八幡「既に騒がしいだろ。（喋るたびに動くの止めろ。二つのメロンも騒がしくなってるだろうが)」

由比ヶ浜「う、ゆきのんー！」ﾀﾞｷﾂｷ-

雪ノ下「暑くるしいのだけれど……」

八幡「（追い討ちかけちゃってるじゃねぇか)」

由比ヶ浜「え……私っていらない子？」ｳﾙｳﾙ

雪ノ下「そ、そんなことないわ。由比ヶ浜さんはこの部活にとって欠かせない人間よ。い、いえ、むしろ居ないと奉仕部がまったく機能しないでしょうね」

八幡「（なんという手のひら返し……返しすぎて360度回ってるまである)」

由比ヶ浜「そ、そうかな！えへへー」

八幡「（チョロすぎだろ。チョロQ でもそこまでチョロくねぇぞ。いや、今のは意味がわからんな)」

八幡「じゃあ何でそんなにもテンション高いんだよ」

由比ヶ浜「それはねー……じゃじゃーん！ヒッキーにプレゼントー！」

八幡「は？俺の誕生日は今日でもねぇし、なんか特別な日なわけでもねぇだろ」

由比ヶ浜「日頃の感謝の気持ちってことで用意したの！あ！ゆきのんにも用意したからね！」

雪ノ下「ありがとう由比ヶ浜さん。ちなみに袋の中は何が入っているのかしら？」

由比ヶ浜「クッキーだよ。今回はちゃんと出来たと思うから！」

八幡「おい。俺はまだ死にたくねぇんだが……」

由比ヶ浜「それどういう意味だし！」

雪ノ下「失礼よ比企谷君。前より見た目はまともになっているじゃない」

由比ヶ浜「見た目だけじゃないよ！？味も大丈夫だから！」

八幡「ほう？あ、本当に見た目は食い物っぽいな」

由比ヶ浜「食い物っぽいってなんだし！？」

八幡「まあ、冗談だ。結構うまそうだな」

雪ノ下「今、いただいてもいいかしら？」

由比ヶ浜「うん！食べて！食べて！」

八幡「それじゃいただきます」

雪ノ下「私は紅茶を用意するわね」

八幡「………………」

由比ヶ浜「ひ、ヒッキー？もしかして美味しく無かった？」

八幡「…………う、うまいだと！？」

由比ヶ浜「なんでそんなに驚いてるんだし！でも、美味しかったなら良かったー！」

雪ノ下「紅茶の準備ができたわ。私もクッキーいただくわね」

由比ヶ浜「ありがとーゆきのん」

八幡「わざわざ俺にまで悪いな」

雪ノ下「別に二人も三人も淹れるだけなら変わらないわ。あ、お、美味しいわね」

由比ヶ浜「ゆきのんまでそんなリアクション！？」

雪ノ下「い、いえ想像以上に美味しいものだから驚いたの」

八幡「これ本当にうめぇな。しかも、味とか食感もそれぞれ違うのか。結構練習したろ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

