モバP「夏樹が悩んでいたので相談に乗った結果、休日を二人で過ごすことになった」 (122)

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拓海に巻き込まれる形で、雅に色々といじられた夏樹

翌日、いつものヘアスタイルに決めて仕事に赴こうとしたのだが...

-女子寮-

夏樹「くっ...!やっぱり上手くまとまらない...昨日雅さんに強制的に髪の手入れをしてもらったが」

夏樹「サラサラになり過ぎていつもの髪形にセットできない...一体どうやったんだ雅さん?」

夏樹「参ったな、これからだりーと一緒の撮影があるのに...時間だな、とりあえず撮影現場に行かないとな」

夏樹「撮影現場のメイクさんなら上手くセットしてくれるかもしれないし」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1450883023

-撮影現場-

<オッケーです!お疲れ様でした!

李衣菜「お疲れ様でした!」

夏樹「お疲れ様でした!...うーん」

夏樹(結局メイクさんでも無理だったから、髪を下したまま撮影に臨んだけど...)

夏樹(何だろう...いつもよりカメラマンの受けが良かったような...?)

李衣菜「どうしたのなつきち?なにかあった?」

夏樹「いや、なんでもないぜだりー?」

李衣菜「ふーん...それより今日はいつものヘアスタイルじゃないね?」

夏樹「ちょっとな。ところでだりー?このヘアスタイルのアタシ、いつものアタシと比べて見てどうだ?」

李衣菜「いつものなつきちと比べて?そうだね...うん!ロックだね!」

夏樹「悪い、聞いたアタシが間違ってたよ」

李衣菜「えっ!?だって普段の自分に対して反抗するのに、そうしてるんじゃないの?」

夏樹「あー、そうだよな...」

夏樹(なんでアタシがこうしているのか、事情も知らないからな...)

夏樹「じゃあ質問を少し変えてさせてくれ。だりーはいつものヘアスタイルのアタシと、髪を下した今のアタシどっちがいいと思う?」

李衣菜「うーん...どっちもなつきちだしなー...私はどっちのなつきちもいいと思うよ」

李衣菜「ただ今のなつきちは普段見ないから、新鮮味があるかな?」

夏樹(なるほど、新鮮味があるか...ならカメラマンがいつもより勢いがあったのもうなづけるな....)

夏樹「ありがとなだりー。この後のミニライブも頑張ろうぜ!」

李衣菜「うん。なつきちは今日はずっとそのままでいるの?」

夏樹「ああ、今日は...しばらくはこのままかもしれないな」

李衣菜「へぇー。まあ色々試して、新しい自分を探してみることはいいことだよ!」

夏樹「ああ、そうだな」

夏樹(拓海に言ったことが、こんなすぐ自分に返ってくるとはな)

夏樹(まあアタシが拓海に言ったときも、だりーと同じ気持ちで言ったし)

夏樹(多少慰めようとした気持ちが...まああったことも間違いないけど)

夏樹(アタシも前向きに、新しい自分探しのいい機会だと思うか!)

-数日後-

夏樹(最近やっと、髪が前みたいにセットできるようになったな)

夏樹(髪を下した状態も、なかなか評判が良かったみたいだけど)

夏樹(やっぱりアタシは、アタシの信念を貫いて今までどおりに...)

ちひろ「あら、夏樹ちゃん。おはようございます」

夏樹「ちひろさん、おはようございます。なんですか、そのダンボール?」

ちひろ「これ?丁度良かったわ。これ全部、夏樹ちゃんへのファンレターなのよ」

夏樹「これが?随分あるな...別に大きなライブをやったわけでもないのに」

ちひろ「前のライブで、いつもと違うヘアスタイルでミニライブをしたんでしょ?」

ちひろ「その時の反響が凄いのよ!普段ファンには見せていない姿だったから、ファンの皆も驚いたんでしょうね」

夏樹「ああ、なるほど。確かに髪を下した姿で、みんなの前に立ったことはなかったもんな」

ちひろ「ファンもそうだけど、私たちも滅多に見ない姿だもんね」

ちひろ「事務所の子でも、見たことがない子の方が多いんじゃないかしら?」

夏樹「そうかもしれませんね。まだレッスンまで余裕があるし、ファンレター見ても良いですか?」

ちひろ「ええ、いいわよ。中身のチェックも終わってるから」

------

---

夏樹「まず最初は...おっ、いつもファンレター送ってくれる子だ。どれどれ...」

『先日のライブとっても素敵でした。次も絶対に行きます!!』

『夏樹さんの姿と歌を生で感じられるチャンスですもん!!』

『それに先日のライブ、夏樹さんの見たことがない姿を見れてとっても興奮しました』

『私たちファンのためにサプライズを用意してもらって、感動しました!!』

『これからも頑張って下さい!!ずっと応援しています!!』

夏樹「ふふっ、嬉しいな。それにしても、サプライズか...単にいつものセットが出来なかっただけなんだけどな」

夏樹「まあファンのみんなに喜んでもらえたんなら、結果オーライか」

夏樹「さてと、次は...初めてファンレターを送ってくれた人か」

『前のライブ、髪を下した夏樹ちゃんの姿にときめいて』

『初めてファンレターを送りました!』

『またあの姿でステージに立ってください!お願いします!』

夏樹「...まあ、あのヘアスタイルは中々受けがよかったってことだよな」

(15分後)

夏樹「...うーん...なんというか...思った以上に受けがいいみたいだな」

夏樹(それにいつもは女性ファンからのファンレターが多いんだけど、今回は男性ファンからのファンレターの割合が大きい...)

李衣菜「なーつーきーち?何してるの?」

夏樹「うわっ!?なんだだりーか。すまん、考え事してたから、話掛けられて驚いちまったよ」

李衣菜「考え事?何を考えていたの?」

夏樹「それはだな...」

李衣菜「あっ、ファンレター読んでたんだ。すごい量だね?そのダンボール全部そう?」

夏樹「自分から質問してそれかよだりー...まあそうだな。これ全部がアタシ宛のファンレターなんだ」

夏樹「前に...」

李衣菜「前に撮影したグラビアとミニライブのおかげでしょ?いやー私のツイッターもすごいことになってるんだよね」

夏樹「ツ、ツイッター?」

李衣菜「なつきちはツイッターやってないんだっけ?だから私にリツイートされてるのかぁ」

李衣菜「ほら見て?これが私にリツイートされた、なつきちNEWバージョンのファンの感想なんだけど」

『髪を下した夏樹ちゃんカワイイー』

『これからもあのスタイルで活動してください!!』

『なんで今まで、あの姿で活動してなかったの?とっても可愛いのに!!』

李衣菜「ねっ?まだまだあるよ!新しい自分探し、大成功だよ!」

夏樹「そ、そうかもな?でもアタシはこのアタシがやっぱり一番だと思うしさ」

夏樹「それはこれっきりにして、今度からはこのスタイルを貫くよ」

李衣菜「そっか。まあそれがなつきちらしいし、その考え方はロックだよ!」

夏樹「ああ!じゃあそろそろレッスンの時間だし、行くかだりー!」

李衣菜「遅れちゃったら、トレーナーさんに大目玉くらうからね。行こうなつきち!」

(さらに数日後)

