【安価で】ブラック・ブレット【生き残れその11.5】 (265)

このスレはスレタイ通り
ブラック・ブレットを安価で生き残っていくスレです


基本的にコンマと安価で進めていく
選択肢を出してそこから選んでもらう感じですが
選択肢の中には自由安価があります
自由安価は脈絡のないもの、不自然なものは却下させていただく場合があります
現在、安価の連続取得(コンマは除く)は禁止になっています


基本的なシステムなどは全て【http://goo.gl/5Gbakx】このsswikiに


前スレ
【安価で】ブラック・ブレット【生き残れその11】
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【安価で】ブラック・ブレット【生き残れその4】
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【安価で】ブラック・ブレット【生き残れその3】
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【安価で】ブラック・ブレット【生き残れその2】
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【安価で】ブラック・ブレット【生き残れ】
【安価で】ブラック・ブレット【生き残れ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1401004642/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1448369707

以前、管理不足でエタらせてしまった安価スレの立て直しとなります
前回の件については、弁解のしようもありません
失礼しました

私個人としては、前回からの続きを考えてはいますが
約1年前のことですので、記憶にはないかと思います

ですので、初めからの方が良いという意見が多ければ
リセットしてのスタートにしようかと思います

【安価で】ブラック・ブレット【生き残れ】
【安価で】ブラック・ブレット【生き残れ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1448078695/)

酉無いけどまた偽物?


1、前回の続きから行う
2、あたらしく作り直す


安価下~下5


キャラのつくり方は一番初めのをそのまま流用します
作り直す場合は初期設定からの構築になりますので
話を進めるまでに時間がかかるかと思います

失礼しました
酉の記憶がされていなかったので
そのままの打ち込みになっていたようです
>>4それに関してはHTML依頼済みになります

  _人人人人人人人人人人人人人人人_
  >   ハゲがいるぞ殺せ!!!   <
   ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

        三 ( ´・ω)
       三 ー(‐∪─→
   三 / ̄ ̄ ̄ 》  ̄\
 三三 |      U ・ |                  彡⌒ ミ

  三 と|        ι| |                 ヽ(´・ω・`)ノ
  三 /_∧∨ ̄ ̄/_∧U                  (___)


作者スレのは私ではないですね
あれを見て、どうしようかと考えたのは事実ですが

改めて安価取ります


1、前回の続きから行う
2、あたらしく作り直す


安価下~下5

あと一つ
1、前回の続きから行う
2、あたらしく作り直す


安価下

21212なのでやり直します

主人公の性別から


1、男

2、女


安価下

年齢は?

安価下

上限は30
9歳以下の場合は
呪われた子供たちになる可能性があります

職業

1、社会人(適当に職業を明記)
2、大学院生
3、社会人(プロモーター)
4、大学院生(プロモーター)
5、無職

安価下


1、天童民間警備会社
2、三ヶ島ロイヤルガーター
3、司馬重工民警部門
4、個人経営

安価下

あとは主人公の家族構成

1、一人っ子
2、兄
3、弟
4、姉
5、妹
6、双子の姉
7、双子の妹

安価下  複数でも可

両親がいないと生まれてないので親は確定
生死はこの後判定

妹の年齢
安価下

上限は22
10歳以下の場合は
呪われた子供たちになる可能性があります

主人公の名前
安価下

永井翔太(ながい しょうた)

妹の名前
安価下


美月(みづき)?
美月はイニシエーターであるかいなか

1、イニシエーターである
2、イニシエーターではない

安価下

家族設定

安価下コンマ判定(1桁と2桁を入れ替え 21→12)

01~10 全員生存(一緒に暮らしている)
11~20 母死
21~30 父死
31~40 全員生存(一緒に暮らしていない)
41~50 全員死
51~60  全員生存(一緒に暮らしている)
61~70 両親死
71~80 父死
81~90 母死
91~95 全員死亡
96~00 全員生存(一緒に暮らしていない)

誰かが死んでいる場合も
一緒に暮らしていません

主人公の経歴的ななにか

コンマ判定  安価下

01~50 一般人
51~90 奇数は射撃特化の特殊経験アリ  偶数は物理特化の特殊経験アリ
91~98 元機械化特殊部隊

ゾロ目=ハイブリット

物理特化の経験アリ


初期能力値 コンマ判定(1桁と2桁を入れ替え 21→12)

安価下で主人公   安価下2でパートナー

01~10 基礎50  最弱
11~20 基礎70 
21~30 基礎100
31~40 基礎120
41~50 基礎140

51~60 基礎160 
61~70 基礎180  蓮太郎
71~80 基礎200 
81~85 基礎240 木更

86~90 基礎280 影胤
91~95 基礎350 
96~00 基礎450 序列100クラス

ゾロ目

11、22 基礎500
33、44 基礎550
55、66 基礎600
88、99 基礎650

   00 基礎800
   77 基礎950 

────────────────────────────────────────

 【名前】 永井翔太  23  プロモーター(司馬)  侵食率:00.00%

 【ステータス】
  体力:250 筋力:250 防力:210
  脚力:250 知力:200 視力:220 感覚:230
  射撃:180 物理:275

 【武器】
  ハンドガン 威力 200  装弾14
  軍用ナイフ 威力 100

 【スキル】
  銃器使い:射撃命中+15%・銃器の改造可・銃器の威力+30%

────────────────────────────────────────

 【名前】 永井美月  09  イニシエーター(司馬)  侵食率:05.00%

 【ステータス】
  体力:100 筋力:070 防力:070
  脚力:070 知力:070 視力:070 感覚:070
  射撃:070 物理:070


  【装備】
   未定

 【スキル】
 

────────────────────────────────────────


美月のモデル

安価下

────────────────────────────────────────

 【名前】 永井翔太  23  プロモーター(司馬)  侵食率:00.00%

 【ステータス】
  体力:250 筋力:250 防力:210
  脚力:250 知力:200 視力:220 感覚:230
  射撃:180 物理:275

 【武器】
  ハンドガン 威力 200  装弾14
  軍用ナイフ 威力 100

 【スキル】
  銃器使い:射撃命中+15%・銃器の改造可・銃器の威力+30%

────────────────────────────────────────

 【名前】 永井美月  09  イニシエーター(司馬)  侵食率:05.00% (プラパティス:カモノハシ)

