八幡「好感度がわかるスイッチ……?」静「うむ」【コンマ】 (1000)

静「この前、知人の結婚式の二次会でやったビンゴゲームでもらったやつでな」

八幡「すげーパチもんくさいですね」

静「しかし、当たると評判らしいぞ。私は試してないから知らんが」

雪乃「具体的にはどのようにしてわかるのですか?」

静「簡単だ。相手に向けてこのスイッチを押すだけだ。そうすると三桁の数字が出てくる。それがその相手への好感度だ」

結衣「えっと……数字が高かったらその相手への好感度も高いって感じですか?」

静「そうなるな。50がフラット状態だ。これが基準値で、それより高ければ相手に好感を持っている。それより低ければ苦手とか嫌いな感じらしい」

雪乃「なるほどね……」

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静「まあ、私はこういうのは信じてないので、正直どうでもいいのだが、一回も使わずに押し入れにしまいこむのも悔しいからな」

八幡「……まさか、それで俺たちの好感度を調べるとか言い出すんじゃないでしょうね?」

静「もちろん、そのまさかだ、比企谷」フッフッフ

八幡(あ、これ、ヤバイ雰囲気だ……)

雪乃(多分、それが当たった時に色々言われたんでしょうね……)

結衣(これでデート相手がどう思ってるかわかるね! とか言われたのかな……きっと)

静「そういう訳でだ、お前たち。これから一人一人調べていってもらうから覚悟しろよ」

八幡(あ、駄目だ、目が座ってる……)

雪乃(断りきれそうにないわね、これ……)

結衣(あ、でも、ちょっとこれ、スゴい気になるかも……)

静「それでは、まずは私からやろう。一番手は誰もが嫌がるだろうからな」

八幡「…………」
雪乃「…………」
結衣「…………」チラッ

静「やれやれ、そう嫌そうな顔をするな。当たると評判とはいえ、所詮はパーティーゲームみたいなものだ。真剣に取る必要はない」

静「ちょっとした暇潰しと考えろ。では、始めるぞ」

静「順番に、スイッチを」ピピッ


静→八幡 ↓1
静→雪乃 ↓2
静→結衣 ↓3

静→八幡 45
静→雪乃 17
静→結衣 11


雪乃「」
結衣「」

八幡「……あー、俺はまあ普通ぐらいか」

静「君はあれだ。手間とかもかけてるが、その分、心配な面も多いしな」

静「よく言うだろ。手のかかる生徒ほど可愛いと。迷惑分と目の分も差し引いてそんなところだ」

八幡「いや、目の分、普通に入れられても困るんですが」


雪乃「……私、17なのね。これは完全に嫌われてるわ」

結衣「ゆきのんはまだいいよ。私それより低い11なんだよ!」

雪乃「平塚先生、はっきり言ってもらいたいんですけど、私たちの事は嫌ってるんですね?」

結衣「ていうか、奉仕部の事どうでもいいみたいに思ってませんか?」

静「何を言う。そんな事はないぞ。私は生徒を差別しない主義だ。だから、これでもたまには来てやってるだろ」

八幡(先生? いつでも君達を見てるとか言ってませんでした?)


雪乃「むしろ、私、隔離されてたのかしら……」

結衣「ちょっとゆきのん、落ち込まないで。元気だして」

静「まあ、あれだ。雪ノ下は陽乃とどうしても比べてしまうからな。差別をしないように見た結果、少し距離を置く結果になったかもしれん」

雪乃「……そうですか。それならまだ……」

静「あと、ノックしろといちいちうるさい」

雪乃「」

結衣「先生、それ、完全に私情だし!」

八幡「じゃあ、由比ヶ浜はどうなんですかね……?」

静「ん。ぶっちゃけ、よく知らん」

結衣「」


静「あと、一番リアルが充実してそうだしな。彼氏とかと幸せにやってそうだから、私から好かれなくても問題ないだろ」

雪乃「完全に私怨ですね」

結衣「私、彼氏とかいないのに……」

八幡(まあでも、一番リア充っぽいのは確かだがな。俺も最初はそう思ってたし)

静「とにかく、私の番はこれで終わりだ。次は君達がやりたまえ」

雪乃「引っ掻き回すだけ引っ掻き回しといてそれですか」

静「所詮はビンゴゲームでもらった景品だぞ。どんな結果が出ようと、正確なものだなんて保証はない。最初に言った通り暇潰しだ」

結衣「それにしては、なんか本音っぽかったんですけど……」ジトッ

静「さて、次は部長の雪ノ下からいくか。ほら」ポイッ

雪乃「っ……と」

八幡(投げて渡したぞ、あの人。やっぱ嫌ってるんじゃ?)

雪乃「正直、あまり押す気にはなれないですね」

静「だから、遊びだと割りきれ。それとも、低い好感度がバレるとまずいとでも心配してるのか?」

雪乃「」カチン

八幡(挑発にのせられたな……これ)

結衣(あー……ゆきのん、絶対押すだろうな)


雪乃「いいでしょう。わかりました。これを相手に向けて押してけばいいんですね?」

静「ああ、それで数値が出る」

雪乃「それなら順番に」ピピッ


雪乃→八幡 ↓1
雪乃→結衣 ↓2
雪乃→静  ↓3

雪乃→八幡 10
雪乃→結衣 51
雪乃→静  93


八幡「」

結衣「ヒッキー、しっかり!」

静「私、物凄く好かれてるな……なんだこれは」


雪乃「私は、はっきりと言う先生のそういうところが気に入っていますので」

静「そうか。だが、私はお前の事が嫌いだがな」←雪乃への好感度17

雪乃「……何もそこまではっきり言わなくても」

八幡「……いや、あれだ。その……。雪ノ下から、嫌われてるって、俺知ってたしな……」

結衣「ちょっ、ヒッキー、なんか涙目になってるじゃん!」

静「まあ、毎日あれだけ暴言を言われてるんだ。それで好かれてると考える方が間違いだな」

雪乃「正直、比企谷君の事は生理的に好きになれないのよ。何故か向こうはそんな風に思わず、仲間みたいな意識を持っていたみたいだけど」

結衣「ゆきのん! それ以上言ったら、ヒッキーが死んじゃう! ストップ、ストップ!」

雪ノ下「どうしてあれだけの事を言われて嫌われてると気付かないのかしら? とても不思議よね」

八幡「……すまん、由比ヶ浜。ちょっと屋上行ってくる」

結衣「ヒッキー、ダメだってば! 落ち着いて!」

静「雪ノ下、そこまでにしておけ。聞いていてあまり気持ちのいいものではない」

雪乃「そうですね。つい……。平塚先生がそう言うなら、これからは気を付けます」←静への好感度93

結衣「なんか露骨に態度変わったよね、ゆきのん!?」

静「比企谷もそう本気になるな。あくまでお遊びだ」

八幡「いや、絶対本気でしたよ、さっきの雪ノ下……」

静「それで、由比ヶ浜に関しては普通か。もう少し仲が良かったと思ったんだがな」

雪ノ下「ええ、まあ……。たまに一人にして欲しい時もあるので、そういう時はちょっと……」

結衣「あ、う……」

静「まあいい。それなら次は由比ヶ浜、君からいってみたまえ」

結衣「私も、ですか……? やりたくないんですけど……」

静「むしろ、ここまでしたら、しない方が後腐れが残るぞ」

雪乃「そうね。こういうのは全員でするべきよ」

結衣「うん……だけど」チラッ


八幡(……つうか、これで由比ヶ浜にまで嫌われてたら、俺、人間不信まであるぞ)


静「ほら、女は度胸だ。いきたまえ」

雪乃「すぐに終わる事よ。それにあくまで、信用のおけない数値なのだし」

結衣「ああもう、わかった! えいっ」ピピッ


結衣→八幡 ↓1
結衣→雪乃 ↓2
結衣→静  ↓3

結衣→八幡 32
結衣→雪乃 69
結衣→静  73


八幡「」

静「……まあ、気を落とすな、比企谷」ポンッ

雪乃「特別嫌われてる訳でもなく、かといって無視する程でもない。そんなところね。妥当な数値ではないかしら、比企谷君?」←八幡への好感度10

八幡「ここで、更に心を抉りにかかるのか……雪ノ下……」

静「それにしても、さっきまでヒッキー、ヒッキー言ってたが、実際のところ、そこまで心配はしてなかったんじゃないか、由比ヶ浜?」

結衣「え、あ……えっと……。あはは……」

雪乃「これが駄目押しというやつかしらね……。正直、奉仕部に比企谷君は必要がないのではと思っていたところだし」

八幡「」

静「辞めさせる気満々だな、雪ノ下……。流石にそれは私も引くぞ」

結衣「じゃあ、ヒッキー。とりあえずこれ、押してみよっか?」ニコッ

八幡(ヤバイ、もう敵しかいない……)

静「ま、心残りがないようにするんだな、比企谷」

雪乃「最後のお仕事、というやつですね」

結衣「ちょっとゆきのん、そこまで露骨に言っちゃ可哀想だよ」

八幡「おい、フォローになってないぞ、由比ヶ浜」

八幡「というか、なんか俺が奉仕部を辞める事前提で話進んでないか、これ?」

雪乃「比企谷君。つべこべ言わずに早く押してくれないかしら?」

結衣「だから、ゆきのん。ちょっと抑えて抑えて。なんか優美子が来た時みたいになってるから」

八幡(あ、俺、今そんな感じなのな……)


八幡「」ハァ……

八幡「……押すぞ」ピピッ


八幡→雪乃 ↓1
八幡→結衣 ↓2
八幡→静  ↓3

八幡→雪乃 80
八幡→結衣 85
八幡→静  24


雪乃「……哀れ過ぎて言葉が見つからないわね」

結衣「全部、逆だもんね、これ……」


八幡への好感度高い順
静  45
結衣 32
雪乃 10


静「……私、嫌われてたのか」←ちょっとショックを受けてる

八幡「俺は……雪ノ下も由比ヶ浜も仲間だと思ってたんだが……」


雪乃「正直、あの本物宣言は引いたわ。意味がわからなかったし」

結衣「ていうか、80越えって結構高いよね。ヒッキー、ひょっとして私たちの事、好きだったとか?」

八幡(なんか俺、今まで生きてきた中で一番惨めな気分なんだが……)

八幡(折本の時でも、ここまではならなかったし、新手の拷問かよ……)

八幡(ヤバイ、マジで泣きたい……)


静「あー、比企谷……」コホン

静「その……私が低いのは……」


八幡「いや、先生。暴力に訴えてきますし。好きになれる訳ないじゃないですか」←ほとんど八つ当たり

静「」

雪乃「でも、これ、思っていたよりも正確ね」

結衣「そうだね。ヒッキーもなんかあんな感じで納得出来るしね。ひょっとしたらーって思ってたし」

八幡(まだ追い討ちかけるのかよ! やめてあげて! 俺が明日から不登校になっちゃうまであるから!)


