ココア「リゼちゃんの好きな人ってどんな人?」 (74)

注意
・一応二作目SSです。色々な指摘点ありましたらどんどんお願いします
・ご注文はうさぎですか?SSです
・ココリゼ。百合要素あり
・すぐ完結します

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1448699814

リゼ「いきなりどうしたんだよ」

ココア「いや、リゼちゃんがどんな人に興味があるか気になっちゃって」

リゼ「お前には関係ないだろ」

ココア「か、関係あるよ」

リゼ「いやない!お前が知っても意味ないだろ!」

ココア「じゃあ関係はないかもしれないけど、意味はあるよ!」

リゼ「じゃあどんな意味があるか言ってみろ」

ココア「う…」

ココア「大切な友達として応援できることに意味がある!」

リゼ「そんなの意味ないし応援もしなくていい」

ココア「えー何でー」ブー

リゼ「何ででも」

ココア「私だったらいつでも相談に乗ってあげるから!その人のこと教えてよ!」

リゼ「なんだその上から目線!あと既に好きな人がいるかのように話を進めるな!」

ココア「じゃあいないの?」

リゼ「く…」

リゼ「い、いるにはいるが…」

ココア「ほらいるじゃん」

リゼ「調子に乗るな」ギュッ

ココア「ほへふははひ(ごめんなさい)」

リゼ「もう十分だろ」

ココア「性格はどんな感じ?」

リゼ「何故そこで性格を挟んできた」

ココア「名前だけでも教えて!おーねーがーい」

リゼ「いーやーだ」

ココア「うー…リゼちゃんのいけず!意地っ張り!」

リゼ「…」ショボ

ココア「え、あの、リゼちゃん?」

リゼ「…」

ココア「ごめんなさい」

リゼ「…ああ」

ココア「じゃあ、せめて名前の最初の頭文字だけでもいいから教えて?」

リゼ「さてはその質問からどんどん予想していくつもりか」

ココア「うっ」

リゼ「最終的には選択肢を絞らせて当てにくるタイプだな」

ココア「そ、そんなことしないから、ね?」

リゼ「…じゃあ最初だけだぞ。『ほ』」

リゼ(勘付かれてないよな)

リゼ(まさか私の好きな人が…)

ココア(リゼちゃんの学校ってお嬢様学校だから女の子しかいないはずだけど…)

ココア「リゼちゃん、もしかして…」

リゼ「え!?ななな、なんだ!?」

ココア「その人ってリゼちゃんと違う学校?」

リゼ「そ、そうだが」

リゼ(もしかしてこのヒントだけで気づいたのか)

リゼ(いやそれはないか。というかココアがどこまで妄想広げなきゃいけないんだ)

リゼ(きっと、私の学校が女子しかいないことを思い出しての質問だろう)

リゼ(こんな恋叶うわけないしな)


ココア(違う学校で、そして頭文字が『ほ』)

ココア(それが私だったらいいのになぁ)

ココア(リゼちゃんの好きな人の条件には一応入ってるけど…)

ココア(…いやいや、女の子同士なんてありえないよね)

ココア「これはいいヒントをもらったよ!」

リゼ「こっちの気持ちも考えろ!」

ココア「だって気になって仕方ないんだもん」

リゼ「そもそもなんでそんなに私の好きな人のことを知りたがるんだ?」

ココア「ひみつ」

リゼ「…は?」

ココア「リゼちゃんには、内緒だよ」

リゼ「なんだよそれ」

リゼ「それじゃ不公平だ、私にもココアの想い人とやらを教えてもらおうか」

ココア「わ、私の?」

リゼ「ああ、まさかいないなんてないよな?」

ココア「いなくないわけじゃないけど…」

リゼ「どうした?顔が赤くなってるぞ?」

ココア「うう…リゼちゃんが意地悪するから」

リゼ(そんなにその人に惚れているのか…)ガックリ

ココア(目の前にいるから恥ずかしいなあ…)ドキドキ

リゼ「どんな人なんだ?」

ココア「…一緒にいて楽しくて、かっこいい人…」

リゼ(顔が更に赤く…)

リゼ(…やっぱり、諦める他ないのかもしれない)

ココア(リゼちゃんもしかして分かっててからかってるの!?)

