僕「彼女が┌(┌^o^)┐←コレになって這い寄ってくる」 (90)


:::::::::::::::::::::::::::::


僕「彼女ちゃんを部屋で待たせて買い物に行って、帰ってきたら…… 何、コレ?」

┌(┌^o^)┐<ホモォ」


僕(何だろう? 何で彼女ちゃんは潰れたヒキガエルのように四つんばいになって笑っているんだろう?)

┌(┌^o^)┐<ホモォ♪」


僕「彼女ちゃん! 彼女ちゃん、どうしたの! しっかりして!」ユサユサ

┌(┌^o^)┐<ホモォ?」


僕「わかんない、全然わかんない! 彼女ちゃんは、大人しくて遠慮がちで清楚で上品で、おどおどしてて、でも優しい良い子で、すごく照れ屋さんだったはずだよね!?」

┌(┌^o^)┐<……」


僕「付き合ってから今日で丸1年。ようやく意を決して、勉強会を口実に彼女ちゃんを僕の家にお誘いできたと思ったのに……」


僕「彼女が┌(┌^o^)┐になって這い寄ってくる!?」

┌(┌^o^)┐<ホモォ!!!」




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1450251016


:::::::::::::::


僕「…えっと…」カチッ、カタカタカタ


PC<ページ読みこみちゅうやでー


僕「あ、出た… 何々?」カタ、カタ


PC<“┌(┌^o^)┐とは、腐女子を概念化したキャラクターであり…うんぬん”


僕「腐女子ってひどい誤変換だな。…って、誤変換じゃないんだ、へぇ? このBL…ってのは…?」カチカチ


PC<“BL。ボーイズラブ。男同士の恋愛でうんたらかんたら”


僕「わ、わぁ」


僕「そっか…そういうのが好きな女の子もいるんだ。なんかちょっと想像しにくいなぁ、周りにはそういう子いなかったから…」

┌(┌^o^)┐<ホモォ!!」


僕「ん? どうしたの、彼女ちゃん。ちょっと待ってて……って、あーあ。彼女ちゃんのカバンひっくり返ってるじゃん。何してるの、もう」

┌(┌^o^)┐<ンゴンゴ」

僕「? 何咥えてるの? あ、本か。口に咥えたら汚れちゃうよ――って」


薄い本<【成人指定:“ふぇぇ…ボク、男のコだよ?~バラ色桃源郷の甘い蜜~”再販特別ver.】


僕「……え? コレは…」

┌(┌^o^)┐<ホモォ!!」薄い本ドッサリ

僕「え? え? 彼女ちゃん… もしかして…」

┌(┌^o^)┐<……」


僕「腐女子ってやつだったの!?!?」


┌(┌^o^)┐



::::::::::::::::


僕「はぁ…なんだろう、ちょっと思考が追いつかないや」フゥ

┌(┌^o^)┐

僕「彼女ちゃんは、あのまんまの格好でずっと身を潜めているし…」


僕(でも… 本当にちょっと、信じられない。だって、あの彼女ちゃんだよ?)

僕(……手をつなぐのに3ヶ月。キスするのに半年。ちゃんと抱きしめるのに9ヶ月もかかった…)

僕(その彼女ちゃんが、まさか――)チラ


薄い本<セックルセックル!!


僕「もう全然わかんないよ……」ハァ

┌(┌^o^)┐<……」



:::::::::::::::::::


PC<こんなんばっかいつまで調べてんのや


僕「何々…? “ホモに飢えてハイエナと化した女子が、┌(┌^o^)┐であり”……か」 

僕「…ハイエナ? え? つまり彼女ちゃんはハイエナになったってこと?」

┌(┌^o^)┐<……」

僕「えっと…? え、どうしよう。違うよね? ニンゲンはニンゲンだよね?」

┌(┌^o^)┐<…ホモォ」


僕(何回見ても、ものすごい体勢なんだよね、彼女ちゃん! 本気でちょっと人間離れしちゃったのかなって思えてくる!)



僕「なんなんだろう、本当に。呪い…とかなのかなあ?」

僕「あ、もしかして病気なのかな…? っていうかそうだ、飢えてるって書いてある! もしかしたらお腹いっぱいになれば……!」

┌(┌^o^)┐<…ホモォ」

僕「って、ごはんとかは普通でいいのかな…? ああもう、いちいち調べるの大変…!」カタカタ!


PC<ほんとよ


僕「ん? なんだこれ」カチカチッ

僕「“彼女たちはホモ成分を求め”…?」


僕(ホモ成分ってなんだろう。どうしよう、意味がわからないよ。あ、ホモ牛乳とかでいいのかな)

┌(┌^o^)┐<ホモォ?」


僕「……ねえ彼女ちゃん。ホモ牛乳、飲む? さっき買ってきたんだ。瓶のやつ、美味しいよね」

┌(┌^o^)┐<ホモォ♪」

僕「とりあえず…僕の頭冷やすためにも、一緒に飲もっか…」

┌(┌^o^)┐<……」



::::::::::::::::::::


僕「四つんばいの彼女に、牛乳を飲ませるのが困難でした」ハァ

僕「仕方ないので、冗談で猫の仔にするように床に皿をおいた所……」


┌(┌^o^)┐<♪」ペロペロ、ゴクゴク


僕「……ほんとに飲むんだね…?」

┌(┌^o^)┐<♪」ペロペロ


僕(ど、どうしよ。猫のように床で皿なめてる彼女ちゃん…! なんかちょっと、アレな気が…)ドキドキ

僕(って、そんな事考えてちゃダメだダメだ! 非常事態なんだぞ!!)ブンブン!!


