【ポケモン×ラブライブ】穂乃果「オトノキ地方を旅する」真姫「Part2ね!」【安価】 (253)


【ラブライブ×ポケモン】穂乃果「オトノキ地方を旅する」【安価あり】
【ラブライブ×ポケモン】穂乃果「オトノキ地方を旅する」【安価あり】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1444299300/)

登場キャラクター
手持ちは前スレで登場したもの。

穂乃果(トレーナー)
オトノキチャンピオンを目指してバッジを集めている。
手持ち
オーダイル♂Lv.36
チルタリス♀Lv.34
ストライク♂Lv31
ドテッコツ♀Lv.32
cロトムLv29
テッカニンLv.28
レアコイルLv33
イーブイ♀Lv20
ポケモンのタマゴ

真姫(考古学者見習い)
有名な考古学者、ニシキノ博士の娘。古代文字を読むことが出来るので、UTX団に狙われている。
手持ち
エルレイド
シャンデラ
バタフリー
タテトプス
???

花陽(トレーナー)
ポケモンマスターになるため、旅をしている。現在、5年前に行方不明になった幼馴染の凛に会うため、リッピー湖を目指している。
手持ち
ベトベトン
スターミー
ペリッパー
ジュカイン

海未(トレーナー)
オトノキリーグで穂乃果を倒し、チャンピオンになるため旅をしている。
手持ち
リザード
ハクリュー
ヒトツキ
ホイーガ
フラエッテ

ことり(コーディネーター→トレーナー)
穂乃果に勝てないと言うコンプレックスから、英玲奈の下でトレーナーの修行をしている。
手持ち
ベイリーフ
ヒノヤコマ
バンギラス

絵里(???)
氷タイプを使う、とても強いトレーナー。UTX団所属。
手持ち
デリバード
オニゴーリ
ツンベアー
トドゼルガ

希(???)
チャンピオンのツバサや、絵里と仲がいい。
穂乃果や真姫に、旅の助けになるものを色々与えたりと、謎の多い少女
手持ち
ソーナンス

にこ(四天王『夢幻』)
オトノキの四天王でもあり、トップコーディネーターでもある。夢特性のポケモンを持つ。
UTX団を潰そうとしている。
手持ち
バシャーモ


凛(???)
5年前の海難事故にて行方不明になったはずの少女。ポケモンの技を使えるらしいが……?
手持ち
マッギョ

早速安価とります。
次回は穂乃果以外のミューズメンバーの話を書きます。
安価直下(穂乃果以外のミューズメンバー)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1450193448



ご要望に応えて

ツバサ(チャンピオン)
オトノキ地方チャンピオン。にこと共にUTX団を潰すべく動いている。
手持ち
ボーマンダ

英玲奈(四天王『鉄血』)
四天王の一角。その実力はツバサに並ぶほど。鋼タイプを繊細かつ豪快に操るその姿から、『鉄血』と呼ばれている。
手持ち
エアームド

あんじゅ(???)
海未の師匠。穂乃果や真姫にも戦い方を教えた、因みに修業はかなりのスパルタ。ポケモンに技を教えたりなど、ポケモンの育成に関して人一倍秀でている。


UTX団
プレートを集めたり、古代の宝石を奪おうとしたり。目的は謎。



2スレ目初投稿。真姫ちゃん回(短編)を投下します。

余談ですが、『真姫』と打つ時、『まき』で変換されないので、『しんひめ』で変換させてます。ほんとに余談だな。

投下ー




ユメノトビラ 誰もが探してるよ―――


出会いの意味を見つけたいと願ってる―――





真姫「――ママ、がんせきプレートの解析、終わったわ」

ニシキノ「あら、もう終わったの?」

真姫「えぇ、でも大した情報は無かったわ。同じように、『神』と『笛』のことについてよ」ガサッ

ニシキノ「そう……ありがとう真姫。今日はもう休んでいいわよ」

真姫「えぇ、そうするわね。キルリア、家まで送ってもらえる?」

キルリア「キルっ!」

真姫「じゃあねママ、おやすみなさい」シュンッ

ニシキノ「おやすみ、真姫」

研究員1「ほえー、すごいですね真姫ちゃん。一日でプレートの解析終わらすなんて……」

研究員2「それにしても、珍しいですよね?あの年頃の子はポケモンもらって旅に出たがるものなのに」

ニシキノ「……」



真姫「アキバの森?」

ニシキノ「そう、そこでプレートの目撃情報があったらしいのよ。アキバシティならここから汽車が出てるから、あなたに回収してきて欲しいんだけど……」

真姫「いいわよ。じゃあさっそく……」

ニシキノ「待って。アキバの森はポケモンが出てくるから、キルリアとランプラーを連れていきなさい。はい、これがあの子たちのモンスターボールよ」

真姫「……ありがとう」



ポケモン勝負なら、研究員の人と何度か経験はあった。

どうせ出てくるのは野生のポケモンだし、別に

……でも、少しだけ、初めての遠出にワクワクしている自分がいた。




アキバの森


真姫「……これね、いなずまプレート」

「ちょっとお嬢ちゃん、どいてもらえる?」ドカッ

真姫「痛っ!ち、ちょっとなにすん……!?」

A「これがプレートね。さっさと持って帰りましょうか」

B「そうねー。はぁ、まったく下っ端はつらいわ……」

真姫「ま、待ちなさいよ!」

A「あ?なによあんた……」

真姫「それは私が見つけたのよ!返しなさい!」

二人組みA「ちっ!うるさい奴ね…」

二人組みB「こうなったらやっちゃいましょう!」カチッ

A「そうね!」カチッ

真姫「やる気?それなら……」

「ちょっと待ったー!」バーン!

「「「は?」」」





初めは、ただうるさい人だなと思っていただけだった。



けど、穂乃果がバトルをするたび、ポケモンと一緒にいるところをみる度に



胸の中がモヤモヤして、でもなんでか目が離せなくって……





ニシキノ『そう、サクラザカシティね。じゃあすぐに迎えをよこすわ』

真姫「……」

ニシキノ『? 真姫、どうしたの?』

真姫「マ、ママ、あの……あのね、私……その……」

ニシキノ『……あっ、そういえば、今研究員がみんな忙しくって、ちょっと迎えに行けそうな人がいないのよね!』

真姫「えっ、そ、そうなの……?」

ニシキノ『えぇ、だから真姫。悪いんだけど、迎えなしでこっちに来てもらってもいいかしら……1ヶ月ぐらい時間かかってもいいから』

真姫「で、でも……」

ニシキノ『大丈夫よ。研究に関しては人手も足りているし、その穂乃果ちゃん?と旅を楽しみなさい』

真姫「べ、別に私は……でも、迎えが来れないんなら仕方ないわね」カミノケクルクル

ニシキノ『ふふ、それじゃあ、またね。たまに連絡は寄越しなさいよ?』

真姫「うん……ママ、ありがと……」



「…や、やったああぁぁぁ!やった!やったわランプラー!!」

「バタフリー、ゲットよ!」



穂乃果と会ってから、私にとっては新しいことばっかりだった。



「あなたも本気で来なさい。じゃないと……ジム戦前に、私がコテンパンにしちゃうわよ?」



バトルの楽しさも、



「……今回は負けたけど、次は負けないんだから……覚悟しておきなさい!」スッ



負けた時の悔しさも、



「ジハードバッジ、ゲットよ!!」



ジム戦に勝った時の喜びも……


全部、穂乃果と出会えたから、知ることができた


そして、いろんなことを知れば知るほど


胸の中のモヤモヤは大きくなって――




パァンッ


「わかんないよ!穂乃果、バカだから、話してくれなきゃわかんない!」

「真姫ちゃんの苦しみも……悩みも……なんで話してくれないの?私、そんなに頼りない!?友達だって思ってるの……穂乃果だけなの!?」

「…こんな、ことになる前に……もっと、穂乃果を頼ってよ……!」



ズキズキ、ズキズキ


ぶたれたのは右の頬のはずなのに


胸の奥が、何かがつかえたように、痛かった



―――



真姫「……」

穂乃果「真姫ちゃん、どうしたの?」

真姫「……いえ、穂乃果と会ってから、色んなことがあったなーって思って」

穂乃果「…そうだね。なんだか真姫ちゃんとは、ずっと前から友達だった気がするよ」

真姫「えぇ、私も……穂乃果、ありがとうね」

穂乃果「え、なにが?」

真姫「穂乃果に話したおかげで私、決心がついたの……こんな決断、私だけじゃ決められなかったことだから……まだママに許しをもらえるかはわからないけど」




真姫「私、あなたと一緒に旅をしてよかった」

―――あなたに会えてよかった

そう言おうとしたけど、なんか悔しかったから止めた。





いつだって自分の決めたところへと、自由に飛び立つ彼女を見て、


私ももっと、高く、道のない空へと飛んでみたいと、


私は自分で縛った翼を解き放った




『ありがとう』




小さい頃の私が、遠くで笑っている気がした






というわけで真姫ちゃん回、『私の翼』(←蛇足的サブタイトル)でした。

文章力壊滅的ぃ!!


さて、次回のポケモン安価をとって、今日は終わりにします

ではではー

次回ポケモン安価
準伝説、御三家、化石以外
ゾロ目で特別イベント




安価下2


今回の話、かなーり長編になる予定



7番道路

昼食中
穂乃果「いやー、今日もパンが美味い!」もぐもぐ

真姫「この調子なら、昼間の内に次の町につきそうね」

穂乃果「うん!これ食べたら出発しよっか。あーん……」

パチィッ

穂乃果「うひゃあ!?」バターン!

真姫「ち、ちょっと!大丈夫?」

穂乃果「いたたた、大丈夫……あれ?穂乃果のパン……?」

ロトム「キシシシシシ!」ムシャムシャ

穂乃果「あー!こらロトムー!返せー!!」ダッ

ロトム「キーシシシシーー!!」ピュー

真姫「………平和だわ」


ミスった。訂正

真姫「この調子なら、昼間の内に次の町につきそうね」

真姫「この調子だと、次の町につくのは夜になりそうね」


ボンブシティ

ワイワイ、ガヤガヤ

穂乃果「すっごーい!人がいっぱぁーーい!!イルミネーションがたくさーん!!」

真姫「ボンブシティは、電飾で有名な町よ。少し前に市長が変わってから、少し離れた場所に独自の発電施設を建設して、そこから供給される電気でこれだけのイルミネーションをつけてるらしいわ」

穂乃果「あっ!ポケモンバトルやってるー!ボンブシティサンダーフェスティバル……でんきタイプ限定バトル大会、飛び入り大歓迎だって!」

真姫「週一で開かれるらしいわね。今日がちょうどその日だったってわけか、運がいいわね」


司会「───選手、現在9連勝目!さぁ、お客さんの中で彼女に挑みたいって奴ぁいないのかい!?いなければ、このまま優勝ってことにしちまうぜ!?」

真姫(ステージの奥……恐らくあの人が選手なんだろうけど、ステージのライトの逆光で顔が見えないけど、どこかで……)

穂乃果「ねぇねぇ真姫ちゃん!飛び入りしてみようよ!」

真姫「わ、私は遠慮するわ……」

穂乃果「えー、なんでー?……あっ、そっか真姫ちゃん、でんきタイプもってないんだっけ?」

真姫「……」

安価下
1.そういうわけじゃないけど……
2.そうよ。




真姫「そういうわけじゃないけど……とにかく、私のことはいいから、行ってきたら?」

穂乃果「? うん、わかった。はいはーい!私、バトルやりまーす!!ちょっと通してくださーい!」グイグイ

真姫(あの子をこんな場所で出したらどうなることか……)


司会「さぁ、自信満々にステージに上がって来た少女、穂乃果選手!果たして、9連勝中の海未選手に勝てるのかぁ!」

穂乃果「よーし、頑張るぞー……って、あれ?」

真姫「あ、あれって……海未じゃない!」

海未「ほ、穂乃果、真姫!?な、なんでここに……」

穂乃果「海未ちゃんこそ……ヘェー、海未ちゃん、こういう大会に出るなんて、なんか意外だね!」

海未「そ、そうですか?まぁ、新しくでんきタイプのポケモンを捕まえたので……それに、強くなるには、実践が一番ですから」

真姫「……(前に会った時と、雰囲気が違う……?)」

穂乃果「……そっか、まさかこんなところで海未ちゃんとまた戦えるなんて、思わなかったよ」カチッ

海未「私もです……今度こそ、勝利はいただきます……!」カチッ

司会「なんとぉ!二人は偶然にも知り合いぃ!?こいつは面白くなってきたぜー!!」

穂乃果「おいで、ロトム!」ポンッ

ロトム「キーシシシシーー!」

海未ちゃん
でんきタイプ
準伝説以外
安価下2



海未「いきますよ、ライボルト!」ポンッ

ライボルト「ライー!」

司会「さぁ、果たして海未選手が10連勝するのか、それとも飛び入りの穂乃果選手が勝利するのかぁ!?ポケモンバトル、レディーファイトォ!!」

海未「先手必勝です!ライボルト、10まんボルト!」

ライボルト「ラーーイ!」ボォォオ!

