【デレマス】逆セクハラにやさぐれた俺がお姉さんたちに性的に慰められる話【R18】 (60)


タイトル通りです。


いつもの諸注意。

1.本番行為を含むセックス描写がある予定ですので、18歳未満の方は読了しないでください。
2.登場人物全員非処女ですので、それが嫌な方は読了しないでください。
3.作者的には鬱要素はありません。
4.びっくりすることに最後までノーマルプレイ!(の予定です)

また、本日投下の最後に安価がありますので、よろしければご参加をお願いします。

それではよろしくお願いします。





作者の既作(酉がバラバラなのでご注意を)
調教シリーズ
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枕シリーズ
http://seesaawiki.jp/cgep/d/%a3%d3%a3%d3%cc%dc%bc%a1
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SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1448194925



01.

「ねぇP君、なぞなぞを解いてみない?」
「なぞなぞ、ですか…?」

アシスタントの千川ちひろに帰社報告をして、パーティションで区切られた自分のデスクに着いたのが10分前。

明日のスケジュールを確認するために、スケジューラーと自作のToDoリストを開いたのが5分前。

そして、豊満な肉体を持つ担当アイドルが、身を寄せるように隣に座ったのが1分前の出来事だった。

(いい加減にしてくれないかなぁ…)

大学を卒業して346プロに入社して約1年。

年若く童顔な彼は、アイドルたちにとって絶好のイジリ対象らしく、年少年長に関わらず逆セクハラの的となっていた。

「……良いですよ、どんななぞなぞなんです?」

本心としてはとっとと仕事を片付けたいが、先輩Pから『アイドルとのコミュニケーションこそ最も優先すべき仕事』と叩き込まれているから、無碍にはできない。

相手が望んでいるのであろう微妙に困惑した表情を顔に貼り付け、彼は隣に座ったアイドル―篠原礼―に頷いて見せた。

「うふふ、それじゃ…」

篠原礼は『大人の色気』という言葉をそのまま具現化したような、バスト93の爆乳を誇るセクシーアイドルだ。

そんな彼女が、まるで抱きつくようにPの耳元に口唇を寄せると、吐息で耳朶を打つ甘い声で囁いた。

「『柔らかくても入れるとカチカチになる、最後が「こ」で終わるもの』と言えば、なーんだ?」
「え、えっと… 難しいですね…」

とっさにそう答えたPだったが、本心は謎解きどころの話ではなかった。

(近い近い近い! つーか、おっぱい当たってるし! なぞなぞどころの話じゃねーよ!)

無論、直感的に思い当たる単語はある。

男性として、それはごくありふれた単語であるが、なぞなぞであるから、それが正解なハズはない。

ないのだが…

「ねーぇ… 本当に何も思いつかないの? 何か有るんじゃない?」
「えーっと… そうですね…」
「ほらほら、何か言ってくれないと、離れられないじゃない♥? それとも、離れたくないのかなー?」

礼がさらに身体を密着させる。

その行為にPはとうとう根負けし、彼女が望んでいるであろう『答え』を、しぶしぶ口にした。

「えっと… ち○こ、ですか…?」

どうしても顔が赤くなり、声が上ずってしまう。

そんな彼の様子に、礼は満足そうに「ふふ♥」と笑うと、再度、Pの耳元に口を寄せて囁いた。

「ぶー、残念! 正解は『冷蔵庫』でしたー」
「あッ! あぁ、なるほど……」

あんまり気分の良くないアハ体験を味わっていると、礼は「P君のえっち♥」と色気たっぷりに言ってから、ようやく身体を離してくれた。

「いや、えっちって… 普通に考えたら…」
「うふふ、まぁ、P君も興味がある年頃だしね。しょうがないわよね~」
「あのですね…」

茶化すような礼の言い方に怒りが沸くが、ここで喚いても仕方がない。

(ここで何か言うと、またからかわれる… 我慢、我慢だ……)

「……ちょっと、スタジオの様子を見てきます」

やり場の無い怒りを心にためると、Pは努めてゆっくり立ち上がって去って行った。

その歩調は、どこかぎこちないものだった。





.



02.

「うふふ、可愛い♥!」

望むとおりの反応を得られてご満悦の彼女は、しかし、そのために背後に立つ緑の影に気付かなかった。

「しーのーはーらーさーん………ッッ!!」
「ひっ…!」

背後からの、低く、ドスの利いた声に、礼が飛び上がって驚く。

実は彼女、こんな容姿でこんな性格のくせに、お化けや雷、どっきりといった怖いもの全般が苦手なのである。

「だだだ… 誰ッ! …って、なんだ、ちひろちゃんか… びっくりさせないでよ、もぉ…」
「びっくりはこっちですよ!」

礼の後ろで仁王立ちしているのは、アシスタントの千川ちひろだ。

その鬼のような形相にたじろいだ礼は、「な、何かしら…?」と愛想笑いを浮かべて言った。

「やりすぎですッ! プロデューサーさん、完璧に困ってたじゃないですか!?」
「そ、そうかもしれないけど…」

礼だってPが嫌いでちょっかいを出しているわけではない。

まるで弟のようなPが可愛くて仕方がなく、ついつい、ちょっかいをかけてしまうのだ。

「これぐらいのスキンシップは許してくれ…」
「許されません!」

どうもちひろは本気で怒っているらしく、鬼の形相を解く気配がない。

「私、プロデューサーさんに真剣に相談されているんですよ? 『最近、アイドルたちの逆セクハラが行き過ぎて辛い…』って」
「え、本当なの…?」
「はい! 確かに、多少のスキンシップは必要でしょうが、皆さん、やりすぎです!」
「みんな、って?」
「大人組だと兵藤レナさんや松本沙理奈さん、子供組だと的場梨沙ちゃんや城ヶ崎莉嘉ちゃんあたりです」

実際にはもっと多いが、いちいち挙げていたらキリが無い。

「反省の色が無いようでしたら、今の行為を倫理委員会に逆セクハラ案件として挙げてもいいんですよ?」
「そ、それは勘弁してちょうだい! 反省する、反省するからッ! ごめんなさい…」

自分の行為が想像以上に問題であると自覚した礼が、慌ててちひろに手を合わせて謝る。

「謝るのは私じゃなくてプロデューサーさんにですよ!」
「そ、そうね… 今から謝ってくるわ」

足取り重く部屋から出ようとして、ふと、礼は思いついたようにちひろに振り返った。

「そういえば… P君どこに行くって言ってたっけ…?」
「スタジオ、でしょう? ええと、今のスケジュールだと…」

ちひろが自分の席のPCを操作し、社内イントラネットからスタジオスケジュールを開く。

「……沙理奈さんの水着グラビア撮影してますね…」
「……まずいわね」
「急いでください!」
「わ、わかったわ」

2人して嫌な予感を感じ、礼は足早にPの後を追いかけて行った…






03.

「遅かった…?」

息を切らして礼がスタジオに入ると、ちょうど休憩中か、それとも撮影はもう終わったのか、スタジオは閑散としていた。

そして、スタジオの隅に置かれたベンチでは、身を縮めて座っているPの目の前で、
スリングビギニを着たGカップの爆乳グラビアアイドル、松本沙理奈が淫靡なセクシーポーズをとっていた。

「ほらぁ~、もっとちゃんと見てよ~~」
「いや、もう十分ですから…」
「え~、Pチャン、ちゃんと私の魅力わかってるの~?」
「それはもちろん… あっ! 沙理奈さん、そんな事しちゃ駄目!」

Pの目の前10cmの距離で、沙理奈が極めて布面積の狭いビギニごと、バストサイズ92cmの爆乳を『寄せて』『上げた』。

「ほーら、ここがアタシの魅力だよ? しっかりと目に焼き付けてね♥」
「わかりました… わかりましたから、止めてください…」
「ふふ… ねぇ、見るだけじゃなくて、触ってみる?」
「勘弁してください…」

完全にグロッキーなPを見て、礼は(確かにこれはイジメと変わらないわね…)と真剣に罪悪感を感じた。

「ちょっと、ちょっと沙理奈ちゃん、それぐらいで止めなさい」

慌てて止めに入ると、まだ事情を飲み込めてない沙理奈が不満そうに「えぇ~」と口を尖らせた。

「礼さん横入り? いけないんだ~」
「そうじゃなくって… P君、本気で嫌がってるでしょ?」
「え、そうなの?」

キョトンとした表情で沙理奈がPを見ると、彼は微妙な表情で曖昧に頷いた。

「その… スキンシップは嬉しいんですが、あまり過剰なものは、ちょっと……」
「えー、そんな童貞じゃあるまいし……」

ふと、何の気も無しに、沙理奈の口からキラーワードが零れ落ちた。

瞬間、Pの顔が真っ赤に染まり、羞恥とも、怒りとも取れる表情を浮かべて横を向いた。

「え… 嘘、そうなの…?」
「沙理奈ちゃん!」

慌てて礼が沙理奈の口を塞ぐが、時すでに遅かった。

「……すいません、今日は失礼します」

様々な感情をぐっと堪えて、Pは力ない足取りでスタジオから出て行った。

「………………」
「………………」

残された爆乳アイドル2人は、バツの悪い顔を互いに見合わせて、そろってため息を吐いた。



.



