ぐだお「うちのカルデア事情」 (136)

「うちの食事情」

ぐだお「料理……ですか?」

ロマン「うん、そう。今回のイベとピックアップで織田信長とスカサハが召喚されたんで、キミもいろいろと魔力消費が激しいだろう?これからはサーヴァントにも食事による魔力回復ということで節約と行こうじゃないか」

ぐだお「そうですね……イベント終わりましたけど、次のイベントのためにマリーに猛火捧げないといけませんし」

ロマン「カルデアのバックアップも完璧とは言えないし。それに、イベントお疲れ様でしたってことで、ちょっとした宴会でもしようじゃないか」

ぐだお「……もしかしてただドクターが食べたいだけじゃないんですか?」

ロマン「アハハハハハ」
ロマン「ソンナワケナイダロ」

ぐだお「露骨に芝居じみた返答どうも。で?」

ロマン「ん?」

ぐだお「誰が料理するんです?」

ロマン「そりゃあ……」

ぐだお「……」サッ

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霊基一覧
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ぐだお「……」

ロマン「……」

ぐだお「…………マシュ」

ロマン「……うん、それが一番の安牌だね」



マシュ「すみません、先輩。お料理はまだ、先輩にお出しするほどのレベルに達していないんです」

ぐだお「いやいや、作れるんならそれでいいんだけど」

マシュ「いえ、先輩に出すのならば、それに宴会の肴にするのなら、私にはとてもとても……申し訳ありません。もっと精進してスキルアップに励みます」

ぐだお「う、うん、いや……まともに作ってくれるならそれで――」

マシュ「そうと決まればマテリアルでお料理本発掘に行ってきます!あぁ、フランスにレイシフトするのもいいかもしれない。その時は先輩、付き合ってくれますか……?」

ぐだお「お、おう」

マシュ「ありがとうございます!では!」

ぐだお「……」

ぐだお「…………」アタマカカエ

ロマン「うん、まぁ……マシュは生真面目だからね。妥協は許さないタイプだし。温かい目で見守ってあげようじゃないか」

ぐだお「少しでも、少しでも料理の心得があるサーヴァントは」

ロマン「手あたり次第当たったみるかい?」

アルテラ「ご飯はいい文明。料理は悪い文明」

義経「飯盒とか、戦飯なら。やれと言われればやりますけど」

清姫「蝶よ花よと愛でられたため……箸すらも持たせてもらえず」

ステンノ・エウリュアレ「どうしてする必要が?」

メドゥーサ「すみません……自分よりも美味しい家庭料理を作る人を知っているので、いささか気分が乗らないのです」

ランスロット(論外)

アタランテ「イノシシでいいか?あれ、おーい、なぜ無言で去っていく!?」

ヴラド「生憎そちらは嗜んでおらぬ。形に残る物ではないからな。なに?写真?ふむ……考えておこう」

エリザ「私ならできるわよ!出来るってば!!ちょ、無視しないで!」

アステリオス「りょうり……ごめん、ますたぁ、できない」

マリー「お料理?そうね、まず料理ができる前の形が解らないの。こう、林檎とかを加工するのよね」

ノッブ「料理などせん。わしはお茶しか嗜んでおらんからの。菓子があるのならば茶会でも開くかの」

クー・フーリン「軽いもんは出来るけどよ。大人数?宴会?めんどくせーからやらねー。それよりマシュちゃんの料理は出てこねえの?」

スカサハ「うむ、わかった。ではまず獣狩りを――なに、何故止める。そのネタはもうやった?被ったか……」


ぐだお「…………」アタマカカエ

ロマン「…………」オナジク

ぐだお「いや、なんとなく予想はしていたけど。していたけどさ」

ロマン「こりゃ、マシュちゃんに土下座でもして頼み込むしかないね。大丈夫、あの子ならわかってくれる」

ぐだお「そうしてみます……」



ぐだお「とは言ったものの……今更頼み込むのもなぁ。マシュは一度読書すると反応しなくなるタイプだし」

ぐだお「――ん?いい匂い」

カーミラ「まったく、戦士貴族が多い中だから仕方ないものだけれど、それでも手伝いくらいは出来ないのかしら。ま、肉や野菜を切れって言ったら剣を抜くような連中だからそれはそれで御免被るけれど」

ぐだお「(アカン)」

ぐだお「(え、えー?カーミラ?カーミラが料理するの?エリザの成長した姿だよ?あの劇薬が次はどんな姿になるの?でもいい匂い……)」

カーミラ「――ん?あらマスター。一番最初に匂いにつられてきたのが貴方とはちょっよ意外だわ」

ぐだお「あの、カーミラさん?その、料理、えっと」

カーミラ「あの小娘の料理……というより劇物を言ってるのなら気持ちは分かるけれど心配はいらないわ。これでも六人の子どもの母親。さすがに夫があんな顔したら克服もするわよ」

