【安価】前川みく「みくは自分を曲げたよ」 (107)

みく「これからはいろんなお仕事していくよ」
>>3

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スカイダイビング

みく「次の仕事はスカイダイビングすればいいんですねPチャ・・・」

みく「失礼しました、プロデューサー」

みく「わかりました。やったことはありませんが、がんばってみようと思います」


みく(スカイダイビングか・・・)

【収録当日】

スタッフ「はい、それでは本日の番組の趣旨としましては、えー。アイドルの対決型の企画となっております」

スタッフ「前川さんと輿水さんがそれぞれ別にヘリに乗り込んでいただいてですね、
各自がダイビングスポットに到着したらタイマーがスタートします」

スタッフ「えー、タイマースタート後、どれだけ早く覚悟を決めて空にダイブできるか、という競技となります」

みく「つまり、相手の幸子チャンより先に飛べば勝ちですね?」

スタッフ「そうなりますー」

みく(みく初めてだからちょっと不利にゃ)

スタッフ「どちらが勝つかを、スタジオで予想するというような企画となってますので、自分のタイミングで大丈夫ですから」

みく「はい、やってみます」


幸子「フフーン!今日は対決だそうですねー!」

みく「あ、おはようございます幸子ちゃん」

幸子「おはようございます!」

幸子「可愛いボクはスカイダイビングにはなれてますからっ!この企画はボクが勝っちゃうんじゃないですかねー!」ガクブル

みく「みく、スカイダイビング初めてだから緊張するに・・・緊張します」

幸子「初めてなんですか?それじゃあそれはそれは怖いとは思いますがっ」ブルブル

幸子「ボクがしっかり番組を面白くしちゃうので、気楽にやってください!」ガクガクブルブル

みく「う、うん。そうするよ」


幸子(勝った!これはボクが勝ちましたねー!!)グッ

スタッフ「それでは、先攻で輿水さんお願いしまーす」

幸子「へぇえっ!?も、もう出番ですかぁ!?」ビクンッ

みく「幸子ちゃん、がんばって!」

幸子「は、はわわわわっ!い、行ってきます・・・」ふらふら


みく(幸子チャンは何だかんだでやっぱりなれてるにゃ。みく、勝てるかにゃ?)



幸子のダイビングまでのタイム>>11のコンマ下2ケタ

y

【上空】

バタバタバタバタバタバタバタバタ(ヘリの音)


幸子「あわわわわわっ!あばばばばっばば・・・」ガクガクブルブル

スタッフ「そろそろダイビングスポットになりますー」

幸子「無理ぃ!無理でずよーー!!」

幸子「飛べばぜんっ!こんなのボグには無理でずぅ!!」ガクブル

スタッフ「タイマー・・・スタート!」

タイマー『カチカチカチカチ』


幸子「うわぁ~~っ!高いですよぉ!!」

幸子「こんなの飛べるわけないじゃないですかぁー!?」

幸子「そもそも、カワイイボクがなんでスカイダイビングするんですかぁ!?」

幸子「対決って言ったって、罰ゲームでもないのにこんな高いところからダイビングなんて無理に決まってますよお!!」

幸子「ひぃぃ!お家に返してくださいよぉ!」

【地上】

みく(幸子チャンすごいにゃ)

みく(さっきまで震えてたのに、完全に収録のモードになってる)


【上空】


幸子「ぶぇぇっ!飛びますぅ!スカイダイビングしますぅ!」

幸子「う、うぁ、わー!い、いきまーーす!!」ダッ


びゅんっ



幸子「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」




びゅーーーーん

ぼふっ!(パラシュート)


幸子「ハァハァ・・・し、死ぬかと思った・・・」ぜぇーぜぇー

幸子「か、カワイイボクのデヴュー曲、『To my darling…』のCDが発売します・・・」

幸子「みなさん、じゃんじゃん買ってくださいね・・・」

幸子「う゛っ」

どさっ!


