美城常務「この空の下、私色Voice goes on」【二期曲ダイマ】 (37)


~CDショップ~


常務「……よし、あったな」

常務「これが、"new generations"による『流れ星キセキ』を収録した『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS ANIMATION PROJECT 2nd SEASON 06』か」


常務「私が発案したユニット"Triad Primus"とアナスタシアの曲が収録されている05、そしてCPの全体曲が収録されている07『M@GIC☆』」

常務「この二枚はスターライドステージにおけるシリアルナンバー式特典の効果もあり売り切れ、よってネット予約を行わざるを得なかったが……」

常務「『流れ星キセキ』に関しては特典がポスター1枚。よって好評ではあるものの未だCDを取り扱っている店は少なくないため」


常務(変装中)「こうして変装をし、直接CDを手に入れることが出来た」


常務「それぞれを『星』に例え、3人の『星』=『それぞれの輝き方』を示したうえで、『3人なりの、3人が集まったなりの』星の在り方を表している『流れ星キセキ』」

常務「new generations 3人それぞれにとっての互いの存在が、いかに重要かが分かる。この3人でいたからこそ、今までもこれからも輝き続けられると分かる」

常務「……評価しよう」フッ


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1448776379


常務「しかし……今西部長の発言に従い、なるべく多くの現場を見るように努めたが」キョロキョロ

常務「CDショップにおいてもそれは有効だったようだな」

常務「他の店ではどうなのか、これから調べるところだが……05と07は売り上げが好調のようだ」

常務「01『shine!!』は所々売れ残っているのを見かけるが、発売時期を考えれば妥当と言える」


常務「認めよう。彼のプロデュースは私のそれとは平行線であり理解しがたいものだが……彼のやり方もまた、城にアイドルを導くために必要な……」チラ


02「」ポツーン

03「」ポツーン

04「」ポツーン


常務「……何だと?」


常務「……」ツカツカツカ

バッ

常務「……何だ? このやる気のないパッケージは」

常務「センスが感じられない。いや02と03は多少マシだが、04などまるでとっちらかっている」

常務「1st SEASONにあったドラマパートもなし。これは2nd全てに言えることだが」

常務「特典は……ポスター1枚? 『これ』のか?」

常務「ふざけるな、物欲がまるで刺激されない。06はポスターでもまだ映えるぞ?」

常務「せめて02は2種類出したらどうだ。これでは裏面に回されたCANDY ISLANDが仲間外れになる」


常務「ただでさえCDが七枚、クローネのメンバーも出ているCINDERELLA MASTER五枚も合わせればそこそこの値段になり、数枚ほど切り捨てるべきか悩むものだ」

常務「それをここまで求心力の低い商品にしてしまえば……簡単に切り捨てられてしまうにきまってる」


常務「……評価はどうなんだ?」タブレットー


amaz○n『05 Trancing Pulse カスタマーレビュー12件』

『01 shine!! レビュー11件』

『06 流れ星キセキ 5件』


『03 4件』

『02 1件』

『04 1件』


常務(触れられてすらいない……っ!?)

『07 M@GIC☆ 3件』

常務「……いや、03はマシな方なのか?」


常務「しかし……」


『01 総評価☆×4.5』

『02 ☆×5』

『03 ☆×5』

『04 ☆×5』

『05 ☆×5』

『06 ☆×5』

『07 ☆×5』


常務「……評価する者はいるらしい。ネットの意見を鵜呑みにするわけではないが、数少ないレビューも真面目な内容で好評価のコメントを語っている」



常務(ーーーいいだろう)


常務「店員。この3つも追加で購入する」


常務(ーーーこの高評価が真に曲の魅力によるものか、それともただの同情か)

常務(ーーー私の目……いや耳で、見極め……いや聞き極めてやる)


と言う訳で今日02~04を買った作者の代わりに、美城常務にそれぞれの曲をレビューしてもらいます。
昨日何気なくこれらを試聴してみたら皆すごく良い曲だと気付いたので、その思いを常務に代弁してもらいます!

あと、某密林の名は知名度を分かりやすく示したくて使わせてもらいました。あそこの評価はたまに自分と正反対のやつばっかで驚く。

ジャケ絵の話をするなら一期の手の抜きっぷりも頼む
CI以外背景なしって舐めてるのか?