ぐだお「お、おう」

カーミラ「いま思えば人間が食べられたものじゃないわよね、アレ。ほんと、忌々しい自分の過去」

ぐだお(なんかカーミラって厨二の頃の自分を殺したいって思ってる成人みたいだ)

カーミラ「何か言ったかしら?」

ぐだお「ううん、何も(言ってはない)」

ぐだお「でも驚いた。カーミラはこんなこと面倒くさいって言うかと思ってたのに」

カーミラ「それは、そうね。私もできることならほかの人に任せたいわ。でも――」

ぐだお「でも?」

カーミラ「任せた結果、缶詰だったら空しいじゃない」

ぐだお「(その可能性は十分あったんだよなぁ)」

カーミラ「それでもまだ食べられるならいいわよ。その結果あの小娘のような劇物、野蛮人が狩ってきた獣の肉しかない食卓を囲むよりは自分で作った方がましでしょう?」

ぐだお「万理ある」

カーミラ「でも、期待はしないで頂戴。マシになった程度で、シェフの真似事は出来ないのだから」

ぐだお「そうか?」ヒョイパク

カーミラ「あ、ちょっと」

ぐだお「うん、美味い。これなら大丈夫だろ」

カーミラ「ふん、どうもありがとう。まぁ、貴族だろうが舌が肥えてようが、文句言おうものなら鞭で追い出すけれど」

ぐだお「はは、この料理なら大丈夫だよ(約数名除いて)」

カーミラ「貴方……さっきから発言に含みがない?」

ぐだお「アハハハハハハ」
ぐだお「ソンナワケナイダロ」

カーミラ「まったく。ほら、突っ立ってないであなたも手伝いなさい。次は豚を焼くわ」

ぐだお「(豚……料理……アイドル…………うっ、頭が)」

カーミラ「頭を抱えてどうしたの?」

ぐだお「いや、別次元のカーミラに似た女性を幻視しただけだよ。あっちは少し胸が……いやなんでもない」

カーミラ「? まぁいいわ。ほら、このエプロンを着て、手を洗って綺麗にしなさい。衛生管理は料理の基本よ」

ぐだお「ん、了解――なんか新婚みたいだね」

カーミラ「残念、私は人妻枠よ」

ぐだお「枠て……それを言ったらだいたいが人妻枠だよ。いや一部女性夫役か」

カーミラ「それもそうね。不思議ねこの世界」

ぐだお「考えないでおこう……世界のシステムに触れそうだ」


時間は流れ――


ロマン「では、此度のイベントと新たに訪れた織田信長とスカサハに」

『かんぱーい!』

ぐだお「これ、お酒か。飲んでもいいのか?」

マシュ「せんぱーい!」ダキッ

ぐだお「うおっ!?マシュマロおっぱいイヤッホーーーゥイ!じゃなくて、どうしたマシュ。もう酔ったのか?」

マシュ「酔ってないれす!それよりも先輩、マシュもお料理頑張って勉強したんれすよ!」

ぐだお「う、うむ。首尾はどうだ?」

マシュ「頑張ってお米の炊き方を覚えました!!」

ぐだお「その段階かー」

マシュ「まずは洗剤を入れてー」

ぐだお「それ以上いけない」

マシュ「スピー」

ぐだお「寝つき!」

ハサン「ここは私めが」ザッ

ぐだお「あぁ頼む」

ハサン「してマスター、私は料理ができます」

ぐだお「うんごめん……素で忘れてた」

ハサン「こんなことでは泣きませんぞ!」シュバッ

ぐだお「うーん、悲しい哉薄い存在感」

ぐだお「ふむ……」


アルテラ「これは、良い文明だ……」

アステリオス「おいしい、おいしい」

エウリュアレ「こら、アステリオス。行儀が悪いわ、零さないの」

ランスロット「Arrrrrthurrrrrrrr!!!」

アタランテ「食べるときでも顔が見えないのか……着ぐるみか何かかあの鎧は」

マリー「たまにはこういう皆で囲む食卓もいいわね。王宮の頃はこういう食事はあまりしたことがなかったから」

清姫「むむむ……箸というのは結構使い難……あ」ボキリ

ヴラド「ふむ、あの料理がこうなるか……成長とは凄まじいものだな」

エリザ「私も甘いわね!!もーっと赤くすればいいのに!……ていうかヴラド叔父様、箸の使い方上手すぎない?」

ステンノ「少なくとも駄メドゥーサよりは美味しいわ」

メドゥーサ「はぁ……(あぁ、美味しいのに。美味しいのにどうしてもあの味がちらつく。あぁ士郎……)」

義経「私の方がいろんな意味で先輩ですしおすし。戦績とかものすごいですし。あと別次元では与一がお世話になっています」

ノッブ「知名度的にもわしの方が格上じゃし。ていうか頭高くね?あと別次元ではもうそろそろお主も出てきそうじゃの」

スカサハ「お前……どこで箸の使い方を覚えてきたのだ」

クー・フーリン「慣れりゃどうってことはねえよ。いいじゃねえかフォークもスプーンもあるんだから、こっち使えば?」

ぐだお「なかなか受け入れられてるじゃないか」

カーミラ「お酒のおかげでしょうね」

ぐだお「ん、お疲れ様カーミラ。相変わらず素直じゃないなぁ」

カーミラ「事実よ。でも、こんなことはもうあまりしたくないから。次からはマスターもできるようになって頂戴ね」

ぐだお「俺か……了解、マシュと一緒にマテリアルを読み込んでくるよ」

カーミラ「……少しは教えてあげてもいいけど」

ぐだお「ん?」

カーミラ「なんでもないわ。料理、尽きるわよ」

ぐだお「うん、俺も食べてくるよ。いただきます!」

カーミラ「ふぅ……」


カーミラ「お粗末様」

というわけで一話おしまいです
こんな感じで落ちもなく山もなくシリアスなんて微塵もない感じで書いて行きます。

ネタが浮かび次第書きますので不定期です。

無理矢理入れましたがとりあえずうちにいる鯖しか出ません。
ジャンヌとか玉藻とかオリオンとかドレイクとか沖田とかでないんですよぉ!!

リクエストなども募集いたしますので、よろしければお付き合いください。

それではここまで読んで下さった方、ありがとうございました

ごめんねキャライメで適当に書いてました
まぁハロイベで掃除スキルA+++って言って燃えないゴミも燃やせる発言で料理スキルも疑わしいけれども

いえ清姫は一番最初で最終再臨してリーダー枠にカレスコ持たせて宝具ぶっぱ要因です
つまりは嫁です!

