憧「眠くなるまで」 (33)

憧「眠くなるまで咲とお酒を飲もっと」

憧「見た目通り咲はお酒あんまし強くないから、すぐに気を失って……後は思いのまま」ジュルリ

憧「あんな事やこんな事をし放題……」

憧「完璧……完璧過ぎる!」

憧「計画が実行さえ出来れば」

咲「38.5……完全に風邪だね」つ体温計

憧「こんちくしょー!」

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こんな感じでゆっくり進行。睡魔には勝てない。

前スレ

竜華「眠くなるまで」

竜華「眠くなるまで」 - SSまとめ速報
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憧「なんで!?なんで寄りによって25日に風邪ひくのよ!?」

咲「昨日お風呂場で襲ってきたのは誰だったかな?」

咲「だいたい憧ちゃんは栄養が偏り過ぎなんだよ。忙しいのは解るけどスナック菓子を主食にしないで」

憧「大丈夫」

咲「どこが?」

憧「残りの栄養は咲で補充してるから」

咲「私を目的語に置くのはどうかと思うの」

憧「咲には1日に必要な栄養の役3/1が含まれてるから」

咲「過剰摂取だよ!?」

憧「止められない♪止まらない♪」

咲「私は薬物か何かなの!?」

憧「うん、とんでもない媚薬の塊」

咲「媚薬って……ほら、馬鹿なこと言ってないで横になって」

憧「……ごめん。そうさせて貰う」ケホッ

咲「ちょっと待ってて。お粥持ってくるから」パタパタ

憧(……可愛い)

咲「はい、持ってきたよ。食べられる?」

憧「うん、食欲だけはあるわよ」

咲「良かった……はい」つスプーン

憧「頂きます」つ咲

咲「へ?」

憧「はむっ」チュー

咲「ん――!?」

憧「――ぷはっ。うん、美味しかった」

咲「い、いきなり何するのっ///」

憧「いや、風邪だからちゃんと食事を採らないと」

咲「誰が私を食べろって言ったよ!?こっちのお粥だよ!」

憧「あー、ごめん。そっちは入らないかも」

咲「食欲有ったんじゃないの?」

憧「咲なら食べられそうなんだけど」ワクワク

咲「困ったな……何も食べられそうにないなんて」

憧「いやだから咲なら食欲も湧き上がって――」

咲「おまけに何か患っちゃってるみたいだし」

憧「病気じゃないわよ!」

憧「あ、そうだ」

咲「ん?どうかした?」

憧「口移しなら食べられるかも」

咲「……」

憧「お願いだからそんな汚物を見るような目で見ないで。咲にそれやられると流石に堪えるから」

咲「はあ……本当に仕方ないんだから」パクッ

憧「んっ」チュッ

咲「……///」

憧「ふっ……んっ」ガシッ

咲「!?」ビクンッ

憧「……」チュー

咲「んー!?」ジタバタ

憧「ぷはっ――こんなに簡単に引っかかるなんて」

咲「……」ピクピク

憧「あれ?おーい、咲?」ヒラヒラ

咲「ま、またいきなりこんな……」アワアワ

憧「いや、ごめんね。目の前に美味しそうなものがあったからつい……」

咲「まったく……」パクッ

憧「へ?」

咲(食べないの)クビカシゲ

憧「た、食べる!」チュッ

…………
………

憧「ごちそうさま」

咲「お粗末様でした」フフッ

憧「それにしても咲って本当に優しいわよね」

咲「そうかな?」

憧「普通あんな変態じみたお願いを聞いてくれる彼女なんていないわよ」

咲「自覚はあったんだね」

憧「しょうがないでしょ!咲が可愛いのが悪いんだから!」

咲「か、可愛いだなんて……」

憧(ふっ……墜ちたな)ニヤリ

憧(計画に若干の変更は有ったけど結果は変わらない……後は咲にお願いしてベッドの中に引きずり込めばまさに御無礼状態!)ゲヘヘ

憧(咲の恥ずかしい所がもう少しで私の物に……)

咲「人生の素晴らしさとか~♪」つ皿

憧「ねえ、咲」

咲「ん?」

憧「あのなんだか寂しいの……眠くなるまででいいから一緒に寝てくれない?」

咲「うん、ちょっと待ってね。お皿洗ったらそっちに行くから」

憧「うん!」

咲「よしっ……と。お待たせ」ガチャン!

憧「……。あの……咲さん?」

咲「ん?何かな?」ニッコリ

憧「この手錠はいったい……」ガチャガチャ

咲「保険だよ。憧ちゃんにエッチなことされないように」

憧(バレてる!?なんで!?)

憧「ひ、失礼ね……私がそんなことする訳が――」

咲「ちょっと10分前の自分を省みてみようか」

憧「恋人同士だからキスはセーフよね?」

咲「キスは、ね」

咲「さっきこんな物を見つけたんだけど」つリザベーション48

憧(\(^o^)/)

咲「まったく……油断も隙もないんだから」ギュッ

憧「さ、咲?」

咲「今日はこれで我慢して、ね?」

憧「……うん」

憧「ねえ、咲……眠くなるようになんか歌って」

咲「ん、何がいい?」

憧「何でもいいわよ。咲の声が聴きたいの」

咲「そっか……じゃあ、こんなのは?」

そう言うと咲は目を閉じて、喉をならし始めた。

咲「~♪」

憧「パッフェルベルのカノン……」

咲「~、~~♪~♪」ポンポン

憧(やばい……咲の顔がこんなに近くに……咲の声がこんな間近に……)アフッ

憧(眠、く……)