僕「えっと… なんだっけ… 『ホモ』?」ボソッ

┌(┌^o^)┐<!」ピクッ

僕(う。四つんばいの姿勢で、そんな期待に満ちた目で見上げないで!?)ドキドキ



:::::::::::::::::::::::


僕「…ああもう、ダメだ。このままじゃ僕のほうがおかしくなりそうだよ」ハァ

┌(┌^o^)┐<……」

僕「……どうかした? 僕の顔に何かついてる?」

┌(┌^o^)┐<ホモォ…」


僕「…会話が成立しないのが本当に困るな。あ、そうだ。もしかして筆談なら出来るかも?」

僕「とりあえずスマホで…」シュ、トントン


~~~~~~

僕:読めたら返事かいてください(^^)つ。.。:** 

~~~~~~



僕「これでどうかな… はい、彼女ちゃん」スッ

┌(┌^o^)┐<……」シュッ、トトト


~~~~~~

彼女:(゚∀゚(⊃*⊂)

~~~~~~


僕「あ、打てた! で、なんだろうこのAA? 梅干食べて泣いてるヒトと、横で笑ってるヒト…かな?」

┌(┌^o^)┐<!!!」 スマホ シュッ、タタタタタタタタ


僕「え、彼女ちゃん? 何をそんな急に打ち込んで……ん?」


~~~~~~

彼女: *←尻穴!! *←尻穴!! *←尻穴!! 

~~~~~~


僕「!? 僕が書いたのは尻穴じゃないよ?! *は、贈り物のキラキラのしるしだよ!?」

┌(┌^o^)┐<ホモォ!!!!」




::::::::::::::::::


僕「筆談も失敗だったわけで…。あ、いやでも言葉が通じてるのはわかったもんね!」

僕「でも、もう打つ手が思いつかない。というわけで、誰か友達でも呼んで相談しようと思います」

┌(┌^o^)┐<ホモォ?」


僕「えっと… 彼女ちゃんの女友達がいいかな? でも彼女ちゃん、こんな姿を友達には見られたくないかなぁ、うーん…」

┌(┌^o^)┐<……」


僕「やっぱり友男かな。妙に変な事に詳しいし、あれで意外に頼りになるんだよね」

┌(┌^o^)┐<!!! 友男くんフラグ、ktkr!!!」

僕「彼女ちゃんが喋った!」

┌(┌^o^)┐<友男くんが攻め!! 僕くんが受け!!!!」

僕「………?? 何言ってるの?」キョトン

┌(┌^o^)┐<……」


僕(…わかんないけど、なんか目が潤んでる。可愛い)


今日はここまで。3~4日で投下完了の予定です。


このSSは

「┌(┌^o^)┐←って何?虫?」

「ホモに這いよる腐女子だと思う」

「えっ女の子なの!? コレ!?」

って話題で始まった、2名のSS書きによる合作です。
内容に関してはなんの保障もしません、ご了承ください。

合作♂=二人の愛の結晶=子供
つまり読者×二人の子供も成立するのでは?

>>26
このスレを読むと┌(┌^o^)┐を孕むってことですかわかりません
「おまえがママになるんだよ」?

↓から投下します。


::::::::::::::::::::::::::::


僕「――ええと、ともかく友男を呼ぶのに反対なわけじゃ無さそうだし、まず友男にラインで連絡を取りたいと思いま…」

┌(┌^o^)┐<ホモォ!」バシュッ!!

僕「あっ、僕のスマホ。返し…  ―――っ!?」


~~~~~~~~~~~

【僕は総受けになります、僕を攻めたり突いてくれる男性募集中です】シュシュシュシュシュ!!!

~~~~~~~~


僕「ふぁっ!? スマホを奪うと同時に高速入力!?」

┌(┌^o^)┐<ホモォ!」ッターン!

僕「しかもそのまま送信した?!」


僕「ちょ、まって、送信取り消し…!! ああっ間に合わない!! ライン速い!!!」

僕「ど、どうしよう… 友男にアレ、送っちゃった…」ガーン

┌(┌^o^)┐<ホモォ!」


僕「………こら!!!!」

┌(┌^o^)┐<!!」ビクッ

僕「こんなことしちゃダメ、だよ!! 僕だって怒ることくらいあるんだからね!」

┌(┌^o^)┐<ホモォ………」


僕「まったく、こんなの絶対に乗っ取りかなんかされたと思われる。きっと変な心配を掛けちゃうよ……」

┌(┌^o^)┐<………」

僕「……っと、はやく訂正のラインなげなくちゃ――」


スマホ<タラリン♪


僕「ぁっ!? 間に合わなかったかな、返事来ちゃ――」シュッ



~~~~~~~~~~

友男:お前……男色なんて、そんな気があったのか。待ってろ、今すぐいってやるよ。

~~~~~~~~~~


僕「えええええええ!?!? 無い! ないよ、そんな気!!!!」


::::::::::::::::::::::::::