穂乃果「こっちも10まんボルトで打ち消して!」

cロトム「キシシーー!!」ビリビリ

ドガァン!

海未「くっ!」

真姫(くさ、でんきタイプのカットロトムに、10まんボルト?海未、もしかして……)

穂乃果「(ロトムはリーフストームを覚えてるけど、つかったら他の技の威力が下がっちゃう……ここは……!)おにび!」

cロトム「キシシーー!!」ボボボッ

ライボルト「ら、ライィ!」ボボッ

穂乃果「やった!」

海未「今です!かいでんぱ!」

ライボルト「ラ、イイィィイイ!」ビビビビビ



cロトム「キシィ!?」

穂乃果「えっ!?な、なに!?」

海未「同様してる暇はありませんよ!バークアウト!」

ライボルト「ラァァア!!」ボォォ!

cロトム「き、キシィ!」グググ

穂乃果「ぐっ、ロトム、ファイトだよ!たたりめ!」

cロトム「キシーー!!」ズズズォ!

穂乃果(よし、やけどのライボルトには、威力2倍のはず……!)

ライボルト「っ……ライ!」ギンッ

穂乃果「あ、あれ……?」

海未「ふふっ……穂乃果、技の効果ぐらいは知っておいた方がいいですよ?」ニコッ

真姫(かいでんぱにバークアウトで、ロトムのとくこうが大幅に下げられた……)

真姫(さっきのかいでんぱのタイミング、完璧に穂乃果が喜んだ隙をついて……まさか、最初の10まんボルトも、精神的な油断を誘って……?)

真姫(……どうやら、余計な心配だったみたいね。今回の海未は、穂乃果のこと、全力で倒しに来てる……)ホッ

真姫(……っていうか、穂乃果大ピンチじゃない!どうすんのよ!)






海未「念には念を入れさせて貰います。ライボルト、かいでんぱ!」

穂乃果「っ……ロトム、リーフストーム!!」

cロトム「キシーー!」ドォオ!!

ライボルト「ライィイ!」ビビビビビ

ドゴォオオ!

ライボルト「ラッ……」ぷるぷる

真姫(なんとかかいでんぱが届く前に打てたけど、やっぱり大したダメージは与えられてない……これ、もう詰んだんじゃ……?)

穂乃果「……」スゥッ───

海未「終わりにします!ライボルト、かえんほうしゃ!」

ライボルト「ライィィィ!!」ボォォオ!

穂乃果「ロトム、10まんボルト!」

cロトム「キッ……シシィィ!!」バリバリ

ボガァン!

穂乃果「避けて!」

cロトム「キシィ!?」ヒュッ

真姫「くっ……かえんほうしゃもろくに相殺できてない……!」




海未「回り込んでかえんほうしゃ!」

穂乃果「!、後ろだよ!」

ライボルト「ライィ!」ボォォオ!

cロトム「キシィ!」ピョーン

ライボルト「ライ……ラッ!」ボボッ

真姫(? やけどのダメージ……もしかして……)

穂乃果(攻撃で倒せないなら、やけどのダメージでライボルトが倒れるのを待つ!)

海未(とでも思ってるんでしょうか?望むところです!)

海未「ライボルト、気を引き締めてください」

ライボルト「ラーーイ!!」

穂乃果「来るよロトム!穂乃果の指示に合わせて!」

ロトム「キシシ!」

真姫(……そうよね。勝負は、最後までわからない……!)

海未「ライボルト、かえんほうしゃ───」


───バチィン!!




海未「えっ……?」

穂乃果「あ、あれ?」

真姫「ヴェエ!?な、なによ、停電!?」

真姫(急に町中の電気が消えた……?)

ザワザワザワ

司会「こ、これは一体……?」

「た、大変です市長!は、発電所が……!」

司会(市長)「な、なにぃ!?発電所がどうしたぁ!?」

「な、何者かの襲撃を受けてます!」

ほのまきうみ「「「!!?」」」

ドガァァアン






キャァァア!ワァァア!!


真姫「な、なに……爆発!?」

市長「あ、あっちは発電所の……くっ!」タッ!

「あぁ!市長!!」

穂乃果「真姫ちゃん、私たちも行こう!」

真姫「ヴェ!?え、えぇ!」

海未「私も行きます!」



ボンブ発電所内部


黒いマント「……」

「ひぃ……!く、来るなぁ!」

黒いマント「……」パリッ

バチィイ!

「ひぎぃ……!」パタン

黒いマント「……この扉の先かな……?」




「スリーパー!サイケこうせん!」

スリーパー「スリー」ビビビッ

黒いマント「っ……!」パリィッ

市長「き、貴様……何者だ?なぜこの発電所を襲う!」

黒いマント「……決まってるじゃん。この発電所を潰すにゃ」

市長「なっ……!何故!?なにが目的でそんなこと!?」

黒マント「……あなたとは、話したくもないよ」バチバチバチ

市長「よ、よせ!やめ───」



海未「ペンドラー、まもる!」ポンッ

ペンドラー「ペンドラッ!」バシュンッ

海未「市長さん、大丈夫ですか?」

市長「き、君は、さっきの……」

黒マント「じゃましないで……」

真姫「バタフリー、ねむりごなよ!」

バタフリー「フリィィィ!」ファサッ

黒マント「っ!」パチィッ

バリバリバリ!

真姫「なっ……!?」

穂乃果「テッカニン、これ(紐)持ってこうそくいどうだよ!」

テッカニン「テッカァ!」

ヒュンヒュンヒュン!

グルグルグル!

黒マント「……」グルグル巻き

市長「おぉ!」


バチィ!


シュウウゥゥ


穂乃果「ひ、紐が焼けた……?」

真姫「なによあいつ……さっきからポケモンみたいに電気だして……」

海未「なにかのトリック……でしょうか?」




黒マント「………」バッ

真姫「あっ!待ちなさい!」

穂乃果「追って、テッカニン!!」

テッカニン「テッカ!」

黒マント「来ないで!」パチィッ


ドゴォォオン!!


穂乃果「て、テッカニン!?」

テッカニン「て……」プスプス

真姫「今のって……『かみなり』?」

黒マント「……」パリィッパリィッ


シュンッ!


海未「き、消えた……」

真姫「な、なんだったの……」

穂乃果「……?」

穂乃果(あの地面の焦げ跡……)


市長室

市長「なんとか、発電所は無事に済んだ。君たちのおかげだよ、本当にありがとう」ペコッ

海未「い、いえ!そんなことは……」

真姫「そうよ。それに、犯人は捕まえられなかったんだし……」

穂乃果「……」



海未「……それにしても彼女、何者だったのでしょうか?身体から電気を出すなんて……」

秘書「おそらくですが、この記事に書かれている子と関係があるのだと思う」バサッ

海未「……『電光少女現る』『ポケモンの技を使う少女』?」

真姫「その記事、見たことあるわ。結構最近出た奴よね?なんか嘘っぽいから適当に読み流してたけど……」

海未「私もです……まさか本当にいるなんて。しかし、いったいなぜここの発電所を……」

秘書「ボンブシティの発電所は独自の技術で発電しています。その技術を盗もうとする者は何人かいましたが、破壊というのは初めてですね」

市長「ボンブシティを発展させるために、やっと完成させたシステムなんだ。それを破壊なんて……やっと、ここまで来たのに……あの発電所が壊されてしまっては、どれだけの町民達が困ることか……!」

真姫「市長さん……」

海未「……安心してください、私が必ずその子から発電所を守ってみせます!」グッ

真姫「そうね、私も協力するわよ」

市長「君たち……ありがとう。恩に着るよ」



穂乃果「……」

海未「……穂乃果?」

穂乃果「ぅえ!?な、なに?」

真姫「なにじゃないわよ。さっきからボーっとして、話し聞いてたの?」

穂乃果「う、うん……」

穂乃果(さっきの子って、もしかして……)







黒マント「……」


「大丈夫?凛ちゃん。どこか怪我したのかしら?」


黒マント(凛)「んーん、平気……ねぇ、凛のやってること、間違ってないよね?」


あんじゅ「……えぇ、もちろん。あなたのやっていることは正義よ。奴らのやり方を、絶対に許してはならないわ」


凛「うん……凛、頑張るよ。絶対、『みんな』を助け出してみせるにゃ!」

















凛「ありがと、あんじゅさん!」


あんじゅ「えぇ、お願いね。凛ちゃん……」





翌日夕刻


ボンブ発電所


東側

事務員「穂乃果さん、なにか必要なものがあればなんでも言ってください」

穂乃果「あ、じゃあポケモンパンを……」


西側

海未「……(絶対に守ってみせます!)」メラメラ


北側

真姫「あの、一つ気になったんだけど、そのペンダントってなんなの?秘書さんもここの作業員の人も、みんなつけてたけど」

作業員「これは市長から与えられる、ここで働く証です。ここの作業員は皆、この発電所で働き、ボンブシティの発展に貢献できることに誇りを感じています」

真姫「そ、そう……」

真姫(なんか五円玉ついてるようにしか見えないけど……)


南側

市長「みんな、ボンブシティ繁栄のために、私に力を貸してくれぇ!!」

「うおおおおおおおおお!!」

「しちょおおおおおおおお!!」

「ボンブシティばんざーーーーーーい!!」

秘書「……」



凛が現れたのは?

1.東側
2.西側
3.北側

安価直下


ピリリリリッ

作業員「はい、こちら北口……本当ですか?!」

真姫「どうしたの?」

作業員「大変です!北側にポケモンが大量に押し寄せているようです!私たちも行きましょう!」ダッ

真姫「え、えぇ……」

真姫(……)




南側

海未「かえんほうしゃ!」

穂乃果「マジカルシャイン!」

リザードン「ゴォオ!」ボボォオ!

チルタリス「チルーー!!」カッ!

モココ「モコー!!」

パチリス「パチ!」

穂乃果「なんかでんきタイプばっかりだね」

海未「もともとここら辺はアキバの森に次いで、でんきタイプが多く生息していますからね」

市長「1匹も逃すな!全て生け捕りにしろぉ!」

「「「ウオオォォォォ!!」」」


穂乃果「い、生け捕りって……なんか市長さん、急に怖くなっちゃったよぉ……」

海未(そもそも、生け捕りにする必要があるのでしょうか?追い払えればいいと思うのですが……)



再び、南側

凛「………」パチィッ


ドゴォ!

凛「……よし」ザッ

ゴォッ!

凛「!?」バッ

ドォン!

