「!?」

蘇歌「へえ」ワクワク

キョロキョロ

しおり「さ、探さないでいいですからッ」

30分後――

やえ「こっち終わったわ。そちらは?」

蘇歌「終わったよ」

しおり「……」グタ

やえ「じゃ、私先に帰るから」

蘇歌「しおりも帰るよね?」

やえ「ああ、その子はまだ帰れないわよ」

蘇歌「どうして?」

やえ「大勢の人が登下校してる時間帯が怖いのよ。迎えも来ないし、もう少し暗くなるまでその子は帰れない」

しおり「……」

やえ「ごめんなさい、私が言うことではなかったわね。それではごきげんよう」

しおり「……」ペコ

蘇歌(そっか。でも、私も妹を保育園に迎えに行かなきゃ……どうしよう)

蘇歌「……うーん」

しおり、ここで一人で待つのかな。
それって、なんだか寂しい。

しおり「あの、私に構わず帰宅してください。お家の方も心配されるでしょうし」

蘇歌「でも」

しおり「私は、保健室にいきますから。あ、疲れてないですか?」

蘇歌「うん」

しおり「じゃあ、降りましょうか」

蘇歌「>>108

そうするわ

蘇歌「そうするわ」

しおり「ええ。あ、お茶だけ飲んでいかれますか? 保健室にあるので」

蘇歌「わーい」


保健室―――

蘇歌「ぷは。あったかい」

五十嵐先生「お疲れさま。寒かったでしょ」

蘇歌「少し」

五十嵐先生「しおりさんも、お疲れ様。やえさんは、今日こそはちゃんと屋上に来たかしら?」

しおり「……」コク

五十嵐先生「あら、珍しい」

蘇歌「……」ゴクゴク

しおり「……」チラ

蘇歌「……うん?」ゴクゴク

しおり「いえ…」

蘇歌「ごちそうさま」

ゴト

五十嵐先生「あら、お帰り?」

蘇歌「>>111

私はまだ服が乾いてないからもう少し待ってみる

蘇歌「私はまだ服が乾いてないからもう少し待ってみる」

しおり「え」

五十嵐先生「うん、大丈夫」ニコ

蘇歌「しおり」

しおり「あ、はい」

蘇歌「1限目の宿題教えてくれる?」

しおり「わ、わかりました」

五十嵐先生「奥の自習室、使っていいわよぉ」

しおり「……」ペコ

蘇歌「ありがと」

しおり「こっちです」

ガチャ
バタン

五十嵐先生「……あらあら、保の血筋にしては良い子じゃない」

自習室――


カキカキ――

しおり「……」

蘇歌「……」

しおり「あの、蘇歌さん」

蘇歌「なあに?」

しおり「保先生とどういうお知り合いなんですか……」

蘇歌「お母さんのお姉さんだよ」

しおり「そうなんですね……」

カキカキ

蘇歌「こっちに引っ越す時、色々手続きを手伝ってくれたのも全部タモツおばさん」

しおり「それって」

蘇歌「私、家族で島に住んでたんだよ。小さい島で、この間地震が起きて、中学校ね、入るの禁止になっちゃって。お父さんはもともとこっちに単身赴任で住んでたんだけど、どうせだからって、家族で引っ越してきた。みんな同じように外に出て行ってるせいで、島の人数も数えるほどしかいないから、もっと少なくなっちゃった」

しおり「こちらに出て来て良かったですか……?」

蘇歌「わからない。まだ、全然分からないことばっかり。勉強も、ついていけるかな」

しおり「……」

蘇歌「でも、都会の人は優しかった。昔、名前が変だってからかわれた人もいたし、小さいからってバカにする人もいるって聞いた。でも、そんなことなかったね。だって、しおり凄く優しかったから」

しおり「……私は、そんなことないです」

蘇歌「>>115

はじめて会ったのがあなたでよかった

蘇歌「はじめて会ったのがあなたでよかった」

しおり「……え」カア

蘇歌「本当に」

しおり「……た、保先生に何か言われて」

蘇歌「何かって何?」

しおり「あ、いえ……」

蘇歌「顔、赤いけど大丈夫?」

しおり「はい」

蘇歌「ねえ」

ススッ

しおり「あ」ビクッ

蘇歌「ここの答え、これで合ってる?」

しおり「……」コク

蘇歌「解けた、やった」ニコ

帰り道――


しおり「暗くなったので、気をつけてくださいね」

蘇歌「家、すぐそこのマンションだから大丈夫。またね」

ブンブン

しおり「また……」



―――
――



蘇歌「保育園、閉まる時間だ」チラ

タタタッ

蘇歌「急がなきゃ」

妹の名前は安価で決めます

>>119

紫歌(しか)

