カスタマーサービス「デデデ陛下、こちら魔獣のデキターゾ・シンイチでございます」 (33)

エスカルゴン「一体どんな魔獣でゲスか?」

カスタマーサービス『この魔獣に取り憑かれた者はたちまち様々な効果を発揮するスイッチを無性に作りたくなってしまうのです』

デデデ「様々な効果を発揮するスイッチってなんゾイ!? わけが分からないゾイ!!」

カスタマーサービス『それは私にも分かりません、では』プツン

デデデ「おい! 説明はまだ終わってないゾイ!!」

エスカルゴン「……全く分からないでゲスな」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1449493663

シンイチ「……」

デデデ「エスカルゴン、試しにお前が取り憑かれるゾイ」

エスカルゴン「いやでゲス!! 陛下が注文したから陛下が取り憑かれるべきでゲショーが!」

デデデ「こういう得体が知れないのはまず、部下が実験台になるゾイ!! その後にワシゾイ!!」

エスカルゴン「だったらワドルディを利用すればいいでゲショーが!!」

シンイチ「……」バッ

デデデ「!!」

エスカルゴン「こ、こっちに来たでゲス!!」

ピタッ

デデデ「うおお!?」

エスカルゴン「陛下に取り憑いたでゲス!!」

デデデ「ワ、ワシ……」

エスカルゴン「へ、陛下……?」

デデデ「ワシジャヨワシジャヨワシジャヨワシジャヨワシジャヨワシジャヨワシジャヨワシジャヨワシジャヨワシジャヨワシジャヨワシジャヨワシジャヨワシジャヨ」

エスカルゴン「陛下!? お気を確かに!!」

デデデ「……はっ!!」

エスカルゴン「だ、大丈夫でゲスか!? 自分の名前、分かるでゲスか!?」

デデデ「馬鹿にしすぎゾイ!! ワシを誰だと思ってるゾイ!!」ガン!!

エスカルゴン「あいてえっ!!」

デデデ「で、でも……物凄い感覚ゾイ」

エスカルゴン「は?」

デデデ「無性にスイッチが作りたくなったゾイ!!」ダッ

エスカルゴン「あっ……ちょっと陛下!!」

デデデ「早速スイッチの開発に取り掛かるゾイ!!」

ギュイイイイイン!!!

エスカルゴン「ば、馬鹿な陛下が……熱心にスイッチを作っているでゲス」

デデデ「できたゾイ!!」

エスカルゴン「どんなスイッチを作ったんでゲスか?」

デデデ「ワシにも分からんゾイ……とりあえず押してみるゾイ」プチッ

ドカアアアアアン!!

エスカルゴン「」バタッ

デデデ「!! ば、爆発したゾイ!! エスカルゴンが爆発したゾイ!!」

エスカルゴン「あ、あが……」

デデデ「これは一体どういう理屈ゾイ?」プチッ

ドカアアアアアン!!

エスカルゴン「ぎゃあああああ!!!」

デデデ「おお! また爆発したゾイ!!」

エスカルゴン「なんでそんなに嬉しそうなんでゲスか!!」

デデデ「次は何回も押してみるゾイ!!」プチップチップチップチッ

ドカンドカンドカンドカン!!!

エスカルゴン「ぎゃああああああああああ!!!!」

デデデ「デュハハハハ!! これは最高に面白いゾイ!!」

エスカルゴン「全く面白くないでゲス!! 第一そんなスイッチ、カービィを倒すには何の意味もないでゲス!!」

デデデ「……」

エスカルゴン「……陛下?」

デデデ「いや……このスイッチは使えるゾイ」

エスカルゴン「は、はぁ?」

エスカルゴン「カービィ……カービィ……どこにいるでゲスかー?」

カービィ「ぽーよ!!」

エスカルゴン「ああ……ここにいたでゲスね」

カービィ「ぽーよぽーよ!!」

エスカルゴン「ちょっとこっちに来るでゲス」

カービィ「ぽよ!!」

ガシッ

カービィ「……ぽよ?」

エスカルゴン「そのまま大人しくするでゲス」

デデデ「エスカルゴンがカービィに抱きついた!! 今ゾイ!!」プチッ

ドカアアアアアン!!!