シャンデラ「シャーン」

真姫「一箇所で大騒ぎを起こし、手薄になったところに侵入する。中々賢いじゃない」

凛「真姫、ちゃん……」

真姫「? なんで私の名前……」

凛「……」ダッ

真姫「あっ!待ちなさい!」



内部


凛(長廊下……ここを一気に駆け抜ければ……!)パリィッ

真姫「エルレイド、正面にテレポートよ!」ポンッ

エルレイド「エルゥッ」シュンッ

凛「っ…!」キキッ

真姫「さぁ、顔を見せてもらおうかしら?リーフブレード!」

エルレイド「エルーー!」シャキンッ


ズバァッ


凛「うっ……」ハラリッ

真姫「あ、あなた、サクラロードで会った……!」




凛「……」

真姫「…初めて会った時は馴れ馴れしい人って思ったけど、まさかこんなことするなんて思わなかったわ」

凛「っ……」

真姫「あなた、わかってるの?ここを壊したら、ボンブシティの人たちがどれだけ困るか凛「なんにも知らないのは、真姫ちゃんの方だよ!!!」


真姫「な、なによ急に……」

凛「人間が生活するためなら、何してもいいの?ポケモン達がどうなっても、関係ないの!?」

真姫「な、なにそれ、なんの話を……?」

凛「真姫ちゃんは騙されてるんだよ!ここは……この場所は……!」





凛「……」

真姫「…初めて会った時は馴れ馴れしい人って思ったけど、まさかこんなことするなんて思わなかったわ」

凛「っ……」

真姫「あなた、わかってるの?ここを壊したら、ボンブシティの人たちがどれだけ困るか凛「なんにも知らないのは、真姫ちゃんの方だよ!!!」


真姫「な、なによ急に……」

凛「人間が生活するためなら、何してもいいの?ポケモン達がどうなっても、関係ないの!?」

真姫「な、なにそれ、なんの話を……?」

凛「真姫ちゃんは騙されてるんだよ!ここは……この場所は……!」




作業員「いたぞ!奴だーー!!」ダッ

作業員「捕まえろ!デンチュラ、いとをはく!」

デンチュラ「チュラァ!」ビシュッ


凛「っ…!」ダッ


真姫「ち、ちょっと待ちなさい!いったいどういう意味――!」グイッ

市長「真姫クン、大丈夫かい?」

真姫「は、はい……私は別に……」チラッ

市長「……」



結局その後も少女を捕えることはできず、警備はまた翌日にすることになった。



数時間後


ボンブシティホテル


海未「それじゃあ、犯人は穂乃果と真姫の知り合いだったんですか?」

真姫「知り合いっていうか、一度会っただけだけど……」

穂乃果「そっか、やっぱりあの時の子だったんだね……」

真姫「知ってたの?」

穂乃果「サクラロードに、昨日と同じような焦げ跡ができてたから、もしかしたらって思って……でも、悪い子じゃないと思ってたんだけど……」

海未「そもそも、その少女はなぜ発電所を壊そうとしているのでしょうか……?」

真姫「……あのね、そのことなんだけど……」


コンコンッ

穂乃果「はーい?」

秘書「失礼します。真姫様はいらっしゃいますでしょうか?」

真姫「秘書さん?いるけど、なにか用かしら?」

秘書「市長様がお呼びです、ご同行願えますか?」

真姫「えぇ、いいけど……」

穂乃果「じゃあ穂乃果たちも――」

秘書「申し訳ありません、真姫様お一人でとのことですので……」

穂乃果「えー!」

真姫(……)




市長室


市長「やあ、すまないね真姫クン、わざわざ来てもらって」

真姫「いえ、私もちょうど聞きたいことがあったので、ちょうどよかったです」

市長「ほう、ならば先に、君の聞きたいこととやらを聞かせてもらってもいいかね?」

真姫「……ボンブ発電所の発電方法について、どういうシステムなのか教えて欲しいんですけど」

市長「……専門的な話になるから、聞いたところで理解はできないと思うがね」

真姫「なら、そのシステムを直接見せてもらえますか?警備の仕方にも影響があると思うので……」

市長「……あの少女に、なにを吹き込まれたんだい?」

真姫「……」


市長「……よかろう、着いてきたまえ」

真姫「え?い、いいんですか?」

市長「あぁ、君には……完全に『信用』してもらう必要があるようだからね」



秘書「……」




穂乃果「えー!じゃあ海未ちゃんもUTX団と戦ったの?!」

海未「えぇ、正確にはUTX団の裏切り者、ですけどね。手強い相手でした……」

海未(流石に土下座した話はできませんね……)

海未「……もしかしたら、今回の件もUTX団がかかわっているのかもしれませんね」

穂乃果「あの子がUTX団ってこと?」

海未「はい……もしくは、何か弱みを握られているとか……」

穂乃果「……ありそうかも……明日、その子が来たら話をしてみようよ!」

海未「応じてくれるかはわかりませんが、やってみる価値はありますね」



―――




ボンブ発電所中心部



真姫「な……なによ、これ……!」


市長「……」


真姫「こ、こんなこと……許されるわけが――」バッ





ゆらぁ――



「スリー――」




真姫「―――ぁ………」ぐらぁ







市長「……『これから』、よろしく頼むよ。真姫クン……全ては、町の発展のためさ――」


秘書「っ……」













チャリッ――












―――



穂乃果「……真姫ちゃん、遅いねー」

海未「そうですね……市長に連絡してみましょうか」


ガチャ


真姫「……ただいま」

穂乃果「あっ!真姫ちゃんおかえりー!」

海未「随分かかりましたね……どういう用件だったんですか?」

真姫「……大した話じゃないわ。明日のことについて、ちょっとね……」


チャリッ――


穂乃果「そうなんだぁ。あっ!そういえば真姫ちゃん、出る前に何か言いかけてなかった?」

真姫「……いえ、なんでもないわ。そんなことより、明日はがんばりましょう。絶対捕まえてやるんだから」


チャリッ――


穂乃果「……真姫、ちゃん?」

穂乃果(なんか、雰囲気が……?)


チャリッ――


海未「…おや?真姫、そのペンダントどうしたんですか?たしか作業員の方々が着けてたものと同じですよね?」

真姫「あぁこれ?もらったのよ……素敵でしょ?」






チャリッ――






今日はここまでー
結構展開よめちゃうかなー……

年内にはこの話終わればいいなー


でわ。

忘れてたー、あざす
タマゴ判定

550/1000

コンマ直下


タマゴ判定

83

633/1000

グググ

穂乃果「おっ!」

海未「どうしました?」

穂乃果「今タマゴが動いたんだよ!生まれるまでもう少しかも!」

海未「へぇ、ポケモンのタマゴですか、興味深いですね……」

穂乃果「ねぇ真姫ちゃーん!今タマゴが動いたよー!」

真姫「……そう、よかったわね。明日も早いから、私はもう寝るわ。おやすみ」チャリッ

穂乃果「……(やっぱり、帰ってきてから真姫ちゃんの様子がおかしいような……やっぱりなにかあったのかな?)」


時々動いているようだ。生まれるまでもう少しかな



ほんとにこれで終わり!
また次回!

なんか変なとこで文が抜け落ちてんのに気付いたので修正のっけときます

>>13

真姫「アキバの森?」

ニシキノ「そう、そこでプレートの目撃情報があったらしいのよ。アキバシティならここから汽車が出てるから、あなたに回収してきて欲しいんだけど……」

真姫「いいわよ。じゃあさっそく……」

ニシキノ「待って。アキバの森はポケモンが出てくるから、キルリアとランプラーを連れていきなさい。はい、これがあの子たちのモンスターボールよ」

真姫「……ありがとう」



ポケモン勝負なら、研究員の人と何度か経験はあった。

どうせ出てくるのは野生のポケモンだし、別に不安なんてこれっぽっちもなかったけど……

……でも、少しだけ、初めての遠出にワクワクしている自分がいた。

思ったほど長くならなそうだな

投下ー



翌々日


穂乃果「さすがに昨日は来なかったね」モグモグ

海未「一昨日のことで、警備も内部を中心に厳重になりましたからね。真姫も、内部の警備を任されていますし」

穂乃果「逆に、外は穂乃果と海未ちゃんとあと数人ぐらいだもんね。大丈夫なのかな?」

海未「きっと、なにか作戦があるのでしょう。それを私たちに知らせていないのが腑に落ちませんが……」

穂乃果「うん、それに……」

穂乃果(真姫ちゃん、一昨日からずっと様子がおかしいし……なんか目がうつろな気もする……聞いても何でもないの一点張りだし、何があったんだろう……?)


穂乃果「……あっ、穂乃果ちょっとトイレに行ってくるね!」タタタ



発電所内部

ジャー

穂乃果「ふぅ……あれ?帰り道ってどっちだっけ?」キョロキョロ


ドゴォォォォンッ!!


穂乃果「!!? い、今の音、まさか……!」





凛「……」パリッ―パリッ―

海未「しょ、正面から……!?」

作業員「いたぞー!捕まえろー!!」

海未「ま、待ってください!話を――」


凛「…じゃま」パリィッ――



ドゴゴゴオオオォォォォンッ!!



「「「ぐわああああああ!!」」」

海未「なっ――!!?」

海未(こ、この前とは桁が違う……!?)


パリィッ!

シュンッ――


海未「くっ……しまった、内部に――!」ダッ




監視室


「……上手く侵入できたようですね」

『うん、これからどうすればいいの?』

「警備の空いてるところを進むと作戦通りに誘導されてしまいます。多少強引になりますが、警備の中に突入するように進んでください」

『わかったにゃ!』

「ご健闘をお祈りしています。では……」プチッ

「……市長、これでよろしいでしょうか?」チャリッ

市長「ご苦労……どこから情報が漏れたのか疑問だったが、まさか秘書である君からのリークだったとはね……」

秘書「申し訳ございません……」ぺこり

市長「いや、今となっては感謝しているよ。君も催眠し直したことだし、あの少女にもあえたわけだしね……さて、君のお友達にも、ボンブシティの発展のために協力してもらうとしようか」

真姫「……はい」



ドゴォンッ!!

わああああああ!!



穂乃果「あわわわわわ……ど、どうしよう…!と、とにかく、海未ちゃんと合流しなきゃ……!」ダダダッ


穂乃果「……って、ここどこーーーーー!!??」ガビーン




ドゴォォォンッ



「「「ぎゃあああああ!!」」」

凛「はぁっ、はぁっ……!」

凛(結構進めた……あんじゅさんの言うとおり、嫌いな『めいそう』我慢したかいがあったにゃ……!)ピクッ

凛「……近い」クンクンッ

凛「…こっちだ」ダッ




海未「はぁ、はぁ……」

海未(なんでしょう…警備の厳しい方を敢えて進んでいるような……!)ダッ

海未(角の先に、誰かいる……!)


先にいたのは
1.穂乃果
2.凛
安価直下




凛「……」

海未(見つけた…!)ザッ

凛「!っ 誰?!」パチィッ

海未「ま、待ってください!戦うつもりはありません、話をしに来たんです!!」

凛「……話?」スッ

海未「あ、あなた、なぜこの場所を襲うのですか?もしかして、UTX団と何か関係が……?」

凛「……あなた、ここでどういうことがされてるのか知っているの?」

海未「どういうこと?あ、あの、何の話を……?」

凛「……なら、ついてくればいいよ」ガチャ

海未「わ、わかりました……」タッ




穂乃果「うわあああぁぁん!んみちゃああああん!!まきちゃあああああん!!どこーーーーー!!?」ダダダダ




カツッ カツッ

海未(急に警備が薄くなりましたね……それにしても、随分とながい階段です……)

凛「…!」ダッ

海未「えっ?ち、ちょっと……!」ダッ


海未(奥に扉……いったい何が…?)バッ


ガチャッ

凛「……あった……!」

海未「……? あれは……!!?」


そこにあったのは、例えるなら巨大なレンジのような機械。

その中には大量のでんきタイプのポケモンが入っていて、バリバリと音を立てながら電気を放出していました。

……いや、ポケモンたちの苦しそうな表情をみる限り、放出というより、むしろ電気を強制的に吸収されているような――


海未「ま、まさか……ここの発電所は……!」

凛「…そう、でんきタイプが多く生息することを利用して、ポケモンから電気を搾り取るの……それが、このボンブ発電所の発電方法だよ」

海未「……なんて、ことを……!」

海未(わ、わたしは、なんてことに手を貸して……!)



凛「……今、助けるよ!」バリバリバリッ!


――グィンッ

凛「え?(かみなりが、曲がった……!?)」


バリバリバリ!

ガラガラ「……ガラっ!」シュウウウゥゥ

凛「なっ……!」

海未「……ひらいしん」


バシュッ!