由比ヶ浜「美味しく食べてもらいたかったからちょっと頑張ったかも」

雪ノ下「今度、私にも教えてもらえないかしら？」

由比ヶ浜「私がゆきのんに！？全然いいよ！私もゆきのんと一緒に料理したい！」

雪ノ下「ええ。由比ヶ浜さん、よろしくね」

八幡「ふぅ……ごちそうさん」

由比ヶ浜「え？もう食べちゃったの？七枚ぐらい入ってたと思うけど……」

八幡「おう。うまかったから手が止まらなくてな」

由比ヶ浜「えへへー。自分が作ったものを食べて貰えるって嬉しいね」

雪ノ下「美味しかったわ。残りは家でゆっくりといただくわね」

由比ヶ浜「ゆきのん。ヒッキー。二人ともありがとう。これからもよろしくね！」

八幡「なんだよ改まって……」

由比ヶ浜「あの、その、最近思ったんだ。こうやって喋ったり、笑ったり出来るのって幸せなことなんだなーって」

雪ノ下「…………」

八幡「(何この気恥ずかしい空気)」

由比ヶ浜「えへへー、なんか大袈裟だったかな？」

雪ノ下「そんなことないわよ？私もこれだけ充実した時間を過ごせて幸せよ。由比ヶ浜さんにも感謝しているし、一応そこの男にも感謝はしているのよ？」

由比ヶ浜「ゆきのん大好きー！」ｶﾞﾊﾞｯ

雪ノ下「もう、子供じやないのだから……」

八幡「(え、なにこの空気。百合畑なの？trickなの？)」

由比ヶ浜、雪ノ下「…………」ﾁﾗﾁﾗ

八幡「(え？みんな一言ずつみたいな流れなの？)」

由比ヶ浜、雪ノ下「……」ｼﾞｰ

八幡「あ、えーあっ！小町に買い物頼まれたから帰るわ！じゃあな！」


雪ノ下「逃げたわね」

由比ヶ浜「逃げたねー」

雪ノ下「でも、彼らしいわ」

由比ヶ浜「うん。本当に素直じゃないなー」

八幡「たでーまー」

小町「おかえりお兄ちゃん。ご飯できてるけど食べる？」

八幡「いや、先に風呂入ってからにするわ」

小町「ん。じゃあ、お風呂でたら呼んでねー」

八幡「別に先食べててもいいんだぞ？」

小町「いやいやーお兄ちゃんと一緒に食べれば美味しさ二倍だよ！これ小町的にポイント高い！」

八幡「へいへい。じゃあ、風呂入ってくるわ」


八幡「ふぅー。やっぱ、風呂は最高だな」ｶﾎﾟｰﾝ

八幡「(それにしても、由比ヶ浜のクッキー美味かったな。また、食いてぇな)」

八幡「(そろそろ上がるか……小町も待ってるしっ……！)

