横島「グリモアの書?」 (105)

最後まで投下できていないので、最後まで投下したい数年前のやつ

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ガラガラ

横島「ぶへっ、カビ臭ぇ」

おキヌ「仕方ないですよ」

おキヌ「もうかれこれ5年くらい閉ってたんですから」

横島「しかしなんだってこんな倉庫掃除しなきゃならないんだよ」

おキヌ「横島さんが美神さんにエッチなことするからですよ」

横島「エッチなことって……」

横島「たかがどさくさに紛れてチチ揉んだりシリ触ったりしただけで……」

おキヌ「それがだめなんですよ!」

横島「まぁ、とっとと終わらせて帰ろうぜ」

おキヌ「まったく……」

ぱたぱた

横島「ぶっへ……どこまでホコリたまってやがんだ?ったくよぉ……」

おキヌ「でもすごいですよね、除霊アイテムや魔本がこんなに……」

横島「こんなくだらん本より、お宝本拝みたいもんだぜ」

おキヌ「お宝本ってなんです?」

横島「子どもは知らんでいい」

おキヌ「子どもって……」

横島「よくもまぁこんなに魔術書かなんかしらんが……」

パサッ

横島「……ん?」

本『グリモアの書』

横島(なんだ?これ……)

パラパラ

横島「『淫奔』を司る悪魔の書……フムフム」

おキヌ「あれ?横島さん何してるんです?」

横島「ん?いやぁ……なんでも」ささっ

おキヌ「?」

おキヌ「今、何か隠しませんでした?」

横島「いやいや、なんでもないから!」

横島「さー、さっさと掃除済ませちゃおうぜ!」パタパタ

おキヌ「?」

アパート

横島「はぁ~……はぁ~……」

横島「よぅし……準備は万端だ……」

横島「一応、変なもんが来ないように倉庫からくすねてきた札で結界張って……」

横島「変なもん来ても大丈夫なように文殊も……」

横島「よっし、OK」

横島「さぁ……始めるぞ……」

ゴゴゴゴッ……

カアァァアア!

横島「いでよ『淫奔』の悪魔!!」

ズズズッ……

『我が力を欲する者よ……』

横島「うぅ……!?」ぐびっ

『契約に従い、力を貸そう……』

バシュウウゥ

シュウウゥゥ

「……」

横島「……」

「なんや、しょっぼい男に呼び出されてしもたなぁ」

横島「なんだこの犬」

「あぁん!?」

横島「こいつが『淫奔』の悪魔?」

「そや!ワシが『淫奔』を司る悪魔、アザゼル篤や!」

横島「この犬が?」

アザゼル「犬!?犬やとぉ!?ワシのどこが犬やね……」

鏡 スッ

アザゼル「……」ぺたっ ぺたぺたぺたっ

アザゼル「誰?この犬……」

アザゼル「なんやこの姿はああぁぁぁ!!!」

横島「まぁいいや。犬だろうがなんだろうが、ほんとにそんな力があるかどうかは実際に見せてもらわんとな」

アザゼル「結界か?結界のせいなんか?」

横島「おい」

アザゼル「あぁん?」

横島「悪魔だろ?なんか力見せてみろよ」

アザゼル「……お前、誰に口きいとんねん」

横島「あっ?」

アザゼル「こんな姿やけど、ワシは悪魔や……覚悟はできとんねんやろうな……」

横島「……か……覚悟?」

アザゼル「てか、生贄はどこにあんねんや?」

横島「い……生贄?」

アザゼル「あぁん!?生贄ナシで呼び出したんかお前!!」

横島「っ!?い、いやある!!もっそいいいもんがあります!!」

アザゼル「ったく、さっさと出せや」

横島(まずい……悪魔が生贄を要求してきている……)

横島(弱そうだが、まだ何されるかわからん以上下手に手出しは……)

横島(しかし生贄っていったい何を差し出せば……)

横島「これです」コロッ

アザゼル「……」

アザゼル「何これ?」

横島「文殊っていう珠で、望んだものが手に入る魔法の珠です」

アザゼル「……そんなアホなもんがあるかいな」ぽいっ

横島「あぁ!」

アザゼル「ワシが生贄を受け入れんかったいうことがどういうことか……」

アザゼル「わかるか?わからんやろうなぁ……」

横島「な……なにが……!?」

横島「なんじゃこの尻尾!?」

アザゼル「悪魔が望む生贄を差し出さんかったら……そいつには呪いがかかる……」

横島「ちょ……いや、まて!もっといいもんが」どんっ ばさばさっ

アザゼル「っ……なんや、本かいな……」

横島「あぁ!?俺の宝もの……」

アザゼル「ほー……これはなかなか……」ぱらぱら

しゅるるるっ

横島「……ん?尻尾が……」

アザゼル「!?」

アザゼル(しもたなー。これを生贄として認めてしもた……)

アザゼル「……まー、これで勘弁しといたろ」

アザゼル「一応契約成立や」

横島「なんかしらんけど、助かった」

アザゼル「んで、何の用や?」

横島「用って……用は……」

アザゼル「あん?」

アザゼル「なんや、用事もないのに呼び出したんか?」

横島「うっ……」

横島(ん?待てよ?たしかあの本には悪魔の使い方がいろいろ書いてあったような……)

横島「ちょっと待ってろ」

パラパラ

グリモア『この本に悪魔が触れることはできない』

グリモア『悪魔が触れると超常現象的な罰を受ける』

横島「ほー」にやり

横島「……」くるっ

アザゼル「な、なんや。気持ち悪い笑顔つくって……」

横島「この本、言ってみりゃ悪魔の取扱説明書なんだな」

横島「あとでしっかり読んどくか」

アザゼル「……」

アザゼル「い、いや、そないなことどうでもええねん」

アザゼル「用事はなんや、ないんやったら帰るぞ」

横島「そういやお前、何ができるんだ?」

アザゼル「何ができる?」

横島「『淫奔』っつっても、できることとできないことがあるだろ」

アザゼル「そやな……」

アザゼル「ほいっ」

横島「んなっ!?」むくむくむくっ

『淫奔』
人間の体内のホルモン分泌をコントロールし、性器を肥大化させたり不能にさせたりすることができる。
またその人間のフェロモンを過剰分泌させることで異性を虜にすることができる。

横島「……んじゃこのマーラBIGはああぁぁぁ!!?!?」

アザゼル「ワシの力をもってすればすべての女は意のままや」

横島「なっ……」

アザゼル「こんなことだってできる」

横島「ぬあっ!?今度はちっこく……胸が!?!?」むくむくむくっ

アザゼル「これがワシの力『淫奔』や!」

横島「す……すげぇ……」

横島(俺が今までほしかった力が……ついに……)

翌日

横島「ちーっす」

おキヌ「あっ、横島さんおはよ……」

おキヌ「……」ぽー……

横島「ん?おはようおキヌちゃん」

おキヌ「お、おはようございます!!」

横島「どうかした?」

おキヌ「い、いええぇ!!なんでもっ!!」ブンブン

横島「顔赤いけど、大丈夫か?」スッ ぴとっ

おキヌ「っ!!」カアアァァ///

横島「熱あるんじゃねぇか?」

おキヌ「だ、大丈夫です!し、失礼します!!」ダッ

横島「あっ……」

横島「…………」

横島「…………」にやり

横島(すばらしい!!すばらしいぞ!!この力は!!)