ココア(それはないと思うけど、恥ずかしいからもうやめてよぉ)

リゼ「…そうか」

ココア「…うん」

リゼ「じゃあ頭文字の方も教えてもらおうか」

ココア「えっ」

リゼ「えっ」

ココア「そ、それはダメだよ!絶対にダメ!」

リゼ「どうしてだ!私は言ったんだぞ!恥ずかしいが言ったんだぞ!」

ココア「名前の文字数が少ないもん!リゼちゃんなら気付いてしまうからダメ!」



リゼ「私なら気付く…?」

ココア(しまった)

ココア「ち、ちが」

リゼ「私なら気付くってどういうことだ?」

ココア「え、だ、だから」

リゼ「ここあ…?」

リゼ(私なら気付く…ってもしかしてココアは私のこと…)

リゼ(んな訳ないだろ!!何考えてんだ私の馬鹿!!!)

リゼ(でも私の知り合いに名前の文字が少ない奴いたか…?)


ココア(ど、どうしよぉぉぉっ!!)

ココア(まるでリゼちゃんのことを好きって言っちゃったみたいだよ!)

ココア(実際好きだけど)

リゼ「…」

ココア「…」アセアセ

リゼ「あのさ」

ココア「ふえ!?あ、う、うん」

リゼ「そいつとは学校同じなのか?」

ココア「ちがいます」


リゼ(これもしかして…)

リゼ(私とココアは両想いということもありえなくはないんじゃ…)

リゼ(私の変態!あるはずないだろうがそんな私にとって好都合なこと!)

ココア(リゼちゃんまだ分かってなかったのかもしれないけど…)

ココア(どうしよ、もう言い逃れできない)


リゼ「は、はは、ココアも違うのか」

ココア「そ、そうなんだよ、奇遇だね」

リゼ「他校でその人が何やってるのかが気になるよな」

ココア「そうだね、何やってるのか気になって授業集中できなくなっちゃうし」

リゼ「…ココア、もう一つだけいいか」

リゼ(学年も試してみるか)

リゼ(結局私のほうが質問してるばっかで申し訳ないな)

ココア「…いいよ」

ココア(もう次の質問でリゼちゃん鋭いから分かっちゃいそうだし)

ココア(…いいや。もし嫌われても、半分諦めてるようなものだから)

リゼ「その人って学年はなんなんだ?」

ココア「ごめんなさぁぃっ!!!!」

リゼ(!?)

ココア「私の好きな人は…リゼちゃんなの…」

ココア「本当に、大好きだけど…でも、女の子同士でそんなこと気持ち悪いよね…」グスッ

ココア「今の忘れて、リゼちゃ…」

リゼ「忘れない」

ココア「…えっ」

リゼ「…私もココアのことが大好きだ」

リゼ「好きで好きで、たまらないくらいな」

ココアが泣きじゃくりながら私にしがみついてきた。
私はココアの頭を優しく撫でながら、抱きしめることにした。

ココア「こわかったよぉっ、りぜちゃあん」

リゼ「よしよし…私も想いを伝えるのが怖かったから何も言えなかったんだ」

リゼ「だけど、ココアが先に私のことを大好きって言ってくれて…」

リゼ「嬉しかった」

ココア「わたしも、わたしもうれしいよぉ」

リゼ「ココア、まずは涙を拭いてこい」

ココア「ん」

リゼ「落ち着いたか?」

ココア「だいじょぶ、だよ」

リゼ「よし」

ココア「…リゼちゃん、私今ものすごくちゅーしたい」

リゼ「そんな可愛い顔されたら断れるわけないだろ」

ココアが目を瞑り、私から来るのを期待していた。
柔らかそうな唇と天使のようなココアに私は我慢なんてしなかった。

ココア「ん、ぅ」

リゼ「ふ、ここあっ」

舌と舌が濃厚に絡み合いながら、互いに糸を引きあい。
それを何回も繰り返していていくうちに、ココアが苦しくなって顔を離した。

リゼ「大丈夫か!?」

ココア「大丈夫。むしろ、今最高に幸せな気分だもん」

リゼ「よかった…私も、幸せだ」

ココア「ねえ、私ずっとリゼちゃんと一緒にいたいなぁ」

リゼ「…当たり前だろ、というか私が離さないからな」

このある一日から、私とココアは見事無事に想いを伝えあうことが出来た。
帰り道に待ち合わせや、休みの日に二人で秘密のことをしたりなど、仲もどんどん深まっている。
一週間経って、周りも私たちが付き合ってることに薄々気づきはじめた。
チノも千夜も、シャロも何か裏で考えていそうな雰囲気だったが、私たちのことを応援してくれると言ってくれた。