海未「!、危ない!!」バッ

凛「わっ!」


グルグルグルッ


海未「うぐ……!」グルグル巻き


凛「な、なにあれ……?」


「あら、海未のせいではずしちゃったじゃない」ザッ


海未「!その声……真姫!?」




真姫「こんにちわ。一昨日振りね、発電少女さん」

スリーパー「スリー……」

凛「……その呼び方、やめて」

真姫「あら、不満かしら。でも間違ってないでしょ?あなたはこれから毎日、ボンブシティのために毎日発電することになるんだから」


海未「なっ……なにを言ってるんですか真姫!!あなた……なんでこんなことに手を貸して……!!」

真姫「? おかしなこと言うのね、あなたもここを守るって意気込んでたじゃない」

海未「この事実を目の当たりにして、そんなこと……なんであなたは、これを見てまだここを守ろうと思えるのですか!!?」

真姫「……これ?人間の暮らしのためにポケモンを利用することの、なにがいけないの?」

海未「なっ……!!」

凛「まき、ちゃん……!」



市長「真姫、おしゃべりはそのくらいにしておきなさい」

真姫「かしこまりました市長」

凛「っ……!」ギリッ

海未「っ……市長!真姫になにをしたのですか!?」

市長「む?なぁに、ちょっと私のスリーパーのさいみんじゅつにかかってもらったのさ」チャリッ

海未「それは、一昨日から真姫がつけていた……」

市長「このペンダントにつけられてる五円玉は、私のスリーパーのサイコエネルギーが込められている……これをつけたものは、オトノキ地方のどこにいようと、洗脳が解けることはない。すでにココの作業員や、ボンブシティの警察も、私の手中にある」

海未「警察まで……いったいなにが目的でそんなことを……」

市長「……私はただ、町の発展を願っている、それだけさ」

海未「そ、そんな……そんな理由で」

凛「……海未ちゃん、だっけ?もういいよ。何言ったって聞きやしないにゃ……」バチッバチッ

市長「ほう……こうして見てみると、本当に素晴らしいな……その力、私がもっと効率的に使ってあげよう」

凛「お断りにゃ!」シュンッ



シュルルルっ

凛「!?」

デンチュラ「チュラァッ!」

凛「ぐっ……(糸が腕に……!)」

市長「真姫、やりなさい」

真姫「はい…」カチャ

バシュンッ

凛「にゃあ!?」グルグル巻き

海未「っ……!」グググッ

凛「こ、こんなものお!!」バリバリバリッ

市長「その糸は特性のゴムでできていてね、電気は通さないよ」

凛「うぐっ……!」



海未「……(もう少しで、モンスターボールに手が……!)」

秘書「ガラガラ、どろぼう」

ガラガラ「ガラっ!」シュッ

海未「あっ……!」

市長「よし、いい子だガラガラ……そういえば、君はライボルトを持っていたね……」

海未「な、なにをするつもりですか!やめなさい!!」

市長「なぁに、心配はいらない。君もすぐ、心から私の町のために働いてくれるようになるさ……やれ、スリーパー」


スリーパー「スリー……」ユラァ

海未「っ……!」ギュッ







バアァンッ!




「あーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」






市長「む?」

凛「え?」

海未「……あ」

真姫「」









穂乃果「海未ちゃんに真姫ちゃん!!やっと見つけた!!」




今日はここまで

これ、年明け前に終わるのか……?




海未「穂乃果……」

凛「っ……!」ゴロゴロ

真姫「……」

市長「ふむ……」




穂乃果「え、えーっと……あれ?これっていったい……?」

穂乃果(なに、あの機械……?)

海未「っ……穂乃果!その機械は、中に入れたポケモンから無理やり電気を吸収しているんです!!」

穂乃果「む、無理やり?それって……!」

海未「私たちが間違っていたんです!諸悪の根源は市長……この少女は、ポケモンたちを救おうとして――」

秘書「ほねブーメラン」

ガラガラ「ガラァッ!」ブォンッ


ドスッ


海未「グッ……げほっ、げほっ!」

穂乃果「う、海未ちゃん!」

市長「少し黙りたまえ、海未クン……さて、穂乃果クン、まぁ概ねそういうことだ」

穂乃果「……」

市長「どうだい穂乃果クン。君から私に協力してくれるという気は「ありません」」

穂乃果「海未ちゃんと、その子を離して……!」キッ




市長「……そうか、残念だよ。ならば拘束した後、この子と同じように洗脳してあげるとしよう。真姫クン」

真姫「……はい」カチャっ

海未「穂乃果、危ない!」


バシュッ


穂乃果「ストライク!」ポンッ


ズバァッ


ストライク「……スト」

穂乃果(そっか、だから真姫ちゃんは……よかった。自分の意志でそっちにいるんじゃないんだね……)

市長(…スリーパーの洗脳をかけるには、大きな心理的動揺が必要なのだが……あの目から迷いは見受けられないな)

海未「穂乃果、洗脳はスリーパーのさいみんじゅつが原因です!おそらくスリーパーを倒せば、洗脳が解けるはずです!」

穂乃果「わかった!ストライク、スリーパーにシザークロス!!」

ストライク「ストラァ!!」シュンッ



真姫「エルレイド、サイコカッター!」ポンッ


ガキィンッ!


ストライク「ストッ……!」

エルレイド「エルッ……!」


真姫「……突然何するのよ、穂乃果」

穂乃果「……それは、こっちのセリフだよ。真姫ちゃん、なにしてるの?」

真姫「なにって、お手伝いよ。ボンブシティの人たちが、より良い生活を送るための、ね。エルレイド、」

穂乃果「そんな……そのために、こんなことしていいわけないよ!」

真姫「はぁ……なら、あなたはどうするつもり?」

穂乃果「どうするって……そんなの、この機械を壊して、ポケモンたちを……」





真姫「壊す?ボンブシティのすべての電気を生み出しているこの機械を!?そんなことしたら、いったいどれだけの人が困るんでしょうね?」

穂乃果「そ、それは……」

真姫「仮にこれを壊したとして、ボンブシティは数日間、電気無しの生活を強いられるわ。たくさんの人が不幸になる……それでも、あなたはこれを壊すって言うのかしら?」

穂乃果「っ……」グッ


市長「(今がチャンスか)…スリーパー」ボソッ

スリーパー「スリー…」ユラァッ


凛「穂乃果ちゃん!」

穂乃果「…?」

凛「ポケモンたちを見て!!」

穂乃果「………」

穂乃果(ポケモンたち……すごい苦しそう……)

穂乃果「……うん、そうだよね」

市長「?」

穂乃果「ストライク、つばめがえし!」

ストライク「トラァ!」シュバッ

エルレイド「エル!?」ズバァッ

真姫「……そう、町の人たちはどうなってもいいってことね?」

穂乃果「…だって、どうかんがえたっておかしいもん!町の人たちには、後で謝る!!」

凛「穂乃果ちゃん……!」パアァッ

海未「穂乃果……」




真姫「……そう、残念だわ。エルレイド、つじぎりよ」

エルレイド「え、エル……」オロオロ

真姫「…なにやってんのよ。さっさと指示に従いなさい!」

エルレイド「エ……エルゥウ!!」シュッ

穂乃果「かげぶんしん!」

ストライク「スト!」シュンシュンシュンッ

真姫「こっちも連続テレポートよ!」

エルレイド「エル……!」シュンシュンッ

秘書「ガラガラ、がんせきふうじ」

ガラガラ「ガラっ!」ドンドンッ

穂乃果「躱して!」

ストライク「スト!」シュン

真姫「今よエルレイド、サイコカッター!」

エルレイド「エッ……ルゥ!」シュッ

穂乃果「後ろだよ!シザークロス!!」

ストライク「ラアアア!!」ズバァッ

エルレイド「エルーー!?」ドゴォッ

真姫「っ……なにやってんのよこのグズ!」

エルレイド「え、エルゥ……」




穂乃果「っ……エルレイド!」

エルレイド「エル……?」

穂乃果「真姫ちゃんは操られているの!お願い、力をかして!!」

エルレイド「……」

真姫「はぁ?何言ってんのかしら。エルレイド、さっさと片付けなさい」

エルレイド「……」

真姫「エルレイド?なにしてんのよ、早く――」


クルッ


エルレイド「――エルッ!」シャキンッ


真姫「――えっ?」




穂乃果「…いくよ!エルレイド、ストライク!」


真姫「な、なによ、なんで……ぐっ!」カチッ


市長「……真姫クン、下がっていたまえ」スッ

真姫「し、市長!でも……!」

市長「こうなった以上、君の他のポケモンも裏切る可能性がある」

真姫「で、でも私は……あれ、ぇ?」グラァッ

真姫(なに?あ、たま、が……あれ?)

真姫(なんで、ぽけもん、は、人間の、生活のため、の……)




『らるとす、きょうもあそびましょ!』



『ねぇ、きいてらるとす。きょうね、てすとで100てんとったの!すごいでしょ!』



『ふわぁ……おはようキルリア、いつもご飯の準備ありがとうね』




エルレイド「エルッ」ブチブチブチ

凛「わーい!ありがとにゃ!」ピョンピョンッ

海未「ありがとうございます……」


真姫「エル、レイド……」

真姫(なんで、わたしこんな、ショック受けて―――)




市長「真姫クン、君はサポートを……真姫クン?」

真姫「わ、たし、は……!」くらぁっ



穂乃果「今だよ、エルレイド!」


シュンッ


エルレイド「――エルゥゥウッ!」シャキンッ

真姫「あ――」


ズバァッ


パキンッ――



真姫「っ――」ふらぁ

エルレイド「エル……」だきっ

市長「なっ……ぺ、ペンダントを……!」



シュンッ



エルレイド「エル!」シュンッ


穂乃果「さっすがエルレイド!海未ちゃん、真姫ちゃんをお願い!」


海未「はい!」だきっ


市長「……しかたないな」ピッ





ゴゴゴゴゴ


穂乃果「わっ!じ、地震…?」


凛「あっ、あれ見て!!」


ゴゴゴゴゴ


ポケモンロボット「「「」」」ウィーン


海未「な、なんですかあれ、ポケモンの機械……?」

凛「すっごいたくさんいるにゃ……」


市長「(大金はたいて買った睦月さんの警護ロボット……まさかここで使うことになるとは)200体以上はストックしてある。君たちは戦闘不能にした後に、洗脳させてもらうとしよう」




穂乃果「……そういえば、あなたの名前、まだ聞いてなかったね。教えてもらってもいいかな?」

凛「凛は凛だよ!よろしくにゃ!」

穂乃果「凛ちゃんね。よぅしっ、凛ちゃん、エルレイド、一緒に戦おう!!」

エルレイド「エルッ!!」シャキィンッ

凛「よーーしっ、いっくにゃあああ!!」バリバリバリッ




ボンブシティ


パキンッ――


警察1「はっ!わ、私は今までなにを……?」

警察2「た、確か、市長に呼び出されてから……あれぇ?」


「目が覚めたようね。あなた達に頼みがあるんだけど……」


(凛ちゃん、大丈夫かしら?もう少し、頑張って……!)





シュンッ――


エルレイド「エルゥ!!」ズバァッ

ガラガラ「ガラーー!!」

穂乃果「ガラガラを倒した!今だよ凛ちゃん!!」

凛「たああああああ!!」バリバリバリッ


ドゴオオオオオンッ!!


穂乃果「ストライク、シザークロス!!」


ストライク「スットラアアアア!!」ズバッズバァッ



市長「……(10体はやられたか、思ったよりやるようだな。だが……)」


バクオング型ロボ「オオオオオオオォォォォ!!!」ビリビリビリっ


凛「ぅにゃっ…!」

エルレイド「エルゥっ……!」グググッ

ストライク「ストッ……!!」

穂乃果「み、みんな……!」

市長「所詮は多勢に無勢、大人しくなるのも、時間の問題か……」


シュルッ




エルレイド「エッ…!?」シュルルルっ

アーボック型ロボ「シャボーー!」ギシギシッ

エルレイド「エ、ルッ……!」グググッ

凛「え、エルレイド!」

穂乃果「っ……ストライク、エルレイドを助けて!シザークロス!!」

ストライク「ストッ!」シュンッ

ガギィンッ

ハッサム型ロボ「ハッサム……!」

ストライク「ストォ…!」ググッ


凛「こっのぉお!!」バリバリバリッ

ドゴォンッ

サイドン型ロボ「サイィ!」シュウゥゥゥ

凛「うぐっ……!」




アーボック「シャボォォォ……!」ギリギリギリ

エルレイド「っ……!!」ミシミシッ


穂乃果「え、エルレイドを離してよ!オーダイル、みずのはどう!」ポンッ

オーダイル「ダイルゥ!!」バシャァッ!



市長「……無駄だ」

ロボ「「「」」」わらわらわら

穂乃果「ぐっ……!」


海未「……!(モンスターボールさえあれば、私も……!)」ギリッ

ポンッ

海未「? あっ……」

アーボックロボ「シャボッ!」ギリギリギリ!

エルレイド「ガッ……!」


穂乃果「え、エルレイド―――」

















「―――スピードスター!!」



キュンキュンキュンッ!!



ドゴッドゴォッ!!





アーボック型ロボ「シャボッ……」バチバチッ


ボォンッ


エルレイド「え、ル……?」パタン


市長「なっ……!?」

凛「っ……」


穂乃果「……真姫、ちゃん」


真姫「……」スタスタ

海未「な、なんて威力…」

市長(ば、ばかな!スピードスター一撃で……!?)