八幡「(な……んだ？すげぇクラクラする。逆上せ……た……か？意識が……と……ぶ……)」ﾊﾞﾀｰﾝ


小町「(ん？お兄ちゃん遅いなー。もう、可愛い妹を待たせて長風呂とは小町的にポイント低いよ！)」

小町「お兄ちゃーん？まだー？可愛い可愛い妹がお腹空かせて待ってるんだよー？」


小町「ん？お兄ちゃん？大丈夫？返事してよー……え、ちょっ、お兄ちゃん！？開けるよ！？」ｶﾞﾗﾗﾗ

八幡「「「「「「「の、逆上せた……」」」」」」」ｸﾞｯﾀﾘｰ

小町「…………え？」



小町「(いやいや、由依さんのクッキー恐ろすぎるでしょ……どこかのレジェンド七つ玉より凄いよ)」

小町「はぁ…………あっ、今日は惰兄ちゃんが学校に行く日だからねー」

八幡(惰)「いや、小町。俺は学校に行きたくても行けない事情があっ……学校行きたくねぇ」

小町「言い訳すら面倒なの！？」

テンポ遅めです

八幡「じゃあ、俺が行く」

小町「それだけはだめ」

八幡「なんで？」

小町「色んな女の子にちょっかいかける気でしょ……」

八幡「なっ！？俺はそんなこと！」

小町「この前だっていきなり結衣さんと雪乃さんのことナンパしてたでしょ……」

八幡「いや、小町！俺はいつだって本気だぞ！そうか！嫉妬だな？よし！いつでも、お兄ちゃんの胸に飛び込んで来てもいいぞ！」

小町「はいはい、じゃあ惰兄ちゃん行くよー」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

八幡「あーれー。こまちー、このまま学校までー」

小町「引っ張らないから。あ、お兄ちゃん達はお留守番ね」

八幡「「「「「「はーい」」」」」」

小町「学校着いたよー(結局、校門まで手繋いで来ちゃったよ……)」

八幡「じゃあ、帰るか」ｷﾘｯ

小町「はぁ……あのね、お兄ちゃん？」

八幡「うん」

小町「学校行くのと小町が家で世話してあげないのどっちが嫌？」

八幡「両方」

小町「(即答ですか……)」

結衣「あ！ヒッキーと小町ちゃん！やっはろー！」

小町「やっはろーでーす！」

八幡「」ｽｽｽｯ

小町「はい、逃げない」ｶﾞｼｯ

結衣「ん？どうしたの？」

八幡「面倒、学校」

小町「とうとう単語で会話をしようと……はぁ」

結衣「ほらほらヒッキー！小町ちゃんが困ってるじゃん。早く教室行くよー」ｶﾞｼｯｽﾞﾙｽﾞﾙ

小町「いってらっしゃーい(大丈夫かなーお兄ちゃん……)」ﾄﾞﾅﾄﾞﾅｰ

自宅にて

八幡「あの馬鹿は上手くやってんのか心配だな」

八幡「大丈夫でしょー」ﾓｼｬﾓｼｬ

八幡「てめぇ！また、俺の昼飯食いやがったな！」

八幡「なんで小町はあんなだらしない男に気をかけるんだよ」

八幡「結局、結衣ちゃんとも雪乃ちゃんともお話できないのか……」

八幡「あのなお前ら……一斉に喋ると誰が誰だかわかんねぇだろうが」

八幡(食)「こんな感じでどうかなー」ﾓｼｬﾓｼｬ

八幡(怒)「いや、まぁ、いいけどよ」

八幡(欲)「んなことよりてめぇ！ついに俺のおやつまで食いやがったのかよ！」

八幡(幔)「はぁ、朝から騒々しいな……頭の悪いやつらめ」

八幡(色)「そんなことより女の子が足りない！小町もいないこの家に居る意味なんて！」ﾀﾞｯ

八幡(怒)「おい」ｶﾞｼｯ

八幡(色)「止めないでくれ！俺には待ってる人がいるんだよ！」

八幡(怒)「誰も待ってねぇよ」

八幡(食)「それにしても暇だねー」ｺﾞﾁｿｳｻﾏ－

八幡(欲)「あぁ……小町の昼飯が……てめぇ！我慢の限界だ！表に出やがれ！」

八幡(食)「え？なにか奢ってくれるの？」

八幡(欲)「ちげぇよ！まだ食うつもりなのかよ！？」

八幡(怒)「おいお前ら。喧嘩してるとまた小町に怒られるぞ」

八幡(欲)「それもそうだな……昼飯の一つや二つぐらい……」

八幡(食)「こんなとこにも御菓子あるじゃん」ﾓｼｬﾓｼｬ

八幡(欲)「てめぇ！俺が大事にとっておいたのに！やっぱり表出やがれ！」

八幡(嫉)「それにしても、本当に大丈夫なのか……」

八幡(怒)「あいつのことだから滅多にやらかすことはないだろ。むしろ何もやらないだろ」

八幡(食)「帰ってくるの面倒で学校で寝泊まりするかもね」

八幡(怒)「さすがにそれは…………有り得るな」

八幡(色)「じゃあ、俺が様子を見に行くよ！」ﾀﾞｯ

八幡(怒)「行かせねぇ……よ！」

八幡(色)「ちょっ、ギブ死ぬから！ちょっ！グヘェアっ！」

八幡(幔)「顔が俺だから余計に痛々しいな……」

学校にて

八幡(怠)「…………」

戸塚「どうしたの？八幡？朝から様子が変だけど」

八幡(怠)「んー？いや、別になんともないぞ」

戸塚「そう？なんか疲れてそうだったから心配してたんだよ？悩みがあったらいつでも相談にのるからね？」

八幡(怠)「おー」

戸塚「それでさ、お昼一緒に食べよ？」

八幡(怠)「おーいいぞー」

戸塚「ん？今日は八幡お弁当なんだ」

八幡(怠)「小町が作ってくれたんだ」

戸塚「へー。美味しそうだね！」

八幡(怠)「そうだな(あー小町いないし自分で食べなきゃ駄目なのか)」

八幡(怠)「あ、箸がない」

戸塚「小町ちゃん入れ忘れちゃったんだね。あっ、その、八幡が嫌じゃなかったらさ……」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

