やよい「長介、そのおちんちんどうしたの……!?」 (183)

やよい「おはようございまーす!」

小鳥「あら? おはよう、やよいちゃん」

P「おはよう、やよい。どうした? 今日はやけに早いんだな」

やよい「えっ? そ、そうですか?」

P「確かまだレッスンまでは時間があるはずだけど……。ですよね、音無さん」

小鳥「えーっと、はい。あと二時間くらいですね」

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P「だってさ。もしかして時間間違えたか?」

やよい「えっと、それは……」

小鳥「? それとも学校で宿題がたくさん出ちゃったとか?
   早めに事務所に来て、待ち時間でやっちゃおう! ってことかしら?」

やよい「あっ……はい! そんなとこです」

P「……?」

やよい「えっと、それじゃあ私こっちで宿題してますね!」

やよい「……」

小鳥(プロデューサーさん。やよいちゃん、なんだか変じゃないですか?)

P(音無さんもそう思いましたか)

小鳥(ええ。宿題するって言ってたのに、
   さっきから教科書を開いたままぼんやりしてるみたいですし……)

P(何か悩み事ですかね……。ちょっと俺、それとなく聞いてみますね)

小鳥(あっ、はい。よろしくお願いします)

P「よっ、やよい。はかどってるか?」

やよい「! え、えっと、はい! 大丈夫です!」

P(……自分から話してくれそうな感じじゃないな)

P「なぁやよい。単刀直入に……ずばり聞くけど。何か悩み事があるんじゃないか?」

やよい「えっ!? ど、どうして……」

P「やっぱりか。もし良かったら相談に乗るぞ?」

やよい「だ、大丈夫です! 全然、大したことじゃないから、その……」

P「……」

やよい「……あうぅ」

小鳥「もう、プロデューサーさん? そこで黙っちゃったら怒ってるみたいですよ?」

P「えっ? あ、ご、ごめんやよい! 別に怒ってるとかじゃないから!
 ただやよいのことが心配で……。
 えっと、もし話したくないって言うんなら無理に話さなくてもいいからな?」

やよい「プロデューサー……。あの、そういうわけじゃないんです。
    ただちょっと、弟とケンカしちゃって……。
    それで家に居づらくて、早く来ちゃったんです」

やよい「でも家のことだから、あんまり他の人に頼りすぎちゃってもダメかなって……」

小鳥「やよいちゃん……」

P「そっか、ケンカか……。いや、こういうことこそ周りと相談するべきだぞ!
 もちろん本人同士で解決できればそれに越したことはないけど、
 自分たちだけじゃ見えないこともあるし、なかなか難しいからな」

やよい「……そうなんですか? じゃあ、えっと……相談、乗ってくれますか?」

P「もちろんだとも! 頼ってくれて嬉しいぞ! ありがとな、やよい!」

やよい「い、いえ! ありがとうは私の方です!
    プロデューサー、小鳥さん、ありがとうございます!」

小鳥「ふふっ、いいのよ。それで、ケンカの相手はどの子なの?
   弟って言ってたけど、たくさん居たわよね?」

やよい「ケンカしちゃったのは長介です。
    あ、でもケンカって言うより、私が長介を怒らせちゃって……」

P「やよいが長介くんを? どうして怒らせちゃったんだ?

やよい「あの、それが……わからないんです。
    昨日の夜、いきなり……。私、何かしちゃったのかなあ……」

小鳥「うーん……。取り敢えず、覚えているだけでも話してもらえる?
   長介くんが怒っちゃった時の少し前辺りからで良いんだけど」

やよい「あ、はい。分かりました! えっと……」

昨晩、高槻家

やよい「みんな、お腹いっぱいになったー?」

弟たち「なったー!」

やよい「それじゃあ、ごちそうさまでした!」

弟たち「ごちそうさまでしたー!」

長介「姉ちゃん、オレお風呂入れてくるよ。まだお湯張ってないよな?」

やよい「あっ、うん! ありがとう長介!」

30分後

やよい「そろそろお腹落ち着いたかな? じゃあお風呂入っちゃおっか!」

弟たち「はーい!」

長介「……」

やよい「長介? どうしたの?」

長介「えっと……オレ、また後で入るよ! なんかまだお腹膨れてる感じだし!」

やよい「そうなの? それじゃ、長介はもうちょっとゆっくりしてからね」

長介「う、うん!」

やよい「浩三ー、お風呂ちゃぷちゃぷちまちゅよー」

かすみ「あっ、お姉ちゃんいいよ。私が抱っこしていくからー」

やよい「そう? えへへっ、ありがとうかすみ」

浩太郎「やよい姉ちゃーん、パンツどこー?」

浩司「ぼくのパジャマー」

やよい「すぐ持ってくから先にお風呂場に行っててー!」

浩太郎「はーい!」




長介「……」

浩太郎「長介兄ちゃん、お風呂ー!」

浩司「上がったー!」

長介「! そっか」

かすみ「お姉ちゃんが冷めないうちに入っちゃいなさいって」

長介「わかった、すぐ入るよ」

長介「……ふー」チャポーン

長介(……)

長介「はぁ……」

やよい「えへへっ、長介~」ガチャッ

長介「!? や、やよい姉ちゃん!? なんで!?」

やよい「? そんなにびっくりすることないでしょ?」

長介「だ、だって……! 先に入ったはずだろ!?」

やよい「あ、ううん。私もちょっとお腹膨れてたから入らなかったの。
    それにね、久しぶりに長介と一緒にお風呂入りたいなーって!」

長介「え……!?」

やよい「だって最近、なかなか一緒にお風呂入れなかったでしょ?」

長介「そ、そんなのどうだって良いだろ!? 別に一緒に入るとか入らないとか……!」

やよい「そんなことないよー。あっ、そうだ!
    長介最近、家のこと頑張ってくれてるから、背中流してあげるね!
    ほら、立って立って!」

長介「わっ、ちょっ、ちょっとやよい姉ちゃん……!」

やよい「もー、どうした立たないの?」

長介「なんでもないよ! なんでもないから!」

やよい「長介ってばー。もー、聞き分けの悪い子は~……えいっ!」ギュッ

長介「うわっ!? な、なんで抱きつくんだよ!?」

やよい「長介が全然立たないからでしょー? だから、よいしょっ、持ち上げて……」

長介「っ……や、やめろよ!!」バシッ

やよい「きゃっ!?」

長介「オ、オレは一人で風呂に入ってたのに……オレ、もう出るから!
   明日からも一人で入る!! 今日みたいに勝手に入ってくるなよな!!」ガチャッバタン!

やよい「……長介……」




やよい「っていうことがあって……」

小鳥「……」

P「……」

やよい「長介、なんであんな……。やっぱり私なにかしちゃったのかなぁ……」

小鳥(プロデューサーさん、これってもしかしなくても……)

P(ええ……。ただ恥ずかしがってるだけでしょう)

P「えーっと、やよい。長介くんは、お風呂に入るまではいつもと変わらない様子だったんだよな?」

やよい「はい……でもお風呂でいきなり怒っちゃって……。
    プロデューサー、どうしてか分かりますか?」

P「ま、まぁ分かるというか……。寧ろなぜ分からないのかというか……」

やよい「はわっ!? ほ、ほんとに分かっちゃったんですか!? すごいですプロデューサー!
    えっと、教えてください! 長介はどうして怒ってたんですか!?」

P「怒ってたというか、恥ずかしがってたんだよ。やよいとお風呂に入るのをさ」

やよい「恥ずかしがってた……?」

P「そうそう。だから、別にそこまで気にすることはないと思うぞ」

やよい「……あの、プロデューサー。私、やっぱり分からないんですけど……」

P「え? 何が?」

やよい「どうして恥ずかしがるんですか?
    家族でお風呂に入るのって、全然恥ずかしいことじゃないですよね?」

P「……」

P(音無さんどうしましょう!!)

小鳥(え!? わ、私ですか!?)

小鳥(ど、どうしよう。取り敢えず……)

小鳥「え、えーっと……やよいちゃん?
   やよいちゃんは、お父さんと一緒にお風呂に入るのは恥ずかしくないの?」

やよい「え? 恥ずかしくないですよー。家族ですから!」

小鳥「そ、そうなんだ」

P(え……やよいまだ父親と風呂入ってんの? 確かにあり得んこともない……か?)