横島(アザゼルくん、君は悪魔ではない……神だ……)

横島(よし……この力を持って、美神さんを……)

ガチャッ

美神「あら、横島くん、来てたの?」

横島「あぁ、美神さん、おはようございます」

美神「……?」

横島「……どうかしました?」

美神「……い、いや、なんでも」ハッ

美神(……なに?この感じ)

横島(スットラーーーーイク!!!)

美神「今日は都内のアパートの悪霊退治よ」

横島「わっかりました!さっそく準備してきます!」

美神「あら、随分はりきってるじゃない」

横島「いえいえ、俺もそろそろ使いもんになってきたし」

横島「最近悪霊退治が楽しくって」

美神「そう?」

美神「……」

美神「あんまり無理しないでね」

横島「え?」

美神「!?」

美神「さ、さっさと準備してきなさい!!」

横島「は、はい!!」

美神(……な、なんなの……この気持ちは……)

横島「ふひひひっ……」

横島「このまま行けば……ついに……」

美神『あぁん!横島くんっ!!』

横島「うへっ……うへへへっ……」

おキヌ「あの……横島さん……」

横島「っ!?」バッ

おキヌ「ひゃっ!?」

横島「なんだ、おキヌちゃんか」

おキヌ「ご、ごめんなさい」

横島「どうしたの?」

おキヌ「えっと……横島さん……なんかありました?」

横島「え?なんかって?」

おキヌ「い、いえっ!!なんでも!!」ばっ

横島「……すばらしいぞ……立っているだけで魅了するこの力……」

美神「ったく、おキヌちゃん……今日は休みたいって」

美神「どうしたってのよ」

横島「まぁまぁ。ちょっと体調悪そうだったし、仕方ないじゃないですか」

美神「まぁね」

美神「……」

横島「どうかしましたか?」

美神「い、いや、別に……」

横島「さっきもそんな感じでしたけど……」

美神「うるさい!なんでもないっていってるでしょ!」がんっ

横島「うぐっ!?」

美神「あ……」

美神「ご、ごめん」

横島「!?」

美神「!?」

美神「ホラ!!行くわよ!!」

美神(もー!!なんなのよ何なのよ!!)

美神(変に意識しちゃうし、顔見ただけで……)

美神(このゴキブリ男……まさかまた何かして……)チロッ

横島「ったく、何もしてねーのにこれとかぶつぶつ……」ボソッ

美神「……」//////

美神(あ……ありえない……この私がこの男に……)

美神(こ……これは一回、調べる必要がありそうね……)

横島「あ、美神さん。肩にゴミが」ひょいっ

美神「ひゃんっ!」

横島「ひっ!?」

美神「な、なんでもないわよ!!」

アパート前

管理人「今日中に除霊してもらわないと、寮の改装が間に合わなくなってしまうのですじゃ」

管理人「以前住んでいた女が自殺して以来悪霊として出てくるようになってしまったのじゃ…」

管理人「悪霊は2階の204号室にいますじゃ……」

美神「よっし、とっとと終わらせて帰るわよ」

キィ……

『でていけぇ……』

横島「きゃっ!」ササッ さわっ

美神「ちょ……どこ……触って……」

横島「い、いや、つい」さっ

美神「ったく……」

横島(……いつもの肘鉄がこない……ふふふふっ)

美神「姿を現しなさい!」

『でて……』

『……』

横島「ん?なんだ?」

美神(急におとなしくなった?)

『……あなた……』

しゅるるるっ

ボウッ……

美神「出たわね、おとなしく除霊され……」キィン!

幽霊『いい……かおり……』ススッ

横島「ひいいぃい!!目ん玉飛び出たドロドロの幽霊がああぁぁ!!」ぴとっ

美神「横島くん、動かないで」

横島「ひいぃいぃいい!!みみみみ美神さあぁん!!はやはや……」

幽霊『……うふふっ』べたべた

美神(……横島くんにべたぼれとは……さすが悪霊に好かれやすい体質……)

幽霊『……私……山田っていいます……一緒に……三途の川を渡りましょう……?』べたべた

横島「ドロドロなのに胸の感触がああぁぁああ!!」は~ん

美神「……」ムカッ

美神「何幽霊に欲情してんのよ!!」ドガッ!!

横島「あぁ!?どうして俺にケリが!?」

山田『ふふっ……いい男……』ススッ ぴとっ

美神(……なんなの?この幽霊……なんか……いつもとは違うような)

美神(人外に好かれやすいからとかそういうんじゃなくて……もっとこう……)

山田『いい……かおり……』

美神(かおり……?)

横島「みみみ神さああぁぁぁああん!!たすけ……たすけてええぇぇ!!」

美神「っ!?……吸引!!」ゴウッ

山田『ああぁあん……一緒に……』シュウウゥゥ……

シュゥン

横島「た……助かった……」

美神「……」

事務所

横島「いやぁ!お疲れさまでした美神さん!」

美神「……」

横島「……美神さん?」

美神「なに?」

横島「その……仕事終わってからずーっとなんか考えてるみたいですけど……」

美神「ちょっとね」

横島「今日はもう仕事ないんスよね?」

横島「ゆっくり休んでくださいね」ニコッ

美神「!」ドキッ

美神(……まずいわ……なんか……)

美神「ね、ねぇ横島くん。昨日、倉庫でなんかあった?」

横島「え?」ギクッ

美神「……」ぴくっ

美神「なんかあったのね?」じとっ

横島「や、やだなぁ……なんもないっすよ」

横島「俺がなんかする奴だと思いますか?」

美神「……」じとっ

横島「……」

横島「美神さん……信じてくださいよ」じっ

美神「……」じっ

横島 …じーーっ… 美神

美神「 」ボンッ

美神「きょ……今日は帰って頂戴!」///

横島「は、はい!!」

横島(た……助かった……)

アパート

横島「今日の行動で、どの程度の能力かはわかった……」

横島「あともうひと押しだった……」

横島「気圧されてしまった」

横島「……」

横島「出て来いアザゼル!!」

ズズズッ ポンッ

アザゼル「んあ?」モッシャモッシャ

横島「……」

アザゼル「人が飯食っとるときに呼ばんといてか」

横島「黙れ」ぺしっ

アザゼル「おえええぇぇえ!!」ぐちゃっ

※悪魔がグリモアに触れると超常現(ry

アザゼル「何すんじゃワレぇ!!!」

横島「うっせぇ!!こんな中途半端なモテ力じゃ意味ないんじゃボケがあぁぁ!!」

アザゼル「あぁん!?」

横島「もっとモテ力を……女どもを奴隷化するような支配力を!!」

アザゼル「あー嫌や嫌や。これやから人間は……」

横島「あん?」

アザゼル「ったく、そりゃお前の要領が悪いからちゃうんか?」

横島「……」スッ

アザゼル「な、なんや!グリモアなんか出して……」

アザゼル「な、なんでも力で支配できる思わんといてよ!!」

横島「ほう……」

アザゼル「……」タラタラ

アザゼル「わーったわい!やったらええんやろ!やったら!」

横島「さすがアザゼルさん」

アザゼル(くっそ忌々しいグリモアめ……)

