真奧「安価でエンテ・イスラを征服する」 (82)
※はたらく魔王さま!の安価SSです
※整合性を取るため、原作設定を惜しみなく使います。原作未読の方はネタバレ注意
※開始時の時系列は適当です
芦屋「ふむ、これもあまり意味がなさそうだな…」
漆原「芦屋ー、何読んでんのさ?」
芦屋「魔翌力回復手段の手掛かりになればと、少し気の引いた書籍を図書館から借りて来たのだが…、どうやら無駄足だったようだ」
漆原「ふーん、でも魔翌力は人の恐怖や嫉妬、畏怖の心から生まれるものってわかったじゃん。それは選択肢にないの?」
芦屋「だからと言ってこの世界の人々に迷惑を掛けるわけにはいかないだろう。これは魔王様とも話し合って決めたルールなのだ」
漆原「なるほどね、まぁご苦労さま」
芦屋「貴様、そう思うなら少しは手伝おうとか思わんのか?」
漆原「僕は僕なりに調べてるよ。インターネットでね。少なくとも芦屋よりかはよっぽど効率的だと思うけどね」
芦屋「む、そんな事が言えるなら少しは目星がついているなだろうな?」
漆原「まぁ興味深い資料ならあるよ」カチャカチャ
漆原「ほら、これを見て欲しいんだけどさ」
芦屋「何々、これは貴様がよく見ている某巨大掲示板ではないか」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1370510531
漆原「そうそう、で、この中でも『安価スレ』ってのが面白くてね」
芦屋「それは単なる貴様の感想ではないか」
漆原「僕の言いたい事はそーゆー事じゃなくて、ほら、安価を振ったらそれは絶対な訳だけど、単なる面白半分や偶然とは思えないような結果が結構な確率で起こるんだよ。それこそ神憑り的な結果がね」
芦屋「つまりこの『安価』には何か超常的な力が作用している。これを解析すれば魔翌力も回復出来るかもしれない。貴様はこう言いたい訳か?」
漆原「その通りだよ芦屋。流石魔王軍一の知将アルシエルだ」
芦屋「ふむ、貴様の言いたい事はわかった。今日魔王様がお帰りになったら早速相談してみようではないか」
地球すっ飛ばしてエンテ・イスラか
そして—
真奧「ふーむ安価ねぇ」
漆原「そうそう、なかなか面白い取組みだとは思うよ。絶対何か手掛かりが掴めると思うな〜」
芦屋「まぁ私としては少々不安が残る訳で、こうして魔王様にご相談をと」
真奧「良いんじゃない?結局魔翌力を回復する手段は今のとこないに等しい訳だし、やってみる価値はあると思うぞ?」
真奧「それに見た感じ、何か不思議な力が加わっている事は間違いなさそうだ。上手く事が運べばエンテ・イスラ征服も夢じゃないぞ!」
漆原「ただ一つ、これだけは注意して欲しい真奧。『安価は絶対』これは魂のレベルでの契約に等しい。どんな安価が舞い降りたとしても、それは必ず実行するんだ」
芦屋「魂のレベルだと?貴様、そこまでの話だと言うのか?」
漆原「そうさ、だからこうして確認を取っているんだろう?」
真奧「おし、上等じゃねーか。安価。やってみようじゃないか」
芦屋「魔王様がお決めになった事ならこの芦屋、何も言いますまい。どうか御武運を」
漆原「決まりだね。じゃあ手始めに早速安価をつけてみよう」
真奧「なら>>7をやってみるか」
※意味のない言葉、またあまりにも世界観からかけ離れた事は安価下になります。
米の生産を広める
二毛作を広げる
FXに手を出す
ちーちゃんにエンテイスラ帰るとどっきり仕掛ける
軍資金あるのか?ww
0(軍資金)から始めるFX講座
真奧「よし、何か行動を始めるにせよ、まずは先立つ資金が必要だ」
芦屋「そうですね。魔界にいた頃は貨幣などの制度もなく、力さえあれば王者。そんな単純な世の中でしたが…」
真奧「だが芦屋。貨幣が流通し、経済が発達する事でこうした豊かな社会が成り立っているんだ。いつか魔界にもこの概念を取り入れたいものだな」
芦屋「貨幣制度が成り立つ上で重要なのが、株式と為替ですね。一度勉強のためにやってみるのも手ではありますが、残念ながら魔王様。我ら魔王城の財政にそのような余裕など…」
漆原「少額から手軽に始めるなら、FXって手もあるけどね。2〜3万から出来るよ?」
真奧「うーん、聞いた事はあるけど、FXって博打に近いんだろ?」
芦屋「むむ、魔王様。いくら少額とは言え博打に手を出すのは」
漆原「今はドル円で区切れば以前程急激な値動きはしてないから、そんな簡単に大怪我しないと思うけど…。真奧どうすんの?お金なきゃ何も始まらないって自分で言ってたじゃん」
漆原「専用の口座ならネットですぐに作れるよ?」
真奧「おし!昨日給料日だったし少しは金もある。モノは試しだ!やってみようじゃないか!」
魔王、資金の増加を企てFXに手を出す!結果は?安価下
コンマ00〜29 大失敗。明日の食う金すら使い切る
コンマ30〜49 失敗。家計に深いダメージを負う
コンマ50〜79 成功。向こう一か月の財政的余裕
コンマ80〜99 大成功。1年間は3人ニートでも余裕だぜ!
