男「女が殺人鬼だった…」(9)

後はまかせる

(;ω;`)ブワッ

男「なんて事だ…」

男「女が殺人鬼だったなんて」

男はため息をつくと部屋の天井を見上げた


男(俺と女の家は隣同士…そう、所謂幼馴染みの関係だ)

男(俺は女を物心ついた時から知っている)

男(俺達の間に隠し事なんか無いと思っていた…)

男(女の事は何でも知っている…そう思っていたんだ)

男(なのにこんな恐ろしい秘密があったなんて)

男(俺はどうすれば…)


男「女…」


男(素直で優しかった女…)

男(ちっちゃくって愛らしくって可愛らしい女…)

男(そのくせスタイルが良くって…服の下はきっといやらしい身体してるんだろうな…)

男(………なんか興奮してきた)

男(………………)モヤモヤ

男(あれ?…俺なんか違う事考えてねぇ?)

男(………なんだったっけ?)

男(………えーと?)

男(あ、そうだ殺人鬼!)

男(どうしよう…)

男(女…女、女、女、)



男「どうすりゃいいんだよぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

兄「やかましい!!」

男「あうっ!」

兄「あのな男…」

男「な、なに?」

兄「こっちは明日提出しなきゃなんねぇレポート書いてんだよ…」

男「た、大変だね…」

兄「そう思うだろ?だったらな…」

男「……………」

兄「静かにしてろや」ギロリ

男「はいっ!」

兄「次やったら殺すからな…」

男「申し訳ありません」ドゲザ

バタンッ!




男「怒られてしまった…」

男「」フウッ

男「もう少しで兄が殺人鬼になるところだった…」

男「よし、声に出さないように気をつけて考えよう」


男(………何をだっけ?)

男(ビックリして忘れてしまった)

男(それにしてもさっきの兄さんは怖かったな…)

男(大学の単位がかかってるから必死なんだな)

男(それにしてもあの目…)

男(ああ言うのを殺人鬼の目と言うのかもしれない)

男(……………)

男(………殺人鬼?)


男「………ぁぁぁぁ、そうだったぁぁぁ!」

ガチャ!

兄「殺すっ!!」

--翌朝

チチチ…チュン チュン チュン…

男「うぅ~ん…」パチッ

男「?…床の上で目覚めるとは摩訶不思議な事があるものだ」

男「それに頭がガンガンする…」

男「一体昨夜何が?」

男は時計に目をやった

男「おぅ、こんな時間だ学校へ行く準備をしなければ」

ガサガサガサ…

トントントントン…

男「おはよう母さん」

母「おはよう…って、どうしたの?」

男「何が?」

母「目の回りアザになってるわよ」

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