小鳥「えっと……で、でも知らない男の人とお風呂に入るのは恥ずかしいわよね?」

やよい「それは……恥ずかしいです。でも、家族と知らない人は違いますよね?」

小鳥(ごもっとも!)

P(音無さん、例えが悪いですよ例えが!)

小鳥(そうは言ってもですね! いい感じの例えなんてなかなか……あっ!)

小鳥「そうだ! じゃあプロデューサーさんは!?
   プロデューサーさんと一緒にお風呂に入るのは恥ずかしいわよね?」

P「!?」

やよい「えっ、プロデューサーですか?」

P(ちょっと音無さん!? なんで俺なんですか!)

小鳥(例えとしてちょうどいいと思って……。
   だってほら、家族くらい親しくて、そして年上の異性でしょう?)

P(家族くらい親しい……ま、まぁ、そうですかね?)

小鳥(とは言え、流石に一緒にお風呂に入るのはやよいちゃんも恥ずかしいはず……)

やよい「うーん……ちょっと恥ずかしいかもですけど、でも平気ですよ?
    それに私、プロデューサーには私の恥ずかしいところ、もう見られちゃってますから!」

小鳥&P「ん!?」

やよい「それに、プロデューサーの恥ずかしいところも見ちゃってます! だから今更ですよね?」

P「ちょっ、やよいお前なに言って」

小鳥「や、やよいちゃん! その話もう少し聞かせてもらってもいい!?
   何がどう恥ずかしかったの!?」

P「音無さん、ちょっと……」

小鳥「プロデューサーさんは黙っててください!!」

P「ヒエッ……」

やよい「? えっと、初めての時、私すっごく緊張して……。
    でも、プロデューサーがすごく優しくしてくれたんです!
    ナデナデってしてくれたり、プニプニってしてくれたり、モミモミってしてくれたり!」

P「お前普段そこまで言葉足らずじゃないよな!?」

小鳥「な、なな、なっ……!」

やよい「あ、でもプロデューサーもカチカチに固くなってて、
    それで私がぎゅって握ったら、すごくベトベトで、私びっくりして……」

P「やよいストップ!! それ以上やめて!!」

やよい「はわっ!? あっ、ご、ごめんなさい~!
    そう言えば『このことはみんなには絶対ナイショだぞ』って言われてたんでした~!」

P「そうじゃない!! そういうことじゃない!!」

小鳥「……もしもし、警察ですか? はい、あの、こちらは765プロダクションと言いまして……」

P「やめてぇええええええええええ!!」

小鳥「――な、なんだ、初ライブで緊張しすぎて恥ずかしかったっていう話ですか」

P「そうそう! 頭ナデナデ、ほっぺプニプニ、肩モミモミ!
 俺も緊張でカチカチ、手汗ベトベト! オーケー!?」

小鳥「まぁアイドルに対して少々スキンシップが行き過ぎのような気もしますが……」

P「そこは目を瞑っていただけるとありがたいです」

小鳥「それはそうと……やよいちゃん、
   本当にプロデューサーさんと一緒にお風呂に入るのも平気なの?」

やよい「? 平気ですけど……」

P「マジかよ……」

小鳥(プロデューサーさん、わかってると思いますけど……)

P(は、入りませんよ! それよりどうしましょう!
 これじゃあやよいを納得させるのは無理じゃないですか……?)

小鳥(そうですね……。でも今はまだ無理に納得する必要はないのかも知れません。
   もう少し大きくなれば、恥ずかしいっていう気持ちも理解できるようになるでしょうし)

P(無理に納得する必要はない、か……。なら取り敢えず言って聞かせるってことで!)

P「あのな、やよい」

やよい「はい、なんですか?」

P「やよいにはまだ分からないかも知れないけど、長介君くらいの年齢の子は、
 お姉ちゃんやお母さんと一緒に風呂に入るのを恥ずかしいと思い始める頃なんだ」

やよい「え……そうなんですか……?」

P「そうなんだ。だからやよいも気を遣ってあげなきゃダメだぞ?」

やよい「えっと……分かりました。よく分からないけど、そうしますね」

P「ああ、そうしてくれ! とにかく、これで長介君とは仲直りできるな?」

やよい「あっ、はい! 長介が怒ったわけじゃなくて安心しました!
    プロデューサー、小鳥さん、ありがとうございました!」

小鳥「うふふっ、いいのよ」

P「よしよし、元気なやよいに戻って何よりだ」

やよい「はい! うっうー! 今日も元気に頑張っちゃいまーっす!」

夜、高槻家

やよい「じゃあみんな、お風呂入っちゃおうか! 今日はお姉ちゃんも一緒に入るからね!」

かすみ「わーい!」

浩司「おねえちゃん、タオルのぶくぶくやってー!」

やよい「いいよー! さ、みんなで準備しましょー!」

浩太郎「あれ? 長介兄ちゃんは入んないの?」

長介「オ、オレはまたあとで入るよ! 今日も宿題いっぱい出ちゃったからさ!」

浩太郎「そうなの? ちぇっ、つまんないのー」

やよい「こーら、浩太郎。お兄ちゃんだって学校大変なんだからそんなこと言わないの」

浩太郎「はーい」

やよい「それじゃ……えっと、お姉ちゃんもすぐ準備していくから、
    みんなは先に入ってて。かすみ、お願いね!」

かすみ「? うん、わかったー。ほらみんな行くよー」

弟たち「はーい!」

やよい「……」

長介「……」

やよい「ねぇ、長介」

長介「っ! な、なに……?」

やよい「その、昨日はごめんね? 勝手にお風呂入っちゃって……」

長介「あ、あぁ、そのこと……」

やよい「長介が恥ずかしがってるなんてお姉ちゃん知らなくて……」

長介「え、恥ずかしがってる?」

やよい「? あれっ、恥ずかしがってたんじゃないの?」

長介「あ……そ、そうだよ! 恥ずかしいんだ!
   でも別に怒ってるとかじゃないから、気にするなよな!
   だからもういいだろ? ほら、早くお風呂入ってこいよ!」

やよい「え? あ、うん……」

やよい(あれ……? 長介、なんだか変な感じ……。
    もしかして恥ずかしがってるんじゃなくて、他に何かあるのかな……?
    ……ううん、きっと気のせいだよね! プロデューサーと小鳥さんが言ってたんだし!)

長介(だ、大丈夫かな。バレてないよな……?)