真姫「……エルレイド」スッ

エルレイド「……」

真姫「……ごめんね。あとは任せて、ゆっくり休んで」カチッ

エルレイド「……エル」コクッ


チューンッ


真姫「……みんな、迷惑かけたわね。全部、思い出したわ」

穂乃果「真姫ちゃん!よかっ――」

ゴロゴロ


ほのうみりん「!!?」

穂乃果(な、なにあれ?真姫ちゃんの方に転がって……!?)

凛(あれって……おっきなモンスターボール……?)

海未(いえ、あれは……!!)


ゴロゴロ


真姫「私も……私たちも、戦うわ。力をかして―――」















真姫「――マルマイン!」


マルマイン「マールマイーッ!!」ゴロンッ




穂乃果「マルマイン……」図鑑ピコピコ

穂乃果(初めて見る。真姫ちゃんの5匹目のポケモン……)


市長「……ククク、なんだ。なにかと思えば、マルマイン?拍子抜けもいいところだな」

真姫「……」

海未(た、確かに……マルマインはでんきタイプの中でもそこまで強いイメージはありませんが……)

市長「まぁ、どっちにしろ結果は変わらんがね。まだロボットは90以上残っている……君たちに勝ち目は 真姫「だまりなさい」

真姫「もう、あんたの声も聞きたくないわ。今まで好き勝手操ってくれたこと、全部倍にして返してあげるから、覚悟しなさい」

市長「…ふっ、やれるものなら、やってみたまえ」ポチッ

ポケモンロボ「「「グオオオオオ!」」」

凛「っ…このっ!」バリバリッ

サイドンロボ「ドーンっ!」シュウゥゥッ

凛「うぅ……電気が効かないにゃ……」

ストライク「ライッラァッ!」

ハッサムロボ「ハッサムッ!ハァ!」

ガギンッガキィンッ


穂乃果「っ……真姫ちゃ 真姫「来ないで穂乃果!!」

真姫「私は、大丈夫だから……マルマイン、スピードスターよ」

マルマイン「マルッ!」キュィンキュィンッ――





ドゴゴゴゴッゴゴゴゴゴゴガァアアッ!!




穂乃果「……えっ?」


ロボ×8「「」」シュゥゥゥ


市長「なっ……んだとぉお!?」

海未「た、タイプ不一致のスピードスターで……!?」

凛「つ、強いにゃ……!」

市長「ま、マルマイン如きの攻撃でなぜ……!?」


真姫「ころがるよ!」


マルマイン「マァァァルゥゥゥ!!!」ゴロゴロゴロ!!


ドゴゴゴゴッ!!


ドォンッドガァンッ



市長「ば、バカなっ…ロボが次々と……!!」

海未(ま、マルマインは物理攻撃は低いはずなのに……!!)

穂乃果(こ、ころがるって、たしかどんどん威力が上がっていく技だよね……なのに一撃目からすごい数のロボが壊れて……!)


ドガァッ!ドゴォッ!

ハッサムロボ「ハッ……」ドゴォッ

サイドンロボ「サッ……」バゴォンッ

ストライク「スト……」

凛「す、すごい……!」

市長「な、なぜ……!マルマインごときがぁ!!?」




真姫「レベルの桁が違うのよ!!マルマイン、ほうでん!!」


マルマイン「マルルルルルゥ!!」バリバリバリバリィッ!!


ドガゴゴゴゴゴォォンッ!!


ロボ×50「」シュウゥゥゥ……



海未「ほ、ほとんど一人で半分を……!」

凛「真姫ちゃん、マルマイン、かっこいいにゃーー!」

穂乃果「すごい……ほんとに……」

穂乃果(でも、なんで今まで出さなかったんだろう……?)


市長「っ……ならばっ!」ポチッ


ゴゴゴゴゴゴッ


ドサイドンロボ「ドサイイイイイ!!」


凛「お、大きいにゃ……!!」

市長「ロボの中でも最強のドサイドンロボだ!普通のポケモンでは、傷一つつけることはできん!」

真姫「っ……マルマイン、ほうでんよ!」

マルマイン「マルゥゥゥ!!」バリバリッ


市長「無駄だ!」

ドサイドンロボ「ドッサアアアア!!」ウィーンッ

ヒュッ!


真姫「! よ、よけて……!」


ヂッ!

マルマイン「マルッ……!」ドゴォッ

真姫「あっ……!!」



穂乃果「か、かすっただけなのに……!」

海未「な、なんてパワー……!」

市長「くはははは!!いいぞドサイドンロボ!小娘どもを蹴散らせ!!」



真姫「や、やばい……!」サーッ



ドサイドンロボ「ドサイーー!!」ドシンッドシンッ

海未「い、いけません!マルマインに……!」

凛「っ……!」バチィッ

穂乃果「オーダイル!ストライク!穂乃果たちもいくよ!!」

オーダイル「オーーダイイ!!」

ストライク「ストラアア!!」

真姫「ま、待ってみんな!!」


穂乃果「ぅえっ!真姫ちゃん……?」

真姫「み、みんな、早くなにかに……そこら辺のロボの残骸に隠れて!」

凛「な、なにいってるにゃ!真姫ちゃんのマルマインが 真姫「いいから早く!穂乃果はオーダイルとストライクを戻して!!」タタッ




市長「……ふんっ、自分のポケモンを見放すとはな」


ドサイドンロボ「サーーイーー!」ドシン


マルマイン「……マルゥ」ギロッ


ブルブル


市長「やれ、ドサイドンロボ」


ブルブルブル


ドサイドンロボ「サイィィィィィ!!」ウィーンッ


マルマイン「マルーーーーー!!!」


カッ―――


市長「え?」










――――ドゴオオオオオォォォォ―――ンッ………








シュゥゥゥゥ………


穂乃果「……けほっ、けほっ!」ガラッ

真姫「み、みんな、大丈夫……?」

凛「う~……耳がキンキンするにゃ~……」グワングワン

海未「い、いったい、何が……?」


真姫「…マルマインはママのポケモンで……確かにすごっく強いんだけど、ちょっと攻撃を受けるだけで、すぐに怒って勝手に『だいばくはつ』を使っちゃうのよ……」パンッパンっ

穂乃果「あ~……だから今まで出したことがなかったんだ……」



マルマイン「マル……」プスップスッ


ドサイドンロボ「…ジジ……」ボォンッ


ロボ「「「「」」」」シュウゥゥゥ


秘書「」キゼツー


市長「」マックロコゲー



コロコロ……

穂乃果「海未ちゃん、あれ!」

海未「あっ!私のボール……よかった……」ホッ


バチンッ


凛「? あ……」


でんきポケモンたち「「「」」」わらわら

真姫「ポケモンたち……さっきの爆発で機械が壊れたのね……」

凛「わーい!よかったにゃーー!!」クルクル

穂乃果「……あの、凛ちゃん」

凛「ん?」コテッ

穂乃果「疑っちゃってごめんなさい!!」ペコッ

海未「……私も、すみませんでした」ペコッ

真姫「……その、悪かったわよ。なんも知らなかったとはいえ、あんなこと言って……ごめんなさい」ペコッ

凛「……んーん。でもみんな、一緒に戦ってくれて……うれしかったよ」ニコッ

バァアンッ

「凛ちゃん!遅くなったわね……あら?」

りん「あっ!」
ほの「え?」
まき「ヴェエ!?」
うみ「なぁあ!?」

りんほのまき「あんじゅさん!!?」

うみ「師匠!!?」



―――



ミス
>>123
凛「あんじゅさん!!」

ほのまき「「あんじゅさん!!?」」

海未「師匠!!?」



―――数時間後


ポケモンセンターの一室

真姫「……」ガチャ

穂乃果「あっ、真姫ちゃん!大丈夫!!??」

海未「どこか痛いところはありますか!?なにか洗脳の後遺症とか……!!」

真姫「ヴェエ!だ、大丈夫よ……なんもなかったわ……」

海未「そ、そうですか……」ホッ

穂乃果「う~、よかったよー……!」モッギュー

真姫「ち、ちょっと……もう……///」カミノケクルクル


あんじゅ「まぁ、他の洗脳された人たちも特に問題ないみたいだったし、心配する必要ないわよ」ナデナデ

真姫「……それよりも、なんであんじゅさんがここに?」

あんじゅ「秘書さんとはちょっとした知り合いでね。ボンブ発電所のことをなんとかしてくれないかって頼まれたのよ」

海未「あの、なんで師匠に?そういうのはポケモン協会に通報するものでは?」

あんじゅ「ポケモン協会にも数人、洗脳された人がいたのよ。報告したところでうやむやにされちゃってたわ」

海未「なるほど……」

穂乃果「でも、本当にありがとうございます。代わりの発電機を用意してもらっちゃって……」

真姫「えぇ……おかげでパニックにならずにすんだわ」

あんじゅ「ふふふ、どういたしまして♪」


今日はここまで

アアアアアアアアア!!おわんないにゃーーー!!ダレカタスケテーーーー!!!

次回で絶対終わらす!

ちなみに真姫ちゃんの最終兵器は、とりあえずだいばくはつを使えるポケモンとして、マルマインが有力だったんですけど、安価で出ちゃったんでもういったれー!って感じでやっちゃいました。

それではー!


展開が見えた……

今日で絶対に終わらす!



穂乃果「……それで、あんじゅさん。その子、凛ちゃんについてなんですげど……」チラッ

凛「……zzZ」スヤスヤ

真姫「いったい何者なのよ。ポケモンみたいに電気ばちばち出すなんて……」

あんじゅ「……そうねぇ、私にもわからないわ」ナデナデ

海未「……はい?」

あんじゅ「……電気を出せる子がリッピー湖にいるって小耳に挟んでね。会ってこの話を持ちかけたら、すぐに引き受けてくれたのよ。だから、私も、凛ちゃんのことはなーんにも知らないの」

穂乃果「えー……」

真姫「な、なんか色々突っ込みどころの多い話ではあるけど……」

あんじゅ「……ただ一つだけ、知ってることがあるとすれば……この子、記憶喪失なんですって」

海未「記憶喪失、ですか……?」

あんじゅ「えぇ、5年前からの記憶がなくって、目が覚めたら自分はポケモン達と一緒に暮らしてたらしいわよ?」

海未「ご、5年も……?」

穂乃果「そっか、それで語尾ににゃってついちゃったんだ……」

真姫「……いや、それは関係ないんじゃない?」

あんじゅ「ただ一つわかっているのは、この子はただ電気を出せるわけじゃない。あくまで『ポケモンの技を使ってる』ってこと」

穂乃果「……つまり、この子は、ポケモン……ってことですか?」

あんじゅ「……さぁね?見た目は完璧に人間だし。解剖でもしてみなきゃ調べようがないわね」

穂乃果「えっ!?」

海未「か、解剖って……!」サーッ

あんじゅ「クスッ、冗談よ、冗談……」ナデナデ



コンコン

秘書「失礼します」ガチャ

穂乃果「あっ、秘書さん!」

海未「もう大丈夫なのですか?」

秘書「はい、私はだいばくはつの直撃は避けてましたので……皆様、特に真姫様には、大変ご迷惑をおかけいたしました」ペコッ

真姫「い、いいのよ。別にあなたのせいじゃないでしょ……」

秘書「いえ、私も同罪です……市長のことを、止めることができなかったのですから……」グッ

海未「秘書さん……」

秘書「……元々は、純粋に町の発展を望む方だったはずなんですが……中々上手くいかず、いつの間にかあんなことを考えるようになってしまって……」

あんじゅ「……」

秘書「今回の事件で、市長は捕まり解職……私が代理で市長を務めることになりました……彼のように、ポケモンを犠牲にするやり方は絶対にしないと、誓います。本当に、ありがとうございました!」