 【ステータス】
  体力:100 筋力:070 防力:070
  脚力:070 知力:070 視力:070 感覚:070
  射撃:070 物理:070


  【装備】
   未定

 【スキル】
  毒(一定時間の行動不能 または毒殺)

────────────────────────────────────────

  _人人人人人人人人人人人人人人人_
  >   ハゲがいるぞ殺せ!!!   <
   ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

        三 ( ´・ω)
       三 ー(‐∪─→
   三 / ̄ ̄ ̄ 》  ̄\
 三三 |      U ・ |                  彡⌒ ミ

  三 と|        ι| |                 ヽ(´・ω・`)ノ
  三 /_∧∨ ̄ ̄/_∧U                  (___)

意見ありがとうございます

>エタる疑惑
たしかにそうですね
エタった時に行っていたものを完結できていないのに
新しいものを完結できるのか?というのはあると思います

1年前のものということで、参加する際にやや難点があること
新しくキャラクターを作ったのにまだ扱わないこと
問題点は多々ありますが、
よろしければ、前回の続きからやらせていただきたいかと思います

ありがとうございます
それでは、前回の続き見回り継続からになります

見回り継続でのイベント判定

1 未織
3 小比奈
5 影胤
7 殺気
9 蓮太郎
ゾロ目 少女


安価下1のコンマ一桁


蓮太郎「花菜さん」

花菜「蓮太郎くん………」

里見くんにも、

私のお母さんが誘拐されていることは伝わっている

だからだと思う

里見くんは明らかに心配そうな顔だった

蓮太郎「陽羽はどうしたんだよ」

花菜「今はいないわ」

蓮太郎「いないってあんたッ」

里見くんは怒鳴りかけたのか

少しつんのめったように足をばたつかせて首を振った

蓮太郎「あんまり危ないことすんじゃねーよ」

花菜「ごめんね。でも、どうしても……心配で」

蓮太郎「心配しての行動で周りがもっと心配するだろ」


蓮太郎「あんたの母親が狙われたんだ。あんたも狙われる可能性があるはずだ」

花菜「それは………」

言いよどんだ私に対して

里見くんは唸りながら髪をかいて、ため息をつく

そんなに、不愉快なの?

蓮太郎「色んな意味で花菜さん。あんた無防備過ぎんだよッ」

花菜「一応、気配を察知できるくらいは――」

ちげぇよ。と

里見くんの一言がぴしゃりと遮る

蓮太郎「ったくもういい……行くぞ」

花菜「行くってどこに?」

蓮太郎「あんたの家に決まってんだろ! 連れ帰んだよ」


1、木更ちゃんに怒られない?
2、木更ちゃんはいいの?
3、怒ってる?
4、ううん、私はもうちょっと見回るわ
5、ありがと
6、手を掴む

安価下1(自由安価は廃して行います  また いずれか一つのみ)


花菜「ありがと」

蓮太郎「こっちはありがたくねーよ」

里見くんはあいも変わらず厳しく

そしてちょっぴり口汚い親切心で私の隣に並ぶ

花菜「ねぇ、蓮太郎くん」

蓮太郎「なんだよ」

花菜「お母さん。無事かしら」

蓮太郎「あの人がそう簡単に殺されるかよ」

色々な意味で殺しちゃいけない人物だぞ。と

里見くんは言って、「だから」と付け足す

蓮太郎「心配すんな。向こうから帰ってくる。こなけりゃ俺が――連れ帰ってきてやる」

花菜「れ、蓮太郎くん?」

唐突な宣言に私が困惑すると

里見くんも自分の言葉を疑ったのか、目を見開いて

照れくさそうに頬をかいた

蓮太郎「と、とにかくだな!」

天乃「う、うん」

蓮太郎「あんまり、ひとりになるんじゃねーよ」

里見くんは凄く、私を心配してくれる

だから。なに?

ううん、ただ。暖かいなって思っただけ

厳しい心の内にそう返して、私は里見くんと一緒に家に帰った


確認したところ11スレ目>>249
15日目の夕方に式典でその時に報酬と序列だったので
昼は通常になります

→15日目昼再開位置選択


1、聖居(聖天子、和光)
2、自宅(陽羽、真希、真望、瑞穂、香織、ティナ)
3、実家(美菜)
4、外周区
5、司馬重工(未織)
6、さとみけ(蓮太郎、延珠)
7、川原家