八幡(怠)「んー？何？」

戸塚「ぼ、僕が食べさせてあけよっか？」

八幡(怠)「頼む」

>>11
「」ﾄﾃﾄﾃ

>>17 材木座「」ﾄﾃﾄﾃ　




小町「(戸塚さんには兄の様子が変だから相談にのって貰えるように仕向けたし……箸入れなかったから上手くいけば食べさせてもらえるかな？いやー小町策士！)」


戸塚「え、あ、うん」

八幡(怠)「じゃあ、おねがいしまーす」

戸塚「えっと、じゃあ、このウインナーからね……はい、あーん」

八幡(怠)「あーん、んぐ、なきゃなきゃうみゃいもんだな」

戸塚「もう、口に入れたまま喋っちゃ駄目でしょ」



海老名「」

優美子「ちょ、鼻血鼻血！やばいっしょ！」


戸塚「はい、これが最後だよ」

八幡(怠)「あーん、んぐ……ふぅ。ありがとなー」

戸塚「どういたしまして。僕も久しぶりに八幡とお昼食べられたから楽しかったよ」

八幡(怠)「んー。じゃあ、毎日でもー」

戸塚「もうっ！からかわないでよ八幡！」

八幡(怠)「(本気だったんだけど……まぁ、いっか)」

戸塚「あっ、顧問の先生に用事あるから行かなきゃ。八幡、悩みがあったらいつでも言ってね？じゃあ僕行くね」

八幡(怠)「おう。じゃーなー」

八幡(怠)「(ふぅ……お腹も膨れたし後は寝るだけだな……なんか先生に呼ばれてたようなー……まぁいいやお休みー)」

自宅にて

八幡(怒)「さすがに退屈になってきたな……」

八幡(欲)「そりゃ半日以上だらだら過ごしてりゃあ無理もねぇだろ」

八幡(怒)「よし、みんなで暇潰しに何をするか考えるか。一人一つずつ案をだすぞ」

八幡(色)「ナンパ」

八幡(欲)「アニメ観賞」

八幡(食)「ご飯！」

八幡(幔)「読書」

八幡(嫉)「ゲーム」

八幡(怒)「お前ら本当に友達居ねぇんだな……」

八幡(欲)「てめぇも何だよご飯って！さっきから食べづめだろうが！」

八幡(食)「あれは間食と間食の間の間食だよ！なにもおかしくないでしょ！あ、お菓子はあるのか」

八幡(欲)「やかましいわ！お前はアホなのか？ガハマさんなのか？」

八幡(幔)「直ぐに騒ぎおって。本当に間抜けばかりだな」

八幡(欲)「あ？てめぇも何だよ読書って？馬鹿か？」

八幡(幔)「貴様も変わらんだろうが！アニメ観賞だと？笑わせるな！」

八幡(欲)「読書なんて一人でやるもんじゃねぇか！」

八幡(幔)「わかっとらんな！俺は皆でミッケ！を読んで楽しもうと考えておったわ！」

八幡(欲)「俺だってパンダのパンさんをみんなで見ようとだな！」


八幡(怒)「ん？」

八幡(嫉)「どうかした？」

八幡(怒)「あの色ボケ野郎は何処だ？」

八幡(食)「さっきトイレーとか言ってたけど」

八幡(怒)「あの野郎！外に行きやがった！」

八幡(嫉)「あーあ、小町ちゃんにバレたらヤバイねー」

八幡(怒)「おい！お前ら！アイツを小町が帰って来る前に連れ戻すぞ！」

八幡(欲)「お前これミッケ！のパンダのパンさんバージョンじゃねぇか！？」

八幡(幔)「貴様にもこの本の良さが解るのか！？」

八幡(怒)「…………」

八幡(嫉)「こんなんで見つけられるのかなー」

八幡(色)「脱走成功ー！とりあえず雪乃ちゃんと結衣ちゃんに会いに行くかー」

？？「ねぇ……」

八幡(色)「ん？あっ、留美ちゃん！」

留美「えっ？」

八幡(色)「(おっと、元の俺を演じないと不自然に思われるか……)」

留美「今、私のこと留美ちゃんって……」

八幡(色)「お前の聞き間違いだろ。俺がちゃん付けで呼ぶとかありえん」

留美「ふーん。あと、お前じゃなくて留美」

八幡(色)「はいはい、可愛いよルミルミ(いや、本当に可愛いな。俺が紳士じゃなかったら担いでお持ち帰りだったわ。ちなみに紳士だったらお姫様抱っこでお持ち帰りです)」