夏樹「う...う~ん」

拓海「何ファンレター見ながら唸ってるんだ、夏樹?李衣菜、なんか知ってるか?」

李衣菜「それがなつきち...ヘアスタイルのことで悩んでいて...」

拓海「ヘアスタイル?なんでそんなことで悩むんだよ?そんなもん、自分の好きにすりゃいいじゃねーか?」

李衣菜「これを見て、拓海さん...」

拓海「あん?これは李衣菜のツイッターか?ん?」

『またあの姿の夏樹ちゃんが見たいです!李衣菜ちゃんからも説得してください!』

『夏樹ちゃんは髪を下した方が絶対良いですよ!!』

『ファンからのお願いです!夏樹ちゃんに伝えてください!』

拓海「なんだよこりゃ...まさかそこにあるファンレターにも、同じようなことが書かれてんのか?」

李衣菜「うん...私もファンレター読ませてもらったけど、ツイッターよりは表現は柔らかいというか」

李衣菜「また機会があれば見せてくださいって、書いてあるんだけど...」

拓海「ファンレターはPやちひろさんが内容を確認してるから、きつい書き方のファンレターは弾かれてるかもしれねーな」

拓海「でも気にすることはねーよ夏樹?こんなの外野が好き勝手言ってるだけなんだからよ」

夏樹「でもさ...ファンのみんなが求めてるのも、事実なんだよな...」

拓海「まあ、そうかも知れねーけどよ...」

李衣菜「なつきち...」

夏樹「たかがヘアスタイルの話かも知れないけどさ、自分の信念を曲げる気がしてな」

拓海「アタシもモバP(以下P)にアタシの意思を無視された衣装を色々着させられているけど、そんなに深刻に考えるもんでもないぜ?」

拓海「夏樹は仕事の時はアタシみたいなことにならねーからな...免疫がないからそんなに悩んでるんだと思うぜ?」

李衣菜「そうだよなつきち!なつきちのロック、信念はそんなに曲がったりしないよ!」

夏樹「自分でもそうだと思うだけどさ...なんというか...」

拓海「アタシたちには言い辛い事があんのか...ならこういう時の適任者はやっぱりあいつだよな」

拓海「ちょっと待ってろ夏樹」

夏樹「ああ。....適任者?」

------

---

拓海「適任者を連れてきたぜ!次の夏樹のオフとこいつのオフは被ってるし」

拓海「こいつにだったら、アタシたちに相談できないことも相談できんだろ?」

P「夏樹とオフがかぶっているのはそうだけど...何?急に連れてこられて、何のことか話が分かんないんだけど?」

李衣菜「なつきちが今後の方針で悩んでいて、プロデューサーに時間をとって相談をうけてほしいんだ」

P「そう言う事か。俺は構わないよ」

拓海「Pもこういってるし、気晴らしもかねて一緒に出掛けたらどうだ?」

夏樹「おいおい...Pさんにそんなに時間を割いてもらうわけにはいかないだろ?」

夏樹「相談に乗って欲しいのは確かだから、仕事終わりに時間をくれたらそれで大丈夫さ」

李衣菜「でも大切な相談なんだから時間を掛けないと!それに丁度いいと思うんだ」

夏樹「何が?」

李衣菜「プロデューサーに相談をのってもらう時にさ...ごにょごにょごにょごにょ...」

夏樹「はぁ!?何言ってんだだりー!?」

李衣菜「いいからいいから♪それじゃあプロデューサー、次のお休みはなつきちの事を宜しくね?」

P「ああ、なんかよく分からんが...とりあえず待ち合わせ場所を決めようか夏樹?」

夏樹「そ、そうだな...」

拓海(李衣菜の奴、夏樹に何言ったんだ?まっ、いっか)

拓海「せっかくの機会なんだ。今悩んでること以外のことでも、相談してみるといいんじゃないか?」

夏樹「確かに拓海の言うとおりだな。そうさせてもらうよ」

夏樹(でもアタシの悩みの元凶...こいつのような...まっ、今更ぐちぐち言っても仕方ないか)

(約束の日)

-待ち合わせ場所-

P「俺の方が先についたか。気晴らしもかねてと言われたが」

P「何をしようかな?夏樹だから楽器店とかレコードショップやら回って、最後に何かうまいもんでも食べるか」

P「その時々で悩みを聞いて...ん?」

P(なんだ?隣の女性が俺の事をチラチラ見ている?)

P(この人もここで待ち合わせをしているんだろうけど...あれ?ひょっとして...)

P「...夏樹?」

夏樹「ふふっ、やっと気づいたのかいPさん?」

P「夏樹のそんな姿を見るのは初めてだし、予想もしていなかったからな」

P「全然気づかなかったよ。髪は...かつらだよな?メイクも服装も...一体どうしたんだ?」

P(夏樹は普段は着ないような、夏樹より若干上の年齢層が着る大人っぽいロングスカートや落ち着いた色合いのジャケットを着ていた)

夏樹「これか?Pさんと約束をした日、だりーがな?」

夏樹「”普段なつきちがしない格好をして、普段しないことをして楽しんでさ。それでもいつもの自分でいた方が楽しいって思えたら、なつきちの信念は曲がらないってことにならない?”」

夏樹「って言い出してさ。だから以前雅さんにコーディネイトしてもらった、服装とメイクでPさんと出かければって」

P「ああ...これが噂の...」

夏樹「ああ。まあ、たまにはだりーのアドバイスに従ってみるのもいいかなって思ってさ」

P「なるほど。よく似合ってるじゃないか。結構な付き合いになるけど、こんな魅力的な一面があるなんて気づかなかったな」

夏樹「Pさんも...こっちの、こんな感じのアタシの方がいいのかい?」

P「ん?普段の夏樹も魅力的だぞ?ただ新しい夏樹が見れて嬉しい、そんな感じで言ったんだけど」

夏樹「...そうか。悪いなPさん、変なことを当然言い出して。気を悪くさせてすまなかったよ」

P「別に気を悪くなんかしてないさ。それよりどうする?俺は楽器店に行こうかなって考えてたんだけど」

P「普段しないことを楽しむんだろ?どこに行きたい?」

夏樹「そうだな...たまには公園をぶらっと散歩してみるのもいいかもな」

夏樹「何か新しい発見があるかもしれないし」

P「よしっ、じゃあ早速行こうか。ははっ、今の夏樹を事務所の皆が見ても、夏樹だって気づかないかもな」

夏樹「ふふっ、そうかもしれないな」

-Pと夏樹から30m離れた場所-

乃々「...えーっと...」

輝子「フヒヒ...まゆ、大丈夫か...?」

まゆ「あ...ああ、あの人...あの人は誰ですか?どうしてまゆの...まゆのPさんと楽しそうに、並んで歩いているんですか!?」

輝子「デート...じゃないのか?」

まゆ「はがっ!?デ、デデデデデート!?」

乃々「キ、キノコさん...!?ほらっ、まゆさんも落ち着いてください?」

乃々「ひょっとしたら、プロデューサーさんが新しくスカウトした人かもしれませんし...」

まゆ「ふう...ふぅ....そうですね...それじゃあどんな人なのか確かめに行きましょう!輝子ちゃん、乃々ちゃん!」

輝子「私は...パス」

乃々「え?もりくぼは嫌ですけど...?」

まゆ「....」

まゆ「........え?」

輝子「スカウトだとしたら...Pの仕事、邪魔したくないぞ?」

乃々「それに万が一、デートだったら...もりくぼ、馬に蹴られて死にたくありませんし...」

乃々「確かめに行くなら、まゆさん一人でいって下さい...お願いですから...」

まゆ「ひ...一人で...?」

乃々(やっぱり気後れしてます...まゆさん意外と臆病なところがありますから)

乃々(このまま諦めてくれれば、いいんですけど...)