今日はこのくらいにしておきます。
続きは多分また明日の夜書きます。

数日後

やよい「ただいまですー!」

小鳥「やよいちゃん、プロデューサーさん。お帰りなさい。
   今日のイベントはどうでしたか……って、聞くまでもないみたいですね」

P「はい、ばっちりでした。かなり短い時間でちょっと不安でしたけど……」

やよい「ファンの人達、みーんな盛り上がってくれましたー!
    うっうー! これ、大成功ってことでいいんですよね!」

P「もちろん大成功だ!」

やよい「やりましたねプロデューサー!
    それじゃあ大成功記念のー、ハイ、ターッチ! いえい!」

P「いえい!」

小鳥「ふふっ、おめでとうございます。ところで、やよいちゃんは今日このあとはどうするの?
   お仕事もレッスンも、もうないわよね?」

やよい「あ、はい! だから今日はもう帰ろうかなーって思ってます!
    せっかくの日曜日だし、弟たちと遊んであげたいなーって!」

P「それもいいけどシャワーも浴びた方がいいぞ? 会場結構暑かったし、汗かいてベトベトだろ?」

やよい「はわっ!? 言われてみればそうかもです。
    じゃあじゃあ、早く帰って弟たちと遊んでからシャワー浴びますね! お疲れ様でしたー!」

P「いやー、すごい勢いで帰っちゃいましたね」

小鳥「やよいちゃんったら、やっぱり弟さんたちが一番なんですね」

P「そうですね。それが良いところでもあるし、たまに危なっかしいところでもあるんですけど」

小鳥「そこを上手くするのがプロデューサーさんの腕前、ですね!」

P「あはは、日々頑張ってますよ」

小鳥「ふふっ、お疲れ様です。
   プロデューサーさんもこの後はオフなんですから、ゆっくり休んでくださいね?」

P「はい、そうさせてもらいます」

高槻家

やよい「ただいまー! みんないい子にしてたー?」

長介「あっ、おかえり! やよい姉ちゃん」

やよい「うん、ただいま! ……あれっ? みんなはどうしてるの?」

長介「上で寝てるよ。遊び疲れちゃったみたいでさ」

やよい「あ、そうだったの? みんなでお昼寝なんて珍しいね」

長介「朝からずっと遊んでたからさ。昼ご飯食べたら寝ちゃったよ」

やよい「そうなんだ。じゃあ長介大変だったでしょ?
    みんな疲れて寝ちゃうくらいだもん、すっごくたくさん遊んであげたんじゃない?」

長介「あ、うん……。今日は姉ちゃん、早く帰ってくるって聞いてたから」

やよい「えっ?」

長介「オ、オレが遊んでやらないと、絶対姉ちゃんが付き合わされるだろ?
   せっかくの休みなんだし、姉ちゃんにもゆっくりして欲しいと思ってさ……」

やよい「長介……」

長介「だからさ、今日はもうゆっくりしろよな!
   なんなら姉ちゃんも昼寝したっていいし!」

やよい「えへへ……ありがとう長介! それじゃあお姉ちゃん、
    汗かいちゃったからシャワー浴びてくるね!」

長介「うん、わかった」

やよい「あ、それから長介もちゃんとのんびりしなきゃダメだよ?
    疲れちゃってるんだからしっかり……」

長介「わ、わかってるよ! ほら早く行けってば!」

風呂場

やよい「はふぅ~、さっぱりしたー」

やよい(それにしても長介、ほんとに頼もしくなったよね。
    でもそんな長介が、お風呂を恥ずかしがるなんて不思議かも。
    うーん、ほんとに恥ずかしがってるのかなぁ? よく分からないけど、何か……)

やよい「ん? ……はわっ!? き、着替えがない! タオルも一枚しか!」

やよい(そ、そっか! そう言えば畳んだまま置きっぱなしだったのを見たかも!
    あうぅ……失敗しちゃった)

やよい「ち、長介~、タオルと着替え持ってき……はっ!」

やよい(そうだ、私、長介にはのんびりしててって言ってたんだった!
    みんなといっぱい遊んでくれた長介をこれ以上働かせちゃうわけにはいかないかも!
    ちょっとお行儀悪いけど、タオルで体拭いて自分で取りに行っちゃおう……)

やよい「……あう~、やっぱりタオル一枚じゃ髪の毛がビショビショ……。
    このままじゃ風邪ひいちゃいそうだし、急がなきゃ」ガチャッ

やよい(えーっと、洗濯物は確か居間の方に……)

長介「……うわっ!? やよい姉ちゃん!?」

やよい「あっ、長介……」

長介「な、なんで裸なんだよ!?」

やよい「えへへ……うっかり着替えとタオル持っていくの忘れちゃって。
    ごめんね、いつも『お行儀悪いから裸でウロウロしちゃいけません』って言ってるのに」

長介「だ、だったら呼べば良いだろ!? そしたら持って行ってやったのに!」

やよい「あう……だって長介疲れてるかなって……」

長介「そ、そんなの別に気にしなくても……はっ!?」バッ

やよい「? 長介どうしたの? いきなりそんなとこ押さえて……」

長介「べ、別になんでもないよ!」

やよい「……おちんちん、どうかしたの?」

長介「なんでもない! なんでもないから!」

やよい「長介……何か変だよ。おちんちんどうしたの? 痛いの?」

長介「だ、だからなんでもないって!」

やよい「なんでもないわけないでしょ……! ちょっと見せて! 手、どけて!」

長介「うわあっ!?」

やよい「えっ……な、なにこれ? ズ、ズボンが……」

長介「うぅ……」

やよい「ち、長介! ズボンとパンツ脱いでお姉ちゃんにおちんちん見せて!」

長介「う、うん……」

やよい「……え!? こ、これ、どうして……」

長介「……」ボッキーン

やよい「ど、どうしたの長介!? どうしておちんちん、こんな……」

長介「うぅっ……ぐすっ。姉ちゃんオレ、病気かも知れない……」ボッキーン

やよい「い、いつからこんな風になってるの……?」

長介「結構前から……。姉ちゃんと風呂入る時とか、いきなりこんな風になって……」ボッキーン

やよい「な……なんで早く言わなかったの!?」

長介「だ、だって、病院に行ったらお金かかっちゃうだろ!?
   それに姉ちゃんに心配かけて、余計大変な思いさせたりしたら……!」ボッキーン

やよい「長介……バカっ! お姉ちゃんいつも言ってるでしょ!?
    何かあったらすぐ言いなさいって! 長介に何かあったら私……!」

長介「姉ちゃん……ごめんなさい……!」ボッキーン

やよい「ど、どうしよう。やっぱり病院に……あ、あれ? お、お財布が……。
    あっ!? わ、私、お財布事務所に忘れてきちゃったんだ……!」

長介「だ、大丈夫だよ! いつもはほっとくと勝手に元に戻るし!」

やよい「で、でもでも、こんなにおっきくなって、上向いて……!
    これって、腫れてるのかな……す、すごく痛そう」

長介「いや別に痛くは……」

やよい「さすったりしてあげた方がいいかな……! よしよし、なでなで……」

長介「ぅあっ……!?」

やよい「あっ、ご、ごめんね長介! 痛かった!?」

長介「う、ううん。全然……でもなんか、気持ちよかったっていうか……」

やよい「そ、そうなの? じゃあ、もっとさすってあげるね!」ナデナデ

長介「う、わ……」

やよい「どう長介? 気持ちいい? 痛くない?」

長介「う、うん。気持ちいい……っていうか、な、なんだろ? なんか変な感じ……」

やよい(……どうしよう。このままさすってたら、元に戻るかな……。
    でも絶対変だよね。やっぱり病院に行ったほうが……でもお金が……)ナデナデ

長介「あ……! ま、待ってやよい姉ちゃん!」

やよい「ど、どうしたの!? やっぱり痛かった!?」

長介「ち、違うよ。なんか急に、トイレ行きたくなってきた……!」

やよい「えっ、トイレって……おしっこ?」

長介「う、うん。ちょっと行ってくる!」

やよい「あ、長介!」

やよい(さっきまで全然そんな風じゃなかったのに、急におしっこなんて……。
    やっぱり病気のせいなのかも……!)

やよい(何かあったら大変だから、私もお手洗いのすぐ前で待って……)

やよい「……あれ? 長介、もう戻ってきたの? おしっこは? 大丈夫だった?」

長介「出なかった……。なんか、急に引っ込んだみたいで……」

やよい「え……それってやっぱり変だよ! 急に出そうになったり、出なくなったり……!」

長介「う、ううっ……姉ちゃんオレ、死んじゃうのかな……」

やよい(……! ダメ、不安にさせちゃったら長介が泣いちゃう! どうしよう、どうしよう……)

やよい「あっ……そ、そうだ! もしかしたら、おしっこが出ないから
    おちんちん腫れちゃってるのかも!」

長介「え……?」

やよい「きっとそうだよ! ガマンは体に良くないもん!
    もしかしたらそのおちんちんの中って、おしっこが詰まっちゃってるのかも!」

長介「そ、そうなのかな……? で、でもオレ、もう全然出そうになくて……」

やよい「あうぅ、そっか……。さっきはどうして急に出そうになったんだろ?
    長介、今までもこんなことあった……?」

長介「う、ううん。なかった……」

やよい「そうなの? じゃあどうして……あっ!
    も、もしかして、私がなでなでしたから?」

長介「そ……そうなのかな」

やよい「溜まってたおしっこが出そうだったから気持ちよかったのかも……。
    だから長介、さっきみたいにさすってあげる! それでおしっこ出しちゃおうよ!
    そしたらきっとおちんちん治っちゃうから!」

