男「今年も花見の季節がきたな」(49)


男「んがー!!」zzz

ジリリリリリッ!!

男「んんっ・・・」パン

男「6時…30分か」モソモソッ

男「会社行く準備するか」


男「今日は暖かいな」シャコシャコ

男「ニュースチェックしとくか」ピッ

tv「今日の天気は晴天ですが杉花粉が飛びます」

男「・・・・・」シャコシャコ

tv「花粉症の方はマスクの着用を忘れずに」


男「ガラガラガラガラ…」ペッ

tv「どうやら鹿児島の方で桜が咲いたようです」

男「桜が咲きはじめて春らしくなってきたな」テキパキテキパキ

tv「桜前線はゆっくり北上し全国で桜が満開になるでしょう」


犬「キューン」

男「寝ぼすけさんが起きたか。ほれ朝食だ」

犬「わん!」

tv「7時になりました!みなさんいってらっしゃい」

男「出社の時間だな」ピッ
tv「」

犬「・・・・・」ガツガツガツ・・・

男「犬!留守番頼むぞ」

犬「わん!」


俺の名は男、社会人三年目のサラリーマン

両親はおらず俺と犬で二人暮らしをしている


男「タイミングよく電車がきたな」


駅員「ドアが閉まります!ご注意ください」

?「うぉぉぉ!!待ってくれ」タタタタッ


?「滑り込みセエエエフッ」ズザー

男「朝から元気だな」

幼馴染「おっ!?男じゃん。朝から奇遇だなー」

こいつの名は幼馴染
家は隣同士であり両親が死んでからはよくお世話になっていた


幼馴染「奇遇?偶然?どっでもいいか(笑)」

幼稚園から高校まで一緒であり会社まで同じ、まさに腐れ縁である

幼馴染「今度、家にこいよ。両親が寂しがってるからさ」

男「考えておくよ」

幼馴染「家族みたいなもんだから遠慮すんなよ」


幼馴染「じゃあ明日の土曜日。決まり!」

男「勝手に決めるなよ」

幼馴染「ほら降りないと遅刻だぞ」

男「待てよ」

毎度毎度、幼馴染の強引に従ってしまう自分が情けない


男「昔から幼馴染は強引だな…」

幼馴染「へへっ」

?「んーしょ、んーしょ」

男(なにか聞こえる?なんだ?)

幼女「んーしょ、んーしょ」

男(小さな女の子だ…)


幼女「んーしょ、んーしょ」ヨチヨチ

男(神社から小さな女の子が出てきた)