安価下 ()内部は交流可能キャラ

1、電話
2、香織と交流
3、陽羽と交流
4、真希と交流
5、真望と交流
6、憩と交流
7、瑞穂と交流
8、ティナと交流


安価下


→陽羽と交流


陽羽は昨日の一件があっても

私の言葉を聞いてか、大人しかった

陽羽「式典、夕方だったよねー?」

花菜「ええ。そうね」

陽羽「今度は序列、どうなっちゃうんだろ?」

花菜「我堂さんに並ぶかもしれないし、影胤さん達に並ぶかもしれないわ」

陽羽「そうしたら、小比奈に威張れるっ」

陽羽は嬉しそうに声を上げる

それはまるで

無理している子供のようにも思えた

ううん、多分。無理しているのね

陽羽、お母さんのこと好きだったから

あらすじくれ
何やればいいのかわからん

wikiの更新で遅くなりました
>>115
あらすじに関しては【http://goo.gl/5Gbakx】こちらを確認ください

ものすごく簡潔にすると

ガストレアとの大きな戦いがあり、大量の犠牲者を出し、精神的に負い目を感じながらも勝利
花菜は大戦の原因が和光かと疑うが、探りに失敗し
母親を誘拐されるという予期せぬ襲撃に合い、精神をすり減らした花菜は
大戦の式典が数時間後に迫った昼、同じく塞ぎ込む陽羽の元を訪れたのだった――

です


陽羽「……ねぇ、花菜」

陽羽は思い出したような弱々しい口ぶりで

私のことを見つめる

今にも泣きそうだ

陽羽「お母さん、無事だよね?」

花菜「………………」

お母さんの能力は重宝されるとは思う

でも、それは協力的な関係だったら。のはなし

敵対関係ならむしろ驚異でしかないし

排除するのが妥当……っ

そう考えた私に、内の私は首を振る

非協力的であれ、貴女や香織の抑止力として扱うことができる

殺される可能性はまず低い

貴女達の実力は多少なりと、先の大戦で公になったのだから


花菜「そう……ね」

たしかに言う通りだと思った

その通りになるのはあまり嬉しくはないけど

でも、そのおかげでお母さんが殺されないのなら

むしろ喜ぶべきだとも思った

陽羽「花菜?」

不安そうな陽羽の声にハッとして

自分の世界から意識を引き戻す

大丈夫といえば陽羽はそうだよね。と言うと思う

でも、それだけで本当にいいのかしら


1、大丈夫
2、抱きしめる
3、正直、分からない。でも、ほかでもないお母さんだから
4、蓮太郎くんが連れ戻してくれるって言ってたわ

安価下


花菜「大丈夫よ」

そう言いながら、陽羽の小さな体を抱きしめる

イニシエーターゆえの力強さを内に秘めた体は

ただの女の子くらいの脆さにしか感じない

陽羽「花菜……でもっ」

花菜「大丈夫だから。大丈夫」

陽羽「っ」

抱きしめられるだけだった陽羽の手が

私の体を抱き返すように包み込んでいく

陽羽はイニシエーターで、

普通の女の子よりも壮絶な経験を経た精神の強さがある

でも、だからこそ

普通の女の子にはない、弱さがあった


陽羽は私に出会う以前、既に両親を失っている

だから、家族というものに強く憧れているし、

家族という関係をとても大切にしてる

そして、失うことを何よりも恐れてる

花菜「今度は大丈夫。きっと………」

先の大戦でお父さんを失った傷がふさがらない内に

お母さんまでもが誘拐され、とうとう限界が来たのかもしれない

陽羽「っ」

私の服を握り締め、胸の中ですすり泣きはじめて

陽羽の小さな嗚咽が部屋に響く

花菜「大丈夫。絶対、なんとかするから」

優しく告げて、陽羽の体を少しだけ強く抱く

陽羽は応えるように、抱きしめ返してきた


・夕方に移行します
・里見蓮太郎・藍原延珠が式典を欠席します


序列向上判定

連太郎が原作で300→210なので
花菜は363→300は確定

+で安価下コンマ分上昇(反転 12→21)

00は100とする(つまり363→300→200)


63+36=99上昇
363-63-36=264位
山科花菜・陽羽ペアは序列264位
香織・憩は9500→3800(原作木更が9200→3500のため)