キャラ設定ブレブレですみません
ハサンは素で知りませんでしたごめんなさい

「うちの三騎士風呂事情」

ちゃぽん

アタランテ「ん、ふぅ~……風呂はいい。命の源だ。これがあるというだけで次の戦もマスターのために力を奮えるというものだな」

アタランテ「これでリンゴジュース、それに黄金アップルパイでもあればもはや至高。ランサークラスにも遅れはとらぬと言うものよ」

スカサハ「ほぅ、随分と面白いことを言うではないか獅子の狩人よ」

アタランテ「ニャッ!?スカサハ殿、いつの間に……今日は私が一番風呂だったはずでは」

スカサハ「貴様が湯の温もりに抱かれ艶めかしい嬌声を上げているところからじゃ」

アタランテ「そんな声は上げていない!誤解を招くいい方はやめてもらおう!」

スカサハ「冗談だよ。そんな大声を上げるでない。反響して耳が痛い」

ガラララ

アルテラ「……」

アタランテ「……」

スカサハ「……」

アルテラ「…………間違えた」

アタランテ「いやいやいやいや、服まで脱いでおいてその言い訳は通用しない」

スカサハ「気に入ったんじゃな?気に行ったんじゃろ!良い文明への愛着は人一倍だからなお主は」

アタランテ「茶化すな茶化すな。この風呂場まで粉みじんにされては困る」

アルテラ「……入ってもいいか?」

スカサハ「うむ、元よりここは公共の場だ。行儀さえ気を付ければ誰に咎められる謂れはない」

アルテラ「……そうさせてもらう」

アルテラ「ふぅ……少し、熱いな」

アタランテ「冬だからな。少しばかりいつもより温度を上げている。今日は一段と寒い」

スカサハ「寒いのは苦手か?獅子の狩人殿」

アタランテ「人を猫扱いするな……得意ではないが」

アルテラ「……」サワサワ

アタランテ「……何をしている」

アルテラ「これはどんな仕掛けで付いているんだ?」

アタランテ「耳を撫でるな!仕掛けも何もない!」

アルテラ「ないのか……」

スカサハ「猫耳の強制着用が罰ゲームとは今も昔も大差ないな」

アタランテ「全身タイツは罰ゲームではないのか」

スカサハ「どっちかというとアルテラの衣装の方が罰ゲームじゃろう。なにあれ麒麟装備?」

アルテラ「いいだろうあれ。服という文明を最小限にとどめている」

アタランテ「むしろ誇らしげに……!?」

アルテラ「狩人にスカートは必要なのか?」

アタランテ「……」

スカサハ「……」

アルテラ「……」

ガラララ


くだ子「あれ?三騎士勢揃いだね。お邪魔しまーす」

アタランテ「マス…!?あぁ、今は女か」

スカサハ「なら問題はないな」

アルテラ「そう、だな……」

三人『何故だろう。問題があるような気がしてやまないのに何故かつっこめない』

ぐだ子「でどうしたの?そんな剣呑な空気出して。三竦みのクラスなんだから泥仕合いになるだけだよ」

アタランテ「いや、各々の戦闘衣装についてな。なぁマスター。私たちの格好、誰が一番罰ゲームに見える?」

ぐだ子「はぁ?」

スカサハ「うむ、そういう反応になるのは当然だな。そうだな、例えば――」


ぐだ子「どの子の衣装も格好良くてエロくて可愛いよ。それ以外になんか意味あるの?」