幼馴染「おっ!見ろよ男、神社の桜が咲いてるぞ」

男「おっ、満開だな」

幼女「んーしょ、んーしょ」ヨチヨチ


幼馴染「やべっ!?遅刻になる!見とれてる場合じゃない」

幼女「んーしょ、んーしょ」ヨチヨチ

男「そうだな。急ぐぞ」

幼女「んーしょ、んーしょ」ヨチヨチ


幼馴染「滑り込みセエエエフッ」ズザー

社長「幼馴染くんは朝から元気だね」

幼馴染「えへへっ」

男「社長おはようございます」

社長「おはよう」


社長「近頃の若い奴はまったく・・・」ブツブツ

幼馴染「社長おはようございます(うるせーぞ、ハゲ)」

社長「ああ、おはよう」

幼馴染「今日も髪型きまってますね(カツラワロスwww)」

社長「セットに時間をかけたから当然なのだよ」


幼馴染「社長カッコイイ(ハゲがセットwww)」

社長「まあいい、以後きをつけたまえ♪」

幼馴染「はい(する訳ないじゃんw)」

男「と、思ってるだろう?」

幼馴染「ばれてた」テヘペロ


女「男くーん、おはよう」

男「女さん、おはようございます」

幼馴染「女さんおはよう」

女「・・・・・」

女「それでね、男くん明日暇なら遊びに行かない?」

幼馴染「返事しないと肉まん揉むぞ」ワキワキッ


女「変態!!」ガス

幼馴染「イタッ!?ファイルで殴るな」

女「それでどうかな?男くん?」

幼馴染「残念でしたー!男は明日、僕と遊ぶんだぜ」

男「すいません」

女「そう…残念。また誘うわね」

男「はい、ぜひお願いします」

女「じゃ、仕事頑張ってね」ニコッ


女「ky野郎が・・・」ボソッ

幼馴染「・・・・・」

男「さっ、営業行くか。今日のパートナー誰だっけかn・・・」

幼馴染「僕だよ」ドャ

男「先が思いやられる」


男「まあいい。今日は大手製薬の○×商事に行くから大人しくしろよ」

幼馴染「サーイエッサー!!」

男「・・・・・」スタスタ

幼馴染「あれ?男さん?」

男「・・・・・」スタスタ


男「今日、初めていく○×だから大人しくしろよ」

幼馴染「了解・・・あっ、コンビニ発見。買い物してくる」タタタタッ

男「って、おい!?」

幼馴染「まだ時間あるから大丈夫(キリッ」

男「フリーダムすぎる」

幼女「んーしょ、んーしょ」ヨチヨチ


男「あの子は今朝の…(近所の子かな?)」

幼女「んーしょ、んーしょ」ヨチヨチ

男「お嬢ちゃんおはよう」

幼女「お兄ちゃん…桜の姿見えるの?」

男「桜ちゃんって言うんだ。見えるよ、何してるのかな?」


桜「見えるんだ…桜前線してるの」

男「桜前線?難しい言葉知ってるね」

桜「桜は桜の精霊だから北上してるの」ヨチヨチ

男「そうなんだ(そういう設定の遊びか)」

桜「お兄ちゃん、邪魔しないで!怒るよ」ヨチヨチ


男「ごめんごめん。これあげるから許して」

桜「桜いらないもん。んーしょ、んーしょ」ヨチヨチ

男「飴ちゃんいらないか…」

桜「飴ちゃん!?」ピタッ

男「遊んでるのに邪魔してごめんね」

桜「んーしょ、んーしょ・・・」ヨチヨチ

桜「ふぇぇー」


男「気をつけて、遊んd・・・」

桜「・・・・・」

男「裾掴まれたらお兄ちゃん行けないんだけど・・・」

桜「ど、どうしてもって言うなら桜、貰ってあげるぅ」モジモジ

男「お兄ちゃんがあげたいからあげるね。どーぞ」

桜「わーい!飴ちゃん!飴ちゃん!えへへっ」


桜「甘くておいちい」ニマニマ

男(子供らしい顔になった)

桜「!?」

桜「桜、子供じゃないもん!!」プー

男「ああ、ごめんごめん(拗ねた)」

男「お詫びにもう一個あげるね」

桜「わーい!ちょーだい」


桜「こ、子供じゃないからいらないもん!!」ソワソワッ

男「飴ちゃん落としちゃった」ポロッ

桜「!?」

男「もうこんな時間か・・・行かないと駄目だな」スタスタスタ

桜「・・・・・」




男(どうでる?)チラッ

桜「桜の飴ちゃん」ニマニマ

男(わかりやすい子だなあ)