まゆ「わ、分かりました!まゆは一人でも、あの女性の正体を確かめますから...!」

輝子「え?行くの?」

まゆ「ええ!」

乃々(うぅ...まゆさん、プロデューサーさんの事になると、やっぱり簡単にあきらめてくれません...)

乃々(でもどんなことが事実であれ、プロデューサーさんが楽しんでいるところに横やりをいれるのは良くありませんし...)

乃々「まゆさん...やめた方が良いと思うんですけど...?」

まゆ「どうしてですかぁ?」

乃々「ひうっ!?笑顔なのに...怖い...!そうじゃなくて、やめた方がまゆさんの為だと...もりくぼは思うんです...」

まゆ「私のため?」

乃々「はい...だって、まゆさんが今しようとしていることは...」

乃々「少女漫画で主人公たちに横やりを入れる...典型的な失恋する、負けキャラクターの行動じゃないですか?」

まゆ「し、失恋...?ま、負けキャラクター....あ?」

乃々「だから縁起の悪いことですし、今日はおとなしく...あれ?まゆさん?」

まゆ「典型的な...負けキャラ...いえ、まゆとPさんは...赤い糸で...」カタカタカタカタ...

輝子「フヒヒ...しばらくダメだな、これは...ひっぱたら歩いてくれるから、このままレッスン場までひっぱろう?」

乃々「そ、そうですね、輝子ちゃん。さあ、行きましょうまゆさん?」

まゆ「ま、負けませんよ...まゆは、負けませんから...かませなんかじゃありませんから...」カタカタカタカタ...

輝子「うーんでも、Pの隣にいたの...あれは...」

乃々「輝子さ~ん...もっと力を込めて欲しんですけど...」

輝子「ごめんごめん...まっ、言わなくてもいっか...面白そうだし...フヒヒ...♪」

-公園-

夏樹「久しぶりに来るな、この公園。前は良く来てたんだよ」

P「へぇ、そうなのか?散歩をしに?」

夏樹「散歩も目的の一つだけど、一番の目的はギターを弾きにさ」

夏樹「ここで弾いたら興味を持って立ち止まって、アタシのギターを聞いてくれる人がいたからな」

夏樹「色んな人が聞いてくれたよな...時々アドバイスを貰ったりもして」

夏樹「今はここでギターを弾くより、たくさんの人に聞いてもらえる機会があるけど」

夏樹「なんていうか...聞いてくれる人の顔が、一番近くで見れる場所だったよな...」

夏樹「こんな話をしてたら、またここでギターを弾いて、道行く人に聞いてもらいたくなったぜ」

夏樹「今度のオフにでも早速...って駄目だよな、Pさん?」

P「うーん、確かに今の夏樹がそんなことをしたら大騒ぎになるかもしれないけど...いいんじゃないかな?」

夏樹「え!?いいのかPさん!?」

P「初心に戻ることは大切なことだよ。原点に振り返ってみたら、自分が忘れていた何かに気付くかもしれないしな」

P「そもそもオフの夏樹の自由を制限する権利なんて、俺にはないさ」

P「やろうとしてることも、別に公序良俗に反するとは言えないし...まあ言えることは節度をもって、それくらいかな」

夏樹「へへっ。やっぱりPさんは話がわかるぜ!アンタについて行って良かったよ」

P「よせやい、照れるだろ」

夏樹「ふふっ...あっ?Pさんあれ!」

P「女の子が泣いているな?木の上に風船が引っかかってる、きっとあの子のだな」

夏樹「とってあげようぜ、Pさん」

女の子「ひっく...風船が...」

夏樹「大丈夫だよ、お嬢ちゃん?アタシとPで風船とってやるから」

P「近づいてみると意外と高いな...じゃあ俺が木に登って...」

夏樹「Pさん、ちょっとしゃがんで」

P「え?ああ...ええ!?」

夏樹「よっと、そのまま...Pさんしっかり支えててくれよな?もうちょっとで届くから...!」

P「いや、ちょ!お前!?いまの自分の恰好...」

夏樹「あと少し...あと少し...よしっ!取れたぞ!Pさん...あ!?」

夏樹(アタシ、今スカート履いてるんだった!)

夏樹「馬鹿!?覗くなよ!?」

P「ば、馬鹿っ!?肩の上で暴れるな!?わ、わわわ」

どーん!

夏樹「いててて...大丈夫か、Pさん?」

P「ああ、大丈夫だよ。夏樹こそ大丈夫か?けがはないか?」

夏樹「怪我はしてないぜ、Pさんがクッションになってくれたおかげでな。はい、お嬢ちゃん。風船」

女の子「ありがとー。綺麗なお姉ちゃん!」

夏樹「綺麗なお姉ちゃん...ふふっ、照れるな」

女の子「だって本当に綺麗なんだもん。だからね、お姉ちゃん?」

夏樹「なんだいお嬢ちゃん?」

女の子「そんな恰好で男の人の上にのったらだめだよ?」

夏樹「え?うん、はい...すみません...」

女の子「じゃあね、お姉ちゃん!風船ありがとう!彼氏さんと仲良くねー!」

夏樹「か、彼氏...はははっ、最近の子は随分とませてるな」

P「本当だな。はははっ」

P・夏樹「「.......」」

P「な、なんか腹が空かないか?ちょっと早いけど、昼にしないか?」

夏樹「そ、そうだなPさん!何を食べようか?」

-Pと夏樹から25m離れた場所-

さくら「いずみん、アコちゃん!見て見て!プロデューサーさんが綺麗な人とデートしてるっ!」

亜子「Pちゃん彼女おったんか~、アタシ狙ってたんやけどなぁ」

さくら「ええ!?そうだったのアコチャン!?」

亜子「冗談♪まあ、アタシも憧れはあったというか...いずみ?」

さくら「イズ...ミン...?」

泉「どうしたの亜子、それにさくらも?私、何か変?」

さくら「だってイズミン...涙が...」

泉「え...?.....あ...あぁ...」ポロポロ

泉「ふふっ...変だよね?初恋は叶わないって...よく聞くのに...それもたかが中学生の恋なのに...」

泉(Pは前に”次に交際をするときは結婚を前提にって”話してたよね...つまりあの人は...)

