姉「あんた、男の娘になりなさい。」 男「えっ?」(23)

男「はぁ・・・今日も学校だるかったなぁ・・・・・」ガチャッ ドサッ

男「tvでも流しながら、部屋着に着替えるか・・・」ポチッ ごそごそ

ぬぎぬぎ・・・ごそごそ・・・・しゅるしゅる・・・・・

コンコンッ!

男「はーい、入っていいよー。」

姉「やぁやぁ、かわいい弟よぉ~」

男「なんだ、姉ちゃんか。」

姉「『なんだ、姉ちゃんか。』じゃないわよ!」

姉「いつも綺麗で優しくて、僕の自慢のお姉さま、でしょ?」

男「はいはい、綺麗綺麗。で、何?」ぬぎぬぎ

姉「実はさ、服を捨てようかと思うんだけど、なんか踏ん切りがつかなくてさ・・・」

男「まぁ、思い入れのある物なら尚更そうだろうな」

姉「でしょ!?そこで、ちょっとあんた。着てみなさい。」

男「はぁっ!?」

全力で支援だ

さぁ、書きやがれください

姉「捨てる前に、1回だけ!」

男「嫌だ。俺は男なんだから女の服なんか着れるか。」

姉「お願い!1回だけ!」

姉「ほんと、ちょっと!先っぽだけだから、ね?ね?」

男「なんだそのエロ漫画の男のセリフは。」

姉「えぇい、着ろと言ったら着ろ!」

男「嫌だと言ったら、嫌だ。」

姉「ふんっ!わかったわよ、男のことなんか嫌いになっちゃうもんねぇ」

男「どうぞご自由に」

姉「ぐぬぬ・・・・(みてなさいよぉ・・・・!)」

次の日

男「良いテレビねーなー・・・」ポチポチ・・・

ピンポーン♪

男「はーい・・・」てくてくてく・・・

ガチャッ

男「どちら様?」

幼馴染「あっ、男君・・・ちょ、ちょっと良いかな?」

男「ん?あぁ、すんげぇ暇だったからいいよ。」

幼馴染「お、お邪魔します・・・・」

男「その紙袋、なんなんだ?」てくてくてく

幼馴染「えっと、それは・・・あはははは・・・・・」

男「?」


姉「ニヤニヤ(キラリーン)」

幼馴染「えっと、男君のお姉さんから話を聞いたんだけど・・・」

男「(ま、まずい・・・絶対ヤバイ話だ・・・・・)」

男「(それにあの紙袋・・・・絶対・・・・・これは・・・・・・・!)」

幼馴染「じょ、女装に目覚めたって聞いて、これ上げる!!じゃあねっ!!」たったったったった・・・

男「う・・・・が・・・・が・・・・・・・が・・・・・・・」ぷるぷるぷる・・・・

男「ねぇぇぇえちゃあああああああん!!」

姉「ふひひひひー!既成事実よ既成事実ぅー!」

男「待たんかコラー!」

男「捕まえたぞ。」ガシッ

姉「ちゅ、ちゅかまりましゅたぁ・・・・」じたばた

男「俺が女装に目覚めただと?姉ちゃん、何のつもりだ?」

姉「だって、来てくれない男が悪いんだもん!」ぷんすか

男「あのなぁ・・・・じゃあ何か?俺が女装すりゃ納得すんのか?」

姉「当たり前じゃん!」えっへん

男「威張るな」

姉「威張らないから、女装して?ね?」キラキラ

男「わかったよ・・・・とりあえず姉ちゃんの部屋で、な。」

姉「いいわよぉ~その方がこっちも好都合・・・・」

男「なんか言ったか?」

姉「い、いえ・・・・なんでもございません・・・・・」

ガチャッ バタン

男「で、どれを着ればいいの?」

姉「とりあえず、セーラー服!捨てたいけど捨てられない・・・」

姉「あの人との思い出や、友達との思い出・・・いっぱい詰まってて・・・・」

男「最後、弟に着せたらその綺麗な思い出が薄汚れるけど・・・・?」

姉「問題ない!私が既に薄汚れている!」

男「あっ、そう・・・・」

男「こうやって・・・こうか・・・・?」

男「これでいいのか?」

姉「これ、かぶって。」

男「・・・・カツラか。」スチャッ

男「どうだ?」

姉「ブラとパッドをつけるわよ!」

男「な、なんだって!?」

姉「後はそこだけなの!お願い!これで最後だから!!」

男「し、仕方無い・・・・じゃあ、付けて・・・・くれ・・・・・」

姉「えっ?」

男「俺、付け方・・・・知らないし・・・・・」

姉「(にへらぁ・・・)」