雪乃「…………」チラッ

結衣「…………」チラッ

雪乃「やっぱり由比ヶ浜さんも?」

結衣「うん。他の人にもちょっと試してみたくなってきたし」

雪乃「……平塚先生、申し訳ないですけど、このスイッチ、しばらく貸してもらっても構わないですか?」

静「ん? まあ、構わんが……。どうせこれ以上使う気はなかったしな」

雪乃「では、これは少しお借りしますね」スッ

結衣「ほら、ヒッキーも行こ。教室にでも行って、彩ちゃんに慰めてもらえばいいって」グイッ

八幡「おい、やめろ、由比ヶ浜。お前絶対確かめる気だろ。これで戸塚からも嫌われてたら、俺は明日首吊るまで出てくるぞ」

雪乃「いいえ。ひょっとしたら万が一その逆もあるかもしれないわよ。何より、あなたも一緒に来た方が面白……いえ、興味深そうだし」グイッ

八幡「お前もか、雪ノ下!」

結衣「ブルートゥースってやつだね、ヒッキー!」

雪乃「それを言うならブルータスよ、由比ヶ浜さん」

八幡「だから、俺を引っ張るなっての。俺はもう貝になって生きていくって決めたんだ。巻き込むな」

結衣「大丈夫だって、ヒッキー。彩ちゃんがヒッキーの事を嫌いな訳がないし」グイグイ

雪乃「それに、今ならきっと葉山君たちもいるはずよ。それだけ人数がいれば一人ぐらいは奇跡的にあなたに好意を持ってる人がいるかもしれないわ」グイグイ

八幡「何でこういう時だけ、仲が良くなる。おかしいだろ。離せ。やめろ!」ズルズル……

結衣「ヒッキー、往生際が悪いし!」グイグイ




静「……初めて比企谷に同情したな」

静「」カチッ、シュボッ

静「」フーッ

静「……あいつ、本当に可哀想になってきた。大丈夫だろうか……?」

今日はここまで

【教室】


三浦「好感度ぉ?」

結衣「うん! これがさあ、結構当たるんだ。だから、皆でやろうって思って!」

八幡(何でそんな笑顔なんだよ。俺、死にかけてるよ? むしろ、死体蹴りまであるよ?)

葉山「へえ、ちょっと面白そうだね」

戸部「つうかあ、絶対面白いっしょー。やろうってこれ! 気になるしさー」

海老名「うーん、私はそういうの苦手かも……」

戸塚「僕もそういうのは……」チラッ

八幡(え、俺、何で戸塚に今チラ見されたの? なにこれ、凄い気になる)

雪乃「大丈夫よ。これはあくまでお遊びの範疇なのだから。その数値が合っているかどうかも怪しい代物なのだし」

八幡(つうか、それ、完全に平塚先生の言葉そのものだよな? どんだけリスペクトしたいんだ。先生の事、好きすぎだろ)

葉山「まあ、いいんじゃないか。雪ノ下さんもああ言ってる事だし、ちょっとしたゲームだと思って」

八幡(いいのか、お前? 下手したら葉山グループ崩壊するまであるぞ?)

三浦「隼人がそう言うなら、あーしはやってもいいけど……」

戸部「んじゃ決まりだなこれ。戸塚君も別にいいっしょ?」

戸塚「う、うん……。まだあまり気は進まないけど、遊びなら……」

海老名「みんながやるなら、私もかあ……。あ、でも、これでひょっとしてハヤハチかトベハチかはっきりするかもだし、そういう事なら」ブツブツ

八幡(つうか、何で俺ばっかり? 俺をどうしてもホモにしたいの、この人?)

雪乃「それなら決まりね。全員で始めましょう」

結衣「だねー」ニコッ


八幡「マジかよ……」

雪乃「それではこれがそのスイッチなのだけど……」

結衣「ね、ね。誰から始める?」

戸部「いやー、やっぱこういうのは最初、隼人君からでしょ」

海老名「そうだね。最初はやっぱりね」

葉山「俺からか……。うん、わかった。それで雪ノ下さん、使い方は?」

雪乃「相手に向かってこのボタンを押すだけよ。そうすると数値が出てくるわ」

結衣「50が普通の状態なんだって


葉山「そうか。意外と簡単なんだね。じゃあ、まずは優美子たちからいこうか」

葉山「よっと」ピピッ


葉山→戸部  ↓1
葉山→三浦  ↓2
葉山→海老名 ↓3
葉山→戸塚  ↓4

葉山→戸部  14
葉山→三浦  82
葉山→海老名 30
葉山→戸塚  28


戸部「ちょっ!」

海老名「ええ……」

戸塚「葉山君……?」

三浦「え、ちょっと……//」ドキッ


八幡「……グループでも何でもないな」

雪乃「人間性が良く出てる、というべきなのかしら……?」

結衣「隼人君って、実はグループを形成して維持したいだけ……? 優美子以外はオマケみたいな……」


葉山「……次は雪ノ下さんたちか」ピピッ

八幡(なんか、笑顔消えたぞ、おい)


葉山→雪乃 ↓1
葉山→結衣 ↓2
葉山→八幡 ↓3

葉山→雪乃 81
葉山→結衣 53
葉山→八幡 49


雪乃「私、やっぱり好かれていたのね……。何となく雰囲気から気付いてはいたのだけど……」

結衣「私とヒッキーは普通かあ……」

八幡「俺、そこまで嫌われてなかったのか……。意外だ」

雪乃「でも、あなた、これまで50以上出た事が一度もないわよね。流石と言うべきかしら。それとも当然と言うべきかしら」←八幡への好感度10

八幡「追い討ちかけるの大好きだな。むしろ追い込みだぞ、それ」


戸部「つーか、隼人くーん! 俺、ヒキタニ君より好感度下ってどういう事よー!」

海老名「私は確かにあんまり絡みなかったけど……んー……。というか、まさかBL展開まで否定するなんて……くー!」

三浦「……まあ、雪ノ下さんの事は何となくわかってたけどさあ。……なんか腹立つし」ジロッ

雪乃「……私の方が1負けてるのね。別に悔しいという訳ではないけれど」ジッ

結衣「あー、もう何でそうなるの! ケンカしない! 仲良くいこうよ!」

八幡「というか、だな」

八幡「葉山、お前、普通にグループの事、あんまり気に入ってないだろ」

葉山「……いや、まさか。そんな事は……」フイッ

結衣「思いっきり目を逸らしてるんだけど……」

雪乃「この好感度から言ってそうでしょうね。愛想を尽かしかけてるというか、維持が大変になってきて面倒臭くなってきているというか……」


葉山の好感度、高い順
三浦  82
雪乃  81
結衣  53
八幡  49
海老名 30
戸塚  28
戸部  14


八幡「むしろ、グループを解散して奉仕部に移動したい感じだよな、これ」

雪乃「比企谷君とトレードしてもいいわね……」

結衣「戸部っちなんかもう嫌ってるレベルだしね」

葉山「確かに、戸部はいい加減うざいと思ってたけどさ」

戸部「ちょっと! 隼人くーん!!」

戸部「何で何で何でよー! 俺と隼人君マジ親友みたいな感じだったじゃん!?」

葉山「いや、だってお前は面倒かけすぎだろ。色々としつこく頼ってくるし、ディスティニーランドの時も三浦や雪ノ下さんとの交流を邪魔してくるし、正直、耳元で大声出されてうるさいし」

戸部「隼人君!?」


三浦「……隼人が荒ぶってる」

雪乃「……余程ストレスがたまってたんでしょうね」

結衣「ああー……ちょっとこれマズイ?」

八幡(自業自得だ……。もう手遅れだろうしな)

葉山「姫菜にしても、文化祭過ぎてからしつこくはやとつはやとつ言ってくるしな……。流石に俺も疲れてきてるんだ」

海老名「あ、で、でも……だってそれはもうそういう流れだった訳だし……」

戸塚「あれ……それってひょっとして……」

結衣「彩ちゃんの好感度が同じぐらい低いのって……」

雪乃「流れ弾に当たった感じね。海老名・戸塚のワンセットで見ているという事だと思うわ」

葉山「正直、比企谷の言う通り、俺は奉仕部が羨ましかったってのは確かにあるな。みんなで楽しくやっていそうで」

八幡(……流れ弾、俺の方まで来たぞ。中身お前の想像とまるで違うからな。むしろ、死体蹴りだからな、それ!)

葉山「ただ、優美子の事もあったし、このグループは維持していこうと色々我慢してきたしな……」ハァ……

三浦「あーしの為に……隼人」

雪乃「なにか良い話っぽくなってるけど、それは自分勝手な感情を押さえ付けてるという自己満足以外の何物でもないわよ」

結衣「……えっと、ゆきのん、そんな事言ったら見も蓋もないし」

八幡「いや、同感だ。それは自分勝手な自己犠牲に酔ってるだけで、言ってる事は最低だからな」

雪乃「あなたにだけはそれを言う権利がないわよ。天に向かって唾を吐いてるようなものだし」

結衣「確かにヒッキーがそれ言うなって感じだけどね」

八幡「」

葉山「まあ、そういう訳だ。悪かったな、戸部」

戸部「悪かったなっていうかー……。かなりショックだったしー……」

八幡「あいつでも落ち込む事あるんだな」

結衣「ヒッキーもそれさりげに酷くない?」

葉山「だから、戸部はもう別のグループに行ってくれないか? な? いいだろ?」

戸部「」

戸塚(……そんなに嫌ってるんだ。ちょっと酷いかも……)


雪乃「それでは次ね。……順番からいくと、あなたかしら?」

三浦「……なんか含んだ言い方してね? あーしに何か言いたい事でもあんの?」

結衣「優美子、ケンカしないでよ。何でこんな風になるの、毎回」

海老名「相性悪いっぽいんだよね。どっちも女王様タイプだから」

八幡「……とりあえず、やるなら早くやってくれ。俺は出来ればもう帰りたいんだ」

八幡(そして、小町に癒されたい。カマクラにも。俺の居場所はそこだけだ)

三浦「ふんっ。ま、いいけど。じゃ、押してくから」

三浦「まずは隼人たちから」ピピッ


三浦→葉山  ↓1
三浦→戸部  ↓2
三浦→海老名 ↓3
三浦→戸塚  ↓4

三浦→葉山  09
三浦→戸部  63
三浦→海老名 10
三浦→戸塚  65


葉山「っ!!」

戸部「いや、俺はそんなもんだと思うけどさー……。隼人君がー……」

海老名「」

結衣「しっかりして! 石化から帰ってきて!」ユサユサ

戸塚「僕、意外と好かれてたんだね」

八幡(戸塚を嫌うやつのが少ないと思う)


