モバP「ほう、グレンタウンか」 (51)

順路が違うのはストーリー上の仕様です。
タマムシシティからの続きになります。
設定を広げすぎて「やけどなおしの よういは いいか!」
という感じではありますがお付き合いのほどを。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1450070178



P「……え、なんで?」

P「順路違うだろ、いきなりグレンはないだろう」


P「いやいや…だって俺、まだスロットで荒稼ぎもしてないし? サファリで乱獲も、道場破りもしてないんだぞ」

P「そもそも水タイプのポケモンもいないのによくもまあ海を渡れたな…って、言ってても仕方ないか」

P「しかし……」

P「今回はナゾノクサの出番…のつもりだったんだがな…」

P「もう少しだけ、我慢しててくれな、ナゾノクサ」(ボールを撫でる)

P「ここは…お前だ!」ぼんっ!

カラカラ「から!」ぴょこん

カラカラ「……から?」きょろきょろ…

P「カラカラ、いい機会だから今日はお前を鍛えてやる。ポケモン屋敷で特訓といこう」

カラカラ「か、からっ!?」あわあわ……

P「心配すんな、お前がピンチの時は、リザードも、ナゾノクサもいるんだ。」

P「いざって時には助けてやる。だから、その辺は気にしないで力いっぱい戦っていこう」

カラカラ「………からっ」こくん

P「うん、いい子だ。」よしよし…

カラカラは目を細めて喜んでいる…

ーーーーーーーーーー

ーポケモン屋敷ー

カラカラ「からーっ!」ぶんっ!

ベトベター「べたー!?」

P「いいぞ! そのまま思い切りぶん殴れ!」

P「相手は怯んでる! 今がチャンスだ!」

カラカラ「かーらからー!」

ガーディ「わおーん!」ぼおおおおっ

カラカラ「からー!」すたこら!

P「おーい、もどってこーい!」

カラカラ「から、かららー!」ぴょん…じたばた…

カラカラはドアノブにぶらさがり扉を開けた…


どろ「あっ」

カラカラ「から?」

P「えっ」

P「火事場泥棒だ捕まえろーっ!!」

泥棒「ひええええっ! なんでばれたんだーっ!」

カラカラ「からからからー!」

ーーーーーーーー

ーーーー

P「く…なんて逃げ足の速さだよ、追いつけない…!」

泥棒「へへ、追いつけるもんなら来てみろってんだ!」

P「ニャロー……っ! この石ころでもくらいやがれっ!」ひゅん…

カラカラ「からっ!?」びくっ

泥棒「おっと! へへ、どこ投げてんだノーコン野郎! 」すかっ

泥棒「銭形気取りか? はは、おしーりペーンペンだ!当てられるもんなら当ててみろーい!」

P「~~~~っ!」かああああああ……

カラカラ「………から?」←手に持ってるホネ

カラカラ「…………」じーっ…

カラカラ「………」ほわんほわんほわーん…

~カラカラのもうそう~

想像の中のカラカラ『カラーッ!』なげっ!

泥棒『ぐわーっ!やられたーっ!』すとらーいく!

P『すごいじゃないかカラカラ!お手柄だぞ!』

カラカラ『カラカラ!』ふんす!

加蓮『へえ、カラカラが? すごいね、カッコイイじゃん♪』

加蓮『じゃあ、今日のご飯はご褒美のポテト山盛りだよー』

カラカラ『からー!』ばんざーい!

ほわんほわんほわん……

カラカラ「………からら」にへらっ…

P「あんにゃろう…舐めやがって…! 待てこら!せめて勝負しろぉ!」

泥棒「馬鹿正直に戦う泥棒がどこにいるんだよー! あばよとっつぁーん!」たたた…

P「待てルパーン!」

カラカラ「からっ!」ひゅっ!

P「カラカラ!?」

泥棒「おおっとぉ!」すかっ

カラカラ「から!?」

泥棒「あっはっは!トレーナーににてポケモンまでノーコンとは! 」

泥棒「こいつぁ傑作だ、お前ら確かにお似合いだよ!」

カラカラ「からぁ……」ナミダメ

P「このヤロウ! 俺はともかくカラカラを悪く言うんじゃねえ!」

泥棒「そんなに言うなら一発でも当ててみろってのよぉー!あ、もう投げるホネがないか!あははは!」

くるくるくる……

泥棒「は…」がすっ!

泥棒「」ばたん…!