エスカルゴン「」

カービィ「げほっ!! げほっ!! ……ぽよ?」

デデデ「うーむ……あの程度の爆発じゃカービィは倒せないということかゾイ」

デデデ「……!!!」

デデデ「ま、また無性にスイッチを作りたくなったゾイ!!」ダッ

エスカルゴン「こ、今度はちゃんとしたスイッチを作ってほしいでゲス」

カービィ「ぽーよ!!」

エスカルゴン「ああ……お前はもうどっかに行っていいでゲスよ」

フーム「カービィやっと見つけた!! ……あら? どうしてエスカルゴン、黒焦げなの?」

エスカルゴン「うるせーなほっとけ!! ……ったく」

フーム「な、何よ……心配しただけなのに」

カービィ「ぽーよ!!」

デデデ「できたゾイ!!」

エスカルゴン「今度は何でゲスか?」

デデデ「分からんゾイ!! とりあえず押してみるゾイ!!」プチッ

エスカルゴン「ぎょえええええ!!!」ビヨーーン!!

デデデ「これは面白いゾイ!! エスカルゴンの目玉が飛び出したゾイ!!」

エスカルゴン「な、なんで私ばっかり……はっ!!」

デデデ「どうしたゾイ?」

エスカルゴン「これもしかしたら……陛下がスイッチを押すから私がひどい目にあうのかも」

デデデ「何!?」

エスカルゴン「きっと私が押せば陛下の目玉が飛び出すはずでゲス!!」

デデデ「待て、押すな!! やめるゾイ!!」

エスカルゴン「うるせー!」プチッ

ドカアアアアアン!!!

エスカルゴン「」バタッ

デデデ「それはさっき使った爆発するスイッチゾイ。 しかもお前が押しても変わらなかったゾイ」

その後も

デデデ「できたゾイブン!! エスカルゴンが電撃を浴びるスイッチゾイ!!」

ブン「サンキューデデデ!!」

デデデ「くれぐれも悪用するんじゃないゾイ!!」

ブン「おう!」プチッ

エスカルゴン「のほおおおおおおおおう!!!」ビリビリビリビリ









デデデ「できたゾイブン!! エスカルゴンがお漏らしをするスイッチゾイ!!」

ブン「サンキューデデデ!!」

デデデ「くれ悪ゾイ!!」

ブン「分かってるって!!」プチッ

エスカルゴン「オオウ……///」ジョボジョボ

フーム「ブン、あんた最近スイッチ持ち歩いてるわね」

ブン「うん! エスカルゴンにいろんなことをさせるスイッチなんだ!!」

フーム「いろんなこと……?」

ブン「爆発したりおしっこしたり!!」

フーム「!! もしかして……最近のエスカルゴンがボロボロなのって……」

エスカルゴン「なんで私ばっかりひどい目にあうでゲスか!!」

デデデ「そんなの知らんゾイ!! ワシに取り憑いてる魔獣に言ってほしいゾイ!!」

エスカルゴン「いい加減陛下から離れるでゲス!! このっ! このっ!!」

デデデ「無駄ゾイ、この魔獣はワシでも触れることはできないんだゾイ」

エスカルゴン「そ、そんなぁ……じゃあこれからどうなるでゲスか!?」

デデデ「スイッチを作り続けるだけだゾイ!! 楽しいからワシは別にそれでもいいゾイ!!」

エスカルゴン「楽しいのはあんただけでゲス!!」

デデデ「デュハハハハ!! カービィを倒すなんぞどうでもいいゾイ!! 次はエスカルゴンがどんな目に合うか楽しみゾイ!!」

ギュイイイイイン!!!

デデデ「……」

エスカルゴン「陛下がスイッチ作りに夢中になってるスキに……」タッタッタッ








カスタマーサービス『お呼びで、エスカルゴン閣下』

エスカルゴン「お前がこの間送ってきた魔獣を倒す方法を教えてもらうでゲス!!」

カスタマーサービス『……おっと、私としたことがあれを送るのを忘れてました』

エスカルゴン「『あれ』? あれってなんのことでゲスか?」

カスタマーサービス『デキターゾ・シンイチ撃退用の道具です。 それがないとやつを消滅することはできません』

エスカルゴン「じゃあさっさとそれを転送するでゲス!!」

カスタマーサービス『かしこまりました』

シュウウウウウウン……












エスカルゴン「これは一体なんでゲスか?」

カスタマーサービス『キック力増強シューズでございます』

カスタマーサービス『このキック力増強シューズを履いて蹴れば魔獣は消滅します』

エスカルゴン「なるほど……」

カスタマーサービス『ちなみそのシューズ、サイズがぴったりの人しか履けません』

エスカルゴン「私では履けなさそうでゲスな……」

カスタマーサービス『それでは失礼』プツン

エスカルゴン「……早速このシューズがぴったりのやつを探すでゲス」

ドカアアアアアン!!!

