【安価・コンマ】激・異能力血戦 闘技場篇 (172)
世に異能扱う格闘技在り
異能に三つの流派在り
初めに「破」
破壊力のみを極めた力を呼ぶ
次に「魔」
幻術極め異界の力を喚び、使役する
最後に「防」
防御を最大の攻めとする流派
これ三すくみの関係に在り
「破」は「魔」に勝ち
「魔」は「防」に勝ち
「防」は「破」に勝つ
異能とは生命の頂点に在る力
異能の道極めし者
この世界の王となる
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1450699378
受付「初めまして。異能格闘技場へようこそ」
受付「これから異能力を持つ皆様には1Fから順に100Fまで、勝ち抜きのバトルをしていただきます」
受付「1vs1の手に汗握る戦いをお楽しみください」
受付「2F以降にお進みの方は昼か夜いずれかに上の会へ進む為の『挑戦』か、下の階へ挑む方の挑戦を受ける『防衛戦』に挑んでください」
受付「そのどちらかを行わなかった場合はそのFから『降格』扱いを受けますのでお気をつけください」
受付「ではまずあなたのお名前と性別と年齢を教えてください」
↓1
【名前】
【性別】
【年齢】
【性格】
受付「ヤマト様、ですね」
受付「初期登録完了しました。ご覧ください」
【名前】ヤマト
【性別】男
【年齢】19
【性格】中二病
【潜在値】25
受付「【潜在値】ですか? ご説明は最後に行います」
受付「次はヤマト様の体力と精神力を判定いたします」
受付「【体力】はゲームで言うHPのようなもの。0になると1Fからやり直しになってしまいますのでご注意ください」
受付「精神力はMPのようなもの。これを消費し、異能力を発動するのです。0になると能力が発動できません」
受付「上限は10です」
↓1【コンマ下一桁:体力】
↓2【コンマ下一桁:精神力】
【名前】ヤマト
【性別】男
【年齢】19
【性格】中二病
【潜在値】25
【体力】6/6
【精神力】6/6
受付「体力精神力共に把握しました」
受付「ここで進行の説明をします」
受付「1日は【昼】と【夜】で構成されています。その中でヤマト様が行える行動は以下の通り」
1【挑戦】:指定した上階の相手と戦う。勝利時、ファイトマネー(挑戦階層×50P)取得
2【防衛戦】:現在地階に挑む挑戦者と戦う。選択時、ファイトマネー(階層×100P)取得
3【修行】
(1)体力修行:体力を上げる修行を行う
(2)精神力修行:精神力を上げる修行を行う
(3)潜在値修行:潜在値を上げる修行を行う
(4)新能力開発:新たな能力(技)を編み出す
4【休養】:体力と精神力を1回復させる
5【SHOP】闘技場施設で食事・買い物をする
受付「【潜在値】は戦闘以外にも修行の成功判定を行う上で、大事な要素になってきます」
受付「【SHOP】では色々な武器や回復アイテムなどを買うことができます」
受付「……まあこんなところでしょうか」
受付「次にあなたの能力はどのようなものかお聞きします」
受付「能力には三つの種類があり、三竦みの関係になっています。この辺りの説明は>>1をお読みください」
受付「簡単に説明するとこうです」
「破」:身体強化・攻撃特化能力
「魔」:幻術・操作・召喚・効果付与能力
「防」:防御・回避・カウンター能力
受付「さらに>>1にない説明を付け加えると――」
受付「それぞれの流派毎に使える能力の他、その流派が勝つ関係にあたる流派の能力も使うことができます」
受付「『破』なら『魔』」
受付「『魔』なら『防』」
受付「『防』なら『破』」
受付「――の能力を使えるということですね」
受付「この中からあなたの得意な能力のタイプはどれか教えてください」
↓
1「破」
2「魔」
3「防」
4特に無し
【名前】ヤマト
【性別】男
【年齢】19
【性格】中二病
【潜在値】25
【体力】6/6
【精神力】6/6
【流派】魔
受付「流派は『魔』ですね」
受付「では次にヤマト様の異能力をお教えください」
受付「以下のテンプレを用意いたします」
【能力名】
【流派】
【能力内容】
【消費体力・精神力】
【その他】
受付「【能力名】を付けてお書きください」
受付「【流派】は『魔』『防』『魔・防』の三種類からお選びください」
受付「【能力内容】はご自由に」
受付「【消費体力・精神力】は消費すればする分だけ、発動成功率が跳ね上がります。消費1=10%」
受付「【精神力】は異能力を使う為のメモリです。精神力が6であるヤマト様が保持できる異能の数は『消費精神力合計6』まで」
受付「例えば、消費精神力が1のものと5のものであれば保持できますが、1と6の場合は保持できません」
受付「消費体力は自身の体力を下回ってはいけません」
受付「その辺りを気を付けてお考えください」
受付「ここで耳寄りな情報を一つ」
受付「異能力の成功率とパワーを底上げできる方法があるのです」
受付「それは『限定化』と呼ばれるもの。自身の能力に『〇〇の時にしか発動できない』や『〇〇をすると自分にダメージが加わる』などの『縛り』を加えることで、能力が底上げされるのです」
受付「この機会に是非『限定化』された能力の運用をお考えください」
受付「では早速書いていただきましょう」
↓1
あと一撃で自分が殺されるときに、今まで受けたダメージを全て攻撃翌力に変換して相手にダメージを与えることができる。
受付「テンプレに従いお書きください」
【能力名】
【流派】
【能力内容】
【消費体力・精神力】
【その他】
↓1
【名前】ヤマト
【性別】男
【年齢】19
【性格】中二病
【潜在値】25
【体力】6/6
【精神力】6/6
【流派】魔
1【能力名】偶発的魔法(パルプンテ)
【流派】魔
【能力内容】なにがおこるかわからない いいことの方が多い
【消費体力・精神力】消費精神力3
【その他】10分間時間をおかないと再使用できない
受付「『偶発的魔法(パルプンテ)』ですか」
受付「次回能力発動にクールタイムが発生する点と能力内容を選べない点に『限定化』が発生し、能力が底上げされているようです!」
受付「しかし底上げされている分、ダメージ反動が大きくなるかもしれませんので使用の際はお気をつけください」
受付「まだ異能保持可能精神力に余裕がありますが、ヤマト様にはまだ異能がございますか?」
受付「お作り可能なものは消費精神力3以下のもののみですが……」
↓1
1ある ※異能を投稿してください
2ない
【名前】ヤマト
【性別】男
【年齢】19
【性格】中二病
【潜在値】25
【体力】6/6
【精神力】6/6
【流派】魔
1【能力名】偶発的魔法(パルプンテ)
【流派】魔
【能力内容】なにがおこるかわからない いいことの方が多い
【消費体力・精神力】消費精神力3
【その他】10分間時間をおかないと再使用できない
2【能力名】 状態把握(アナライズ)
【流派】 魔
【能力内容】相手のステータス(能力内容、利点と弱点も含む)、を見ることができる
【消費体力・精神力】 精神力1
【その他】 1回使うと2戦後にしか使えない
受付「『状態把握(アナライズ)』ですね」
受付「相手の全てを見通す能力ですか」
受付「強い『限定化』の力もありこの技の成功率はほぼ100%になるでしょう」
受付「まだ異能力保持可能な精神力があるようですが……」
受付「まだ異能をお持ちですか? 残り容量は2です」
↓1
1ある ※投稿お願いします
2ない
対戦相手は安価で作成?
それとも>>1が用意している感じ?