倉庫

美神「ったく、なんか変だと思ったのよ」

美神「この私があのゴキブリにときめくなんて……」

美神「……」

美神「思い出すだけでも忌々しい……」


おキヌ「えっと……昨日、倉庫掃除してたときですか?」

おキヌ「そういえば、本を読んでました」

おキヌ「何を呼んでたかまではわかりませんけど……」

おキヌ「横島さん……」

おキヌ「……」ぼんっ


美神「さーて……何をしたんだい?あいつはぁ……」ゴゴゴゴ……

事務所

横島「ハッ」ゾクッ

アザゼル「なんや?」

横島「いや、悪寒が……」

アザゼル「ったく、風邪かいな」

横島「いや……何かよくない前兆が……」

アザゼル「どないすんねんや?もう事務所目の前やけど」

横島「お前がちゃんと強力にしたかどうかを確かめにゃならんからな」

アザゼル「わざわざここまでこんでもええやんけ」

横島「どうせならそのまま事に及んでしまっても大丈夫なように……」グビッ

アザゼル「女やったらその辺ぎょーさんおるやんけ」

横島「……」ぴとっ

アザゼル「うべろっ!!」グシャアァ

※くどいようだが悪魔はグリモアに触れ(ry

アザゼル「何晒っしょんじゃワレええぇ!!」

横島「声がでかい!」スッ

アザゼル「それ引っ込めろボケ!」

横島「文句たれんな」

アザゼル(こいつぁ……)

横島「しっかし……人工幽霊壱号の奴が結界張ってんだよな……」

アザゼル「ならワシは帰らせてもらうで」

横島「まぁ待て。こっちには結界破りの札がある」

横島「穴をあける程度の弱~い奴だ」

アザゼル「用意周到やな」

パシッ

人工幽霊壱号『?』

人工幽霊壱号『横島さん?結界に穴なんてあけてどうしま』

文殊『忘』ヒイイィィイン『眠』キィイイン

人工幽霊壱号『ZZZzz……』

横島「よし」

アザゼル「……なんちゅーやっちゃ」

アザゼル「しっかし、その珠、便利やな」

横島「行くぞ」

アザゼル(無視かいな)

キィ……

横島「……」グビッ

横島「さぁ……美神さん……」

横島「俺と結ばれましょう!!」ガバッ!!

すっからかん

横島「……」

アザゼル「おらんようやな」

横島「くそっ!!ついにヤれる日が来たと思ったのに!!」

アザゼル「明日でもええやん」

横島「善は急げというだろうが!」

横島「この期を逃せば次はない……」

横島「今までの経験がそう語っているのだ……」

アザゼル「そーかい」

きぃ……

横島・アザゼル「!?」

おキヌ「美神さん?」

横島(お……おキヌちゃん!?どうしてここに!?)

横島(……って、住み込みなんだから居ても不思議じゃないな)

横島「……」

おキヌ「あれ?……もしかして……横島……さん?」

横島「……おキヌちゃん」

おキヌ「ど……どうして美神さんの部屋に!?」

横島「……」

横島「おキヌちゃああぁぁああん!!」すっぽんっ がばあぁ

おキヌ「きゃあぁぁああ!!」がばっ

横島「ふへへへっ……」

おキヌ「よ……横島さん……」

横島「……」ぐっ

横島(……くっ……反応がいまいちわからん)

おキヌ「……その……」

おキヌ「初めて……ですから……やさしくしてください」

横島「……」

横島(キタ━━(━(━(-( ( (゚∀゚) ) )-)━)━) ━━ !!!!!)

横島(そうそうそうそうそうそうそうこれだ!!!!)

横島(これを俺は待ち望んでいたのだ!!!)

横島(お父さん……お母さん……忠夫は今……大人になります)

横島「あ、お前帰っていいぞ」

アザゼル「……」

アザゼル「あーあ!ワシの力貸してそれやのに!」

横島「生贄はやっただろ」

アザゼル「ズ●ックの腕ってなんやねん!!」

横島「それで受領しただろうが」

アザゼル「……」

横島「さ、帰れ帰れ」

アザゼル「へー!次は半端な生贄やったら受け取らへんからな!」

横島「さっさと帰れ」

おキヌ「横島さん……早くしてください……」

横島「もちろんですともーー!!」がばっ

アザゼル「あー帰ります帰りますよ!帰りゃいいんでしょ!」

アザゼル「ったく……ホンマにこいつ死んでほしいわ……」ガチャッ

ぬっ

アザゼル「……ん?あんさん……ぶへっ!?」パアァン!!

横島「ん?」

横島「ぬああぁぁ!?」

『スーコースーコー』

横島「だだだだだれだああぁぁぁ!?」

横島「アザゼル!!アザゼルゥ!!!!」

アザゼル「」←肉片化中

『グリモアから悪魔を呼び出して使役してたなんてね』

『通りでおかしいと思ったわ』

横島「そ……その声は……美神さん……?」

横島「宇宙服みたいなの着てどうしたんですか……?」

美神『『淫奔』を司る悪魔【アザゼル】……』

美神『能力の一つはホルモン調節による魅了(チャーム)をかけること』

横島「いや……そんな……僕がそんなことするわけないじゃ……」

美神『その人間から発せられる匂いが元になるなら、それを断つしかない』

美神『私を嵌めようとした罪は……』キィン

横島「ちょ……美神さん……?」

美神『あの世で償いなさい!!!』ドッゴオオォオン!!!!

横島「ひいいいぃぃ!?!!??」ガラガラ……

おキヌ「横島さぁん……」ゴソゴソ……

美神『さぁ……大人しく死になさい……』

横島「[ピーーー]るかあぁぁ!!」

横島「せっかくヤれると思ったのに!!」

美神『……』ちらっ

おキヌ「う~ん……」ゴソゴソ

横島「あ……そ……それはその……」

美神『あんたって奴は……』

美神『おキヌちゃんにまで手をかけようとして!!』ゴッ

横島「!!」ギィン!!

美神「!?」ギイイィン!!

文殊『盾』ヒイイィン ギギイィィン……

横島「ふっふっふ……美神さん……ついに来たんですよ」

美神『!?』

横島「女を支配する俺の時代が!!」

横島「そのスーツを脱がせれば俺の勝ち……ですね」ギィイン

美神『っ……』ギイィィン

横島(しかしここは一旦引くか……?)

横島「それでは美神さん!」

文殊『空』『間』『移』『動』カアアァァァアア!!!

美神(4つの文殊同時発動!!?)

