安価で短いSS書いてく (10)

世界観↓1
目的↓2
主人公↓3
味方↓4
敵↓5

ずれたら全部安価↓で

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【某国、研究所】


所長「それで、開発に成功したと?」

博士「いえ、理論上はの話です。何せタイムマシンですから。下手に試す訳にもいきませんし」

所長「しかし、ボールやバナナみたいな簡単な物なら実験しても良いのではないか? それなら過去に送られたところで、そこまで影響を及ぼすものではないはず」

博士「どうでしょうかね。バタフライ効果というものもありますし。実験が計算通りにいけば何も問題ないですが、例えば仮に日本の平安時代辺りにボールが送られたらそれはオーパーツとなってしまいますし……」

所長「しかし、試さん事にはどうにもならん。この研究だって趣味でやっている訳でもないし、タダでやっている訳でもない。結果を出さないとスポンサーが降りてしまう」

博士「その結果、歴史に矛盾が発生する可能性もあるんですがね。もっとも、理論上で言えば歴史に矛盾は発生しないはずなんですが……」

所長「論より行動だな、この場合は。とにかく試さない限りは成功も失敗もない。……やるぞ」

博士「……わかりました。ただ、何が起ころうとも責任は持てないという事だけは覚えておいて下さいね。私も、あなたも」

所長「是非もない。わかっている」

【実験室】


所長「では、これより実験を開始する」

所員A「過去に送る予定の岩石、セットオーケー」

博士「一番影響を与えなさそうな物だとこれしかないからな」

所員B「時間軸と座標軸を設定。時間は現在より二時間前、送る座標はこの施設の中庭」

所員C「設定完了。いつでも送れます」

所長「良し。何が起こるかわからない以上、全員、セット完了後はこの部屋から移動して隣の部屋に移る。準備は出来ているな」

所員全員「はい!」

所長「それでは、タイムマシンの最終確認ボタンを」

博士「……押します」ガチャッ、ポチッ


バリッ、バリバリッ!!


所員A「転送が始まりました!」

所長「良し。全員、隣の部屋に移動だ!」

所員全員「はいっ!」ダダダッ

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