安価下
>>18
安価で作成しようかと思ったが、何だか面倒なので用意しようかなとも考える。どちらでもいいがどちらが良いか
受付「異能力をお書きください」
【能力名】
【流派】
【能力内容】
【消費体力・精神力】
【その他】
↓1【残り精神力2】
【名前】ヤマト
【性別】男
【年齢】19
【性格】中二病
【潜在値】25
【体力】6/6
【精神力】6/6
【流派】魔
1【能力名】偶発的魔法(パルプンテ)
【流派】魔
【能力内容】なにがおこるかわからない いいことの方が多い
【消費体力・精神力】消費精神力3
【その他】10分間時間をおかないと再使用できない
2【能力名】 状態把握(アナライズ)
【流派】 魔
【能力内容】相手のステータス(能力内容、利点と弱点も含む)、を見ることができる
【消費体力・精神力】 精神力1
【その他】 1回使うと2戦後にしか使えない
3【能力名】光速移動(シャイニング・ラン)
【流派】防
【能力内容】光のごとき速さになり攻撃を回避する
【消費体力・精神力】精神2、体力1
受付「ありがとうございます。これで受付終了です!」
受付「健闘を祈ります。またお会いしましょう」
――闘技場前
ヤマト「……ふふふ」
ヤマト「ふははははは!」
「なんだなんだ」ザワザワ
「急に笑い出したぞこいつ」ザワザワ
ヤマト「来たッ! 遂に来たぞ! 異能闘技場ッ!」
ヤマト「田舎から出てきた甲斐があった……やはり都会は違う!」
ヤマト「修行の成果……今こそ見せてやろうぞ! ぬは、ぬはは、ぬはははーーッ!」
ヤマト「げほっげほげほっ……おえっ」
「痛いヤツだ」ザワザワ
「痛いヤツがいるぞ」ザワザワ
「ねーママー」「見ちゃダメッ!」ザワザワ
…
※中断 対戦相手を用意する
再開ぞ
実況「私、異能闘技場実況を務めますキョウと申します」
解説「私は解説のセッツです。どうぞよろしく」
実況「今回はこの闘技場の戦闘ルールをご説明します」
実況「戦闘は基本1試合3分間3ラウンド。その間に相手を気絶、死亡、降参させれば勝利となります」
実況「3ラウンド目を終えても両者がまだ場に立っている場合は主審が判定を行います」
実況「その時、判定勝利または引き分けを審判いたします」
実況「【挑戦】の勝者は挑戦階へ」
実況「また、【防衛戦】の勝者はそのまま自分のいる階に留まります。付け加えますと【防衛戦】の敗者は降格処分を受けますのでご注意を」
実況「以上が試合のルールです」
最下階で修行を続ければ降格ペナ無視してトレーニングし放題?
パルプンテは10分ってあるけど1ターンはどれぐらいの分数になる?
>>29
実況「このような質問が出ましたがセッツさん」
解説「はい。その考えで間違いありません。下位層闘士はそうやって己を鍛えていることもあります」
解説「しかし、トレーニングだけが戦いの基本とは限りません」
解説「最下層でトレーニングを積んだ闘士がいきなり100Fへ行き、バラバラにされたのは何回も見ました」
実況「バラバラに?」
解説「ええ、文字通りバラバラに。なので私は『十のトレーニングより一の実戦』と下位闘士へ警告を送ります」
>>30
実況「1ターン=1ラウンドです」
実況「1試合につき1回しか使えないようですね」
解説「しかしそのハンデは『限定化』となり、発動率を上げてくれています。その能力はほぼ100パーセント発動可能になるでしょう」
解説「次に戦闘時のルールです」
解説「対戦者は互いに『撃』と呼ばれる技を繰り出し戦います」
実況「これは通常攻撃のようなものです」
解説「出し合った手の強弱関係により、ダメージを受けます。『撃』には三種ありまして、以下がその通り」
破撃:格闘で相手を攻撃する
魔撃:トリックや舌戦、騙し討ちなどを行い攻撃する
防撃:守りに徹し、相手の隙を狙って攻撃する
解説「勝った撃を出した方が負けた者にダメージを与えられるのです」
解説「もうお気づきの方もおられるようですが、この戦いは『じゃんけん』のようなものです。強さ関係は>>1を参照してください」
実況「セッツさん、では異能はどのタイミングで出せば良いんでしょう」
解説「良い質問です」
解説「『基本的に』異能はこの撃が命中した時に発動します」
実況「では異能を行わない撃と、異能を発動させた時の違いは?」
解説「はい。それは『ダメージステップ』があるかないかの違いです。異能を発動させない撃が成功した時は以下の通り」
撃成功!
↓
相手にダメージを与える(ダメージ判定)
解説「で、異能を発動させる場合は以下の通り」
撃成功!
↓
異能発動!(精神力などを払って発動)
解説「ということなんです。例外も多数ありますが、基本はこういうことで」
実況「では、例外にはどのようなものがあるのでしょう?」
解説「はい。よくある異能の例外に【防】流派の異能があります」
解説「【防】は防御・回避・カウンター特化の能力」
解説「攻撃を受けかけた時、初めて発動することができるのがこの異能の特権でしょう」
解説「他にも流派が二つある異能にも例外があります」
解説「【防・破】二つの流派を持つ異能は防撃、破撃のいずれかが成功しても発動可能です」
実況「流派が複数ある異能の利点はそこにあったのですね!」
実況「ここまでがこの闘技場における試合のルールです」
実況「よく分かった方は挙手してください。質問がある場合はお願いします」
※中断
再開か
【1日目】
ヤマト「……ほう、ここが闘技場の内装か」
案内係「この闘技場は挑戦者様専用の生活諸々をサポートいたします」
案内係「前方に見えますのは闘技場本館。試合に挑んだり、観戦することができます」
案内係「右側は宿泊や買い物などができる複合型施設です。休養の際は是非こちらに」
案内係「左側はトレーニング施設」
案内係「以上3つの巨大施設によって構成されております」
ヤマト「ふむ。至れり尽くせり、だな」
案内係「多数のスポンサーのお力添えもあってこの闘技場は今日まで運営できておりますので」
ヤマト「いい、構わん。いずれこの闘技場の王となる俺には充分であろう」フ…
案内係「はあ。ではごゆっくり。宿泊棟最下層がヤマト様の宿泊場所となります」ソソクサ
ヤマト「さて、と。まず何をするか」
1【挑戦】:指定した上階の相手と戦う。勝利時、ファイトマネー(挑戦階層×50P)取得
2【防衛戦(選択不可)】:現在地階に挑む挑戦者と戦う。選択時、ファイトマネー(階層×100P)取得
3【修行】
(1)体力修行:体力を上げる修行を行う
(2)精神力修行:精神力を上げる修行を行う
(3)潜在値修行:潜在値を上げる修行を行う
(4)新能力開発:新たな能力(技)を編み出す
4【休養】:体力と精神力を1回復させる
5【SHOP(現在所持金無し)】闘技場施設で食事・買い物をする
↓1
【挑戦】
ヤマト「まずは……上の階へ挑戦するか」
ヤマト「このヤマト、どのような相手だとしても決して負けぬ!」
ヤマト「フフ、フハハハハ!!」
ヤマト「ふぅ。ではどの階層に挑戦しようかな?」
↓1【2~100】
【2Fに挑戦】
ヤマト「やはり実力差が近いところから攻めていきたい。俺は2Fへ行くッ!」
…
受付「2Fへ挑戦ですね? かしこまりました」
ヤマト「誰と戦うかはどうやって決めるのだ?」
受付「はい。対戦相手決定はランダム且つ公平に選出いたします。しばらくお待ちください。ヤマト様の対戦相手は――」
受付「『テラア』様ですね」
ヤマト「テラア? どのようなやつだ?」
受付「それはお答えできません。会ってからのお楽しみ、ということで」
ヤマト「むぅ」
受付「それでは控え室で待機してください。控え室はエレベーターとなっており、会場までヤマト様を移動させる仕組みとなっています」
ヤマト「うむ。分かった」
――闘技場2F 試合会場
ガシャンッ
ヤマト「着いたのか? では……出るか」
実況「さあ本日も始まりました。異能力血戦のお時間です! 実況を務めますのは私、キョウ」
解説「と、解説のセッツがお送りします」
実況「今日は最下層から脱却を狙う闘士達が通る言わば登龍門、2Fから中継を行っております」
実況「試合会場の構造は全て石造り。地面は石のタイル、壁も同じく石によって作られています」
解説「この石はもちろん異能で作られたものであり、少々物理干渉がし難いので闘士は安易に会場を破壊できません」
実況「この無機質な灰色の空間でどう戦うかが鍵となるのですね!」
実況「では、本日の対戦カードを皆様にお見せいたしましょうッ!」
恐怖の新人潰し テラアvs痛めの厨二ルーキー ヤマト
実況「さっそく入場していただきましょう! ドーゾッ!」
テラア「げひッ……げひひッ」
実況「下卑た笑みを浮かべた小男。この笑みが今まで何人ものルーキーを葬ってきた! テラア闘士の入場です!」
「「「わああああっ!」」」
解説「テラアの持ち味は自分より格下との戦闘のみを想定した技。あれはルーキー、しかも初戦の相手になるとは……ヤマト闘士、どうなることやら」
実況「背中に背負う巨大な壺からは何が繰り出されるのか! 今日の彼のヒールファイトに期待が高まります!」
実況「続いては――」
ヤマト「……」
実況「出ましたルーキー! 今日、闘技場外で不気味な笑いをしていたと通報が殺到しましたが、原因はそこにいる彼ッ!」
解説「私も見ました。あれは痛い」
実況「痛い闘士は実力未知数! 痛いだけでは終わらせない! ヤマト闘士の入場です!」
「「「うおおおおおっ!」」」
解説「目に強い意志が感じ取られます。さて、その目の光は3ラウンドの間灯り続けていられるのか……見ものですね」
実況「勇敢なルーキーに盛大なる拍手を!」
パチパチパチ…
…
ヤマト(大勢に見られながら戦うのは初めてだ。というか戦うこと自体が初めて……)
ヤマト(やりにくいな)
テラア「げひひ……ルーキーよォ。そうかしこまんなって。肩の力抜け」
ヤマト「ふん」
テラア「ほお……そう来るかよ」ムカ…
審判「両者雑談やめっ! 定位置に着いて」
審判「3分間3ラウンドKO制。降参、気絶、死亡するまで両者全力を以て戦うこと」
審判「では……」
審判「はじめッ!」
【vsテラア】
【1R】
実況「開始20秒両者睨み合い。まだ動きません」
解説「ヤマト闘士はまだ自分がどう戦うべきか分かっていないのかもしれませんね」
実況「その痛いところを突くのがテラア闘士なのですが……どう来るか」
テラア「げひ、げひひひぃ」
テラア(こいつも他の雑魚と変わらねーようだなぁ、げひ)
テラア(ま、遊んでやるか)
ヤマト「……」
ヤマト(テラアか。この布袋を被った小男……何の異能を使うんだ)
ヤマト(俺はどうする?)