姉「ほら、腕上げなさい。そうそう、こうやって脂肪を持ってきて・・・・」

姉「良い体してるわよねぇ・・・ふふふふふ」

男「気持ち悪いこと言うなよ・・・・ほら、これでいいんだろ?」

姉「ふむ、サイズは問題ないけど・・・・立ち振る舞いね。」

姉「内股になって、人差し指を咥えて、悩んでいる顔をしなさい!」

男「顔は無意識に勝手に付いて来るぜ・・・・この状況・・・・・」

姉「いい!女の子みたいだわ!!」

姉「やっぱりかわいらしい弟の顔だと似合うとは思ってたけど、ここまでとはねぇ」

男「そ、そんなに似合ってるのか・・・・?」

姉「うんうん。ほら、鏡見なさいよ。仕草とかがんばれば女の子そのものじゃない!」

男「(こ、これが・・・・俺!? 女じゃねーか!どうみても女・・・・)」

男「ど、どうしよう・・・・これ、楽しい・・・・かも・・・・・・」

姉「(堕ちたな・・・・ククククク)」

姉「じゃあその服、上げるわ。カツラはダメよ。私のだからね。」スポッ

男「あぅ・・・・」

男の娘とか
俺特だわ

幼馴染「お、男君・・・・」

男「よ、よぉ・・・わざわざどうした?ん?」

幼馴染「着心地は、どうだった・・・?(照)」

男「さ、最高だったよ・・・・(うわぁぁああああ!!死にたいよぉおおおお!!)」

幼馴染「こ、今度是非・・・うちに来てね・・・・カツラとかもあるから!」たったったったった・・・

男「えっ、ちょっと!」

キーンコーンカーンコーン

教師「授業始めるぞー」

男「(まずい!これは非常にまずい!もし皆に知れ渡ってしまったら・・・俺の人生は・・・・)」ブツブツブツブツ

教師「おい、男!お前何俯いてるんだ?寝てるのか?」ツカツカツカ・・・

男「(しかもカツラまで用意して待ってるって、どういうことだよ・・・)」ブツブツブツ

教師「おい、男!」

男「カツラぁぁあああ!!」

教師「・・・・・」ピキッ

教師「カツラで何が悪い・・・・カツラで、何が、悪い!?」スポッ

男「へっ?えぇぇぇえええええ!!先生、カツラだったんですかぁぁあああああああ!?」

男「今日は最悪な一日だった・・・・」バタン

姉「お帰りなさぁーい。かわいい弟君。」

男「気持ち悪い呼び方するな・・・・げっ!?この靴の数は、まさか!!」

姉友1「やぁ、大きくなったねぇ弟君。」

姉友2「かわいく・・・なった・・・・・(照)」

姉友3「生意気になったようにしか見えないけど?」

男「あっ、あんたら・・・・何しに・・・・」

姉「久しぶりに、男をみたいって言うからさ、連れてきたんだよぉ。」

姉「ついでに、男の娘もみたい、ってさ?」

姉友2「大丈夫・・・優しく・・・する・・・(照)」

男「優しく無いバージョンがあるってことですかぁ!?」

姉部屋

姉「まずは、セーラー服ね。ほら、着替えなさいよ。」

男「ね、姉ちゃん・・・仲間が増えたからって口調が変わってるよぉ・・・」

姉「そんなのはいいの。早く、ココで着替えなさい。」

男「じょ、女性が3人もいる前で・・・・ですか?」

コクコク

男「(全員頷きやがった・・・)わ、わかりましたよ・・・」ぬぎぬぎ

『おおおおおおお!!』

姉友3「へ、へぇ・・・良い体してるじゃないの・・・・(照)」

姉友1「腹筋も締まってて、良い感じだねぇ。体脂肪率は1桁かなぁ?」

男「(は、はやく着替えよう・・・・)」しゅるしゅる

男「カツラを付けて、っと・・・・どうですか?」くるりっ

『おおおおおおおおおおおっ!!』

姉友2「乙女・・・・・(照)」

姉友3「絶滅危惧種がこんなところに居たのか!!」

姉「(にやり)」

男「で、どうすればいいんですか・・・・」

姉友1「じゃじゃーん、これを持ってきてやったぞぉー!」

男「こ、これって・・・・!」

姉友3「ゴスロリだぁ!!それに着替えて、私達をもてなすのよ!!」

男「も、もてなすって・・・・」

姉「いいからいいから、早く着替えて着替えて!」

男「え、ちょっと・・・4人掛かりで・・・・そんなぁっ!あっ!」