スカサハ「…………」

アタランテ「…………」

アルテラ「至言、だな。可愛いというのはいいことだ」

ぐだ子「でしょ?じゃ、早いけど私はまた猛火狩り行ってくるから。のぼせない程度にゆっくりして行ってね」

ガラララ

スカサハ「たまにマスターなら私を殺せるんじゃないかと錯覚してしまうことがあるんだが」

アタランテ「奇遇だな。マスターなら私を足の速さで抜いてくれるんじゃないのかと錯覚してしまうことがある」

アルテラ「褒め、てるのか……?」

こんな短時間でたくさんのコメントありがとうございます

ss初心者なので滅茶苦茶嬉しいです。
ちなみにうちのランサー枠は師匠ではなくエリちゃんです。可愛いから是非もないネ

「うちの姐御事情」

今日も今日とて来たるべき戦のためにサーヴァントを強化していた。
いくつあっても種火は足りない。なのに育てなければいけないサーヴァントは多いとは需要供給のバランスが崩壊しすぎている。

「とりあえずマリー……マリーを育てなければ」

他にもいるけれど、持っていないので致し方なし。
次が来る前に、最低二段階再臨は済ませたい。

でもちょっと限界。体力と集中力の限界。
スキルで魔力を使い過ぎた。

「ちょっと、ほんのちょっと休憩するだけだから……」

足の行く末を変え、マイルームに戻る。
倒れ込むようにベッドに寝つき、意識はすぐに放り投げた。

体感的に一瞬の眠り。
夢を見なかったからだろう。ノンレム催眠では体は休めても頭が休めてないような気がする。

しかし、今重要なのはそこではない。

「……なにしてるんだ?スカサハ」

「おぉ、起きてしまったか。もう少し寝顔を見ていたかったのだがな」

さして驚いた様子を見せずにわざとらしくおどけてみせる彼女は、意地悪そうに笑って見せた。

自分の頭の下にある彼女の太ももが、とても温かい。

「固いものですまぬが、私の膝枕は貴重だぞ。彼のクー・フーリンでさえ狙っておったが手に入れられなかったものじゃ。よく味わっておいて損はないぞ」

「そっか……なら甘えることにする」

強張らせていた体を弛緩させる。
目を閉じると、頭を撫でられた。

「そういえば……スカサハは休憩を好んでなかったか?」

「それは誤解である。適度な労働には適度な休憩をはさむ方が効率がいい。過度な労働に不足した休憩では、余計に時間を取られてしまうぞ」

「そうだけど……」

「お主は英雄ではない、戦士でもない。つい最近まで何の経験もなかった民間人なのじゃ。そこは皆把握しておる。焦る必要はない」

優しい笑みを浮かべながら、自分の髪をいじくる彼女は、記憶にない母性を感じさせる。

「そうか……俺は焦っていたのか」

「聞いたぞ、今までのお主の冒険奇譚を。なかなか、面白い話じゃった」

「なんか恥ずかしいな」

「英霊としては最下層とはいえ、イアソンにケンカを売った話は痛快じゃった。ワシは勇気のある戦士は好きじゃ。どんな英霊にも臆さないお主には好感が持てる」

スカサハの褒め言葉に少し頬が熱くなるのを感じながら、太ももの心地よさを噛み締めていた。
柔らかさではマシュが最上だけれど(次点で清姫)、なんというか、安心感がある。

