凛「うちのプロデューサーは……」金持ちP「どうかしたのか?」 (21)

二番煎じかも

誤字脱字

キャラ崩壊

以上がOKな人で


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朝 事務所付近

凛(アイドル活動を始めてから一年が経った)カツカツ

凛(業界ではそこそこ売れている方になって順風満帆なんだけど……)

凛(最近、というかアイドルになった当初から一つだけ悩み事がある)

凛(それは……)

パカッラパカッラ

凛「馬の足音?」

金持ちP「おはよう渋谷凛!」ファサ

白馬「ヒヒーン!」

凛「……なにやってるの?」

P「愚問だな。通勤だ」

凛「普通のサラリーマンが馬で通勤なんてしないと思うんだけど……」

P「サラリーマンではない。プロデューサーだ!」

凛「プロデューサーもサラリーマンでしょ。それに馬って道路走らせてもいいものなの?」

P「馬は軽車両扱いになるのだ。そんなことも知らないのか?」

凛「……」イラ

凛「もういい。事務所行くよ」

P「後ろに乗っていくか?」

凛「そんな恥ずかしいこと出来るわけないじゃん!」

P「ふむ。乙女心とは難しいものだな」

凛「乙女じゃなくても恥ずかしいと思うよ……」

凛(悩みの種は私をアイドルにしたこのプロデューサーにある)

凛(どっかの外資系の会社の御曹司、らしい)

凛(どういう経緯でプロデューサーになったのかは不明)

凛(よくわからない人だけど金持ちなのは確かだ)

凛(言動はめちゃくちゃで良くも悪くも世間知らず。たまにイラっとすることもある)

凛(そんな彼に振り回される毎日は私の悩みの種としては十分だった)

事務所

P「私が参ったぞ!」

凛「おはよ」

ちひろ「おはようございますPさん!」キビキビ

P「うむ。苦しゅうないぞ」

ちひろ「今朝はお茶にしますコーヒーにします?」

凛(また始まった)

P「そうだな。コーヒーで頼む」

ちひろ「かしこまりました! あ、後最近この時期は冷えるので、お椅子のほうを私の体温で温めておきました」

凛(どこの秀吉……)

P「なに? おお。確かに生暖かいな」

P「ちひろは相変わらず気が利く女だ」

P「今日も私は朝から満足だ! ちひろ望みを言ってみろ」

ちひろ「いやー、私に望みなんてないですよー」ニコニコ

P「欲がない女だ。本当に望みはないのだな?」

ちひろ「あー、でしたらPさんのお父様の会社の社員さんにこれを届けて欲しいかなって思います」

P「スタドリか?」

ちひろ「ええ、普段頑張っている皆様に活力を与えるこの一本をご紹介したいのです!」

P「ふむ。なるほど……。そのくらいならお安い御用だ。1万本ほど取り寄せよう」

ちひろ「ありがとうございます!」

P「私のことだけではなく全く関係のないお父様の会社の人間まで考えてくれるとは……」

P「いやはや、さすがちひろだな」ウルウル

凛(ダメだ。ちひろさんの外面の良さに完全に騙されてる)

凛「いや、騙されてる――」

ちひろ「凛ちゃんなにか言った?」ニコ

凛「……スケジュールの確認だけしに来たから学校行ってくるね」

ちひろ「はいはーい」

P「うむ。また後で迎えに行くぞ」

凛「馬で来るのはやめてね」

P「どうしてだ?」

凛「どうしても」

P「我侭な奴だな。しかし、その我侭を受け入れるのも男の器量。良いだろう!」

凛「……」スタスタ

ガチャ

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