三浦「次、ヒキオとか」ピピッ


三浦→雪乃 ↓1
三浦→結衣 ↓2
三浦→八幡 ↓3

コンマ了解
ちょい休憩、多分また後で

三浦→雪乃 33
三浦→結衣 79
三浦→八幡 70


雪乃「私と由比ヶ浜さんはこれぐらいで合ってると思うけれども……」

結衣「ヒッキーが意外と高いよね」

八幡「……いや、多分これは夢だ。俺の好感度がこんなに高い訳がない」

結衣「どれだけ自分を信じてないの、ヒッキー……」

雪乃「やはり有り得ない数字よね。つまり、故障かしら……? 比企谷君の好感度の時だけ不具合が起きた、と考えるのが自然ね」

結衣「ゆきのんもどれだけヒッキー嫌いなの……って思ったけど、そういえばいつもこんな感じだよね」

三浦「ヒキオ可哀想だし」

海老名「……なら、私たちは」

葉山「……どうなるっていうんだ」

三浦「てか、隼人が高い訳ないっしょ。ずっとあーしをつかず離れずのまま放っておいて」

三浦「女避けみたいにされてたってのも知ってるし、流石に冷めるっての」

葉山「」

結衣「あ、えと、ゆ、優美子……」オロオロ

雪乃「……こちらもずっと不満が溜まってたのかしらね」

戸部「あー、優美子も結構前から俺や結衣に愚痴溢してた感じだしー、わからなくもないって訳でもないけどさー」

三浦「オマケにさっきの何? あーしの為に我慢してた? 逆でしょ? あーしをダシにしてそれで自分に言い訳してただけっしょ?」

葉山「いや、優美子。俺はそんな事は……」

三浦「戸部にまで散々酷い事を言うしさあ。流石にあーしも腹立ってっから」

葉山「違う、それは勢いと言うか……!」

三浦「あんた、いいなって思ってたけど、実はハイスペックなだけの人でなしじゃん? そりゃ冷めるって」

葉山「」

結衣「で、でも、優美子! さっきまで隼人君の好感度にドキッってしてたのに……!」

三浦「あんなん演技に決まってるっしょ」

結衣「」

三浦「ま、あーしもこのグループはあんまし壊したくなかったから、これまで通りみたいにやってこうかと思ってたけど、隼人の事もあったし、もうバレちゃったし、いいかなってさ」

八幡(……女ってやっぱ怖えよ。軽々と折本を越える逸材がここに三人もいるよ! 訓練されたリア充すら殺すとか怖すぎだろ……)

海老名「え、えっと……優美子。あの、私は……?」

海老名「何か優美子の気にさわる事したかな……?」

三浦「ん? ああ、別にー。姫菜は特に何もないし」

海老名「あ、そうなんだ。良かった……。なら、私はどうしてあんな」

三浦「つか、興味もあんまないんだよね、姫菜って」

海老名「」

三浦「なんか気がついたらいつのまにかつるんでたみたいな感じでさあ。あんたの腐ってるところも、あーし、あんま好きじゃないし。ていうかホモとか嫌いだし」

海老名「」


八幡「おい……滅多切りだぞ、三浦のやつ。いいのか?」

結衣「あ、え、でも……私、こんなつもりじゃ……」オロオロ

雪乃「これがあなたの好きな本物(笑)というやつなのね」

八幡「今、本物のとこ、悪意こもってませんでした、雪ノ下さん?」

戸部「俺、なんか後悔してきたわー、これ。ないわー、マジないわー」

戸塚「だから、やめた方がいいって思ってたんだけど……」

雪乃「ところで三浦さん、一つあなたに聞きたい事があるのだけど」

三浦「……何?」

雪乃「あちらの目の腐った男の好感度が70というのは、やはり機械の不具合で合っているのかしら?」

三浦「は? 何その言い方? 別にヒキオ、そこまで目が腐ってないし」

戸部(あ、これ、マジだわー……。ちょっと怒ってるしー……)

八幡(腐ってるのは変わらないのかよ……。だが、それだけで三浦が少しいい人に見えてきた……。俺、さっきまで相当凹んでたんだな……)

三浦「つか、あんた、前から思ってたけど、ヒキオにつらく当たりすぎっしょ。聞いてて不愉快なんだけど」

雪乃「私は本当の事を言っているだけの事よ。だから、自然と比企谷君にとっては辛い言葉になってしまうだけね。私のせいではないわ」

三浦「は? ヒキオ普通にいいやつじゃん。あーしが依頼した時も一人で頑張ってくれたし。その時、あんた何してたの? 何もしてなかったっしょ? 違うの?」

雪乃「それは……結果的にそうなったというだけで……」

三浦「言っとくけど、あーし、ヒキオには感謝してっから。だから、悪口とか言われると腹立つんだわ。やめてくんない?」

八幡「……おい、三浦。気持ちはありがたいが、そこまでにしてくれないか。俺としては、あれは冗談みたいなものだと思っていたし、特に気にしてないからな……」←雪乃への好感度80

雪乃「…………」

八幡「むしろ、逆に気を遣われると慣れてないから応対に困るんだよ、俺は」

三浦「てか、ヒキオも反撃しろし。あんた、そんぐらいの事やろうと思えば出来るっしょ」

八幡「お、おう……。なんか、悪かった。その……ありがとな」

三浦「いや、別に……。あーしが勝手にやってる事だし……」フンッ

八幡(ヤバイ……なんか三浦がツンデレっぽく見えてきたぞ、俺)

八幡(いやだが、勘違いするな。俺は訓練されたぼっちのはずだ。三浦はそういう性格だからこう言ってるだけで、そこに意味はない。意味を求めようとするな)


海老名「というか、私の居場所は……」←葉山から30、三浦から10

結衣「あ、あのさ! その……気を取り直して次は戸部っちいってみよ!」

戸部「俺!?」

結衣「だって戸部っち、いい人だし、だから次はもうきっとさっぱりとした感じになるだろうし! ね?」

雪乃「そうね……。これまでがギスギスしてたし。一番単純で裏表のなさそうなあなたが適任かもしれないわね」

八幡「なんか今、さりげにきつい事を言わなかったか?」

葉山「だが、的を得ているな。単純というところは否めないし……」←戸部への好感度14

海老名(……隼人君まできつくなってる)

結衣「と、とにかく! 次は戸部っち! ほら、優美子もそのスイッチ渡してあげて」

三浦「あ、うん……。ほら」スッ

戸部「えー、マジでー? この流れの中それはきつすぎっしょー。超プレッシャーかかるんだけどー」

海老名「ていうか、戸部っち。……私は信用してもいいよね?」

戸部「え、あ、えと……! お、押してくから!」

八幡(逃げたな……)

戸部「ほいっと。まずは隼人君たちからー」ピピッ


戸部→葉山  ↓1
戸部→三浦  ↓2
戸部→海老名 ↓3
戸部→戸塚  ↓4

戸部→葉山  25
戸部→三浦  78
戸部→海老名 15
戸部→戸塚  79


葉山「まあ、戸部だしな……」

三浦「やっぱ戸部、アンタいいやつ……あれ?」

海老名「」

結衣「ちょっ! 姫菜、息して!! 頑張って!!」

戸塚「僕、三浦さんと同じぐらい高いんだ……。不思議だな」


雪乃「あれだけ言われたのだから、葉山君に対しての好感度は駄々下がりでしょうね。だから、それは納得がいくのだけど……」

八幡「……海老名さんがな。諦めたとかいうレベルでもないだろうしな、15は流石に」


戸部「で、次はヒキタニ君たちー」ピピッ


戸部→雪乃 ↓1
戸部→結衣 ↓2
戸部→八幡 ↓3

コンマ了解
途中、時間空いてすまん。今日は多分これで終わり

海老名市議の発言の影響で海老名が低コンマ街道を突っ走ってる?

戸部→雪乃 58
戸部→結衣 37
戸部→八幡 84


雪乃「……私は普通ぐらいかしら?」

結衣「ていうか、私、低くない!?」

八幡(おい、何だよ、この数字。思わず友達と俺が勘違いしちゃうだろ。むしろ親友とか勘違いしちゃうまである)


戸塚「三浦さんとは、やっぱり仲が良いんだね。……葉山君のは、もう仕方ないかなって感じだけど」

葉山「俺も嫌ってるから、それはどうでもいいよ。それよりも、姫菜と結衣が少し信じられないな……」←戸部への好感度10

三浦「つか、姫菜嫌われすぎっしょ。やっぱホモの話とかしてっから……え?」

海老名「ふ、ふふふふふ……」

三浦「ちょ、姫菜?」


海老名「キ・マ・シ・タ・ワー!!」ブハッ


三浦「!?」ビクッ

海老名「これってあれだよね! 男好きってやつだよね! 絶対そうだよね! それ以外考えられないよね!」キラキラ

海老名「戸塚君とヒキタニ君がこんなに高いし、もうこれはライクの域じゃなくてラブの聖域に突入しかけてるよね!」キラキラ

海老名「本当は隼人君の事が好きで、実は90以上あったんだけど、フラれっちゃったし嫌われてるってわかったから、下がっちゃったんだよね! 戸部っち見かけよりナイーブだし、そういうのあると思う! いいよ、いいよー、戸部っちー!」キラキラ

戸部「いや、そんなんじゃないしー! マジ違うって!」


三浦「姫菜のやつ、また暴走しやがったよ……ったく」←海老名への好感度10

葉山「本当に困ったものだよな……。あれさえなければ……」ハァ ←海老名への好感度30


八幡(え、つか、俺、そういう意味で好かれてるの? それだけは洒落になってないんだが……)

戸塚(……でも、僕、三浦さんより好感度高いしなあ。いや、でもまさか……)チラッ

八幡(というか、戸部にその流し目送るのやめて! 俺が気になっちゃうだろ!)

結衣「いや、あのさ……戸部っち、多分ホモではないと思うんだけど……」

海老名「なーにを言ってるの結衣ー! だって、これだよ! この数値だよ! もうこれは間違いないよ!」


戸部の好感度高い順
八幡  84
戸塚  79
三浦  78
雪乃  58
結衣  37
葉山  25
海老名 15


海老名「全員の中でヒキタニ君が一番高いし! 次が戸塚君だよ! あまり喋ってないヒキタニ君、戸塚君がワンツーなんて、もうこれしかないよ!」キラキラ

葉山「だけど、それだと優美子が高い理由とか、姫菜や結衣が低い理由が説明つかないだろ」

海老名「そんなの決まってるじゃない! 優美子は普通に仲良しで、結衣が低いのは、ほら、巨乳だから! いかにも女の子ーっていう、そういう子自体がきっと苦手なんだよ!」

海老名「そして、私が一番低いのは自分がホモだとバレたくなかったから! だから、わざとフラれる事で出来るだけ私を遠ざけようとしてたんだよ! あわよくばヒキタニ君とも仲良くなろうとして!」

海老名「これは全部、修学旅行からの戸部っちの策略だったんだよー! とべはち万歳!」ブハッ

戸部「は!? いやいや、それは違うしー!」アセアセ


雪乃「……何かそう言われると、妙な信憑性が出てくるわね」

結衣「え!」

戸塚「だけど……それだと、雪ノ下さんが平均以上あるのっておかしくないかな? 雪ノ下さんも女の子らしいのに」

海老名「いやほら、雪ノ下さんはあれだしね! だから!」

三浦「あー……あれね」

雪乃「あれ?」←貧乳

結衣「あれって?」←巨乳

八幡(おい、やめてやってくれ! 本人が気付いてないあたり一番可哀想だろ)


戸部「だから、そんなんじゃないって! マジでこれ! 俺はホモとかじゃないから!」アセアセ


葉山「どうだかな……」ジロッ

戸部「ちょ! 隼人くーん! 俺の事嫌い過ぎっしょ!」

ここで戸部が修学旅行の真相を知ってたと語れば海老名への好感度にマイナス補正付いちゃいそう

戸部「ほら、俺はさー! 修学旅行の時とか、文化祭の時とかの話を、この前いろはすにした訳よ」

戸部「そしたら、いろはすが先輩のした事ってこういう裏の意味があったんじゃないですかー、みたいに言ってたからさあ。それでヒキタニ君の事を見直してー」

戸部「結衣が低いのは、最近、こっちにあまり顔出さなくてちょい疎遠になってたじゃん? だから」

海老名「違う違う違うよね。愛しのヒキタニ君とイチャイチャしてたから嫉妬しちゃったんだよね! わかってる。ううん、わかる。わかるよ、戸部っち!」キラキラ

結衣「ていうか、私、ヒッキーとイチャイチャなんかしてないし! やめてよ、姫菜」

八幡(……ああ、中学時代を思い出す。もうやめてよー、みたいな照れた可愛い言い方じゃなく、本当に迷惑そうに言う言い方。それを今、俺は再現テープの様に由比ヶ浜の口から聞いた。なにこれ何の罰ゲームだよ?)