「お主ならば、もうちょっと頑張ればワシの閨に呼んでやらんこともない」

それは……嬉しいことだけども、ちょっと反応に困る。

「どうした?お主はそこまで無欲であったか」

「いや……ちょっと衝動に駆られてるとですね。こっちの身が持たないと言うか……」

軽く三回は死ねると言うか。
今でさえとある人物に見られると玉がヒュンとなる気がする。

「そうか……では、呼ぶ、というのはいささか足りないのだな」

「スカサハ?」

スカサハは目を細め艶やかな笑みに変えると、そっと顔を俺の耳に近づけた。彼女の息が耳にかかって、とてもくすぐったい。

「私の方から、食べてしまうか」

「!?」

「おっと、動くなよ。危ないぞ」

ぞくりとした。性的な意味で。
激しくなった動悸をどうにか落ち着かせようとするが、スカサハの顔が近いせいでままならない。

「ふふん、初い奴め。女子の扱いには長けていても、女の扱いには慣れておらぬか」

未経験です!
自慢できることではない。

ようやく頭を離したスカサハは満足したような表情を見せる。

「まぁ今はまだお主を襲う段階ではないな。充分熟してからでも遅くはないだろう」

「姐さん、目が肉食獣のそれです……」

「これ、姐さんと呼ぶでない」

ペシンと頭を叩かれ、ケラケラと笑うスカサハを眺める。

「どうした?」

「いや、頑張ろうと思ってな」

「ほぅ……もう元気は出たか。若いってのは良い。これからもしっかりと励め。世界を救ってみろ、マスター」

「応ッ!!」

何故いきなりスカサハ回?

今日の五時ほどのことです。もちろん午前のこと。
ログインボーナスで星もらったんでガチャ回したんですよ。



出ましたスカサハ二枚目。


うっそだろお前。リリィちゃんは!?
てな感じで書くと出る理論の反対、出たから書くを実行してみました。

「うちの休日事情 清姫編」

清姫「どうですか?旦那様」スリスリ

ぐだお「……天国」

清姫「ふふふ、それは良かったです。痛いところはありませんか?」

ぐだお「ない。できればもっと奥をしてくれ」

清姫「かしこまりました。痛かったら申してくださいね」

ぐだお「うん」

清姫「~♪」

ぐだお「…………」

ぐだお「(……怖い)」

ぐだお「(いきなり部屋に来てニコニコ無言で耳かきを提示された時はついに私以外を見るなとか言って目つぶしされるのかと思った)」

ぐだお「(そしたらベッドにちょこんと座って膝ポンポンするものだから戦々恐々としながら膝枕に頭を置くと耳かきが始まったのだが)」

清姫「最近は忙しくて、耳かきする暇がなかったでしょう?ゴミが溜まっています」

ぐだお「すまん」

清姫「いえいえ、妻(サーヴァント)として旦那様(ますたぁ)のお世話をするのは当然のこと、いえ生きがいですので」

ぐだお「……そうか」

ぐだお「(重い)」

清姫「……本当のことを言いますと、私、少し不安なのです」

ぐだお「清姫?」

清姫「また、私の元から離れてしまうんじゃないかって」

ぐだお「……」

清姫「お許しください、マスター。清姫は、マスターのことを心のそこから信じることができないのです。優しくしてくれる貴方が、いずれまた私を置いて去ってしまうんじゃないかって」

清姫「怖くて、怖くて……」

ぐだお「清姫」

清姫「はい、マスター」

ぐだお「大丈夫だよ、清姫。俺は君の元から離れないから」

清姫「マスター……」

ぐだお「清姫……」

清姫「ますたぁ……」

清姫「その言葉、嘘偽り」

清姫「な い で す よ ね ?」ガシッ

ぐだお「え?」

清姫「言いましたね、言ってくれましたね。ついに、ついに!」ギギギ

ぐだお「ちょ、頭、痛っ、掴まないで!」

清姫「私本当に怖いんです。もし、万が一、旦那様が、他の女に目が移ってしまうかもしれないと考えると……」


清姫「もし、また、安珍様を燃やしてしまうかもしれないと考えてしまうと」

清姫「本当に、本当に、恐ろしいのです」


清姫「私に貴方を殺させないでください。ま す た ぁ ?」




ぐだお「…………アイ」

やっぱり清姫No.1!!

清姫の太ももに挟まれたいのおおおおおおおおお!!