しゅるるるるごそごそごそごそ・・・・

男「ひ、ひどい・・・みんなひどい・・・・・」

姉友1「こ、これは・・・・」

姉「そ、想像以上に・・・・」

姉友2「萌える・・・・(照)」

姉友3「かぁわぁぃぃぃいいいい!!////」

姉「ほら、さっさと持て成すのよ・・・」

男「は、はい・・・・わかりました・・・・・」

姉友3「どことなく口調まで変わってきてるわ!」

姉友2「何か足りない・・・・・はっ! お化粧・・・・・」

キュピーン

男「マジですかぁぁあ!?」

姉「もう、さ。行くところまで、行っちゃおうよ、ね?」ポン

男「あうあう・・・あうあう・・・・・・」

30分後

男「ひどいです。皆さんそろってこんなこと・・・・」

姉友3「す、すけべしよーや?な、えぇやろ?えぇやろ?はぁはぁ・・・」

姉友2「すけべ・・・する・・・・・(照)」

男「持て成すんじゃなかったんですかぁ・・・・」

姉「いいことおもいついた!女装して、外に出よう!」

男「な、なにぃ!?」

姉友3「それで、男性を逆ナンして引っかかるようなら合格。」

姉友3「無理なら、不合格。楽しそうだ。」

姉「いいねいいねぇ・・・ってわけだから、早速私の私服に着替えなさい。」

男「何が、『ってわけだから』なんだかわかんねぇよぉ・・・」

姉「四の五の言わない!」

男「は、はいっ!」

繁華街

男「ば、ばれてない・・・?ねぇ、みんな俺の事見てるよ?」

姉「大丈夫大丈夫。あんたがあまりに美人すぎるから見てるのよ。」

姉「あと、話す時は裏声使いなさい。地声だとさすがにバレるわよ?」

男「わ、わかりました。お姉さま。」

姉「じゃあ、私達ここのベンチから目で合図するからね。」

男「うぅ・・・・・わかりました・・・・。」

姉「ミッション・・・スタート!」


姉友2「あれがいい。冴えない感じ。初めての相手には持って来い・・・」

姉「よし、決まりね。」

姉「(あいつよ、教えた通りにやりなさい!)」クイッ

男「(マジかよ・・・わかった、やればいいんだろ。やれば・・・・)」クイッ


男「あの、すみません・・・・(俯きながら、裏声裏声・・・・)」

冴えない男 「はい?(うわ、すっげぇ美人オーラ出てるよ、この子!)」

男「今、お一人ですか?(ゆっくり顔を上げて目を見つめる!!)」

冴えない男 「そ、そうだけど・・・?(えっ、何これ。逆ナン?逆ナンって奴なのか!?)」

男「じゃ、じゃあ私と一緒に遊びませんか?」

冴えない男 「(逆ナンだー!モテ期って奴だ!ひゃっほー!!)はい、どこへ行きましょうか?」

男「こっちです・・・・」

冴えない男 「え?」

姉「いらっしゃい。」

姉友1「ごめんねぇ~」

冴えない男 「はい・・・?」

姉友3「その女の子が可愛いから、釣られちゃったんだよね?」

姉友3「ごめんねぇ、その子、男の子なんだぁ。」

男「悪いな。騙すようなことをして。」

冴えない男 「お前・・・・お、お、男なのか!?」

男「そうだけど・・・・って、お前、まさか友1じゃねーか!?」

友1「お前・・・女装なんかして、何やってんだ・・・・」

姉友2「しまった・・・・・(汗)」

男「これには深い理由があるんだ!話だけでも聞いていってくれ!!」

友1「ま、また・・・今度な?今はちょっと・・・・うわぁああああ!!」ダダダダダダ

男「友よおおおおおおお!!」

まだー?

支援

バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン       バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・)  バンバンバンバン゙ン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
    \/___/ ̄


俺得他ならん

マジがんば

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