>>9 マジだ、CI以外背景ついてない!

ジャケ絵の話が話の主軸と言う訳ではないので、一期のデザインについては触れないことにします。すみません


~美城常務 私室(オーディオ有)~


常務「CD三枚に収録されている曲の総数を確認しよう」


・02

『私色ギフト』凸レーションwith城ヶ崎美嘉

『Heart Voice』CANDY ISLAND with輿水幸子


・03

『Wonder goes on!!』*(Asterisk)withなつなな

『Rockin'Emotion』木村夏樹


・04

『この空の下』LOVE LAIKA with Rosenburg Engel

『ØωØver!! -Heart Beat Version-』*(Asterisk)


常務「この6曲か」

常務「各ユニットバージョンの夢色ハーモニーや各曲のインストルメンタル、神崎蘭子とアナスタシアが歌った『Memories』(04収録)などもあるが、これらは後回しにする」



常務「……さて、オーディオの準備も出来た。早速聴いてみるとしよう」


※ここから先は、あくまで個人の感想になります。

的外れなことを言っていても、適当にスルーしていただければありがたいです。


常務「収録順に聴くことにしよう。まずは『私色ギフト』から」ピッ


~♪(前奏)


美嘉『~♪』


常務(イントロや歌いだしで真っ先に思い浮かんだのは、765プロの『いっしょ』だった)

常務(しかし、作曲家は違うようだ。ちなみにこの曲の渡部チェルは『GO MY WAY!!』の編曲を担当している)

常務(…『Let's go happy』とは違い、スローテンポだな)


莉嘉『~♪』


常務「……」←焦らせた張本人



みりあ『~♪』


常務(今のパートを歌ったのは確か、赤城みりあか)

常務(聞いたところによると、確か赤城みりあは11歳)

常務(何となくだが年相応の好奇心と、その年に見合わないメンタルの強さを今のフレーズから感じた)


(サビ)


常務「……やはり理解出来んな」

常務「売り上げに貢献すると判断して見逃したものの、リスクを犯して自己主張を始めた城ヶ崎美嘉」

常務「チャンスを捨てて自分で道を作る事を選び離脱した木村夏樹」

常務「演劇の世界に足を踏み入れた本田未央も該当するか?」

常務「なぜ彼女たちは約束された御城への道から外れてまで、自分で道を開くことに拘るのか……エネルギーをとにかく発散させたがる『パッション』とでも言えばいいのか?」

常務「……まあいい。続きを聞こう」



~♪(間奏)


常務(しかし……凸レーションの前作『LET'S GO HAPPY!!』を聴いてみた時には、喧しい子供の歌だと思っていたものだが)

常務(今回はいやに大人しくなっている気がするな)

常務(子供は年を経て成長し、完全にではないもののエネルギーを落ち着かせていくと言った所か……)


常務「!」


きらり『~♪』


常務(……未熟ゆえの『自分の中の正論』に基づいた反抗)


みりあ『~♪』


常務(同じ理由による、大人……いや、大人の慣習か? への不信)


美嘉『~♪』


常務(子供らしい甘え、女子高生らしい気ままな欲求)

常務(このフレーズに関しては城ヶ崎美嘉のパートであることも興味をひかれる)

常務(姉であり、またリーダーを任されることも多い城ヶ崎美嘉だからこそ際立つ、たまに出る子供らしさをうまく表している)

常務(……前2人のパート担当は、少し意外だったな)



(2番サビ)


常務(期待と不安……か。アナスタシアがそのような話をしていた気がするな)

常務(自分の立場や能力を弁えながらも年相応の不安を抱く)

常務(そうでありながら『期待』もする。すなわち未来への期待)

常務(……何だ。健やかな子供らしさをしっかり残しているじゃないか)