しかし清姫との間に引力は発生していない模様(宝具Lv.2

「うちの男風呂事情」

クー・フーリン「っくぅ~~風呂場で飲む酒は美味いなぁ!凝った身体に染みるってものだぜ」

ヴラド「同意だ。これで血の杯でもあれば、また格別なのだがなぁ」

クー・フーリン「相変わらず趣味悪いなおっさん……ここは上玉な女だろ?」

ヴラド「余には妻一人で充分であるがな。二人も三人も抱く女はいらん」

クー・フーリン「あんたも色んな女食べてるじゃねえか」

ヴラド「あれは餌だ。食べ物を女としては見ていない」

ヴラド「しかしそれは下に見ているわけではない。食事には敬意を払わねばならぬ。感謝報恩の精神よ」

クー・フーリン「食われる奴はたまったもんじゃねえだろそれ……」

ガラッ

ぐだ子「ん?あぁ二人が今日は最後だっけ」

クー・フーリン「ちょっ!?おいマスター!俺は大歓迎だけど何平然と男がいる風呂に入ってきてやがる!?俺は大歓迎だけど!!」

ヴラド「ふむ……こうして見ればやはり子供とはいえ女子よな。だが少し恥じらいがないと言うのはどうかと思うが」

ぐだ子「?……あぁ、そっか、間違えちゃった」

ピシャン

ガラララ

ぐだお「悪い悪い、ちょっとボーっとしててさ」

ヴラド「此度の責務もご苦労であったマスター。ゆっくりと体を癒すがよい」

ぐだお「それがそうとも言えないんだけどね。またすぐにセイバーモニュメントを集めなきゃいけないから」

ヴラド「それは難儀なことだ。しっかりと励め」

ぐだお「あぁ、ありがとう。どうした?クー・フーリン」

クー・フーリン「いや……マスターって言うのは一癖も二癖もなきゃ出来ねえもんなのかなって思ってさ」

ぐだお「?」

ぐだぐだゲーム編描こうと思ったけど予想通りぐだったので明日

今日はメンテ長くて師匠を強化しきれなかった無念

それではおやすみなさい

「うちのゲーム事情 わいわい編」

ぐだお「…………」カチャカチャ

クー・フーリン「…………」カチャカチャ

メドゥーサ「…………」カチャカチャ

ノッブ「…………」カチャカチャ

ヤァトォウァガアアガキンッ!

クー・フーリン「……!」キュイーン!

クー・フーリン「マスター!」

ぐだお「分かっている。合わせろ!」ドーン

メドゥーサ「援護します」ググ

ノッブ「総攻撃じゃ!」ダンッダンッ

メドゥーサ「射線に入らないでください。毒矢を放ちます」バシュッ

ぐだお「尻尾を切る!巻き込まれるなよ!」

クー・フーリン「俺の槍捌きを見せてやらぁ!」トッシン!

グオンカイテン

ぐだお「あ」カイヒ

クー・フーリン「は!?」グア!

ぐだお「どんまいドンマイ」

メドゥーサ「幸運Eは健在」

ノッブ「やはり兄貴。是非もないネ」

クー・フーリン「まだ体力は!」

ノッブ「よっと」トス

メドゥーサ「ほっと」ヒュン

クー・フーリン「な」ドズーン!! クー・フーリンが力尽きました

クー・フーリン「何やってくれてんだてめえらー!!」

ぐだお「そしてこの連携である」

ノッブ「やはりあの姉あってこの妹あり」カイフク

メドゥーサ「味方潰しは基本」バシュッバシュッ

クー・フーリン「くっそ……これなんていうPvPだっけ。いちいち遠いんだよお前ら」

メドゥーサ「古今東西、真面目にやった方が馬鹿を見ると言うものです」ジョウズニヤケマシター

ノッブ「で、あるか」ドシュドシュ

ぐだお「いや真面目にやれよ。お遊びで報酬減らすなよ」ザシュ

クー・フーリン「お前って自分より怖い女がいなかったら強気に出るよなぁ」

メドゥーサ「誤解されるようなこと言わないでください。ノリがいいだけです。あ、マカライト鉱石」カツーン

ノッブ「言い訳しきれてないぞ」デヤァ!

ぐだお「いいからメドゥーサは闘ってくれないか」

メドゥーサ「採集しとかないと防具がそろわないんですよ」カツーン

クー・フーリン「よし、ようやく着い――ってのわぁっ!?」グシャーン

ノッブ「クー・フーリンの奴、来た瞬間に突進されて戻って行ったんじゃが」ハッハッハッ

ぐだお「幸運Eは伊達じゃないな」ハッハッハッ

メドゥーサ「次の採集ポイントは……」

クー・フーリン「ったく……次こそは!」カイフク

ノッブ「ぐだぐだしてきたの」

ぐだお「知ってた」

~15分後~

ぐだお「おかしい……これ下位なんだけど」

メドゥーサ「ふざけすぎましたね」

ノッブ「もう一回も死ねんしの」

クー・フーリン「あんたらが俺を殺したせいだからな!」

メドゥーサ「とりあえず採れるところはもうないですし、本気出しますかね」

ぐだお「メドゥーサってかなり几帳面だよね」ヤァ!

メドゥーサ「採れるものは全て採らないと勿体ない気がして」バシュ

ノッブ「一理ない」ズドンッ

クー・フーリン「詰めが甘かったりするけどな」テヤァア!

メドゥーサ「狙い打ちます!」

クー・フーリン「いってぇ!俺射抜いてどうするんだよ!」

ぐだお「真面目にするって言ったばっかぁ!」

ノッブ「それにしてもこのメドゥーサ、ノリノリである」

ぐだお「心なしかリオレイアがクー・フーリンに同情して攻撃していないように見える」

メドゥーサ「彼女の心をゲイ・ボルグしたんですかね」

クー・フーリン「なにそのゲイ・ボルグの使い方」

ぐだお「足引き摺り始めたぞー」

ノッブ「これ真面目にやればかなり短縮できたんじゃね」

メドゥーサ「誰のせいですかね」

クー・フーリン「少なくともお前が原因の一端だろうよ」

ぐだお「落とし穴誰か仕掛けて」

メドゥーサ「では私が」

ノッブ「突進したぞ!――って、あ」

ぐだお「あ」

クー・フーリン「あ」

メドゥーサ「え」メドゥーサが力尽きました 

これ以上復活できません

ぐだお「……」

クー・フーリン「……」

ノッブ「……」

メドゥーサ「……ワンモア」

二回目は七分で倒しました。

というわけでゲームしてます。
モンハンではなくGE派です

ディルムッド来たんで新人案内編とかやれたらやります。

以下おまけ

ステンノ「……暇ね」

ステンノ「エウリュアレはアステリオスと仲良くしてるし、駄メドゥーサもマスターとゲームばっかり」

アタランテ「~♪」

ステンノ「…………あ」

ステンノ「いいこと思いついたわ」


アタランテ「なんだお願いとは。お前のお遊びには乗らんぞ」

ステンノ「一つゲームをしてもらいたいのよ。私にはクリアできなかったから」

アタランテ「ゲームか……あまり得意ではないのだが。どれだ?」

ステンノ「これよ」



アタランテ「…………『夜廻』?」

うちのゲーム事情 ゲームセンターCX編に続く

「うちの新人教育事情」

新しいサーヴァントが召喚されました!