長介「う、うん……わかった! でも……ごめん姉ちゃん。
   オレ、姉ちゃんに苦労かけたくないって思ってたのに、こんな……」

やよい「もう、どうして謝るの。私はお姉ちゃんなんだから、
    長介のためならなんだって頑張れちゃうんだよ!
    長介も、たまにはもっとお姉ちゃんに甘えてもいいんだから!」

長介「やよい姉ちゃん……!」

トイレ

やよい「えっと、どうすれば良いのかな……。まず長介が、おトイレの方を向いて……」

長介「こ、こう?」

やよい「それで、私が後ろから……。よいしょ」ギュッ

長介「わっ……!」

やよい「あっ、ごめんね長介! 強く握りすぎちゃったかも!」

長介「あ、ううん、平気……」

長介「でも多分このままじゃ、上の方に飛んでいっちゃうと思う……」

やよい「そ、そっか。じゃあおちんちん下に向けて……」グイッ

長介「うっ!? ま、待ってやよい姉ちゃん! ムリムリ! 痛い!」

やよい「ご、ごめんね! だ、大丈夫!?」

長介「い、いいよ。えっと、オレできるだけ下に向けるようにするから……」

やよい「う、うん……。じゃあ、前の方に両手つける?
    それで、お尻はもうちょっとこっちに……うん。
    これならちゃんとこぼれないで済むよね!」

やよい「じゃあ、長介。さするね!」

長介「う、うん!」

やよい「よしよし、なでなで……おしっこ出ろー……」ナデナデ

長介「……っ、う……」

やよい「大丈夫、長介? 痛くない? さっきみたいに気持ちいい?」ナデナデ

長介「う、うん、気持ちいい……」

やよい「どう? おしっこ出そう?
    出そうになったらちゃんとお姉ちゃんに教えてね?」ナデナデ

長介「あ、で、出そう、かも……。で、出そう……!」

やよい「うん、出して! ガマンしちゃ駄目だよ? 全部出して!」ナデナデ

長介「ぅあっ、やよい姉ちゃん、出る、出る……! ううっ!!」ビュルルル! ビュル!!

やよい「わっ!? ……え!? こ、これ、おしっ……!?」

長介「はあ、はあ……! え……な、なんだよ、これ……」

やよい「お、おしっこじゃない、の……? 色が、それににおいも、全然……!」

長介「う、うぅっ……ぐすっ……! なんだよこれぇ……!!」

やよい「ち、長介、泣いちゃダメ! それより病院に行かなきゃ!
    もうお金が無いなんて言ってる場合じゃないよ!!」

長介「や、やよい姉ちゃん……!」

やよい「お姉ちゃん、すぐに服来てくるから!
    長介もズボンとパンツ履いて待ってて!」




P「よしよし、なかなかいい買い物をしたぞ。この後はどうしようかなぁ」

P(せっかくのオフだし、普段忙しくてできないことはやっておきたいな。
 とは言っても、特に思い付きはしないんだよなぁ……。
 ちょうど車で来たんだし、のんびりドライブでもしようかな。
 あ……全然意識してなかったけどそう言えばこの辺ってやよいの家が……ん?)

やよい「長介、大丈夫!? 具合悪くない!? 病院まで歩ける!?」

長介「ひぐっ、ぐすっ……」

P「あれは……!」

P「やよい、それに長介くん! どうしたんだ!?」

やよい「えっ……プロデューサー!?」

長介「あ、プロデューサーの兄ちゃん……!」

P「一体何があったんだ! なんかただ事じゃなさそうだけど……!」

やよい「プ、プロデューサー助けてください! 長介が病気なんです!」

P「なんだって……!? わ、わかった! すぐにオレが車で連れて行こう!」

やよい「あ、ありがとうございます!」

P「よし、二人とも乗ったな! じゃあ出発するぞ!」

やよい「長介、もう大丈夫だよ! プロデューサーのおかげですぐ病院着いちゃうからね!」

長介「う、うん……!」

P「それで一体なんの病気なんだ!? どの病院に行けばいい!?」

やよい「おちんちんです! おちんちんの病院に行ってください~!」

P「おっ……!? お、おぉ! となると泌尿器科か……!?
 し、しかし一体どういう病気なんだ! その辺も聞かせてくれ!」

やよい「長介のおちんちんが大きくなって、白いネバネバのおしっこみたいなのが出てきたんです!」

P「そ、そうか、おちんちんが大きくなって白いネバネバ……んん!?」

やよい「はわっ!? プ、プロデューサー、
    どうしていきなり止まっちゃうんですかー! 危ないです!」

P「あ、あぁごめん、つい驚いてブレーキを……」

やよい「は、早く出発してください~! じゃないと長介が……!」

P「そ、その前に聞かせてくれ。
 その白いおしっこってのは、どんな状況で出たんだ?」

やよい「え、えっと、長介のおちんちんが大きくなってたから、
    私、腫れてると思ってさすってあげて……」

やよい「そしたら長介がおしっこ出そうって言うから、
    我慢しないで出さなきゃと思ってそのままさすってあげてたら、ピュッピュッて!」

長介「うぅ、ぐすっ……」

P「……」

やよい「プ、プロデューサーどうしたんですか! 早く出発……」

P「い、いや待ってくれ。えーっとだな……」

1.それって病気じゃないぞ

2.長介くん、おちんちんを見せてくれないか!

>>80

P「それって病気じゃないぞ……。至って普通の現象だ」

やよい「えっ!?」

長介「そ、それ本当……?」

P「ああ。だから安心してくれ。っていうか……二人とも学校で習ってないのか?」

やよい「えっ? あうぅ……ちょっと思い出せないかも……」

長介「オレは多分習ってないと思うけど……」

P(長介くんは微妙だが、少なくともやよいはもう性教育を受けてる年のはずだけど……。
 あんまり勉強は得意じゃないし忘れちゃったのか?
 いや、でもああいうのって知識的すぎて、
 それだけじゃ実際のイメージと全然結びつかなかったりもするしなぁ)

P「えーっと、とにかく本当に何も問題はないから。
 このまま家まで送るけど、それで良いよな?」

やよい「ほ、本当に本当ですか? 本当に長介、なんでもないんですか?」

P「ああ、本当に本当だよ。俺が保証する!」

やよい「う……うわぁーーーーん!! 長介ぇーーーーーっ!!」ガバッ

長介「わっ!?」

やよい「私、長介が大変な病気だったらどうしよう、死んじゃったらどうしようって……!
    良かった、良かったぁ……!」

長介「やよい姉ちゃん……もう、大げさだな……!
   さっきはオレに泣いちゃダメって言ってたくせにさ! ……ぐすっ」

やよい「えへへっ……ごめんね、頼りないお姉ちゃんで」

長介「そ……そんなことないよ。さっきだって、オレのためにいろいろやってくれたんだし……」

P「あ、あー! そうそう! ちょっとその辺り詳しく聞かせてくれ!
 一体何がどうなって、こんなことになったんだ!?」

やよい「あっ、えっと――」

やよい「――っていうことがあったんです」

P「……な、なるほど」

P(長介くんが、やよいの裸を見て勃起……。でも本人の様子を見ると、
 欲情したとかそういうのじゃなくて、体が勝手に反応したって感じだよな……。
 だったらまぁ、そこまで心配することはないか。でも……)