泉「...っ!いこう、二人とも?遅刻したら、トレーナーさんに怒られちゃう」

さくら「イズミン...無理をしたらだめだよ?」

亜子「さくらの言うとおりやで、いずみ?そんな状態でレッスンしても、何も身につかんよ」

亜子「今日は休もう?アタシからトレーナーさんに連絡をしとくから...なっ?」

泉「で、でも...」

さくら「イズミン、今日はさくらたちに思いっきり甘えていいんだよ?」

泉「二人とも...ありが、と...う、うわぁあああ...!!ああぁぁぁああ、あああぁ...!!」

さくら「よしよし...」

亜子「何か美味しいもの食べに行こうっ?今日はおごるでぇ!パーッといこう?パーッと!!」

さくら「うんうん♪おいしいものを思いっきり食べて、元気をつけようねイズミン?」

泉「う、うん......」

-カフェ-

夏樹「こういうところで昼食をとるのも、なかなかいいもんだな」

P「ははは、喜んでもらえて良かったよ。今日は普段しないことをやってみるって言ってたから」

P「夏樹が普段通わないようなお店を選んだんだけど、ここはあたりだったな」

P「最初はこういう可愛らしさを前面に押し出したカフェは、気に入ってもらえないかもと思ってたよ」

夏樹「今日は普段やらないことをやってみるって言ったの、アタシだぜ?」

夏樹「その言葉を聞いて、気を遣ってくれたPさんの気を悪くするような態度はとらないさ」

夏樹「実際料理も美味かったし、内装やらはともかく落ち着いた雰囲気で結構気に入ったぜ?ここ」

夏樹「気に入ったから今度はだりーや拓海を誘って...あーでも拓海は嫌がるかもな?”こういう店はアタシの趣味じゃねぇ!”とか言って」

P「はははっ、いいそうだな。なら拓海を誘ったとき、そんなことを言い出したらこう言えばいいさ」

P「拓海の方がこのお店の作りより、よっぽど可愛らしい衣装を着ているじゃないか、って」

夏樹「はははっ♪Pさん、確かにそうかもしれないけど、着せてるのはアンタだぞ?」

夏樹「拓海はいつも抵抗して...結局は着るんだけどな。しかもPさんの言うとおりかなり似合ってるんだよな」

夏樹「その点アタシはいつもPさんに感謝してるぜ?Pさんが選んでくれる衣装、いつもアタシのハートをアツくしてくれるからな!」

夏樹「口では不満を垂らしてる拓海だって、なんだかんだで楽しんでるよ」

夏樹「可愛らしい衣装を見せた時の悪態は照れ隠しだと思って、勘弁してやってくれよ?」

P「はははっ、承知しているさ。もっともその悪態が子供っぽくて、可愛らしいんだけどな」

夏樹「へへっ、違いない。さて、それじゃあそろそろ行こうか?」

P「そうだね。すみません、お会計をお願いします」

店員「はい。お会計が...」

夏樹「っ!?」

P(ん?なんだ?今一瞬夏樹が動揺したぞ?)

店員「丁度お預かりいたします。ありがとうございました!またお越しください!」

------

---

P「なあ、夏樹。さっきお会計の時に、動揺してたみたいだけどどうしたんだ?」

夏樹「やっぱりPさんには隠せないか。いやさ...お会計の時の店員さんがさ、アタシにいつもファンレターを送ってくれるファンの子だったんだ」

夏樹「写真も一緒に撮ったことがあるんだよ。だからアタシだって気づかれないか不安だったんだけど、気づかれないもんだな」

夏樹「良かったような...変装しているとはいえ、気づかれなかったのが落ち込むような...なんだか微妙な気持ちだよ」

P「そう言う事か。まあ会計のちょっと間に店員さんが夏樹に気付いたら、俺の立つ瀬がないよ」

P「一番夏樹を見ている俺だって、夏樹の隣に立ってしばらくしてから気づいたんだから」

夏樹「そっか...Pさんがそうなんだから、気づかなくて当然だよな!」

P「そうそう、気にすることなんかないさ。でも気づかれるのがなんで不安に思ったんだ?」

P「ばれたらばれたで、落ち着いて対応すれば店員さんも騒いだりしないと思うけど?」

夏樹「Pさん...アタシ変装して、Pさんと二人でいるんだぞ?変装したアイドルが男と二人きりでいる...」

夏樹「それを世間が見たら...どうとると思う?」

P「あ...」

夏樹「アイドルがお忍びでデートしてるとしか思われねえだろ?それゴシップのネタだろうよ...」

P「そ、そうだよな!?いかんな...最近自分の中の線引きがおかしくなってるな...」

夏樹「しっかりしてくれよ?アタシはまだ...あ...」

夏樹(そ、そうだよな!?世間から見たらアタシはお忍びでデートしてるアイドルじゃねえか!?)

夏樹(くそ!口にしたらすげえ意識し始めちまった...!)

P「ん?今度はどうしたんだ?」

夏樹「いやっ!?その...」

夏樹(アンタはなんで動揺してないんだよ!?本当にPさんの線引き、おかしくなってるぞ!?)

夏樹(ちくしょう...これじゃあアタシの一人相撲じゃないか...!)

夏樹「なんでもない!...あ、あれ見ろよPさん!」

P「あれ?お、ウェディングドレスか」

夏樹「綺麗だよな....アタシもいつか着れるのかな?」

P「着れるさ。夏樹はどんなドレスが好きかな?」

夏樹「そうだな...あまりゴテゴテした飾りのない、シンプルなやつがいいかな」

夏樹「このショーケースの中からだと、これかな」

P「おっ、俺と同じだな?俺もこの中からだとこれが一番好みだよ」

夏樹「へぇ、こういうところでも意見が合うんだな。些細なことだけど、なんか嬉しいな」

P「ああ。これを着ている夏樹を想像すると...ううん、いい。実にいい!」

夏樹「なっ...!?想像するな馬鹿っ!ていうかそれセクハラだろ!?」

P「はははっ、悪い悪い。ちょっと調子に乗り過ぎた」

夏樹「まったく...どこか他の場所にいこうぜ?たまには目的も無く街中を歩くのもいいし」

夏樹(これ以上ここにいたら、アタシの平常心が保てないぜ...)

夏樹(”これを着ている夏樹を想像すると...ううん、いい。実にいい!”って...まあ、そう言われるのはまんざらでもないな...)