ぐだお「というわけで新入りのディルムッド・オディナくんです。みなさん仲良くするように」

ディル「ディルムッド・オディナです。まだまだ未熟者ですので、先輩方のご指導ご鞭撻よろしくお願いします」

エリザ「(なにこれ)」

クー・フーリン「おー!おー!歓迎するぜ!」

ディル「あ、ありがとうございます……」

スカサハ「かつてないほどクー・フーリンの嬉しそうな顔」

エリザ「え、やだ……でもぉ私ぃ、嫌いじゃないかも……」

ディル「え」ヒキッ

クー・フーリン「ちっげえよ!年が違うとはいえ同じ地で戦った同士ってことだよ!」

ディル「同じ地……もしかして、冬木のことでしょうか」

クー・フーリン「おうよ!あの地には因縁しかねえが、割と最近だしな。思い出話に花を咲かせようや」

ディル「思い出話……」

クー・フーリン「うん?」←最期がアレだったとはいえ結構充実してた人

ディル「……」←最期もアレだし経過もアレだった人

ディル「また、いつかにしてください……」

クー・フーリン「お、おう」

スカサハ「この温度差である」

エリザ「幸運Eェ……」

ぐだお「うんうん、仲良きことは良き哉良き哉。じゃあ、あとはよろしく」

クー・フーリン「なんかすることあるのか?」

ぐだお「ここの案内とか頼むよ。俺はちょっとすることある」

スカサハ「ふむ、ではここで解散するとしよう。私もアルテラとフランススイーツ巡りをする」

エリザ「なによそれ!私も混ぜなさいよ!」

ディル「ずいぶん、フリーダムな職場ですね……」

クー・フーリン「いつからレイシフトってどこでもドアになったんだろうな」

ぐだお「だいたいあの女神姉妹のせい」

クー・フーリン「あとあの下僕のことも忘れてやんなよ」

スカサハ「では解散」

ディル「って言っても紹介するところなんてあるのですか?自室だけでいいような」

クー・フーリン「お前も分かっただろ。ここってかなりフリーダムなんだよ。だから暇を潰す設備とかが豊富なわけ。まぁまずはほら、お前の部屋だ」

ディル「まぁ、普通……これは?」

クー・フーリン「お前の携帯ゲーム機だ。ここではマスターがゲームを全面推奨してる。あいつの持論でな、一緒にゲームをすればいい関係が築けるんだそうだ」

ディル「身体が訛りそうなんですが……でもマスターとの関係をよくするのであれば、やってみる価値はありそうですね」

クー・フーリン「あとこれ。お前にお勧めしたいマスター厳選のゲームだそうだ」

ディル「……『沙耶の唄』?」

クー・フーリン「中身は知らんが、まぁ純愛ものなんだと」

ディル「はあ……」

クー・フーリン「次だ」

クー・フーリン「基本的に俺らが集まるのはダイニング、遊戯室、武道室だ。用途は名前の通り」

ディル「ダイニングと遊戯室の違いはなんです?」

クー・フーリン「まったりゲームか、がっつりゲームだ」

ディル「ゲームしすぎじゃないですか!?」

クー・フーリン「正直ちょっと麻痺してきてる」

ディル「大丈夫なんですかそれ……」

クー・フーリン「そのためのレイシフトと武道室だ。師匠と修行できるぞ」

ディル「槍使いの憧れですよね」

クー・フーリン「……ソウダネ」

マシュ「あ、ディルムッドさんですか?初めまして、マシュ・キリエライトといいます。デミサーヴァントという未熟者ですが、よろしくお願いします」

ディル「これはご丁寧にどうもレディ。何をされているのですか?」

ヴラド「ふむ、新入りか。いまマシュに刺繍を教えておる。健気な少女よ」

ディル「誰かの贈り物ですか?」

マシュ「はいっ!先輩にマフラーや手袋などをお贈りしようかと思って。寒さも強くなってきましたし」

クー・フーリン「天使だ。俺のも作ってくれ」

マシュ「善処します」

ヴラド「信長公がその言葉は遠回しの否定と言っていたな」

クー・フーリン「ちくしょう知ってた」

ディル「応援します。頑張ってください」

マシュ「ありがとうございます!クリスマスまでに何とか完成させないと……ヴラドさん、お願いします!」

ヴラド「その気合いである。時間も残りわずかだが、余の技術をすべて教える勢いで行くが、構わぬか」

マシュ「もちろんです。根性だけなら自信があります」

ヴラド「それでこそ楯の乙女よ」

ディル「良い師弟関係だ。少し羨ましくもあります」

クー・フーリン「そうさなぁ、俺と師匠じゃああはいかねえ。あの嬢ちゃんはなんというか、人を落ち着かせる才能がありやがる。いや、こっちが冷静になれるのか」

ディル「?」

クー・フーリン「なんでもねえ。ま、おっかなびっくり生きてる嬢ちゃんは可愛いってことだ」


牛若「おぉ、お二方。ちょうど良かった。主殿がどこにいるか知ってますか?」

クー・フーリン「あん?俺らとは結構前に分かれたぞ。することあるとかつって」

ディル「伝言があるのなら受けますよ」

牛若「それは助かります。では主殿に今日の夜、遊戯室にとお伝えください」

クー・フーリン「何すんの?」

牛若「サムライスピリッツをば。今日こそは主殿に一矢報いてやります」

クー・フーリン「おう頑張れ。今んとこあいつに勝てるの信長とメドゥーサだけだかんな」

ディル「そんなにも強いのですか、マスターは」

牛若「主殿は上手いのだ。強いのではなく、上手い。どのキャラでも特徴を掴み、特性を生かし、弱点を把握している。実に我らが主殿にふさわしい」

クー・フーリン「そんなマスターが一番好きなゲームは意外とアイドルマスターである」

ディル「字面だけでどんなゲームかわかるところがなんとも……」



クー・フーリン「しっかしどこに行ったのかねマスターは。カルデア中練り歩いたが見つかんねえし」

ディル「マイルームに戻っているのでは?」

クー・フーリン「灯台下暗し的なアレなのかね。もう紹介するとないし、いっちょ行ってみるか」

ディル「――ん?マイルームの扉が少し開いてますね。帰ってきているのでしょうか、マスター」

クー・フーリン「みたいだな……おーい、マスターいるのかー」

ぐだ*「                  見たな」

ガチャ回したいよおおおおおおおおおおおおん!!!

はい、基本適当に書いて最後らへんよくわかんなくなることに定評のある1です

次回「アタランテ、決壊」

次回もサービスサービス

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年12月27日 (日) 21:04:43   ID: C0F_WTnV

スカサハ二枚裏山
あ、ディルさんにはこれもどうぞ
つまどマギ

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