保育園前――


園長「大丈夫、お姉ちゃん、絶対迎えに来るって言ってたんですから」

紫歌「……」

ギュウッ

園長「大丈夫、大丈夫」

紫歌「……」ぐぬぬ

園長「お姉ちゃんが来た時、紫歌ちゃんのお顔がぐぬぬってなってたら、お姉ちゃん悲しんじゃいますよ」

紫歌「うん…」スッ


タタタッ

蘇歌「紫歌!」

園長「ほら」

パッ

蘇歌「おねえちゃん!!」

テテテッ

蘇歌「遅くなってごめん。寂しかったでしょ」

ギュッ

紫歌「だいじょーぶ。きにしてないよ」

蘇歌「……ありがとう、紫歌」

ギュゥ

園長「……」ニコ

マンションの近くのコンビニ――


蘇歌「遅くなったから、お菓子一個買ってあげる」

紫歌「いいの?」

蘇歌「お父さんには内緒」

紫歌「うん」コクコク

ウイーン

店員「いらっしゃいませー」

紫歌「……」ワクワク

トテテテッ

蘇歌「走ると危ないよ」

紫歌「うん」

トテテ――ドテッ

蘇歌「あ」

薫「うわ、大丈夫?」

紫歌「……ぜんぜん、きにしてないよ」

スクッ

薫「なに、このデジャブ……ん?」

蘇歌「あ」

薫「蘇歌……?」

蘇歌「この近くに住んでたの?」

薫「そうだけど、あなたも?」

蘇歌「向かいのマンションに住んでる」

薫「え、私も」

蘇歌「……」

紫歌「そかちゃんそかちゃん。おかし、みてくる」

蘇歌「あ、うん」

薫「……妹? 似てる。なんだか、姉妹でキーホルダーにできそうね」

蘇歌「それは嫌かも……。薫は買い物? けっこう買ってるね」

薫「あ」

ササッ

蘇歌「どうして、隠すの」

薫「見た?」

蘇歌「……」

薫「見てない、見てないわね」

蘇歌「……麦チョコが三袋、ベビースター三袋、ポテトチップスノリ塩味一袋。あと、ジンジャーエール1.5L一本」

薫「いやああ?!」

ウイーン

店員「ありがとうございましたー」


薫「さっき見たことは誰にも言わないで」

蘇歌「うん」

薫「花田にも」

蘇歌「うん……でも、なんで?」

薫「あいつは、口が軽いわけじゃないけど、あほだから」

蘇歌「なるほど。分かった。内緒ね」ニコ

紫歌「ないしょ?」

蘇歌「うん、紫歌も内緒だよ。誰にも言っちゃダメ」

紫歌「わかった、いわないよ」ニコ

薫「……」

蘇歌「どうしたの?」

薫「なんでバカ買いしたのか聞かないの?」

蘇歌「都会の人は、それくらい食べるものなのかと思ったんだけど。あ、もしかして違うの?」

薫「違う! こんなに食べたら太るわ!」

蘇歌「代謝が違うのかなって」

薫「なわけ……、ストレスよストレスッ!」

蘇歌「ストレス?」

薫「あ……」

薫「私立の中学に来たのも、良い大学受けれるようにって、おばあさまが薦めてくれたんだけど……毎日塾に行かされる羽目になって。勉強は嫌いではないけどね。むしろ、好きだったのに、今は、なんだか疲れちゃってる」

蘇歌「……頑張ってるのは、凄いことだと思う」

薫「凄い? ま、自分でも凄いと思うわ……あのばばあが来るたびに、期待顔でいっつも、『お勉強はどう?』って聞いてこなければだけど」

蘇歌「両親は知ってるの?」

薫「言ってない。誰にもね。周りの人間は、私がいつの間にかぶくぶくの豚子になって、漸く気が付くの。そう言う人ばかり」

蘇歌「>>126

じゃあ私が初めて気づいたんだね

蘇歌「じゃあ私が初めて気づいたんだね」

薫「……あ、うん、そうね。そういう風にも言えるかしら」

蘇歌「気づけて、良かった。身体に悪いよ」

薫「普段から体に悪いものしか食べてないし、変わらないわよ」

蘇歌「でも、お昼は自分でって」

薫「あんなの冷食のオンパレード。両親が忙しいから仕方なく自分で作ってるの」

蘇歌「えらいね」

薫「こんなの、褒めるようなことじゃないわ」

蘇歌「そうかな?」

薫「あー、なんだか辛気臭くなっちゃたわねッ。ごめんさい」

蘇歌「そんなことないよ。みんなのことが知れて、私は嬉しい」

薫「そ」

紅白見るんでここまで
お付き合いどうも
また終わったら書くかも

いったん、ここまでの登場人物紹介
みんな女性


大宮 蘇歌(おおみや そか)
:主人公。14歳。138cm。無乳。ノーブラ。肝は据わっているが、不安があると甘えん坊。いたずら好き。発想がおかしい。島から都会に引っ越してきた。

しおり
:保健室登校。同年代、年上が苦手で、蘇歌以外とはまともに話せない。過去に何かあったようだが? 美化整備委員。

やえ
:仮病をつかって保健室に入り浸る。謎の美少女。美化整備委員。

花田
:蘇歌のクラスメイト。自称、校内一長身でナイスバディ。陸上部。笑い上戸。アホ。


:蘇歌のクラスメイト。ツッコミ役。塾に通っており、成績はだいたい上位3位にランクインする。家族との関係はあまり良くない。

保先生(たもつ)
:蘇歌のおばさん。音楽の先生。

五十嵐先生(いがらし)
:保健婦。

剛先生(ごう)
:体育の先生。蘇歌のクラスの担任。

紫歌
:蘇歌の妹。保育園に通う。口癖は『ぜんぜん、きにしてない』。

喜美子
:花田の母親 

>>128
あ、間違えた
剛先生は男性です


やえっていうとにわかさんが思い浮かぶ

>>130
ああ

なんかμ’s見終わったら、ほっとしたので、
こっち再開します

蘇歌「止めれないの?」

薫「止めようと思ったけど、自分じゃどうしようもないっていうか」

蘇歌「何か手伝えることがあったら、言ってね」

薫「こんなの慣れっこだし、一人でも大丈夫よ」

蘇歌「でも」

薫「あー、もうこんな時間。見たいテレビあったの忘れてた。それじゃお先に」

タタタタッ

蘇歌「あ」

紫歌「……けんか?」

蘇歌「ううん、違うよ」

蘇歌の住む部屋――


蘇歌「ご飯食べ終わったら、片づけてね」

紫歌「はーい」

カチャカチャ

蘇歌「紫歌、そう言えば保育園はどうだった? お友達できた?」

紫歌「できたー」

蘇歌「どんな子?」

紫歌「うんちみたいなの」

蘇歌(……どんな子だろ)