『輿水幸子:ダイビングまで33秒』


みく(自分のCDの宣伝まで・・・!!)

スタッフ「ヘリと機材の点検後、前川さんの番になりますー」

みく「は、はいっ!」

みく「幸子ちゃん、大丈夫だった!?」

幸子「あ゛ぁ~、こんなの何度やってもなれませんよぉ・・・」ぐったり

みく(とてもそうは思えなかったにゃ)

みく(次はみくの番にゃ!)

みくがダイビングするまでの時間>>18のコンマ下2ケタ

【上空】

スタッフ「そろそろカウントスタートですのでー」

みく「は、はい!」

みく(ヤバイにゃ!めちゃくちゃ高いにゃー!!)

みく(ううっ、幸子チャンにあんなの見せられたら・・・)

みく(みくも根性見せるしかないにゃ!)

みく(速攻で、飛ぶ!!)グッ

スタッフ「それでは、スタート!」

タイマー『カチカチカチカチ』


みく「ま、前川みく!いきまーーすっ!!」ダッ

スタッフ「えっ?」

みく「に゛ゃ゛っ゛」ぴょん


びゅんっ


みく「ひっ!」

みく「ひにゃぁあああぁあああっあああぁああっ!!?」

みく「怖いっ?!こわいぃぃぃぃっ!!?」


びゅーーーーんっ

ぼふっ!

みく「・・・ぜぇ、ぜぇ」

みく「ハァハァ・・・」

みく「ぅ、ぁ、ぅ」

みく「あっ!」

どさっ!

『前川みく:ダイビングまで4秒』


幸子「ボ、ボクの負けですかぁ!?」

みく「か、勝った、にゃ・・・」がくっ

幸子「そ、そんなまさかっ!初スカイダイビングで4秒!?4秒ですかぁ!?」

みく(ううっ、でもあんまりリアクション取れなかったにゃ)

みく(それに、またにゃーにゃー言ってた気がするにゃ)

みく(ちゃんとキャラ、変えていかないといけないのに・・・)

ぱたり


この番組放映時の世間のみくに対する評価はどうだったか?>>安価下

【放送後】

みく「番組に寄せられた感想メッセージが届いたんですね?」

みく「ありがとうございますプロデューサー」

みく「・・・。」


『幸子ちゃんのリアクションがおもしろかった。もう一人はなんか必死で嫌』

『スカイダイビングで空気読めないやつがいた。芸人つぶしすぎだろアイツ』

『はじめてメールさせていただきました。いつも楽しく番組を拝見しております。
先日の放送なのですが、スカイダイビングまでの時間を競う競技とてもおもしろかったです。
アイドルのうち一人はとてもテレビ的な間を心得ているようですが、もう一人は見ていてなんだか辛かったです。
具申で申し訳ありませんが、今後の参考にしていただければと存じます。』