ほい
oh......
知ってるか? FXって「資金がマイナスになる時もある」んだぜ・・・
なんてこった
なってねぇなってねぇぞコンマはこうとるんだよ!
真奧「準備は良いか漆原!?」
漆原「オッケー。口座も開いたし、ソフトの立ち上げも問題なし。いつでも買えるよ」
真奧「結構だ。準備出来たか芦屋!?」
芦屋「私個人としてはどうしても気乗りしませんが…。はい、口座にお金は振り込んで参りました」
漆原「で、真奧はどうするの?」
真奧「まぁそうだな。アベノミクスとやらで円安傾向が続いてるよな。ここはこれに素直に乗っかろうかと思う」
芦屋「最近は以前程堅調とは思いませんが…」
真奧「ふふふ甘いな芦屋。今日はプラス材料があるんだよ。安倍総理の成長戦略演説がなぁ!」
芦屋「な、なるほど…」
真奧「総理の発言となれば市場も大きく反応する。最近はイマイチな日経平均も取り戻し、そうなれば円も売られる!思い立ったが吉日とはまさにこの事!今日FXを決断した俺は運が良いぜ!!」
芦屋「は、はぁ」
真奧「よし行け漆原!証拠金をたんまりぶち込めぇ!!」
漆原「はいよ、っと」カチカチ
〜そして〜
真奧「終わった…」
漆原「最悪だよ真奧…リスクカットが間に合ったから良いけど、ホントに借金背負うとこだったよ…」
芦屋「」←立ったまま白い灰になってる
真奧「これはヤバいな。明日食うための金すら残らなかった…」
漆原「どうするの真奧」
真奧「し、しかたない。ここは…>>20」
恵美の家から強奪…勇者だって一般人にやってるし良いよね?
安価スレならあげようぜ
>>18
鈴乃に土下座してうどんをもらう
ついでに巻き込む
徳川埋蔵金探索
安価とって言うのも何だがこれセーフか?
>>19了解っす。
>>20だいじょぶ。お前ら優しいな
真奧「しょうがない、飯に関しては鈴乃に土下座してでも何とかして貰うしかないか…」
漆原「まぁ、妥当だね。こうなった以上、僕も腹を括るよ」
真奧「何を?」
漆原「何をって鈴乃にご飯を貰うこと?」
真奧(こうなってもこいつから働こうって意識は出てこないらしい…)
芦屋「」ハッ!