♪ぴんぽーん

ドア<ガチャッ


友男「お待たせ、ハニー」キラン


僕「~~~何で本当に来るんだよ!? 言っとくけど、さっきのは誤解だよ!!」

友男「いいのか? 俺はノンケでも食っちまう男だぜ」フフフ

僕「!?!? 友男ってそういう趣味だったの!?」


友男「……プッ」

僕「?」


友男「ばーか、冗談だよ! あははは!! さっきのセリフは、ネットでも有名なマンガのセリフだぜ? ほんと、そういうのに疎いんだな、お前」ヒャヒャヒャ

僕「え、そうだったの…?」ポカン

友男「お前が珍しく変な冗談とばしてくるからさ。どうせ、誰かとバカな呑み会でも昼からやってんじゃねーかと思って。悪乗りしただけだっつの」

僕「友男… ごめん。なんかその、僕ひとりで取り乱して…」

友男「バーカ 気にすんなよ、ンな事。んで? 誰来て――…


┌(┌^o^)┐<ホモォ」

友男「 」


僕「あ、紹介するね? えっと、この子は僕の彼女で――」ニコ

友男「ちょ!? おまえふざけんなよ!? 女と自宅デート中にあの冗談はねえだろ!!!」

僕「えっ、待って! その彼女が、さっきのを送信したんだよ!」

友男「はぁ?! なにがどうして、どういうことだってばよ――…!?」



::::::::::::::::::::::


で。


友男「なるほど… 彼女がいきなり┌(┌^o^)┐←コレになった、と」

僕「理解が早くて助かるよ。本当に、普段はとっても大人しい感じの女の子なんだけどさ…」チラ

┌(┌^o^)┐


友男「……プレイなら二人きりでやってくれ。見られると興奮するんですーってやつか?! 滅びろリア充、クソ!!!」

僕「なんかひどいこと言われてる!?」

友男「そんなに見られたいなら、いっそ他に女でも連れ込んで3人でヨロシクやりゃいいだろうが!! コンチクショウめ泣いてねぇぞ!!!」クルッ!スタスタスタ!!

僕「待って!? 帰らないで友男――」


┌(┌^o^)┐<……だめなんです」ボソ


僕「……人語を……喋った…」唖然

友男「確かにちょっと覚醒初号機っぽいけど、『…使途を…喰ってる…』みたいな語調でいうな。あと自分のセリフの違和感に気付け」


僕「ようやくマトモな事を喋ったって意味だよ! でも、よかった……もしかして他に人がいるからかな?」


┌(┌^o^)┐<僕くん×女は私の地雷なんです。僕くんには、男以外を禁止したいんです! 他の女を連れ込むなんて、言語道断です!!」キリッ


僕「ぜんぜんマトモじゃなかった!?」

友男「いや、聞きようにっては、やきもち焼きの彼女のセリフみたいで可愛いかもしれないぞ」

僕「友男… それはちょっとポジティブすぎない…?」


┌(┌^o^)┐<…友男くん…。 友男くんは、僕くんのこと…嫌いですか…?」ジッ

友男「え、あ…」



┌(┌^o^)┐<嫌い…ですか?」


友男「―――好きです」キリッ


僕「ふぁっ!?」ビクッ

┌(┌^o^)┐<ホモォ!!!」


友男「はっ!? しまった、ついこの子が俺に告白してくるワンシーンに見えて、反射的に“好きです”とかの選択肢を!!」ガーン!?

僕「僕の事じゃなくて、彼女ちゃんに対して好きって言ったの!? 目の前でヒトの彼女に告らないでよ!!」

┌(┌^o^)┐<ホモォ!!僕君が受け! 友男君が攻めで!!」

僕「彼女ちゃんも何言ってるの!?」


友男「……てゆ-か。まあ腐女子ってのはわかったけどさ。彼女さん的に、俺が攻めでいいんだ? 彼氏が受けでいいん?」

僕「? どういうこと?」キョトン

友男「…あー、まあわかる気はするけどなー。コイツが受けってのはさ」

┌(┌^o^)┐<ホモォ!」コクコク


友男「――確かに俺、ゲームとかなら両性具有とかの僕っ子も好きだし……」グイ

僕「え? ……え? 友男?」タジッ


友男「そういう意味ではあんまジェンダーは気にしないかも? ソイツが好みなら……性別はどっちでもいいような気が、しないでもない」ジー


┌(┌^o^)┐<ホモォ…!」


僕「ちょ、ちょっとまって!? 彼女ちゃんがものすごい熱いまなざしでこっち見てるから!!」ビクビク

友男「俺は、お前のことを見てる――」

僕「!?!?」



友男「けど、やっぱダメだわ。悪いな、彼女さん」パッ


┌(┌^o^)┐



友男「これでも一応、それなり長い間“トモダチ”やってるもんでね」ハハ

僕「友男…。もう、ちょっと本当にびっくりしたよ…」ハァ


┌(┌^o^)┐<ホモォ………」ハフ


僕「…ん? 彼女ちゃん、どうしたの?」

┌(┌^o^)┐<………」コロン

僕「あ、転がった… あれ、お腹をなでてる?」

友男「なんか、眠そうだな。あ、もしかして飯でも食ってたのか?」

僕「え?」

友男「腹膨れて眠くなって、変な寝ぼけ方でもしてたんかなーって思ってさ? 違う?」

僕「ご飯なんか…牛乳のんだくらいで忘れてたよ…」

友男「そうなん? なんかいかにも満腹って顔してんよーに見えるんだけどな」

僕「……あ」


僕「…もしかしてこれが、“ホモ成分”ってやつ…?」

友男「は?」

僕(ホモ牛乳、関係なかった……。まぁいっか、嬉しそうに飲んでたし)