『空気読め前川とかいうの』

『ストイック過ぎて怖いです』

みく「ああ」

みく「みくのあれ、失敗だったんだ・・・」

みく「あ、あはは」

みく「あれ?」

みく「みく、がんばったつもりだったんだけどな・・・」うるっ

みく「あはははっ、ホント、なにこれ」

みく「私って何をやっても中途半端なんだなぁ」ポロポロ

みく「すみませんプロデューサー」

みく「私、全然できていなかったみたいですね」

みく「次からはもっと精進しますので」

みく「次の仕事も、よろしくお願いします」

>>34

お色気番組

みく「お色気番組、ですか?」

みく「ええと、私はまだ15歳ですが、大丈夫なのでしょうか?」

みく「え、ああ、メインのゲストじゃない?」

みく「ひな壇で水着着て座ってるだけですか」

みく「なるほど、スポンサーの商品紹介の際の、背景の一部であればいいんですね」

みく「出番は3分くらい、ですか」

みく「深夜3時放送?」

みく「あー、なるほど」

この仕事、受ける?
>>安価下

みく「私も学校との兼ね合いがあるので、一瞬とはいえお色気番組はまずいですね」

みく「すみませんが、在学中は今後も不可能ということでお願いします」

みく「すみません」

みく「他に、他に何かあれば・・・」

みく「お願いします・・・」

>>44

ラジオ番組にゲスト出演

みく「ラジオのゲストですね?」

みく「はい、それならぜひお願いします!」

みく「それで、どなたのラジオ番組ですか?」

1:ウサミンのラジオ
2:李衣菜のラジオ

>>安価下、どちらか番号でお願いします

みく「ウサミンの・・・!」ぱぁぁ

みく「はいっ!ぜひ出演させてくださいっ!」

みく(ウサミンと会うのも久しぶりだな)

みく(みくのこと、まだちゃんと見ててくれてるんだ!)

みく「・・・。」

みく(どんな顔して会おう)

みく(最近の私は、過去のキャラやポリシーを曲げてしまっている)

みく(ウサミンに、あれだけ大口を叩いておきながら)

みく(ウサミンの番組で、私は今どんなキャラで出演しろと?)

みく(でも、ウサミンの番組だったら、私は・・・みくは・・・!)