雪乃「で、あれって何なのかしら、三浦さん?」←貧乳

三浦「あーしは知らないし」フフン ←巨乳


葉山「姫菜がこれだけ低いのは、自分に興味がないとわかって、心の整理をつけて、吹っ切れたとも取れなくはないが……」

戸塚「でも、それも何か無理があるような気もするんだよね……」

葉山「確かにな。どっちも少し無理がある感は否めない」

葉山「これは検証の必要があるな」

戸部「ちょっとぉ!」


雪乃「となると、大岡君と大和君だったかしら? その二人で確かめるの?」

葉山「いや、大岡と大和だと友達として好きだという言い訳も出来る。だから、ほとんど面識がなくて、かつ、それなりに顔のいい人物がベストだな」

八幡「……そういう奴に一人だけ心当たりがあるんだが」

葉山「いるのか。誰だ?」

結衣「あ、ヒッキー、それひょっとして……」

八幡「ああ、あいつならそこそこ顔もいいし、確かめるにはベストだろ」

雪乃「そういえば、私、クリスマスイベントの時の写真がまだスマホのデータの中に残ってるわね。このスイッチ、写真だけでも大丈夫なのかしら?」

三浦「とりあえず試してみればいいんじゃね? ダメならダメでそれでいいし」

結衣「高かったら男の子好き、低かったり普通ぐらいならノーマルみたいな感じ?」

葉山「そうだな。写真だけだし、顔以外に判別がつかない。これで高かったらもう言い逃れは出来ないだろ」

雪乃「そうね。ああ、丁度いいのが一枚あったわ。さ、戸部君、この写真を見ながらそのスイッチを押してみて」

海老名「戸部っち、早く! 早く!」ハァハァ


戸部「ああ、もう! 押せばいいんでしょ、押せば!」

戸部「ほいっ!」ピピッ


戸部→玉縄 ↓1

タワー(股間の)

戸部→玉縄 30


八幡「これで決まったな」

三浦「やっぱいいやつじゃん、あんた」

戸部「だから、そう言ったっしょー! 違うってー!」

海老名「そんな……!」ガクッ


雪乃「つまり、こういう事ね。裏事情を知って、比企谷君には一番の好感を持ったと。戸塚君が高いのは普通に良い人だから」

結衣「そう考えると、確かに戸部っち、性格メチャクチャいいよね。……私はあれかあ。確かに最近、奉仕部の方ばかり気にしてたし……」

戸部「結衣もー、俺らと同じ仲間だべ? 奉仕部の方を気にするのは悪い事じゃないけどー、それでこっちの繋がりを軽く見てる様な気がしてさ」

戸部「ごめんなー、俺の思い込みかもしれないけど、ちょっと気になってたからさ」

結衣「あ、ううん! 確かに私も反省する事多いし! 私の方こそごめんね!」


戸塚「……雨降って地固まるってやつかな。なんかこういうのいいよね」

八幡「……まあ、悪くはないな。というより、この戸部やグループ内でも、そこまで嫌われてる海老名さんの方に問題があるだろ、これ」

海老名「!!」

海老名「わ、私が駄目なの……?」

八幡「いや、駄目という事はないが、流石にBL話はもう少し控えた方がいいんじゃないか? それがほとんどの原因の様な気がするし」

葉山「ずっとしつこかったからな……」ハァ

三浦「だから、擬態しろって何度も言ったのにさあ……」

戸部「俺にも何度もとべはや、とべはち言ってきてるしー……。俺の気持ち知っててそれはちょっとっていうかー……」

海老名「」


結衣「……気が付けば周りが敵だらけみたいな?」

雪乃「……ある意味、自業自得なのだけど。向こうのグループは空気を読んで行動するみたいなのが、暗黙の了解になっているみたいだし」

八幡「その空気をひたすら読まずに突っ走った結果がこれか……」

戸塚「だ、誰か、フォローしてあげようよ」

戸塚「あ、あの、次は海老名さんの番だからさ。ほら、スイッチ」スッ

海老名「……でも、どうせ今更私の好感度なんてみたって」グスッ

戸塚「泣かないでよ、海老名さん。ほら、海老名さんからの好感度が高ければみんな考え直してくれると思うし。ね?」

海老名「……でも」


八幡「……とりあえず押してみたらどうだ? 今より悪くなる事なんてそうないだろうしな」

結衣「ほら、あの、今どん底にいるみたいなもんだし」

雪乃「……それはあまりフォローになってないと思うのだけど」

戸塚「とにかく、押そう。ね?」


海老名「……わかった。それなら、押すよ」

海老名「まず、皆から」ピピッ


海老名→葉山 ↓1
海老名→三浦 ↓2
海老名→戸部 ↓3
海老名→戸塚 ↓4

戸部っち、修学旅行までに好感度を稼ぎ損ねた可能性

海老名→葉山 57
海老名→三浦 45
海老名→戸部 76
海老名→戸塚 41


葉山「……何か物凄い納得出来る数値だな」

三浦「あーしと隼人は下がってこんな感じ。戸部は逆に上がってこの位置みたいな」

戸部「戸塚君も、クラスメイトみたいな感じかー。絡んだの、文化祭の時だけだし、納得? みたいな?」


雪乃「……意外と普通ね」

結衣「……私たちもそうなのかな?」

八幡「……どうだろうな」


海老名「押すよ」ピピッ


海老名→雪乃 ↓1
海老名→結衣 ↓2
海老名→八幡 ↓3

はい

海老名→雪乃 38
海老名→結衣 90
海老名→八幡 82


雪乃「……私はそんな感じかもしれないけど」

結衣「私、超高いし! ヒッキーもかなり!」

八幡(あれ……? 俺、ひょっとして葉山グループから結構好かれてないか……?)


葉山「……比企谷の事は修学旅行の件でかなり恩に思ってると考えると……。姫菜がかなりいい奴に思えてきたよ」ハァ

戸部「俺らより先に好感度計ってたら、実はメチャ高かったみたいな? それってなんか悲しいわー、すれ違いっていうかー……」ハァ

三浦「……もったいない。ホモ話さえしなきゃ普通に良い子じゃん、姫菜」ハァ


海老名「み、みんな、ごめんね……。反省してる……」グスッ


雪乃「……かなり良い人ね」

八幡「なのに、嫌われるのか……。世の中、理不尽過ぎだろ」

結衣「姫菜! 強く生きて! 頑張れ!」

葉山「色々あったけど、姫菜の事がよくわかったよ。反省してるなら、俺はもうそれで」

戸部「あー……うん、俺はまだちょっと気持ちが複雑みたいなとこ、あるけどー……」

三浦「あーしは見直した。ホモさえあれば一人でも平気って言ってたのに、こんなに仲間思いだしさあ」

海老名「み、みんな……」グスッ


結衣「私はずっと姫菜の味方だよ! ヒッキーもそうでしょ!」

八幡「いや、味方っつうか……。別に俺は元から敵でも味方でもないし……」

雪乃「次は戸塚君の番ね。どうぞ」スッ

戸塚「……ドライだね。雪ノ下さん」

準備はできてる(ゲス顔)

三浦「それじゃ、姫菜はもういいか。次ね、次」←興味なし

葉山「そうだな、次いくか」←海老名への好感度30

戸部「ま、これ以上は時間の無駄って事でー」←海老名への好感度15

海老名「」


八幡「あいつらも、本質的には嫌ってるんだな……」

結衣「あー、えっと……空気読めないと、あのグループじゃきついからね……」

雪乃「それではどうぞ。押していって」

戸塚「あ、うん……。じゃあ」


戸塚「八幡。何だか、ちょっと緊張するね……こういうの」エヘッ

八幡(むしろ、一番緊張してるの、俺だから)


戸塚「それじゃ、まずは、葉山君たちから」ピピッ


戸塚→葉山  ↓1
戸塚→三浦  ↓2
戸塚→戸部  ↓3
戸塚→海老名 ↓4

戸塚→葉山  51
戸塚→三浦  19
戸塚→戸部  100
戸塚→海老名 07


葉山「俺は普通として……これは……」

三浦「」←戸塚への好感度65。戸部より高い

戸部「え、ちょ!///」←戸塚への好感度79。三浦より高い

海老名「あ、あはははははは……」ガクッ ←これまで30以上出た事がない


八幡「」

結衣「え、ちょっと、ヒッキー! 何でもう死んでるの!?」

雪乃「大荒れね、これ……」


戸塚「次は八幡たちだね」ピピッ


戸塚→雪乃 ↓1
戸塚→結衣 ↓2
戸塚→八幡 ↓3

八幡・戸部・三浦・戸塚で比企谷グループをつくればいいのか……

戸塚→雪乃 92
戸塚→結衣 44
戸塚→八幡 79


雪乃「驚くぐらい、私、高いわね……」

結衣「う。彩ちゃんにそんな好かれてなかったの、私……?」

八幡「げほっ! 危ねえ、危うく死ぬとこだった」


葉山「というか、実は裏表が相当あるな……戸塚」

三浦「あーし、何でこんな低いの!? そんな悪い事した!?」

海老名「いいんだ、私にはホモさえあれば。一人でも生きていけるし」グスッ

戸部「つうか、俺、なんかめっちゃ好かれてるんだけどー//」

八幡「何でお前顔赤らめてるんだよ、おい」


雪乃「でも、これは一体どうしてかしら……?」

しばらく悩みまふ
今日はこれで終わり

やっぱ奉仕部ってクソだわ

雪乃「戸塚君、これはどういう事かしら? 少し説明をしてもらえるとありがたいのだけど……」

戸塚「あ、えっと……///」

八幡(え、戸塚?)