-Pと夏樹から20m離れた場所-

美穂「...見た?」

智絵里「うん...見ちゃった...Pさんが女の人と、楽しそうにウェディングドレスを見てたの...」

卯月「一緒にいた女の人、綺麗な人だったよね。どこで知り合ったんだろう?」

智絵里「本当にそうだよね...いつも私たちと一緒に居てくれたのに、あんな綺麗な人がいたなんて...」

智絵里「私...全然気づかなかった...」

美穂「私もだよ...二人で同じドレスを指さしていたよね?あれって、結婚式で着るドレスを選んでいたのかなぁ...?」

智絵里「結婚...!?Pさんが!?そんな...」

智絵里「で、でもそうだよね...Pさんは立派な男の人...結婚しても、おかしくないよね...」

卯月「プロデューサーさんの結婚式かぁ...私たちも招待してくれるかな?」

美穂「招待...してくれるとは思うよ?けど...私、笑顔でおめでとうございますって、言える自信がないよ...」

智絵里「わ、私も...泣いちゃうかも...うぅ...」

智絵里「そんなことになりそうだったら、出席しない方が...いいよね?」

卯月「そんなことないよ!招待されたのに行かない方が、プロデューサーさんは寂しいと思うよ?」

美穂「卯月ちゃん...うん、そうだよね?Pさんの幸せの時間、精一杯お祝いしないといけないよね?」

美穂「私たち、いつもPさんにお世話になって...だからお嫁さんにもそのことをちゃんと伝えないとっ!」

智絵里「うん...!」

卯月「えへへ、それにプロデューサーさんとお嫁さんのなれ初めを聞いたら、二人が付き合ったきっかけとか分かって」

卯月「それを参考にしたら、私たちもまたプロデューサーさんみたいな男の人に出会えるかもっ♪」

卯月「そしたら私たちも...あ、あれ...?私、何でこんなこと...考えて...あれ?なんで...?」

智絵里「卯月ちゃん...やっぱり卯月ちゃんも...」

卯月「私...私...プロデューサーさんの事...」

美穂「卯月ちゃん、今日は女子寮でお泊会しない?一人じゃきっと、辛いから...」

智絵里「私も卯月ちゃんと一緒にいたいな...今日は少し夜更かししちゃお?」

卯月「美穂ちゃん...智絵里ちゃん...!」

美穂「部屋はどうしようか?同室の智香ちゃんは今日はお仕事で帰ってこないから、私たちの部屋はどうかな」

智絵里「私のお部屋の方が良いと思う...まゆちゃんにも、教えてあげないと...」

卯月「そ、そうだね?まゆちゃんに...うぅ、まゆちゃんに伝えることを考えたら、ちょっと冷静になれました...」

美穂「うん...私も...」

智絵里「えへへ...今日は四人で、たくさんおしゃべりしようね?」

>>1です

書き溜めが終了したので、今回の投下を終了いたします。
お付き合いいただきまして、ありがとうございます。

リクエストや誤字・脱字とうのご指摘がございましたら、レスを頂ければ幸いです。

以前酉を間違えてしまったスレはHTML化の依頼を致しましたので、引き続きこちら
に投下を致します。またお付き合いいただければ幸いです。

それでは失礼いたします。

>>1です

書き溜めが出来たので投下いたします。
お付き合い頂ければ幸いです。

霞か...レベル52じゃあ無理だよね...

-そのころレッスン場-

乃々「...うぅ...」チラッ

輝子「フヒ....」チラッ

聖「森久保!星!集中して...!う...佐久間!」

まゆ「...?どうかしましたか、聖さん?何か私に至らないところがありましたか?」

聖「いや、ダンスに関しては...身体の動きに関しては問題ない。ただ...」

まゆ「?」

聖「そのハイライトを無くした目はやめるんだ!その目でダンスを完璧に踊られると怖い!」

聖「二人も気になってレッスンに集中できないようだし、私も指導に集中できん!」

まゆ「うふふっ、聖さんもおかしなことを言いますね?私はいつも通りですよ?」

聖「う...」

聖(ダメだ...会話にならん...)

聖「森久保、何があったんだ?」

乃々「えぇ...どうして私に聞くんですか...?まゆさんがああなった原因は知ってますけど...」

聖「なら話してくれないか?頼む!正直あの佐久間を見るのは私も怖いんだ」

乃々「うぅ...その、レッスン場に来る途中で...見ちゃったんです...」

乃々「プロデューサーさんが知らない女の人と、デートしてるところを...」

聖「なるほど。佐久間がああなるのも、まあ納得ができるな」

聖「佐久間!それがどうした!まだ決着がついたわけじゃないだろう!?」

聖「ここからプロデューサーの心を奪う、そのつもりでいかなくてどうする!今のままでは本当に負けてしまうぞ!?」

聖(アイドルに対してこういう言い方は良くないが、あの目のまま居られるよりかは...)

まゆ「負けていません...」

輝子・乃々・聖「「「おっ...!」」」

まゆ「まゆは...まゆは...負けていませんからぁ...!」

乃々「ひっ!!?さらに瞳が真っ黒に...」

聖「しまった!?逆効果だったか!?」

輝子(どうしよう...あれ夏樹さんだって、言うタイミングをなくしちゃった...)

慶「あれっ?でもついこの間プロデューサーさん、彼女はいないって聞いたよ?」

まゆ「ほ、本当ですか!?」

聖「慶?何故ここに?今はニューウェーブの三人のレッスンを担当してる時間だろ?」

慶「それが泉ちゃんが体調を崩しちゃったから今日は休ませてほしいって、亜子ちゃんから連絡がきて」

聖「大石がか?珍しいな」

慶「二人は泉ちゃんの看病をしたいから、休むって。手が空いたから聖お姉ちゃんのお手伝いしようかなって...」

まゆ「慶さん!Pさんに彼女はいないって、誰から聞いたんですか!?」

慶「本人からだけど...本当についこの間に」

聖「よかったじゃないか佐久間!プロデューサーは嘘をつくような人ではないし」

聖「今日見た女性もあれだ、新しくスカウトした女性だったんじゃないか?」

まゆ「はいっ!きっとそうです!そうに違いありません...!」パァァ...!

聖(ああ...ハイライトが戻ってきた...!)

輝子(本当は違うんだけどな...)

慶「?なんだかよく分からないけど...聖お姉ちゃん、何か手伝えることはあ...」

乃々「あの...慶さんはどうしてプロデューサーさんに、そんなことを聞いたんですか?」

慶「えっ?このまえプロデューサーさんと打ち合わせをしたんだけど、帰る時に雨が降ってね」

慶「その時私傘を忘れて困っていたんだけど、プロデューサーさんの傘に入れてもらって駅まで送ってもらったんだよ」

慶「それで私が”こんなことしてもらって、彼女さんに悪いですね”って言ったら、今彼女はいないって...あれ?」

まゆ「慶さぁん?それってつまり...Pさんと相合傘をしたってことですよねぇ....?」

慶「え?えっ?まゆちゃん、どうしたの?」

聖(またハイライトが...)

乃々(あれ?もりくぼ...凄い余計なこと言っちゃいましたか...?)

聖「あー慶?私の手伝いに来てくれたと言っていたよな?なら佐久間の相手を頼む」

聖「よーし二人とも、もう一度始めから通してやるぞ?」

乃々「はい...」

輝子「フヒッ...了解...」

まゆ「さあ慶さん?ゆっくりお話ししましょう?」

慶「え?お姉ちゃん?え?ええー!?」

乃々(うぅ...慶さん、ごめんなさい...)