芦屋「まままままま、ま魔王様……!!!!!!!」
真奧「おう芦屋起きたかー」
芦屋「ななななな、なんて、なんて事を貴方様はぁぁぁぁぁ!!!!」
真奧「ま、まぁ落ち着いてくれ。正直すまんかった…」
芦屋「いったいこれからどうすると言うのです!?口座には端数の62円しか入っておりませぬ!!」
真奧「とにかく飯は鈴乃に融通して何とかしてもらおう…。ちょっと補填で芦屋にも派遣とか行って貰うかもしれんが…」
芦屋「そうするしかないでしょう!この芦屋、後生です!!どうか誓って下さいませ魔王様!!金輪際博打には手を出さないと!!!!」
真奧「…わ、わかったわかった。もう二度とやらない」(なんつー迫力だよ…)
漆原(安価だからそんなの関係ないけどね)
〜そして〜
鈴乃「ど、どうしたのだ?急に上り込むなり三人で土下座など…」
真奧「すまん鈴乃、今月だけどうか飯の面倒を見て欲しい。金がなくなった」
鈴乃「は、はぁ??いったいどうゆうことだ!?訳を聞かせてくれんとなんとも言えん」」
真奧「○○○○」
※○○○は安価>>25
1.正直に訳を言う
2.理由をでっちあげる。こちらは理由も書いて下さい。
勇者に兵糧攻めと称され預金をまきあげられた
魔王軍なんかクズ集団になりつつあるな
さっきの安価の時も思ったがお前ら何でそんなにエミリアに厳しい内容なんだw
真奧「実は……」(どうするよ…、コイツに博打で擦ったなんて言ったら本気で見捨てられるぞ…)
鈴乃「??」
芦屋(魔王様、僭越ながらここは私にお任せを)
真奧(イデア・リンク!?芦屋?)
芦屋「実はクレスティア。我々は勇者エミリアに兵糧攻めと称され預金を全て巻き上げられたのだ」
鈴乃「…は?」
芦屋「と、言うのがエミリアの詭弁なのだがな…。実はここ数か月、魔王様はアムス・ラムスに対する養育費を滞納していたのだ。それで痺れを切らしたエミリアが実力行使に出た。これが現状だ」
鈴乃「そんなもの、お主らが悪いとしか言いようがないではないか…」
鈴乃(そんな取決めがあったなど初耳だ…)
芦屋「クレスティア。よく聞いて欲しい。我が主もちろん約束事は誠実に守る。無論アムス・ラムスに対する養育費もしっかりと残していたはずだった…。
だが、月末になると口座に残していたはずの預金が綺麗さっぱりなくなっているのだ…。そして送られてくるクレジットカードの引き落とし通知…」
芦屋「そう!こいつのせいで!!!!」グワッッ
漆原「」
漆原「へ?」
鈴乃「な、なんと…。ルシフェル…、貴様」
漆原「は?」
安定のルシフェルの扱いである
働かないなら盾になれルシフェルwwww
ネタバレコメって控えたほうがいいのですか?
俺は原作読んでないけどss見ている以上ネタバレは覚悟してる
真奧(うわー、芦屋うわー)
芦屋「無論、アムス・ラムスは魔王様にとって目に入れても痛くない程の愛娘であることは貴様も承知のはずだ。しかしない袖は文字通り振れなかったのだ!
主にこいつのせいで!」
漆原「ちょ、ちょっと芦屋…!?なんで僕のせい???」
鈴乃「黙れルシフェル!!このごく潰しがっっ!!!」
漆原「ええええええええええええ」
真奧(漆原ー、骨は拾ってやるぞー)
鈴乃「…仕方がない。悪魔などに協力してやるなんぞ気が引けるが…。事情は理解した。うどんで良ければいくらでもくれてやろう」
真奧「あ、ああ…鈴乃。すまない。恩に着る」
鈴乃「しかし原因はそのルシフェルが没頭する『ぱそこん』という代物なのだろう?良かったら私が管理しても構わないが…」
芦屋「それはありがたい!!!」
漆原「ちょっと芦屋!?」
真奧「お、落ち着け芦屋。願ってもない話だがそこまでして貰うのも悪いだろう。ネットは俺だってたまに使うし…
ほ、ほら今回のは流石に効いたからさ!漆原もだいぶ懲りてる!」
真奧「な?良いだろう芦屋?」
芦屋「む、魔王様がそうおっしゃるならば…。感謝しろよ漆原。流石我が主は懐が深い」
漆原(しれっとなんつーこと)
真奧「じゃ、じゃあそーゆー事で。鈴乃。あ、あとお願いがあるんだが…」
鈴乃「ああ、エミリア殿には黙っていてやる。これで良いか?」
真奧「本当にすまない!!よ、よし!芦屋、漆原!行くぞ!」
〜魔王城帰還〜
漆原「まさかあんなふうにダシに使われるとは夢にも思ってなかったよ…」
芦屋「日頃の行いという奴だ。これを機に精進するのだな」
漆原「くそう…」
真奧「まぁなんとか首の皮が繋がったか…。よし、次は>>34でもやってみよう」
エンテ・イスラ時代の経験を執筆してラノベ作家デビューを狙う
農業を始める
恵美に対し結婚詐欺
広い括りだからなんとかな……る…?
