【安価】???「まじかる…ぐらんぷり?」【オリジナル】 (74)

・完全オリジナルです
・どこかで見た事のある設定…パクリです^q^
・拙いです
・初心者です
・基本安価任せになるかもです
・バランスが分かりません
・それでもいいなら…


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1448776455

とあるところに一人の魔法使いが居ました。

どこにでも居そうな普通の魔法使いでした。
色んな人を魔法で助けて、そしてつかの間の休息を得て。それの繰り返し。

魔法使いはある日突然魔法が使える様になった、奇跡の存在です。

魔法使いは自分が一人だと思っていましたが、それは違いました。
ある日他にも魔法使いが居ると言う事、そしてそれが悲劇を呼ぶこと。
魔法使いはそれにまだ気づいていません。


魔法使いから魔人になるためのルール。それがこの魔法使いを含めた他の15人に一斉に通達されました。
ある者は恐怖し、ある者は怯え、ある者は喜びました。

始まってしまったからには終わらせないといけません。
終わらせるには強くならないといけません。
強くなる為には―――――――


【以下 通達されたルール】
きせきてきに まほうつかいに なられた みなさん こんにちは
この めっせーじ は このまちの まほうつかい 15 にん に いっせいに おくられています
いままで いろいろと かつどうし まちを たすけていた みなさん まちの へいわを まもっていた みなさん
だれひとり だつらく すること は なく よくぞ ここまで やって きましたね
ですが ここまでは よせん です。

みなさん には これから まほうつかい より うえの まじん に なってもらう ために ほんせん に さんか して もらいます
まじん は かみさま の ような そんざい です かみさまに なりましょー そして ねがい を かなえましょー

るーるは かんたん これから このまち ぜんいき で かいさい される たたかいで いきのこることです
みなさん は まほうを くし して ほかの まほうつかい を やっつけて ください
さいごの ひとり に なるまで やります

それでは まじかる ぐらんぷり かいさいです

【以上】



まほうつかい(あなた) の なまえ と せいべつ は?

した 3 から ひとつ さいよう 

すかー さん です ね

ほんみょう ですか? それとも ぎめい?

した 1

こんにちは すかー さん 変わった名前ですね

それでは どんな みため(容姿) なのか おしえて ください

した 3 から ひとつ さいよう

右目に大きな傷があり眼帯をしている褐色の肌で黒のポニテ巨乳

みぎめ だいじょうぶ? けが したの?(>>14採用)
まあ いまの にほん じゃ めだつ ね

どんな せいかく ですか?

した 3 から ひとつ さいよう

細かいことは気にしない
快活

あねご はだ って いう やつ ですね (>>17採用)

どんな おしごと してるの? がくせい? にーと? おしえてー?

した 3 から ひとつ さいよう

学生兼ダンサー

べんきょう に うんどう たいへんそう (>>22採用)

それじゃあ どんな まほう つかえる の?

した 3 から ひとつ さいよう

火炎操作
自分の意思次第で相手に火傷を負わせず熱さだけ与える調整も可能

あつい ね (>>27採用)

ぶき とか つかう?

した 3 から ひとつ さいよう

日本刀

きるびる? (>>30採用)

では はじめるよ 

ここからは すかー の こうどう を みんなで きめて ほかの 14 にん のまほうつかい を さがしてね
ころす も いかす も にげる も くむ も じゆう だよ
OK かな ?

それでは 1ばんめ すかー さん。 がんばって ねー

―――――――――――――――――――
名前
スカー

職業
学生 兼 ダンサー

見た目
右目に大きな傷があり眼帯をしている褐色の肌で黒のポニテ巨乳

性格
細かいことは気にしない
快活

魔法
【火炎操作】
自分の意思次第で相手に火傷を負わせず熱さだけ与える調整も可能

所有物
【日本刀】
――――――――――――――――――――――

この魔法でスカーが行ったこと。買ったばかりの服に付いているプラスチックのつなぎ紐を焼いて溶かす。外でお湯を沸かしてカップ麺を食べる
ヒーター代わりに使う。コンロ代わりに使って光熱費の節約

あとは…なんだったっけ?