横島「次に会うときは……ふへへへっ……」フッ

ガキィン

美神『……あいつ……くだらないとこでこんな高度な術を』


アパート

横島「……文殊4つ同時発動成功……奇跡だな」

美神『くそっ、このままあいつを放置しとくとどうなることか……』

美神『おキヌちゃん!!』

おキヌ「横島さ~ん……」

美神『まだ何もされてないみたいだけど……相当強力な魔翌力ね』

美神『こりゃスーツは脱げないわ……』

コソコソ

美神『ん?』

アザゼル「……」コソコソ

美神『……』ガッ

アザゼル「あだーーー!!何すんねん!!」

アザゼル「……」

アザゼル「なぁねえちゃん。もうちょいゆるくせえへん?」

アザゼル「縄の痕ついてまうわ」

美神『横島くんの魔術を解きなさい』

アザゼル「それはでけへん」

アザゼル「一応契約した身やさかいな」

美神『へー』スッ ピト

アザゼル「ぐぎゃああぁぁ」グリュリュブルン

※しつこいようだが悪魔はグリモ(ry

美神『さぁ、解かないとどうなるか……』ゴゴゴッ……

アザゼル(悪魔よりホンマもんのあくまがおる……)ガタガタ……

「無駄ですよ」

アザゼル「!?」

「契約者が望まない限り、それを解くことは不可能です」

アザゼル「べーやん!」

ベルゼブブ「お久しぶりです、アザゼルくん」

アザゼル「そのグリモア誰のんやとおもっとたらべーやんのやったんか……」

美神『そんなことはどうでもいいの』

美神『なんとかしないと何をしでかすかわかったもんじゃないんだから……』

ベルゼブブ「とりあえず、なんとかして彼と直接交渉するしかないでしょうね」

アザゼル「なぁべーやん、ほどいてくれへん?」

ベルゼブブ「すみませんが、私の契約者はそれを望んでいないようなので……」

パアアァァア

美神『!?』

ベルゼブブ「魔法陣……」

アザゼル「おぉ!?忠夫がよんどるわ!!」

アザゼル「へっへー!残念やったな!!」

アザゼル「女ぁ!今度会うときはお前も性奴隷じゃボケェ!」

美神『』ブンッ

フッ

ベルゼブブ「……どうやら、横島氏とやらがアザゼルくんを呼び出したようですね」

美神『……』

ベルゼブブ「あ、あとお願いなんですが、私のグリモアをぞんざいに扱わないでくださ」

美神『』ぶちぶちぶち

ベルゼブブ(おぉ……スーツの上から血管のキレる音が……)

アパート

アザゼル「ったく……人を置いていくとか、どういう了見じゃコラ!!」

横島「うっせぇ!こっちだって必死だったんだよ!!」

アザゼル「にしてもあの女許されへんわ……」

アザゼル「もう表歩かれへんくらいめちゃくちゃにしたんねん……」

横島「待て。正面から行って勝てる相手じゃない」

アザゼル「どないすんねん」

横島「いいアイデアがある」にやり

美神『とりあえず、西条さんに連絡しましょう』

ベルゼブブ「ここにある電話番号にTellしたらいいんですね」

美神『私の名前で言ったら大丈夫だから』

プルルルッ

『はい、小笠原除霊事務所です』

美神『あ、エミ?』

エミ『ん?令子?』

美神『ちょっとまずいことになってね……話がしたいんだけど』

エミ『なぁに?あんたから話って……ろくなことじゃないんじゃない?』

美神『まぁ、そんな感じなんだけど……』

エミ『まぁいいわ。ちょっと忙しいから来てくれない?』

美神『えぇ、またあとで行くわ』

ベルゼブブ「一応、唐巣教会、オカルトGメンに連絡はしましたが」

美神『こっちもエミと冥子に連絡したわ』

ベルゼブブ「とりあえず、神父とGメンの西条氏はこっちに向かわれるそうですが」

美神『う~ん、冥子は来るっていってたんだけど、エミは忙しいみたいだから行かないといけないの』

美神『さっさとしないと面倒なことになりかねないから、みんなが来たら居てもらって』

ベルゼブブ「わかりました。それで、私はいかなくても?」

美神『契約したのはあんただけじゃないのよ』スッ

ベルゼブブ「っ!!」

美神『それじゃ、行ってくるわ』

ベルゼブブ「……いってらっしゃい」

ぱたん

ベルゼブブ(やれやれ……まったく面倒なことになりそうです)

キキィーーッ!!

美神『エミー!いる!?』バタン

エミ「そんな大声で叫ばなくても聞こえてるワケ」

美神『そんなことどうでもいいわ、とりあえずこれ着て』どんっ

エミ「……なんでそんなダッサイスーツ着なきゃなんないわけ?」

美神『事情は後で話すから!!』

エミ「とりあえず話しなさいよ。ここは結界張ってるから安心よ」

美神『……ごめん、ちょっと落ち着くわ』

エミ「……あんた、大丈夫?」

美神『大丈夫なことないわね……』

美神『ってわけなの』

エミ「あの男がねぇ……」にやっ

美神『……なによ』

エミ「これもあんたの監督責任なワケ」

エミ「もしこれでいろんな奴に被害が出たら、GS教会からとんでもない請求がくるワケ」

美神『そ……それは……』

エミ「よくて多額請求、悪けりゃ業務停止もありえるかも?」

美神『そうならないように対処しようとしてんじゃない!!!』

エミ「おーっほっほっほ!!そんないい情報をもってきてくれてありがとう、令子!」

エミ「何もしないでおたくが消えるなら悪い話じゃないわ!」

美神『~~~ッ!!』

エミ「ま、その前にあんたも」ぱちん

ざっ

美神『!?』

エミ「忠夫の奴隷になるワケなんだけどね……」

美神『エミ……あんた……』

エミ「ふふっ……」

エミ「タイガー!」

タイガー「はいエミさん!!」

ヴンッ!!

美神『!?』

美神(得意の精神感応能力ね……)

美神(それはそうとエミが横島くんに……)

美神『……』

美神(横島くんに弄ばれるあられもない姿を撮って、あとで売りつけよう)

エミ『さぁ、このまま令子をとらえなさい!』

タイガー「はいエミさん!!」

ダッ ぐるぐるっ

美神『!?』

美神(縛られてる?ロープは見えないんだけどな……)

エミ「おーっほっほっほ!!さーて、あとは忠夫に報告♪」

美神(ねぇ、タイガー、聞こえる?)

タイガー「?」

美神(あんた、このまま横島くんにエミをとられていいの?)

タイガー「!?」

エミ「あ、忠夫?私ー、エミだけどー」

美神(このままじゃ横島くんにエミとられちゃうわよ)

タイガー(じゃ……じゃけぇ、ワシはエミさんを裏切るわけには……)

美神(……)にやっ

美神(あんたね、横島くんは悪魔の力でエミを操ってるのよ?)

タイガー(!!)

美神(もし、横島くんを倒したら、毒牙から救ったヒーローになれるわね)

タイガー(え……エミさんを……救う!?)

エミ『あぁん!!タイガー!!私を救ってくれたワケェ!?』

エミ『お礼になんでもしてあげる!!』

タイガー『な、なんでもぉおおーーー!!??』

タイガー(……)

美神(……やりなさい、タイガー。彼女を救えるのはあんたしかいないのよ)