「クー… クー…」zz


::::::::::::::::::::::


僕(で。友男は帰り、僕は彼女ちゃんがお昼寝から起きるのを待っていた)

僕(そして、どうやらホモ話ならば人語を喋れるのでは?という仮定を確かめるべく、起きた彼女ちゃんに“ホモとは”と、聞いてみたんだけど…)


┌(┌^o^)┐<僕君は総受けだよ!」

僕「…あ、あとはなんかある?」

 
┌(┌^o^)┐<僕君が女と絡むのは地雷だよ! 女は僕君に近づくんじゃねぇ!!」

僕「地雷…? あ、でもさ。彼女ちゃんは女だけど近づいてるじゃないか。自分はいいの?」

┌(┌^o^)┐<……」

僕「?」キョトン


┌(┌^o^)┐<私は僕君と男たちの桃源郷を邪魔しないよ! 眺めて愛でてるだけ!!」

僕(どうしよう。2時間くらい聞いてるのに、やっぱり全然意味が分からない……)ハァ




┌(┌^o^)┐<たとえば、僕君が男達にあんなことやこんなことをされている姿を想像するだけで…」

僕「想像するだけで?」

┌(┌^o^)┐<想像するだけで悶える」キッパリ

僕「えっ」

┌(┌^o^)┐<ヨダレが出る。勃起する」

僕「ちょ、ちょっとまって!! いろいろツッコミたいけど、女の子は妄想でタタせるようなモノないよね!?」

┌(┌^o^)┐<ツッこむより突っ込まれて!!!」


僕(………あ、なんか…聞いてて気付いた。……コレ、ちょっとアレだな)イラ


┌(┌^o^)┐<僕君は男から愛されるべきだよ! こう、まるでお姫様のように!!」

僕「男から…お姫様のように?? 僕が?」

┌(┌^o^)┐<たくさんの男たちの愛を浴びて、僕くんは満たされていくんだよ!」

┌(┌^o^)┐<尊い! 僕君の総受け、マジ尊い!!」


僕(…………ふむ)


~~さらに30分後~~


┌(┌^o^)┐<それでね! 僕くんにはね!! “僕は男が大好きです! ガチムチなお兄さんも、可愛らしい男の子も、僕をガンガン攻めてぇっ!”て、泣きながら陵辱さr……」


僕「―――そこまで」

┌(┌^o^)┐ビクッ


僕「…………」

┌(┌^o^)┐<………」


僕「あのさ。話きいてて、思ってたんだ。そろそろ我慢できないし、少しくらい怒らせて貰うよ」

┌(┌^o^)┐<…………!」


僕「……………」ジッ

┌(┌^o^)┐<……」


コツン。


┌(┌^o^)┐<……? ホモォ?」


僕「……あんまりにも下品な事いうのは、やめて。何を考えても良いけど、それを言葉で顕わにしていいって訳じゃない」

┌(┌^o^)┐<……」

僕「聞いてて、そんなに気持ちのいい言葉じゃないよ。彼女ちゃんが、そういうのが好きなんだなって言うのはわかった。だけどせめてオブラートに包んだ表現をするとか、さ」

┌(┌^o^)┐

僕「……あんまりハッキリ聞きたくないヒトには伝わらないようにする配慮って、きっと大事だよ…」

┌(┌^o^)┐



僕「……でも…そっか」

┌(┌^o^)┐<……?


僕「これまではそういう趣味も、ずっと隠してくれてたのかな…。僕がそういうの、あんま得意じゃないから…?」

┌(┌^o^)┐<ホモォ……」


僕「……」ナデナデ

┌(┌^o^)┐<!!」


僕「きっとこれまで、いっぱい気を遣って隠したりしてくれてたんだろうね。それに気付きもしなかった僕が、えらそうに説教なんかもできないや」アハハ…

┌(┌^o^)┐<……」


僕「でも、なんていうかな。いっぱい喋ってくれてるけど、内容すらもよくわからない事だらけなんだ。どうしていいか、僕もわかんないんだよ?」ナデナデ

┌(┌^o^)┐<ホモォ…?


僕「……せめて、理解できるように努力して聞いてみるからさ。だから――彼女ちゃんも、僕が聞きやすいように、教えてほしいな」

┌(┌^o^)┐


┌(┌^o^)┐<………」コクン


::::::::::::::::::::::::

┌(┌^o^)┐<……♪」ホモ牛乳 ペロペロ

僕(牛乳は関係ないと知った今でも、床に皿で飲ませてしまった……趣味だと思われたらどうしよう)


僕「ま、まあいいや。飲みようがないんじゃ仕方ないもんね。えっと、それで。……受けだとか、攻めだとか言ってたっけ?」茶、ズズ…

┌(┌^o^)┐<僕くんは総受け」

僕「そっか、わかった。彼女ちゃんがそれがいいなら、総受け?でも、いいや」ニコ

┌(┌^o^)┐<……!? 総受け! 総受け!!!」

僕「はいはい。それで、その総受けっていうのは、どういう風にしてたらいいの?」 

┌(┌^o^)┐<自ら尻を出せ」

僕「……え?」


┌(┌^o^)┐<…………」

┌(┌^o^)┐<自分からお尻を出して?」


僕「あ、うん。いや、丁寧に言い換えてくれたのは、ありがとうね?」ナデナデ

僕「……でもちょっと待ってね。なんかやっぱ、本当、こればっかりは調べたほうが早そうだから」カタカタ


PC<またかよ


┌(┌^o^)┐<ホモォ…」


イイハナシカナー?


