P「というわけで、ちょっと俺を殺そうとしてみてくれないか？そんで命乞いをするからさ」

拓海「ああ！？面倒くせーな……」

P「大丈夫大丈夫」

P「俺の命乞いが凄すぎて」

P「お前は俺を」


P「殺せないと思うからさ（笑）」

拓海「腹立つな」

拓海『おらぁ！ぶっ殺してやる！！』

P『うわああああああああ！！』

P『ま、待ってくれ！』

P『な？』

P『な？』

P『な？』


P『な？』


拓海「出来てねーじゃねえか！？」

拓海「何だよ『な？』の一点張りって！？」

P「ダメか……」

拓海「いいわけねえだろうが！せめてなんか喋れよ！」

P「喋る！なるほどな」

拓海『おらぁ！ぶっ殺してやる！！』

P『うわああああああああ！！』

P『ま、待ってくれ！』

P『お、俺の話だけでも聞いてくれ！』

拓海『ああ？』

P『これがまた傑作なんだよｗｗｗｗｗこの前ヘレンさんがさぁｗｗｗｗｗ』


拓海「やめろやめろやめろ！！」

拓海「誰が面白い話をしろっつったんだよ！ちょっと気になるけども！」

P「ええー」

拓海「そんなこと話してる場合じゃねえだろ！？」

P「じゃあつまらない話ならいいのか！」

拓海「そうじゃなくてな……」

P『みかんの話だけでも聞いてくれ！』

拓海「は？」

P『これがまたはっさくなんだよｗｗｗｗｗ』

拓海「やめろ！ホントにつまんねえよ」

拓海「もっと相手に媚びねぇと意味ないだろ！」

拓海『待ってくれ！なんでもするからさ……！』

拓海「みたいによぉ！」

P「あー……そこまで無様に？」

拓海「言ってる場合か」

拓海『おらぁ！ぶっ殺してやる！！』

P『うわああああああああ！！』

P『ま、待ってくれ！何でもするからさ……！』

拓海『何だよ』

P『タバコもやめる！野菜も食べる！エナドリも減らす！』

P『そうだ！明日からジョギングも始めよう！』ﾎﾟﾝ


拓海「全部自分のためじゃねーか！？」

拓海「お前がどんどん健康になるだけだろ！？」

P「でも何でもするぜ？」

拓海「こっちが得することをしろ！」

P「なるほど……」

拓海『おらぁ！ぶっ殺してやる！！』

P『うわああああああああ！！』

P『ま、待ってくれ！』

P『あなたのお友達を紹介するだけで今ならSレア高森藍子が手に入りガチャチケットやアイテムも手に入るキャンペーンが』


拓海「そういう！ことじゃ！ねーんだよ！！！」

P「でも得するぜ？」

拓海「違えんだよ、カネだよカネ！」

P「ああ～、お金な！」

拓海『おらぁ！ぶっ殺してやる！！』

P『うわああああああああ！！』

P『ま、待ってくれ！』

P『本キャンペーンにエントリーし開催期間内にモバコインを購入すると、期間内の合計購入額に応じて、モ○ゲーからもれなく最大3,600モバコインプレゼントが』


拓海「電子マネーの話をすんな！！」

P「でもみんな欲しがってるし……」

拓海「それで釣られるのはごく一部なんだよ！」

拓海「実際のカネ！！！」

P「おk」

拓海「ホント腹立つな」

拓海『おらぁ！ぶっ殺してやる！！』

P『うわああああああああ！！』

P『ま、待ってくれ！』

P『カネなら貸す！いくらでも貸すからさぁ！』


拓海「いやいやいや、ケチっちゃダメだろ……」

拓海「そこはもう『出す！』って言いきれよ」

P『ま、待ってくれ！』

P『カネならいくらでも貸してあげるだす！』


拓海「だすの場所が違えんだよ！！！」

P『ホントだす～』

拓海「おめーは沙織か！？」

P「ダメか……」

拓海「全然できてねえよ……。あのなあ、命乞いってのは相手の同情を誘わなきゃいけねえんだよ、わかってんのか？」

P「明日、一緒に有香の稽古を見に行かないか？」

拓海「道場に誘ってどうすんだよ同情を誘うんだよ」

拓海「可哀想だなーって思わせるんだよ！家族の話とかして！」

拓海『おらぁ！ぶっ殺してやる！！』

P『うわああああああああ！！』

P『ま、待ってくれ！』

P『俺には愛する美優さんとその旦那がいるんだ！』


拓海「人妻じゃねーか！！！」

拓海「そもそも美優サンは人妻じゃねえよ！！！」

P「オーラが……」

拓海「それ絶対に本人に言うなよ」

拓海「寝たきりの母親が～とかが定番だろうが！」

P「なるほどな」


拓海『おらぁ！ぶっ殺してやる！！』

P『うわああああああああ！！』

P『ま、待ってくれ！』

P『う、うちにはコタツで寝たきりの菜々さんがいるんだ！』


拓海「場所が悪いんだよ！！」