安価下コンマ(一桁×100+2桁×100)×1.5=獲得金

1.5は香織ペアがいるため


獲得金、800+300=1100
1100×1.5=1650

=1650万円


序列向上と、獲得資金が決まったのでここまで

メモ
・式典
・連太郎について
・天童ブランドの挽肉出荷
以上


団長として戦った私や

その補佐として多大な功績を上げた。とされるお姉ちゃんは

ほぼ強制参加の式典

もちろん、里見くんたちにも出るようにという連絡はあったはずで

強制参加ではないにしても参加するべきこの場に

里見くん達は来なかった

当たり前だけど、影胤さん達も来ていない

聖天子「東京エリアの国民を代表して感謝を――」

花菜「………………」

公私の公の部分を見せる聖天子様は

時々、私を見ては目を逸らす

昨日のことが頭を過ぎってるのかしら……悪いことをしちゃったな

お母さんの件で切羽詰っていたとは言え

思いっきり怒鳴ってしまったような形になった昨日

それ以降話していない聖天子様は、どこか元気がないようにも見えた


→式典が終了しました
行動を決めてください

1、電話
2、移動
3、聖天子と交流
4、陽羽と交流
5、香織と交流
6、憩と交流
7、将監と交流
8、夏世と交流

安価下1


→聖天子様


花菜「失礼します」

聖天子「山科さん………」

式典を終えたばかりの聖天子様を追って

私室へと入ると、聖天子様は来るのが分かっていた

と、いうような複雑な表情で名前をつぶやく

聖天子「大丈夫なのですか?」

それが私の体調面ではなく

お母さんの件についてだとすぐに気づいて頷く

花菜「殺される心配はないと思います」

聖天子「お母様の技術力は重宝される。と?」

花菜「私達の抑止力。あるいは、手駒にするため。というのもあります」

私の言葉に、聖天子様は目を見開く

オブラートに包んでいない言葉は、さすがに厳しかったのかもしれない


聖天子「もしかしたら、わたくしを殺さねばならないこともある。と?」

聖天子様は不安そうな声でつぶやく

ティナの件があって

殺される可能性というものを以前よりも考えることにしたのか

それとも

私の前ではただの女の子として

怯えるべきことに怯えているのか

聖天子様はすがるような瞳を逸らす

花菜「………………」

聖天子様を殺さなければ

お母さんが殺される

そうなったら、私は…………


1、私が死にます
2、わかりません
3、すみません
4、国に必要なのは、貴女です。聖天子様


安価下


ここまでで
15日目が終了後、原作5巻に入ります


花菜「………………」

考えて、考える

お母さんと聖天子様を

天秤にかけなければいけない状況をシュミレートして、答えを出す

花菜「国に必要なのは、貴女です。聖天子様」

聖天子「ッ」

花菜「貴女を殺すわけにはいきません」

聖天子様は驚きに目を見開く

私だったらお母さんを取ると思ったのか

それとも、自害を選ぶのかと思っていたのか

でも、私はどちらでもない

花菜「私が死んでも解決はしません。聖天子様を殺しても。悪化するだけです」

だから

花菜「聖天子様を助けて、敵を壊滅させます。塵一つ、残さずに」


聖天子様は本当に怯えたように目を開くと

ハッとしたように首を振る

聖天子「どちらも救うという手はないのですか?」

花菜「………………」

その発想がなかったことに愕然とした

聖天子様の言葉がどちらかが犠牲になることが前提だったから?

ううん、そんなことはなかったはず

貴女がただ、単に。そう。単純に

何かを犠牲にする。ということに否定的ではなくなっただけ

花菜「っ」

内の私の言葉に唇を噛み締める

そうなのかしら

私は、そこまで…………来てしまっているのかしら

その疑問に、私の中の私でさえも、答えをくれはしなかった


聖天子「……こほんっ」

話を仕切りなおしたそうな聖天子様の咳払い

それに準じて一息入れる

聖天子様のところに来たのは

お母さんか聖天子様かの話のためじゃない

頭の中をリセットして、

聖天子様へと、目を向けた


1、式典中、なぜ、私を見てたんです?
2、連太郎君達はどうしたんですか?
3、昨日はすみませんでした
4、和光さんはどうなってますか?


安価下1


花菜「式典中、どうして私を見てたんですか?」

なんとなく予想は付いているとは言え、

聞かずに決め付けるわけにはいかない。と、聞くと

聖天子様は少し悲しげに様子で私を見つめ返す

聖天子「昨日のことがきになっていたんです」

花菜「……怒鳴ったこと。ですよね」

聖天子「いえ、お母様の件です」

聖天子様はそういうと

だから、気になっていたことは聞けました。と

ほんのりと笑を浮かべる

花菜「そうですか………なら、いいですが」

何も良くはない

誘拐された母さんの件は何一つ新しい手がかりがないんだから


聖天子「警察から情報が来たら、いち早くお伝えに参ります」

花菜「ありがとうございます」

聖天子「………………………」

別段、声色が暗かったわけではないと思う

でも、聖天子様は何を思ったのか、

私の体に抱きつく

優しく、包む込むように

圧倒的に弱い、矮躯で私を抱く

花菜「聖天子様………?」

聖天子「ですので、山科さん」

花菜「はい?」

聖天子「あまり、無茶なさらないようにして下さい。不安で胸が張り裂けてしまいます」


色々な件で、聖天子様は私を心配せずにはいられないと言う

不安で、怖くて、

眠れなくなってしまうかもしれない、仕事に手がつけられなくなってしまうかもしれない

聖天子様の脅し文句とも言えるそれを聞きながら

私は大丈夫ですよ。と、笑みを返す

花菜「私は、死にませんから」

聖天子「そういうことを言っているのではありませんっ」

聖天子様はちょっと怒ったように言うと

もういいです。と、離れていく

花菜「………………」

私は死ねない

死ぬわけには行かない

そのためなら。私は

貴女は、人を殺すことも厭わない

花菜「…………ええ」

内なる自分の言葉に、肯定する

自分が死んだら不幸になる人間がいる

いつぞや言われた言葉が、頭のなかに響いていた


→夜 再開位置固定 自宅

1、電話
2、香織と交流
3、陽羽と交流
4、真希と交流
5、真望と交流
6、憩と交流
7、瑞穂と交流
8、ティナと交流


安価下

ここまで
憩ちゃんとの交流で15日目終了

メモ
・原作準拠




すっかり忘れていた。テールハードのイベント

01~05香織
06~10
11~15
16~20
21~25
26~30香織
31~35
36~40
41~45
46~50未織
51~55
56~60
61~65
66~70花菜
71~75
76~80
81~85未織
86~90
91~95
96~00花菜


安価下コンマ


→ソードテールは隙を見つけることができませんでした


「……くそっ。なんなんだあいつらは」

ターゲットは二人いる

元五翔会の山科香織

そして、司馬重工の司馬未織

山科香織は家から出てこない上に、

出てきた時には必ずこっちを見ているちっこい奴がいる

司馬未織に至っては、マスケラをつけた不審者がストーカーしている

いや、護衛している

名は蛭子影胤。新人類という劣等種ではあるが……危険度が高いという話だ

「ネストへ。こちらソードテール」

『どうした』

「やつらは守りが硬い。そこを崩さねば剣は折れる」

『………あくまでそいつらはおまけだ。本来の目的を遂行せよ』

「わかった」

ネストはまるでそれが当たり前だとでも言うかのような答えだった

そう。俺には絶対に無理だと分かっていた

「くそっ」

本来のターゲットを消したら次はお前たちだッ!