蘇歌「へえ、寂しくはなかった?」

紫歌「うん、へーき」

蘇歌「そっか。あ、今日はお父さん遅くなるから、先に寝てって」

紫歌「はーい」

蘇歌「お風呂、一緒に入ろうか」

紫歌「うん!」

ザー

紫歌の部屋――


蘇歌「ぱあん、と音がしたと思ったら、タヌキはいなくなっていました――」

紫歌「……」こくりこくり

蘇歌「もう眠い?」

紫歌「うん……」ごしごし

蘇歌「じゃあ、電気消すよ」

紫歌「う……」

蘇歌「一人で寝れるね?」

紫歌「……うん」

蘇歌「……」

紫歌「……やっぱり、いっしょにねて」

蘇歌「今日だけね」

紫歌「はーい」

カチカチ

ジリリリン――

カチッ

蘇歌「……何時」むにゃ

蘇歌「……6時。紫歌、起きるの早すぎだね」

紫歌「おはよー……」

もぞもぞ

蘇歌「おはよ。どうしよう……寝ようかな。1時間も早く起きちゃったし」

紫歌「起きないの?」

蘇歌「>>137

キスしてくれたら起きようかな

蘇歌「キスしてくれたら起きようかな」

紫歌「え、じゃあする」

蘇歌「あ」

紫歌の唇が頬に触れた。
案外柔らかいんだね。

紫歌「これで、おきてくれる? らじおたいそういっしょにしよ。わたしいつもひとりでしてたの」

蘇歌「>>140

そ、そうね(焦りながら)

蘇歌「そ、そうね」

そう言えば、島にいた時、紫歌は一人でラジオ体操していた。
私が、朝に弱いから。
凄く眠いけどしょうがない。

紫歌「じゃあ、マンションのおそとのこうえんいこ。れっつごー」

蘇歌「ごー……」

やっぱりやめておけば良かったかも。




――――


公園――

ラジオ『ひらいてー、とじてー、ひらいてー、とじてー』


蘇歌「……」うつらうつら

紫歌「ふん、ふん」

蘇歌「……はッ」ビク

ピョンピョン

紫歌「そかちゃん、ねないで!」

蘇歌「はーい」

紫歌「すー、はー、すー、はー」

蘇歌「すー、すー、すー、すー」

紫歌「そかちゃん!」

蘇歌「は、はい!」ビク

蘇歌「終わった……」グタ

紫歌「……」

蘇歌「どうしたの?」

紫歌「これ」

スッ

蘇歌「スタンプカード?」

紫歌「いつも、お隣のおばあちゃんが押してくれてたの」

蘇歌「あ、そっか」

ハンコがいいのかな。
家に帰らないとないね。

蘇歌「じゃあ、いったん家に」

花田「話は聞かせてもらったああ!」

蘇歌「?」

花田「小さい子が二人で何をしてるのかと思ったら、蘇歌ちゃんだったとはね!」

紫歌「だれ?」

蘇歌「同じクラスの……」

なんだっけ。

花田「花田! 花田です!」

蘇歌「花田」

花田「妹さん?」

紫歌「いもうとのしかです…」ぺこり

花田「かわういいッ」

ナデナデ

紫歌「あ、ひあ」ユサユサ

蘇歌「花田、身長差、考えて」

花田「あ、ごめんごめんご! 大丈夫?」

紫歌「だいじょばない……」ふらふら

花田「お詫びに、これをどうぞ」

キラッ

蘇歌「はんこ? なんでもってるの?」

花田「陸上部で何かとハンコが要りようでね。これから朝練あるんだけど、部活のバックにいつも入れてんの。あ、ちなみにこの辺りは私のランニングコースなんですね」

蘇歌「そっか、こんなに朝早くから練習してるんだ。だから、あんなに足が速いんだね」

花田「ええ、もっと褒め称えてくれていいよお!」

グイッ

紫歌「はなだおねえちゃん、ハンコおしてほしい」

スッ

花田「喜んでー! あ、チビちゃんも両手出して!」

ポンッ
ポンッ
ポンッ

蘇歌「なんで、私の手にも押したの? しかも両手」

花田「なんとなく! じゃ!」

タタタタッ

紫歌「わー! ありがとー!」

ブンブン

眩しい笑顔で去っていく、花田。

花田「……」

帰って、すぐに洗おう。

誤り:
花田「……」
帰って、すぐ洗おう。

正し:
蘇歌「……」
帰って、すぐ洗おう。

学校――

HR――

剛先生「えー、大部分の奴は知ってると思うが、昨日自己紹介をしていなかった、転校生を紹介する」

蘇歌「初めまして、大宮蘇歌です」

剛先生「以上!」

花田「えー、質問タイムは?」

剛先生「なんだ、何を聞く気だ?」

花田「えー、そりゃ」

薫「事故るからやめときなさい」ボソッ

花田「>>147

花田「スリーサイズは?」

ザワザワ

薫「ッばか」

剛先生「お約束ありがとうな! たくッ」

花田「みんな聞きたそうな顔してるよ」

剛先生「は?」チラ

ササッ(顔を逸らす男子生徒達)

剛先生「おまえら、将来は立派なロリコンだわ……」

蘇歌「スリーサイズ? 自分のを測ったことなんてないから分からない」

花田「ぺったんこだもんね!」

ザワザワ

男子「長らく更新されていなかったこのクラスのランキングが更新されるな」ボソ

男子「胸あつだぜ」ボソ

男子「薫ちゃん、良かったね、本当に良かった」ポロ

薫「誰が、胸ナシだ!? 出て来い今言ったやつ!!」

ザワザワ

剛先生「もう、他に質問することはないな?」

男子「は、はい!」

剛先生「あー、ほら、花田が思春期の幼気な心に火をつけちゃったよ、どうしてくれんだよ。大火傷しちゃうよ」

男子「>>150

今はいてるパンツは?