1破撃
2魔撃
3魔撃(「偶発的魔法(パルプンテ)」発動)
4魔撃(「状態把握(アナライズ)」発動)
5防撃
解説「記述で行動指針を書くと何か良いことが起きたり起きなかったり」
↓1
ヤマト(どう来るか分からないなら、攻撃に備えて少し臆病になっても良い)
ヤマト(防御体制に入って魔撃の用意を整える……っ!)
テラア「おっ? じゃあ俺はぁぁぁぁ」
【コンマ下一桁】
0:破撃
98765432:魔撃(コンマ下二桁95以下で…)
1:防撃
【あいこ!】
テラア「げひひィッ!」バシュッ!
実況「ここでテラア闘士、掌から光の弾を放ったァ!」
解説「魔撃のポピュラーな技の一つに精神力を弾丸に変換し放つ『魔弾』というものがあります」
解説「防撃は無論、開始位置から破撃で攻撃するには厳しい。しかし魔弾であれば遠距離から攻撃できる。有用な手段です」
実況「ヤマト闘士どうなったか……」
ヤマト「……ふっ。見切ったぞ、お前の豆鉄砲」
テラア「なぬ!」
実況「おおっ!! ヤマト闘士、なんと、今の魔弾を防いでいた!」
解説「ヤマト闘士はあの瞬間、同じく魔弾を作り上げテラアの魔弾の威力を相殺していたようですね」
テラア「うぐ」
ヤマト(よし、テラアは怯んだ。今のうちに――)
実況「セッツさん、判定が『あいこ』の場合異能の発動はどうなるのでしょう?」
解説「はい。『あいこ』の場合は、どちらも異能発動可能な状況となります ※発動成功さえすれば」
解説「発動のタイミング、またどちらが先に発動するかはその能力の内容にもよります」
実況「今回はどちらも異能発動するようですが」
解説「早かったのはヤマト闘士ですね」
ヤマト(「状態把握(アナライズ)」!)
ヤマト(一度。一度だけ奴を睨めばいい)
ヤマト(そうすれば……視える。奴の全てが視えるッ!)
テラア「!?」
テラア(何だぁ今の不快感は……気持ち悪ぃ)
テラア「……っ!」
テラア(まさか視られているのか!?)
テラア「て、てめぇ」
ヤマト「なんだ?」
テラア(こいつ俺の全てを視ようとしていやがる! やめろ……クソッ、やめろよクソが!)
ヤマト「……視えた!」
ヤマト(情報が流れて来る……)精神力5/6
【名前】テラア
【性別】男【年齢】29
【性格】臆病
【潜在値】70
【体力】4/4【精神力】6/6
【流派】魔
【その他】新人潰しに定評のある魔闘士。弱いやつをいたぶるのが好き。また、異能の流派を「魔」のみに固定する限定化を行い発動率を底上げしている
ヤマト(なるほど……次は……)
ヤマト「……能力の情報か」
1【能力名】恐怖体現(メガバイト)
【流派】魔
【能力内容】テラアの対戦相手に対する恐怖心を戦闘力に変換し、魔撃や自分の能力の成功率、威力を強化する
【消費体力・精神力】体力1 精神力1
【その他】一戦闘中に一度しか発動を試みられない。弱い者いじめに特化させる為、自分より格下の相手(下階層の挑戦者)のみにしか使えない。以上の限定化を破った時、死ぬ
ヤマト「まだあるぞ……」
2【能力名】恐怖震(ギガバイト)
【流派】魔
【能力内容】視界範囲全体に地震を発生させ、自分諸共攻撃する
【消費体力・精神力】精神力1
【その他】相手が自分の体力を下回らなければ発動できない。威力を調節できない。相手が受けたダメージと同値分自分の体力にもダメージを受ける
ヤマト「まだあるのか……」
3【能力名】恐怖の鮫壺地獄(テラー・バイト)
【流派】魔
【能力内容】地面を泳ぐ鮫型魔獣「地這鮫(体力2)」を1匹召喚。テラアに従い、魔撃、防撃に加わる
【消費体力・精神力】精神力2消費
【その他】相手が流血している時にのみ発動できる。重ねて発動可能。地這鮫は地面の中でしか生きられない
ヤマト「これで全てのようだな」
テラア「ひぃッ!」
解説「ヤマト闘士は透視能力を発動させました。テラア闘士にもその視られている感覚が伝わっているようです」
解説「普通異能力者は能力の内容を隠します。それがバレてしまったとすれば」
実況「対策され放題になってしまうということですね」
実況「第三者に知られるのはさらに不都合。我々は参加者の能力を知っていますが、この放送では敢えてそれが何なのか明言せずお伝えしたいと思います」
解説「興奮すると話したくなりますがね」
実況「はい!」
テラア(視られちまったってのか……俺の能力は)
テラア(侮れねえ。実に侮れねえぜルーキーくんよォ)
テラア(本当に……恐ろしい。早くぶっ倒さねえと……殺される)ゾワ…
テラア(ラッキーなことに奴ぁ魔弾発射と能力発動した分の精神力を回復させるまで微妙な間がある……変えろ……その恐怖を力に……)
テラア(「恐怖体現(メガバイト)」!)
テラア(恐怖感は異能の源、精神力に近いエネルギーだ。俺はそれを純粋な戦闘力へと変える!)体力3/4 精神力5/6
テラア「げひひ……まだだ。まだ始まったばっかりだぜェ?」
ヤマト「!」
実況「ここで1ラウンド目終了! さて次はどうなるか!」
※中断
一旦乙
死ぬ系の制限はあれだな
敵が使う分はまだいいけどこっちがその能力持つとルーザーがでたら即死するな
ちなみに死んだらどうなる?戻って再開?それとも終了?