まあ、何はともあれ。
結ばれた私たちは、これからも最高の日々を送っていけることだろう。

今回はとりあえずこれでおしまい。

なるほど
ほんで続きは?

これにて完結です。
かなり書き溜めようと思ってたのですがいざ終わってみればそこまでボリュームなかったです

とりあえずこれで終わりです
因みに一作目はがっこうぐらし!のみーくんがゆきに変態してるやつです
興味がある方はそちらもどうぞ(R指定ですが)

アニメのココリゼ意外と絡みがあって私は歓喜してます
その他指摘などありましたら宜しくお願いします

>>24さま
今のところは考えてないです
次回作はココアがチノちゃんにお姉ちゃんヤンデレを披露するという物語を考えてます

見ている方がいるのか分かりませんが
連日スレ立てはさすがに迷惑と感じております
よってここでもう片方のSSも執筆が一応終わりましたのでここに投稿しようと思います

今回はココチノなのですが
ココアさんが壊れてしまいます
そのため途中ですこし死ぬ人も出てきます
キャラが死ぬのに耐えられない方は見るのをお勧めできません

ID変わっておりますので酉をつけておきます。

注意
ココアが崩壊
たぶんまた短いすぐ完結する
百合要素は低め


【ごちうさSS】「妹と罰」


――ラビットハウス チノ部屋前

ココア「…」

ココア(チノちゃん、チノちゃん)

ココア(チノちゃんチノちゃんチノちゃんチノちゃんチノちゃんチノちゃんチノちゃん)

ココア(私の最愛の妹、チノちゃん)

ココア(もう、誰にも渡さない)

ココア(メグちゃん、マヤちゃん、みんなにも)

ココア(ずっと私のものにする)

数日前

――甘兎庵 千夜の部屋


千夜「それで、私に何の相談なの?」

ココア「好きな人の相談だよ」

千夜「好きな人…」

ココア「うん、私その人を振り向かせたいんだけどつんつんしてるから」

千夜「…」

ココア「千夜ちゃん?」

千夜「え?」

ココア「大丈夫?どこか痛いの?」

千夜「いいえ、大丈夫よココアちゃん」

ココア「それで、何かいい方法はないかなって、千夜ちゃんのところに来たの」

千夜「そう…」

ココア「…迷惑だった?」

千夜「え?」

ココア「顔がなんかうわべの空だったから、怒ってるのかなって」

千夜「ううん、そうじゃないの」

千夜「ちょっと私も考え事してたから」ニコッ

千夜(私を選んでくれるってことは信頼してるって証だけど)

千夜(ココアちゃんにとって私はその頼れる親友って位置づけなのね、きっと)

千夜「ちなみにその好きな人って、誰なの?」

ココア「…ち…」

千夜「ち?」

ココア「チノちゃん、だよ…」

千夜「チノちゃんは妹じゃなかった?」

ココア「そうだけど、でも、暮らしていくうちにだんだん…」

千夜「そう、なの」

千夜(もしも下宿先が甘兎庵だったなら)

千夜(今頃私の事を好きでいてくれたかもしれない)

千夜「お姉ちゃんという立場を利用したらどうかしら?」

ココア「立場?」

千夜「そう。そして、無理矢理従わせるの」

ココア「そ、そんなことしたらチノちゃんが嫌がっちゃうよ」

千夜「そうかしら?」

ココア「え?」

千夜「今頃姉の言うことを聞かない妹はいないはずよ」

ココア「でも…」

千夜「ココアちゃん、よく聞いて」

千夜「もしもココアちゃんが私に相談し続けるとして」

千夜「そうやってる内に他の男の子か、友達のマヤちゃんかメグちゃんに」

千夜「チノちゃんを『奪われて』しまったらどうするの?」

ココア「それは」

千夜「もちろん後悔するわよね」

千夜「あの時私から言っていればとか、もっとアプローチすればよかったって」

千夜「そうなる前に、チノちゃんを奪わなきゃいけないの」

ココア「や、やめて…」

千夜(ごめんね、ココアちゃん)