P「えーっと、二人とも。そのことはあんまり……
 っていうか、絶対に他の人に言わない方がいいぞ。
 学校や事務所の人たちはもちろん、家族にもだ」

やよい「えっ……ど、どうしてですか?」

P「お姉ちゃんが弟の白いおしっこを出すのを手伝うっていうのは、
 ものすごーーーーーーーーく恥ずかしいことなんだよ」

やよい「はわっ!? そ、そうだったんですか!?」

長介「じゃ、じゃあオレ絶対誰にも言わないよ!」

P「ああ。それからおちんちんが大きくなったってことも言わない方が良いな。
 それ自体は男なら誰だってそうなるんだけど、周りに言うことじゃない」

やよい「? みんなそうなのに、言っちゃダメなんですか?
    言わなくてもみんな知ってるんですよね?」

P「みんな人間の本当の姿は裸だって知ってるけど、
 外で裸になったりしちゃダメだろ? それと同じだよ」

やよい「そ、そっか! プロデューサーわかりやすいですー!」

長介「わ、わかったよ! チンチンがおっきくなったことも、絶対誰にも言わない!」

P「よしよし、わかってくれて何よりだ。さて、そうこうするうちに家に着いたぞ」

長介「うん! ありがとうプロデューサーの兄ちゃん!」

P「いいってことよ。さ、やよいも降りた降りた」

やよい「はい、プロデューサー! 今日はありがとうござ……はわっ!?
    そ、そうだ私、事務所に戻らないと!」

P「ん? なんだ、忘れ物か?」

やよい「は、はい。事務所にお財布忘れてきちゃったみたいで……」

P「あちゃー、そりゃ大変だ。だったらこのまま連れて行ってやるよ」

やよい「! いいんですか?」・

P「もちろん。どうせ暇だしさ」

やよい「うっうー! ありがとうございます、プロデューサー!
   えっと、じゃあ長介。私ちょっと行ってくるね!
   お財布見つけたらすぐ帰ってくるから!」

長介「うん、わかった! プロデューサーの兄ちゃん、やよい姉ちゃんをよろしくね!」

P「おう、任せとけ!」

やよい「じゃあプロデューサー、よろしくお願いしまーっす!」

P(いやー、しかしまさかあんな現場に出くわすとはなぁ。
 あの偶然もまさかだし、やよいの無知っぷりもまさかだよなぁ。
 同じ中学生でも……伊織や美希は普通にその辺りの知識はありそうだな。
 亜美と真美は微妙なとこか。ませてるとこもあるけどなんだかんだ言って子供……)

やよい「あの、プロデューサー。ちょっと聞いてもいいですかー?」

P「おっと。どうしたやよい。何が聞きたいんだ?」

やよい「さっきの、おちんちんのことですー」

P「えっ」

やよい「やっぱり私よく分からないんですけど、
    どうして長介のおちんちんは大きくなっちゃったんですか?」

P「……あー……」

やよい「それに白いおしっこも……私たくさん考えたんですけど、分からなくって」

P(自力で分かったらすごいよ)

やよい「プロデューサー言ってましたよね? 学校で習わなかったのかー、って。
    もう知ってるかもですけど、私、勉強は全然なんです!
    だからきっと、せっかく習ったのに忘れちゃってるのかなーって……」

P「あ、あぁ、まぁそうかもな……」

やよい「だからプロデューサー、私におちんちんのこと教えてください!
    おちんちんのこと、ちゃんと知りたいです!」

P(な、なんとなくそんな予感はしていたけどついに来たか!
 どうする。やはりここは……)

1.中学生が習う以上のことまで詳細に教える。

2.やよい向けに適度にぼかしつつ教える。

3.実践で教えてやる。うっうー! 処女膜ハイターッチ! いえい!

>>100

1

P(やはりここは、今後やよいが恥をかいたり失態を犯してしまわないように、
 一から十まできっちりと教えてやるべきだろう。
 今のやよいは貞操観念が低すぎる。多少荒療治にはなるだろうが……)

P「よし分かった。じゃあ教えてやろう」

やよい「ほんとですかー!? うっうー! ありがとうございますー!」

P「まず長介くんのおちんちんが大きくなったのは、セックスをするためだ」

やよい「? せっくす?」

P「赤ちゃんを作るための行為だよ。男の人のおちんちんを、女の人の股の間の穴に入れるんだ」

やよい「え……?」

やよい「あ、あの、女の人の……って、それっておしっこの穴じゃないんですか?
    おしっこの穴に、おちんちん入れちゃうんですか……?」

P「いやいや、違うぞ。おしっこの穴のすぐそばにもう一つ穴があるはずだ。
 帰ったら調べてみるといい。あ、ただし優しくそっとだぞ。
 そこはおちんちんを入れるための穴だからな。
 まあ、もう少し大人になったら指とか他にも色々入れることがあるかも知れないけど、
 俺としてはやよいには結婚するまで何も入れないで欲しい」

やよい「あ、あうぅ……」

P「おっと……ちょっと一気に話しすぎたか。
 もう一回丁寧に話すよ。どこまで理解できた?」

やよい「えっと、女の人にはおしっこの穴ともう一つ、
    おちんちんを入れるための穴があるって……」

P「そうそう。やよいは結婚するまで何も入れちゃダメだぞ?」

やよい「い、入れません~。だって、ちょっと怖いかも……」

P「よしよし。それで、おちんちんはその穴の中に白いおしっこを出すんだ。
 本当は白いおしっことかじゃなくて、精液とかザーメンとか言うんだぞ」

やよい「せーえき、ざーめん……」

P「まぁどっちで呼んでもいいけど。やよいはどっちの方で呼びたい?」

やよい「え、えっと……ざーめんってなんだかラーメンみたいで美味しそうだから、
    ざーめんの方がいいかもです」

P「そっか。で、そのザーメンの中に赤ちゃんの素がいっぱい入ってるんだ。
 女の人の穴の中にザーメンが注ぎ込まれて
 (精子とか卵子とか着床とか保健体育的な内容モロモロ)
 そして赤ちゃんができるんだ」

やよい「む、難しいですー……。私、本当にこんなこと習ったのかなぁ……」

P「どうだろうなぁ。まだ習ってないこともあったかもな。でも知っておいて損はないぞ?」

やよい「そうですよね……。えっと……それじゃあ長介のおちんちんが大きくなったのは、
    私とせっくすしようとしてたからっていうことですか?
    今赤ちゃん産んじゃったら大変だから、まだいいかなーって思うんですけど……」

P「あー、いやいや。男の人は女の人の裸を見ると自然におちんちんが大きくなっちゃうんだよ。
 本人がセックスしようと思ってなくてもな」

やよい「? でも下の弟たちは、私やかすみと一緒にお風呂入ってもなんともないですよ?
    それに長介だって昔は……」

P「セックスっていうのは大人がすることだからな。子供が子供の裸を見てもなんともならないんだ。
 つまり、長介君がやよいの裸を見ておちんちん大きくなったっていうのは、
 二人がだんだん大人になってきてるってことなんだよ」

やよい「そうなんですか? えへへっ、なんだか嬉しいかもー」

P「いやいや、嬉しいことだけじゃないぞ。
 例えば、やよいが家族以外の男の人の前で裸になったりなんかしたら大変だ。
 相手は絶対チンポおっ立ててやよいとセックスしようとするに違いないからな」

やよい「はわっ!? そ、それは嫌ですー!」

P「だろ? しかも中には、やよいが裸にならなくても
 勝手に裸を想像してセックスしようとする男も居るからな」

やよい「そ、そうなんですか? あうぅ……なんだか怖いかも……」

P「だからやよい、迂闊に男の人の前で隙を見せるんじゃないぞ?
 男を見たら自分とセックスしようとしているものと思え。
 特に俺の居ないところで近付いてくる男が居たら、すぐに助けを呼ぶんだぞ!」

やよい「は……はい! あっ、でもプロデューサーは男の人だけど平気ですよね?
    私と無理矢理せっくすなんて、しませんよね?」

P「もちろんだ。俺は我慢強いからな!」

やよい「うっうー! プロデューサー流石ですー!」




数日後

P「やよい、イベントお疲れ! 今日も大成功だったな!」

やよい「はい! プロデューサーもお疲れ様ですー! 記念のハイ、ターッチ! いえい!」

P「いえい! よし、じゃあ俺はスタッフさんたちに挨拶してくるよ。
 やよいは着替えて、控え室で待っててくれ」

やよい「はーい!」

やよい(えへへっ、今日のイベントも大成功でした!
    ファンの人たち、嬉しそうにしてくれて良かったですー!)