※再開よ
>>61
体力0になったら潜在値で判定
成功→弱くてニューゲーム
失敗→死
【2R】
「「おお……?」」
実況「異能をお持ちの観客席がどよめきましたね。何が起こったのでしょう」
解説「テラア闘士の戦闘力がグンと上がりましたね。先ほどの能力は恐らく身体能力特化の効果」
解説「……いや、違うな」
解説「あれは……『魔』流派技のみを強化した時に出るオーラ……自分の能力を偏った方向に強化する能力!」
解説「テラア闘士は魔翌流派に全てを捧げているのです!」
実況「両者その後、距離を取りつつ魔弾を撃つ戦いが続いております。さて2ラウンド目、どうなるでしょう」
ヤマト(テラアは俺と同じ魔翌流派の闘士。しかも能力属性は全て魔)
ヤマト(ということは)
ヤマト(俺が破撃をすれば……結果奴は異能を発動できない状況に追い込まれるはずだ)
テラア「げひひ! げひ!」
ヤマト(さて、どう出る?)
1破撃
2魔撃
3魔撃(「偶発的魔法(パルプンテ)」発動)
4防撃
↓1
↓2【コンマ下一桁】
098:破撃
76:魔撃
54321:防撃
ヤマト(奴は再び魔翌流派の異能を発動してくるはず!)
ヤマト(なら……次は破撃!)
ヤマト「うおおっ!」
実況「おおっとヤマト闘士ここで魔弾発射ヤメてテラアへ飛びかかった!」
解説「動きから察するにこれは破撃ですね。大きく腕を振りかぶって殴りつけるタイプ。この攻撃に対してテラア闘士はどう出るか」
ミシ…
テラア「……ぐ」
ヤマト「当たった!」
テラア「……」
テラア「げひ、げひひ。魔翌流派の十八番は幻術だってことを忘れちまったようだな」
ヤマト「何!」
実況「あれは! ヤマト闘士は確かにテラア闘士を殴りつけたはずですが……なんと、そのテラア闘士が消えてしまった!?」
解説「あれは魔翌流派の幻術を使い囮(デコイ)にしたんです。魔撃を得意としたテラアのカウンター技でしょう。本物は恐らくヤマト闘士の後ろに――」
テラア囮「バカみたいに魔撃を使う俺じゃねえんだよ!」ブブ…
ヤマト(消えた!?)
テラア「げひひ! こっちだよ雑魚がッ! テラア様の一撃、食らいやがれ!」ズアッ!
ヤマト「な――」
【直下コンマ下一桁(ダメージ)】
0:5
987:3
654:2
321:1
テラア「げひゃあーーっ!」
ヤマト(頭は悪くないようだな。しかし――)
ヤマト(俺には唯一の防流派の異能がある。今これを使うか……?)
1「光速移動(シャイニング・ラン)」を使う
2使わない
↓1
ヤマト「があっ!?」バキッ
テラア「雑魚は死ぬんだよぉ!」
ヤマト「クソ……」体力4/6
実況「テラア闘士の華麗な防撃が炸裂! ヤマト闘士はその場に倒れ込んだァーッ!」
実況「いえ、まだです。ヤマト闘士はまだ終わってはいない! ヤマト闘士はすぐに態勢を整え戦意を観客にアピールしました!」
ヤマト「……この程度か?」
テラア「くっ、まだ言いやがるか雑魚がァ……げひ、げひひ、次だ。次でお前をブッ倒してやっからよお」
ヤマト「ふん、言ってろ」
【3R】
実況「やってまいりました最終ラウンド。今までのラウンドを振り返ってみましょう」
実況「まずは1ラウンド目。互いに魔撃を打ち出しましたが決着は付かず。しかし両者の異能が発動」
解説「ヤマト闘士のステータス透視能力。それにテラア闘士の強化能力でしたね。この時点ではまだ決定的な差はありませんでした」
実況「問題は2ラウンド目に起こります。ヤマト闘士が放った破撃はテラアに当たらず。逆に魔流派の技を駆使した防撃カウンターによってダメージを受けてしまいます」
解説「相手の次の一手を見極めることは難しいものですからね。読み間違えるとこうなります」
実況「このラウンドで攻撃を与えるない限りはヤマト闘士、勝利が掴めません」
解説「新人潰しのテラア闘士がこのまま押し切るか。ヤマト闘士にまだ秘策が残っていればあるいは……」
ヤマト(……これは痛いな。ただの魔弾とは言っても打撲は免れんようだ)
ヤマト(「状態把握(アナライズ)」は相手のステータスや利点弱点は視られるが、次の一手までは読めない)
ヤマト(この一発にかけねば……負ける!)
1破撃
2魔撃
3魔撃(「偶発的魔法(パルプンテ)」発動)
4防撃
↓1
↓2【コンマ下一桁】
0987:破撃
654:魔撃
321:防撃
テラア(防撃で押す! 奴は次もバカ正直な攻撃をしてくるはずだァ!)
ヤマト「……」ズ…
テラア「ん?」
ヤマト「……」
テラア(違う! あれは魔撃の魔力を練る構え!? まずいッ! 距離を取って防御姿勢で待っていたが――)
テラア(間に合わないッ……!)
解説「魔撃は基本的に技を発動させる前、数秒魔力を練る必要があります。この隙はかなり大きいもので破撃に狙われれば命取りになりかねません」
解説「一方防撃。防撃は相手の攻撃に対して防御、カウンター、回避を狙う技。受動的な技です」
解説「常に相手の動きに気を使わねばならないので、一定の距離を取り、無駄に動かず、攻撃を待ちます」
解説「この防御姿勢は物理攻撃主の破撃には有効な手段となりますが、相手の肉体、精神に直接ダメージを与える魔撃には敵いません」
ヤマト(……強い力が欲しい。力の制御など出来なくても構わない。とにかく強い力を生み……直接ぶつける!)
ヤマト(当たれ! 「偶発的魔法(パルプンテ)」!)精神力2/6
【直下コンマ下一桁】
0987654:テラアに3のダメージ
321:自分に3のダメージ
ゴツン
ゴン
ガツン
ヤマト「え?」
テラア「げひ?」
実況「……はい?」
解説「あ」
ヤマト「あぅ」フラ…
ヤマト「痛ぁ……」体力1/6
実況「なんということでしょう……今、何が起きたのか」
実況「……どこからかタライが落ちてきてヤマト闘士の頭にヒット……しました?」
解説「これは恐らく魔流派の能力で具現化した物ですね。なぜ落ちてきたかは分かりませんが」
実況「会場は騒然としております。これは一体……」
審判「そ、そこまで!」
実況「ここで試合終了です!」
実況「まだヤマト闘士が倒れていないので試合は判定で勝敗が決まることとなります! しばらくお待ちください!」
解説「いや~ヤマト闘士良いところまで来たように見えたんですけどねえ」
実況「さっきのタライは一体何だったのでしょう」
解説「ん~多分、不確定要素のある異能なのかと。ランダム要素がある能力は発動率は高いですが威力は……どうなんでしょうねぇ」
解説「う~ん……」
実況「お、判定、出たようですね。画面を試合場に戻しましょう」
審判「勝敗結果を発表します!」
審判「勝者 テラア!」
テラア「げひひ! やっぱり俺様は強ぇ!」
ヤマト「……ぬぅ」
テラア「悪かったなタライ野郎! 俺様が強いせいで負けさせちまってよお」
テラア「また戦おうぜ! 次もあのタライ芸、見せてくれよな。げひ、げひ、げひひひひゃ」
ヤマト「……クソッ!」
実況「待望のルーキー、最悪の新人潰しには勝てず試合終了」
実況「異能を使いこなせなかったのか自爆してしまったのは非常にイタい」
