京太郎「おばあちゃんは言っていた 、まずい飯屋と悪は栄えたことはないとな」 (76)

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   人間は変われる。
   この世界に生けとし生けるもの、すべての命はみな等しい。
   他者のために自分を変えられるのが人間だ、 自分のために世界を変えるんじゃない。
   自分が変われば世界が変わる。


   それが天の道———。



・『仮面ライダーカブト』×『咲‐saki‐』
・清澄の背景こと須賀京太郎が主人公です。
・咲キャラが死ぬ描写があります。
・一部はワームになってます。
・亀です。
・多少オリジナル設定があります。
・仮面ライダー×京太郎の時代の波に乗り遅れた一人。
・不定期です。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1370528459


4年前。

1999年に渋谷の街に落下し、渋谷駅周辺を瓦礫の山へと変えた隕石。
シブヤ隕石と命名されたその隕石の落下後、
世間ではもう一人の自分に殺されるというドッペルゲンガー現象にも似た不可思議な事件が多々発生した。
その犯人こそ、シブヤ隕石に付着していたと思われる地球外生命体。通称[ワーム]

ワームは人間を殺害しその人間になりすます議題能力を持っていた。
既に何体ものワームが人間の姿を奪い人間社会に潜伏している。
またワーム最大の特徴はサナギ形態と成虫形態、2つの姿を持つことである。
ワームは成虫形態になることでClook upという特殊能力を行使出来る。
Clook upするといずれも人間の目では視認不可能なスピードで行動することが可能になる
彼等の目的は恐らく地球を密かに乗っ取ることだろう。

だが人類はワームに対して二つの対抗する策を作り上げた。

一つ目はZECT、ワームを駆逐するために作られた組織。

二つ目はマスクドライダーシステム、ワームのデータを元に作られた兵器。
人々はマスクドライダーシステムを使って変身した者のことをこう呼ぶ




ーーー"仮面ライダー"と。



第1話 「選ばれし者」


ウンメイノー

その日は雨が降っていた。



バケツをひっくり返した、そんな表現がまさに合うような振り具合だった。

雨は太陽を隠し、沈んだ俺の心をさらに下へ下へと沈み込ませていく

京太郎「はぁ、全く雨はこれだから嫌いなんだ」

奈良や平安時代の人達は雨を天の恵みとか言っていたらしいが、
俺はあれには全く共感する事が出来ない

雨の中では服は濡れる、じめじめして気持ちが悪い、さらには周りが暗くなると来たもんだ

はぁ

俺はまた、溜息をついた
そして再認識した。

今は、一人で帰っている途中なんだと。

いつもは居るはずの麻雀部の仲間が、ここには居ない
俺は一人ぼっちだった

咲達の応援のため東京に来て、俺ができる事といえば買い出しや荷物持ち。
その程度だった

仲間と言っても一緒に戦う訳でもなく、外から見ている
仲間でも邪魔だからといって外に追い出される

人間は平等なんて言っても、人は人にランクを付けてそれを使って物事を考える。
それが例え、仲間内であったとしても


結局人間とは、そういう生き物なのだ

兄弟喧嘩は終わったかい?

>>5
わぁぁぁぁ!

>>7
終わった、というか停戦状態みたいな感じになっています


俺は柄にもなく悩んでいた。

雨粒に当たらないよう、屋根があるところをゆっくりと進む。

誰もいない道を一人ぼっちで歩く時間。
その時は、まるで時が止まったかのように緩やかに流れていた。


しばらくすると、前から女性が歩いてきた
年は俺より一つか二つ上に見える

傘も刺さずに雨の中を歩くその女性。
彼女は何も言わず、ただ平然と雨の中を歩き続ける。


ああいう人とはあまり関わり会わない方がいい。
そう思い、俺は女性を無視してホテルに向かうことにした


ホテルに向かう途中のトンネル

雨のせいもあり、暗くてあまり周りが見えないトンネルを俺は進んでいた。

コツコツコツ

誰もいないトンネルに俺の足音が響き渡る
傘をくるくると回し、寂しさから気を紛らわせながらゆっくりと道を進む


ぐにゃり


何かを足で踏んでしまった
その感触は、中学生の頃友達にふざけて乗った。
その時の感触に酷似していた


何だこれ?


踏んだ物が気になった俺は、携帯のバックライトでその場を照らす

見えたのは手。


京太郎「え…?」

余りのことに理解が追いつかず、傘を手から落としてしまう。

どういうことだ?

まるで分からない。
とにかく今は、その手が何なのか調べることにした。


気味が悪い。
そう思いながらも携帯の光倒れた人を眺める少年。
服から考えると倒れていた人は俺と年が一つか二つ上の女性だった


俺は恐る恐る女性の手を触る。

冷たい

女性はもう、死んでいた。


京太郎「ひっ…」

人の死、それを感じた少年はその場に尻餅をつく

京太郎「うわぁぁあああ!!」

少年は近くにあった傘らしき物を掴み、一目散にその場から走りさる


「……」


その姿を見る、先程町で会った奇妙な女性。
彼女はその姿を確認した後、トンネルの暗闇の中に消えて行った





京太郎「はぁはぁ…」

俺は雨の中、傘も刺さずに走っていた
何故走っているのか、それは俺にも分からなかった。
ただ、一つ言えることは
俺は一刻も早くあの場から離れたかった、それだけだろう

京太郎「そうだ…傘」

何かを掴んだ右手を見る。
その手に握られていたのは傘……ではなく銀色のアタッシュケース
それを見た彼はがっくりと肩を落とした

京太郎「あの傘結構気に入ってたんだけどな」

はぁ と少年は溜息をつく
とりあえずZECTと書かれたアタッシュケースを調べてみる

中に入っていたのは、一本のベルト。
少年はそれを取り出し、腰に当ててみる

するとベルトは彼の腰にピッタリと止まり、外れなくなってしまった

しばらく、引っ張たり叩いたり思考錯誤を繰り返すがベルトは外れず
しょうがないのでベルトはそのままにしてホテルに帰ることにした


一旦終わりです

お休みなさい

仮面ライダー(笑)
小学二年で卒業したよ(笑)

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