常務「子供の部分を残しながら、ちゃんと目標に向かい成長しているということか」

常務「……認めよう」フッ


~鑑賞終了~


常務「総評。曲調から前作とはガラリと雰囲気を変えたように思ったが」

常務「自身の立場やすべき事を理解する『大人』の部分を持ちながら、年相応の不安、期待、無鉄砲な前進へのエネルギーなど」

常務「子供らしさも未だ捨てていないと感じられる要素も見られた」


常務「また、曲中には何度か『みんな』『飛び出せ』など周囲への言及があり」

常務「穏やかでありながら一度聞いてみれば『パッション』と分かる、若さ故の元気」

常務「そして世界や周囲への興味を感じられる、いい曲だった」


常務「さらにまとめれば曲調と歌詞のギャップから産まれる『少しだけ成長した子供』という印象が、個人的には一番の魅力だと感じたな」


一旦ここまで。

歌詞書かずに曲のレビューするって難しいね……


とりあえずCIの分も書けたので、投下します。

当初は6曲すべてこのスレでレビューするつもりでしたが、
03と04に関してはもう少し時間をかけてレビューを練りたいと思ったので、このスレは『私色ギフト』と『Heart Voice』だけで終わらせようと思います。
あまり一つのスレを長々と続けているとモチベーションが下がってしまい、レビューの質もより悪くなってしまうと判断しました。

続きは改めてスレ立てして書こうと思います。必ず全部レビューしますので、期待して下さっている方がいるのなら、そこはご安心ください。


常務「さて、次はCANDY ISLANDの『Heart Voice』か」

常務「作詞は磯谷佳江、作曲は小野貴光。両名共に『Wonder goes on!!』『Rock'in Emotion』をも担当しているほか」

常務「作曲家に関しては『ØωØver!!』『ゴキゲンParty Night(jewelries002シリーズ収録)』」

常務「765プロでは『おとなのはじまり』なども担当しているな」


常務「さて……一時停止、解除」ピッ

常務「『私色ギフト』では歌詞に注目し過ぎてメロディ自体にはあまり気を払わなかったからな」

常務「今度は曲の間、歌詞カードを一々読まず余計な事を考えずに最後まで聴いてみよう」


~鑑賞中~


常務「……」コクコク

常務(……ほう。今のは輿水幸子か)コクコク

常務(ハッ……! つい軽くヘッドバンキングを!)

常務(私としたことが……)コホン



~2番に入るころ~


常務「……」コクコク


~鑑賞終了~


常務「……」repeat.

常務「ハッ!?」


~再び鑑賞終了~


常務「ついリピート再生をしてしまった……イントロダクションが癖になるな。さて」


常務「『私色ギフト』とは対照的に、小さな可愛らしさを基調とした『HAPPY×2 DAYS』と比べてアップテンポな曲に仕上がっている」

常務「765プロの曲で似ていると思ったものは萩原雪歩の『First Stage』。…実際に似ているかどうかは別の話だ」

常務「私としたことが、脳内でコールを行ってしまっていた。実にライブ映えする曲だ」


常務「CANDY ISLANDや輿水幸子の声質が作り出す雰囲気についても言及したい」

常務「まず凸レーションの歌い方は張り上げるような発声。『パワフル』という単語が似合う」

常務「対して輿水幸子、緒方智絵里、三村かな子、双葉杏は声のイメージこそ小さくまとまっているものの」

常務「可愛らしい歌声が耳の中に溶け込み、癒すように頭の中に浸透していくようだった」

常務「特に評価したいのは輿水幸子の、普段の鬱陶しい喋り声からは想像できない優しい、しかし主張も忘れないような歌声だ」


常務「そうだな……『私色ギフト』から感じるものが『子供らしさ』によるものとすれば」

常務「この『Heart Voice』から感じる魅力、そのイメージは……」

     エンゲル
常務「……天使」


常務「……ゲフンゲフン」

常務「この歌声は彼女のソロ曲『To my darling…』やjewelries収録の『KISSして』でも堪能できる」


常務「次は歌詞について」

常務「これから進む道への不安について語っているのは同じだが、『私色ギフト』とこれでは焦点を当てているものが違うと感じたな」

常務「前者が『踏み出して道を作る行動』に焦点を置いているとすれば、対して『Heart Voice』が焦点を置いているものは『臆病な自身、自分の中にあるときめき』」