P「!?」

カラカラ「からぁ…からからぁ…」うえええん…

P「お、おいカラカラ、お前…!」

カラカラ「から…!」びくっ ←(失敗した!怒られる!)

カラカラ「から、からからから…」あたふたあたふた… ←(どうか命だけは…命だけは…)

P「お前、すごいぞカラカラ!」がしっ!

カラカラ「…から?」きょとん

ーーーーーーーー

ーーーーー

ーー

ーグレンタウンジムー

P「………いや、これ…ジムっていうかさ」

『 焼きたてドーナツ売ってます! 美味しいよ! 』と書かれた看板がある…

P「いや、まあ…確かに勇者(幻想公演)の時には火属性だったけども」

ーーーーーー

法子「あ、いらっしゃいプロデューサー! ドーナツ食べる?」

P「いや、ドーナツは美味そうなんだが、先にジム戦をだな…」

法子「そっかー、お腹すいてからの方が美味しくたべられるもんね!」

P「…まあ、いいかそれで、うん。よろしく。」

法子「はーい! 一名様ご案内しまーす!」

P「大丈夫かなあ…」

ーーーーーーーー

その頃…グレンタウン温泉街…

有香「ふう…いいお湯だったなあ…」

有香「惜しむらくは『いかりまんじゅう』がないことだけど…ううん、贅沢を言ってはダメ…」

有香「…でも、せっかくの湯治なんだし、たまには戦いを忘れてのんびり…」

有香「……あれ?」

アテナ「ちょっと、いかりまんじゅう置いてないの? 品揃え悪いわね!」

店員「はぁ、すみません…しかし、アレはチョウジタウンの名物でして…」

アテナ「そんな事知ってるわよ! ないのならあんたが買いに行くなりしなさいよ気が利かないわね!」

有香「…あの!」

アテナ「…あぁ? 何か用? 悪いけどね、今お姉さんイライラしてるのよ…」

有香「気持ちはよくわかります、しかし力に訴えてはいけないと思います!」

アテナ「はぁ?」

有香「意思なき力は暴力…力なき意思は妄言だ…と、私は師に教えられました…」

有香「あなたのそれは暴力です! おまんじゅうが食べたい気持ちはわかりますけど…」

有香「それを全部他人に、むりやり押し付けるのは違うと思うんです!」

有香「あなたはここにないおまんじゅうを食べるために…何か、努力をしたと胸を張って言えますか?」

アテナ「……ふうん」

アテナ「ずいぶんでかいクチ叩くじゃない。気に入ったわ。アナタ、名前は?」

有香「中野有香…です」

アテナ「そう。私はアテナ。ここは貴女の言葉に免じて引いてあげる。」

有香「押忍…感謝します」

アテナ「……けど、覚えておいて。貴女が今言った言葉、決して忘れてはダメよ、いいわね」

有香「お、押忍! 肝に銘じます!」

アテナ「……あ…流石にフエンせんべいなら置いてるでしょ、それちょうだい」

店員「いえ、置いてませんが…」

アテナ「なんでよ!やっぱり品揃え悪いんでしょう!」

有香「ま、まあまあ…!」

ーーーーーーーーーーーー

ーーーーーー

ーグレンタウンジムー

法子「いっけー! 『マジカルフレイム』ー!!」ぼおおおおおっ!

P「かわして『ホネこんぼう』だ!」

カラカラ「からからーっ!」

P「炎のリング…法子の攻撃は今のところ単調だ…」

カラカラ「から!からっ!からっ!」 ぴょん! ぴょん!

法子「おおー!すごいすごい、火の輪くぐり!サーカスみたーい!」

P「笑ってる場合か法子! もうすぐそこまで……今、入った!」

カラカラ「からからー!」ぶおっ……

法子「『かえんぐるま』!」ぼおおおっ!


P(法子自身が発火した!? 炎を全身に纏って…)

カラカラ「から、からからー!」あちちちっ!



法子「ふっふっふ…………待てー!」だーっしゅ!

