モバP「口調シャッフル」 (43)

蘭子「闇に飲まれた」と似てるところがあるかも知れませんが、別のSSです。

書いてるのはどっちも私なのでパクリとかではありません。

あしからず。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1370511323

ちひろ「その箱はなんですか?」

P「ああこれですか」

P「ちょっとしたトレーニングです」

ちひろ「トレーニング?」

P「ええ」

P「演技力向上のための……ね……」にやり

P「最近、ウチのアイドルも舞台やドラマでの露出が増えてきましたからね」

P「どうせなら徹底的にやってやろうと思いまして」

ちひろ「それで、その箱の出番というわけですか」

P「はい」

P「この箱の中には、何枚ものくじが入っています」

P「引いたくじに書いてある相手になりきって1週間を過ごしてもらいます」

ちひろ「それはまた面倒くさい事になりそうですね……」

P「ええ。ですからこうやってスタッフ各位に伝えて回っているんです」

P「ちなみに、マストレさんはノリノリで協力してくれるといってくれました」

ちひろ「指導力の無駄遣いですね……」

P「どうなるかは、お楽しみ……」

ちひろ「まぁ、面白そうですからね。楽しみにしておきますよ」

---
翌日

ちひろ(くじを持って回ってきます!って言ってたけど、どうなったんでしょうね……)

ガチャ

ちひろ「おはようございまーす!」

?「あ、おはようございます。ちひろさん」

ちひろ「!?」

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マスタートレーナー(28)

鈴帆「そんなに驚かなくてもいいんじゃないでしょうか?」にっこり

ちひろ(鈴帆ちゃんが何かおしとやかになってる……!)

鈴帆「まぁ、無理もないと思います。私が、こんな風に話すのは想像ができないでしょう?」

鈴帆「正直、笑いにもならないと思いましたから」かちゃり

ちひろ(そういうと、彼女はゆっくりとソーサーにティーカップを置きました)

ちひろ(窓から見える通勤ラッシュの喧騒など、別世界のような涼やかな笑顔で)

ちひろ(白く、しなやかな腕を……)

ちひろ(こいのぼりのきぐるみから伸ばしながら……)


鈴帆「大きい真鯉はお父さんですよ?」にっこり

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上田鈴帆(14)

ちひろ「よく言いますよ。その格好で……」

鈴帆「ありがとうございます。私が引いたのは、水本ゆかりと書かれたカードです」

鈴帆「清楚で、おしとやかに、花のように……」

鈴帆「……笑いとは正反対です」

鈴帆「ですが、プロデューサーは気がつかせてくれました」

鈴帆「シリアスな笑い……」

鈴帆「そういうのもあるのか、と……」

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水本ゆかり(15)

鈴帆「新たな挑戦は良いものですね」

鈴帆「厳しい指導をしていただいたので、演技にも自信がつきました」

鈴帆「ふふっ…やはり、正攻法とは違って新しい発見がいっぱいです」

鈴帆「セリフは全部覚えちゃいました♪」

ちひろ(ほとんど同じ台詞なのに、こうも台無しにしてくれるとは……)

ちひろ(というか、マストレさん何したんですか……)

鈴帆「今日は笑いを取れませんでしたが……」

鈴帆「私、まだ諦めてませんよ? まだまだいきますからね…!」


ちひろ(それだけ言い残すと、彼女は去っていきました)

ちひろ「これはいろいろと面倒くさそうですね……」

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P「さて、昨日はくじを引いてもらったわけだが……」

P「ごねたやつ以外の引いたカードはわからないんだよなぁ……」

P「まぁ楽しみではあるんだが……」


ガチャ

P「おはようございまーす!」


?「あら、P様。おはようございます」

P「おお、まゆか。おはよう」


まゆ「どうでしょうか、何かおかしなところはありませんか?」

P「いや、全然変じゃないぞ?」

P「むしろ、新鮮でいいな」

まゆ「そうですか」にこり

P(目を細めた微笑が神々しいな。こういうのもアリか……)

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佐久間まゆ(16)

すみません
寝オチしてました

また、よるにでも書きます

P「その話し方だと、クラリスあたりか?」

まゆ「ご明察ですね。その通りです」

まゆ「私自信、とても運に恵まれたと思います。クラリスさんの清らかな雰囲気」

まゆ「女性なら一度は憧れもするものですので……」

P「そうか」

まゆ「ええ。とても楽しいのです」

まゆ「ところで、P様?」

P「なんだ?まゆ」

まゆ「運命…信じますか? 私はP様との出会いは天の思し召しだと思うのです。だから、私の全てを貴方に託します…」

P「……ああ、嬉しいよ」

まゆ「P様との出会い、私は本当に嬉しく思うのです…」

P「……ああ、俺もだ」

まゆ「そうですか、とても嬉しいです」

まゆ「P様と手を携えていれば、何も問題はないと思っています…。これから……」



彼女はそういうと、朝の日差しを背に受けてこちらへと近づいてくる。
一歩、二歩……。少しずつ、少しずつ。

逆光が彼女の微笑みに影を落とした。

まゆ「P様は随分と、皆に好かれておられるのですね?」

彼女の目が薄らと開かれ、力強い視線が突き刺さる。

P(ああ、言う人変わると結構意味変わるんだなぁ)

P「日本語ってすげぇや」






まゆ「突然、どうされたのでしょうか?」

P「いや、なんでもないよ」

まゆ「そうですか」

P「まゆ、そこいらでストップ」

まゆ「なぜでしょうか?P様は私のことがお嫌いでしょうか?」


P「いや、そういうわけではないんだけどな」

P「いろいろと危うい感じになりそう」

P(プレッシャーで俺の心臓とか、毛根とか)

まゆ「私、お邪魔だったでしょうか……?」

P「!」

まゆ「お役に立ちたかったのです。今回のP様のアイデアにしろ、お力になれたら、と」

P「……」

P なでり

まゆ「!」


P「すまんな。ありがとう」

P(やっぱり、まゆはいい子でした)

まゆ「いえ、それでは残り1週間頑張ります」

まゆ「あと……」

まゆ「争いは本位ではありません」

まゆ「P様が望むのであれば、構いませんが、立ち振る舞いにはお気をつけください」

まゆ「それでは」にこり


P(……たぶん、大丈夫です)

P(さて、次は誰だろうか……)

?「闇に飲まれよ!」

P「おっ?」くるっ


P「……。」

P「それありなのか?」

蘭子「魔王と言えども、運命には逆らえぬのだ」

P(あれ?なんかおかしいぞ?)

蘭子「それを自ら手折るような愚行はなさぬ」

P(蘭子の言ってる事がわからない……?)

蘭子「皆もそれぞれの命運を受け入れたように、我もそれに従おう(総て神意に基いたよう、我も従容しよう)」

P「!?」

申し訳ないですが、終わりです。

正直、ネタとして扱いきれなかったです。

もし使いたい方いらっしゃったら、ネタは使っていただいて構いません

本当に申し訳ありませんでした。

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