実況「イタいと言えばヤマト闘士のキャラですが、試合中は一切そういうところが見られなかったですね。緊張していたのでしょうか」
解説「キャラの完成度も異能の完成度も微妙でしたね。まあこれも伸びしろということで、次回に期待しましょう」
実況「そろそろお時間です。また次回お会いしましょう。ではさようなら」
【1日目:夜】
ヤマト「負けてしまうとは……」体力1/6 精神力2/6
ヤマト「パルプンテさえ成功すれば勝てたというに!」
ヤマト「……今さら悔やんでも仕方ないな。初戦敗北とは悔しいものだ」
ヤマト「俺……カッコ悪」
ヤマト「身体はボロボロ。この身体で試合に出るのは難しいな。どうするか」
1【挑戦】:指定した上階の相手と戦う。勝利時、ファイトマネー(挑戦階層×50P)取得
2【防衛戦(選択不可)】:現在地階に挑む挑戦者と戦う。選択時、ファイトマネー(階層×100P)取得
3【修行】
(1)体力修行:体力を上げる修行を行う
(2)精神力修行:精神力を上げる修行を行う
(3)潜在値修行:潜在値を上げる修行を行う
(4)新能力開発:新たな能力(技)を編み出す(改良・削除も可能)
4【休養】:体力と精神力を1回復させる
5【SHOP(所持金無し)】闘技場施設で食事・買い物をする
↓1
【精神力修行】
――トレーニングルーム(滝)
ヤマト「部屋の中に滝が……む!?」
ヤマト「まるで外にいるかのようだ。これも異能で作られているのだろうか?」
ヤマト「……故郷を思い出すな」
ヤマト「街のようにビルに囲まれていない静かな場所……懐かしい」
ヤマト「は」
ヤマト「いかんいかん。早くもホームシックになるところだった」
ヤマト「ここで負けてはなるものか。滝に打たれて身を清め、精神力を上げるのだ」
ヤマト「さすれば俺も次こそは……!」
【直下コンマ下二桁25以下で修行成功】
【修行失敗…】
ザバザバ…
ヤマト「むぅ……」
ザバ…
ヤマト「ぬぅ……」
ザ…
ヤマト「ダメだ。滝に打たれても冷たいばかりで何も感じない」
ヤマト「……身体が痛い」
ヤマト「今日はもうやめておこう」
案内係「1日が終了すると体力精神力が1ずつ回復します」
案内係「これは【休養】を選ぶのと同じ効果。1日休養に徹すれば体力精神力共に3ずつ回復できます」
【名前】ヤマト
【性別】男【年齢】19
【性格】中二病
【潜在値】25
【体力】2/6【精神力】3/6
【流派】魔
1【能力名】偶発的魔法(パルプンテ)
【流派】魔
【能力内容】なにがおこるかわからない いいことの方が多い
【消費体力・精神力】消費精神力3
【その他】10分間時間をおかないと再使用できない
2【能力名】 状態把握(アナライズ)
【流派】 魔
【能力内容】相手のステータス(能力内容、利点と弱点も含む)、を見ることができる
【消費体力・精神力】 精神力1
【その他】 1回使うと2戦後にしか使えない
3【能力名】光速移動(シャイニング・ラン)
【流派】防
【能力内容】光のごとき速さになり攻撃を回避する
【消費体力・精神力】精神2、体力1
【1日目終了】
【2日目】
ヤマト「まだ身体が痛むな……ぐぐ」
ヤマト「難儀なものだ。わずか数分戦っただけでこんな風になるとはな」
ヤマト「村での修行は無駄だったということか……」
ヤマト「独学にも限界あり、か」
1【挑戦】:指定した上階の相手と戦う。勝利時、ファイトマネー(挑戦階層×50P)取得
2【防衛戦(選択不可)】:現在地階に挑む挑戦者と戦う。選択時、ファイトマネー(階層×100P)取得
3【修行】
(1)体力修行:体力を上げる修行を行う
(2)精神力修行:精神力を上げる修行を行う
(3)潜在値修行:潜在値を上げる修行を行う
(4)新能力開発:新たな能力(技)を編み出す(改良・削除も可能)
4【休養】:体力と精神力を1回復させる
5【SHOP】闘技場施設で食事・買い物をする
↓1
【休養】
ヤマト「休むか……」
ヤマト「時間ができたな。自由な時間をどう使おうか」
「試合が始まるよーチケット販売中ぅ~」
ヤマト「観戦もできるのか」
↓1【自由行動】
案内係「休養中は自由に施設内外を見て回れます。試合を見たり(無料)、他の参加者と交流したり……やり方は色々」
案内係「ぜひ異能闘技場を隅々までお楽しみください」
【田舎流のナンパを見せつけてやる】
ヤマト「……しかし」
「次何見に行く~?」
「ジハルド様の試合始まるって~」
「見たい見たい!」
キャピキャピ
ヤマト「……」
ヤマト「女の子がいっぱいいるなあー」
ヤマト(村の女と言えば婆ちゃんやおばちゃんばっかりで……)
ヤマト(同世代の女の子なんて……オラ……いや、俺……初めて見ただなぁ)
ヤマト(んだ。めんけおねちゃんだづオラのナンパじつでメロメロにしてやっぺ!)
ヤマト(は! いかんいかん)
ヤマト(少し都会の女がどんなモノか品定めしてやるのも、良い。未来の我が妻になる逸材がいるやもしれんしな)
【直下コンマ下一桁:で、結果は】
0:お?
987:案外モテるぞ
654:あっ…
321:冷たい目で見られる
「次はどっち行く~?」
「どうしよ~?」
ヤマト「やあ」ヌッ
「えっ……何?」
ヤマト「君達、俺のことを知っているか」
「え……」
「何この人」
ヤマト「俺もこの闘技場の闘士。名をヤマトという! 都合が良ければ今からお茶でもしながら我が異能の秘技をお見せし――」
「あっ、昨日闘技場の外で騒いでた人? なんか噂すごかったよねー」
「最下層の闘士はチェックしてないの~ごめんね」
ヤマト「ぬぅ」
「さよなら~」ソソクサ
「なにあれ」
「弱いクセにカッコつけたがる下層闘士ってよくいるよね~」
ヤマト「聞こえてる……」
【2日目:夜】
ヤマト(それから夜まで粘ってみたが全然ダメだった)体力3/6 精神力:4/6
ヤマト(はあ……現実は厳しい)
ヤマト(そもそも不純な動機で女子と接触する事自体が間違いなのではなかろうか)
ヤマト(反省、反省せねば)
1【挑戦】:指定した上階の相手と戦う。勝利時、ファイトマネー(挑戦階層×50P)取得
2【防衛戦(選択不可)】:現在地階に挑む挑戦者と戦う。選択時、ファイトマネー(階層×100P)取得
3【修行】
(1)体力修行:体力を上げる修行を行う
(2)精神力修行:精神力を上げる修行を行う
(3)潜在値修行:潜在値を上げる修行を行う
(4)新能力開発:新たな能力(技)を編み出す(改良・削除も可能)
4【休養】:体力と精神力を1回復させる
5【SHOP】闘技場施設で食事・買い物をする
↓1
【新能力開発】
――トレーニングルーム 新能力開発部 資料室
ヤマト「広い部屋だ」
ヤマト(図書館や資料館が併設されている。ここで静かに自分の能力について考えるのが良さそうだ)
ヤマト(他の闘士もいる。静かにしよう)
ヤマト「まず、今の俺に何ができるのかな?」
1新能力開発(精神力メモリ不足により選択不可)
2能力改良(効果、消費コスト、限定化などを行う)
3削除(能力を削除する。消した能力は二度と戻らない)
↓1
ヤマト「やめておくか……」
