トナカイ「新しいサンタが女の人だった」 (23)

女「トナカイさん! 今日からよろしくね!!」

トナカイ「は、はい。 よろしくお願いします……」

トナカイ「……」

トナカイ「……」

トナカイ(やべえ、可愛い)

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トナカイ(おいおいマジかマジかよ。 女のサンタなんて初めて見たぞ)

トナカイ(しかもめっちゃくちゃ顔整ってんじゃねえかよ。 やべえよ可愛いよ)

トナカイ(それになりより胸でけえ……)

トナカイ「あ、あの……お嬢さん」

女「?」

トナカイ「失礼な事をお聞きしてしまうのですが……ご年齢は?」

女「18歳だよ!!」

トナカイ「!!!」

トナカイ(じゅ、じゅじゅじゅ、じゅ、18歳!?)

トナカイ(18歳であんなに胸でけえのか!?)

トナカイ(18歳であんなに可愛いのか!?)

トナカイ(18歳なのにサンタなのか!?)

トナカイ「あ、あの……どうしてサンタに?」

女「私? あのね、私のおじいちゃんがサンタだったの!!」

トナカイ「はあ……」

女「おじいちゃんを見てたら私もおじいちゃんみたいに夢を届ける仕事がしたいって思うようになって……それでサンタさんになることにしたの!!」

トナカイ「おお……」

トナカイ(こんな若い子が大学を捨ててまでサンタに……)

トナカイ(……)

トナカイ(最高じゃねえか……誰だか知らないけどありがとうおじいちゃん……)

女「……というわけで今日はこことこことここの家ね!!」

トナカイ「分かりました、じゃあ行きましょう」

トナカイ(……)

トナカイ(……やっぱでけえ)

女「……?」

トナカイ「服に……雪がいっぱいついてますよ」

女「あ、ほんとだ」

トナカイ「俺がふり払ってあげますよ」

女「あ、大丈夫だよ。 これぐらい私でも……」

トナカイ「いえ、トナカイはこういう雑業もこなさなきゃいけません」

パッパッ

女「そ、そうなんだ……ありがとね」

トナカイ「いえいえ」

トナカイ「……」

トナカイ(めっちゃ柔らかかった)

トナカイ(やっべえ……人間の女の子のおっぱい初めて触ったわ)

トナカイ(メストナカイと圧倒的に違うじゃねえかよ……)

トナカイ(てことはこの人のおじいちゃんはおっぱい触り放題……)

トナカイ(……ん? 触り放題……?)

トナカイ「あの……」

女「?」

トナカイ「……彼氏とかは?」

女「私? いないよ」

トナカイ「!!!!」

トナカイ「……」

トナカイ「……」

トナカイ「……」

トナカイ(……俺にも可能性はある!!)

トナカイ(いや、待て。 彼氏になる前に体を堪能しなければ……)

トナカイ「……あ!! 尻にも雪ついてますよ!!」

女「えっ、本当?」

トナカイ「振り払ってあげます!!」

女「い、いいって……」

トナカイ「自分、雑用担当ですから!!」

パッパッ

女「あ、ありがとう……」

トナカイ「……」

トナカイ(……いい尻だった)

トナカイ(彼氏いないってことはおっぱいも尻も堪能できるのは俺だけ……)

トナカイ(うっひょお!! たまんねえ!!///)

女「……トナカイさん、気持ちは嬉しいんだけど……私もそこまで子どもじゃないし……」

トナカイ「は、はい……」

トナカイ「……」

トナカイ(だが俺はやめない)

トナカイ(こうして俺とお嬢さんの日々は続いた)

トナカイ「やっぱ振り払ってあげますって!!」

女「だからいいって!!」









トナカイ「ああ!! 顔に雪が!! 任せてください!!」ペロペロペロペロ

女「だからいいって……」

女「……ねえトナカイさん」

トナカイ「……なんですか?」

女「……私の前のサンタさんってどんな人だった?」

トナカイ「前の……ですか」

トナカイ(あのクソじじいか)

トナカイ「前のサンタさんは……めちゃくちゃ嫌な人でしたね」

女「!」

トナカイ「いっつも失敗ばっかしては俺を鞭で叩いたり長い説教されられたり……パシらせたり……あの人が怒ってない方が珍しいぐらいでしたよ」

トナカイ「俺が確かに悪かったですけど限度ってもんがあるじゃないですか……」

トナカイ「それに何が一番いやだったかって口臭ですよ口臭。 臭いったらありゃしない。 ちゃんと歯磨いてんのかよって思うぐらいですよ」

トナカイ「まああの人もこの間歳で引退したしもう会うことはないですがね」

トナカイ「それに比べてお嬢さんは本当に優しい……あなたみたいな人に早く会いたかった」

女「……そっか」

トナカイ「……何かあったんですか?」

女「……ううん。 なんでもない」

別の日

女「……」

トナカイ「……ん?」

トナカイ(表情が暗い……)

トナカイ「……なにかあったんですか?」

女「……ううん、なんでもない」

トナカイ(なんでもないわけないだろ……)

トナカイ「俺たちパートナーじゃないっすか……何か悩みがあるんだったら教えてくださいよ」

女「……」

トナカイ「……」

女「おじいちゃん……死んじゃった」

トナカイ「!!!」

女「体のあちこち弱かったし……そろそろだとは思ったんだけど……」

女「いざその時が来るとなると……やっぱり辛いね」

トナカイ「……」

女「ご、ごめんね。 こんな話してる場合じゃないよね……行こっか」

トナカイ「……生きてますよ」

女「え?」

トナカイ「おじいさんは今でも生きてますよ……お嬢さんの心の中に」

女「トナカイさん……」

トナカイ「……」

トナカイ(やべえ、すげえ恥ずかしい)

女「うん……そうだよね。 私がこんなに落ち込んでたら……死んだおじいちゃんにも迷惑かかっちゃうよね」

トナカイ「!!」

女「ありがとうトナカイさん……私ちょっと元気でてきた!」

女「おじいちゃんのためにも笑ってなきゃね!!」

トナカイ「……」

トナカイ(やべえ、守ってあげてえ)

トナカイ(おじいさん……安らかにお眠りください……この子の笑顔は私が守ります)

女「今日も仕事終わったね!」

トナカイ「そうですね。 あ、雪ついてますよ」パッパッ

女「あ、ありがとう……ねえトナカイさん」

トナカイ「なんですか?」

女「私の家に来てもらってもいいかな? ちょっと見せたいものがあるんだけど……」

トナカイ「!!!!!」

トナカイ(み、みみみ、見せたいもの!?)