-街中-

夏樹「悪いなPさん、待たせちゃって」

P「花摘みは仕方ないよ。これからどうする?もうこの辺一帯は大体見回ったと思うけど」

夏樹「そうだな...丁度ギターのメンテナンスに使うワックスとか少なくなってたから、それを買いたいかな」

夏樹「歩いていける距離に行きつけの店が...っと、これは今日は駄目だよな」

夏樹「今日は普段とやらないことをやるって決めたのに、自分でそれを破っちゃうのはな」

P「別にいいんじゃないか?確かに普段やらないことをやるって決めたけどさ」

P「だけとは言ってないだろ?」

夏樹「んー、まあ確かにだけとは言ってないけど...」

P「せっかくの休日に我慢をしてどうする?やりたいことがあるんなら、やろうよ?」

夏樹「ふふっ、そうだな。よーし、ついでにだりーの分もお土産に買って帰るか!」

P「いいな。李衣菜のギターの腕前は夏樹から見てどんな感じだ?」

P「俺としては大分弾けるようになったと思うんだけど、ギターに関しては素人だからな」

P「師匠から見て、どうだい?」

夏樹「熱意はあるし、努力もしてるぜ。アタシから見ても結構弾けるようになったと思うぜ」

夏樹「ただ移り気なところと、形から入るところがな...まあ、実力をつけているのは確かな」

夏樹「今日はだりーの発案だし、そのお礼に今度オフが一緒の日はつきっきりでギターの練習に付き合おうかな」

夏樹「もちろん本人が望んだら、の話だぜ?」

P「きっと喜んでお願いすると思うよ。”いいの!?なつきち!?”って嬉しそうに」

夏樹「だとアタシも嬉しいな。あとPさん、だりーのモノマネは封印したほうがいいと思うぜ?」

P「俺もやったことを後悔してるよ」

夏樹「まっ、やるときは全力でやらないとな!じゃなきゃあ上達はしないからなっ!」

P「はははっ、なるべく優しく教えてやってくれよな?」

夏樹「無理な教え方はしないさ。今のだりーに一番いい教え方を、やりながら模索していくよ」

P「それで宜しく。さてと、行きつけの店に行こうか。道案内はお願いね」

夏樹「ああ、ここからだとこの道を通るのが一番近いな」

P「この道か...なあ夏樹、この道を通るのは止めないか?」

夏樹「ん?どうしてだいPさん?」

P「だってさこの道、というかこの道のちょっと先...ホテルが立ち並んでるじゃないか?」

夏樹「ふふっ、気にすんなよPさん?別に入るわけじゃないんだぜ?」

P「いや、そうかもしれないけどさ...万が一ってことも、すっぱ抜かれたりする可能性がさ」

夏樹「大丈夫だって!これまでの事を考えたら、誰もアタシが木村夏樹だなんて気づかないぜ」

夏樹「それにさ...Pさん」

P「な、なんだ?」

夏樹「アタシはもう18歳だからさ、別に入ってもおかしくないぜ?」

P「えっ!?おい!?」

夏樹「そうだな...ああいうホテルには入ったことはないから、中がどんなのか興味はあるな...」

夏樹「休憩もしたくなったし、冷やかしで入ってみるかPさん?」

夏樹「今日はとことん付き合ってくれるって、約束だったはずだし」

P「いや、え...待って...」

夏樹「くくくっ...冗談だよPさん。さっきのセクハラのお返しさ」

P「はぁ~...ちょっと心臓に悪すぎる冗談だぞ?勘弁してくれよ...」

夏樹「悪い!普段冗談なんて言わないから、イマイチ加減が分からなかったよ」

夏樹「でもこの道が一番近道なのは本当さ」

P「え?やっぱりここを通るの?」

夏樹「オフの時間は限りがあるんだし、短縮できるところは短縮しないとな」

夏樹「別に通るだけなんだから、堂々と通ればいいんだよ。今のPさんみたいに周りを伺ってる方が、よっぽど不審だぜ?」

P「う...確かに。堂々と...普段道を通る振る舞いをしていた方が良いよな」

夏樹「そうそう。それじゃあさっさと行こうぜ!店長さん、アタシだって気付くのにどれくらいかかるかな?」

P「おいおい、引っ張らないでくれよ?」

-Pと夏樹から18m離れた場所-

莉嘉「あっP君...と誰?あっちは...えっ、嘘...?」

莉嘉「それじゃああの人は...」

莉嘉「...」

莉嘉「.......」

<カシャ!

-カラオケ-

唯「莉嘉ちゃん遅いね?なんかあったのかな?」

里奈「そうだねー?美嘉ちゃん連絡きてない?」

美嘉「きてないよ。アタシから電話してみる...」

<ガチャ

莉嘉「....」

里奈「おっ、噂をすれば☆ちょりーっす莉嘉ちゃん☆飲み物は何頼む...んー?」

唯「莉嘉ちゃん、丁度唯が歌い終わったから次は莉嘉ちゃんが...あり?」

美嘉「莉嘉?どうしたの?」

莉嘉「お姉ちゃ~~ん...!!」ダキッ!!

美嘉「ちょ!?莉嘉、急に抱きついたら危な...泣いてるの!?どうしたの莉嘉!?」

莉嘉「ひっく...アタシ...アタシ...失恋しちゃったよ~~!!」

美嘉「え...?」

美嘉(莉嘉が失恋...それって...)

美嘉「は、ははーん、さてはクラスの好きな子が他の女の子とデートしてるの見ちゃったのかな?」

莉嘉「違うよ!お姉ちゃんも分かってるでしょ!?P君!P君が知らない女の人とデートしてるのを見たの!」

美嘉「え...」

里奈「...マヂでガチで?」

唯「えーっと...莉嘉ちゃんの見間違いってことはないかなぁ~?」

莉嘉「見間違いじゃなかったと思う...写真も撮った...これ...」

唯「うっわ、綺麗な人...誰だろう?見たことないなーって、この奥に見えるのホテルじゃん!!?」

里奈「マヂっすかー...ん?」

里奈(これって、改造後夏樹ちゃんじゃない?それにこの道の先にあるの...)

唯「あちゃー...これは確定だよねー」

莉嘉「そうでしょ...?」

美嘉「...」ギュッ!!

莉嘉「お姉ちゃん...?」

美嘉「ごめんね...?ごめんね莉嘉...アタシ莉嘉のお姉ちゃんなのに...こんな時は、何か言ってあげなきゃいけないのに...」

美嘉「アタシ...自分の気持ちを整理するので精一杯で、何も言ってあげられなくて...ごめんね...!!」ボロボロ

莉嘉「お姉ちゃん...そうだよね。お姉ちゃんだってアタシと一緒...失恋したんだもんね...」

里奈「あ、あのー...?」

唯「ちょっとちょっと?二人とも落ち込み過ぎー☆失恋なんて大半の人がするもんでしょ?」

美嘉「そ、そうかもしれないけど...」

唯「それに今分かって丁度良かったじゃん☆ここはカラオケなんだからさ、思いっきり歌って」

唯「思いっきり大きな声を出して、辛い気持ちを吹き飛ばしちゃおー♪」

莉嘉「アタシ、そんな気分になれないよ...唯ちゃんみたいに、すぐに気持ちを切り替えられないよ...」

唯「唯だって、今頭の中ぐわーってなってるよ?全然テンションあげられないもん」

唯「けど今の気持ちじゃ次Pちゃんに会ったとき、唯泣いちゃうかもしれないから」

唯「今のうちに何とかしないと...ダメじゃない?無理にでも、何とかしないと...」

美嘉「唯...やっぱり唯も...」

唯「えへへっ...唯が一番ダメージを受けてるかもね?自分ではいい感じにいけてるって思ってたから」

唯「だから唯が連続で歌っちゃいまー☆いいよね?」

莉嘉「...っ!!じゃあ次はアタシが歌うよ?よーし、いきなり持ち歌で高得点狙うよー☆」

美嘉「じゃあその次はアタシ★莉嘉、一緒に歌おう?」

莉嘉「うんっ♪」

唯「今日は延長して、とことんやるぞー☆」

美嘉・莉嘉「「おー!」」

里奈「お、おー...」

里奈(ヤッベ、なんか空気が話せる感じじゃなくない?)

里奈(んー...ほとぼりが冷めた頃、明日あたり話せばいいっしょ?)