とにかくスカーはルールが通達された今も、何をすればいいのかわからない。

馬鹿ではないからきっとこれから何が起こるかは何となく予想できる
でもそんな現実離れしたことがあり得るのだろうか。
狭いアパートの一室でカップ麺をすすりながらそんな事を考える。

というより今になって思う。魔法使いって他にも居たんだなーと

スカー「…一番か」

ルールの最後の文書には自分の名前と「一番」という謎の数字
これだけは幼稚なひらがな文ではなかった

今まで通り普通に過ごせば何とかなるだろう、だって他に魔法使いが居たとしても自分を探し出す方法なんてないはずだし
そんなポジティブとも楽観的ともとれる思考でスカーはカップ麺を食べ終えた


スカー「あー…眠た…」

今日は学校もダンスも休み。
アクション女優顔負けの見た目のスカーには皆が委縮してしまい友達と言う友達も少ない
どうして日本と言う土地で母は外国人とわざわざ結婚したのだろう…と恨む事は無かったけど、さすがにこういう時にはすこし不便に感じる
この前なんてボディーガードに間違われたのだ



スカー「なにすっかなー…」

横にある携帯に手を伸ばす。
画面の文字は漢字カタカナ平仮名が入り混じった完全な日本語表記。

生まれも育ちも日本なのだから当然と言っては当然だが、未だに日本語が読めるんだと驚かれるのがハーフの悲しい性。
しかも英語が苦手科目だったというのもそれに拍車をかける。

スカー「…暇」

SNSを開いても、ネットを開いても。一人の退屈さは紛らわせない。
というより薄暗い部屋の中でぼんやり光る携帯の光がそれを加速させていく。

こういう事ならアルバイトでもしておくんだった…と。今になって後悔した。


【あんか です】
1:数少ない友達に連絡を取る(男か女か指定)
2:外に出てぶらついてみる
3:家で寝る
4自由

した 2

ふと脳裏に浮かぶある人物の顔。
たしかこいつは今日も一日暇だったよな―――と

スカー「…もしもし?」

となったら行動は早い方が良い。携帯を操りそいつに連絡を取る


スカー「おい。もしもし」

???「な…なんですかな!?」

スカー「なんでビビるんだよ」

???「い…いやあ…電話なんて久方ぶりの物で…」

大分裏返った声で電話に出たのは『相渡 奥太』(あいど おくた)
スカートは高校時代からの友達で、不良に虐められていたところをスカーが助けたのが仲良くなったきっかけ
それからは良く相渡がスカーに話しかける様になった。
今は確か引きこもりって言うのをやっていたはずだ。とスカーは記憶を巡らせていた。

相渡「で?なんでござろう」

スカー「暇」

相渡「拙者生憎忙しい物で」

スカー「引きこもりのくせにか?」

相渡「ムムッ…痛いところを突きますな…。だが拙者には詰みアニメの消化と言う物が―――」

スカー「ウチで見ればいいじゃん」

相渡「こう。自宅ゆえのアイデンティティと言うものが―――」

スカー「とにかく来いって!」

相渡「……はぁ」

スカー「30分後な!」

強引に約束を取り付けて電話を切る。
こうすれば相渡は渋々ながらも付き合ってくれることを高校三年間の内で熟知していた

スカー「…とりあえずこれ。隠すか」

ベッドの横に立てかけている日本刀をそそくさとクローゼットの中に入れる。
きっとこれを相渡が見ればまた興奮して面倒なことになる。

それにこんなものゴミ捨て場で拾った何て言えば、自分がゴミをあさる常習犯の様に思われてしまうのも嫌だ。

―――――――――――きっちり30分後

玄関のチャイムが鳴る。
ドアを開けると、そこにはチェックのシャツに丸いメガネをかけた長身の男が立っていた。
コイツこそが相渡。もうちょっとちゃんと身なりをすればそこそこイケメンと呼ばれる部類に入ると思うが…本人は一切気づいていない

スカー「おう!らっしゃい!」

相渡「…久しぶりでござるな」

スカー「まー入れって!」

日を浴びて少し元気のない相渡を部屋に招き入れる。
そこまで綺麗な部屋でもないのだが、別にスカーは一切恥じる様子を見せはしなかった
だってこれでも前よりかは綺麗になったほうなのだから。