04.

「と、いうわけで緊急会議です」

1時間後、個人レッスン室に集まったのは、篠原礼と松本沙理奈、
そして、これまたバストサイズ92の爆乳アイドル、兵藤レナであった。

「事情はさっき話した通り、下手人は一応沙理奈ちゃんだけど、責任は等しくこの3人にもあると考えて欲しいわ」
「まぁ、話は飲み込めたけどさ…」

困惑した表情でレナが言う。

彼女も事あるごとにPに逆セクハラを行っていた自覚があり、礼の話はすんなり納得することができた。

しかし、

「緊急会議するほどのものなの、これ? 単に私たちがPさんに謝って、今後やらないって誓えばいいんじゃないの?」
「私たち、はそれで良いと思うんだけど、でも、それって抜本的な解決にはならないのよ…」

こちらは困惑というより苦悩した表情で礼が言う。

「…多分、Pチャンへの逆セクハラって、無くならないと思う。アタシたちがやめても、他のアイドルがするだろうし…」

そうとうに後悔したのであろう、沙理奈の声には力が無い。

元々、アイドルがプロデューサーをからかったり、あるいはじゃれあったりする光景は、346プロ内では日常的なものだ。

そのため、ついつい彼女たちもハメを外してしまっていたわけだが、それだけ常態化した行為を完全に無くすのは難しいと考えられた。

「そっか、そうね…… 若いコとかは、無自覚にやっちゃうか…」

レナの脳裏に、ローティーンのアイドルたちが寄って集ってPに抱きついていた光景が思い出される。

あの時は、「仲良くて良いなー」ぐらいしか思っていなかったが、よくよく考えると逆セクハラともいえる光景だ。

「それに、まさかPチャンが童貞だなんて思ってもなかったから…」
「P君って、確か青○出身よね? 顔は可愛い系だし、ルックスもまぁまぁ。それでモテないっておかしくないかしら?」
「あー、たしかPさんって、青○でもアイドル研究会に入って、ずーっとアイドルの追っかけやってたらしいよ?」
「…なるほど、一般女性から見たら、アイドルおたくで恋愛対象から外れていたわけね……」

うーむ、と唸った礼が視線を横に移すと、落ち込んでいた沙理奈の瞳に、なにやら決意めいた光が宿っているのを目ざとく見つけた。

「ちょっと沙理奈ちゃん? 何か変なこと考えてない?」
「…これは賭けなんだけどさ?」

低い声で沙理奈が話し始めた内容は、2人を仰天させるに十分なモノだった。

「Pチャンをさ、3人で食べちゃわない?」
「「え…ッ!?」」

奔放な、しかし、沙理奈らしいといえば沙理奈らしい言動に、2人は衝撃とともにある種の納得を感じてしまった。

「食べるって… P君に初体験させてあげるってこと?」
「うん、そう。結局、Pチャンが逆セクハラを逆セクハラと思わなければ良いわけでしょ? それなら、女に免疫つけるのが手っ取り早くない?」
「それは… そうかもしれないけど…」
「…一理はあるわね」

渋る礼とは正反対に、レナはやる気とも取れる口調で応えた。

「ちょっと、レナ…」
「礼さん、考えてもみて。逆セクハラなんて、ウチのプロデューサーならみんな体験してるわよ?
 でも、みんな上手くいなしたり、逆に楽しんでる人だって居るわ。そうよね、沙理奈?」

レナに促され、沙理奈は大きく頷いて言った。

「そういうこと。確かに反応がウブで楽しいから、からかってる部分もあったけど、スキンシップしたいっていうのは、普通に好意の表れよ。
 Pチャンにはそれを受け止めてくれる大人の度量も持って欲しいわ」

重々しく断言する沙理奈の言葉に、うんうん、と頷くレナだが、礼の表情は渋いままだ。

「あのね… 一応、私たちアイドルなのよ? それに、社内でそういう関係になったら、気まずいでしょ?」
「アタシは一向に構わないけど? これまで何回かオフィスラヴの経験はあるし」
「さ、沙理奈ちゃん… えっと、レナぁ…?」

助けを求めるようにレナを見るが、レナはなぜか、キリッ、とした表情で、まるで勝負師のように呟いた。

「確かに危険な賭けかもしれないわね… でも、そんな危険な賭け、嫌いじゃないわ…!」
「ギャ、ギャンブラー…ッ!」

かくして、一理を重視するあまり、他の道理を無視した作戦は、その日のうちに実行されることとなった…



05.

ピンポーン、とお決まりのチャイム音がPの部屋に鳴り響いた。

「…誰だろ?」

沙理奈の逆セクハラの後、最悪の気分で仕事を終えたPは、酒を飲む気にもなれずにまっすぐ帰宅していた。

時刻は18時を少し回った所。そろそろ、夕食の準備をしなければならない頃だ。

「はい、どなたですか…… って、礼さん?」

チェーンをかけたままドアを15度ほど開けると、そこにはバツの悪そうな表情の篠原礼と、そして松本沙理奈と兵藤レナが立っていた。

「沙理奈さんとレナさんまで… どうしたんですか?」
「今日の… ううん、これまでの事、謝ろうと思って…」

礼はそう言うと、片手に下げた買い物袋を掲げてみせた。

「お詫びに、お夕飯作らせてもらっても良いかしら?」
「えっと、それは…」

心情的には今日は1人で居たかったが、ここで断るのは男としても人間としても最低である。

数秒考えた後、Pは「汚い部屋ですけど…」と3人を部屋に通した。


***


「まず、最初に謝らせて! Pチャン、デリカシーの無いこと言ってごめんね」

部屋に入るなり、沙理奈がPの前で深々と頭を下げて謝った。

「それに、今まで色々とからかっちゃってごめんなさい」
「私も… ごめんなさい」
「反省してます、もうしないわ…」

沙理奈に倣って、礼とレナも頭を下げる。

ここまで丁寧に謝罪されると、流石に怒りも多少は解ける。

色々とぶつけたい言葉は浮かんだが、結局、Pは「えっと… 反省してくれるなら、それで良いです」とお茶を濁すようにだけ答えた。

「ありがとう…」

ホッとしたような表情で沙理奈がそう言うと、礼が「それじゃ、お台所借りるわね」と持ってきたエプロンをそそくさと身に付けた。

「あ、すいません… 俺の部屋、あんまり調理器具とか無くて…」
「大丈夫、だいたいは持ってきたから」

調理を担当するのは礼のようで、彼女は手馴れた様子で次々に調理器具と具材を取り出して並べ始めた。

そして、残りの2人はというと…

「ねぇ、Pさん。お部屋のお掃除しても良い? 4人で座るには、少し片付けないといけないし…」
「えっと、ええ、まぁ… お願いします」

Pも若い男なので、それなりに男性必需品を持っていたりするが、全てPCのHDDに入っているので露見する恐れは無い。

部屋は男の1人暮らしとしては片付けている方だと思ったが、それでも女性から見たら汚いのだろうと納得した。

そして、沙理奈は…

「ねぇ、Pチャン、お酒は何があるの?」
「えっと、ビールだけですね」
「そっかー。それなら、少し買いに行かない? ここは2人に任せて、ね?」
「えーっと、ですね…」

自分の部屋に女性のみを残すのは流石に危険に思ったが、ここでゴネるのも変に思えた。

「…わかりました、行きましょう」
「うふふ、それじゃ、2人とも行ってくるわね」

バチーン、と意味ありげなウィンクを礼とレナに見せると、沙理奈はPを促すように玄関のドアを開けた。





06.

