モバP「真面目な人vsこたつ」 (22)



冴島清美「……なんで事務所にこたつが?」

イヴ「あぁっ、清美ちゃあ~ん!」フリフリ

清美「あ、イヴさん。おはようございます」

イヴ「おはようございますぅ~♪ いつでも『おはようございます』なんて面白いですよね~」ニコニコ

清美「それがルールだそうですからね!」

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清美「それで、このこたつは?」

イヴ「物置から持ってきたんですよ~。あったらみーんな幸せですからねぇ~♪」

清美「は、はぁ……」

イヴ「物置で使わせてもらってたんですけど、私一人で楽しむのも悪いな~って」ニコニコ

清美「って、し、私物ですか!?」

イヴ「? そうですよぉ~?」

清美「いけませんよ! 事務所に、それもこんな大きな物を!」

イヴ「でもみんな使ってくれますよ~?」

清美「駄目です! 事務所の風紀がダメになります!」

イヴ「まあまあ~清美ちゃんも入っていったらどうですぅ~?」

清美「なっ…!?」

イヴ「みんな幸せが一番ですよぉ~」




清美「だっダメです! 超☆風紀委員である私がこんなことに加担するような行為は…!」





清美「ふわぁぁぁああああっ……♪」ヌクヌク

イヴ「みかんにおせんべいもありますよ~」ニコニコ

清美「はぃい…いただきますぅぅ~」ヘニャ



岡崎泰葉「え、なんですかこれ」

イヴ「おはようございますぅ~☆」ヌクヌク

杏「あ、泰葉」ゴロゴロ

泰葉「こたつ…?」

杏「イヴが持ってきたんだってー」

泰葉「いや…え? 事務所にこたつ…え?」

イヴ「ちひろさんもPさんも許してくれましたよ~?」

杏「そゆ事らしいからここでごろごろするのも正当な権利だよー」グダグダ

泰葉「い、いやいや……それって本当にいいんですか?」

イヴ「さぁ~?」ニコニコ

泰葉「だって、ここ一応職場なんですよ…?」

泰葉「ソファで仮眠をとるだけならまだしも、こんな環境作っちゃって……」

杏「もう、お堅いな泰葉は~」

イヴ「そうだ! 泰葉ちゃんも一緒に入りませんか~?」

泰葉「え…!?」

杏「あ、それ名案。泰葉も事務所でこたつに潜り込む快感覚えちゃおうよ」




泰葉「い、いやっ、私はそんなことする訳には…!」

杏「まあまあ」

イヴ「まあまあ~☆」





泰葉「はにゃぁぁぁああん……♪」ゴロゴロ

杏「勝利だね」

イヴ「こたつのパワーですねぇ~♪」

泰葉「あぁっ、こんなのダメ…でも…ふにゃぁ~♪」ヌクヌク



黒川千秋「こたつ…?」

モゾモゾ

杏「お、千秋じゃん」ヒョコッ

千秋「杏……」

千秋「貴方の仕業ね……」ハァ

杏「ひどいなぁ。杏に家具一個持ってくる気力なんてあるワケないじゃないか」モゾモゾ

千秋「堂々と使ってるんだから同罪よ」フン

杏「まったくもう。せっかくだから千秋も入りなよ」

千秋「な、なんで私まで巻き込まれなきゃならないの」

杏「またまたぁ、本当は入りたいんでしょ? 外冷えてたもん」

千秋「貴方なら分かるでしょう? この程度、地元に比べればどうって事はないわ」

杏「じゃあ同郷のよしみってことでさ~」

千秋「意味が分からない」

杏「意地になっちゃって~」グイグイ

千秋「い、意地になんてなってないわよ」ヒッパラナイデ




千秋「私はこたつになんて屈しないんだから…!」





千秋「はぁぁあああああああっ…♪」ヌクヌク

杏「やったぜ」

千秋「なっ、なにこれっ、全然抜け出せないぃぃっ…♪」ヌクヌク

杏「楽になっちゃってよかったね」

千秋「もう……だめぇ……」トロン

おしまい

思いついたから立てたけど状況にツッコミ入れつつ抵抗しそうな子が思いの外いないんだこれが

おまけ

強い人vsこたつ


木場真奈美「お待ちどおさま。簡単な寄せ鍋だがね」ゴトッ

イヴ「わぁ~い☆」

杏「いやあまさか木場さんが鍋まで用意してくれるなんてねえ」

真奈美「フフ、Pもちひろさんも許可を出しているのだろう? ならば私がとやかく言う必要はないさ」

杏「さっすが話がわかる~」

真奈美「折角だから楽しまないとな。ただし杏はこの後で鍋に見合う分だけの体力を使ってもらうがね」

杏「え゛」

今度こそおしまい

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