憧「Zzz…」

咲「あ、寝ちゃった……」つ頬

憧「……」プニッ

咲「本当に可愛いな……」フフッ

憧「ん……咲……」グスー

咲「もう少しだけ……。~♪」

咲「~~♪」

咲「~、~~~♪」

咲「~~~♪」

咲「……~♪……」ウツラウツラ

咲「Zzz…」

憧「Zzz…」

ひとまずここまで。以前少しだけ要望のあった憧咲ルートです。

そろそろ投下

ある日の晴れた午後

憧「咲ー、私の服知らない?」

咲「服って、どの?」

憧「えっと、あのピンク色のやつ」

咲「ああ、あの和ちゃんが着てそうな……」

憧「そうそう」

咲「こないだお姉ちゃんが嫌がらせでカブト虫のアップリケを付けて帰ったあの服だね?」

憧「何してくれてるのよあのシスコン!?」

咲「ちょっと待ってね、今外してるから」イジイジ

憧「うぅ……結構高かったのに……」サメザメ

咲「……よし。はい、取れたよ」

憧「ありがと!」ダキッ

咲「わっ、と。でもこんな服持ってたの?」

憧「うん、勝負服ですから咲にも秘密でした」ジジャーン

咲「ふーん」

憧「流された!?」ガーン

咲「でも急に勝負服だなんてどうしたの?」

憧「ああ、うん。なんだか無性に咲とデートしたくなったから」

咲「あ、そう言えば最近はしてなかったね……」

憧「変わりにベッドの上で咲を可愛がってたけど」

咲「~!///」ポカポカ

憧(なにこの小動物!可愛すぎる!)

咲「もう……憧ちゃんのバカ……」

憧「ごめんごめん、じゃあ行こっか」つ咲

咲「まだ私何も言ってないよ?」

憧「え、咲はベッドの上の方が良かった?」

咲「どうしてその二択なの!?」

憧「そりゃまあ、咲だし……ね?」

咲「ね?じゃないよ!」

憧「で、どうするの?個人的には行かないを推奨するけど」

咲「……その後ろ手に持ついかがわしい道具は?」

憧「保険よ、保険♪」

咲「……。ちょっと待ってて。着替えてくるから」

…………
………



憧「それにしても」

咲「うん?」

憧「この街に来てもう一年か……」

咲「もうそんなに経つんだね……」

憧「一年浪人して東京の大学に進学して、咲のアパートに転がり込んで……」

咲「この街にはもう慣れた?」

憧「まあ大分ね」ギュッ

咲「あ、憧ちゃん!」マッカ

憧「ん?」

咲「こ、ここ……人前だよ?」

憧「何か問題でも?」ペロッ

咲「ひゃあっ」ビクンッ

憧「見せつけてんのよ、咲は私のものだって」

咲「も、もう……///」

憧「それで、誘っといて悪いけど……咲はどっか行きたい場所はある?」

咲「ノープランだったの?」

憧「ううん、無ければこのままホテルに――」

咲「本屋さんがいいな」ニコッ

憧「ちっ」

本屋

咲「あ、えりさんの最新作出てる!」

憧「針生アナ、本も出してたの?」

咲「うん、麻雀関係じゃないよ」



『円満な家庭生活の営み方』



憧「へー、私も一冊買おっかな」

咲「で、こっちが咏さんの……」



『夜の家庭生活の上手い断り方』(ジャンル:生活の知恵)



咲「……」

咲「私はこっちを買おっかな……」

憧「!?」

憧「そ、そんな……咲は私のこと嫌いなの?」

咲「ううん、大好きだけど?」

憧「じゃあなんで!?」

咲「1日に三回はどう考えてもやり過ぎだよ」

憧「こんなに我慢してるって言うのに!?」

咲「それで我慢してるつもりなの!?」

憧「なによ!咲だってされてるときは、あんなに表情とろけてるくせに!」

咲「~///!」ポカポカ

憧「因みにこれがその時の写メね」

咲「なに待ち受けにしてるの!?」

憧「悪い?」

咲「悪いよ!」マッカ





靖子「……早く帰ってくれないかな」





30分後……

憧「さて、咲で一通り遊んだし。そろそろ出よっか」

咲「……私、遊ばれてたの?」ゼーゼー

憧「怒ってる咲も可愛かったわよ」チュッ

咲「ひゃっ」ビクンッ

憧「おっと、半分持つわよ」つ本

咲「あ、ありがとう」

憧「でも咲って本当に力無いわよね」

咲「そ、そうかな?」

憧「もっと肉食べなさい!」

咲「お魚は食べるもん!」

憧「いや、魚肉だと限界が……」

咲「……」ムクー

憧(ま、いっか)

憧「この後どうする?どっかで食べてく?」

咲「そうだね……せっかく街に来たんだし」

憧「じゃあ、ちょっと歩こっか」

移動中……

咲「ねえ、この先にお店なんて本当にあるの?」

憧「有るわよ。結構美味しいお店何だけど……あ、咲!じっとしてて」

咲「え?」

憧「睫毛にゴミが……ちょっと目閉じてて!」

咲「う、うん」

憧「よっ……とっ……」

咲「と、取れた?」

憧「も、もうちょっと……」

憧「……!」b


豊音「!」b

憧「よし、取れたっ」

咲「あ、ありがと」

憧「ううん、どうしたしまして……って、あれ?」


しとしと……


憧「雨だ……」

咲「やだ……結構強いよ?」

憧「と、とにかくあの建物に非難するわよ!」ダッ

咲「う、うん!」ダッ

豊音「はーれやせっせ!はーれやせっせ!」アマゴイ

白「……ダル」アマゴイ

エイスリン「ア、雨ガ降ッテキタ!」

胡桃「目標の誘導に成功。オーバー」

塞「了解。引き続き監視と撮影を怠るな」

ひとまずここまで。

即興はそろそろ限界かな……

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