やよい「フンフフン、フフンフン、ギターソロ、かもーん……♪」

黒井「鼻歌とは随分と上機嫌じゃないか。掃き溜め765プロの小娘アイドルごときが」

やよい「えっ……?」

黒井「この程度のイベントを成功させたくらいで大喜びか? さすが底辺アイドルだな」

やよい「あ、あなたは……」

黒井「ああ思い出さなくて結構!
   見るからに頭が悪そうだからな、そこまでの記憶力は期待していない。ハハハッ!」

やよい「あうぅ……。あの、誰だか分かりませんが、私になんのようですか?」

黒井(本当に覚えてなかったのか……)

黒井「……ま、まぁいい。別に何の用でもない。
   たまたま目に入ったから親切に身の程を教えてやろうと思っただけのことだ」

やよい「……? えっと、よく分からないかも……はっ!」

 P『男を見たら自分とセックスしようとしているものと思え』

やよい「も、もしかして、私とせっくすする気ですか!?」

黒井「え?」

やよい「だっ……誰か助けてくださいぃーーーーーーー!!!!
    せっくすされちゃいますーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!」

黒井「な……何を言っている!? バカ者! やめろ! 口を閉じろ!!」

やよい「もごもごもごもご!!」

黒井「くっ、なんてことだ! 早くここから立ち去らねば……」

スタッフ1「や、やよいちゃんどうした!?」

スタッフ2「セックスされるだと!?」

スタッフ3「く……黒井社長!? あなたやよいちゃんに何を!!」

やよい「もごもご……ぷはっ! た、助けてくださいぃーーーーーーー!!
    私まだ赤ちゃんいらないですーーーーー!! 精一杯ですーーーーーー!!!」

スタッフ4「な、なんてことを……! みんな! 取り押さえろ!!」

スタッフ5「ガッテン承知の助!!」

黒井「おい、何をする! 離せ!!」

責任者「ど、どうしたんですか一体!? 黒井社長!? なんの騒ぎですか!?」

黒井「お、おぉ! お前は私に恩があるここの責任者!! なんとかしろ!
   この三流アイドルが、私がセックスしようとするなどとわけの分からない妄言を……!」

責任者「セ、セックス!? あんたなんてことを……!!」

スタッフ6「どうします!? 警察を呼びますか!?」

責任者「ああどんどん呼べ!!」

スタッフ7「おかわりもいいぞ!!」

黒井「お、おい!? 貴様何をしている! 私への恩を忘れたのか!?
   というかその小娘の話を信じて私を信じないのか!?」

責任者「あなたとやよいちゃんだったらやよいちゃんを信じるに決まっているでしょう!!」

黒井「くっ、反論できん……!」

責任者「やよいちゃんを襲おうとした罪は何より重い……! 牢屋で反省してきてください!」

黒井「くそっ! 覚えていろ高木め!」

P「やよい、無事か!? ちんちん入れられてないか!?」

やよい「プロデューサー! は、はい大丈夫です!」

P「そうか、良かった……! すまない、目を離してしまって!」

やよい「い、いいんです。プロデューサーのおかげで助かりましたから!
    プロデューサーがあの時教えてくれなかったら、
    私あのおじさんにせっくすされちゃってました……」

P「やよい……。よく覚えていてくれた! 俺はお前を誇りに思うぞ!」

やよい「えへへっ、ありがとうございます!」

P(やよいにあの時、しっかり性教育をして正解だった。
 強姦魔も捕縛できたし、やよいのことを守れて良かったな!)


  パーフェクトコミュニケーション

一応これで終わりです。
付き合ってくれた人ありがとう、お疲れ様でした。
一発目でパフェ取ってもらえて良かったです。

でもせっかく展開考えたんで明日残りの選択肢も書きます。
良かったら暇つぶしにどうぞ。

2.やよい向けに適度にぼかしつつ教える。

P(非常に話しにくい内容なのは確かだけど、何も教えないってわけにはいかないよなぁ。
 よし、ここはやよい相手でも問題ない程度にぼかしつつ、
 俺なりに一応の性教育をしてやるとするか……)

P「えーっとだな。まずおちんちんが大きくなる仕組みだけど……。
 海綿体に血液が……とか言っても分からないよな」

やよい「かいめんたい……? けつえきって、血のことですか?」

P「あー、いや忘れてくれ。なんていうか、男は女の子にドキドキすると
 おちんちんが大きくなっちゃう時があるんだ。必ずしもそうってわけじゃないんだけど……」

やよい「そうなんですか? あっ、じゃあ長介のおちんちんが大きくなったのって……」

P「ああ、やよいと風呂に入るのが恥ずかしくてドキドキしちゃったから、
 おちんちん大きくなっちゃったんだ」

やよい「そうだったんですね……。
    ドキドキしたらおちんちん大きくなるなんて、私全然知りませんでした!
    えっと、じゃあ白いおしっこは……?」

P「その前に……男の人が女の人にドキドキするのって、やよいはどういう時だと思う?
 恥ずかしい時以外でな!」

やよい「えっ? うーん……男の人が女の人に……。
    あっ、そう言えばプロデューサー、この前ドキドキしてましたよね!」

P「え、俺? 誰に?」

やよい「えっと、寝坊して遅刻しちゃった時、律子さんに謝りに行かなきゃーって!」

P「あ、あぁアレか。確かにあの時はドキドキ……って、いや違う違う、そうじゃなくて」

やよい「?」

P「怖い時ってのも無しにして、男の人が女の人にドキドキする時って、思い付かないか?
 やよいにはまだちょっと分からないかなぁ……」

やよい「えっと、えっと……あ、そう言えば!
    好きな人と一緒だとドキドキするっていう歌詞の歌があったかも!」

P「!」

やよい「私にはまだ分からないですけど、好きな人と一緒だとドキドキするんですよね?」

P「そうそう、その通り!
 で、好きな人とは結婚するよな? 結婚したら赤ちゃんができるよな?」

やよい「はい! でもそれと白いおしっこにどんな関係があるんですか?」

P「白いおしっこの中には、なんていうか……赤ちゃんの素がたくさん入ってるんだよ」

やよい「はわっ!? そ、そうだったんですか!?
    じゃ、じゃあ私、赤ちゃんの素をお手洗いに……!
    た、大変です! お手洗いの中で赤ちゃんできちゃったら……!」

P「あー、いやいや大丈夫大丈夫! 白いおしっこの中に入ってるのはあくまで素だけだ。
 素だけじゃ赤ちゃんはできないからな。
 っていうか、赤ちゃんはお母さんのお腹から産まれるってことくらいはやよいも知ってるだろ?」

やよい「あ、そっか。そうですよね! 私、焦っちゃいましたー。
    ……あれ……? あの、プロデューサー」

P「ん、どうした?」

やよい「お母さんのお腹の中から産まれるっていうことは、
    赤ちゃんを作るときは白いおしっこをお腹の中に入れるっていうことですか?
    そうじゃないと、お腹の中で赤ちゃんはできませんよね?」

P「……あー……」

P(どうしよう……。ヴァギナにペニスを挿入云々まで教えるか……?
 いやいや、そこまでいってしまうとアイドルのプロデューサー的に問題がある気がする!)

やよい「プロデューサー……?」

P「あ、あぁ。えーっと、まぁそうだ、うん。やよいの言う通り。
 白いおしっこはお母さんのお腹の中に入れなきゃいけないんだ。
 でも残念ながら、その方法まで教えるわけにはいかないな」

やよい「えっ……どうしてですか?」

P「赤ちゃんを産むのは大人の仕事だからな。
 その方法を知るのは大人になってからでいいんだ。
 それとも、やよいは今すぐ赤ちゃんが欲しいのか?」

やよい「あ、いえ! いつかは私も赤ちゃんを産んで、お母さんになりたいなーって思います。
    でも、今はまだいいです! お世話も大変だし、お金もたくさんかかっちゃいますから!」

P「だったら、方法を知るのは大人になるまでガマンできるな?
 いや、時期が来たら学校で教えてくれるかも知れないけど。それまではガマンできるな?」

やよい「えっと……はい! 私、ガマンします!
    やっぱりちょっと気になっちゃいますけど、
    プロデューサーの言う通り、赤ちゃんが欲しくなった時に知れればいいかなーって」

P「よしよし。やよいはいい子だなぁ。
 それじゃ、このくらいでもうおちんちんのことはいいか?」

やよい「はい、ありがとうございました! すっごく勉強になりましたー!
    こんなに色々教えてくれるなんて、やっぱりプロデューサーすごいです!
    おちんちん博士ですね! えへへっ!」