タイガー「…………」カッ

美神『ったく、エミも敵になった……やっかいなことになったわね』

唐巣「エミくんが……そうなると、他の女性たちも敵と考えた方がいいかもしれないね」

ピート「そういえば、冥子さんは?」

美神『あー、あの子もダメ。さっき用心のため電話したんだけど』


冥子『あー、令子ちゃん?え?横島くん?』

冥子『え~、冥子しらな~い』

冥子『え?令子ちゃんのところに行って捕まえてこればいいって?』

冥子『あ、令子ちゃ~ん?えっと~、今からお家に~』プッ


美神『ってわけ』

西条「さすがというか……こういうことだけには頭が回るな、横島くんは」

タイガー「よくもエミさんを……」

美神『とりあえず、野郎全員を集めて奴を捕まえるわよ』

西条「人員はGメンからなんとでもなるが、問題は向こうの手数だ」

ピート「エミさん、冥子さん以外に知り合いは?」

美神『そうね、まりんとかシロとか、霊能力が使える連中はそのあたりだろうけど』

西条「問題はそれ以外、つまり一般人の女性だ」

唐巣「う~ん……困ったな……さすがに一般人を巻き込んでしまってはいかん……」

ピート「とりあえず、最終目標は横島さんの捕獲ですよね」

唐巣「我々の目的はあくまで『悪魔退治』」

唐巣「つまり、横島くんについている『悪魔』を祓うことにあるんだよ」

西条「ですね。彼の持っている『グリモア』奪取、それに伴い『グリモア』の契約破棄が目的だ」

ピート「わざわざ契約破棄させるんですか?」

美神『『グリモア』の契約違反は呪いを受けるからね。何が起こるかわかったもんじゃないわ』

美神『……いっそほっといてもいいんだけどね』

人工幽霊壱号『!?』

美神『どうしたの?人工幽霊壱号』

人工幽霊壱号『今、屋敷に人が入りました』

美神『人?』

「はーっ……はーっ……」

ピート「雪之丞!?」

唐巣「どうしたんだ!?血まみれで!?」

雪之丞「……横島……奴が」

美神『横島くんがどうしたの?』

雪之丞「妙神山を……襲撃した」

美神『な……』

唐巣・ピート・西条「なにぃーーっ!?」

雪之丞「……」がくっ

雪之丞「すまんな」

おキヌ「いえ……」

西条「しかし霊的拠点の妙神山を襲撃するとは……」

西条「GS協会への始末書だけじゃすまされんぞ……」

美神『神様が落とされるとは思えないけど、一応小竜姫様も女だしね……』

唐巣「どうする?」

ピート「このままでは甚大な被害が考えられます。早急に手を討たなければ……」

美神『決ってるじゃない』

美神『あのゴキブリをぶっ殺しにいくのよ!!!!!』

妙神山――――。

文殊『隔』『離』『結』『界』 ヴヴヴヴヴッ……

ハヌマン「貴様……この程度の結界でワシをとらえられると思うてか……」

横島「ケッ、ジジイが粋がってんじゃねぇ」

横島「ま、これだけの手ごまを揃えりゃ、美神さんを捕まえるのも時間の問題だろうな」

アザゼル「しっかし、ようやんなー」

アザゼル「ものの2時間程度でこれほどやってのけるとは……」

横島「冥子ちゃんにエミさん、まりんちゃんに小竜姫様……」

横島「まぁ、一般人も連れてきてもよかったんだが、美神さんを手に入れさえすればこちらの勝ちだ」

横島「短期決戦だな」

アザゼル「そううまくいくんかいな」

横島「まぁ任せろって」

横島「こっちには優秀な手ごまがまだいるんだ」

横島「それじゃ、頼んだぞ」

「ふふふっ……」

西条「妙神山ほどの高翌霊な場所に人員を投入できるほど、Gメンも権力をもたない」

西条「つまり、横島くんが一般人を連れ込んでいれば圧倒的人数にやられてしまうだろう」

美神『大丈夫よ。こっちにはピートがいるんだもの』

ピート「僕ですか?」

美神『簡単な話なんだけど、霧になって横島くんに接近』

美神『グリモアを奪って戻ってくる』

美神『見事でしょ?』

ピート「相変わらず変則的な戦術を考える人だ」

美神『グリモアさえ奪ってしまえばいくらでも対策はとれるわ』

美神『さぁ、行くわよ』

妙神山

美神『さて……びっくりするくらい静かね……』

ピート「それじゃ、中がどうなってるかもかねて……」ぼふっ

ピート「行ってきます!」

美神『頼んだわよ、ピート!』

ヒュオッ

ピート(!?)バシッ!!

ピート「うぐっ!?」ドサッ

唐巣「ピートくん!?」

西条「これは……結界!?」

「ふっふっふ……このワシを忘れておるようじゃな」

美神『!?』

「この「ヨーロッパの魔王」と評された天才錬金術師」

Drカオス「ドクターカオスをな」ハツラツ

美神、唐巣、ピート、西条、タイガー「なにぃーー!?」

美神『か、カオスって、あんた……』

ピート「わ……若返っている……!?」

Drカオス「ふっふっふ、小僧のつれとる悪魔の仕業でな」

Drカオス「ホルモンバランスを調節して若返ったのよ!!」

美神『チィ!!それと引き換えに仲間になったってわけね!!』

Drカオス「全盛期のワシに勝てると思っているのかお前たち?」

美神『確かに……過去に行った時のあんたはすごかったわ』

美神『頭はキレるし、強いし、その上かっこいいし』

Drカオス「え、いやぁ……そこまでほめられるとテレるな」

美神(今よベルゼブブ)

ベルゼブブ「合点」フヨヨヨ

Drカオス「うぐっ!?」

美神『ふふっ、バカで助かったわ』ジャキィン

美神『はぁ!!』

Drカオス「くっ」ゴギュルルルッ

ガキィン

美神『!?』

Drカオス「ま、マリア!?」

マリア「Drカオスに手を出す マリア許しません」

ベルゼブブ「ふん、ならば貴様も強制排泄の餌食にしてくれる」フヨヨヨ

マリア「……」

ベルゼブブ「!?」

ベルゼブブ「なぜだ!!なぜ平然としていられるんだ!?」

美神『バカ!この子はロボットよ!』

美神『いいからあんたたち!手伝いなさい!!』

GS一同「わー!」

Drカオス「馬鹿め」カチッ

GS「!?」ズアッ

唐巣「これは……」

西条「網!?」

ピート「しかも霊力を縛るタイプのやつです……!」

Drカオス「ふん、主らが来る前に対策くらいするわ」グギュルルルッ

Drカオス「はうぅ!?」

Drカオス「ま、マリア!ここは任せた……!!そいつらを捕えておくんじゃ……」

Drカオス「うひぃ~」テテテッ

マリア「イエス、Drカオス」ギギギッ

マリア「Drカオスの 命令 です」

マリア「あなたたちを 捕獲 します」ギギッ

美神『……!!』ギャリッ ズズッ

美神(まずい、力比べでこの子に勝てるわけないじゃない……)

美神『ここは……』ガィン バッ

唐巣「距離をとった?」

マリア「逃がしません」

美神『マリア!』ポロッ

マリア「!?」ピタッ

ピート「神通棍を捨てた!?」

美神『さすがにあなたには勝てないわ、降参よ』

西条「……何を考えているんだ……令子ちゃん……?」

マリア「……」

美神『それにしても、あなたってホント力強いわね』

美神『ロボットっていうのも魅力的よね、その力を男たちがほっとくわけないわね』

唐巣「な……何を……」

美神『その冷静沈着な考えができるのも、Drカオスが天才ってだけあるわね』

美神『あなた、完璧よ』

マリア「何を 言っているの ですか?」

ズズズズズッ……

美神『ふふっ……』

「憎い……男をねじ伏せるその力……ロボットという属性……その判断能力……」

アンダイン「憎いぃいい!!」

マリア「……き……」

西条「な……マリアが……!?」

タイガー「お……女子になっとるーー!!??」

マリア「きゃああぁぁぁ!!!」

アンダイン「憎い……憎いぃ……!!」

美神『ふふっ、これでマリアは戦闘不能ね』

マリア「うぅ……どうして私……こんなところに……」

ピート「……ふ……普通の女の子になってる」

唐巣「あれも……悪魔か……」

『嫉妬』
”もたざる者”アンダインに妬まれた者はその嫉妬のもとを剥奪される。
金・地位・名誉・有形・無形を問わずそれは行使される。まさに幸せを退ける魔の力。
ただし、アンダインの嫉妬の対象にならない場合は能力の発動に至らない。