結衣「あ、もしかして……!」

三浦「なに、戸塚。あんた、まさか雪ノ下さんの事が好きなの?」

戸塚「……///」コクッ

八幡「!!」

雪乃「え……///」

葉山「!?」←雪乃への好感度81

戸塚「……僕もやっぱり男の子だしさ」

戸塚「普通に女の子が好きなんだ。だから……///」

雪乃「ええと、その……。いきなりそう言われても//」

八幡「」ガクッ

戸部「ヒキタニ君!? なに、どうしたの、急に!?」

三浦「ヒキオ、何であんたがショック受けるし!」


結衣(あ、ヒッキーが撃沈してる。ゆきのんの事も好きだったし、そうなっちゃうのかな……)

多分違う意味で撃沈してるんだよなぁ…

葉山「だ、だけど、戸塚は戸部に対しても好感度が最高値だし……」

戸塚「うん……。こういう事言うと、引かれるかもしれないけど、でも、やっぱり自分には嘘つけないし……」

戸塚「僕……男の人も好きだから///」

戸部「マジで!?//」

八幡「戸塚ぁぁっっ!!」←魂の叫び


三浦(あ、これ……)チラッ

海老名「うう……」グシュッ

三浦「……。あー……結衣。姫菜、今、あれだし、代わりにあんた言ってあげたら?」

結衣「え? あ、えと……キ、キマシタワー?」


雪乃「つまり……その。両刀、だと言う事かしら?」

戸塚「そうなんだ……///」コクッ

葉山「……くっ!」

ボクはね、人間が好きなんだ!(大天使)

戸塚「だから、その……///」チラッ

戸塚「戸部君は……ひ、一目惚れだったし……///」ドキドキ

戸部「え? いや、ちょっと待って! 俺、普通にノーマルだしー!」アセアセ

戸塚「ダメかな……? 戸部君は、僕の事に興味ない……? やっぱりこんな僕の事、嫌いになっちゃったかな……?」ジッ ←潤んだ目で上目遣い

戸部「あ、いや。き、嫌いとかじゃないけどさー……///」ドキドキ


結衣「あの目で見られたら、いくら戸部っちがノーマルでも落ちちゃうよね」ヒソヒソ

三浦「下手したら、あーしらより女らしいからね、戸塚」ヒソヒソ


八幡「すまん、ちょっとロープ買ってくる」

葉山「比企谷、落ち着け! 君もそれなりに好感度高いだろ!」

戸塚「ご、ごめんね、八幡……。八幡の事も好きなんだけど、それは友達って意味の方が強くて……」

戸塚「戸部君には、海老名さんとか葉山君がいたし、何度も諦めようって思って……。そういう時、八幡の優しさに何回も救われて……。だから……それに甘えるみたいな感じになっちゃって……」

雪乃「つまり、要約すると二番手という事ね。本命を忘れる為の擬似恋人役みたいな」

八幡「」

三浦「ヒキオ、しっかりしろし! 戸塚、何だかんだで男っしょ!」ユサユサ


戸塚「それで……えっと」

戸塚「勝手なお願いかもしれないけど……戸部君と雪ノ下さんさえ良ければ……」モジモジ

戸塚「僕と三人で付き合って欲しいかなって……ダメかな?///」


葉山「!?」

結衣「まさかの二股宣言!?」

まぁ天使や神は多情淫乱が多いから…

戸塚「僕としても決められなくて……」

戸塚「雪ノ下さんは綺麗だし、凛としてて素敵だと思うし……///」

雪乃「……そういう事を真顔で言わないでちょうだい//」フイッ

戸塚「戸部君はいつも明るくて、それに友達思いだし……///」

戸部「俺は、別にそんな……//」ドキドキ


戸塚「どちらかなんて僕は決められないし、それにどちらも諦めきれないから……。一緒に付き合えたら一番かなって」

戸塚「男の人と女の人だし、これって浮気みたいな風にならないよね……?」


結衣(え? そう? え……??)

三浦(普通に二股……? じゃね? 違うん?)


戸塚「だから、雪ノ下さんの好感度が、僕と戸部君の両方とも高かったら、三人で付き合ってみたいな……なんて///」

雪乃「三人でと言われても……」チラッ

戸部「いや、俺の方見られても困るしー」←雪乃への好感度58

葉山「いや、それは間違っている!」

葉山「倫理的にも三人で付き合うなんておかしい。好感度は戸部の方が高い訳だし、ここはやっぱり戸部と付き合うべきじゃないのか」

三浦「つか、男同士で付き合うのも、倫理的に間違ってるっしょ」

葉山「あ、いや、確かにそれはそうなんだが、愛さえあれば関係ないみたいなところはある訳だし……」

三浦「つかさあ、隼人。結局は自分が雪ノ下さんと付き合いたいだけって言えば? 変に誤魔化すなし」フンッ

葉山「……すまない。確かにそうだな。これは誤魔化しだ」


結衣「……ひょっとして、私の好感度が微妙なのって、彩ちゃんに嫉妬されてたのかな?」

戸部「あー、結衣って俺と雪ノ下さんの両方と繋がりあるしー。それ、あるかも」


八幡「……俺のこれまで考えていた本物って何だったんだろうな」ボソッ

海老名「……ホモ話してるのに、心がまったく弾まない不思議」ボソッ


雪乃(……若干二名ほどから、暗黒のオーラが見えるわね)

葉山「わかった。俺もはっきり言おう」

葉山「雪ノ下さん。いや、雪乃ちゃん」

雪乃「まさか、そんな風に堂々と呼ばれるなんてね……。何かしら?」

葉山「俺も君の事が好きだ」

雪乃「……!//」


葉山「これまでは正直、優美子とずっと迷っていた。だけど、今は優美子からはっきりとフラれている身だ。今の俺にはもう君しか見えない」

葉山「君の俺への好感度が高かったら、付き合って欲しい。お願いだ」

雪乃「えっと……その……//」


結衣「ちょ、急展開だし!」ワクワク

三浦「なんか大変な事になってきてんじゃん。超面白そうなんだけど」ワクワク


海老名「……ヒキタニ君、一人で生きてくって辛いかな? あ、でも、ヒキタニ君は何だかんだでぼっちじゃないもんね。友達いると思ってたのに実はいなかったっていう、真のぼっちは私だけだもんね」グシュッ

八幡(自虐ネタ、こんな絡み辛いのかよ! というか、俺より不憫とかどういう事だよ。思わず俺が友達になっちゃうまであるぞ)

結衣「ゆきのん、ゆきのん! ここはもうやるしかないよ! はい、スイッチ!」サッ

三浦「変に雪ノ下さんからの返答待つより、こっちの方がわかりやすくていいっしょ」

葉山「誤魔化しのきかない、本物というやつか……。そうだな、そちらの方がかえってすっきりするかもしれない」

八幡(葉山が前の俺みたいな事言ってるが……大丈夫なのか、これ)

海老名(この数値ってあまり当てにならない、お遊びとか言ってたのはどこに消えたんだろ……)


雪乃「そうね……。私自身、言葉にして誤解を招く事も多かった訳だし」

雪乃「このスイッチで、答えを出させてもらうわ」


戸塚「うん……」ドキドキ

葉山「頼んだ……」ドキドキ

戸部「どうなんの、これー……。マジでー」ドキドキ


雪乃「それでは、全員まとめて押していくわね」

雪乃「はい」ピピッ


雪乃→葉山  ↓1
雪乃→三浦  ↓2
雪乃→戸部  ↓3
雪乃→海老名 ↓4
雪乃→戸塚  ↓5

一番高いのは三浦なんだよなぁ…
やっぱりレズじゃないか(歓喜)

コンマ了解
少し考えるんで、一旦休憩

雪乃→葉山  42
雪乃→三浦  97
雪乃→戸部  80
雪乃→海老名 42
雪乃→戸塚  88


葉山「ぐっ!」

八幡「」ポンッ

葉山「比企谷……。何だ笑いにきたのか? だから君は!」

八幡「俺よりは遥かにマシだぞ。むしろ、羨ましいまである」←雪乃への好感度80⇔10

葉山「……どういう事だ?」


三浦「あーし、高くね?」

戸部「俺もかなりー」

海老名「私は喜べばいいのか悲しむべきなのか、どっちなんだろ……」ハァ

戸塚「よ、良かった!/// これで僕、雪ノ下さんと戸部君の二人と付き合えるんだね」


結衣「あれ……? でも、これって」

雪乃「…………」

八幡「気付いてしまったか、由比ヶ浜」

結衣「あ、やっぱヒッキーもそう思った?」

八幡「まあな。これは失恋フラグだ」

雪乃「…………」


戸塚「え、なに、どういう事、八幡?」

八幡「戸塚。俺はお前にとても悲しい事実を教えなければいけない」

結衣「前に、平塚先生と私たちで計ったでしょ? その時の数値がこれなの」


好感度高い順
静   93
結衣  51
八幡  10


八幡「更に今回の数値を合わせるとこうなる」


好感度高い順
三浦  97
静   93
戸塚  88
戸部  80
結衣  51
葉山  42
海老名 42
八幡  10


海老名「あ、これってもしかして……」

八幡「そう、間違いない。雪ノ下雪乃はレズだ」

戸塚「」
葉山「」
三浦「」

結衣「それも、強気っていうか、勝ち気な感じの子が好きな感じだよね」

雪乃「いえ、別にそういう訳では……///」フイッ

戸部(確定っぽいしー)

八幡「というか、雪ノ下。お前の普段の毒舌って、実は攻撃の為じゃなく反撃されて凹まされたいっていう、願望のあらわれじゃないのか? だから、強気な女が好きって事で」

雪乃「ま、まさか……。私がそんな風に思う訳がないわ。それは勝手な妄想というやつよ//」

結衣「考えてみれば、ゆきのんって小さな頃からずっとお姉さんにイジメみたいなちょっかい出されて育ってたんだよね。それが癖になって、みたいな?」

雪乃「だ、だから、さっきからそうではないと言っているでしょう。憶測でものを言うのはやめてくれないかしら」

三浦「え、だからあーし、好かれてるの? ていうか、こっちは普通にあんま好きじゃないんだけど」←雪乃への好感度33

雪乃「ええ、わかっているわ。でも、それが逆に燃えるというか、むしろ萌えると……あ」

雪乃「////」カァ

戸部(あ、やっべ。ちょっと可愛く思えてきたしー)


結衣「彩ちゃん、女の子っぽいから……多分それで高くなったみたいな?」

戸塚「え」


葉山「戸部は普通に今回ので好感が上がったというところか……。正直、俺もどう反応していいか……」

三浦「いや、ていうか、隼人は告白からしてあれ最低だから」

葉山「俺の本心をぶつけたら、ああなってしまってね……」

八幡(……ある意味、清々しい駄目男になってきてるぞ、葉山のやつ)

ああ、やっと書き込めた
なんかこの前からやたら調子悪くてエラー連発してくんすわ……
しばらく書き込みなかったら、ガチャガチャやってると思って放置しといてくだせえ

戸塚「じゃあ、あの、雪ノ下さん……。僕のあの告白は……」

雪乃「申し訳ないけれど、私としては断る以外の選択肢がないわね」

戸塚「そんな……」ガクッ


戸部「つか、俺の立場ってこれ、結局、どうなんの? マジで」

葉山「どうも何も、雪ノ下さんは誰とも付き合わない。それだけだろ」

結衣「隼人君、なんか怒ってる?」


雪乃「ただ……」

戸塚「ただ……?」

雪乃「その……恋人ではなく友人としてのお付き合いからなら、私は前向きに検討したいと考えているわ」

戸塚「」パアッ

戸塚「うん! なら、それで! まだチャンスはあるみたいだし!」

雪乃「これからよろしくね、戸塚君」

戸塚「うん! ありがとう!」ニコッ


三浦「……なんか綺麗にまとまったの、これ?」

八幡「俺と海老名さんを除けば、だけどな」

海老名「ヒキタニ君は全然いい方じゃない。私なんて、未だに好感度50以上出た事ないんだよ」グスッ

結衣「ひ、姫菜、ガンバ」

結衣「そういえば、彩ちゃんってどうして姫菜の事、そんなに嫌ってるの? 7ってこれまでの最低値だよね」

海老名「はう!」

八幡「おい、傷口に塩を塗り込んでやるな。立ち直れなくなるぞ」


三浦「それで、どうしてなん? あーしもちょっと気になったんだけど」

戸塚「え、だって海老名さん、僕を見てくる目が毎回いやらしい感じだし……」

雪乃「セクハラしてくる上司の様な感じ、という事かしら……?」

戸塚「多分……。いいお尻をしてるよね、って、実際にお尻とか胸とか触られた事あるし……」

葉山「」
戸部「」
三浦「」
結衣「」

八幡(何してんだ、あの人……)


海老名「え? あれ? 駄目だったの? しちゃいけなかったの?」オロオロ

三浦「姫菜……。擬態だけじゃなくて、反省しろし!」

海老名「ご、ごめん!」ビクッ

興味なくどうでもいい相手、と思いつつも海老名さんに擬態や反省を促し面倒見てる三浦さん

いい人じゃね?