→憩


花菜「憩ちゃん。入るわよ」

憩「……うん」

ドアをノックすると、

憩ちゃんの眠そうな声が聞こえてきた

呪われた子供たちとは言え、睡眠は必要で

憩ちゃんもそこに例外はなかった

憩「どうかしたの?」

花菜「起こしちゃった?」

憩「んーん」

花菜「そっか」

眠そうに目をこする憩ちゃんは

うつらうつらと、体を揺らす


そこだけ見れば、可愛い女の子

布団も女の子らしいキャラプリントの入った布団

なのに

部屋の一番目立つところに

ドドンっと対物ライフルが置いてある

花菜「………………」

自分が与えたものとは言え

女の子らしさを吹き飛ばす置物に

思わず苦笑する

さて………この部屋に来たのは



1、憩と寝る
2、憩ちゃんは、今の私を見て。何か感じる?
3、ねぇ、憩ちゃん。お姉ちゃんのことをよろしくね?
4、学校はどう? 楽しい?


安価下1


花菜「憩ちゃんと寝ようかと思ったのよ」

憩「陽羽は?」

花菜「大丈夫………だと思う」

憩ちゃんと寝てもいいかどうか

許可を取ったわけではないけれど

憩ちゃんの部屋に行くことは言ってあるし

花菜「明日はまた一緒ねって、言ってきただけだし」

憩「それなら………」

憩ちゃんは眠そうにあくびをすると

布団の中に潜り込み、掛け布団をめくってて招く

憩「一緒に寝よ。お姉ちゃん」

花菜「うん。ありがと」

布団の中に入ると、

憩ちゃんの体温の熱さを感じた

でも、凄く、心地のいい温かさで

疲れた心が少し、癒された気がした


ここまで
メモ

一日のまとめ


→4ヶ月目 1日目 朝


ハンドガンにあるまじき銃声が鳴り響いて、

地上ガストレアのステージⅠが倒れこむ

ステージⅠ程度なら一撃で屠ることもできる

自称ハンドガン(別称:フェイファー改)をホルダーに押し込んで

一足先に遺骸をつつく陽羽に聞く

花菜「どう?」

陽羽「んー外見じゃやっぱりわからないね。開けてみないと」

花菜「そう………」

少し前に、東京エリアに侵入してきたガストレアを倒したとき

飛び散った肉片の一部に、お姉ちゃんの脇腹の刺青と似た模様があった

試しに未踏査領域のガストレアを十数匹狩ったけれど、調べても調べてもそんなものはなく

何度も侵入してきたガストレアの体内からはそれが見つかった

そう、つまり

侵入できるガストレアには、それが入っている。ということだ


陽羽「どうする? 開けてみる?」

花菜「………………」

本来なら、解剖に回すべきだけど

何か危険な組織と繋がりのあったお姉ちゃんがしていた刺青

それと同じ刺青を一般人が見てしまった場合

危険なことに巻き込まれてしまうんじゃないかしら

そんな不安が脳裏をよぎって、答えを保留する

里見くんに余裕があるのなら

里見くんに相談……………ううん

木更ちゃんとの件で余裕がないのが現実だし

それがなくても、危険なことに巻き込むなんていうことは。したくない

それに、巻き込んだら里見くんのいる司馬重工民警部門にまで飛び火しちゃうかもしれないもの

そうなったら、未織ちゃんまで危ないことになる

刺青の件は、まだ誰にも話してないけど

そろそろ、誰かに話して思考を増やしたほうがいいかもしれない…………


1、処分しちゃいましょう
2、有るとは限らないし、解剖に回す
3、影胤に連絡
4、香織に連絡
5、悠河に連絡


安価下1


→悠河


花菜「巳継くん、今平気?」

悠河『はい。もちろんです』

巳継くんは2コール目に入るか否かの速さで電話に出て

そう答える

本当に暇だったのか

それとも、大急ぎで取ったのか

いつも早いからか、陽羽は「監視されてるんじゃないの?」と言ったけれど

本当にそうなら、陽羽が気づくし

気づいていたら冗談っぽく言ったりはしない

花菜「ちょっと、相談があって………今からいう場所に来れる? 無理は――」

悠河『今すぐ行きますよ。大丈夫です、無理はしませんから』

巳継くんは場所を伝えた瞬間

確認のために繰り返してすぐ電話を切ると

タクシーを使って本当に【今すぐ】私のところにやってきた


悠河「相談。というのは――っ」

花菜「ごめんね。あんまり見ちゃダメよ」

滅茶苦茶にしてしまったガストレアの遺骸が見えないように

巳継くんの前に立つ

でも、残念ながら身長が足りなかった

悠河「大丈夫です………そういう職業ですから」

巳継くんはそう言って頭を振ると

なんですか? と、疑問の続きを口にする

花菜「えっと………これなんだけど」

悠河「………。不思議な模様ですね」

花菜「ええ。なにかわかる?」

悠河「んー」

巳継くんは考え込んで

だんだんと申し訳ないといった表情に映って、ため息をつく

悠河「すみません。記憶にないですね」

花菜「謝らなくていいの。知ってた方が、ちょっとね」

悠河のイニシエーターって決まったっけ?
もう色々忘れてるわ

ここまで

この5巻6巻の内容からは
8巻が出ていないこともあって、オリジナルが必要なので
原作準拠とは限りません


>>197
たしか、決めると言いながら決め忘れていた記憶があるので
明日の再開時に、それを決めてしまいたいと思います

ティナは現状、パートナーはいません
なので、悠河と組む可能性もありますが
一応、コンマにて判定しておこうかと思います


01~10 ティナ
11~20
21~30 朝霞
31~40
41~50
51~60
61~70
71~80 朝霞
81~90
91~00 ティナ


安価下1コンマ反転(21→12)
空欄の場合は、新規作成


新規作成ですね
悠河の立場的にはそれが一番なのかもしれません

01~25 基礎150
26~35 基礎200 
36~55 基礎220
56~65 基礎230

66~85 基礎240 
86~00 基礎250 
ゾロ奇数 基礎280

ゾロ偶数 基礎300 
00、77 基礎350 

コンマ判定安価下1(反転 12→21)


52→25=150枠
悠河は自称病弱のため、遠距離射撃タイプ
そのため、イニシエーターは固定で近距離格闘タイプとなります

01~10 力
11~20 知力
21~30 脚力
31~40 体力
41~50 視力
51~60 聴力
61~70 力
71~80 体力
81~90 脚力
91~00 視力


安価下1コンマ


何に特化しているか


29=脚力特化
まるで弱い延珠ちゃん
陽羽の五分の一のステータス

────────────────────────────────────────

 【名前】   09  悠河のイニシエーター  侵食率:10.00%

 【ステータス】(個人力2690 平均229(小数点切り上げ) ) 物理タイプ
  HP1500 筋力:150 防力:120
  脚力:200 知力:120 視力:150 直感:170
  射撃:130 物理:170

 【装備】
  頭:なし 胴:なし 右手:手甲 左手:手甲
  予備(1/5):ハンドガン、短刀  総重量  3/150

 【技】
  中・射単:ハンドガン  威力200 装弾25
  近・特単:ガンカタ    威力250 装弾25  耐久減少 両武器30 
  近・物単:CQC      威力100
  近・物全:短刀格闘   威力150 耐久減少(15)

 【スキル】
  逃げ足:脚力+
────────────────────────────────────────

一応、名前も決めておこうかと思うので

安価下1


良く分からないものはさすがに下にずらします


それだけでは足らないので、
アトモス・○○○○........か
○○○○・アトモスでよろしくお願いします

もしくは、新規に別の名前

安価下1


ささやま らんらん

で、良いかな
訂正がありましたら、お願いします

────────────────────────────────────────

 【名前】 笹山蘭々  09  悠河のイニシエーター  侵食率:10.00%

 【ステータス】(個人力2690 平均229(小数点切り上げ) ) 物理タイプ
  HP1500 筋力:150 防力:120
  脚力:200 知力:120 視力:150 直感:170
  射撃:130 物理:170

 【装備】
  頭:なし 胴:なし 右手:手甲 左手:手甲
  予備(1/5):ハンドガン、短刀  総重量  3/150

 【技】
  中・射単:ハンドガン  威力200 装弾25
  近・特単:ガンカタ    威力250 装弾25  耐久減少 両武器30 
  近・物単:CQC      威力100
  近・物全:短刀格闘   威力150 耐久減少(15)

 【スキル】
  逃げ足:脚力+
────────────────────────────────────────


了解です。では、これでいきます


陽羽「ところで、悠河。ららはどうしたのさ」

悠河「急いでたから、家に置いたままなんだ」

巳継くんのパートナーである、通称ららちゃん

本名、笹山蘭々ちゃんは格闘タイプのイニシエーター

モデルは人気なのか、ラビット

つまり足が速い子

そして、基本的に無表情、無口

IISOに行くまで、ひどい扱いを受けてきた呪われた子供達の多くが起こす、

不信状態の可能性が極めて高い

悠河「それに、いても。彼女では力不足だろうからね」

花菜「……だめよ。そんなこと言ったら」

悠河「わかってますよ」


悠河「それで、この模様がどうかしたんですか?」

花菜「少し前に、未踏査領域に行ったでしょ? 私達」

悠河「お姉さんがピクニックって言っていたアレですか」

花菜「ええ。その時に倒したガストレアのどこにもこの模様はないのに、侵入してきたガストレアにはあるのよ」

どういうことだと思う? と、聞くと

巳継くんは少し考えて、もしかしたら。と、切り出す

悠河「どこかの国が秘密裏にガストレアを生物兵器として作っているのかもしれません」

花菜「本気?」

悠河「その印。あるいは識別用のものだとしたら、納得いきませんか?」

巳継くんは冗談っぽく笑うこともなく

真面目な声、真面目な表情で言う

花菜「でも………」

納得はできる。でも、出来ない

なぜ、そんな危険なものを兵器として作ろうとしているのか

私には納得できる理由なんて、見つからなかった


陽羽「仮にさ、そんな理由だったとして。作ってどうするのさ」

悠河「他の国に対して、けしかけるのでは?」

陽羽「でも、モノリスが――」

陽羽が言いかけて、目を見開く

そう

この模様の入ったガストレアは、

モノリスを抜けてなお、万全の状態に近かった

衰弱していないし、疲労さえ感じさせなかった

花菜「モノリスの影響を受けないなんらかの処置が施してあるのよ」

陽羽「……そんなの、ステージⅣにまで成長したら」

花菜「厄介なんて程度の話じゃないわ」

そう言って携帯を取り出すと

巳継くんは私の手を掴んで首を振る

悠河「下手に知らせないほうが良いです。その組織の人間がどこにいるか分かりませんから」


花菜「……そうね」

ガストレアを研究、開発し

モノリスの影響を受けないあるいは受けにくくなったガストレアを作れる組織

東京エリアがそんなことをしているとは思えないけれど

きっと、国に匹敵する巨大な組織

あるいは、国そのもの

どっちにしても

このエリアのどこかにその組織関係者が隠れていてもおかしくはない

花菜「連絡は控えておきましょうか」

悠河「賢明な判断です」

陽羽「……いつまで手を握ってるのさ」

むっとした陽羽に手を引き剥がされて

巳継くんは困った顔で、ごめん。と、謝った

昼再開位置選択


1、聖居(聖天子、和光)
2、自宅(陽羽、真希、真望、瑞穂、香織、ティナ、悠河、蘭々)
3、実家(美菜)
4、商店街
5、外周区
6、司馬重工(未織)
7、さとみけ(蓮太郎、延珠)
8、川原家


安価下 ()内部は交流可能キャラ

すみません、和光ではなく。菊之丞です


1、聖天子
2、菊之丞


安価下

了承。中断
このあとできなければ、再開は明日になるかもしれません


花菜「聖天子様」

執務に励む聖天子様の部屋にこっそりと忍び込んで

後ろから声を掛けてみると

聖天子「っ!?」

聖天子様はビクッとしてペンを取りこぼす

相当驚かせちゃったみたいね

聖天子「や、山科さん……いつ?」

花菜「いつからだと思います?」

聖天子「えっと……」

聖天子様は悪戯な質問返しに頭を悩ませ、視線を泳がせる

私の侵入に気がつかなかったからか

思考範囲は大分広いらしい


1、ついさっきですよ
2、始めからですよ
3、そんなことより、休憩。いかがです?
4、ガストレアの星形のマークについて

安価下1

ミスった。酉はこちらで

→ガストレアの星形マークについて


花菜「それはそうと……」

聖天子「?」

カバンの中からクリアファイルを取り出して

その中から更に写真を取り出す

花菜「これが何か分かりますか?」

どこに頼むわけにもいかず

携帯で撮影、現像したそれは少し画質が悪いけれど

しっかりと、見せたいものを写してくれていた


聖天子「……これは一体」

花菜「聖天子様も知らないんですか?」

聖天子「はい。見たことも。恐らく聞いたことすらありません」

聖天子様は写真のマークを見つめ、指でなぞる

星と羽。お姉ちゃんにもあるマーク

どこかの組織によるものだとは思うけれど

どんな目的なのかはまだ仮定でしかない

花菜「………………」

そんな不安定なもので聖天子様を不安にさせて良いのかしら……


考えに耽って黙り混んでいると

聖天子様の顔が視界に入り、段々と大きくなっていく

花菜「近いんですが……」

聖天子「近付いたので」

聖天子様は当たり前のことを言うと、

私に向かって体を倒す

上手く行けばベッドにたおれこんでいたかもしれないけれど、

残念ながら鎮守私は聖天子様の体くらいで倒れるほど

乙女じゃない

聖天子「……少し、横になりませんか?」

花菜「………………」

強引は無理と悟ってか、聖天子様は直球だった

1、なる
2、ならない

安価下1


花菜「………ん」

聖天子「!」

聖天子様を腕に抱いて

そのままベッドへと倒れこむ

血迷ったのかもしれない

でも、激務に耐え続ける聖天子様のわがままは

無下にしていいほど安いものじゃない

私にしかわがままを言わない。というのなら尚更

もっとも、私にしか甘えないということはないと思うけど

花菜「いいですよ」

聖天子「………………」

花菜「執務が大丈夫なら。ですが」

聖天子「山科さんの時間以上におしている執務はありません」


聖天子様はそういうと、

私の方に、体を寄せてきた

温もりを感じるように、その体を感じるように

近い距離を更に近く

密着する範囲をより広く

聖天子「……この世界には、わたくしも山科さんも知らないことがまだまだあります」

花菜「はい」

聖天子「その中には触れるべきではないものがあるのだと思います」

聖天子様の言い方は少し遠回りしているけれど

ようするに、

良く解らない紋章に関しては深追いしないほうがいいということだろう

聖天子「物によっては、いくら山科さんといえど、無事では済まないかもしれません」

花菜「…………っ」

聖天子様の腕が、私の体を包み

慎ましやかな矮躯が衣服を壁にして、完全に密着した


聖天子「わたくしは不安でならないのです」

花菜「私のことがですか?」

聖天子様は静かに頷くと

その瞳を私に向ける

空色にも見える水晶のような輝きを持つそこに広がる世界は広い

花菜「………………」

まるで、理想のように

だからこそ不安になりやすい

だからこそ千変万化に影響を受けやすい

でも、必ずまた晴天へと舞い戻る

聖天子「わたくしは、山科さんを失いたくないのです」

花菜「私は………」

私はきっと。それを曇らせる雷雲となっている

聖天子様を不安にさせ、怯えさせ、困らせ、弱らせるだろう

ううん、もうすでにそうさせている

確証はない

けれど、聖天子様の心の一部は私に委ねられている

そんな気がしてならない



1、安心してください。私はそんなに弱くありません
2、全く……貴女は年相応の女の子ですね
3、私を信じていないのですか?
4、聖天子様………もう、こういうお付き合いは控えましょう


安価下


花菜「全く……貴女は年相応の女の子ですね」

聖天子「山科……さん?」

花菜「よしよしって、しちゃいますよ」

しちゃいますよと、言いながら

聖天子様の髪を乱さず梳くように頭を撫でて

華奢で流麗な雪像みたいな体を抱く

花菜「一国家の元首ともあろうお方が、私の前だけでは少女のままとは」

なんと、罪深いことを申し出たのだろうね。私は

そう、私が申し出た。貴女が申し出た

私の前だけ。あなたの前だけは

少女であれと、この一国の長というハリボテに貴女は願い出た

花菜「ええ、そう。だから。だからこそ、私は」

そう、貴女は

花菜「大丈夫ですよ。聖天子様。私は貴女の傍にいますから」

支える支柱として、有り続けなければいけない

花菜「何があっても。必ず」

死ぬことは許されない

貴女の死が。私の死が

国家元首を死に至らしめるのだから


聖天子「約束ですよ」

花菜「ええ」

聖天子「絶対。ですよ」

聖天子様は少女だった

私の前だけでは、10代の女の子

だからこその弱々しい言葉

花菜「解ってます」

それに対して、優しく返す

この子は私が守る

ううん、貴女が守らなければいけない

違う

あなたにしか、守りきれない

心も体も守れるのは、貴女だけなのだから

心の中の私の言葉に頷いて、聖天子様をだきしめて目を閉じる

花菜「私は、必ず」

その愛おしい温もりを腕に、胸に、体中に感じた

夕再開位置選択


1、聖居(聖天子、菊之丞)
2、自宅(陽羽、真希、真望、瑞穂、香織、ティナ、悠河、蘭々)
3、実家(美菜)
4、商店街
5、外周区
6、司馬重工(未織)
7、さとみけ(蓮太郎、延珠)
8、川原家


安価下 ()内部は交流可能キャラ

5


イベントの判定

01~10 暴漢
11~20
21~30 爆発
31~40
41~50 銃声
51~60
61~70 悲鳴
71~80
81~90 少女
91~00


安価下


→外周区


花菜「相変わらずよね、ここも」

陽羽「うん。皮肉なことに、一番の安全地帯かもしれない」

陽羽の言葉に、苦笑する

お母さんの協力によって

外周区の特別学級の子供達が生活し勉学に励む孤児院は

最先端の技術を得て、普通の人間には絶対に見つけられずたどり着けない

ある意味では聖域となった

陽羽「私達もこっちに住んでもいいかもねー」

花菜「ダメよ。聖天子様を置いてくることになっちゃうし」

陽羽「じゃぁ、何かあったら聖天子様をかくまうっていう名目で」

花菜「そんなこと、あったらね」

国家元首である聖天子様を

安全な聖居ではなく別の場所で匿うほどのことがあるとは思えなかった


「あーっ、お姉さん!」

「花菜せんせー!」

香織「あらあら」

孤児院の校庭で燥いでいた子供達が

私に気づき、一斉に駆け寄ってくる

その中心にいたお姉ちゃんは授業の中断に困った表情を浮かべる

花菜「邪魔しちゃった?」

香織「授業中だったんだけどね」

陽羽「邪魔だったってー」

花菜「一応、貴女を連れてきたんだけどね」

陽羽の嫌味のような言い方に嫌味を返して

私を囲む子供達の頭を撫で回す

一人数秒。全員撫でるならそのくらいじゃないと終わらない


陽羽「外にいたってことは体育?」

「うんっ、多対一の戦闘訓練だよ」

花菜「……何させてるの?」

香織「みんながそれがやりたいって言うから」

お姉ちゃんは苦笑して、首を振る

さすがはおねえちゃんの影響を受けすぎた子供達というべきか

因子を持っている上に

体育の時間中のみとはいえ、

通常の軍隊の訓練のようなことをしているこの子たちはきっと

一般人の暴漢はもちろん、下手な軍隊にさえも

決して遅れをとることはないと思う

花菜「………………」

イニシエーターの軍隊

もし、この子達を先の関東大戦に連れてきていたら

花菜「っ」

首を振って、考えを改める

そんな危ないことをさせるために訓練しているわけじゃない

あくまで、自衛のための特訓だ


「そうだ、お姉ちゃんもやろう?」

花菜「えっ?」

「お姉さんと戦ってみた――参考にしたいし!」

隠せてない、隠せてない

そう思いながら、ダメよね。と

おねえちゃんに聞くと

香織「いいんじゃない?」

と、まんざらでもない様子

子供達の力に自信があるのか

それとも、ただ面白いものが見たいからか

もしかしたら、それ以外のなにか

「ねーねーいいでしょー?」

「ね?」


1、やる
2、陽羽に任せる
3、お姉ちゃんにけしかける
4、断る


安価下


花菜「解ったわ。相手してあげる」

「やったー」

陽羽「私がいるとハンデになるから一抜けだねー」

陽羽はそう言って

お姉ちゃんの隣に並ぶ

真望も真希もさすがに危ないからと

その二人の横に並ぶ

ティナ「わ、私は、わたわたし………」

花菜「……憩ちゃん。よろしく」

トラウマが蘇って、震えるティナちゃんを憩ちゃんに委ねる

結局、孤児院の子供達のみが相手となった

花菜「本気は出さないから安心してね」

「本気でやるのに?」

「力使うから、お姉さんも本気の方がいいと思うよ?」

花菜「あらら、言われちゃった」


戦闘結果判定

ゾロ目で負け

安価下

→ 判定 勝利


花菜「おいで」

「散開!」

「はいっ!」

リーダー役の女の子が声を張り上げると

私を取り囲むように全員が散らばる

花菜「……いつも何教えてるのよ」

リーダーが私の目を睨みつけ、視線を探り、

周りの子供達が次々に構えていく

花菜「釣られないわよ」

囲みつつもすぐには攻めず

一人ずつ殺気に似た気を放つことで

どこに死角があるのかを探ろうとしてる

順番通りに探りを入れてしまうあたりが、まだまだ子供らしさを感じさせた

一時中断
再開できなければまた明日

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