::::::::::::::::::::::::


僕「………あれ?」カタカタ…

僕「受け… “カップリングで女役の事。BLの場合、挿入される側を示す”…?」

┌(┌^o^)┐<ホモォ♪」

僕「え、ちょっとまって」


僕「受けって… “物事に受け身なキャラクター”って意味じゃないの?」

┌(┌^o^)┐<ホモォ?」


僕「…てっきり、性格的に“女房役”みたいな穏かなキャラって意味なのかと思い込んでた」


┌(┌^o^)┐<……」

僕「……」



┌(┌^o^)┐<受け入れて」キッパリ



僕「無理!!! 精神的に包容することはできても、物理体に内包することはできないよ!!!!!」

┌(┌^o^)┐<ホモォ!?」

僕「前言撤回! やっぱり“受け”にはなれない!! ごめん!!!!」

┌(┌^o^)┐<ホモォ!! ホモォ!!!!!」バンバン

僕「!? 激しい抗議!? 這ったまま、よくその速度でついてくるね!? ある意味でエクソシスト並に恐怖だよ!」

┌(┌^o^)┐<ホモォ!! ホモォ!!!!!」ダダダダ


僕「ちょっ、待って! ごめん、ごめんって!! でも無理なものは無理なんだよお……って、うわ! 足元は危な――!?!?」グラッ

┌(┌^o^)┐<ホモッ!?」


べしょ。


僕「っギリ、セーフ…! 危うく彼女ちゃんを潰しちゃうところで――」

┌(┌^o^)┐<………っ」ジタバタ


僕「―――――ごめっ/// 充分にアウトな至近距離だね! すぐに退――」ドキ


僕(あ…。こんな近くに、彼女ちゃんの顔が……)

┌(┌^o^)┐<?」


僕(………彼女ちゃん…)スッ…


チュ。


┌(┌^o^)┐< 」



彼女の唇は、飲んでいたホモ牛乳の味がした。

今日はここまでにしておきます
明日、多分20~レスくらい投げて終わらせます

>>45 イイッパナシダヨー

で、これを投稿してる方の作者殿は攻めかな?受けかな?

>>61 あやうく「攻めだよ!」っていいそうになったけど


:::::::::::::::::::::

その後


┌(┌^o^)┐<………」


僕「……なんか、ごめん。つい…///」セイザ

┌(┌^o^)┐<………」


僕「…でも、さっきのドタバタとかも含めて…ちょっと気が落ち着いたような」

┌(┌^o^)┐<?」


僕「そりゃ彼女ちゃんの言うのはおかしなことばっかりだけど、それはそれで可愛いかもなって思っちゃったんだ…」

┌(┌^o^)┐<ホモォ!?」


僕「僕の知ってる彼女ちゃんは、控えめで大人しくてさ」

僕「あんなふうに、僕の事を追い掛け回したりなんかしなかったけど…でも、やってみたらちょっと楽しかった」

僕「だからなんか、もういいかなって」ナデナデ

┌(┌^o^)┐<……」


┌(┌^o^)┐<ホモォ!!!」ドドド、カタタタタタ

僕「急にパソコンに向かったりしてどうしたの?」


PC<もうやめたってーな…


僕「…グーグル検索? “無料BLコミック”…?」

┌(┌^o^)┐<ホモォ!!」ドヤッ


僕「ああ、コレが読みたいの? いいよ、じゃあ…そうだな。こっちおいで」

┌(┌^o^)┐<ホモッ!?」

僕「よいしょっと。はい、膝だっこ。よつんばいのままじゃ読みにくいもんね」ニコ

┌(┌^o^)┐<ホモ… ホ、ホモ!!」

僕「ん? 読んで欲しいの? あはは。僕、昔からあんまり音読とか得意じゃないんだけどなぁ」

┌(┌^o^)┐<……」


僕「えっと、なになに…?」


僕「『男が少年の尻を撫でる。その手は焦らすようにゆっくりで、その手つきはじわじわ少年に快感を与え――』?」


┌(┌^o^)┐<ホモモ!!!」

僕「あ、ページ飛ばし…。うわ、なんか既にちょっとアレなシーンまで飛ばしたね」

┌(┌^o^)┐<……読んで、読んで!」

僕「はいはい… えっと、『“あ...っ”。わずかに漏れる声は淫靡で、少年は信じられなかった。“どうした、感じるのか”。 “だ、誰が!”。 強がりだった――』………って」