唯「里奈ちゃん元気ないぞー?もっと元気よくいこー☆」

>>1です

書き溜めがなくなったので、本日の投下を終了いたします。
お付き合いいただきましてありがとうございます。

次回投下で完結予定です。
その際もお付き合いいただければ幸いです。

それでは失礼いたします。

>>1です

書き溜めが出来たので投下いたします。今回で完結致します。
お付き合い頂ければ幸いです。

-海浜公園-

P「少し外れに来ただけで人はいないもんだな。景色もいいし、夏樹が言ってた通りここは穴場だね」

夏樹「へへっ、そうだろ?私のとっておきの場所さ。Pさん...今日は付き合ってくれてありがとうな」

夏樹「アタシが普段やらないことを色々やってさ、楽しかったよ」

夏樹「けど...普段アタシがやらないことをやって、改めて分かったことがあるんだ」

P「やっと、本当に悩んでいたことを話してくれる気になってくれたんだな?」

夏樹「Pさん...気づいてたのか?」

P「俺は夏樹は周りがどう言おうとも自分のスタイル、生き様を貫くって人間だって思っている」

P「だから何故悩んでるんだろう?そんな疑問があったと言った方が正しいかな」

夏樹「本当にアタシの事を分かってくれているんだな...Pさんの言う通りだよ。周りが何て言おうとアタシは自分の生き様を変えるつもりはないさ」

夏樹「けど、ふとあることが頭をよぎったんだ。自分を曲げることで、今より少しでも人気になれたら」

夏樹「事務所に、Pさんに恩返しができるんじゃないかって...」

P「....」

夏樹「こんなアタシをアイドルとして受け入れてくれた、Pさんには本当に感謝しているよ」

夏樹「ロックとアイドルを両立しながら、こんな熱い日々を過ごせているんだからな。Pさんとじゃなきゃ、こんな日々を過ごすことはできなかったと思う」

夏樹「だから今度はアタシがPさんに何か報いる番だ...自分を曲げることで、報いることができるのならそうすべきなんじゃないか」

夏樹「でも、やっぱり自分を曲げたくはない...そんな葛藤があったんだ」

夏樹「けど今は違うよ。今日は普段アタシがしない格好で、アタシがいかない様な場所に行っていろいろしたけどさ」

夏樹「アタシの頭の中は、普段のアタシのままだったんだよ。確信したんだ...アタシはどうしたいのか」

夏樹「Pさん...これからもアタシのやり方で、アイドルとして活動させてくれないか?」

夏樹「いや、させて下さい!お願いします!」

P「夏樹...頭を上げてくれ。もちろんいいさ。これからも夏樹がしたいようにして、なりたいアイドルを目指してくれ」

夏樹「ありがとう、Pさん...へへっ、今すごくすっきりした気分だよ。憑き物落ちたって言うのは、こういうのを言うんだろうな」

P「ははは、ならもう大丈夫だな。李衣菜と拓海にもちゃんと悩んでたことと、解決したことは話してほしいんだ」

P「あの二人、夏樹の事が心配で今朝も俺に電話してきたんだから」

夏樹「二人が...分かったよ。教えてくれてありがとうな」

P「どういたしまして。あ、電話があったことを夏樹に話したの二人には秘密だよ?」

P「言わないようにって、口止めをされているから」

夏樹「ふふっ、分かってるよ。Pさんがアタシの頼みを快諾してくれて、本当に良かったよ」

夏樹「実は断られたらどうするのか、全然考えてなかったんだ」

夏樹「その場ののりと勢いだけで行動するタイプじゃなかったつもりだったんだが、だりーに影響受けてるのかもな」

P「なに、のりと勢いで行動するのも悪い事ばかりじゃないさ。たまにはいいじゃないか」

夏樹「それもそうか。なあ、蒸し返して悪いんだけどさ...どうしてアタシの好きにやらせてくれるんだ?」

P「理由かい?簡単だよ?俺だって見たいんだ。夏樹が目指しているアイドルの形の完成形をね」

P「だから、夏樹は夏樹の思うままに夢を目指して欲しいんだ。これが俺の、アイドル木村夏樹のファンの一人からの願いさ」

夏樹「そうか...へへっ、そんなことを言われたらもう何も言えないじゃないか。でも、最高にハートに響いたよ」

夏樹「そんなに期待されたら、応えるしかねえな!見ていてくれよPさん!」

夏樹「アタシ目指すもの、それを必ず完成させてアタシとPさん...」

夏樹「それにファンのみんなのハートを最高に熱くしてみせるからな!」

P「ああ、俺も出来うる限りのことをするよ。夏樹と俺の夢を叶えるためにね」

夏樹「ありがとうPさん....これからも宜しく頼むぜ!」

P「こちらこそ宜しくな!さてと...夏樹の悩みが解決した記念に、明日をまた頑張るためにも何かうまいもので食べに行こうか。なにか食べたいものはある?」

夏樹「そうだな、昼はあっさりしたメニューだったから、がっつりしたものが食べたいかな」

夏樹「あ、後アタシがこんな恰好していたのはみんなには内緒にしてくれよな?さすがに恥ずかしいからさ」

P「ああ、わかってるよ」

(次の日)

-事務所 21時-

ちひろ「みなさんお仕事やレッスンは終わったのに、どうして事務所に残っているんですか?」

美嘉「えっと...ちょっとプロデューサーに用事があって」

莉嘉「P君に確認したいことがあるんだ。今日はP君ずっと外に出てて、この時間じゃないと会えないから」

唯「だからちひろさんは唯たちのことは気にしないでねー☆」

卯月「美嘉ちゃんたちもそうなんですね。私たちもプロデューサーさんにお話があるんです」

泉「私もPと話したいことがあるんだけど...まゆさん、大丈夫?」

まゆ「だ、大丈夫です...私も覚悟は...冷静でいられますから...」

亜子(とてもそうには見えんけどなぁ)

さくら(まゆちゃん、身体がカクカク震えてるよぉ?)

乃々(今日もまゆさんと一緒で、お仕事の方はなんとかなりましたけど...)

乃々(やっぱり元気がなくて...心配だからずっと一緒にいましたけど...)

乃々(なんだか...嫌な予感がします...ここにいるみんなもひょっとして...)

智絵里(まゆちゃん...大丈夫かな...?昨日Pさんが結婚しちゃうかもしれないって話したら、だいぶショックを受けていたし...)

美穂(まゆちゃんも心配だけど...うぅ、私もいつもの表情でいられるかなぁ...)

里奈(やっば...言う機会がなくて、こうなっちった...どうしよ...)

輝子(フヒ...P、ごめん...)

P「お疲れ様です!あれ?みんなどう...」

まゆ「うわぁああああん!Pさぁあああんっ!!」

P「えっ!?なに!?まゆ、どうしたの!!?」

まゆ「どうして、どうしてまゆを置いて結婚しちゃうんですかぁ~!!?」

まゆ「しかも、しかもまゆの知らない人と結婚しちゃうなんて...まだ、まだ事務所の誰かだったら...」

まゆ「まゆも...まだ諦めがつくのに...」

美穂「ま、まゆちゃん!落ち着いてっ!?」

P「俺が結婚!?何言ってるんだ!?そんな予定は全くないぞ!?」

智絵里「でも、私たち見ちゃったんです。Pさんが綺麗な人と、楽しそうにウェディングドレスを見ていたのを」

泉・美嘉「「ふ、二人でウェディングドレスを見てた...」」

P(見られていたのか...でも夏樹はみんなには知られたくないって言っていたから)

P「あ、あの女性はただの高校の同級生だよ。たまたま会ってね。懐かしいから一緒に食事をしたんだ」

P「それで食事をしたカフェの傍にウェディングドレスが展示されていたから話題になった、それだけだよ?」

乃々「どうして、そんな嘘を言うんですか?私たち...Pさんとその人が待ち合わせしていたの見たんですけど...?」

P「げっ!?」

莉嘉「それに偶々会った高校の同級生と、P君はこんなところにいくの!?」

P「そ、その写真は...!?」

P(やばい!!写真の構図が完全にホテルに行こうとしているようにしか見えない!?)