常務「『周囲・環境・行動』のパッションと『自身の在り方・臆病な自身の奮起』のキュート……」

常務「そんな区別ができるのではないだろうか?」


常務「あくまで個人的な印象だが、CANDY ISLANDには他のユニットと比べて『前へ進む力』に劣っていると思う」

常務「正確に言えば走る力はありそうだが、起爆力に欠けると言った所だな」

常務「そう、走る力はある。すなわち、有り余るエネルギー……違うな。折れない芯がある」

常務「だから、ひとたび自信を持って物事に臨めばいつまでも進み続けられる『強さ』……『強かさ』」

常務「強かさを密かに強調させたという意味で、輿水幸子をフィーチャリングさせた判断も称賛しよう」


常務「その強かさ、そして期待、憧れ」

常務「島村卯月とはまた違った『期待』の形を感じたな」


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常務「さて。これで『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS ANIMATION PROJECT 2nd Season 02』を聴き終えたわけだが」

常務「2曲の総括として、共に前作とは雰囲気が違ったものであり、新しい一面を覗かせたものでありながら」

常務「しかし完全には潰えていない、ユニット自体が持っていた魅力さえも感じた曲だった」


常務「『Heart Voice』は元々の癒すような歌声」

常務「あとから思い至った付け足しの感想になるが、『私色ギフト』にはメロディによって新しく付加された、陽だまりのような穏やかさ、暖かさが心にしみわたり」

常務「ふと笑みをこぼしたくなるような良さを感じたな」


常務「私の求めていた『美しさ』とは違うものだったが、この2曲の『癒し』は評価に値する」

常務「いいだろう。『私色ギフト』『Heart Voice』」


常務「……価値はある」フッ


常務「さて、次は03を……」

   エンゲル
『……天使』


常務「……ん?」


「ちょ、フレデリカ何やってんの!?」

「あれー? いつの間にかリピートがかかっちゃってるー?」


常務「……」


「やばいバレる。常務のレビュー全部録ってから撒き散らすつもりだったのに。ネズミかセミのモノマネで誤魔化すよ!」

「ミミミンミミミンミーンミン、フレちゃんはただのウーサミン☆」



常務「……おい」


ガチャ


周子「わっ」コケッ

フレデリカ「ワーオ!」ズシャッ


常務「塩見。宮本」

常務「お前達……どうやってここまで来た」

常務「いや、それは今はどうでもいい」



常務「 ど こ か ら 聞 い て い た ? 」



周子「いやー? しゅーこちゃん、たった今来たばっかでさー」

フレデリカ「そーそー、何か面白そーだったから……」カチッ



『new generations 3人それぞれにとっての互いの存在が、いかに重要かが分かる。この3人でいたからこそ、今までもこれからも輝き続けられると分かる』

『……評価しよう』フッ



常務「やはり最初から聞いて……」

常務「……そこからだと!?」





周子「わざわざ口に出してレビューするなんてさ、それもう録れって言ってるようなもんやと思うわー」スタコラサッサー

フレデリカ「みーんなー! 常務のミュージックレビューはーじまーるよ~☆」アラホラサッサー


常務「待て……速い!!」



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今西「翌日。美城常務は、どうやら凸レーションとCI、あとNGsとKBYDチームにも懐かれていた」

今西「良かったじゃないか」ハッハッハ



~続く~


途中でも述べましたが、当初の予定を変更して常務の2期曲レビューは一旦ここで一区切りにし、02、03、04の三部作として、
続きの構成がまとまり次第再びスレ立てをすることにしました。

だらだら続けることのリスクもありますが、
書いてるうちに色々なシチュエーション(ゲスト呼んだりとか)で書いてみたいと構想が次々に湧いてきたので、
一旦アイデアをまとめ直してから投下したいとも思ったのです。

本当にすべていい曲なので、レビューはちゃんと全部やります。最後まできっちりやり、『Wonder goes on!!』『Rock'in Emotion』『この空の下』『ØωØver!! -Heart Beat Version-』すべて魅力を伝えたいと思います。


シンデレラの舞踏会でもやったみたいですね! 私は行けなかった組なので、参考も兼ねて、良ければ上記の曲についてライブでの感想を聞かせて下さい!


ここまで読んでいただきありがとうございました。続きも読んで下さると嬉しいですm(__)m


良ければ、こちらもよろしくお願いします

武内P「You're stars shine on me」
武内P「You're stars shine on me」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1440681770/)

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