穂乃果「秘書さん……うん!ファイトだよ!」

秘書「はい!それで、あなた達にはホテルの方で豪華な夕食をご用意させていただきましたので……どうぞお召し上がりください」

穂乃果「本当ですかー!やったぁあ!!」

海未「わ、私は遠慮しておきます……90レス目ぐらいからほとんど役に立ててませんので……」ズーン

真姫「海未、なに言ってんの……?」イミワカンナイ

あんじゅ「まぁまぁ、せっかくだし頂いちゃいましょう!ほら凛ちゃん、ご飯よ。ごーはーん」トントン

凛「うにゅ……お腹すいたにゃー」グー

穂乃果「凛ちゃん、豪華な夕食だって!ディナーだよディナー!早く行こう!」

真姫「いや、豪華じゃなくても夕食はディナーって言うんだけど……」

凛「本当!わーい、いっくにゃー!」タタター


真姫「ほら海未。しょげてないで、せっかくなんだし、私たちもいただきましょ?」ポンッ

海未「うぅ……はい」グスンっ





その夜

ボンブホテルにて

穂乃果「くー……」zzZ

海未「……」スヤスヤ

真姫「ん……」スー


ごそごそ

??「……ぅん?」

物音に気付いた人
穂乃果
海未
のどちらか。下3まで多数決
ゾロ目ボーナスあり




穂乃果「ぅん……ふぇ?」

凛「あ、穂乃果ちゃん。起こしちゃった?」

穂乃果「凛ちゃん……?あれ、なんで穂乃果のベットに……?」

凛「えへへ……あのね、一緒に寝ちゃ、ダメかなー、なんて……」

穂乃果「一緒に……?」

凛「うん……お願い……!」カタカタ

穂乃果「!……うん、いいよ。おいで」ポンポン

凛「ホント?ありがとにゃ!」ポスッ

穂乃果「……怖い夢でも見たの?」

凛「……うん。っていうより、暗いところで1人でいるのが怖いの……」

穂乃果「……」

凛「なんかね……急に息が苦しくなって……まるで水の中にいるみたいに……目の前がグルグル、って、揺れ、てね……!」カタカタ

穂乃果「凛ちゃん……大丈夫だよ」ギュッ

凛「ぁ……穂乃果、ちゃん?」

穂乃果「凛ちゃんは1人じゃない。穂乃果が、こうしててあげるから……」ポンポン

凛「……うん……穂乃果ちゃん、あったかい、にゃあ……」スヤッ

穂乃果「……おやすみ、凛ちゃん」





翌日

ほのまきりんうみ「お世話になりました!」

秘書「いえ、あなた達には感謝をしても仕切れないぐらいです。こちらこそ本当にありがとう」

凛「えへへ〜……あれ?そういえばあんじゅさんは?」

海未「あなた達が寝坊してる間に帰りましたよ?まったく……」

凛「エェ〜!挨拶したかったにゃ〜……」シュン

穂乃果「もぉー!なんで起してくれなかったのー!」

真姫「いや、起こそうとはしたんだけど……」チラッ

凛「?」キョトンッ

真姫(あんな幸せそうに寝てるのに、起こせるわけないじゃない……)

凛「……じゃあ、凛ももう帰るね!」

穂乃果「えっ……帰るって、どこに?」

凛「リッピー湖!友達のポケモンがたくさんいるんだにゃー。じゃあね真姫ちゃん、穂乃果ちゃん、海未ちゃん!また会おうにゃ!」

穂乃果「……」

下5までコンマ多数決
偶数「凛ちゃん!」
奇数「ち、ちょっと待って!」
ゾロ目で強制加入ルート



秘書「…あの、穂乃果さ 穂乃果「ねぇ凛ちゃん!」

凛「にゃ?」クルッ

真姫「……(もしかして…)」



穂乃果「穂乃果たちと一緒に旅しない?」

凛「……え?」キョトン

真姫「やっぱり……」

穂乃果「みんなでいる方が絶対楽しいしさ!ねっ、真姫ちゃん!」

真姫「……えぇ、そうね。穂乃果の旅だし、穂乃果が誘うなら口は出さないけど……もし一緒に来るっていうなら……か、歓迎してあげてもいいわよ?///」クルクル

海未「……」クスッ

凛「……いい、の?」

穂乃果「もちろん!一緒に行こ?」スッ

凛「っ……うん!よろしくにゃ!」ギュッ


秘書「……必要なかったみたいにですね……」ペラッ

メモ『穂乃果ちゃん。凛ちゃんをお願いね!by あんじゅ』



───


スタスタ

穂乃果「いやー、それにしてもいろんなことがあったねー!」

海未「そうですね……ところで穂乃果、何か忘れてませんか?」

穂乃果「えっ?………あっ、そういえば!」

凛「?」

真姫「まさか……」

ほのうみ「ポケモンバトル!」

海未「そうです。結局、決着がつかずに終わってしまいましたからね」カチッ

穂乃果「そういえばそうだったね!よーし……」カチッ

真姫「ち、ちょっと!ここでやる気!?」

穂乃果「真姫ちゃん!審判お願い!」

凛「わー!穂乃果ちゃーんがんばるにゃー!!海未ちゃんも負けるなー!!」ピョンピョン

真姫「はぁ、しょうがない人達ね……使用ポケモンは?」

海未「3体でどうです?」

穂乃果「うん!望むところ!」

真姫「それじゃあいくわよー?ポケモンバトル!レディー、ゴー!!」


───




謎の少女。凛と旅を同行することになった穂乃果達。
そしてこの出会いによって、オトノキ史上最大の事件へと巻き込まれてしまうことを、彼女達はまだ、知らない………





あんじゅ「……」

秘書『……元々は、純粋に町の発展を望む方だったはずなんですが……中々上手くいかず、いつの間にかあんなことを考えるようになってしまって……』

あんじゅ(あの市長みたいな奴がいると、絵里の考えることも理解できる気がするわ)

ことり「ふぅ……」ガチャ

あんじゅ「……あら。ことりちゃん、どうしたの?浮かない顔して……」

ことり「あっ、あんじゅさぁん……実は、何か探し物があるってことで、英玲奈さんとリッピー湖に行ったんですけど……」

あんじゅ「」ピクッ

ことり「結局何も見つからなかったみたいで、英玲奈さん今すっごく機嫌が悪くって……」

あんじゅ「……そう、それは残念だったわね」

ことり「はい……英玲奈さん。ことりにも仕事に関わらせてくれれば、お手伝いできるのに……やっぱり、ことりじゃ力不足なのかな……?」

あんじゅ「……ことりちゃんはよく頑張ってるわよ。腕のそれも、最近使えるようになってきたんでしょ?」

ことり「はい……でも、まだまだですけど……」

英玲奈「まぁ、英玲奈も努力を惜しまない人だから、追いつくのは難しいと思うけど、きっとそれを使いこなせるようになれば、英玲奈もあなたを頼ってくれるんじゃない?」

ことり「……そう、ですかね?よーし!ことり、頑張ります!あんじゅさん、ありがとうございました!」ペコッ

タタタ……

あんじゅ「えぇ……頑張ってね……」

あんじゅ「……」




───穂乃果ちゃん、真姫ちゃん、海未ちゃん、ことりちゃん……そして、凛ちゃん

あの子たちなら、きっと…………




タマゴ判定

633/1000

コンマ直下


タマゴ判定

07

640/1000



時々動いているようだ。生まれるまでもう少しかな



2日後

ポケモンセンター



真姫「……さてと、そろそろ寝ましょうか……」

凛「うん。じゃあお邪魔しまーす!」ピョーン

真姫「ち、ちょっと!なんで私のベッドに入るのよ!?」

凛「え?真姫ちゃんと一緒に寝るからだけど……」キョトン

真姫「なにさも当たり前みたいに言ってるのよ!?嫌よ!狭くなるじゃない!」

凛「えー!真姫ちゃんのケチー!いいもん、じゃあ穂乃果ちゃんのとこで、寝るにゃー!」シャー

真姫「はいはい、勝手にしたら?おやすみ」ボフッ

凛「ふーんだ!おやすみ!穂乃果ちゃーん、一緒に寝ていいー?」

穂乃果「いいよー、おいで〜!」

凛「ありがとー!あったかいにゃー」

キャッキャ
ウフフ

真姫「……」


───


チュンチュン(・8・)

凛「……」ムニャムニャ

真姫「……」スヤスヤ

穂乃果「……なんで真姫ちゃんも穂乃果のベッドに……まぁ、いっか………」zzZ



今日はここまでー……クリスマスになにやってんだ俺……

あとは年内に1回あるのか無いのか……

まぁ、多分無いな!

なんか思いついたら書きます!

それでは皆さん良いお年を!!


忘れてた

次回登場ポケモン
安価下2
御三家、化石、準伝説、伝説以外
ゾロ目ボーナスあり


年内に投下は無理だった…

基本的に穂乃果、海未、花陽、真姫、ことり以外のキャラはこっちで決めます。気まぐれで安価になることもあるけど。

……年越し前に、ちょっとモチベーションあげたいので、今までやった中でどの話が面白かったか、教えてもらえたら嬉しいな。

それではまた来年ー!




あけおめでーす。

次回はちょっとこっちの都合で、かよちん回にさせてもらいます(単に>>1がかよちん推しなだけ)




オトノキ地方のチャンピオンを目指し、旅をつづける花陽。
道中遭遇した、5年前に行方不明になったはずの幼馴染、凛にもう一度会うため、情報を基にリッピー湖を目指していた。
そんな彼女は今――





「―――正直に言いなさい!!」ダァンッ

花陽「ひぃっ!ほ、本当に知らないんですぅ……!」

「嘘をつくんじゃありません!」ダァンッ

花陽「うぅっ……だ、ダレカタスケテエエェェェェェ!!」


取り調べを受けていた。





数時間前


イイダシティの隣町、フクハラシティ

花陽「あ、あの……私急いでるんですけど……」

モブ子「いいからいいから!あんた、こないだバトルしたやつでしょ?さっきあたらしいポケモン捕まえたからさー、ちょっと試させてよ!」カチッ

モブ子(あん時のザコに会えるなんて、超ラッキー☆またぼっこぼこにしてやろ♪)

(モブ子ちゃんは前スレの>>846のミニスカートです)

花陽「え、えっと……じ、じゃあ1体だけでしたら……」カチッ

ミニスカート「そう来なくちゃ!いっけー!」ポンッ


かよちんのポケモン
くさ、みず、ひこう、どく以外のタイプを含む、かつ、各キャラの手持ちと被らないポケモン(>>1参照)
安価下2



ミニスカート「いっけーズルズキン!」ポンッ

花陽「行きます……メタモン!」ポンッ

メタモン「メ~タ~~」

ミニスカート(ぷっ、メタモンとかウケる!へんしんしてる隙に、きあいパンチで――)

カッ

メタズキン(メタモン)「ズ~~ルッ!」

ミニスカート「……へ?ちょっ、は、早くない!?」

花陽「あっ、この子は夢特性の『かわりもの』で、ボールから出た時にすぐにへんしんしてくれるんです」図鑑ピコピコ

ミニスカート「ゆ、夢特性…!?」

ミニスカート(ま、まぁ、要は同じポケモン使ってるってだけなんだし……むしろあっちは技も今知ったばっかなんだから、またテンパるにきまってる。その隙に……!)

ミニスカート「とびひざげりぃ!」

ズルズキン「ズルッ!」シュッ

ミニスカート「もらったぁ!」

花陽「メタモン、すなかけ!」

メタズキン「ズ~ル~」ザシュッ

ズルズキン「ズルゥ!?」バシャ

グラァッ

ズルズキン「ズルゥウウウ!!?」ドゴォオンッ!!

ミニスカート「なぁ!?ず、ズルズキン!!」

ズルズキン「ズル……!」グググッ








現在免許合宿中で、本編書いてあるデータが家のパソコンにあるので、1月中はアイポンから短編をちょいちょい投下してきます。


それぞれの日常編

1

ことり「ふんふんふーん♪」カチャカチャ

英玲奈「……ほう、ポフィンか。大したものだな」

ことり「えへへー、こういうのは得意なんです♪よーし完成!みんな、出ておいでー!」ポンッポンッポンッ

メガニウム「メーガー!」

ファイアロー「キューン!」

バンギラス「バーンー!」

ことり「はーい、召し上がれー♪あっ、英玲奈さんも、マフィン焼いたんですけど、どうですか?」

英玲奈「いいのか?では一ついただくとしよう……」ヒョイ

ことり「はい………あっ!そ、そっちは………!」

英玲奈「あむ…………ムゴォオ!!?」ゴボァ!

ことり「え、英玲奈さんのポケモンに作ったポフィン……」

英玲奈「こ、こひょりぃ〜〜……!!」←涙目

ことり「ご、ごめんなさい〜〜!!」ピエーン



2

海未「……」

リザードン「……」正座

ハクリュー「……」シュン

海未「……いや、あのですね……確かに言いましたよ?きのみを探して来てくださいって」

リザードン「リザ……」

海未「ですが、別に多く持ってきた方が勝ちとか、そんなルール決めてませんでしたよね?」

ハクリュー「ハク……」

海未「なのに、なんで気づいたらきのみ争奪バトルやってるんですか?おかげで全部真っ黒焦げじゃないですか!?」

リザードン「リザぁ……」ウルウル

ハクリュー「ハクぅ……」グスンッ

海未「……ま、まぁ、あなた達が私の為に頑張ってくれたっていう気持ちは、凄く伝わりましたけど……次からは互いに協力するんですよ?喧嘩はダメです」ナデナデ

リザードン「リザ〜!!」ガバァッ!