男子「今はいてるパンツは?」

蘇歌「パンツ?」

剛先生「こ、こらッ。お前らはよくても俺が責任を負わされるんだぞ!?」

男子「……」ドキドキ

蘇歌「あー、あのね、パンツ取り込むの忘れてて、紙オムツなの」

その時、なぜか男子生徒が全員立ち上がって。
歓声と拍手を送ってきた。
質問してきた男子生徒と隣の男子生徒は手を握り合っていた。

教室の鈍色のどよめきは、その後剛先生がなんとか鎮めたのだった。


蘇歌「なんだったの?」

薫「……蘇歌、下着は家にあるのよね?」

蘇歌「うん」

花田「……ッ」ビクビク(笑いすぎて動けない)

蘇歌「やっぱり、だめなの?」

花田「紙オム……ッ」ビクビク

薫「人それぞれって言葉があって、今、なんだかほっとしてる」

蘇歌「?」

剛先生「あとは自由にやってくれ。日直」

男子「はい。起立――」



―――

3限目、国語――

里中先生「では、宇治拾遺物語の予習はできてる前提で、まずは腕試しをしよう。この氷魚の意味が分かるもんはおるか?」

シーン。

里中先生「おらんのか……ん?」

花田「……」スピー

薫「花田、ちょっと」

花田「ぬん……薫のえっち」

薫「ハアァ!? 何言ってんのおおお?!」

里中先生「ごほん」

薫「っと」

蘇歌「……花田、起きて」

ツンツン

花田「ぬが!!」

ガバッ

蘇歌「うん?」

ユラッ
グシャッ

薫「ひいい!? 蘇歌がプレスされた!?」

昼休み――

蘇歌「酷い目に合った」

花田「ごめんごめん! 全然覚えてない!」

薫「最低か!」

蘇歌「いいよ。花田、朝早いもんね。今日も助かったし」

花田「お安いご用ですぜ」

薫「朝に会ったの?」

蘇歌「うん、ラジオ体操カードにハンコくれた」

花田「毎日あの時間通るから、チビちゃんの手にもどんどん押すよ!!」

蘇歌「それはいい」

薫「ごめん、話が全く見えない。聞かなかったことにするわ」

コンコン――

保先生「こんにちわわ……蘇歌さんいる?」

蘇歌「タモツおばさん、どうしたの?」

保先生「あのね、美化整備委員の子が一人病欠して、今日放課後屋上の草花を大移動させる予定だったから、2人くらい来て欲しいんだけど」

花田「でもなんで、このクラス?」

保先生「ここが一番頼みやすいのよ。他のクラスは、なんだか受験が近いせいか殺伐としてるしー」

薫「たんに、しおりと話せる蘇歌がいるからなんじゃ」

保先生「そ、そんなことはー」

花田「ああ、ここが一番アホっぽいってことでしょ! 大丈夫、合ってる合ってる! 問題ない!」

薫「クラスの総評を下げてんじゃないわよ」

保先生「ねね、誰が来てくれる?」

花田「>>156

蘇歌「>>156

薫「>>156

見返りに先生が脱いでくれるのでしたら喜んで行きましょう

花田・蘇歌・薫「「「見返りに先生が脱いでくれるのでしたら喜んで行きましょう」」」

保先生「えええ?! 口ぶり合わせてきたあああ!? やだ、女子怖い!?」

花田「で、脱ぐの脱がないの?」

薫「先生にそんな度胸あるわけないじゃん」

蘇歌「そうなの?」チラ

保先生「蘇歌ちゃん……ッ」ウル

蘇歌「どうするの?」

保先生「>>159

くっ…女は度胸よ!

保先生「くッ……女は度胸よ!」

プチプチ
パサッ

花田「おお!?」

蘇歌「タモツおばさん、どこまで脱ぐの?」

保先生「どこまでも! あなたたちが満足するまで、こうなったらどこまでもいったるわああ!!」

ワアアアア!

