女神「あなたが落としたのはこの斧ですか」剣士「斧wwwwwwwwww」 (38)

― 森の泉 ―

女神「あなたが落としたのはこの斧ですか」ザバ…

剣士「斧wwwwwwwwww」

槍使い「うわ……斧を放り込んだらマジで出てきたよ」

弓兵「斧を持った女神なんて、シュールすぎて笑えちゃいますね」

格闘家「斧isアホ!」

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剣士「斧とかwwwwwダサすぎwwwww」

槍使い「ホントだよな。ゴツくて、スマートさがまるで欠けてるもんな」

弓兵「進化に取り残された野蛮人の武器ですよね」

格闘家「斧isカス!」

剣士「無駄にwwwww重いしwwwww」

槍使い「筋トレするにはいいかもしれないけどな」

弓兵「見かけ倒しで、実用性は皆無ですよね」

格闘家「斧isムダ!」

剣士「しかもwwwww大振りスキだらけwwwww」

槍使い「斧の使い手なんざ、間合いの外から突けばイッパツよ」

弓兵「例外なくノロマですし、ぼくの弓と矢にかかればいい的ですよ」

格闘家「斧isザコ!」

剣士「もちろんwwwww不人気wwwww」

槍使い「今時、斧使ってる奴なんざほとんど見たことねーよな」

弓兵「そりゃ斧なんて選ぶ人間はただのマゾですもん。頭がおかしいんですよ」

格闘家「斧isクズ!」

剣士「技も少ないwwwwwレパートリー皆無wwwww」

槍使い「ブオンブオンと振り回すことしかできねーもんな」

弓兵「華がないですよ。武骨といえば聞こえはいいけど、ようするにパッとしないんです」

格闘家「斧isバカ!」

剣士「斧wwwww木でも切ってろwwwww」

槍使い「ホントだよな。あんなんで戦場出ても誰も倒せねーよ」

弓兵「ぼくらが猫だとしたら、斧の使い手なんてネズミみたいなもんですよね」

格闘家「斧isカモ!」

女神「貴方達は嘘つきです。ご褒美にこの金の斧を差し上げましょう」

剣士「なんで嘘つきなのに褒美wwwwwつか斧とかイラネwwwww」

槍使い「純金だとしても、斧に加工されてる時点で無価値だよな」

弓兵「斧なんかにするなんて、せっかくの金が台無しですよ。もったいない……」

格闘家「斧isゴミ!」

剣士「斧wwwwwwwwww斧wwwwwwwwww」

女神「受け取りなさい」シュッ

グシャンッ!

剣士「」ドチャッ…



槍使い「え……!?」

弓兵「へ……!?」

格闘家「斧is……!?」

女神「次は貴方です」シュッ

ゴチャッ!

槍使い「」ドサッ…



弓兵「あ、あ……ひいいっ! たっ、助け――」

ガシュッ!

弓兵「」ドザッ

女神「残るは貴方一人です。そのナックルが武器のようですね」

格闘家「……」

格闘家「斧is無敵! 斧is最強! 斧is万歳! 斧is究極! 斧is完璧!」

女神「今頃正直になっても手遅れです。貴方には銀の斧を念入りに差し上げましょう」シュッ

ボグシャッ! ゴシャッ! ゴチャッ!

格闘家「」グチャ…

女神「どうやら、今の世の中には斧が野蛮でダサくて弱くて不人気などという」

女神「“嘘”がはびこっているようですね」

女神「嘘つきには、褒美として斧を与えてやらなければなりません」

女神「では、泉から出るとしましょうか」ザバ…

女神「嘘つき全員に“真実”を知らしめるために」



これこそ、剣や槍を始めとした斧以外の武器の使い手が大量に粛清され、
斧が世を支配する“大戦斧時代”が産声を上げた瞬間であった……。








                                   ― 完 ―

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