泉・智絵里・美穂・まゆ「「「「ホ、ホテル...あ、ああ....」」」」

P「ち、違うぞみんな!?写真ではそう見えるけど、ホテルなんか行ってないぞ!!」

P「用があったのは、この通りの先にある楽器店だよ!!」

唯「Pちゃん楽器なんかやってないじゃん!この人だってそう言うのに興味なさそうだし!」

P「あ...いや、あの...そんなこともないよ?」

卯月「やっぱり、プロデューサーさんなにか隠し事をしてますよね...?」

卯月「どうして...本当の事を話してくれないんですか?プロデューサーさんから本当のことを話してもらえたら」

卯月「私たちも...」

P「卯月、だから...」

ちひろ「Pさん?いいですか?」

P「ちひろさん、なんですか!?」

P(ひょっとしてこの状況を打破してくれるんじゃあ!?)

ちひろ「わ、私の業務は終わったので、お先に失礼しますね?」

P「え?」

ちひろ「じゃ...じゃあ戸締りと後始末は宜しくお願いしますね?それじゃあお疲れ様ですっ!!」

P「え、え、え?」

泉「それじゃあ話を戻そうか?あの人はPの婚約者なんだよね?」

P「ちょっと話が飛躍してないか!?」

さくら「いずみん、婚約者じゃなくて恋人だよぉ?」

亜子「いずみが暴走したら、誰もストッパーにならんで?落ち着こういずみ?」

泉「ふふっ、何言ってるの亜子?私は冷静だよ?」

亜子「いや...そんな焦点のあってへん目をして、そんなこと言われてもなぁ...アカン、どうしよ...?」

輝子・里奈「「...どうしよ...これ」」

P「みんな頼むから落ち着いてくれ!!」

李衣菜「お疲れさまです!あれ、みんな何してるの?」

夏樹「お疲れ様です。なんだ?なんか重たい空気だな?一体どうしたんだ?」

P「あ~と...二人はこんな時間にどうしたんだ?」

李衣菜「事務所に忘れ物しちゃって、それを取りに来たんです」

夏樹「アタシはその付添さ。で、なんでこんな空気なんだ?すれ違ったちひろさんも、なんか様子がおかしかったし」

李衣菜「うん。すれ違いざまに、二人も用を早く済ませて帰った方がいいですよって言ったのも...変だよね?」

乃々「実は...プロデューサーさんが恋人がいることを隠してて、それで...」

莉嘉「これ!これが証拠!」

李衣菜「え?これって...」

夏樹「写真...あ、これは...なるほどね。みんな、良く聞いてくれ?Pさんが言ってる事は本当さ。この写真に写っているのは変装したアタシなんだよ」

一同「え?」

李衣菜「そうそう。これが噂の雅さんコーディネイトのなつきちなんだよ」

P「いいのか夏樹?みんなには知られたくないって...」

夏樹「そうだけど、これ以上ややこしくするわけにはいかないだろ?だから今のところPさんが結婚することないから...」

美嘉「やめてよ...!」

P・夏樹・李衣菜「「「え?」」」

美嘉「夏樹さんが...プロデューサーのこと、どう思っていたのか知らないし...なんでかばっているのか分からないけど...」

美嘉「そんな...そんな割り切ったところを見せられたら...まだ現実を認められないアタシが...惨めになるじゃん...!」

夏樹「えぇ...?いや、かばってるわけじゃなくてな?」

美穂「だって...そんなこと言われても...信じられないですよ...」

泉「私も、あのとき見た女性が夏樹さんだなんて...そんなの信じられないよ...」

まゆ「そうですよ...信じられません!」

夏樹「あ~、確かににわかには信じられないかもしれないけど...」

智絵里「それに夏樹さんがこの写真のような姿で、Pさんと出かける理由が分かりません...」

夏樹「理由もちゃんとあるから!それはだな...」

唯「だいだいいくらメイクで決めたって、夏樹ちゃんがこんなふうになるとは思えないもん!」

亜子「そうやなぁ...莉嘉ちゃんの撮った写真と見比べても、別人やしなぁ...これが夏樹さんいうのは無理があるなー」

さくら「うんうん」

夏樹「ん?」

莉嘉「普段のイメージと全然ちがうし...夏樹さんがこんな大人の女性に見えるなんて思えないもん!」

美嘉「だから...何でそんなこと言うのか...分からないよ...」

里奈「そ、そんなことないんじゃないかなぁー...?」

輝子「わ、私も案外いけると思うぞ...?」

乃々(...?輝子さんと里奈さんの様子、おかしい気がするんですけど...?)

夏樹「おい...?」

卯月「それに夏樹さん...普通のウェディングドレスとか興味がないと思うし...」

夏樹「はぁ!?」ブチィ!!

P・輝子・李衣菜・里奈((((あっ...))))

夏樹「そうか...よぉ~し、だったらみんなが納得する証拠を持ってきてやるよ!二十分ほど待ってろ!いいか、必ず待ってろよ!!」

一同「え!?...あ、はい...」

P(結局ややこしい話になるんだなぁ....)

乃々(なんだか...なんだかとっても嫌な予感がするんですけど...)

輝子・里奈((....本当に、どうしよ....))

(20分後)

バタンッ!!

夏樹「......」

李衣菜「あ....その恰好...」

まゆ「あ、あなたは昨日Pさんと一緒にいた...あ、あら?」

莉嘉「こ、こうやって近くで、正面から見ると...」

唯「え...?マジ?」

美嘉「ア、ア...アタシたち、やっちゃった...?」

智絵里・美穂「「あわわわ....!?」」

さくら「ア、アコチャン、イズミン...わ、わたしたち...とんでもないことしちゃったのかな...?」

亜子「お、思いっきり...虎のしっぽを踏んづけた...かな?」

泉「しかも踏んだ後...さらに踏みにじったというか...」

卯月「あ、あの...夏樹さん...です、よね?」

夏樹「......」ガバッ!!

P・李衣菜((あっ、カツラとった))

夏樹「どうだ?これでみんな納得してくれたよな?」

一同「は、はい...」

夏樹「そうか。よかったよかった、はははっ!」

一同「あ、あははは....」

夏樹「...色々と好き勝手言ってくれたな?...みんなレッスン場に移動!説教だっ!!」

一同「ご、ごめんなさい!!」

夏樹「輝子、里奈!二人もだ!二人ともアタシだって気付いてただろ!?」

里奈「え...その、言い出すきっかけを無くしちゃったというか...」

輝子「ご、ごめん...まさかここまで大事になるとは思ってなくて...」

夏樹「二人が黙っていたから、こんなややこしい話になったんだろ!二人も一緒に説教だ!」

輝子「ヒャッハー!やっぱりか!」

乃々「え...?もりくぼ、何も言って...うぅ...」チラッ

P(ごめん!今の夏樹には声を掛けられない!今度埋め合わせはするから!)

乃々(あぅ...やっぱり無理なんですね...嫌な予感、当たりました...)

李衣菜「うーん...まっ、プロデューサーの誤解も解けたし一応よかったのかな?」

夏樹「アタシはちっともよくねー!!」

おわり

>>1です。

お付き合いいただきましてありがとうございます。これで今回は完結です。
アドバイスやリクエスト等がございましたら、レスを頂ければ幸いです。

次回作は響子の話になりますが、次々回作の主要アイドルをここで安価で決めさせて頂きたいと
思います。対象は下記のアイドルで、安価は+4とさせて頂きます。

▼対象アイドル
・桃井あずき

・森久保乃々

・市原仁奈

ご協力頂ければ幸いです。それでは失礼いたします。

>>1です。

安価ご協力ありがとうございます。

次々回はあずきメインで書かせて頂きます。
それでは失礼いたします。

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