美神『とりあえず、あんたはここに行ってお茶でも飲んどきなさい』

マリア「え?」

美神『大丈夫。おキヌちゃんがおいしいお茶いれてくれるから。ねっ』

マリア「……は、はい!」

美神『ったく、あんたたちもいきなり捕まってんじゃないわよ』

西条「すまない」

西条「しかし、全盛期のカオス相手だと厄介だな」

ピート「うちの父も何度殺されかけたか……」

唐巣「とりあえず、この先は気をつけないと脱落は早いぞ」

タイガー「……マリア……可愛かったのぉ」

美神、西条、ピート、唐巣「え?」

タイガー「え?」

美神『!!みんな!!ストップ!!』キキッ

西条「!?」

ピート「……これは」

「ふふっ、オタクらが私たちに勝てると思って?」

「え~と~、横島くんが~令子ちゃんを~つれてきたら~」

「べ、別に奴が望んだからとかではなく、これは上官命令だからであって……」

「ふふっ、隠さなくてもいいわよ。どうせ彼は煩悩がするがままに動いてるだけなんだから」

美神「最悪ね……」

タイガー「エミさん……!」

ピート「エミさん……」

エミ「っ……ピート……ごめんなさい」

西条「冥子ちゃん」

冥子「とりあえずみんなをやっちゃえばいいわけね~」

唐巣「ワルキューレに、小竜姫様まで……」

ワルキューレ「さぁ、ヨコシマへの捧げものとして……」

小竜姫「早いとこ終わらせちゃいましょう」

横島「ふっふっふ……どうだこの最強の布陣は!!」

横島「いかに美神さんとその他もろもろでも、この布陣には敵うまい!!」

アザゼル「にしても、もし突破されたらどないする気や?」

アザゼル「聞いた話やと、向こうも相当のやり手らしいやんけ」

横島「安心しろ。俺にいい策がある」

横島「あのな」ごにょごにょ

アザゼル「ほー……」

アザゼル「お前、ほんまえげつないのぉ!」

アザゼル「でも、そういうところ嫌いちゃうで」

横島「ふふっ……美神さん……ついに俺はあなたを……手に入れる!!」

「いくわよ!!」バッ

美神『!!』

西条「いかん!!令子ちゃんを狙い撃ちだ!!」

唐巣「美神くんを守れ!」

美神『ふっ……』

美神『やりなさい、ベルゼブブ』

ベルゼブブ「仰せのままに」フヨヨヨ

エミ「うぐっ!!」ぴたっ

冥子「うっ……漏れる!!漏れちゃうぅ!!」ごぎゅるるる

ワルキューレ「こ……これしき……」のろのろ

小竜姫「うぅ……」

ピート「……な……なんて卑怯な」

美神『あ~あ、エミも冥子もワルキューレも』

美神『小竜姫様も』

美神『みんな霊力が強くて魅力的なのよねぇ』

美神『それだけの力があれば、世の中の男がほっとくわけないわよねぇ』

アンダイン「!?」

アンダイン「霊力がつよければモテるっていうの!?」

アンダイン「それをあいつらは……憎い……」

エミ「ち……力が……」

唐巣「ベルゼブブくんの力で動きを封じ……」

西条「アンダインの能力ですべてを奪う……」

男GS達(怖ろしい……)

ヒャクメ「全員やられましたね」

横島「……敵の能力がやっこしいな」モミモミ

ヒャクメ「あんっ」///

横島「おい、Drカオス」

Drカオス「うぐぅ……なんじゃい」

横島「おいおい、ちゃんと手ぇ洗ってきたか?」

Drカオス「ちゃんと洗っとるわい!」

横島「あの悪魔どもの力を抑えることはできんものか」

Drカオス「部屋一室に力を無力化する結界を張ればなんとでもなるが」

Drカオス「そうした場合、ワシは参加できんぞ」

横島「なんでだよ」

Drカオス「主のかけた魔翌力も断つことになるからのぉ」

横島「そうかい」

横島「そうすれば……」

アザゼル「やるか」

横島「くはははっ……行くぞ、アザゼル」

アザゼル「なんや、のりのりやな」

横島「バカ、あの美神さんが俺のモノになるのだ……それを考えただけで……」はーん


美神『……!?』

ピート「どうしました?」

美神『いえ……今、ものすごい霊力を感じたんだけど』

美神(あれは横島くんの霊圧だったわ……)

美神『ホントに……面倒なやつね』

「よくぞここまで来ましたね」

美神『!!』

唐巣「横島くん!」

西条「君がやっていることは霊的拠点地の占領行為にあたる」

西条「GS免許剥奪される恐れもあるんだぞ!!」

横島「それがどうした」

横島「俺は美神さんが手に入ればそれでいい」

横島「そうすればすべては俺のものとなるのだ!!ふははははは!!!」

美神『ふっ……その腐った考えをたたき治してあげるわ』

美神『ベルゼブブ!!』

ベルゼブブ「キィイイィイイエエェェ!!!」フヨヨヨ

横島「…………!!」

横島「ふん……」

美神『!?』

ピート「バカな!?」

唐巣「効いていない!?」

ベルゼブブ「な、なぜだ!?」

西条「くっ、文殊か!?」

横島「簡単なことだ」

横島「『暴露』のベルゼブブ……その決定的弱点ともいえるもの」

横島「強制排泄の呪いがいかに強力かは見させてもらった……」

横島「文殊で呪いを防げてしまえば、アザゼルの呪いすら打ち消しかねない……」

横島「ならば排泄行為自体を放棄すればいいだけのこと!!」

ブリブリブリ

美神『んなっ!?』

横島「今すぐにでも俺のケツを綺麗にさせてあげますよ!!美神さん!!!」ダッ

ベルゼブブ「ば、ばかな!!奴は化け物か!?」

横島「ふははははっ!!」ムリムリムリッ

美神『冗談じゃない……そんなこと私にさせてみなさい……!!』ヴュン

美神『地獄にも行けないようにしてやるから……!!』

美神『みんな!!行くわよ!!』

男GS達「おう!!」

横島「アザゼル!!」ブリブリッ

アザゼル「オラきたぁ!!」スッ

美神『!?』

アザゼル「ふふふっ……さぁ!!お前ら!!」

ピート「なっ……」ムクムクッ

西条「これは……」ムクムクッ

唐巣「体が……」ボイーン

タイガー「女子になっとるーーーっ!?」ムチムチッ

美神『んなっ!?』

横島『あいつらを女にして、俺に惚れさせる』

横島『そうすれば俺、お前含めて6対3だ』

横島『さらに……』

――――――。

アザゼル「っちゅーこっちゃ!!」

ピート「うっ……ぐっ……」

美神『ちょ……みんな!?』

西条「逃げろ……令子ちゃん……」

唐巣「横島……くん……」

タイガー「惚れてしもーたんじゃーーー!!」ダッ

美神『きゃああぁぁ!!』ドゴオォン!!

横島「!!」

横島「爆発でできた穴から逃げたな」

横島「ほらお前ら!美神さんを捕まえてきて!!」

西条「横島くん……君は……」

横島「西条!早く行かないと嫌いになるぞ」

西条「!!」

西条「くっ……」

横島(あー……野郎になんでこんなこと言わにゃならんのだ……)

美神『ったく!!あんなの反則でしょ!!』

ベルゼブブ「まったく、困ったものです」

美神『他の連中はとりあえずさっきまでの方法でなんとでもなるとして……』

美神『横島くんから引き離さなきゃまずいわね……』

アンダイン「」ぽー

美神『ん?なにぽーっとしてんの?』

アンダイン「あの人……カッコよかったわ」

美神『んな!?』

美神(し……しまった……アンダインは女の悪魔……!?)