┌(┌^o^)┐<ホモォ」ニコニコ

僕「………ねえ? こんなの俺が読んでるの聞いてて、楽しい? やっぱ一人で読む?」


┌(┌^o^)┐<むしろこの主人公のセリフのとこだけ読んで」

僕「へ?」

┌(┌^o^)┐<あとは脳内保管!! CV.はコチラで適当に!」


僕「……?」ナデナデ

┌(┌^o^)┐<……」


僕「あ。じゃあ、一緒に読もうか。一人で飛ばし飛ばし読んでると、ペース、絶対わかんなくなるもんね」

┌(┌^o^)┐<ホモォ……」



::::::::::::::::::::::::


┌(┌^o^)┐<……『それを見抜いてか、男は挑発的に笑った。“なら、感じるまで撫でてやるよ!”』」

僕「…『ひぃ』」


┌(┌^o^)┐<『“ほら靴裏に塗ったハチミツでも舐めてな、このクズ野郎!”』」

僕「…『アッ』」


┌(┌^o^)┐<『“イけよ、イッちまえよ!!”』」

僕「…『らめぇ』」


僕「――って!! ちょいストップ!! ストップ!!」

┌(┌^o^)┐<ホモ?」


僕「これ、本当に僕が読む意味ってある?」マガオ

┌(┌^o^)┐<ホモ」



:::::::::::::::::::::


僕「で……。どうにかお話ひとつ、読み終わった…」グッタリ

┌(┌^o^)┐<とても良かった」

僕「そうかな… オチがスーパーキノコって、どう考えてもギャグなんじゃ……」

┌(┌^o^)┐<僕くんの音読が、よかった」

僕「そう?」ニコ 

┌(┌^o^)┐<萌える。シコれる」

僕「シ… こら。どんなこと思っても良いけど、下品なのとかはやっぱヤダ。そういう事いうなら、もう読まない」

┌(┌^o^)┐<ホモォ!?!?」

僕「読んで欲しかったら、ちゃんとそこらへんはわきまえて?」

┌(┌^o^)┐<…」コクコク

僕「あはは。よし、じゃあもう一個だけ読んで、お茶にしようか」

┌(┌^o^)┐<ホモォ!」ニコニコ




:::::::::::::::::::::::

---…音読継続中。


僕(…読んでるのはヒドい内容だけど、なんか…雰囲気だけなら絵本の読み聞かせっぽく思えなくも無い)

┌(┌^o^)┐<ホモォ!」ニコニコ

僕(そう思うと、膝の上でニコニコして抱っこされてる彼女が、ちょっと愛しく思えたりして)ギュー

┌(┌^o^)┐<……」



僕(そういえば… オカズ、なんていってたけど…)

┌(┌^o^)┐<?」


僕(やっぱ…その、男のソレと同じように、反応を…したり、するもんなのかな…? 僕の声で…??)ドキドキ

┌(┌^o^)┐<……?」キョトン


僕(――はっ、不埒なこと考えそうになった! 駄目だだめだ、彼女ちゃんがこんな状態のときにそんなこと--!!)

┌(┌^o^)┐<ホモォ?」

僕「よし、もっとホモを読もう!(萎えさせるために)」グッ

┌(┌^o^)┐<ホモォ!!!」



::::::::::::::::::::::::::


僕「で。一晩、僕たちは健全なお泊りをして……明けて、今日」


┌(┌^o^)┐<ホモヨー!」

僕「うん、おはよ。いつのまにか、彼女ちゃんのそんな姿にすっかり慣れたよ」

┌(┌^o^)┐

僕「? 彼女ちゃん?」オーイ?

┌(┌^o^)┐


僕「……朝から真剣な目で、いきなり深夜録画のホモアニメを再視聴している彼女ですらも可愛く見えます。僕は洗脳されてしまったんでしょうか…」アーメン


僕「でも、まあ録画は録画だし。こっちおいでー、彼女ちゃん」

┌(┌^o^)┐

僕(反応しない…。あ、そうだ。確か昨日読んだお話の中に――)


僕(でもコレ、僕、しばらく牛乳飲めなくなりそうだけど…)


僕「おっと、“ホモミルク”がこんな所に」ボウヨミ

┌(┌^o^)┐<ホモォ┌(┌^o^)┐<ホモォ┌(┌^o^)┐<ホモォ┌(┌^o^)┐<ホモォ
┌(┌^o^)┐<ホモォ┌(┌^o^)┐<ホモォ┌(┌^o^)┐<ホモォ┌(┌^o^)┐<ホモォ

僕「!?」ビクッ

┌(┌^o^)┐<ホモォ?」

僕「効果絶大!? っていうかむしろ今、一瞬増殖しなかった?! どうやったの!?」

┌(┌^o^)┐<?」


僕「げ、幻覚かな…? しかし幻覚にしたって…」ゴシゴシ



僕「彼女ちゃんがいっぱいとかは、可愛くて幸せかも」ボソ



┌(┌^o^)┐<ホ、ホモォ……」タジタジ

僕「ちょっと自分でもオカしなこと言ったかなって自覚してるから、ヒかないで!!」



::::::::::::::::::::::::::::