トナカイ(見せたいもの……それはもしや……)

トナカイ(……おっぱい!!!)

トナカイ「行きます!! すぐに行きましょう!!」

女「うん、そうだね!!」

トナカイ(お嬢さん嬉しそうだなぁ……そんなに俺におっぱい見せたいのか)

トナカイ(この人の乳首を想像しただけで……むふふふふ///)







女「ここが私の家だよ!」

トナカイ「お邪魔します!!」

トナカイ(おっぱい! おっぱい!)

トナカイ「……!!!」

女「どうしたの?」

トナカイ「お、お嬢さん……あそこにある仏壇は……」

女「……私のおじいちゃんのだよ」

トナカイ(おいおいマジかよ……あの遺影って……)

トナカイ(俺の大嫌いな口臭いくそじじいじゃねえか!!!)

トナカイ(……ということは前のサンタの孫は……この人!?)

トナカイ(……っは!!)










トナカイ『前のサンタさんは……めちゃくちゃ嫌な人でしたね』

トナカイ『それに何が一番いやだったかって口臭ですよ口臭。 臭いったらありゃしない。 ちゃんと歯磨いてんのかよって思うぐらいですよ』










トナカイ(俺やべえこと言ったんじゃ……)

トナカイ「お、お嬢さん!! この間はすいませんでした!!」

女「?」

トナカイ「おじいさんのことを嫌いって言ったり口臭いとか言ってすいませんでした!!」

女「う、ううん。 気にしてないよ」

女「……そうだ。 そろそろ見せるね、見せたいもの」

トナカイ「!!」

トナカイ(こ、この話の流れでおっぱい!?)

女「……もう出てきていいよ」

トナカイ「……?」

トナカイ(……っは!!)

トナカイ(まさか……俺とこの人は知らないうちにシちゃってて……もう子どもが!?)

ガラッ

サンタ「あー疲れたー」

トナカイ「!!!!?」

トナカイ(こいつ、死んだはずじゃ!?)

女「ごめんねトナカイさん……私ずっと騙してたんだ」

トナカイ「お嬢さん!! これは一体どういうことですか!?」

サンタ「ワシの口から説明しよう」

トナカイ「!」

サンタ「お前がワシのことをどう思ってるのか知りたくてな……ワシの前じゃ本音も言えないと思ってな」

トナカイ「それでお孫さんを使って……ていうか死んだって設定、必要だったんですか?」

サンタ「いや、ワシが死んだって聞いて泣くか見たかったから」

トナカイ(泣くわけねーだろ、喜ぶわ)

女「おじいちゃん、トナカイさん泣いてたよ!」

サンタ「そうかそうか、少なくともワシに愛はあるようだな」

トナカイ(ねーよ、あの時はおじいちゃんがお前って知らなかったから泣きかけたんだよ)

サンタ「それで……ワシは口が臭かったんだって?」

トナカイ「!! い、いやその……」

サンタ「ワシが怒りすぎだって?」

トナカイ「あ、あの……」

トナカイ(やべえ、また叩かれる!!)

ナデナデ

トナカイ「……えっ」

サンタ「すまんな……ワシは少々やりすぎたようだ」

サンタ「ワシの暴力のせいでやめてほしくてもやめてと言えない環境を作ってしまったようだな」

トナカイ「……」

サンタ「それにお前さん……孫に言葉をかけてあげたそうじゃな」

サンタ「ワシが心の中にいるって……」

トナカイ「!///」

サンタ「お前さんはワシが思ってたより心が優しかったんだな……気づけなくてすまなかった」

サンタ「これからも……よろしく頼むよ」

トナカイ「は、はい……」

トナカイ「……ん?」

トナカイ(『これからもよろしく頼む』……?)

トナカイ「ちょ、ちょっと待ってください!! もう引退するんじゃ……」

サンタ「いや、だからあれも嘘だって」

トナカイ「じゃ、じゃあお嬢さんは!?」

サンタ「この子がサンタやるのは本当」

トナカイ「だ、誰と!?」

女「よろしくね!」

メストナカイ「はい!」

トナカイ「」

女「あ、そうだメストナカイさん」

メストナカイ「なんですか?」

女「私の服に雪ついてても振り払わなくていいからね!」

メストナカイ「分かりましたけど……なんでそんなことを?」

女「あそこのトナカイさん、気持ちは嬉しいんだけど執拗に尻とか胸についてる雪を振り払おうとしたんだよね」

サンタ「!!!」

女「そういえばいつも舐めた後にガッツポーズしてたなぁ……なんでだろう」

サンタ「!!!!」

女「あとは……顔についてる雪を舐めてとったりとかもし……その時もガッツポーズしてたなぁ……それもしなくていいからね?」

サンタ「!!!!?」

メストナカイ「分かりました」

トナカイ「……」ソロソロ

サンタ「おい」

トナカイ「!!!!」ビクッ

サンタ「……燻製確定」

トナカイ「ああああああああああ!!!」

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