美神(……もしこのまま肝心なところで邪魔になったら)

美神『アンダイン、あんた帰りなさい』

アンダイン「えぇ!?どうして!?」

美神『あんたに肝心なところで裏切られたら困るのよ』ガサガサ

ベルゼブブ(ほー、紙に書いた魔法陣とは用意のいい……)

美神『ほら!帰りなさい!!』がさっ!

アンダイン「ひ、ひどいいいぃぃ!!」

美神『……さて、さっきみたいにはいかないかもしれないわね』

ベルゼブブ「人数が人数ですからね」

美神『仕方ない……』スッ

ベルゼブブ「んなっ!?それは……」

美神『掃除は彼に任せるわ』

ピート「……どこに行ったんですか……美神さん」

ピート「早くしないと横島さんに嫌われてしまう……」

ピート「!?」ゴギュルルルッ

ピート「この便意……まさか」

「……」フォッ

ピート「え?」

グシャッ


西条「令子ちゃん……悪いけど……」

西条「このジャスティスで……」スッ

西条「!?」バッ

西条(……なんだ?霊圧が……)フォッ

西条「!?」ドゴオッ!!

「フシュルルルルッ……」

西条「んな……」ガラッ

唐巣「美神くん……私たちを許してくれたまえ……」

タイガー「どこにいったんですかのー」

「……」

唐巣「!?」

タイガー「う……牛の化けもの!?」

唐巣「悪魔か……」

唐巣「『汝……」フォッ

ドゴシャァ!!

タイガー「唐巣さーん!!??」

「ごおおぉぉおお!!」

タイガー「ひいいぃいい!!??」

美神『それじゃ、モロク。あとはお願いね』

モロク「……」

ベルゼブブ(まさかもっさんが出てくるなんてね……)

ベルゼブブ(しかしこれで敵は軽く抑え込めますね)

美神『さて……残るはあいつ一人ね』

ベルゼブブ「まぁ、正確にいえば3人ですね」

ベルゼブブ「横島氏にアザゼルくん。そしてDrカオスとやらが……」

美神『そういえばそうね』

美神『まぁ、Drカオスは何とかなるわ』

美神『問題はあとの二人ね』

ヒャクメ「またみんなやられちゃいましたね」

横島「アンダインとかいう奴をこちらの手玉に取るというのはできなくなったわけか」モミモミ

ヒャクメ「んっ……ヨコシマさん……」

横島「うーむ……こうなったら実力行使しかないか……」

アザゼル「簡単やないか。向こうは3人、標的はごっつい服着た女や」

アザゼル「つまり、服を脱がせれば……」

横島「我らの勝利だな」

横島「よし行くぞアザゼル!!」

アザゼル「最終決戦や!」

Drカオス「くっくっく……」

美神『まずはあんたからってことね』

Drカオス「ふん、このワシに勝てるなどと」

Drカオス「考えるなよ、美神令子」

美神『ふん、行きなさいベルゼブブ、モロク』

ベルゼブブ「はぁ!!」フヨヨヨ

モロク「ゴオオォォ!!!」ダッ

Drカオス「ふん、このワシに同じ手が通用すると思うなよ!!」カチッ バッ

美神(やっぱり来たわね!?得意の縛霊網)

美神『お見通しよ!!』バッ

Drカオス「ふん、甘いわ!!」バッ

美神『!?』がさっ

モロク「!?」

ベルゼブブ「ぐぎゃっ!」がさっ

美神『二段構えとは……やるじゃない』

Drカオス「ふふふっ……まだまだ仕掛けはあるがのぉ」

美神『まぁいいわ』

Drカオス「えらくあきらめが早いじゃないか」

美神『えぇ、とりあえずこの網ほどきなさい』

Drカオス「……バカか?」

Drカオス「解くわけなかろう」

美神『とりあえずあんたを買収するわ』

美神『これから先、あんたが組んで得するのははたして横島くんかしら?』

Drカオス「!?」

美神『よく聞きなさい』

美神『今までの経緯から言って、この作戦がうまくいくと思う?』

Drカオス「……」

美神『せいぜい、この後横島くんを捕まえて、悪魔を殺して』

美神『いつもの日常が訪れる』

美神『そんなところじゃないかしら』

Drカオス「し、しかし、小僧がお主を捕まえればすべてが……」

美神『じゃあ聞くけど』

美神『横島くん絡みで事がうまく運んで満面終了なんてことあった?』

Drカオス「……」

Drカオス「……」

Drカオス「……条件を聞こう」

美神(落ちた)

美神『とりあえず私も腹が立ってるから、これが終われば100万出すわ』

Drカオス「……100万か」

Drカオス「このまま小僧がうまくいけばすべてが……しかし……」

美神『あー、わかったわよ』

美神『上乗せでもう100万出すわ。これ以上はナシ!』

Drカオス「よし、のった!」

美神『ふふふっ……』

Drカオス「……なんだ?その笑みは?」

美神『いえ、別に』

Drカオス「それじゃ、下ろすぞ」

美神『えぇ』

「おーっと!ちょっと待った!!」

美神『!?』

横島「その状態から動くなよ、Drカオス」

Drカオス「……小僧」

横島「まーさか、俺を裏切ろうなんて思ってないよな」

アザゼル「呪い解かれて爺に戻りたないやろ?」

Drカオス「……」ちらっ

美神『……』ごくりっ

Drカオス「まぁ、そんなわけないじゃろうが」

Drカオス「ここまで来たらワシらの勝ちじゃろうしな」

横島「だよな!」

アザゼル「まぁじいさんもようやったし、このまま若いままでおらしたろうや」

美神『くっ……』

Drカオス「ま、そうはいうものの……」カチッ

美神『!?』ばさっ

横島「んなっ!?」

Drカオス「美神に貸しをつくっとくのも悪くはないじゃろ」

横島「カオスてめぇ!!」

横島「アザゼル!!」

アザゼル「おいよっ!」フヨヨヨヨッ

Drカオス「!?……うぅ」シュウゥゥ……

美神『カオス!?』

Drカオス「……美神、契約を忘れるなよ」しおしお

美神『えぇ』ジャキィン

横島「くっ……」

美神『さぁ、横島くん……あんたが行くような場所じゃないでしょうけど』

美神『極楽へ……逝かせてあげる!!』バッ

横島「今回ばかりは負けませんよ!!!」

文殊『剣』ヒイイイィィン

ガキイイィィイイン!!!