食事はみぞれ鍋で、とても美味しかった。

「礼さん、料理上手なんですね。凄くおいしかったです」
「お鍋なんて、誰がやっても上手にできるわよ」
「そうですか? でも、俺には無理ですよ」
「じゃあ、今度は一緒に作りましょう?」

美味しい料理と、そして適度なアルコールも手伝って、夕食は和やかな雰囲気で過ごすことができた。

(さて、そろそろね…)

互いにやましい気持ちもだいぶ薄れたし、良い具合にPは酔っている。

あとは色気と勢いに任せて“押す”のみだ。

チラリ、と沙理奈がレナに目配せをして、レナが微かに頷く。

礼はまだ乗り気ではない様子だが、ここまで来れば覚悟を決めるしかないだろう。

「ねぇ、ちょっと真面目な話なんだけど、さ…」

沙理奈が神妙な表情で、しかし、身体は艶かしくくねらせて、Pの傍に寄った。

「…なんです? 逆セクハラはもう無しですよ!」
「それ、原因はもちろんアタシたちなんだけど、Pチャンが全然女に免疫無いってのも問題だと思わない?」
「免疫って… そりゃ、俺は、その…… 童貞ですけど…」

どうせレナも知っているのだろうと、Pが自虐するような口調で言う。

「あ、あのね、P君。別にP君を貶してるわけじゃなくてね…」
「私たちがしなくなっても、他の娘たちの逆セクハラに対処できる自信、ある?」

また関係が拗れるのではないかと礼が心配するが、対照的にレナは確認するように畳み掛けた。

「レナさんまで… そりゃ、我慢しますよ、これからも…」
「そしたら、またストレス溜めちゃうじゃん。駄目よ、そんなの」

弟を叱るような口調でレナが言い、沙理奈もうんうんと首を縦に振る。

「でも… それじゃ、どうしろって言うんですか?」

これまた、弟が年上の姉に拗ねるような口調でPが言うと、沙理奈が猫のような微笑を浮かべた。

「Pチャン、童貞こじらせて女の子に免疫ないんでしょ? それならさぁ…」

ちょいちょい、と沙理奈が礼とレナを呼び集めて、さらにPに迫る。

ぎこちなく、悪戯っぽく、妖艶に、それぞれが微笑を浮かべ、そして、沙理奈が言った。

「アタシたちで、童貞捨てない?」





.



07.

これは夢なんじゃなかろうか?

アルコールに酩酊した脳が、そんな逃避めいた思考を仮組みする。

しかし、彼の目の前では、大きく上着をはだけた沙理奈が、その豊満なおっぱいを揺らしながら彼のYシャツのボタンを一つ一つ外している。

「流石に3人ベッドじゃ狭いから、リビングで良いよね、Pチャン?」
「台所にテーブル移動しましょ。礼、お願い」
「え、えぇ…」

レナの“片付け”とは、当然この事態を想定して行ったもので、あっという間にリビングからモノが無くなり、広いスペースが生まれる。

「はい、Pチャン、ばんざいしてー」

沙理奈に言われるがままに両手を上げると、すぽん、とYシャツと、ついでに中に着ていたTシャツも脱ぎとられてしまった。

その時になって、Pはようやく僅かながらの理性を取り戻し、慌てて言った。

「ちょ、ちょっと待った! なんか変な流れになってませんか!?」
「えー、ここまで来てそれはないでしょ? 大丈夫、秘密はこの4人で絶対に守るから♪」
「2人で共有する秘密ってバレ易いけど、意外と少人数で共有する秘密って、バレ難いんだよ?」
「そんな事言ったって… あ、礼さん! 2人を止めてください!」

唯一、乗り気でない風に見える礼に助けを求めるが、彼女は困ったように首を振ると、逆に思い切るように上着を脱ぎ捨てた。

「ちょ、礼さん! 駄目ですって!」
「P君… 女の身体を知るっていうのも、人生では重要なことよ… 大丈夫、お姉さんたちがキチンと『大人』にしてあげるから…」

プツ、とフロントネックの紫色のブラジャーが外され、バストサイズ93の爆乳が、ぶるん、と外気に晒される。

そして、Pの背中側で膝立ちになると、上半身裸のPを背後から抱きしめるように、甘く優しく拘束した。

高身長(171cm)の礼がそんな体勢で抱きしめたため、Pの頭がちょうど礼の爆乳に挟まれる格好となった。

「うわ… マジか……」

両肩にずっしりと乗る肉の感触が生々しくエロい。

思わず頭を動かそうとすると、頬がおっぱいに、むにゅり、とめり込み、そこでPは糸が切れた操り人形のように脱力してしまった。

「なんだこれ… 柔らかい…」
「ふふふ、幸せそうな顔しちゃってー、このー」

表面的な抵抗が無くなったことを良い事に、沙理奈がとうとうPのズボンに手をかけ、トランクス共々あっという間に取り去った。

「わぁ、これがPさんのおちんちんね」
「…まじまじと見ないで下さい」

覚悟を決めたのか、それとも全てを諦めたのか、Pが投げやりな口調で言う。

が、その鼓動は早鐘を打ち始めており、この淫靡な情況に期待しているのも確かだった。

「…沙理奈、コッチ、先に始めるわよ」
「うん、お願い」

短いやり取りの後、レナの手が、スーッ、とPのチンポに伸びて、まだ半勃ちのそれを優しく手で包んだ。

「うっ…」

ひんやりとした女性の手で急所を触られ、ぞくりとした刺激がPの背筋に走る。

「弄るわ… 痛かったら言ってね…」

宣言と共に、チンポを握ったレナの手がゆるゆると動き出す。

最初は撫ぜるように、さわさわ、と軽い刺激を与え、たまに弾力を確かめるように、つんつん、と指で突っつく。

「れ、レナさん……!」
「最初から激しくはしないわよ… ゆっくり、ゆっくり、ね…?」

言葉通り、レナはまるで貴人への献上品のように、Pのチンポを大事に大事に刺激した。

刺激としては当然物足りないものだったが、頭を挟む礼のおっぱいの感触とも相まり、気持ちよさよりも幸福を感じる刺激だった。

「ほら、P君、こっちも弄るわよ…」

股間にばかり集中していると、背中から回された礼の手が、剥き出しになったPの乳首に宛がわれた。

「男の子だって、ココは感じるポイントなのよ?」

白魚のような礼の細い指が、小豆ほどのPの乳首を器用につまむ。

「ッ!」

チンポはオナニーの時に自分で刺激することはあるが、乳首など触る機会などない。

本能的な拒否感から、Pが手を伸ばして払いのけようとすると、その手を沙理奈が優しく掴んだ。

「ほらぁ、Pチャン… 暴れちゃ駄目だよ… おててはココ、ね?」

そうして、ゆっくりとPの両手を自慢の爆乳に誘導し、躊躇うことなくおっぱいを掴ませた。

「これが… 沙理奈のおっぱい…」
「ふふ、いーでしょー? 揉んで良いんだよ?」

Pの両手の上に自分の手を添えると、沙理奈は揉み方を教えるように、ぐにぐに、と両手を動かし始めた。

「うわ… コッチも柔らかい…」
「あん… Pチャンの掌で、乳首が擦れてる… コリコリしてるの、わかる?」
「ああ、なんか掌がくすぐったい」

沙理奈のおっぱいは、礼のおっぱいとはどこか違う、しかし、同じように幸福感を覚える柔らかさを感じるおっぱいだった。

少し力を込めると、ぐにゅり、と形を変え、指と指の間から僅かに乳肉がハミ出る。

それはPの支配欲を刺激する妖しいカタチで、気付くとPは沙理奈のおっぱいを揉むのに夢中になっていた。

しかし、刺激は刺激によって上書きされる。

「……………ぅあッ!」

暫く礼に乳首を弄られながら、沙理奈のおっぱいを揉むことに熱中していたPが、突然変な声を上げて、ビクリ、と身体を震わせた。

「あ、れ… レナさん… 何やって…!?」

その原因は、チンポに感じた、ぬるっ、とした感触にあった。

「んー、勃ってきたから、本格的に弄ってあげるね♪」

礼のおっぱいに挟まれた頭を苦労して動かし視線を下げると、レナが口から、だらり、と唾液をちんぽに垂らしていた。

彼女の言う通り、ギンギンに勃起したチンポが、水飴のようなレナの唾液でコーティングされ、ぬらぬらと妖しく光る。

「本格的って…?」
「おっぱいは、私にもあるんだぞー?」

わざと茶化すように言ったのは、オンナの対抗心を隠すためだ。

レナはその美事な爆乳を両手で掴むと、勃起したチンポを丁寧にその爆乳の間に挟んだ。

「コッチも擦ってあげる♥」

言葉と共に、爆乳をはさんだレナの手が、ぐりぐり、と円を描くように動かされる。

「うぁッ! 挟まれて!? ぐにゃって…!」
「あは、良い感じ?」

手ごたえを感じたレナが、さらに動きをダイナミックなものへと変化させる。

レナのおっぱいは見事な弾力を持つくせに、まるでオナホールのようにぴったりとチンポを覆い包み、良い様の無い幸福感をPに与えていた。

「おっぱいが… マジでいっぱいだ……」

両頬には礼のおっぱい、両手には沙理奈のおっぱい、そして、チンポにはレナのおっぱい。

三者三様の爆乳に文字通り包まれて、Pの思考は完全に乳圧に支配された。

「コレ、天国ですか…?」

思わず出た素直な感想に、爆乳アイドル3人は、クスクス、と笑いながら、いっそう奉仕のおっぱいを加速させていった…








8.

「そろそろ良いんじゃない? Pさん暴発しちゃうかもよ?」

たっぷり10分は乳肉の抱擁を楽しんだだろうか?

3人の刺激は、性的な快感というよりも精神的充足感を重視した丁寧だが緩いものだった。

しかし、流石にこれだけ長く刺激に晒されたPのチンポは、過去に例を見ないほどにギンギンに勃起しており、
また陰嚢も射精し足る精液を充填し終えたのか、その姿を厚く重く肥厚させていた。

「そうね、無いとは思うけど、暴発して勃たなくなっちゃったら大変よね」

名残惜しげに礼がPの背中から身を剥がすと、脱力の極致に達していたPはそのまま、ごろん、とリビングの床に大の字になってしまった。

「あらら、Pチャン生きてる?」
「……天国にいる」
「クスクス、今から重要な選択があるんだけど、ちゃんと判断できる?」
「なにがー…?」

バフステータス:幸福状態のPが胡乱な視線を送ると、そこには3人の爆乳美女が、一糸纏わぬ見事なプロポーションを晒して立っていた。

「今から、P君の童貞を頂きます♥ だから、P君には選んで欲しいの」
「私たち3人の誰の身体で初体験したいか… Pさんが決めて良いのよ?」
「あ、心配しないでね。全員がPチャンとセックスする予定だから、ただの順番程度に考えてね♥」

3人にそう言われ、Pの頭脳は俄かに活性を取り戻し、急速に思考が回りだした。

(3人の中から、初体験の人を選ぶ…!?)

ゴクリ、と生唾を飲み込み、並んで立つ3人を矯めつ眇めつ観察した。

***

先ずは礼だ。

礼は3人の中で頭一つ抜き出た長身で、おっぱいも3人の中で一番大きい。

そのおっぱいは丸みが強い釣鐘型で若干垂れているが、逆にそれが重量感を演出しており、『たわわに実った』と表現するに相応しい造形美を形作っている。

また、おっぱいと等しく、臀部の柔肉も大きく、そして見事な曲線を描いており、思わず『乗ってもらいたい』と口走ってしまいそうな圧倒的存在感を示している。

そして、初めて生で見る陰部は、アイドルらしく綺麗に脱毛されており、そのダイナミックな外見の割りに陰唇は慎ましやかで、こじんまりとしたものだった。

(礼さん、おっぱいもそうだけど、ケツもすげぇ… あの尻肉を鷲掴みにして、バックからガンガン突けたら… いや、まて、早まるなよ、俺…!)

もう礼さんで良いじゃん? という諦観にも似た感情を無理やり封じ込めると、Pは苦労して視線を横に移した。

***

次に沙理奈だ。

沙理奈は346プロの中で、最もボディアピールの強いグラビアアイドルだ。

そのため、『他人から見られること』を常に意識し、そのための努力を日ごろから続けており、それは裸体になって一際強く輝いていた。

まず、鎖骨から乳頭までのおっぱいラインが素晴らしい。

わずかに浮き出た鎖骨から、超上級者のゲレンデのような急斜面が始まり、しかし、それは柔らかく、そして急激なカーブによって90度ターンし、僅かにツンと上を向いた乳首に繋がっている。

若さのお陰か、はたまた毎日行っているらしい美乳体操の成果か、沙理奈のおっぱいはおっぱい形において最高と言われる半球型で、胸の底辺部分と胸の高さが同じ長さになっている。

そして、くびれたウェストからヒップのラインももちろん美しく、とりわけ、鼠径部から大腿部にかけてのムチムチ感は、思わず嘗め回したくなるほどだ

(沙理奈を正常位で貫いて、太ももを抱えてガンガン突けたら、感触気持ち良いだろうなぁ…)

もはや思考は焼き切れそうであるが、それでも気合で視線をさらに横に移す。

***

最後はレナだ。

レナのおっぱいは乳首が完全に上を向いたロケット型で、チンポで味わったその弾力感と密着感は死ぬまで忘れないだろう。

ロケット型だから他の2人と比べると頂点の位置が高く、そのため呼吸をするだけで爆乳が、乳首が縦にゆっくりと揺れる。

その動きは、さながら催眠術のようで、ついつい視線が誘導されてしまう恐ろしいものだ。

そして、レナはウェストのくびれが素晴らしい。

その細さもさることながら、おヘソからの縦と横のラインが素晴らしく引き締まっている。

また、正面からは見えないが、レナの腰部には、セクシーボディの象徴とも言われる『ヴィーナスのくぼみ』が2つ存在しており、
それが否応なしに膣の締まりを連想させ、視覚的にも肉欲的にも凄まじい性的アピールとなっている。

(レナさんを騎乗位で、細いウェストをがっちり掴んでガンガン突いて、ぶるんぶるん縦に揺れるロケットおっぱいを眺めることができたら…)

頭に血が昇りすぎて、くらくらと視界が揺れた。

***

結局、結論など出せるはずが無かった。

3人が3人ともに極上ボディの持ち主なのだ。

誰かを選ぶなどと、どだい無理な話なのだ。

「……ホントに、全員とセックスできるんですか?」
「うん、今日は一晩、アタシたちはPチャンのモノだよ♥」
「選ばれなかったら、またおっぱいで包んであげるわよ♥」
「挿入するときもちゃんとサポートしてあげるから安心して♥」

その3人の言葉に安堵を覚えたPは、完全に選択を天に委ねることにした。

大の字のまま目を閉じて、過去最硬長に勃起したチンポに指を近づける。

中指を親指の腹に当てて輪っかをつくり、軽く力を込めてデコピンの形を作る。

あとは、チンポを弾けば、己の分身が初体験の相手を選んでくれるだろう。

「それじゃ… 選びます…!」

ゴクリ、と誰ともつかない喉の音を聞いた瞬間、Pの指で弾かれたチンポが、ある一定の方向に向かって勢いよく倒れこんだ。




倒れた先は…?

1.礼ぱい
2.沙理奈っぱい
3.レナパイ

下1~10までの票数で順番を決めます(同一ID不可、末尾O不可)
もしくは本日23時59分59秒を持って締め切り、その時点での得票数で順番を決めます。



続きは明日以降に書いてから投下します。
気長にお待ちくださいませ。ではでは。




はい、というわけで

1.礼ぱい       1票
2.沙理奈っぱい   3票
3.レナパイ      4票

順番はレナ→さりーな→礼さんとなります。

携帯制限は申し訳ありません、
しかし、そうでもしないと飛行機びゅんびゅんで決着がついてしまいますので…

それでは、次回もよろしくお願いします。

紗理奈とレナの順番逆じゃない?

>>32
末尾Oは除外してますので、悪しからず
そして、糸偏じゃないよ、さんずいだよ!

レナ編が上がったので投下します。
3レスです。



9.

「それじゃ、レナさんお願いします」

Pがチンポの向いた先を見てそう言うと、3人の視線がほんの一瞬だけ、ギラリ、と交差した。

が、次の瞬間にはレナが「いいわよー」と朗らかに答えたため、Pがその視線に気付くことは無かった。

「それじゃあ… どうしよっか?」
「最初だから、騎乗位が良いんじゃないの?」
「P君、動ける?」

礼にそう訊かれて、Pは数瞬考えた後、「…ごめん、脱力感ぱねぇです」と力なく答えた。

「よし、それじゃお馬さんでイこう! ちょっと準備するね…」
「あ、レナさん手伝うよ。礼さんはPチャンお願い」

沙理奈にそう促され、礼はひとつ頷くと、そっとPの枕元に座った。

「もう少し待っててね。また、胸枕してあげようか?」

余裕持った礼の言葉に、Pは高鳴る期待と、そして、しかし、ほんの少しの反抗心を覚えた。

だから、調子に乗って、こんな事を口走ってしまった。

「あの… 頭を太ももで挟んでくれませんか?」
「へ…?」

あまりに唐突で突然なPの言葉に、礼が素っ頓狂な返事をした。

そして、呆れ笑うような微妙な表情を浮かべて、「膝枕じゃなくて?」と笑いを堪えた声で訊いた。

「は、はい。えと、こう、礼さんの太ももで、むにっ、と俺の頭を挟んでほしいなぁ、って…」

これは地雷を踏んだのではないか?

