卯月「シンデレラガールズ小ネタ劇場です!」 (18)

・猫アイドルとは

凛「にゃ、にゃあ~…」

みく「違うにゃ! それじゃネコミミつけてにゃーにゃー言ってるだけ! 猫アイドル失格にゃ!」

凛「そう言われても…仕事だし、手を抜いてるつもりはないんだけど」

みく「それなら、みくが手本を見せてあげていいよ。カンペキなネコチャンやってみせるから、じゃらしてじゃらして☆」

凛「えっと、じゃあ…お手」スッ

みく「はいっ!」ポンッ

みく「…って、これじゃ犬にゃ!」

凛「ごめん、つい癖で…」

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・ニート

杏「あー腹減った…冷蔵庫に何かないかな」ガチャ

杏「あ、これ腐らせたら無駄になるな。ゴミも増えるし…使わなきゃ、ご飯作ろう」

杏「よしできた。いただきまーす」

杏「うわ、服にこぼした…シミになったらめんどいな、洗おう」

杏「ついでに溜まってた洗濯物も一度に洗っちゃおう」

杏「食器も洗って、と。今ならちょっとこするだけで落ちるからラクだよね~」キュキュッ

杏「っと、もういい時間だね。アニメは…録画して休みに一気に観よっか」

杏「遅刻したら説教で面倒だし、事務所でも寝られるからね。目覚ましは早めにセットして…と」

杏「ふぅ…これで明日の杏はもっとラクができる…すやぁ…」

・特殊性癖

幸子(まったく、なんでボクがこんな格好しなきゃならないんでしょう!)モゴモゴ

幸子(こんな着ぐるみの中じゃ、カワイイボクの姿が見えないじゃないですか!)モゴモゴ

穂乃香「わぁ、大きいぴにゃこら太ーっ! 可愛い!」

幸子「………」

幸子(やはりボクの滲み出るカワイさはこんな着ぐるみでは隠せないようですね!)バーン

・パッション

未央「あーちゃんって、あんまりパッションって感じしないよね」

藍子「パッションって感じしない…って、どういうことですか?」

未央「茜ちんとかと比べるとガーって感じじゃないって言うか…どっちかって言うとキュートじゃない?」

藍子「キュート、ですか…私はなんでもいいんですけどね」

ブーン

藍子「あ、UFO…」

未央「えっ、嘘!? って、そんなわけないじゃーん。あーちゃんもそういう冗談言うんだねー」

藍子「本当ですよっ。カメラに撮ってありますから見てください、ほらここ」

未央「いつの間に!?」

・そこに顔があるから

春菜「猫カフェを追い出されてしまいました…何がいけなかったんでしょう…」

比奈「猫に片っ端から眼鏡かけさせたからだと思うっすよ」

・ラップ

輝子「お、この記事…新種のキノコが見つかったみたいだ…」

小梅「わ、すごい色」

輝子「あぁ、実物を見てみたいな…写真だけじゃ大きさとか裏側とか色々わからないぞ」

小梅「やっぱり、実際に見るのとじゃ違うよね」

輝子「小梅は何か見てみたいものとかないのか?」

小梅「えっと…ラップ現象、とか…?」

輝子「新種のキノコで業界激震! 私もキノコに興味津々!」

小梅「そのラップじゃない…」

・だって好きなんだもん

拓海「ウチの地区には何人も名のある不良がいてよぉ、毎日火花を散らしてたもんだ」

法子「あたしの実家の近くもドーナツ屋激選区だったけどそんな感じ?」

拓海「その中でも、赤い特攻服の女は強かったな…受験とかですぐ消えちまったけどよ」

法子「期間限定のドーナツみたいなものかな」

拓海「ドーナツで例えるのやめてくんねぇか」

・お得なショップです

紗南「うぇー、負けたー!? 同じ事務所にあたしよりゲームが上手い人がいたなんて…!」

杏「いいや、実力は互角…いや、ゲームの腕自体はそっちの方が上だったよ。よっぽど暇人なんだね」

紗南「じゃあ、なんであたしは負けたのさ!」

杏「課金の差」

紗南「これだからソシャゲーは!!」

・マスミ

友紀「美優さーん! 見てみてこれ!」

仁奈「どうですか、似合いやがりますか!?」

美優「あら、仁奈ちゃんキャッツのユニフォーム…可愛いけど、着ぐるみじゃないのね」

仁奈「これもキグルミみたいなもんですよ!」

友紀「そうそう。あたしと一緒にモノマネ特訓したんだもんね?」

美優「ふふ…もしかして、友紀ちゃんの気持ちになるの?」

友紀「ちっちっち、あたしじゃないんだなー。ヒントは手に持ってるボール」

美優「ボール…? 野球ボールの気持ちになるのかしら…?」

仁奈「さぁ先頭打者だ。素振りなんかして気合いたっぷりだな…初球引っかけさせよう。ボール球だぞ、ボール球…頼むぞ」ブツブツ

美優「友紀ちゃん」

・スイッチ