相渡「手土産でござる」

ドサッと床に置かれたのは、スナック菓子。あとは炭酸飲料。そしてよく分からない漫画本。
こう言う所で気を利かせてくれるのが相渡のいい所だ。

スカー「んまあ、暇だし話そうぜ!」

相渡「拙者…暇ではござらんのだが…」

スカー「なんか話題ねーの?」

話そうと言ったのはスカーの方なのに話題が一切ない事に気付く
そしてそれを相渡に全て投げるという無責任さ。
だけど相渡もそれに離れているらしく、指を一本立ててこう言った


相渡「今ネットで流行ってる都市伝説の話」

相渡「今拙者が見ているマジカルパリキュアの話」

相渡「昨日拙者がコンビニに行って立ち読みをしてたら、物凄い美女が横に居た話」

相渡「どれがいいでござるか?」

相渡が立てている指の本数はテーマを提供するごとに増えて、今は3本になっている。
正直どれもこれも興味はないのだが…。折角提供してもらったからには無駄にできない


【あんか です】
1:都市伝説の話
2:アニメの話
3:美女の話
4:自由安価(自分が話題を提供する)

した 2

スカー「んじゃあ、都市伝説」

別にオカルト趣味ではないが、一番マシそうだからこれを選ぶ。
どうせアニメの話になれば徹夜が決定しそうだし、コンビニ?夢だったでござる。とかですぐ終わりそうだ。
ならば一番一般的なこれしか選べない。


相渡「なんとですな。この!この現実に!!!」

声の張り上げ様から察知した。この話題も地雷だったと。

相渡「謎の魔法少女が現れるそうなんですぞおおお!!!」

はいはい。魔法少女魔法少女。
出そうになったため息を、スナック菓子を詰め込んで抑え込む。

相渡「証拠写真もちゃんと上がってるでござる!!」

スカー「へえ」

相渡「しかも魔法も使う!目撃談多数でござる!」

スカー「すっげー」


ん?ちょっと待て、引っかかる。今の言葉凄く引っかかる。
魔法を使う?
いや…自分がその言葉に過敏になっているからかもしれないが…。

スカー「魔法って?」

相渡「ほう…食いついてきたでござるか」

相渡「あいや待たれい!」

そう言って相渡が携帯の画面に表示したのは、痛々しいまとめサイト。
どうやらとある掲示板のまとめらしい。

――――――――――――――――――

413 名前:マジカル774
今日の夜中見た!写真とったったwwwwwwww

414 名前:マジカル774
うpしる!

(略)

419 名前:マジカル774
でも、魔法少女タソ。なんですぐに消えてしまうん?

――――――――――――――――――――

ブレブレの画像にうつってたのはセーラー服?にお面?を被った一人の画像。
これが今巷で噂の魔法少女?らしい

相渡「この魔法少女は夜中になると現れて困ってる人を助けてくれるらしいですぞ!」

相渡「そして人助けが終われば霧のように姿を消す…」

相渡「すごいんでござる!!!」

<<魔法少女の話題 を てにいれました>>
ネット上で噂の魔法少女の話題。
今分かってる事はセーラー服でお面をしてて、すぐに消える事

スカー「で?魔法少女ってどこに居るの?」

相渡「それが居ないでござる!分からないでござる!」

スカー「ふーん…」

なんか魔法使いっぽいけど…。会える手段がないなら仕方ない。
それに会って何をする?やっつけちゃうか??