都内だと小さな農場レンタルしてやれるらしい。
まあ、あくまで趣味範囲だけど。
家庭菜園ではなく農業…
行動しようにも金が・・・
真奧「こうなったら仕方ない。農業でもはじめてみるか」
芦屋「はい?魔王様?」
真奧「ああ、ちょっと語弊があったな。いやだって鈴乃の出してくるうどんは聖別されているから、そんなもん食い続けてたらまた芦屋が倒れちまうだろう。
いわゆる家庭菜園って奴だ。幸いここは庭も広いし、プランター置いて、野菜を育てるって寸法だよ」
芦屋「ま、魔王様!こんな状況に置かれましても我が身のご心配をしてくださるなんて…。なんて私は主に恵まれて…!!」
真奧「芦屋、暑苦しいぞー」
漆原「でも真奧、家庭菜園やるんなら種もプランターも買わなきゃならないよ?」
真奧「町内会清掃で知り合ったおじさんにそーゆー趣味の人がいるんだよ。言えばきっと譲ってくれると思うぜ」
漆原「ああ、そう…」
漆原(町内会で着々と人脈を築く悪魔がいるらしい。世の中広いね…)
ピンポーン!
芦屋「うん?来客か?」
真奧「あ、悪い芦屋。ちょっと出てくれないか」
芦屋「はい、ただいま」
○○○「ごめんくださーい」
現れた人物は?>>42
※魔王さま登場人物及び日常生活でありえる訪問者でお願いします。
あまりにもかけ離れてる場合は安価下
ちーちゃん
階段から一度落ちた恵美
勇者
ちーちゃんきたでー
千穂「ごめんくださーい」
芦屋「おお、これは佐々木さん。本日はいかがなさいましたか?」
千穂「こんにちは芦屋さん。あの、真奧さんは…?」
真奧「おうちーちゃん。今日はどうしたの?」
千穂「あ、真奧さん。いたんですね。あの、木崎さんから電話入ってませんでした?なんか昨日から『まーくんに繋がらない』って電話が私に来てて…。で、ちょっと心配になって様子を見に来たというか」
真奧「え?マジで…?本当だ気付かなかった…」
漆原(昨日はチャートと睨めっこでそれどころじゃなかったもんなぁ)
芦屋「まさか魔王様、お仕事に行かれなかったなんてことは…?」
真奧「いやー、昨日はシフト休みだったからそんなこたぁないと思うんだけど…」
真奧「ごめんちょっと木崎さんに折り返してみるよ。あ、良かったらちーちゃん、上がっていってよ」
千穂「あ、はい。じゃあお邪魔しますー」
真奧「……はい。ええ。……あ、わかりましたー。……いやすみませんでした」(電話中)
漆原「電話で話しながら頭を下げる悪魔がいるらしい」
芦屋「…それは言ってやるな漆原」
千穂「あは、あはは…」
真奧「…はい。じゃあ今日のバイトで。はい、失礼しますー」
真奧「ふうー」
千穂「ま、真奧さん。木崎さん、なんて言ってました?」そわそわ
真奧「ん?いや、怒られたとかそーゆーんじゃなくてさ。今度マッグである研修に参加して欲しいって打診だったんだよ。詳しい事は今日のバイト中に話すってさ」
千穂「あ、そうだったんですか。全然繋がらないなんて木崎さん言うから私、ビックリしちゃって…」
真奧「いやぁ申し訳ない。俺もなんで気付かなかったのやら…」
真奧(い、言えない。まさかFXで大損ぶっこいてる最中だったなんて)
真奧「ち、ちーちゃんもこの後バイトだろ!?一緒に行くか?」
千穂「え?あ、はいそうですね!!行きましょう行きましょう!」
〜そしてマグロナルド笹塚店事務所〜
木崎「やあまーくん。休憩中に来て貰って悪いね」
真奧「いえ、昨日電話出れなかった俺も悪いですし…。あの、木崎さん。その研修というのは」
木崎「うん。実はね、我がマグロナルド毎年この季節になると一風変わった研修をやるんだよ。正直好き嫌いが激しいジャンルで、特に今時の若い子は出たがらなくてね。
こうしてまーくんに声を掛けさせて貰った訳さ。ま、詳しい事はこの紙に書いてあるから」
真奧「はい」
木崎「もちろん研修費は出るし、行き返りの交通費も出すからさ。悪い話じゃないだろう?」
真奧「なになに…『マッグの野菜を知ろう!高原野菜の収穫農業研修!』 はぁ、こんな事もやるんですか」
木崎「ついでに採った野菜は持ち帰り放題らしいよ?まぁどうしても嫌なr」
真奧「行かせて下さい木崎さん!!!」
木崎「お、おう…。じゃあ頼んだよ」
ちょっと申し訳ないけどのんびりやらせて頂いてます。
今日はここまで。また明日夕方ぐらいから再開しますー。
乙 次回も期待
乙
選択安価でもいいんやで
乙!