エスカルゴン「げほっげほっ!!……もういや!!」

デデデ「できたゾイ!! エスカルゴンの歯が抜けるスイッチゾイ!!」

ブン「サンキューデデデ!! エスカルゴンのスイッチシリーズ、これで30個目だぜ!!」

フーム「ちょっとあんた達!! いくらエスカルゴンと言えども可哀想よ!!」

カービィ「ぽよ!」

ブン「えー……」

フーム「『えー』じゃない!!」

デデデ「エスカルゴンはワシのストレス発散の為に犠牲にならなければいけないゾイ!!」

ガチャッ!!

エスカルゴン「みんなどこにいるでゲスか!?」

デデデ「どうしたゾイエスカルゴン!!」プチッ

エスカルゴン「ぎょえええええ!!」ビリビリ

フーム「押すのはやめなさい!!」

デデデ「ついつい押してしまうんだゾイ」

フーム「……じゃあそのシューズがぴったりはまる人を探しているってこと?」

エスカルゴン「そうでゲス」

ブン「ちょっと履かせてくれよ」

エスカルゴン「どうぞでゲス」

ブン「ふんっ! ふんっ! ……うーん、入らないなぁ」

エスカルゴン「じゃあフームはどうでゲスか?」

フーム「……ダメだわ、私でも入らない」

ジョボジョボ……

エスカルゴン「オオウ……///」

フーム「ちょっとデデデ!! 押すのはやめなさいって言ってるでしょ!!」

デデデ「な、なんだか……押さないようにしようと思っても押したくなってしまうんだゾイ」

フーム「また適当なこと言って!!」

デデデ「本当だゾイ!! あー押したいゾイ!!」プチッ

エスカルゴン「ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”!!!」ゴキゴキ

ブン「エスカルゴンの首がやべーことになってる!!」

デデデ「もういろんなスイッチを押したくてたまらないゾイ!!」プチップチップチップチッ

エスカルゴン「どぅえああおおううえあいあ!!!!」

フーム「も、もしかして……無性にスイッチを押したくなるのも……その魔獣の所為?」

ブン「だったら早く履ける人探さねーと!!」

フーム「……そうだわ!! カービィは!?」

カービィ「ぽよ?」

ブン「そうだよ!! お前なら履けそうじゃん!!」

カービィ「ぽよ!!」

フーム「カービィお願い!! エスカルゴンの為にも……」

カービィ「うんしょ……うんしょ……ぽよ?」

ブン「う、嘘だろ!?」

フーム「カービィが……履けない!?」

デデデ「やめたくてもやめなれないゾイ!!」プチップチッ

エスカルゴン「うわっほほほおおおおおう!!///」

ブン「カービィが履けないなんて……」

カービィ「ぽよ……」

フーム「……そうだわ!! カワサキなら……」

ブン「あいつに履けるわけないだろ!!」

メタナイト「私が履いてみせよう」

フーム「メタナイト卿!! ……そうだわ、あなたなら履けるかもしれない!!」

メタナイト「ではそのシューズを貸してくれ」

フーム「はい」

エスカルゴン「早くするでゲス!! ……ぎゃあああああああ!!!」

メタナイト「……ん?」

ブン「ど、どうしたんだよ?」

メタナイト「履けない……」

フーム「嘘!?」

ブン「じゃあ誰だったら履けるんだよ!!」

フーム「村長……でも履けないわよね」

ブン「ワドルディとかワドルドゥとかじゃねえのか!?」

メタナイト「その線はあるな……」

カービィ「ぽーよ!!」

エスカルゴン「早くしてえええええええん!!///」

デデデ「やめたくてもやめれない!! 快感すぎてたまらないゾイ!!」プチッ

シュウウウウウウン……

フーム「!! な、何!?」

ブン「誰か出てきた!!」

デデデ「作るだけ作っといて押してなかったスイッチを勝手に押してしまったゾイ!!」









ナックルジョー「……ここは?」

フーム「ナックルジョー!?」