話すうちに、別の意味で鼓動が高鳴りはじめた。

だが、その緊張も、「あはははは!」という礼の高笑いで吹き飛んでしまった。

「P君面白いこと言うのね! そんなお願いされたの、初めてよ」
「そう、ですか?」
「うん、『顔にお尻を乗せて』とか、『太ももでしごいて』とかは経験あるけど、まさか顔を太ももで挟むなんてねぇ…」

クスクス、とまた笑うと、礼は「いいわよ、やってあげる」と答えて、Pの頭側に女の子座りすると、
「よいしょ」とPの頭を持ち上げて、僅かに開いた太ももの間に丁寧に置いた。

「挟んじゃうわよ~」
「はい、お願いします…!」

Pの両側頭が、むぎゅ、とおっぱいとはまた違う柔面にて圧迫される。

(これは、なかなか…!)

陰部が近いからか、Pの鼻腔がどこか懐かしく、そして少し刺激的な異臭を感じ取る。

それがオンナの匂いであると理解した瞬間、Pのチンポが、びくり、と大きく痙攣した。

「うわぁ、びくんびくんしてる… レナ、まだ?」
「うん、準備できたよー」

視線を声の方に移すと、レナがややぎこちない歩き方で近づくのが見えた。

気のせいか、やけに股間がキラキラ、あるいは、ぬらぬら、と光っているように見える。

「あっはー、Pさん良い格好だねぇ♪ にげられなーい、って感じ」

妙齢美女の股間に頭部をホールドされているこの格好は、確かに良い格好だろう。悪い意味で。

「…親には見せられないですね、でも、幸せです。最高です。」
「ちょっと、流石に恥ずかしいわよ」

ほんの少し頬を赤くした礼が、Pの口を「悪いのはこのお口ですか~?」とぐりぐりと弄った。

「なんか、ホントに姉と弟って感じだね~」
「レナさん、レナさん。早くしないとクリーム乾いちゃうよ」
「あ、しまった… それじゃ、Pさん、いよいよだよ……」

沙理奈に注意されたレナは、Pの股間に横跨ぎに跨ぐと、やや緊張した面持ちでゆっくりと腰を落としていった。

とうぜん、股関節の開脚にあわせて股間はどんどん露出し、ぬらり、と光るレナのおまんこが露になった。

「あの、いきなり挿れて大丈夫なんですか…?」
「うん、ちゃんと準備したから…」

チラ、とレナが沙理奈に視線を送ると、沙理奈は軽く頷いて、ギンギンに勃起したPのチンポを片手で握って、天頂に向けて支えた。

そして、空いた片手で亀頭を隠すように包み握ると、その掌にはクリームか何かが塗られていたらしく、あっという間にPのチンポはぬるぬるになった。

「…よし」

全ての準備が整い、レナがひとつ息を「ふーっ」と吐く。

そして、さらに腰を落としてPのチンポと自分のまんことを接触させると、最初は下腹部の力を抜いて、ずむ、と亀頭を膣中に咥え込んだ。

「うぁ……ッ!」

まだ亀頭が挿入いっただけなのに、Pの股間から全身に向けて放射状の快感が痺れ飛んだ。

「なんだこれ… 熱い…ッ!」

初めて知る女の中心は、想像以上の熱でPを迎え入れた。

「ちゅ、中心体温、聞いた事ぐらいはあるでしょ? でもね、こういうときに、オトコとオンナが感じる『熱』っていうのは… あんッ!」

ずっ、ずっ、と腰の下降に合わせて、Pのチンポが深く、また深くとレナのまんこに埋没していく。

そして、その深長に伴って感じる熱はどんどんと広範囲に渡り、Pはまるで自分の股間に火が灯ったかのような感覚を得た。

「沙理奈…」

短い言葉に我が意を得て、沙理奈がそっと手を離す。

そして、レナは興奮を隠さない淫蕩な微笑を浮かべると、下腹部に思い切り力を込めて、言葉と共に一気に腰を最後まで落とした!

「この熱はね… オンナがオトコに貰ってる、愛の量なの、よ……ッ!  ああああぁぁぁぁッッ!!」

とん、とレナの臀部がPのふとももに着地し、レナが気持ち良さそうに嬌声を上げる。

しかし、嬌声をあげたいのはむしろPの方だった。

(な、何なんだッ! これ、どうなってんだッ!?)

自分の最も性感を感じる突起が、極めてヤバイ。
                         .・ .・ .・ .・ ・
初めて体験するオンナのナカは、まさしく肉のやすりとなってチンポを四方八方から擦り、ねぶり、嬲りあげていた。

さっきにパイズリなどの比ではない密着感と、そして、亀頭が火傷をするのではないかと感じる熱圧感。

それらが全て『快楽』というひとつの出口に向かって殺到し、さらには脊髄から脳髄へと爆発的な伝播をもたらした。

「…………ぁぁぁぁぁあああああああッッッッッ!!」

途方も無い快楽に、ようやくPのアウトプット器官が反応して、魂消るような喚声が上がる。

「あッ、凄い… Pさんのおちんちん、ナカでぶるぶるしてるぅ……ッ!」

喚声と共にPが下半身を衝動的に動かしたため、最奥を刺激されたレナがたまらず嬌声を上げた。

「レナさん、どう? Pチャンのチンポ?」
「け、けっこう、良い感じ♥」

やや上ずった声色が、レナの興奮を如実に現していた。

しかし、彼女はまだ話せるだけ余裕がある。

Pの方はというと、先ほどの喚声からは打って変わってか細い声で、「うあぁ… うぅ…」と呻くのみだ。

「P君、大丈夫? もうイッちゃいそう?」

流石に礼が心配して尋ねると、Pはわずかに首を左右に振り、途切れ途切れの声で言った。

「れ、礼さん… 俺のち、ちんぽ… レナさんのナカで… 融けてる……ッ!」
「ぷっ… そ、それは大変ね! レナぁ、P君のペニス、貴女のナカで融けてるんだって」
「そ、そう? それは大変…ッ! 早めに終わってあげないと、ねッ!」

いくらか落ち着きを取り戻したのか、レナは再度下腹部に力を入れると、両脚に力を込めて腰を上げ始めた。

すると、あまりの膣圧と密着に、レナの腰に引っ張られる形でPの腰部も持ち上がってしまった。

「うわ… レナってどんな締まりしてるの…?」
「あはは… 流石にこれはきっつい… 沙理奈、お願い」
「はいはい、Pチャン、ちょっと押さえるよ~」

沙理奈がPの骨盤に両手を当てると、ゆっくりと、だが力強くPの腰部を下降させた。

瞬間、

「いぎッ!」
                   ・ .・ .・ ・
それまで蠢くだけだった膣内の肉やすりにチンポ全体を擦られ、Pの全身がバネのように弾んだ。

「あ、やばい… Pチャン、もうイキそうだよ…!」
「おっけ、スパートかける!」

陰嚢を触って射精の予兆を感じた沙理奈が言うと、レナ小さく「いくよッ!」と気合を入れて、腰を小刻みに上下させ始めた。

じゅぶッ! じゅぶッ!! じゅぶッ!! じゅぶッ!!! 

それはまさに、オンナがオトコから精を絞り取る行為で、初体験のPにとっては拷問にも似た甘い苦行だ。

「あぐぅッ! やべぇ、それ、ヤバイからッ!」
「出る!? 出そう!? 出していいよッ!!」
「で、でも、膣内でッ!?」
「良いのッ! 膣内でッ! 膣内に出して良いのッ!!」

プロデューサーが担当アイドルとセックスをするだけでもヤバイのに、膣内射精ともなればクビどころの話ではないだろう。

しかし、そんな後ろ暗い行為も、この場では逆に危ない刺激のトッピングにしかならなかった。

「良いんですかッ!? 出しますよッ!?」
「うんッ! キテッ! 出してぇぇッ!!」
「出る… 出る………ッッ!」

沙理奈が「きゃッ!」と思わず手を離すほど腰を大きくバウンドさせると、Pはレナの膣奥深くに叩きつけるように射精した。

「うわぁ…… すげぇ、出てる……」
「うん… Pさんの精液、出てるの、わかるよ…」

最後の最後まで膣内で精子を搾り取ると、レナは「はぁはぁ…」と荒い息を吐きながら、こてん、とPの胸板に倒れこんだ…





はい、今日の分は終わりです。

次は沙理奈編です。

それでは次回もよろしくお願いします。

続きです。
2レス。



10.

「お、ヤってる」

浴室で膣内を綺麗に洗浄し終えたレナがリビングに戻ると、そこではようやくの2回戦目が開始したところだった。

「ほら、そこはもっと優しく弄って… そう、そんな感じ…」

2人目は相手は沙理奈だ。

今はカーペットに寝そべった彼女にPが覆いかぶさり、ぎこちない手つきで彼女の秘所を愛撫していた。

「…なにやってるの?」
「回復するまで、愛撫の練習だって」

流石に裸だと寒いのか、全裸にストールだけ巻いて、琥珀色のワイングラスを片手に持った礼がのんびり答えた。

「礼、最後で良かったの?」
「ん… まぁ、長く楽しむつもりだし」
「ふぅん…」

レナは相槌を打つと、自分用のグラスを手に取る。

すると、待っていたかのように礼が白ワインのボトルを素早く注ぎ、瞬間的に笑いあった美女の手元で、ティン、という澄んだ音が響いた。

「…で、どうなのよ、P君のモノは?」
「ああ… それだけどね…」

ぐっと声量を落として2人が囁きあう。

「…けっこう、良かった。童貞って考えたらかなりのアタリかも…」
「へぇ… それは将来楽しみね… それじゃ、沙理奈があんなことしてるのって…」
「『長く楽しむ』つもりなんじゃない?」

美女2人の瞳に、これまでとは違った色の光が、僅かに、しかし、はっきりと灯った…


***

「あッ!」

Pの震える指が、沙理奈のクリトリスに触れた瞬間、彼女は鼻にかかったような声をあげた。

「い、痛かったですか?」
「ううん… ちょっとビックリしただけ。そこは一番丁寧にね…」
「はい…!」

気合を入れて、しかし指先は慎重に、Pが沙理奈のクリトリスを丹念に弄る。

女性の陰部をナマで、しかも間近で見ることなど、当然初めてのことだ。

先ほどのレナとの初体験はあっという間に終わってしまい、女性器を感じる暇は無く、
そのため、沙理奈の「触りかたを教えてあげる」という申し出は、Pにとってとてもありがたいことだった。

(ゆっくり、ゆっくり… AVだと乱暴にしてたけど、やっぱりあれって嘘なんだなぁ…)

そんなことをつらつらと考えながら愛撫していると、Pは自分が弄るクリトリスのすぐ下、膣口がジワリと潤んできているのを発見した。

「沙理奈さん…」
「ん… 濡れてきた?」
「は、はい…」
「それじゃ、人差し指を、第一関節までおまんこに入れてみて…」

言われた通りに、人差し指をゆっくりと膣口に当て、ずぶ、と挿入する。

「んっ… そう… 入れたらゆっくり上下に動かして…」
「はい…」

ちゅく、ちゅく、と分泌される愛液を掻き混ぜるようにして指を動かす。

その、まさしく生肉を指でこねくり回す感触は、言い様の無い興奮と好奇をPに与えていた。

「…もっと奥まで入れていいですか?」
「…いいよ、爪は立てないでね」

お許しを得たPは、自身の緊張を解くために一度、「ふー…」と大きく息を吐くと、
ず、ず、ず… と指を根元までゆっくりと挿入した。

「うわ… 熱い…」

レナのマンコと同じ感想を漏らすと、沙理奈が「ぁん…」と小さく喘いだ。

「あ、どうかしましたか?」
「Pチャン… 指に何か当たってない…?」
「えっと… なんか、ざらざらした感触がありますけど…?」
「ソコを擦って… ゆっくり、優しく… でも、強く…」

沙理奈のおねだりは矛盾したものだったが、Pは素直に「わかりました」と頷くと、指の腹に僅かに力を込めて擦りはじめた。

「あっ、あっ… あぅん……」

弄り始めたとたん、明らかに膣内が悩ましげにうねり、奥から新たな愛液が、どばっ、と分泌される。

その女体の変化に驚きつつも、Pは沙理奈が『感じている』事実に歓喜した。

「き、気持ち良いんですか?」
「そりゃそうよぉ… Gスポット刺激されてんだよぉ?」

なるほど、これがGスポットなのか… とPがなんとも感慨深い感想を胸に抱く。

書籍や高校の時の猥談ではよく出てくる単語だが、今この情況だと、その単語がやけにかっこ良く、頼もしく覚えた。

「ここ擦ると、気持ち良いんですね?」
「うん、そう… あ、でも、感じない娘も居るから、ちゃんと注意してね」
「はい」

そうして、さりさり、さりさり、と膣内を刺激する時間に比例して、沙理奈の「あん… あぁん…」という喘ぎ声がどんどんと大きくなってきた。

「凄い… 沙理奈さん、凄い濡れてる…」

すでに指を動かすだけで、くちゅぐちゅ、と沙理奈の膣から派手な愛液しぶきが飛ぶほどだ。

それとなく沙理奈を窺うと、彼女ももう我慢ができない様子で、Pの顔を見てにっこりと微笑んで、言った。

「うん、良いよ、Pチャン… セックスしよ…」

言葉とともに、沙理奈の綺麗なあんよが翼を広げるように左右に大きく開き、とん、と両の踵がPの双肩に掛けられた。

「イれて♥」
「はい……ッ!」

Pは、十分な時間と刺激によって復活したチンポを片手で構えると、人生2人目の膣内に突きこんだ…

まだ続きますが、今日は以上です。
ではでは


11.


(え……?)

期待を込めて貫いた沙理奈の膣内は、レナのそれとは全く異なる快感をPに与えた。

「す、吸い込まれる…!?」

無論、P自身が腰を進めているのだが、まるでチンポの先を糸で引っ張られるような、そんな不思議な感覚をPは得ていた。

「吸い込まれるって、どんな感想よぉ~?」
「いや、だって、マジでそんな感じで…」

そうこうしている内にチンポが根元まで突き刺さり、Pの陰毛が、かさり、と沙理奈の下腹部に触れる。

「うぁ……」

再び味わうオンナの熱に、Pが感極まるような呻き声を上げた。

このチンポの芯から温まる感触はクセになる。

Pは、なぜ世のオトコどもが高い金を出して風俗に溺れるのか、本能的に理解できたような気がした。

「こぉら、浸ってないで、少しはオンナを楽しませなさい?」

ついつい、ボーッ、としてしまったPの頬を抓って沙理奈が言う。

その痛みに我を取り戻したPは、あわてて、「は、はい!」と返事をして腰を動かそうとした。

「あ、待って。さっきのGスポットの場所、覚えてる?」

無論、覚えている。

今のチンポの位置だと、ちょうど竿の真ん中上ぐらいの位置だ。

「それじゃ、そこをチンポのカリで擦って♥ そうしたら、イイ声で啼いてあげる♥」

その妖艶としか形容できない沙理奈の笑みに、ごくり、と喉を鳴らしたPは無言で腰を引くと、ぞりぞり、と沙理奈の膣をチンポで引っ掻き始めた。

「あぅッ…!そう… ソコ!」

PのチンポはきっちりGスポットを捉えたようで、開発済みの性感帯を刺激された沙理奈がおとがいを逸らして嬌声をあげる。

瞬間、Pはチンポの先端に、新たな『熱』が産まれたのを感じた。

(沙理奈さん、また愛液が出てる…?)

それが自分が男性器でオンナを悦ばせている証だと理解すると、Pの背筋を得も知れぬ歓喜の震えが襲った。

「気持ち、良いですか? 沙理奈さん…?」

思わず尋ねてしまい後悔したPだが、問われた沙理奈はにっこり微笑むと、「もちろん!」と快活に答えた。

「オトコにこうやって抱かれて感じさせられるの、アタシ好き。それをPチャンがやってるんだよ?」

不意に沙理奈の脚がPの腰に巻きつき、Pの動きを止めた。

「このセックスに比べたら、アイドルのセクハラなんて、些細なものだと思わない?」
「それは… ノーコメントで…」

もちろん、この生々しい肉の交合と比べれば、今までのセクハラは確かに単なるスキンシップでしかないだろう。

ただ、それをあっさり認めるのが悔しくて、ついPは言葉を濁した。

「ふふ、今はそれで良いわ…」

絡めていた脚をゆっくり解くと、沙理奈はまるで全てをPに委ねるかのように目を閉じた。

「感じさせて、たくさん… アタシが果てるまで…」
「……はいッ!」

今は肉の悦びを楽しもう。

そう思考を割り切ると、Pはどんどんと熱を増す沙理奈の膣内を蹂躙し始めた…

ごめん、ちょろっとずつしか進めない
今日はここまでです。次回もよろしく。

最後までためました。
投下します。



12.