留美「っ、ルミルミって言うのやめて！」

八幡(色)「はいはい(少し照れてるルミルミマジ天使)」

留美「それで八幡はなんでこんな所に居るの？」

八幡(色)「あー買い物しに来たんだよ。留美はなんか用事があんのか？」

留美「私は暇潰しにぶらぶらしてるだけ」　

八幡(色)「留美、友達居ないのか？(俺と友達を越え更にその先をも越えた関係になりませんか？)」

留美「八幡にだけは言われたくない」

八幡(色)「それもそうだ。なら、一緒にどっか遊びに行くか？」

留美「え？八幡は買い物しなくていいの？」

八幡(色)「別にいつでも行けるしな。どうする？」

留美「八幡が行きたそうだから行ってあげる」

八幡(色)「はいはい(イャッホー！最高だぜぇー！)」

八幡(怒)「よし、手分けして探すか」

八幡(欲)「でもよぉ、こんなけ同じ顔が歩き回ってりゃおかしくねぇか？」

八幡(幔)「それもそうだな。貴様らマスクをしろ。これなら大丈夫だろう」

八幡(嫉)「いや、これだと凄く危ない人に見えるんだけど……特に目が」

八幡(食)「なら、眼鏡でもかけようよ」

八幡(怒)「おい、これだともっと怪しいだろ！」

八幡(嫉)「いや、お前もなんでサングラスを選んだんだよ」

八幡(怒)「いいか、お前ら。これだけは忘れずに行動をしろよ」

八幡(欲)「ああ、わかってる」

八幡(幔)「言われずとも」

八幡(嫉)「当たり前だろ」

八幡(食)「小町ちゃんには……」

八幡「「「「「絶対に見つかるな」」」」」

八幡(色)「それで、留美は何処に行きたいんだ？」

留美「別に私は何処でもいいけど……」ﾁﾗﾁﾗ

八幡(色)「よし、じゃあ、ゲームセンターにでも行くか」

留美「ほ、本当？」

八幡(色)「嫌だったか？」

留美「べ、別に嫌じゃないけど……しょうがないから付き合ってあげる」

八幡(色)「はいはい」

留美「なにその返事……けど、まぁ……ありがと」

八幡(色)「おう。で、どれで遊ぶんだ？(ルミルミマジ天使)」

留美「えっと、その……私、こういうところあまり来たことなくて……」

八幡「じゃあ、いい機会じゃねぇか。遊んでみると結構楽しいもんだぞ」

留美「うん。ありがと……じゃあ、八幡のおすすめは？」

八幡「あー俺のおすすめはー(脱衣麻雀とは口が裂けても言えない……)」

八幡(色)「あー、あれだな。あのシューティングゲームとか結構楽しいぞ。一人でやると凄い目立つけどな」

留美「へー。じゃあ、あれやってみたい」

八幡「いや、でも敵とか結構エグい見た目だぞ(いやこれ本当に怖いな。どこの食卓だよ)」

留美「大丈夫だから、やろ？」

八幡「まぁ、留美がいいなら……(袖くいくいルミルミ可愛い！！)」

八幡「よし、じゃあ百円入れてと……お、始まったな」

留美「む、これ結構難しい……」

八幡(色)「お、最初から結構敵とか湧いてくるのか……」

留美「うわ、なにあれ？チーバくん？」

八幡(色)「涎たらして半狂乱で襲ってくるご当地キャラとか斬新すぎるだろ……」


八幡(色)「ふぅ、久々に遊んでみるとなかなか面白いな」

留美「結構、楽しかったかも……少し怖かったけど」

八幡(色)「じゃあ、他にやりたいのあるか？」

留美「あれ…」

八幡(色)「ん？UFOキャッチャーか(これは華麗に商品をキャッチしてルミルミの心もキャッチするしかない！)」

留美「八幡、取れるの？」

八幡(色)「まぁ、善処する(全力でやらさせていただきます)」

八幡(色)「あの、ぬいぐるみでいいのか？」

留美「うん。でも、お金……」

八幡(色)「まぁ、心配すんな。あれなら簡単に取れるから(全財産使っても取るよ！)」

八幡(色)「お、取れた。ほれやるよ」

留美「あ、ありがと…そ、その…」

八幡(色)「ん？」

留美「これ、大切にするね」

八幡(色)「お、おう(俺の天使はここにいたのか……)

留美「八幡、私そろそろ帰らないと駄目だから…」

八幡(色)「そうか、途中まで送ってくわ」

留美「うん。ありがと」




八幡(怒)「あ…(あの野郎あんなとこに。ん？あれは……また、女に手出してんのか)」

八幡(怒)「(同じ顔のが出てきたら驚かせるだろうし…隙をみて狩るしかねぇな)」

陽乃「比企谷君？やっはろー！」

八幡(怒)「うわ……(でやがった…面倒なことになりそうだぞ)」