愛海「うがぁぁぁ! なんだかんだ入社してから全然女の子に触れてないよー! 登山したい! っていうかもう言っちゃうけど揉みしだきたい!」

乃々「元々近寄りがたい愛海さんが更に近寄りがたくなってるんですけど…」

愛海「ちょうどいいところに乃々ちゃん! 触らせて! ふれあいパークさせてよー!」

乃々「あぅ…気づかれた…もりくぼの体なんて触る価値ないと思いますけど…」

愛海「そんなことないって! さぁ! さぁ!」

乃々「もりくぼのを触るくらいなら自分のを触った方がいいと思います…」

愛海「自分の…? 試したことなかったな、ちょっと触ってみよう」

愛海「ん…」ムニ…

愛海「んっ…あ…うあっ…んん…」クリックリッ

乃々「なんかイケナイ感じになっちゃってるんですけど…もりくぼは今日でアイドルやめます…」

・祝!プロダクション宇宙進出!

こずえ「ほたるは…いろんなじむしょいたって…なんでー?」

ほたる「えっと、お世話になってたプロダクションが次々なくなっちゃって…」

こずえ「なくなったー…?」

ほたる「うん。いきなりすごい借金しちゃったり、火事が起きちゃったり…」

こずえ「ごごごーって、うちゅーにとんでっちゃったりー…?」

ほたる「い、いえ…それは流石に…」

ゴゴゴゴゴ…

ほたる「………」

ゴゴゴゴゴゴゴ…

裕子「これはサイキックパワーですね間違いない」

・闇鍋の闇

早苗「闇鍋パーティイェーイ!」

聖來「みんな入れた? それじゃ、食べよっか」

優「ん…!? おえっ、ぺっ、ぺっ、なにこれ~!?」

早苗「これは…毛? 肉に毛がくっついてるわね…」

聖來「なんか、これ…犬の毛っぽくない…?」

優「ね、ねぇ…アッキーがいないんだけどさー…」

早苗「まさか、これ…」

聖來「え、え、嘘でしょ…」

アッキー「ワン!」

優「あっ! こたつの中にいたんだ、よかったー♪」

早苗「え、じゃあこれ何」

・世界

飛鳥「アイドルをやってみて、ボクにも新しい世界が見えてきた気がするよ。フフッ」

ヘレン「いいえあなたの見ている世界は世界レベルから見れば小さなものよ」

飛鳥「え」

ヘレン「世界を語るならまず世界に目を向けなさい」

ヘレン「自身の世界に閉じこもってはいけないわ」

ヘレン「世界に飲まれては駄目、世界に爪痕を残しなさい」

ヘレン「新しい世界を真に求めるのなら自分自身が世界レベルになるのよ」

飛鳥「う…うわあああああああああああああああ!?」



飛鳥「ゆ、夢か…」

ヘレン「ええ、この世界こそ夢現のようなものかもしれないわね」

・責任持って食べます

法子「CDって丸くて穴が空いてて、ドーナツに似てるよね」

法子「そうだ! ドーナツをCDプレイヤーに入れたら聴覚からもドーナツを味わえるんじゃ!?」

法子「よし、早速ドーナツをセットして…再生!」

『………』

法子「あ! なんか聴こえてきた!」

『食べ物を粗末にするな』

法子「あ、はい。すみません」

・ポエム

瑞樹「アニメの主演声優、おめでとう菜々ちゃん」

菜々「はい、ありがとうございます。ずっと憧れた声優アイドルに、菜々はなれたんですね…」

瑞樹「菜々ちゃん…もう、無理しなくていいんじゃない?」

菜々「え、無理って何が…」

瑞樹「XX歳なんでしょう?」

菜々「ぐさぁーっ! ど、どうしてそれを…じゃない、菜々は17歳ですよ!」

瑞樹「普通に飲み会にも来るのに、どうしてそれで通せると思ったの…? わかるわ」

菜々「…いえ。菜々の時計は止まったままなんです。夢を誓った17歳のあの時から、ずっと」

瑞樹「でも、あなたは夢を叶えた。もう時計は動いてるわ。12時を過ぎたシンデレラは、もう元の女の子に戻ってもいいんじゃない?」

瑞樹「例えシンデレラがキレイなお姫様なんかじゃなくて灰被りだとわかっても、王子様はきっと受け入れてくれるわよ」

菜々「確かに…そうかもしれません」

菜々「でも、私は…テレビの中の、いつまでも同じ姿の魔法使いに憧れていた…いえ、今も憧れているんです」

菜々「ナナも彼女と同じように、ずっと17歳のまま、みんなに夢を見せてあげたいんです」

菜々「シンデレラが魔法使いになっても…解けない魔法があっても、いいんじゃないでしょうか」

瑞樹「そっかー…」

瑞樹「それなら…私も、菜々ちゃんみたいな若い子には負けないわよ~」

菜々「…ええ! 菜々たちのアイドル活動はこれからです!」

☆ご愛読ありがとうございました!! おわり!

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