「少し休憩する?」

リビングに大の字になって荒い息を吐くPに、礼がのんびりとした口調で尋ねた。

「はぁはぁ… いえ、大丈夫です…」

ほんの数分前まで、Pは沙理奈を相手にした激しいセックスを終えたばかりで、
その姿は見るからに疲労困憊の態である。

ちなみに、情事を終えた沙理奈はレナと同じくシャワーを浴びており、
レナはピンク色のベビードールを着て、なにやらスマートフォンをぐりぐりと真剣なまなざしで操作している。

「やれます、いえ、最後までやりたいです…!」

レナと沙理奈という2人の魔性に精を絞りとられ、本心としては確かに休憩したい。

しかし、全裸にショールを羽織った礼の姿は、数時間前までは童貞だった青年の眼には余りにも毒であり、
また、何かの拍子に「今日はもうお開き」になってしまうのが恐怖でもあった。

「…ま、若いから平気かな? でも、流石に勃ちは悪いわよねぇ…」

礼は少し考えるそぶりを見せると、チラリとレナに目配せをしてから、つん、と口のあたりを指でつついて見せた。

「…いいんじゃない?」

その仕草を視線の端で確認すると、レナはほんの数瞬だけ間を置いてから、視線をスマホから外さずに答えた。

「出さないなら、ルール違反じゃないし」
「ふふ、おっけー…」

見るからに“意味ありげ”な熱視線をPのチンポに送ると、礼は台所から濡れタオルを持ってきてPのチンポに宛がった。

「あ… 冷たい…」
「流石に綺麗にしてから、ね…」

今のPのチンポには、沙理奈の愛液とPの精液がぐちゃぐちゃに付着していて、さすがに微かな嫌悪感を感じる。

摩擦熱により恒温を外れたチンポに、ひんやりとした濡れタオルの感触が心地よい。

「ふぁ…… 気持ち良いです」
「疲れが取れる感じ、あるでしょ?」

にっこり微笑みながら、礼が竿、裏筋、陰嚢の裏に至るまで、丁寧にPのチンポを清拭する。

しかし、普段ならそれだけの刺激でもバキバキに勃起するであろうPのチンポは、さすがに濃厚な射精を2回繰り返したためか、ぐったりとしたままだ。

「えと…」

気持ちとしてはヤル気十分なPであるが、流石にこの反応は焦る。

が、焦りは緊張を呼び、緊張は交感神経を惹起し、そして、勃起中枢を司る副交感神経を抑制させる。

つまり、焦れば焦るほど萎えてしまうのだが、そんなメカニズムなど知らないPは、礼とのセックスに暗雲たる未来を感じ、ひどい焦燥感に駆られてしまった。

が、しかし、

「あーん♥」
「えっ…?」

仮性包茎の皮の裏まで綺麗にすると、礼はそのまま何の躊躇いもなく、その肉厚な口唇のナカに、Pのチンポを咥え込んでしまった。

「えっ… えっ!」
「じゅぶ… ぢゅ…」

萎えたチンポ全体が口腔に収まるが礼の動きはそのままでは終わらず、口腔内のチンポを舌で縦横無尽に攪拌しはじめた。

「うぁッ!!」

それは今日何度目かわからない未知の快楽だった。

生暖かい肉の襞が、ぞりぞり、ざらざら、と亀頭を刺激し、
かつ、肺腑が吸気を行うことで、密閉空間である口腔内の空気が陰圧化し、まるで真空状態のようにチンポが吸い付かれる。

「す、凄い… こんなテクニックが…」

もちろん、Pも知識では“フェラチオ”という技術があるのは知っていたが、まさか礼がここまでその技に習熟しているとは思ってもみなかった。

(というか… 3人ともメチャクチャセックスに慣れてるんだ…)

ちらり、とそんな考えが頭に浮かぶが、今の情況では完全に無粋な考えだと、Pは頭を軽く振って思考を白紙化した。

そして、改めて股間の快楽に集中すると、どくん、と、身体の中心に血液が集まるのを感じた。

「礼さん…」
「んぅ? …ぷは! …ふふふ、おっきくなっちゃったわね♪」

完全に勃起したチンポを吐き出した礼の口の端から、口腔刺激によって分泌された唾液が、だらり、と零れ落ちた。

それが、余りにも蠱惑的で魅力的で、また、今の今までが女性上位で進められた経験が、とうとうPの獣性に火をつけてしまった。

「礼さん…!」
「え…、きゃ!」

ガバッ、と礼を押し倒すと、そのたわわに実った豊乳の蕾に口をつける。

そして片手を、そこだけは童女のように無毛のつるつるした陰部に宛がうと、ついさっき身体に叩き込まれた指使いで刺激を始める。

「はぁ、はぁ、はぁ…!」
「もぅ、がっついちゃって…」

Pの豹変に面食らいながらも、乳首に歯を立てられていないことを確認した礼は、そっとPの頭を両手で抱いて、
まるで、“いい子いい子”するかのようにゆっくりと撫ぜた。

「そうよ… 男の子なんだから、もっとオンナを振り回さなきゃ… んっ…」

Pの指がクリトリスを擦り、礼が僅かに鼻にかかった声を上げる。

さらに、だんだんと勃起し始めた乳首を舌で、ころころ、と転がされ、じんわりと身体の中心が熱を帯び始めるのを礼は感じた。

「それ、良いわ… もっと、おっぱい苛めてちょうだい…」

はぁ… と、熱い吐息がPの頭に降り注ぐ。

そのオンナの反応に自信を得たPは、指と舌の動きをさらに、しかし、丁寧に加速させていった。

「んっ…」

乳首とクリトリスだけの単調な愛撫だが、それだけに快感に集中し易く、
また、弟のような気持ちでいたプロデューサーからの“責め”に、礼は精神的充足も感じることができた。

「気持ち良いわ… とても…」

その言葉が、さらなるPの愛撫を加速させ、そして、礼の肉体もそれに応えて興奮の度合いをさらに増していく。

くちゅ… という水音が不意に礼の股間から響き、瞬間、ピタリと動きが止まると、Pはゆっくりと礼の乳首から口を離した。

「…礼さん」
「…ええ」

短い言葉のやり取りの後、Pのやや震える指が、ずぶ、と礼の陰唇の中に潜り込んだ。

「あぁ…」

その内部はすでに大量の愛液で満たされており、指によってこじ開けられた秘所の入り口からは、たらたら、と新たな愛液が滴り落ちた。
 .ナカ
「膣内… あったかいです」
「沙理奈に習ったでしょう? 私も、興奮しているのよ…」

じゅぷ、じゅぷ、とPの指が膣内を攪拌するたびに、卑猥な水音がその音量を増す。

礼の瞳が潤み、また、妖艶な口唇が物言いたげに浅く動くのを見て、Pの心に悪戯心とも慢心とも思える感情が沸き起こった。

「欲しい、ですか?」
「え…?」
「俺のコレ、欲しいですか…?」

その言葉に、礼のみならず、スマホに集中する風で実は傾聴していたレナの心に軽い衝撃が走った。

(へぇ… ようやく一皮剥けたのかしら…?)

