【安価】架空ロボットアニメの設定を決めてスパロボさせるスレ (259)

スレタイで言いたいことは伝わるだろうか?
安価で架空のロボット物のタイトルやら設定やらを決めて、
最終的にスパロボみたいにクロスオーバーさせられたらいいなという無謀なスレです

何はともあれ安価を投げねば始まらないので、記念すべき最初の架空ロボアニメタイトル>>2


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1448080992

架空戦記ポイ二クス

・架空戦記ポイニクス

タイトルの時点で架空なのか……。
ゲーム世界とかそんなんだろうか。

ではポイニクスの大まかな世界観(地球が舞台、宇宙が舞台、異世界が舞台等々)

>>4

遠くの星が舞台

・架空戦記ポイニクス
・太陽系外惑星での話。


では主人公機の名前と、スーパー系かリアル系かを>>6

>>6俺だった
>>8

騎武者(モノノフ)
リアル

・架空戦記ポイニクス
・太陽系外惑星での話。

主人公機:騎武者(モノノフ) リアル系

ポイニクス要素はどこ行ったんだ……。

では騎武者に登場する主人公の名前を>>10
ヒロイン(別に男でもいいけど)の名前を>>11

またミスったので今度からレス番号+にするわ……

・架空戦記ポイニクス
・太陽系外惑星での話。

主人公機:騎武者(モノノフ) リアル系

主人公:落涙・武紗(らくるい・たけさ)
ヒロイン:閃姫(せんき)


和風っぽい名前な世界観だったのか……シドニア……?

では本レスから+1-5くらいにストーリーの設定(陣営や落涙がモノノフに乗った経緯など、1行くらいで構いません)
適当にミックスします

架空戦記ポイニクス・あらすじ

異星人からの絶え間ない侵略に晒される惑星ポイニクス。

長年続く対異星人との戦闘はポイニクスも人々の心も疲弊させていた。

そんな中、戦時量産型の機動兵器を駆り部隊を率いていた主人公、落涙・武紗は、ある日の任務にて敵の奇襲を受け部隊全滅の憂き目を見る。

どうにか命だけは失わずに済んだものの、武紗は旧型とはいえ今や貴重な乗機を失ってしまう。

しかし、ポイニクス軍にとって経験豊富なパイロットである武紗を遊ばせておく余裕はなかった。

軍上層部は、武紗にポイニクス入植時代に使用されたと言われる骨董機動兵器、《騎武者(モノノフ)》を押し付け、再び部隊指揮を一任する。

新たに武紗が指揮する部隊に揃った面子は、皆能力は高いものの曲者ばかりであり、
その中には惑星ポイニクス元首の息女にして、軍の技術の粋を集めた新型機動兵器「ポイニクス・ゼロ」を駆る『閃姫』の姿もあった――。

迫る異星人。決して傷をつけてはならないお嬢様とお嬢様しか扱うことのできない新兵器。

武紗の厳しい戦いが今始まろうとしていた――。

こんな感じになったが……
おそらく2クール目とかそこらへんで敵が地球人、実は荒廃していた世界は架空世界だったとかがわかるんじゃないでしょうかね……。

SO3かな?

ツッコミとかあったら言ってね! 反応があるとうれしいの!

じゃあポイニクスもある程度わかったところで次の架空アニメ行きますかね。
人も増えてきた感あるしこのレスから>>+1-3あたりから選びます。

タイトル>>↓1-3

>>25
SO5楽しみですぅ!


タイトル:破壊全開クラッシャード

世界観と主人公機の名前、リアルorスーパーを下1-3

破壊全開クラッシャード

世界観:建造物が建ち過ぎて自然が無くなった地球

主人公機:クラッシャー・ド・レッド スーパー系


建物を壊しまくるんですかね? テロリスト……

主人公の名前とヒロインの名前 >>下範囲は適当

破壊全開クラッシャード

建造物が建ち過ぎて自然が無くなった地球

主人公機:クラッシャー・ド・レッド

主人公:滝川黒助(たきがわくろすけ)
ヒロイン:ナーシャ・レストア

大まかなあらすじ >15時までにかかれた設定を適当にミックス

15:00まではさすがに長すぎるし14:50までぐらいでも良さそう
安価下

確かに長いんで>>49の意見を採用させてもらいます

破壊全開クラッシャード あらすじ

世界的ブラック企業『ランリッツ』! 

利権の為だけに、自然を破壊し人が住む予定などないビルを乱立する凶悪かつ暴力的な(思想を持つ)企業である!

そんなランリッツ社の社長令嬢であるナーシャは、ランリッツ社への入社だけは回避すべく片っ端から就活していたものの、

彼女を溺愛する父の悪辣な手段により悉くお祈りメールの嵐が吹き荒れ、ランリッツ社への入社を余儀なくされてしまう。

失意のまま新入社員研修と称した謎の合宿に駆り出されるナーシャ。

彼女はそこで、ランリッツ社の研修施設を破壊する巨大ロボ、クラッシャー・ド・レッドと邂逅する。

「何でもいいからオレに壊させろォォ! ヒャッハァァァッ!」

外部スピーカーでとんでもないことをのたまう青年に、ランリッツ社の皆は騒然とする。

だが、ナーシャだけは違った。彼の破壊を好む心に、一筋の光明を見たのだ!

「彼なら……この腐ったブラック企業をぶっ壊して……ううん、違う、強制参加の忘年会とか、悪しき慣習を壊してくれる――!」


かくしてナーシャは入社初日にして辞表を父に叩きつけ、クラッシャー・ド・レッドを駆る青年《滝川黒助》と共に破壊の旋風をまき散らすのだった――!


「さあ、壊そうぜナーシャァァァァ!」

「ええ、壊しましょうクロスケ! よりどりみどりよ!」


痛快娯楽破壊活劇! 破壊全開クラッシャード! 

こんな感じで……。
ギャグ全振りっぽい作風だけどポイニクスとはクロスオーバーさせやすそう。

地球にこれ以上土地がないから惑星ポイニクスに建てるわ 的な感じで


なんか感想とか意見とかあったら是非。

今日はいったんここいらで落ちさせていただきます。
ご協力ありがとうございました。

ちなみにこのスレは多人数参加を目指してるんで、ポイニクスやクラッシャードについてSSとか投下してもらってもいいのよ……?


世界観 近未来の地球、ヨーロッパとアフリカを主体とする超国家群「E.A.Union」は「全世界の完全統制」を目的として、アジア方面へと侵攻を開始した
E.A.Unionに対抗してロシア・アジア・日本を主体とする「人類自由防衛連盟(人防連)」は連合軍を結成しての大反抗作戦「黒海防衛戦」が行われた戦力差はE.A.Unionが1に対して人防連は10、結果は人防連の圧勝で終わるはずだった
しかし、E.A.Unionは新兵器「Metal Blade(人防連側通称/剣騎)」を投入した
剣騎は、中世で完全に淘汰されたはずだった「魔法」を過去の遺物から再現した兵器で全長は5~6メートルで「自動車並みの移動速度」「バイク並みの小回り」「直進の小銃弾を防ぐ防御力」を供え、更に20mmの機銃や小口径の滑腔砲などの歩兵一人では運用が難しい武装を複数自在に操ることができ、連合軍に対して終始優位に立ち回り、大打撃を与えた
しかし、欠点として剣騎を起動させるための適応者は1万分の1という割合であり、初投入された「黒海防衛戦」でも1個中隊50騎であり、その後の生産分を含めても6百騎程で、未だに生産体制は確立されていない