千夜(チノちゃんに嫌われ、私が慰めて)

千夜(ココアちゃんの好意が私に向くようにするためには)

千夜(こうするしかないから、この案を貫き通さないといけないの)

ココア「嫌われたくないよ、チノちゃんに」

千夜「最初は優しく語りかけて、後から従わせればいいの」

ココア「あとから…?」

千夜「そしてもしも言うことを聞かないのなら…」


――――


ココア(…従わせなきゃ、力づくで)

ココア(この鞭で叩けばいいんだっけ)

ココア「…チノちゃんいる?」

チノ「います」

ココア「ちょっと話したいことがあるんだけど、いいかな?」

チノ「別に構いませんが」

ココア「じゃ、失礼するよー」

ココア(最初は優しく、語りかける…)

ココア「ねえ、チノちゃん」

ココア「私がここに住みこんでから結構経つよね」

チノ「そうですね」

ココア「チノちゃん、私のことどう思ってる?」

チノ「…どうって」

ココア「…」ニコニコ

チノ「それは、その…」

チノ「私のお姉ちゃんみたいな存在と思ってます」

ココア「うん」

ココア「私にとってチノちゃんはね、妹だけど、それ以上に」

ココア「好きな人って思ってる」

チノ「…」

ココア(たぶんチノちゃんは私のことを恋愛対象と見てくれていない)

チノ「そうなんですか」

ココア(本当にいいのかな)

ココア(千夜ちゃん、私…無理矢理…チノちゃんのことを)

ココア(…でも…こうしないと、チノちゃんがうばわれちゃう)

ココア(そんなのいやだ)