薫「いや、止めろよ?!」

花田「結局、脱いだのはブラウスまでか」

薫「そこまで、脱いだらもうアウトでしょうけどね」

蘇歌「タモツおばさんって、けっこうお茶目だね」

保先生「ええ!? みんなが言うから、私、真面目にやったのにッ。乙女の純情を返して!」

薫「乙女?」

花田「たもさんて、もうアラフォーっしょ?」

保先生「そーちゃん、みんなが苛めるううう!?」

蘇歌「よしよし」

薫「こらこら、普通逆でしょ」

花田「保先生、チビちゃん来てから、なんか生き生きしてるね!」

保先生「へ、そ、そんなことありません」プイッ

蘇歌「もう、ヨシヨシしなくていいの?」

保先生「や、やだ!」

薫「目も当てられないわ」

花田「だっははは!?」

屋上――

ガチャ

保先生「ごめんね、しおりさん。待ったでしょ」

しおり「……」フルフル

薫「……しおり」

花田「やっほー! しおりん!」

しおり「……」ペコ

保先生「そう言えば、1年の時、3人とも同じクラスだったのよね」

花田「そうそう! しおりがさ、後ろの席でさ! 前が見えないって気づくのに3か月かかったの!」

薫「3か月?! 迷惑すぎるわ!」

蘇歌「しおり、寒い中待たせてごめんね」

しおり「いえ、いいんです」

花田「……」

薫「……」

花田「驚いた、本当にしおりん喋ってる」ボソ

薫「そうね……」ボソ

保先生「じゃあ、2つに分かれましょうか。1班は、草花を一階の中庭に運びます。2班は、草花を地面に植え代えます」

薫「それ、けっこう重労働ですよね」

保先生「ここにソーラーパネルを置くらしくってね。早めにどけて欲しいんだって」

花田「横暴ですな」

蘇歌「全部で何個あるの?」

保先生「20個くらいかな」

花田「班分けはじゃんけん?」

薫「ばか」

ドスッ

花田「ぐえッ」

薫「しおりと蘇歌は一緒にしないといけないでしょ」ボソ

花田「あ、そっか」ボソ

薫「あの、私と花田は1班になります。二人には、力仕事大変そうですし」

蘇歌「私、これでも力あるよ。握力だって」グッ

花田「おー、そうだねチビちゃん。でも、ここは任せんしゃい」

百合(花田、薫、しおり等)がノンケ(蘇歌)を落としたい

蘇歌「でも」

薫「いいから、あっち」

トン

蘇歌「わとと」

ポフッ

しおり「……あ」

蘇歌「二人とも、乱暴だなあ」

保先生「やることは、しおりさんが知ってるから。あと、お願いね。終わったら、たこ焼き食べに行く?」

花田「まじで!! 行く行く行く!」

薫「私は、時間があったら行きたいです」

蘇歌「しおりも行くでしょ?」

しおり「私は……」

蘇歌「……?」

しおり「えっと……」

蘇歌「>>168

>>165
自分もそんな気がしてきました
安価下

ksk

蘇歌「一緒に来て欲しい」

なんだか、いつも悲しい顔してる。
本当は、もっと話をしてみたいのかもしれない。
どうやって、それをできるようにするかは、私には分からないけれど。

薫「……」チラ

花田「……」チラ

保先生「行くよー! 一番重たいのは3人で」

薫「はい。花田」

花田「うん。よいしょッ」

トタトタ

蘇歌「やっぱり難しい? あ、私、手を繋いでおくよ? ああ、それかネクタイで目隠ししていく? それもありかな」

しおりは俯いた。

蘇歌「しおり?」

しおり「ごめんなさい。迷惑ばかりかけて」

蘇歌「迷惑?」

しおり「だって、蘇歌さんはもうお友達もできたのに……私は、私は……構ってもらってばかりで。こんな状態だから、私、優しくしてもらって……つい、舞い上がって、だから――」

蘇歌「蘇歌でいいよ」

しおり「え」

蘇歌「だって、もう友達だ」

しおり「……友達」

蘇歌「うん」

今思ったんだけどsage saga名前欄に入れてない?

後、安価スレなんだしsageなくていいと思う

>>171
ありがとう。漸くそこにつっこんでくれた人が現れたので、言い訳すると、
最初のレスで名前欄に間違えてsageを入れてしまい、もう名前sageでいいやとなりました

しおり「私、友達にはなれません……」

うん?

蘇歌「今、すごく良いシーンだと思ったんだけど」

しおり「で、ですから、その」

蘇歌「どうして?」

しおり「>>175

私、痴女なの!特に露出癖とおもらし癖が・・・

しおり「私、痴女なの!特に露出癖とおもらし癖が……」

蘇歌(痴女って何……)

蘇歌「あの、よく分からないけど、それって友達になれないのと何か関係があるのかな?」

しおり「だから、気持ち悪くないんですか……」ポロポロ

蘇歌「泣くほど、自分でも気持ち悪いって思ってるの?」

しおり「……はい。だって、裸になりたいとか、おもらししちゃうとか変じゃないですか!」

蘇歌(うちの妹はよくやってるけどなあ)

しおり「そんな変態が、蘇歌さんの友達になれるわけないじゃないですかッ」ポロポロ

蘇歌「別に友達にならなくても……仲良くなれたらそれでいいよ?」

しおり「え」

蘇歌「そうやって、縛られなくてもいいんじゃないかな。だって、友達だから仲が良いってわけじゃないでしょ?」

しおり「蘇歌さん……」

蘇歌「好きだから仲良くなって、友達になるんだよね。私、しおりのこと好きだよ」

しおり「>>179

結婚しましょう!

しおり「結婚しましょう!」

ガタタッ

蘇歌「何か、音が」

しおり「……だ、だめですよね。あの、他に良い方法が分からなくて」

蘇歌「しおりもけっこうバカだね」

しおり「う……」

蘇歌「しおりが、結婚じゃないと仲良くなれないなら、いいよ結婚しよう」

しおり「なに、言ってるんですか……ッ」

蘇歌「でも、何したら結婚したことになるのかわかんない」

しおり「>>182

お…大人のキスを……

しおり「お……大人のキスを……」

蘇歌「キス? いいよ」

しおり「そ、蘇歌さん、分かってないですよね?」

蘇歌「分かってるよキスくらい」

しおり「分かってませんッ」

蘇歌「な、なんで怒鳴るの」

しおり「……大人のキスは、こうするんですよ?」

ギュウッ

蘇歌「わ」

しおりの涙に濡れそぼった瞳が近づいてきて、
唇に生暖かいものが触れた。

蘇歌「んッ……ぁ」

チュルッ
チュパッ

しおり「ッ……はァッ」

体が軽いせいか、抱きかかえられた。
足が宙に浮く。
けれど、しおりは支えきれずにバランスを崩して後ろに倒れこんだ。
唇が離れた。

しおり「いッ…」

蘇歌「はぁ……ッ」ドキドキ

しおり「ね、分かってなかったですよね……ごめんなさい」フイ

蘇歌「どうして謝るの。謝るくらいならしないで」

しおり「……」ビク

蘇歌「しおり、こっち向いて」

しおり「……」クル

蘇歌「あむッ……ぢゅる」

しおり「………ふッ……ン」ビクビク

チュパッ

蘇歌「できるよッ……はぁッ……私にも。これで、仲良くなれるね」ニコ

しおり「……蘇歌さん。はい」


そうして、もう一度、深く口づけを交わした。






しおりルート 完

お付き合いどうも
しおりルートが変態気味になったけど問題ないと思います

もしかして終わりか

>>185
ある意味、百合に目覚めて、ノンケ(蘇歌)が落ちたので

1です。
ちょっとあっけなく終わった感もあるので、
しおりルート続編あるいは遡って、別のルートの希望があれば、
安価無しでおまけとして書いてみます


どのルートがいいかは
>>189

選択肢戻って他のルート行くのかと思ってた

安価なら薫

>>190
体力がなくて

>>72から、もしかしたらほぼ改編するかもしれないですが、アラフォーの音楽教師、保先生ルートいきます。




保先生「と、とりあえず無事で良か……ん?! 何その足!? ひえええ?! どうしたのおお!?」

蘇歌「捻挫したの」

保先生「うわああ!? やっぱり、車で送っていくべきだったわああッ!」

蘇歌「……」

保先生「ごめんねええッ、そーちゃん!?」

蘇歌「タモツおばさん……」

保先生「なに!?」

蘇歌「声、大きいよ」

保先生「きゃッ」

蘇歌「ところで次はどこの教室行けばいいのかな」

保先生「案内するわ。ほら、背中に乗りなさい」

蘇歌「一人で歩けるよ?」

保先生「無理しない!」

蘇歌「はーい」

眠いので、ここまで
あけおめことよろ

保先生と蘇歌のネタがあんま思いつかんので、エロありか無しかとどちらが攻めかを安価で決めさせてください

エロありか無しか
どっちが攻めか
>>198

エロあり
先生攻め

下駄箱――

保先生「うかつだったわ……まさか、次に体育だなんて。靴どこにおいたの?」

蘇歌「どこにおけばいいか分かんなかったから、一番下に置いたよ」

保先生「これね。はい」

コトッ

蘇歌「ありがと」

保先生「いい? 絶対、ぜーったい! 走ったり飛び跳ねたりしちゃダメだからね! め! よ」

蘇歌「めって…」クスクス

保先生「蘇歌ちゃんのことは、妹からくれぐれもよろしくって言われてるんだから」

蘇歌「お母さん、そんなこと言ってたの?」

保先生「おうとも! 悪い虫がつかないようにって、釘刺されたしね。あんまり、肌露出させちゃダメよ?」

蘇歌「そういう服は持ってないから、大丈夫」

保先生「よろしい。じゃあ、運動場に黒いゴリラみたいな人が立ってるから、あそこまでおぶって」

蘇歌「だいじょーぶ」

ヨロッ

保先生「そーちゃんんんッ……」

蘇歌「……だいじょーぶ」

職員室――

ガガガガッ

保先生「……」

カタカタ

保先生「……」

トントン
ガガガガッ

副校長「た、保先生今日はやけに気合いが入ってますね」

保先生「ええ」

保先生(大丈夫かな。苛められてないかな。あ、お弁当私忘れてた。昼に持っていけばいいか。あー、でも会議の資料まとめないと)

カタカタ

保先生(うー…久しぶりにそーちゃんに会ったけど変わってない。相変わらず、可愛いぞおおお!! キュンキュンするううう! 仕事がはかどり過ぎるよおおお!?)

ガガガガッ

副校長「ひえ……」

運動場――

蘇歌「……」ブルッ

花田「どうしたチビちゃん」

蘇歌「ううん」キョロキョロ

薫「なに? 視線でも感じるの?」

花田「それ、すっげえ」

蘇歌「視線というか、悪寒が」

花田「ま、こんだけチビッ子ければ、悪い虫の一つや二つ狙ってるもんじゃない?」

薫「ロリコンのストーカーとか性質悪いもんがいなければいいんだけど」

花田「え、でも薫ちっさい子好きでしょ?」

薫「す、好きだけど。花田はどうなのよ」

花田「可愛いものはみな等しく可愛がるのが信条だよ!」

蘇歌(気のせいかな…‥)キョロ

薫「ロリコンとどう違うのよ」

花田「だから、対象範囲が違うの。薫だって、可愛いもんね!」

ボクッ

薫「ふ、ふざけたこと言ってると、殴るわよ!」

花田「や…‥あのもうはい」ヨロッ

蘇歌「大丈夫?」

ヨシヨシ

花田「ありがとうねありががとうね」

スリスリ

薫「まったく」

職員室――


保先生(あー、なんか仲良くなってる? 良きかな良きかな)

副校長「あの、保先生頼んでた資料なんですが」

保先生「あ、これで――!?」

ガバッ

副校長「うひゃあ!?」

保先生(ちょ、ちょっとちょっとヨシヨシされてるの、あれだれ?! は、花田!? あんなのに、先越された!? くっそおおお?!)

ダンッ!!

副校長「あ、あのお昼までなんでッ……はい、まだ、大丈夫ですッ……じゃ、邪魔してごめんね?」

保先生「ふえ?」キョトン

昼休み――


コンコン――

薫「……」ズン

花田「あれ、タモさんだ! どったのタモさん!」

保先生「違うでしょ! 保先生!」

蘇歌「タモツおばさん」

薫「おばさん……仲間ですね」

保先生「か、薫さん仲間意識感じないで?」

花田「ご、ごめんよおッ。もしかして、さっき言ったこと気にしてる?!」

薫「べ……つに」

花田「薫……」

保先生「なに、この空気……それより、蘇歌ちゃん良かった! ぼっち飯してたらどうしようって心配で、私弁当二人分持ってきてたの」

蘇歌「あ」

薫「え?」

花田「ぶはッ……ッ」

保先生「あれ」

蘇歌「今、二人にお弁当分けてもらってたの」

花田「食べさせあいっこしてたんです」

保先生「へ、へえそうなんだ」シュン

保先生(あんたら、私のいない所で、なに楽しいことしてるのよ! ばか! もう! バカバカ! 花田のバカ!)(心の叫び)

蘇歌「タモツお――保先生?」

保先生「ううんッ…‥にゃんでもにゃいの」シュン

蘇歌・花田・薫「「「?」」」

保先生「じゃあもうこれいらないわねぇ」シュン

蘇歌「どうして? 食べるよ」

保先生「無理しなくていいわよー」

花田「あ、じゃあ私もらうよ!」

がさがさ
パァン!

花田「ひでぶ?!」

薫「花田ア!?」

保先生「お手つき!お手つき!」

チョイチョイ

保先生「へ?」

蘇歌「あーん」

保先生「え? 食べさせろって? や、あのそんなご褒美いいの?」

蘇歌「……」にこ

保先生「……」ドドドドッ

薫「……」ビクッ

保先生「はい、あーん」テカテカ

蘇歌「あーん……ぱくっ」

保先生「美味しい??」

蘇歌「美味しいよ」もっきゅもっきゅ

保先生「パーフェクト!パーフェクト!」キラキラ

薫「何が」

花田「落ち着きなよー」

放課後


蘇歌「じゃ、また明日」

薫「ロリコンストーカーに気をつけてね」

ぽんッ

蘇歌「あ、うん?」

蘇歌(さて、制服保健室に干したまんまだからとりにいかなきゃ)

蘇歌(さすがに体操服で帰るのは寒いし)

タタタッ

保健室

コンコン

蘇歌「失礼します」

シーン
ガラガラ

蘇歌「誰もいない?」キョロ

蘇歌(ちょうどいいや、ここで着替えよ)

ゴソゴソ

蘇歌「んしょ」

ヌギヌギ
パサッ

蘇歌「さらしきついなあ。もういいよね」

シュル
ひやっ

蘇歌「寒い……」

廊下

ヨロヨロ

保先生「肩こり過ぎて頭痛が……」

保先生「五十嵐先生に頭痛薬もらおー……」

コンコン
ガラッ

保先生「五十嵐先生ー、頭のお薬ちょーだ」

ピタッ

蘇歌「あ」(紙おむつ一枚のみ)

保先生「どっひぇぇえ!? そ、そそそーちゃん!? 鍵もかけずに何してるのおおおお!?」

蘇歌「着替えてるだけだけど」

保先生「見りゃわかんよ??!!」

くるん!
ガチャン!

保先生「ばかばか! ここは、島じゃないんだからね?! 飢えた獣が解き離れた都会なんだからね?!」

蘇歌「大げさ過ぎない?」

パサッ

保先生「わかってない、そーちゃんわかってない!」

ぎゅう!

蘇歌「ぐえっ……なんかよく分かんないけどごめん」

なでなで

保先生「……」プツン

ぎゅうっ
さわ

蘇歌「くすぐったいよ」

保先生「どうなっちゃうか、教えてあげるから……」

チュゥ

蘇歌「……っ」

保先生「こうやって……首筋にキスマークつけちゃう人だっているし」

カプ

蘇歌「いっ……」

保先生「そーちゃんの、可愛いお耳を」

カプカプ

保先生「噛んじゃう人だっているかも」

蘇歌「やめ、保おばさん……」

保先生「そうやってね、そーちゃんのこと食べちゃう人だっているかもしれないんだから!」

蘇歌「おばさん……私のこと食べるの?」チラ

保先生「う……」きゅん

蘇歌「食べたいの?」

保先生「ち、ちが、私は違うの」あせっ

保先生(落ち着くのよ、落ち着いて保みもり。犯罪よ? こればれたらヤバイのよ?)

蘇歌「おばさん、手が」

ワサワサ

保先生「え」

蘇歌「胸揉んでる」

ワサワサ

保先生(でふぅ!? なにそーちゃんのまっ平らなの触ってんの私は!? )

コリッ

蘇歌「うぁ」

保先生(直もみだけじゃなくて、乳首までええ?! 止まって私!!??)