スカー「……意外と早く話題終わったな」

相渡「やっぱり二人じゃ間が持たんでござるな」

スカー「寝る?」

相渡「は…破廉恥でござる!!!!」

スカー「いや…昼寝」

相渡「純情を弄んだでござるな!?」


【あんか です】
1:スカーの友達もう一人追加(男か女か指定)
2:相渡の友達もう一人追加(男か女か指定)
3:寝る
4:自由安価

した 2

相渡「こうなったら拙者の友達!出てこいでござる!ぽちっとな」

スカー「お…おい!」

相渡の友達…きっともうそれはすごい…うん。凄い人物が。
スカーの静止は遅く、相渡はもうすでに携帯を耳に当てている

相渡「あ。もすもす?拙者拙者。拙者でござる」

相渡「ちょっと今褐色巨乳外人属性持ちの眼帯娘の家に居るでござるが」

もうそれはスカーの知っている日本語ではない。いったいこれはどこの言語だ?
そして限りなく気持ち悪いことを言っている気がする

相渡「ということで友達が来るでござる」

スカー「……」

相渡を呼んだのは…失敗だったか。

――――――――十数分後

チャイムが鳴った。
ヒヤッとする気持ちでドアを開けると、そこに居たのは――――

???「あの。相渡さん。居ます?」

姿を見た瞬間思いっきりドアを閉めてやった。
いや…もう、予想斜め上突っ切ってヤバい奴だ


相渡「もー。何してるでござるか?」

???「あー…ごめんね。驚かせちゃった?」

相渡「あいや!きょうもオシャンティーでござるな!うぇーいでござる」

???「初対面の人もいるから、まず自己紹介…。あ、相渡が紹介してよ」

相渡「任せろでござる!スカー殿。彼は「岡 苅部」(おか かるべ)でござる。至っての通り拙者の友達にしては普通の奴でござる」

相渡「で。岡殿、こちらがスカー殿。外人でござる」

突っ込みどころは沢山ある。まず自分は外人じゃない。そして岡?コイツのどこが普通だ?ん?

岡「…初めまして。スカーさん」

スカー「あ…ああ」

取りあえず中には入れた。けどやっぱり落ち着かない。
喋り方や物腰は物凄く丁寧だ。相渡の友達にしてはオタクっぽさも無い
しかも二人を気遣ってか色々な話題を振ってくれるが…。

どうも見た目が受け入れれない。どうして…黒装束なんだ?
しかも顔には鳥の様なお面。これは相渡から教えられて知識はある。ペストマスクだ。


スカー「…あ。あのさ、マスク取んねえの?」

岡「ああ…ゴメン。僕…その、人見知りで」

相渡「シャイなんでござる」

その恰好で外に出れる方が恥ずかしいと思うスカー。
けどまあ、気にしていても仕方ない。これが相渡の友達だ…
自分もそれに肩を並べているとなれば少し恥ずかしくなるけど。


相渡「ということで岡殿!話題を振るでござる!」

岡「え?」

相渡「ルールでござる!なにか面白い話題を!」

岡「え…ええ…」

岡「…んー。魔法少女の話は?」

相渡「したでござる」

岡「んじゃあ…。通り魔の話は?」

相渡「物騒でござる」

岡「じゃあ怖い話」

相渡「んー…どれもいまいちパッとしないでござる」

大げさに首をゆっくり左右に振る相渡。
なんだかアメリカのドラマのまねをしているみたいで正直イラッとする
けどまあこれが相渡だ。意外とわがままなのだ。

岡「スカーさんは何か気になるの…あった?」

スカー「え?…ああ」


【あんか です】
1:魔法少女の話
2:通り魔の話
3:怖い話
4:どれも興味がない

した 2

スカー「通り魔って?」

岡「昨日僕の家の近くで通り魔が出たんだ」

スカー「物騒だな」

岡「でね、ここからはまだあんまり詳しく出回ってないんだけど、それに唯の噂なんだけど…」

岡「防犯カメラに映ってた犯人は、被害者を鈍器で殴るとフワッて消えたんだってさ」

スカー「…消えた?」

岡「うん。最初っから居なかったみたいに」

今さっき相渡も似たような話してたな…と。
確か魔法少女だっけ?これもなんか消えるんだよな?