「黒海防衛戦」から二年、人防連は徐々に押され出していた

主役機 試製15式剣騎「マダン一号」
※「黒海防衛戦」で鹵獲されたE.A.Unionの初期型剣騎「type-089 タンシューター」を解析、太平洋の洋上プラント「西之島基地」で開発された人防連側最初の剣騎
現在は1個小隊15騎が生産されている

※実戦運用を兼ねてヒマラヤ山脈の「KEB山岳基地」に運用部隊ごと移送された
※全長は六メートル50センチ、左腕に13mm連装機銃、右腕に65mmライフル砲を備え、更に両肩にはスモークディスチャージャーを装備し、今後は更に多数の追加武装が開発される予定である

主人公 ウェルナ・L・倉嶋

人防連所属の少尉で25才の士官
特務士官であり、「黒海防衛戦」での剣騎鹵獲に貢献したうちの一人
「死神破り」として知られ、「彼が所属している部隊は隊員の死傷率、特に死亡率が下がる」と言われている
「黒海防衛戦」では対戦車兵であり、剣騎1騎の共同鹵獲、1騎の中破、戦車二両撃破の戦果を挙げている
剣騎の適正は十段階の七で部隊内では二番目に高く、部隊内では第三小隊長兼長距離通信担当である

ヒロイン 去矢 洋子(さりや・ようこ)

西之島洋上基地所属の剣騎担当の技術士官で階級は大尉で26才
黒海防衛戦において軍人だった父と軍属だった弟を失っている
普段は敬語で話すものの、父を殺した「黒十字」の入った剣騎と兄を殺した「全身青」の剣騎を探しており、その事になると、我を失う

部隊においては装甲車で追従し、情報支援等を行う

みなさん投下ありがとうございます。
適当にリミックスして下記のようになりました。
今回はあらすじも>>1で決めてしまった点はご容赦ください。


【魔弾剣騎ガンケンナイト】

世界観:科学と魔術が入り乱れるヨーロッパ中世ファンタジー風味世界

主役機:革魔カスパール

主人公:十文字剣(異世界召喚系主人公)

ヒロイン:シスター・マリア / 悪魔ザミエル (ダブルヒロイン!!!)


あらすじ

剣と魔法の中世ヨーロッパ風異世界。世の根幹をなす魔術に対抗し、科学が勃興を始めた世界。

魔術を信奉する人々は魔力を動力源とする『魔弾騎士』を、革命を求める人々は科学を動力源とする『フライシュッツ』を用い、日々争っていた。


ある日、魔術の徒シスター・マリアと、科学を齎すもの悪魔ザミエルが戦っている最中、その戦いの余波が時空の歪みを生む。

そしてその時空の歪みは、ひとりの男子高校生をこの世界に呼び寄せた。名は、十文字剣。ちょっと剣を収めている程度の日本の男子高校生である。

彼はこの世界に登場すると同時、一騎の特殊なロボットへの搭乗を余儀なくされる。

それは魔術と科学の徒が共同で作り上げ、世界に変革をもたらすだろうと謳われた、魔弾騎士でもなく、フライシュッツでもない、第三勢力――革魔。

カスパールを駆りながら、マリアとザミエル両名に迫られる(革魔強いからね仕方ないね)剣の未来はどっちだ!

>>85考えてたら>>84!!
リロードしてなかったぜ……すいません

そういやガンケンナイトってリアルかスーパーか決めてなかったな……。
どっちでしょうか? ↓1

>>84は割とハードな世界観がいいですね 普通に見たいぞ

・架空戦記ポイニクス(リアル)
・破壊全開クラッシャード(スーパー)
・魔弾剣騎ガンケンナイト(リアル)


では次のタイトルに行きましょうか。下1-3の間で>>1が選定
 

ありがとうございます!

タイトル:超時空探究団 マギ・ニャルティア

主人公機 ↓1-3から適当に選定。リアルorスーパーも明記をお願いします。

タイトル:超時空探究団 マギ・ニャルティア

主役機:テクプラチカ(スーパー)

主人公の名前とヒロインの名前↓1-4

タイトル:超時空探究団 マギ・ニャルティア

主役機:テクプラチカ

主人公:エリオット・K・アイゼンシュタイン
相棒:神無月アリス

主人公とヒロインとか言いながら、どっちも女の子なのもいいかなって!!!
百合にロボット……神無月の巫女……ウッ、頭が

大まかな世界観→ 下1-4から適当にチョイス

【超時空探究団 マギ・ニャルティア】

世界観:自星の更なる発展のために宇宙を旅する超時空探究団マギ・ニャルティアのお話! みんな猫耳と尻尾がついてるぞ!

主人公機:テクプラチカ

主人公:エリオット・K・アイゼンシュタイン
相棒:神無月アリス


巨大艦の名前→ 下1-3から

【超時空探究団 マギ・ニャルティア】

あらすじ

母星の更なる発展のため、時空を超えて新たな技術、知識、概念を得るべく旅立った巨大艦マネキネコ。

搭乗したるは各分野のエキスパートを集めた特殊部隊、通称《超時空探究団・マギ・ニャルティア》!

非友好的な勢力からマネキネコを防衛するための直衛隊に所属するエリオット・K・アイゼンシュタインと、

彼女の愛機であり、物言うロボットテクプラチカ、そしてエリオットの幼馴染みにして彼女の無二の親友神無月アリスが織りなす、各時空での冒険活劇!



こんな感じで!

時空を超えてくるのはめっちゃ役立つ設定っぽいっすね~

次は所謂スパロボオリジナル的なのにするので、タイトルはなしで。


主人公機(リアルorスーパー)と主人公の名前をお願いします。

下1-5(適当)


リアル フレームフォートレス ギリタブリル

主人公 久也・ノーランド

オリジナル

主人公機:FF(フレームフォートレス)/ギリタブリル

主人公:久也・ノーランド

彼は>>84にある人防連の軍属ってことにしようと思いますので、


彼の所属する部隊の名前

ヒロイン/相棒ポジの名前

相棒の搭乗するフレームフォートレスの名前

を下1-3で適当に

ありがとうございました!
オリジナルの部隊名はとりあえず後にします。

相棒兼ヒロイン:ジゼル・グリーンフィールド

FF:ルノイア

とりあえずこんな感じで、最初は以下の5つ!

・架空戦記ポイニクス
・破壊全開クラッシャード
・魔弾剣騎ガンケンナイト
・超時空探究団マギ・ニャルティア
・オリジナル

クラッシャード以外物語開始の時点で地球にいない……。

とりあえず序章を考えてみますかね!
みなさん多大なご協力感謝です!

ちなみに各ロボの武装とか各キャラの性格とか、
なんかあったら投下いただけると使用するかもしれません。

では、よろしくです。

備忘録的まとめ

【架空戦記ポイニクス(リアル)】
主人公:落涙・武紗 乗機:騎武者
ヒロイン:閃姫 乗機:ポイニクス・ゼロ

【破壊全開クラッシャード(スーパー)】
主人公:滝川黒助 乗機:クラッシャー・ド・レッド
ヒロイン:ナーシャ・レストア(同乗)

【魔弾剣騎ガンケンナイト(リアル)】
主人公:十文字剣 乗機:革魔カスパール
ヒロイン:シスター・マリア/悪魔ザミエル

【超時空探究団マギ・ニャルティア(スーパー)】
主人公:エリオット・K・アイゼンシュタイン 乗機:テクプラチカ
相棒/ヒロイン:神無月アリス

【オリジナル(リアル)】
主人公:久也・ノーランド 乗機:ギリタブリル
相棒/ヒロイン:ジゼル・グリーンフィールド 乗機:ルノイア

とりあえず序章のインターミッションだけ、短いけど投下

青い海をたたえる母なる星、地球。

今、この地球は二つの勢力に大分されていた。

ヨーロッパとアフリカを主体とする超国家群「E.A.Union」(略称EAU)と、

EAUに対抗するかのようにロシア・アジア・日本が結成した「人類自由防衛連盟」(略称人防連)である。


世界はこの二大国家群の睨み合いの中で、危うい平和を保っていた――。


――だが、見えざる脅威は、この地球の外からも迫っていたのである――。

【序章・インターミッション】


―― 人防連極東基地・パイロット控室 ――

久也「……」ポチ

久也「……」ポチポチ

プシュー

ジゼル「ふう……」チラッ

ジゼル「……お、やっほー久也、早いわね」

久也「……あ、ジゼル中尉。おはようございます」

ジゼル「ん、おはよ。なにしてんの?」

久也「ニュースを見てました」

ジゼル「ふーん、ニュースか。なんか面白いことあった?」

久也「いつもと変わりませんね。EAUと人防連が黒海付近で睨みあってるってのと」

久也「ランリッツ社がまた極東に新しい建設計画を発表したってくらいです」

ジゼル「ふーん……あそこはいいわよねえ、ウチにも向こうさんにも拠点があるから」

ジゼル「勝敗には関係なく利益だけ追求してればそれでいいんだもん」

久也「まぁ、めちゃくちゃブラックだって聞きますけどね」

ジゼル「グローバルな企業なんてそんなもんなんじゃないの?」

ジゼル「人防連だってわりとブラックじゃない?」

久也「ははは……まあ、パイロットは仕方がないですよ」


ジゼル「はぁ……早く結婚したい……」ハァ

久也「いきなりなんですか」

ジゼル「そりゃロボットの操縦はロマンだーっ! てのでパイロットを志したのは自分だけどさ」

ジゼル「内勤の同期が続々結婚していく中、ひとり置いてかれていく私の気持ちがわかるかい久也君?」

久也「自分で選んだ道じゃないですか……」

ジゼル「クッソ、正論吐きやがって可愛げのない部下だよ……」

久也「愚痴吐き始めるとすぐにこれなんだから……」

ジゼル「うー……あー……結婚したい……寿退社したい……」

久也「中尉がいなくなると困りますよ」

ジゼル「え、なに、口説いてる?」

久也「いや、それはない」

ジゼル「表情一つ変えずに言い切りやがったよこいつ……」


久也「中尉の操縦スキルは高いですからね」

久也「超えるべき壁が身近にあるのはありがたいことですよ」

ジゼル「そりゃどうも。まあでも、儀仗と威嚇のスキルだけ上がっていくけどね……」

久也「ダメなんですか?」

ジゼル「そりゃ、ちょっとは、ちょっとはね、ドンパチしたいじゃん? やっぱね」

久也「スクランブルかかったら文句言うくせに」

ジゼル「今日は言わないよ、今日はさ!」

久也「本当ですか?」

ピーッ ピーッ ピーッ

ジゼル「なんだよーもうどうせ領海侵犯だろー知ってるよもうー」

久也「2秒で前言撤回してるじゃないですか」


『市街地に所属不明の機動兵器が出現! フレームフォートレス隊は第1種戦闘配備! 繰り返す――』


久也「所属不明の機動兵器!? まさか……」

ジゼル「来た来た来た来たァ! こういうのを待ってたのよ、私はァ!」バッ

久也「あ、中尉!」

ジゼル「婚期は逃しても敵性兵器は逃がさないってぇね!」ダダダダダッ

久也「……」

久也「中尉……自分で言ってて悲しくならないのか……?」ボソッ


ジゼル「聞こえてんぞ!!!」


―― 市街地 ――

ワー キャー ドタバタ

市民「う、うわあああああ! なんだあのロボは!?」

市民「た、たすけてくれえ!」

市民「お、押すんじゃぁないッ!」

市民「EAUか!?」



『あァ!? 誰がなんだって!? 知らねえよンなの難しいこたあわかんねえんだよ!』


市民「ろ、ロボが……しゃ、喋った!?」


『オレ様は黒助! 滝川黒助だァ! よく覚えとけよテメェら!』


市民「く、ろすけ……?」


黒助『そうよォ! 滝川黒助! 今からこの街を破壊する男だァァァ!』

ナーシャ『ちょ、ちょっとクロスケ! 街を破壊するのはやりすぎ!』

黒助『あァ? なに言ってんだ』

ナーシャ『壊すのはランリッツ社の建造物で十分よ!』

黒助『ハァ? いちいち選んで壊せってかァ? めんどくせェ……』

ナーシャ『じゃないと私の手作り料理食べさすわ』

黒助『よっしゃァ! ランリッツ社とやらの建物はどこだァァァ!?』

ナーシャ『うん……無辜の市民の命は救われたのよ……これで……』

ナーシャ『だから別に哀しいとか悔しいとかないけど……ないけど……』

ナーシャ『ムカつくからクロスケは殴っとくわ』ボカッ

黒助『テメェ! このアマなにしやがんだ!!』

ナーシャ『うっさいうっさいバーカバーカ!』


―― 人防連極東基地・FF格納庫 ――


ジゼル『なにあれ初めて見るロボね。赤黒い』ザザッ

久也『……クラッシャー・ド・レッドですね』ザッ

ジゼル『なに、知ってるの?』

久也『ええ、一週間ほど前に旧キュウシュー地方に現れた謎の機動兵器です』

ジゼル『目的は?』

久也『破壊、ですかね。ランリッツ社の施設を破壊してどこかへ消え去ったらしいです』

ジゼル『テロリストか……』

久也『まあ、それに準ずる何かですね。幸い死人は出してませんが……』

ジゼル『ご丁寧だこと。まあでも、私たちの庭で暴れるんだったらそれ相応の対価は支払ってもらわなきゃね』

久也『同意です、中尉』


整備員『グリーンフィールド中尉! ノーランド少尉! 乗機の最終チェック終了しました! いつでも行けますよ!』


久也『了解! 久也・ノーランド、ギリタブリル、出る!』

ジゼル『同じくジゼル・グリーンフィールド、ルノイア、出るわよ!』





―― 序章 ・ 始まりは破壊と共に ――



.

とりあえずこんな感じでインターミッションは終わりかなと……
短くてすいません……。

クラッシャードは最初は敵ですね。死人は出さないとはいえやってることほぼテロですから……。
ジゼルさんのキャラについてはごめんなさい。>>1の趣味が多分に混じってます。

さて、いったんここで投下ストップです。
何かありましたら、お気軽にどうぞ。




見た目のイメージとかってあります?