ガキイィン!!ギリギリッ……

横島「アザゼル!!美神さんのスーツを斬り裂け!!」

アザゼル「あいよ!!」

美神『!?』

横島「ふふふっ……匂いをかがせれば俺達の勝利です……」

横島「新世界へ羽ばたきましょう!!」

アザゼル「ねーちゃんはそのエロい肢体みせてなんぼやろ」

アザゼル「わしが脱がすん手伝ったるわ!!」

ずんっ

アザゼル「んなっ!?」

「ふーしゅるるるっ……」

アザゼル「ももももも……もっさん!?」

ベルゼブブ「ベルゼブブさんもおるよ」

美神『モロク!ベルゼブブ!その腐れ悪魔退治しときなさい!』

モロク「……」

ベルゼブブ「……」

アザゼル「えっとな……ちゃうねん」

アザゼル「これみんな横島のしわざやねん」

ベルゼブブ「私たちの契約者はとりあえずあなたを殺せと言っているようなので……」

モロク「……」ずんずんっ

アザゼル「ちょっとぉ!殺せって、話飛躍しすぎてない!?」

美神『殺しなさいモロク!!』

アザゼル「ひぃ!?飛躍しとらんかった!?」

モロク「ごおおおぉぉお!!!」ぐわっ

横島「迎え撃てアザゼル!!」

アザゼル「無茶をおっしゃる」ぐちゃっ

美神『残るはあんただけね』

横島「ふん、デカイスーツのせいかはしりませんけど」ガッ

美神『!?』

横島「動きが鈍いですね!!」ガインッ

美神『くっ!!』

横島「さー!!俺と子作りに励みましょう!!」シャアアァァァ!!

美神(横島くんの煩悩が……増大して……)

美神(厄介ね!!)

横島「オラァ!!」ブンッ ガキッ

美神『ベルゼブブ!!』

ベルゼブブ「ほいさ!」フヨヨヨヨッ

横島「ぬっ!?ふぐっ……」びちびちっ

美神『我慢しなくてもいいって言ったって、しながら戦闘だときついでしょ』

横島「あまい……あまいですよ美神さん……」びちびちっ

横島「男は目の前の欲のためなら……」ブブッ

横島「本気でイケるものなんです!!」スー……ブビッ

美神『クソ漏らしながら言う台詞か!』ガッ スカッ

美神『しまっ……』

横島(チャンス!!)

横島「オラッ!!」ガキッ スーッ  (ブビッ)

ベルゼブブ「あっ!?スーツに穴が……」じゅるりっ

美神『うっ……くっ……』よろっ

美神『……』ぴたっ

横島「ゲームエンドです美神さん」

横島「さぁ……そんな暑苦しいスーツ脱いでください」

美神『……』スッ……ヌギヌギ

横島(……か……勝った……?)

横島「い、いや!!勝ったのだ!!ついに美神さんを!!」

横島「さぁ!!美神さん!!俺にあっついキッスを!!!!」

美神「待って!!」

横島「!?」

美神「ちゃんとこっちにきてくれないと……」

横島「よろこんでーーーー!!」バッ

横島「み……美神さん……」スッ

美神「横島くん」だきっ

横島「」ぷつっ

横島「美神さあぁアぁああん!!」

美神「っ!!」どさっ

横島「美神さん美神さん」ぐりんぐりん

美神「ちょ……こんなところで……」

美神「ちゃんとベッドでないと……ヤッ」

横島「よろこんでーーー!!!」

文殊『寝』『具』カアァァアア!!

ドサッ

横島「さぁ!!今すぐしましょう!!」

美神「……」

美神「えっと……横島くん」

横島「はいいぃ!?」

美神「その……もう私はあなたのものだから……」

美神「グリモア……いらないわよね」

横島「そ……それは……」

美神「頂戴?」

横島「……」

美神「もう、あなただけのものなんだから」

横島「どうぞーー!!」ササッ

美神「ありがと」パッ

横島「さー!いざベッドへーー!!」

美神「誰が行くかバカ」ゲシッ!!グシャッ

横島「んなーー!?」どくどく……

美神「ったく、手間取らせちゃってさ」パンパン

横島「な……なんで?」

美神「こんなこともあるだろうと思って厄珍からこのあやしー薬買っといたのよ」

美神「一時的にだけど、すべての魔翌力あるものの効力を薄める香水をね」

美神「いつもは信用ならないけど、まぁ今回は助かったわ」

横島「くっ……アザゼル!!」

モロク「……」ぐっちゃぐっちゃ

アザゼル「」←※肉塊中

美神「グリモアを失ったあんたにはペナルティーが科せられるわ」

美神「今のはだまして盗ったから『盗難』になるのかしら?」

横島「えっと……」

美神「グリモアの呪いはどんなものかはしらないけど」

美神「このままじゃあんた、大変なことになるかもね」

横島「すいませんでしたーーーー!!」

横島「ワイもこんなことしとーなかったんやーー!!」

横島「悪魔にそそのかされて!!」

美神「それにしては本能に正直だったわね」

横島「しかたなかったんやー!かんにんしてーやー!!」

美神「ふふっ」ゴゴゴゴッ

横島「……」

横島「えーっと……美神さん……今日もその美しい笑みで……」

横島「ボクを許してくれる……」

横島「……わけないですよねー」

美神「極楽へ」ヒイイィィイイン!!

美神「行かせてあげるわああ!!!」ドッゴオオオォォオン!!!!!

こうして、横島の起こした『女奴隷化計画』は幕を閉じた。

後日

『淫奔』のアザゼルとの契約を強制解約された横島は減給処分を受け、

7日間に渡るGS達の激しい拷問を受けた。

そして、強力な霊的拠点である妙神山を占領したとして、GS協会よりあるはずの御咎めは……

「げーっぷ」

美神「証拠隠滅」

『忘却』の悪魔グシオンによって隠滅されたのであった……

Drカオス「美神令子や!」

美神「ん?」

Drカオス「約束の200万円、受け取りにきたぞい」

美神「あー、そういえばそうだったわね」

美神「グシオン」

ずちゅるるるるるる~

END

余談

美神「ふーん、グシオンねぇ……」

美神「生贄は幸せな記憶……」

グシオン「さぁ、生贄を……」

美神「こいつの食っちゃいなさい」

横島「やめてええぇぇ!!」

グシオン「いただきま~す」

横島「あぁああ!!頭の中の俺の宝ものが消えていくぅぅ!!」

余談② 1/2

美神「まったく、こんな危なっかしいの持ってちゃだめね」

美神「便利っちゃ便利だけど、ペナルティも相当だし……」

横島「俺が処分しますよ」

美神「死にたい?」

横島「……すんません」

美神「ま、知り合いの悪魔使いがいい値で買ってくれるって話だから売っちゃったんだけどね」

横島「厄珍ですか?」

美神「まぁそれ経由でね」

横島「……ふーん」

横島(あとで買い戻してやる)

美神「死にたい?」

横島「ななななななにがですか!?」

余談② 2/2

厄珍「おー毎度ネ!」

「これを」スッ

厄珍「!、令子ちゃんとこの」

厄珍「待ってるね」

「……」

厄珍「まったく、こんな大量の魔本……」ドサッ

厄珍「あんた大丈夫?」

「大丈夫だ」

「金は振り込んである。あとで確認してくれ」

厄珍「受け取りにサインするね」

「……」カリカリ

「それじゃ」どさっ

領収書サイン『アクタベ』

おつやん

スレタイなんか引っかかるなって思ってたけど、グリモアだけで魔術の書物と言う意味があるから魔術書の書ってことになるからか。
だから何だって話ですけどね


GS美神とかなつかしす
良いクロスだった

確かに横島がアザゼルさん手に入れたら邪一直線だわ
まさにサイモンとガーファンクル並みの相性の良さいいSSだった

ただグリモアでピンとはきたがタイトルにアザゼルさんの名前入れとくべきだったな

アザゼルさん知らないけど違和感ゼロだった。このままGSに出来るくらい

乙、相性よかった

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