相渡「むむっ?どこかで聞き覚えのある…」

岡「だから僕も家出るの怖くてさ…」

お前の方が怖い…とは到底言えなくて。

<<通り魔の話題 を てにいれました>>
岡の家の近くに出た通り魔の話題。
跡形もなく消えたらしい

ちょっと休憩します

さいかい

結局三人はそれから魔法少女の話通り魔の話。
あることないこと妄想を膨らまして話していたが、生まれるのは空想ばかり。

岡「あ…そろそろ時間だし帰るね」

気が付いたら結構遅い時間になっていた、正確な時間は分からないけど。夜の手前だろうか。

相渡「拙者も帰るでござるかな」

どうやらこの三人の集まりも、もうそろそろお開きとなりそうだ。
明日からは学校。ダンスは明後日。

早めに寝ておくべきか…

スカー「んじゃーな」

岡「…うん」

相渡「さらばじゃ!」

【あんか です】
1:通り魔の話…心配だな。岡を送るか
2:コンビニで何か買うついでに相渡送るか
3:寝る!
4:自由

した 2

明日は朝も早いしな…。遅刻ももうできないし。寝よう

相渡「また来いよー」

二人を家から見送った後。
部屋の隅にある布団を敷いて、そのまま眠りについた

<こんま はんてい するよ>
偶数 普通に起きる
奇数 遅刻
ゾロ目と0 イベント!!!

した 1

夜中、けたたましく鳴る携帯の音で目が覚めた。
ああ…マナーモードにして眠るの忘れてた。

スカー「あい?」

不機嫌そうな声で電話に出るや否や、凄い勢いで相渡がまくしたててくる

スカー「なに?もういっかい」

相渡「岡殿が襲われたでござる!!!通り魔でござる!!!」

スカー「……?」

相渡「聞いてるでござるか!?」

信じられなかった。今さっき、数時間前まで一緒に居た。話してたのに
そこまで親しくはなかったけど…。嫌いな奴ではなかった。


スカー「…それで?」

相渡「死んでは無い…みたいでござるけど…」

おかしいかもしれないけど、その言葉でホッとしたスカー。
不幸中の幸いだ。

スカー「…今どこ?」

相渡「病院でござる」

スカー「どこの?」

相渡「四葉病院でござる」

四葉…確か大学の近くの液にあったはず。
結構大きな総合病院だったはず。

相渡「と…とにかく。その…落ち着きたくて。拙者一人ではその…」

スカー「おう…分かった。」

【あんか です】

1:今すぐ四葉病院に向かう
2:明日は大学を欠席して病院に行く
3:病院に行かない

した 2

バイクは無いけど自転車はある。
電車はもう終電が終わってるし、自転車で行くしかないか…。
そこまで離れていないのが幸いだった。

自転車を全力で漕ぎながらスカーは考えた。
あの時送っていれば…とか。あの時引き留めていれば…とか。

もうほんとに後悔しかない。

けど今はそれに挫けそうになっている暇はない

―――――――数十分後

<四葉総合病院>

<エントランス>


【こんま はんてい するよ】

20 いじょう で ついか いべんと

(いべんと とつにゅう ちゅう に つき はんてい あまめ だよ)

下1

エントランスでナースに病室を訪ねた。
今日緊急で運び込まれたのは岡だけらしく。名前を言わずとも、すぐに案内して貰えた。

???「あ。ごめんなさいっ」

ドンッと言う衝撃、それと同時に地面に何かが堕ちる音

スカー「…あ。」

???「あ…」

気の弱そうな女の子?がどこかの制服に身を包んでそこに立っていた。
ぶつかった衝撃で眼鏡が床に落ちてしまった

スカー「ごめん。怪我してない?」

???「はい」

スカー「はい。眼鏡」

???「ごめんなさいっ!」

軽く謝ると長い一直線の廊下の奥。岡がいる部屋にスカーは一直線に向かった

ナースの言った通り、エントランスの廊下を一直線に言った奥の部屋に岡の病室があった
他の病室は真っ暗で患者は皆寝ているのだろうか、音は一切しない。

相渡「…スカー殿!」

スカー「相渡…」

病室に入ると、岡の母親と思われる人物と相渡。そして自分。
ベッドにはマスクの外された岡の姿がある。


岡母「あら…相渡君の他にもお友達がいたのね…」

相渡「はい!きょう知り合ったばかりですが」

岡母「そう…。ありがとうね」

相当精神的に来ているのか、声は今にも消え入りそうだ。
髪の毛もぼさぼさで、心なしかやつれているようにも見える。

相渡「…今日が峠とのことで…」

ベッドの上の岡は案外整った、というより人形の様な顔をしていた。
もしかしたら…本当に人形のような存在になってしまうかもしれない
そんな不吉な予感が頭を過った。

きょうは ここ まで

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