その後。

僕「っと。あ、そうだ…なんかいろいろありすぎて忘れてたよ」

┌(┌^o^)┐<?」

僕「試験勉強、しなきゃだ。今日のお泊りは“お勉強会”の名目だし、一応はね?」ハハ…

┌(┌^o^)┐<ホモォ…」

僕「そりゃ僕だって、お付き合い1年目の記念日くらい勉強なんか忘れてデートしたい気もするけどさ」

僕「彼女ちゃんもこの状態だし…それにやっぱ大事な試験だから」

僕「……っていっても、彼女ちゃんは試験は余裕そうだもんね…。僕が彼女ちゃんから教わるつもりで今日の勉強会も予定してたわけだし」ハハ

┌(┌^o^)┐<ホモォ…」


僕「…よし、でもがんばる。今の状態で勉強教えてってのはちょっと難しいだろうけど…とりあえずレポートとか、自力でがんばれそうなのからやるよ!!」


僕「応援、しててくれる?」ニコ

┌(┌^o^)┐<……」コクン

僕(………やっぱ可愛い)キュン



:::::::::::::::::::::::

レポート作成中。


僕「 」カリカリカリ

┌(┌^o^)┐<……」ジー


僕「 」カリカリカリ

┌(┌^o^)┐<……」ジー


僕「 」カリカ…

┌(┌^o^)┐<……?」


僕「ああああああああ 大人しく待ってる彼女ちゃん可愛い!!!」ナデナデナデナデ!!

┌(┌^o^)┐<ホモォ!?」

僕「びっくりしてる彼女ちゃんも可愛い!!」ギュー!!!!

┌(┌^o^)┐<ホ、ホモォ!!!!」ジタバタ


スマホ <ピロリン

僕「……ん? 誰だろ」シュッ

~~~~~~~~~~~

友男:よう、試験勉強はかどってる?

~~~~~~~~~~~


僕「………」シュシュシュ、タンタンタンッ

┌(┌^o^)┐<?」


~~~~~~~

僕:レポート書けない。忙しい、手が空かないんだ。どうしよう

友男:忙しい? あれ、お前ってバイトかなんかしてたっけ?

僕:彼女ちゃんを撫でるのに猫の手も借りたいくらいなんだよ!!

友男:は?

僕:でも猫なんかに撫でられてる彼女ちゃんを見たらもっと可愛くて、目も離せなくなるよ!! 
手だけじゃなくて目も忙しくなったら本気でライン返せないから!! ああ、忙しい!!

友男:クソが死ね 

~~~~~~~~


僕「~~~~~ああもう返信はいいや!!」ポイッ


スマホ<まだ空は飛べないのにッ 


僕「彼女ちゃん可愛い……!!」ギュー

┌(┌^o^)┐<ホ、ホモッ!?!?



僕「僕ね。どんなになっても彼女ちゃんが好きだよ。前の大人しい彼女ちゃんも、今のめちゃくちゃな彼女ちゃんも……顔とかの容姿もだけど、仕草も、声も、何もかもが好き…」

┌(┌^o^)┐< 」


僕「もう…ほんと、いいや。今のハイエナ状態でも、なんでも」ヨロ…


僕「彼女ちゃんが…僕の側にいてくれるだけで、なんかもう… やっぱり…しあわせで…」フラフラ…

┌(┌^o^)┐<……?」


僕「ああ、でも、やっぱり… ちゃんと彼女として… 他のいろんなことも、一緒に楽しみ…た……」グラッ

┌(┌^o^)┐<!!!!!」


バターーーーン!!!!



┌(┌^o^)┐<―――――!!!!!!!」


ああ、やっぱり昨夜 彼女ちゃんと一緒で緊張して
全然寝れなかったせいかな。

ぐるぐる目が回って… なんだか妙に、浮かれた気分だ――…、



:::::::::::::::::::::::

夜。

僕「…ん… あれ、僕…?」パチ…


僕「う。なんか身体だるい… って、氷嚢…?」ガシャ

「クー… クー…」


僕「あ、彼女ちゃんも横で寝てる。僕…そっか、なんか変な気分になると思ったら、熱があったのかぁ…」


僕「彼女ちゃん… こんななのに、僕の事を看病してくれてたんだ」ナデ…


……やっぱり、どんなになっても彼女ちゃんは彼女ちゃんだ。
変なことばっかり言ってても、優しくて、俺の事を大好きでいてくれるのには代わらない。


「クー…」

僕「……」チュ



僕(……)


-・《回想》-・-・-・-・-・-・-

┌(┌^o^)┐《僕君は男から愛されるべきだよ。こう、まるでお姫様のように――』

―・-・-・・-・-・-・-・-・-・





僕(………)ナデ

「ク―…」モゾ


僕「………お姫様は、やっぱり彼女ちゃんのほうだよ」

僕「僕のお姫様だ。大好きだよ」ナデナデ…


僕「だから--男から愛されるべきだなんていわずにさ」

僕「彼女ちゃんが、僕の事を愛してくれたらいいのにな……」


風邪薬のせいか、まだ眠気が強い。


僕「今みたいなおかしな事にもなってるのってさ…… もしかしたら…」

僕「一年も彼女ちゃんと一緒にいたのに…すごい遠慮ばっかさせたりしてたみたいだから……」


僕「ちゃんと、向かい合いなさいって… 神様に……」

僕「………なら、今度こそ…ちゃんと、彼女ちゃんを見ていたい…よ……」


僕「……」zzz




「………」ギュ


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

チュンチュン… チュン…


┌(┌^o^)┐<おはよう、僕くん。もう朝だよ、おきて」

僕「彼女ちゃん!?」パチ

┌(┌^o^)┐<ねえ、聞いて。すごくいいお知らせだよ」

僕「何? もしかして、彼女ちゃんが元に戻る方法が――」

┌(┌^o^)┐<……やっぱり、私に元に戻って欲しい?」

僕「え……あ、でも…」


僕「……どんなになっても、僕は彼女ちゃんのことが大好きだよ? それは、本当だからね」ニコ

┌(┌^o^)┐<良かった…! じゃあ…いいお知らせを言うね」



┌(┌^o^)┐<生えたの。立派なダンコンが」


僕「え…?」

┌(┌^o^)┐<どんなになっても、私が好きなんだよね…? なら、今日からは………」


《ここが、桃源郷だよ――》

僕「アっ――……!!」


::::::::::::::::::::::::::::

チュンチュン… チュン…


僕「ハッ!」パチ!