メタナイト「まさか陛下が押したスイッチは……ナックルジョーを召喚するスイッチだったのか」

ブン「なぁ、もしかしてナックルジョーなら……」

フーム「ええ……可能性はあるわ!!」

ナックルジョー「ちょ、ちょっと待てよ。 さっぱり今の状況が分からねーんだけど……」

フーム「いいから履くの!!」

ナックルジョー「おわっ!?」

デデデ「早くしないとエスカルゴンが原型を留めなくなるゾイ!!」

エスカルゴン「」

カービィ「ぽよっ!!」バッ

デデデ「ダメゾイカービィ!! ワシに半径1メートル以内に近づくとエスカルゴンが爆発するスイッチを押しているんだゾイ!!」

カービィ「ぽよっ!?」ピタッ

エスカルゴン「」

フーム「……履けたわ!!」

ブン「やったぜ!!」

ナックルジョー「……」

フーム「……ナックルジョー?」

ナックルジョー「騒ぐんじゃねえよバーロー……一発で決めてやるぜ」

デデデ「!?」

ナックルジョー「キック力増強……スピンキック!!!」ドゴオオオオン!!!

デデデ「ぐほおおおおおお!!?」

シュウウウウウウン……

フーム「ナックルジョーが消えたわ!!」

メタナイト「いや……彼はナックルジョーのようでナックルジョーじゃなかった」

ブン「どういうことだよ?」

メタナイト「やつは眼鏡をかけていたし、それに蝶ネクタイもつけていた。 本物のようで本物じゃなかったのだろう」

フーム「じゃあデデデが押したスイッチは……魔獣を消滅するための緊急事態用のスイッチだったってこと?」

メタナイト「私達の思いが魔獣にも通じ、陛下にスイッチを押させたのだろう」

カービィ「ぽーよ!」

フーム「……今回はカービィ、何もしなかったわね」

エスカルゴン「あ、あう……」

ブン「そうだ! エスカルゴン!!」

フーム「大丈夫エスカルゴン!?」

エスカルゴン「な、なんとか……」

ブン「あ、でもスイッチは残ってるんだな」

メタナイト「……魔獣が消えたということは陛下、スイッチは押したくなくなりましたね?」

デデデ「……メタナイト、それは押せというフリかゾイ?」

メタナイト「?」

デデデ「そう言われると押したくなるんだゾイ!!」プチッ

フーム「!!」

エスカルゴン「いやあああああああやめてえええええええええ!!!」

シーン……

エスカルゴン「……あり?」

デデデ「……エスカルゴン、なんともないのかゾイ?」

エスカルゴン「は、はい……」

ブン「それ、どんな効果があるスイッチなんだよ」

デデデ「実はこれも作るだけ作っといて押してなかったんだゾイ」

デデデ「……うっ!!!」

フーム「!!」

デデデ「ふ、ふおおお……///」ブリブリブリブリ

エスカルゴン「ぎゃああ!! 何漏らしてるでゲスか!?」

デデデ「スイッチを押した瞬間、漏らしたくなったゾイ!!」

フーム「……これってもしかして」プチッ

デデデ「うおおおおん!/// 押しちゃダメゾイ!!」ブリブリブリブリ

フーム「これやっぱり……押す度にデデデが大便を漏らすスイッチよ!!」

ブン「マジで!? 俺も押す!!」

デデデ「おい! やめ……ああう///」ブリブリブリブリ

ブン「だーはっはっはっ!! おもしれー!!」

デデデ「出る時の快感……あ〜たまらないゾイ///」

エスカルゴン「……じゃあもっとやってあげるでゲス」ニタァ

デデデ「! や、やめるゾイエスカルゴン!! それ以上は……うおおおおおおおん!!!」ブリブリブリブリ

エスカルゴン「今までの私の痛みをとくと味わうがいいでゲス!!」

デデデ「ぎゃあああああああああ!!」ブリブリブリブリ

ブン「……姉ちゃん、やめさせる?」

フーム「いいえ、デデデもひどい目にあっている部下の気持ちを味わうべきよ」

カービィ「ぽよ!」

終わり

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom