対戦者4人で各回戦ごと競売が始まる前に1度だけコインを何枚使うか言わなければなりません。ただし3回は嘘を言う事が出来ます。※1度だけは本当のコインの枚数を言わなければなりません。

それではスタート！

空『さて、まずは最初のコインの枚数だが…』

空『何枚にするか』

空『まず考えなきゃいけない事は』

空『最初のゲームは万が一1位をとったとしても宝石を没収されるリスクがない事だ』

空『普通に考えたら一度の競売でかけられるコインは4×25=100で25枚…』

空『もしも2位を取ることができたら、最初に１つの箱の中身を確認することが出来る』

空『ドラクエで言うインパスか…』

空『最初にインパスした宝箱が宝石3個の確率3分の1、宝石3個の宝箱を解析する事が出来なくても』

空『残りの宝箱2つから2分の1で宝石3個の宝箱を引き当てれば』

空『6分の5の確率で一番宝石の多い宝箱を引き当てる事が出来ることになる』

空『2位のメリットが多いって事だな』

白『それで…お兄ぃ…何枚…出す？』

空『あ、あぁそうか最初に何枚出すか宣言しなきゃな』

すまぬ

司会『ちなみに最初に何枚のコインを使うか宣言する時は
50-実際に出す枚数』

司会『つまり実際18枚出すなら32枚と
"嘘"を28枚なら22枚と"嘘"をついてください』

空『俺は32個だすぜ』

ステフ『25個ですわ』

ジブリール『35個ですの』

白『26個…』

司会『さて…結果は！』

宣言する順番

【1回戦】空→ステフ→ジブリール→白

【２回戦】白→空→ステフ→ジブリール

【３回戦】ジブリール→白→空→ステフ

【４回戦】ステフ→ジブリール→白→空

白『ﾌﾌﾌ…1回戦は私の勝ちだね…にぃ』

空『！？』

>>18

個→枚

司会『今回見事2位に輝いた方は…』

司会『白さんです！』

白『…ﾌﾌﾌ』

司会『今回ドボンになった可哀想な方は…』

司会『ステフさんでした～』

ステフ『え？わたくしですの？』

ステフ『きゃー』

白『にぃに勝ったよ…』

白『勝った理由は大きく分けて２つ…』

白『まずは心理戦…』

白『今回のゲームの肝は正直に言えるのは一回だけということ…』

白『嘘を言っても正直に言っても(50-コインの枚数)という取り決めがある以上…』

白『そう…自分の提示したコインの枚数がばれてしまう』

白『嘘を言うのが切り札なら、嘘と正直の回数を決めてしまえば…』

白『正直に言うのが逆に切り札になることもある』

白『つまり切り札が"逆さま"になる』

白『だから今回、正直は"切り札"』

白『にぃならここまで言えば気付いたよね？』

空『そうか！』

空『切り札だからこそ俺とジブリールは使わない』

空『1回戦で自分の手札が見られる"正直"は使えない』

白『白はにぃとジブリールが十中八九"嘘"をつくと考えた』

白『それともう1つ』

白『ステフが25を提示したこと』

ステフ『25のなにが？』

三人『『『あ！！』』』

白『25は矛盾…』

白『ステフ馬鹿…』

白『本来25はない数字…』

白『50-25=25…』

白『25を提示した時点でステフは正直者…』

白『25は嘘をつかない…』

空『そうか！』

空『25をステフが提示した時点でステフが"正直"なのはすでに決まっていたんだ！』

空『25で嘘をつくとコインの枚数が50-25=25で…』

空『結局25になる』
空『25は矛盾を引き起こす数字だったんだ！』

白『そう…だからしろはステフが"正直"だったのは分かってた…』

白『あとはこの複合…』

白『提示した数は…にぃ-32枚
ステフ-25枚
ジブリール-35枚
白-26枚
』

白『実際は…
にぃ-32or18枚
ステフ-25枚
ジブリール-35or15枚
白-24枚
』

白『嘘をつけるのは4回戦に1回だけ…つまりにぃとジブリールがどちらとも嘘をつく確率は…単純計算で16分の9…』

白『そこにさっきの心理的要素が加わると…』

白『
にぃ-18枚
ステフ-25枚
ジブリール-15枚
しろ-24枚
になって…』

白『…これはしろが2位になる場合』

白『しろが2位になる確率は16分の9よりもはねあがる…』　　　

白『だからしろはほとんどの場合2位になると思った…』

白『今回はしろの勝ちだね！』

司会『それでは白さん、１つだけ見る宝箱を選んでください』

白『ｺﾞｿｺﾞｿ』

司会『白さんが選んだ宝箱には…宝石が3個入っていました～』

司会『白さんが選ぶのはもちろん宝石3個の宝箱ですよね？』

白『うん…』

司会『白さん宝石3個GET～』

■1回戦結果発表■
※宝石
空-2個
ステフ-0個
ジブリール-1個
白-3個