まゆ「ウィィィィッス↑↑どうも~まゆで~す」ちひろ「……」 (53)


まゆ「うふ♪今日は、クリスマス当日、なんですけどぉ」

ちひろ「……」

まゆ「集合場所の事務所で、かれこれ2時間くらいPさんを待ったんですけど……」

ちひろ「……」




まゆ「Pさんはぁ、まったく……来ませんでした。うふ♪うふふふふふふ……」

ちひろ「あ、あぁ…………」

ちひろ(まゆちゃんがストレスで精神崩壊しかけてる……)


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まゆ「……ちひろさん?」

ちひろ「えっ?ど、どうしたのまゆちゃん」

まゆ「Pさんは、今何をなされているんでしたっけ?」

ちひろ「プロデューサーさんは、今日はイヴちゃんの仕事について行って、予定ではもう事務所に帰ってくるはずの時間なんですけど……」

まゆ「……ですよねぇ?」

ちひろ「まゆちゃん……」

まゆ「クリスマス……破廉恥サンタと二人きりの仕事……帰ってこないPさん……う、ううっ」

ちひろ「ま、まゆちゃん!ほら!ケーキあるから!」スッ

まゆ「Pさぁん……」モグモグ

ちひろ(あ、意外とすんなりケーキ食べるんだ……)


まゆ「メールしたのにお返事もないですし……」モグモグ

ちひろ「う~ん、それはどうしてでしょうね?単純に仕事で遅れるんだったら連絡してくれればいいのにね?」

まゆ「破廉恥サンタと二人……プレゼントは私……性なる夜……う、ううっ」

ちひろ「ま、まゆちゃん!午後の紅茶もあるから落ち着いて!ほら!」スッ

まゆ「Pさぁん……」ゴクゴク

ちひろ(なんで今日のまゆちゃん日菜子ちゃんばりに想像力豊かなんだろう……)



ちひろ(と、とりあえず話題を明るい方向にしなきゃ!)

ちひろ「ま、まゆちゃん?」

まゆ「なんでしょう?」

ちひろ「まゆちゃんが最近してる赤いマフラー、すっごくオシャレよね!」

まゆ「……ありがとうございます」

ちひろ(あれ?心なしか声のトーンが……)

まゆ「実は……あれ、まゆの手作りなんです」

ちひろ「て、手作り?」

まゆ「そうですよぉ、時間はかかりましたけど、手編みで作ったんです……二つ」

ちひろ「二つ……あっ」

まゆ「Pさぁん……早く渡したいのに、Pさんは淫乱なサンタクロースさんと……ふふ」

ちひろ「なんて乾いた笑いを……」

ちひろ(それに……どうして今日のまゆちゃんはやたらとイヴちゃんをそういう方向にもっていきたいのかしら……)



まゆ「ちひろさん……」

ちひろ「どうしたの?」




まゆ「まゆが、間違っていたんでしょうか」

ちひろ「え?」

まゆ「Pさんがクリスマスにまゆとお食事の約束をしてくれて、まゆ、一人で勝手に盛り上がって……」

ちひろ「まゆちゃん……」

まゆ「お食事だって、まゆはオシャレなところでPさんと二人っきりでお話できるような想像をしていたけど……Pさんにとってはココスでハンバーグ食べるくらいの些細な行事だと思っていたのかもしれませんし」

ちひろ「いや、さすがにガストはないと思うけど……」

まゆ「Pさん……食事も、プレゼントもいいですから……まゆと、クリスマスを一緒に……ううっ」

ちひろ「……」



ガチャ


モバP「お疲れ様で~す」




ちひろ「……」

まゆ「P……さん……」

ココス→ガスト

ちひろさんの中でどういう変換が

>>10
すみません間違えました

ちひろ「いや、さすがにココスはないと思うけど……」

で脳内補完お願いいたします


ちひろ「……」

まゆ「P……さん……」

モバP「あ、まゆお疲れ。今二人だけですか?……あれ、ちひろさん?怖い顔してますけど、俺の顔に何かついてますか?」

ちひろ「……っ!」ツカツカ

モバP「え?え?どうしたんですか?」




ちひろ「このっ……最低男っ!」

バシーン!