チノ「…それだけですか?」

チノ「すいません、返事は返せないです」

チノ「明日は早いのでなるべく早く寝てくださ…」

私は言葉を聞かず、チノちゃんの体に鞭を強くしならせながら当てた。

チノ「いっっ!!??」

チノ「なにす…」

ココア「…」ピシィッ

チノ「う゛あ゛ぁ!!!やぁっっ!!」

ココア「あははっ、チノちゃん痛い?ねえ、痛いいいぃ?」ピシィッ

チノ「ココアさっ、やめてください、いたい、いたいですからぁ!!」

ココア「楽しいよぉ千夜ちゃん、チノちゃんが痛がってる表情見るのいいよぉっ」

チノ「はうぁ、なんで、何でですか、私、なんで」

ココア「勝手にしゃべらないでね」ピシィッ

チノ「う゛ぁああぁぁあぁっつっ!!」

ココア「私がこんなにチノちゃんの事思ってるのにぃっ!!!!!」ピシィッシュパァッ

ココア「どうしてどうしてどうしてどうしてぇえぇぇえぇえぇえええっ!!」ドガッバキィッ

チノ「」

ココア「ぁ、ぁぁ、ちの、ちゃ、、ごめんね、ごめんね?」

ココア「ここまでする気はなかったの、ゆるして?」

ココア「ゆるしてくれるよね?おねえちゃんだもん」

チノ「」コクコク

ココア「よかった、チノちゃんだいすきだよ…」ギュッ

ココア「ずっとずっと一緒にいようね」

ココア「…でも、ずっと一緒にいるのに邪魔な存在がたくさんいるなぁ」

ココア「ちょっと待っててね!すぐ終わらせてくるから」

チノ「!」

チノ「まっ…てくださ…」

ココア「おっと、忘れてた」

ココア「ここから動けないように先にチノちゃんの足を潰しておかないとね」

チノ「!!」

ココア「足突き出して?」

チノ「いっ、いやぁ」

ココア「出せ」

チノ「お願いです、助けなんて呼びませんから!」

ココア「…お姉ちゃんとの約束だよ?いい?呼んだら足に何度も何度も鞭をうつからね?」

チノ「はい…」ゾクッ


バタン

チノ「こ、このことを早く祖父にっ…」

チノ「携帯…ありました、早く下に伝えないと」

チノ「ココアさん、どうしてこんなこと…」

プルルルガチャッ

チノ「おじいちゃんお父さん、助けてください!ココアさんが私のことを襲ってくるんです!」

チノ「たぶん下に今降りています!逃げてください!」

チノ「このままじゃ、おじいちゃんやお父さんもやられてしまいます!」

チノ「聞いてるんですか、二人とも!!」

ココア『ねえ』

ココア『お ね え ち ゃ ん と の や く そ く は ?』

チノ「う、うあぁ、あぁ、ぁ…」ガクガクガクガク

ココア『なんていったかおぼえてるよね?』

チノ「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめ…」

ココア『いま、ドアの前にいるよ。新しい武器も見つけちゃった』

ココア『チノちゃんがいつもお料理のときに使うものなんだけど~…』

ココア『とても切れ味いいね』

ココア『どうりであんなに美味しいご飯ができるわけだよ』

チノ「いやだぁ、こないでくださいっ」

ガチャッ

ココア「今日のお料理はちょっと血生臭いかなぁ?」

ココア「刺すところを間違えないようにしないと血がいっぱい出ちゃうから慎重にするね?」

ココア「失敗するかもしれないけど、その時はごめんね!」

チノ「はぁ、はぁっ、ごめんなさい、わたしがわるかったです、おねえちゃん」

チノ「もう機嫌を損ねるようなことしませんから…」

チノ「うぎゃぁあああぁぁあっ!!!!!!」

チノちゃんの足に。
何センチか間隔を空けて、何度も何度も何度も鞭をうち、新たに手に入れた包丁で刺し続ける。

ココア「まだまだ終わってないよ」

ココア「この太ももから脹脛にかけてのラインがどうするか迷うなあ」

ココア「そのまま突き刺すのは面白くないし」

チノ「おねがい、やめてください、もう、血が」

ココア「まあ、いっか」

ココア「大丈夫、すぐ戻ってくるから心配ないよ」

ココア「またね、チノちゃん!」

チノちゃんにハンカチを口と鼻に当て、眠ったのを確認して。
私は私たちに深くかかわりそうな人物を[ピーーー]ことにした。
チノちゃんに干渉してもらわないように。

―――人気のない公園