応援します
こんにちは>>1です
訂正箇所が2点程
×アムス・ラムス→○アラス・ラムス
×真奧→○真奥(『おう』の字が違いました)
てな訳なんでスレタイ検索で出て来なかったからちと焦ったぜ…
ではぼちぼち再開します。
〜魔王城夕食時〜
恵美「はぁ?農業研修?マグドで?」
真奥「そ。んな訳でアラス・ラムスとしばらく会えなくなるからさ。その間世話を頼んだぜ」
恵美「そんな事言われなくったって。てか、アンタがいつまでも父親面してんのがどうも気に食わないわ」
真奥「そー言いながら毎回こうやって連れて来てくれてるじゃんかよ」
恵美「そ、それはこの子がアンタに会えないとどうしてもグズるから…」
アラス・ラムス「ねぇまま。ぱぱ、どこかいっちゃうの…?」
恵美「うん。そうねぇ…」
真奥「おう。ちょっとの間会えなくなっちゃうけどな。ママの言うことしっかり聞いて、おとなしくしてるんだぞ?」
アラス・ラムス「ふえ…」うるうる
恵美(しまったこのパターンは…)
アラス・ラムス「やあ!!やだ!!ぱぱといっしょぉ!」バタバタ
真奥「うげっ!」
芦屋「やっぱりこうなりましたか」
漆原「ほらー。だからメールで伝えておけばいいのにって言ったのに」
恵美「ア、アラス・ラムス!?ちょっとだけだからね!またすぐに会えるから!」
鈴乃「……」
アラス・ラムス「やだぁ!!」バタバタ
真奥「参ったなぁ…泣き止まないぞ」
恵美「ちょ、ちょっと真奥!アンタが原因なんだからなんとかしなさいよ!」
真奥「う、うーん…おし。ここは>>56だ」
あかんsageてた…
一緒に行くぞ!
恵美は除く
なんでや!!!!!!
真奥「よ、よし!ならば一緒に行くぞ!ただし恵美は除く!」
恵美「は、はぁ!?何言ってんのよ!だいたい私がアラス・ラムスと離れられないのは知ってるでしょうが!!」
真奥「む、そ、そうだった…」
アラス・ラムス「びえぇぇぇぇぇ!!!!」
芦屋「説明しよう!アラス・ラムスは勇者エミリアの体内に宿る『進化聖剣・片翼』と融合しているため、ちょっとやそっとじゃ離れられない間柄なのである!しかも一定距離間を離れると、強制融合してしまうのだ!」
漆原「誰に説明してんのさ…」
鈴乃「……ちょっと良いか?」
一同「??」
鈴乃「>>61
ご飯が冷めるから早く食べろ
2人(3人)で行けば良いのでは?
もう全員で行かないか?