P「はっはっは。その呼び方は俺と二人きりの時だけにしてくれよ?」




数日後

亜美「うあうあー! またテスト悪い点取っちゃったよー! 真美交換してー!」

真美「真美だって亜美と点数同じだよー! うあうあー! また怒られちゃうよー!」

伊織「まったく……テストが返されるたびに大騒ぎするくらいなら
   初めからちゃんと勉強すればいいのに」

美希「まったくなの。あふぅ」

伊織「そういうあんたはどうなのよ? あんたの学校も、もうテスト終わってんでしょ?」

美希「ミキはいつも通りなの。でこちゃんってば、人のことばっかり心配し過ぎだと思うな」

伊織「だ、誰がいつあんたの心配したのよ!
   悪い点だったらからかってやろうと思っただけなんだから! ふん!
   っていうかでこちゃん言うな!」

美希「はいはい、わかったの。じゃ、ミキもう寝るね。おやすみなさいなのー」

伊織「キーーーッ! 絶対わかってないでしょ! そこに直りなさーい!」

P「あはは……いつもこの時期になると事務所が騒がしくなるなぁ」

小鳥「テストの結果に一喜一憂する学生時代……ふふっ、懐かしいですね」

やよい「おはようございまーっす!」

伊織「あら、やよい! おはよう」

やよい「えへへっ、おはよう伊織ちゃん!」

伊織「? なんだか妙に上機嫌ね……あっ。もしかして、テストの点数が良かったの?」

やよい「うん! 見て見て! じゃじゃーん!!」

伊織「92点!? すごいじゃない! 教科は……保健体育?」

真美「わーーっ! やよいっちすごーい!」

亜美「病院暮らしの亜美たちを差し置いてそんな高得点を取るなんてすごすぎっしょー!」

伊織「病院暮らしじゃ意味が変わってくるでしょ……」

P「ほー、やよいは今回点数良かったのか。それは何よりだ!」

やよい「あっ、プロデューサー見てくださいー!
    私、こんないい点数取っちゃいましたー!」

P「どれどれ……んんっ?」

P(性教育、だと……?)

P(今テストに出るってことは、忘れてたんじゃなくて本当に性教育がまだだったのか?
 あ、いや……確か性教育って年齢に応じて何回かあるよな。
 でも勃起やらなんやらはまだ習ってなかった可能性もあるってことか……)

小鳥「わー、すごい! 本当に良い点数ね! 頑張ったわね、やよいちゃん!」

やよい「はい! でもプロデューサーのおかげかなーって!
    プロデューサーが教えてくれたところが授業でも出て、すぐに覚えられました!」

小鳥「そうなの? プロデューサーさん、お勉強見てあげたんですか?」

P「えっ!? あ、あぁはい、まぁそんなとこです」

伊織「……そのテストの範囲、性教育よね?」

P「伊織!? そ……そうだが何が言いたいんだ!?
 俺は何もやましいことはしてないぞ!?」

伊織「ふんっ。別に何も? っていうか、何も言ってないのに
   そうやってムキになって否定するってことはやっぱり何かあるんじゃないの? 変態!」

P「ぐっ……。ど、どうして性教育が変態になるんだ!?
 そうやって結びつける方が変態じゃないのか!?」

伊織「なっ……!?」

P「ふふ、どうだ伊織、反論してみろ!」

真美「おやおや~? いおりん、今日は兄ちゃんに一本取られちゃった感じですかな~?」

亜美「んっふっふ~! たまにはやるねぇ兄ちゃん!」

P「ふっ、まぁな……」

伊織「キーーーーー!! うるさいわよこの変態! ど変態! 変態大人!」

P「いててっ! わ、わかった、謝る! 謝るから!」

やよい「? 伊織ちゃん、どうしちゃったんですかー?」

小鳥「やよいちゃんは気にしなくていいのよ、うふふっ」

P(伊織に反撃したおかげで理不尽な暴力を振るわれることになってしまった。
 そしてやよいはなぜ伊織が真っ赤になって怒っているのかやっぱり理解できないらしい。
 でも意外にも俺の性教育でテストの点は上げられたんだし、よしとするか!)


  グッドコミュニケーション

これで選択肢2は終わりです。
次は3です。

3.実践で教えてやる。うっうー! 処女膜ハイターッチ! いえい!

P(そうだ……やよいは俺を信じきっている。これはもしかしてチャンスなんじゃないか?)

やよい「? プロデューサー?」

P(今まで意識しないようにしてきたが、やよいももう第二次性徴を迎えた女。
 胸は膨らんできてるし、くびれだってある。
 そしてそんなやよいにイタズラできる絶好のチャンスが今……!)

P「よし分かった……。おちんちんのこと、俺がしっかり教えてやろう。
 そのためにまずは車を停めるからな。ちょっと待っててくれ」

やよい「はい! うっうー! ありがとうございまーっす!」

P(周りに民家も人の気配もない。この辺でいいか……)

P「さて、やよい。今からお勉強会を始めるぞ。準備はいいか?
 それと今から俺のことは先生と呼ぶように」

やよい「はーい! よろしくお願いします、先生! えへへっ」

P「よしよし、いい返事だ。じゃあ早速こいつを見てくれ。こいつをどう思う?」ギンギン

やよい「はわっ!? プ、プロデュー……先生のおちんちん、すっごく大きいですー!
    男の人はみんな大きくなるって、本当だったんですね!」

P「そうだ。なんだ、疑ってたのか? 俺は先生だぞ?」

やよい「あ、いえ! ちょっとびっくりしちゃっただけです、先生!」

P「よしよし、やよいはいい子だもんな。先生の言うことは信じてくれるもんな」

やよい「? はい、もちろんです! 
    えっと……それで、どうしておちんちんは大きくなっちゃうんですか?」

P「それはな、セックスをするためなんだよ」

やよい「せっくす……? それってなんですか、先生!」

P「男の人のおちんちんを、女の人の『ここ』に入れるんだ」サワッ

やよい「あっ……!?」ビクッ

P「ん? こらやよい、隠しちゃダメだろ?」

やよい「ご、ごめんなさい。でも、あの……」

P「よし、それじゃあ早速実際にセックスをしてみよう!」ヌギヌギ

やよい「はわっ!? あ、あの……!?」

P「何をしてるんだ。やよいも早く服を脱いでくれ。じゃないとセックスできないだろ?」

やよい「で、でもプロデューサー、ちょっぴり恥ずかしいかもです……。
    お風呂でもないのに……」

P「プロデューサーじゃない。先生だ」

やよい「あ……は、はい。でも先生、私……」

P「俺だって恥ずかしいけど、やよいのために我慢してもう服を脱いでるんだぞ?」

P「それなのにやよいは俺だけに恥ずかしい思いをさせる気なのか?
 おちんちんのこと教えてくれって言ったのはやよいだよな?」

やよい「あっ……そ、そうでした。ごめんなさい……」

P「分かったら早く服を脱ぐんだ」

やよい「は、はい……! よいしょ、よいしょ……」ヌギヌギ

P「……」

やよい「ぬ、脱ぎました、先生!」

P「よしよし、いい子だ。それに可愛いぞ。やよいの本当の姿を見ることができて嬉しいな!」

やよい「そ、そうですか……えへへっ。
    ちょっぴり恥ずかしいですけど、先生に喜んでもらえて嬉しいかも!」

P「さてと……それじゃあセックスの準備をしないとな。
 やよい、足を開いてくれ」

やよい「え……?」

P「聞こえなかったか? 足を開くんだ」

やよい「え、えっと、でも……」

P「やよい。足を開きなさい」

やよい「あう……せ、先生、ちょっと怖いです……」

P「おっと……ごめんな。でもやよいが悪いんだぞ?
 ワガママばかり言って先生を困らせるから」

やよい「ご、ごめんなさい……」

P「さて、それじゃあやよい。足を開いてくれるな?」

やよい「……は、はい……」

P(っ! おぉ、まだ生えてな……いや、生えてる? よく見ると産毛のようなものが……。
 やはりやよいも大人に近づきつつあるということか……。
 しかし割れ目はぴったりと閉じて、ここはまだまだやよいだな)