※異能は改造・改変される可能性があります。その可能性を踏まえた上で投稿してください。お願いします
ヤマト「何をしよう」
1【挑戦】:指定した上階の相手と戦う。勝利時、ファイトマネー(挑戦階層×50P)取得
2【防衛戦(選択不可)】:現在地階に挑む挑戦者と戦う。選択時、ファイトマネー(階層×100P)取得
3【修行】
(1)体力修行:体力を上げる修行を行う
(2)精神力修行:精神力を上げる修行を行う
(3)潜在値修行:潜在値を上げる修行を行う
(4)新能力開発:新たな能力(技)を編み出す(改良・削除も可能)
4【休養】:体力と精神力を1回復させる
5【SHOP】闘技場施設で食事・買い物をする
↓1
【休養】
ヤマト「やはり休むか……ゆっくり休めば良いこともある、はず」
ヤマト「しかし何をしようか」
↓2
中断
↓1【自由行動】
再開な
【試合見物】
――2F試合場 観客席
ヤマト「ここが観客席か。なかなか見晴らしがいいな」
案内係「試合の様子は観客席上部にあるモニターにも映し出されます」
ヤマト「ほう」
「試合結果予想くじ売ってるよ~」
ヤマト「くじか……手持ちがある時やってみるか」
ヤマト「さて、始まるぞ……」
実況「さあ始まりました。異能力血戦のお時間です。実況は私キョウと」
解説「解説のセッツがお送りいたします」
実況「本日の中継は最下層からの脱出を狙う闘士達の戦いをお送りするつもりでしたが……何やら今日の対戦カードは特殊なものらしいですね」
解説「はい。今日はこの最下層にかつて伝説の100Fを突破した闘士が現れます」
実況「と、言いますと!」
解説「本日の対戦カードはこちら」
恐怖の新人潰し(ルーキーキラー) テラア vs 前々年度100F踏破闘士 ルワイド
実況「おおっ! ではさっそく入場していただきましょう。ドーゾッ!」
テラア「げひ、げひ」
実況「本日もやってまいりました新人潰し! しかし本日は少し状況が違うッ! しかし格下相手なら前々年度100F踏破闘士でも葬るというのか! テラア闘士の入場です!」
「「「うおおおおおっ!」」」
解説「数々のルーキーを屠ってきたテラア闘士ですが、今回のような対戦相手は初めてだと聞きます」
解説「相手が相手です。今回はさすがに……どうでしょうか」
実況「異能力の内容が流出したと専らの噂ですが、そこをどう戦っていくのか! 真の実力者としての彼を見るのは今日が最初で最後になるかもしれません!」
実況「続いては――」
ルワイド「ども」ニコ
実況「嘗て『笑顔の美闘士』と謳われた最強の戦士!」
実況「100F踏破後、謎の不調もあり勝率が右肩下がりな状態でしたが今日はどうなるか!」
実況「3日ぶり最下層からの再挑戦! ルワイド・ジキ闘士の入場です!」
「「きゃあああああ!」」
解説「女性ファンの声援は衰え知らずですね」
パチパチパチ…
…
テラア「てめ……まだ生きてやがったのか」
ルワイド「あいにくね。死に損なってしまったよ」
テラア「まさかあんたと戦うことになるたぁな。光栄だよ……落ちぶれた雑魚闘士にとどめを刺せるなんてなあ、げひひひひひ」
ルワイド「……ま、よろしく」
審判「両者雑談やめ。定位置に付きなさい」
審判「3分間3ラウンドKO制。降参、気絶、死亡するまで全力を以て戦うこと」
審判「それと! ルワイド闘士」
ルワイド「はい?」
審判「観客席に危害は加えないように。さすがに会長も次はお許しにならないぞ」
ルワイド「……はい」
審判「では……」
審判「はじめッ!」
【テラアvsルワイド】
【1R】
ルワイド「……」スッ…
テラア「げひひ。いっちょまえに構えちゃって」
実況「ルワイド闘士全盛期にも見られた攻撃前の独特の構え! 静かに相手隙を窺います」
解説「あの構えはルワイド闘士考案の構え『刈の構え』と呼ばれるものです」
解説「相手の攻撃の全てを受け流し、そして相手に返す……現代防撃基本の構え。いつ見ても素晴らしい」
実況「睨み合う二人。どちらが先に動くか……」
↓1【コンマ下一桁:テラア】
098:破撃
7654:魔撃(コンマ下二桁95以下で…)
321:防撃
↓2【コンマ下一桁:ルワイド】
0987:破撃(コンマ下二桁98以下で)
654:魔撃
321:防撃
実況「テラア闘士様子見か! 防御態勢に出た!」
テラア(ルワイドは元々防撃が得意だった。それに破撃も――)
テラア(なら俺様は防御の構えで行く!)
テラア(魔力を使って身体の硬化能力も足して……今の俺様はダイヤモンドより硬――)
ズバ…ッ
テラア「あ?」
テラア(斬ら……れた?)
実況「なん……と」
実況「テラア闘士の腹部に……切り傷が!」
ルワイド「……ナメてかかられては困りますね」ニコ…
実況「手刀です! テラア闘士を切り裂いたのはルワイド闘士の手刀ッ!」
解説「あれは魔撃の一種で『白刃手刀』。変質の効果を持つ魔流派の技で手刀を白刃に変え、相手を斬りつけるのです」
解説「武器を持たないことをアピールしながら近付き行う奇襲術。さすがです」
ルワイド「……っ」
【直下コンマ下一桁:ダメージ】
0:5
987:3
654:2
321:1
【2R】
テラア「ひ、ひぃぃ~ッ!」体力2/4
テラア「いてェ、いてェよォ~~ッ!」
テラア「たっ、たすっ、たせけっ、うひ、たすけちくりぇ……」
実況「な、なんということでしょう。私、今まで長いこと闘士達の失態を見てきましたが……」
実況「今日のが一番無様です」
解説「大小失禁してますね」
実況「しかしテラア闘士、まだ降参を言っていないところを見るとまだ戦う気力はあるようです」
ルワイド「次は……このやかましい口を塞ぎましょう」
テラア「ひ、ひぃ!」
↓1【コンマ下一桁:テラア】
0987:破撃
6543:魔撃(コンマ下二桁95以下で…)
21:防撃
↓2【コンマ下一桁:ルワイド】
09876:破撃(コンマ下二桁98以下で)
54:魔撃
321:防撃
【あいこ!】
テラア「ひぎぇ~~っ!!」
実況「ここでテラア闘士破れかぶれで飛びかかった!」
解説「例え破れかぶれの猫パンチであっても、格闘は全て破撃に分類されます」
解説「しかしこれでは……ダメでしょう。色々と」
ガシッ
ルワイド「そのパンチ。当たりませんよ」
テラア「ぎひぇ……」
実況「ルワイド闘士、テラアのだだっ子パンチを難なく受け止めました」
実況「これは……『あいこ』の状態ですね。どちらも同じ破撃を出した……」
解説「はい。あいこは基本、異能を出さない限りダメージは発生しません。戦力が拮抗した状況を指しますね」
ルワイド「……口をお出しなさい」
テラア「い、いやだァ……」
ルワイド「口を出せッ! 魔糸でその口が二度と開かないように縫い付けてあげましょう」
テラア「ひ……」
実況「……」
解説「……」
実況「ねぇセッツさん」
解説「はい。分かります。何だか今日のルワイド闘士の様子、かなりおかしいと思うのですが……」
実況「はい。ルワイド闘士は常に笑みを絶やさない笑顔の戦士。あのような恐ろしい形相……一体何が――」
ルワイド「……ッ!」フラ…
ルワイド「が、あ゛」
ルワイド「あ゛あ゛っ!?」ビクン!