鈴乃「もう全員で行かないか?」
真奥「へ?」
恵美「は?」
芦屋「む?」
アラス・ラムス「みんなでおでかけー!!」
漆原「今日のから揚げも美味しいなぁ」もぐもぐ
鈴乃(やはりな…)
恵美「ちょっと待ってよ!私、仕事があるんだし無理よ!それに真奥は会社の研修なんでしょ?他人が参加出来るハズがないわ」
真奥「それがなー…。この研修はマッグの広報も兼ねてるらしくてな。身内の参加は大歓迎らしい…。まぁその分お前らの参加費は掛かるけど」
恵美「はぁ?」
真奥「ほれ、プリント」ぴらっ
恵美「…げ、本当だ」
漆原「僕めんどくさいからパースー」
芦屋「しかし魔王様!先日の件もあって、我が魔王城の財政にそんな余裕はありませぬ!」
真奥「ば、バカ!芦屋!!」
恵美「は?何よ先日の件って」
鈴乃「ん?エミリア殿が一番わかっているのではないか?」
真奥(やばいやばいやばい…)
恵美「何が?まぁド貧乏の貧相魔族に旅行紛いの交遊費なないのはわかってるけどね」
鈴乃「いや、私が言いたいのはそうではなくて…。ん?」
真奥(ダラダラダラダラダラ)
鈴乃「……」(やはり)
鈴乃「エミリア殿はアラス・ラムスの養育費と言って真奥達のお金を巻き上げたのだろう?」
恵美「はぁ!?私がそんな姑息な真似をするはずないじゃない!!」
真奥(終わったーーーーーー!!!!)
芦屋「ま、待てクレスティア!!」
ザン!!←鈴乃の大鎌が突き付けられる
芦屋「ひぃ!貴様…!」
鈴乃「黙っていろアルシエル。さて真奥。わかっているな?」
真奥「ハ、ハイ……」
鈴乃「なぜ貴様は私にあんなふざけた嘘を付いたのだ?」
真奥「>>65」
さすがにFXに手をつけて明日を生きていくのが困難になったなんて言うのが恥ずかしかったんだ
すいません博打(FX)ですったって言いたくなくて。
鈴乃は恵美のこと呼び捨てじゃなかったっけ
これは死んだな
>>66把握
真奥「すいません博打で擦ったって言いたくなくて」
鈴乃・恵美「「はあああああああああ!!??」」
漆原(かつてエンテ・イスラを恐怖のどん底まで陥れた大魔王サタンの……)
漆原(それは見事なまでの清々しいジャンピング土下座であった……。そしてから揚げうまい)もぐもぐ
恵美「あ、あんた!!アラス・ラムスがいながら博打ってどーゆう事よ!父親としての自覚がない訳!?」
漆原「父親ってのは認めるんだね…」ボソ
恵美「う、うるさい!!///」
鈴乃「…もう良いだろうエミリア。残念ながら私は我慢ならん。今ここで成敗してくれる!!」
真奥「大鎌がさらにでかく!?」
鈴乃の手に持つ大鎌が大きく振り上げられ、今正に真奥の頭上目掛け振り下ろされる!そんな時であった。
アラス・ラムス「ぱぱをいじめちゃめー!!!!」
鈴乃「ア、アラス・ラムス…。そこをどくのだ!やはり真奥がそなたの父を語る資格はない!」
アラス・ラムス「めぇぇぇぇぇぇ!!!」
鈴乃「くっ……」
恵美「もういいわ鈴乃。ちょっと真奥。博打ってあんたどーゆうことよ?いくらあんたが悪の権化だからって、そんな真似するとか思えないわよ?」
真奥「それは…、何故かやらなきゃならんような気がしてだな…」ビクビク
恵美「はぁ?答えになってないわよ。ちなみに博打って何やったの?」
真奥「FXでございます」
恵美「あのねぇ…。>>70」
FXは素人が手を出していいものではないわ
プロの技を見せてあげる
そういうのはちゃんと勉強してからやるものなのよ?