Pの口調に余裕は全く無く、はっきりと言えば虚栄に近い。

だが、明らかにこの数時間で“成長”したPの言動に、2人は何か面映い感情を抱いた。

だから、礼は、クスリ、と笑いたくなる口元を引き締めると、自然な気持ちでPに“おねだり”をした。

「ええ、欲しいわ… 私のここに、P君のおちんちん、入れてほしいの…」

礼のその言葉にゾクゾクとした満足感を得たPは、ゴクリ、と生唾を飲み込むと、震えそうになる声を必死に紡いで言った。

「それじゃ、四つん這いに… 四つん這いになるんだ…」
「後ろからするの?」
「ああ、バックからガンガン突いてやる…!」

話すうちに、ドンドンと興奮が高まるのがよく分かる。

そして、それは礼も同じことで、直近に予感する男による肉の蹂躙に、心の中で舌なめずりをしながら身体を動かした。

「これで、良いの?」

長身の礼が、身体を折り曲げるようにしてまず土下座の格好に座り、そこから、高く高くケツを突き上げる。

その、『犯してください』といわんばかりの雌の姿勢と、白磁のように白く美しい臀部に、
Pは誘蛾灯に誘われる蛾のように、ふらふら、と近づき、両手でがっしりと礼の腰部を把持した。

「いくぞ…!」

短い宣言と共に、ゆれた秘裂にチンポをねじ込むと、Pは一気に根元まで挿入を果たした。

「はぁ… あぁッ!!」

背後から打ち付けられた肉の衝撃に、礼が肺腑の呼気全てを吐き出すような嬌声をあげる。

「いきなり全部だなんて… 酷いわ…」
「…動くよ」
「ああ、そんな…」

か細い礼の抗議を努めて無視し、Pが猛然と腰のピストン運動を始める。

パンッ、パンッ、パンッ、パンッ! と、Pの下腹部と礼の臀部が打ち付けられあい、拍手のような打擲音が部屋に響く。

「あっ、あっ、あぁんッ! も、もっとゆっくりッ!」
「黙って! 舌噛むよッ!」

Pが最後の体力を振り絞って礼の膣奥を掘削する。

最初は激しすぎて感じていないかと不安だったが、次第に結合部から愛液の飛沫が飛び始めたのを見て、Pはここが勝負どころだと確信した。

「はっ、はっ、はッ!!」

バツンッ! と強かに腰を打ちつけ、一度動きを止める。

そして、先ほど沙理奈から教わったテクニックで、礼の膣壁を擦るように腰をグラインドさせる。

「あん…… ナカで… おちんちん、暴れてる…!」
「ドコが気持ち良いんですか?」
「えっとね… もう少し上の方の…」
「ココ?」
「あん、そうじゃなくて、もう少し…」

それは、単なる偶然だった。

礼のGスポットを探すPと、それを上手く誘導させようとする礼の動きが妙な具合にシンクロし、
まるで、結合部が下から押し上げられるように、2人の腰部がどんどんと天頂方向に上がっていった。

そして、気付いたときには、礼は両手両脚と動体で台形をつくるような“高這い”と呼ばれる姿勢になっていた。

「あ…」

その姿勢は、性位で言うところの“立ちバック”に相当するもので、
礼もPも、自分たちがこれから何をするべきなのか、本能的に理解してしまった。

「…礼さん」
「ま、待っ!!」

礼の静止を、Pは無視した。

パンッ! パンッ! パンッ! パンッ! パンッ!!

「あひぃぃぃぃッッ!!」

再び猛然と突き始めたPのチンポは、偶然にも礼のGスポットを直擦する抽挿となって礼に襲い掛かった。

「だ、駄目ッ! それ強いッ! 強いからぁ!!」

とうとうクールな仮面を引っぺがされ、礼があられもない声でオトコに懇願する。

しかし、当然それはオトコを興奮させるスパイスにしかならず、その返事は更なる激しさで以って返されてしまった。

「いやぁぁぁぁぁッッ!! おまんこ馬鹿になっちゃうぅぅッッ!!」
「良いよッ! 馬鹿になれよッ!」
「ひぃッッ!! 奥ッ! 奥までッ!!」

快楽によって礼の子宮口が降下し、次第にPの亀頭が子宮口に、こつん、こつん、と当たり始める。

オンナの急所を肉の器官で蹂躙される悦びに、礼の全身に鳥肌が立ち、ブルリ、とした快楽が脳を支配し始めた。

「も、もう許してぇッ! もう限界よぉ!!」
「ならイッちゃえよッ! イけよッ!!」

Pの両手に力がこもり、腰だけでなく全身をバネにして腰を打ちつける。

すでにチンポの感覚は消失し、ただただ蕩けるような快楽だけが脳を支配している。

互いに、限界だった。

「イけッ!! ……イクぞ… 出るッ!!」
「ああッッ! 駄目ッ! イク、イッちゃうぅぅッッ!!」

これが最後とPが最奥に亀頭をねじ込み射精するのと、礼が全身を絶頂させて両手足が折れるのが同時だった。

「ああああぁぁぁぁぁぁぁぁん♥」

腰の位置が下がったことで、文字通り“注ぎ込まれる”ように礼の子宮に精液の奔流が流れ込む。

ひくひく、と尻肉を痙攣させながら、礼は完全に女の悦びに溺れ、沈んだ……





13.

「プロデューサーさん、大丈夫ですか?」

翌日、黄色い太陽を拝みながら出社したPに、千川ちひろが心配そうに声をかけた。

「すごく調子が悪そうですけど…?」
「いえ… 昨日、ちょっと… そう、筋トレをやりすぎちゃって… 筋肉痛なだけです」
「はぁ…? お身体は大切にしてくださいね」

実際、朝起きてからこっち、Pの全身はガチの筋肉痛でバキバキであった。

(セックスって、マジで疲れるんだな…)

しかし、この筋肉痛は陰鬱ではあるが、同時に昨日の出来事が夢ではなかった確実な証左である。

(俺、あんな美人3人とセックスしたんだよな…)

昨日まで逆セクハラにストレスを感じていた自分を情けないと思う。

積極的に受け入れるのは流石に周囲の受けが悪いだろうが、確かに、大人の男として軽くいなすぐらいのことはしてしかるべきだ。

「ちひろさん、色々心配かけてしまってすみません。もう大丈夫ですから」
「え? ああ、そうですか? でも、無理はしないで下さいよ、本当に…」

そのまま、ちひろと他愛もない世間話を続けるPに、こっそり、こっそり、と小さな影が迫った。

「油断してる…?」

その影はジュニアアイドルの城ヶ崎莉嘉で、逆セクハラ(本人にとっては単なる悪戯)の常習犯であった。

莉嘉は、そーっ、とPの背後に近づくと、ちひろがその存在に気付くと同時にPの腰に抱きついた。

「わっ!!」
「へへーッ! プロデューサー隙ありーッ!!」
「Pくん、ボーっとしちゃ駄目だよー!」

ローティーンである莉嘉の身体は、ぷにぷに、という表現が似合いすぎるほど似合う弾力と感触をもたらし、
また、低年齢特有のどこか甘い匂いが、なんとも形容しがたい妖しい匂いとなって鼻腔をくすぐる。

さらに、ちょこちょこ、と子リスのように動き回り、Pの腰から下を満遍なくその肌で刺激するため、非常にけしからん刺激が次々と発生してしまう。

「こ、こらーッ! 駄目でしょ!」
「いえ、ちひろさん、大丈夫です」

ちひろが慌てて止めに入ろうとすると、苦笑したPが片手を上げてそれを静止した。

「あれ…?」

いつものように慌てふためくPの反応が得られずに莉嘉がキョトンとしていると、
Pは優しく丁寧に莉嘉を身体から引き離して、腰を折って視線を合わせた。

「こら、大人をからかっちゃだめだろ?」
「あ、うん…」
「お姉ちゃんはこんな事しないぞ? 悪戯もほどほどにな」
「ご、ごめんなさい」

その意外にも大人の対応に、さらに敬愛する姉を引き合いに出して窘められ、
莉嘉は自分でも意外なほど素直に“ごめんなさい”という謝罪の言葉を口にしていた。

(そうだよ、こうやって大人の対応をしていれば良いんだ…)

心の中でガッツポーズを取りると、ふとPは莉嘉が落ち込んだ表情をしているのに気が付いた。

(おっと、叱るだけじゃなくて、フォローもしてやらないと…)

きちんとそれに気付いたPは、しかし、自分の対応と莉嘉の反応とに気が大きくなっていたのか、ついつい余計な一言を加えてしまった。

「莉嘉、アイドルのお仕事をちゃんとやれば、俺だってちゃんと構ってやるし、美嘉だって褒めてくれるぞ?」
「ほ、本当?」
「ああ、そうだよ、それに…」

少し声を落として、莉嘉の耳元で囁くようにして言う。

「莉嘉がもう少し大人になったら、俺からちゃんとそういう“悪戯”をしてあげるから」

Pの自信たっぷりのその言葉に、不意をつかれた莉嘉は驚きに目を大きく広げ、そして、次第に言葉の意味を理解すると、微妙に表情を変化させて言った。

「Pくん……」
「ん、どうした?」
「その…」

恥ずかしくて言い難いのかとPが耳を莉嘉に近づけると、莉嘉は気を使うような声色で言った。

「その、あのね…」
「ああ」
「………きもい、気持ち悪いよ? そーゆーの?」
「ッッ!!」

ビクッ、と身体を震わせたPは、慌てて姿勢を直すと、しらー、と白い眼で自分を見るちひろに「あはは…」と乾いた笑いを返し、そして、後悔と共にうな垂れた……

はい終わりです。

次回は多分、みくにゃんで枕営業モノ書きます。

プロットは作ってありますが、まだ書き始めていないので、年内完成目指してがんばります。

ではでは。

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