ルワイド「……」
実況「!」
実況「ルワイド闘士の様子が何か……おかしいですね。苦しんでいるような」
解説「あれは……何が起こっているのでしょう。私にも分かりません」
実況「と、ここでルワイド闘士が落ち着いたようですね。試合は続行。続行です」
ルワイド?「……」
テラア「……あ、あんた一体」
ルワイド?「……ああ。とても、いい気分だ。続き、始めようや」ゴキッ
【3R】
実況「ルワイド闘士の様子が変わって数分。戦いは一方的な物になりました」
解説「以前と比べ戦闘力が劣化しているとは聞きましたがそうは見えませんね」
解説「逆に今の方が以前より強くなっているような印象を受けます」
実況「しかしルワイド闘士の戦い方は昔と比べて荒々しくなりましたね。乱暴というか残虐というか」
解説「そうですね……まるで人が変わったように……」
実況「さて、逃げるテラア闘士に追うルワイド闘士。ここでテラアが大逆転を起こさないと勝利はありません。どうなるのか」
テラア「ひぃ……ひぃい!」
ルワイド?「逃げるな!」
テラア「嫌だぁああああッ!」
↓1【コンマ下一桁:テラア】
098:破撃
7654:魔撃(コンマ下二桁95以下で…)
321:防撃
↓2【コンマ下一桁:ルワイド?】
098:破撃
7654:魔撃(コンマ下二桁86以下で…)
321:防撃
中断
再開ぼ
判定結果は自分で安価取るのは悲しいから>>12ってことで
【あいこ】
テラア「ひっ、ひぃぃ~ッ! 近寄るな! 近寄るなよォ!」
ルワイド「……」
実況「テラア闘士は逃げながら魔弾を乱射しております!」
解説「魔弾を高速且つ連続で発射するのはなかなか難しい。それを劣勢という危機的状況で行えるというのは評価すべき点かと」
実況「ルワイド闘士は終始無言でそれを追いかけます」
解説「残念ながら無数の魔弾も正確に当てなければ意味がありません。乱射される殆どがルワイド闘士の身体には届いていないので……」
実況「回避しながら前に進むルワイド闘士」
実況「異能をお持ちの方、お分かりでしょうか。ルワイド闘士の身体の周りに何やら薄い膜が張られていますね。なんでしょう」
解説「あれは魔・防流派の技、対魔弾牆壁。全ての流派を満遍なく使いこなせるルワイド闘士だからこそできる技です」
実況「対魔弾、ということは……」
解説「はい。テラア闘士の攻撃は全くの無駄。ということですね」
実況「ああ……」
実況「互いに出した技は魔撃。結果は『あいこ』ですが――」
解説「あいこの場合、互いにダメージは受けません。しかし、異能は発動できます」
解説「異能発動合戦は『あいこ』から始まるものです。この二人の場合、どうなるでしょう」
解説「……」ゴクリ
実況「とうとうテラア闘士魔弾を撃つ精神力も尽き、試合場端に追い込まれました」
実況「今の彼の表情、まさに絶望といった感じです」
テラア「ぁ、あぁ」
ルワイド?「終わりだ」ズ…
実況「ルワイド闘士の拳をご覧ください! 火……火を纏っています!」
解説「あれは……ルワイド闘士が嘗て100F踏破時に放った技。『魔焔獄殺審判 鋼破ノ拳』に似ていますね」
解説「魔流派によって具現化した炎を腕に纏い放つ強烈な破壊拳」
解説「この具現化した炎には意志があり、殴られた相手に纏わり付き更にダメージを与えるのです」
実況「なんとぉ」
解説「効果付与を得意とする格闘能力『破・魔』流派の究極系といっても過言ではないでしょう」
実況「それが今、テラア闘士にふりかかろうとしているのですね!」
ルワイド?「……死ねッ」
テラア「ひぃぃっ!!」
【直下コンマ下一桁:ダメージ】
0:6ダメージ
987:4ダメージ
654:3ダメージ
321:2ダメージ
実況「強烈な打撃がテラア闘士にヒィィィィーット!!」
実況「勢いは止まらずテラア闘士は試合場の壁に叩きつけられました!」
実況「壁に大きなひびがァーッ!」
解説「これは修理にいくらかかるでしょうね」
【直下コンマ下二桁51以上で…】
テラア「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」メラメラ
実況「テラア闘士、炎の渦に巻かれ暴れ狂います!」
実況「今のパンチを腹部に受け、内臓が破裂したように見えますね。大丈夫でしょうか」
解説「いや、ダメでしょう」
テラア「うお゛お゛お゛……」メラメラ
テラア「があ゛あ゛あ゛あ゛ーーッ!」
テラア「」ドサッ…
審判「試合やめ!」
審判「救護班確認!」
実況「審判の止めが出ました。ここで試合終了です」
実況「では公式判定が出るまで……セッツさん、この試合どうでしたか?」
解説「ルワイド闘士が終始圧倒していましたね。ブランクがあるとは思えない洗練された動きを我々に見せてくれました」
解説「テラア闘士は……そうですね、格下相手だからと少々ナメてかかっていたのではないでしょうか」
解説「またテラア闘士には防流派の異能がないのは苦しかった」
解説「格下対象の能力のみの保持で、勝つ前提で異能を作っているのでそれがあだになった」
実況「なるほど。そろそろ判定が出るようなので会場にカメラを戻しましょう」
審判「結果を発表する!」
審判「テラア死亡! よってルワイドの勝利!」
「「「「わあああああああっ!」」」」
解説「おお……」
実況「なんと、テラア闘士の死亡で試合は幕を閉じました……これは……」
解説「試合中の闘士死亡は毎日あります。それが運の良し悪しであれ、実力の差が理由であれ、死ぬ時は死にます」
解説「それが異能闘技場の掟です」
実況「そうですね。弱いから負けた。仕方のない結果です」
実況「しかし今回のルワイド闘士の凄まじい戦いぶり、全盛期以上でした」
解説「これからの彼に期待します。この異能の磨きようから見るに……今シーズンに二度目の100F踏破、ありえるかもしれませんよ」
実況「楽しみですね! ではそろそろお時間です。またお会いしましょう」
解説「さようなら」
ヤマト「……」
「すごかったね~」
「ルワイド様かっこよかった~! グッズ売ってるかな?」
「テラアがいなくなった今なら2F挑戦するチャンスかもしれんな!」
「でも2Fにはルワイドがいるし……あれじゃ勝てないよ」
「他の闘士に当たる事を願おうや」
ヤマト「な、なんだこれ」
ヤマト(レベルが違う……違い過ぎる)
ヤマト(俺も頑張らなければ。ここで怖じ気づいてどうする!)
ヤマト(……)
ヤマト(自分の異能や諸々について考えなければな)
【名前】ヤマト
【性別】男【年齢】19
【性格】中二病
【潜在値】25
【体力】5/6【精神力】6/6
【流派】魔
1【能力名】偶発的魔法(パルプンテ)
【流派】魔
【能力内容】なにがおこるかわからない いいことの方が多い
【消費体力・精神力】消費精神力3
【その他】10分間時間をおかないと再使用できない
2【能力名】 状態把握(アナライズ)
【流派】 魔
【能力内容】相手のステータス(能力内容、利点と弱点も含む)、を見ることができる
【消費体力・精神力】 精神力1
【その他】 1回使うと2戦後にしか使えない
3【能力名】光速移動(シャイニング・ラン)
【流派】防
【能力内容】光のごとき速さになり攻撃を回避する
【消費体力・精神力】精神2、体力1
【2日目終了】
【3日目:昼】
ヤマト「昨日は面白い試合を見ることができた」
ヤマト「しかし俺はどうすべきなんだ?」
ヤマト「闘士として、異能力者として」
ヤマト「……まだまだ経験が浅過ぎる」
1【挑戦】:指定した上階の相手と戦う。勝利時、ファイトマネー(挑戦階層×50P)取得
2【防衛戦(選択不可)】:現在地階に挑む挑戦者と戦う。選択時、ファイトマネー(階層×100P)取得
3【修行】
(1)体力修行:体力を上げる修行を行う
(2)精神力修行:精神力を上げる修行を行う
(3)潜在値修行:潜在値を上げる修行を行う
(4)新能力開発:新たな能力(技)を編み出す(改良・削除も可能)
4【休養】:体力と精神力を1回復させる
5【SHOP】闘技場施設で食事・買い物をする
↓1
【新能力開発】
――トレーニングルーム 資料室
ヤマト(今日こそは自分の能力を見直し、能力の改良に努めようではないか)
ヤマト(最強の能力者になってみせよう!)
ヤマト(ぬはははは!)
ヤマト(心の中で高笑いすれば誰にも笑われないな。よし)
ヤマト(さて、何をするか……)
1新能力開発(精神力メモリ不足により選択不可)
2能力改良(効果の改良、消費コスト、限定化などを行う)
3削除(能力を削除する。消した能力は二度と戻らない)
↓1
再安価↓1
中断
【「光速移動(シャイニング・ラン)」の消費精神力を1に】
ヤマト(消費精神力を抑えることで覚えられる能力が増える)
ヤマト(「光速移動(シャイニング・ラン)」自体の成功率は下がるが……まあ今はいい)
ヤマト(とにかくやってみよう)
ヤマト(自分の能力を調節する感覚……ッ。これを自らの頭の中でイメージすることで、能力の内容を変えることができる)
ヤマト(俺はあまりこの作業は得意じゃないが……)
ヤマト(!)
ヤマト(できた!)