雪乃「それじゃあ、次は由比ヶ浜さんいってみましょうか」

結衣「そうだね。それじゃスイッチちょうだい」


葉山「……結衣は押すのにあまり抵抗ないみたいだな」

三浦「これまでそんなに悪い好感度出てこなかったからね」

戸部「結衣は空気読めるし、いいやつだからー」

八幡(ただ、海老名さんだけが心配だな。海老名さんから由比ヶ浜へは90あった訳だし。これで悪かったら、最悪の事態もあり得るぞ)


結衣「それじゃ、押してくねー」

結衣「はいっと」ピピッ


結衣→葉山  ↓1
結衣→三浦  ↓2
結衣→戸部  ↓3
結衣→海老名 ↓4
結衣→戸塚  ↓5

あれ?ヒッキー好感度32なのに、結衣の中では男子トップの数字?
これって、もしかして…

八幡「だ~いっ! 事件~っ!!♪」

結衣→葉山  15
結衣→三浦  86
結衣→戸部  15
結衣→海老名 43
結衣→戸塚  24


葉山「」
戸部「」
海老名「」
戸塚「」


八幡「一気に四人殺したな……。しかも笑顔で」

雪乃「というより、これは私と同じで……」


由比ヶ浜の好感度(高い順)
三浦  86
静   73
雪乃  69
海老名 43
八幡  32
戸塚  24
葉山  15
戸部  15


三浦「結衣、あんたもレズなん!?」

八幡「そう考えると、俺はまだ好かれてる方なんだな……。男の中では一番上か……」

雪乃「そして、安定してる人が一人いるわね」


海老名「もういっそ一思いに殺しなよ……」シクシク ←5連続で50以下

まさか主人公の近くのヒロイン二人がガチレズだったとは、確かにこの青春ラブコメは間違ってるわ

>>617
あれだけ八幡に世話焼いてもらっててあの低好感度だからな
ガチレズなら納得

八幡「……そういえば、葉山も60以上、出てないんだな」

葉山「」ギクッ

雪乃「もう崩壊してるのに、それを必死で守ろうとしてたのね……。滑稽を通り越して哀れでもあるわ」

三浦「つか、結衣……。言っとくけど、あーしにその気はないから」

結衣「う、うん……わかってるけど、でも……」ショボン

三浦「落ち込むなし。あんたの事はその……好きだけど、そういうのとは違うってだけで……//」←由比ヶ浜への好感度は79でトップ

結衣「う、うん! ありがとね、優美子!//」ギュッ

三浦「あー、もう、やめなって。抱き付くとか、照れるっしょー//」

結衣「だって、優美子が優しいから///」ギューッ

三浦「もう。離れろって、まったく//」


戸部「……俺ら完全に蚊帳の外だしー」

戸塚「……嫌いって言うより、男の人自体苦手なのかな」


雪乃「っ……!」

八幡「雪ノ下……ひょっとして、由比ヶ浜に嫉妬とかしてないか?」

雪乃「まさか。そんな低俗な感情を私はこれまで持った事がないわ。ただ、公衆の面前で抱き付くというその行為に多少の(以下略)」

八幡(……由比ヶ浜の好感度が普通なのってこれが原因じゃないだろうな)

美しい友情だ
なお海老名さん

そろそろ、八幡のターン
ウルトラスーパー愉悦タイムになるか青春になるか

楽しみ

戸部「それじゃ、ラストはヒキタニ君って事でー。はい、スイッチ」サッ

八幡「お、おう……」

三浦「ヒキオ、あんたにもしその気があるなら、あーしらのグループ来なよ。好感度見る限り、あんた、奉仕部じゃ居づらいだろうしさ」

八幡「……それ、本気で言ってるのか?」

戸部「俺もそれに賛成だしー。ヒキタニ君ならー、大岡とか大和とかも仲良くなれるだろうしさー」

八幡(あれ? 俺、これ、もしかして上位カースト入り?)

三浦「姫菜と隼人の代わり、欲しいしさ。ヒキオの好感度高かったら、奉仕部とトレードみたいな感じでさあ」

海老名「」
葉山「」

結衣「姫菜の方がヒッキーよりかはいいよね、ゆきのん」←八幡32、海老名43

雪乃「そうね……。比企谷君よりはまだ海老名さんの方が……」←八幡10、海老名42

戸塚(会話が生々しいけど、そういうリアリストな雪乃さんも可愛いなあ//)


葉山「俺は話題にすら上がらないのか……」ガクッ


八幡(なにこの地獄絵図。好感度って怖すぎだろ)


八幡「……じゃあ、あれだ。押してくからな」

八幡「ほれ」ピピッ


八幡→葉山  ↓1
八幡→三浦  ↓2
八幡→戸部  ↓3
八幡→海老名 ↓4
八幡→戸塚  ↓5

コンマ了解
今日はキリがいいんでこれで終わり

乙。
どうやら真の嫌われものは葉山君みたいだね

やっぱ、葉山グループにいたときの三浦の睨みとかが怖くてマイナス補正かかっちゃったのかな?
八幡→三浦への好感度

そういえば三浦さんは戸塚からは嫌われてるんだよな、おそらく雪乃絡みで…
この二人からそこそこ好かれてる八幡が間に入れば丸く収まるかも

旧葉山グループの緩衝材として、八幡のグループ入りはあり得る話だな
奉仕部も移籍を積極的に認めてくれるだろうし

また途中で急に止まったら、放置で

八幡→葉山  32
八幡→三浦  53
八幡→戸部  83
八幡→海老名 69
八幡→戸塚  62


葉山「俺はこんなものだろうな……。わかってはいたんだが……」フゥ

三浦「あーし、普通か……。ちょい悔しいし」

戸部「俺、結構高いじゃん! やっぱヒキタニ君と俺って相性いい、みたいな。きたわー、これ。くー!」←八幡への好感度84でトップ

海老名「ひ、ヒキタニ君!」パアッ ←七回目でようやく初の50越え

戸塚「僕は普通よりも少しだけ上なんだ……。やっぱりさっきの事が影響してるのかな……」シュン


結衣「ていうか、ヒッキーって意外と人間好き?」

雪乃「むしろ、何でぼっちになってるのかが疑問ね」


八幡(……小学校、中学校と悲惨な生活送ってたら、警戒する生き方とかが身に付いて、自然とそうなってたんだよ)

三浦「つかさあ、ヒキオ。これってやっぱ、テニスの件で? 戸塚も超低いしさあ。あんたもそうなんっしょ?」

戸塚「……正直、あの時の三浦さんはちょっと酷いと思ったよ、僕」←三浦への好感度19

八幡「それは、俺もだな。由比ヶ浜への態度もきつかったし。後から色々あって、良いところも知ったから、それで今はこれぐらいだと思うぞ」

三浦「……悪かったし。ごめん」ボソッ

戸塚「え……」

八幡(……あの三浦が?)


葉山「優美子が謝るのか……」

三浦「隼人は黙ってて。ウザい」←葉山への好感度09

葉山「」


結衣「…………」
戸部「…………」

雪乃「誰もフォローを入れないのね……」

海老名「えっと……ヒキタニ君。なんか……ありがとね。好感度でこういう言い方するの変だと思うけど……」

海老名「私を嫌っていなくて……ありがとう」グスッ

八幡(……どんだけ落ち込んでたんだ、この人。もう俺が友達になっちゃうまであるだろ!)


海老名「これからはね、ヒキタニ君に対してもその……出来るだけBL系の話は振らないから……」

海老名「だから、私の事を嫌いにならないでね」グスッ ←八幡への好感度82

八幡「いや……。別に俺は、そこまでBL系を嫌がってる訳じゃないんで(戸塚限定と上につくが)」

海老名「え……?」

八幡「趣味はそれぞれだし、俺も人に言いにくい事とかあるしな。他の人はともかく俺に対しては気を遣わなくても、別に……」

海老名「…………」


海老名「そっか……。ヒキタニ君、やっぱ優しいね」

八幡「いや、ぼっちだから、話しかけてくる相手がいるだけでも嬉しいってだけの話なんで」

海老名「そういう言い方するのも、優しさだよね。わかってる……」

海老名「私ね、今、もう一回ヒキタニ君から告白されたら、オーケーしてたかもしれないよ」ニコッ

八幡「!//」


八幡(いや、だから、こういうのはトラップを設置するのと同じ行為だからやめてくれ。向こうにとっては何の気ない言葉でも、こっちは勝手に勘違いして致命傷になるまである)

葉山「……何だろうな、この敗北感は」ハァ

結衣(隼人君も姫菜の事を言えない状況なんだけどなあ……)

ガラッ

いろは「すいませーん。先輩いますかー?」


結衣「あれ? いろはちゃん?」

いろは「あ、結衣先輩。それに他の先輩たちも。こんなに集まって、一体どうしたんですか?」

葉山「ああ、ちょっとね……」ハァ

いろは「?」

戸部「そう言ういろはすはどしたん? 隼人君に用とか?」

いろは「あ、いえ、葉山先輩じゃなくて、先輩に用があって……」

戸部「ん? 俺に?」

いろは「違います。えっと……」キョロキョロ


いろは「あ、いたいた。せーんぱい」

八幡「一色か……。何だよ、また生徒会の手伝いか?」

いろは「流石、先輩! よくわかってますね」ニコッ

八幡「というか、お前の用件ってそれぐらいしかないからな」


雪乃「…………」チラッ

結衣「…………」コクッ

雪乃「一色さん、丁度いいところに来たわね」

いろは「?」

結衣「いろはちゃん、ちょっとこのスイッチ押してみてもらっていい?」スッ

いろは「えっと……何ですか、このスイッチ?」

葉山「ああ、それは好感」

八幡「ビンゴゲームみたいなものだな。そのスイッチを人に向けて押すと数値が出てくるから、その高さを競っている」

三浦(ヒキオ……嘘ついたし)

戸部(いろはすにやらす気なん? ヒキタニ君)

玉縄相手に高い好感度でたりして、実は意識高い系でした
みたいになったら笑える

サキサキやさがみんやめぐりんもやってくれていいのよ?
材木座は別にやらんでもいい

いろは「へえ、そうなんですか。ちなみに、今は誰が一番なんですか?」

八幡「……誰になるんだ?」

雪乃「そのやり方だと、トップは一応私、という事になるわね」

結衣「最高値は彩ちゃんの100で、最低値は……」

戸部「同じく戸塚君の7かなー」

三浦(見かけによらず好き嫌い激しいし、戸塚)


いろは「そうなんですか。トップは雪ノ下先輩なんですね。流石ですね」ニコッ

いろは「でも、私がやってもきっと高い数値なんか出ないですよー。私、こういうゲームみたいなの苦手な方ですしー」

葉山(……まあ、確かに好感度なんて先に言ったら、愛されたがりないろはは絶対に押さないか……)

結衣「とりあえず、いろはちゃん、押してみよっか。ね?」

いろは「やだなあ。絶対に高い数値とか出そうにないですし。でも、ここで断るのもノリ悪いですしね。わかりました」

八幡(釣れたな)

結衣「それじゃ、彩ちゃん以外かな? だよね、ヒッキー?」

八幡「……そうだな。ディスティニーランドに行った時の面子で押してくれ」

いろは「よくわかりませんけど、そういうルールなんですよね。それじゃ、順番に押してきます」

いろは「えいっ」ピピッ


いろは→葉山  ↓1
いろは→三浦  ↓2
いろは→戸部  ↓3
いろは→海老名 ↓4

男嫌い疑惑が出てきたな…

海老名、八幡依存ENDが見えてきた?