ココア「最初は、リゼちゃんからかな」

ココア「こんな事したくないけど、やるしかない」

ココア「すでに二人ころしちゃったから後には引けないよね」

ココア「あ、一人と一兎だった」

リゼ「おーい」

ココア「あ、リゼちゃん!」

リゼ「どうした、こんな夕方に?」

ココア「それはね」


ズブッ


ココア「こうするために、だよ」

リゼ「…こ…こあ…?」

リゼ「おまえ、なにす…」

ココア「いいからさっさとしんでよ」


グサッドスッ


ココア「おやすみなさい」

リゼ「」バタッ

ココア「人ってこんなに簡単に死んじゃうんだ。つまんないなぁ」

ココア「次はシャロちゃんだね、家に押しかけてみようかな」

ココア「あ、そうだ!いいこと思いついた!」

ココア「よいしょっ」ギリギリ

ココア「意外と大変なんだね、これ」


こ↑こ↓から胸糞注意

―――シャロ宅

シャロ「リゼ先輩今どうしてるのかな…」

ココア「シャロちゃん入れてー」ドンドン

シャロ「ん?この声…」


ガチャ

シャロ「ココアじゃない、どうしたの?」

ココア「シャロちゃんがリゼちゃんのこと好きって聞いたんだ」

シャロ「なっ、別にす、すきってわけじゃ!」

ココア「だからね、せめてもの最期に会えないと可哀相だから」

シャロ「え?今なんて…」

ココア「これ見せに来たの!」

ゴロン


シャロ「せんぱっ…え?どうして、ココア?なんで?」

ココア「だから、最期に会えないと…」

シャロ「違う!そういうことじゃない!」

シャロ「どうしてこんなこと…?なんであんたが!?」

シャロ「これ…」

シャロ「う、うぉええぇええええ」ビチャビチャ

ココア「あーあ、せっかく持ってきたのに、喜んでくれないんだ」

ココア「それにしても首を持ってくるなんて、いいアイデアだと思わない、シャロちゃん?」

シャロ「あんた、狂ってる」

ココア「狂ってなんかないよ?大丈夫、シャロちゃんもあと少しで楽にしてあげる」

シャロ「う…うわあああああああああああああっ!!」

ココア「いきなり襲い掛かってくるなんて、酷いなぁ」

シャロ「」ピクピク

ココア「まあ、いいか」

ココア「次は、千夜ちゃんにシャロちゃんの足を持って行ってあげよう」

ココア「ふんぬっ…なんかハム切るみたいだなぁ」

シャロ「うああああああああああああああああああああああああああああああああっっっっっっっ!!!!!!!」

ココア「ちょっと静かにしてよ!上手に切りとれないでしょ!?」

ココア「や、やっと終わった」

シャロ「」

ココア「こっちもやっと終わってくれた」

ココア「リゼちゃんの首を隣に置いておこうかな」

ココア「私って優しいなぁ」

―――千夜の部屋

千夜「今頃どうなってるのかな」

千夜「ちょっと心配だから見に行ってみようかしら」

「千夜ちゃーん!」

千夜「あれ?この声下の方から…」

千夜「お婆ちゃんが伝えに来てもいい筈なのに」

千夜「どう…し…」


千夜祖母「」ヒューッ

ココア「ちょっとお婆ちゃんを殺すのは考えちゃったよ」

ココア「老い先短いから放っておいてもいいかなって思ったんだけど」

ココア「昔チノちゃんのおじいちゃんとも関わりがあったわけだし」

ココア「厄介になるかも知れないかと思ったから」

千夜「ココア…ちゃん」

ココア「逃げちゃダメだよ?というか、逃げられないか」

千夜「なんで、どうして」

ココア「なんで、って?千夜ちゃんのアドバイスのおかげだよー」

ココア「チノちゃんを従えたあと、私なりに考えたの!」

ココア「だれにも渡さないにはどうしたらいいかなって。そしたらね」

ココア「チノちゃんに深くかかわりそうな人物を殺すってことが一番いいと思って!」

ココア「結局マヤちゃんとメグちゃんは明日になってしまうかもしれないけど」

ココア「でも、リゼちゃんとシャロちゃんは既に死んじゃったから」

ココア「あとは千夜ちゃんだけ!」

千夜「そ…そんな…」

ココア「でもほら、シャロちゃんの足だよ?」

ココア「それにリゼちゃんの首!」

千夜「ひっ…!」

千夜(私のせいでみんな死んでしまった)

千夜(ココアちゃんを狂わせてしまってから)

千夜(私のせいで)