やよい「先生、あのぅ……」

P「おっと、ごめんごめん。セックスできるかどうか調べてたんだ。
 ただこのままじゃちょっと難しいかもな。準備が必要だ」ペロリ

やよい「ひっ!?」

やよい「あ、あの! プロデューサー!?」

P「じゅるじゅるれろれろ」

やよい「やめっ、やめてください! 汚いですー! そこはおしっこするところです!」

P「ぷはっ。いいや、違うぞやよい。
 女の人のここにはな、おしっこの穴じゃないもう一つの穴があるんだ」

やよい「えっ……? そ、そうなんですか?」

P「ああ。そこに俺のおちんちんを入れるんだけど、しっかり濡らしてあげないと難しいからな」

やよい「で、でも……」

P「『でも』なんだ。またワガママを言って俺を困らせるのか?」

やよい「っ……そ、そんなことないです……ごめんなさい……」

P「よしよし、やよいはいい子だなぁ」ペロペロピチャピチャ

やよい「ぁっ、うぅ……」

P「ぺろぺろぺろ……よし。こんなもんでいいか」

やよい「お……終わりですか?」

P「ああ。これで準備オッケーだ。というわけで、おちんちんをここに入れるぞ」ギンギン

やよい「……! あ、あの、それ、本当に……?」

P「ああ、本当に入れる。さーて入口はどこかなーっと……」クニクニ

やよい「ひっ……プ、プロデューサーごめんなさい! やっぱり私、いいです!」

P「プロデューサーじゃなくて先生だって言ってるだろ」

やよい「も、もういいです! ごめんなさい! 私、教えてもらわなくてもいいですから!」

P「こらこら、今更何を言ってるんだ。お、入口はここかな?」

やよい「お、お願いですプロデューサー! やめてください! 私……!」

P「処女膜ハイターッチ! いえい!」ズブリ!

やよい「あ゛っ……!?」

P「ああ~……やよいのロリマンコに大人ちんぽ入っちゃいました~……」

やよい「いッ……痛いです! 痛いですプロデューサー! 痛い痛い痛いぃーーーー!!」

P「こらこら、暴れちゃダメだぞやよい。すぐ慣れるからさ!」ズッチュズッチュ

やよい「ぃ゛あ゛……!? いだいです! やめてくださッ……!」

P「うひひひひ! ほらやよい、チューするぞ! ラブラブセックスだ!」

やよい「んむっ!? んぐっ、ぶえっ……ん~~~っ!?」

P「はぁっ、はぁっ、最高だ! あのやよいとセックス……! うへへへっへ!」

やよい「た、助けてぇ……! 誰かぁ! お父さん、お母さぁん……!」

P「うるせぇ! お前がママになるんだよ!」

P「出るぞやよい! 白いおしっこだ!
 やよい! 膣内(なか)で出すぞ! うっうー!」ビュルルルルルル!

やよい「ぅ、えぐっ……ひっ……」

P「良かったなぁやよい。これでママになれるぞ。
 この可愛いおっぱいからもミルク出るかもなぁ」チュパチュパ

やよい「どう、して……どうして、プロデューサー……?」

P「ごめんな。でも仕方なかったんだよ。おちんちんのことお前が教えてくれっていうからさ」

やよい「私っ……私、いいって言いました……! 教えなくていいって……!」

P「そんなこと言ったか? 今度からは、ちゃんと聞こえるように言わなきゃダメだぞ?」

やよい「っ……」

P「ああそうそう。それからこのことは絶対誰にも言うなよ。
 もし言ったら、お前はアイドル活動を続けられなくなる。
 それに長介君のことも周りにバレることになるぞ?」

やよい「あ、う……」

P「ははっ、そんな怯えた顔するなって。お前さえ黙ってればいいんだからさ。な?」

やよい「……は、い……」

P「よしよし、やよいはかしこいなぁ」ナデナデ

やよい「……」




数日後

小鳥「やよいちゃん、今日もおやすみですか? 風邪、長引いちゃってますね」

P「え、えぇ、まぁ……」

小鳥「それにプロデューサーさんも、最近ずっと顔色が悪いですよ? 少し休んだほうが……」

警察1「失礼。765プロダクションはこちらですか?」

P「!?」

警察2「〇〇署から参りました。こちらのプロデューサーに話を伺いたいのですが」

なぜ突然警察が現れたか、話すまでもないだろう。
やよいが話してしまったのだ。

そうして俺の罪は明るみに出て、あっという間に牢に入れられた。
しばらくその中で過ごし、そして現在はと言うと日雇いのバイトで辛うじて生計を立てている。

あれ以来、765プロとは一切関わっていない。
俺の765プロに関する最後の思い出は、
涙を浮かべてこちらを睨みつける音無さんの目と、
「そんな人だとは思わなかった」という震えた声だ。

やよいのことは今でも時々テレビで見る。
しかしそこに写っているのはもはや俺の知っているやよいではなかった。

あの太陽のような笑顔は見る影もなく、
出来の悪い仮面をかぶったように引きつった笑みを浮かべるやよいの姿。
その顔を初めて見たとき、俺はようやく自分が犯した罪の本当の重さを知った。

彼女の笑顔を二度と晴れることのない雲で覆ってしまったのは他でもないこの俺だ。
見る者すべてを元気にするあの笑顔も、声も、もう存在しない。
一時の急に生まれた欲望に身を任せた結果がこれだ。

あの時の俺は、まるで自分が自分ではないみたいだった。
何か別の大きな力に動かされるように、何者かに取り憑かれてしまったかのように……
何より大切に思っていたやよいの体と心を侵してしまった。

しかし今更どう言い訳しようが、後悔しようが、全ては無意味だ。
俺が何をしようとやよいの笑顔が戻ることは、もう二度とないだろう。
悔やんでも悔やみきれない。

司会者がやよいに話を振る。
やよいは一瞬体を強ばらせ、そしてあの引きつった笑顔で返事をする。

彼女がテレビから消えてしまうのも、時間の問題かも知れない。



  バッドコミュニケーション




やよい「プロデューサー? プロデューサー! 大丈夫ですかー!」

P「う、うぅ……うぐぐ……はっ!?」

やよい「あっ、プロデューサー! どうしたんですかー?
    なんだかすっごくうなされてましたよ?
    しかもなかなか目が覚めないから、私すっごく心配しちゃいました!」

P「……や、よい……? こ、ここは? 俺は一体……」

やよい「じ、事務所ですよー! イベントが終わったらプロデューサー、
    疲れて寝ちゃったんです! 覚えてないんですか……?」

P(ゆ、夢、だったのか……? 今のは……)

やよい「あ、あの、プロデューサー。本当に大丈夫ですか……?
    小鳥さんが戻ってきたら、病院に連れて行って貰った方が……」

P「い……いや、大丈夫だ! ほらこの通り!」

やよい「そ、そうですか? だったら良かったですー」

P「だ、だからさ、やよい! 笑ってくれ! ほら、いつもみたいに!」

やよい「? いつもみたいにって……こうですかー?」

P「……!」

やよい「えへへっ、カメラマンさんに言われるのは慣れてるけど、
    プロデューサーに言われるとなんだか照れちゃいますね!」

やよい「どうでした? 私、上手に笑えて……」

P「っ……」ガバッ

やよい「はわっ!? ど、どうしたんですかプロデューサー?
    どうして抱きしめるんですかー?」

P「やよい、俺……約束する! 俺、絶対やよいのこと、傷つけたりなんかしないから!
 やよいがずっと笑っていられるようにするから、だから……!
 これからもずっと、俺の傍で笑っていてくれ……!」

やよい「プロデューサー……。えっと、じゃあ私も約束しますね!
   私、ずっとプロデューサーのそばで笑ってます!」

P「やよい……!あ、あぁ! ありがとう!」

やよい「えへへっ……。それじゃあプロデューサー、行きますよー?
   約束のー、ハイ、ターッチ! いえい!」

P「いえい!!」


  おしまい

安価で選ばれなかった選択肢なんか夢オチですよ! 夢オチ!

これで終わりです。
付き合ってくれた人ありがとう、お疲れ様でした。

あ、>>77からの分岐は特にないです。
Pが長介くんの子供ちんちんから香るにおいと付着した精液を見て、
やっぱり病気じゃないと確認するだけです。

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