みく「あのっ!プロデューサー・・・」

みく「みく、猫耳付けてウサミンのラジオに出ても良いですか・・・?」


どうする?
>>54

kskst

みく「いいんですか!?」

みく「わかりました!」カチャ

みく「みく、猫耳付けてウサミンのラジオがんばるにゃ!!」

みく「みく、復活だにゃ!!」

今日はここまでにします
明日か明後日にまた安価で続けるかもしれません

トリップ付けておきます


菜々「ウサミンの、懐メロレイディオ~!」

♪アーカーヒー リンーゴーニー クチビールヨーセーテー

菜々「この番組は、リスナーの皆さんからリクエストがあった『懐かし歌謡曲』を聞き」

菜々「ナウでヤングでイマドキなゲストに感想を言ってもらう感じの、チョベリグな番組となってまーす!」

菜々「本人のチョベリグゲストはこの方。ウサミンの後輩、前川みくちゃんでーす!」

菜々「みくちゃん、イマドキですかー!?」

みく「い、イマドキですにゃー!」

菜々「ん~、ナウいですねー!」

菜々「みくちゃん。いいえ、本日はあえてみくにゃんとお呼びしましょう!」

みく「にゃ」

菜々「みくにゃん最近そのキャラは封印していたみたいですが、今日はどういった心境でしょうか?」

みく「せっかくウサミンのラジオに出演するから、みくも懐かしキャラに戻ってみたにゃ!」

菜々「なるほど~!懐かしき猫キャラみくにゃん復活ですねー!」




菜々「おはようございまーす!」

みく「お、おはようございます!菜々さん!」バッ

菜々「おはようございますみくちゃん。なんですかー?ずいぶん他人行儀なみくちゃんですねー」

みく「え、えっと、私、みくは・・・最近は、その、猫キャラを・・・」

菜々「・・・はい。知ってますよ」

みく「あのっ、そのっ、えと、だから、菜々さんに、どう顔向けしていいのかって、その!」

菜々「なるほど」

菜々「キャラなんて、みくちゃんの好きにしていいんですよ」ぎゅっ

みく「ナナ、チャン・・・?」

菜々「自分の進む先を迷うなんて、誰だって同じなんです」

菜々「若いなら、なおさら」

菜々「それでもみくちゃんの思うままに進んでいいんですよ」

菜々「それがきっと、一番かわいいみくちゃんだから!」なでなで

みく「ナナチャン・・・」ぐすっ

みく「みく、みく、今日は・・・!」

みく「猫ミミ付けて、猫キャラでラジオに出させて欲しいにゃ!」カチャ

菜々「はいっ!」





菜々「いやー。懐かしい曲でしたね!」

菜々「みくにゃんはどう思いましたか?」

みく「チョベリグだったにゃ!」

みく「詩がすっごく深くて感動したにゃ!」

菜々「チョベリグでしたかー!」

菜々「ふふー。リスナーの皆さんのはお見せできないんですけどね」

菜々「今日のみくにゃんは猫ミミも付けて収録してるんですよ~」

菜々「もうそれがめちゃくちゃ可愛くてですね!」

みく「にゃふっ!?」

菜々「もうお前が一番チョベリグだよっ!って感じです!」

みく「ウサミンっ!照れるにゃー!褒めごろしにゃ!」

菜々「いやいや~、みくにゃんかわいいですよ~?」

みく「にゃ、にゃぁ///」

菜々「さて!みくにゃんを赤面させたところでお便りの紹介です!」

みく「赤面してないにゃー!」

菜々「『菜々さんおっはー!』おっはー!『聞いてください、これってチョベリバですか?』」

みく「ナナチャーン!」

菜々「『この前職場のヤングなコに750ccのバイクの事をナナハンと言ったら通じませんでした。これってチョベリバですか?』」



【数日後】

みく(この前のラジオ、みく的にはうまくできたにゃ!)

みく(もしあれが好評なのだったら、このまま猫キャラのままでも・・・)

みく(感想のメール、届くと良いにゃ)


このラジオに関してみくの評価はどうだったか?
>>安価下

みく「プロデューサー」

みく「先日のラジオの感想メール、届いたんですね?」

みく「・・・今後の参考にします」

みく(お願いにゃ。どうか、良い感想を・・・!)


『ゲストがあざとい。あざといのはウサミンだけで十分』

『ちょっとゲストがウサミンとキャラかぶってた』

『わざわざキャラをかぶせてこなくても、と思い不快でした』


みく「ああ・・・」

みく「私、またやっちゃったんだ」

みく「猫キャラに需要なんて無かったんだ」

みく「でも、でも」

みく「猫キャラでさえなくなった私は、いったいどうしたら・・・?」


>>85

麻雀

【雀荘・大熊猫】

みく「ロン。リーチタンヤオドラ、3900」

みく(あれから私には麻雀なんかのお仕事が増えていった)

みく(最初は麻雀関係のCS番組のお仕事)

みく(麻雀アイドルと呼ばれた時期もあったけど)

みく(今は、こうして雀荘で牌をつまむ日々)

みく(かつての猫キャラアイドル・前川みくの姿は無い)

みく(もう一度)

みく(もう一度、あの輝かしい舞台に立ちたい)

みく(そう思う時もある)

みく(でも、こんな落ちぶれた私にそんなチャンスがそうそうあるわけもなく)

みく(ただ無為な日々を過ごしていた)

みく(それでも、と夢を捨てられず)

みく(オーディションだけは受け続けていた)

みく(そんなある日・・・)


みくが受けていたオーディションの内容
ただし、コンマ30~99でオーディションには落ちる
>>93

○村どうぶつ園

みく「プロデューサー。先日のオーディションの件・・・」

みく「そうですか。やっぱり、ダメでしたか」

みく「・・・。」

みく(限界、かな)

みく(一瞬でも夢を見られただけでも、幸せだったのかな?)

みく(みくのアイドル人生ここまでみたいにゃ)

みく「プロデューサー」

みく「みく、ここまでみたいです」

みく「普通の学生に、戻らせていただけませんか?」


コンマ00~15で引き止める。それ以外で終了
>>安価下

みく「はい。今日までありがとうございました」

みく「短い時間だったけど」

みく「楽しいアイドル生活でした」

みく「少し無念だけど」

みく「挑戦しなければ、できない体験でした」

みく「本当にお世話になりました」

みく「今日までありがとう、プロデューサー」

みく「ううん。ありがとうにゃ!Pチャン!!」


終わり

みくにゃんのスペックを持ってしても、アイドルというのは難しい世界ですね
でも決してみくにゃんにとってマイナスとなるようなアイドル人生ではなかったはず
別の分野でのみくにゃんの活躍を期待しましょう

終わります

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