ハクリュー「ハク〜!!」ガバァッ!

海未「えっ、ち、ちょっとっ………きゃあ!?」ドテーン


ニダンギル「ギーン」ヤレヤレ





1か月くらい空けます。
生存確認ついでに短編投下





3


シカ湖


穂乃果「わぁー!きれいな湖ー!」

凛「空気がおいしいにゃーー!!」

真姫「すこしここで休憩しましょうか」

凛「わーい!水浴びだにゃー!」

穂乃果「よーし!みんな出ておいで――!!」ポンポンポンッ

オーダイル「ダイー!」

チルタリス「チルー!」

真姫「さてと、私たちも水着に着替えて……」


凛「二人とも早く早くーーー!!」スッポンポーン


真姫「ヴェエ!!?」

穂乃果「りりりりりりんちゃん!??なんで裸なの!?」

凛「え?だって誰もいないし……温泉と変わんないにゃー」

真姫「そーいう問題じゃなーーい!」

穂乃果「は、早く水着着てーー!!」

ギャーギャー

チルタリス「チル……!」サッ←オーダイルのメカクシ

オーダイル「ダ、ダイィ……?」メカクサレ

ロトム「キーシシシシシ!」




4

ある日のポケモンたち

シュンシュンシュンッ

テッカニン『もらったでござる!』シュンッ

ストライク『あまい』ヒュゥンッ

テッカニン『なにっ!?』

ヒュバッ ピタァッ

ストライク『……で、まだやるのか?』

テッカニン『ぅぐっ……せ、拙者の負けでござる……しかし、流石ストライク殿でござるな』

ストライク『もっと動きに無駄をなくすことだな。せっかくのスピードも、宝の持ち腐れだぞ?』

テッカニン『精進するでござる……』

エルレイド『よーしストライク、次は僕が相手だ!』シャキンッ

ストライク『ほぅ、いいだろう。かかってこい!』ニヤリッ


イーブイ『タテトプスー!ほら、こっちこっちー♪』タタタ

タテトプス『ま、まってよイーブイー!』タタタ

イーブイ『ふふふっ、ボクを捕まえてごらーん♪』

オーダイル『おーいイーブイ、穂乃果が心配するから、あんまり遠くに行っちゃダメだぞー?』

チルタリス『タテトプスもねー!』

イーブイ『『はーい!』』

オーダイル『いやー、平和だねー』

チルタリス『そうね……な、なんかこうしてると私たち……か、家族みたいだね///』

オーダイル『はははっ、チルタリスからイーブイは生まれないじゃん!』

チルタリス『……///!』ツンツンツン!

オーダイル『痛っ!痛いよチルタリス無言でつつかないで!』


シャンデラ『やれやれ、オーダイル殿は本当に鈍感ですなぁ』フヨフヨ

バタフリー『ホント、クズね』パタパタ

シャンデラ『ハッハッハッ、バタフリー嬢も相変わらず手厳しい』



穂乃果「ふふっみんな何の話をしてるんだろうね?」

真姫「さぁ?でもきっとそれぞれ、私たちみたいに個性的なんでしょうね」

凛「真姫ちゃんみたいなツンデレとか?」

真姫「ウルサイ!」



――――――――――――

アイフォンに入ってた短編投下していきやす


イーブイがボクっ娘という事実を書きたかっただけ。


ではまた1か月後に


>>1だよ

就活生だよ

落ち着いたら投下するからとって












あったかもしれない未来編1

穂乃果「おいしーい!にこちゃん、料理上手だねー!」

真姫「ほんとね……まさか野宿でこんな美味しいのが食べれるなんて」

にこ「ふふんっ、あったり前じゃない!……っていうかあんたら、2人とも料理できないって今までどうしてたのよ?」

穂乃果「真姫ちゃんが野宿嫌いだから、なるべくポケモンセンターに行くようにはしてたけど……」

真姫「やむを得ない時は、テキトーにインスタントで済ませてたわね」

にこ「まったく……旅するんだったら料理ぐらい覚えておきなさいよね……いい、あんた達は成長期なんだから、しっかり栄養あるもの取らないと、育つもんも育たないわよ!?」

真姫「……酷く説得力に欠けるわね」

にこ「ぬわんですってぇ〜!?あっ、こら穂乃果、ピーマンも食べなさい!」

穂乃果「えぇー!?にこちゃん厳しいよー!」


───

やっと就活落ち着いた……

本編は今書溜め中で今月中に投下予定です。

それまでは就活の合間にちょくちょく思いついてはメモってた、短編(安価、コンマによっては起こり得た組み合わせ)を投下していきます。

あったかもしれない未来編2

凛「うにゃぁーん……」zzZ

海未「ほら、凛。朝ですよ、おきてください」

凛「ん…海未ちゃん……おはよー」ピョコン

海未「寝癖が生えてますよ?直してあげるからこっちに来てください」ポンポン

凛「はーい!」


シャッシャッ


海未(なんか猫の毛づくろいしてるみたいです……)

海未「それにしても、凛の髪はサラサラですね。羨ましいです」

凛「えー海未ちゃんの方が羨ましいよー!可愛いしかっこいいし、長い髪似合ってるし」

海未「そ、そんなことは……///髪、伸ばしたいんですか?」

凛「うーん…憧れる時はあるけど、動きづらそうだし、それに凛はきっと似合わないし……」

海未「そんなことはありません。きっと髪の長い凛も可愛いと思いますよ?」

凛「そ、そうかな?えへへへ///」

海未「今の短い髪も、元気一杯な凛によく似合ってますけどね。さぁ、終わりましたよ。そろそろ行きましょうか?」

凛「……うん!」


内定、ゲットだぜ!
暇になったわけではないけど、ちょっと本編の続きも投下しとかないとね




>>179の続き




花陽「そこです!メタモン、とびひざげり!」

メタズキン「ズ~ルッ!!」ヒュッ

ドゴォッ!!

モブ美「あっ…」

ズルズキン「ズル……」パタンッ

モブ美「な、なんで……(この前戦った時と全然違うじゃない……!)」

花陽「え、えっと……私の勝ち、でいいですか?」ニコッ

モブ美「っ――まだよ!まだポケモン持ってるでしょ?全部倒した方が勝ちよ!!」カチッ


ブルブルッ

花陽「……わかりました」カチッ

モブ美「な、なによ。物わかりがいいじゃない。急いでるんじゃなかったの?」


ブルブルッ

花陽「……思った以上に、負けず嫌いだったんです。私も、この子も」ブルブルッ

モブ美「?(モンスターボールが、震えてる……?)」

花陽「捕まえたばかりっていうから、同じ条件で戦いたかったんです……私の、トレーナーとしてのリベンジは終わりました。今度は……」





『キャモォォ!!』ドガッ

『き、キモリ……!』

『っしゃあ!つーかマジ弱すぎなんだけど、ウケる!!』





花陽「『私たち』のリベンジの番です!行くよ、ジュカイン!!」ポンッ

ジュカイン「……ジュッカァ!!」ギンッ








―――



チラチーノ「チラ……」パタンッ

ジュカイン「ジュカッ!」シュタッ

モブ美「そ、そんな、ジュカインだけで……」

花陽「今ので六体目、ですよね?」

モブ美「っ―――ちっくしょおおお!覚えてろよおおおお!!」ダッ

花陽「あっ……」

ジュカイン「ジュ……」スタスタ

花陽「ふふ、やったねジュカイン。お疲れ様」ナデナデ

花陽(……少しは、成長できてるのかな?)チューンッ


花陽「……よしっ、イイダシティまであと少し!待っててね、凛ちゃん!」グッ


ピュッ


ビチャッ



花陽「……へ?えぇぇぇ!!?な、何かが服に……むぐぅ!?」プ~ン

花陽(こ、この匂いって、スカンプーの……!?)

「みっつけました!怪盗バッドスメル!」ザッ



花陽「ふぇ?」






「この町を脅かす者はこの私、フクハラシティ警察官の命と、相棒のハチが許さ……モゴォ?!」バッ

ウインディ(ハチ)「ワウー……」ズズ


花陽「怪盗バッドスメルってあの……?えっ、わ、私ぃ!?」

命「しょ、しょこをうごくにゃ!いみゃすぐたいほしてやりましゅ!」←鼻つまんでる

花陽「ええええぇぇぇぇえええ!!??」



そして現在―――

命「――大変申し訳ありませんでした!」ペコッ

花陽「い、いえ、誤解が解けたならいいんです……」←着替えた

命「くっこの命、一生の不覚です……ハチの鼻も効かなくなるほどの悪臭だったので……」

花陽「スカンプーの匂いは、他の匂いを消すほど強烈ですもんね……仕方ないですよ」

花陽(…それにしても、バッドスメルがこの町に来ていたなんて……)

花陽(盗みに入った場所に必ずスカンプーの強烈な悪臭を残していく悪趣味極まりない女怪盗)

花陽(5年前からオトノキ地方に現れ、富豪という富豪の家で盗みを働いて、一躍時の人となって、ここ数ヶ月なりを潜めていたはずなのに、刑事さんの話では先日この町の富豪さんのお宝を盗みに現れたんだとか)

花陽(なんとかお宝は守れたものの、逃げたバッドスメルを追いかける途中に花陽は罪を着せられてしまったようです……)


「……命、お前またやらかしたのか?」

命「うっ、い、イヤミ刑事……」

イヤミ「この出来損ないのせいで、大変ご迷惑をおかけしました。」ペコリ

花陽「い、いえ、私は大丈夫なので……あ、あの、そんな言い方……」

イヤミ「事実ですから。警察学校にギリギリで卒業したはいいものの、仕事もろくにできずいつもドジばかり。支給されるポケモンも、何故か落ちこぼれのガーディを選ぶし、進化させてもこの体たらく」

命「っ……」ギュッ

イヤミ「その癖やる気だけは人一倍あるのがたちが悪い。今日のように全部空回り、役に立たないどころか足を引っ張ってばかり。……この際だからはっきり言わせてもらおう。お前に刑事は向いてない――」





花陽「そんなことありません!!」

イヤミ「…?」

命「は、花陽さん……?」



花陽「役立たずなんかじゃありません……今回バッドスメルが私にスカンプーの液を付けたのだって、そうせざるを得ない状況まで命さんが追い込んだってことじゃないですか」

イヤミ「しかし結果的にミスしているようではダメなんですよ。私たちがしているのは仕事なのですから」

花陽「っ……なら、結果を残せばいいんですよね?バッドスメルは、命さんが必ず捕まえてみせます!」

命「えっ、あ、あの、花陽さん……?」

イヤミ「……はぁ……そうですか。まぁ、楽しみにしてますよ。では……」

命「は、花陽さん……なんで…?」

花陽「す、すいません!勝手なこと言って……でも、なんか悔しくって……!」

花陽(すこし前に、私も同じようなこといわれてたから……)

命「花陽さんは優しいですね……でもしかたないんです。イヤミ刑事の言っていることは事実ですから……」

花陽「……ハチちゃんのことも、ですか?」

命「えっ?」


花陽「命さん、自分のことを言われて、自己嫌悪に陥ってしまう気持ちはよくわかります。私もそうだったから……でも、ハチちゃんのこと、命さんまで諦めちゃったらあの人の言うとおりになっちゃいますよ!?」

命「花陽さん……」

ポンッ!