……で、いくら無くしたのよ。今回だけ立て替えてあげるわ
アラス・ラムスの前だし
額に汗して稼ぎなさいよ
完全にダメ夫とできる妻
恵美「あのねぇ…。そういうのはちゃんと勉強してからやるものなのよ?」
真奥「ハイ、メンボクゴザイマセン」どげざー
恵美「」はぁー
恵美「……で、いくら無くしたのよ。今回だけ立て替えてあげるわ」
一同「「「!!!!?????」」」」
鈴乃「エ、エミリア!お主そんな甘い事言っていいのか!?」
恵美「…アラス・ラムスの前だしね。なんか毒気抜かれちゃったわ」
芦屋「調子に乗るな勇者エミリア!誰が貴様の施しを受けるものkって、いてえ!!」
恵美「アンタは黙ってなさいアルシエル」ギロ
芦屋「ぐう…」
漆原「僕をダシにした見返りだよー」
芦屋「…くそう。なんたることだ」
恵美「…で、いくらよ。私の気が変わらないうちにさっさと言いなさい」
真奥「あ、ああ…。先月の給料まるまるだから20万程…」
恵美「…ったく。勇者の施しを受けて、屈辱にまみえる事ね。魔王サタン?」つ札束
真・芦・漆「「「キャッシュ!!??」」」
真奥「お、おい!なんでお前がこんな大金持ち歩いてるんだよ!!」
恵美「はぁ?…なんでって>>75だからよ」
……貴方と、その……あー偶然よ!
偶然なんだから!
エメからもらった〜bを売り捌いた
恵美「エメから貰ったホーリービタンβを売り捌いたからよ」
鈴・漆「「はあああああああああああ!!??」」
鈴乃「お、おい!?エミリア!それを売るなんてとんでもない!どうやって聖法気を回復するつもりだ?」
恵美「まぁ、エメからは定期的にホーリービタンβ送られてくるし?ちょっと面白半分でネットオークションに掛けてみたらとんでもない高値がついちゃって」
鈴乃「ねっとおーくしょん?」
漆原「…で、調子乗ってついつい売りすぎちゃった訳?」
恵美「ぐ、まぁ否定はしないわ…」
漆原(誰が買ったんだろう?てか細かい事言うと薬事法とか…。まぁ地球の薬じゃないからいいのか)
恵美「まあそんな訳で私は今やセレブな暮らしを送る独身貴族って事よ?エンテ・イスラの因縁からこの1年、アンタ達と私に生活差を思い知る事ね!そして未だに貧乏生活から抜け出せない悔しさを噛みしめるがいいわ!!」
真奥「うわー、どっちが悪魔だよー」
芦屋「おのれ勇者エミリアぁぁぁぁ…」ギリギリ
漆原「そして何故か芦屋が悔しがってるし…」
アラス・ラムス「ねーまま。おでかけ。みんなでおでかけしないの?」
恵美「…うーんそうね。有給はまだ残ってるし。まぁ行くのはやぶさかでは」チラ
真奥「アラス・ラムスが行きたがってるならお前もついてくるしかないだろう…。グズるアラス・ラムスをあやしきれるってんなら来なくても良いけどな」
恵美「ぐ、わかったわよ!行くわよ!ただし鈴乃もついて来てよ?」
鈴乃「うむ、元々この世界の農法に興味を持っていたのだ。良い機会だから私も行こう」
鈴乃「…ただし真奥。今回はアラス・ラムスとエミリアの顔を立ててこれ以上は何も言わぬが、私は決して貴様を許した訳ではないからな?」ごごごごご
真奥「ハイ、カサネガサネモウシワケゴザイマセン…」
真奥「あ、芦屋と漆原はどうすんだ?恵美から金貰ったし、別に来ても構わないぞ?」
芦屋「むう、とは言え財政が苦しい状況は変わらないですし、せっかくですが魔王様。私は遠慮させて頂こうかと…」
漆原「僕は行かないっていってるじゃん。めんどくさい」
※芦屋と漆原は農業研修に参加する?しない?安価下
〜一方その頃〜
千穂「木崎さんっ!例の農業研修、私も参加させて下さい!!」
木崎「んー、別に構わないけど店舗枠はまーくんに決まっちゃってるから、研修代は出ないぞ?」
千穂「はい!全然構いません!!」
木崎「ははーん、恋する乙女の行動力はたくましいねぇ。良いよ、行っといで」ニヤニヤ
千穂「///」
しない
※予告
次回はようやく安価実行!『魔王と勇者、現代の農業に触れる』
>>90までの多数決でルート分岐します。
1.ほのぼのルート
2.完全即興安価上等ルート
のんびりですいません。ではよろしくです。
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