僕「あれ? え、夢? 良かった……!!」ホッ


僕(あの夢の中で彼女ちゃんに言われた、『そんなに私が好きなら、もう私が男になるしかないよね…?』って台詞、リアルで怖かったなぁ…)

僕(それにしても…もし彼女ちゃんが男の子になっても、本当に僕は好きでいられるのかな?? 彼女ちゃんがどうなっても好きって、思ってはいるけど……)ウーン?


僕「って、そうだ! 彼女ちゃん!」キョロキョロ


「………」クー… クー…


僕「しまった、彼女ちゃんを2泊もさせて…! っていうか彼女ちゃん、あのまま寝続けたのかな……?」


モゾモゾとおきて、空腹を満たすための準備をする。


僕「彼女ちゃん、起きて。朝ごはんだよー?」

僕「それと…。看病、ありがとうね」ナデナデ


「……うー」ゴシゴシ

僕「あ、起きた。ほら、彼女ちゃん。ホモミルクあるよ…って、あれ?」


僕「……彼女ちゃんが…立っ…た?」

「…………」


僕「治……った…?」


僕「~~~治ったんだね!? 彼女ちゃん―――!!!」ダッ…!

「~~~……っ」



(」・ω・)」<うー!」  (/・ω・)/<にゃー!!!」

僕「!?!?」ビクッ


(/・ω・)/<にゃーーーーーー!!!」タタッ!

僕「え、何!? ちょっ、ま! そんな急に、病み上がりの身体に飛び掛ってこられたら…!!」


ドーーーン!!


僕「いてて…。な、何が起きたの…」

「……うーにゃーーっ!」

僕「へ? …彼女ちゃん?」


(」・ω・)」<うー!!」

僕「…?」

(/・ω・)/<にゃー」

僕「………」



(」・ω・)」<……うー!」

僕「…… (/・ω・)/にゃー?」

「LET’Sにゃーー♪♪♪」



僕「………はい? 何が起きてるの?」

「~~~~~にゃーー!!」ダキッ

僕「うわっp!?」


「……///」ギューー

僕「これは……」


僕「彼女ちゃんが、今度は(」・ω・)」(/・ω・)/←になった!?!?」ガーン!


ベシッ。

僕「いてっ」

「違う… ならないもん。僕くんの、ばか」ベシッ。ベシベシ。



僕「…・え、あの…? えっと、その?」


「でも……  ――――……///」ボソ

僕「え」

「――――……///」

「――――……///」


僕「あの、えっ そのっ//」

「――――……///」

僕「きょ… 恐縮、です…//」


「………///」

僕「………///」



「~~~~~~~っ」


「(」・ω・)」(/・ω・)/うー!!! にゃーああああ!!!!///」

僕「!?!?!?!?」



::::::::::::::::::::


僕の彼女は
大人しくて遠慮がちで――、自分のことですらなかなか言えない子で。
僕のためなら、どんなに清楚にも上品にも振舞ってくれるような子でした。

本当はちょっと過激で大胆な(?)趣味もあって。
だけどいつもおどおどしてて、本当のコトを素直に言って嫌われるのは怖かったから
それはずっと言えなくて。言わなくちゃって、1年も悩み続けてて。

でも優しい良い子だから、やっぱり誤魔化し続けることもできないような、そんな子でした。


今の彼女は、まだすごく照れ屋さんだけど、
とんでもない思い切り方をしては、甘えてきます。

そういう時は、すっかり騙してくれちゃうような悪戯心も持ってて。
しょっちゅう、変なイキモノに変身します。


そうして、その後には必ず 騙してごめんなさいって謝りながら
これまでの何倍も惚れ直したって、事細かに説明しながら言ってくれちゃうような…

そんな可愛い、彼女です。



今となっては……


僕「彼女が┌(┌^o^)┐←コレになって這い寄ってくるのが、楽しみで仕方ない」


:::::::::::::::::::::

おわり。

以上です、ありがとうございました
あと投下前に書いたの、途中送信でしたけど本当は続けて「どっちでもない」と書くつもりでした

追記:
作成中、這い寄れニャル子さんOP「太陽曰く燃えよカオス」をBGMにしてました
這いよる┌(┌^o^)┐←も、這い寄るうー!にゃー!も、可愛いと思います

気を取り直して、がんばってSS書いてくる

乙ありです

ブログで彼女ちゃん=┌(┌^o^)┐←コレの台詞や思考を、人語化してます
ちょっと普通の男女SSっぽくなったので、甘めが好きな方に

http://woodybear1130.blog.fc2.com/blog-entry-23.html

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