ウィンディ「ワンっ!」

命「ハチ……」

花陽「…ある人に教えてもらいました。ポケモンバトルで大事なことは、ポケモンを信じること。そして何より、自分を信じることだって……」

花陽「でも、旅をしていくうちに学んだんです。バトルだけじゃなくって、私が信じて、私を信じてくれるポケモン達と一緒なら、一人じゃできないことも、なんでもできるんだって……だから!」手ギュッ

命「あっ……」

花陽「ハチちゃんが信じてる命さん自身のことを、信じてあげてください!二人なら、絶対にバッドスメルを捕まえられます!」

命「っ……はいっ」グスッ

ハチ「くぅ~ん」ペロッ

命「ハチ……ごめんねっ……私に、もう一度力をかしてくれますか?」

ハチ「ワンっ!」

命「…ありがとう。今度こそ、私たちでバッドスメルを捕まえましょう!!」

花陽「ふふふっ」




命「ありがとうございます花陽さん!本当になんとお礼をすればいいか……」

花陽「いえ、私はそんな……あっ、それなら一つ、お願いを聞いてもらえますか?」

命「はい!私にできることなら何なりと!」

花陽「それじゃあ、私にもバッドスメルの捜査に参加させてください!」

命「……はい?いやえっと、それは私の一存では……」

花陽「お願いします!わたしも協力したいんです……それに捕まえたら、服を弁償してもらいます……お母さんが、旅立つ花陽のために買ってくれた大切なお洋服なのに……!」メラァッ

命「う、う~ん……あっ、それなら一つ手があります―――」




サカマキの屋敷


花陽(探偵服)「わあぁ……おっきいですね……」

命「フクハラシティの千鶴子氏と言えば、オトノキ一であるマツナガタウンのトウドウ氏に並ぶ富豪だからねー」

花陽「警察もがっちり警戒してるし、とてもバッドスメルが入れるとは思えませんけど……」

命「そう思いますよね?でも毎回なぜか厳重な包囲網をするりとぬけて、いつの間にか盗まれてるんです。スカンプーの悪臭だけ残して」

花陽「うっ……」←軽くトラウマ

マリカ「……そういえば、今日の捜査は強力な助っ人が来るって話を聞きました」

花陽「助っ人?いたっ!?」

「ちょっと!どこ見て歩いてんの?気をつけなさいよね!」

花陽「す、すみませ―――あ、あああああああああああああ!!!」

「えっ、な、なによ……?」ビクッ

花陽「あなた様はぁあああああ!!!オトノキ地方最強の5人、チャンピオンのツバサ様とオトノキ四天王、その一角!本来戦闘において有利な夢特性をポケモンの魅力を引き出すために使い、今までに見たことのない、【芸術】とまで称されたコーディネート、パフォーマンスを見せ、【オトノキクイーン】【トップコーディネーター】の称号を持ちながら、バトルにおいても『絶氷のエリーチ仮面』『鉄血の英玲奈』に次ぐ実力の持ち主、『夢幻のにこ』様ぁぁぁぁああああああ!!!!!」

にこ「そ、そうだけど……なんでそんな説明口調なのよ……(っていうかこの格好で一発でばれたの初めてね…)」

花陽「あああああああああの!しゃ、シャシャシャシャシャ写真!写真一緒に撮ってもらってもいいですか!!?ああああとこのモンスターボールにサインくださいぃ!!」

にこ「……し、しょうがないわねー!」←満更でもない




「「にっこにっこにー!」」カシャッ

花陽「はあああぁぁ……ありがとうございます!!一緒ににこにーポーズで撮ってもらえるなんて……!!」

にこ「普段はプライベートだからやらないんだけど、特別よ!」

命「四天王……あなたが今回の助っ人ですか?」

にこ「えぇ、バッドスメルが今回狙ってるものに個人的に興味があってね。捜査に協力させてもらったのよ」

命「狙ってるもの……せいれいプレートのことですか?」

花陽「プレートって、まだ謎に包まれたもので、学術的な価値がすっごいあるんですよね?」

命「そうなんですけど、千鶴子は有名なコレクターで、自分のコレクションは頑として譲らない性格なんです」

にこ(……バッドスメルがプレートを狙う理由も気になるしね。もしかしたら、UTX団がかかわっているかもしれないし)

花陽「それにしてもにこさんに会えるなんて……私、四天王の中でも特ににこさんのファンなんです!はうわぁぁ感激いぃぃぃ」プワプワ

にこ「そ、そう、ありがとね……てか、こっちの子は警察みたいだけど、あんたは誰なの?」

花陽「はっ!も、申し遅れました、私はえーっと……ち、ちょっとまってください!」ガサガサ

にこ・命「?」






スターミー「フー」ピカァッ(フラッシュ)



「ポケモンの数だけ事件がある」


「技の数だけ手口がある」


「でも、どんな事件でも、真実は一つだけ」


「ポケモンたちと簡単解決!誰が呼んだか名探偵!」



「白米探偵、小泉花陽!今日も解決日和、です!」






にこ・命「………」ポカーン

花陽「……」ドヤァ!

にこ「えーっと……言いたいことはたくさんあるけど、とりあえず……なんで白米?!」ビシィッ!

花陽「ピヤァ!?」

命(昨日なにか書いてると思ったら、今の考えてたんですね……)

今日はここまでー


穂乃果の手持ち

1.オーダイル♂
元気いっぱいでやんちゃな性格だったのだが、穂乃果の手持ちが増えるに連れてその中でもリーダー的な存在となり、今では落ち着いた性格となっている。
穂乃果の最初の手持ちということもあり、ここぞという時頼りになるパートナー。時に穂乃果のめちゃくちゃな指示にも即座に対応できる。
基本的に相手と正面からぶつかり合う肉弾戦が得意だが、こうそくいどうによるスピード勝負や、みずのはどうによる中距離戦、水技とれいとうパンチを合わせたトリッキーな戦いまでこなせる万能型。
>>1としては最初はほのおタイプを持たせたかったのだが、今となってはかなりしっくりきている。

特性:げきりゅう
こうそくいどう/アクアテール/れいとうパンチ/みずのはどう
やんちゃな性格 がまんづよい

探偵かよちんかわいい(確信)

探偵かよちんかわいい(確信)

現在学会で死んでます
日曜に更新予定
あとサンムーンの情報続々と解禁してますが、捕獲安価で出せるのは6世代までです。
ではまた日曜にー

全然関係ないけど、君の名は。スゲーよかったのでみることお勧めします。
そんじゃ、ひさびさにいくよ!

サカマキの屋敷
千鶴子の部屋

イヤミ「……なんでいるんですか?」

花陽「バッドスメル逮捕の協力に参上しました!探偵として!!」フンスッ

イヤミ「……命、お前の差し金か?」ギロッ

命「はい!?そ、それはそのぉ……」

にこ「その子は私のアシスタントよ。文句ある?」

イヤミ「いえ、それならばまぁ……」

花陽(あ、ありがとうございますにこさん!)ヒソヒソ

にこ(別にいいわよ。ただ邪魔だけはしないでね)ヒソヒソ

ムギュゥ

にこ「にごぉ!?」

花陽「にこさん!?」

千鶴子「ふふふっ、小さくてかわいらしいですわね。はじめまして、この屋敷の主の千鶴子と申します。」ムギュムギュッ

にこ「ちょっ、な、なによあんた!?」バッ

千鶴子「あら。何ってはじめましての挨拶以外にありまして?ハグというやつですわ。初めて会った方を抱きしめるのは当然ですわね」

にこ「あ、そう……」


命(千鶴子さんは会った人にすぐハグするんです。今朝もイヤミ刑事から順にはじめましてのハグをされてました)ヒソヒソ

花陽(そ、そうなんですか。変わった方ですね。)ヒソヒソ

にこ「一応警察から協力を頼まれたにこよ。よろしく」

千鶴子「ええ、存じ上げておりますわ。テレビでもよく拝見してますもの。で、そちらの方は……?」

花陽「あっ、に、にこさんのアシスタントの花陽です!」

千鶴子「まぁ、こちらも大変かわいらしいですわね。よろしくお願いしますわ」ムギュ

花陽「ぴゃあ!?」

フワァッ


花陽(……あれ?)

千鶴子「それではみなさん。プレートのところに案内いたしますわ。こちらへどうぞ」スタスタ

イヤミ「ありがとうございます。グズグズするなよ命」

命「は、はいっ!」タタタ


花陽「……」

にこ「? なにしてんの花陽。置いてくわよ?」

花陽「あっ、ま、待ってください!」タタタ


コレクション部屋

千鶴子「こちらがせいれいプレートになります。私のコレクションの中でも一際珍しい代物ですわ」

花陽「これが…(見た目にはただの石板にしか見えないけど……でもなんか不思議な感じがする……)」

にこ「……」サングラスpi!

命「? 今なにか音が鳴りませんでしたか?」

にこ「いえ、気のせいじゃない?(悪いけど、フカヤマ博士にデータを送らせてもらうわ)」tikitiki…

花陽「……」キョロキョロ

イヤミ「バッドスメルの目を欺く為、警視庁で預かる許可をいただきたいのですが……」

千鶴子「うふふ、何度も申し上げました通り、これをこの場所から動かす気はありませんよ?」

イヤミ「しかし———」

花陽(広々とした部屋……壁には鎧の置物や豪華な装飾、絵画が飾ってある)

花陽(部屋の中央の台座、ガラスケースの中にプレートが置かれている)

花陽(周りに窓はなく、入り口は一つだけ、人1人が通れるぐらいの小さな扉だけ……)

花陽「……バッドスメルに対して、こんな密室で……」

千鶴子「それについてはご説明いたしますわ!」ズイッ

花陽「ぴゃあ!?」ビクゥッ


千鶴子「怪盗バッドスメルの予告時間は今日の21時。その時間、この部屋に護衛はつけず、部屋の外にのみつけることにします。」

イヤミ「なっ!!?」

命「そ、そんなの……バッドスメルに盗まれても良いと言うのですか!?」

千鶴子「いえいえ、バッドスメルの手口はスカンプーの悪臭と、くろいきりによって混乱を招くものです。なので人を置くと逆に取り逃がしてしまう可能性が上がると考えられます。」

にこ「……?」カチャッ

千鶴子「ごらんの通りこの部屋には窓もなく、出入り口になる扉は一つしかありません。壁も特殊な合金で作られています。外側に人を付けておけば、万が一にも入られることがありません。ですので、警察の方々には部屋の外側の警護をお願いします。」

命「で、でも……もしバッドスメルに入られたら……」

千鶴子「その時のことも対策済みです!」pi!


ガシャアーーン!!


イヤミ「と、扉に鋼鉄の壁が……!」

千鶴子「これでバッドスメルをこの部屋に閉じこめます。このスイッチは……そうですね、貴女に任せますわ」スッ

命「へ!?わ、わたし……ですか?」

イヤミ「ちょっ!な、なんでよりによってこいつに…!」

花陽「……」ソロ~

千鶴子「ただボタンを押すだけですから、難しいことはなにもありませんわ。よろしくお願いしますね?」

命「は、はい!」

千鶴子「さぁ、お次はモニタールームへと案内いたしますわ」

花陽「…———」ボソボソ

にこ「花陽、なにやってんの?」

花陽「あっ、な、なんでもないよにこちゃん!」トコところで

にこ「そう……?」


そして夕方
別室(モニタールーム)にて

イヤミ「予告時間まであと30分か……今度はへまするなよ?」

命「は、はい!」ドキドキ

千鶴子「……」クスッ

せいれいプレート部屋の前

にこ「はいこれ、あんたの分の防臭マスクよ」

花陽「あ、ありがとうございます!」

にこ「しっかし、本当に来るのかしらね?扉もここひとつしかないのに」

花陽「そうですね……でも、これまでも侵入不可能と言われてた場所にも何度も入って盗んできてますし、油断はできません……」

にこ「まぁ、千鶴子の態度を見る限り、盗まれたところで痛くも痒くもないんでしょうけど」

花陽「えっ、どういうことですか?」

にこ「あのせいれいプレート、かなり多額な保険金が掛けられてるみたいよ?バッドスメルのこと、警察には頼らないみたいな態度だったし、今回のことゲームとでも思ってるんじゃない?金持ちの考えることはわかんないわねー」

花陽「保険金、ですか……」



予告時間まで5秒前
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4
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3
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2
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1
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0


ボシュゥゥゥゥウウ!




モニタールーム

イヤミ「なっ! く、くろいきりだと!?」

命「い、いったいどこから……!?」

千鶴子「あらあら、確認しようにも部屋が真っ黒になってしましましたわね……」

イヤミ(だから言ったのに……!)イラッ


花陽「と、扉の隙間からくろいきりが……!」

にこ「ちょっと、どうなってんのよ!早くこっちにも映像送りなさい!」

手持ち方のモニタ「」ヴンッ

花陽「どうなってます!?」

にこ「待って、くろいきりがはれてくるわ……」


ジジジッ

???『……』


にこ「なっ!ちょっとこれ……!」

花陽「スカタンクの顔のガスマスク……バッドスメルですね」

書き込み規制がすごいので今日はここまで

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