桜「んーしょ、んーしょ」ヨチヨチ


幼馴染「ただいまんこ」

男「おかえりんk・・・じゃねーよ馬鹿!!」

幼馴染「褒められた///」テレテレッ

男「褒めてねーよ、馬鹿!!」

幼馴染「はいお茶ね。そろそろ時間だし行こうぜ」

男「幼馴染のせいだろ!」

幼馴染「過去は悔やんでも仕方ない…僕は現在(いま)を生きる主義(キリッ」

男「・・・・・」


支援と飴ちゃんありがとう

書きためなしで書いてるから亀更新かもしれない


また夜にきますね

ところで幼馴染は女の子なんだよな?
もし男だったら俺もうこのss見れない

>>33最後まで読めばわかるよ


<○×商事にて>

男「お疲れ様です。△△会社の男と申します。午前11時に約束頂いのですが…」

受付嬢「お疲れ様です。確認致しますので少々、そこの御席にてお待ちください」

男「ふぅ…」

幼馴染「賢者タイム?」ヒソヒソッ

男「なんでs・・・」ヒソヒソッ

幼馴染「うんうんわかるわ」


男「もしもし幼馴染さん?話聞いてる?」

幼馴染「あれgあるよ。絶対g!!そりゃ目が釘付けになるわ」

男「だから違うt・・・」

幼馴染「ウヘヘヘ、揉み揉みしたい」ジュルリッ

男「駄目だこいつ…早くなんとかしないと…」

受付嬢「男さん、7fの客室にどうぞ」


男「失礼します」コンコン

?「どうぞ」

男「私、△△会社の男と申しm…」

幼馴染「オィース!!」

男「!?」

男「すみません!こいつ馬鹿なんで、すぐn・・・!?」

幼父「あー気にしないでいい。幼馴染は挨拶きちんとしなさい」

幼馴染「失礼しまーす」


男「おじさ…ん?なんでここに?」

幼父「私の会社だからだよ」

男「えっ」

幼馴染「言ってなかったっけ?」

男「えっ」

幼馴染「えっ」

幼父「えっ」


男「聞いてないし、親子二人で首傾げなんよ」

幼馴染「ここにサインとハンコ頂戴ね」

幼父「それとこれは別。まずは内容確認だ」

男「勝手に商談してんじゃねーよ幼馴染」

幼父「うーん…この内容ならb社のがいい気がする」

幼馴染「そうでもないよ」

男「我社の魅力は末永く契約し毎年契約金を商談できる事ですからメリットがあります」


幼父「単価がなー」

男「近々新しい製薬が外国から輸入されます。けして悪い話ではありません」

幼父「うーん…」

幼馴染「私によい考えがある」

男「やめろ!死亡フラグビンビンだぞ」

幼馴染「社長殿、他にもメリットがあります」

幼父「メリットとはなんだね?」


幼馴染「契約して頂くと・・・」

幼父「契約すると?」

幼馴染「明日、男が遊びにきます」

男「幼馴染お前は馬鹿なの?死ぬの?」

幼馴染「さらに明後日は花見にもきます」

男「そんなので契約がとれるわk・・・」

幼父「うむ・・・契約しよう」サラサラサラ ポン

男「っておい!?」


男「そんないい加減な契約でいいのかよ」

幼父「大丈夫だ…問題ない!!1番よい契約を頼む」

幼馴染「拙者の見事な頭脳プレイでござるwww」

男「いいのかよ!幼馴染はコロコロキャラ変えるんじゃねー」

幼父「ぶっちゃけどっちかと契約するつもりだったからいいんだよ」

幼馴染「契約成立!ヘーイ」

親子「「ふぅー」」ハイタッチ パーン

男「突っ込みきれねーよ」


幼父「うんうん明日が楽しみだな。パパ早退しちゃおうかな」

男「どんだけ気がはえーんだよ」

幼馴染「幼馴染も愛して!」

幼父「こうゆう息子がほしかった」

幼馴染「こうゆう息子がほしかったワロタwwwワロタ・・・」

男「幼馴染・・・ごめん」

幼父「もしもし幼母?息子が明日帰ってくるぞ」

幼馴染「もうやめて幼馴染のhpはもう0よ」


男「契約成立ありがとうございました」

幼父「えっ」

幼馴染「えっ」

男「お前も帰るんだよ」

幼馴染「強引過ぎるでござるwww」

幼父「明日絶対に来てね!こないとパパ拗ねるからね」

幼馴染「まかせろー!バリバリ」

男「いいから会社に帰るぞ」

幼馴染「フヒッw了解でありますwww」


幼馴染「幼馴染のおかげで契約とれました。幼馴染ちゃんマジ天使」

男「はいはい、そうっすね」

幼馴染「超絶美少女の幼馴染に酷いぞ」キャピ

男「自分で言うなよ」

幼馴染「フヒヒッwwwサーセンwww」



受付嬢「お疲れ様でした」

男「お疲れ様でs・・・」

幼馴染「お疲れ様でした。また良い商談をお願いします」ニコッ

男「・・・・・」

今日はここまでお疲れ様でした

幼馴染の性別隠しは難しい・・・

ラストの構想は決まりました

ではまた明日

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