いろは→葉山  14
いろは→三浦  58
いろは→戸部  15
いろは→海老名 02


葉山「」
三浦「」
戸部「」
海老名「」


いろは「ほらあ、私ー、こういうの本当に運がないんですよー。ちょっと凹んじゃいます」テヘ

結衣「…………」
雪乃「…………」

八幡(凹んじゃうの、他の奴等だから! あざと過ぎて全員ドン引きだから!)


いろは「あれ? なんか先輩たちの様子が……」

雪乃「気にしなくていいわ。それよりも次は私達に向けて押してくれる?」

結衣「なんか私、怖くなってきたよ、ゆきのん……」

八幡(……俺もある程度覚悟しとくか。変に期待してはいけない。それを思い出せ、俺)

いろは「?」


いろは「とりあえず、先輩たちも押してきますね」ピピッ


いろは→雪乃 ↓1
いろは→結衣 ↓2
いろは→八幡 ↓3

いろはすの趣味がわからん
毒舌キャラや自虐キャラ以外は嫌いなのか?

実は雪乃じゃなくて「雪ノ下家」というブランドが好きなのかもしれんぞ

いろは→雪乃 85
いろは→結衣 14
いろは→八幡 72


結衣「」

雪乃「最早、人間嫌いの部類ね……」

八幡「……意外と俺が高くて、それだけはほっとしたが……」


いろはの好感度(高い順)
雪乃  85
八幡  72
三浦  58
戸部  15
葉山  14
結衣  14
海老名 02


八幡「……どれだけ裏表激しいんだ」

雪乃「ある意味、それだけの演技が出来るというのは呆れを通り越して尊敬まであるわね」

八幡「そこは普通に尊敬なのか。前の俺の時と違うんですが?」

雪乃「あなたの場合は別枠だから仕方ないわね」

八幡「……本気で言ってると思うと、結構ダメージ食うな、それ」


いろは「えっと……先輩? 何の話ですか?」

いろは「それに、葉山先輩も戸部先輩もなんか落ち込んでますしー。どうしたんですか? 元気出して下さい。私まで悲しくなっちゃうじゃないですかあ」

葉山「…………」←結構凹んでる
戸部「…………」←ガチで凹んでる

八幡(これが全部演技でやってるなんて……。恐ろしい子!)

休憩。また後で

戸塚「じゃーん! ドッキリでしたぁ! ……………葉山くんたちに(ボソッ」

雪乃「それにしても、この数値は……」

八幡「どうかしたのか?」

雪乃「使い勝手のいい順みたいにも取れるわね」

八幡「……俺が人間不信になりそうな事はやめろ」

いろは「??」


雪乃「ただ、それだと三浦さんのが納得いかないという面もあるわ。彼女に利用価値はないし……」

三浦「……あーしにまた喧嘩売る気?」カチン

結衣「私、嫌われてたんだあ……」ハァ

海老名「私、何で最低値更新してるの……。そんなにホモが嫌いなの……」シクシク

葉山「……フッたとはいえ、14はきついな。未だに60以上は出ないし……」

戸部「俺、何だかんだでいろはすの世話焼いてたのにー……」ハァ

八幡(まずい。今、喧嘩を止めるやつが誰もいない)

八幡(……いや、でも、雪ノ下の場合は狙ってやってるのか、あいつ。それはそれで問題児なんだが)


いろは「あのー、皆さん、本当にどうしたんですか?」キョトン

基本的に使えないバカは大嫌いみたいだな
ホモになると目の色が変わる海老名さんは論外と

八幡「とりあえずだ。俺たちの方からも先に計らないか」

葉山「そうだな……。先にやっておかないと、いろはの場合、計らせてはくれなさそうだし……」

雪乃「そうね。それなら戸塚君を除いて全員でそのスイッチを順に押していきましょうか」

結衣「だね。じゃあ、隼人君からでいい?」

葉山「そうだな。それじゃあ順に」ピピッ

三浦「はい」ピピッ

戸部「ほいさっと」ピピッ

海老名「はぁ……」ピピッ


いろは「先輩たち、何なんですか、これ?」


葉山 →いろは ↓1
三浦 →いろは ↓2
戸部 →いろは ↓3
海老名→いろは ↓4

人間失格

葉山「ぶっちゃけ、いろはなら今からでも落とせる自信がある」

葉山、自分を飾りたてるのにむいてそうなブランド的ななにかをもった女が好き?
好意=打算、みたいな人に……

葉山 →いろは 93
三浦 →いろは 50
戸部 →いろは 57
海老名→いろは 22


八幡「お前……何でフッたんだ。実は一色大好きじゃねーか」

葉山「……言うな。もう何も言うな、比企谷」

三浦「あーしはこんなもの。好きでも嫌いでもないし」

結衣「戸部っちは、さっきので下がった感じ?」

戸部「色々、面倒見てたし、結構好きだったんだけどなー、いろはす……」ハァ

雪乃「あなたは接点ほとんどないし、さっきのもあって、そんなものかしらね」

海老名「もうどうでもいいんだよ、私は……」シクシク


八幡「で、次が俺たちか」ピピッ

結衣「それっ」ピピッ

雪乃「はい」ピピッ


いろは「だから、何なんですか、これ? いい加減教えて下さいよ。流石の私も怒っちゃいますよー」プンプン


戸塚(これ、絶対知らない方が幸せな気がするんだけど……)


雪乃→いろは ↓1
結衣→いろは ↓2
八幡→いろは ↓3

レズから嫌われるとは
レズゆえに、逆に本性見破ってるのか?

雪乃→いろは 16
結衣→いろは 20
八幡→いろは 44


三浦「あんた……レズじゃなかったん?」

雪乃「仮にそうだったとしても、私はあざとい女は嫌いなのよ」

海老名「……だよね。そういうこだわりがあるのはよくわかるよ。BLの世界でも何でもそうって訳じゃないし、具体的に言うなら」

三浦「姫菜。うるさい」

海老名「」


戸塚「……実は由比ヶ浜さんって、あまりショックを受けてなかったんじゃないの……?」

結衣「え、まあ……あはは」

雪乃「あなたもああいうのは好みじゃないのね。そこは共感するわ」

結衣「だよね。ああいうのは、ちょっと違うっていうかさ。逆に可愛くないっていうか」


戸部「ヒキタニ君も正直、微妙だったん?」

八幡「……いや、普通に面倒ごと多かったしな」


いろは「……なんか変な雰囲気なんですけど。え、あれ、何で……?」


葉山「……話すのが不憫になってきたな。きつい……」ハァ

いろはすあざとす

小町に嫌われたら八幡死ぬぞ

葉山「比企谷。奉仕部に一つ依頼がある」

八幡「断固として断る」

葉山「まだ何も言ってないだろ。話ぐらい聞いたらどうだ」

八幡「聞かなくても話の流れからしてわかるだろ。一色にこのスイッチの事を伝えて欲しいって依頼じゃないのか」

葉山「……お願い出来ないか。俺の口からは流石に無理だ」←いろはへの好感度93

八幡「ふざけるな。お前、段々、本当に駄目男になってきてるぞ。三浦、雪ノ下が駄目になったら、一度フッた一色になびいて、それも駄目になったら遂にはこの依頼か。いい加減にしろよ」

葉山「俺は自分がとにかく傷付きたくないんだ。そして、可愛い女の子から常にチヤホヤされたい」キリッ

八幡「本当に清々しくて爽やかな駄目男だな、お前」


戸部(隼人君、ないわー……。それないわー……)

三浦(あーし、前にあんなのに惚れてたのか……)

雪乃(流石にあれは擁護出来ないわね……)

結衣(男なんて全部一緒だし)

海老名(駄目な隼人君にそれでも愛を向けるヒキタニ君! とか、そういう妄想したい……)

皆の葉山もお疲れのようで(;´д`)

葉山「とにかく頼む。いつもの様に君が傷付いてくれ。フォローは俺がする」キリッ

八幡「凄い露骨になってきたぞ。擬態しろよ」

葉山「じゃあ誰がいろはに本当の事を教えるって言うんだ。この流れで言えるのは君しかいないんだぞ、比企谷」

八幡「そこまで駄目だと、なんか逆にお前に好感持てるな。だが、お前の為にやるってのが俺は嫌だ」←葉山への好感度32

いろは「ちょっと先輩たち、何の話してるんですか? それに、このスイッチ何なんですか? ちょっとー!」


雪乃「で、誰が教えるのかしら……?」

結衣「うーん……。この空気の中で教えるのはちょっとね……」

三浦「むしろ、教えない方があいつの為じゃね?」

戸部「言えてるかもなー。いろはすにこれはきついっしょ」

海老名(私的には教えたい)←全員の中で平均好感度、最低値

戸塚「でも、一色さんも教えないと納得しないと思うんだけど……」

ガラッ

静「お。お前たち、まだいたな。良かった、間に合ったようだ」

結衣「あれ? 平塚先生?」

雪乃「先生、ドアを開ける時はノックをして下さいと何度も」

静「相変わらずうるさい奴だな、お前は。ほれ」コンコン

雪乃「後からでは何の意味もないのですが……」

静「細かい事を言うな、雪ノ下。だからお前はいつまで経っても貧乳なんだ」←雪乃への好感度17

雪乃「せ、先生! 今のはセクハラな上に、差別的発言です。撤回を求めます//」ドキドキ ←静への好感度93、M寄りのレズ

結衣(でも嬉しそうなゆきのん。結構可愛い//)

戸部(雪ノ下さんのイメージ、マジ崩壊中だしー……)


静「とにかく、細かい事は気にするな。で、好感度スイッチの方はどうだ? どんな結果になった?」

葉山「!?」
八幡「!?」


いろは「……好感度スイッチ……?」

いろは「えっと……あの。好感度スイッチって……?」

静「ん? お、一色。お前もここにいたのか。結構探したんだが見つからなくてな。丁度良かった」

いろは「あ、そうなんですか……。それで先生……。さっきのは……?」

静「なんだ、まだ聞いてないのか? 相手に向けて押すと、その相手に対する自分の好感度がわかるスイッチの事だ」

いろは「」

静「これが、さっき職員室でやったら比企谷だけ可哀想な結果になってたからな。もしも更に悪い結果になったら流石に自殺でもしかねんと思って、さっきから校内を回って比企谷の関係者を出来るだけ多く集め……おい、一色どうした? 顔色が悪いぞ」

雪乃「流石、平塚先生ね。問題を一気に解決してくれたわ」

結衣「平塚先生、カッコいいよね。そこらの男とは違って頼りになるし」

八幡「…………」
葉山「…………」

三浦「いや、むしろ破壊して粉砕したの間違いっしょ……」

戸部「あー……いろはす立ち直れっかな……」

海老名(立ち直れなかった時は、弱くなった心の隙間を突いてホモ好きへと布教するチャンス!)