モバP「ぶべらっ!」



まゆ「ち、ちひろさぁん!」


モバP「いててて……あの、これはどういう」

ちひろ「どうしたもこうしたもありません!今日は何の日だと思ってるんですか!」

モバP「何の日って……そりゃ、クリスマス・イヴですけど」

ちひろ「~~~~~!!」

バシッ バシッ

モバP「い、痛い痛い痛い!ちょっと待って叩かないで叩かないでくださいよ!」

ちひろ「うるさい!まゆちゃんがどんな気持ちであなたの事待ってたか、考えたりしなかったんですか!」

モバP「え?」

ちひろ「連絡の一つもよこさないでイヴちゃんと過ごす時間は楽しかったですか?このっ、このっ!」

モバP「ちょっと待って!痛っ!ちょっと、一回叩くのやめてもらっていいですか!?」

ちひろ「……」ゲシッ ゲシッ

モバP「ちょっと本当に……」




「やめてください!」



ちひろ「!」

まゆ「ちひろさん……まゆは大丈夫ですから」

ちひろ「でもまゆちゃん……」

まゆ「いいんです。Pさんが帰ってきてくれたこと、それだけでまゆは……」

モバP「え、えーと」

まゆ「Pさん、まゆは気にしていませんから、大丈夫ですから」

ちひろ「でも、せっかくのクリスマスなのに……」





モバP「ん?クリスマス……あぁ、なるほどね。あのさぁ、まゆ?」

まゆ「なんですかぁ?」

モバP「まゆと一緒に出掛ける約束、したよな」

まゆ「……?は、はい」

モバP「クリスマスに」

まゆ「はい」

モバP「今日は?」

まゆ「クリスマス……だと思うんですけど?」

モバP「厳密には?」

まゆ「クリスマス……イヴ……あっ」

モバP「出かける予定なのは明日だよな。…………ちひろさん?」

ちひろ「……」



ダッ  ガシッ!



モバP「…………」ゴゴゴゴゴ

ちひろ「」


———―—――――――――――――


モバP「―――なるほどね?つまり、『クリスマスに食事に行く約束を取り付けた』事に浮かれて、細かいこと聞いてなくて勘違いしてたと……」

まゆ「はい。そういうことになりますねぇ」
 
モバP「楽しみにしてくれててこんなこと言うのもどうかと思うけど、まゆの期待にこたえられるかって自身はあんまりないぞ?」

まゆ「そんなこといいんですよぉ。きっかけは些細なことだって」

まゆ(そこからPさんと恋に発展して……うふ♪素敵ですねぇ)

>>18
自身→自信で
誤字が多くて申し訳ありません


モバP「きっかけ?」

まゆ「ええ♪……あの、Pさん、まゆの勘違いのせいですみません……」

モバP「いや、まあ、俺は別に『まゆには』迷惑かけられてないし……ねぇちひろさん?」

ちひろ「す、すみませんでした……」

モバP「まあ、まゆのためを思った行動だったんで別にいいですけどね」

ちひろ「プロデューサーさんから後光が……あ」

モバP「?」

ちひろ「そういえばどうしてまゆちゃんのメールに返信しなかったんですか?」

モバP「メール?……あっ、ほんとだ。めちゃめちゃ来てる……」

ちひろ「あ、電源切ってたんですか」

モバP「ええ。実は、イヴとの仕事の後食事に行きましてね?ほら、あいつ明日は本業のサンタクロース業務で忙しいじゃないですか」

ちひろ「アイドルを副業扱いって……」

モバP「他意はないですけど、せっかくのクリスマスの食事だったんで携帯くらい切っておいてもいいかと……ごめんな、まゆ。明日はちゃんとイヴと同じ店行くようにするから安心してくれ」






まゆ「……えっ」

モバP「?」

ちひろ「プロデューサーさん……二日連続同じ店って……しかもそれを本人に言っちゃうって……」

モバP「ああ、そのことですか。アイドルには人によって特別扱いしないで平等にするって決めてるんです。……あれ、まゆ?」

まゆ「うふ、うふふ……」

ちひろ(あ、まゆちゃん結構メンタルやられた顔してる)




ガチャ

イヴ「お疲れ様ですぅ~」


モバP「おお、イヴ。どうした?」

イヴ「明日の準備のためにちょっと……あ、Pさん。今日はありがとうございました~」

モバP「おう、どういたしまして」

イヴ「お料理とってもおいしくって……ええと、特に『ココスの包み焼きハンバーグ』でしたっけ?本当においしかったですぅ」

モバP「はは、少しでも楽しんでもらえたなら良かったよ」

ワイワイ キャッキャ








まゆ「……………………」

ちひろ「……………………スゥゥゥゥ」












ちひろ「ココスかよ!!!!!!」










おわり

初投稿です
本当は昨日に投下したいssでした。誤字が多くて申し訳ありません

ssを読んでいる皆さん、彼女とか……いらしゃらないんですか?

  _人人人人人人人人人人人人人人人_
  >   ハゲがいるぞ殺せ!!!   <
   ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

        三 ( ´・ω)
       三 ー(‐∪─→
   三 / ̄ ̄ ̄ 》  ̄\
 三三 |      U ・ |                  彡⌒ ミ

  三 と|        ι| |                 ヽ(´・ω・`)ノ
  三 /_∧∨ ̄ ̄/_∧U                  (___)

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年12月25日 (金) 18:57:28   ID: 9y3fD4zr

乙です。予定?彼女?ねーよ(鼻ほじり)。

2 :  SS好きの774さん   2015年12月25日 (金) 21:39:26   ID: 0_4R52N4

おい!それってYO!のびハザのネタじゃんか!アッアッアッアッ

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