ヤマト(よし成功だ)
…
【3日目:夜】
ヤマト「能力を調節しているうちにもう夜か」
ヤマト「1日は短いものだな」
ヤマト「だがやれることはまだある。何をするのも俺の勝手だ」
ヤマト「精神力は満タンだ。体力は全快していないが……」
1【挑戦】:指定した上階の相手と戦う。勝利時、ファイトマネー(挑戦階層×50P)取得
2【防衛戦(現在使用不可)】:現在地階に挑む挑戦者と戦う。選択時、ファイトマネー(階層×100P)取得
3【修行】
(1)体力修行:体力を上げる修行を行う
(2)精神力修行:精神力を上げる修行を行う
(3)潜在値修行:潜在値を上げる修行を行う
(4)新能力開発:新たな能力(技)を編み出す(改良・削除も可能)
4【休養】:体力と精神力を1回復させる
5【SHOP】闘技場施設で食事・買い物をする
↓1
age…
↓1
【挑戦】
ヤマト「本調子ではないがこの間よりはマシだろう」
ヤマト「少し……戦ってみるか」
受付「ヤマト様、二日ぶりの挑戦ですね?」
ヤマト「ああ」
受付「前回は負けてしまいましたが今回こそ頑張りましょう!」
ヤマト「……」
ヤマト「それは仕事で言っているか?」
受付「はい」
ヤマト「……」
受付「何階に挑戦しましょう?」
↓1
ヤマト「2Fで」
受付「2Fですね? では、厳正な審査によりヤマト様の挑戦を受ける2F闘士を選出いたします」
受付「しばらくお待ちください」
↓1【コンマ下一桁】
09876:元100F踏破者 ルワイド
54321:鎖鎌の闘士 マルデラ
受付「マルデラ様との対戦になります」
ヤマト「鎖鎌? なるほど……かっこいいな」
ヤマト「まあ次こそは俺が勝つわけだが」
受付「……」
ヤマト「なんだその目は」
受付「ではヤマト様。控え室へお進みください。試合会場へと移りますので」
ヤマト「分かった……分かったからその冷たい目をやめろ!」
――2F 闘技場試合会場
ガシャンッ
実況「さあ今日もやってまいりました異能力血戦のお時間です! 実況は私キョウと」
解説「解説のセッツでお送りいたします」
実況「本日も会場には下位階層観戦ファンがそれなりに席を埋めていますがどうでしょうセッツさん」
解説「はい。2Fが事実上の最深階です。初心者の登龍門として君臨するこの階ですが、それ故に珍事もよく起こります」
解説「例えば先日の……」
実況「ああ。ヤマト闘士の頭にタライが降ってきた」
解説「はい。あんな面白ハプニングが頻繁します」
解説「そういうの大好きな観戦者がけっこういるんですよね」
実況「確かに、面白いですもんねぇ」
実況「おっと。闘士の準備ができたようです。対戦カードをご覧いただきましょう」
痛めの厨二ルーキー ヤマト vs 鎖鎌の闘士 マルデラ
実況「早速入場していただきましょう! ドーゾッ!」
マルデラ「はあ……」
実況「気怠げな表情とやる気なさげな歩き方。しかしその実力はなかなかの物」
実況「手に持つのは自慢の鎖鎌!」
実況「期待の新人堂々……でもないか。でも、まあ、堂々登場です!」
「「「おおおおおおっ」」」
実況「セッツさん、しかしなんで鎖鎌なんでしょう」
解説「鎖鎌は鎌ばかりが目に付きますが、この鎖の方に大きな意味があるんです」
解説「この鎖部分の端には分銅という金属部分がありまして、それを相手にぶつけたり、そこ支点ものに引っ掛けたりできるんです」
解説「鎌部分は牽制する為の部分であって殺傷性は薄めなんですねぇ」
解説「しかしここは異能力者。この鎖鎌をどう使ってくるかは現実のものとまた違って来ると思いますよ。どうでしょう」
ヤマト「ふふ、手を振ってやろう」
実況「出ました痛いヤツ!」
実況「初戦でとんでもな能力を発動し自爆した彼ですが、今回は大丈夫かしら」
実況「というか今回はどんな珍事を見せてくれるのか楽しみですね。ヤマト闘士の入場です!」
「「「お、おう」」」
解説「もう自分から観客に手振っちゃってますからね。もう笑うしかないです」
実況「では始まります!」
ヤマト「ふふ、よろしく」
マルデラ「あぁ……うん」
マルデラ「ま、やるからにはやるから。よろしく」
審判「両者定位置に!」
審判「3分間3ラウンドKO制。降参、気絶、死亡するまで時間一杯両者全力を以て戦うこと」
審判「では――」
審判「はじめッ!」
【vsマルデラ】
【1R】
ヤマト「はぁっ!」
マルデラ「おらぁっ」
実況「開始1分。ヤマト闘士の魔弾発射により試合は動き始めました」
解説「ヤマト闘士の魔弾の精度は中々良く、次々とマルデラ闘士の元へ飛んで行きます」
解説「この魔弾を見る限り、ヤマト闘士の実力も馬鹿にはできないと私は考えます」
実況「しかしマルデラ闘士も撃たれてばかりはいません。その魔弾を鎖鎌で次々と切り落としています!」
実況「セッツさん、魔弾がなぜ簡単に鎌で切れるのでしょう」
解説「はい。魔弾ひいては魔流派含め異能は元を辿れば全て人間の精神力か生命力から生まれます」
実況「精神力、生命力ですか。ずいぶんとふわっとした説明ですね」
解説「はい。この世界の精神力、生命力は知覚可能な不定形エネルギーで構築されています」
解説「不定形なエネルギーなのでふわっとしていて当然。そのエネルギーに攻撃力を持たせ、体外に放つのが魔弾なのです。まず前提として覚えていてください」
実況「なるほど」
解説「不定形だから壊れやすいんです。だから鎌で斬られれば壊れる」
実況「えっ」
解説「単純です。これが鎌でなく、木刀でも斬れます。確固たる形を持つ物には不定形の断てる力があるのです」
実況「なるほどよく分かりません」
ヤマト(魔弾を撃つだけじゃダメだ。じきにヤツはこの弾幕を振り切って俺のところまで来てしまう)
ヤマト(それまでにどうにかしなくては……)
ヤマト(どうする?)
1破撃
2魔撃
3魔撃(「偶発的魔法(パルプンテ)」発動 コンマ下二桁82以下で発動成功)
4防撃
↓2【コンマ下一桁:マルデラは…】
098:破撃
765:魔撃
4321:防撃
↓1【訂正再安価】
1破撃
2魔撃
3魔撃「偶発的魔法(パルプンテ)」発動 コンマ下二桁82以下で発動成功)
4防撃
↓2【コンマ下一桁:マルデラは…】
098:破撃
765:魔撃
4321:防撃
中断…
安価ずれる形で
※せめて読んで……読んで……頼む……
↓1【再々安価:以下から選べ】
1破撃
2魔撃
3魔撃(「偶発的魔法(パルプンテ)」発動 コンマ下二桁82以下で発動成功
4防撃
↓2【コンマ下一桁:マルデラは…】
098:破撃
765:魔撃
4321:防撃
…安価下
ずごごごごーっ
実況「あっ突然地震が!」
解説「これは千年に一度の規模で発生する大地震です! 皆さん逃げてください! 早く逃げてーっ!」
ヤマト「うわっ! 瓦礫が! 逃げられない!」グシャア
マルデラ「期待のルーキーもここまでか。災害には勝てないもんだな」グシャア
審判「両者死亡! 引き分けっ!」グシャア
案内係「あっ津波だわ!」
受付「きゃああーっ!?」
案内係「早く逃げてーっ! 闘技場の最上階に逃げるのよーっ!」
実況「ダメだぁ闘技場が倒壊してしまう!」
解説「もうダメです! 神は異能は我々に力を与えると共に、堕落への道をも作っていた! 能力の暴走は必然! 我々は死ぬしかないのです!」
「きゃあああああああ」
「助けてえ……」
「ママぁどこお! あっ、瓦礫が――わぶなやわたなかゃまたなやわ」
「誰かーっ誰かーっ!」
「闘技場が壊れるぞ! 船を出せーっ!」
「なんでこんなことになったんだぁ~悔しいよーっ!」
「出せー出してくれー!」
「出せー!」
「出してくれよー!」
「誰かーっ」
「おーい!」
「ぉーぃ」
「ぉ…」
「……」
…
おわり
こうなる
なるべくしてなる
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