ココア「最期に何か一言ある?」

千夜「…ココアちゃん。よく聞いて」

千夜「あたしココアちゃんの事大好きだったの」

ココア「…なにそれ?命乞いでもしてるつもりなの?」

千夜「違うわ。私の本心よ」

ココア「…」

千夜「チノちゃんのこと諦めてほしくて、言うこと聞かせればいいって言ったせいで」

千夜「ココアちゃんを苦しませて」

千夜「悩ませて」

千夜「そして、狂わせてしまった」

ココア「やめて」

千夜「私のせいで、ココアちゃんがこんな形で人を殺してしまった」

千夜「本当に、取り返しつかないことを…」

千夜「ごめんっ…」ヒック

ココア「もうやめて!!!目障りだよ!!」

ココア「私は私の意志でやってるの!!!!!」


煩い五月蠅い五月蝿いうるさい五月蝿い煩い五月蝿い五月蠅い五月蝿い。
泣いている千夜ちゃんにナイフを振り下ろした。

千夜「ごめんね…そして、本当に、すき、だった」

ココア「っ…」

千夜「」バタッ


ココア「そうだ…私は私の意志で…」

ココア「みんなを消さないと、チノちゃんを…」

ココア「…」

ココア「…なんでこんなに悲しいんだろう」

ココア「みんな…」グスッ

ココア「…帰らないと、チノちゃんが待ってる」

ココア「ただいま、チノちゃん」

チノ「…」

ココア「…マヤちゃんとメグちゃんは殺さないよ」

ココア「チノちゃんが悲しむからね」

チノ「…」

ココア「チノちゃんのお父さんもティッピーも殺してしまったけど、大丈夫」

ココア「私が傍にいるから」

チノ「…おねえちゃん」

ココア「死体は、隠しておいたし、みんな行方不明になってるはずだよ」

ココア「リゼちゃんの通信記録も捨てておいたし、一人で外出するよう言ってたから」

ココア「甘兎庵は、みんなが心中したようにした」

チノ「ひとりにしないで…」

ココア「大丈夫だよ、もう誰もチノちゃんを一人にしないから」

チノ「うん…おねえちゃん…」

あの後は、すべてうまくやり通せた。
私とチノちゃんは精神的にも不安定ということで、ずっと家に引き籠ってもらわせている。
普段通りに生活していくうちに、私はチノちゃんをいたぶることは日に日に少なくなっていった。
傷も少しずつ癒えて、今では歩けるようにもなっていた。

その代わりに、最初はチノちゃんが誘い始めたのがきっかけだった。
私たちはいま一週間に何回か夜に慰めあっている。
心が寂しくなったチノちゃんが、私と繋がりたいと、ある日一緒に寝ている時に提案してきた。
それから体の関係を持っていった。

マヤちゃんとメグちゃんには、未だ連絡しか取ることが出来ていなかった。
チノちゃんが心配らしいが、まだ逢わせる状態まで回復するのはもう少しかかりそうだから電話だけ。
青山さんには買い物などを手伝ってもらっている。
私たちのお母さんのような存在になってもらい、毎日の食事も作ってもらっている。
チノちゃんは心が疲れてしまい、本当のお母さんと思っているけど。

私のせいで。
あの日に千夜ちゃんが言っていた言葉を不意に思い出した。
それは違うだろう、と私は心の中で考える。
私のせいでみんなが死んで、チノちゃんは閉じこもり、取り返しのつかないようになったのだから。
私がここまで大きくしなければ、こんなことにはならなかっただろう。

チノ「お姉ちゃん?」

ココア「…チノちゃん」

チノ「もう、遅いよ。早く寝ないと、お母さんに怒られちゃう」

ココア「そうだね、ごめんね。寝ようか」

チノ「さっき嫌な夢を見たの」

ココア「どんな夢?」

チノ「ココアお姉ちゃんがいなくなっちゃうの」

ココア「…そう」

チノ「私絶対に嫌だ。お姉ちゃんがいなくなったら、私も死ぬ」

ココア「チノちゃんには生きててほしいから、死ぬのはダメ!」

チノ「じゃあその前に私が守ってみせる!それならいいでしょ、お姉ちゃん」

ココア「いざという時は逃げるんだよ」

チノ「お姉ちゃんと一緒に捕まる」

ココア「…」

ココア「わかった。じゃあチノちゃん、その時は私を殺してほしいな」

チノ「それも嫌!」

ココア「そして、もしよければチノちゃんと一緒に死ねるようにしたいな」

チノ「…じゃあ、お姉ちゃんが私を殺してね」

ココア「う…」

チノ「約束、指切りしよ」

ココア「…いいよ」

ココア(あんまり気乗りしないけど)

ココア(その時になったら、私だけで罪を償うことにしよう)

ココア(チノちゃんには、苦しんでほしくないから)


これからも私達は生き続ける。
いつか、私の罪が露わになるまで。

ひっそりと終わります。
また、ココリゼ続編は一応考えてあるのですが、ネタが絶望的にないです

よってこのスレッドを見て下さった方の意見をお聞きしたいです
後日またちょくちょく執筆していこうと考えています
他にリクエストもありましたら一応それも進行していこうと考えております
知らないアニメに関しては勉強してから執筆を開始するので遅くなりますが
あと短編になりがちですがそれは許してください、何でもしますから

この作品も読んでくださってありがとうございました。

おつおつ
ゆっくり構想すればよかろうなのだ


ココシャロ見たい

>>68さま
了解です!
まあデートに行く話、あとの三人がココアとリゼそれぞれを誘惑する物語までは大体決まってはいますが
ゆっくり執筆していきます

>>69さま
ココシャロですね、了解です。
そういえばアンソロジーがシャロの出番多かったですよね
ココシャロ美味しいのたくさんありますよ

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