戸塚「……なんか海老名さん、元気になってきてる?」

休憩ー、また後で

とりあえず葉山が悪い(適当)

いろは(葉山先輩の布石に~)→葉山好感度93   達成してる。
雪乃(打算)八幡(打算無しに近ずきたい)三浦(同じ葉山の女除けにされてたグループ)  あってるな
八幡→いろはは最初が危険信号感じてて身近にいた雪乃と結衣が好感度低く信用性が薄い。また脅しワード(本物)で脅されていて
あざと小町がいるから等で打倒  小町関連しだいかな

これあとで好感度と愛情度はちがうんじゃてオチも・・・

次スレ
八幡「それでも俺は……本物の好感度が欲しい」【コンマ】
八幡「それでも俺は……本物の好感度が欲しい」【コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1449070801/)

ほい。まだこっち使うから、こっちが埋まってから使って

雪乃「さて、これで真相も露になった訳だし……」

結衣「いろはちゃんの好感度の理由を聞いてこうか。ね?」

いろは「」

三浦(好感度低い組、容赦ないし)

戸部(だけど、気になるしなー。ここはやっぱスルーで)

戸塚(はたから見ると結構えげつないかも……)


静「ん? なんだ、一色はもう計ってたのか。数値はどんなものだ?」

葉山「……こんな感じです、先生」ハァ

静「葉山、溜め息をつくと幸せが逃げていくぞ」

葉山「もう三回も逃がしてますから、今更過ぎて……」

静「?」

八幡「死体蹴りか……」

静「ふうん……意外な事にも比企谷、なかなか好かれてるじゃないか」

八幡「……意外は余計です。あと、あくまでこれは当てにならない数字なんですよね」

静「まあ、そうなんだが、しかし、随分当たっているようじゃないか。そして、どこにもカップルが出来てないようで何よりだ」

雪乃「私怨ですか。教師の風上にもおけませんね」

静「そう噛みつくな、雪ノ下。何も私は全てのカップルを嫌っている訳ではないぞ。嫌いなのは、本当に幸せそうにしていて、すぐに結婚するタイプだけだ」

雪乃「つまり、結婚しなければ問題ないと……」

結衣「愛し合うだけなら問題ないって事だよね……」

三浦「あんたらも少しは擬態しろし」

静「……? 何か悪寒が……」

八幡(異性からは重いと言われるのに、同性からは好かれる先生が不憫過ぎる……。誰かもらってあげて、とはもうあまり思わないけどな……)←静への好感度24


静「で、今は一色がやり終わったところか。なかなか面白い数値が出てるな」

いろは「こ、これは……きっと機械の故障ですね。だって私、先輩たちの事そんな風に思ってませんし。ほ、本当ですよ」

戸部「いろはすー。往生際悪いって、それマジで」

海老名「今更、それはね。ちょっとね」

いろは「あ、う……。せ、先輩なら。例え他の人がそう思ったとしても、先輩なら、信じてくれますよね?」

八幡(……訴えるような目での上目遣い。やっぱあざといな)ハァ

雪乃「平塚先生はこの数字、どう思いますか?」

静「ん……基本的にはこの数字からして、興味のない人間の事はどうでもいいと思っているだろうな」

結衣「」
戸部「」

いろは「え、あ、待って下さい! 風評被害ですよ、それって!」

静「で、問題は他の好感度がそれなりに高い面子だ」

静「こちらは考えられるパターンとしては二つだな」

静「有能そうな人間にのみ好意を持っているか、単に好き嫌いがはっきりしてるかのどちらかだろう」

葉山「前者の場合だと、あざといというか、最早計算高過ぎて怖いな……」ハァ

結衣(あれ? もしその場合だった時って、私、無能の烙印を押されたって事?)

戸部(それだと、俺、無能扱いって事かよ……。いろはすー……)


静「特に一色の場合は愛されたがりな傾向があるのだろう? 優しくされる事には弱いかもしれんな」

三浦「そういや、あーし。ディスティニーランドの時、あいつの心配したっけ……」

八幡「俺も何だかんだであいつの依頼を受けてたしな」

雪乃「私の場合もね。特にクリスマスイベントの時は、あなたと二人であの面倒くさい男を抑えた訳だし……」


静「丁度良い機会だ。検証してみるか」

いろは「え、や、やめて下さいよ! なに勝手な事を言ってるんですか! 無理です!」アセアセ

ガラッ

陽乃「ひゃっはろー。雪乃ちゃん、いるー?」

めぐり「平塚先生。はるさんと用事って何ですか?」

折本「あー、ホントにいた! 比企谷、久しぶりー」

八幡「折本!」

雪乃「姉さん!」

いろは「めぐり先輩!」


静「ん。ベストタイミングだな」ニヤリ

葉山「この面子……嫌な予感しかしないな」ハァ

眠い。中途半端だけど、ここで終わる

静「悪かったな、陽乃。わざわざ呼び出して」

陽乃「なーに言ってるの。こんな面白そうな事に私を呼ばなかったら逆に怒ってたとこだよ。雪乃ちゃんからの好感度が知れるなんて、すごい楽しみでさあ」

雪乃「……それだけの為に来るなんて、どれだけ暇なのよ、姉さん」


めぐり「? 好感度ってなにかな?」

いろは「いえ、あの、何でもないんです! それよりもめぐり先輩はもう帰った方がいいです! 迅速に私と一緒に帰りましょう!」アセアセ

静「甘いぞ、一色。私が逃がすと思うか」ガシッ

いろは「きゃ!」ビクッ


八幡「……お前はどうしてここに?」

折本「いやー、帰る途中でさー。あの人……陽乃さんだっけ? 捕まっちゃってさ。もうびっくりしたよ、いきなり声かけられたからさー」

葉山「原因はやっぱりあの人か……」

折本「あ、葉山君も久しぶりー。元気してた?」

葉山「……今は残念な事にもあまり元気ではないかな」

折本「そうなん? なに、好感度で余程酷い事になっちゃったの? あの葉山君が? 嘘でしょ、ウケるー!」アハハッ

葉山「……四面楚歌の気分だ」

静「さて、それじゃ一色を調べていくか」

静「雪ノ下、由比ヶ浜。一色を少し取り押さえておけ」

雪乃「平塚先生。いくら先生だからと言って、生徒を顎で使うのはどうかと思いますが」ガシッ

結衣「って言いながらも、しっかり押さえるゆきのんもツンデレっぽくて可愛いし!」ガシッ

いろは「ちょ、ちょっとやめて下さい! 二人とも! 離して下さい!」ジタバタ

三浦「鬼だし……」


戸塚「ええと……平塚先生、これは?」

静「ん? ああ、簡単な事だ。一色に城廻と私の好感度を調べさせれば検証出来ると思ってな」

いろは「!」

静「実に楽しみだぞ、一色。お前が私の事をどう思っているか、その本音がわかるのだからな」フッフッフ

戸部「……こっちも鬼だしー」


静「それじゃあ、海老名。一色の手を取って、私達に向けてスイッチを押させろ」

海老名「はいっ!」サッ ←一色への好感度22

いろは「やめて下さい! こんなのイジメじゃないですか! 酷いですよ! 教師が率先してそんな事していいんですか!」ジタバタ

めぐり「ええと……平塚先生、流石にこれはどうかなあって」

静「構わん。やれ」

八幡(似合うな……。この人、こういう台詞……)

海老名「それじゃ、押そっか」ポチッ

いろは「やああ! もう!」ピピッ


いろは→めぐり ↓1
いろは→静   ↓2

いろは→めぐり 63
いろは→静   70


八幡「……意外と高いな」

雪乃「城廻先輩には一色さんは結構お世話になってるわよね。そして、有能でもある」

三浦「なのに、先生からここまでされても、まだ先生のが高いん?」

戸部「あれじゃないのー? 利用度だけなら、先生のが上みたいなー」

静「」フッフッフ

静「決まりだな、一色」


静「お前は、自分にどれだけ役に立つかそうでないかしか、人を見ていない!」

いろは「ち、違いますってば! 本当なんです!」アセアセ

葉山「待って下さい、先生! その結論は早計すぎます! 一色は確かにあざといところがありますけど、決して腹黒い訳じゃ……!」←いろはへの好感度93

静「だがな、葉山。数字がこう物語っている訳だしな」

葉山「いえ、先生の方が高いのはディスティニーランドのチケットを貰った事をいろはが恩に感じてるからです! 大体、二人に対してそれなりに高い数値なんですよ! いろはは良い奴じゃないですか!」

いろは「葉山先輩……」ウルッ


三浦「つーか、あれも演技なんしょ……?」ヒソヒソ

戸部「隼人君、いろはすからは好感度14だしー……多分」ヒソヒソ

結衣「うーん……全体的に女の子に高いような気もしなくはないし」

八幡「おい、またか……?」

雪乃「でも、そうだとしたら男の中で唯一高い比企谷君は完全に便利屋扱いね」

八幡「!?」

葉山「!!」

三浦(隼人が少しだけ回復の兆しを見せたし)

戸部(いやでも、便利屋よりも無関心の方がきついっしょー……。特に隼人君の場合は一度フラれてこの数値な訳だからー……)


陽乃「だったら、もう一回確かめるしかないよねー」ニマリ

いろは「またですか!?」ビクッ


陽乃「えっと、君、戸塚君だよね。そんな可愛い顔してるけど、男の子なんだよね?」

戸塚「え、あ、はい。僕、男です」

陽乃「だったら都合がいいや。そこのいろはちゃんだけ特別に、私と戸塚君と、あと折本ちゃん。この三人も押してもらおう。面識ないから、純粋に顔とか見た目だけの数値が出るだろうし」

折本「それ、面白そう!」

いろは「!?」


海老名「それじゃあ、いくよ」

いろは「え、ちょっと、待って! 何で私だけこんなに!」アセアセ

海老名「それっ」ポチッ

いろは「!!」ピピッ


いろは→陽乃 ↓1
いろは→戸塚 ↓2
いろは→折本 ↓3

コンマ了解
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このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年11月30日 (月) 22:51:11   ID: SlXNVKOr

早く続き書いて下さいお願いします

2 :  SS好きの774さん   2015年12月02日 (水) 21:41:36   ID: 6hmu5Vpl

ワロタ感情(ウケる)

3 :  SS好きの774さん   2015年12月07日 (月) 17:47:49   ID: TMzsDG7t

キャラのレズとかマジやめろ……

4 :  SS好きの774さん   2015年12月07日 (月) 21:56:46   ID: vaJCt9yJ

ちょっと面白いじゃんよ

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