一応、にフレームフォートレスはザメルみたいな超ゴツい機体をイメージしてました

そういえば見た目について何も考えてませんでしたね

フレームフォートレスは名前からそのままフレームアームズのスティレットみたいなのを想像してました。
ギリタブリルは近接格闘型、ルノイアは射撃型で。

クラッシャー・ド・レッドは赤と黒で大きいのを……

あ、関係しないだろうけど

>>84の世界では南北アメリカは国の分裂と独立、クーデターが乱発して国力が落ちて、
他の大陸には構ってられない感じ

オーストラリアは中立だけど極秘に超国家群とか謎組織とかの兵器開発支援をしている
利権とかも絡みまくってどこも手を出しづらい

な感じです


ナーシャ「クロスケ!」

黒助「ンだよ! ランリッツとやらの建物捜してんだから邪魔すんな!」

ナーシャ「今はそれはいいから!」

黒助「~~ッ! だから女ってのは嫌ェなんだよッ! んでっ、なんだよッ!?」

ナーシャの勝手な物言いに痺れを切らした黒助はその苛立ちを隠そうともしない。
しかし、入社初日に社長(父親ではあるが)に対し辞表を叩きつけたハートの持ち主であるナーシャは顔色ひとつ変えず、
彼女の担当する索敵レーダーを指さした。
彼らの乗機、クラッシャー・ド・レッドを中心に据えたレーダーの端に、明滅する二つの反応がある。
レーダーが示す色は赤。敵味方識別装置は、この二つを敵と判定していた。

ナーシャ「あまり楽観視できないわね……」

黒助「あァ?」

深刻な顔を見せるナーシャに、深いことを気にしないタイプの黒助は怪訝な表情を見せた。


ナーシャ「多分これ、フレームフォートレス隊だわ」

黒助「お? なんだそれ?」

ナーシャ「クロスケ、本気で言ってるの……」

心底呆れ顔のナーシャに対し、黒助は本気でわからないと言った風である。
――もともと破壊願望しか胸に秘めていない男だ。他の事に気を払うことはなかったんだろう。
ナーシャは一人納得し、これからは私が常識を叩きこんであげなくちゃ、と無駄な決意までしてみせた。

とにもかくにも、今はフレームフォートレス隊の説明である。

ナーシャ「簡単に言えば軍ね。人防連って言って、日本とアジア、ロシアの防衛を担ってるの」

ナーシャ「で、フレームフォートレス隊は人型機動兵器を運用する部隊」

黒助「マジか! ロボットか!」キラキラ

ナーシャ「なんで嬉しそうなのよ……」

黒助「建物はよォ……抵抗しねェじゃぁねェか」

ナーシャ「……まあ、そりゃあね」

黒助「やっぱ壊すなら、動きまくるモンだよなァ!?」

黒助「つーか、ロボット同士の対決ゥ! 燃えるぜェェェ!」

ナーシャ「男の子ってよくわかんないわ……」

黒助「っしゃァ、ナーシャ! ぶっ潰そうぜ! フレームなんたらをよォ!」

ナーシャ「って……それはぜったいダメよ! ダメ!」

黒助「あァ?」


ナーシャ「今日のところは建物で我慢するの!!」

黒助「なんでだよ!?」

ナーシャ「なんでも! 手料理食べたいの!?」

黒助「チッ……卑怯なアマだぜ……」

ナーシャ「今私はクロスケを救ってあげたんだからね!?」

ナーシャ(ランリッツをぶっ潰す分にはいいけど、国を相手取るのは流石にまずすぎるわ!)

なんだかんだで中途半端に常識人なナーシャである。
黒助はといえば手料理の脅しが聞いたのか、素直にランリッツ社の建物だけを壊すつもりのようであった。


黒助「でもまあ、向こうが仕掛けてきたら話は別だよなァ?」

ナーシャ「……やばいかも」


ジゼル『調子は上々、と……。久也、どうしたい?』

久也『当然俺が叩きます。中尉は援護お願いします』

ジゼル『了解、っと……』

住民の避難が完了した市街地を、二機のフレームフォートレスが駆けていく。
久也の乗機ギリタブリルは巨大なランスを。
ジゼルの乗機ルノイアは人型機動兵器に見合った大きさのライフルと、その肩に一門の砲塔を装備していた。

ジゼル『じゃあ久也、しっかりやんなさい!』

久也『頼みます、中尉!』

互いに言いながら、二機のフレームフォートレスが散開する。
中距離砲撃機であるルノイアの援護射撃の中、高機動格闘機であるギリタブリルが敵機に肉薄する。
演習ではほぼ負けなしの二人のコンビネーションが、赤黒の機体に対し炸裂しようとしていた。


ジゼル『まずはライフルで威嚇射撃と行きますかぁ!』

軽快にコンソールを叩き、ライフルの安全装置を解除。
そのままルノイアの脚は止めず、ジゼルは操縦桿のトリガーを引いた。

ジゼル『ヘイ、デカブツゥ! ここがお前の墓場だよ!』

弾丸が一条の閃光となり、赤黒目掛けて殺到する。
当然余裕で命中するが、その装甲をわずかに削っただけで、ほとんど内部に影響は与えられていないようだ。

ジゼル『わかってたけど……堅いんだなあ』

ジゼル『ま、私の役目は注意を引くことってねー』


黒助「うお!? 撃たれてんぞ!?」

ナーシャ「敵性存在と見做されたみたいね……まあ当たり前なんだけど」

黒助「クッソ、向こうから仕掛けてくんだったら、応じねェわけにはいかないよなァ!」

ナーシャ「ちょ、クロスケ? まさか……」

黒助「売られた喧嘩は買う主義なんだよなァ! 俺!」

ナーシャ「ああああ……やっぱこうなるわよねぇ……!」

呻くナーシャだが、時すでに遅し、である。


黒助「ナーシャ、腹くくれェ! とりあえず喧嘩は買うぞ!」

ナーシャ「程ほどにしてよ!?」

黒助「おっしゃァ! クラッシュド・ハンマー、セーット、オォォォォンッ!」

ナーシャ「ああ、もう、了解! ウェポン・セレクト、クラッシュド・ハンマー!」ポチッ

索敵及び火器管制担当のナーシャの操作を受け、
クラッシャー・ド・レッドの背に背負われていた巨大なモーニングスターが圧搾空気放出により宙に射出される。


黒助「うおおおおッ! 滾るぜッ! 壊すぜッ! クラッシャード!!!」


叫ぶ黒助は、そのガサツさとは比べ物にならないほどの繊細な操縦桿さばきでクラッシュド・ハンマーをキャッチして見せた。


黒助「豆鉄砲がこの黒助様に効くかよ!」

不敵に笑い、黒助が操縦桿を華麗に捌く。
彼の操縦に呼応し、クラッシャー・ド・レッドはハンマーを両手に握り、まるで野球のバッターかのようなフォームを取った。


ジゼル『なにあれ……』


ナーシャ「ちょ、まさかエクステンドするの!? 準備がまだ……っ!」

黒助「うおおおおおッ! ハンマァァァァ・エクステンドォォォォォッ!」

ナーシャ「ちょっとおっ! 制御値めちゃくちゃなんだけどいいよねっ!?」

慌てるナーシャはお構いなしに、クラッシャー・ド・レッドがハンマーをフルスイングした。
遠心力と、ハンマー内部の炸薬のパワーにより、鎖つき棘鉄球がルノイア目指して伸びていく!


ジゼル『ちょお、マジでか!?』

棘鉄球の飛来は予想以上に早い。

あれに当たれば間違いなく行動不能になるだろう!

ジゼルは必死の思いでフットペダルを踏み抜き、ルノイアの姿勢を低くすることで鉄球を回避して見せた。


久也『中尉!』

久也の切羽詰まった声が届く。


ジゼル『あ、慌てない慌てない! なんとか避けた……!』

しかし、とんでもない武器を持っていたものである。
堅牢な装甲に加え、リーチの長い打撃武器持ちとかチートだろ、とジゼルは思わず毒づいた。


黒助「チッ、避けやがったか!」

ナーシャ「掴まれる前に回収回収!」

ナーシャの的確な操作により、エクステンド・チェーンが巻き取られていく。
だが、彼女は武器管制に集中するあまり、もうひとつ重大な彼女の使命を失念していた!

ピピピピピピピピピ……

黒助「うおッ!? アラートか!? なにがあったナーシャ!」

ナーシャ「あっ! まずいクロスケ、もう一機がくる――」

ナーシャのもう一つ重要な役目、それは索敵――!


久也『がら空きだぞ、クラッシャー・ド・レッド!』


クラッシャー・ド・レッドの前面モニターいっぱいに、不気味にモノアイを光らせるフレームフォートレスが映った。


ナーシャ「ひっ――」


久也『スコルピオ・チャージ!』

ギリタブリルの構えた巨大なランスが中心を境に二つに割れ、二叉の槍となる。


黒助「チッ、ナーシャ! しっかり掴まってろ、揺れるぜこれはよォ!」

ナーシャ「う、うん……ッ!」


久也『とらえた!』

フレームフォートレスの突進。
そして、まるで鋏かのように不気味に煌めく二叉がクラッシャー・ド・レッドの胴を挟みこんだ!


黒助「あん? 挟んだだけかァ?」

ナーシャ「――ち、違う! クロスケ、これ、鋏みたいに閉じて壊すんだわ!」

黒助「なにィ!? ゲッ、やべぇ、装甲が――!」


久也『スコルピオ――シザース!』グググ


ナーシャ「まずいまずいまずい、軋んでるわよクロスケ!」

ランスに挟み込まれたクラッシャー・ド・レッドの装甲が軋み、コクピットにアラートの嵐が吹き荒れる。
どうにか拘束から抜け出そうともがくものの、予想以上の挟み込みの強さに、打つ手がない。

ナーシャ「クロスケ!」

黒助「まだだァ! クラッシャーには奥の手がなァァァァ!」


久也『平和を乱すものはここで――俺が――!』


刹那。


ジゼル『久也! 何か来る! 避けて!』

久也『は……うわっ!?』


閃光、爆発、衝撃。

黒助とナーシャは、直前までクラッシャー・ド・レッドを追い詰めていたフレームフォートレスが何者かの攻撃を受けた様をはっきりと目撃した。

幸か不幸かフレームフォートレスの拘束から解かれ、ナーシャはすぐさま索敵レーダーに目を向ける。

ナーシャ「FFの他に……赤が……5つもいる!?」

黒助「どこだァ!?」

ナーシャ「上っ! 空から、降ってくる!」

弾かれたように首を上げ、黒助はメインカメラを空に向ける。

モニターには、ナーシャの言う通り、空から降下してくる5機の見慣れぬ機体が映っていた――。


ジゼル『久也! 大丈夫!?』

久也『ええ、なんとか……でも、いったいなんなんです!?』

ジゼル『上よ……上から何かが、降ってきたわ』

久也『上……。あ、あれは……なんだ?』

ジゼル『機動兵器……敵、でしょうね』

久也『……敵』

ジゼル『撤退する?』

久也『まさか……』

ジゼル『そう言うと思った。このデカブツはトロいからとりあえず後回しよ』

久也『了解』

久也(しかし、なんだあの機動兵器は……? 見たことないデザインだ……)


黒助「おいナーシャよォ、あの空の……赤いんだよなァ?」

ナーシャ「ええ、レッドアラート。敵でしょうね……」

黒助「……チッ、どーすっかな……」

ナーシャ「……」

黒助「…………」


黒助「まァ! 難しいこたァわかんねぇな、やっぱな!」


黒助「でもよォ、また動けるようになったんだ、暴れねェと損だよなァ!」

ナーシャ「ふふっ、そうかもね」

黒助「ナーシャ、接触回線開けェ!」

ナーシャ「言われずともよっ!」


『接触回線にてコールされました』

ジゼル『誰?』

黒助『――おい、フレームなんたら!』

ジゼル『うわっ、びっくりした! ……って、あら、あなたがもしかしてそのデカブツの?』

黒助『おう、そうだ! 滝川黒助だ! んで、こいつはナーシャだ!』

ナーシャ『バカァ! 何バラしてんの!』

ジゼル『チッ。痴話喧嘩か……』

久也『――大人げないですよ中尉。しかし滝川とやら、君、まだ子供じゃないか……』

黒助『あァ!? テメェも似たような歳に見えんぞ!!』

黒助『っつーか、テメェがあのハサミヤローか!?』

ナーシャ『バカクロスケ! 今はそんなこと言ってる場合じゃないでしょ!』


黒助『あァ、そうだったそうだった、おいフレームなんちゃら。テメェらあの5つとやり合うんだろ?』

久也『もちろんだ』

ジゼル『その後であんたら血祭りよ』

ナーシャ(この人怖っ)

黒助『じゃあよォ、アイツらのうち3つよこせや』

ジゼル『はぁ?』

ナーシャ『敵の敵は味方と言いますか……ただクロスケが暴れたいだけといいますか……』

黒助『ともかく、俺はアイツらに集中するっつってんだよ! わかったな!』

ジゼル『勝手なことを言う子ねえ……』

久也『まあ、確かに今は多勢に無勢だからね、頼む。虚勢でないことを願うよ』

黒助『難しい言葉使うんじゃねえよ! わかるか!』

ナーシャ『あ、あはは……すいません……』

ブチッ


久也『……さて、と』

ジゼル『最悪囮にさせてもらうつもりだけど、久也は?』

久也『まあ、最悪の場合は、ですね』

久也『……俺のスコルピオ・シザースですら壊しきれなかった装甲だ』

久也『結構、やってくれるかもしれませんよ』

ジゼル『あんたが言うなら、信じてみるのもやぶさかではないかもね』

久也『それはどうも。それじゃあ行きましょうか』

ジゼル『ええ、ぶっ潰すわ!』


序章 後篇に続く

地の文を入れて見たり入れてなかったり。
テンポが悪い感じもあるんですけどそこはまあどうすっかな……

降ってきたのは別にオペレーションメテオとかじゃないです。

とりあえずこんな感じで終了。
何かあったらどしどしどうぞ。ていうか別に>>1が投下するだけじゃなくてもいいのよ?(チラッ



…今のところは無いかなー

何だろう、一度終わった話を蹴散らされるモブ兵士視点でやる数レスの短編、とかならできそうだけど


しかし、挟んで潰すとかエグいと思ったけど、
某電池盾みたいに真ん中から針出てこないだけ、まだましだと思い直した

破壊全開クラッシャード の雑魚敵機体案

コストーラ(ランリッツの作業用機械名称 名前の元は建設(construction)から)
これをベースに改良が加えられ、脚部にローラーを装備した整地・舗装型(体当たりしてみたり)
背部にセメントタンクを装備した建設補助型(セメントでメインカメラを固めたり)
大型アームに換装したパワーユニット型(ぶん殴ったり)
などが存在する

なお、分類上は「大型重機」扱いであり「特殊車両」扱いで
大きさはザブングルに登場したギャロップやトラッド程度(スパロボ的にはサイズSS級)

乗員はランリッツ社員であり、バイトや派遣には使用できない
なお、「会社からの借り物」なので傷つけると賠償金を払わなければならない

社員セリフ例 (CVイメージ.島田 敏)「あのハンマー野郎を潰せば御曹司の野郎も顎で使えるようになるんだ…やってやる!」

        「やめろぉ!後で賠償金払うのは俺なんだぞ!」
        「うわあぁぁ!お、俺の輝かしい未来がぁぁ!!!」

無理なら気にしないでください


クラッシャー・ド・レッドの武装
【破壊全開クラッシャード!】
よくあるスパロボでの連打攻撃
黒助とナーシャの破壊衝動が共鳴し、クラッシャー・ド・レッドに秘められた破壊力(はかいちから)が全開となった強化形態
破壊力は二人が呼び覚ました謎の黒いエネルギーであり、対象にぶつける事で尋常ではない破壊の威力を発揮する
黒助はこの破壊力を拳や脚の攻撃に利用する部位、または武器に付与して攻撃を行う


黒助「誰が呼んだか知らねえが! 俺たちは!」
ナーシャ「破壊!」
黒助「全開!」
『クラッシャード!』
 ここで形態変化
黒助「くらええええ! クラッシャード・タァァァックル!」
ナーシャ「クラッシャード・キック!」
黒助「クラッシャード・ヘッドバッドォォォォ!!」
黒助「トドメはクラッシャード・ナッッックルだぁァァァァァ!!」


強化人間枠

斑鳩 晶(いかるが・あきら) 18才/女性

十文字剣の高校の先輩で剣道部の部長
剣の消える(異世界に召喚される)瞬間を目撃していまい、
その影響からか身体・精神にに「何らかの」変調をきたしてしまい、それに目を付けた人防連の特務機関に捕らわれて、
「新型機動兵器」の運用のデヴァイサーにされている

フレームフォートレス サラマンダー

人防連の新型フレームフォートレス
飛行形態への変形機能を持つものの、運用には搭乗者に多大な負担をかける「欠陥機」

武装は全身各所に内装されたミサイルと
両腕の大口径機関砲

パイロットは斑鳩晶で、搭乗には生体手術と投薬による調整が行われている

クラッシャードの幹部案
[名前]ハニー・B・バレンタイン(「B」はバストと爆弾から)

ランリッツ社の幹部の一人
長い金髪と豊満な胸が特徴的な女
火遊びや爆破の好きな危ない女でもあり、かなりの肉食系
ランリッツ社以外の建物を爆破することを楽しむ

なお、その見た目から社内の男どもからの(一方的な)信頼が高く親衛隊も作られている

セリフ例「あぁん!もっと、もっとアタシを楽しませてくれ!赤いの!」
    「バァ~ン!アタシの為に綺麗な花火を見せておくれ!」
    「あ~ぁ、アタシの機体が爆発するのは好きじゃないんだがねえ…」

エクスプロージョン・ド・ピンキー

ハニーの乗る大型の人型重機
一品物の機体であり製造コストはコストーラ10機分くらい

全身ピンクの目立つデザインとは裏腹に、肩に備えたミサイルポッドや
腰に構えたハンドグレネードなど、「爆発」をメインにした装備が多い
また、親衛隊との連携を図るため背部に大型のジャマーを備えている

名目上は発破・解体用であり、他社から買収した(ハニーが魅了して一方的に奪った)ビルを爆破するのが主な役割となっている

なお、自爆装置搭載

ssも良いって事だからクラッシャード本編の日常パートssな何かを書いてみた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

やった…ついにやってしまった、いや「してやった」と言った方がいいだろう。
あの『世界最高峰の鬼畜』と呼ばれた父親の堅っ苦しい顔がこれ以上無いぐらい更に強張っていたのを覚えている。
それは彼女、ナーシャ・レストアが叩きつけた辞表によるモノだということは彼女自身が一番によく分かっていた。

彼女は新人研修とは名ばかりのオカルトチックな合宿で出会った滝川黒助とその少年が駆る赤と黒のロボットに魅せられ
(とは言っているが、彼女はただ単にランリッツ名物の『地獄の忘年会』や男上司による女性へのネットリとした『ボディーランゲージ』等から逃げ出したかっただけである)、この様な強行に出たのである。
今まで御構い無しにランリッツが作る虚ろな建築物たちを破壊してきた黒助でさえも彼女の押しの強さというか、厚かましさに少々引き気味でもあった。

ナーシャは改めて黒助に案内された部屋を一人見渡す。
所謂、『負け組たちの巣』と言われるランリッツの上級社員でさえも踏み入りことのない自治が黙認されている複雑な路地裏、
その奥の奥に滝川黒助の赤と黒が殴る様に塗りたぐられた秘密基地が家主と同じ様にドッシリと構えている。
そのドッシリと構えた秘密基地の中のランリッツ本社内の『負け組』たち御用達な御手洗よりも狭いリビング、彼女はそこにいる。

今までナーシャは許嫁である"彼"の部屋以外の男の部屋に入ったことがなかった。
なのでただただ汚いとは思いつつも、「これが一般的な男性の部屋なのね」と間違った認識をしてしまった。
彼が一般的な男性の価値観を持ち合わせていないのであれば、必然的に彼の部屋も一般的であるはずがない。
…かなり綺麗な方である、彼が愛機の整備の時にするようにこの部屋も愛情を持って几帳面に整理整頓されているのである。

突然、彼女はどんなお節介よりも恐ろしいお節介を働かせる。

「ここは女として、一肌脱いであげなきゃね!」

彼女は袖を捲り上げて彼女なりに気合をいれる。
そう、何を隠そう彼女はランリッツ社の社長令嬢でありながら掃除洗濯裁縫と彼女にできないものはないと彼女自身が豪語しているのである。

「あっやだ…プラモデルが全部落ちちゃったわ…」

彼女自身が豪語しているのである。

「ドライ…?手洗い…?…みんな一緒で良いわよね!」

もう一度言おう、"彼女自身"が豪語しているのである。

「あら?ベッドの下から女の人の写真集が出てきたけど…きっと無くし物ね、机の上に置いときましょ!」

…自称「マルチタスクガール」、

「この雑巾どれだけ使ってるのかしら…あんまり触りたくもないし床掃除は"水洗い"した方が早いわね!」

…通称「破壊者」。

…彼女にはこんな逸話がある…

「クロスケ、これを見たらビックリするでしょうね!ふふっ…あら、何かしらこの雑誌…『簡単!キッチンクラブ』?」

…彼女が包丁を握ったそのとき…

「…うふふ、そうね。ここまでやったんなら」

…生きて還った者は…

「もう一泡吹かせちゃうんだから!」

…いない…

ランリッツ幹部案

堀煤 霧蔵 (ほりすす・むぞう)

ランリッツの地質調査部部長、32才
日の光と明るい人間、特に自分に絡んでくる暑苦しい奴を嫌う

ランリッツの地下プラントに事務室を持ち、オーディオ、ホームシアター、マッサージチェアなどを(主に悪い手段で入手)設置して私物化している

部下にも設備を解放(名目上、地質調査部の備品のため)しているため、部下の評価はランリッツ幹部としては高め(給料はお察しだが)

大型レーザー掘削機 「ススム5号」

大出力のレーザー掘削機を設置し、その重量を支える6本の足で移動する特殊車両
掘削機は秒間3mの速度で直径1m掘り進むことができ、上下左右に60°まで自在に指向する

乗員は指揮担当(堀煤)、レーザー担当、移動担当の三名

セリフ例
「こんな明るい中で戦うなんて……とっとと採掘しちまおう」

攻撃セリフ

「レーザーに動力伝達…」
(部下)「レーザー発射準備、完了!」
「レーザー発射用意、続いて射撃態勢を取れ…」
(部下2)「射撃態勢、用意よし」
「レーザー攻撃…!堀抜いてやれ…」

撃破された時

(部下2)「損傷甚大、機能停止しました」
(部下)「だ、脱出を具申します!」
「…クラッシャードめ……、また始末書じゃないか…」

オリジナルのキャラ

アルベルト・マーティン

EAUのエース部隊「エスパーダ」の隊長
正義感が強く貴族然とした人物で周囲からも信頼されている
反面融通が利かず頑固で一度決めたことは何が何でもやり遂げようとする
座右の銘は「ノブリス・オブリージュ」


エスパーダ隊

主にロシア方面で活躍する部隊
所属機は部隊名の通り剣を装備し騎士のようなシルエットのフレームフォートレス ノブリス・オブリージュ

ポイニクスの敵

レパトルボール
小さめの鈍い黄銅色の球体。浮遊タイプで、回転速度はともかく移動速度はそんなにない
真ん中に一つ目、側面の六方向に開閉出来る長方形の切れ目があり、そこから内部の関節3つと直棒2つに直結され折り畳まれている六種類の武装を展開する
一つの近接武器に絞って回転攻撃したり、空中で静動しつつ複数の重火器で同時攻撃したりなどが可能
主な戦法は、多数の同種による連携攻撃

六種類の武装(何を内蔵させるかで変わる)
・ソード
・ハンマー(球)
・ハンド(掌型)
・マシンガン
・バズーカ
・火炎放射機

|壁|ω゚)<このスレ、まだ人いますかね

|壁|ω゚)<特に>>1さんがよろしければ、ニャルティアの導入パートを書きたいんですが

|壁|ω゚)<駄目なら( ゚∀゚)=◯)`Д゚)・;'してください

|壁|彡 サッ

エル「チクショウ…いくらでも湧いてきやがる」

 狭いコックピットの中、合成マタタビガムをクチャクチャと咀嚼しながら、彼女は独りごちた。機関銃の振動が、操縦桿を通して指先を刺激する。ぼさぼさの栗色の髪の中からツンと伸びた耳が、苛立だしげにピクピク動いた。

『エル、あと5秒でバルカンが尽きるよ!』

エル「わーってる! 今どうするか考え中だ」

 彼女の会話する相手は、3つ並んだモニターの上で丸くなっている、銀色の猫型ロボットだ。もちろん、二頭身でもなければタヌキめいてもいない、ちゃんとした猫の形をしている。

エル「何か良い案無いのかよ…プラチーもちょっとは考えろよ」

『頭脳労働はエルとアリスの仕事でしょ。ホラ、弾切れまであと2、1…』

エル「クソッ、アリス! 缶の替えを寄越せ!」

 エルが呼びかけると、彼女の身に付けるヘッドマウントディスプレイの隅に、小さくウィンドウが立ち上がった。
 映っているのは、艶やかな金髪に、美しく、それでいてあどけなさを残した顔つきの少女。翡翠の色の瞳を不安げに揺らしながら、アリスと呼ばれたその少女は耳元のスピーカー越しに応えた。

アリス『もう送ったわ。でも、これで最後よ』

エル「なんてこったい…」

 ディスプレイの向こう側、己の駆る機体のカメラを通して、宇宙空間の彼方から迫り来る、夥しい数の蟲めいた機動兵器を忌々しげに睨む。

『リロード完了。バルカルカン、再起動!』

 プラチーと呼ばれた銀の猫の声に、エルは頷いた。操縦桿を握る手に力が篭もる。
 トリガーを引きながら、彼女は言った。

エル「よし、よし…インターバル挟んで、ちょっとは頭が冴えてきたぜ…」

 毎秒222発の実弾に爆ぜ飛ぶ敵軍を眺めながら、続ける。

エル「アリス、缶の予約だ。バルカンが尽きる10秒前に、カノンを寄越せ」

アリス『でも、カルカノンは一度撃ったら冷却に時間が』

エル「大丈夫だ、任せろ。それから…缶の射出と同時に、母艦の時空転移を始めろ」

アリス『! そんな、まさか貴女』

『ちょっと、エル! ボクたち、まだ死にたくないよ!』

エル「うっせえ! だから大丈夫だって言ってんだろうが!」

 ペダルで機体の姿勢を制御しながら、エルは怒鳴った。それから、口の中のガムを足元のくずかごに吐き捨てると、ふっと息を吐いた。

エル「…心配すんな。アタシたちに任せろ」

アリス『…』

『弾切れまであと12秒!』

エル「アリス!」

アリス『…必ず、生きて還ってきてね!』

『あと10秒! …カノン到着を確認』

エル「よし! あとは撃ちまくるだけだ」

 トリガーを引き、操縦桿を軽やかに操る。モヤのように群れる敵機体の中に、炎と閃光の軌跡を描く。

『…バルカルカン、弾切れまであと4、3、2…アウト・オブ・アモー。換装…完了。カルカノン、起動!』

 2本の操縦桿の間から、黒い半球がせり上がる。HMD越しに見ると、その上には目の前の敵機に対応した無数の赤い点と、それを覆うように半球の頂点を中心とした緑の円が浮かんでいた。

『エネルギーチャージ完了まであと13、12、11…制動帆を展開』

エル「待て。制動はするな」

『でもそしたら反動で…! そうか!』

エル「察しの良い相棒で助かる。拡散率の計算は頼んだぜ」

アリス『時空転移シークエンス、進捗64%…転移開始まで、あと30秒!』

 背中に庇う母艦が、周囲から熱を吸い込むのを感じる。掌に冷たい汗を握りながら、エルは右の操縦桿に付いた警戒色のカバーを外し、その下の赤いスイッチに親指をかけた。HMD越しに、彼女の瞳がスッと縦に細くなった。

『チャージ完了! カルカノン、発射用意』

エル「ブチかませェェェェェェ!!」

 叫びながら、親指のスイッチを…押した!

 次の瞬間

エル「くっ…!」

『うわあぁ~!!』

 目も眩む、凄まじい光。同時に激しい反動で、エルはシートの上で前のめりになり、プラチーはモニターから転げ落ちた。
 視界を覆うレーザー光は目の前の敵を灼き尽くすと同時に、機体が後退する推進力を与える。
 母艦が近づくにつれエルの耳には、気の抜けた、それでいてどこか懐かしい響きが聞こえてきた。



 …ンンンンンィィィイニニニニャアァァァァアァァァァ………



アリス『時空転移、開始!』

 白い巨大なライフルを構えた銀色の人型機動兵器の背中が、翼の生えたスフィンクスめいた形の宇宙船に触れた瞬間、彼らを虹色の膜が覆った。

 無数の蟲たちが追いつく頃には、母艦も機動兵器も、膜と一緒に綺麗さっぱり消えてなくなっていた。

書き溜めは以上です。続きはまた近いうちに

長い名前はニックネームで呼ぶことにしてます。エリオットのキャラ、許してもらえるかな…?



 虹色の膜が解け、カメラ越しにエルが最初に見たのは、足元に広がる広い海と、それを囲む緑と灰色の大地であった。

エル「…マジかよ」

『え、何? 惑星上に転移しちゃったの?』

エル「! 見ろ」

 空中から見下ろす視界の端。陸に囲まれた海の縁に、白や黒の影がぞろぞろと集まってきている。ズームすると、それは皆、砲を備えた船であった。驚くことに、その中に混じって己の搭乗するのと同じような人型の機動兵器まである。

『友好を結びに来た…訳じゃ、なさそうだね』

エル「あーあ、また面倒なことになっちまった」

 その時、HMDにもう一つウィンドウが開いた。映っているのは、灰色のクルクルヘアーに分厚い瓶底メガネを掛けた年齢不詳の女。

エル「…なんだよ、リンガか」

 冷たい反応に、リンガはニターッと嗤った。

リンガ『くっくっく、なんだよとはなんだよ、である。ちょうど今、この星の集合自我にアクセスしているところだよ。必要な情報は追って転送するから、お行儀よくして待っていたまえ』

エル「うっせえババア」

リンガ『オ・ネ・エ・サ・ン! と呼びたまえ』

エル「へいへい…」

 ため息を吐きながら、シートに深く身を沈める。それからポケットから合成マタタビガムを取り出すと、口に放り込んで噛み締め、目を閉じた。
 リンガは母艦の言語学者のリーダーだ。時空を渡り、行く先々でその地の知的生命体と交渉するのに、言葉は欠かせない。彼女はあらゆる文明に対して、集合自我(と彼女が呼ぶもの)にアクセスし、言語を解析することで、短時間で翻訳のシステムを確立することができる。スラングなどのどうでもいい言葉に毒されやすいのが玉に瑕だが、彼女は間違いなく『彼ら』にとって、かけがえのない戦力だ。

 …そう。彼ら、『超時空探求団 マギ・ニャルティア』にとって。



 黒海を挟んだ終わりの見えない睨み合いは、猫の鳴き声と共に突如現れた謎の飛行船によって、思いがけなく遮られた。人防連、E.A.U.双方がスクランブルをかけ、黒海上空に浮かぶスフィンクスのようなふざけた形の宇宙船を、地上及び海上から包囲した。特に、飛行翼の根本に腰掛けるようにして控えている、銀色の人型機動兵器には、その場にいる誰もが一層の注意を向けた。
 それは、人類の駆るフレームフォートレスに比べると曲線的な外観をしており、うずくまるように座するその姿勢はネコ科の肉食獣を連想させた。それに対比するかのように、携えるは無骨な巨大ライフル銃。よく見ると、グリップの横には青いドラムマガジンのようなものが刺さっている。おそらくは、連射性能に長けているのだろう。

 双方が何とか通信を確立しようと苦戦していると、突然、宇宙船の下部から巨大なホログラムが投射された。
 映っていたのは、長い白髪に髭を伸ばした、壮年の男。

 しかし、彼には

 …猫の耳が生えていた。



ウィル「ワッザ!!?」

 愛機サイドワインダーのコックピット内にて、E.A.U.のパイロット、ウィル・ボーアは思わず身を乗り出した。

ウィル「オイオイ…何なんだこのオッサンは…」

 いつもなら無視するスクランブル命令だが、今日に限ってどことなく逆らい難いものを感じて出てきてみれば、この有様である。青白いホログラムの男を、食い入るように見つめる。よく見ると、尻尾も生えているぞ…?

『…失礼、翻訳に手間取った。突然現れて、諸君に多大なご迷惑をお掛けしたことを、まずお詫びする』

 ホログラムの男が口を開いた。

『母艦マネキネコより、親愛なる地球の諸君へ。ごきげんよう。我々は遥か彼方から時空を超えてやってきた技術者組織、超時空探求団マギ・ニャルティアである。私はニャルティアを統括するアルバート・ラガマフィン・ニャルティだ。以後よろしく』

『我々の目的は、時空を超えて様々な世界を渡り歩き、新たな技術、知識、概念を学ぶことで母星に更なる発展をもたらすことである。この星にたどり着いたのは殆ど不時着であったが…』

 母艦を包囲する無数の艦や機動兵器を見回し、言葉を繋ぐ。

『ここに辿り着いたのも何かの縁。諸君と素晴らしい交流が持てることを期待しよう』

 そこまで言うと、アルバートは口角を吊り上げて見せた。小さくめくれた唇の下から、鋭い牙が覗いた。

『…ただし、一つだけ。諸君も気になっているだろうが、我々は戦力を持っている。マネキネコ艦上にて控えている機動兵器。これはニャルティアが誇る技術統合実証機で、名をテクプラチカと言う。テクプラチカはマネキネコの防衛に従事する。見たところ諸君は同種族間で争っているようだが、我々は諸君の争いに一切関与しない。つまり、テクプラチカが諸君のどちらかの勢力に与することは決してしないことを宣言する。もちろん、技術交流においても、片方だけが有利になるようなことはしない』

 コックピットの中からでも、辺りがざわつくのが分かった。あんなことを言っているが、どうせE.A.U.、ついでに人防連のクソどもは、いかに相手より先にあのネコ人間たちを抱き込むか、必死に知恵を絞っているに違いない。そう考えると、急に興味が失せてしまった。

 …アルバートの次の言葉のあと、ホログラムに現れた人物を見るまでは。

『では最後に、テクプラチカのパイロットから一言』

 アルバートの姿が消え、入れ替わりに一人の少女の姿が投射された。

ウィル「!! …これは…こいつは……」

 話を振られるとは思っていなかったらしく、無防備にも居眠り顔を晒すその少女に…彼は、舌なめずりした。



『…エル、エル!』

エル「ンだよ折角ヒトが気持ちよく寝てる時に…」

『エル、アルバートから、この星のみんなに何か言えって』

エル「…あ?」

 目を開け、モニターを確認する。真ん中と左はいつも通り。しかし、右のモニターにはカメラ映像の代わりに、呆けた顔の己の全身が映しだされていた。

エル「…うわあっ、ヤベえ!」

 ガムを吐いて立ち上がり、HMDを毟るように外す。
 ディスプレイを通さず見るコックピット内に、プラチーはどこにもいない。銀色の猫プラチー…テクプラチカの姿は、HMDに映る映像に過ぎない。

エル「あ゛ー、あ゛ー、ゴホン。…アタシがパイロットのエリオット・キティ・アイゼンシュタインだ。クソ長え名前だろ。エルって呼んでくれ」

 カメラ越しに辺りを見回し、続ける。

エル「あー、大事な話はジジイがさっき全部したと思う。アタシが話すことなんて、正直浮かばないんだけど…」

 耳の後ろを掻き、苦し紛れに言葉を捻り出す。

エル「まぁ…その、何だ。内政不干渉がアタシたちのルールだけど、プライベートに遊びに来るのとかはOKだと思うから。ぶっちゃけ暇なんだよな、こんなところでプカプカ浮かんでても。アンタらがその豆鉄砲でこっちを撃つってんなら話は別だが…しないだろ? そんなこと。まぁ仲良くしようぜ。以上!」



『…繰り返す。フレームフォートレス・サイドワインダー。直ちに領内へ帰投せよ。これは命令だ…』

ウィル「うっせ。今更手綱握ろうたって、そうはいかねえイカのキ◯タマ」ブチッ

 通信を遮断すると、ジェットパックとフットホバーで黒海海上を突き進んだ。目指すは、マネキネコとかいうあのケッタイな飛行船の真下。そして



ウィル「待ってろよ、可愛い子猫《キティ》ちゃん…必ずや、俺のマタタビでゴロゴロニャ~ンにしてやるぜ」



 一方、人防連クリミア基地最下層にて。薄紅色の液体で満たされた強化アクリルのチューブ内にて、斑鳩晶は目を覚ました。
 この非常事態においても、彼女にスクランブルがかかることはない。彼女が呼び出されるのは、新たな実験か、改造か、或いは第零種警戒態勢《エマージェンシー・ゼロ》の時のみ。そして、今までゼロが発動されたことは一度も無い。

晶「…」

『我々は遥か彼方から時空を超えてやってきた…』

 分厚い壁を通してなお、極限まで高められた彼女の聴力をもってすれば、チューブの外で監視員が聴いているラジオの中身を正確に聞き取ることができた。

『我々の目的は、時空を超えて様々な世界を渡り歩き…』

晶「…これが、本当なら」

 無意識の呟きに合わせて、口元から小さな泡が漏れ出る。

『…諸君と素晴らしい交流が持てることを期待しよう』



晶「…できる。『彼』を…十文字君を、この世界に連れ戻せる」

以上、ニャルティア導入パートでした。
上がってた案を幾つか使わせていただきました。ちなみにテクプラチカの武装は以前自分が出したものです

ガンケンナイトのフラグは立てたけど、ポイニクスはどうやって合流するんだろう…>>1さんや他の方に期待です

ここまでお読み頂き、ありがとうございました

|壁|彡

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        /, '⌒ l.r‐-、.`、

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