カラカラ「からからー!」どたたたた…

P「楽しそうだなぁお前ら」


ーーーーーーーーーー

服はどうなってるのか

法子「いやー、いい汗かいたねー!」

カラカラ「からぁ…」へたり…

法子「走ったら疲れちゃった。 ねえねえ、あなた、ドーナツは好き?」

カラカラ「から?」

法子「え、食べた事ないの? それじゃあ人生損してるよ!今すぐ食べに行こう!今すぐ!」

P「おいおい、まだ勝負はついてないだろ…というかポケモンの場合「人生」でいいのかそれ」

法子「えー? いいよなんでも。だって、楽しかったもん! 」

P「お前なあ…」

法子「だから、はい!」

P「クリムゾンバッジ…いいのか、こんなんで…」

法子「一緒に遊んで、仲良くなれたからその証だよ? 」

法子「これからドーナツも食べるからもっと仲良しだよね!」

>>29
サンジ然り「オヤクァタサムァァ」さん然り。
自分が発火しても服は燃えない感じのイメージです。

P「…はは」

法子「?」

P「あはは、なんでもない。 お前がここのリーダーで…いや」

P「お前をスカウトして、よかったよ。どうやら俺の目に、狂いはなかったらしい。」

法子「んー…うん! なんかわかんないけど褒められた! 嬉しい!」

カラカラ「からから?」

P「おっと、そうだな、忘れてた」

P「カラカラ、このバッジはお前の手柄だぞ? …ありがとな」

カラカラ「から…? から! からら!」

P「はは、信じられないのか? お前だってやるようになったんだぞ? 」ひょいっ

P「よく頑張ったな、おめでとう、カラカラ!」

カラカラ「………!」じわっ

びえええええええ……

おいおい泣くんじゃない…ったく、鼻水でベトベトだ

よーしドーナツたべよードーナツ! 絶対美味しいよ!

がやがやがや…

ーーーーーーーーーーー

ーーーーー

ーーー

ぴぴぴぴぴぴ……かちっ

P「……ドーナツ食いてえ」ぬぼー…

P「なんか知らんが、ドーナツの夢見た気がする…」

P「って、朝からドーナツは流石に重いっての…」ぼりぼり…

P「ふぁーあ…うし、ドーナツじゃないけど朝飯はベーグルサンドにでもするかな」

P「顔洗って、どっかで食ってこよーっと」

きぃ…ばたん!


クリムゾンバッジ「………」

ーーーーーーーーー

ーーーーー

ーーー



P達が去った後…グレンジム近辺・夜ー



法子「ふんふふーふんふんー♪ どんどんどーなつどーんといこー♪」

法子「まだプロデューサー近くにいるかなぁ? さっきのカラカラちゃん、可愛かったなー」

法子「ドーナツ届けてあげるんだー♪」るんるんるー♪

アテナ「もしもしアポロ? ええ、作戦用の強化改造スリーパー、確かに受け取ってるわ」

アテナ「それより聞いて…いいから…何よこのど田舎! まんじゅうもせんべいも置いてないなんて失望したわ」

アテナ「こんな島、いっそ噴火にでも巻き込まれて沈めばいいのよ、そうすれば…」

法子「ねるなるなー♪」るんるん…

アテナ「……まあ、いいわ」

アテナ「…ええ。…ちょうど良さそうなのも見つけたし」

アテナ「今回だけは、あのドーナツで我慢してあげるわ」ぶつっ……

ーグレンジム前ー

有香「法子ちゃーん…あれ…留守?」

有香「おかしいな…今日はあたしこっちに来るからって、遊びに行く約束してたのに…」


有香「…楽しみに、してたのに…」

有香「…待ってみようかな…すぐ、戻ってくるよね、きっと」

有香「……くしゅっ!」

有香「うう…」

アテナ「………意思のないチカラは暴力…ね」ざっ……



法子「…………………」



アテナ「では、意思のあるチカラなら全て許される…」

アテナ「そういう事に……なるわよねぇ…? ふふ…ふふふふ…!」




ーおしまい。



ドーナツだけに揚げ足一本、というところで。

有香のポジションが一体誰に当たるかは、今はまだ秘密です。(バレバレですが)

えんじょうしないかとかんがえていつもナーバスなかこさく▼

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妄想に妄想が重なるとどこまでもいけるんですね、着地点はあるのでしょうか。
頑張って探していきたいと思います。どうぞあたたかい目で見守ってくださいますよう…

では今回もお付き合いいただきありがとうございました。依頼出してきます。



なんだろ

作者一人が盛り上がってる感

SSの内容としては41点くらいかなぁ

>>44
やはりそうなのでしょうか…
自分でも自覚はあるのですが抑えることができず、不快にさせたなら申し訳ないです

評価や印象なんぞ人それぞれだから
自分が書きたいもん書けばヨロシ
ちゃんと完結せればモーマンタイよ

>>46
ありがとうございます、そう言っていただくだけで本当に…
ちゃんと投げっぱなしにせず完結を目指して書いていきますので…

俺は好きだぞ

>>48
ありがとうございます…励みになります

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