ポカポカ!(自分で自分を殴っている)

蘇歌「おばさ……?」

保先生「ご、ごめんねぇ……ごめんそーちゃんッ」ポタポタ

ぎゅう

蘇歌「んっ……泣いてるの?」

保先生「私、そーちゃんのこと可愛くて可愛くて……」

蘇歌「……」

保先生「エッチなことたくさんしたいなんて……嫌われちゃうよね。ね、嫌って言って? そしたら、諦める」ゴシゴシ

蘇歌「……嫌じゃないよ」

ヨシヨシ

保先生「そーちゃん……ダメだってそんなこと」

蘇歌「嫌じゃなかった……お母さんに抱きしめられてるみたいで」

保先生「ばかぁっ……お母さんは、こんなことしないよぅっ!!」

蘇歌「そうだね……お母さんのお姉さんとも、普通はこんなことしないよね」

チュゥ

保先生「ん!?」

ペロッ

保先生「ヤバイよぉぉうっ! そーちゃん可愛すぎて死んじゃうよぉぉうっ!」

蘇歌「じゃあ死ぬ前に、もっとして」

保先生「……」プツン

ガバッ




おわり

蘇歌ちゃん女神すぎ

これにて保先生ルートおしまいです
書いてるうちに薫ルート もしたくなって
きたので、次は安価でやります
もうしばらくお付き合いください

蘇歌ちゃん、受けの方がかわいいと思うのです

>>222
>>224
蘇歌ちゃんマジ天使

>>99から薫ルートです



蘇歌「襲われる……怖い」

花田「ねー」

薫「あんたら、舌ねじ切られたいの?」

蘇歌「なにそれ、地獄?」

花田「静まり給え」

薫「で、どうすんの」

蘇歌「そう言えば、タモツおばさんが屋上に行けって」

花田「なんでさ」

蘇歌「美化整備委員をしているしおりって子と仲良くしてあげてって言われたの」

薫・花田「「……」」

蘇歌「なに?」

薫「あのさ、その子」

花田「薫、やめとこーよ。もしかしたら、仲良くなれるかもしれないじゃん」

薫「……」チラ

蘇歌「?」

薫「そうね、あなたなら」

蘇歌「よくわからないけど、行ってみるね」

薫「場所、分かる?」

蘇歌「あ、知らない」

薫「しょうがないわね。連れて行ってあげるわよ」

花田「かーちゃんは優しいなあ」

薫「誰がかーちゃんだ」

屋上に続く階段――

薫「ここよ」

蘇歌「ありがとう」

ポンポンと、
肩を叩かれた。

蘇歌「?」

クルッ

やえ「あなた達どこへ行くの?」

蘇歌「屋上だよ」

やえ「そお、私も行かなきゃらないから、ご一緒してもよろしいかしら?」

蘇歌「いいよ」

この人、保健室にいた人の声に似てる。
美人。
大人っぽい。

薫「やえさん、今日は真面目に出頭するのね。偉いじゃない」

やえ「あら、私だって、日がなお昼寝に甘んじているわけではなくってよ。……蘇歌さん、今朝は災難だったわね」

ああ、ビンゴだった。

蘇歌「うん、やっぱりずるは良くないみたい」

やえ「そうね。一つ賢くなったから良かったのではないかしら」

蘇歌「確かに」

薫「二人ともいつの間に知り合ったの?」

やえ「あなたには教えないわ」クスクス

薫「べ、別にどうでもいいし」

蘇歌「どうでもいいの?」

薫「あ、いや、ええっと」

やえ「あははッ……」

薫「きいいいッ」

やえ「所で、あなたも一緒に来るの?」

薫「きちゃ悪いの」

やえ「……いいえ、悪くはないわ。ぜひ、一緒に」にこ

蘇歌「ほんと? 良かった薫一緒で」にこ

薫「……はあ」

ガチャ

屋上――

しおり「……」ビクッ

やえ「遅くなってごめんなさい」

しおり「……」ブンブン

蘇歌「わあ、花がたくさんある。綺麗だね」

薫「屋上にこんな所があったなんて…」

しおり「……」

クルッ
タタタッ

やえ「あら、逃げちゃった」

蘇歌「……嫌われたかな」

薫「たぶん、私が一緒だからだわ。ごめん、蘇歌、私塾もあるし……帰るわよ」

蘇歌「>>228

間違えたもう一回安価

>>231

ねぇ、どうして薫とやえも紙オムツなの?しかも何度もおしっこして真っ黄色でパンパンの

>>231
この学校ひでえw

蘇歌「ねぇ、どうして薫とやえも紙オムツなの? しかも何度もおしっこして真っ黄色でパンパンの」

薫「そ、蘇歌あなた何言ってるの?」

やえ「……頭、大丈夫かしら?」

蘇歌「え」

薫「ご、ごめん、私塾あるから先に帰るわね……」

やえ「私も、美化整備委員の仕事あるから……」

蘇歌「……」

ポツン――

次の日――

蘇歌「おはよう」

薫「そ、蘇歌……おはよう」

花田「なにそんな余所余所しい態度で」

薫「あ、あんたには関係ないでしょ」

花田「?」

蘇歌「あの、薫」

薫「……そ、蘇歌。ちょっと、トイレ来て」

蘇歌「う、うん」

女子トイレ――

蘇歌「……薫?」

クルッ

薫「一つ誤解があるみたいなんだけど、私、紙オムツじゃないから!」

蘇歌「そうなの?」

薫「そうよ! だいたい、なんでそう判断したの!?」

蘇歌「体育の着替えで黄色のパンツ履いてたから」

薫「あ、ああああれは……、黄色のパンツよ! ていうか、自分で言ってるじゃない!?」

蘇歌「そっか、私とてっきり仲間かと思って」

薫「ああいうこと、人前で言っちゃダメよ!?」

蘇歌「なんで?」

薫「変質者と思われるわよ?!」

蘇歌「わかった」

薫「わかったんならいいけど、次言ったら張り飛ばすからね!」

ブンッ

蘇歌「……」ブルブル

薫「変なのは花田だけで、十分よ」

タタタッ

蘇歌「あ、まって」

タタタッ

その後、薫や花田とは仲良くしている。
薫にはたまに叱られることもあるけれど。
花田とは朝にラジオ体操をする仲になった。

そうして、私の中学生活は平々凡々と過ぎて行った。




薫ルート
BAD END

ごめん、ちょっと発展しずらかった。
とりあえず、これで終わり

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